【ベイビーフェイス、90分余でヒット曲30曲を歌う】
ジュークボックス。
ベイビーフェイスの1994年12月(初来日)、2001年8月(プロモーション)、2001年10月、2004年11月、2005年9月(プロモーション)以来通算6回目の来日、4回目の一般公演。
今回はビルボード・ライヴという小さな会場だけに、アーティストに圧倒的に近くひじょうに盛り上がる。97分にわたって、ベイビーフェイスはメドレーにして短い曲もあったが、30曲を歌った。そして、どれもがヒット曲。ヒット曲製造マシンだけのことはある。どこをとってもベイビーフェイス節が聴かれ、次々ヒットを歌う様は、人間ジュークボックスさながらだった。
「僕は女の子を好きになるたびに曲を書いてきた。僕は幼稚園の頃から恋してきたんだ。小学校1年のときに、曲を書いた。そのときの相手はデビーだった。ギターを弾きながら、どうやったらラヴソングがかけるのか研究したんだ。コード進行を覚えたり、どんな風にメロディーができているのか、とか。6年生のときにもラヴソングを書いた。そのときの子の名前は・・・」 ベイビーフェイスは、雄弁だった。
ドラムス、キーボード、ギター、ベースの4人編成のバンド。ベイビーフェイスの魅力たっぷり。下記セットリスト7〜9は最新作『プレイリスト』から。ジム・クローチの「タイム・イン・ア・ボトル」など、ベイビーフェイスにあった1曲だ。
メドレーは前半がガイズ(男性シンガー)のヒットメドレー、後半がガールズのヒットメドレー。ここらあたりは圧巻。
ただひじょうに残念なのは、ベイビーフェイスを支えるバンドが弱く、聴きづらいということ。特にドラムスはプレイがひどく、音がうるさいために、ときにベイビーフェイスの声さえかき消してしまう。こうしたB級バンドではなく、やはりリッキー・ロウソンのドラムス、ウェイン・リンゼイのキーボード、ちゃんとしたコーラス隊などのA級バンドで聴きたい。ジェイ・スティックス(ドラムス)&ソウル・サーチャーズにバックをつけてもらったほうがよほどいい。ドラムスが最悪なために、それがあまり出てこないアコースティックな曲は逆に引き立った。
「僕は自分が書いた曲がラジオから流れてきても、すぐにスイッチを消してしまうんだ。だって、それを聴いていたら、粗を見つけてもう一度プロデュースしたくなってしまうから。でも、僕が作った曲があなたたちにいい影響を与えるのであれば、それは嬉しいことです」
下記セットリスト22「スーパーウーマン」から、ベイビーフェイスがプロデュースするという新人女性シンガー、サッシャが登場。彼女はなかなか歌もうまく、いい感じだった。
ベイビーフェイスは1958年インディアナ州生まれ。インディアナを通るインターステート(州道)65の一部は現在「ケニー・ベイビーフェイス・エドモンズ・ハイウェイ」と名づけられているそうだ。
■ベイビーフェイス最新作『プレイリスト』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B000TLYEDY/soulsearchiho-22/ref=nosim
■ベイビーフェイス・ライヴは今週いっぱいビルボード・ライヴで。
http://www.billboard-live.com/pg/shop/show/index.php?mode=detail1&;;;event=6019&shop=1
■過去ベイビーフェイス関連記事
ベイビーフェイスのインタヴュー記事(2001年8月)
「ベイビーフェイスを育んできたもの」
http://www.barks.jp/feature/?id=52256021
(ベイビーフェイスのルーツがよくわかるインタヴュー記事、お勧めです)
2004/11/11 (Thu)
Babyface; Just Another One Night Gig: You Owe Me One, ’Face
http://www.soulsearchin.com/soul-diary/archive/200411/diary20041111.html
(前回の一般ライヴの評)
September 16, 2005
Babyface Live: When Can I See You Again?
