★●「ソウル・ブレンズ」ドナ・サマー、チャック・ブラウン追悼
2012年5月21日 音楽★●「ソウル・ブレンズ」ドナ・サマー、チャック・ブラウン追悼
【Soul Blends: Tribute To Donna Summer, Chuck Brown】
追悼。
「ソウル・ブレンズ」は特別編成。2時間にわたってドナ・サマーとチャック・ブラウンを追悼した。ゲストにドナ・サマーを語ったら日本一という音楽評論家、村岡裕司さんを迎えた。
村岡さんと僕は1時半頃から登場。たっぷり、ドナ・サマー談義に花を咲かせた。それでも、やはり、二人とも話したりない感じで、3時間くらいトークショーできそうね、とあいなった。(笑)
かけた曲は次の通り。
13:00 (Part 1)
M01. Love To Love You Baby (1975) / Donna Summer
M02. Dim All The Lights (1979)
M03. Last Dance (1978)
M04. Hot Stuff (1979)
M05. I Feel Love (1977)
M06. Melody Of Love (1994)
M07. You’re So Beautiful (2004)
14:00 (Part 2)
=Tribute to Chuck Brown=
M08. Bustin Loose (1979)/ Chuck Brown & The Soul Searchers
M09. Fields Of Gold (1996) / Eva Cassidy
=Tribute to Donna Summer=
M10. No More Tears (1979) / Donna Summer & Barbra Streisand
M11. Love Is In Control (1982) / Donna Summer
M12. She Works Hard For The Money (1983)
M13. La Vie En Rose (1993)
話は村岡さんとドナの出会い、ドナとのインタヴューのときの様子、プロデューサー、ジョルジオ・モローダーのこと、「アイ・フィール・ラヴ」の画期的なサウンドのこと、ジョルジオと離れて、再びジョルジオと手を組んだこと、ジョルジオ以外のプロデューサー、クインシー・ジョーンズ、マイケル・オマーティアン、ストック・エイトキン&ウォーターマンのこと、幸せな家庭人あること、自ら曲作り(特に歌詞)をすること、ジョルジオはドナをオーヴァー・プロデュースしたかなど、さまざまな話をした。(詳細は、下記ポッドキャストをお聴きください)
村岡さんにとっては、1977年の映画『ミスター・グッドバーを探して』で使われたドナ・サマーの音楽が強烈で、それ以来、ドナの音楽、ジョルジオ・モローダーの作品などを掘り下げて研究するようになったという。
また、村岡さん秘蔵音源もご紹介いただいた。ひとつは、7曲目の「ユーアー・ソー・ビューティフル」。これは、サム・ムーア、ビリー・プレストンらの作品ではなく、ジョルジオ、ドナらのオリジナル。ジョルジオと再度手を組み、現在までのところ、ジョルジオ+ドナの最後の作品とされているもの。
もう1曲は最後の「ラ・ヴィエン・ローズ(バラ色の人生)」。これは、いろいろなアーティストが参加しているエディット・ピアフのトリビュート・アルバムに収録されているもの。フランス盤のシングルで、なんと村岡さんがオークションで100ドル近くかけて落札したという。
今日の「ソウル・ブレンズ」(2時間)を期間限定でポッドキャストにアップ。
パート1
http://soundcloud.com/soul_searchin_4/soulblends2012-05-20-part-one
パート2
http://soundcloud.com/soul_searchin_4/soulblends2012-05-20-part-two
村岡さんは、かつてあった雑誌(ファンジン)「ポップシクル」で、ドナ・サマー&ジョルジオ・モローダー物語の連載を執筆していた。1970年代のことだという。
2時から約20分、チャック・ブラウンのご紹介。そして、チャックが育てた白人の女性シンガー・ソングライター、エヴァ・キャシディーを紹介した。
+++
ナイル。
また、ナイル・ロジャーズのブログ「ウォーキング・オン・プラネットC」(2012年5月19日付け)では、ジーン・モリソンとナイル・ロジャーズの「ムーン・イズ・ア・スター」Moon Is A Star (Jean Morisson & Nile Rodgers)という曲が貼り付けられている。
http://nilerodgers.com/blogs/planet-c-in-english/1847
この曲はバーブラとの「ノー・モア・ティアーズ」や、他のドナ・サマーの曲を思わせる。ベース・ラインのリフなど、「ブギー・ウギー・ウギー」あたりを彷彿とさせるダンス・ナンバー。ミスターDとナイル・ロジャーズが、ウィル・フェレルの映画『セミ・プロ』(2008年作品)のために書いて、録音したものだが、映画には結局収録されず、ボツになっていたもの。
番組内でも話したが、ナイルとドナのコラボレーションは実現すれば、きっと素晴らしいものになっただろう。ナイルもドナの死に衝撃を受けている。
+++++
ドナの死因は911の埃か?
