☆マイケル・ジャクソン元・専属医に有罪の評決

【Michael Jackson’s Doctor Conrad Murray Convicted】

評決。

2009年6月に死去したマイケル・ジャクソンの元専属医コンラッド・マレー(58) が殺人などの罪に問われていた裁判で、2011年11月7日(月)、12人の陪審員は全員一致で有罪の評決を下した。これを元に、11月29日に量刑(有罪か無罪か、有罪の場合懲役年月、執行猶予など)が言い渡される。最大で4年の懲役になる可能性がある。また執行猶予の可能性もある。

6週間のおよぶ公判後、陪審員は9時間審議しこの結論に達した。罪は、involuntary manslaughter日本語の専門用語では「非故意故殺」、日本では一般的には「過失致死」にちかい。陪審員は男性7人、女性5人。12人のうち5人がラテン系で、ほかに1人スペイン生まれの人物がいるという。

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すでに多くの報道がされているので、詳しくはそうした報道をごらんください。下記にいくつかリンクをつけた。

■陪審員有罪評決・関連記事 すぐにリンクが切れる可能性がありますので、お早めにごらんください)

マイケル・ジャクソンさん元専属医に有罪評決、遺族からも喜びのコメント
2011年11月8日 19時17分
http://www.cinematoday.jp/page/N0036815

故マイケル・ジャクソンさんの専属医師に有罪評決〔AFP=時事〕(2011/11/08-11:30)
http://www.jiji.com/jc/a?g=afp_cul&k=20111108027875a

http://jen.jiji.com/jc/eng_afp?k=20111108027875a

マイケルさん急死、元専属医に有罪評決(2011年11月8日11時22分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/entertainment/news/20111108-OYT1T00147.htm?from=main8

有罪評決のマイケル元専属医、刑務所過密で数カ月後釈放も
2011年 11月 8日 17:36 JST
http://jp.reuters.com/article/entertainmentNews/idJPJAPAN-24046220111108

マイケルさん元専属医に過失致死で有罪評決 ファンらが歓声
2011.11.08 Tue posted at: 09:25 JST
http://www.cnn.co.jp/showbiz/30004505.html

M・ジャクソン元専属医に有罪評決、兄「正義果たされた」
2011年 11月 8日 09:37 JST
http://jp.reuters.com/article/entertainmentNews/idJPJAPAN-24031920111108

2011-11-08
マイケル元専属医に有罪評決 遺族がコメントを発表
http://www.mtvjapan.com/news/celebrity/19878

Doctor Is Guilty in Michael Jackson’s Death
By JENNIFER MEDINA
Published: November 7, 2011
http://www.nytimes.com/2011/11/08/us/doctor-found-guilty-in-michael-jacksons-death.html?_r=1

Michael Jackson’s doctor guilty of manslaughter
By Alex Dobuzinskis
LOS ANGELES | Mon Nov 7, 2011 10:50pm EST
http://www.reuters.com/article/2011/11/08/us-michaeljackson-idUSTRE79I6AG20111108

Michael Jackson’s doctor convicted of involuntary manslaughter
Nov. 8, 2011
http://www.freep.com/article/20111108/NEWS07/111080398/Michael-Jackson-s-doctor-convicted-involuntary-manslaughter

MICHAEL JACKSON>Murray Trial
●吉川茂昭さん(元エピック・ソニー、マイケル・ジャクソン担当)を偲ぶ会

【A Tribute To Mr. Yoshikawa Shigeaki】

偲ぶ。

しばらく前に、元CBSソニーの野中さんのブログで死去を知った吉川茂昭さんを偲ぶ会が、2011年11月6日(日曜)青山のイヴェントスペース、モーダポリティカで行われた。

吉川さんは、2011年8月末に釣りに行ったところで事故死したという。詳しい状況はよくわからないそうだ。60歳だった。

吉川さんは、1951年(昭和26年)4月23日生まれ。CBSソニー、エピック・ソニー、ソニー・コンピューターを経て、VR1、プラスなどの会社を渡り歩いた。エピック時代には、マイケル・ジャクソンの『オフ・ザ・ウォール』『スリラー』、ジャクソンズの『ヴィクトリー』などのほかに、ノーランズ、ジョージ・デューク、ルーサー・ヴァンドロスなどを担当。その後、ソネットではポストペットを世に送り出す力となった。

僕と吉川さんは、1979年に『オフ・ザ・ウォール』のときに知り合った。あのときは、一度夏に出た『オフ・ザ・ウォール』を半年か一年後かに、再度プロモーションするという異例の宣伝を行い、結局、ディスコだけでなく、洋楽シーンでヒット。さらにその流れでジャクソンズの『トライアンフ』へつなげ、『スリラー』の下地を作った。

僕が1983年8月5日にマイケル・ジャクソンのエンシノの自宅に行けたのも、吉川さんのおかげだ。吉川さんに、ジャクソンズのインタヴューをしたいと申し出たら、快くアレンジしてくれた。結局、ジャッキー・ジャクソンとのインタヴューが取れることになり、行ってみたら、そこがマイケルの自宅だったという話は何度もした。これには僕自身がものすごく驚いたが、帰国して写真を持って吉川さんのところに報告に行くと、彼も事の外驚き、大喜びしてくれた。すでにマイケルがメディアとインタヴューをしなくなっていた時期だけに、貴重な接点となり、あちこちの雑誌や媒体を紹介してくれ、その話をたくさん書いた。

それらが結局『ヴィクトリー』の下地になり、僕は詳細な『ヴィクトリー』のアルバム・ライナーを書き、それを後に西寺郷太くんが読んで、マイケル道に走ることになるのだから、世の中すべてつながっている。

そして、1984年7月の『ヴィクトリー・ツアー』もカンサスで見せていただいた。そのライヴがあまりに衝撃的だったので、同年12月にロスアンジェルスでもう一度見ることにして、そのとき、高校からの同級生で盟友、大のソウル好きハセヤン(長谷川康之トレイン社長)を誘った。これはきっと彼も感激するだろうと思ったからだ。そうしたら感激どこから、彼はいまだに自分が何百本と見たライヴの中で生涯最高のライヴが、『ヴィクトリー・ツアー』のライヴだと、言ってくれている。

吉川さんからは、ルーサー・ヴァンドロスのライナーノーツも頼まれ、『ヴィクトリー』級の詳細なライナーを書いた。これは後に松尾潔さんが、ぼろぼろになるまで何度も読んだそうで、彼はルーサー好きが転じて、自身の制作会社の名前に「ネヴァー・トゥ・マッチ・プロダクション」と名付けている。まあ、そういう意味でいけば、これも間接的には吉川さんのおかげだ。

レコード業界を離れてからは、さすがに接点がなくなったが、その後どこかでばったり会ったり、風の噂で「ポストペット」をやって大成功した、と聞いた。また、たまたま僕の友人が勤めていた会社に吉川さんが入り、その友人から突然電話が来て、「ちょっとおもしろい人物に代わるから」と電話が渡され、出てきたのが吉川さんで、びっくりしたこともあった。

最後に話をしたのは、マイケル死去のニュースが流れた2009年6月26日のこと。吉川さんから電話がかかってきて、しばし、マイケル話をした。

この偲ぶ会にはあまりレコード音楽関係の人はいなくて、エピック・ソニー時代の方々が数名いらしていただけ。ただ、その人たちには久々にお会いできてよかった。各業界のみなさんのあいさつの中で、「彼は朝会社に来ない。相当自由にやりたい放題やっている。でも、売り上げがあがるから、みんな文句を言えない」といったことが異口同音に語られ、どこでも相当自由にやられていたんだなと思った。

音楽業界には破天荒な名物ディレクターが1970年代には多くいたものだが、吉川さんはそんな最後のディレクターだったのではないか、と当時の上司だった野中さんはおっしゃっていた。野中さんは、「(上司だから)勤務評定っていうのをするんだけど、日常の勤務態度というところは最低なんだけど、その他の売り上げとか、いろんな項目でみんないいから、結局トータルでいいってことになるんだよね。会社としては、貴重な存在だった」と苦笑していた。

僕も知り合った当初、黒のタキシードにネクタイという『オフ・ザ・ウォール』のマイケル姿でプロモーションしていて、度肝を抜かれたことを思い出す。なにより、アイデアマンで、行動力があったから、あそこまでの実績を残したのだろう。そういえば、シャーデーを最初に担当し、全米でブレイクする前に、来日させインクスティックかどこかでショーケースっぽいライヴをやったのも吉川さんだった。それと、ノーランズ、キャンディー・ポップ、ワムも。洋楽ディレクターとしては大変な実績だ。

偲ぶ会の最後に、吉川さんが月刊「ポストペット」に1998年6月から2001年2月まで掲載した自身のキャリアを振り返る「私の楽歴書」という連載記事が小冊子にまとめられ、参加者におみやげとして配られた。これがなかなかおもしろい読み物だ。最近ウェッブにアップされたので、誰でも読める。エピック・ソニー時代の話が、いろいろと知っているだけにとてもおもしろい。

http://gakurekisho.blogspot.com/2011/11/1.html

マイケルのくだり、ジョージ・デューク、スタンリー・クラーク、シャーデーとの話など洋楽ファンとしてはたまらない。彼がビル・ウィザースに面会していたとは知らなかった。

ご冥福をお祈りしたい。

OBITUARY>Yoshikawa, Shigeaki (April 23, 1951 – August, 2011, 60 year old)



