【時にひとつの文章が、誰かに影響を与えることもある】
影響。
こうして文章を書いていると、ときに、その文章が本人の知らぬ思わぬところで影響を与えることがある。先日、ノーナ・リーヴスの西寺郷太さんと会ったという話をブログに書いた。
April 07, 2008
Talk About MJ With Nishidera Gota, MJ-Spirit
【マイケル研究家・郷太観】
http://blog.soulsearchin.com/archives/002437.html
そうしたら、彼も自身のブログでそのときのことを書いてくれた。(下記ノーナ・リーヴスのページから、下のほうにあるLIFE →GOTAMA’S LIFETIME へ進み2008年4月8日付けに行ってください)
ダイアリーへのリンク (日付が進むと、ページが変わりますので、2008年4月8日付けへ)
http://www.nonareeves.com/cgi-bin/nr_bbsultra.cgi?number=1&;category=0&type=read&file=bbs_a
(うまく開かない場合は、アドレスの文字全部をコピー&ペーストしてアクセスしてみてください)
ノーナ・リーヴスのウェッブ
http://www.nonareeves.com/
自分がその昔、書いた文章が後世の人たちに影響を与えているというのは、ひじょうに嬉しく思う。そして、同時に責任も感じる。文章、特に活字になるものというのは、後世まで残る。新聞、雑誌(週刊誌や月刊誌)などでも、すぐにハードコピー(現物)はなくなるが、アーカイブとして残る可能性が高い。極端な話し、図書館には残るだろう。さらに、インターネットだと、削除しない限り、その文章は未来永劫残ることになる。それを考えると、より正確な文章を書かなければならないとつくづく思う。もちろん、ネットの場合は、まちがいを発見したら、すぐに訂正できるという利点はある。訂正できないアーカイブがどこかの倉庫に残ることもあるが。特にブログの場合、「書いて出し」なので、細心の注意を払ってもどうしても小さなミスなどが残ることがある。改めて、文章を書くときには細心の注意を払いたい。
さて、もうひとつ、自分が書いた文章について。アル・マッケイのライヴ評を2008年3月21日付けで書いた。
March 21, 2008
Al McKay Allstars Live : Big Party Is Happening On The Stage
【アル・マッケイ・オールスターズ〜ステージ上は大パーティー騒ぎ】
http://blog.soulsearchin.com/archives/2008_03_21.html
そうしたら、どうやらアル・マッケイ本人がこの日本語で書かれたライヴ評を見つけたらしく(タイトルは英語)友人の日本人の方に翻訳を頼み、英語で読み、マッケイ本人からごていねいにお礼のメールをもらった。これにはびっくりした。日本人のミュージシャンの人たちがどうやらこのブログを読んでいるらしいことは、直接お会いしたときに話にでたりするが、海外のアーティストだと、やはり言語の問題もあり、なかなか読む機会は少ないと思う。
そして、その英語ヴァージョンがアル・マッケイの公式ウェッブに掲載された。
http://www.almckay.com/reports.php?news_id=35&;start=0&category_id=9&parent_id=9&arcyear=&arcmonth=
(うまく開かない場合は、アドレスの文字全部をコピー&ペーストしてアクセスしてみてください)
アル・マッケイ公式ページ(英語)
http://www.almckay.com/
ここからHOME→PRESS REVIEWS→SHOW REPORTS→Al McKay Allstars Live: Big Party Is Happening On The Stage
March 21, 2008
しかし、最近このソウル・サーチンの「ライヴ評」はかなり読まれているらしいということは認識している。このライヴ評を読んで、それに行くかどうか、またセットリストを見て、行くかどうか決める人もけっこういるらしい。そういうライヴガイドになっているとすれば、嬉しい限りだ。
普段、自分の文章が誰に読まれているのかとか、それほど気にしないのだが、こういうことが続くと、改めて気を引き締めようと思う。(笑) じゃあ、いつもは気を抜いてるのか、っていうと、そんなことはもちろん、ないんですけどね。(きっぱり)(笑)
ESSAY>WRITING
影響。
こうして文章を書いていると、ときに、その文章が本人の知らぬ思わぬところで影響を与えることがある。先日、ノーナ・リーヴスの西寺郷太さんと会ったという話をブログに書いた。
April 07, 2008
Talk About MJ With Nishidera Gota, MJ-Spirit
【マイケル研究家・郷太観】
http://blog.soulsearchin.com/archives/002437.html
そうしたら、彼も自身のブログでそのときのことを書いてくれた。(下記ノーナ・リーヴスのページから、下のほうにあるLIFE →GOTAMA’S LIFETIME へ進み2008年4月8日付けに行ってください)
ダイアリーへのリンク (日付が進むと、ページが変わりますので、2008年4月8日付けへ)
http://www.nonareeves.com/cgi-bin/nr_bbsultra.cgi?number=1&;category=0&type=read&file=bbs_a
(うまく開かない場合は、アドレスの文字全部をコピー&ペーストしてアクセスしてみてください)
ノーナ・リーヴスのウェッブ
http://www.nonareeves.com/
自分がその昔、書いた文章が後世の人たちに影響を与えているというのは、ひじょうに嬉しく思う。そして、同時に責任も感じる。文章、特に活字になるものというのは、後世まで残る。新聞、雑誌(週刊誌や月刊誌)などでも、すぐにハードコピー(現物)はなくなるが、アーカイブとして残る可能性が高い。極端な話し、図書館には残るだろう。さらに、インターネットだと、削除しない限り、その文章は未来永劫残ることになる。それを考えると、より正確な文章を書かなければならないとつくづく思う。もちろん、ネットの場合は、まちがいを発見したら、すぐに訂正できるという利点はある。訂正できないアーカイブがどこかの倉庫に残ることもあるが。特にブログの場合、「書いて出し」なので、細心の注意を払ってもどうしても小さなミスなどが残ることがある。改めて、文章を書くときには細心の注意を払いたい。
さて、もうひとつ、自分が書いた文章について。アル・マッケイのライヴ評を2008年3月21日付けで書いた。
March 21, 2008
Al McKay Allstars Live : Big Party Is Happening On The Stage
【アル・マッケイ・オールスターズ〜ステージ上は大パーティー騒ぎ】
http://blog.soulsearchin.com/archives/2008_03_21.html
そうしたら、どうやらアル・マッケイ本人がこの日本語で書かれたライヴ評を見つけたらしく(タイトルは英語)友人の日本人の方に翻訳を頼み、英語で読み、マッケイ本人からごていねいにお礼のメールをもらった。これにはびっくりした。日本人のミュージシャンの人たちがどうやらこのブログを読んでいるらしいことは、直接お会いしたときに話にでたりするが、海外のアーティストだと、やはり言語の問題もあり、なかなか読む機会は少ないと思う。
そして、その英語ヴァージョンがアル・マッケイの公式ウェッブに掲載された。
http://www.almckay.com/reports.php?news_id=35&;start=0&category_id=9&parent_id=9&arcyear=&arcmonth=
(うまく開かない場合は、アドレスの文字全部をコピー&ペーストしてアクセスしてみてください)
アル・マッケイ公式ページ(英語)
http://www.almckay.com/
ここからHOME→PRESS REVIEWS→SHOW REPORTS→Al McKay Allstars Live: Big Party Is Happening On The Stage
March 21, 2008
しかし、最近このソウル・サーチンの「ライヴ評」はかなり読まれているらしいということは認識している。このライヴ評を読んで、それに行くかどうか、またセットリストを見て、行くかどうか決める人もけっこういるらしい。そういうライヴガイドになっているとすれば、嬉しい限りだ。
普段、自分の文章が誰に読まれているのかとか、それほど気にしないのだが、こういうことが続くと、改めて気を引き締めようと思う。(笑) じゃあ、いつもは気を抜いてるのか、っていうと、そんなことはもちろん、ないんですけどね。(きっぱり)(笑)
ESSAY>WRITING
【チュニジア大使、シャンティに「ブラヴォー」と言う】
ブラヴォー。
ライヴ・パフォーマンスが終わって、シャンティはCD即売とサイン会を開いていた。ボックス席に座ってずっとフランス語をしゃべっていた外国人グループが帰り際、シャンティの前を通る瞬間、言った。「ブラヴォー! ブラヴォー!」 そして、その彼らがCDを売っているのを見て、一枚買いサインを求めた。彼らはなんとチュニジア大使館の大使たちだった。「チュニジア、じゃあ、フランス語しゃべるの?」 「もちろん、そうだよ」 シャンティと大使たちは、なにかフランス語で会話をしていた。
ちょうどシャンティの横に座っていたキーボードのフィリップ・ウーに「フランス語しゃべれる?」と聞くと、首を横に振る。「スペイン語は?」 親指と人差し指で少しだけ隙間を作る。「じゃあ、日本語は?」と聞くと「ちびっと」。
しばらくすると、今度は別の外国人が僕に英語で声をかけてきた。
「彼女、いいね、すごくいいね。仕事で3−4ヶ月に1度日本にやってくるんだけど、本当は今日、仕事が早く終わったんで帰ろうとした。ところが飛行機のチケットが明日でフィックスされていて変更できなくて、一日滞在が伸びてしまった。今夜はやることがなかったので、ライヴ・ミュージックを楽しみたいと思ったんだ。そこでホテルにあった案内で、ここ(コットン・クラブ)にやってきたんだ。いやあ、ラッキーだったよ、こんな素晴らしいシンガーのライヴを聴けるなんて。1年くらい前かな、とてもファンキーなバンドを見に一度やってきたことがある。バンド名は覚えていない。僕はドイツ人なんだけど、デンマークに住んでる。おお、CD売ってるんだ」 そう言いながら、彼はシャンティのCD『シェア・マイ・エア』を1枚買って、サインをもらうことにした。
「いやあ、今日はラッキーだった」と彼は僕にした話をシャンティにした。すると彼女も「わお、私もラッキーだわ、来てもらえて」。
その彼はドイツ人なので、ドイツ語を話す。もちろん英語も話す。フランス語も、そして、デンマーク語も話す。「あと、中国語も少しね」と彼はこともなげに言う。
シャンティがその彼に尋ねた。「サインの宛名は誰にしましょうか」 「そうだな、いや、誰にあげるかわからないから、名前はいいや。ありがとう」
シャンティは、別のファン用のサインを続けた。しばらくファンたちとやりとりをしていると、その彼が再びサインの列に並んだ。なんと、2枚目のCDを買っていたのだ。「これって、フランスで録音したんだって」 「ええ、そうです」 彼女が答えた。「フランス人の友達がいるんだ。その人用に、サインを書いてくれるかな」 そういって名前のスペルを教えた。
丸の内、インターナショナルな交差点の夜。
■ シャンティ 前回ライヴ評
February 24, 2008
Shanti At Kamome: The More You Challenge, The More You Get
http://blog.soulsearchin.com/archives/002345.html
(過去記事一覧もここに)
■ メンバー
Shanti(vo), Philip Woo(p,key), 西山 "HANK" 史翁(g), 渡邉裕美(b), 白根佳尚(ds) ゲスト 木原良輔(g)
■ セットリスト シャンティ
Setlist : Shanti @ Cotton Club, April 12, 2008
Show started 21:31
00. Intro
01. Spooky
02. As God Love You
03. Summer Sun
04. Wake Up To The Sun
05. Someone To Watch Over Me
06. Georgia On My Mind
07. I Got You
08. Home (music by Hajime Yoshizawa, lyrics by Shanti) (new)
Enc. Blue Moonbeam (music & lyrics by Philip Woo)
Show ended 22:39
(2008年4月12日土曜、丸の内コットン・クラブ=シャンティ・ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>Shanti
2008-60
ブラヴォー。
ライヴ・パフォーマンスが終わって、シャンティはCD即売とサイン会を開いていた。ボックス席に座ってずっとフランス語をしゃべっていた外国人グループが帰り際、シャンティの前を通る瞬間、言った。「ブラヴォー! ブラヴォー!」 そして、その彼らがCDを売っているのを見て、一枚買いサインを求めた。彼らはなんとチュニジア大使館の大使たちだった。「チュニジア、じゃあ、フランス語しゃべるの?」 「もちろん、そうだよ」 シャンティと大使たちは、なにかフランス語で会話をしていた。
ちょうどシャンティの横に座っていたキーボードのフィリップ・ウーに「フランス語しゃべれる?」と聞くと、首を横に振る。「スペイン語は?」 親指と人差し指で少しだけ隙間を作る。「じゃあ、日本語は?」と聞くと「ちびっと」。
しばらくすると、今度は別の外国人が僕に英語で声をかけてきた。
「彼女、いいね、すごくいいね。仕事で3−4ヶ月に1度日本にやってくるんだけど、本当は今日、仕事が早く終わったんで帰ろうとした。ところが飛行機のチケットが明日でフィックスされていて変更できなくて、一日滞在が伸びてしまった。今夜はやることがなかったので、ライヴ・ミュージックを楽しみたいと思ったんだ。そこでホテルにあった案内で、ここ(コットン・クラブ)にやってきたんだ。いやあ、ラッキーだったよ、こんな素晴らしいシンガーのライヴを聴けるなんて。1年くらい前かな、とてもファンキーなバンドを見に一度やってきたことがある。バンド名は覚えていない。僕はドイツ人なんだけど、デンマークに住んでる。おお、CD売ってるんだ」 そう言いながら、彼はシャンティのCD『シェア・マイ・エア』を1枚買って、サインをもらうことにした。
「いやあ、今日はラッキーだった」と彼は僕にした話をシャンティにした。すると彼女も「わお、私もラッキーだわ、来てもらえて」。
その彼はドイツ人なので、ドイツ語を話す。もちろん英語も話す。フランス語も、そして、デンマーク語も話す。「あと、中国語も少しね」と彼はこともなげに言う。
シャンティがその彼に尋ねた。「サインの宛名は誰にしましょうか」 「そうだな、いや、誰にあげるかわからないから、名前はいいや。ありがとう」
シャンティは、別のファン用のサインを続けた。しばらくファンたちとやりとりをしていると、その彼が再びサインの列に並んだ。なんと、2枚目のCDを買っていたのだ。「これって、フランスで録音したんだって」 「ええ、そうです」 彼女が答えた。「フランス人の友達がいるんだ。その人用に、サインを書いてくれるかな」 そういって名前のスペルを教えた。
丸の内、インターナショナルな交差点の夜。
■ シャンティ 前回ライヴ評
February 24, 2008
Shanti At Kamome: The More You Challenge, The More You Get
http://blog.soulsearchin.com/archives/002345.html
(過去記事一覧もここに)
■ メンバー
Shanti(vo), Philip Woo(p,key), 西山 "HANK" 史翁(g), 渡邉裕美(b), 白根佳尚(ds) ゲスト 木原良輔(g)
■ セットリスト シャンティ
Setlist : Shanti @ Cotton Club, April 12, 2008
Show started 21:31
00. Intro
01. Spooky
02. As God Love You
03. Summer Sun
04. Wake Up To The Sun
05. Someone To Watch Over Me
06. Georgia On My Mind
07. I Got You
08. Home (music by Hajime Yoshizawa, lyrics by Shanti) (new)
Enc. Blue Moonbeam (music & lyrics by Philip Woo)
Show ended 22:39
(2008年4月12日土曜、丸の内コットン・クラブ=シャンティ・ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>Shanti
2008-60
☆James Fujiki &Friends @ Street Cafe
2008年4月12日【ストリート・カフェ・オープニング〜明日のスター誕生】
(昨日の続き)
6歳。
「ストリート・カフェ」の旧店でもときどきライヴはやっていた。そこで今回の新店ではよりライヴができやすくなっている。ジェームスさんや、ワンダラーズ、東京モウタウン・ショウの面々などが集まっている。そんな中で目をひいたのが、ひとりの小さな男の子。靴の先はとんがっていて、ブーツみたい。メンバーのお子さんのひとりでその名は鈴木ゆうや君。まるでマイケル・ジャクソンの小さな頃みたいな雰囲気だ。(笑)まさか、この子、歌うの? という雰囲気だが、どうやら歌うらしい。
ジェームスさんと長野さん(ベース)がなにやら打ち合わせをし、「ゆうや、歌うか」みたいな感じになった。そして、演奏が始まると、ゆうや君、マイクを持ってリズムに体をゆらしながら、歌いだすではないか。サビのところが聞き覚えがあった。なんだっけ、この曲。そうだ、アーサー・コンレーの「スイート・ソウル・ミュージック」。サビの「オーイエー」というリフが印象的だが、ゆうや君、日本語で歌っている。
聴けば、これはクールスの「涙のベイビーズ・コール」という曲だそうだ。アーサー・コンレーの曲に、ジェームスさんが一部のメロディーを作り、さらに横山剣さんが歌詞を書いたという。調べたら、1982年にリリースされたクールスの『クールス・オールディーズ・スペシャル』(CDは1986年リリース)というアルバムに収録されていた。
ここで試聴可。
http://item.rakuten.co.jp/book/3997124/
そして、次に何を歌うかと思ったら、ジェームスさんのギターに乗せて、な、な、なんと「トライ・ア・リトル・テンダーネス」を歌い始めるではないか。驚きを超えて、笑ってしまった。まだ歌詞とか、ところどころメロディーなど怪しげなところもあるのだが、この6歳くらいの子がこういう曲にあわせてリズムをとって歌うところに驚いた。どうやら、ジャクソン5の「アイ・ウォント・ユー・バック」もレパートリーにあるようだ。
さっそくゆうや君にインタヴュー。「名前は、漢字でどう書くの?」「ゆうやは、ひらがなだよ」「誕生日は?」「8月2日」「何年生まれ?」「わかんない」「じゃあ、いくつ?」「むっつ」「ということは、2001年生まれ、平成で…13年生まれかな」「わかんない」 「マイケル・ジャクソンとか、やはり好きなの?」「ううん(否定形)」「じゃあ、誰が一番好きなの?」「JBっ」「(笑)JBは、死んだの知ってる?」「知ってるよ」「あの、ほら、さんまのテレビ番組『からくりテレビ』だっけ、あれで、子供のバンドやってるじゃない」「うん」「ああいうのに、出たら、どうなの?」「でないよ」「なんで?」「まだそんなに上手じゃないもん」
