Sam Moore’s First Solo Album In 34 Years
2006年8月23日【サム・ムーア、34年ぶりの新作アルバムが豪華ゲスト入り】
奇蹟。
「ソウルマン」「ホールド・オン・アイム・カミン」などの大ヒットで知られるソウル・デュオ、サム&デイヴの片割れ、サム・ムーアが新録による新作アルバムを出す。タイトルは『オーヴァーナイト・センセーション』で、全米では8月29日発売、日本では9月13日発売。サム・ムーアは一度1972年にソロ・アルバム『プリティー・グッド・ラヴィン』を録音していたが、長く発売されずお蔵入り。これは録音から30年後の2002年に発売された。サム・ムーア・ソロとしては、リリースとしては4年ぶりの新作、録音ベースで言えば、34年ぶりのソロ作品となる。
今回は全12曲に、様々なスター・アーティストをゲストに迎えている。ワイノナ、ファンテイジア、ブルース・スプリングスティーン、ジョン・ボン・ジョヴィ、スティーヴ・ウインウッド、スティング、マライア・キャリー、ヴァン・ハント、ビリー・プレストン、シーラE、エリック・クラプトンなどが参加、ゲストだけでも超話題盤となっている。プロデュースは、人気オーディション番組の『アメリカン・アイドル』の辛口審査員ランディー・ジャクソン。
ライナーノーツは、2002年の映画『ソウル・サヴァイヴァー(Only The Strong Survive)』をてがけたロジャー・フリードマンが書いている。(映画に関しては下記リンクを参照) この映画の中で、サム・ムーアのインタヴューやライヴが紹介され、フリードマンと接点がありライナーを書いた。
それにしても、このアルバムを聴くと、サム・ムーアというのはここまでディープなソウル・シンガーだったか、ということを思い知らされる。特にアルバム冒頭の「アイ・キャント・スタンド・ザ・レイン」。重いバックに、サムの歌声、さらにワイノナの声がからむ。アン・ピーブルズやティナ・ターナーのヴァージョンもあるメンフィスソウルの名曲。この一曲を聴くだけで本アルバムの価値はある。
他にも珠玉の名曲が続々登場する。このアルバムを聴いていると、サム・ムーアが細身のスーツを着て、それぞれのゲストシンガーたちと一緒にステージで飛び跳ね、踊っている姿が目に浮かんでくる。
それにしても、これだけのアメリカ音楽業界の大物たちを勢ぞろいさせるサム・ムーアは、やはり「生きる伝説」だ。そして、彼も不遇の時代から見事にサヴァイヴした。来年のグラミーへの期待も高まる。
ソウル・マンがこうして奇蹟のアルバムを出すとなると、もうひとり、「ラスト・ソウル・マン」ことボビー・ウーマックはどうしているのだろうか、と気になるものだ。
■サム・ムーア 『オーバーナイト・センセーショナル』
¥2,580(税込) ¥2,457(税抜)
国内盤 CD 発売日: 2006/09/13
レーベル: ライノ
品番: WPCR-12433
TRACK LIST
01. I Can’t Stand the Rain - with WYNONNA, Special guests BEKKA BRAMLETT & BEBE WINANS (vocals) & BILLY PRESTON (Hammond B-3)
02. Better To Have And Not Need - with BRUCE SPRINGSTEEN
03. Blame It On The Rain - with FANTASIA
04. Lookin’ For A Love - with JON BON JOVI
05. Ain’t No love - with STEVE WINWOOD
06. None Of Us Are Free - with STING
07. It’s Only Make Believe - Special guest vocals by MARIAH CAREY & VINCE GILL
08. Don’t Play That Song ( You Lied) - with BEKKA BRAMLETT
09. If I Had No Loot - with VAN HUNT & NIKKA COSTA, Special guest BILLY F. GIBBONS (guitar)
10. Riding Thumb - with TRAVIS TRITT, Special guest ROBERT RANDOLPH (pedal steel)
11. We Shall Be Free - with PAUL RODGERS
12. You Are So Beautiful - with BILLY PRESTON ,Special guests ZUCCHERO (vocals), ERIC CLAPTON (guitar) & ROBERT RANDOLPH (pedal steel)
■関連過去記事
2004/02/17 (Tue)
Only The Strong Survive: The Soul Movie
映画内容紹介と映画評。
http://www.soulsearchin.com/soul-diary/archive/200402/diary20040217.html
2004/06/24 (Thu)
Talk About "Only The Strong Survive" At Relocated Soul Bar Sugar Hill
日本での公開決まる。
http://www.soulsearchin.com//entertainment/soulbars/diary20040624.html
2004/11/07 (Sun)
"Only The Strong Survive": Some Questions & Answers
イヴェントでの質疑応答。
http://www.soulsearchin.com/soul-diary/archive/200411/diary20041107.html
