●アシュフォード&シンプソンの偉業
2011年8月26日 音楽●アシュフォード&シンプソンの偉業
【Great Triumph For Ashford & Simpson】
夫婦。
夫婦デュオ、アシュフォード&シンプソンは、レイ・チャールズの「レッツ・ゴー・ゲット・ストーンド」の大ヒットをきっかけに、モータウンから声をかけられ、モータウンのスタッフ・ソングライターとなった。モータウンでは、なかなか破格の待遇を受け、多くの作品を作り、マーヴィン・ゲイ&タミー・テレルなどによって歌われ、ヒットした。
「エイント・ノー・マウンテン・ハイ・イナフ」、「エイント・ナッシング・ライク・ア・リアル・シング」、そして、「ユア・プレシャス・ラヴ」など後年もたくさんのアーティストにカヴァーされる作品が生み出された。
彼らの作品の最大の特徴は、とても覚え易いメロディーと実生活に根付いた歌詞にある。デュエットで歌うのにも適しているラヴ・ソングは特にその魅力を発揮する。ニックは、基本的に歌詞を担当した。
マーヴィン&タミーでヒットした「エイント・ノー・マウンテン・ハイ・イナフ」は後にダイアナ・ロスもカヴァーするが、1970年、ダイアナのソロ第一弾シングルもアシュフォード&シンプソンの「リーチ・アウト・アンド・タッチ」だ。これは一時期ダイアナのテーマ曲ともなる。デビュー作からてがけて、しばらくおいて、1979年に再び手を組んで世に送り出したのが「ボス」だった。じつにダイアナのポップな歌声と彼ら作り出すメロディーがぴったりだった。
マーヴィン&タミーで言えば、後期の作品でタミーがスタジオ入りできないとき、ヴァレリーがタミーに代わってマーヴィンの相手としてレコーディングしたことは今ではよく知られている。
1973年、彼らがモータウンを離れ、ワーナーにアーティストとして移籍してくると、次々と自身でヒットを出し始める。出すアルバムはことごとくゴールド・ディスクになるが、なぜか日本では話題にならなかった。どれも好きなアルバムで、メロディーもとても日本人受けしそうだと思ったが、とうとう最後まで日本ではブレイクしなかった。
1984年、彼らがキャピトルに移籍して出した「ソリッド」は彼らのアーティストとしては最大のヒットとなった。そのときに、かなり詳しいキャリアをライナーノーツに書いた。
彼らの偉業は素晴らしい作品を書き、ソングライターとしても超一流となったが、同時に夫婦デュオとしても成功を収めたこと。こんなアーティストは他にいない。
クインシー・ジョーンズのアルバムなどでも客演していた彼らだが、アメリカの音楽業界から惜しまれる存在だ。
ニック・アシュフォード=2011年8月22日死去。69歳、あるいは、70歳。
生年について。ニックは1942年5月4日とされていたが、昨日、ウィッキペディアが1941年5月4日と記述を変更した。これが70歳という報道を受けて変更したのか、実際に1941年生まれなのか、まだ確認できていない。
■ アシュフォード&シンプソン、初来日ライヴ評
November 20, 2009
アシュフォード&シンプソン:ストーリーを聴かせるライヴ (パート1)
http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-10392434386.html
November 21, 2009
アシュフォード&シンプソン (パート2): インタヴュー
http://ameblo.jp/soulsearchin/day-20091121.html
2009年11月22日(日)
アシュフォード&シンプソン(パート3):インタヴュー:モータウンでは「スピード」が必要だ
http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-10393856744.html#main
2009年09月25日(金)
アシュフォード&シンプソン、11月に初来日決定
http://ameblo.jp/soulsearchin/day-20090925.html
■アシュフォード&シンプソン
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B002DQ6RZ6/soulsearchiho-22/ref=nosim/
■ワーナー時代のヒット曲からベスト
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B002F3BP18/soulsearchiho-22/ref=nosim/
■関連記事
Motown songwriter Nick Ashford dies
By Steve Jones, USA TODAY
August 23, 2011
http://www.usatoday.com/life/people/obit/story/2011-08-22/Motown-songwriter-Nick-Ashford-dies/50098836/1
