【AI、次の夢へ向けて突っ走れ】

病み付き。

子供の頃から歌手になるという夢を抱き続け、その夢に向かってただひたすら盲目的に走り続けているAI。ロスからやってきて初めて会ったとき、まだデビューも決まっていなかった彼女は、確固たる目標と、大いなる自信を持っていた。まもなく、彼女はメジャーと契約し、デビュー。そして、この頃から彼女はインタヴューなどで、夢はと聞かれ「グラミー賞を取ること」と答えるようになっていた。

音楽業界の関係者を集めたお披露目ライヴ(ショーケース)は、原宿の小さなライヴハウスだった。そこから着実にクラブツアーをやり、CDを作り、ついには「ストーリー」というヒット曲を出し、紅白にも出場を果たし、先月から全国ツアーを行っていた。そしてそのファイナル、最終日に聖地武道館にやってきた。

AIはさかんに言った。「武道館、やばいね、やばいね。もう泣きそう」 本当に大きくなったものだ。すごい。武道館はシンガーとしてのひとつの夢だ。AIはこの日、歌手としての夢をひとつかなえた。

一ヶ月前の渋谷より、さらにリラックスし、おしゃべりも長くなり、その分ショーも長くなったコンテンツ増量ライヴ。しかも、アンコールでは、CDで「ビューティフル」を一緒に歌っているアメリカのシンガー、トレイ・ソングスがスペシャル・ゲストとして登場した。

ショー全体を見た場合、オープニングの1曲目から6曲目までの30分弱、これが圧巻だ。歌、ダンス、無駄なしの完璧なエンタテインメント。この密度で2時間やられたらAIの前で僕はひれ伏します。

しかし、そこが後半おしゃべりも長くなって間延びして、適度に気が抜けるところが可愛いところ。観客に「マイ・フレンド〜〜」と歌わせるところ、ダンサーやバンドメンバーの紹介などがちょっとだらだらしすぎ。このあたりをばっさり3分の1くらいにするとテンポ感がよくなる。スローも含めてあれだけ歌を聴かせ、しかも踊りも、振り付けも決まっているので、この長すぎるしゃべりは、おもしろいはおもしろいのだが、あまりにもったいない。結局、この武道館は渋谷より30分近く長くなった。ライヴの部分がひじょうに良いだけに、その他の部分がテレビのヴァラエティー番組のようになってしまい残念だ。でも、AIの爆転はおもしろかった。(笑) 

このライヴの模様はビデオ撮影され、来年DVDになって発売される予定だ。

「今日、(私のライヴに)初めて来た人(手を挙げて)」 「今まで来たことある人(手を挙げて)」 どちらも、同じくらい手が上がった。AIは叫んだ。「初めてを『病み付き』にさせよう!」 

第1の夢、実現。さて、グラミーという第2の夢へ突っ走れ! You can make it!

■ AI過去関連記事

November 16, 2006
AI Tour Begins: The Best Is Yet To Come
http://blog.soulsearchin.com/archives/2006_11_16.html

■AIの最新作についての記事

http://www.aimusic.tv/pc/

http://www.universal-music.co.jp/ai/UPCI-1049.html

AI最新作
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B000GUK6CG/soulsearchiho-22/ref=nosim/";

■SETLIST AI 12/13/2006
セットリスト AI 武道館

AI Setlist

show started 19:08
01. I Wanna Know
02. Beautiful (Remix)
03. Too Much (Remix)
04. We Gonna
=Dancer Show Case= (Change Dress #1)
05. Famous
06. Love Is
=MC 1=
07. Go Find Your Way
(Change Dress #2)
08. Believe
=MC2=
09. 最終宣告
(Change Dress #3)
10. E.O.
11. 未来
12. No Way
=メンバー紹介・各ソロ=
(Change Dress #4)
=MC3=
13. My Friend
14. Ooh
=MC4= (Dancer 紹介、各ソロなど)
15. Thank U
16. Music

Encore 1. Story
=MC5=
Encore 2. 戦場のメリークリスマス
=MC6=
Encore 3. Beautiful (With Trey Songz)
=MC7=
Encore 4. Life
show ended 21:58

(2006年12月13日水曜、日本武道館=AI(アイ)ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>AI
2006-227

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