911.
ドナ・サマーの死因は肺癌だったが、ドナは911のテロによるビル崩壊のときの粉塵などを吸ったことが原因ではないか、と考えている、と一部のメディアが報じている。
http://www.thesun.co.uk/sol/homepage/news/4323815/911-dust-kills-disco-queen-Donna-Summer.html
ちょうど911テロ(2001年)が起こったとき、ドナはダウンタウンのワールド・トレード・センターから遠くないアパートにいた。元々、彼女は煙草を吸っていたが、長く禁煙していた。911の救命にあたった消防士などがダスト(粉塵)が原因で1000人以上が死亡している、という。ただしこの因果関係は、詳細に調べてみないとわからない。
また、ドナは911が起こる前に、夫ブルース・スダノと近くを散歩しているときに、「ねえ、あなた、何かテロの匂いを感じるわ。ビルの上のほうで、って夫に言った」という。そして、実際に911が起こって、ぞっとしたそうだ。
ベスト:
Journey: The Very Best of (Bonus CD)posted with amazlet at 12.05.20Donna Summer
Utv Records (2003-09-30)
売り上げランキング: 191
Amazon.co.jp で詳細を見る
OBITUARY>Summer, Donna / Brown, Chuck
RADIO>Soul Blends
【Soul Blends: Tribute To Donna Summer, Chuck Brown】
追悼。
「ソウル・ブレンズ」は特別編成。2時間にわたってドナ・サマーとチャック・ブラウンを追悼した。ゲストにドナ・サマーを語ったら日本一という音楽評論家、村岡裕司さんを迎えた。
村岡さんと僕は1時半頃から登場。たっぷり、ドナ・サマー談義に花を咲かせた。それでも、やはり、二人とも話したりない感じで、3時間くらいトークショーできそうね、とあいなった。(笑)
かけた曲は次の通り。
13:00 (Part 1)
M01. Love To Love You Baby (1975) / Donna Summer
M02. Dim All The Lights (1979)
M03. Last Dance (1978)
M04. Hot Stuff (1979)
M05. I Feel Love (1977)
M06. Melody Of Love (1994)
M07. You’re So Beautiful (2004)
14:00 (Part 2)
=Tribute to Chuck Brown=
M08. Bustin Loose (1979)/ Chuck Brown & The Soul Searchers
M09. Fields Of Gold (1996) / Eva Cassidy
=Tribute to Donna Summer=
M10. No More Tears (1979) / Donna Summer & Barbra Streisand
M11. Love Is In Control (1982) / Donna Summer
M12. She Works Hard For The Money (1983)
M13. La Vie En Rose (1993)
話は村岡さんとドナの出会い、ドナとのインタヴューのときの様子、プロデューサー、ジョルジオ・モローダーのこと、「アイ・フィール・ラヴ」の画期的なサウンドのこと、ジョルジオと離れて、再びジョルジオと手を組んだこと、ジョルジオ以外のプロデューサー、クインシー・ジョーンズ、マイケル・オマーティアン、ストック・エイトキン&ウォーターマンのこと、幸せな家庭人あること、自ら曲作り(特に歌詞)をすること、ジョルジオはドナをオーヴァー・プロデュースしたかなど、さまざまな話をした。(詳細は、下記ポッドキャストをお聴きください)
村岡さんにとっては、1977年の映画『ミスター・グッドバーを探して』で使われたドナ・サマーの音楽が強烈で、それ以来、ドナの音楽、ジョルジオ・モローダーの作品などを掘り下げて研究するようになったという。