◎ケイリブ・ジェームスのロック・バンド、フェイト・ライヴ

【Kaleb James’s Phate Live Report】

多彩。

われらがソウル・サーチャーズのケイリブ・ジェームスは実に多彩な男だ。「ソウル・サーチン」のホストバンド、ソウル・サーチャーズを率いるときは、実にそのアーティストを研究し、さまざまなアレンジで独特のアプローチを見せる。それはソウルであれ、ジャズであれ、フュージョンであれ、R&Bであれ、同じだ。日本人シンガーのバックをやるときは、そのアーティストの楽曲を研究する。

彼の自身のバンドでのリハーサルは、ノンストップ。ほとんど歌詞は覚えていて、曲の構成、進行、アレンジなども覚えている。その場でちょっとしたアイデアを思いつき、変更をしても、バンドメンバーはそれについていくために、メモをするが、ケイリブはほとんどメモをしない。抜群の記憶力があるのか、天才なのかもしれない。

そんな彼がロックをやるバンドがフェイト。その久々のライヴ。これもケイリブとギターのディッキーが中心となったユニットだが、彼らのもうひとつのグループ、ニューヨーク・ミニットはファンク、ソウル、R&Bばかりをやるユニットで、このフェイトはロックをやるバンドと色分けがされている。

セットリストの曲名の後ろにオリジナル・アーティストの名前をいれたが、これらのロック・グループの名前を見ると、このフェイトが目指すところがおぼろげにわかるだろう。

僕が気に入ったのは、クラプトンの「リヴァー・オブ・ティアーズ」で、これはアル・グリーンの「ゴッド・ブレス・アワ・ラヴ」的な南部ソウルの味わいがあるバラードだった。おそらく、クラプトンが南部ソウルをやろうと思ってやった曲なのだろう。同じくクラプトン曲で、サユリーを迎えて歌った「ワンダフル・トゥナイト」も印象に残った。ニルヴァーナは大胆なアレンジだ。

ちょうど、ケイリブに関する記事が載ったのでご紹介。

Musician Kaleb James makes it happen
By Chris Betros
Japan Today Web Site:
ARTS & CULTURE NOV. 04, 2011 - 11:36PM JST
http://www.japantoday.com/category/arts-culture/view/musician-kaleb-james-makes-it-happen

カマサミ・コングさん主催の『メットポッド』の映画コメンテイターとしておなじみのクリス・ビートロスさんがインタヴューして記事にまとめたもの。

ケイリブ・ジェームスのホームページ
http://www.kalebjames.com/
(ほとんど更新されないので、最新情報はあまりない(苦笑))

ケイリブは、2011年12月13日(火曜)、14日(水曜)に行われる「マイケル・ジャクソン・トリビュート・ライヴ」の日本人シンガーのバンドの音楽ディレクターを担当する。

フェイトはこの10月からベース奏者に、元アトランティック・スターのクリフ・アーチャーが正式加入した。

■ケイリブの今後のライヴ

2012年1月6日(木)、中目黒・楽屋(らくや)、アコースティック・ライヴ

2012年2月3日(金)、目黒・ブルース・アレイ、バンドでのライヴ
Kaleb’s W.T.F. Bunch
(Key/Vo)Kaleb James (G)マサ小浜 (B)日野JINO賢二 (Ds)Jay Stixx (Sax)Andy Wulf and more

■フェイト・ウェッブ
http://www.phate.jp/

■関連過去記事 (フェイト関連のみ)(ケイリブはほかに「ソウル・サーチン」のハウスバンド、ソウル・サーチャーズの音楽ディレクター、ニューヨーク・ミニット、そのた多くのセッションに参加。

June 22, 2006
Phate Live At Thumbs Up: Love Them or Like Them?
http://blog.soulsearchin.com/archives/001090.html

July 23, 2005
Phate: New Acts of R&A, Stands For Rhythm & Alternative
http://www.soulsearchin.com//soul-diary/archive/200507/2005_07_23.html

September 17, 2005
Kaleb James’s Own Group Phate
http://www.soulsearchin.com//soul-diary/archive/200509/2005_09_17.html

2008年11月04日(火)
ケイリブ・ジェームス&フレンズ・ライヴ・アット・マルターノ
http://ameblo.jp/soulsearchin/day-20081104.html
このとき、サユリーはケイリブとボニー・レイットの「ユー」を一緒に歌い、ほかにオリジナル曲を披露していた。

■フェイト・メンバー

ケイリブ・ジェームス(キーボード、ヴォーカル) Kaleb James
ディッキー・フクダ(ギター)Dicky Fukuda
クリフ・アーチャー(ベース) Cliff Archer
アーミン・武士・リンツビヒラ (ドラムス)  Armin T. Linzbichler

シンイチ・クサマ 草間信一(キーボード)Kusama Shinichi (サポートメンバー)

ゲスト・サユリー Sayulee

==セットリスト
Setlist : Phate, November 2, 2011 at Crocodile, Shibuya

Show started 20:39
01.Grey Street (Dave Matthews Band)
02.Drive (Incubus)
03.Smells Like Teen Spirit (Nirvana)
04.River Of Tears (Eric Clapton)
05.Iris (Goo Goo Dolls)
06.Wonderful Tonight (Eric Clapton) (+Sayulee)
07.The Game Of Love (Santana) (+Sayulee)
08.Something’s Missing (John Mayer)
09.Sometimes (Phate original)
10.Shake Me Like A Monkey (Dave Matthews Band)
Enc. Sunday Morning (Maroon 5)
Show ended 22:01

(2011年11月3日木曜、渋谷クロコダイル、サユリー・ライヴ、フェイト・ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>Sayulee
ENT>MUSIC>LIVE>Phate



◎フェイト、サユリー・ライヴ

【Kaleb James’s Phate & Sayulee Live】

多彩。

われらがソウル・サーチャーズのケイリブ・ジェームスは実に多彩な男だ。「ソウル・サーチン」のホストバンド、ソウル・サーチャーズを率いるときは、実にそのアーティストを研究し、さまざまなアレンジで独特のアプローチを見せる。それはソウルであれ、ジャズであれ、フュージョンであれ、R&Bであれ、同じだ。日本人シンガーのバックをやるときは、そのアーティストの楽曲を研究する。

彼の自身のバンドでのリハーサルは、ノンストップ。ほとんど歌詞は覚えていて、曲の構成、進行、アレンジなども覚えている。その場でちょっとしたアイデアを思いつき、変更をしても、バンドメンバーはそれについていくために、メモをするが、ケイリブはほとんどメモをしない。抜群の記憶力があるのか、天才なのかもしれない。

そんな彼がロックをやるバンドがフェイト。その久々のライヴ。これもケイリブとギターのディッキーが中心となったユニットだが、彼らのもうひとつのグループ、ニューヨーク・ミニットはファンク、ソウル、R&Bばかりをやるユニットで、このフェイトはロックをやるバンドと色分けがされている。

セットリストの曲名の後ろにオリジナル・アーティストの名前をいれたが、これらのロック・グループの名前を見ると、このフェイトが目指すところがおぼろげにわかるだろう。

僕が気に入ったのは、クラプトンの「リヴァー・オブ・ティアーズ」で、これはアル・グリーンの「ゴッド・ブレス・アワ・ラヴ」的な南部ソウルの味わいがあるバラードだった。おそらく、クラプトンが南部ソウルをやろうと思ってやった曲なのだろう。同じくクラプトン曲で、サユリーを迎えて歌った「ワンダフル・トゥナイト」も印象に残った。ニルヴァーナは大胆なアレンジだ。

ちょうど、ケイリブに関する記事が載ったのでご紹介。
Musician Kaleb James makes it happen
By Chris Betros
Japan Today Web Site:
ARTS & CULTURE NOV. 04, 2011 - 11:36PM JST
http://www.japantoday.com/category/arts-culture/view/musician-kaleb-james-makes-it-happen

カマサミ・コングさん主催の『メットポッド』の映画コメンテイターとしておなじみのクリス・ビートロスさんがインタヴューして記事にまとめたもの。

ケイリブ・ジェームスのホームページ
http://www.kalebjames.com/
(ほとんど更新されないので、最新情報はあまりない(苦笑))

■フェイト(Phate)オフィシャルウェッブ
http://www.phate.jp/index_e.html歌詞および訳詞も。

■関連過去記事

June 22, 2006
Phate Live At Thumbs Up: Love Them or Like Them?
http://blog.soulsearchin.com/archives/001090.html

July 23, 2005
Phate: New Acts of R&A, Stands For Rhythm & Alternative
http://www.soulsearchin.com//soul-diary/archive/200507/2005_07_23.html

September 17, 2005
Kaleb James’s Own Group Phate
http://www.soulsearchin.com//soul-diary/archive/200509/2005_09_17.html

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◎サユリー、渋谷の老舗ライヴハウス「クロコダイル」でケイリブのオープニングを飾る

継続。

2011年11月2日、渋谷のクロコダイルで、ケイリブ・ジェームスのロック・バンド、フェイトのライヴがあったが、急遽、その前座にサユリーが参加することになった。フェイトを見ることになっていたので、ラッキーにもサユリーのライヴを見ることができた。

オープニングのサユリーは、ソウル・サーチンでも歌ってくれたが、元々一人か二人でライヴができるシンガー、ソングライター。2008年11月にケイリブがマルターノでライヴをやったときに紹介された。それから早くも丸3年。

全曲、ネイティヴ英語に日本語をまぜたオリジナルを聞かせるが、曲もしっかりしており、なによりパフォーマンスが堂々としてきた感があり、以前よりもぐっと安定してきた。フォーク・ロック系でソウル系ではないが、日本のローラ・ニーロやジョニ・ミッチェル、キャロル・キング、ダイアン・バーチ路線をいける感じがする。ノラ・ジョーンズとはちょっと違う感じ。ダイアン・バーチかな。

