◎ ティト・タイム! 再び
2011年7月21日 音楽◎ティト・タイム! 再び
【Tito Time! Again】
パパT。
ティトの最終日、西寺郷太さんとブルーノートに足を運んだ。そうしたら、なんとケント・モリさんが前日来日したとかで、遭遇。翌日から日本全国回るそう。
この日は最終日とあってか、観客も最初から異様に盛り上がっていて、1曲目「キャン・ユー・フィール・イット」のイントロからいっせいに立ち上がった。バンドの演奏も初日よりかなりタイトになっていてうまくなっていた。
ブルーズの「Tボーン・シャッフル」では、ティトがギター・ソロをステージ右に左に動きながら、キャーキャー言いながら立ち上がった女性ファンに大サーヴィス。あれは一度やったらやめられないだろうなあ、と遠めに見ていて思った。
「ハートブレイク・ホテル」を聞きながら、郷太くんが「こんな曲、よく書けますよね。すごい」と言ってきた。確かにこの曲はよく出来ていて「クイーンの影響みたいのもあるんですかね」と言う。「ああ、それもあるかもね」と僕。一方、前々からこのスイート(組曲)的な作りを、たとえば、ちょうど1976年~79年くらいまでのディスコ大全盛のときに大いに人気を博したドナ・サマーのレコード、たとえば「ホット・スタッフ」や「マッカーサー・パーク・スイート」などあたりの影響かなと思っていたので、そういう話をした。「それと、ギャンブル&ハフの影響もあるんじゃないかなあ。モータウン、ギャンブル&ハフ、クインシー(での曲作りから学んだこと)なんかがすべて土台になって、この曲(「ハートブレイク・ホテル」)につながってるんじゃないかなあ」とも付け加えた。
ティトがバックコーラスの子たちに声をかけると、3人揃って、「Yes, Papa T」と応えるのが実にかわいらしい。
アンコール、コットンではブルーズ曲だったが、この日はバンドのドラマー、レイモンド・カフーンの作品で、ギャップ・バンドの大ヒット曲「アウトスタンディング」を披露、なかなかポップでファンキーなノリでよかった。レイモンドは、ギャップのツアーメンバーの一人でもあり、ギャップたちと一緒に曲を書いている。ダズ・バンドのライヴなどでも来日している。
ライヴ後、別の席で見ていたケント・モリさんと再会。しばらくしてからティトも出てきて、記念撮影した。
左から吉岡・西寺郷太・ティト・ケントモリ
ティトは、兄弟の中でも一番フレンドリーな感じで、すぐにだれとでも友達になれるタイプの人物。それを今回、強く感じた。ちょうど、楽屋で僕がティト仕様の黒いキャップを被って一緒に写真を撮ろうと言ったら、「君もこれを被れ」と言って、もうひとつアフロヘアのかつらを取り出してきた。
Back to 1969
ティトのニュー・アルバムは、『So Far, So Good(ソー・ファー、ソー・グッド)』という。今のところ11曲ほぼ完成させており、年内にリリース予定だ。このうちのリード・オフ・シングルが、ステージでも披露した「ウィ・メイド・イット」。また、同じくステージで披露したカントリー調の「シーズ・ガッタ・ゴー」もニュー・アルバムからの1曲となる。これについて、ティトは「僕の母は、元々カントリーを歌っていたからね」と言う。
「兄弟の中で、一番最後にソロ・アルバムを出すのが僕だよ。息子たちよりも、後にデビューだからね」とティトは笑った。
ティトは12月頃、再び来日する予定だ。
■過去関連記事
2011年07月15日(金)
ティト・ジャクソン来日ライヴ・スタート~カマサミ・コング氏がインタヴュー
http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-10953806871.html
2011年07月17日(日)
ティト・ジャクソン・ライヴ&インタヴュー~『ディス・イズ・イット』は見ない
http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-10954941744.html
2010年07月18日(日)
ティト・ジャクソン・ライヴ~父のレガシーを受け継いで
http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-10593211243.html
(前回ライヴ評)
■メンバー
ティト・ジャクソン(ヴォーカル、ギター)Tito Jackson(vo,g)
アレックス・ネスタ―(ヴォーカル)Alex Nester(vo)
ラ・ニース・マッケイ(ヴォーカル)La Niece Mckay(vo)
ナディーン・ラフィーア・フォード(ヴォーカル)Nadine “Raffia” Ford(vo)
ローマン・ジョンソン(キーボード)Roman Johnson(key)
マイケル・ノーフリート(キーボード)Michael Norfleet(key)
アンジェロ・アール(ギター)Angelo Earl(g)
モリス・レンティ(ベース)Morris Rentie(b)
レイモンド・カルホーン(ドラムス)Raymond Calhoun(ds)
■セットリスト:ティト・ジャクソン
Setlist: Tito Jackson
Show started 21:32
01.Can You Feel It (Intro)
02.We Made It (New)
03.Steppin’ Out
04.Rockin’ Robin
05.T Bone Shuffle
06.She’s Gotta Go (New)
07.Home (Reggae)
08.Dawwg (Dog)
09.Jackson Five Medley: I Want You Back(La Niece) – ABC (Nadine+Alex) – The Love You Save (Alex) – I’ll Be There (La Niece)
10.Heartbreak Hotel (Nadine)
11.Shake Your Body (Down To The Ground) (Nadine)
12.Dancing Machine (Alex)
Enc. Outstanding [Gap Band]
Show ended 22:43
(2011年7月15日金曜、コットンクラブ、ティト・ジャクソン・ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>Jackson, Tito
2011-
