◎ロニー・ジョーダン、クラブ・ゴーアーズとジャズ・アダルトと
2012年4月25日 音楽◎ロニー・ジョーダン、クラブ・ゴーアーズとジャズ・アダルトと
【Ronny Jordan Meets DJ Krush】
混合。
1990年代に入ってイギリスのアシッド・ジャズ・シーンから登場したジャズ・ギタリスト、ロニー・ジョーダンのライヴ。ロニーは1962年11月29日生まれというから、現在49歳。ステージで見ると、もっと若く見える。
会場はなかなかおもしろいオーディエンスのミックスぶり。普段はクラブに行ってそうなクラブ・ゴーアーズと昔からのジャズが好きなジャズ・アダルトが一箇所で音楽を楽しむ。観客層の二極分化が激しい珍しいライヴか。
前日までのナイル・ロジャーズとは打って変わっての静かな座って聴くライヴ。けっこう演奏される曲は「踊るジャズ」という雰囲気なのだが。
今回は、一部がオルガン・トリオ、二部が5人のバンドにゲストとしてヴォーカルとDJが入るというもので、セットリストはそれぞれ違う。そして両方を通して見られる通し券がなんと9500円で売られ、けっこう通し券で見るファンが多かったそうだ。ファーストを7500円出して見ると、あと2000円追加するだけで、セカンドも見られる、となると、みんな通しで見たくなる。おもしろい値段設定だ。ある意味割安感もあるかもしれない。これはナイス・アイデア!
僕は時間の都合でセカンドだけだったが、なかなかファンキーなメンバーでおもしろかった。ライヴ後立ち話をしたベースのケン・フレンドはレデシーで3回、ジョージ・デュークで2回、ジョン・スコフィールドで1回来日していて今回7回目の来日だそう。ちなみにドラムのブランドンは初来日だという。
ヴォーカルのシャリースは、例えば、6曲目「ジャッカル」などではまるで「ポエトリー・リーディング」のように詩を朗読する感じだった。ヴォーカルも全歌詞を歌うのではなく、ちょっと一部を歌ってスキャットのようにインストに花を添える感じ。
ロニーのギターは、やはり、ウェス・モンゴメリー、ジョージ・ベンソンなどの王道ギタリストの路線を行く。
しかし、今回のセットで一番驚いたのが、日本人DJのDJクラッシュのプレイ。彼らは1994年のアルバム『バッド・ブラザーズ』で共演しており、今回の共演はそれ以来18年ぶりだそう。アンコール含め3曲の登場だが、9曲目でステージに上がり、セラートを使ったDJを始めると、瞬時に空気が変わった。ターンテーブルを扱う動きもかっこよくまるでミュージシャンのよう。そして、音自体もロニーらのバンド・サウンドとうまく融合して、ミュージシャンの中に溶け込んでいた。アンコールでのDJとギタリストのかけあいバトルなどとても見ごたえがあった。
まさに、DJというより「ターンテーブリスト」と呼ぶにふさわしいパフォーマンスだ。このDJとギタリストの邂逅は、見事だった。
渋谷のもっと狭いクラブや、昔の西麻布イエローあたりでやったら、観客全員スタンディングで盛り上がるにちがいない。
前日までのシックとロニーの両方を見る人ってほとんどいないと思ったら、知り合いのソウルオズさんが前日と連チャンで、しかもこの日は通しで見てました。(笑)
(ブルーノートで 2012年4月25日水曜日まで)
http://www.bluenote.co.jp/jp/artist/ronny-jordan/
■バッド・ブラザーズ 1994年リリース
(中古盤で安いものがあるようです)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00004UH6K/soulsearchiho-22/ref=nosim/
■『アフター8』、2005年リリース
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B000793CKY/soulsearchiho-22/ref=nosim/"
■メンバー
Ronny Jordan(g)
ロニー・ジョーダン(ギター)
DJ Krush(dj)
ディージェー・クラッシュ(dj)
Charese Kendricks(vo)
シャリース・ケンドリックス(ヴォーカル)
Mel Davis(org)
メル・デイヴィス(オルガン)
Fabian Dickerson(key)
ファビアン・ディッカーソン(キーボード)
Ken Friend(b)
ケン・フレンド(ベース)
Brandon Taylor(ds)
ブランドン・テイラー(ドラムス)
■セットリスト:ロニー・ジョーダン
Setlist : Ronnie Jordan @ Blue Note Tokyo, April 22, 2012
show started 20:45
01.Tinseltown
02.Tease
03.Say No More
04.A Brighter Day (+ Charese)
05.For The Love Of You (+ Charese) [Isley Brothers]
06.The Jackal (+ Charese)
07.Heaven
08.After Hours
09.S**t Goes Down (+DJ Krush)
10.Bad Brothers (+DJ Krush)
Enc. So What (+DJ Krush)
Show ended 22:15
(2012年4月22日日曜、東京ブルーノート、ロニー・ジョーダン・ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>Jordan, Ronny
2012-
【Ronny Jordan Meets DJ Krush】
混合。
1990年代に入ってイギリスのアシッド・ジャズ・シーンから登場したジャズ・ギタリスト、ロニー・ジョーダンのライヴ。ロニーは1962年11月29日生まれというから、現在49歳。ステージで見ると、もっと若く見える。
会場はなかなかおもしろいオーディエンスのミックスぶり。普段はクラブに行ってそうなクラブ・ゴーアーズと昔からのジャズが好きなジャズ・アダルトが一箇所で音楽を楽しむ。観客層の二極分化が激しい珍しいライヴか。
前日までのナイル・ロジャーズとは打って変わっての静かな座って聴くライヴ。けっこう演奏される曲は「踊るジャズ」という雰囲気なのだが。
今回は、一部がオルガン・トリオ、二部が5人のバンドにゲストとしてヴォーカルとDJが入るというもので、セットリストはそれぞれ違う。そして両方を通して見られる通し券がなんと9500円で売られ、けっこう通し券で見るファンが多かったそうだ。ファーストを7500円出して見ると、あと2000円追加するだけで、セカンドも見られる、となると、みんな通しで見たくなる。おもしろい値段設定だ。ある意味割安感もあるかもしれない。これはナイス・アイデア!