彼女の声は、意外と太くしっかりしている。ずっと歌い続けてきて、声が強くなったのだろうか。最近では、いろいろなシンガーのバックコーラスもやっていて、日本に来て3年半ですっかり日本の音楽業界になじんでいるようだ。

サユリーは、今、2011年7月の末から、毎日ユーチューブに何かを歌ってアップするのを365日続けようということにチャレンジしている。11月4日にちょうど100日になった。ギター片手、あるいはキーボード弾き語りでオリジナルやカヴァーを歌って、編集し、ユーチューブにアップしている。この連続してやるところ、毎日こつこつやって継続しているところがすごい。すべて自分で歌と演奏やって、編集までやり、アップするんだから、これはすごいわ。このチャレンジはマルターノの大西さんのフェースブックで知って、さっそく見てみたが、大西さんも、「ビデオ、毎日はほんと大変ですよ。100日も続けてるというのはやはりすごい」と高く評価していた。ちなみにこの「ソウル・サーチン」ブログも、2002年10月6日から、エントリーの長短はあれ一日も欠かしていないので、よく続いてるとは思うが、文字とビデオだと時間のかかり方が相当違う。(笑) 継続は力なり。

ちなみに、このライヴ・ハウス、クロコダイルのステージ・バックの壁に描かれている絵に「21st Century」と描かれているのだが、これは映画会社「20th Century」をもじったもの。前から、21世紀だっただろうか、ひょっとして2001年に書き直したのかとふと疑問に思い、オーナーに尋ねたら、「ここは1976年にオープンしたんですが、そのときから、21世紀って描いてありました。あのときは、(店が)そんなに続くとは思ってなかったんですよ(笑)」と教えてくれた。76年開店、ということは今年で35年だ。ライヴ・ハウス一筋で35年。継続は力なり。

このクロコダイルは地下一階にあるが、階段を下りると煙草の煙がしみついたような独特のにおいがする。それこそ、35年間分のミュージシャンたちの地と汗と涙と煙草の煙が凝縮されている。

(ケイリブのフェイトのライヴ評は明日)

■サユリー、ブログ
http://ameblo.jp/sayulee/

■サユリー・ユーチューブ、100日目(サユリー・チャンネル)
http://www.youtube.com/user/SayuleeMusic
100日目
http://www.youtube.com/watch?v=r9ZSvFcpFfY

■過去記事、サユリー初登場のときのケイリブとのギグ

2008年11月04日(火)
ケイリブ・ジェームス&フレンズ・ライヴ・アット・マルターノ
http://ameblo.jp/soulsearchin/day-20081104.html
このとき、サユリーはケイリブとボニー・レイットの「ユー」を一緒に歌い、ほかにオリジナル曲を披露していた。

■サユリー・メンバー

サユリー(ヴォーカル、ギター)
ユウシ・オオツカ(カホーン)

■セットリスト サユリー、クロコダイル渋谷
Setlist: Sayulee, November 2, 2011/11/05

show started 19:31
01.Shine
02.Kiss Me
03.Crazy In Love (Beyonce)
04.おかえり
05.Love Me Like This
06.Slowly
Show ended 20:06

(2011年11月2日水曜、渋谷クロコダイル、サユリー・ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>Sayulee
2011-

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■フェイト・メンバー

ケイリブ・ジェームス(キーボード、ヴォーカル) Kaleb James
ディッキー・フクダ(ギター)Dicky Fukuda
クリフ・アーチャー(ベース) Cliff Archer
シンイチ・クサマ 草間信一(キーボード)Kusama Shinichi
アーミン・武士・リンツビヒラ (ドラムス)  Armin T. Linzbichler

ゲスト・サユリー Sayulee

==セットリスト
Setlist : Phate, November 2, 2011 at Crocodile, Shibuya

Show started 20:39
01.Grey Street (Dave Matthews Band)
02.Drive (Incubus)
03.Smells Like Teen Spirit (Nirvana)
04.River Of Tears (Eric Clapton)
05.Iris (Goo Goo Dolls)
06.Wonderful Tonight (Eric Clapton) (+Sayulee)
07.The Game Of Love (Santana) (+Sayulee)
08.Something’s Missing (John Mayer)
09.Sometimes (Phate original)
10.Shake Me Like A Monkey (Dave Matthews Band)
Enc. Sunday Morning (Maroon 5)
Show ended 22:01

(2011年11月3日木曜、渋谷クロコダイル、サユリー・ライヴ、フェイト・ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>Sayulee
ENT>MUSIC>LIVE>Phate


■ハル・ジャクソン(WBLSの伝説のDJ)96歳の誕生日

【Legendary DJ, Hal Jackson Turns 96】

伝説。

ニューヨークの人気ブラック・ステーション、WBLS(107.5mhz)のDJハル・ジャクソンが2011年11月3日で、96歳になった。ハル・ジャクソンは長くラジオ業界で活躍、現在でもWBLSの日曜の人気番組「サンデイ・クラシック」のDJの一人としてオンエアを続けている。「サンデイ・クラシック」は、ソウル、R&B、若干のジャズ/フュージョンをまぜた過去のヒット曲をかける番組。日曜の午後だけに、あまりうるさい曲はかからず、静か目の作品が中心。ただ、夜の時間帯の「クワイエット・ストーム」ほど、バラード中心ではない。ここで、メインDJのデビー・ディーとクレイ・ベリーの合間に、ときどき声を出す。デビー・ディーは、ハルの23年におよぶ妻。

彼はラジオ業界のさまざまな賞などを獲得しているが、ハルに対して表彰などを贈った大統領は、ハリー・トルーマンから、アイゼンハワー、ジョン・F・ケネディーなどがいる。まさにその歴史の長さを感じさせる。

また、1995年に、黒人(有色人種)として初めて、National Association of Broadcasters Hall of Fame を受賞した。同年、ラジオ・ホール・オブ・フェーム(ラジオ殿堂)入りを果たしている。

さらに、マーティン・ルーサー・キングの誕生日を国の休日にしようという運動を始めたのもハル・ジャクソンで、これに呼応し、スティーヴィー・ワンダーが「ハッピー・バースデイ」を作り、その運動をサポートした。当初、ハル・ジャクソンの呼びかけで600万人以上の署名が集まったという。

ハル・ジャクソンは1915年(大正4年)11月3日サウス・キャロライナ州チャールストン生まれ。十代の頃は同地で靴磨きをしていた。ワシントンDCのハワード大学に進学。その後初の黒人スポーツ・ラジオ・アナウンサーになり、当時はまだメジャーではなかった黒人の「ニグロ・リーグ野球」の実況中継をしていた。1939年からワシントンDCのWINXでインタヴュー番組を開始。この年をラジオ業界デビューの年としているようだ。1954年(38~39歳)にニューヨークに移住。1971年、当時のWLIB局を買収、これがのちにWBLSとなり、このメインDJとなった。72年間にわたって活躍を続けている。若い時期には、ニューヨークの別の3局で毎日違う時間帯に帯番組を持つほどの売れっ子だった。まさに、伝説のDJである。

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エアチェック。

ハル・ジャクソンといえば、WBLSの「サンデイ・クラシック」。かつて、ニューヨークに住む友人が何本ものカセット、CDRを送ってくれ、本当によく聞いていた。このプログラムが本当によくてねえ。お気に入りだった。最近は、もうリアル・タイムでインターネットで聴けるので、CDを送ってもらう必要もない。今は、日曜午後3時から6時までの3時間の生放送。ただ時差の関係で、ニューヨーク日曜午後3時は、日本時間月曜朝5時だ。さすがになかなか聴けない。ちなみに、この「サンデイ・クラシック」は以前は朝8時から夕方4時まで8時間の生放送だった。夏時間であれば、日本でも夜9時から、これが聴けた。

かなり年なのだろうとは思っていたが、まさか、今年で96歳とは思わなかった。すごい。たまたまフェイスブックでニューヨークの友人、ケヴィンがハルに誕生日メッセージを送っていたので、知った。ハルのキャリアの歴史で、一時期、毎日3局で3本の生放送というのは、みのもんたもびっくりである。

でも、96歳で23年以上の妻って書いたが、じゃあ、73歳くらいで結婚したのか? いや、これもあらためてびっくりである。

少なくとも100歳まではがんばって欲しい。

RADIO DJ>Jackson, Hal





◎マイケル・ジャクソン・トリビュート・ダンス・オーディション~武道館に宿るマイケルのレガシー

【Michael Jackson Dance Audition】

熱気。

マイケル・ジャクソンが遺したもの。マイケルのレガシーがこの日、この武道館にあった。

2011年12月13日、14日、国立代々木体育館で行われる『マイケル・ジャクソン・トリビュート・イヴェント』のステージでマイケル楽曲を踊るダンサーたちの公開オーディションの東京の部が11月2日(水)、東京・武道館で行われた。

ケント・モリがオーディションをしてダンサーを選び、リハーサルをつけ、本番のステージで踊ることになる。

普段、武道館はコンサートでしか来たことがない。アリーナの床が普通の木のフローリングでとても斬新だった。そして、360度座席が見えて、全体照明も明るい。しかし、天井中央から吊るされている日の丸はいつもと変わらない。ふだんは暗くなっているのと、アリーナの床はビニール・シートなどが敷かれているので、相当イメージが違う。

この日は、キッズの部と大人の部で分けられ、総勢700名近くが来場。16時からは、一般公開され、広い武道館のアリーナ部分で何百人が同時に踊ったりした。3次審査まで行い、最後にファイナルとセミ・ファイナルが選ばれた。

