Joss Stone: Soulful Voice With Soul Band
2007年4月10日【ジョス・ストーン・ライヴ】
ごきげん。
ジョス・ストーン、新譜発売に伴った待望のショーケース・ライヴ。恵比寿リキッドは超満員。ドラムス、ギター、ベース、キーボード2人、トランペット、サックス、コーラス3人という10人の豪華バンドを従えてジョスが歌う。
音が始まり、まず感じたのが、前回同様、音が小さい、ということ。なんでだろう。けっこう贅沢なバンドでいいバンドのように思えるが、音が小さいために、なんか、こう、ガツーンとくるものがない。ジョスの歌声も気持ち押さえ気味というか、小さめ。声量がそれほどないみたいだ。だが、CDと同じ、あのソウルフルな歌声は健在だ。とにかく、この声とこの歌唱はいい。ただ、やはりゴスペルの素養をもった黒人ではないため、ソウルにはなりきらない。CDのほうがソウルを感じてしまうから不思議。
一聴して感じたのが、21世紀のジャニス・ジョプリンという雰囲気。ただジャニスだったら、もっと汗だくになってソウルがほとばしりでたような気がする。ジョスは若いながらも、とても上品で、きれいに洗練されて、うまくまとまっているという印象だ。
本編最後の曲でバックコーラス3人がメンバー紹介でそれぞれ少しずつ歌うシーンがあったが、その彼ら(いずれも黒人)の声量はかなりのものがあった。結局、ジョスの声量にあわせたバンドの音量なのだろう。なにしろ、喉のポリープの問題もあったから、ここは無理しないのかもしれない。
また、選曲は実質全12曲中8曲が最新作からのもので、完璧に新作『イントロデューシング』のプロモートに照準をあわせたものだ。(他にファーストから2曲、セカンドから2曲) ただ、全体的な流れからすると、曲順に関してはもう少し煮詰めてもいいかもしれない。最後の「ダーティー・マン」はメンバー紹介も含めて20分もやっていて、これは長すぎる。他の曲が短く、次から次へといいテンポでいっていたのでちょっと残念。とはいうものの、まだ19歳。(4月11日で20歳) これからどんどんいろいろなライヴを見たり聴いたりして、いいショーを作っていくようにすればいいとおもう。最初からそんな、完璧なものはできない。
さて、驚いたのがバンドのサックスになんとジェフ・ワトキンスがいたこと。ライヴ中は、遠めから見ていたのでわからなかったが、ライヴ後にJBマニアでおなじみの関さんがいて、なんでまた? と尋ねたら、ジェフから連絡があった、という。しばらくして、ジェフが登場。彼も、なんとなく覚えていてくれた様子。ジェフは1993年以降のJBズのメンバーで、昨年ももちろん来日している。
彼にバンドマスターは誰かと尋ねたら、ラファエル・サディークだという。彼が集めたらしい。それを聞いて、「なるほど、だから、バンドいいのかあ」と思った。ラファエルは、やはり音楽的にすごくセンスがいいのだろうと感じた。このバンドは2月くらいから、当初、ジョスの新作のプロモーションのために集められた。4月くらいまでプロモーション、ショーケースなどでやって、その後5月から正式なツアーが始まり、夏にまた来日する、という。
ジョスのバンドは、まさにソウル・バンドだなあ、と感じた。
ジョスがショーが終わった後でてくるとその背の高さに驚いた。180センチは楽にあるだろう。しかも、ハイヒールもはいているので185くらいの印象がある。でも、ういういしくて、かわいらしい。ちょっとだけ会話した。僕の質問。「あなたのその声はどこから生まれたのですか。お母さんもそのような声をしているの?」 「いいえ、私の母はぜんぜん違うわ。この声がどこから来たか、まったくわからないわ(笑)」 ジョスは今回の来日、超ごきげんのようだ。次回の来日は、ラファエルも来てもらおう。
Setlist : Joss Stone At Liquid Room, Ebisu, April 9th, 2007
セットリスト : ジョス・ストーン
( ) denotes Albums
show started 19:15
01. Intro
02. Girl They Won’t Believe It (3)
03. Headturner (3)
04. Jet Lag (2)
05. Arms Of My Baby (3)
06. Tell Me What We’re Gonna Do Now (3)
07. Put Your Arms Baby (3)
08. Music (3)
09. Super Duper Love (1)
10. Big Ol’ Game (3)
11. Tell Me ’Bout It (3)
12. Dirty Man (introducing members) (1)
Enc. Right To Be Wrong (2)
show ended 20:30
(2007年4月9日月曜、恵比寿リキッドルーム=ジョス・ストーン・ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>Stone, Joss
