☆「マイ・フレンド・マイケル MJがいた日々~」(パート3)

【”My Friend Michael (Part 3)】

当事者。

「マイ・フレンド・マイケル」で興味深いのは、これまでほとんど語られてこなかったマイケルの2度の結婚の真相だ。

ここでも、フランクがマイケルから聞いた説明ということで紹介されているが、それでも、外部のファンとしては「そうなんだあ」という思いで読むことになる。

それに関連して、マイケルの子育ての仕方などもひじょうにおもしろい。テレビは厳禁で、マイケルは子供のために本を読み聞かせたりしていた。

著者フランクは、ほんとうにベイビーのころのプリンスやパリスをあやしている。そのあたりのリアルな描写は、実際にそうしていないとかけない。

また、フランクは1999年6月の韓国さらに続くミュンヘンでのチャリティー・コンサートからパーソナル・アシスタントとしてマイケルに仕えるようになる。そして、6月27日、ミュンヘンで舞台の橋が落下し、マイケルが怪我をするという事故が起こる。

そのときどのようにマイケルを助け、病院にかつぎこんだかの一部始終は、まさに当事者ならではの迫力ある筆致だ。

またフランクは、マイケル周辺の財政問題が悪化していることを指摘するが、これなどもまさに内部にいる人間にしか描けない情報だ。

そして、2000年暮れ、『インヴィンシブル』の制作過程の話などけっこう微に入り細に入りでおもしろい。ロドニー・ジャーキンスのプロデュースした曲、20曲をボツにした話もでてくる。

360ページ・プラス写真というかなりの分量になるが、約30万字くらいになるかと思う。マイケル・ファンにとっては新しい情報があるので、たっぷり楽しめるはずだ。

■飛鳥新社のページ

http://www.asukashinsha.co.jp/book/b102514.html

■マイ・フレンド・マイケル MJがいた日々~フランク・カシオ・著、吉岡正晴・訳、西寺郷太・監修

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4864101787/soulsearchiho-22/ref=nosim/"


MICHAEL JACKSON>Cascio, Frank>

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