オーディションというのは、皆が競いあう場所ではあるが、そこに来る人々は全員がみな大きな目的を持っていて、そのエネルギーの集合体というものは、やはりすごいものがあった。

ケント・モリは、最後のあいさつで、「実は僕はオーディションというのが嫌いなんですが、どうしても選ばなければならないので選びます。オーディションというのは、誰にでも公平にチャンスが与えられるものです。でも、入らなかったからといっても、全然気にしないで、またチャンスがあるから、またやってください」といった趣旨を述べた。

それにしても、日本で行われるオーディションでこれだけの「熱」が感じられるのだから、マイケル本人と踊る『ディス・イズ・イット』ツアーのオーディションの「熱」は、もっとすごかったのだろうと感じた。

そして、誰もがひとつのことに向かってイメージを共有し、突き進んでいく姿というのは、洋の東西を問わず、これは感動できるものだ。そして、これだけの数の人が同時に同じダンスをするという絵は圧巻だ。

この日は東京だったが、大阪でも11月6日(日)約400人をあつめてオーディションが行われる。

キッズでは、ファイナルに約30人弱、セミ・ファイナルに40人弱が選ばれ、大人部門では4人がファイナル、数人がセミ・ファイナルとして選ばれた。大阪でも何人かが選ばれ、そのメンバーから最終的にステージに上がるダンサーが決まる。

ちょっと不思議だったのは、大人のファイナルが選ばれた瞬間、選ばれたダンサーは手を上げるなり、喜びの歓声をあげるのかなと思ったら、誰もそうしなかった。アメリカだったら、そこで狂喜乱舞で大喜びするのだが。ひょっとして、ケント・モリの番号の呼び出しが聴こえなかったのか、早口だったせいで、歓声をあげるヒマがなかったのか。選抜された番号の読み上げはもう少しゆっくり、はっきり発音するといいと思う。ちょっと早口で、次々と番号が呼ばれてしまったので、その数字を追うので大変だった。

キッズの発表で、番号が次々呼ばれると、僕の後ろの方で、おかあさんたちが、「やった、やった」と歓喜の声をあげていたのが印象的だった。

これらのファイナリストから11月7日(月)以降に、最終合格者が決まり、合格者に連絡が行く。

マイケル死して2年余。まちがいなく、マイケルがいたからこそ、こんな大規模なオーディションが行われる。これは、まさにマイケルのレガシー(遺産)だ。

■関連記事

2011年10月30日(日)
マイケル・ジャクソン・トリビュート・ライヴ、追加出演日本人アーティスト第一弾発表~
http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-11062495012.html

2011年10月11日(火)
マイケル・ジャクソン・トリビュート・イヴェント記者会見
http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-11043624106.html

2011年09月27日(火)
マイケル・ジャクソン・トリビュート・ライヴ12月に大々的に開催
http://ameblo.jp/soulsearchin/day-20110927.html

2010年11月30日(火)
(速報)☆ジャクソンズ再結成コンサート2011年秋、東京で開催
http://ameblo.jp/soulsearchin/day-20101130.html
今回のライヴに関する第一報。

■ 公演概要

【公 演 名】MICHAEL JACKSON TRIBUTE LIVE(マイケル・ジャクソン トリビュート・ライヴ)
【開 催 日】2011年12月13日(火) / 14日(水)(各日共 開場17:00 開演19:00 終演21:00それぞれ予定)
【出  演】THE JACKSONS, AI, JUDITH HILL, KENTO MORI, TRAVIS PAYNE、他
【場  所】東京 国立代々木競技場第一体育館
【一般発売】2011年10月29日(土) 10:00~一般発売開始
【料  金】前売券 各日S席11,000円 A席9,000円(指定席・税込)※未就学児童は入場無料、但しお席が必要な場合は有料
【公式WEB】http://www.mjtribute.jp/
【クレジット】主催:(株)ミュージック・オン・ティーヴィ、(株)ソニー・ミュージックエンタテインメント、(株)キョードー東京
後援: J-WAVE、FM802協賛:アメリカン航空協力: EMI Music Japan
企画制作: (株)ミュージック・オン・ティーヴィ、(株)トゥーフェイス、NOSCO USA Inc.運営: (株)キョードー東京
【イヴェントに関するお問い合わせ先】キョードー東京 電話:0570-064-708

■「イモータル」初回限定盤、発売決定

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B005SUI4O6/soulsearchiho-22/ref=nosim/"

通常盤

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B005SUI4ZU/soulsearchiho-22/ref=nosim/"

MICHAEL JACKSON>Tribute Concert>

◎グリニス・マーティン・ライヴ、豪華に

【Glynis Martin Live】

久々。

日本在住のソウル・シンガー、グリニス・マーティンの久々のソロ・ライヴが2011年10月29日土曜、目黒のブルース・アレイで行われた。ドラムス、ギター、ベースに2人のキーボードという編成で、なんとステージ中央からせり出し舞台を作り、前にでてきて歌ったりした。この日は記録用に3台のビデオカメラが入って収録。グリニスは、2007年10月、メトロ・銀座駅で行われた「フィリー・ソウル・サーチャーズ」のライヴでも歌ってくれた。

コーラスの音が入っていたのだが、ペニーKさんに聞いたところ、最初はコーラスを3人か4人いれたいと言っていたが、予算の関係でむずかしくなり、グリニスがペニーさん宅に来て、すべてのコーラスを重ね録音していった、という。それを現場で出したので、ハーモニーは相当きれいになっていたはず、とのこと。ガクシ、ペニーK、ジェイ、マサコハマ、滝元さんらのバンドもきっちり、しっかり。ガクシもペニーKも最近はキーボードを客席に見せるよう斜めに置いていて、これがかっこいい。

そのほか、ダンサー(4人)や、三味線(スティーヴィーの「オール・アイ・ドゥー」)なども入るにぎやかで豪華なセットになった。

オープニングは、バンドがイントロを演奏する間、大きな毛皮のコートを羽織り、ステッキを持ち、サングラスをかけて、ステージにゆっくり登場。ロナルド・アイズレイばりのクール・ガイだ。この様がかっこよく決まるシンガーはなかなかいない。

グリニスは、やはりいい雰囲気のシンガーで、ベイビーフェイスやエリック・ベネイ、ジョーなどの楽曲が実によく似合う。ニーヨ、ミント・コンディションの作品などが生で聴けるというのは嬉しいところ。そして、エリック・ベネイの「スペンド・マイ・ライフ」では、アージー・パインとのデュエットを見事に聴かせた。いつもながらに息はぴったりだ。

○ 過去関連記事

2004/11/19 (Fri)
Night I Saw Donny Hathaway At Yotsuya
http://www.soulsearchin.com/soul-diary/archive/200411/diary20041119.html

August 09, 2005
5 Request Songs Were Too Much?
http://blog.soulsearchin.com/archives/000439.html

March 31, 2006
Philip, Hank, Glynis Trio Live
http://blog.soulsearchin.com/archives/000923.html

April 10, 2006
Glynis "Bone" Martin & Argie Phine Live
http://blog.soulsearchin.com/archives/000944.html

February 01, 2007
Philip Trio With Glynis, Hankoya
http://www.soulsearchin.com/soul-diary/archive/200702/2007_02_01.html

2007年10月06日(土)
超超満員
http://ameblo.jp/soulsearchin/day-20071006.html

■メンバー

Glynis Martin Presents LOVE NIGHT!

(Vo)Glynis Martin (Key)Penny-K (G)マサ小浜 (B)滝元堅志 (Key)Gakushi (Ds)Jay Stixx
Special Guest (Vo)Argie Phine
ダンス=松本茉里南(まつもと・まりな)、松原梨乃(まつばら・りの)、町田啓允(まちだ・けいん)、高梨光(たかなし・ひかる)
ダンス=ボビー・ディッカーソン(Bobby Dickerson)
三味線=金埈浩(キム・チュノ[ジュノ]、Kim Junho)

■セットリスト
Setlist: Glynis Martin @ Blues Alley, October 29, 2011

Show started 19:47
00.Intro
01.All Because Of You (Ne-Yo)
02.What Kind Of Man (Mint Condition)
03.Yearning For Your Love (Gap Band)
04.All The Things (Joe)
05.Spend My Life With You (Eric Benet) (+Argie)
06.All I Do (Stevie Wonder) (+Kim on Shamisen)
07.Don’t You Forget It (Glen Lewis)
08.Got Us Falling In Love (Usher) (+ 4 Dancers)
Show ended 20:46

2nd set
show started 21:19
01.Spend The Night (Rashaan Patterson) ~ A riff of “Between The Sheets”
02.Mamacita (+Bobby)
03.Miss You (Musiqsoulschild)
04.Right Here (Richard Marx)
05.Sumthing Sumthing (Maxwell)
06.Never Too Much (Luther Vandross)
07.Let It Go (Ray J)
08.Dance With Me (Lemar)
Enc. Quiet Time (Glynis Martin)
Enc. Them Changes (Ledisi)
Show ended

(2011年10月29日土曜、目黒・ブルース・アレイ、グリニス・マーティン・ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>Martin, Glynis
2011-

○■「ビッグ・スペシャル」で4日間フィリー・ソウル特集~11月14日から

【Big Special: Features The Sound Of Philadelphia】

大特集。

しばらく前に「モータウン大特集」をお送りした東京FM系列・JFNネットで毎日深夜放送している「ビッグ・スペシャル」(毎週月曜~木曜深夜25時から28時まで)の11月3週目の枠で、「フィラデルフィア・サウンド大特集」を担当することになった。

