【アシャンティーからシャンティーへ】

実験。

毎度すっかりおなじみフィリップ・ウーとシャンティーが夢のコラボレーション。しかも舞台は、丸の内のおしゃれなコットンクラブ。国際フォーラムで『ギャップ・チャリティー・コンサート』でアシャンティーを見て、歩いて5分のところでシャンティーを。

今回のバンドは、ドラムスに東京ジャズシーンではおなじみのトミー・キャンベル、ギターが石成さん、ベースに岡さん、そして、キーボードにフィリップという布陣。ベースの岡さん、初めて見たが、これまたいいのりで、さすがフィリップの目に狂いはない。

選曲もひじょうにヴァラエティーに富んでいて、なかなか楽しめる。フィリップによれば、「いろいろエクスペリメンタル(実験的)でしょ。なんとなく、いろいろやってみる」という。フィリップの「なんとなく」は、なんとなく口癖で、これがけっこうゆる〜くてなんとなくおもしろ〜い。

僕が入ったのは、下記セットリストで4曲目の「ポエトリーマン」から。ちょうど、座って1曲終わるあたりで、「イエーッ」という聞き覚えのある声が。声の方向を見ると、なんとソウルメイトのM氏。しばらく前に、携帯に留守録が入っていた。コットンに来てたんだ。(笑) 

それにしても、セットリストを見ると、マニアックな曲を選んでいる。さすが、エクスペリメンタル。圧巻だったのは、ガーシュウィンのスタンダード「サマータイム」。ギター・ソロ、ドラム・ソロ、キーボード・ソロなどをいれたかなり長尺のもの。一気に集中が高まった。僕はトミーのドラムスが前から好きだが、特にこうやって誰かシンガーのバックを、控え目にやるときが最高だ。自分がリードだと、出すぎて、ちょっとうるさくなってしまう。(笑) 話しによると、この日はドラムスの数も減らしているという。だから、地味だったんだ。(笑) これがちょうどいいです。石成さんのファンキーなワウワウ・ギターとか、かなりいい。

シャンティーはステージ上でグルーヴ感がある曲だととてものっていて、楽しそう。またスローの曲は情感を込めて歌う。最後のアンコールで、シャンティーのお父さん、トミー・スナイダーさんが登場し、ドラムスを叩いた。彼も陽気な人だった。

■今後のライヴ情報

◎シャンティー

シャンティーは来月22日、横浜モーションブルーで、松本圭司さんらとアコースティック・ライヴを行う。

2006年9月22日(金) ▼Rock / Pops
SHANTI(vo)
シャンティ
Shanti(vo)、松本圭司(p)、木原良輔(g)、田邊晋一(per)
charge:3,675(税込) 8/5(土)発売開始
※Showtimes_6:30pm & 8:30pm (open_5:00pm)

◎フィリップ・ウー

フィリップはライヴが多数ある。
フィリップのオフィシャル・ウェッブで情報が入手できる。
http://www.k5.dion.ne.jp/~p.woo/index.html

【2006年】
♪9/3 Philip&Brenda Vaughn @LaCana in 下北沢
♪9/7 With Donyale @Ark Towers
♪9/8 Philip Woo Band @Blues Alley
♪9/10 Philip Woo Band "Mugen Night" @Velfarre
♪9/11 Philip Woo Band @Mobius with Donyale
♪9/17 Albert Martin Live @CHA CHA HOUSE
♪9/19 Soul Singer "Brenda Vaughn" @Blues Alley
♪10/1 Philip Woo Band @CHA CHA HOUSE
♪10/4 Philip Woo Band @Mobius
♪10/14&15 Soy Soul Live @Blues Alley
♪10/20 Philip Woo Band @CHA CHA HOUSE
♪10/25 Philip Woo Band @Mobius
♪10/29 Philip Woo Band "Mugen Night 2" @宮崎
♪12/1 Philip Woo’s "Tribute To Billy Preston" Live @Blues Alley  (←It’s New!!!)

■ メンバー

Philip Woo (Keyboard, Harmonica)
Tommy Campbell (Drums)
Ishinari Masato (Guitar)
Oka Yuzo (Bass)
Shanti (Vocal)

■ Setlist ( )内にオリジナル・アーティスト、またはアーティストが参考にしたヴァージョン

01. Butterfly (Herbie Hancock)
02. Summer In The City (Lovin’ Spoonful, Quincy Jones)
03. As God Loves You (Shanti original)
04. Poetry Man (Phoebe Snow)
05. Black Bird (Dionne Farris)
06. Partido Alto (Airto Moriera)
07. Summertime (George Gershwin)
08. The Road To There (Philip Woo original)
Enc. Spooky (Classics IV, Dusty Springfield)

(2006年8月18日金曜、丸の内コットンクラブ=フィリップ・ウー、シャンティー・ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>Woo, Philip / Shanti
2006-158

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