★□ トニー・ベネットとグラミー賞~今年何部門でノミネートされるか
2011年10月9日 音楽★□ トニー・ベネットとグラミー賞~今年何部門でノミネートされるか
【How Many Grammys Tony Will Get Next Year?】
記録。
日本では10月5日に発売されてバックオーダー(CDショップからの追加オーダー)が、1万枚を越え、在庫切れとなり、入荷までちょっと時間がかかるという、それほど大人気となったトニー・ベネットの『デュエット2』。テレビのワイドショーなどでも紹介されて、テレビを見る層にもぐさりとささっているようだ。
その超話題の『デュエット2』について、別の切り口から。テーマはトニーとグラミー。
毎年音楽業界のお祭りとして話題を集めるグラミー賞。このトニー・ベネットの『デュエット2』は、来年の大きな台風の目、というか、台風そのものになりそうな気配だ。相当気は早いが、何部門くらいノミネートされ、獲得できるか細かく予想してみよう。ノミネート発表は2011年11月30日(日本時間12月1日)、本編発表は2012年2月12日。
ところで、今年はグラミーで大きな変化がある。前年(2010年度・第53回、2011年2月発表分)109あった部門を今年(2011年度・第54回)は78部門へ31部門も大きく減らした。そのため、このトニーがノミネートされる可能性があった部門数が若干減ったが、それでも下記のように、これだけある。
たとえばこれまであり、トニーの「指定席」でもあった「ベスト・トラディショナル・ポップ・ヴォーカル・アルバム」は今回からなくなった。ちなみに同部門でトニーは2003年、2004年、2006年、2007年と受賞。また、同様の「ベスト・トラディショナル・ポップ・ヴォーカル・パフォーマンス」部門では1993年から2000年にかけて6回受賞している。
トニーは1963年度、「ベスト・ソロ・ヴォーカル」と「レコード」を、「アイ・レフト・マイ・ハート・イン・サンフランシスコ(霧のサンフランシスコ)」で受賞している。
まず手堅いところは主要3部門。
1,2,3「レコード」「アルバム」「ソング」。(「レコード」と「アルバム」のノミネートは確実。「ソング」はソングライターに贈られる賞なので、トニーの直接的な受賞にはならない。また、いずれもスタンダードなので、このあたりをどう捉えるかは微妙なところで、ノミネートはないかもしれない。万一あるとすれば「レディー・イズ・ア・トランプ」あたりだろう。「新人」は、当たり前だが資格がない。(笑) うまくいけば2部門取れそう。ノラ・ジョーンズ、レイ・チャールズのときと同じような雰囲気だ)
4、「ポップ部門~男性」(ソロに与えられるが、たぶん、全曲デュエットだが、トニーのアルバムということで資格はあるはず。しかし、今年はソロかデュオと大きく分けられたので、こちらはノミネートされないかもしれない。ソロ部門にノミネートされると批判がでるかもしれないからだ。ただアルバムはソロ・シンガー、トニーのものでそこにゲストが来ているという考え方もあり、ノミネートされれば最有力)
5、「ポップ部門デュオ・オア・グループ」(複数曲ノミネートされる可能性も大きい。もし複数曲ノミネートされると票が割れるのが心配。アルバム自体でノミネートされれば、もっとも有力)
6、「ベスト・ポップ・ヴォーカル・アルバム」(ノミネート確実・受賞相当有力)
7、「ベスト・トラディショナル・R&Bヴォーカル・パフォーマンス」(アレサとのデュエットで候補になりえるのか? あるいは、エイミー・ワインハウス、クイーン・ラティーファとのデュエットなどで。しかし、ここはさすがに行き過ぎかもしれない(笑))
8、「ベスト・カントリー・デュオ」(これはどうかなあ)
9、「ベスト・ジャズ・ヴォーカル・アルバム」(ノミネートされたら確定でしょう)、
10、「ベスト・レコーディング・パッケージ」(ありえる)
11、「ベスト・エンジニアード・アルバム、ノン・クラシカル」、(フィル・ラモーンのアルバムはいつも音がいい)
