◎レディー・ガガ『徹子の部屋』~ガガとマイケル・ジャクソン

【Lady Gaga on Tetsuko’s Room: Gaga & MJ】

インパクト。

レディー・ガガが先日来日したときに収録した『徹子の部屋』が、昨日(2011年7月11日)午後テレビ朝日系列で放送された。ファッションとヴィジュアルで強烈なインパクトを残した。

さっそく、ユーチューブに一部がアップされた。(削除される可能性はありますので、ごらんになるのはお早めに)


http://youtu.be/LVuyjeSUen8


http://youtu.be/LdvFEzmI8BE

第一印象。冒頭、ものすごい靴とファッションで、巨人みたいになっているが、ガガの身長は155センチほどだという。どれだけ、上げ底なのか。すごい。(笑)

レディー・ガガのチャリティーに対する考え方などは、マイケル・ジャクソンなどと近いと思う。

また、音楽的にレディー・ガガはソウルとかブラック・ミュージックのジャンルには入らないが、マイケル・ジャクソンがアプローチしたロック寄りのエリアにいる。それは、マドンナともかぶる。そのため、ダンスの要素がとても強い。ダンス・オリエンテッド・ロックといったエリアだ。

ジェームス・ブラウン→マイケル・ジャクソン→マドンナ→レディー・ガガという流れはダンスという軸で一本筋が通っている。だが、もはや彼女にとっても聴き手にとっても音楽ジャンルなどは関係ないはず。

ここまで現象的な人気になると、レディー・ガガという音楽が、マイケル・ジャクソンがひとつの音楽ジャンルになったのと同じように、それ自体ひとつの音楽ジャンルになったともいえる。これは本当にすごいこと。

マイケルとの違いは、ガガの家庭が裕福だったこと。そして、十代の頃には、自らアルバイトなどで一般社会との接点を多数持ったことなどがある。一方マイケルは10代初期からスターになってしまったために、一般社会との接点が持てなかった。それが後に性格形成で大きな影響を与えた。そこが大きく違うと思う。考え方などしっかりしていて、とても好感が持てる。

マイケルが歌のうまさとダンスの素晴らしさゆえに、不幸にもみなそこに目が奪われ彼の真摯なメッセージがなかなか伝わらなかった側面がある。レディー・ガガのこの奇抜なファッションだけが広がってしまい、彼女の地に足の付いたきちんとしたメッセージが伝わらなくならないように願いたい。

ガガくらいの存在になると、ひとつ間違えるとメディアがいっせいに叩くことをするので、ぜひそういう隙を与えないでほしいと切に願う。

きっと、マイケルが生きていたら、間違いなくガガのファンになっていただろうと思う。僕は彼女のこうした奇抜なファッションよりも、もっと素の彼女のほうが魅力的だと思う。いずれ、そういうのも出てくるのだろう。今なら、何でも出来て、何でも受け入れられる。

また、この放送では、同時通訳の声とガガの声がかぶって聞きづらい。字幕もしくは二ヶ国語放送にすべきだ。

一箇所、ユーチューブの「徹子の部屋~ガガ1」3分12秒あたりで、ガガがyouと言った部分を通訳は「徹子さんも世界にインスピレーションを~」と訳してるが、たぶん、前後の流れから言うと、「日本人も世界にインスピレーションを~」と言ってるのではないだろうか。

黒柳徹子さんの風邪声みたいなのが心配になる。滑舌も悪い。永六輔さんもラジオで大活躍を続けるが、以前と違いかなり聴きづらい。とはいえ、どちらも放送界の超大御所。番組プロデューサーは悩みどころだ。

レディー・ガガ、本名ステファニー・ジョアン・アンジェリーナ・ジャーマノッタ、1986年3月28日生まれ。25歳。昭和61年生まれの寅年です。3月28日は神田うのと同じ誕生日だ。

BS朝日で2011年7月14日(木)17時30分~18時から再放送される。

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