【ジョディー・ワトリー・ライヴ】

ダンス。

2004年3月横浜モーション・ブルー、2006年7月、2007年7月丸の内コットン・クラブ以来、およそ9ヶ月ぶりの来日ライヴ。編成は、ドラムス、パーカッション、キーボード、DJ にダンサー2人、プラス・ジョディー・ワトリー。ギターもベースもいない。またコーラスもいないが、いずれの音もキーボードが出す。

1曲目が始まる前からDJが曲をかけて観客をあおる。下記セットリスト冒頭5曲は、完全にダンスを見せるシーン。さすが、「ソウル・トレイン・ダンサーズ」のダンサー上がりだけのことはある。

また「ルッキング・フォー・ア・ニュー・ラヴ」や「フレンズ」などは、かなり大胆にアレンジしたヴァージョンで聞かせた。ダンサー2人とともに激しく踊るが、最初の5曲はピッチも完璧、ヴォーカルの音圧なども一定していて、声にライヴっぽい荒さはまったくなく一瞬の揺るぎも見せなかった。

一方「エヴリシング」からはダンスがなく、声からは吐く息の音も伝わってくる。興味深い選曲は、スティーヴィー・ワンダーの「トゥ・シャイ・トゥ・セイ」。しっとりとしたスティーヴィーの傑作で、これをジョディーがキーボードと2人だけで歌った。全体的には、クラブ風、ラウンジ風のアレンジが多かった。マドンナのヒット「ボーダーライン」、シックの「アイ・ウォント・ユア・ラヴ」などのカヴァーは、なぜ歌うのだろうか。

黒の上下に、黒のハット。ハットや椅子なども使いダンスを見せるヴィジュアル効果は抜群。

■ 過去関連記事

July 08, 2006
Jody Watley Live At Cotton Club
http://blog.soulsearchin.com/archives/2006_07_08.html
(前回ライヴ評)

2004/03/04 (Thu)
Jody Watley Live At Motion Blue: She Never Sung Any Shalamar Song
http://www.soulsearchin.com//entertainment/music/live/diary20040304.html
(前々回ライヴ評)

■    メンバー

ジョディー・ワトリー/Jody Watley(Vocals)
ハヴィック/Havic(Dancer)
ロゼーロ・マッコイ/Rosero McCoy(Dancer)
ロドニー・リー/Rodney Lee(Keyboards)
ビル ’ピース ビスキュイ’ コールマン/Bill ’Peace Bisquit’ Coleman(DJ)
ダニエル・サドウニック/Daniel Sadownick(Percussions)
ドネル・スペンサー Jr/Donnell Spencer Jr(Drums)

■ セットリスト

Setlist : Jody Watley @ Billboard Live, April 13, 2008

Show started
Performance started 21:00
01. Looking For A New Love (New Version)
02. Don’t You Want Me
03. Some Kind Of Lover
04. Still A Thrill
05. Friends (Remix)
06. Everything
07. Precious Love
08. I’m The One You Need
09. Medley (9)-(11): It All Begins With You
10. Too Shy To Say
11. Pure Joy
12. I Love To Love
13. Whenever
14. Saturday Night Experience
15. Bed Of Roses
16. Borderline
17. A Beautiful Life
18. I Want Your Love
Enc. Real Love
Show ended 20:19

(2008年4月20日日曜、六本木ビルボード・ライヴ=序ディー・ワトリー・ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>Watley, Jody
2008-65

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