2007-41
ごきげん。
ジョス・ストーン、新譜発売に伴った待望のショーケース・ライヴ。恵比寿リキッドは超満員。ドラムス、ギター、ベース、キーボード2人、トランペット、サックス、コーラス3人という10人の豪華バンドを従えてジョスが歌う。
音が始まり、まず感じたのが、前回同様、音が小さい、ということ。なんでだろう。けっこう贅沢なバンドでいいバンドのように思えるが、音が小さいために、なんか、こう、ガツーンとくるものがない。ジョスの歌声も気持ち押さえ気味というか、小さめ。声量がそれほどないみたいだ。だが、CDと同じ、あのソウルフルな歌声は健在だ。とにかく、この声とこの歌唱はいい。ただ、やはりゴスペルの素養をもった黒人ではないため、ソウルにはなりきらない。CDのほうがソウルを感じてしまうから不思議。
一聴して感じたのが、21世紀のジャニス・ジョプリンという雰囲気。ただジャニスだったら、もっと汗だくになってソウルがほとばしりでたような気がする。ジョスは若いながらも、とても上品で、きれいに洗練されて、うまくまとまっているという印象だ。
本編最後の曲でバックコーラス3人がメンバー紹介でそれぞれ少しずつ歌うシーンがあったが、その彼ら(いずれも黒人)の声量はかなりのものがあった。結局、ジョスの声量にあわせたバンドの音量なのだろう。なにしろ、喉のポリープの問題もあったから、ここは無理しないのかもしれない。
また、選曲は実質全12曲中8曲が最新作からのもので、完璧に新作『イントロデューシング』のプロモートに照準をあわせたものだ。(他にファーストから2曲、セカンドから2曲) ただ、全体的な流れからすると、曲順に関してはもう少し煮詰めてもいいかもしれない。最後の「ダーティー・マン」はメンバー紹介も含めて20分もやっていて、これは長すぎる。他の曲が短く、次から次へといいテンポでいっていたのでちょっと残念。とはいうものの、まだ19歳。(4月11日で20歳) これからどんどんいろいろなライヴを見たり聴いたりして、いいショーを作っていくようにすればいいとおもう。最初からそんな、完璧なものはできない。
さて、驚いたのがバンドのサックスになんとジェフ・ワトキンスがいたこと。ライヴ中は、遠めから見ていたのでわからなかったが、ライヴ後にJBマニアでおなじみの関さんがいて、なんでまた? と尋ねたら、ジェフから連絡があった、という。しばらくして、ジェフが登場。彼も、なんとなく覚えていてくれた様子。ジェフは1993年以降のJBズのメンバーで、昨年ももちろん来日している。
彼にバンドマスターは誰かと尋ねたら、ラファエル・サディークだという。彼が集めたらしい。それを聞いて、「なるほど、だから、バンドいいのかあ」と思った。ラファエルは、やはり音楽的にすごくセンスがいいのだろうと感じた。このバンドは2月くらいから、当初、ジョスの新作のプロモーションのために集められた。4月くらいまでプロモーション、ショーケースなどでやって、その後5月から正式なツアーが始まり、夏にまた来日する、という。
ジョスのバンドは、まさにソウル・バンドだなあ、と感じた。
ジョスがショーが終わった後でてくるとその背の高さに驚いた。180センチは楽にあるだろう。しかも、ハイヒールもはいているので185くらいの印象がある。でも、ういういしくて、かわいらしい。ちょっとだけ会話した。僕の質問。「あなたのその声はどこから生まれたのですか。お母さんもそのような声をしているの?」 「いいえ、私の母はぜんぜん違うわ。この声がどこから来たか、まったくわからないわ(笑)」 ジョスは今回の来日、超ごきげんのようだ。次回の来日は、ラファエルも来てもらおう。
Setlist : Joss Stone At Liquid Room, Ebisu, April 9th, 2007
セットリスト : ジョス・ストーン
( ) denotes Albums
show started 19:15
01. Intro
02. Girl They Won’t Believe It (3)
03. Headturner (3)
04. Jet Lag (2)
05. Arms Of My Baby (3)
06. Tell Me What We’re Gonna Do Now (3)
07. Put Your Arms Baby (3)
08. Music (3)
09. Super Duper Love (1)
10. Big Ol’ Game (3)
11. Tell Me ’Bout It (3)
12. Dirty Man (introducing members) (1)
Enc. Right To Be Wrong (2)
show ended 20:30
(2007年4月9日月曜、恵比寿リキッドルーム=ジョス・ストーン・ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>Stone, Joss
2007-41
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