【チャーリー・ウィルソン・ライヴ】

熱圧。

ギャップ・バンドのリードシンガー、チャーリー・ウィルソンのソロ・ライヴ。調べてみると、ギャップ・バンドとしては、70年代に横浜のディスコ出演、1990年7月の汐留パックス・シアター、さらに1995年日比谷野外音楽堂の『レッツ・グルーヴ』でも来日している。80年代、渋谷のライヴ・インにも来日したのかな。(記憶が確かでない) それでも、12年ぶりか。チャーリーには84年12月と90年7月にインタヴューもしていた。チャーリーのソロとしては、初になりそう。

さて、初日にもかかわらず、チャーリーは全力疾走、エンタテインメント大爆発だった。おそらく1952年ごろの生まれなので、すでに55歳。おそるべし、現役だ。激しく踊り、歌い、中のシャツ、ジャケットは汗びっしょり。ダンサー4人を従えての踊りは、ハイエナジーで圧巻だ。時にマイケル・ジャクソン、時にモリス・デイ、一瞬ジェームス・ブラウンの動きも見せる。そして、バラードでは徹底的にセクシーに。ここまでエロエロでやってくれれば、マーヴィン・ゲイ〜テディー・ペンダグラス路線もあり。ライヴとしては、かなりよかった。

途中で、よく口笛のような「ヒューッ」という音が入っていたが、チャーリーが口でやっていたようだ。彼のヴォーカルは、ゴスペルをベースにしているだけあって、実に熱く、そして太く、音圧がある。やはり下記セットリスト6から9のギャップ・バンド時代のヒットメドレーは圧巻だ。

バンドは、ドラムス、キーボード2人、電気パッド、ギター、コーラス3人、ダンサー4人の編成。ベースの部分はキーボードがベースシンセサイザーを出していたようだ。みな、白いスーツに帽子に赤いネクタイというおしゃれないでたち。ヴィジュアルもいける。

チャーリーは徹底的に観客を巻き込もうとする。初日でこれだけやってくれれば、週末になって観客ののりがよくなれば、もっと熱いステージになりそうだ。コン・ファンク・シャン、バーケイズ並みの力で押しまくるファンク・ライヴだ。

■ベストアルバム

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B000E6G4I2/soulsearchiho-22/ref=nosim/

■コットンクラブ 
http://www.cottonclubjapan.co.jp/jp/index.html
チャーリー・ウィルソンのライヴは24日(土曜)まで。

■メンバー

チャーリー・ウィルソン・オブ・ザ・ギャップ・バンド
Charlie Wilson(vo), Waymon Starks(program,back vo), Cordell Walton(MD,key), Armad Davis(key), Michael Anderson(g), Derrick Sorrell(ds), Audra Alexander(back vo), Victoria Vaughn(back vo), Aubrey Swann(back vo), Patricia Dukes(dancer), Danielle Brown(dancer), Lamont Toliver(dancer), Alecia Fears(dancer)

■Setlist : Charlie Wilson of The Gap Band: Cotton Club, April 24, 2007
セットリスト チャーリー・ウィルソン・オブ・ザ・ギャップ・バンド 
(transcribed by yoshioka.masaharu)

show started 21:31
01. So Hot
02. Asking Questions
03. Burn Rubber (Why You Wanna Hurt Me)
04. Let’s Chill
05. Floatin’
06. Outstanding
07. You Dropped A Bomb On Me
08. Early In The Morning
09. Party Train
10. Magic
11. Charlie, Last Name Wilson
show ended 22:44

(2007年4月24日火曜、コットンクラブ=チャーリー・ウィルソン・オブ・ザ・ギャップ・バンド)
ENT>MUSIC>LIVE>Wilson, Charlie of The Gap Band
2007-52

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