【ダニーの魂が降り立つ〜タイ・スティーブンス・ライヴ】
飛び入り。
前日、フィリップ&ブレンダ・ショーへタイ・スティーブンスが飛び入りしたが、この日は赤坂Bフラットにてそのタイ本人のライヴ。そして、このタイのステージには、前日ブレンダたちのライヴにお客さんで見に来ていたマクサンが飛び入りした。マクサンは1970年代からロス・アンジェルスを本拠に活躍しているヴェテランR&Bシンガー。日本と長い間行き来していて、ここ1年ほどはディーヴァ・グレイと同じ音楽学校でヴォイス・トレーニングの先生をしている。ディーヴァのショーにも、また、昨年の『ソウル・サーチン〜ルーサー・ヴァンドロス』も見に来ていた。マクサン名義で1970年代に3枚のアルバムをカプリコーンから出している、という。(僕は1枚しか持っていない)
本編最後の曲が終わり、アンコールの1曲目も歌いきり、それに続いてタイはメロディーにのせて、いろいろ話した。そして、観客席にいたマクサンをステージに招き入れた。「ファンキーな曲をやりたいんだ」とタイ。そして、受けるマクサン。「何でも〜〜」。歌われ始めたのは、ジョージ・ガーシュインのスタンダード「サマータイム」。これがかなりファンキーなアレンジで二人によって歌われた。マクサン、見事な声と歌だ。まるで現役ではないか。さすが、歌の先生だけのことはある。しかも、練習もなく、いきなりだ。こうした飛び入りができるシンガー、アーティストって本当に素敵。春をとび越えて、夏がやってきた。
タイのショーは、ファーストとセカンド、若干曲を入れ替えていたが、セカンドで歌われたダニー・ハザウェイの2曲は本当に圧巻だった。特に、「ソング・フォー・ユー」はまさに会場を凍りつかせるショー・ストッパー。フィリップのアコースティック・ピアノともじつに息があう。さらに続いて神野ユリさんと一緒に歌った「クローサー・アイ・ゲット・トゥ・ユー」。この二人のヴァージョンも見事。この2曲で、ライヴの空気を完璧に自分のものにした。この会場のBフラットは、ステージのバックがレンガになっている。あのダニー・ハザウェイの名盤『ライヴ』のジャケットもこんなレンガをバックにしていた。しかし、フランク・マッコムとタイの二人にダニー特集でもやってもらったら、卒倒しそうだ。(笑) 本当に、タイの元にはダニーのソウルが降り注いでいる。
ライヴが終わり、マクサンと前日に引き続いてちらっと話をした。「ソウル・サーチン、アレサの行くわ」とマクサン。「あなたは、アレサの曲は歌える?」 「お〜、もちろんよ(笑)」と「あたりまえよ」風。「なんでも、歌えるわ、アレサなら」と言って、いきなり「ナチュラル・ウーマン」をその場で歌い始めた。う〜む、何か歌ってもらいたいなあ・・・。
この日、喉が若干かすれ気味だったタイは、翌日朝ニューヨークに戻る。
■タイ・スティーブンス・ウェッブ
http://www.tystephensmusic.com/
Members:
Ty Stephens (Vocal)
Philip Woo (Keyboards)
Clifford Archer (Bass)
Jay Stixx (Drums)
Isamu "Sam" Umatani (Guitar)
Kamino Yuri (Vocal)
Reddyo (Vocal)
Setlist: Ty Stephens, At B-Flat, Akasaka, Tokyo
March 14th, 2007
セットリスト タイ・スティーブンス
First Set
show started 19:42
01. Love Planet (Original)
02. That Girl - My Cherie Amour (Stevie Wonder)
03. All The Love (Original)
04. I Love You More Than You’ll Never Know (Donny Hathaway)
05. Just The Two Of Us [Ty & Kamino Yuri] (Grover Washington Jr. ftg. Bill Withers)
06. What Can I Do For You (Original)
07. You Should Be [Kamino Yuri-solo] (Kamino Yuri: Original)
08. Ghetto (Instrumental) (Donny Hathaway)
09. Sucker (Original)
10. Found (Original)
11. I’m Just Here To Be Loved (Original)
show ended 20:57
Second Set
show started 21:18
01. Love Planet (Original)
02. Higher Ground (Stevie Wonder)
03. All The Love (Original)
04. A Song For You (Donny Hathaway)
05. The Closer I Get To You [Ty & Kamino Yuri] (Donny Hathaway & Roberta Flack)
06. Sucker (Original)
07. Found (Original)
08. I’m Just Here To Be Loved (Original)
Enc. What Can I Do For You (Original)
Enc. Summertime [Ty & Maxayn] (George Gershwin)
show ended 22:39
(2007年3月14日水曜、赤坂Bフラット=タイ・スティーブンス・ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>Stephens, Ty
2007-31
飛び入り。
