【ジョイ・デナラーニ・ショーケース・ライヴ】

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ジャーマン・ソウルの新星というキャッチフレーズで売り出し中の女性シンガー、ジョイ・デナラーニのショーケース・ライヴが4月3日、渋谷デュオであった。

実物の本人は、写真よりもはるかにきれいで可愛く、驚いた。ドイツと南アフリカのハーフだとのこと。音的にはメアリー・J、ジル・スコット、ちょっとアリシア・キーズ風、最近のニュー・R&B系のサウンドと歌で聴きやすい。ドラムス、ギター、ベース、キーボードにコーラス2人という編成にジョイがリード。

なかなかパンチのある声をしている。本編最後の曲が終わったあたりで、観客から「アフター・パーティーはどこ?」みたいな声がかかった。すると、「ノーノー、私は人妻なので、パーティーはしないの(笑)」との返答。いやあ、結婚してるとは思わなかった。またまた驚いた。(その後ライナーを読んだら、ミュージシャンと結婚していることが書かれていた)

個人的に一番印象に残った曲は、セットリストには入っていなかったアンコール曲。これは「ソエト」という曲で、彼女のルーツが南アフリカにあることと関連している。ソエトは南アフリカにおいて人種隔離政策がとられていた頃、黒人居住地区となっていた場所。今でも多くの黒人が住む。人種隔離政策の、また、黒人解放運動の象徴的な街でもある。この曲がベースパターン、リズムが実にファンキーで印象に残った。ライヴ終了後、バックコーラスの女性シンガーと話をして、曲名を聴いた。

もともとはファースト・アルバム『ママーニ』に収録されていた「Im Ghetto von Soweto (Auntie’s House) feat. Hugh Masekela (Album Version)」が原曲。日本でもリリースされて今話題の最新作『ボーン・アンド・レイズド』(日本で2枚目)にも、そのリミックス・ヴァージョンが収録されていた。CDでは南アフリカ出身のトランペター、ヒュー・マサケラも参加している。訳詞を読むと、ソエトでの悲惨な状況が描かれていた。

(Mr.歌姫さん、情報提供ありがとうございます)

■ジョイ・デナラーニ☆FM各局で大人気

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Setlist : Joy Denalane @ Shibuya Duo, April 3rd, 2007
セットリスト ジョイ・デナラーニ 渋谷デュオ

show started 20.12
01. Intro
02. Change
03. Born & Raised
04. 7 Years Itch
05. Despite It All
06. Let Go
07. One In A Million
08. Heaven Or Hell
09. Start Over -- A Riff Of "Freddie’s Dead"
Enc. Soweto
show ended 21.07

(2007年4月3日火曜、渋谷デュオ=ジョイ・デナラーニ )
ENT>MUSIC>LIVE>Denalane, Joy
2007-39

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