おいおい、ほんとに6歳か。しかし、何で、靴の先とんがってるんだ。(笑) ちなみに、下記セットリスト、ゆうや君、あとでもう1曲歌った。(遊びで適当にやってるのに、セットリストを書くというところが普通ではない←自我自虐) それがウィルソン・ピケットの「シーズ・ルッキング・グッド」という曲であった。
「英語の歌、歌の意味は知ってるの?」「わかんない」「じゃあ、歌詞はどうやって覚えるの」「聴いて覚える」「『トライ・ア・リトル・テンダーネス』っていう歌の意味、知りたい?」「うん」「これはね、女の人には優しくしてあげなきゃ、いけないっていう曲なんだよ」「ふーん」「ゆうや君は彼女はいるの」「いない」「好きな子はいるの」「いない」「じゃあ、ゆうや君を好きな子はいるの」「いる」 おおおっ。
歌っていない間は、ステージを見ながら、一丁前にずっとリズムをとっている。写真、とっていいか、と聞いたら、「いいよ」といってカメラ向けるなりポーズをつけた。
しかし、こんな環境の中で育つ子って、将来どんなエンタテイナーになるんだろう。聞けば、小学校1年生、学校は今週の月曜から行っているそうで、小学校に通い始めてまだ4日目。同級生とは、絶対、話、あわないだろうなあ。(笑)
それにしてもワンダラーズ、東京モウタウン、ジェームスさんファミリーは強力ですなあ。
Setlist : At Street Cafe; April 10th, 2008
Jam Session
01. 涙のベイビーズ・コール(Sweet Soul Music) (ゆうや)
02. Try A Little Tenderness (ゆうや)
03. Super Bad (James藤木)
04. I Want You Back
05. My Girl
06. 60 Minute Man
07. You’ve Really Got A Hold On Me
08. She’s Looking Good
09. Signed, Sealed, Delivered And I’m Yours (Aki)
10. What A Wonderful World (Aki)
11. Rock Steady (Ikumi)
12. La La Means I Love You
13. Cloud Nine
14. You Don’t Have To Be A Star
15. Think
(2008年4月10日木曜、三軒茶屋・ストリート・カフェ=ジェームス藤木&フレンズ・ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>James Fujiki & Friends
2008-58
(昨日の続き)
6歳。
「ストリート・カフェ」の旧店でもときどきライヴはやっていた。そこで今回の新店ではよりライヴができやすくなっている。ジェームスさんや、ワンダラーズ、東京モウタウン・ショウの面々などが集まっている。そんな中で目をひいたのが、ひとりの小さな男の子。靴の先はとんがっていて、ブーツみたい。メンバーのお子さんのひとりでその名は鈴木ゆうや君。まるでマイケル・ジャクソンの小さな頃みたいな雰囲気だ。(笑)まさか、この子、歌うの? という雰囲気だが、どうやら歌うらしい。
ジェームスさんと長野さん(ベース)がなにやら打ち合わせをし、「ゆうや、歌うか」みたいな感じになった。そして、演奏が始まると、ゆうや君、マイクを持ってリズムに体をゆらしながら、歌いだすではないか。サビのところが聞き覚えがあった。なんだっけ、この曲。そうだ、アーサー・コンレーの「スイート・ソウル・ミュージック」。サビの「オーイエー」というリフが印象的だが、ゆうや君、日本語で歌っている。
聴けば、これはクールスの「涙のベイビーズ・コール」という曲だそうだ。アーサー・コンレーの曲に、ジェームスさんが一部のメロディーを作り、さらに横山剣さんが歌詞を書いたという。調べたら、1982年にリリースされたクールスの『クールス・オールディーズ・スペシャル』(CDは1986年リリース)というアルバムに収録されていた。
ここで試聴可。
http://item.rakuten.co.jp/book/3997124/
そして、次に何を歌うかと思ったら、ジェームスさんのギターに乗せて、な、な、なんと「トライ・ア・リトル・テンダーネス」を歌い始めるではないか。驚きを超えて、笑ってしまった。まだ歌詞とか、ところどころメロディーなど怪しげなところもあるのだが、この6歳くらいの子がこういう曲にあわせてリズムをとって歌うところに驚いた。どうやら、ジャクソン5の「アイ・ウォント・ユー・バック」もレパートリーにあるようだ。
さっそくゆうや君にインタヴュー。「名前は、漢字でどう書くの?」「ゆうやは、ひらがなだよ」「誕生日は?」「8月2日」「何年生まれ?」「わかんない」「じゃあ、いくつ?」「むっつ」「ということは、2001年生まれ、平成で…13年生まれかな」「わかんない」 「マイケル・ジャクソンとか、やはり好きなの?」「ううん(否定形)」「じゃあ、誰が一番好きなの?」「JBっ」「(笑)JBは、死んだの知ってる?」「知ってるよ」「あの、ほら、さんまのテレビ番組『からくりテレビ』だっけ、あれで、子供のバンドやってるじゃない」「うん」「ああいうのに、出たら、どうなの?」「でないよ」「なんで?」「まだそんなに上手じゃないもん」
おいおい、ほんとに6歳か。しかし、何で、靴の先とんがってるんだ。(笑) ちなみに、下記セットリスト、ゆうや君、あとでもう1曲歌った。(遊びで適当にやってるのに、セットリストを書くというところが普通ではない←自我自虐) それがウィルソン・ピケットの「シーズ・ルッキング・グッド」という曲であった。
「英語の歌、歌の意味は知ってるの?」「わかんない」「じゃあ、歌詞はどうやって覚えるの」「聴いて覚える」「『トライ・ア・リトル・テンダーネス』っていう歌の意味、知りたい?」「うん」「これはね、女の人には優しくしてあげなきゃ、いけないっていう曲なんだよ」「ふーん」「ゆうや君は彼女はいるの」「いない」「好きな子はいるの」「いない」「じゃあ、ゆうや君を好きな子はいるの」「いる」 おおおっ。
歌っていない間は、ステージを見ながら、一丁前にずっとリズムをとっている。写真、とっていいか、と聞いたら、「いいよ」といってカメラ向けるなりポーズをつけた。
しかし、こんな環境の中で育つ子って、将来どんなエンタテイナーになるんだろう。聞けば、小学校1年生、学校は今週の月曜から行っているそうで、小学校に通い始めてまだ4日目。同級生とは、絶対、話、あわないだろうなあ。(笑)
それにしてもワンダラーズ、東京モウタウン、ジェームスさんファミリーは強力ですなあ。
Setlist : At Street Cafe; April 10th, 2008
Jam Session
01. 涙のベイビーズ・コール(Sweet Soul Music) (ゆうや)
02. Try A Little Tenderness (ゆうや)
03. Super Bad (James藤木)
04. I Want You Back
05. My Girl
06. 60 Minute Man
07. You’ve Really Got A Hold On Me
08. She’s Looking Good
09. Signed, Sealed, Delivered And I’m Yours (Aki)
10. What A Wonderful World (Aki)
11. Rock Steady (Ikumi)
12. La La Means I Love You
13. Cloud Nine
14. You Don’t Have To Be A Star
15. Think
(2008年4月10日木曜、三軒茶屋・ストリート・カフェ=ジェームス藤木&フレンズ・ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>James Fujiki & Friends
2008-58
【ソウル・バー『ストリート・カフェ』三茶へ移転しオープン】
心機一転。
世田谷通りにあったソウル・バー「音楽酒場 ストリート・カフェ」が水の事故のために2007年4月に急遽閉店したが、それから1年、三軒茶屋に引越し、2008年4月14日新規オープンする。10日、関係者を集めた簡単なお披露目を行った。
世田谷通りのお店で配水管が破裂し、店が水浸しになったのが2007年4月13日のこと。一時期は、同地での再開も模索したが、諸条件で不可能となり、新たな場所を探し、今回無事三軒茶屋でのオープンにこぎつけた。
新店は前店のほぼ2倍、約18坪30席。地下1階のためか、天井も高く解放感がある。そして、新店は簡易PAなどを設置し、3-4人のバンド・ライヴは常にできるようになった。店主長野さんは、ご存知、ジェームス藤木さんとともに東京モウタウン・ショウ、ワンダラーズなどのグループでベースを弾くが、そんな音楽仲間もちょくちょく顔を出しそうだ。
長野さんによると、当分、年中無休、ライヴは月に3回程度いれていくつもりだという。その3回もソウル・バンドのライヴと、一人娘ミーのダンサー仲間を中心としたダンス系ライヴも行う。
場所は、三軒茶屋から茶沢通りを下北沢の方に行き、約200メートルの右側。100円パーキングのすぐとなり。カフェ・ド・クリエの斜め向かいにある。1階はメキシカン・レストラン「メチャリブレ」。
最初の「ストリート・カフェ」は、世田谷通りに1997年11月11日オープンした。長野さんがドゥワップからソウルの世界に入ったこともあり、ドゥワップ、ヴォーカル・グループものに強いが、新しいものもかけてきた。旧店もカウンター、レコード棚、椅子などをほぼ長野さんが日曜大工的に作ったが、今度の新店も、長野さんとその仲間で、まったく何もないところから8割がたを作ったという。壁を塗ったり、カウンター下のガラスブロック、水道の配管なども自分たちでやったと言われ、ここまでできてしまうなら「ワンダラーズ工務店」が営業できるのでは、と話をした。(笑) ストリート・カフェのウェッブの日記のところに、スケルトン(まっさら)の状態で工事をしているところの写真などがある。
新規オープンは、事故からちょうど1年と1日、2008年4月14日(月曜)。三軒茶屋、三宿近辺は、まさにソウル・バー激戦区になってきている。
この日は、ジェームス藤木さんご一行がお祝いに駆けつけ、のってきたところで、バンド演奏が始まった。
(その模様は明日以降の本ブログで)
■ 音楽酒場 ストリート・カフェ Street Cafe
住所 154-0004 東京都世田谷区太子堂2-23-5
プルミエ太子堂 地下1階
電話 03-3487-4886
開店 2008年4月14日(月)
営業 19時〜午前4時 年中無休
テーブルチャージ 500円 ドリンク 600円〜
■ストリート・カフェ・オフィシャル・ウェッブ
http://stcafe.soul-star.net/
■過去関連記事
http://www.soulsearchin.com/entertainment/soulbars/streetcafe20020327.html
ストリート・カフェに訪れたマーチンこと鈴木雅之さん
ENT>SOUL BARS>Street Cafe
心機一転。
世田谷通りにあったソウル・バー「音楽酒場 ストリート・カフェ」が水の事故のために2007年4月に急遽閉店したが、それから1年、三軒茶屋に引越し、2008年4月14日新規オープンする。10日、関係者を集めた簡単なお披露目を行った。
世田谷通りのお店で配水管が破裂し、店が水浸しになったのが2007年4月13日のこと。一時期は、同地での再開も模索したが、諸条件で不可能となり、新たな場所を探し、今回無事三軒茶屋でのオープンにこぎつけた。
新店は前店のほぼ2倍、約18坪30席。地下1階のためか、天井も高く解放感がある。そして、新店は簡易PAなどを設置し、3-4人のバンド・ライヴは常にできるようになった。店主長野さんは、ご存知、ジェームス藤木さんとともに東京モウタウン・ショウ、ワンダラーズなどのグループでベースを弾くが、そんな音楽仲間もちょくちょく顔を出しそうだ。
長野さんによると、当分、年中無休、ライヴは月に3回程度いれていくつもりだという。その3回もソウル・バンドのライヴと、一人娘ミーのダンサー仲間を中心としたダンス系ライヴも行う。
場所は、三軒茶屋から茶沢通りを下北沢の方に行き、約200メートルの右側。100円パーキングのすぐとなり。カフェ・ド・クリエの斜め向かいにある。1階はメキシカン・レストラン「メチャリブレ」。
最初の「ストリート・カフェ」は、世田谷通りに1997年11月11日オープンした。長野さんがドゥワップからソウルの世界に入ったこともあり、ドゥワップ、ヴォーカル・グループものに強いが、新しいものもかけてきた。旧店もカウンター、レコード棚、椅子などをほぼ長野さんが日曜大工的に作ったが、今度の新店も、長野さんとその仲間で、まったく何もないところから8割がたを作ったという。壁を塗ったり、カウンター下のガラスブロック、水道の配管なども自分たちでやったと言われ、ここまでできてしまうなら「ワンダラーズ工務店」が営業できるのでは、と話をした。(笑) ストリート・カフェのウェッブの日記のところに、スケルトン(まっさら)の状態で工事をしているところの写真などがある。
新規オープンは、事故からちょうど1年と1日、2008年4月14日(月曜)。三軒茶屋、三宿近辺は、まさにソウル・バー激戦区になってきている。
この日は、ジェームス藤木さんご一行がお祝いに駆けつけ、のってきたところで、バンド演奏が始まった。
(その模様は明日以降の本ブログで)
■ 音楽酒場 ストリート・カフェ Street Cafe
住所 154-0004 東京都世田谷区太子堂2-23-5
プルミエ太子堂 地下1階
電話 03-3487-4886
開店 2008年4月14日(月)
営業 19時〜午前4時 年中無休
テーブルチャージ 500円 ドリンク 600円〜
■ストリート・カフェ・オフィシャル・ウェッブ
http://stcafe.soul-star.net/
■過去関連記事
http://www.soulsearchin.com/entertainment/soulbars/streetcafe20020327.html
ストリート・カフェに訪れたマーチンこと鈴木雅之さん
ENT>SOUL BARS>Street Cafe
◎Kevin Michael Showcase
2008年4月10日【ケヴィン・マイケル・ショーケース】
アフロ。
ケヴィン・マイケルが大きなアフロヘアで登場した瞬間、一見、日本のダンスマンかDJオズマかと思った。アメリカ・ペンシルヴェニア州出身、現在22歳(1985年生まれ? 今年の誕生日で23になるようだ)。父親がアフリカン・アメリカン、母親がアフリカン・アメリカンとイタリアンのハーフ。ということで4分の3がブラックで、4分の1がイタリアン。デビュー・アルバム『ケヴィン・マイケル』を日本でもリリースしたばかりで、プロモーション来日。そのショーケースが渋谷ウームであった。
基本は、トラック(カラオケ)にあわせて歌うが、一応DJ1人(DJオメガ)、ギターとキーボードを担当するアキル・ダサンがステージにいる。4曲歌って、質疑応答。受けたのは、なぜミュージシャンになったのか、という質問に「僕が音楽を選んだじゃんない。音楽が僕を選んだんだ」と答えたところ。彼が英語でそう言った瞬間、観客から「ヒュ〜ヒュ〜」と歓声があがった。「マイケル・ジャクソンやプリンスのような息の長いアーティストになりたい」とも。
途中でヴォコーダーを使う部分もあったが、ロジャーほどではなかった。さらっと使った感じ。せっかくだから、ダンスマンに会わせて、どっちのアフロが大きいか比べてみたいと思った。(笑)
セットリスト ケヴィン・マイケル
Setlist : Kevin Michael @ Womb, April 9, 2008
Performance started 19:43
01. Hood Buzzin
02. Vicki Secrets (+Vocoda improvisation)
03. Ain’t Got You
04. It Don’t Make Any Difference To Me
>Question & Answer
Enc. We All Want The Same Thing
Performance ended 20:16
(2008年4月9日水曜、渋谷ウーム=WOMB=、ケヴィン・マイケル・ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>Michael, Kevin
2008-57
アフロ。
ケヴィン・マイケルが大きなアフロヘアで登場した瞬間、一見、日本のダンスマンかDJオズマかと思った。アメリカ・ペンシルヴェニア州出身、現在22歳(1985年生まれ? 今年の誕生日で23になるようだ)。父親がアフリカン・アメリカン、母親がアフリカン・アメリカンとイタリアンのハーフ。ということで4分の3がブラックで、4分の1がイタリアン。デビュー・アルバム『ケヴィン・マイケル』を日本でもリリースしたばかりで、プロモーション来日。そのショーケースが渋谷ウームであった。
基本は、トラック(カラオケ)にあわせて歌うが、一応DJ1人(DJオメガ)、ギターとキーボードを担当するアキル・ダサンがステージにいる。4曲歌って、質疑応答。受けたのは、なぜミュージシャンになったのか、という質問に「僕が音楽を選んだじゃんない。音楽が僕を選んだんだ」と答えたところ。彼が英語でそう言った瞬間、観客から「ヒュ〜ヒュ〜」と歓声があがった。「マイケル・ジャクソンやプリンスのような息の長いアーティストになりたい」とも。
途中でヴォコーダーを使う部分もあったが、ロジャーほどではなかった。さらっと使った感じ。せっかくだから、ダンスマンに会わせて、どっちのアフロが大きいか比べてみたいと思った。(笑)
セットリスト ケヴィン・マイケル
Setlist : Kevin Michael @ Womb, April 9, 2008
Performance started 19:43
01. Hood Buzzin
02. Vicki Secrets (+Vocoda improvisation)
03. Ain’t Got You
04. It Don’t Make Any Difference To Me
>Question & Answer
Enc. We All Want The Same Thing
Performance ended 20:16
(2008年4月9日水曜、渋谷ウーム=WOMB=、ケヴィン・マイケル・ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>Michael, Kevin
2008-57
◆Take 6 Are Best 6 In The World
2008年4月9日【テイク6は、ベスト6】
一声一気(ひとこえいっき)。
2006年9月、さらに2007年3月以来約1年1ヶ月ぶり通算18回目の来日ツアー。セドリックはほぼ事実上脱退したかのようで、代わりに今回もクリスチャン・デントリーが参加。
ステージには6本のマイクと、グランドピアノ。なぜかこの日はドラムもあったが。(笑)マークたちが一声発しただけで、一気に観客のすべてをつかむ。ヒップホップ風リズムを口でやりながら、ファンキーなコーラスをつけたかと思えば、美しいゴスペル風作品を見事なハーモニーで聴かせる。スタンダードもあれば、ポップ、R&B、さまざまなタイプの音楽を、すべて「テイク6」節にする。
司会役・低音のアルヴィン・チアが聞いた。「今までテイク6のコンサートに来たことがある人、手を上げて」3分の1くらいが手をあげた。「あなたたちは、みんなファミリーだ。では初めての人は?」 驚いたことに半分くらいが手を上げた。「もちろんあなたたちもファミリーだ」 すごくいいバランスではないだろうか。初めてこのテイク6を見たら、それは度肝を抜かれるだろう。何度見ても、それは強烈だ。歌声だけでここまで持っていけるというのは、本当にすごい、実力者ならではだ。
この日おもしろいと思ったのは、下記セットリストで12からの「フリー・スタイルのジャム・セッション」。その場でメンバーそれぞれが歌いたいと思った曲を、やりだすというもの。誰かが頭を歌うと、残るメンバーはそれに合わせてコーラスをつけていく。もちろん膨大なレパートリーの中から歌われるのだが、その即興性が楽しい。新加入のクリスチャンは、この日はマイケル・ジャクソンの「ロック・ウィズ・ユー」を歌い、途中ムーン・ウォークまで見せた。彼のソロ部分を聴いたとき、ずいぶんとマイケルに似た声だなと思っていたので、妙に納得した。
