【映画『ブロック・パーティー』】

お気遣い。

11月11日(土)からアミューズCQNで公開されるブラック映画『ブロック・パーティー』の試写を見た。新橋のヤクルトホール。どうやら、ずっと前から試写はやっていたようだが、知らずに、この日が最終ということであわてて出向いた。

ソウル・サーチャー岡伸昭さんと待ち合わせたのだが、彼がぎりぎりになるというので、担当の人に後から「岡さんという人が来るのでよろしくお願いします」と伝えて、僕は劇場内に入って座った。彼は映画が始まって5分くらいで入ってきた。

内容はこうだ。ニューヨークで活躍するコメディアン、デイヴ・シャペルが自分の成功を地元の人たちに還元したいということで、ラップ、R&Bのフリーコンサートを企画する。そしてその模様を映画に記録したものが、これ。カニエ・ウェストやら、多くのラッパー、エリカ・バドゥー、ジル・スコット、ローリン・ヒルなどが登場している。

僕が個人的に印象に残ったのは、エリカとジルのライヴパフォーマンスのシーン。バックは、ルーツのメンバーがやっている。驚いたというか、なんでこの映像をそのまま出すかと思ったのが、ローリン・ヒルのパフォーマンスのシーン。よくこれ、本人がOKしたね、というもの。彼女は今、何か人生で問題があるのだろうか。昔の輝きがまったくない。ほとんどこのところ歌っていないのだろう。

デイヴの意図というかコンセプトがはっきりわからないので、そのあたりのストーリーがもう少し欲しかった。

映画が終わるなり、「吉岡さん、僕の容姿とか、伝えられましたか?」と岡さんが言うので、「いや、別に、名前だけだよ」。「そうなんですか。僕が階段駆け上がってったら、いきなり(担当の人が)『岡さんですね、お待ちしてました』って寄ってきたんですよ。なんで、僕ってわかったんですかねえ(笑)」 「そりゃ、僕もわからないよ。でも、そのアフロヘアのインパクト勝ちじゃないの(笑)」 謎。

その岡さん、映画の間中、ずっと腰をかがめていて、お腹でも痛いのかと思ったら、どうやら、後ろの人が彼のビッグアフロで見づらかったらしいので、かがんでいたそうだ。お気遣い、おつかれさま〜〜。(笑) 

ヒップホップ好きの方、エリカやジルのパフォーマンスを見たい方、一度、劇場へ足をお運びください。劇場で見るときには、前に大きなアフロヘアーの人がいない席にお座りください。

映画のオフィシャル

http://blockparty.jp/home.html

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