◎ブレンダ・ヴォーン・ライヴ

【Brenda Vaughn Live At Blues Alley】

実力派。

「東京レディー・ソウル・ナンバー・ワン」ブレンダ・ヴォーンが久しぶりにブルース・アレイでライヴを行った。昨年12月に行われる予定のものが、ブレンダがシンガポールでの仕事が入ったために、中止となり、2月に改めて行われることになったもの。

ブレンダは、311以降、自身の人生をじっくりと考えるようになった。これまで日本をベースにしていたが、もう少し世界を見てみたい、最終的にはアメリカに戻ろう、ということで昨年12月、日本でのアパートを引き払った。こんごは、適宜来日して、コンサートを行ったりすることになる。

ブレンダのような歌のうまい実力派がもっともっと脚光を浴びればいいと思うが、なかなかそうはいかない。

今回は、アデルの曲なんかも含め、なかなかおもしろい選曲に。アシュフォード&シンプソンも故ニック・アシュフォードへのトリビュート。これなど、なかなかライヴで聴けないので貴重だ。

1部2部ともに1曲ケイリブが観客が暖め、おもむろにブレンダが登場。2部のオープニングは、トム・ウェイツ書きファイヴ・ブラインド・ボーイズ・オブ・アラバマが歌っている「ウェイ・ダウン・ザ・ホール」。前回のケイリブのライヴでも歌っていたが、渋い選曲で、聴かせる。

この日のハイライトはやはり「ホイットニー・トリビュート」。セカンドで、「ジーザス・ラヴズ・ミー」、「グレイテスト・ラヴ・オブ・オール」、「アイム・エヴリ・ウーマン」と歌った。

シャカ・カーンやホイットニーは、ブレンダがいつでも何でも歌っているだけに、さすがに自分のものにしていて、安心して聴ける。特にホイットニー関連3曲は、さすがに歌いこんでいるだけあって、ホイットニーのことも思い浮かべられるほど。

ブレンダは3月中旬まで日本に滞在し、その後は未定。

■ミュージシャン

Brenda Vaughn, vocal
Kaleb James, keyboards, vocal
Philip Woo, keyboards
Kenji Jino Hino, bass
Masa Kohama, guitar
Jay Stix, drums
David King, vocal
Tahirih Walker, vocal

■セットリスト ブレンダ・ヴォーン

Brenda Vaughn Live Setlist@Blues Alley, February 17, 2012

( ) denotes original artists
[ ] lead singer, other songs sung by Brenda

First set

Show started 19:43
01.I Got A Woman [Kaleb] (Ray Charles)
02.Together Again (Janet Jackson)
03.Until You Come Back To Me (Aretha Franklin)
04.It Seems To Hang On (Ashford & Simpson)
05.You’re Welcome Stop On By (Bobby Womack)
06.Get Here (Oleta Adams/Brenda Russell)
07.Amazing Grace (Traditional)
Performance ended 20:47

Second set

Performance started 21:24
01.Way Down In The Hole [Kaleb] (Tom Waits/Five Blind Boys Of Alabama)
02.Rolling In The Deep (Adele)
03.Them Changes (Buddy Miles)
04.You Got The Love (Rufus)
05.Dr. Feelgood (Aretha Franklin)
06.Ain’t Nobody (Rufus)
07.Jesus Loves Me (Traditional / Whitney Houston)
08.The Greatest Love Of All (George Benson / Whitney Houston)
Enc. I’m Every Woman (Chaka Khan / Whitney Houston)
Show ended 22:43

(2012年2月17日金曜、目黒ブルース・アレイ、ブレンダ・ヴォーン・ライヴ)

ENT>MUSIC>LIVE>Vaughn, Brenda

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