現在次の新作をレコーディングだそうで、そのタイトルは、「ザ・スタンダード」となるという。スタンダードばかりを録音するということで、これはまた話題になりそうだ。
唯一リクエストがあるとすれば、「ハウ・スゥイート・イット・イズ」や「サムデイ・ウィル・ビー・フリー」「ピープル・ゲット・レディー」あたりのソウル曲をもう少しセットリストに加えて欲しいということくらいだ。
しかし、テイク6、コーラスの完璧さからして、全員上手な歌い手ということで「ベスト6」と名付けたくなる。6人のコーラス・グループとしては世界一の一声一気だ。
■過去のテイク6関連記事
November 09, 2005
Take 6 Live: We Want More
http://blog.soulsearchin.com/archives/000630.html
2003/12/10 (Wed)
Take 6 Junkie: World’s Number One Groups’ Number One Fan
http://www.soulsearchin.com/entertainment/music/live/diary20031210.html
2002年5月15日
http://www.soulsearchin.com/entertainment/music/live/take620020515.html
テイク6・2002年5月来日時のライヴ評
2003年8月19日
http://www.soulsearchin.com/entertainment/music/live/diary20030819.html
テイク6、レイラ・ハザウエイ、マーカス・ミラー2003年8月来日時のライヴ評
2004/12/07 (Tue)
Naturally 7: Live At AX: It’s The Art
http://www.soulsearchin.com/soul-diary/archive/200412/diary20041207.html
テイク6のライヴァル、ナチュラリー7のライヴ評
2004/12/08 (Wed)
More Naturally 7: They Bless This House
http://www.soulsearchin.com/soul-diary/archive/200412/diary20041208.html
ブルーノート・ウエッヴ
http://www.bluenote.co.jp
4月13日(日)まで。
■ メンバー
アルヴィン・チーア(ヴォーカル)Alvin Chea(vo)
ジョーイ・キブル(ヴォーカル)Joey Kibble(vo)
マーク・キブル(ヴォーカル)Mark Kibble(vo)
クロード・マックナイト(ヴォーカル)Claude McKnight(vo)
デイヴィッド・トーマス(ヴォーカル)David Thomas(vo)
クリスチャン・デントリー(ヴォーカル)Christian Dentley(vo)
■セットリスト テイク6
Setlist : Take 6 @ Blue Note Tokyo, April 8, 2008
(special thanks to Michiko Matsuura for making setlist)
Second set:
Show started 21:33
01. If We Ever
02. I’ve Got Life with Remix 〜 Spread Love
03. My Friend
04. Wade In The Water
05. Set U Free
06. Just In Time (including riff of “As Time Goes By”)
07. Lamb Of God
08. Smile (Christian on piano)
09. We Don’t Have To Cry (Alvin on piano)
10. More Than Ever
11. Fly Away
12. Free Form Jam:
a) Christian Jubilee
b) I Wish [Stevie Wonder]
c) Rock With You [Michael Jackson]
d) Biggest Part Of Me [Ambrosia, Take 6]
e) Something Within Me
13. Come On
Encore Mary, Don’t You Weap
Show ended 22:48
(2008年4月8日火曜、東京ブルーノート=テイク6・ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>Take 6
2008-56
一声一気(ひとこえいっき)。
2006年9月、さらに2007年3月以来約1年1ヶ月ぶり通算18回目の来日ツアー。セドリックはほぼ事実上脱退したかのようで、代わりに今回もクリスチャン・デントリーが参加。
ステージには6本のマイクと、グランドピアノ。なぜかこの日はドラムもあったが。(笑)マークたちが一声発しただけで、一気に観客のすべてをつかむ。ヒップホップ風リズムを口でやりながら、ファンキーなコーラスをつけたかと思えば、美しいゴスペル風作品を見事なハーモニーで聴かせる。スタンダードもあれば、ポップ、R&B、さまざまなタイプの音楽を、すべて「テイク6」節にする。
司会役・低音のアルヴィン・チアが聞いた。「今までテイク6のコンサートに来たことがある人、手を上げて」3分の1くらいが手をあげた。「あなたたちは、みんなファミリーだ。では初めての人は?」 驚いたことに半分くらいが手を上げた。「もちろんあなたたちもファミリーだ」 すごくいいバランスではないだろうか。初めてこのテイク6を見たら、それは度肝を抜かれるだろう。何度見ても、それは強烈だ。歌声だけでここまで持っていけるというのは、本当にすごい、実力者ならではだ。
この日おもしろいと思ったのは、下記セットリストで12からの「フリー・スタイルのジャム・セッション」。その場でメンバーそれぞれが歌いたいと思った曲を、やりだすというもの。誰かが頭を歌うと、残るメンバーはそれに合わせてコーラスをつけていく。もちろん膨大なレパートリーの中から歌われるのだが、その即興性が楽しい。新加入のクリスチャンは、この日はマイケル・ジャクソンの「ロック・ウィズ・ユー」を歌い、途中ムーン・ウォークまで見せた。彼のソロ部分を聴いたとき、ずいぶんとマイケルに似た声だなと思っていたので、妙に納得した。
現在次の新作をレコーディングだそうで、そのタイトルは、「ザ・スタンダード」となるという。スタンダードばかりを録音するということで、これはまた話題になりそうだ。
唯一リクエストがあるとすれば、「ハウ・スゥイート・イット・イズ」や「サムデイ・ウィル・ビー・フリー」「ピープル・ゲット・レディー」あたりのソウル曲をもう少しセットリストに加えて欲しいということくらいだ。
しかし、テイク6、コーラスの完璧さからして、全員上手な歌い手ということで「ベスト6」と名付けたくなる。6人のコーラス・グループとしては世界一の一声一気だ。
■過去のテイク6関連記事
November 09, 2005
Take 6 Live: We Want More
http://blog.soulsearchin.com/archives/000630.html
2003/12/10 (Wed)
Take 6 Junkie: World’s Number One Groups’ Number One Fan
http://www.soulsearchin.com/entertainment/music/live/diary20031210.html
2002年5月15日
http://www.soulsearchin.com/entertainment/music/live/take620020515.html
テイク6・2002年5月来日時のライヴ評
2003年8月19日
http://www.soulsearchin.com/entertainment/music/live/diary20030819.html
テイク6、レイラ・ハザウエイ、マーカス・ミラー2003年8月来日時のライヴ評
2004/12/07 (Tue)
Naturally 7: Live At AX: It’s The Art
http://www.soulsearchin.com/soul-diary/archive/200412/diary20041207.html
テイク6のライヴァル、ナチュラリー7のライヴ評
2004/12/08 (Wed)
More Naturally 7: They Bless This House
http://www.soulsearchin.com/soul-diary/archive/200412/diary20041208.html
ブルーノート・ウエッヴ
http://www.bluenote.co.jp
4月13日(日)まで。
■ メンバー
アルヴィン・チーア(ヴォーカル)Alvin Chea(vo)
ジョーイ・キブル(ヴォーカル)Joey Kibble(vo)
マーク・キブル(ヴォーカル)Mark Kibble(vo)
クロード・マックナイト(ヴォーカル)Claude McKnight(vo)
デイヴィッド・トーマス(ヴォーカル)David Thomas(vo)
クリスチャン・デントリー(ヴォーカル)Christian Dentley(vo)
■セットリスト テイク6
Setlist : Take 6 @ Blue Note Tokyo, April 8, 2008
(special thanks to Michiko Matsuura for making setlist)
Second set:
Show started 21:33
01. If We Ever
02. I’ve Got Life with Remix 〜 Spread Love
03. My Friend
04. Wade In The Water
05. Set U Free
06. Just In Time (including riff of “As Time Goes By”)
07. Lamb Of God
08. Smile (Christian on piano)
09. We Don’t Have To Cry (Alvin on piano)
10. More Than Ever
11. Fly Away
12. Free Form Jam:
a) Christian Jubilee
b) I Wish [Stevie Wonder]
c) Rock With You [Michael Jackson]
d) Biggest Part Of Me [Ambrosia, Take 6]
e) Something Within Me
13. Come On
Encore Mary, Don’t You Weap
Show ended 22:48
(2008年4月8日火曜、東京ブルーノート=テイク6・ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>Take 6
2008-56
★Art Cafe Friends Open
2008年4月8日【アート・カフェ・フレンズ・オープン】
再開。
昨年5月、地上げによって閉店した恵比寿の「アート・カフェ」が場所を近くに移し、新たに4月7日オープンした。9日から一般営業が始まる。こんどの店舗は80〜90席を有し、前店舗の約2倍の広さ。また地下一階のためか、天井も高く、かなり解放感がある。この場所は、以前、恵比寿のボーリング・センターがあったところ。
すでに4月から毎日、軽いアコースティック系のジャズ・アーティストなどをブッキング、ライヴをやることになっている。いまのところ、チャージは3000円からで、これにドリンク代500円がかかるスタイル。ドラムス、ピアノ(スタインウェイ)などは常備。簡単なPAはある。
以前の店と比較すると、かなり広いので、カフェというより、ライヴスペースという印象が強い。毎日ライヴが入るわけだから、まあ、新しいライヴ・ハウスができたということになりそう。また店舗の壁には、オウナー鈴木正勝さんが趣味で集めた絵画が多数飾られている。前の店舗で使われていた立派なカウンターも今回バースペースに復刻されている。
お店のオフィシャル・ページ
http://artcafefriends.com/
ライヴ・スケジュール
http://artcafefriends.com/artcafefriends_002.htm
「アート・カフェ・フレンズ」 --
東京都渋谷区恵比寿南1−7−8
恵比寿サウス・ワン B1
03-6382-9050 / FAX: 03-6382-9051
JR恵比寿駅西口を出て、恵比寿像側に出ます。すぐに左に曲がって、スーツ・セレクトの横を入り、2ブロックめのビルの地下です。
ENT>LIVE HOUSE>Art Café Friends
再開。
昨年5月、地上げによって閉店した恵比寿の「アート・カフェ」が場所を近くに移し、新たに4月7日オープンした。9日から一般営業が始まる。こんどの店舗は80〜90席を有し、前店舗の約2倍の広さ。また地下一階のためか、天井も高く、かなり解放感がある。この場所は、以前、恵比寿のボーリング・センターがあったところ。
すでに4月から毎日、軽いアコースティック系のジャズ・アーティストなどをブッキング、ライヴをやることになっている。いまのところ、チャージは3000円からで、これにドリンク代500円がかかるスタイル。ドラムス、ピアノ(スタインウェイ)などは常備。簡単なPAはある。
以前の店と比較すると、かなり広いので、カフェというより、ライヴスペースという印象が強い。毎日ライヴが入るわけだから、まあ、新しいライヴ・ハウスができたということになりそう。また店舗の壁には、オウナー鈴木正勝さんが趣味で集めた絵画が多数飾られている。前の店舗で使われていた立派なカウンターも今回バースペースに復刻されている。
お店のオフィシャル・ページ
http://artcafefriends.com/
ライヴ・スケジュール
http://artcafefriends.com/artcafefriends_002.htm
「アート・カフェ・フレンズ」 --
東京都渋谷区恵比寿南1−7−8
恵比寿サウス・ワン B1
03-6382-9050 / FAX: 03-6382-9051
JR恵比寿駅西口を出て、恵比寿像側に出ます。すぐに左に曲がって、スーツ・セレクトの横を入り、2ブロックめのビルの地下です。
ENT>LIVE HOUSE>Art Café Friends
【マイケル研究家・郷太観】
研究。
先日ライヴ・パフォーマンスを見たMJ-Spiritのブルートゥリーさんがマイケル・ジャクソン研究家の西寺郷太さん(ポップ・グループ、ノーナ・リーヴスのヴォーカル担当)をぜひ紹介したいというので、一席もうけていただいた。かなりマイケルについては研究しているとはうわさに聞いていたが、実際に会って話してみると、大変なものであった。
5時間近くあっという間にしゃべり倒された。(笑) テーマも多岐にわたったのだが、それらは郷太さんの仮説がひじょうにおもしろく、興味津々だった。そのうちのいくつかは彼が宇多丸さんのラジオ番組に出たときに話したというものだという。
彼は音楽と政治と歴史に興味がある。そこでマイケルの歴史と日本の政治家小沢一郎とを関連付けての仮説は最高におもしろかった。小沢一郎が衆院議員に初当選するのは1969年、奇しくもマイケルがジャクソン5としてモータウンからデビューするのと同年だ。そんなことを発見する郷太さんは、すごい。以降、それぞれの年表を作り、共通点をあぶりだしていく。2人の最大の共通点は周囲に周到な根回しができない点だと彼は指摘する。その結果、周りにいる優秀な人たちがみな徐々に離れていってしまう、という。な〜るほど。
またマイケルとクイーンとの関係、マイケルとプロデューサー、クインシー・ジョーンズとの関係、『オフ・ザ・ウォール』、『スリラー』、『バッド』とアルバムを制作していく過程でのマイケルとクインシーとの関係の推察なども妙に説得力がある。クイーンの「アナザー・ワン・バイツ・ザ・ダスト」はもともとマイケルに提供されたものだった。それが没になってのクイーンとの関係がどうなったか。あるいは、「ウィ・アー・ザ・ワールド」におけるマイケルの位置、そこから発展し、「ウィ・アー・ザ・ワールド」に参加したアーティストたちが、その後、一発程度大ヒットを飛ばすものの、ほとんどみな人気が下降していく、という指摘。おもしろい。
マイケルのアルバム『バッド』のジャケットとクインシーのアルバム『バック・オン・ザ・ブロック』のジャケットは、横に並べるとデザインがシンメトリーだ、という発見。これも気づかなかった。
さまざまな事実、ひとつひとつはささやかな事実を、徹底して俯瞰(ふかん)して見つめることによって浮かび上がる壮大な真実。僕もライナーノーツや記事を書くときに、徹底して主観を排し事実を積み重ねていくが、彼も同様のことをここ20年近くやってきた。
彼がマイケル好きになったきっかけが、ジャクソンズのアルバム『ヴィクトリー』(1984年)の僕が書いたライナーノーツだという。その後、僕が翻訳したマイケルの年表ブック『マイケル・ジャクソン観察日誌』(小学館)は、それこそ穴があくほど読んだそうだ。マイケルをここまで研究するようになったきっかけが僕のライナーノーツだと言われて、驚いた。
しかし、あの事実だけの資料ブック『マイケル・ジャクソン観察日誌』やさまざまな資料から、ここまでの仮説をイマジネーションたくましく広げられるというのは本当にすごい。いちいち説得力がある。そこに感銘を受けた。
彼は言う。「司馬遼太郎は、坂本龍馬には会ってないんですよ。でも、彼が書く坂本龍馬は、司馬の視点で書かれていて、それはまさに『司馬観』でできている。だから、僕も『郷太観』でマイケルを見つめています」
これらの仮説はまとめて、将来一冊の本にしたいという。これはまちがいなくおもしろい読み物になる。
ENT>ARTIST>Jackson, Michael
ENT>ARTIST>Nishidera Gota
研究。
先日ライヴ・パフォーマンスを見たMJ-Spiritのブルートゥリーさんがマイケル・ジャクソン研究家の西寺郷太さん(ポップ・グループ、ノーナ・リーヴスのヴォーカル担当)をぜひ紹介したいというので、一席もうけていただいた。かなりマイケルについては研究しているとはうわさに聞いていたが、実際に会って話してみると、大変なものであった。
5時間近くあっという間にしゃべり倒された。(笑) テーマも多岐にわたったのだが、それらは郷太さんの仮説がひじょうにおもしろく、興味津々だった。そのうちのいくつかは彼が宇多丸さんのラジオ番組に出たときに話したというものだという。
彼は音楽と政治と歴史に興味がある。そこでマイケルの歴史と日本の政治家小沢一郎とを関連付けての仮説は最高におもしろかった。小沢一郎が衆院議員に初当選するのは1969年、奇しくもマイケルがジャクソン5としてモータウンからデビューするのと同年だ。そんなことを発見する郷太さんは、すごい。以降、それぞれの年表を作り、共通点をあぶりだしていく。2人の最大の共通点は周囲に周到な根回しができない点だと彼は指摘する。その結果、周りにいる優秀な人たちがみな徐々に離れていってしまう、という。な〜るほど。
またマイケルとクイーンとの関係、マイケルとプロデューサー、クインシー・ジョーンズとの関係、『オフ・ザ・ウォール』、『スリラー』、『バッド』とアルバムを制作していく過程でのマイケルとクインシーとの関係の推察なども妙に説得力がある。クイーンの「アナザー・ワン・バイツ・ザ・ダスト」はもともとマイケルに提供されたものだった。それが没になってのクイーンとの関係がどうなったか。あるいは、「ウィ・アー・ザ・ワールド」におけるマイケルの位置、そこから発展し、「ウィ・アー・ザ・ワールド」に参加したアーティストたちが、その後、一発程度大ヒットを飛ばすものの、ほとんどみな人気が下降していく、という指摘。おもしろい。
マイケルのアルバム『バッド』のジャケットとクインシーのアルバム『バック・オン・ザ・ブロック』のジャケットは、横に並べるとデザインがシンメトリーだ、という発見。これも気づかなかった。
