【はたけやま裕&円道一成ライヴ】

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女性パーカッション奏者、はたけやま裕さんがライヴをやるというのででかけた。しかも、円道一成さんとのジョイント(正確には、ゲスト出演)で、「ジェームス・ブラウン・トリビュート」だという。はたけやまさんは、以前から僕の中では「日本のシーラE」的なイメージを勝手にもっていて、そういう迫力のあるパフォーマンスに注目している。

しかし、常々聞く側は勝手だなと思う。僕が日本のシーラEと思っても、本人はピアソラやイーグルスなどもやってしまうところがおもしろい。たぶん、聞く側がアーティストのイメージを限定してしまうのだろう。タイトルは「ジェームス・ブラウン・トリビュート」だったが、ブラウン曲は4曲くらいだったので、ちょっと肩透かしだったが、円道さんのソウルフルなヴォーカルが炸裂したのでまあ、いいでしょう。(笑) 

ライヴは、円道さんが入って、ウィルソン・ピケットやジェームス・ブラウン、その他のR&Bヒットを歌うと、一挙に熱気あふれる空気が爆発しそうになる。彼が「この会場をアポロ・シアターにしましょう」と宣言するとどんどん温度は上昇だ。円道さんは、しかし、エンタテイナーだ。観客をぐっとつかみ、歌わせ、立たせ、楽しませるのが実にうまい。観客に「みんなで歌おう」と言って歌わせるところなんか、実に手馴れたもの。

彼はジェームス・ブラウンより、さすがにウィルソン・ピケットのほうが歌いこんでいるせいか、どんぴしゃだ。

僕個人としては、裕さんが黒人ばかりのバンドの中で演奏するところを見てみたい。

■過去関連記事

(円道一成さん関連)

2003/11/30 (Sun)
Album Between Elbert & Errison
http://www.soulsearchin.com//entertainment/music/live/diary20031130.html

February 16, 2006
Endoh Issei Live: He’s Been Singing Soul Music For More Than Quarter Century
http://blog.soulsearchin.com/archives/000837.html

■はたけやま裕オフィシャル・ウェッブ
http://www.tatakiyama.com/profile.htm

■メンバー 

はたけやま裕 (パーカッション)
円道一成 (ゲスト・ヴォーカル)
今野勝晴 (キーボード)
渡邊裕美 (ベース)
伊勢賢治 (サックス)

■Setlist : Hatakeyama You & Endo Issey @ノヴェンバー・イレヴンス May 1st, 2007
セットリスト はたけやま裕 & 円道一成

First Set
show started 19:42
01. The Chicken (Including a riff of "Sex Machine") (James Brown)
02. Milonga del Angel(Astor Piazzolla) (天使のミロンガ =ピアソラ)
03. In The Midnight Hour (Wilson Pickett) (ここから円道一成)
04. When Something’s Wrong With My Baby (Sam & Dave)
05. Papa’s Got A Brand New Bag (James Brown)
show ended 20:41

Second set

show started 21:01
01. Cold Sweat (James Brown)
02. Rain (including a riff of "Lickin Stick") (「レイン」は円道一成オリジナル)
03. Stand By Me (Ben E. King) (円道一成ここまで)
04. Desperado (Eagles)
05. Maria Cervantes (A Noro Morales) (Tito Puente)
Enc. Soul Dance Number Three (Wilson Pickett) (円道一成アンコール3曲メドレー)
Enc. I Feel Good (James Brown)
Enc. Land Of 10,000 Dances (ダンス天国) (Wilson Pickett)
show ended 22:07

(2007年5月1日火曜、赤坂・ノヴェンバー・イレヴンス=November Eleventh、はたけやま裕・円道一成ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>Hatakeyama, You & Endo "Shark" Issey Live
2007-54

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