【フィリップ・ウー、ビリー・プレストン・トリビュートを企画】

アイドル。

キーボード・ウィザード、フィリップ・ウーが自らのあこがれのキーボード奏者ビリー・プレストン(William Everett Preston =September 2, 1946 ー June 6, 2006) へのトリビュート・ライヴを2007年4月19日木曜日、目黒ブルースアレーで行う。

ビリー・プレストンは、1946年テキサス生まれ。10歳の頃からキーボードの天才振りを発揮し、ジェームス・クリーヴランド、マヘリア・ジャクソンなどのゴスペル・アーティストのライヴでピアノやオルガンを弾き、周囲を驚かせていた。1962年、リトル・リチャードのバックバンドの一員としてイギリスでライヴを行ったときに、当時はまだ無名だったビートルズと知り合い、その後ビートルズのレコーディング・セッションなどに参加。特に1969年の『ゲット・バック・セッション』への参加、さらに、ビートルズが公衆の面前で行った最後のライヴとなるいわゆる「ルーフトップ・ライヴ(屋上ライヴ)」でのキーボードプレイで注目された。ビートルズのシングルで唯一「ビートルズ・ウィズ・ビリー・プレストン」と名前がクレジットされている人物。

その後、自身名義で作品をだし、「ナッシング・フロム・ナッシング」「ウィル・イット・ゴー・ラウンド・イン・サークルス」など多数のヒットを放った。後年はエリック・クラプトンのバックなどもてがけている。2006年6月6日、長く患っていた肝臓の病気で他界した。59歳だった。

(ビリー死亡記事↓)
June 08, 2006
Billy Preston Dies At 59: Piano Man On Rooftop
【ビリー・プレストン死去〜屋根の上のピアノ弾き】
http://www.soulsearchin.com/soul-diary/archive/200606/2006_06_08.html

フィリップがビリー・プレストンへの思いを熱く語る。

「彼と一緒にプレイしたことはないが、彼のピアノ、オルガンのプレイには相当影響を受けている。それに、彼が曲の中で臆面もなく『神』について語るところも好きなんだ。それはけっこう勇気がいることなんだよ」

「僕が中学校時代にビリーのオルガンを、アレサ・フランクリンのアルバム『ライヴ・アット・ザ・フィルモア』(1971年)で聴いた。ちょうどその頃、友達と車に乗りだすようになって、車の中で、8トラックのテープでこのアルバムをかけていた。何度も、何度もね。そして、(ビリーがプレイしているオルガンの)ハモンドB3を、いつの日か自分も弾きたいと思った。僕にとって最初のハモンドは16歳の時に買った。それまで一度もゴスペルはプレイしたことはなかったが、アレサのそのアルバムとビリーのオルガン・プレイでまさにゴスペルに目覚めさせられたようなものだ。ビリーの音は、まさに教会から飛び出てきたサウンドだった」

「『アイ・ロート・ア・シンプル・ソング』(1971年)のアルバムが、僕が初めて買ったビリーのアルバムだ。これは高校時代、僕にひじょうに大きな影響を与えた。ビリーのビートルズへの影響が大きく感じられた。僕はビートルズの大ファンでもあり、彼らの作品は今でも全部CDでそろえている」

「僕のビリー作品でのお気に入りは、『ユー・アー・ソー・ビューティフル』、『ザッツ・ザ・ウェイ・ゴッド・プランド・イット』、『ウィズ・ユー・アイム・ボーン・アゲイン』、『ゴッド・イズ・グレイト』、『スペース・レース』、『ジョン・ヘンリー』、『ザ・バス』。『ウイル・イット・ゴ・ラウンド・イン・サークルス』などだ。もちろん、ライヴでは、ビートルズの作品もやろうと思っている。『アメージング・グレイス』もね」

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フィリップが中心となって行われる『ビリー・プレストン・トリビュート』は、4月19日(木)に目黒ブルースアレー。

Philip Woo presents “A Tribute to Billy Preston”

(Pf/HAMMOND B-3/Key)Philip Woo (Key/Vo)Kaleb James
(G)“Hank”Nishiyama (B)Cliff Archer (Ds)Jay Stixx (Sax)春名正治
(Tp)佐々木史郎 (Tb)佐野聡
★Guest (Vo)Robbie Danzie
前売券 テーブル席(指定)4,000 当日券は500UP (各税込)
http://www.bluesalley.co.jp/index.html
◆ 予約専用 TEL : 03−5740−6041
【電話予約受付時間】 月〜土/12:00〜20:00
上記時間外はインターネット予約 (24時間受付)
※ 公演当日のお問合せ : 03−5496−4381 (店頭)

会場  目黒・ブルースアレー http://www.bluesalley.co.jp/
住所  〒153-0063 東京都目黒区目黒1-3-14
ホテルウィング・インターナショナル目黒B1F
行き方  JR山手線・目黒駅西口を降りて、恵比寿方向へ進み目黒通り(一方通行)を左折、100メートル弱・坂を降りた右側。地下一階。駅から徒歩3分。 1階がホテル・ウィング・インターナショナル。

(この項明日へ続く)

ENT>LIVE>ANNOUNCEMENT>Philip Woo, Billy Preston Tribute
ENT>ARTIST>Woo, Philip

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