【トム&ルーサー・ライヴ〜超低音ヴォイス、超高音になるの巻】
七変化。
一度4月5日に公演が予定されていながらトムさん急病で延期になっていたトム&ルーサー2人会がついに2ヶ月余待って開催された。
「今日は世界中のデュエットの名曲の数々をご紹介します・・・」といったセリフで始まったデュエット特集。デュエットは、2人で歌う歌。そこで、自由奔放なブラザー・トムと、自由がもっとも苦手のルーサー・ナンバーワン・市村が心と魂を込めて、2人歌いを披露した。バックを務めるのはパーカッションのダイチさんとピアノの橋本さん。
いきなり、キンキキッズの曲を歌い「音程の確かな歌でお聞かせしました」といって爆笑を取る。さらに、2人がそれぞれ勝手に同時にしゃべったり。曲間のトークが相変わらずおもしろい。しかも、この日、トムさんは2日間のリアル・ブラッドのライヴとその打ち上げでおおはしゃぎし、なんと喋り声ががらがらに枯れていて、笑えた。しゃべり声は枯れ枯れだが、歌声はちゃんと大丈夫。しゃべる時に使う声帯と歌う時に使う声帯は微妙に違うのだ。
サイモン&ガーファンクルの曲を日本語にして歌う。トムさんがルーサーさんに語りかける。「次に歌う曲は、(アーティストは)好きなの?」 ルーサーさん「いや、別にそんなに好きじゃない・・・」。(笑) 「あ、好きじゃないんだ・・・。(少し落胆) ねえ、そういうのリハの時に言おうよ」 (笑)
一番受けたのが、「あずさ2号」と「カルメン」そして最後に「UFO」を合体させた作品。振り付けもおもしろいこの曲にタイトル命名させていただきます。「あずさカルメンUFO2号」!! かなりキーが高くて、あの超低音のルーサーさんがふんばって、眉間に皺(しわ)を寄せて高音で歌う。ルーサーさんの声、こんなに高くなるんだ。初めて超低音歌手の超高音歌いを聴いた。(笑) まさに声の七変化。
サム&デイヴの「ソウル・マン〜カム・オン・イン」では、観客の集中をピアノに振っておき、大地君のど派手なヴォイス・パーカッションで歌い、小節の隙間に一瞬ピアノが1音だけ音をチーンと出す。そのタイミングがめちゃおもしろい。(文字にするとつまらないか。すいません。表現力なくて) 要は、このライヴの楽しさ、面白さは、どう転んでも文字にできないので、現場に行くべし、ということですね。
トムさんルーサーさんの2人だとコメディーにもなれるし、シリアスにもなれるし、歌も聴かせられるということで、なんか何でもできそうな感じがした。例えば、デュエットなら、どちらかが女役をやって男女のデュオをやったり、あるいはどちらかがオカマ役をやったり、ルーサーさんにアフロのかつらを被ってもらう、なんてことも思いついた。シアトリカルな演出もミュージカル的な演出も、2人会は通常のライヴとは違うエンタテインメントを提供できそうだ。
ライヴ終了後、たまたま来ていたブラザー・ケイ・グラントさんらとともにちょっと楽屋へ。そこで、ケイさんとルーサーさんの超低音トークが始まって、最高に響いた。2人とも、ほんとに声が低い。そして、2人がそろって「いい声で変なことを言おう」と、魅惑のベースヴォイスでハモッて言ったのには感激してのけぞった。
Setlist
show started 19.07
00. Instrumental (Someday My Prince Will Come)
01. フラワー (キンキキッズ)
02. Sound Of Silence (Simon & Garfunkel)
03. El Condor Pasa (Simon & Garfunkel)
04. Won’t Be Long (バブルガム・ブラザース)
05. Beautiful People (バブルガム・ブラザース)
06. Soul Man (Sam & Dave)
07. Come On In (Sam & Dave)
08. 桜 (こぶくろ)
09. あずさ2号(カルメン、UFO)(狩人、ピンクレディー)
--. 「丸い緑の山手線〜(NHKオンエア可能ヴァージョン)」
10. 気持ちいい (「ポンキッキーズ」より)
11. 世界中の子供達が (「ポンキッキーズ」より)
12. みんな友達 (「ポンキッキーズ」より)
Enc. あずさ2号のイントロのみ
show ended 20.35
(2006年6月14日水曜、表参道ファブFAB=ブラザー・トム&ルーサー・ナンバーワン・市村・ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>Brother Tom & Luther Number 1 Ichimura