http://blog.soulsearchin.com/archives/000518.html
(前作発売時のプロモーション来日時におけるショーケース・ライヴ)
August 08, 2007
Babyface’s New Album Will Be Covers Of 70s Pop Songs
【ベイビーフェイスの新作は、70年代カヴァー曲集】
http://blog.soulsearchin.com/archives/001939.html
■メンバー
ケニー”ベイビーフェイス”エドモンズ /Kenny "Babyface" Edmonds (Vocals/Guitar)
ロブ・ルイス/Rob Lewis (Keyboards)
イーサン・ファーマー/Ethan Farmer (Bass)
マイケル・リポル/Michael Ripoll (Guitar)
ブライアン・フレイジャー・ムーア/Brian Frasier Moore (Drums)
サッシャ/ Sacha (Vocal)
■セットリスト
Setlist : Babyface @ Billboard Live, October 15, 2007
セットリスト ベイビーフェイス ビルボード・ライヴ
[ ] indicates the artist who made the song hit, otherwise Babyface’s hits
show started 21:35
01. Grown And Sexy
02. For The Cool In You
03. Every Time I Close My Eyes
04. What If
05. Never Keeping Secrets
06. Whip Appeal
--
07. Fire And Rain [James Taylor]
08. Time In A Bottle [Jim Croce]
09. Wonderful Tonight [Eric Clapton]
--
10-18. Boys Hit Medley: Two Occasions [Deele]
11. Don’t Be Cruel [Bobby Brown]
12. Every Little Step [Bobby Brown]
13. Rock Witcha [Bobby Brown]
14. Roni [Bobby Brown]
15. Can We Talk [Tevin Campbell]
16. My, My, My [Johnny Gill]
17. I’ll Make Love To You [Boys II Men]
18. End Of the Road [Boys II Men]
19-26. Girls Hit Medley: Baby, Baby, Baby [TLC]
20. Diggin On You [TLC]
21. Red Light Special [TLC]
22. Superwoman [Karyn White]
23. Not Gon’ Cry [Mary J. Blige]
24. Breath Again [Toni Braxton]
25. Another Sad Love Songs [Toni Braxton]
26. You Mean The World To Me [Toni Braxton]
27. Take A Bow [Madonna]
28. Count On Me [Whitney Houston & Ce Ce Winans]
29. Exhale (Shoo Shoo Song) [Whitney Houston]
30. Change The World [Eric Clapton]
Enc. When Can I See You Again
show ended 23:12
(2007年10月15日月曜、六本木ミッドタウン・ビルボード・ライヴ=ベイビーフェイス・ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>Babyface
2007-133
ジュークボックス。
ベイビーフェイスの1994年12月(初来日)、2001年8月(プロモーション)、2001年10月、2004年11月、2005年9月(プロモーション)以来通算6回目の来日、4回目の一般公演。
今回はビルボード・ライヴという小さな会場だけに、アーティストに圧倒的に近くひじょうに盛り上がる。97分にわたって、ベイビーフェイスはメドレーにして短い曲もあったが、30曲を歌った。そして、どれもがヒット曲。ヒット曲製造マシンだけのことはある。どこをとってもベイビーフェイス節が聴かれ、次々ヒットを歌う様は、人間ジュークボックスさながらだった。
「僕は女の子を好きになるたびに曲を書いてきた。僕は幼稚園の頃から恋してきたんだ。小学校1年のときに、曲を書いた。そのときの相手はデビーだった。ギターを弾きながら、どうやったらラヴソングがかけるのか研究したんだ。コード進行を覚えたり、どんな風にメロディーができているのか、とか。6年生のときにもラヴソングを書いた。そのときの子の名前は・・・」 ベイビーフェイスは、雄弁だった。
ドラムス、キーボード、ギター、ベースの4人編成のバンド。ベイビーフェイスの魅力たっぷり。下記セットリスト7〜9は最新作『プレイリスト』から。ジム・クローチの「タイム・イン・ア・ボトル」など、ベイビーフェイスにあった1曲だ。
メドレーは前半がガイズ(男性シンガー)のヒットメドレー、後半がガールズのヒットメドレー。ここらあたりは圧巻。
ただひじょうに残念なのは、ベイビーフェイスを支えるバンドが弱く、聴きづらいということ。特にドラムスはプレイがひどく、音がうるさいために、ときにベイビーフェイスの声さえかき消してしまう。こうしたB級バンドではなく、やはりリッキー・ロウソンのドラムス、ウェイン・リンゼイのキーボード、ちゃんとしたコーラス隊などのA級バンドで聴きたい。ジェイ・スティックス(ドラムス)&ソウル・サーチャーズにバックをつけてもらったほうがよほどいい。ドラムスが最悪なために、それがあまり出てこないアコースティックな曲は逆に引き立った。
