■「ソウル・サーチン・レイディオ」第21回セットリスト~ヘイミッシュ・スチュアートとAWBなど

【Soul Searchin Radio #021 - Setlist】

第21回。

「ソウル・ミュージックの過去現在未来」をご紹介する「ソウル・サーチン・レイディオ」。第21回は、ニュース&トピックスでフジロック・ライヴ音源からタワー・オブ・パワーのものをご紹介しました。JBメドレーです。

話題のトロント出身のドレイク、アドリア・ケイン、Rケリーの新曲も。

「フィーチャード・アーティスト」はただいま来日中、元アヴェレージ・ホワイト・バンドのヘイミッシュ・スチュアートに少し話を聞きました。彼にとっては、AWBはもう終わっている、という言葉が印象的でした。

ヘイミッシュ・スチュアートのコメント。

「『ワッチャ・ゴナ・ドゥ・フォー・ミー』は、友人のネッド・ドヒーニーと一緒に書いた。『ソウル・サーチン』のアルバム用にそれより先に『ラヴ・オブ・マイ・オウン』を書いていた。ネッドとは友人だったので、僕がLAに行くと彼のうちに行き、よく一緒に遊んでいた。マルガリータを飲んで、女の子を追っかけてって、若い連中誰もがやるようなことをやってた。(笑)そんな頃、キッチン・テーブルで二人で『ラヴ・オブ・マイ・オウン』を書いたがそれはすぐかけた。ギターを弾きながら30分程度でほぼできたよ。それからしばらく経って、『ワッチャ・ゴナ・・・』を書いた。『ラヴ・・・』ほどすぐには書けなかったけど、完成させたよ。歌詞のアイデアは、ネッドだ。それから何年かしてレコーディングされた。一緒にたくさんの曲は書いていないが、最初に書いた曲としては気に入ってるよ。僕はコード進行などをやった。あまり一人だけでは書かない。コラボレーションのほうが好きだな」

「ソウル・サーチン」の楽曲について。

「『ソウル・サーチン』は、バンドのベース奏者、アラン・ゴリーが書いた。すでにそのアルバムを『ソウル・サーチン』というタイトルにすると決まっていた。アランとギター奏者のオーニーがハーモニーをちょっと変えたりしたんじゃないかな。それでほかの曲と一緒にレコーディングした。それだけだよ。これ、僕も書いてたっけ?(笑) もうずいぶん昔のことであんまりよく覚えてないんだ。ただ、これはアランが歌っているので、僕はもう歌わないんだ。僕がやるのは、クイーン・オブ・マイ・ソウル、一方、カット・ザ・ケイクはアランが歌っているので僕はやらない。イフ・アイ・エヴァー・ルーズ・ディス・へヴン、ワッチャ・ゴナ・ドゥ・フォー・ミーはやる。たぶん、この「ソウル・サーチン」はアランと一緒に曲を書いたんだろう。(笑)」

ジェームス・ブラウンは、ビル・ドゲットのカヴァー。ビル・ドゲットが1958年10月からヒットさせ、ソウルチャートで3位まであげた曲のカヴァー。ビル・ドゲットもキングレコード所属。レーベルメイトのカヴァーです。ビル・ドゲットは1916年2月16日フィラデルフィア生まれ。1996年11月13日80歳で死去。ピアノ/オルガン奏者。1956年「ホンキー・トンク」がソウルで13週1位になる大ヒットを出しています。

オールディーズでは2人、バースデイ。アイザック・ヘイズにラップのKRS-ONE。いよいよ来週末に迫った「ソウル・パワー・サミット」の大ボス、鈴木雅之さんの『ソウル・サミット』コンピレーションの選曲を1曲。

マンスリーはホイットニー3回目。『ボディー・ガード』の話などをしました。

ホイットニー、教会、ゴスペルについてのコメント。

「まちがいない、母は私たち(子供たち)を教会で育てた。教会は、私たちのファミリー・トラディション、家族の伝統。私たちの人生の一部です。好き嫌いに関係なく、教会には行かなければならないの。でも、大きくなるにつれ、教会に行くのが大好きになっていった。私はそこで歌うのが大好きで、クワイアーが大好き、あの空気、雰囲気、エキサイトメントが大好きだった。感情のたかぶりがあそこにはある。説明しましょう。日曜、朝8時の礼拝があって、それから11時の礼拝がある。午後や、夜に礼拝があるときもある。礼拝というのは、すべて神を称えるということ。ずっと、称え続けるの。大きな声で、そうすると喜びにあふれて、抑えることができなくなり、歌って、自分の感情をどんどん吐き出す。

