(下のパート1からお読みください)
Soul Of Tree, Tree Of Soul: Furniture Of My Mind(Part 2)
ソウル家具。
「なによりも、グルーヴ感のある家具、ソウルのはいった家具を作りたい」と彼は言う。「あるいは音楽のような家具、と言ってもいいかもしれません。それは音楽グッズに関係する家具ということもありますが、音楽を聴いている場面に、ピッタリはまるような家具。音楽のように、傍らにあるだけで心が和む家具です。でも実際には、どうすればグルーヴ感が出せるのか、僕のソウルがうまく伝えられるのかは、まだまだこれからの課題でもあります」
伊藤さんはさらに続ける。「魂を込めて作った家具をお客さんが喜んでくれることは、もちろん嬉しいですし、達成感もあります。しかし、注文どおりの物を作って渡して終わりというわけではありません。本当は納品した後からのほうが真価を問われるのです。納品するたびに、作った物に対して『これからがんばってくれよ』という気持ちが大きくなっていきます」
2003年暮れ、山梨で競売で売りに出された緑あふれる土地と古びた倉庫を破格値で入手することができた。ぼろぼろの倉庫も手直しが必要で今すぐには使えない。だが、何年かかるかわからないが、こつこつ自分で直し、いずれはそこを工房とショールームにするつもりだ。これにも彼の周りの多くの人々が協力してくれている。彼は言う。「『ソウル・サーチン』は自分の意志で始めることですが、それを実行するためには、多くの協力者が必要だということを痛切に感じています。その人たちへの感謝の気持ちを改めて言いたいですね」
彼はこう結んだ。「僕も『ソウル・サーチン』の本のような、人の心を動かす作品を作りたいんです」 彼の夢は、自分で作った工房とショウルームで、一日中自分が好きなソウルミュージックを流しながら、仕事をすることだ。その時、そこでは彼の大好きなシックやクール&ザ・ギャング、クインシー・ジョーンズ、シャーデーなどともに、とりわけ好きなグローヴァー・ワシントン・ジュニアの「ジャスト・ザ・トゥー・オブ・アス」が流れているだろう。そう、シックや、クインシーや、グローヴァーたちのソウルの入った家具が生まれる日も遠くはない。もし、それらの家具にタイトルをつけるとすれば、Furniture Of My Soul(我がソウルの家具) あるいは、Furniture Of My Mind(我が心の家具)だ。
樹魂のページ。↓
http://www.h4.dion.ne.jp/~jucon/
書籍『ソウル・サーチン』(音楽之友社から発売、2520円)、アマゾンのページ。↓
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/427623302X/qid=1084302584/sr=1-2/ref=sr_1_8_2/249-1349093-4145155
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Soul Of Tree, Tree Of Soul: Furniture Of My Mind(Part 2)
ソウル家具。
「なによりも、グルーヴ感のある家具、ソウルのはいった家具を作りたい」と彼は言う。「あるいは音楽のような家具、と言ってもいいかもしれません。それは音楽グッズに関係する家具ということもありますが、音楽を聴いている場面に、ピッタリはまるような家具。音楽のように、傍らにあるだけで心が和む家具です。でも実際には、どうすればグルーヴ感が出せるのか、僕のソウルがうまく伝えられるのかは、まだまだこれからの課題でもあります」
伊藤さんはさらに続ける。「魂を込めて作った家具をお客さんが喜んでくれることは、もちろん嬉しいですし、達成感もあります。しかし、注文どおりの物を作って渡して終わりというわけではありません。本当は納品した後からのほうが真価を問われるのです。納品するたびに、作った物に対して『これからがんばってくれよ』という気持ちが大きくなっていきます」
2003年暮れ、山梨で競売で売りに出された緑あふれる土地と古びた倉庫を破格値で入手することができた。ぼろぼろの倉庫も手直しが必要で今すぐには使えない。だが、何年かかるかわからないが、こつこつ自分で直し、いずれはそこを工房とショールームにするつもりだ。これにも彼の周りの多くの人々が協力してくれている。彼は言う。「『ソウル・サーチン』は自分の意志で始めることですが、それを実行するためには、多くの協力者が必要だということを痛切に感じています。その人たちへの感謝の気持ちを改めて言いたいですね」
彼はこう結んだ。「僕も『ソウル・サーチン』の本のような、人の心を動かす作品を作りたいんです」 彼の夢は、自分で作った工房とショウルームで、一日中自分が好きなソウルミュージックを流しながら、仕事をすることだ。その時、そこでは彼の大好きなシックやクール&ザ・ギャング、クインシー・ジョーンズ、シャーデーなどともに、とりわけ好きなグローヴァー・ワシントン・ジュニアの「ジャスト・ザ・トゥー・オブ・アス」が流れているだろう。そう、シックや、クインシーや、グローヴァーたちのソウルの入った家具が生まれる日も遠くはない。もし、それらの家具にタイトルをつけるとすれば、Furniture Of My Soul(我がソウルの家具) あるいは、Furniture Of My Mind(我が心の家具)だ。
樹魂のページ。↓
http://www.h4.dion.ne.jp/~jucon/
書籍『ソウル・サーチン』(音楽之友社から発売、2520円)、アマゾンのページ。↓
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/427623302X/qid=1084302584/sr=1-2/ref=sr_1_8_2/249-1349093-4145155
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