◎マーチン・ライヴ~「オープン・セサミ」~マジッック・ワードで開く扉の向こうにあるもの

【Open Sesami Is The Magic Word】

開けゴマ。

「ラヴ・ソングの帝王」マーチンこと鈴木雅之の最新作『オープン・セサミ Open Sesami』のリリースを受けての全国ツアー。市川から始まり東北などを回って東京・おしゃれな街渋谷NHKホールに登場。アンコール含めて全23曲、新作からの曲をメインにおなじみの作品までたっぷり2時間半。トークに歌に、テイスティーでおしゃれなエンタテインメントいっぱいでファンを魅了した。

一応、あまりネタばれにならない程度に簡単に。

ステージ・セットは最新作『Open Sesami』のデザインを模したぜいたくなもの。

コーラスの有坂さん高尾さんともども、マーチンがずいぶん踊るなあ、という印象。

「愛」と「勇気」と「希望」をキーワードに創り上げた『Open Sesami』。日本語で言えば「開け、ゴマ!」。このマジック・ワードで扉が開けば、願いはきっと叶うはず。

「2016年、わたくし鈴木雅之は還暦になります。還暦まで1-2-3(ワン・ツー・スリー)ステップ・カウントダウンしていきます」

マーチンが「オープン!?」と声をかけると、観客は「セサミ!」と答える。「セサミ~~~~」ではありません。(笑)

マーチンのトークはいつもおもしろいなあ。

ライヴが始まる前は、クール&ザ・ギャングの「オープン・セサミ」が静かに流れていて、それが大きくなると暗転。そうして、魔法の扉が開く。

アカペラで歌うところがあったが、あのアカペラ・コーラスを作ったのは、やはりマーチンの弟分アジ(AJI)だった。

「オープン・セサミ」の掛け声で観客たちは魔法の絨毯に乗ったようなふわふわ気分にさせられた。

感無量。

この日、アンコール最後の曲はマーチンがお父様が亡くなったときに父を思い書いた曲だった。そして、途中で珍しく歌詞が飛んだ。どうやら胸がいっぱいになり、言葉につまったらしい。

マーチンはライヴ後、関係者を前にした打ち上げあいさつで、「年を取って涙もろくなったのか。あんなことになったのは初めてです」と打ち明けた。マーチンに聞くと、ライヴ中なにかこみ上げて歌えなくなるなどということは、今までに一度もなかったそうだ。

その姿を見ていたケイ・グラントさんは、彼もその曲を自分のことと重ね合わせて聴くので、マーチンが言葉につまった瞬間、自分もそれで号泣してしまった、と言っていた。

2016年、還暦の前に、実は2015年、デビュー35周年が控えている。

やはり、歌い続けるということ、何かを続けていくということが、何にもまして素晴らしいことだと改めて思う。

■メンバー

鈴木雅之 (ヴォーカル、総合プロデュース)

小松秀行 (ベース、バンドリーダー)
江口信夫 (ドラムス)
知念輝行 (ギター)
KO-ICHIRO (キーボード)
松本圭司 (キーボード)
スパム春日井 (パーカッション)
竹野昌邦 (サックス)
高尾直樹 (コーラス)
有坂美香 (コーラス)

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ENT>LIVE>Suzuki, Masayuki



■セットリスト

show started 18:42
01.

xx
show ended 21:08

セットリストは、ライヴ・ツアー終了後に。

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