Nick Ashford dead at 69: Motown great co-wrote ’Ain’t No Mountain High Enough’
BY DAVID HINCKLEY
Monday, August 22nd 2011, 10:58 PM
http://www.nydailynews.com/entertainment/music/2011/08/22/2011-08-22_nick_ashford_motown_great_who_cowrote_aint_no_mountain_high_enough_dies_at_69.html
Nick Ashford, of Motown Writing Duo, Dies at 70
By BEN SISARIO
Published: August 22, 2011
http://www.nytimes.com/2011/08/23/arts/music/nick-ashford-of-motown-writing-duo-dies-at-70.html
OBITUARY>Ashford, Nick(May 4, 1942 – August 22, 2011, 69 year-old)
【Great Triumph For Ashford & Simpson】
夫婦。
夫婦デュオ、アシュフォード&シンプソンは、レイ・チャールズの「レッツ・ゴー・ゲット・ストーンド」の大ヒットをきっかけに、モータウンから声をかけられ、モータウンのスタッフ・ソングライターとなった。モータウンでは、なかなか破格の待遇を受け、多くの作品を作り、マーヴィン・ゲイ&タミー・テレルなどによって歌われ、ヒットした。
「エイント・ノー・マウンテン・ハイ・イナフ」、「エイント・ナッシング・ライク・ア・リアル・シング」、そして、「ユア・プレシャス・ラヴ」など後年もたくさんのアーティストにカヴァーされる作品が生み出された。
彼らの作品の最大の特徴は、とても覚え易いメロディーと実生活に根付いた歌詞にある。デュエットで歌うのにも適しているラヴ・ソングは特にその魅力を発揮する。ニックは、基本的に歌詞を担当した。
マーヴィン&タミーでヒットした「エイント・ノー・マウンテン・ハイ・イナフ」は後にダイアナ・ロスもカヴァーするが、1970年、ダイアナのソロ第一弾シングルもアシュフォード&シンプソンの「リーチ・アウト・アンド・タッチ」だ。これは一時期ダイアナのテーマ曲ともなる。デビュー作からてがけて、しばらくおいて、1979年に再び手を組んで世に送り出したのが「ボス」だった。じつにダイアナのポップな歌声と彼ら作り出すメロディーがぴったりだった。
マーヴィン&タミーで言えば、後期の作品でタミーがスタジオ入りできないとき、ヴァレリーがタミーに代わってマーヴィンの相手としてレコーディングしたことは今ではよく知られている。
1973年、彼らがモータウンを離れ、ワーナーにアーティストとして移籍してくると、次々と自身でヒットを出し始める。出すアルバムはことごとくゴールド・ディスクになるが、なぜか日本では話題にならなかった。どれも好きなアルバムで、メロディーもとても日本人受けしそうだと思ったが、とうとう最後まで日本ではブレイクしなかった。
1984年、彼らがキャピトルに移籍して出した「ソリッド」は彼らのアーティストとしては最大のヒットとなった。そのときに、かなり詳しいキャリアをライナーノーツに書いた。
彼らの偉業は素晴らしい作品を書き、ソングライターとしても超一流となったが、同時に夫婦デュオとしても成功を収めたこと。こんなアーティストは他にいない。
クインシー・ジョーンズのアルバムなどでも客演していた彼らだが、アメリカの音楽業界から惜しまれる存在だ。
ニック・アシュフォード=2011年8月22日死去。69歳、あるいは、70歳。
生年について。ニックは1942年5月4日とされていたが、昨日、ウィッキペディアが1941年5月4日と記述を変更した。これが70歳という報道を受けて変更したのか、実際に1941年生まれなのか、まだ確認できていない。
■ アシュフォード&シンプソン、初来日ライヴ評
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■アシュフォード&シンプソン
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By BEN SISARIO
Published: August 22, 2011
http://www.nytimes.com/2011/08/23/arts/music/nick-ashford-of-motown-writing-duo-dies-at-70.html
OBITUARY>Ashford, Nick(May 4, 1942 – August 22, 2011, 69 year-old)
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