●「ソウル・ブレンズ~ソウル・サーチン」でロビン・ギブ、ドナルド・ダック・ダン追悼

【Robin Gibb, Donald Duck Dunn Tribute on Soul Searchin of Soul Blends】

追悼。

ここまで訃報が続くと、一人のアーティストをゆっくり振り返って追悼することさえ難しくなってくる。先週、「ソウル・ブレンズ」では、ドナ・サマーとチャック・ブラウンに2時間を捧げたが、ロビン・ギブ(ビージーズ)とドナルド・ダック・ダンがまだ紹介できていなかったので、今日の「ソウル・サーチン」のコーナーではこの二人を追悼したい。

番組は関東地区インターFM76.1mhzで午後1時から、「ソウルサーチン」は2時半から。ラジコでも聴けます。http://radiko.jp/player/player.html#INT

そして、そのために選曲したり、いろいろ音源を聴いたり、古い映像を見ていたら、なんか泣けてきた。

ロビンは、かなり迷った。「アイ・スターテッド・ア・ジョーク」あたりが一番ロビンっぽいと思ったが、アル・グリーンやテディー・ペンダグラスがカヴァーしている「ハウ・キャン・ユー・メンド・ア・ブロークン・ハート(邦題、傷心の日々)」にした。アル・グリーンのヴァージョンは、最近では映画『セックス・アンド・ザ・シティー』でもかかっていて若い人にも知られている曲で、そのオリジナルがこのビージーズ。ビージーズにとっては、1971年6月からヒットし、初の全米ナンバーワンとなった大ヒットのひとつだ。いろいろな映像が古くから最近まであったので、ご紹介。40年以上前のヒットということになる。

ロビン・ギブ(ビージーズ)「アイ・スターテッド・ア・ジョーク」(モノクロ映像が時代ががっていていい)

http://youtu.be/vr-xdeW8xik



「ハウ・キャン・ユー・メンド・ア・ブロークン・ハート」(1971年モノクロ) ちょうど、シングルが1971年6月にリリースされた頃のライヴ。

http://youtu.be/rB3ZXWjbkJM



最初にMCをしているのが、ロビンの双子の弟・故モーリス。真ん中がロビン。右でギターを弾いているのが長男バリー。途中から歌いはじめる。

「ハウ・キャン・ユー・メンド・ア・ブロークン・ハート」(1971年頃カラー)
http://youtu.be/EvsvgsGVUpQ



「ハウ・キャン・ユー・メンド・ア・ブロークン・ハート」1997年のライヴ映像。One Night Only tour at the MGM Grand in Las Vegas.

http://youtu.be/ovASg2ewwMw



ロビンの声が最初ちょっと不安定だが、中盤から持ち直す。

「ハウ・キャン・ユー・メンド・ア・ブロークン・ハート」17 April 2001 Manhattan Center

http://youtu.be/ubhw8O5nlr0



モーリスは2002年1月に亡くなるので、これはかなり彼にとって最後の時期の映像ということになる。

■「ハウ・キャン・ユー・メンド・ア・ブロークン・ハート」簡単な訳詞 ↓

若かったあの頃
やりたいことだけやって、好き勝手に生きていくのが人生だと思っていた

将来のことなんて何も考えなかった
悲しみについてなんて、誰も教えてくれなかった

(コーラス)
この傷心を誰が癒してくれるのか
この降り続く雨を誰が止められるのか
この太陽の光をどうやって遮れるのか
この地球は一体何が動かしているのか

どうしたら僕の傷心は癒されるのか
この負け犬はどうしたら勝ち馬になれるのか
どうか、傷心を癒して、もう一度生きる喜びを教えておくれ(コーラスここまで)

そよ風が木々をゆらしていく
霧のようになってしまった想い出さえ過ぎ去っていく
もう将来への希望さえない。誰も人生にこんな悲しみがあるなんて教えてくれなかった

(コーラス)リピート

(訳詞・ソウルサーチャー)

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アル・グリーンの「傷心の日々」(サントラ『SATC』について

アル・グリーンの「傷心の日々」は加音
2008年08月24日
http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-10130897194.html

アル・グリーンのヴァージョンは、その後2010年の映画『ザ・ブック・オブ・イーライThe Book Of Ely(邦題、ザ・ウォーカー)』(デンゼル・ワシントン主演)にも使用されている。


アル・グリーンの「傷心の日々」(テレビライヴ)

http://youtu.be/uzitOsxKJNY



アル・グリーン、ジョス・ストーン・ヴァージョン(SATCより)

http://youtu.be/hWtKm5WbE_w



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ロビン・ギブは、2005年9月来日、ソロ・コンサートを行なっている。

2005年9月ライヴ評
September 04, 2005
Robin Gibb (Bee Gees) Magnetic Tour 2005
http://www.soulsearchin.com/soul-diary/archive/200509/2005_09_04.html
ライヴ後、本人と面会したときの話など。

双子の弟モーリス・ギブ死去ニュース
2003/01/14 (Tue)
Immortality: Maurice Gibb’s Soul Searchin’
http://www.soulsearchin.com/soul-diary/archive/200301/diary20030114.html

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ドナルド・ダック・ダンは、ブッカーT&ザ・MGズの「タイム・イズ・タイト」。ブッカーT(キーボード)、スティーヴ・クロッパー(ギター)、ドナルド・ダック・ダン(ベース)、そして、ドラムスが伝説の今は亡きアル・ジャクソン(1975年死去)。みんな若い。ダンも実に元気いっぱい。

http://youtu.be/dHq4laFwAEM



「タイム・イズ・タイト」Amsterdam, Melkweg 19-03-2009 オーディエンス・ショット。ドラムスはおそらくスティーヴ・ポッツ、キーボードがブッカーTのように見えるがぶれていてわかりづらい。

http://youtu.be/iRGrXwoVn8Y



■CD ビージーズ ベスト

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00005S76N/soulsearchiho-22/ref=nosim/"


■ CD ブッカーT&ザ・MGズ ベスト

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B000QUCPWU/soulsearchiho-22/ref=nosim

RADIO>SOUL BLENDS>Soul Searchin>Gibb, Robin / Dunn, Donald Duck
OBITUARY> Gibb, Robin / Dunn, Donald Duck

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