さまざまな事実、ひとつひとつはささやかな事実を、徹底して俯瞰(ふかん)して見つめることによって浮かび上がる壮大な真実。僕もライナーノーツや記事を書くときに、徹底して主観を排し事実を積み重ねていくが、彼も同様のことをここ20年近くやってきた。
彼がマイケル好きになったきっかけが、ジャクソンズのアルバム『ヴィクトリー』(1984年)の僕が書いたライナーノーツだという。その後、僕が翻訳したマイケルの年表ブック『マイケル・ジャクソン観察日誌』(小学館)は、それこそ穴があくほど読んだそうだ。マイケルをここまで研究するようになったきっかけが僕のライナーノーツだと言われて、驚いた。
しかし、あの事実だけの資料ブック『マイケル・ジャクソン観察日誌』やさまざまな資料から、ここまでの仮説をイマジネーションたくましく広げられるというのは本当にすごい。いちいち説得力がある。そこに感銘を受けた。
彼は言う。「司馬遼太郎は、坂本龍馬には会ってないんですよ。でも、彼が書く坂本龍馬は、司馬の視点で書かれていて、それはまさに『司馬観』でできている。だから、僕も『郷太観』でマイケルを見つめています」
これらの仮説はまとめて、将来一冊の本にしたいという。これはまちがいなくおもしろい読み物になる。
ENT>ARTIST>Jackson, Michael
ENT>ARTIST>Nishidera Gota
■Dinner At Tiffany : Tiffany At Cotton
2008年4月6日【ティファニーで夕食を】
ティファニー。
ティファニーで検索するとよく出てくるのが宝石店のティファニー。ニューヨーク5番街にあるティファニーは全女性の憧れ。オードリー・ヘップバーンの映画『ティファニーで朝食を』でのシーンも有名だ。
さて、ここに登場するのは、ティファニーという名の女性ジャズ・シンガー。セットリストをごらんになればわかるように、誰もが知っているタイプのスタンダードを歌う。
最近、このコットン・クラブでは、気軽なミュージック・チャージでライヴを楽しめるようにと、日本在住ミュージシャンを次々とブッキングしている。このティファニーもその一環。敷居の高さを、より低くしようという試みだ。こうした入門編企画をして、ライヴの楽しさを一人でも多くの人に知ってもらえるということは素晴らしい。
彼女はエラ・フィッツジェルラルドやサラ・ヴォーンなどに影響を受けたシンガー。バイオグラフィーを見ると、6月7日ロスアンジェルス生まれだそうで。ということは、あのプリンスと同じ日ではないか。
僕が個人的に印象に残ったのは、アンコールで歌われた「アメージング・グレイス」。特に、このイントロからの秋田慎治さんのブルージーなピアノがすばらしかった。それまでは、あまり黒さを感じなかったのだが、この「アメージング・グレイス」のピアノはなぜかけっこう黒かった。
このコットンでは、夕食も食べられるので、ティファニーを聴きながらディナーを取れば、「ティファニーで夕食を」。いいキャッチ。(←再び自画自賛)
■ メンバー
Tiffany(vo), 秋田慎治(p), 井上陽介(b), Jimmie Smith(ds), Raymond McMorrin(sax)
■セットリスト ティファニー@コットン・クラブ
Setlist : Tiffany @ Cotton Club, April 4, 2008
show started 21:30
01. (Instrumental)
02. What A Little Moon Light Can Do
03. Mack The Knife
04. My Favorite Things
05. You Don’t Know What Love Is
06. They Can’t Take That Away From Me
07. A Boy From Ipanema
08. Fly Me To The Moon
09. Summertime
10. When The Saints Go Marching In
Enc. Amazing Grace
Show ended 22:57
(2008年4月4日金曜、丸の内コットン・クラブ=ティファニー・ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>Tiffany
2008-55
ティファニー。
ティファニーで検索するとよく出てくるのが宝石店のティファニー。ニューヨーク5番街にあるティファニーは全女性の憧れ。オードリー・ヘップバーンの映画『ティファニーで朝食を』でのシーンも有名だ。
さて、ここに登場するのは、ティファニーという名の女性ジャズ・シンガー。セットリストをごらんになればわかるように、誰もが知っているタイプのスタンダードを歌う。
最近、このコットン・クラブでは、気軽なミュージック・チャージでライヴを楽しめるようにと、日本在住ミュージシャンを次々とブッキングしている。このティファニーもその一環。敷居の高さを、より低くしようという試みだ。こうした入門編企画をして、ライヴの楽しさを一人でも多くの人に知ってもらえるということは素晴らしい。
彼女はエラ・フィッツジェルラルドやサラ・ヴォーンなどに影響を受けたシンガー。バイオグラフィーを見ると、6月7日ロスアンジェルス生まれだそうで。ということは、あのプリンスと同じ日ではないか。
僕が個人的に印象に残ったのは、アンコールで歌われた「アメージング・グレイス」。特に、このイントロからの秋田慎治さんのブルージーなピアノがすばらしかった。それまでは、あまり黒さを感じなかったのだが、この「アメージング・グレイス」のピアノはなぜかけっこう黒かった。
このコットンでは、夕食も食べられるので、ティファニーを聴きながらディナーを取れば、「ティファニーで夕食を」。いいキャッチ。(←再び自画自賛)
■ メンバー
Tiffany(vo), 秋田慎治(p), 井上陽介(b), Jimmie Smith(ds), Raymond McMorrin(sax)
■セットリスト ティファニー@コットン・クラブ
Setlist : Tiffany @ Cotton Club, April 4, 2008
show started 21:30
01. (Instrumental)
02. What A Little Moon Light Can Do
03. Mack The Knife
04. My Favorite Things
05. You Don’t Know What Love Is
06. They Can’t Take That Away From Me
07. A Boy From Ipanema
08. Fly Me To The Moon
09. Summertime
10. When The Saints Go Marching In
Enc. Amazing Grace
Show ended 22:57
(2008年4月4日金曜、丸の内コットン・クラブ=ティファニー・ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>Tiffany
2008-55
●Sean Garrett Show Case @ Atom
2008年4月5日【ショーン・ギャレット・ショーケース・ライヴ】
MJ。
ソングライターとして、これまでにアッシャー、デスティニーズ・チャイルド、クリス・ブラウン、ファーギーなどへ多くの作品を提供し、ヒットを送り出してきたショーン・ギャレットが、いよいよ満を持してシンガー・デビューを果たす。5月にリリースされる『ターボ919』というアルバムがそれで、そのお披露目をかねてプロモーションで来日、4月1日、渋谷のクラブ、「アトム」でショーケース・ライヴを行った。
さまざまなメディアでの招待などで、会場は若いファンでたいへんな熱気。DJリューのMCで紹介されてショーンが登場。彼の歌声を聴くと、クリス・ブラウンというより、コメディアンのクリス・タッカーのよう。ちょっと高い声で、でも、マイケル・ジャクソンほどは高くない。さすがにソングライターでヒット曲を多数生み出しているだけあって、曲がなかなか強力。ヒットメドレーのさわりを聴くだけで、時代に乗っているということがわかる。
さくっと歌い終えたところで、ちょうど来日中のニーヨが舞台に姿を出すと、それまでの客がど〜とステージの前のほうに進み、スペースができた。こんなに人間ってつめられるんだ、と感心。(笑) 満員電車で乗車率200%なんていうのは、こういう風につまっていくんだろうな、と思った。ニーヨは、ショーンの観客をすべて持っていった感もあった。観客泥棒か。(笑)
ライヴ後は関係者とミート・アンド・グリート。「シンガーとして一番影響を受けたのは誰?」と聴くと、即座に、「マイケル・ジャクソン」と答えた。MJだ。なるほど、そうかあ。で、誕生日は?「3月9日、1981年」 27歳になったばかり。おおっ。もっといってるかと思った。(笑)
Setlist : Sean Garrett @ Atom, Shibuya April 1, 2008
Show started 21:44
01. Grippin
02. Hit Medley: Yeah -- Posse - Loose My Breath -
03. Lay Up
04. Turbo 919
Show ended 21:58
(2008年4月1日火曜、渋谷アトム=ショーン・ギャレット・ショー・ケース・ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>Garrett, Sean
2008-52
MJ。
ソングライターとして、これまでにアッシャー、デスティニーズ・チャイルド、クリス・ブラウン、ファーギーなどへ多くの作品を提供し、ヒットを送り出してきたショーン・ギャレットが、いよいよ満を持してシンガー・デビューを果たす。5月にリリースされる『ターボ919』というアルバムがそれで、そのお披露目をかねてプロモーションで来日、4月1日、渋谷のクラブ、「アトム」でショーケース・ライヴを行った。
さまざまなメディアでの招待などで、会場は若いファンでたいへんな熱気。DJリューのMCで紹介されてショーンが登場。彼の歌声を聴くと、クリス・ブラウンというより、コメディアンのクリス・タッカーのよう。ちょっと高い声で、でも、マイケル・ジャクソンほどは高くない。さすがにソングライターでヒット曲を多数生み出しているだけあって、曲がなかなか強力。ヒットメドレーのさわりを聴くだけで、時代に乗っているということがわかる。
さくっと歌い終えたところで、ちょうど来日中のニーヨが舞台に姿を出すと、それまでの客がど〜とステージの前のほうに進み、スペースができた。こんなに人間ってつめられるんだ、と感心。(笑) 満員電車で乗車率200%なんていうのは、こういう風につまっていくんだろうな、と思った。ニーヨは、ショーンの観客をすべて持っていった感もあった。観客泥棒か。(笑)
ライヴ後は関係者とミート・アンド・グリート。「シンガーとして一番影響を受けたのは誰?」と聴くと、即座に、「マイケル・ジャクソン」と答えた。MJだ。なるほど、そうかあ。で、誕生日は?「3月9日、1981年」 27歳になったばかり。おおっ。もっといってるかと思った。(笑)
Setlist : Sean Garrett @ Atom, Shibuya April 1, 2008
Show started 21:44
01. Grippin
02. Hit Medley: Yeah -- Posse - Loose My Breath -
03. Lay Up
04. Turbo 919
Show ended 21:58
(2008年4月1日火曜、渋谷アトム=ショーン・ギャレット・ショー・ケース・ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>Garrett, Sean
2008-52
【ラッド・ライヴ〜タイム・カプセルの中のファンク】
タイム・カプセル。
想像した以上によかった。サンフランシスコ・ベイエリアを本拠に活躍するキーボード奏者、シンガー、ラッドのおよそ半年振りのコットン・クラブでのライヴ。しかも、今回はトロンボーンにジェームス・ブラウン・ファミリーでおなじみのフレッド・ウェスリーがゲスト的に参加。これはファンク度があがりそうだ。
全体的なサウンドは、どこか、タワー・オブ・パワー風、ジェームス・ブラウン風、シーラE風…。まさにリアル・ミュージシャンの醸し出すファンク・サウンドだ。女性のラッドは、フィリピンに生まれ生後9ヶ月でオークランドに移り住んだ。フィリピンのことはほとんど記憶がない、という。子供のころからオークランドに住んでいれば、自然にソウル、ファンクが体に染み付くであろう。彼女たちのライヴを見ていると、ベイエリアという地域は、いい意味でのリアル・ミュージックが本当の輝きを持っていた時代が、タイム・カプセルにそのまま保存されているかのようだ。
ベイエリア=ファンクのタイム・カプセル。いいキャッチ。
ドラムスも、ベース(オランダ・アムステルダム出身=現ロス・アンジェルス在住)も、ギターも、サックス奏者(このバンドのレギュラーは、エリック・リーズで、エリックの都合がつかないとこの彼になるという)もみな強力にファンキーなミュージシャンだ。
フレッド・ウェスリーがひとたびトロンボーンをブロウすると、瞬間にジェームス・ブラウン・ファンクがよみがえる。なんと、この日は「ハウス・パーティー」で渋い喉も披露した。
アンコール前に、彼女がひとりになって歌いだした曲。” I don’t wanna lose your love…” 歌詞とメロディーは知っている、あれ、これなんだっけ。ゆっくりとキーボードだけで歌いだしたその曲はエディー・フロイドの「ノック・オン・ウッド」だった。そして、途中からフレッドが傍らにやって、吹き始める。シンプルなアレンジがすばらしい。今年の「ソウル・サーチン・ベスト・アレンジメント・ソング・ライヴ・パフォーマンス賞」の候補にあげたい。
ラッドは、どこかパトリース・ラッシェンや、男フランク・マッコムという雰囲気を漂わせる。キーボードを弾きながらの歌など、フランクを思わせ、一方、声は低く落ち着きがあり、ふとレイラ・ハザウェイを思わせるところもある。アルバムもPヴァインから数枚でており、さらに日本盤のでていないものもあるそうだ。タワー・オブ・パワーなどのベイ・エリア・ファンクが好きな人だったらまちがいなく気に入る。ラッドっていくつくらいなのかなあ、と思ったが、バイオに1990年に大学を出たとあった。推定すると1968年前後の生まれか。年季がはいっているわけだ。ちなみに誕生日は3月7日だそうです。
本編最後では、JBズの大ヒット「ドゥーイン・イット・トゥ・デス」を演奏、フレッドがでてきた日にゃあ、もう本物のJBズ。なんでたった一音、一フレーズで「おおっ、フレッド」となるのだろうか。
ライヴ終了後は、ラッドとフレッドがCDを即売してサイン会。メンバーたちも客席でファンたちと気軽に話をしている。フレッドとライヴを見る以外で、直接会うのは昨年『ソウル・ブレンズ』にゲストで来て以来。今年は、少なくともあと2回来日が決まっている、という。楽しみだ。
■ フレッド・ウェスリー過去記事
September 15, 2007
Maceo Parker Thanks For Stuff At Blue...No, Billboard Live
http://blog.soulsearchin.com/archives/002025.html
メイシオ・パーカー・ライヴにフレッド・ウェスリー
April 21, 2007
Show James Brown And Don Katsumoto Live Of Funk Masters
http://blog.soulsearchin.com/archives/001722.html
April 23, 2007
Funk Masters : Good Audience Makes Good Performance
http://blog.soulsearchin.com/archives/001731.html
フレッド・ウェスリーを含むファンク・マスターズ・ライヴ評
■ ラッド・オフィシャル・ウェッブ
http://www.radmusic.com/radmusic/index.html
コットン・クラブでの紹介
http://www.cottonclubjapan.co.jp/jp/schedule/#
■ ラッドのライヴは、4月4日(金)、5日(土)、横浜モーション・ブルーで
もあります。
http://www.motionblue.co.jp/schedule/
■ メンバー
ラッド・ウィズ・スペシャル・ゲスト・フレッド・ウェズリー
Rad.(vo, key), Fred Wesley(tb), Charles McNeal(sax), Ray Obiedo(g), Marc Van Wageningen(b), Billy Johnson(ds)
■セットリスト ラッド@コットン・クラブ 2008年4月2日
Setlist : Rad. @ Cotton Club, April 2, 2008
Show started 21:31
01. Intro
02. Sister
03. Signed, Sealed, Delivered And I’m Yours
04. East Babe
05. House Party (Fred Wesley sings)
06. Make Every Second Count
07. Back Here Again
08. Before We Say Goodbye
09. Cha Cha
10. Trippin’ (East Bay Funk)
11. Time To Change (Rad Solo)
12. Knock On Wood (Rad Solo + Fred join)
13. Doin’ It To Death
Enc. Gotta Be
Show ended 23:00
(2008年4月2日水曜、丸の内コットン・クラブ=ラッド、フレッド・ウェスリー・ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>Rad. / Wesley Fred
2008-53
タイム・カプセル。
想像した以上によかった。サンフランシスコ・ベイエリアを本拠に活躍するキーボード奏者、シンガー、ラッドのおよそ半年振りのコットン・クラブでのライヴ。しかも、今回はトロンボーンにジェームス・ブラウン・ファミリーでおなじみのフレッド・ウェスリーがゲスト的に参加。これはファンク度があがりそうだ。
全体的なサウンドは、どこか、タワー・オブ・パワー風、ジェームス・ブラウン風、シーラE風…。まさにリアル・ミュージシャンの醸し出すファンク・サウンドだ。女性のラッドは、フィリピンに生まれ生後9ヶ月でオークランドに移り住んだ。フィリピンのことはほとんど記憶がない、という。子供のころからオークランドに住んでいれば、自然にソウル、ファンクが体に染み付くであろう。彼女たちのライヴを見ていると、ベイエリアという地域は、いい意味でのリアル・ミュージックが本当の輝きを持っていた時代が、タイム・カプセルにそのまま保存されているかのようだ。
ベイエリア=ファンクのタイム・カプセル。いいキャッチ。
ドラムスも、ベース(オランダ・アムステルダム出身=現ロス・アンジェルス在住)も、ギターも、サックス奏者(このバンドのレギュラーは、エリック・リーズで、エリックの都合がつかないとこの彼になるという)もみな強力にファンキーなミュージシャンだ。
フレッド・ウェスリーがひとたびトロンボーンをブロウすると、瞬間にジェームス・ブラウン・ファンクがよみがえる。なんと、この日は「ハウス・パーティー」で渋い喉も披露した。
アンコール前に、彼女がひとりになって歌いだした曲。” I don’t wanna lose your love…” 歌詞とメロディーは知っている、あれ、これなんだっけ。ゆっくりとキーボードだけで歌いだしたその曲はエディー・フロイドの「ノック・オン・ウッド」だった。そして、途中からフレッドが傍らにやって、吹き始める。シンプルなアレンジがすばらしい。今年の「ソウル・サーチン・ベスト・アレンジメント・ソング・ライヴ・パフォーマンス賞」の候補にあげたい。