11月14日(月)深夜25時(正確には15日午前1時)から17日(木)深夜まで4夜連続。月から水の3日分は選曲・構成で参加し、木曜日にゲストで生出演する。

今回はこの「ソウル・サーチン・ブログ」と連動して、毎日午前0時01分に更新される当日のブログに、その日の選曲に応じたフィラデルフィア・サウンド・ストーリー的なエントリーを書き、アップする予定だ。初めての試みなのでどういう形になるかまだ分からないが、できるだけ番組で連動するようにがんばってみたい。番組を聴く上でのメモ代わり、テキスト的なものになればいいと思っている。

現在のところ大まかで決まっているのが次のような形だ。

第一日(2011年11月14日・月曜)深夜25時~

フィラデルフィア・サウンドとは。その誕生と背景。

ヒット・プロデューサー、トム・ベルを中心に。トム・ベル・ストーリー。

トム・ベルとその作詞パートナー、リンダ・クリードが作り出す独特のブラックな世界。

第二日(11月15日・火曜)深夜25時~

ケニー・ギャンブル&リオン・ハフ・ストーリー。

彼らが作り出したフィラデルフィア・インターナショナル・レコードについて。シグマ・サウンド・スタジオについて。

ギャンブル&ハフの輩下から登場した新世代のミュージシャン、アレンジャー、プロデューサー、ソングライターたち。

第三日(11月16日・水)深夜25時~

ベイカー・ハリス・ヤングが設立したゴールド・マイン・レーベルを中心に。ボビー・マーティン、ベイカー・ハリス・ヤング、ボビー・イーライなどのプロデュース作品。そのほか、フィリーのインディ・レーベル作品など。

第4日(11月17日・木)深夜25時~

フィラデルフィア・サウンド・ストーリー。その誕生、歴史総括。1970年代、フィラデルフィア・サウンドの拡散。その特徴、アーティストたち秘話。楽曲誕生秘話など。吉岡正晴・生出演。

+++++

『ビッグ・スペシャル~フィラデルフィア・サウンド特集』(東京FM・JFN系列全国ネット)。

2011年11月15日(火)~11月18日(金)午前1時~4時生放送(11月14日深夜から17日深夜まで)
関東地区は、関東のラジコで。その他の地区は各地区のラジコでも聞けます。
関東用のラジコ↓
http://radiko.jp/player/player.html#FMT

関東地区は、関東のラジコで。その他の地区は各地区のラジコでも聞けます。
関東用のラジコ↓
http://radiko.jp/player/player.html#FMT

この『ビッグ・スペシャル』は、毎週火曜から金曜まで午前1時から午前4時まで生放送しているもので、約30以上の局でネットされる。(番組ホームページでは35局のネット局名が出ている)
http://www.fmsounds.co.jp/production/program_detail.php?b=1&p=62&PHPSESSID=vvnqkbcm

毎日生放送ですので、リスナーからのメール、ツイッターでのメッセージなども受け付けています。

ハッシュ・タグは、次のようなものがあります。

東京FM #tfm ビッグ・スペシャル #bigsp 

■ラヴ・トレイン~ザ・サウンド・オブ・フィラデルフィア(輸入盤)

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B001F290GM/soulsearchiho-22/ref=nosim/


ENT>ANNOUNCEMENT>Big Special
RADIO>Big Special>Philly Soul Special


◎カーキ・キング・ライヴ

【Petit Kaki King’s Unique Performance】

プティト。

熱心なギター・マニアが集まった感じのライヴ。カーキ・キングはアーティストとしては今回で4回目の来日というカーキのコットン・クラブでのライヴ。
(ちなみに2005年、2008年は確認できたが、もう一度が不明。ご存知の方いたら教えてください)僕は2005年に横浜で見て以来なので、6年ぶりの観戦となった。前回はブルーノートで2008年5月。

ショートヘアでボーイッシュ。ほぼ1曲ごとにギターを変え、ステージには4本ほどギターが並び、今回は8本くらい持ってきているという。

「日本のサイズが気に入っているの。私は、ごらんのように小柄(プティト)でしょ。だから、日本のサイズがとってもいいの」

「この前、秋葉原に行って、メイドカフェに行ったの。あそこは何なの? (笑) 別に彼女たちと何をするわけでもなく、ただ話をするのかしら。そして、あのコスチューム。なんのために行くのかしら。でもかわいいからおもしろいけど。(笑)」

「まだ2-3日いるので、東京のどこに行ったらいいか、教えて欲しい」

一台のギターを自由自在にプレイし、まさに10本の指と、2本の足、体全体を使って、音を出す。

彼女のギターを聴いていて、前日に見たトゥー・チェロズと共演させてもおもしろいな、と思った。

曲がすべてインストのため、曲名がまったくわからなかったので、カーキについているギター・テックのアンナにセットリストを尋ねたら、親切に教えてくれた。ちなみに彼女は初来日とのこと。前回のブルーノートなどは来ていない、という。この2-3年、カーキについているとのこと。彼女も小柄だ。

■前回ライヴ評

2005/03/26 (Sat)
Kaki "Oyster" King; So Charming Lady Said Welcome To My Room
牡蠣王。
http://www.soulsearchin.com/soul-diary/archive/200503/diary20050326.html

■アンコール曲「アウヴァティー」収録

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B000G2YCR4/soulsearchiho-22/ref=nosim/


■7曲目「カーマイン・ストリート」収録

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00008V5TI/soulsearchiho-22/ref=nosim/"

■セットリスト:カーキ・キング、コットン・クラブ、2011年10月28日(金)
setlist: Kaki King, At Cotton Club, October 28,2011
Very special thanks to Anna Morsett

show started 19:01
01.Bone Chaos In The Castle
02.Goby
03.Ingots
04.Brazilian
05.Andecy
06.Fences
07.Carmine St.
08.Doing The Wrong Thing
09.Playing With Pink Noise
10.Neanderthal
11.Night After Sidewalk
12.Magazine
Enc. Ahuvati
Enc. Irish/Grayphon
Show ended 20:14

(2011年10月28日金曜、コットン・クラブ、カーキ・キング・ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>King, Kaki
2011-



◆○ 川崎ハロウィーン・パーティーとオリジナル・セヴン

【Kawasaki Halloween】

ハロウィーン。

昨日(2011年10月30日)日曜日、川崎ラチッタデッラ周辺は、恒例のハロウィーン仮装で大賑わいだった。インターFMで毎週日曜日に放送されている『ソウル・ブレンズ』(日曜午後1時~3時、インターFM、関東地区76.1mhz)でも昨年に引き続き、ラチッタのブースから生放送となった。

ブース周辺は噴水広場というところで、番組のリスナーも集結。さらにその周りはものすごい数の仮装軍団が練り歩いていた。

そんな中で、写真を撮ったものをいくつかご紹介。アメブロ以外でこの『ソウルサーチン」ブログをごらんになっている方は、写真はアメブロでごらんください。
http://ameblo.jp/soulsearchin/day-20111031.html







2時半からの「ソウル・サーチン」では、元タイム、現オリジナル・セヴンの新作『コンデンセート』をご紹介した。アルバム・タイトルの意味合いなどを解説した。当初アルバム・タイトルの単語として「コンデンセート」は「凝縮する」といった意味だが、どうやらニュアンスが違ったようだ。それが、アルバムの曲間に入るモリス・デイのダイアログによってはっきりした。

曲間のダイアログは、モーリスが記者に囲まれて質問をされているシーンだ。

女性記者が言う。「もうモーリスはクールじゃないと思うんですが」「なんでだ?」「だって、あなたステージで汗を掻いてらっしゃったでしょう」(おおっと歓声)

モーリスが言い訳をする。「こう説明させてくれ。例えば、冷蔵庫の中に最高級のシャンペーンをいれておく。それを外に出すと、ジェロームなんだっけ、どうなるんだ?」

「コンデンセーション!」

「そうだ、コンデンセーション(復水=冷蔵庫にいれて冷やしていたボトルを外に出すと水蒸気になって水滴がつくような状況)だ。つまり、水滴がつくよな。だから、俺は汗は掻いてない。俺はコンデンセーション=復水=してるんだ。なにしろ、俺の芯は、シャンペーン同様クールに凍り付いてるからな。ははは」

■オリジナル・セヴン『コンデンセート』

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B005I4UM1K/soulsearchiho-22/ref=nosim/"

写真。


「ソウル・ブレンズ」左からマーヴィン(かぼちゃ)、吉岡(クラッシュ=タートル・トーク)、オッシー(ミッキーマウス)、チーちゃん(魔女)。

ESSAY>Halloween
RADIO>Soul Blends
ARTIST>Original Seven

☆マイケル・ジャクソン・トリビュート・ライヴ、追加出演日本人アーティスト第一弾発表~ダンス・オーディション公開

【Michael Jackson Tribute Live】

第一弾。

2011年12月13日、14日、東京・代々木体育館で行われる「マイケル・ジャクソン・トリビュート・ライヴ」の出演アーティストの追加第一弾が発表された。トータス松本、クリスタル・ケイ、ジュジュ、ユーコ・スミダ・ジャクソン、仲宗根梨乃が今回発表された。チケットは、2011年10月29日(土)から一般発売が始まった。ユーコ・スミダ・ジャクソンさんは、マイケル・ツアーに参加したダンサー/コレオグラファー。仲宗根さんも、「少女時代」「SHINEE」などの振り付けで知られるダンサー/コレオグラファー。今回はケント・モリのアシスタント・コレオグラファーとなる。なお、さらに第二弾追加アーティストも近く発表される。

