★オマー・ハキム・トークス~スーパー・ドラマー
2010年9月13日 音楽★オマー・ハキム・トークス~スーパー・ドラマー
【Omar Hakim Talks】
トーク。
東京ジャズの日曜日(2010年9月5日)夜の回、ケイリブと楽屋で会った。なんと渡辺香津美さんバンドでプレイするドラマー、オマー・ハキムに会いに行くというので、くっついていった。オマーとはたぶんブルーノートで一度くらいは会ってると思うが、ゆっくり話をしたことはなかった。
オマーの楽屋に入ると、彼はセットリスト順にちょうど楽譜を並べていた。ミュージシャンたちは演奏する楽曲が決まっていれば、楽譜をその順番に並べておくのが常だ。
オマーとケイリブは、ニューヨーク時代から友達。オマーの弟とケイリブが、同級生だったことで、その兄であるオマーとも知り合っている。オマーは1959年生まれでケイリブは1963年生まれ。オマーが言う。「いやあ、あの頃の4歳違いって、けっこう大きいよね。今、この年齢になるとぜんぜん関係ないけどね、(笑)」 ケイリブ。「オマーの弟が、あの頃、うちの兄貴が『ロック・シット(rock shit=糞のようなロック、くだらないロック)』をやってるんだ、ってしょっちゅう言ってた。(笑) それからしばらくしてからかな、オマーがスティングや、デイヴィッド・ボウイやりだして、おおっ、と思ったんだ。デイヴィッド・ボウイの『レッツ・ダンス』を初めてラジオで聴いたとき、これは絶対オマーだってわかったよ」
あれ、それってトニー・トンプソンじゃなかったっけ。オマー。「いや、あれは、両方(トニーとオマー)クレジットされてるんだけど、『レッツ・ダンス』や『チャイナ・ガール』なんかは、ほとんど僕が叩いてるんだ」 「あの、派手なドラムスの音(そういいながらケイリブが音を真似る)は、間違いなくオマーだよ」とケイリブ。
オマーは、マイク・マイニエリがてがけた渡辺香津美のアルバムなどにも起用され、マイクをこの業界に引き入れてくれた恩人と思っている。1980年代初頭のことだ。その後、まもなくウェザー・リポートから誘われる。そのときの話をおもしろおかしくしてくれた。
誰から電話が来たんだい、というケイリブの質問に答えて「ジョー・ザビヌルだよ。ちょうど僕は外出していて、母親が電話に出た。母親は、苗字の名前をうまく聞き取れなくて、『Zから始まる妙な苗字の人から電話があったよ。その彼は、おかしなことを言うんだ。天気予報がどうのこうのって』とつぶやいたんだよ」。それを聞いてオマーは飛び上がる。ウェザー・リポートのジョー・ザビヌルと瞬時にわかったのだ。大興奮するオマー、しかし、ジョーの電話番号を書いた紙切れを母親はどこかへやってしまったらしく、オマーの狂喜乱舞ぶりに母親は大慌てになってしまったそうだ。
オマー・ハキムは、シックのライヴでも来日している。オマー・ハキムは、ウェザー・リポート、ダイアー・ストレイツ、スティング、マイルス・デイヴィス、ミック・ジャガー、リー・リトナー、マライア・キャリーなどそうそうたるメンバーのドラムを担当しているスーパードラマーだ。
楽屋に一緒に行った松本幸三さんは、昔ドラムスを叩き、今でも余暇でドラムを叩くので、オマーに会えたことで大感激。さっそく一枚一緒に写真を撮っていた。
オマーは、東京ジャズの前に、自身のグループ、トリオ・オブ・オズでコットンクラブでライヴも行った。ドラムス、ピアノ(レイチェルZ)、アコースティック・ベース(メイヴ・ロイス)、そしてドラムス、オマー。オマーが、そのグループのCD『The Trio Of Oz』 をくれた。これが実にかっこよかった。
■ オマーのドラムス・シリーズ(ほんの一部): デイヴィッド・ボウイ『レッツ・ダンス』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B002SVPMSO/soulsearchiho-22/ref=nosim/
■ ダイアー・ストレイツ
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B0009A21R6/soulsearchiho-22/ref=nosim/
■ スティング 『ブリング・オン・ザ・ナイト』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B0007X6ST2/soulsearchiho-22/ref=nosim/
■ マイルス・デイヴィス TUTU
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B000002LAB/soulsearchiho-22/ref=nosim/
ENT>ARTIST>Hakim, Omar
