■「ソウル・ブレンズ」から「バラカンズ・ビート」の流れ

【Soul Blends to Barakan’s Beat】

談義。

日曜(2012年12月16日)は、午前11時からWOWOWでローリング・ストーンズの生中継をやっていた。それをちらちら見ながら選挙に行き、そのあとインターFMへ。

毎週日曜日午後1時から3時まで『ソウル・ブレンズ』(関東地区インターFM、76.1mhz)がオンエアされた後、『バラカンズ・ビート』が始まる。いつもバラカンさんが隣のスタジオなので、僕のパート「ソウル・サーチン」(午後2時半~)が終わった後、挨拶して音楽談義してから帰る。

4時からの「名盤片面」は、毎回名盤のアナログ盤を持ってきて片面かけているが、その日何がかかるかのぞくのが楽しみだ。(笑) この日はロバート・パーマーだった。バラカンさんは実際にターンテーブルとレコードそのものを持ち込みかけている。

帰り際に寄ると、ちょうどパブリック・エナミーやアルバート・キングをかけて「ロックンロール・ホール・オブ・フェイム(ロック殿堂)」の話をされていた。レコードがかかっている間、雑談をしていると、なんとバラカンさん、以前はこの殿堂の投票をしていたという。先方からファクスが送られてきて、ファクスを送り返していたそうだ。ところがなぜか最近はこなくなってしまった、という。なぜ投票用紙が来たのかも、なぜこなくなったのかもわからないそうだ。

「このロック殿堂には僕も言いたいことあるんですよ。シックなんて7回もノミネートされてるのに入らないんですよ。投票する人が600人くらいって少ないから偏るんですかねえ」と僕が言うと、「シックは、(殿堂入りしないのは)僕も絶対おかしいと思う。結局、ディスコと思われてるんだろうね。投票者は白人が多いみたいだから。実は僕も最初はそう思ってたんだけど、今は違う。シックは入って当然」とのお返事。ちょうど僕がこの「ロック殿堂」の記事をブログに書いて、それぞれノミネートが何回されているか紹介しているとお知らせすると、すぐそこにアクセスしてみていただいた。

音楽評論家の五十嵐正さんからはこの件に関して「吉岡さんはシックの落選に公開抗議文を発表すべきでしょう」とまで言われ、真剣にそれを考えている。(笑) 

「バラカン・ビート」でもその週の訃報や見たライヴなどが「ソウル・サーチン」とかぶることがある。この日はたまたま局の入口でバラカンさんとばったり会い、一緒にエレヴェーターに乗ったが、そのときラヴィ・シャンカルの話になった。「何、かけるの?」と言われたので、日本人ミュージシャンと共演している曲をかけます、というと、「僕はモントレイあたりかウッドストック、バングラデッシュあたりかけます」とのこと。ラヴィは曲がたくさんあるのでかぶらないが、キャデラックスのアール・スピードー・キャロルのときは、「スピードー」が結局かぶった。(笑) キャデラックスといえば「スピードー」だから仕方ない。

その前週にはちょうど僕が見てきたリオン・ウェアの話をして、「とてもエロエロでした」と報告すると、「それがねえ…。(リオンは)やりすぎでねえ…」と言いながら、首のあたりを指でかく仕草をされ(つまりくすぐったい、照れくさい、トゥー・マッチ、といったニュアンス)、それがおもしろかった。

■シック~ベスト(プロデュース作品、シック作品など厳選した2枚組み)(じゃあ、公開抗議文書こうかなあ・・・)

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