バックコーラス。

60年代から活躍し多くのヒットを放ってきたR&Bヴォーカル・グループ、グラディス・ナイト&ピップスのメンバー、エドワード・パッテンが2月25日、デトロイトで死去した。66歳だった。

グラディス・ナイト&ピップスは、50年代からアトランタを本拠に活動を開始したヴォーカル・グループ。リード・シンガーが女性のグラディス・ナイトで、そのバックで3人の男性がコーラスをつけていた。このコーラスをピップスといい、パッテンはそのピップスの一員。グラディス・ナイトのいとこにあたる。

グラディス・ナイト&ピップスは61年に「エヴリ・ビート・オブ・マイ・ハート」が初ヒット。その後、いくつかのインディを経て、67年、モータウン入り。ここで、「アイ・ハード・イット・スルー・ザ・グレイプヴァイン(悲しい噂)」、「イフ・アイ・ワー・ユア・ウーマン」(70年)などのヒットを放ち人気を集め、73年、ブッダへ移籍。「ミッドナイト・トレイン・トゥ・ジョージア」(73年)の大ヒットを皮切りに、次々と大ヒットを放った。

グラディスはその後、ソロに転じ、現在はソロ・シンガーとして活動中。

ピップスのコーラスは、グラディスを支えるもので、バックコーラスとして極めて王道を行くコーラスだった。

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