ラッドは、どこかパトリース・ラッシェンや、男フランク・マッコムという雰囲気を漂わせる。キーボードを弾きながらの歌など、フランクを思わせ、一方、声は低く落ち着きがあり、ふとレイラ・ハザウェイを思わせるところもある。アルバムもPヴァインから数枚でており、さらに日本盤のでていないものもあるそうだ。タワー・オブ・パワーなどのベイ・エリア・ファンクが好きな人だったらまちがいなく気に入る。ラッドっていくつくらいなのかなあ、と思ったが、バイオに1990年に大学を出たとあった。推定すると1968年前後の生まれか。年季がはいっているわけだ。ちなみに誕生日は3月7日だそうです。
本編最後では、JBズの大ヒット「ドゥーイン・イット・トゥ・デス」を演奏、フレッドがでてきた日にゃあ、もう本物のJBズ。なんでたった一音、一フレーズで「おおっ、フレッド」となるのだろうか。
ライヴ終了後は、ラッドとフレッドがCDを即売してサイン会。メンバーたちも客席でファンたちと気軽に話をしている。フレッドとライヴを見る以外で、直接会うのは昨年『ソウル・ブレンズ』にゲストで来て以来。今年は、少なくともあと2回来日が決まっている、という。楽しみだ。
■ フレッド・ウェスリー過去記事
September 15, 2007
Maceo Parker Thanks For Stuff At Blue...No, Billboard Live
http://blog.soulsearchin.com/archives/002025.html
メイシオ・パーカー・ライヴにフレッド・ウェスリー
April 21, 2007
Show James Brown And Don Katsumoto Live Of Funk Masters
http://blog.soulsearchin.com/archives/001722.html
April 23, 2007
Funk Masters : Good Audience Makes Good Performance
http://blog.soulsearchin.com/archives/001731.html
フレッド・ウェスリーを含むファンク・マスターズ・ライヴ評
■ ラッド・オフィシャル・ウェッブ
http://www.radmusic.com/radmusic/index.html
コットン・クラブでの紹介
http://www.cottonclubjapan.co.jp/jp/schedule/#
■ ラッドのライヴは、4月4日(金)、5日(土)、横浜モーション・ブルーで
もあります。
http://www.motionblue.co.jp/schedule/
■ メンバー
ラッド・ウィズ・スペシャル・ゲスト・フレッド・ウェズリー
Rad.(vo, key), Fred Wesley(tb), Charles McNeal(sax), Ray Obiedo(g), Marc Van Wageningen(b), Billy Johnson(ds)
■セットリスト ラッド@コットン・クラブ 2008年4月2日
Setlist : Rad. @ Cotton Club, April 2, 2008
Show started 21:31
01. Intro
02. Sister
03. Signed, Sealed, Delivered And I’m Yours
04. East Babe
05. House Party (Fred Wesley sings)
06. Make Every Second Count
07. Back Here Again
08. Before We Say Goodbye
09. Cha Cha
10. Trippin’ (East Bay Funk)
11. Time To Change (Rad Solo)
12. Knock On Wood (Rad Solo + Fred join)
13. Doin’ It To Death
Enc. Gotta Be
Show ended 23:00
(2008年4月2日水曜、丸の内コットン・クラブ=ラッド、フレッド・ウェスリー・ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>Rad. / Wesley Fred
2008-53
【DJイヴェント「メロー・ライダーズ」第5回、4月28日に開催】
1年余ぶり。
「スイート・ソウルの番人とファンクの達人による、超強力夢のコラボレート・イヴェント」というコンセプトで、横浜のソウルバー、クラブ「ルーサー」で開催されてきたDJイヴェント「メロー・ライダーズ」の第5回が来る2008年4月28日に行われることになった。今回も、ソウル、R&Bのレコード、CDをソウルに造詣(ぞうけい)が深いDJたちが回す。
この「メロー・ライダーズ」は、第1回が2005年2月に行われ、以後、2005年7月、2005年10月、2006年12月と過去4回行われているが、2007年は各DJのスケジュールがあわず、ついに一度も開催されなかった。そこで満を持して2008年、1年4ヶ月ぶりに第5回が行われる。
ちなみに前回(2006年12月27日)は、ジェームス・ブラウンの死去(25日)直後だったため、ソウル・サーチャーは自分の持ち時間すべてをジェームス・ブラウンの作品に捧げた。
なお、本イヴェントのチケットは完全予約制・抽選で販売する。詳細は次の通り。
イヴェント名「メロー・ライダーズ」〜第5回
〜ソウル、ファンク、ダンスクラシックス〜
mellow ridaz vol.5 @ Luther
■日時 2008年4月28日(月)開場20:00〜4:00
■料金 ¥2,500(2ドリンクつき)
■DJ DJ Osshy、吉岡正晴[The Soul Searcher] ほか
■会場 横浜・ルーサー 神奈川県横浜市西区南幸2−10−18
東海屋ビル3階 (1階は中華屋さん)
電話 045−314−8993
【1】本イヴェントは完全予約制です。
【2】チケット購入ご希望の方は、お名前、住所、連絡先、年齢、Eメールアドレスを明記の上 info@osshy.com 担当:山本までEメールをおおくりください。メールには「ソウル・サーチン・ホームページを見た」とお書きください。なお携帯電話のメール受信でドメイン指定をしている場合、「osshy.com」からのメールを受信できるように設定してください。
【3】応募締切りは2008年4月17日(木)。
【4】厳正な抽選により当選者にチケットを販売致します。
【5】20歳未満の方は入場出来ません。予約名とID(年齢と氏名)との確認があります。予約名とIDが違う場合入場できません。
【6】お一人様2枚限りの販売となります。
【7】抽選結果は4月25日(金)迄にメールにてお知らせ致します。
【8】本イヴェントは、DJ Osshyのダイレクトメール、メールマガジン会員向けのものです。申し込みにあたって、その会員でない方は、会員になってください。費用などは一切かかりません。申し込みアドレスは次の通り。また本イヴェントの応募締め切りは4月17日ですが、4月7日現在の同会員が応募できます。
http://www.osshy.com/mailmagazine.html
■ 「メロー・ライダーズ」過去記事
2005/02/03 (Thu)
DJ At Luther
http://www.soulsearchin.com/soul-diary/archive/200502/diary20050203.html
2005/02/04 (Fri)
Behind The Scene At Luther: Where There’s A Dancer, There’ll Be A Soul Of DJ
http://www.soulsearchin.com/soul-diary/archive/200502/diary20050204.html
(第1回)
August 01, 2005
Mellow Ridaz Vol.2
http://blog.soulsearchin.com/archives/000419.html
August 02, 2005
Mellow Ridaz Vol.2: Why Dexter Redding Is In Japan
http://blog.soulsearchin.com/archives/000422.html
(第2回)
October 31, 2005
Mellow Ridaz Vol.3
http://blog.soulsearchin.com/archives/000609.html
(第3回)
December 28, 2006
Mellow Ridaz Vol.4 : DJ Batton & Tribute To James Brown
http://blog.soulsearchin.com/archives/001482.html
(第4回)
EVENT>ANNOUNCEMENT>Mellow Ridaz
1年余ぶり。
「スイート・ソウルの番人とファンクの達人による、超強力夢のコラボレート・イヴェント」というコンセプトで、横浜のソウルバー、クラブ「ルーサー」で開催されてきたDJイヴェント「メロー・ライダーズ」の第5回が来る2008年4月28日に行われることになった。今回も、ソウル、R&Bのレコード、CDをソウルに造詣(ぞうけい)が深いDJたちが回す。
この「メロー・ライダーズ」は、第1回が2005年2月に行われ、以後、2005年7月、2005年10月、2006年12月と過去4回行われているが、2007年は各DJのスケジュールがあわず、ついに一度も開催されなかった。そこで満を持して2008年、1年4ヶ月ぶりに第5回が行われる。
ちなみに前回(2006年12月27日)は、ジェームス・ブラウンの死去(25日)直後だったため、ソウル・サーチャーは自分の持ち時間すべてをジェームス・ブラウンの作品に捧げた。
なお、本イヴェントのチケットは完全予約制・抽選で販売する。詳細は次の通り。
イヴェント名「メロー・ライダーズ」〜第5回
〜ソウル、ファンク、ダンスクラシックス〜
mellow ridaz vol.5 @ Luther
■日時 2008年4月28日(月)開場20:00〜4:00
■料金 ¥2,500(2ドリンクつき)
■DJ DJ Osshy、吉岡正晴[The Soul Searcher] ほか
■会場 横浜・ルーサー 神奈川県横浜市西区南幸2−10−18
東海屋ビル3階 (1階は中華屋さん)
電話 045−314−8993
【1】本イヴェントは完全予約制です。
【2】チケット購入ご希望の方は、お名前、住所、連絡先、年齢、Eメールアドレスを明記の上 info@osshy.com 担当:山本までEメールをおおくりください。メールには「ソウル・サーチン・ホームページを見た」とお書きください。なお携帯電話のメール受信でドメイン指定をしている場合、「osshy.com」からのメールを受信できるように設定してください。
【3】応募締切りは2008年4月17日(木)。
【4】厳正な抽選により当選者にチケットを販売致します。
【5】20歳未満の方は入場出来ません。予約名とID(年齢と氏名)との確認があります。予約名とIDが違う場合入場できません。
【6】お一人様2枚限りの販売となります。
【7】抽選結果は4月25日(金)迄にメールにてお知らせ致します。
【8】本イヴェントは、DJ Osshyのダイレクトメール、メールマガジン会員向けのものです。申し込みにあたって、その会員でない方は、会員になってください。費用などは一切かかりません。申し込みアドレスは次の通り。また本イヴェントの応募締め切りは4月17日ですが、4月7日現在の同会員が応募できます。
http://www.osshy.com/mailmagazine.html
■ 「メロー・ライダーズ」過去記事
2005/02/03 (Thu)
DJ At Luther
http://www.soulsearchin.com/soul-diary/archive/200502/diary20050203.html
2005/02/04 (Fri)
Behind The Scene At Luther: Where There’s A Dancer, There’ll Be A Soul Of DJ
http://www.soulsearchin.com/soul-diary/archive/200502/diary20050204.html
(第1回)
August 01, 2005
Mellow Ridaz Vol.2
http://blog.soulsearchin.com/archives/000419.html
August 02, 2005
Mellow Ridaz Vol.2: Why Dexter Redding Is In Japan
http://blog.soulsearchin.com/archives/000422.html
(第2回)
October 31, 2005
Mellow Ridaz Vol.3
http://blog.soulsearchin.com/archives/000609.html
(第3回)
December 28, 2006
Mellow Ridaz Vol.4 : DJ Batton & Tribute To James Brown
http://blog.soulsearchin.com/archives/001482.html
(第4回)
EVENT>ANNOUNCEMENT>Mellow Ridaz
▼Sean Levert Dies At 39
2008年4月2日【訃報・ショーン・リヴァート39歳で死去】
刑務所。
R&Bヴォーカル・グループ、リヴァートのメンバーのひとりで、リード・シンガー、ジェラルド・リヴァート(故人=2006年11月10日に40歳で他界)の弟でもあるショーン・リヴァートが去る2008年3月30日(日曜日)夜、オハイオ州クリーヴランドの収監先のクヤホガ・カウンティー刑務所内で意識不明になり、すぐに近くのルーサーラン病院に運ばれたが、死去した。39歳だった。
ショーンは、子供の養育費の未払いが8万ドル以上あり、そのために1年10ヶ月の実刑を受けて収監されていた。これが先週月曜(3月24日)のこと。ショーンには、11歳、15歳、17歳の3人の子供がいた。ショーン自身、元々14歳ごろからマリファナを使用していたが、死因に特に不審な点はない模様。裁判で判決が言い渡されたときには特に健康面での問題は語っていなかった、という。毒物・薬物検査なども行われるが、その結果は4−6週間かかる。
刑務所によると、ショーンは高血圧と若干の幻覚に悩まされ、24時間体制で監視されていた。
リヴァートは、1980年代に「カサノヴァ」などの大ヒットを放ち、グラミー賞にもノミネートされた。
+++++
ショーン・リヴァートまで亡くなった。一体なんたること。ショーン・リヴァートは1968年9月28日オハイオ州クリーヴランド生まれ。まだ40歳の誕生日を迎えていない。ショーンもジェラルドの後を追うようにソロ活動をした。だが、ジェラルドほど大きな成功は得られなかった。彼の唯一のソロ・アルバムは1995年の『ジ・アザー・サイド』。
リヴァートとして成功を収めた息子たち2人をすでに失った父エディー・リヴァート(オージェイズのメンバー)の気持ちは計り知れない。父エディーがこれに気を落としてがっくりしないように祈りたい。
オハイオ州カントンには、彼らのファミリー・ネーム、リヴァートを冠したストリートがあるという。
音楽プロデューサー・松尾潔さんの話。「ジェラルドに続いてですか。リヴァートはアメリカで何度か見てるんですよ。本当に好きなグループだったなあ。2人の息子を失った父の気持ちは、言葉にできませんね…。今夜は『ステアウェイ・トゥ・ヘヴン』(オージェイズの1976年のヒット)でも聴いて喪に服します」
「ステアウェイ・トゥ・ヘヴン」(歌詞・一部)
Here we go
Still in a moment of pleasure
You and I
We are gonna find the pirates treasure
Here we go
Oh baby here we go
Climbing the stairway to heaven
Climbing the stairway to heaven
And we are going step by step
Together
■ 過去関連記事〜ジェラルド・リヴァート訃報
November 12, 2006
Gerald Levert Dies Of Heart Attack At 40
http://blog.soulsearchin.com/archives/001386.html
November 13, 2006
Gerald Levert, Forever:
http://blog.soulsearchin.com/archives/001387.html
ENT>OBITUARY>Levert, Sean / September 28, 1968 -- March 30, 2008 (39)
刑務所。
R&Bヴォーカル・グループ、リヴァートのメンバーのひとりで、リード・シンガー、ジェラルド・リヴァート(故人=2006年11月10日に40歳で他界)の弟でもあるショーン・リヴァートが去る2008年3月30日(日曜日)夜、オハイオ州クリーヴランドの収監先のクヤホガ・カウンティー刑務所内で意識不明になり、すぐに近くのルーサーラン病院に運ばれたが、死去した。39歳だった。
ショーンは、子供の養育費の未払いが8万ドル以上あり、そのために1年10ヶ月の実刑を受けて収監されていた。これが先週月曜(3月24日)のこと。ショーンには、11歳、15歳、17歳の3人の子供がいた。ショーン自身、元々14歳ごろからマリファナを使用していたが、死因に特に不審な点はない模様。裁判で判決が言い渡されたときには特に健康面での問題は語っていなかった、という。毒物・薬物検査なども行われるが、その結果は4−6週間かかる。
刑務所によると、ショーンは高血圧と若干の幻覚に悩まされ、24時間体制で監視されていた。
リヴァートは、1980年代に「カサノヴァ」などの大ヒットを放ち、グラミー賞にもノミネートされた。
+++++
ショーン・リヴァートまで亡くなった。一体なんたること。ショーン・リヴァートは1968年9月28日オハイオ州クリーヴランド生まれ。まだ40歳の誕生日を迎えていない。ショーンもジェラルドの後を追うようにソロ活動をした。だが、ジェラルドほど大きな成功は得られなかった。彼の唯一のソロ・アルバムは1995年の『ジ・アザー・サイド』。
リヴァートとして成功を収めた息子たち2人をすでに失った父エディー・リヴァート(オージェイズのメンバー)の気持ちは計り知れない。父エディーがこれに気を落としてがっくりしないように祈りたい。
オハイオ州カントンには、彼らのファミリー・ネーム、リヴァートを冠したストリートがあるという。
音楽プロデューサー・松尾潔さんの話。「ジェラルドに続いてですか。リヴァートはアメリカで何度か見てるんですよ。本当に好きなグループだったなあ。2人の息子を失った父の気持ちは、言葉にできませんね…。今夜は『ステアウェイ・トゥ・ヘヴン』(オージェイズの1976年のヒット)でも聴いて喪に服します」
「ステアウェイ・トゥ・ヘヴン」(歌詞・一部)
Here we go
Still in a moment of pleasure
You and I
We are gonna find the pirates treasure
Here we go
Oh baby here we go
Climbing the stairway to heaven
Climbing the stairway to heaven
And we are going step by step
Together
■ 過去関連記事〜ジェラルド・リヴァート訃報
November 12, 2006
Gerald Levert Dies Of Heart Attack At 40
http://blog.soulsearchin.com/archives/001386.html
November 13, 2006
Gerald Levert, Forever:
http://blog.soulsearchin.com/archives/001387.html
ENT>OBITUARY>Levert, Sean / September 28, 1968 -- March 30, 2008 (39)
▽Gatz Debut At Cotton Club
2008年4月1日【元祖雨男〜ガッツ、コットン・クラブ初登場】
雨男。
