AI Tour Begins: The Best Is Yet To Come
2006年11月16日(若干ネタバレになります。これからご覧になる方は、あなたのリスクにおいてお読みください)
【AI、ツアー開始】
成長。
AI(アイ)が、新作アルバム『ホワッツ・ゴーイング・オン AI』をリリースし、全国ホールツアーを開始した。その初日が渋谷公会堂。おっと、渋谷公会堂、名前が変わっていた。なんと、「CCレモン・ホール」!! なんだこれ。(笑) 正面のところにCCレモンの大きな看板が。このところ、野球場やいろいろなホールにスポンサーがついて、こういうことになっているわけだ。ま、別にいいけど。(笑)
さてAIのツアーはほとんどすべて見ているが、今回はオープニングがすごいという噂。ステージは一見三階建てになっている。通常のステージの高さをレヴェル1(1階)とすると、2階にミュージシャンが揃って演奏。キーボード2、ドラムス、ギター、ベース、コーラス3、DJ1、そして、ダンサーが6人。これにAIが加わり、計16人がオンステージ。3階は、時によって、AIやダンサーたちが昇ってパフォーマンスを見せる。最新のLEDを使い、映像を映し出しながらも、少し向こう側が透き通って見えて、映像演出もすばらしい。
AIは、その3階の上のほうから、下に降りてきた。いやあ、度肝を抜かれる。そういえば、マドンナも宙から大きなミラーボールが降りてきて、そこから姿を出したが、あれは、本人はミラーボールの下から入って出てきた。これは、上から直接生身のAIが降りてくるから、大変。
オープニングの「アイ・ウォナ・ノウ」から6曲目「ラヴ・イズ」までのダンサーを縦横無尽に配置して躍らせながら、息もつかせぬノンストップの24分余は、完璧だ。まったく無駄なし。ここまで来たか、AIという感じ。オープニングのMC(おしゃべり)までの流れは、先日のゆるかったマライア・キャリーより全然よかった。
そしてMCに入るが、もう観客が圧倒的に熱狂していて、トークも炸裂。彼女の気取りのない、ダウントゥアースな話し、かなりおもしろいね!! 笑い転げました。観客層も、以前は9−1で圧倒的に女性だったが、今回は7−3あるいは、6−4くらいまで女性比率が減り、男性ファンが増えてきたような感触だ。
アンコールでのチェンジを含めて5回の衣装チェンジで、いろいろなAIの姿も披露。バンドも、前回ツアーのメンバーで相当タイトでいい。ケイリブ・ジェームス、日野賢二、ペニーK、ロレンゾなどなどが作り出すリズムは、見事にソウル・ショウ、R&Bショウになっている。
MCで笑わせ、アップテンポでダンサーとともに躍らせ、そして、バラードで泣かせと、ショウを縦横無尽にコントロール。いやあ、ほんと、日々成長だ。
トータル2時間20分だが、後半、若干間延びするところがあるので、このあたりをごっそり削ったりすれば完璧になるのではないか。MCを2箇所くらい減らして、観客に歌わせるところをもう少し短くしたり、ダンサーのソロを短くすれば、密度がぐーんと濃くなる。
ヒットしたバラード「ビリーヴ」「ストーリー」などは、観客席をシーンとさせた。本編が終わり、アンコールが始まるまでの短い時間に、客席のどこからともなく、「マイ・フレンド」の大合唱が始まった。いいねえ! AIが言うところの「あんたたち、サイコーよ」だ。
ツアー・ファイナルは12月13日の武道館。それまでにもどんどんと進化していくことだろう。どんな完成形を見せてくれるのか、今から待ちきれない。まだ最高のものは訪れていない。
■AIの最新作についての記事
http://www.aimusic.tv/pc/
http://www.universal-music.co.jp/ai/UPCI-1049.html
■SETLIST セットリスト
(セットリストに関しては、12月13日のツアー終了まで公表しないでください、とのアーティスト側の意向のため、12月14日以降に改めて掲載します)
(2006年11月13日月曜、渋谷シーシー・レモン・ホール[旧・渋谷公会堂]=AI(アイ)ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>AI