12、「プロデューサー・オブ・ジ・イヤー」(フィル・ラモーン)、(フィルは常連です。ノミネートは確実。ただ受賞者はフィル)
13、「ベスト・サラウンド・サウンド・アルバム」(これはどうか。まあ、資格はありそう)
14、「ベスト・ショート・フォーム・ミュージック・ビデオ」(「レディー・イズ・ア・トランプ」や「ボディー・アンド・ソウル」など十分)、
こうやって指折り数えると最大13部門でのノミネート(『デュエット2』関連ということであれば、14部門。また、複数ノミネートがでると、ノミネート総数はさらに増える)が可能になる。最低でも8~10部門のノミネートはまちがいない。そして、他のノミネートとのかねあいにもよるが、6~8部門くらいの受賞はありえると見る。となると、マイケル・ジャクソンもびっくりだ。まずは、11月末のノミネート発表を待つことにしよう。
これまでトニーは15のグラミーを受賞、ここで8~10記録を上乗せすると、グラミー獲得歴代ベスト3入りも可能になってくる。ちなみに、グラミーの歴代1位はゲオルク・ショルティー(クラシックのピアニスト)の31、2位がクインシー・ジョーンズの27、以下、26のアリソン・クラウス(ブルーグラス、カントリー・シンガー)、25のホロヴィッツらが続く。
■トニー・ベネット&レディー・ガガ 「レディー・イズ・ア・トランプ」
http://youtu.be/ZPAmDULCVrU
■ トニー・ベネット&エイミー・ワインハウス 「ボディー&ソウル」
http://www.youtube.com/watch?feature=player_detailpage&v=_OFMkCeP6ok#t=0s
■DVD付きのCDがお勧め
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B005E35KDK/soulsearchiho-22/ref=nosim/
AWARD>Grammy>54th
ENT>ARTIST>Bennett, Tony
【How Many Grammys Tony Will Get Next Year?】
記録。
日本では10月5日に発売されてバックオーダー(CDショップからの追加オーダー)が、1万枚を越え、在庫切れとなり、入荷までちょっと時間がかかるという、それほど大人気となったトニー・ベネットの『デュエット2』。テレビのワイドショーなどでも紹介されて、テレビを見る層にもぐさりとささっているようだ。
その超話題の『デュエット2』について、別の切り口から。テーマはトニーとグラミー。
毎年音楽業界のお祭りとして話題を集めるグラミー賞。このトニー・ベネットの『デュエット2』は、来年の大きな台風の目、というか、台風そのものになりそうな気配だ。相当気は早いが、何部門くらいノミネートされ、獲得できるか細かく予想してみよう。ノミネート発表は2011年11月30日(日本時間12月1日)、本編発表は2012年2月12日。
ところで、今年はグラミーで大きな変化がある。前年(2010年度・第53回、2011年2月発表分)109あった部門を今年(2011年度・第54回)は78部門へ31部門も大きく減らした。そのため、このトニーがノミネートされる可能性があった部門数が若干減ったが、それでも下記のように、これだけある。
たとえばこれまであり、トニーの「指定席」でもあった「ベスト・トラディショナル・ポップ・ヴォーカル・アルバム」は今回からなくなった。ちなみに同部門でトニーは2003年、2004年、2006年、2007年と受賞。また、同様の「ベスト・トラディショナル・ポップ・ヴォーカル・パフォーマンス」部門では1993年から2000年にかけて6回受賞している。
トニーは1963年度、「ベスト・ソロ・ヴォーカル」と「レコード」を、「アイ・レフト・マイ・ハート・イン・サンフランシスコ(霧のサンフランシスコ)」で受賞している。
まず手堅いところは主要3部門。
