Beyonce: B’Day Party

2006年9月5日
【ビヨンセ武道館ライヴ】

誕生会。

2006年9月4日は、ビヨンセの25回目の誕生日(Bデイ)。彼女は1981年9月4日に生まれている。酉年(とりどし)。その彼女が2枚目のソロ・アルバム『B’ Day』を9月4日にリリース。そのプロモーションで2日から来日、4日、武道館で全員招待の誕生日パーティーを行った。この中には、約30分のライヴパフォーマンス(ショーケース)もあった。

定刻から約30分遅れ、7時半過ぎにまず、ビヨンセのビデオからスタートし、上映が終わると大型のライヴバンドをしたがえてのライヴに。このバンドは、前回の来日時とはまったく違い全員女性だけで構成されている。ドラムス2台、パーカッション、ギター、ベース、キーボード2台、3管(サックス2、トランペット1)、そして、ダンサー4人という総勢14人のバックアップ体制だ。全員が女性ということで、これはヴィジュアル的に圧倒的な迫力がある。

ビヨンセはさすがに可愛くため息がでるほど美しく、存在そのものだけでオーラを発する。ライヴパフォーマンスも、もちろんいいが、まあ30分ということで物足りない。もちろん無料イヴェントのショーケースということだから、しょうがないといえばしょうがないかもしれないが。

アンコール曲をやろうとしてキーボード奏者がちょっと弾いたが、なぜか続かずやめてしまった。何か機材の不具合でもあったのだろうか。そのせいか、以後の段取りがひじょうに悪く、間がもたなくなった。

その後、ハッピーバースデイの合唱などがあり、先ほどの分を取り返すべく、約1時間後、もう一度同じ曲「デジャ・ヴ」と「イレプレイサブル」を再度ライヴでやってみせた。たぶんまだリハーサルが足りないのか、他の曲をやるまでにはいたらなかった。

最初の30分のパフォーマンスが一気にいけただけに、後半が無駄にだらけて残念であった。

新曲「リング・ジ・アラーム」でのダンサーとのパフォーマンスはよかった。ちょっとジャネット・ジャクソンを思わせた。また、ドラムス2台という構成は、かのジェームス・ブラウン・バンドを思わせる。そして、腰を激しく振りながらの踊り方は、かつてのティナ・ターナーだ。そういう意味で、ビヨンセ・ショウは長い歴史を持つブラックミュージック、ブラック・エンタテインメントの総合芸術を凝縮しているとも言える。

来年あたりビヨンセとしての来日を示唆していたので、その本番を期待しよう。それにしても、1万人に誕生日を祝ってもらえるなんて、なんと素晴らしいことだろう。

Setlist
show started 19:31
00. (Video)
01. Intro
02. Deja Vu
03. Destiny’s Child’s Medley--Say My Name / Independent Woman / Bootylicious (Intro only) / Survivor /
04. Irreplaceable
05. Ring The Alarm
06. Dangerously In Love (Intro only)
07. Crazy In Love
Enc. (Keyboard intro only)
show ended 20:10

live performance started 21:11
01. Deja Vu
02. Irreplaceable
ended 21:23

(2006年9月4日月曜、日本武道館=ビヨンセ・ショーケース・ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>Beyonce
2006-170

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