ついにガッツがコットン・クラブ・デビュー。しかし、このところ、ガッツがソロ・ライヴを行う日は、なぜか雨が降る。(笑) まさに元祖雨男だ。ライヴ告知も一ヶ月前の急遽のライヴ、雨ということで、若干動員も心配されたが。この日はベースとキーボードという3人編成でのアコースティック・ヴァージョン。バンドはバンドで大きな魅力だが、こうしたアコースティック・ヴァージョンでも、意外とガッツの場合はグルーヴ感がある。たった1人でもグルーヴ、2人でもグルーヴ、そして、3人でもグルーヴ。もちろん10人でもグルーヴ。
西脇さんは、キーボードのほかにカホーン、そして、いつものハーモニカも。下野さんは、一見ギターのようなベースをプレイしていた。選曲は、前回ブルース・アレーでおこなったフル・ショウの凝縮版。ガッツは同じ曲でも、バンドでやるときはバンドのスタイルで、またアコースティックのときはそれなりにまとめる。職人という感じだ。
コットンでは、僕はブラックのバンド編成を聞くことが多く、そうした音がなかなかよいので、次はここでもバンド編成でやって欲しいところ。
■過去記事
January 29, 2008
Gatz Live At Blues Alley: Tons Of Sparkling New Songs
http://blog.soulsearchin.com/archives/002291.html
(ここに過去記事一覧も)
■メンバー
GATZ(vo,g)、西脇辰弥(key,arr)、下野人司(b)、
■セットリスト
Setlist : Gatz Live @ Cotton Club, March 30, 2008
セットリスト ガッツ
Show started 19:43
01. Journey
02. Great Escape
03. 君の瞳
04. Melody
05. Wake Up
06. 夢物語
07. ありがとう
08. 地球に抱かれてる
Enc. Message
Show ended 21:11
(2008年3月30日日曜、丸の内コットン・クラブ=ガッツ・ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>Gatz
2008-51
雨男。
ついにガッツがコットン・クラブ・デビュー。しかし、このところ、ガッツがソロ・ライヴを行う日は、なぜか雨が降る。(笑) まさに元祖雨男だ。ライヴ告知も一ヶ月前の急遽のライヴ、雨ということで、若干動員も心配されたが。この日はベースとキーボードという3人編成でのアコースティック・ヴァージョン。バンドはバンドで大きな魅力だが、こうしたアコースティック・ヴァージョンでも、意外とガッツの場合はグルーヴ感がある。たった1人でもグルーヴ、2人でもグルーヴ、そして、3人でもグルーヴ。もちろん10人でもグルーヴ。
西脇さんは、キーボードのほかにカホーン、そして、いつものハーモニカも。下野さんは、一見ギターのようなベースをプレイしていた。選曲は、前回ブルース・アレーでおこなったフル・ショウの凝縮版。ガッツは同じ曲でも、バンドでやるときはバンドのスタイルで、またアコースティックのときはそれなりにまとめる。職人という感じだ。
コットンでは、僕はブラックのバンド編成を聞くことが多く、そうした音がなかなかよいので、次はここでもバンド編成でやって欲しいところ。
■過去記事
January 29, 2008
Gatz Live At Blues Alley: Tons Of Sparkling New Songs
http://blog.soulsearchin.com/archives/002291.html
(ここに過去記事一覧も)
■メンバー
GATZ(vo,g)、西脇辰弥(key,arr)、下野人司(b)、
■セットリスト
Setlist : Gatz Live @ Cotton Club, March 30, 2008
セットリスト ガッツ
Show started 19:43
01. Journey
02. Great Escape
03. 君の瞳
04. Melody
05. Wake Up
06. 夢物語
07. ありがとう
08. 地球に抱かれてる
Enc. Message
Show ended 21:11
(2008年3月30日日曜、丸の内コットン・クラブ=ガッツ・ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>Gatz
2008-51
☆Finally Jero Came To The Studio
2008年3月31日【ジェロ参上
一期一会。
今年にはいってから「アメリカの黒人の演歌シンガー」として話題沸騰中のジェロが、『ソウル・ブレンズ』にやってきた。ジェロは、とてもソフト・スポークンの物静かな青年だった。しかし、一見ファッション的には、R&B、ヒップホップ系、でも歌う曲は「ど演歌」。このアンバランスがたまらない。
生放送前に、打ち合わせでちょっと話す機会があった。「(ジェロの)誕生日が、ビヨンセと一緒というのは知ってる?」 「知ってます」 1981年9月4日、月日だけでなく、年まで一緒なのだ。「2−3年前かな、雑誌かなにかで、(ビヨンセの誕生日が同じだということを)知りました。去年かおととしかな、ビヨンセ、ライヴ見に行きましたよ。でも、(武道館2階の)上のほうで、これっぽっちしか見えなかった」 指で小ささを表現する。「じゃあ、楽屋とかに行って、ビヨンセには会えましたか?」 「いやいやとんでもないです。まだ普通の人でしたから。よろしくお願いします」(笑)
昨年1月のジョン・レジェンド(国際フォーラム)にも行ったという。「ジョンには会えましたか?」「いやいや、とんでもない。そういう機会があれば、よろしくお願いします」(低姿勢)
デビュー曲「海雪」は、宇崎竜堂さんが作曲、作詞は秋元康さん。最初のデモテープに仮歌でも入っていたのかと思ったら、「いやあ、はいってなかったです」とのこたえ。自分でニュアンスなどを吹き込んだという。これはおそれいった。
ちーちゃん、「(歌詞の中にある)出雲崎ってどこですか」 ジェロ。「新潟です」(一同爆笑) 日本人が知らないこと、知ってる。
ヴォイス・トレーニングにはデビュー前2年ほど通っていた、という。ただ演歌を歌うときと、アメリカのソウル・ミュージック、あるいはR&Bを歌うときでは発声が違うはず。「演歌のほうがいいですね。(ソウルは)苦手なんです」(笑) 「でも、もし5歳くらいからR&B歌っていたら、(今でも)R&Bを歌っていたと思う」 教会でゴスペルは歌っていない。
そんな彼が自分の曲以外で選んだのが、ルーサー・ヴァンドロスの「テイク・ユー・アウト」。ものすごく好きだそうだ。「R&Bで一番好きなシンガーです。亡くなられたことがすごくショックで、今でも昔の曲を聴いています」 日本語が流暢でペラペラだ。
将来、R&B、ソウルの方向性へ進む可能性はあるかという問いには、「今のところないですね。コラボくらいだったら(可能性はなくはない)。でも、まず、演歌で足固めをしてからですね」。
しばらく前まで埼玉県に住んでいて、仕事で東京に来るために電車に乗っていたという。さすがに今では電車に乗っていたら、人だかりができてしまうだろう。「何線に乗ってたんですか」 「南北線」。いちいち、おもしろい。
英語の曲紹介がさまになっていたので、ラジオやったらどうですか、というと、すでにニッポン放送でラジオのレポーターをやっているという。「それが難しくて、シンドイんですよ」(笑) これ、そのまま、ジェロが日本語で語ってるんですよ。
ブラックのマーヴィンと同じくブラックのジェロが、日本語でしゃべっている図。不思議だ。マーヴィンが訊く。「日本語で好きな言葉は?」 ジェロ。「一期一会(いちごいちえ)」 おもしろい。日本人でソウル・ミュージックを歌うシンガーがいるのだから、アメリカ人で日本の演歌を歌うシンガーがいたっておかしくない。まさに文化往来。アルバム出したときは、また遊びにきてください。
今年の紅白、出場まちがいない。ジェロを出さなくて、誰をだす?
■今日3月31日『徹子の部屋』(テレビ朝日系・午後1時20分)に出演。
ENT>ARTIST>Jero
一期一会。
今年にはいってから「アメリカの黒人の演歌シンガー」として話題沸騰中のジェロが、『ソウル・ブレンズ』にやってきた。ジェロは、とてもソフト・スポークンの物静かな青年だった。しかし、一見ファッション的には、R&B、ヒップホップ系、でも歌う曲は「ど演歌」。このアンバランスがたまらない。
生放送前に、打ち合わせでちょっと話す機会があった。「(ジェロの)誕生日が、ビヨンセと一緒というのは知ってる?」 「知ってます」 1981年9月4日、月日だけでなく、年まで一緒なのだ。「2−3年前かな、雑誌かなにかで、(ビヨンセの誕生日が同じだということを)知りました。去年かおととしかな、ビヨンセ、ライヴ見に行きましたよ。でも、(武道館2階の)上のほうで、これっぽっちしか見えなかった」 指で小ささを表現する。「じゃあ、楽屋とかに行って、ビヨンセには会えましたか?」 「いやいやとんでもないです。まだ普通の人でしたから。よろしくお願いします」(笑)
昨年1月のジョン・レジェンド(国際フォーラム)にも行ったという。「ジョンには会えましたか?」「いやいや、とんでもない。そういう機会があれば、よろしくお願いします」(低姿勢)
デビュー曲「海雪」は、宇崎竜堂さんが作曲、作詞は秋元康さん。最初のデモテープに仮歌でも入っていたのかと思ったら、「いやあ、はいってなかったです」とのこたえ。自分でニュアンスなどを吹き込んだという。これはおそれいった。
ちーちゃん、「(歌詞の中にある)出雲崎ってどこですか」 ジェロ。「新潟です」(一同爆笑) 日本人が知らないこと、知ってる。
ヴォイス・トレーニングにはデビュー前2年ほど通っていた、という。ただ演歌を歌うときと、アメリカのソウル・ミュージック、あるいはR&Bを歌うときでは発声が違うはず。「演歌のほうがいいですね。(ソウルは)苦手なんです」(笑) 「でも、もし5歳くらいからR&B歌っていたら、(今でも)R&Bを歌っていたと思う」 教会でゴスペルは歌っていない。
そんな彼が自分の曲以外で選んだのが、ルーサー・ヴァンドロスの「テイク・ユー・アウト」。ものすごく好きだそうだ。「R&Bで一番好きなシンガーです。亡くなられたことがすごくショックで、今でも昔の曲を聴いています」 日本語が流暢でペラペラだ。
将来、R&B、ソウルの方向性へ進む可能性はあるかという問いには、「今のところないですね。コラボくらいだったら(可能性はなくはない)。でも、まず、演歌で足固めをしてからですね」。
しばらく前まで埼玉県に住んでいて、仕事で東京に来るために電車に乗っていたという。さすがに今では電車に乗っていたら、人だかりができてしまうだろう。「何線に乗ってたんですか」 「南北線」。いちいち、おもしろい。
英語の曲紹介がさまになっていたので、ラジオやったらどうですか、というと、すでにニッポン放送でラジオのレポーターをやっているという。「それが難しくて、シンドイんですよ」(笑) これ、そのまま、ジェロが日本語で語ってるんですよ。
ブラックのマーヴィンと同じくブラックのジェロが、日本語でしゃべっている図。不思議だ。マーヴィンが訊く。「日本語で好きな言葉は?」 ジェロ。「一期一会(いちごいちえ)」 おもしろい。日本人でソウル・ミュージックを歌うシンガーがいるのだから、アメリカ人で日本の演歌を歌うシンガーがいたっておかしくない。まさに文化往来。アルバム出したときは、また遊びにきてください。
今年の紅白、出場まちがいない。ジェロを出さなくて、誰をだす?
■今日3月31日『徹子の部屋』(テレビ朝日系・午後1時20分)に出演。
ENT>ARTIST>Jero
○Fukamachi Jun #87
2008年3月30日【深町純キーボード・パーティー第87回〜ハーモニカ奏者・田中光栄さんを迎えて】
突然。
「終われなくなっちゃったよ」と一言言って、深町さんはその曲を突然、終えてしまった。ファーストの3曲目。けっこう長い間(約18分)、曲が続いていて、確かにどう収拾していいかわからなくなったのだろう。即興演奏にはそういうこともある。
この日は、セカンドセットで、ハーモニカ奏者の田中光栄さんという方が飛び入りで登場。まったくリハなしに、2人とも即興でピアノとハーモニカのかけあいを聴かせてくれた。これが実にスリリングであった。途中、ちょっとブルージーなところがでてきたり、トゥーツ・シールマンス節が出てきたり、いくつかの顔をのぞかせた。深町ピアノとのコール&レスポンスもとてもよかった。深町さんは、2人で演奏をし終えた後、「不思議だよねえ。何にも決めてないで、こうやって演奏できちゃうっていうのが」と言った。そして付け加えた。「彼はいずれここ(FJズ)でやってくれると思います」。これはめったに聴けないなかなかの褒め言葉だ。
ライヴ後ちょっと話を聴くと、やはり、好きなハーモニカ奏者はトゥーツ・シールマンス、スティーヴィー・ワンダーだそうで、それにブルース・ハーモニカも好きとのこと。中目黒の楽屋(らくや)でもライヴをやるという。田中さんによれば深町さんのライヴを見るのは初めてだが、「ファーストを見ていたら、なんとなく一緒にやれそうだ」という気になった、という。
トゥーツの前でハーモニカを吹いたことがありますか、と聴くと「サインはもらいましたが、吹けませんでした(笑)」とのこたえ。彼は今、ハーモニカ・メイカー、鈴木と手を組んで「世界一のハーモニカ」作りにいろいろ意見やアドヴァイスをしているという。この日、吹いてくれた鈴木のハーモニカは、まだプロトタイプで一般発売されていないものだそうだ。まだ、世界に数台しかなく、メインに使っているのは、スティーヴィーや、田中さん、それとマーカス・ミラー・バンドやパット・メセニー・グループで活躍するグレゴア・マレ、くらいだそうだ。僕の個人的な音の印象としては男っぽいハーモニカ、骨太のハーモニカというもの。これは貴重なものを聴かせていただきました。
ハーモニカというと、西脇さんとか、今出宏さんとかお知り合いですか、と尋ねると、やはり知っていて「西脇さんとは今年始めに電話で話した」とか。業界狭いですね。(笑)
■トゥーツ・シールマンス関連記事
2003/02/20 (Thu)
Music never gets old
http://www.soulsearchin.com/soul-diary/archive/200302/diary20030220.html
(2003年2月来日時・ライヴ評)
2003/03/28 (Fri)
Living Legends: Toots Thielmans
http://www.soulsearchin.com//soul-diary/archive/200303/diary20030328.html
(トゥーツをレコーディング・セッションに呼んだゴンザレスさん)
トゥーツ・シールマンス・ライヴ『熱く美しき138歳のハグ』
http://www.soulsearchin.com//entertainment/music/live/toots20010410.html
(2001年4月来日時ライヴ評)
May 09, 2006
"Jazz Is Good For You" Toots Said To A Man
http://blog.soulsearchin.com/archives/001007.html
(前回来日時=2006年1月=ライヴ評)
■深町純・定例キーボード・パーティー第88回(2008年4月)は、最終土曜日4月26日、祐天寺「FJズ」で午後8時から、60分程度が2セット。ミュージックチャージは、見て気に入った分を自由に払うシステム。
http://fjs.fukamachi-jun.com/map.html
■セットリスト
Setlist : Fukamachi Jun #87 @FJ’s, March 29, 2008
セットリスト 深町純 87回
1st set
show started 20:04
01. 2008年3月29日20時05分の作品(11:11)
02. 2008年3月29日20時16分の作品(11:50)
03. 2008年3月29日20時43分の作品(18:00)
04. 2008年3月29日お題拝借作品1(03:03)(常連トーマスのメロディー)
show ended 21:09
2nd set
show started 21:33
01. 2008年3月29日21時33分の作品 (08:01)
02. 2008年3月29日21時41分の作品 (08:08)(ハーモニカ奏者・田中光栄さんとともに)
03. 2008年3月29日21時51分の作品 (16:50)
show ended 22:18
■過去の音楽比率(ライヴ全体の中での音楽の割合を表します)(単位は%)
2007年07月 第一部 66.23 第二部 66.45
2007年08月 第一部 67.03 第二部 68.04
2007年09月 第一部 71.16 第二部 67.30
2007年10月20日 第一部 67.81 第二部 49.29 (通算82回)
2007年10月27日 第一部 96.00 第二部 74.65 (サントリー・ホール・ブルー・ローズ)
2007年11月24日 第一部 66.96 第二部 77.04 (通算83回)
2007年12月29日 第一部 60.67 第二部 58.38
2008年01月26日 第一部 71.90 第二部 59.06 (第85回)
2008年02月24日 第一部 64.80 第二部 48.43
2008年03月29日 第一部 67.78 第二部 73.29 (第87回)
(2008年3月29日日曜、祐天寺FJズ=深町純ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>Fukamachi, Jun
2008-50
突然。
「終われなくなっちゃったよ」と一言言って、深町さんはその曲を突然、終えてしまった。ファーストの3曲目。けっこう長い間(約18分)、曲が続いていて、確かにどう収拾していいかわからなくなったのだろう。即興演奏にはそういうこともある。
この日は、セカンドセットで、ハーモニカ奏者の田中光栄さんという方が飛び入りで登場。まったくリハなしに、2人とも即興でピアノとハーモニカのかけあいを聴かせてくれた。これが実にスリリングであった。途中、ちょっとブルージーなところがでてきたり、トゥーツ・シールマンス節が出てきたり、いくつかの顔をのぞかせた。深町ピアノとのコール&レスポンスもとてもよかった。深町さんは、2人で演奏をし終えた後、「不思議だよねえ。何にも決めてないで、こうやって演奏できちゃうっていうのが」と言った。そして付け加えた。「彼はいずれここ(FJズ)でやってくれると思います」。これはめったに聴けないなかなかの褒め言葉だ。
ライヴ後ちょっと話を聴くと、やはり、好きなハーモニカ奏者はトゥーツ・シールマンス、スティーヴィー・ワンダーだそうで、それにブルース・ハーモニカも好きとのこと。中目黒の楽屋(らくや)でもライヴをやるという。田中さんによれば深町さんのライヴを見るのは初めてだが、「ファーストを見ていたら、なんとなく一緒にやれそうだ」という気になった、という。
トゥーツの前でハーモニカを吹いたことがありますか、と聴くと「サインはもらいましたが、吹けませんでした(笑)」とのこたえ。彼は今、ハーモニカ・メイカー、鈴木と手を組んで「世界一のハーモニカ」作りにいろいろ意見やアドヴァイスをしているという。この日、吹いてくれた鈴木のハーモニカは、まだプロトタイプで一般発売されていないものだそうだ。まだ、世界に数台しかなく、メインに使っているのは、スティーヴィーや、田中さん、それとマーカス・ミラー・バンドやパット・メセニー・グループで活躍するグレゴア・マレ、くらいだそうだ。僕の個人的な音の印象としては男っぽいハーモニカ、骨太のハーモニカというもの。これは貴重なものを聴かせていただきました。
ハーモニカというと、西脇さんとか、今出宏さんとかお知り合いですか、と尋ねると、やはり知っていて「西脇さんとは今年始めに電話で話した」とか。業界狭いですね。(笑)
■トゥーツ・シールマンス関連記事
2003/02/20 (Thu)
Music never gets old
http://www.soulsearchin.com/soul-diary/archive/200302/diary20030220.html
(2003年2月来日時・ライヴ評)
2003/03/28 (Fri)
Living Legends: Toots Thielmans