また、村岡さん秘蔵音源もご紹介いただいた。ひとつは、7曲目の「ユーアー・ソー・ビューティフル」。これは、サム・ムーア、ビリー・プレストンらの作品ではなく、ジョルジオ、ドナらのオリジナル。ジョルジオと再度手を組み、現在までのところ、ジョルジオ+ドナの最後の作品とされているもの。
もう1曲は最後の「ラ・ヴィエン・ローズ(バラ色の人生)」。これは、いろいろなアーティストが参加しているエディット・ピアフのトリビュート・アルバムに収録されているもの。フランス盤のシングルで、なんと村岡さんがオークションで100ドル近くかけて落札したという。
今日の「ソウル・ブレンズ」(2時間)を期間限定でポッドキャストにアップ。
パート1
http://soundcloud.com/soul_searchin_4/soulblends2012-05-20-part-one
パート2
http://soundcloud.com/soul_searchin_4/soulblends2012-05-20-part-two
村岡さんは、かつてあった雑誌(ファンジン)「ポップシクル」で、ドナ・サマー&ジョルジオ・モローダー物語の連載を執筆していた。1970年代のことだという。
2時から約20分、チャック・ブラウンのご紹介。そして、チャックが育てた白人の女性シンガー・ソングライター、エヴァ・キャシディーを紹介した。
+++
ナイル。
また、ナイル・ロジャーズのブログ「ウォーキング・オン・プラネットC」(2012年5月19日付け)では、ジーン・モリソンとナイル・ロジャーズの「ムーン・イズ・ア・スター」Moon Is A Star (Jean Morisson & Nile Rodgers)という曲が貼り付けられている。
http://nilerodgers.com/blogs/planet-c-in-english/1847
この曲はバーブラとの「ノー・モア・ティアーズ」や、他のドナ・サマーの曲を思わせる。ベース・ラインのリフなど、「ブギー・ウギー・ウギー」あたりを彷彿とさせるダンス・ナンバー。ミスターDとナイル・ロジャーズが、ウィル・フェレルの映画『セミ・プロ』(2008年作品)のために書いて、録音したものだが、映画には結局収録されず、ボツになっていたもの。
番組内でも話したが、ナイルとドナのコラボレーションは実現すれば、きっと素晴らしいものになっただろう。ナイルもドナの死に衝撃を受けている。
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ドナの死因は911の埃か?
911.
ドナ・サマーの死因は肺癌だったが、ドナは911のテロによるビル崩壊のときの粉塵などを吸ったことが原因ではないか、と考えている、と一部のメディアが報じている。
http://www.thesun.co.uk/sol/homepage/news/4323815/911-dust-kills-disco-queen-Donna-Summer.html
ちょうど911テロ(2001年)が起こったとき、ドナはダウンタウンのワールド・トレード・センターから遠くないアパートにいた。元々、彼女は煙草を吸っていたが、長く禁煙していた。911の救命にあたった消防士などがダスト(粉塵)が原因で1000人以上が死亡している、という。ただしこの因果関係は、詳細に調べてみないとわからない。
また、ドナは911が起こる前に、夫ブルース・スダノと近くを散歩しているときに、「ねえ、あなた、何かテロの匂いを感じるわ。ビルの上のほうで、って夫に言った」という。そして、実際に911が起こって、ぞっとしたそうだ。
ベスト:
Journey: The Very Best of (Bonus CD)posted with amazlet at 12.05.20Donna Summer
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RADIO>Soul Blends
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