また、ダンサー・オーディションが11月2日に武道館で行われるが、この二次審査部分を一般公開することになった。オーディション応募は、10月30日(日曜)まで。

オーディション・観覧は11月2日、午後4時以降、武道館。入場料・無料。

オーディション応募は、こちら。
http://www.mjtribute.jp/

+++

三部構成。

今回の「トリビュート・ライヴ」は、現在まで決まっているラフな形としては、三部構成になる、という。第一部がケント・モリ主導のダンス・シークエンス部分。ケント・モリがオーディションで選んだダンサーたちが、マイケル・ジャクソン楽曲で踊る。第二部は今回発表された日本人シンガーたちによるマイケル・ジャクソン楽曲のカヴァー。第三部がジャクソンズ、アイ、ジュディス・ヒルを交えたライヴ。アイはこのライヴのために11月末にロスに飛び、1-2週間リハーサルをする予定。一部と二部の演奏をソウル・サーチャーズでおなじみのケイリブ・ジェームスが音楽監督となり、日本在住のR&Bバンドで担当。ジャクソンズのバンドは、ジャクソンズが連れてくる。

+++

■ロンドン記者会見模様・完全版

2011年10月8日にロンドンで行われた記者会見の模様。ユーストリーム生中継では途中、冒頭などが欠けた部分があったが、これは完全版。
http://www.ustream.tv/channel/michael-jackson-tribute-live

+++

■エムオンで特別番組

2011年11月3日(木) ケーブル有線テレビ、エムオン(M-ON)で、このイヴェントのスペシャル番組を放送。イヴェント・テーマ曲となるアイとジャクソンズのコラボ楽曲『レター・イン・ザ・スカイ(Letter In The Sky)』のレコーディング風景を始め、10月上旬にロンドンで行われたイヴェント記者発表の模様や、ジャクソンズの最新インタヴューなど、エムオンでしか見ることができない貴重な映像が満載の1時間。
http://www.m-on.jp/specialprogram/sp_detail26998.html

初回放送、2011年11月3日(木・祝日)15時~16時
再放送、2011年11月6日(日)22時~23時
2011年11月12日(土)19時~20時
2011年11月17日(木)20時~21時

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■『イモータル』~シルク・ド・ソレイユのサントラ~2011年11月23日発売

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B005SUI4O6/soulsearchiho-22/ref=nosim/"

+++

MICHAEL JACKSON>A Tribute Event


◎2チェロズ・ショーケース・ライヴ~ユーチューブがすべてを変えた

【2 Cellos Showcase Live: Star From Youtube】

振り乱し。

今年の初め、ユーチューブで二人のチェリストがマイケル・ジャクソンの「スムース・クリミナル」をやっているのを見て、ぶったまげた。そのとき、どうやってそのユーチューブにつながったのか、もう覚えてないのだが、強烈で3回くらい続けて見た記憶がある。ただ、その時点ではレコード会社もないみたいだし、これ1曲だけだったので、普通にインディ・アーティストとして出たのかなあ、くらいに思い、その後はすっかり存在を忘れていた。

そうしたら、なんと、いつのまにかソニーと契約、アルバムをレコーディング、それだけにとどまらず、今週プロモーションで来日、ショーケース・ライヴを見せるというではないか。

彼らの「スムース・クリミナル」を見て、このクラシックのチェロをこれほどまでにソウルというか、ロックにした彼らのアレンジのすごさに感銘を受け、8月に主催した「ソウル・サーチン~マイケル・ジャクソン」の回で、2人のチェロでこれを真似したものをやろうと思った。ケイリブに相談すると、「クラシックのチェロ奏者は(ギャラが)高いぞ。クラシックの奏者だと、あんな風にはできないのではないか」といわれ、泣く泣く断念し、次回に先送りにしたくらいなのだ。

ということで、これは、何がなんでも見ておこうと思い、会場に足を運んだ。実はこの日は湯川れい子さんと別件でお会いする予定になっていたのだが、このショーケースがあることを前日に知り、急遽、その別件前に湯川先生もお誘いしたところ、「あたし、大好きよ、それ。ぜひ見たいわ」ということで、湯川さんもごらんになることになった。立ち見でかなりごたごたするので、スタッフは湯川さん用に席を用意していたのだが、かなり早くいらして、ずっと立ったままごらんになった。こちらが恐縮してしまった。

会場は開演前には超満員、立錐の余地なし。立ち見のみだったので、本当にラッシュ時の満員電車さながらとなった。

二人のイケメンは、写真・ビデオ通りで、本当にステージでも髪を振り乱して、チェロを弾いていた。まさにクラシックの楽器が、ロックした瞬間であった。特にひずみ(ディストーション)をかけたりすると、ロックというか、ロック・ギターのような音になり、とてもクラシックのチェロとは思えないほどの迫力になった。曲が終わった瞬間立ち上がるのも、見た目のエンタテインメント性がある。

だいたいステファンがリズム・ギターっぽく演奏し、ルカがメロディーを弾くことが多いようだが、曲によって変わる。チェロがこんなにロックっぽくなるとは思わなかった。たった2台のチェロでここまでできるというのが、アイデアなんだなあと思った。楽器の無限の可能性を感じた。

演奏は4曲で、合間に司会者(チグサさん)のインタヴューがあった。

ジャケット写真向かって左側がルカ・スーリッチ、1987年8月25日クロアチア生まれ。右側がステファン・ハウザー、1986年6月15日クロアチア生まれ。それぞれ24歳、25歳。10年ほど前から知っていたが、しばらく交流はなかったが、昨年(2010年)暮れに再会し、二人で何か世界を変えるようなことをやろうといろいろ考えた。ステファンが大のマイケル・ジャクソン好きで、「マイケルの曲ならなんでも知ってる。その中で、一番激しいチェロと相性がいいのがこの曲なので、『スムース・クリミナル』をやった」という。これを録音し、故郷クロアチアで知り合ったビデオ・ディレクターとステファンの地元で撮影、編集。動画投稿サイト、ユーチューブに2011年1月20日にアップした。

するとたった3日で3万以上のヒット、その後現在までに500万回以上再生され大ヒットとなった。これを見たレコード会社やマネージメント会社から問い合わせ、オファーが殺到。結局、ソニーと2011年4月12日に契約、アルバムをレコーディング、7月19日全欧でリリースした。

ユーチューブを見たエルトン・ジョンは直接電話をかけてきて、二人はエルトンのツアーに参加。オープニングや一緒にプレイすることになった。1年前にはまったく無名の二人が、いきなり有名になった。すべては、この「スムース・クリミナル」から始まったオーヴァーナイト・センセーションだ。

http://youtu.be/jjOQac1vOEc



ライヴ後、ちょっとだけ会うことができた。二人は好青年で、ルカはこれまでに2回ほどクラシックの演奏で日本に来たことがあったという。ステファンは初来日だが、かつて日本人のガールフレンドとつきあっていた、とか。

なんでまたクラシックの楽器でこんなロックやソウルの曲を、と尋ねると、「クラシックだと若い人が聴いてくれないから。若い人にアピールしたかったんだ。クラシックが退屈なのは、演奏家にも問題があると思う」と答えてくれた。湯川さんが、「クラシックのプッチーニの『Nessun Dorma(誰も寝てはならぬ)』なんかはやらないの?」と聞くと、「クラシックもやります。僕たちはオーケストラともやるんです。自分たちはいろいろなタイプの音楽、ロック、ジャズ、クラシック、あらゆるものが好きなので、あらゆるものをやりたい」と話した。

彼らもまた、ユーチューブからのスター誕生を地でいった。彼らはクロアチア。昨年のセンセーション、フィリピンのシャリースもそうだ。スターはどこから生まれるかわからない。もはや、国・人種は問わない。来年1月に初コンサート来日が決まっており、またまた話題になりそうだ。

■告知

2011年10月31日月曜日・午後12時30分頃より、有楽町・国際フォーラムのフリーエリアで、フリーライヴ。

10月31日(月)TBS系「はなまるマーケット」生出演。8時半すぎ。

10月31日(月)TBS系「カミスン!」生出演。(番組は23時50分から)

■来日公演詳細・10月31日に発表。

来年(2012年)1月に東京・大阪・名古屋でコンサート来日。詳細が10月31日に発表される。1月13日(金)大阪・サンケイホール・ブリーゼ、15日(日)名古屋ダイアモンド・ホール、16日(月)、17日(火)赤坂ブリッツ。

■2チェロズ(DVD付き)

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B005E35JCM/soulsearchiho-22/ref=nosim/


■輸入盤

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B004XWMXW4/soulsearchiho-22/ref=nosim/


■オフィシャル・サイト(日本語)
http://www.2cellos.com/jp/home

■ Member

Luka Šulić ルカ・スーリッチ
Stjepan Hauser ステファン・ハウザー

MC Chigusa 司会チグサ

Setlist

Show case started 19:12
01.Smooth Criminal [Michael Jackson]
02.With Or Without You [U2]
03.Smells Like Teen Spirit [Nirvana]
Talk
04.Welcome To The Jungle [Guns ‘n’ Roses]
Show ended 19:30

(2011年10月27日木曜 SME乃木坂スクエア、2チェロ・ショーケース・ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>2 Cellos



☆△ 物故者(デッド・セレブ)長者番付2011~マイケル・ジャクソン2年連続1位

【Top Earning Dead Celeb: 2011: Michael Number One Again】

恒例。

アメリカ・フォーブス誌が毎年恒例の物故者セレブリティー長者番付を2011年10月25日発表した。これは、2010年10月から2011年9月までに、物故者で大きな収入があった人をランク付けするもの。今年は2年連続でマイケル・ジャクソンが1位になった。マイケルは、2009年6月25日に死去したが、同年9月までのわずか3ヶ月の集計でも、10月末に発表されたこのランクで9000万ドル(当時のレート1ドル100円で)90億円を稼ぎ、3位に登場。昨年、今年と2年連続で1位になった。

