★リオン・ウェア・トークス (パート1)
2012年12月11日 音楽★リオン・ウェア・トークス (パート1)
【Leon Ware Talks】
語り部。
今回のリオン・ウェアは自身のライヴにゲストを招くというコンセプト。ゲストがシャンテ・ムーア、アンプ・フィドラーということなのだが、これが思いのほか素晴らしかった。
リオンは今回札幌公演を敢行。最近はもっぱら温暖なロスアンジェルスに住んでいるため、久々の雪に驚いたようだった。もちろん、12月7日(金)夕方(5時17分頃)の大きな地震にももっと驚いていた。
今回は比較的ゆっくりリオンと話すことができたので、その中からいくつかランダムにご紹介。ただし正式なインタヴューではなく、雑談なのでテープには録っておらず、メモを頼りに再現。そのパート1。
リオンは着るものなどいろいろなものにこだわりがある。「いいものを長く使いたい」というタイプらしい。彼がステージで履いていた靴は1997年に当時900ドルくらいで買ったものだが、ステージでしか履かないので、15年経っても新品のようで今でも使っている。ちなみにブランドはプラダ。オーダーメイドではないが、品質が高いものは結局長く使える、という。
リオンは実は大のにんにく料理好きで、お気に入りの店がある。それを紹介したのは僕なのだが、元々バシリ・ジョンソンに紹介したところ、バシリが大のお気に入りとなり、バシリがウェイン・リンゼイに紹介し、またまた気に入り、そのウェインがリオンに紹介し、また気に入ったというお店。リオンも札幌からそこに行きたいというメールをしてくるほど。夜時間が空けばそこに行きたいのだが、大体ショーがはいっているために行けない。そこで無理やりテイクアウトをして食べる。前回はそのテイクアウトしたものを、なんとスーツケースにいれてアメリカまで持ち帰った。税関で「フードがある」と申告したが、「調理されたものならいい」とお墨付きをもらい入国。フルーツや肉の生ものは持ち込めない。そうしてはるばる太平洋を渡ったにんにく料理は自宅で食べてもおいしかったという。ただし、その料理をいれていたスーツケースの洋服は、数日間にんにくの匂いがプンプンしていて着られなかったという。「11時間のフライトだからね。(笑)」 では、次回はジップロックをご紹介しましょう。「 」内がリオンの言葉。あちこちに金言が飛び出してくる。
「僕のところにもいろんな新人が売り込みにやってくる。でも、4小節から8小節聴けば、そのシンガーがいいかどうかわかる。全曲聴く必要はない」
現在事務所のマネージャーという存在はないが、ツアー・マネージャー役は息子のマーク・ウェアが担当している。マークはきっちりビジネスをし、しっかりリオンのことを守ってくれているという。しかし、多くのことに杓子定規に判断する、かなり白黒はっきりさせるタイプらしい。「いいか、世の中は黒と白の間にグレイ・ゾーンがこんなに(と手を広げる)あるんだよ。マークは(ビジネス・ディシジョンでも)なんでも、白黒、あるいは、イエスかノーかのどっちかを決める。だから、よく言うんだ『マーク、白と黒の間にはグレイがあるんだ。そこを考えないと』とね」
「重要なのは、何かを真似たりすることではなく、自分のスキル(技術)を磨くことだ。今はコピー&ペーストで何でもできてしまう。どこかで聴いたような曲のパーツを切り貼りしてできてしまう。でも音楽を実際に演奏するには、スキルが必要だ。僕のバンド・メンバーはそうしたスキルがちゃんとある。そのことを誇りに思う。そしてそのスキルは、長い年月を経て身につくものだ」
「(だから)時(時間)とは、教師のようなものだ。若いときにはわからないものが、時間を経て経験するとそれを学ぶ。だから、Time is teacher。僕も長い経験から多くのことを学んだ」
「僕は音楽をお金のためにやったことは一度もない。自分がやりたいからやる。自分の何か気持ちを表現したいから作品を作る。メロディー(ミュージック)は大体僕自身で作り、歌詞はときどき共作者と一緒にやることもあれば、僕だけで作詞することもある」
(パート2に続く)
■昨日の「ソウル・サーチン・レイディオ」でライヴの様子をご紹介。期間限定でポッドキャスト・アップ
https://soundcloud.com/soul_searchin_11/soul-searchin-radio-2012-12-09
■過去記事
August 25, 2009
ソングライター、リオン・ウェア戻ってくると宣言
http://ameblo.jp/soulsearchin/day-20090825.html
前々回ライヴ評
October 16, 2009
グレイト・ストーリーテラー、リオン・ウエアはノンストップでしゃべる
http://ameblo.jp/soulsearchin/day-20091016.html
リオン・インタヴューの一部
インコグニート、リオン・ウェアを招き11ヶ月ぶりの来日~期待値マックス
2012年08月16日(木)
http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-11329061746.html
ARTIST>Ware, Leon
■リオン・ウェア 『ミュージカル・マッサージ+5』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B008E008AU/soulsearchiho-22/ref=nosim/
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B001O59TXO/soulsearchiho-22/ref=nosim/
クインシー・ジョーンズ 『ボディー・ヒート』(イフ・アイ・エヴァー・ルーズ・ディス・ヘヴン、収録)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B0061P681S/soulsearchiho-22/ref=nosim/"
