Don’t Call Me Mr. Hancock; Herbie Said
2006年12月4日【ミスター・ハービーと呼ばないでくれ〜ハービー語る】
ハービー。
あのハービー・ハンコックが、インターFM『ソウルブレンズ』にゲストでやってきた。今週の6日と7日に新宿で行われるカルテット・ライヴの告知のためだ。約40分近く、スタジオにいていろいろ話をしてくれた。
オンエアが始まる前、ほんの軽く打ち合わせというか、顔合わせをしたのだが、そこでマーヴィンがハービーに「〜〜、ミスター・ハンコック」と言った。すると、彼は「ミスター・ハンコックとは呼ばないでくれ。ただハービーでいいよ」と言った。「ミスター・ハンコックと呼ばれるとすごくおじいさんのように思われるから嫌なんだ(笑)」とハービーは言った。
ハンコックは、雄弁に様々なことを語った。最新作『ポシビリティー』では全面若手ヴォーカリストを入れて、まさに「ヴォーカル・アルバム」を完成させた。なぜ、ヴォーカル・アルバムを作ったのかの問には、「今まで作ったことがなかったから。自分はこれまでインストゥルメンタル・アルバムばかり作ってきた。だから、今までやったことがなかったヴォーカル・アルバムを作りたかった。それだけだ」と答えた。シンプルだ。
ここには12人のシンガーが名前を連ねているが、他に候補になった人はいるか尋ねると、具体的に2−3人のシンガーの名前を挙げ、そうした人たちはスケジュールがなかなか会わずに実現しなかった。「だが、僕としてはレコーディングが実現しなかった人たちの話はそれほどしたくないな。もっと前向きな話がいい」と言う。
では、『ポシビリティー(可能性)』の続編、ヴォリューム2の制作の可能性は? 「う〜〜ん、どうだろうな、わからないな。僕は常に新しいことをやっていきたいんだ。同じことの繰り返しは嫌なんだ。だから、もし仮に何か『ポシビリティー・ヴォリューム2』のようなものを作るなら、『1』を絶対に超える何かを作らなければならない」
なぜそんなに新しい物に貪欲なのか。「同じ所に留まっていると、面白くないだろう。そこの枠から出たほうが新鮮で有意義、楽しいじゃないか。(笑) そうだろう? 安全なところにいるよりも、そこを抜け出したほうがおもしろいものに出会えるんだよ。人生にはおもしろいことがたくさんあるものだ」
いとも簡単に答える。ひじょうに柔軟な考えの持ち主だった。そして、すごく若かった。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B000AU1J3W/soulsearchiho-22/ref=nosim
■ハービー・ハンコック・カルテット 来日公演
ハービー・ハンコック(キーボード)、リオネル・ルエケ(ギター)、ネイザン・イースト(ベース)、ヴィニー・カリウタ(ドラムス)、特別ゲスト:上妻宏光(津軽三味線)
2006年12月6日(水)、7日(木)18時30分開場19時開演
場所 新宿区立新宿文化センター(東京都新宿区新宿6の14の1、電話03・3350・1141)
チケット S席8500円、A席6500円。チケットぴあ(電話0570・02・9999、電話0570・02・9966=Pコード243・444)、ローソンチケット(電話0570・000・777、電話0570・084・003=Lコード32015)、CNプレイガイド(電話0570・08・9999)、イープラス(http://eplus.jp)
問い合わせ: ジェネシス(電話03・5467・7880)
ENT>MUSIC>ARTIST>Hancock, Herbie
ENT>RADIO>Soul Blends
ハービー。
あのハービー・ハンコックが、インターFM『ソウルブレンズ』にゲストでやってきた。今週の6日と7日に新宿で行われるカルテット・ライヴの告知のためだ。約40分近く、スタジオにいていろいろ話をしてくれた。
オンエアが始まる前、ほんの軽く打ち合わせというか、顔合わせをしたのだが、そこでマーヴィンがハービーに「〜〜、ミスター・ハンコック」と言った。すると、彼は「ミスター・ハンコックとは呼ばないでくれ。ただハービーでいいよ」と言った。「ミスター・ハンコックと呼ばれるとすごくおじいさんのように思われるから嫌なんだ(笑)」とハービーは言った。
ハンコックは、雄弁に様々なことを語った。最新作『ポシビリティー』では全面若手ヴォーカリストを入れて、まさに「ヴォーカル・アルバム」を完成させた。なぜ、ヴォーカル・アルバムを作ったのかの問には、「今まで作ったことがなかったから。自分はこれまでインストゥルメンタル・アルバムばかり作ってきた。だから、今までやったことがなかったヴォーカル・アルバムを作りたかった。それだけだ」と答えた。シンプルだ。
ここには12人のシンガーが名前を連ねているが、他に候補になった人はいるか尋ねると、具体的に2−3人のシンガーの名前を挙げ、そうした人たちはスケジュールがなかなか会わずに実現しなかった。「だが、僕としてはレコーディングが実現しなかった人たちの話はそれほどしたくないな。もっと前向きな話がいい」と言う。
では、『ポシビリティー(可能性)』の続編、ヴォリューム2の制作の可能性は? 「う〜〜ん、どうだろうな、わからないな。僕は常に新しいことをやっていきたいんだ。同じことの繰り返しは嫌なんだ。だから、もし仮に何か『ポシビリティー・ヴォリューム2』のようなものを作るなら、『1』を絶対に超える何かを作らなければならない」
なぜそんなに新しい物に貪欲なのか。「同じ所に留まっていると、面白くないだろう。そこの枠から出たほうが新鮮で有意義、楽しいじゃないか。(笑) そうだろう? 安全なところにいるよりも、そこを抜け出したほうがおもしろいものに出会えるんだよ。人生にはおもしろいことがたくさんあるものだ」
いとも簡単に答える。ひじょうに柔軟な考えの持ち主だった。そして、すごく若かった。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B000AU1J3W/soulsearchiho-22/ref=nosim
■ハービー・ハンコック・カルテット 来日公演
ハービー・ハンコック(キーボード)、リオネル・ルエケ(ギター)、ネイザン・イースト(ベース)、ヴィニー・カリウタ(ドラムス)、特別ゲスト:上妻宏光(津軽三味線)
2006年12月6日(水)、7日(木)18時30分開場19時開演
場所 新宿区立新宿文化センター(東京都新宿区新宿6の14の1、電話03・3350・1141)
チケット S席8500円、A席6500円。チケットぴあ(電話0570・02・9999、電話0570・02・9966=Pコード243・444)、ローソンチケット(電話0570・000・777、電話0570・084・003=Lコード32015)、CNプレイガイド(電話0570・08・9999)、イープラス(http://eplus.jp)
問い合わせ: ジェネシス(電話03・5467・7880)
ENT>MUSIC>ARTIST>Hancock, Herbie
ENT>RADIO>Soul Blends
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