このランキングは2001年から発表されており、2001年から2008年までは1年を除いて(2006年のカート・コベインが1位)、ずっとエルヴィス・プレスリーが1位だった。その後、2009年がイヴ・サン・ローラン、2010年、2011年がマイケルになっている。

マイケルの収入は、アルバム、映画、さらに自身の作品、ビートルズの版権を持つ著作権管理会社ATVミュージックからの収益など。また来年は、今年10月から始まったシルク・ド・ソレイユからの収益が大幅に加算され、再び1位になるだろう。

シルク・ド・ソレイユは、エルヴィス作品を使用した『ヴィヴァ・アメリカ』、ビートルズ作品を使用した『ラヴ』などの収益を、それそれエルヴィス、ジョン・レノン、ジョージ・ハリソンらに与えており、それもこのランクに反映している。シルクで使用されると、このデッド・セレブ・ランキングで上位に来るパターンが定番化しそうだ。

今回初登場したエリザベス・テイラーは、彼女の香水が大ヒットしており、その収益が大きいという。また、テイラーの資産から膨大な量の宝石などが12月からクリスティーズでオークションにかけられ、その収益は来年のデッド・セレブ・ランクに反映する。宝石だけで3000万ドル(1ドル80円として24億円)は下らないだろうと見る向きもある。

今年復活したマリリン・モンローは、その権利をオーセンティック・ブランド・マネージメントという会社が買い取り、そのイメージやネームブランドをライセンスし始めた成果だという。現在「マリリン・モンロー・カフェ」の企画が進んでおり、この名前のカフェが世界各地に出現するかもしれない。また、マリリンの映像を使っての「映画出演」まで企画されている。

あまり日本ではなじみのないベティー・ページは、モデル出身の女優だが、その名前を冠したブティックが出現し、これもイメージ戦略とともに、セールスを上げている。

今年のランキングは次の通り。名前、収入(税金、マネージメント・フィーなどが引かれる前の金額)、死亡年月日、死亡年齢。1ドル=80円換算

No. 1 Michael Jackson $170 million 136億円 (June 25, 2009, 50) ミュージシャン
No. 2 Elvis Presley $55 million 44億円 (Aug. 16, 1977, 42)  ミュージシャン
No. 3 Marilyn Monroe $27 million 21.6億円 (August 5, 1962, 36) 女優
No. 4 Charles Schulz $25 million 20億円 (Feb 12, 2000, 77) 漫画家
No. 5 John Lennon (tie) $12 million 9.6億円 (Dec. 8, 1980, 40) ミュージシャン
No. 5 Elizabeth Taylor (tie) $12 million  (March 23, 2011, 79) 女優
No. 7 Albert Einstein  $10 million 8億円  (April 18, 1955, 76) 科学者
No. 8 Theodor Geisel $9 million 7.2億円  (September 24, 1991, 87) セオドア・ガイゼル 絵本作家
No 9. Jimi Hendrix (tie) $7 million 5.6億円  (Sept. 18, 1970, 27) ミュージシャン
No. 9 Stieg Larsson (tie) $7 million  (Nov. 9, 2004, 50) スエーデン人作家
No. 9 Steve McQueen (tie) $7 million  (Nov. 30, 1980, 50) 俳優
No. 9 Richard Rodgers (tie) $7 million  (Dec. 30, 1979, 77) 作曲家
No. 13 George Harrison (tie) $6 million 4.8億円  (November 29, 2001, 58)
No. 13 Bettie Page (tie) $6 million(December 11, 2008, 85)
No. 13 Andy Warhol (tie) $6 million  (February 22, 1987, 58)

http://www.forbes.com/sites/dorothypomerantz/2011/10/25/the-top-earning-dead-celebrities/

■デッド・セレブ・ランクについての過去記事

http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-10377132114.html
(ここに2001年からのランキングをすべて書いてあります)

2010年10月27日(水)
フォーブス誌デッド・セレブリティー・ランク(物故者長者番付)でマイケル堂々一位
http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-10688331770.html

2009年10月31日(土)
マイケル・ジャクソン、物故者長者番付で3位初登場
http://ameblo.jp/soulsearchin/day-20091031.html

April 08, 2009
Marvin Gaye Entered #13 On Top-Earning Dead Celebrities
【マーヴィン2008物故者高額所得番付に13位で初登場】
http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-10377132114.html

January 07, 2008
Top-Earning Dead Celebrities: Elvis Number One Again
【2007物故者セレブ長者番付】
http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-10064333997.html

フォーブス誌2007年度分物故者セレブ長者番付
http://www.forbes.com/business/2007/10/29/dead-celebrity-earning-biz-media-deadcelebs07_cz_lg_1029celeb_land.html

NEWS>Dead Celebrity Rank, 2011

◎トクズ・ラウンジにオマー・エドワーズ、カズ・スタジオでワークショップ

【Omar Jumped In To Toku’s Lounge】

飛び入り。

ちょうど日曜日に青山でショーケース・パフォーマンスを見せたオマー。たまたま今月のトクズ・ラウンジが月曜にあるというのを当日知って、夜中に連れて行った。トクは、オマーが日野皓正とランドマークで共演したのを見ていた。会場に、タップボードはなく、ただちょっとしたボードだけあったのだが、それでオマーはタップを踏んだ。

「僕は、楽曲の中で決まったソロをパフォーマンスするのはそれほど好きではない。僕は曲中、ずっと踊っていたいんだ」とオマーは言う。そして、その通り、彼は途中からそのボードの上に飛び乗った瞬間からひたすら、ずっと踊り続けた。

みるみるうちに彼の背中が汗に染まっていく。ときおり、ジャンプを交え、華麗な両足捌きをみせる。

「ジャズであろうが、ソウルであろうが、僕は何でもタップを踊れる」とオマーは豪語。それは確かに証明されていた。

マル(ファイアーリリー)が歌った「フィール・ライク・メイキング・ラヴ」
の途中で、タップ・シューズを履いてセッティングしていたオマーは、ボードの上に飛び乗った。あのゆったりとした曲で、オマーは自由自在にタップを見せた。ほとんど休みなく、タップをしたり、ダンスをしたり、本当に休むことがない。このエネルギーの源は何なのだろう。

これが月曜深夜。翌火曜日夕方は、タップ・ダンサー、熊谷和徳(くまがい・かずのり)さんのスタジオで、ワークショップ。普段は5-6人の生徒に先生が教えるところ、15人以上入ってオマー・エドワーズのタップのレッスンを受けている。全員がタップをする音の大きさといったらない。

途中から、CDである曲のイントロ部分を繰り返しかけて、それにあわせてタップをし、そのタップを生徒たちに教えた。その曲は、ハロルド・メルヴィン&ブルーノーツ・フィーチャリング・シャロン・ペイジの「ホープ・ザット・ウィ・キャン・ビー・トゥゲザー・スーン」。Harold Melvin & The Bluenotes featuring Sharon Paige’s “Hope That We Can Be Together Soon”.

オマーは言った。「みんな、昨日、僕は寝る前にこの曲を何百回と聴いた。それほど、この曲が好きなんだ」 

セッションが終わって汗だくのオマーが出てきて声をかけてきた。「あの曲は誰の何という曲なんだ?」 おっと、知らなかったのか。「ハロルド・メルヴィン&ブルーノーツ、テディー・ペンダグラス、フィーチャリング・シャロン・ペイジの1975年のヒットだよ」 「おお、だから、この曲が好きでたまらないんだ。僕が生まれた年だからね。テディー・Pだとは思ったんだが。誰か友達がいろいろいれてくれたCDに入ってる曲なんだ。だから、アーティスト名とか曲名がわからないことが多いんだよ。そういうCDも持ってるし、君がくれたボビー・ウーマックやアル・グリーンのCDもいつも持ってるよ」

ああ、そうだった。何年か前にオマーが僕の車に乗ったときかかっていたボビー・ウーマックをえらく気に入って、すぐにあげたことがあった。

結局、当初は1時間半のセッションとのことだったが、2時間近くになっていた。大サーヴィスだ。このワークショップを受けに来ていた一人は、映画『座頭市』を見て、タップに興味を持ち、ここ1年ほどカズ・スタジオに通っているという。

ちなみに、オマーが来て、とツイートしたら、イギリスのソウル・シンガー、オマーと間違えられることが多かった。ニューヨークのタップ・ダンサー、オマー・エドワーズです。

このオマー・エドワーズは、2011年12月22日、23日、ニューヨークのリヴァーサイド教会内・リヴァーサイド・シアターで、「パッション・オブ・ダンス」とパフォーマンスを行う予定だという。これは5人のヒップ・ホップ・ダンサーと4人のミュージシャンと4人のタップ・ダンサーがステージに登場するというもので、彼はこれを「コニュージカルConusical」と呼んでいる。これは、コンサート(Concert)とミュージカル(Musical)をあわせた新語。コンサートとミュージカルの要素をあわせたものになっている、という。すでに何度か公演をしているようだ。

■アルバム『ウェイク・アップ・エヴリバディー』「Hope That We Can Be Together Soon邦題・恋のつぶやき」収録

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B000091L76/soulsearchiho-22/ref=nosim/"


Toku’s Lounge, October 24, 2011 (Monday)