僕は時間の都合でセカンドだけだったが、なかなかファンキーなメンバーでおもしろかった。ライヴ後立ち話をしたベースのケン・フレンドはレデシーで3回、ジョージ・デュークで2回、ジョン・スコフィールドで1回来日していて今回7回目の来日だそう。ちなみにドラムのブランドンは初来日だという。
ヴォーカルのシャリースは、例えば、6曲目「ジャッカル」などではまるで「ポエトリー・リーディング」のように詩を朗読する感じだった。ヴォーカルも全歌詞を歌うのではなく、ちょっと一部を歌ってスキャットのようにインストに花を添える感じ。
ロニーのギターは、やはり、ウェス・モンゴメリー、ジョージ・ベンソンなどの王道ギタリストの路線を行く。
しかし、今回のセットで一番驚いたのが、日本人DJのDJクラッシュのプレイ。彼らは1994年のアルバム『バッド・ブラザーズ』で共演しており、今回の共演はそれ以来18年ぶりだそう。アンコール含め3曲の登場だが、9曲目でステージに上がり、セラートを使ったDJを始めると、瞬時に空気が変わった。ターンテーブルを扱う動きもかっこよくまるでミュージシャンのよう。そして、音自体もロニーらのバンド・サウンドとうまく融合して、ミュージシャンの中に溶け込んでいた。アンコールでのDJとギタリストのかけあいバトルなどとても見ごたえがあった。
まさに、DJというより「ターンテーブリスト」と呼ぶにふさわしいパフォーマンスだ。このDJとギタリストの邂逅は、見事だった。
渋谷のもっと狭いクラブや、昔の西麻布イエローあたりでやったら、観客全員スタンディングで盛り上がるにちがいない。
前日までのシックとロニーの両方を見る人ってほとんどいないと思ったら、知り合いのソウルオズさんが前日と連チャンで、しかもこの日は通しで見てました。(笑)
(ブルーノートで 2012年4月25日水曜日まで)
http://www.bluenote.co.jp/jp/artist/ronny-jordan/
■バッド・ブラザーズ 1994年リリース
(中古盤で安いものがあるようです)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00004UH6K/soulsearchiho-22/ref=nosim/
■『アフター8』、2005年リリース
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B000793CKY/soulsearchiho-22/ref=nosim/"
■メンバー
Ronny Jordan(g)
ロニー・ジョーダン(ギター)
DJ Krush(dj)
ディージェー・クラッシュ(dj)
Charese Kendricks(vo)
シャリース・ケンドリックス(ヴォーカル)
Mel Davis(org)
メル・デイヴィス(オルガン)
Fabian Dickerson(key)
ファビアン・ディッカーソン(キーボード)
Ken Friend(b)
ケン・フレンド(ベース)
Brandon Taylor(ds)
ブランドン・テイラー(ドラムス)
■セットリスト:ロニー・ジョーダン
Setlist : Ronnie Jordan @ Blue Note Tokyo, April 22, 2012
show started 20:45
01.Tinseltown
02.Tease
03.Say No More
04.A Brighter Day (+ Charese)
05.For The Love Of You (+ Charese) [Isley Brothers]
06.The Jackal (+ Charese)
07.Heaven
08.After Hours
09.S**t Goes Down (+DJ Krush)
10.Bad Brothers (+DJ Krush)
Enc. So What (+DJ Krush)
Show ended 22:15
(2012年4月22日日曜、東京ブルーノート、ロニー・ジョーダン・ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>Jordan, Ronny
2012-
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