1,2,3「レコード」「アルバム」「ソング」。(「レコード」と「アルバム」のノミネートは確実。「ソング」はソングライターに贈られる賞なので、トニーの直接的な受賞にはならない。また、いずれもスタンダードなので、このあたりをどう捉えるかは微妙なところで、ノミネートはないかもしれない。万一あるとすれば「レディー・イズ・ア・トランプ」あたりだろう。「新人」は、当たり前だが資格がない。(笑) うまくいけば2部門取れそう。ノラ・ジョーンズ、レイ・チャールズのときと同じような雰囲気だ)
4、「ポップ部門~男性」(ソロに与えられるが、たぶん、全曲デュエットだが、トニーのアルバムということで資格はあるはず。しかし、今年はソロかデュオと大きく分けられたので、こちらはノミネートされないかもしれない。ソロ部門にノミネートされると批判がでるかもしれないからだ。ただアルバムはソロ・シンガー、トニーのものでそこにゲストが来ているという考え方もあり、ノミネートされれば最有力)
5、「ポップ部門デュオ・オア・グループ」(複数曲ノミネートされる可能性も大きい。もし複数曲ノミネートされると票が割れるのが心配。アルバム自体でノミネートされれば、もっとも有力)
6、「ベスト・ポップ・ヴォーカル・アルバム」(ノミネート確実・受賞相当有力)
7、「ベスト・トラディショナル・R&Bヴォーカル・パフォーマンス」(アレサとのデュエットで候補になりえるのか? あるいは、エイミー・ワインハウス、クイーン・ラティーファとのデュエットなどで。しかし、ここはさすがに行き過ぎかもしれない(笑))
8、「ベスト・カントリー・デュオ」(これはどうかなあ)
9、「ベスト・ジャズ・ヴォーカル・アルバム」(ノミネートされたら確定でしょう)、
10、「ベスト・レコーディング・パッケージ」(ありえる)
11、「ベスト・エンジニアード・アルバム、ノン・クラシカル」、(フィル・ラモーンのアルバムはいつも音がいい)
12、「プロデューサー・オブ・ジ・イヤー」(フィル・ラモーン)、(フィルは常連です。ノミネートは確実。ただ受賞者はフィル)
13、「ベスト・サラウンド・サウンド・アルバム」(これはどうか。まあ、資格はありそう)
14、「ベスト・ショート・フォーム・ミュージック・ビデオ」(「レディー・イズ・ア・トランプ」や「ボディー・アンド・ソウル」など十分)、
こうやって指折り数えると最大13部門でのノミネート(『デュエット2』関連ということであれば、14部門。また、複数ノミネートがでると、ノミネート総数はさらに増える)が可能になる。最低でも8~10部門のノミネートはまちがいない。そして、他のノミネートとのかねあいにもよるが、6~8部門くらいの受賞はありえると見る。となると、マイケル・ジャクソンもびっくりだ。まずは、11月末のノミネート発表を待つことにしよう。
これまでトニーは15のグラミーを受賞、ここで8~10記録を上乗せすると、グラミー獲得歴代ベスト3入りも可能になってくる。ちなみに、グラミーの歴代1位はゲオルク・ショルティー(クラシックのピアニスト)の31、2位がクインシー・ジョーンズの27、以下、26のアリソン・クラウス(ブルーグラス、カントリー・シンガー)、25のホロヴィッツらが続く。
■トニー・ベネット&レディー・ガガ 「レディー・イズ・ア・トランプ」
http://youtu.be/ZPAmDULCVrU
■ トニー・ベネット&エイミー・ワインハウス 「ボディー&ソウル」
http://www.youtube.com/watch?feature=player_detailpage&v=_OFMkCeP6ok#t=0s
■DVD付きのCDがお勧め
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B005E35KDK/soulsearchiho-22/ref=nosim/
AWARD>Grammy>54th
ENT>ARTIST>Bennett, Tony
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