http://www.soulsearchin.com//soul-diary/archive/200303/diary20030328.html
(トゥーツをレコーディング・セッションに呼んだゴンザレスさん)
トゥーツ・シールマンス・ライヴ『熱く美しき138歳のハグ』
http://www.soulsearchin.com//entertainment/music/live/toots20010410.html
(2001年4月来日時ライヴ評)
May 09, 2006
"Jazz Is Good For You" Toots Said To A Man
http://blog.soulsearchin.com/archives/001007.html
(前回来日時=2006年1月=ライヴ評)
■深町純・定例キーボード・パーティー第88回(2008年4月)は、最終土曜日4月26日、祐天寺「FJズ」で午後8時から、60分程度が2セット。ミュージックチャージは、見て気に入った分を自由に払うシステム。
http://fjs.fukamachi-jun.com/map.html
■セットリスト
Setlist : Fukamachi Jun #87 @FJ’s, March 29, 2008
セットリスト 深町純 87回
1st set
show started 20:04
01. 2008年3月29日20時05分の作品(11:11)
02. 2008年3月29日20時16分の作品(11:50)
03. 2008年3月29日20時43分の作品(18:00)
04. 2008年3月29日お題拝借作品1(03:03)(常連トーマスのメロディー)
show ended 21:09
2nd set
show started 21:33
01. 2008年3月29日21時33分の作品 (08:01)
02. 2008年3月29日21時41分の作品 (08:08)(ハーモニカ奏者・田中光栄さんとともに)
03. 2008年3月29日21時51分の作品 (16:50)
show ended 22:18
■過去の音楽比率(ライヴ全体の中での音楽の割合を表します)(単位は%)
2007年07月 第一部 66.23 第二部 66.45
2007年08月 第一部 67.03 第二部 68.04
2007年09月 第一部 71.16 第二部 67.30
2007年10月20日 第一部 67.81 第二部 49.29 (通算82回)
2007年10月27日 第一部 96.00 第二部 74.65 (サントリー・ホール・ブルー・ローズ)
2007年11月24日 第一部 66.96 第二部 77.04 (通算83回)
2007年12月29日 第一部 60.67 第二部 58.38
2008年01月26日 第一部 71.90 第二部 59.06 (第85回)
2008年02月24日 第一部 64.80 第二部 48.43
2008年03月29日 第一部 67.78 第二部 73.29 (第87回)
(2008年3月29日日曜、祐天寺FJズ=深町純ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>Fukamachi, Jun
2008-50
◎Philip Woo & Brenda Vaughn @ Cotton Club
2008年3月29日【フィリップ・ウー&ブレンダ・ヴォーン@コットン・クラブ】
構成。
このところコンスタントにブルース・アレーやコットン・クラブでライヴを行っているファンキー・キーボード奏者、フィリップ・ウーのライヴ。今回は、フィーチャリング・シンガーに「東京・レディー・ソウル・ナンバー・ワン」ブレンダ・ヴォーン。2デイズ、4ステージをこなす。この日は一般テーブル席がほぼ満席でいい感じになっていた。
本編8曲にアンコール1曲。最初の3曲が演奏曲。ブレンダは4曲目から。ほんわかしたフィリップのキャラクターに従って、ゆるい感じでライヴは進む。ただコットンでは70分ワンセットだけになるので、そこで冒頭インスト曲3曲は若干多いかなあ、という気はする。あるいは、2曲インスト、歌3曲、1曲インストをはさんで3曲歌、とかの構成でもいいかも。
やはり観客がもっていかれるのは、ブレンダが歌う「アンド・アイム・ノット・テリング・ユー」(映画『ドリーム・ガールズ』から)あたり。この日もジェイのファンキー・ドラムス、クリフのファンキー・ベース、マサ・コハマのファンキー・ギター、そしてアンディー・ウルフのファンキー・サックスとファンキー三昧のバンドがブレンダを支える。
ところで、フィリップはライヴが終わるといつも、すぐに客席にでてきてみんなにありがとうと声をかける。偉いです。翌日朝から仕事が入っているというブレンダも早々帰り支度で客席に下りてきてみんなに「セイ・ハロー」をしている。彼女の豹柄のリュックがかわいい。
■ ライヴは今日(3月29日)もコットンであります。
■ フィリップ・ウー 前回ライヴ評
March 07, 2008
Philip Woo Live At Blues Alley
http://blog.soulsearchin.com/archives/002374.html
February 25, 2008
Philip Woo’s Live Will Be “Spring Soul Celebration”
http://blog.soulsearchin.com/archives/002347.html
(ここに過去記事一覧があります)
■ ブレンダ・ヴォーン 前回ライヴ評
March 14, 2008
Brenda Vaughn’s Third Her Own Live Gig
http://blog.soulsearchin.com/archives/002381.html
(ここに過去記事一覧があります)
■ メンバー
(Key)Philip Woo (G)Masa Kohama (B)Cliff Archer (Ds)Jay Stixx (Sax) Andy Wulf (Vo)Brenda Vaughn
■セットリスト
Setlist : Philip Woo @ Cotton Club, March 28, 2008
[ ] indicates original artists
Show started 21:31
01. Spring High (Instrumental) [Ramsey Lewis]
02. Losalamitos (Instrumental) [Gene Harris]
03. Westchester Lady (Instrumental) [Bob James]
04. Good Morning Heartache [Billy Holiday, Diana Ross]
05. ‘Till My Baby Comes [Luther Vandross]
06. Up On The Roof [Drifters]
07. And I’m Telling You I’m Not Going [Jennifer Holiday, Jennifer Hudson]
08. Ain’t No Other Man [Cristina Aguilera]
Enc. Forever, For Always, For Love [Luther Vandross]
Show ended 22:58
(2008年3月28日金曜、丸の内コットン・クラブ=フィリップ・ウー・ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>Woo, Philip
2008-49
構成。
このところコンスタントにブルース・アレーやコットン・クラブでライヴを行っているファンキー・キーボード奏者、フィリップ・ウーのライヴ。今回は、フィーチャリング・シンガーに「東京・レディー・ソウル・ナンバー・ワン」ブレンダ・ヴォーン。2デイズ、4ステージをこなす。この日は一般テーブル席がほぼ満席でいい感じになっていた。
本編8曲にアンコール1曲。最初の3曲が演奏曲。ブレンダは4曲目から。ほんわかしたフィリップのキャラクターに従って、ゆるい感じでライヴは進む。ただコットンでは70分ワンセットだけになるので、そこで冒頭インスト曲3曲は若干多いかなあ、という気はする。あるいは、2曲インスト、歌3曲、1曲インストをはさんで3曲歌、とかの構成でもいいかも。
やはり観客がもっていかれるのは、ブレンダが歌う「アンド・アイム・ノット・テリング・ユー」(映画『ドリーム・ガールズ』から)あたり。この日もジェイのファンキー・ドラムス、クリフのファンキー・ベース、マサ・コハマのファンキー・ギター、そしてアンディー・ウルフのファンキー・サックスとファンキー三昧のバンドがブレンダを支える。
ところで、フィリップはライヴが終わるといつも、すぐに客席にでてきてみんなにありがとうと声をかける。偉いです。翌日朝から仕事が入っているというブレンダも早々帰り支度で客席に下りてきてみんなに「セイ・ハロー」をしている。彼女の豹柄のリュックがかわいい。
■ ライヴは今日(3月29日)もコットンであります。
■ フィリップ・ウー 前回ライヴ評
March 07, 2008
Philip Woo Live At Blues Alley
http://blog.soulsearchin.com/archives/002374.html
February 25, 2008
Philip Woo’s Live Will Be “Spring Soul Celebration”
http://blog.soulsearchin.com/archives/002347.html
(ここに過去記事一覧があります)
■ ブレンダ・ヴォーン 前回ライヴ評
March 14, 2008
Brenda Vaughn’s Third Her Own Live Gig
http://blog.soulsearchin.com/archives/002381.html
(ここに過去記事一覧があります)
■ メンバー
(Key)Philip Woo (G)Masa Kohama (B)Cliff Archer (Ds)Jay Stixx (Sax) Andy Wulf (Vo)Brenda Vaughn
■セットリスト
Setlist : Philip Woo @ Cotton Club, March 28, 2008
[ ] indicates original artists
Show started 21:31
01. Spring High (Instrumental) [Ramsey Lewis]
02. Losalamitos (Instrumental) [Gene Harris]
03. Westchester Lady (Instrumental) [Bob James]
04. Good Morning Heartache [Billy Holiday, Diana Ross]
05. ‘Till My Baby Comes [Luther Vandross]
06. Up On The Roof [Drifters]
07. And I’m Telling You I’m Not Going [Jennifer Holiday, Jennifer Hudson]
08. Ain’t No Other Man [Cristina Aguilera]
Enc. Forever, For Always, For Love [Luther Vandross]
Show ended 22:58
(2008年3月28日金曜、丸の内コットン・クラブ=フィリップ・ウー・ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>Woo, Philip
2008-49
◆The Movie “Rachmaninoff” or “Lilacs”
2008年3月28日【映画『ラフマニノフ〜ある愛の調べ』】
激動。
ロシアの天才ピアニスト兼作曲家セルゲイ・ラフマニノフ(1873〜1943)の数奇な生涯を描いたロシア映画『ラフマニノフ〜ある愛の調べ』(2008年4月19日から東急文化村などで公開)の試写を見た。
1873年にロシアの裕福な家庭に生まれたラフマニノフは、幼い頃から天才ピアニストとして騒がれた。彼の類まれな才能を見てとったズヴェレフ教授は、3つの約束をできるなら、ピアノを教えるとラフマニノフに言う。「一、自慢をするな、一、嘘をつくな、一、裏切るな」 幼いラフマニノフはその約束を結ぶ。しかし、彼はただ楽譜に書かれた作品を演奏するだけではものたりなくなり、まもなく、自らの作品を作曲し始める。だが、先生は、「作曲なんかするな、とにかくピアノを弾くことに専念しろ」と教える。
いくつかの恋も経験し、それが彼の作品作りにも影響を与えるが、予期せぬ出来事が彼の人生のレールを狂わせる。1917年に起こったロシア革命だ。それまでの自由主義の国が突然、社会主義の国になってしまったのだ。彼は、ピアノの才能を認められて、特別に出国許可証を手に入れるが、出国の混乱の中で…。
映画自体は、時制が若干行ったり来たりするので、頭の整理が必要になる。映画を見るときには、彼の年表をざっと頭にいれてから見るとわかりやすいと思うが、全部の年表を覚えるのは大変なので、この年号だけは覚えておこう。「レーニン、革命成功で得意な(とく・い・な=19・1・7)顔」 1917年のロシア革命。試験に出ます。(ワタクシ、元祖年表男とも呼ばれます)
映画は概ねラフマニノフの恋、演奏家、作曲家としての苦悩、あの有名曲はどのように誕生したかなどを激動の時代とともに描いている。僕は個人的には、ズヴェレフ先生とラフマニノフの確執部分が大変興味深く感銘を受けた。どちらが正しくて、どちらが間違っている、ということが言えないテーマはやはりおもしろい。
ピアノが好きな人にはお勧めの映画だ。これを見終わった後、ピアニストたちはどう感じるのだろうか、その感想が聴きたいと思った。そこで深町純さんと妹尾武さんに本作のことを少し話してみた。すると、お2人ともラフマニノフはお好きのようで、映画はぜひ見たい、とのこと。そして、お2人とも奇しくもラフマニノフは「ピアニストとしてより、作曲家として大変興味がある」と言明された。
それを受けて、僕も思わず、「ネタばれになりますが、師匠から作曲なんかにうつつをぬかさないで、ピアノを弾くことに専念しろ、と言われるシーンがあるんですよ」と伝えると、妹尾さんは思わず「おおっ、それは早く見たい」と興奮気味に興味津々。そんな言葉を師匠から言われた生徒の心模様を、作曲もするピアニストたちはどう思うのか、どう感じるのか、ぜひ知りたい。
映画を見終えた後、一緒に見た仲間と「あ〜だ、こ〜だ」といろいろ話をしたくなるような映画だ。なお、映画の原題「Lilacs」は白い花の名前。ラフマニノフのコンサートに必ず、誰かから送られてくる花を指している。
そして、今日3月28日は、彼の命日(1943年)である。ひょっとして彼の墓前には今日もたくさんのライラックの花がたむけられているかもしれない。
■映画オフィシャル・ウェッブ
http://rachmaninoff.gyao.jp/
2008年4月19日(土)から東急文化村、銀座テアトルシネマなどでロードショー公開。
+++++
(以下の文は、若干ネタばれになります。映画をごらんになった後にお読みください)
出生、天才の誕生、師匠との出会い、成長、師匠との衝突、いくつかの恋、ロシア国内でのコンサートの成功、ロシア役人との対立、ロシア革命、からくも出国、アメリカへの亡命、アメリカ・西側での成功、作曲ができないことへの苦悩、それを支える家族、故郷への望郷の念、天才であるが故の苦悩、カーネギー・ホールでの拍手喝采。シンプルにこれらを順番に描くだけで感動できるはずだ。クリント・イーストウッドが監督したら、おそらく時系列に沿ったものにしたような気がしてならない。そこには語られるべきすばらしい物語がある。
妻となる人物、政府の女将校、最初に好きになる女性、スタインウェイ、ズヴェレフなど登場人物も適材適所。「芸術家」と付き合う女性たちの人生も見所だ。ピアニストの視点とは違った女性からの視点で見ても興味深いかもしれない。
ENT>MOVIE>Lilacs
激動。
ロシアの天才ピアニスト兼作曲家セルゲイ・ラフマニノフ(1873〜1943)の数奇な生涯を描いたロシア映画『ラフマニノフ〜ある愛の調べ』(2008年4月19日から東急文化村などで公開)の試写を見た。
1873年にロシアの裕福な家庭に生まれたラフマニノフは、幼い頃から天才ピアニストとして騒がれた。彼の類まれな才能を見てとったズヴェレフ教授は、3つの約束をできるなら、ピアノを教えるとラフマニノフに言う。「一、自慢をするな、一、嘘をつくな、一、裏切るな」 幼いラフマニノフはその約束を結ぶ。しかし、彼はただ楽譜に書かれた作品を演奏するだけではものたりなくなり、まもなく、自らの作品を作曲し始める。だが、先生は、「作曲なんかするな、とにかくピアノを弾くことに専念しろ」と教える。
いくつかの恋も経験し、それが彼の作品作りにも影響を与えるが、予期せぬ出来事が彼の人生のレールを狂わせる。1917年に起こったロシア革命だ。それまでの自由主義の国が突然、社会主義の国になってしまったのだ。彼は、ピアノの才能を認められて、特別に出国許可証を手に入れるが、出国の混乱の中で…。
映画自体は、時制が若干行ったり来たりするので、頭の整理が必要になる。映画を見るときには、彼の年表をざっと頭にいれてから見るとわかりやすいと思うが、全部の年表を覚えるのは大変なので、この年号だけは覚えておこう。「レーニン、革命成功で得意な(とく・い・な=19・1・7)顔」 1917年のロシア革命。試験に出ます。(ワタクシ、元祖年表男とも呼ばれます)
映画は概ねラフマニノフの恋、演奏家、作曲家としての苦悩、あの有名曲はどのように誕生したかなどを激動の時代とともに描いている。僕は個人的には、ズヴェレフ先生とラフマニノフの確執部分が大変興味深く感銘を受けた。どちらが正しくて、どちらが間違っている、ということが言えないテーマはやはりおもしろい。
ピアノが好きな人にはお勧めの映画だ。これを見終わった後、ピアニストたちはどう感じるのだろうか、その感想が聴きたいと思った。そこで深町純さんと妹尾武さんに本作のことを少し話してみた。すると、お2人ともラフマニノフはお好きのようで、映画はぜひ見たい、とのこと。そして、お2人とも奇しくもラフマニノフは「ピアニストとしてより、作曲家として大変興味がある」と言明された。
それを受けて、僕も思わず、「ネタばれになりますが、師匠から作曲なんかにうつつをぬかさないで、ピアノを弾くことに専念しろ、と言われるシーンがあるんですよ」と伝えると、妹尾さんは思わず「おおっ、それは早く見たい」と興奮気味に興味津々。そんな言葉を師匠から言われた生徒の心模様を、作曲もするピアニストたちはどう思うのか、どう感じるのか、ぜひ知りたい。
映画を見終えた後、一緒に見た仲間と「あ〜だ、こ〜だ」といろいろ話をしたくなるような映画だ。なお、映画の原題「Lilacs」は白い花の名前。ラフマニノフのコンサートに必ず、誰かから送られてくる花を指している。
そして、今日3月28日は、彼の命日(1943年)である。ひょっとして彼の墓前には今日もたくさんのライラックの花がたむけられているかもしれない。
■映画オフィシャル・ウェッブ
http://rachmaninoff.gyao.jp/
2008年4月19日(土)から東急文化村、銀座テアトルシネマなどでロードショー公開。
+++++
(以下の文は、若干ネタばれになります。映画をごらんになった後にお読みください)
出生、天才の誕生、師匠との出会い、成長、師匠との衝突、いくつかの恋、ロシア国内でのコンサートの成功、ロシア役人との対立、ロシア革命、からくも出国、アメリカへの亡命、アメリカ・西側での成功、作曲ができないことへの苦悩、それを支える家族、故郷への望郷の念、天才であるが故の苦悩、カーネギー・ホールでの拍手喝采。シンプルにこれらを順番に描くだけで感動できるはずだ。クリント・イーストウッドが監督したら、おそらく時系列に沿ったものにしたような気がしてならない。そこには語られるべきすばらしい物語がある。
妻となる人物、政府の女将校、最初に好きになる女性、スタインウェイ、ズヴェレフなど登場人物も適材適所。「芸術家」と付き合う女性たちの人生も見所だ。ピアニストの視点とは違った女性からの視点で見ても興味深いかもしれない。
ENT>MOVIE>Lilacs
【深町純第86回定例キーボード・パーティー〜ニューヨーク録音を語る】