【Tito Time! Again】
パパT。
ティトの最終日、西寺郷太さんとブルーノートに足を運んだ。そうしたら、なんとケント・モリさんが前日来日したとかで、遭遇。翌日から日本全国回るそう。
この日は最終日とあってか、観客も最初から異様に盛り上がっていて、1曲目「キャン・ユー・フィール・イット」のイントロからいっせいに立ち上がった。バンドの演奏も初日よりかなりタイトになっていてうまくなっていた。
ブルーズの「Tボーン・シャッフル」では、ティトがギター・ソロをステージ右に左に動きながら、キャーキャー言いながら立ち上がった女性ファンに大サーヴィス。あれは一度やったらやめられないだろうなあ、と遠めに見ていて思った。
「ハートブレイク・ホテル」を聞きながら、郷太くんが「こんな曲、よく書けますよね。すごい」と言ってきた。確かにこの曲はよく出来ていて「クイーンの影響みたいのもあるんですかね」と言う。「ああ、それもあるかもね」と僕。一方、前々からこのスイート(組曲)的な作りを、たとえば、ちょうど1976年~79年くらいまでのディスコ大全盛のときに大いに人気を博したドナ・サマーのレコード、たとえば「ホット・スタッフ」や「マッカーサー・パーク・スイート」などあたりの影響かなと思っていたので、そういう話をした。「それと、ギャンブル&ハフの影響もあるんじゃないかなあ。モータウン、ギャンブル&ハフ、クインシー(での曲作りから学んだこと)なんかがすべて土台になって、この曲(「ハートブレイク・ホテル」)につながってるんじゃないかなあ」とも付け加えた。
ティトがバックコーラスの子たちに声をかけると、3人揃って、「Yes, Papa T」と応えるのが実にかわいらしい。
アンコール、コットンではブルーズ曲だったが、この日はバンドのドラマー、レイモンド・カフーンの作品で、ギャップ・バンドの大ヒット曲「アウトスタンディング」を披露、なかなかポップでファンキーなノリでよかった。レイモンドは、ギャップのツアーメンバーの一人でもあり、ギャップたちと一緒に曲を書いている。ダズ・バンドのライヴなどでも来日している。
ライヴ後、別の席で見ていたケント・モリさんと再会。しばらくしてからティトも出てきて、記念撮影した。
左から吉岡・西寺郷太・ティト・ケントモリ
ティトは、兄弟の中でも一番フレンドリーな感じで、すぐにだれとでも友達になれるタイプの人物。それを今回、強く感じた。ちょうど、楽屋で僕がティト仕様の黒いキャップを被って一緒に写真を撮ろうと言ったら、「君もこれを被れ」と言って、もうひとつアフロヘアのかつらを取り出してきた。
Back to 1969
ティトのニュー・アルバムは、『So Far, So Good(ソー・ファー、ソー・グッド)』という。今のところ11曲ほぼ完成させており、年内にリリース予定だ。このうちのリード・オフ・シングルが、ステージでも披露した「ウィ・メイド・イット」。また、同じくステージで披露したカントリー調の「シーズ・ガッタ・ゴー」もニュー・アルバムからの1曲となる。これについて、ティトは「僕の母は、元々カントリーを歌っていたからね」と言う。
「兄弟の中で、一番最後にソロ・アルバムを出すのが僕だよ。息子たちよりも、後にデビューだからね」とティトは笑った。
ティトは12月頃、再び来日する予定だ。
■過去関連記事
2011年07月15日(金)
ティト・ジャクソン来日ライヴ・スタート~カマサミ・コング氏がインタヴュー
http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-10953806871.html
2011年07月17日(日)
ティト・ジャクソン・ライヴ&インタヴュー~『ディス・イズ・イット』は見ない
http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-10954941744.html
2010年07月18日(日)
ティト・ジャクソン・ライヴ~父のレガシーを受け継いで
http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-10593211243.html
(前回ライヴ評)
■メンバー
ティト・ジャクソン(ヴォーカル、ギター)Tito Jackson(vo,g)
アレックス・ネスタ―(ヴォーカル)Alex Nester(vo)
ラ・ニース・マッケイ(ヴォーカル)La Niece Mckay(vo)
ナディーン・ラフィーア・フォード(ヴォーカル)Nadine “Raffia” Ford(vo)
ローマン・ジョンソン(キーボード)Roman Johnson(key)
マイケル・ノーフリート(キーボード)Michael Norfleet(key)
アンジェロ・アール(ギター)Angelo Earl(g)
モリス・レンティ(ベース)Morris Rentie(b)
レイモンド・カルホーン(ドラムス)Raymond Calhoun(ds)
■セットリスト:ティト・ジャクソン
Setlist: Tito Jackson
Show started 21:32
01.Can You Feel It (Intro)
02.We Made It (New)
03.Steppin’ Out
04.Rockin’ Robin
05.T Bone Shuffle
06.She’s Gotta Go (New)
07.Home (Reggae)
08.Dawwg (Dog)
09.Jackson Five Medley: I Want You Back(La Niece) – ABC (Nadine+Alex) – The Love You Save (Alex) – I’ll Be There (La Niece)
10.Heartbreak Hotel (Nadine)
11.Shake Your Body (Down To The Ground) (Nadine)
12.Dancing Machine (Alex)
Enc. Outstanding [Gap Band]
Show ended 22:43
(2011年7月15日金曜、コットンクラブ、ティト・ジャクソン・ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>Jackson, Tito
2011-
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