ENT>MUSIC>ARTIST>Moore, Sam
奇蹟。
「ソウルマン」「ホールド・オン・アイム・カミン」などの大ヒットで知られるソウル・デュオ、サム&デイヴの片割れ、サム・ムーアが新録による新作アルバムを出す。タイトルは『オーヴァーナイト・センセーション』で、全米では8月29日発売、日本では9月13日発売。サム・ムーアは一度1972年にソロ・アルバム『プリティー・グッド・ラヴィン』を録音していたが、長く発売されずお蔵入り。これは録音から30年後の2002年に発売された。サム・ムーア・ソロとしては、リリースとしては4年ぶりの新作、録音ベースで言えば、34年ぶりのソロ作品となる。
今回は全12曲に、様々なスター・アーティストをゲストに迎えている。ワイノナ、ファンテイジア、ブルース・スプリングスティーン、ジョン・ボン・ジョヴィ、スティーヴ・ウインウッド、スティング、マライア・キャリー、ヴァン・ハント、ビリー・プレストン、シーラE、エリック・クラプトンなどが参加、ゲストだけでも超話題盤となっている。プロデュースは、人気オーディション番組の『アメリカン・アイドル』の辛口審査員ランディー・ジャクソン。
ライナーノーツは、2002年の映画『ソウル・サヴァイヴァー(Only The Strong Survive)』をてがけたロジャー・フリードマンが書いている。(映画に関しては下記リンクを参照) この映画の中で、サム・ムーアのインタヴューやライヴが紹介され、フリードマンと接点がありライナーを書いた。
それにしても、このアルバムを聴くと、サム・ムーアというのはここまでディープなソウル・シンガーだったか、ということを思い知らされる。特にアルバム冒頭の「アイ・キャント・スタンド・ザ・レイン」。重いバックに、サムの歌声、さらにワイノナの声がからむ。アン・ピーブルズやティナ・ターナーのヴァージョンもあるメンフィスソウルの名曲。この一曲を聴くだけで本アルバムの価値はある。
他にも珠玉の名曲が続々登場する。このアルバムを聴いていると、サム・ムーアが細身のスーツを着て、それぞれのゲストシンガーたちと一緒にステージで飛び跳ね、踊っている姿が目に浮かんでくる。
それにしても、これだけのアメリカ音楽業界の大物たちを勢ぞろいさせるサム・ムーアは、やはり「生きる伝説」だ。そして、彼も不遇の時代から見事にサヴァイヴした。来年のグラミーへの期待も高まる。
ソウル・マンがこうして奇蹟のアルバムを出すとなると、もうひとり、「ラスト・ソウル・マン」ことボビー・ウーマックはどうしているのだろうか、と気になるものだ。
■サム・ムーア 『オーバーナイト・センセーショナル』
¥2,580(税込) ¥2,457(税抜)
国内盤 CD 発売日: 2006/09/13
レーベル: ライノ
品番: WPCR-12433
TRACK LIST
01. I Can’t Stand the Rain - with WYNONNA, Special guests BEKKA BRAMLETT & BEBE WINANS (vocals) & BILLY PRESTON (Hammond B-3)
02. Better To Have And Not Need - with BRUCE SPRINGSTEEN
03. Blame It On The Rain - with FANTASIA
04. Lookin’ For A Love - with JON BON JOVI
05. Ain’t No love - with STEVE WINWOOD
06. None Of Us Are Free - with STING
07. It’s Only Make Believe - Special guest vocals by MARIAH CAREY & VINCE GILL
08. Don’t Play That Song ( You Lied) - with BEKKA BRAMLETT
09. If I Had No Loot - with VAN HUNT & NIKKA COSTA, Special guest BILLY F. GIBBONS (guitar)
10. Riding Thumb - with TRAVIS TRITT, Special guest ROBERT RANDOLPH (pedal steel)
11. We Shall Be Free - with PAUL RODGERS
12. You Are So Beautiful - with BILLY PRESTON ,Special guests ZUCCHERO (vocals), ERIC CLAPTON (guitar) & ROBERT RANDOLPH (pedal steel)
■関連過去記事
2004/02/17 (Tue)
Only The Strong Survive: The Soul Movie
映画内容紹介と映画評。
http://www.soulsearchin.com/soul-diary/archive/200402/diary20040217.html
2004/06/24 (Thu)
Talk About "Only The Strong Survive" At Relocated Soul Bar Sugar Hill
日本での公開決まる。
http://www.soulsearchin.com//entertainment/soulbars/diary20040624.html
2004/11/07 (Sun)
"Only The Strong Survive": Some Questions & Answers
イヴェントでの質疑応答。
http://www.soulsearchin.com/soul-diary/archive/200411/diary20041107.html
ENT>MUSIC>ARTIST>Moore, Sam
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