★マイケル・ジャクソン・トリビュートをサポートしたメンバーについて

【Support Members Of Michael Jackson Tribute】

サポート。

先週行われた「マイケル・ジャクソン・トリビュート」でジャクソンズのバックをつけたメンバーについて、少し紹介しよう。

このバンドを仕切っていたのが、レックス・サラス(キーボード)。1980年代後半からロスアンジェルスを中心に数多くのレコーディングやライヴ活動などをしている人物。ヴァネッサ・ウィリアムスのデビュー作などのプロデュースもしている。また近年ではジャネット・ジャクソンのツアーの音楽ディレクターも担当した。今回は来日はしていたが、ステージには立っていない。

その元でステージ上でミュージカル・ディレクター(MD)として活躍していたのが、KTことケネス・タウンゼンド。なんとAIとロスアンジェルスの教会が同じで、その教会でキーボードをプレイしていてお互いよく知っていた。今回はレックスの誘いでMDとなった。

そして、このKT(キーボード)がロスでよく一緒にプレイするのが、ブランドン・ブラウン(ベース)とカイル・ボールデン(ギター)。ケネス、ブランドン、カイルの3人で、2009年11月、R&Bシンガー、クリセット・ミッシェルのライヴ(ビルボード東京)に来日している。彼ら3人とキーボードのウィリアム・ウエッソン、ドラムスのスタンレー・ランドルフでクリセットのバックで来ているがこの5人で2000年から「ニュー・ジェネシス・バンド」というグループを結成し、この名前でも活躍している。彼らはかなり仲が良いようだ。

ドラムスのチャールズ・ストリーターは、メンフィス出身、LA在住のドラマーで、これまでにもチャカ・カーンなどのバックを担当、西海岸中心にプレイをしている。かなりいいドラマーだ。

ギターのトーマス・オーガンは、映画『ディス・イズ・イット』にも登場していた人物。今回は『ディス・イズ・イット』のドラマー、ジョナサン・モフェットやジャクソンズのキーボード、グレッグ・フィリンゲインズらが『シルク・ドゥ・ソレイユ』に出演しているために、参加できなかった。

コーラスのイヴェット・マリーは、なんと昔リック・ジェームスがてがけたグループ、メアリー・ジェーン・ガールズの一員。

「ハートブレイク・ホテル」を歌って、いきなり注目を集めたのが、パーカッション奏者のJPことホアン・パブロ。ラテン・コミュニティーで活躍しているようで、いくつかのラテン・ミュージシャンたちの作品にクレジットがある。

キーボードのダニエル・ムーアはやはり、教会などでキーボードを弾いたり、歌ったりしていた。アトランタからロスに本拠を移し2009年のカルヴィン・リチャードソンのアルバム(『Facts Of Life: The Soul Of Bobby Womack』)でキーボードを担当している。また、テレビのBETの『サンデイ・ベスト』や『モニーク・ショー』のハウス・バンドのメンバーとしても活躍。アニタ・ベイカーのツアー、レコーディングにもつきあっている。アニタ・ベイカーでは音楽ディレクター。自身のEP『HalfWay Love』はイギリスでヒットした。

ちなみに、レックス・サラスはかつて1980年代にティーズ(Tease)というバンドで活躍し、エピックから3枚のアルバムを出した人物。ちょうど同じ頃、エピックにはクリストル(Krystol)という女性3人組のR&Bグループがいた。そのクリストルのメンバーの一人が、今回の日本人アーティストのバックを務めたバンドのコーラスの一人、ロビー・ダンジーだ。ロビーは長く日本とアメリカを行ったり来たりしており、日本のレコード会社でも、いくつかアルバムを出している。そして、レックスとロビーは、ちょうど同時代に同レーベルということで、いわば「レーベルメイト」。今回、このステージで久々に会ったという。

■メンバー Michael Jackson Tribute Live: Jacksons Band

ケネス・タウンゼント(キーボード、ミュージカル・ディレクター)Kenneth Leon Townsend
トーマス・オーガン(ギター)Thomas Organ、
カイル・ボールデン(ギター) Kyle Bolden、
ブランドン・ブラウン(ベース) Brandon Brown、
ホアン・パブロ(パーカッション) Juan Pablo、
チャールズ・オブライアン(ドラム)Charles O’brian Streeter
ダニエル・ムーア(キーボード)Daniel Moore、
イヴェット・マリー(コーラス)Yvette Marine、
ジョーイ・ディッグス(コーラス)Joey Diggs
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レックス・アラン・サラス(ミュージカル・ディレクター) Rex Salas

(2011年12月13日、14日、代々木体育館、ジャクソンズ・ライヴ)
>MICHAEL JACKSON>Tribute

【告知】
■ トークイヴェント『西寺郷太と吉岡正晴のマイケル・ジャクソン・ラヴ・ナイト3』

出演 西寺郷太、吉岡正晴、トヨ(『ムーンウォーカー』運営)ほか
日時 2011年12月25日(日)開場16時30分 開演17時30分、終演20時30分
チケット 前売券\3,000・当日券\3,500(飲食代別途必要・ビール\600・ソフトドリンク\390~など) (過去2回は前売りだけで売り切れ、当日券はありませんでした)
一般発売: 2011年12月4日ヒル12時から
定員 約100名

++++

■ 『2011年カウントダウン前夜祭Thank you マイケル・ジャクソン We all love you』は12月30日に

これも、昨年渋谷デュオで行われ大好評を博した年末イヴェントが、今年も12月30日渋谷デュオで行われる。「ソウル・サーチン」でも歌ったデイヴィッド・キング、タヒラ・ウォーカー、さらにマイケル・ジャクソンの完全コピー・ユニット、MJスピリットからブルーツリーも登場。また、冒頭で、西寺郷太、吉岡正晴がトークショーを行う。

公演名2011年カウントダウン前夜祭 Thank you マイケル・ジャクソン We all love you
日時2011年12月30日(金)  開場16:30 開演18:00 終演22:00
会場duo music exchange 東京都渋谷区道玄坂2-14-8 O-EASTビル 1F  03-5459-8716
料金〈一般〉5800円 (当日:大人のみ500y/up)〈学生〉小学生:1000円 /中・高生:2000円
 +1drink ALL Standing
会場地図 http://www.duomusicexchange.com/

出演者

David King (vo) デイヴィッド・キング
Keith Haines (key/vo) キース・へインズ
Keith Williamson (eb) キース・ウィリアムソン
Jay Stixx (ds) ジェイ・スティックス
Pierre Andre (as/chorus) ピエール・アンドレ
Masa Kohama(g) マサ 小浜
Tahirih Walker(chorus) タヒラ・ウォーカー
AJ(chorus) エー・ジェイ
DJ:ACE  (DJ:エース)

〔ゲスト〕
Kai King (11歳)  カイ・キング
Taku Youngblood (10歳) タク・ヤングブラッド

〔スペシャル・ゲスト〕 bluetree:MJパフォーマー
〔スペシャル・パネリスト〕 吉岡正晴 西寺郷太

プロモ映像
http://youtu.be/vUzbTB6jU9A

主催:(社)日本音楽家協会
TEL 03-3585-3903 FAX 03-3585-3915
http://www.nichionkyo.or.jp

MICHAEL JACKSON>Event


http://iamdanielmoore.com/09/

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