プロ。
毎月の定例会、2月は深町さんに土曜日に九州でスリー・ディグリーズのライヴの仕事があったため、翌日・日曜に変更。
さて、いろんなお話の中で、彼がかつてレコーディングしたニューヨーク・オールスターズのアルバムがCD化される、という話がでた。
「ニューヨーク・オールスターズの『オン・ザ・ムーヴ』が今度、ソニーからCD化されてでることになったんです。これは、『ニューヨーク・オールスターズ』という素晴らしいライヴ盤があるんですが、その元になったアルバムです。これがあって、ライヴ盤ができた。メンバーはトランペットがランディー・ブレッカー、テナー・サックスがマイケル・ブレッカー、アルト・サックスがデイヴィッド・サンボーン、ドラムスがスティーヴ・ガッド、ギターがスティーヴ・カーン、ベースがアンソニー・ジャクソンで、ピアノがリチャード・ティー、シンセが僕で、マイク・マイニエリというヴィブラホン奏者がはいってます」
「当時僕は日本でもアレンジの仕事、スタジオ・ミュージシャンとしての仕事をしてたけど、ニューヨークに行って驚いたのは、日本だと、たとえば、ものすごい難しいフレーズがあると、そこに来たミュージシャンたちから『こんなの(難しいフレーズ)吹けねえよ』『こんな(変な)のはできない』と言われることが多々あった。僕も若かったせいもあって、難しいのを書いたりしたこともあるんだけど。つまり先輩のミュージシャンが、(若い僕が)書いたメロディーにいちゃもんをつける。ひどいときには、そのフレーズを(勝手に)変えちゃったりするのね。そういうことがよくあった」
「ところが、この人たち(ニューヨークのミュージシャンたち)は、そういうことは一切言わない。それにものすごく驚いた。どんな有名なミュージシャンでも、このフレーズひどいからとか、難しいから吹けないとか言わず、黙々とやるんですよ。ああ、この人たちって、こんなにひどいフレーズでも、俺が吹けばこんなに素晴らしいフレーズになるんだ、というところに誇りを持っているんだって思ったのね。そういうミュージシャンって日本にいないのね。日本でそういうことになると、アレンジャーも『じゃあ、適当に書き換えてくれますか』って言っちゃうのね。で、(ミュージシャンが)自分が吹きやすいようにやるもんなの」
「で、逆に向こうで『適当に書き換えてくれますか』って言うと、『いいけど、100ドルよこせ』って言われるんだよね。ただでやらない。そこがまたすごいプロなんだよね。すべからず、プロ。演奏家っていうのは、与えられたフレーズをいかにうまく吹くかっていうのが仕事なんだよね。ちょっとでも変えてください、ていうと100ドル払えば変える、ということね。それは別のプロとしての仕事だ、という」
なるほど。ちなみにこのアルバムはご存知の方も多いだろうが、いわゆるフュージョン界の名盤の1枚である。
この話の前に、ル・フレールという若手ピアノ奏者がベーゼンドルファー(世界3大ピアノのひとつ)しか弾かないという話があり、いいピアノとそうでないピアノでは違うのか、という質問に答えた後の話だった。深町さんは、ピアノを選ばない。弘法筆を選ばずとはうまいことを言った。「こんなにひどいピアノでも、この人が弾くとなんて素晴らしいんだって言われるほうがいいでしょう(笑)」
■深町純・定例キーボード・パーティー3月は、今週土曜日3月29日、祐天寺FJズで午後8時から、60分程度が2セット。ミュージックチャージは、見て気に入った分を自由に払うシステム。
http://fjs.fukamachi-jun.com/map.html
■セットリスト
Setlist : Fukamachi Jun #86 @FJ’s, February 24, 2008
セットリスト 深町純 86回
1st set
show started 20:05
01. 2008年2月24日20時05分の作品(18:03)
02. 2008年2月24日20時35分の作品(09:55)
03. 2008年2月24日20時56分の作品(14:48)
show ended 21:11
2nd set
show started 21:33
01. 2008年2月24日お題拝借作品1(03:03)
02. 2008年2月24日お題拝借作品2 (02:53)
03. 2008年2月24日お題拝借作品3 (03:29)
04. 2008年2月24日22時12分の作品(08:22)
05. 2008年2月24日22時21分の作品(13:14)
show ended 22:37
■過去の音楽比率(ライヴ全体の中での音楽の割合を表します)(単位は%)
2007年01月 第一部 65.53 第二部 54.97
2007年02月 第一部 53.88 第二部 49.33
2007年04月 第一部 65.26 第二部 68.58
2007年05月 第一部 40.89 第二部 58.19 【恵比寿・アートカフェ最終回】
2007年06月 第一・二部(通し)64.78 (2時間50分)【祐天寺FJ’s1回目】
2007年07月 第一部 66.23 第二部 66.45
2007年08月 第一部 67.03 第二部 68.04
2007年09月 第一部 71.16 第二部 67.30
2007年10月20日 第一部 67.81 第二部 49.29 (通算82回)
2007年10月27日 第一部 96.00 第二部 74.65 (サントリー・ホール・ブルー・ローズ)
2007年11月24日 第一部 66.96 第二部 77.04 (通算83回)
2007年12月29日 第一部 60.67 第二部 58.38
2008年01月26日 第一部 71.90 第二部 59.06 (第85回)
2008年02月24日 第一部 64.80 第二部 48.43
(2008年2月24日日曜、祐天寺FJズ=深町純ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>Fukamachi, Jun
2008-25
プロ。
毎月の定例会、2月は深町さんに土曜日に九州でスリー・ディグリーズのライヴの仕事があったため、翌日・日曜に変更。
さて、いろんなお話の中で、彼がかつてレコーディングしたニューヨーク・オールスターズのアルバムがCD化される、という話がでた。
「ニューヨーク・オールスターズの『オン・ザ・ムーヴ』が今度、ソニーからCD化されてでることになったんです。これは、『ニューヨーク・オールスターズ』という素晴らしいライヴ盤があるんですが、その元になったアルバムです。これがあって、ライヴ盤ができた。メンバーはトランペットがランディー・ブレッカー、テナー・サックスがマイケル・ブレッカー、アルト・サックスがデイヴィッド・サンボーン、ドラムスがスティーヴ・ガッド、ギターがスティーヴ・カーン、ベースがアンソニー・ジャクソンで、ピアノがリチャード・ティー、シンセが僕で、マイク・マイニエリというヴィブラホン奏者がはいってます」
「当時僕は日本でもアレンジの仕事、スタジオ・ミュージシャンとしての仕事をしてたけど、ニューヨークに行って驚いたのは、日本だと、たとえば、ものすごい難しいフレーズがあると、そこに来たミュージシャンたちから『こんなの(難しいフレーズ)吹けねえよ』『こんな(変な)のはできない』と言われることが多々あった。僕も若かったせいもあって、難しいのを書いたりしたこともあるんだけど。つまり先輩のミュージシャンが、(若い僕が)書いたメロディーにいちゃもんをつける。ひどいときには、そのフレーズを(勝手に)変えちゃったりするのね。そういうことがよくあった」
「ところが、この人たち(ニューヨークのミュージシャンたち)は、そういうことは一切言わない。それにものすごく驚いた。どんな有名なミュージシャンでも、このフレーズひどいからとか、難しいから吹けないとか言わず、黙々とやるんですよ。ああ、この人たちって、こんなにひどいフレーズでも、俺が吹けばこんなに素晴らしいフレーズになるんだ、というところに誇りを持っているんだって思ったのね。そういうミュージシャンって日本にいないのね。日本でそういうことになると、アレンジャーも『じゃあ、適当に書き換えてくれますか』って言っちゃうのね。で、(ミュージシャンが)自分が吹きやすいようにやるもんなの」
「で、逆に向こうで『適当に書き換えてくれますか』って言うと、『いいけど、100ドルよこせ』って言われるんだよね。ただでやらない。そこがまたすごいプロなんだよね。すべからず、プロ。演奏家っていうのは、与えられたフレーズをいかにうまく吹くかっていうのが仕事なんだよね。ちょっとでも変えてください、ていうと100ドル払えば変える、ということね。それは別のプロとしての仕事だ、という」
なるほど。ちなみにこのアルバムはご存知の方も多いだろうが、いわゆるフュージョン界の名盤の1枚である。
この話の前に、ル・フレールという若手ピアノ奏者がベーゼンドルファー(世界3大ピアノのひとつ)しか弾かないという話があり、いいピアノとそうでないピアノでは違うのか、という質問に答えた後の話だった。深町さんは、ピアノを選ばない。弘法筆を選ばずとはうまいことを言った。「こんなにひどいピアノでも、この人が弾くとなんて素晴らしいんだって言われるほうがいいでしょう(笑)」
■深町純・定例キーボード・パーティー3月は、今週土曜日3月29日、祐天寺FJズで午後8時から、60分程度が2セット。ミュージックチャージは、見て気に入った分を自由に払うシステム。
http://fjs.fukamachi-jun.com/map.html
■セットリスト
Setlist : Fukamachi Jun #86 @FJ’s, February 24, 2008
セットリスト 深町純 86回
1st set
show started 20:05
01. 2008年2月24日20時05分の作品(18:03)
02. 2008年2月24日20時35分の作品(09:55)
03. 2008年2月24日20時56分の作品(14:48)
show ended 21:11
2nd set
show started 21:33
01. 2008年2月24日お題拝借作品1(03:03)
02. 2008年2月24日お題拝借作品2 (02:53)
03. 2008年2月24日お題拝借作品3 (03:29)
04. 2008年2月24日22時12分の作品(08:22)
05. 2008年2月24日22時21分の作品(13:14)
show ended 22:37
■過去の音楽比率(ライヴ全体の中での音楽の割合を表します)(単位は%)
2007年01月 第一部 65.53 第二部 54.97
2007年02月 第一部 53.88 第二部 49.33
2007年04月 第一部 65.26 第二部 68.58
2007年05月 第一部 40.89 第二部 58.19 【恵比寿・アートカフェ最終回】
2007年06月 第一・二部(通し)64.78 (2時間50分)【祐天寺FJ’s1回目】
2007年07月 第一部 66.23 第二部 66.45
2007年08月 第一部 67.03 第二部 68.04
2007年09月 第一部 71.16 第二部 67.30
2007年10月20日 第一部 67.81 第二部 49.29 (通算82回)
2007年10月27日 第一部 96.00 第二部 74.65 (サントリー・ホール・ブルー・ローズ)
2007年11月24日 第一部 66.96 第二部 77.04 (通算83回)
2007年12月29日 第一部 60.67 第二部 58.38
2008年01月26日 第一部 71.90 第二部 59.06 (第85回)
2008年02月24日 第一部 64.80 第二部 48.43
(2008年2月24日日曜、祐天寺FJズ=深町純ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>Fukamachi, Jun
2008-25
【アムロちゃん新曲オリコン1位】
60年代。
このところ、ずっとジャネットを彷彿させる現代R&Bサウンドで歌って踊ってきた安室奈美恵が、1960年代、1970年代、1980年代のソウルのヒットからモチーフを取り、今風にポップにリメイクしたシングルをリリース、これが音楽業界誌オリコン2008年3月31日付で1位になった。シングルのタイトルは、「60s70s80s〜New Look / Rock Steady / What A Feeling」。
すでにご存知の方も多いと思うが、60ズの元歌はスープリームスの「ベイビー・ラヴ」、70ズはアレサ・フランクリンの「ロック・ステディー」、そして、80ズはアイリーン・キャラの「フラッシュ・ダンスのテーマ〜ホワット・ア・フィーリング」だ。これらをサンプリングしつつ、日本語歌詞を載せた。シングルはこれら3曲のCDと各曲のプロモーション用ビデオを収録した2枚組み。なによりもポップでキャッチーなのがTクラ・プロデュースの60年代の「ニュー・ルック」。最近のアムロちゃんの作品がかなりリズム重視のコンテンポラリーなR&Bだったのに対し、昔ながらのわかりやすいソウルになっていて、大ヒットに結びついている。
これらの曲を初めて聴いたのが、2月2日、彼女の国際フォーラムでのライヴだった。アムロちゃんのライヴを見たのも2004年のMTVミュージック・アワード以来。ショウの中盤でビデオを見せて、これら3曲をやった。第一印象は「あれ、これサンプリング、それともカヴァー?」というもの。なじみのあるメロディーに、ポップな振り付けがついてかなり印象に残り、ひょっとすると大ヒットするかもと思った。
ライヴ全体の印象は、一言で言えばダンサーズ・ショウという感じ。まあ、とにかく激しく、そしてセクシーに踊り、徹底的に見せて楽しませる。ダンスに熱中する子たちが、安室奈美恵を目指すというのもわかる。一番おもしろかったのが、3曲目まで一気に踊って、一息つくところでのMC。「こんにちは、あむろで〜す。(拍手と歓声があり、間があって) 別に話すこともないんですけど〜〜。(会場が爆笑) みんなで一緒に楽しみましょう」 で、もう次の曲へ。このあと、ほぼ2時間、アンコールのところでちょっとしゃべったくらいで、ほとんどMCなしの歌と踊りだけで勝負。ここまでトークがない国内アーティストのライヴは見たことがない。いや、これはいい。アメリカのアーティストみたい。(笑)
ショウの感想は、別に書くこともないんですけど、アムロちゃん、めちゃくちゃかわいかったです。
■ 最新作
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B0012GXBC0/soulsearchiho-22/ref=nosim/
■セットリスト 安室奈美恵
Setlist : Amuro Namie @ Kokusai Forum A, February 2,2008
Show started 18:05
01. Hide & Seek
02. Full Moon
03. It’s All About You
04. Butterfly
05. Darling
06. Come
07. Luvotomy
08. Should I Love Him
09. Girl Talk
10. Funky Town
11. Hello
12. New Look (new)
13. Rock Steady (new)
14. What A Feeling (new)
15. 人魚
16. Baby Don’t Cry
17. Step With It
18. Chase The Chance
Video Golden Eggs
19. Can’t Sleep, Can’t Eat, I’m Sick
20. Want Me, Want Me
21. Violet Sauce
22. Top Secret
Enc.1. Pink Key
Enc.2. Can You Celebrate?
Enc.3. Say The World BH. Mix
Show ended 20:05
(2008年2月2日土曜、東京・国際フォーラムA=安室奈美恵ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>Amuro, Namie
2008-14
60年代。
このところ、ずっとジャネットを彷彿させる現代R&Bサウンドで歌って踊ってきた安室奈美恵が、1960年代、1970年代、1980年代のソウルのヒットからモチーフを取り、今風にポップにリメイクしたシングルをリリース、これが音楽業界誌オリコン2008年3月31日付で1位になった。シングルのタイトルは、「60s70s80s〜New Look / Rock Steady / What A Feeling」。
すでにご存知の方も多いと思うが、60ズの元歌はスープリームスの「ベイビー・ラヴ」、70ズはアレサ・フランクリンの「ロック・ステディー」、そして、80ズはアイリーン・キャラの「フラッシュ・ダンスのテーマ〜ホワット・ア・フィーリング」だ。これらをサンプリングしつつ、日本語歌詞を載せた。シングルはこれら3曲のCDと各曲のプロモーション用ビデオを収録した2枚組み。なによりもポップでキャッチーなのがTクラ・プロデュースの60年代の「ニュー・ルック」。最近のアムロちゃんの作品がかなりリズム重視のコンテンポラリーなR&Bだったのに対し、昔ながらのわかりやすいソウルになっていて、大ヒットに結びついている。
これらの曲を初めて聴いたのが、2月2日、彼女の国際フォーラムでのライヴだった。アムロちゃんのライヴを見たのも2004年のMTVミュージック・アワード以来。ショウの中盤でビデオを見せて、これら3曲をやった。第一印象は「あれ、これサンプリング、それともカヴァー?」というもの。なじみのあるメロディーに、ポップな振り付けがついてかなり印象に残り、ひょっとすると大ヒットするかもと思った。
ライヴ全体の印象は、一言で言えばダンサーズ・ショウという感じ。まあ、とにかく激しく、そしてセクシーに踊り、徹底的に見せて楽しませる。ダンスに熱中する子たちが、安室奈美恵を目指すというのもわかる。一番おもしろかったのが、3曲目まで一気に踊って、一息つくところでのMC。「こんにちは、あむろで〜す。(拍手と歓声があり、間があって) 別に話すこともないんですけど〜〜。(会場が爆笑) みんなで一緒に楽しみましょう」 で、もう次の曲へ。このあと、ほぼ2時間、アンコールのところでちょっとしゃべったくらいで、ほとんどMCなしの歌と踊りだけで勝負。ここまでトークがない国内アーティストのライヴは見たことがない。いや、これはいい。アメリカのアーティストみたい。(笑)
ショウの感想は、別に書くこともないんですけど、アムロちゃん、めちゃくちゃかわいかったです。
■ 最新作
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B0012GXBC0/soulsearchiho-22/ref=nosim/
■セットリスト 安室奈美恵
Setlist : Amuro Namie @ Kokusai Forum A, February 2,2008
Show started 18:05
01. Hide & Seek
02. Full Moon
03. It’s All About You
04. Butterfly
05. Darling
06. Come
07. Luvotomy
08. Should I Love Him
09. Girl Talk
10. Funky Town
11. Hello
12. New Look (new)
13. Rock Steady (new)
14. What A Feeling (new)
15. 人魚
16. Baby Don’t Cry
17. Step With It
18. Chase The Chance
Video Golden Eggs
19. Can’t Sleep, Can’t Eat, I’m Sick
20. Want Me, Want Me
21. Violet Sauce
22. Top Secret
Enc.1. Pink Key
Enc.2. Can You Celebrate?
Enc.3. Say The World BH. Mix
Show ended 20:05
(2008年2月2日土曜、東京・国際フォーラムA=安室奈美恵ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>Amuro, Namie
2008-14