■★ ベン・E・キング『ソウル・ブレンズ』で語る~『ディス・イズ・ユア・ライフ』

【Soul Legend Ben E King:This Is Your Life On Soul Blends】

降臨。

昨日の『ソウル・ブレンズ』(2012年9月2日)(関東地区・インターFM、76.1mhz、毎週日曜午後2時~4時)にソウル界の伝説、ベン・E・キングがやってきた。

スタジオに時間より15分も早くやってきたキングさん。意外と小柄で、とても気さく。プロデューサーのオッシーは、ベン・EのEは、「いいひと」のEと命名! うまい!

ベンE人キング。

僕が朝の8時までかかって練り上げた選曲表・構成表・質問リストなどを軽く説明しながら、マーヴィンが「ファミリーのように、気楽にリラックスしてお話ください」と空気をなごませる。

マーヴィンが、「あなたのことをなんて呼べばいいでしょうか。ミスター・キングか、ベンか、ベンEキングか」と訊くと、「なんでもいいよ、ベンとでも呼んでくれ」ということで、マーヴィンはベンと呼ぶことに。僕はさすがに、ベンとは呼べなかった。ミスター・キングかな。あるいは、ベン・E・キングさん。

スタッフの方によると、今日はとてもリラックスして和まれ、楽しんでいるようだったとのこと。これはとても嬉しい。

名言もいくつか出た。面白かったのは、「リード・シンガーっておもしろくないんだよ。Lead is not fun. バックコーラスで、ちょっと振付けてステップ踊ってたほうが楽だろ。(笑) そっちのほうが前の女の子を見られるしね」 これにはスタジオ中がバカ受け。

一番感動したのは、後半「スタンド・バイ・ミー」のいろいろなヴァージョンをするところで、トップに日本屈指のカヴァーである山下達郎さんのアカペラによる「スタンド・バイ・ミー」をかけたとき。キングさんは、両手でヘッドフォンをしっかり押さえ、目を閉じ、真剣に聞き入っていたシーン。そのシーンを僕は写真に撮りたかった。

そして、フルでこれをかけ、終わると一言。「This is great」

「私は、どのヴァージョンも基本的には好きだ。特に独自の個性が入ったものは好きだ。だが、このヴァージョンはそのレヴェルを超えている。すべての声を彼一人でやっているんだろう。曲にまったく違った解釈を加えた。そして、なにより彼のヴァージョンには『ソウル』があるよね」

別の曲がかかっているときに、達郎さんがドゥーワップが大好きで、こうしたアルバムをすべて一人で録音して作っている、ふだんは日本語のポップスを歌ってCDもたくさん売れているが、これはある意味『趣味』でやっているようなプロジェクトだ、しかし、これによって、日本に「アカペラ」「ドゥーワップ」というものを彼は広めたんだ、という説明をした。これは『ストリート・コーナー・シンフォニー』の「3」に入っているが、そこに入っているR&B、アカペラの曲名などを見せたところ、とても興味を持っていただいたので、CDをその場でプレゼントした。

「ソウル・ブレンズ」にもときどき海外のアーティストがやってくるが、僕にとっても思いで深い感動的なゲストとなった。

(ベン・E・キングさんとのソウル談義については、もう少し書きたいので、この項続きます)



ベンEキングは、9月8日(土曜)東京ジャズの昼の回に登場します。
http://www.tokyo-jazz.com/

■『ソウル・ブレンズ』~ベン・E・キングのディス・イズ・ユア・ライフ。期間限定でポッドキャストアップ。(約59分)

http://soundcloud.com/soul_searchin_8/soul-blends-2012-09-02-special

■過去関連記事

December 05, 2005
Ben E King’s "Stand By Me" Brings Happiness To Everybody
http://blog.soulsearchin.com/archives/000682.html

■「スタンド・バイ・ミー」関連記事

2003/08/12 (Tue)
Stand By Me: Friendship Was Developed Without Cell Phone nor Email
すべてがシンプルだったあの時代
http://www.soulsearchin.com/soul-diary/archive/200308/diary20030812.html

2004/02/07 (Sat)
Marvin’s "Stand By Me"
マーヴィンの「スタンド・バイ・ミー」ストーリー
http://www.soulsearchin.com/soul-diary/archive/200402/diary20040207.html

■『オン・ザ・ストリート・コーナー3』(「スタンド・バイ・ミー」収録)

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00004TKA5/soulsearchiho-22/ref=nosim/"

『オン・ザ・ストリート・コーナー2』

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B000059O5Q/soulsearchiho-22/ref=nosim/

■特別公開、選曲表 (時間の関係でカットした曲はカットしました(笑))

Soul Searchin in Soul Blends 2012-09-02 #123(#212) Ben E King

15:00

Introducing: Welcome to Soul Blends.

Part 1, As lead singer of Drifters

M1There Goes My Baby 1959/6, #1, #2 2:09/ Drifters

BGM01Dance With Me 2:27
BGM02(If You Cry) True Love True Love 2:17

M2Save The Last Dance For Me 1960/10, #1,#1 2:32 / Drifters

BGM03I Count The Tears 2:15 / Drifters
BGM04Oh My Love 2:23

Part 2 Solo singer, Ben E King

M3Spanish Harlem 1961/1 #15, #10 2:52/ Ben E King

BGM07Brace Yourself 2:04
BGM08Show Me The Way2:17

M4Stand By Me 1961/5, #1,#4 2:55 / Ben E King

15:30
CM 1 minute

Part 3 “Stand By Me” saga continues

BGM09Stand By Me 3:08 / Barbara Lewis
BGM10Stand By Me 2:21 / Gene Chandler

M5Stand By Me 3:12 / Yamashta Tatsuro

BGM11Stand By Me 2:13 / Cassius Clay White
BGM12 Stand By Me 4:07 / Maurice

M6Stand By Me 5:38 / Spyder Turner

BGM13 Don’t Play That Song 2:51, 1962/5, #2, #11 / Ben E King

Part 4 New Age For Ben E King

BGM14 Supernatural Thing 3:17 1975/1, #1,
BGM15 A Star In The Ghetto 7:01 / Ben E King with AWB

M7Ue Wo Muite Arukou 2012, 3:56 / Ben E King

End of the show


■『オン・ザ・ストリート・コーナー』

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B000059O5P/soulsearchiho-22/ref=nosim/

■ベンEキング

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B005KLAAJK/soulsearchiho-22/ref=nosim/

RADIO>Soul Blends>King, Ben E

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