◆ 吉岡正晴の音楽遍歴(パート3)~かつての番組のテーマ曲が「ソウル・サーチン」だった
【Another “Soul Searchin” Was Discovered】
衝撃。
昨日まで、「吉岡正晴の音楽遍歴」のようなものを簡単に紹介した。あれはあれでもっとちゃんとした文章にしてまとめたいと思うが、それを読み、番組を聴いてくれた中学・高校時代の友人で「遍歴」の文章の中にも登場する西村昭さんが衝撃の事実を教えてくれた。
高校時代にDJの真似事をやり、昼休みに音楽番組をやっていたと書いたのだが彼がこう書いてきた。
「本当に懐かしい曲ばかりです。僕も毎週のように全米トップ40聞いていました。FENもラジ関も。
八木誠さんは当時(1970年頃)、お話に出てくる渋谷ヤマハで週末にDJをやっていましたね。僕はクイズに答えて、ノーマン・グリーンバームのスピリット・イン・ザ・スカ
イのシングルをもらいました。」
「番組を聴いていて、高校時代、昼休みに吉岡さんが毎日しゃべっていた情景を思い出しました。そういえばあの番組のオープニング曲は、エレクトリック・フラッグの『ソウル・サーチン』でしたね!」
が~~~~~~ん。「ソウル・サーチン」という曲???? (超極太ゴシック、大文字で)
まったく覚えてなかった。なんてことだ。高校時代のDJ番組のテーマ曲が、なに、「ソウル・サーチン」!???
これだ。
http://youtu.be/tXQGVxWM2Nc
Soul Searchin’ by The Electric Flag
An American Band (It says it on the LP)
Buddy Miles -Drums
Hoshal Wright - Guitar
Harvey Brooks - Bass/guitar/Vocals
John Simon -Piano
Herbie Rich- Organ/tenor/vocals
Terry Clements - Tenor
Marcus Doubleday - Trumpet
Nick Gravenites - Vocals/ Rhythm Guitar
Stemsy Hunter- Alto/vocal
かっこいいドラムスは、バディー・マイルズとある。当時はそんなことはたぶん気にもとめていない。曲は確かに聞き覚えがある。途中のブリッジあたりのブラス・セクションの音の流れはよく覚えている。しかし、仮にこれをテーマにしたことは認めよう。でも、このタイトルが「ソウル・サーチン」とはどう思い出そうにも覚えていない。僕が「ソウル・サーチン」という言葉を覚えたのは、1988年3月、マクファーデン&ホワイトヘッドのジョン・ホワイトヘッドにインタヴューしたときにその話の中ででてきた、と何度もあちこちで書いている。ずっとそう思っていた。
しかしそれより17年くらい前に、すでに「ソウル・サーチン」という曲を意識せずに選んでいたのだ。しかも、彼らの「ソウル・サーチン」の英語表記はSoul Searchin’ で、Searching ではないところが、僕と同じ表記ではないか。だいたいchingと書かれているから、chin’という表記は非常にめずらしいのだ。
僕と「ソウル・サーチン」って言葉って、40年以上前からそんな運命的につながっているのか。西村さんからこれをメールで知らされたとき、真夜中なのに大興奮して眠れなくなった。
彼はこのレコード(30センチアナログLP)を持っていなかったが、村上太一さんから借りてよく聴いていたのでよく覚えている、という。たぶん僕も太一から借りてそれをテーマなのでテープにとって毎日使っていたのだろう。それでいつもテープで出していたから、曲名もすっかり忘れていたのかもしれない。
アマゾンで探して、さっそくありました。中古で充分。すぐにポチった。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B0000029FA/soulsearchiho-22/ref=nosim/"
当時はBST(ブラッド・スウェット&ティアーズ)、チェイス、シカゴなんかのこういうブラス・ロックが流行っていて、僕もけっこう好きだった。
西村さんはこうも書く。「(メモでは)『ジョンから「ソウル・サーチン」という言葉を教わり』とありますが、私は、吉岡さんが『ソウル・サーチン』というタイトルでブログをやっているのも、根底にはこの曲名があるのだと、勝手に思いました。だって、毎日このタイトルの曲をかけていたのですから...。「ソウル・サーチン」という言葉の話は、この番組の柱だと思いました。人の生き方は、ある一つの言葉や出来事がきっかけになって動いていくのですね。」
感激です。涙がでます。
~~~
記憶力。
その衝撃の事実を覚えていたのが中学時代からの同級生、西村さん。彼は今から5年前、こんな贈り物をして感激させてくれたその人だ。
彼は記憶力いいなあ。僕はダメだなあ。記憶力がダメだから、メモするんです。でも、人に言われる。メモしたことも忘れてるでしょう、って。意味なし、はい。下記リンクのストーリーは今5年ぶりに自分で読んでも感激する。ぜひ、ご存知ない方はご一読を。
■ 文化の日の贈り物~39年前の録音から
2008年11月07日(金)
http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-10161480752.html
西村さんはずっと音楽好きだったが、彼は1995年にインドネシアに移住し貿易会社を設立、1998年にはインドネシアの音楽を紹介するウェッブサイト、スンダランドをスタート。また、並行して2003年から同地で現在は18店を展開する人気のラーメン店「38(さんぱち)」を共同経営している。
しかも、ちょうどつい最近、彼が発掘した地元アーティスト、「プラウドリィ・プレゼンツProudly Presents」のCDをプロデュースして、そのCDを送ってきてくれた。なんというタイミングだ。これもご縁だ。
今年は、何かと「ご縁」「ルーツを探る」という言葉がキーワードになってきたようだ。
このCDとインドネシアの音楽事情について、明日のブログでご紹介する。
■スンダランドのサイト。日本からでもCDなどが購入できます
http://binadesa.com/
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ESSAY
【Another “Soul Searchin” Was Discovered】
衝撃。
昨日まで、「吉岡正晴の音楽遍歴」のようなものを簡単に紹介した。あれはあれでもっとちゃんとした文章にしてまとめたいと思うが、それを読み、番組を聴いてくれた中学・高校時代の友人で「遍歴」の文章の中にも登場する西村昭さんが衝撃の事実を教えてくれた。
高校時代にDJの真似事をやり、昼休みに音楽番組をやっていたと書いたのだが彼がこう書いてきた。
「本当に懐かしい曲ばかりです。僕も毎週のように全米トップ40聞いていました。FENもラジ関も。
八木誠さんは当時(1970年頃)、お話に出てくる渋谷ヤマハで週末にDJをやっていましたね。僕はクイズに答えて、ノーマン・グリーンバームのスピリット・イン・ザ・スカ
イのシングルをもらいました。」
「番組を聴いていて、高校時代、昼休みに吉岡さんが毎日しゃべっていた情景を思い出しました。そういえばあの番組のオープニング曲は、エレクトリック・フラッグの『ソウル・サーチン』でしたね!」
が~~~~~~ん。「ソウル・サーチン」という曲???? (超極太ゴシック、大文字で)
まったく覚えてなかった。なんてことだ。高校時代のDJ番組のテーマ曲が、なに、「ソウル・サーチン」!???
