◎コンテンポラリー・ブルーズとフュージョン・ジャズのクロスオーヴァー~ロベン・フォード・ライヴ
【Robben Ford: In Between “Blues” & “Smooth Jazz”】
洗練。
2013年2月にちょうど出た新作『ブリンギング・イット・バック・ホーム』のアルバムをヘヴィー・ローテーションにしてことのほかよく気に入っていたので、抜群のタイミングで来日したヴェテラン・ブルーズ・ギタリスト/シンガー、ロベン・フォードの久々のライヴ。調べたら前回見たのは東京ジャズ2008年だったから、もう5年も前か。
ドラムス、ベース、オルガン、トロンボーンにロベンのギターとヴォーカルというシンプルな5人編成。今回はこの新譜中心の選曲になっているが、これがCDよりライヴのほうがはるかにグルーヴ感とクロっぽさ感があった。
不思議なのはルーツのブルーズをサーチンしつつ、コンテンポラリーなジャズ/フュージョン的な味わいもうまく醸し出し、ちょっとしたスムーズ・ジャズ的な趣さえあるところ。「ブルーズ」と「スムーズ・ジャズ」が一緒のところにあるなんて、なんていうおもしろい立ち位置なのだろう、と思った。
実際ジャンルは別にどこでもよいのだが、彼のこの新作がグラミー賞にノミネートされるときはどこに入るのだろう、といろいろと考えを巡らせた。「ジャズ」「トラディショナル・ブルーズ」「コンテンポラリー・ブルーズ」?
いずれのメンバーのソロも実にかっこいいのだ。トロンボーンのスティーヴ、一挙に黒くなる。プリンス周辺でもおなじみミネアポリスのリッキー・ピーターソンのファンキーなオルガン、そしてドラムス、アコースティック・ベース。
的確なミュージシャンたちの確実なライヴ・パフォーマンス。そして、ロベンの歌声もギターもお見事。黒すぎなく、白すぎなく、すべてがほどよくちょうどよい。僕にはとても洗練されたブルーズという感じがする。
それにしても、彼ら5人ともステージで演奏するのが大好きという根っからのミュージシャンズ・ミュージシャンという印象を持った。アンコールも含めほぼ90分。全力投球だ。
ちなみにブルーノート、先週改装して一部新しくなってから初めて足を運んだ。なかなかいい大人の感じだ。
~~~
ライヴは後、日曜・月曜(2013年5月12日・13日)丸の内コットンクラブ、5月15日(水)大阪・梅田クラブ・クアトロであります。コットンの12日は午後5時と8時、13日月曜は6時半と9時。
■コットンクラブ
http://www.cottonclubjapan.co.jp/jp/sp/artist/robben-ford/
■予告編
http://youtu.be/PlBufDn1kbY
■アルバムの宣伝ビデオ
http://youtu.be/QQQneouYo5M
■前回ライヴ評
嵐の前の静けさ~ロベン・フォードのライヴ@東京ジャズ
2008年09月11日(木)
http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-10137858464.html
■メンバー
Robben Ford(g) ロベン・フォード(ギター)
Ricky Peterson(org) リッキー・ピーターソン(オルガン)
Stephen Baxter(tb) スティーヴン・バクスター(トロンボーン)
Brian Allen(b) ブライアン・アレン(ベース)
Tony Moore(ds) トニー・ムーア(ドラムス)
■セットリスト:ロベン・フォード
Setlist : Robben Ford @Blue Note Tokyo, May 10,2013
+ denotes from latest album "Bringing It Back Home
show started 21:33
01.Everything I Do Is Gonna Be Funky +
02.Birds Nest Bound +
03.Fair Child +
04.Different People
05.Too Much
06.Cut You Loose
07.All Over Again
08.Nothing To Nobody
09.Most Likely You Go Your Way And I’ll Go Mine +
10.Two Trains
Enc. Trick Bag +
Show ended 23:02
(2013年5月10日金曜、ブルーノート東京、ロベン・フォード・ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE
■ロベン・フォード 最新作 日本盤
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00AR15KRA/soulsearchiho-22/ref=nosim/
■輸入盤
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00AJLHULW/soulsearchiho-22/ref=nosim
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B000060OWV/soulsearchiho-22/ref=nosim/
【Robben Ford: In Between “Blues” & “Smooth Jazz”】