前日、フィリップ&ブレンダ・ショーへタイ・スティーブンスが飛び入りしたが、この日は赤坂Bフラットにてそのタイ本人のライヴ。そして、このタイのステージには、前日ブレンダたちのライヴにお客さんで見に来ていたマクサンが飛び入りした。マクサンは1970年代からロス・アンジェルスを本拠に活躍しているヴェテランR&Bシンガー。日本と長い間行き来していて、ここ1年ほどはディーヴァ・グレイと同じ音楽学校でヴォイス・トレーニングの先生をしている。ディーヴァのショーにも、また、昨年の『ソウル・サーチン〜ルーサー・ヴァンドロス』も見に来ていた。マクサン名義で1970年代に3枚のアルバムをカプリコーンから出している、という。(僕は1枚しか持っていない)
本編最後の曲が終わり、アンコールの1曲目も歌いきり、それに続いてタイはメロディーにのせて、いろいろ話した。そして、観客席にいたマクサンをステージに招き入れた。「ファンキーな曲をやりたいんだ」とタイ。そして、受けるマクサン。「何でも〜〜」。歌われ始めたのは、ジョージ・ガーシュインのスタンダード「サマータイム」。これがかなりファンキーなアレンジで二人によって歌われた。マクサン、見事な声と歌だ。まるで現役ではないか。さすが、歌の先生だけのことはある。しかも、練習もなく、いきなりだ。こうした飛び入りができるシンガー、アーティストって本当に素敵。春をとび越えて、夏がやってきた。
タイのショーは、ファーストとセカンド、若干曲を入れ替えていたが、セカンドで歌われたダニー・ハザウェイの2曲は本当に圧巻だった。特に、「ソング・フォー・ユー」はまさに会場を凍りつかせるショー・ストッパー。フィリップのアコースティック・ピアノともじつに息があう。さらに続いて神野ユリさんと一緒に歌った「クローサー・アイ・ゲット・トゥ・ユー」。この二人のヴァージョンも見事。この2曲で、ライヴの空気を完璧に自分のものにした。この会場のBフラットは、ステージのバックがレンガになっている。あのダニー・ハザウェイの名盤『ライヴ』のジャケットもこんなレンガをバックにしていた。しかし、フランク・マッコムとタイの二人にダニー特集でもやってもらったら、卒倒しそうだ。(笑) 本当に、タイの元にはダニーのソウルが降り注いでいる。
ライヴが終わり、マクサンと前日に引き続いてちらっと話をした。「ソウル・サーチン、アレサの行くわ」とマクサン。「あなたは、アレサの曲は歌える?」 「お〜、もちろんよ(笑)」と「あたりまえよ」風。「なんでも、歌えるわ、アレサなら」と言って、いきなり「ナチュラル・ウーマン」をその場で歌い始めた。う〜む、何か歌ってもらいたいなあ・・・。
この日、喉が若干かすれ気味だったタイは、翌日朝ニューヨークに戻る。
■タイ・スティーブンス・ウェッブ
http://www.tystephensmusic.com/
Members:
Ty Stephens (Vocal)
Philip Woo (Keyboards)
Clifford Archer (Bass)
Jay Stixx (Drums)
Isamu "Sam" Umatani (Guitar)
Kamino Yuri (Vocal)
Reddyo (Vocal)
Setlist: Ty Stephens, At B-Flat, Akasaka, Tokyo
March 14th, 2007
セットリスト タイ・スティーブンス
First Set
show started 19:42
01. Love Planet (Original)
02. That Girl - My Cherie Amour (Stevie Wonder)
03. All The Love (Original)
04. I Love You More Than You’ll Never Know (Donny Hathaway)
05. Just The Two Of Us [Ty & Kamino Yuri] (Grover Washington Jr. ftg. Bill Withers)
06. What Can I Do For You (Original)
07. You Should Be [Kamino Yuri-solo] (Kamino Yuri: Original)
08. Ghetto (Instrumental) (Donny Hathaway)
09. Sucker (Original)
10. Found (Original)
11. I’m Just Here To Be Loved (Original)
show ended 20:57
Second Set
show started 21:18
01. Love Planet (Original)
02. Higher Ground (Stevie Wonder)
03. All The Love (Original)
04. A Song For You (Donny Hathaway)
05. The Closer I Get To You [Ty & Kamino Yuri] (Donny Hathaway & Roberta Flack)
06. Sucker (Original)
07. Found (Original)
08. I’m Just Here To Be Loved (Original)
Enc. What Can I Do For You (Original)
Enc. Summertime [Ty & Maxayn] (George Gershwin)
show ended 22:39
(2007年3月14日水曜、赤坂Bフラット=タイ・スティーブンス・ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>Stephens, Ty
2007-31
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