2006-209
【AI、ツアー開始】
成長。
AI(アイ)が、新作アルバム『ホワッツ・ゴーイング・オン AI』をリリースし、全国ホールツアーを開始した。その初日が渋谷公会堂。おっと、渋谷公会堂、名前が変わっていた。なんと、「CCレモン・ホール」!! なんだこれ。(笑) 正面のところにCCレモンの大きな看板が。このところ、野球場やいろいろなホールにスポンサーがついて、こういうことになっているわけだ。ま、別にいいけど。(笑)
さてAIのツアーはほとんどすべて見ているが、今回はオープニングがすごいという噂。ステージは一見三階建てになっている。通常のステージの高さをレヴェル1(1階)とすると、2階にミュージシャンが揃って演奏。キーボード2、ドラムス、ギター、ベース、コーラス3、DJ1、そして、ダンサーが6人。これにAIが加わり、計16人がオンステージ。3階は、時によって、AIやダンサーたちが昇ってパフォーマンスを見せる。最新のLEDを使い、映像を映し出しながらも、少し向こう側が透き通って見えて、映像演出もすばらしい。
AIは、その3階の上のほうから、下に降りてきた。いやあ、度肝を抜かれる。そういえば、マドンナも宙から大きなミラーボールが降りてきて、そこから姿を出したが、あれは、本人はミラーボールの下から入って出てきた。これは、上から直接生身のAIが降りてくるから、大変。
オープニングの「アイ・ウォナ・ノウ」から6曲目「ラヴ・イズ」までのダンサーを縦横無尽に配置して躍らせながら、息もつかせぬノンストップの24分余は、完璧だ。まったく無駄なし。ここまで来たか、AIという感じ。オープニングのMC(おしゃべり)までの流れは、先日のゆるかったマライア・キャリーより全然よかった。
そしてMCに入るが、もう観客が圧倒的に熱狂していて、トークも炸裂。彼女の気取りのない、ダウントゥアースな話し、かなりおもしろいね!! 笑い転げました。観客層も、以前は9−1で圧倒的に女性だったが、今回は7−3あるいは、6−4くらいまで女性比率が減り、男性ファンが増えてきたような感触だ。
アンコールでのチェンジを含めて5回の衣装チェンジで、いろいろなAIの姿も披露。バンドも、前回ツアーのメンバーで相当タイトでいい。ケイリブ・ジェームス、日野賢二、ペニーK、ロレンゾなどなどが作り出すリズムは、見事にソウル・ショウ、R&Bショウになっている。
MCで笑わせ、アップテンポでダンサーとともに躍らせ、そして、バラードで泣かせと、ショウを縦横無尽にコントロール。いやあ、ほんと、日々成長だ。
トータル2時間20分だが、後半、若干間延びするところがあるので、このあたりをごっそり削ったりすれば完璧になるのではないか。MCを2箇所くらい減らして、観客に歌わせるところをもう少し短くしたり、ダンサーのソロを短くすれば、密度がぐーんと濃くなる。
ヒットしたバラード「ビリーヴ」「ストーリー」などは、観客席をシーンとさせた。本編が終わり、アンコールが始まるまでの短い時間に、客席のどこからともなく、「マイ・フレンド」の大合唱が始まった。いいねえ! AIが言うところの「あんたたち、サイコーよ」だ。
ツアー・ファイナルは12月13日の武道館。それまでにもどんどんと進化していくことだろう。どんな完成形を見せてくれるのか、今から待ちきれない。まだ最高のものは訪れていない。
■AIの最新作についての記事
http://www.aimusic.tv/pc/
http://www.universal-music.co.jp/ai/UPCI-1049.html
■SETLIST セットリスト
(セットリストに関しては、12月13日のツアー終了まで公表しないでください、とのアーティスト側の意向のため、12月14日以降に改めて掲載します)
(2006年11月13日月曜、渋谷シーシー・レモン・ホール[旧・渋谷公会堂]=AI(アイ)ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>AI
2006-209
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