【ソウル・ヒットで英語を学ぼう】

勉強。

毎週日曜日インターFMで放送している『ソウル・ブレンズ』(午後3時〜5時)内の一コーナー「ガバ・ナチュラル・イングリッシュ」(午後3時15分ころから)では、毎回ソウルのヒット曲から、ふだん英会話などで使えるフレーズをピックアップしてご紹介している。これが最近、なかなかいい感じなので番組をあまりお聞きになられてない方のためにご案内。

例えば、2008年7月6日の放送では、You can’t deny it というフレーズ。直訳は、「あなたはそれを否定できない」。ただしこの場合は、その相手・対象物のことをあまり好きでないにせよ、その対象物に対する評価は否定できない、というニュアンスで使う。

例)You can’t deny that he is smart though.

「(彼のことは好きじゃないかもしれないけど)彼が頭が良いというのは否定できない」

そして、かける曲は、リサ・スタンスフィールドの「ユー・キャント・デナイ・イット」。DJマーヴィン・デンジャーフィールドが懇切丁寧にこのニュアンス、意味合いを説明してくれる。マーヴィンの説明はいつもわかりやすい。

あるいは7月13日オンエアー分。

例) Whatcha gonna do (for me)?” 

「あなたは私に何をしてくれるの?」

“whatcha”は、“what”と“are you”を口語的に短縮したもの。かなりくだけた言い方なので、親しい友人との間で使われる。上司や目上の人に対しては使わないほうがいい、といったことを教えてくれる。そして、楽曲はシャカ・カーンの「ワッチャ・ゴナ・ドゥー・フォー・ミー」。

もうひとつ。7月20日分。

例) “Put it all together” 「わかる、理解する」

例文:After I put it all together, I realized she was right.

(すべてを理解したら、彼女が正しかったと気付いた)

直訳は、「それらをすべて集めてひとつにする」ということ。そこから転じて、「まとめると」「一言で言えば」あるいは「わかった」といったニュアンスになる。イメージとしては、ジグゾー・パズルをひとつずつはめ込んでいき、すべてが揃うと全体像がわかる、というニュアンスだ。

そして楽曲は、スタイリスティックスの「レッツ・プット・イット・オール・トゥゲザー」。マーヴィンの解説の後に、この曲がかかると、思わず「な〜るほど」と思ってしまう。実はこの楽曲とフレーズを選ぶ作業を毎週しているのだが、これがけっこう大変で。最近はヒット曲を聴いていると、どこかに使えるフレーズはないかと虎視眈々(こしたんたん)。

いやあ、それにしても、ほんとにソウルのヒット曲って、英語の勉強になりますねえ。(笑)

さて、次週はいったいどんなフレーズがでてくるのか。Heaven Knows 神様だけが知っている。毎週日曜午後3時15分ごろ、インターFM(76.1mhz)をチェック! 

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