【Omar Hakim Talks】
トーク。
東京ジャズの日曜日(2010年9月5日)夜の回、ケイリブと楽屋で会った。なんと渡辺香津美さんバンドでプレイするドラマー、オマー・ハキムに会いに行くというので、くっついていった。オマーとはたぶんブルーノートで一度くらいは会ってると思うが、ゆっくり話をしたことはなかった。
オマーの楽屋に入ると、彼はセットリスト順にちょうど楽譜を並べていた。ミュージシャンたちは演奏する楽曲が決まっていれば、楽譜をその順番に並べておくのが常だ。
オマーとケイリブは、ニューヨーク時代から友達。オマーの弟とケイリブが、同級生だったことで、その兄であるオマーとも知り合っている。オマーは1959年生まれでケイリブは1963年生まれ。オマーが言う。「いやあ、あの頃の4歳違いって、けっこう大きいよね。今、この年齢になるとぜんぜん関係ないけどね、(笑)」 ケイリブ。「オマーの弟が、あの頃、うちの兄貴が『ロック・シット(rock shit=糞のようなロック、くだらないロック)』をやってるんだ、ってしょっちゅう言ってた。(笑) それからしばらくしてからかな、オマーがスティングや、デイヴィッド・ボウイやりだして、おおっ、と思ったんだ。デイヴィッド・ボウイの『レッツ・ダンス』を初めてラジオで聴いたとき、これは絶対オマーだってわかったよ」
あれ、それってトニー・トンプソンじゃなかったっけ。オマー。「いや、あれは、両方(トニーとオマー)クレジットされてるんだけど、『レッツ・ダンス』や『チャイナ・ガール』なんかは、ほとんど僕が叩いてるんだ」 「あの、派手なドラムスの音(そういいながらケイリブが音を真似る)は、間違いなくオマーだよ」とケイリブ。
オマーは、マイク・マイニエリがてがけた渡辺香津美のアルバムなどにも起用され、マイクをこの業界に引き入れてくれた恩人と思っている。1980年代初頭のことだ。その後、まもなくウェザー・リポートから誘われる。そのときの話をおもしろおかしくしてくれた。
誰から電話が来たんだい、というケイリブの質問に答えて「ジョー・ザビヌルだよ。ちょうど僕は外出していて、母親が電話に出た。母親は、苗字の名前をうまく聞き取れなくて、『Zから始まる妙な苗字の人から電話があったよ。その彼は、おかしなことを言うんだ。天気予報がどうのこうのって』とつぶやいたんだよ」。それを聞いてオマーは飛び上がる。ウェザー・リポートのジョー・ザビヌルと瞬時にわかったのだ。大興奮するオマー、しかし、ジョーの電話番号を書いた紙切れを母親はどこかへやってしまったらしく、オマーの狂喜乱舞ぶりに母親は大慌てになってしまったそうだ。
オマー・ハキムは、シックのライヴでも来日している。オマー・ハキムは、ウェザー・リポート、ダイアー・ストレイツ、スティング、マイルス・デイヴィス、ミック・ジャガー、リー・リトナー、マライア・キャリーなどそうそうたるメンバーのドラムを担当しているスーパードラマーだ。
楽屋に一緒に行った松本幸三さんは、昔ドラムスを叩き、今でも余暇でドラムを叩くので、オマーに会えたことで大感激。さっそく一枚一緒に写真を撮っていた。
オマーは、東京ジャズの前に、自身のグループ、トリオ・オブ・オズでコットンクラブでライヴも行った。ドラムス、ピアノ(レイチェルZ)、アコースティック・ベース(メイヴ・ロイス)、そしてドラムス、オマー。オマーが、そのグループのCD『The Trio Of Oz』 をくれた。これが実にかっこよかった。
■ オマーのドラムス・シリーズ(ほんの一部): デイヴィッド・ボウイ『レッツ・ダンス』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B002SVPMSO/soulsearchiho-22/ref=nosim/
■ ダイアー・ストレイツ
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B0009A21R6/soulsearchiho-22/ref=nosim/
■ スティング 『ブリング・オン・ザ・ナイト』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B0007X6ST2/soulsearchiho-22/ref=nosim/
■ マイルス・デイヴィス TUTU
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B000002LAB/soulsearchiho-22/ref=nosim/
ENT>ARTIST>Hakim, Omar
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