これだ。
http://youtu.be/tXQGVxWM2Nc
Soul Searchin’ by The Electric Flag
An American Band (It says it on the LP)
Buddy Miles -Drums
Hoshal Wright - Guitar
Harvey Brooks - Bass/guitar/Vocals
John Simon -Piano
Herbie Rich- Organ/tenor/vocals
Terry Clements - Tenor
Marcus Doubleday - Trumpet
Nick Gravenites - Vocals/ Rhythm Guitar
Stemsy Hunter- Alto/vocal
かっこいいドラムスは、バディー・マイルズとある。当時はそんなことはたぶん気にもとめていない。曲は確かに聞き覚えがある。途中のブリッジあたりのブラス・セクションの音の流れはよく覚えている。しかし、仮にこれをテーマにしたことは認めよう。でも、このタイトルが「ソウル・サーチン」とはどう思い出そうにも覚えていない。僕が「ソウル・サーチン」という言葉を覚えたのは、1988年3月、マクファーデン&ホワイトヘッドのジョン・ホワイトヘッドにインタヴューしたときにその話の中ででてきた、と何度もあちこちで書いている。ずっとそう思っていた。
しかしそれより17年くらい前に、すでに「ソウル・サーチン」という曲を意識せずに選んでいたのだ。しかも、彼らの「ソウル・サーチン」の英語表記はSoul Searchin’ で、Searching ではないところが、僕と同じ表記ではないか。だいたいchingと書かれているから、chin’という表記は非常にめずらしいのだ。
僕と「ソウル・サーチン」って言葉って、40年以上前からそんな運命的につながっているのか。西村さんからこれをメールで知らされたとき、真夜中なのに大興奮して眠れなくなった。
彼はこのレコード(30センチアナログLP)を持っていなかったが、村上太一さんから借りてよく聴いていたのでよく覚えている、という。たぶん僕も太一から借りてそれをテーマなのでテープにとって毎日使っていたのだろう。それでいつもテープで出していたから、曲名もすっかり忘れていたのかもしれない。
アマゾンで探して、さっそくありました。中古で充分。すぐにポチった。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B0000029FA/soulsearchiho-22/ref=nosim/"
当時はBST(ブラッド・スウェット&ティアーズ)、チェイス、シカゴなんかのこういうブラス・ロックが流行っていて、僕もけっこう好きだった。
西村さんはこうも書く。「(メモでは)『ジョンから「ソウル・サーチン」という言葉を教わり』とありますが、私は、吉岡さんが『ソウル・サーチン』というタイトルでブログをやっているのも、根底にはこの曲名があるのだと、勝手に思いました。だって、毎日このタイトルの曲をかけていたのですから...。「ソウル・サーチン」という言葉の話は、この番組の柱だと思いました。人の生き方は、ある一つの言葉や出来事がきっかけになって動いていくのですね。」
感激です。涙がでます。
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記憶力。
その衝撃の事実を覚えていたのが中学時代からの同級生、西村さん。彼は今から5年前、こんな贈り物をして感激させてくれたその人だ。
彼は記憶力いいなあ。僕はダメだなあ。記憶力がダメだから、メモするんです。でも、人に言われる。メモしたことも忘れてるでしょう、って。意味なし、はい。下記リンクのストーリーは今5年ぶりに自分で読んでも感激する。ぜひ、ご存知ない方はご一読を。
■ 文化の日の贈り物~39年前の録音から
2008年11月07日(金)
http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-10161480752.html
西村さんはずっと音楽好きだったが、彼は1995年にインドネシアに移住し貿易会社を設立、1998年にはインドネシアの音楽を紹介するウェッブサイト、スンダランドをスタート。また、並行して2003年から同地で現在は18店を展開する人気のラーメン店「38(さんぱち)」を共同経営している。
しかも、ちょうどつい最近、彼が発掘した地元アーティスト、「プラウドリィ・プレゼンツProudly Presents」のCDをプロデュースして、そのCDを送ってきてくれた。なんというタイミングだ。これもご縁だ。
今年は、何かと「ご縁」「ルーツを探る」という言葉がキーワードになってきたようだ。
このCDとインドネシアの音楽事情について、明日のブログでご紹介する。
■スンダランドのサイト。日本からでもCDなどが購入できます
http://binadesa.com/
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