2006-120
七変化。
一度4月5日に公演が予定されていながらトムさん急病で延期になっていたトム&ルーサー2人会がついに2ヶ月余待って開催された。
「今日は世界中のデュエットの名曲の数々をご紹介します・・・」といったセリフで始まったデュエット特集。デュエットは、2人で歌う歌。そこで、自由奔放なブラザー・トムと、自由がもっとも苦手のルーサー・ナンバーワン・市村が心と魂を込めて、2人歌いを披露した。バックを務めるのはパーカッションのダイチさんとピアノの橋本さん。
いきなり、キンキキッズの曲を歌い「音程の確かな歌でお聞かせしました」といって爆笑を取る。さらに、2人がそれぞれ勝手に同時にしゃべったり。曲間のトークが相変わらずおもしろい。しかも、この日、トムさんは2日間のリアル・ブラッドのライヴとその打ち上げでおおはしゃぎし、なんと喋り声ががらがらに枯れていて、笑えた。しゃべり声は枯れ枯れだが、歌声はちゃんと大丈夫。しゃべる時に使う声帯と歌う時に使う声帯は微妙に違うのだ。
サイモン&ガーファンクルの曲を日本語にして歌う。トムさんがルーサーさんに語りかける。「次に歌う曲は、(アーティストは)好きなの?」 ルーサーさん「いや、別にそんなに好きじゃない・・・」。(笑) 「あ、好きじゃないんだ・・・。(少し落胆) ねえ、そういうのリハの時に言おうよ」 (笑)
一番受けたのが、「あずさ2号」と「カルメン」そして最後に「UFO」を合体させた作品。振り付けもおもしろいこの曲にタイトル命名させていただきます。「あずさカルメンUFO2号」!! かなりキーが高くて、あの超低音のルーサーさんがふんばって、眉間に皺(しわ)を寄せて高音で歌う。ルーサーさんの声、こんなに高くなるんだ。初めて超低音歌手の超高音歌いを聴いた。(笑) まさに声の七変化。
サム&デイヴの「ソウル・マン〜カム・オン・イン」では、観客の集中をピアノに振っておき、大地君のど派手なヴォイス・パーカッションで歌い、小節の隙間に一瞬ピアノが1音だけ音をチーンと出す。そのタイミングがめちゃおもしろい。(文字にするとつまらないか。すいません。表現力なくて) 要は、このライヴの楽しさ、面白さは、どう転んでも文字にできないので、現場に行くべし、ということですね。
トムさんルーサーさんの2人だとコメディーにもなれるし、シリアスにもなれるし、歌も聴かせられるということで、なんか何でもできそうな感じがした。例えば、デュエットなら、どちらかが女役をやって男女のデュオをやったり、あるいはどちらかがオカマ役をやったり、ルーサーさんにアフロのかつらを被ってもらう、なんてことも思いついた。シアトリカルな演出もミュージカル的な演出も、2人会は通常のライヴとは違うエンタテインメントを提供できそうだ。
ライヴ終了後、たまたま来ていたブラザー・ケイ・グラントさんらとともにちょっと楽屋へ。そこで、ケイさんとルーサーさんの超低音トークが始まって、最高に響いた。2人とも、ほんとに声が低い。そして、2人がそろって「いい声で変なことを言おう」と、魅惑のベースヴォイスでハモッて言ったのには感激してのけぞった。
Setlist
show started 19.07
00. Instrumental (Someday My Prince Will Come)
01. フラワー (キンキキッズ)
02. Sound Of Silence (Simon & Garfunkel)
03. El Condor Pasa (Simon & Garfunkel)
04. Won’t Be Long (バブルガム・ブラザース)
05. Beautiful People (バブルガム・ブラザース)
06. Soul Man (Sam & Dave)
07. Come On In (Sam & Dave)
08. 桜 (こぶくろ)
09. あずさ2号(カルメン、UFO)(狩人、ピンクレディー)
--. 「丸い緑の山手線〜(NHKオンエア可能ヴァージョン)」
10. 気持ちいい (「ポンキッキーズ」より)
11. 世界中の子供達が (「ポンキッキーズ」より)
12. みんな友達 (「ポンキッキーズ」より)
Enc. あずさ2号のイントロのみ
show ended 20.35
(2006年6月14日水曜、表参道ファブFAB=ブラザー・トム&ルーサー・ナンバーワン・市村・ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>Brother Tom & Luther Number 1 Ichimura
2006-120
コメント