◎ケンジ・サノ・ファースト・ライヴ

【Kenji Sano’s First Ever Live In 40 Years】

ファースト。

「キャプテ~~~ン!」「イエー、イッツ・ミー」 

観客は98%女性。立ち見スペースに溢れる観客。あちこちからかかる「キャプテ~~ン」の掛け声。日米で活躍する大人気ベース奏者兼音楽ディレクター、ケンジ・サノの彼自身初のリーダー・ライヴ。実にファンキーでソウルフルな音楽が大好きで、ライヴはソウルあふれるもの。昨年リリースした、やはり初のリーダー・アルバム『カルチャー・カメレオン』をひっさげての大阪、名古屋、そして東京の・ツアー。ツアー最終日が目黒ブルース・アレイだった。

ジェイ・スティックス、キース・ヘインズ、デイヴィッド・キング、ザンドレ・ヤーブローらのブラザー勢もステージにあがりコモドアーズ、スライ、マーヴィン・ゲイ、ダニー・ハザウェイなどのカヴァーでパーティー度、ソウル度満開。

「カラパナからやり始め、日本に戻ってきて、矢沢(永吉)さん、安室奈美恵、そしてエグザイルなどと仕事をするようになって、まさかこんなに長く日本でやるとは思ってなかった」と1970年代から活躍しているヴェテランは、初のリーダー・ライヴで感無量のあいさつをした。

「キャプテンズ・ナイト~超楽しいんですけど」と喜び、立ち見であふれるブルース・アレイのステージではしゃぐ。

セカンドの途中で、なんとエグザイルからショーキチ(Shokichi)君が登場、一曲「ジャスト・ザ・トゥー・オブ・アス」(グローヴァー・ワシントン/ビル・ウィザース)を熱唱。一際大きな拍手を受けていた。たった1曲で客席に戻ってきたら汗だくになっていた。それより前、僕が会場に着いたとき、以前ブルーノートで会ったときのことを覚えていてくれたみたいで、彼の方から声をかけてくれた。実に好青年。

パーカッション、ヴォーカルと大活躍のアーノ・ルーカスは、なんとかつてワーナーからアルバムを4枚出したクラッキンという人種混合バンドのメンバーだった。ライヴ後、いろいろと話をしたので、そのあたりのことはまた後日。

「また、次、やりたいんですけど~~」と言うと観客から大きな拍手。「次、考えてるのは、『パジャマ・ジャム』! どう?」。

そうか、次はパジャマ・ジャムか。ただでさえパーティー大好きなキャプテンのパーティーは、ますます楽しさの激しさを増しそうだ。次回も楽しみにしてます。

昨日からずっとコモドアーズの「スリッパリー・ホエン・ウエット」のイントロが頭の中、ぐるぐる回ってるんですけど。なんとかしてくれません?(笑)

■コモドアーズ「スリッパリー・ホエン・ウエット」(リレコの映像しかなかった)

http://youtu.be/RtU5mli5qPA



■Kenji Sano / Culture Chameleon

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B005SUI4VO/soulsearchiho-22/ref=nosim/"


■メンバー

KENJI SANO “CAPTAIN’S NIGHT”
featuring Arno Lucas

Kenji Sano (Bass, Vocal)
Zaindre Yarborough (Guitar)
Ogura Yasuharu (Piano)
Nobu K. (Keyboards)
Arno Lucus (Percussion, Vocal)
Jay Stixx (Drums)

Guest:
本田雅人(Sax), Shokichi (Vocal)
David King (Vocal), Tahirih Walker (Vocal),
Keith Haines (Vocal)

■セットリスト [ ] denotes original

show started 19:42
01.Gotta Get Up
02.What’s Going On [Marvin Gaye]
03.Further On Down The Road – Let The Good Time Roll [Taj Mahal, Louis Jordan]
04.Slippery When Wet [Commodores]
05.Juliette [Kalapana]
06.What You Won’t Do For You [Bobby Caldwell]
07.If You Want Me To Stay (Arno on Vocal) [Sly & The Family Stone]
08.Fly Me To The Moon [Frank Sinatra, etc]
09.Always There (Masato Honda on Sax) [Side Effect, Incognito]
Performance ended 20:47

Performance started 21:20
01.Valdez In The Country (Masato Honda on Sax) [Donny Hathaway]
02.What’s Going On (Masato Honda on Sax, Keith Haines on Vocal) [Marvin Gaye]
03.Crossroad [Robert Johnson, Eric Clapton]
04.Slippery When Wet (Arno Lucus on Vocal) [Commodores]
05.For The Love Of You (Tahira, David King, Keith Haine on Vocal) [Isley Brothers]
06.What You Won’t Do For Love [Bobby Caldwell]
07.Just The Two Of Us (Shokichi) [Grover Washington Jr. Bill Withers]
08.If You Want Me To Stay [Sly & The Family Stone]
Enc. In My Life [Beatles]
Enc. Shake Your Body (Down To The Ground) (David King) [Jacksons]
Show ended 22:42

(2012年07月10日火曜、目黒ブルース・アレイ、ケンジ・サノ・ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>Sano, Kenji
2012-

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