「僕は自分が書いた曲がラジオから流れてきても、すぐにスイッチを消してしまうんだ。だって、それを聴いていたら、粗を見つけてもう一度プロデュースしたくなってしまうから。でも、僕が作った曲があなたたちにいい影響を与えるのであれば、それは嬉しいことです」
下記セットリスト22「スーパーウーマン」から、ベイビーフェイスがプロデュースするという新人女性シンガー、サッシャが登場。彼女はなかなか歌もうまく、いい感じだった。
ベイビーフェイスは1958年インディアナ州生まれ。インディアナを通るインターステート(州道)65の一部は現在「ケニー・ベイビーフェイス・エドモンズ・ハイウェイ」と名づけられているそうだ。
■ベイビーフェイス最新作『プレイリスト』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B000TLYEDY/soulsearchiho-22/ref=nosim
■ベイビーフェイス・ライヴは今週いっぱいビルボード・ライヴで。
http://www.billboard-live.com/pg/shop/show/index.php?mode=detail1&;;;event=6019&shop=1
■過去ベイビーフェイス関連記事
ベイビーフェイスのインタヴュー記事(2001年8月)
「ベイビーフェイスを育んできたもの」
http://www.barks.jp/feature/?id=52256021
(ベイビーフェイスのルーツがよくわかるインタヴュー記事、お勧めです)
2004/11/11 (Thu)
Babyface; Just Another One Night Gig: You Owe Me One, ’Face
http://www.soulsearchin.com/soul-diary/archive/200411/diary20041111.html
(前回の一般ライヴの評)
September 16, 2005
Babyface Live: When Can I See You Again?
http://blog.soulsearchin.com/archives/000518.html
(前作発売時のプロモーション来日時におけるショーケース・ライヴ)
August 08, 2007
Babyface’s New Album Will Be Covers Of 70s Pop Songs
【ベイビーフェイスの新作は、70年代カヴァー曲集】
http://blog.soulsearchin.com/archives/001939.html
■メンバー
ケニー”ベイビーフェイス”エドモンズ /Kenny "Babyface" Edmonds (Vocals/Guitar)
ロブ・ルイス/Rob Lewis (Keyboards)
イーサン・ファーマー/Ethan Farmer (Bass)
マイケル・リポル/Michael Ripoll (Guitar)
ブライアン・フレイジャー・ムーア/Brian Frasier Moore (Drums)
サッシャ/ Sacha (Vocal)
■セットリスト
Setlist : Babyface @ Billboard Live, October 15, 2007
セットリスト ベイビーフェイス ビルボード・ライヴ
[ ] indicates the artist who made the song hit, otherwise Babyface’s hits
show started 21:35
01. Grown And Sexy
02. For The Cool In You
03. Every Time I Close My Eyes
04. What If
05. Never Keeping Secrets
06. Whip Appeal
--
07. Fire And Rain [James Taylor]
08. Time In A Bottle [Jim Croce]
09. Wonderful Tonight [Eric Clapton]
--
10-18. Boys Hit Medley: Two Occasions [Deele]
11. Don’t Be Cruel [Bobby Brown]
12. Every Little Step [Bobby Brown]
13. Rock Witcha [Bobby Brown]
14. Roni [Bobby Brown]
15. Can We Talk [Tevin Campbell]
16. My, My, My [Johnny Gill]
17. I’ll Make Love To You [Boys II Men]
18. End Of the Road [Boys II Men]
19-26. Girls Hit Medley: Baby, Baby, Baby [TLC]
20. Diggin On You [TLC]
21. Red Light Special [TLC]
22. Superwoman [Karyn White]
23. Not Gon’ Cry [Mary J. Blige]
24. Breath Again [Toni Braxton]
25. Another Sad Love Songs [Toni Braxton]
26. You Mean The World To Me [Toni Braxton]
27. Take A Bow [Madonna]
28. Count On Me [Whitney Houston & Ce Ce Winans]
29. Exhale (Shoo Shoo Song) [Whitney Houston]
30. Change The World [Eric Clapton]
Enc. When Can I See You Again
show ended 23:12
(2007年10月15日月曜、六本木ミッドタウン・ビルボード・ライヴ=ベイビーフェイス・ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>Babyface
2007-133
コメント