【Leon Ware Talks】
語り部。
今回のリオン・ウェアは自身のライヴにゲストを招くというコンセプト。ゲストがシャンテ・ムーア、アンプ・フィドラーということなのだが、これが思いのほか素晴らしかった。
リオンは今回札幌公演を敢行。最近はもっぱら温暖なロスアンジェルスに住んでいるため、久々の雪に驚いたようだった。もちろん、12月7日(金)夕方(5時17分頃)の大きな地震にももっと驚いていた。
今回は比較的ゆっくりリオンと話すことができたので、その中からいくつかランダムにご紹介。ただし正式なインタヴューではなく、雑談なのでテープには録っておらず、メモを頼りに再現。そのパート1。
リオンは着るものなどいろいろなものにこだわりがある。「いいものを長く使いたい」というタイプらしい。彼がステージで履いていた靴は1997年に当時900ドルくらいで買ったものだが、ステージでしか履かないので、15年経っても新品のようで今でも使っている。ちなみにブランドはプラダ。オーダーメイドではないが、品質が高いものは結局長く使える、という。
リオンは実は大のにんにく料理好きで、お気に入りの店がある。それを紹介したのは僕なのだが、元々バシリ・ジョンソンに紹介したところ、バシリが大のお気に入りとなり、バシリがウェイン・リンゼイに紹介し、またまた気に入り、そのウェインがリオンに紹介し、また気に入ったというお店。リオンも札幌からそこに行きたいというメールをしてくるほど。夜時間が空けばそこに行きたいのだが、大体ショーがはいっているために行けない。そこで無理やりテイクアウトをして食べる。前回はそのテイクアウトしたものを、なんとスーツケースにいれてアメリカまで持ち帰った。税関で「フードがある」と申告したが、「調理されたものならいい」とお墨付きをもらい入国。フルーツや肉の生ものは持ち込めない。そうしてはるばる太平洋を渡ったにんにく料理は自宅で食べてもおいしかったという。ただし、その料理をいれていたスーツケースの洋服は、数日間にんにくの匂いがプンプンしていて着られなかったという。「11時間のフライトだからね。(笑)」 では、次回はジップロックをご紹介しましょう。「 」内がリオンの言葉。あちこちに金言が飛び出してくる。
「僕のところにもいろんな新人が売り込みにやってくる。でも、4小節から8小節聴けば、そのシンガーがいいかどうかわかる。全曲聴く必要はない」
現在事務所のマネージャーという存在はないが、ツアー・マネージャー役は息子のマーク・ウェアが担当している。マークはきっちりビジネスをし、しっかりリオンのことを守ってくれているという。しかし、多くのことに杓子定規に判断する、かなり白黒はっきりさせるタイプらしい。「いいか、世の中は黒と白の間にグレイ・ゾーンがこんなに(と手を広げる)あるんだよ。マークは(ビジネス・ディシジョンでも)なんでも、白黒、あるいは、イエスかノーかのどっちかを決める。だから、よく言うんだ『マーク、白と黒の間にはグレイがあるんだ。そこを考えないと』とね」
「重要なのは、何かを真似たりすることではなく、自分のスキル(技術)を磨くことだ。今はコピー&ペーストで何でもできてしまう。どこかで聴いたような曲のパーツを切り貼りしてできてしまう。でも音楽を実際に演奏するには、スキルが必要だ。僕のバンド・メンバーはそうしたスキルがちゃんとある。そのことを誇りに思う。そしてそのスキルは、長い年月を経て身につくものだ」
「(だから)時(時間)とは、教師のようなものだ。若いときにはわからないものが、時間を経て経験するとそれを学ぶ。だから、Time is teacher。僕も長い経験から多くのことを学んだ」
「僕は音楽をお金のためにやったことは一度もない。自分がやりたいからやる。自分の何か気持ちを表現したいから作品を作る。メロディー(ミュージック)は大体僕自身で作り、歌詞はときどき共作者と一緒にやることもあれば、僕だけで作詞することもある」
(パート2に続く)
■昨日の「ソウル・サーチン・レイディオ」でライヴの様子をご紹介。期間限定でポッドキャスト・アップ
https://soundcloud.com/soul_searchin_11/soul-searchin-radio-2012-12-09
■過去記事
August 25, 2009
ソングライター、リオン・ウェア戻ってくると宣言
http://ameblo.jp/soulsearchin/day-20090825.html
前々回ライヴ評
October 16, 2009
グレイト・ストーリーテラー、リオン・ウエアはノンストップでしゃべる
http://ameblo.jp/soulsearchin/day-20091016.html
リオン・インタヴューの一部
インコグニート、リオン・ウェアを招き11ヶ月ぶりの来日~期待値マックス
2012年08月16日(木)
http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-11329061746.html
ARTIST>Ware, Leon
■リオン・ウェア 『ミュージカル・マッサージ+5』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B008E008AU/soulsearchiho-22/ref=nosim/
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B001O59TXO/soulsearchiho-22/ref=nosim/
クインシー・ジョーンズ 『ボディー・ヒート』(イフ・アイ・エヴァー・ルーズ・ディス・ヘヴン、収録)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B0061P681S/soulsearchiho-22/ref=nosim/"
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