●(速報)エタ・ジェームス73歳で死去

【Queen Of Blues: Etta James Dies At 73】

訃報。

「ブルーズの女王」と呼ばれたブルーズ・シンガー、R&Bシンガー、エタ・ジェームスが長い闘病生活の末、2012年1月20日、ロスアンジェルスの病院で家族らに看取られ、死去した。73歳。白血病、血液感染症を発症し、12月には末期状態になっていることが報道されていた。

ジミー・キャスターに始まり、ジョニー・オーティスからエタ・ジェームスまで、今週はまるで「ソウル・ミュージックが死んだ週」の様相を呈している。あいつぐソウル・ミュージシャン訃報のまとめをブログに。
http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-11140980319.html

ここにジョニー・オーティスの評伝を書いたがそこに、エタの名前も。その矢先のエタ・ジェームスの訃報だ。

エタ・ジェームスは1938年1月25日ロスアンジェルス生まれ。父親が白人の有名なハスラー、ビリヤード・プレイヤーのミネソタ・ファッツだったとされる。黒人としては肌の色が薄かったために、さらに差別を受け苦労。ブルーズ・シンガーとしてシカゴのチェス・レコードでヒットを出す。

ジャニス・ジョプリンは無名時代、エタにあこがれエタのようになりたくて、彼女の元を訪れたが、「もっと魂を込めてソウルを歌わないとだめ」と言われ失意に。その数年後、彼女がデビュー後、再会するとエタは「ソウルを知ったわね」と言ったという。

しかし、エタ自身は、多くのプレッシャーからヘロイン中毒などで苦労。エタの人生は波乱万丈、ソウルサーチンの連続だった。彼女の人生と所属していたチェス・レコードの栄枯盛衰を描いたのが『キャデラック・レコード』でここではビヨンセがエタ役を演じた。この流れもあり2009年1月オバマ大統領就任のパーティーでビヨンセがエタの代表曲「アット・ラスト」を歌った。

日本には1992年8月一度だけ来日。インタヴューした。あのときのことは忘れない。

ご冥福をお祈りしたい。

すでに全米の主要メディアも一斉に報道。

http://www.chicagotribune.com/news/sns-ap-us-obit-etta-james,0,3158505.story

http://www.essence.com/2011/12/17/legendary-singer-etta-james-dies-at-age-73/

http://www.youtube.com/watch?v=EsBrsQe0Vmo



■エタ・ジェームス アット・ラスト

http://youtu.be/ADDigK8LwyE



■アイド・ラーザー・ゴー・ブラインド

http://youtu.be/YApNirMC9gM



■オール・アイ・クド・ドゥ・ワズ・クライ

http://youtu.be/0_i-AI61PEo




■ エタのアルバム。「アット・ラスト」収録

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B002EEKYCO/soulsearchiho-22/ref=nosim/


■ 最新作 『ドリーマー』

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B005ND87MC/soulsearchiho-22/ref=nosim/

■エタ・ジェームス自伝 デイヴィッド・リッツ/エタ・ジェームス著 (英語)

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/0306812622/soulsearchiho-22/ref=nosim/"


OBITUARY>James, Etta (January 25, 1938 – January 20, 2012, 73-year old)


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