もちろん、いろんな人がいて、静かに参加する人もいれば、大いに感情を出す人もいる。バプティスト・チャーチ、ペンタコスタル・チャーチではみんな抑えることができない。シャウトして、神を称える。私は子供の頃、神についてはよくわからなかった。子供だったからでしょう。でも、両親から、ファミリーからその存在について教わりました。私たちが神に対して何をするにせよ、神は私たちがうたっていることが大好きなんです。大人になるにつれて、私自身の経験というものが培われていきました。私と神との関係がより強くなっていったと思うのです。そして、神が私の中にいると感じるようになりました。私の人生や経験を通じて、徐々にそういう風にして神を知るようになりました。いつか、私はゴスペル・アルバムを作るつもり。それもたくさん作りたい。そのことを避けて通れないと思っている。私のルーツだから。そして、ゴスペルはもっとも愛しているものだから。最初に私が触れた音楽、それがゴスペルなんですから。まちがいなく、いつかゴスペル・アルバムを作るわ。ゴスペルには、むかしながらのトラディショナルなゴスペル、ホエン・ザ・セインツ・ゴー・マーチン・イン、とか、神を直接称えるものから、コンテンポラリーなゴスペルもある。ビービー&シーシー・ワイナンズや、アル・グリーン、クラーク・シスターズなどなど。彼らはより今風です。より普遍的。若い人たちにアピールできるんです」

今日かけた曲は次の通り。

SOUL SEARCHIN RADIO: Setlist
SSR#021- 2013-08-20

M01Holds On We’re Going Home - Drake
M02My Story - R. Kelly featuring 2 Chainz
M03Gratitute - Will Lee
M04Lips – Adria Kain
M05Diggin On James Brown - James Brown Medley: It’s A New Day – The Popcorn – Mother Popcorn – There It Is – Soul Power – I Got The Feelin’ – Diggin On James Brown - Tower Of Power
(Live from Fuji Rock 7/26/2013, Orange Court)

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PART TWO: FEATURED ARTIST

TM(BGM Pick Up The Pieces)
M06Whatcha Gonna Do For Me- AWB
BGM 02 Cut The Cake - AWB
M07Soul Searching - AWB
BGM03 Walk On By - AWB
M08Person To Person - The Hamish Stuart Band

20:52—20:59
COMPLETE JAMES BROWN SINGLES #021
Jingle + TM Funky Drummer (1:00)

M09Hold It - Bill Doggett
M10Hold It (Instrumental) - James Brown
M11The Scratch - James Brown

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21:00
PART THREE : SOUL OLDIES
TM : Getaway

M12Theme From Shaft - Isaac Hayes
M13Power - KRS-ONE
BGM04 If Only For One Night - Luther Vandross
M14Here & Now - Luther Vandross
M15 Love TKO -Teddy Pendergrass
M16The Boss -Diana Ross
M17Swearing To God - Frankie Valli

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21:30
PART FOUR : Monthly Special : Whitney Houston
THEME: The Greatest Love Of All (Instrumental) - Michael Masser
M18 What Becomes Of Broken Hearted - Jimmy Ruffin
M19 I Will Always Love You -Whitney Houston
BGMI Will Always Love You – Dolly Parton
BGMI’m Every Woman -Whitney Houston
M20Count On Me-Whitney Houston & Ce Ce Winans
M21 Ain’t No Way - Whitney Houston & Mary J Blige
Last Song
M22Saving All My Love For You-Marilyn McCoo & Billy Davis Jr.

RADIO>SSR>#021

■ホイットニー・グレイテスト・ヒッツ

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■ディーヴァズ・ライヴ

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■ドレイク 新作9月日本盤発売

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ウィル・リー20年ぶりの新作

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