◎デジル・ブラザーズ~ソウル・エンタテーメントを目指す

【Aiming For Soul Entertainment: Dezille Brothers】

ファンク。

椎名純平をリード・ヴォーカルにする日本人ファンク・バンド、デジル・ブラザーズの久しぶりのライヴ。僕が見るのは、昨年4月以来。今回は特に新譜リリースがあるわけでもなく、「ただ、やりたいからやった」というワンマン・ライヴ。渋谷ジェイジー・ブラットは立ち見でけっこう満員。しかも8割以上が女性ファン。前もこんなに女性ファンが多かったっけ。

なにより、このデジル・ブラザーズというバンドがファンキーでグルーヴたっぷりで実にいい。下手にネオ・クラシック・ソウルっぽいのになったりせず、少しオールド・スクールなファンク・バンド的味わいを残してるところがいい。

椎名の声は、聞き様によってはかなりソウルフルだ。ひょっとして彼はオリトの後釜かなあ、あるいは、ダンスマンに通じるところもあるなあ、なんてことも思った。ちょっと違うか。

メンバー全員のソロあり、各人のMCありで、ソウルフルなエンタテインメントを狙う。途中、間に挟みこまれた新曲(!)「歌手」、「かっしゅ、かっしゅ」というフレーズが、もう家に帰ってからも、頭の中をぐるぐる回る。(笑) これ、いいね!

「ここでみんなで泳ごう」という掛け声とその動きには思い切り笑わせられた。平泳ぎ、背泳ぎ、これも、いいね! 

椎名本人は、「トークの部分も楽しませられるようにして、『ソウル・ショー』としてエンタテーメントにしたい」という。たとえば、ダンスマン的、植木等的なおもしろさなどは、すでに感じられるので、キャラクター作りをしっかりすればもっとおもしろいものになると思う。であれば、トークの部分も台本とかしゃべることもしっかり決めて、しゃべりかたなども「間」をうまく勉強してリハーサルしたほうがいい、と本人に言った。

もちろんそうしたお笑い部分も、しっかりした楽曲、演奏があってこそのこと。

次回以降、ますます楽しみになってきた。

■過去関連記事
デジル・ブラザーズ~ グルーヴのあるライヴ
2011年04月12日(火)
http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-10858546950.html

2010年03月30日(火)
椎名純平ライヴ@モーション・ブルー
http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-10494837639.html

■ 椎名純平ブログ
http://blog.goo.ne.jp/shiinajunpei/

■デジル・ブラザーズ

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B004H9PEYW/soulsearchiho-22/ref=nosim/

■メンバー

【Dezille Brothers】
椎名純平(vo,rhodes) SWING-O a.k.a.45(key) 竹内朋康(g) 鈴木 渉(b) 白根佳尚(ds)

■セットリスト

show started 20:00
00. MC (SWING-O a.k.a.45)
01.Gimme Some More
02.Shine Shine Shine
03.愛ゆえに 
00. 「歌手」(1コーラス)
04.アフロガール
05.青空
06.Sexy Mama
00.「歌手」(1コーラス)
07.By My Side
08.(A riff of ”Sir Duke”)~スキ大好き~やぶれかぶれ
09.Cissy Strut (Inst)
10.Splash
00.「歌手」(1コーラス)
11.To The Limit
12.バンバンバン
13.やみつきスピード
14.Eyes On Me
Encore 歌手(フルサイズ)
Encore ゴキゲンナナメ
Show ended 22:09

(2012年8月24日金曜、渋谷ジェイジー・ブラット[JZ Brat]、デジル・ブラザーズ・ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>Dezille Brothers
2012-

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