□ グラミー賞今年の「ワン・モーメント」

【Grammy 54th: The One Moment In Time】

恒例。

毎年恒例グラミー賞を見て、その中でここぞという瞬間をピックアップしているが、今年は正直、ここぞというのがあまりなかった。個人的には唯一ジェニファー・ハドソンが歌った「アイ・ウィル・オールウェイズ・ラヴ・ユー」が印象に残ったくらい。これが今年の「ワン・モーメント・イン・タイム」。ほかにライヴは、ブルース・スプリングスティーン、ビーチ・ボーイズ、リアーナ、ポール・マッカートニーなど。

今年のグラミーを総括すれば、アデルのショーということになる。

主要3部門がひとつのレコードで独占されたのは、古くは1981年クリストファー・クロス、1992年ナタリー・コールの『アンフォーゲッタブル』、2003年ノラ・ジョーンズ『ドント・ノウ・ホワイ』、2007年ディキシー・チックス以来のこと。まさに快挙だ。

もうひとつ目立たないがおもしろい記録。今年、現役アーティスト、アリソン・クラウスが「ベスト・ブルーグラス・アルバム」で生涯通算28個目のグラミーを獲得。これはクインシー・ジョーンズを超えたという。

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今年の予想ではR&B部門で3つも完全にはずしたのが、痛い。(笑)

「ベストR&Bパフォーマンス」。レデシーかマーシャだと思ったが、コリーンへ。意外だが、まあ、取ってみれば、そうかあ、とも思う。

「ベスト・トラディショナルR&B」は、この5つの候補では一番トラディショナルっぽくないシー・ローには驚いた。これは絶対当てられない。

「ベストR&Bソング」も、シーローに。つまり、シーローに流れが来ていた。僕はここもレデシーかマーシャだと思っていたので、完全にはずれ。最近には珍しくこのR&B部門で大幅にはずした。来年はがんばろう。(笑)

唯一「ベストR&Bアルバム」だけ、妥当なクリス・ブラウン。

そうそう、クリス・ブラウンのパフォーマンス、よかった。あの中でたぶん、髪の毛を結わいていたのがケント・モリだと思う。マスクをしていたので、わかりにくかったが。

AWARD>Grammy>54th

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