洗練。
2013年2月にちょうど出た新作『ブリンギング・イット・バック・ホーム』のアルバムをヘヴィー・ローテーションにしてことのほかよく気に入っていたので、抜群のタイミングで来日したヴェテラン・ブルーズ・ギタリスト/シンガー、ロベン・フォードの久々のライヴ。調べたら前回見たのは東京ジャズ2008年だったから、もう5年も前か。
ドラムス、ベース、オルガン、トロンボーンにロベンのギターとヴォーカルというシンプルな5人編成。今回はこの新譜中心の選曲になっているが、これがCDよりライヴのほうがはるかにグルーヴ感とクロっぽさ感があった。
不思議なのはルーツのブルーズをサーチンしつつ、コンテンポラリーなジャズ/フュージョン的な味わいもうまく醸し出し、ちょっとしたスムーズ・ジャズ的な趣さえあるところ。「ブルーズ」と「スムーズ・ジャズ」が一緒のところにあるなんて、なんていうおもしろい立ち位置なのだろう、と思った。
実際ジャンルは別にどこでもよいのだが、彼のこの新作がグラミー賞にノミネートされるときはどこに入るのだろう、といろいろと考えを巡らせた。「ジャズ」「トラディショナル・ブルーズ」「コンテンポラリー・ブルーズ」?
いずれのメンバーのソロも実にかっこいいのだ。トロンボーンのスティーヴ、一挙に黒くなる。プリンス周辺でもおなじみミネアポリスのリッキー・ピーターソンのファンキーなオルガン、そしてドラムス、アコースティック・ベース。
的確なミュージシャンたちの確実なライヴ・パフォーマンス。そして、ロベンの歌声もギターもお見事。黒すぎなく、白すぎなく、すべてがほどよくちょうどよい。僕にはとても洗練されたブルーズという感じがする。
それにしても、彼ら5人ともステージで演奏するのが大好きという根っからのミュージシャンズ・ミュージシャンという印象を持った。アンコールも含めほぼ90分。全力投球だ。
ちなみにブルーノート、先週改装して一部新しくなってから初めて足を運んだ。なかなかいい大人の感じだ。
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ライヴは後、日曜・月曜(2013年5月12日・13日)丸の内コットンクラブ、5月15日(水)大阪・梅田クラブ・クアトロであります。コットンの12日は午後5時と8時、13日月曜は6時半と9時。
■コットンクラブ
http://www.cottonclubjapan.co.jp/jp/sp/artist/robben-ford/
■予告編
http://youtu.be/PlBufDn1kbY
■アルバムの宣伝ビデオ
http://youtu.be/QQQneouYo5M
■前回ライヴ評
嵐の前の静けさ~ロベン・フォードのライヴ@東京ジャズ
2008年09月11日(木)
http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-10137858464.html
■メンバー
Robben Ford(g) ロベン・フォード(ギター)
Ricky Peterson(org) リッキー・ピーターソン(オルガン)
Stephen Baxter(tb) スティーヴン・バクスター(トロンボーン)
Brian Allen(b) ブライアン・アレン(ベース)
Tony Moore(ds) トニー・ムーア(ドラムス)
■セットリスト:ロベン・フォード
Setlist : Robben Ford @Blue Note Tokyo, May 10,2013
+ denotes from latest album "Bringing It Back Home
show started 21:33
01.Everything I Do Is Gonna Be Funky +
02.Birds Nest Bound +
03.Fair Child +
04.Different People
05.Too Much
06.Cut You Loose
07.All Over Again
08.Nothing To Nobody
09.Most Likely You Go Your Way And I’ll Go Mine +
10.Two Trains
Enc. Trick Bag +
Show ended 23:02
(2013年5月10日金曜、ブルーノート東京、ロベン・フォード・ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE
■ロベン・フォード 最新作 日本盤
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00AR15KRA/soulsearchiho-22/ref=nosim/
■輸入盤
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00AJLHULW/soulsearchiho-22/ref=nosim
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B000060OWV/soulsearchiho-22/ref=nosim/
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