Second set
01.Mercy Mercy Mercy
02.Golden Lady
03.Strausberg St. Peters
04.
05.Night & Day
06.
07.Kiss Of Life
Show ended 4:33

メンバー、

トク、クリヤマコト、トミー・キャンベル、ゴトウカツオミ、オマー、ミヤガワジュン、マヤハッチ、マル、BJ、フユ、ほか。

ENT>ARTIST>Edwards, Omar


◇最近のアマゾン・ポチから

【CDs & Books Bought From Amazon】

アマポチ。

このところ、めっきりCDショップや書店に行くことが少なくなった。確かに、「それじゃだめだよ」と友人から言われるのだが、夜中にネットで見ていたり、どこかで噂を聞いたりして調べて欲しくなると、もっぱらアマゾンのお世話になる。そこで新コーナー。「サンソン~棚からひとつかみ」の「棚ツカ」ではなく、最近の「アマゾンのポチ」、略してアマポチ。最近アマポチしたものをさらっとご紹介。

まずはタイム21年ぶりの新作。

Condensate [Import, From US]
Original 7ven (アーティスト) |

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B005I4UM1K/soulsearchiho-22/ref=nosim/"

いま、車の中、超ヘヴィーローテーションです。マーチンに輸入盤出たみたいです、とメールで教えたら、マーチンのほうが僕より1日早く入手した。どうやら、メール受信後速攻でタワーかHMVに直接買いに行ったらしい。僕は、アマポチしたので、1日遅れた! どれもノリノリで最高。次週、「ソウル・サーチン」でご紹介します。日本盤は予定がないみたいなので、自分でライナーでも書こうかな。前作『パンデモニウム』はライナー書いた。

(『パンデモニウム』これは輸入盤)

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B000008LLI/soulsearchiho-22/ref=nosim/"

タイムの1990年作品。

次は、ナイル・ロジャーズの自伝。まだ、到着していないのですが、早い人には到着しているようですね。

ナイル・ロジャーズ著・書籍『ル・フリーク~アップサイド・ダウン・ストーリー・オブ・ファミリー、ディスコ、ディスティニー』
Le Freak: An Upside Down Story of Family, Disco, and Destiny(English)

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/0385529651/soulsearchiho-22/ref=nosim/"

You Are Not Alone: Michael, Through a Brother’s Eyes
ジャーメイン・ジャクソン著・書籍『ユー・アー・ノット・アローン:マイケル』(English)

兄ジャーメインの眼から見たマイケル。英語版。到着しましたが、まだ読めていません。500ページを越えるかなりのぶ厚さ。

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/1451651562/soulsearchiho-22/ref=nosim/"

どこかで情報を見つけて、さっそくポチ。このフィリー・デヴォーションズって、基本、アルバムないんですよ。シングルを集めたものをアルバム化したもの。日本では「涙のディスコティック」(I Just Can’t Say Goodby)がディスコを中心に大ヒットしましたが、良質なフィリー・ソウル。当時はシングルしか出なかった。

We’re Gonna Make It [Import, From US]
Philly Devotions

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B0055T3RO2/soulsearchiho-22/ref=nosim/

これは最近のポチではないのですが、かなり大好評のようなので、再掲。

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B005E35KDK/soulsearchiho-22/ref=nosim/

そして、デイヴィッド・フォスターで初めて生で見て、さっそくこのCDを入手。いやあ、改めてこれが11歳とは思えない。バーブラ・ストライサンドとのデュエットや、1曲目の「星に願いを」などのポピュラー・ソングもこなせて、すごい。末恐ろしいとはこのこと。

ジャッキー・エヴァンコ(日本盤)

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B0057SDNKE/soulsearchiho-22/ref=nosim/

ジャッキー・エヴァンコ(輸入盤)

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B004UB2WAQ/soulsearchiho-22/ref=nosim

ENT>ALBUMS&BOOKS>

◎オマー・エドワーズ~プライヴェート・パーティー

【Omar Edwardz Free Jam Session @ Private Party】

パーティー。

タップ・ダンサー、オマー・エドワーズがプライヴェートで来日。タップ仲間とプライヴェート・パーティーを行った。

チャージもフリー、入場自由の会場で、女性3人のバンドの演奏にあわせて、オマーがタップを踏む。

オマーは言った。「タップの歴史はたかだか200年。ストーリー・テリングは1万年の歴史がある。僕はただ音楽にあわせてタップをするのではなく、そこでストーリーを語りたいんだ」。

「自分のタップはソウル・ゴスペル音楽と同じ」 ジャズでも踊れるがそれだけではない。では、オマーのタップは「よりストリートなのか」と尋ねると、「いや、ブッシュ(草むら)だ」と答える。ストリートよりさらに原始、もっとルーツの草むらということだ。

オマーは「ジニー」「ラヴ&ハピネス」(アル・グリーン)、ボブ・マーレー、フェラ・クティー曲、テンプスの「マイ・ガール」などにあわせてタップを披露。

この日は気温はそれほど高くなかったが、湿度が高く、オマーも汗びっしょり。仲間の日本人タップ・ダンサーたち(村田正樹さんら)と一緒にタップを踏んだ。

村田さんは、中目黒のタップ教室でタップを教えているそうで、仲間の安達さん、小林さんら数人とタッパーズ・ライオットというユニットを組んでいる、という。

それにしても、オマーのタップの切れは相変わらずだった。

ENT>LIVE>Edwards, Omar


○ ソウル・サーチャーズ関連今後のライヴ

【Philip Woo, Kaleb James, Glynis Martin: They’ll Do Their Own Gig】

続々。

いつも「ソウル・サーチン」のイヴェントに協力してくれるソウル・サーチャーズの面々それぞれのライヴがいくつか行われるので、まとめてご紹介する。「ソウル・サーチン」で気に入ったアーティストがいたら、ぜひ彼らのライヴにも足を運んでいただけると嬉しい。

まず、フィリップ・ウー。現在、久保田利伸の全国ツアー中だが、その合間を縫って、ニューヨークからやってきているメンバーたちとソウルフルなライヴを繰り広げる。そのタイトルは、フィリップ・ウー&ニューヨーク・オールスターズ。2回ライヴがあり、最初は2011年10月26日(水)、四谷のメビウス。次が11月24日(木)。メビウスはキャパ(収容人数)が30席、立ち見入れて50程度なので、予約が必須。ブルース・アレイは110席はあるが、予約をお勧めする。

■フィリップ・ウー・ウィズ・ニューヨーク・オールスターズ
Philip Woo with The N.Y. All Stars 2011

2011年10月26日(水) 午後8時~ 四谷Mobius
2011年11月24日(木) 午後7時半~ 目黒Blues Alley Japan

メンバー=
Philip Woo (Pf/HAMMOND B-3/Fender Rhodes/Synth)
Ralph Rolle (Ds/Vo)
Ty Stevens、Felicia Graham (Vo)
マサ小浜(G) ※11月24日のみ
Hino Jino Kenji(B)

四谷メビウス
http://www.mebius-yotsuya.jp/
東京都新宿区舟町8 舟町ビルB1
営団地下丸の内線 四ッ谷三丁目駅 徒歩3分
都営地下鉄新宿線 曙橋駅 徒歩3分
電話・FAX/03-3341-3732
チャージ3500円

目黒ブルース・アレイ
http://www.bluesalley.co.jp/
東京都目黒区目黒1-3-14ホテルウィング・インターナショナル目黒B1F
電話 03-5496-4381
前売券 テーブル席(指定)\5,000 立見(自由)\4,500
当日券は各料金\500UP (各税込) この他にテーブルチャージ500円。
※1グラスシャンパン付 Supported by Moet et Chandon

○ ニューヨーク・オールスターズ過去記事

July 21, 2006
Philip Woo & New York Allstars: Don’t Leave Me This Way (Japanese Version)
http://www.soulsearchin.com/soul-diary/archive/200607/2006_07_21.html

(English version of above)
http://blog.soulsearchin.com/archives/2006_07_20.html

August 03, 2006
Tonight Is Ty Night: Philip Woo & New York All Stars Final
http://www.soulsearchin.com/soul-diary/archive/200608/2006_08_03.html

■グリニス・マーティン

日本のソウル・シーンを担うソウル・シンガー、グリニス・マーティンの久々のソロ・ライヴ@ブルース・アレイ。グリニスは、2007年10月、フィリー・ソウル・サーチャーズのライヴでも歌ってくれた。

2011年10月29日(土)午後7時半~ 目黒ブルース・アレイ
前売・当日共通 テーブル席(指定)\4,500 (税込)この他にテーブルチャージ500円。
http://www.bluesalley.co.jp/
東京都目黒区目黒1-3-14ホテルウィング・インターナショナル目黒B1F
電話 03-5496-4381

○ 過去関連記事

2004/11/19 (Fri)
Night I Saw Donny Hathaway At Yotsuya
http://www.soulsearchin.com/soul-diary/archive/200411/diary20041119.html

August 09, 2005
5 Request Songs Were Too Much?
http://blog.soulsearchin.com/archives/000439.html

March 31, 2006
Philip, Hank, Glynis Trio Live
http://blog.soulsearchin.com/archives/000923.html

April 10, 2006
Glynis "Bone" Martin & Argie Phine Live
http://blog.soulsearchin.com/archives/000944.html

February 01, 2007
Philip Trio With Glynis, Hankoya
http://www.soulsearchin.com/soul-diary/archive/200702/2007_02_01.html

2007年10月06日(土)
超超満員
http://ameblo.jp/soulsearchin/day-20071006.html

■フェイト(ケイリブ・ジェームスのブラック・ファンク・ロック・バンド)

ソウル・サーチャーズの音楽ディレクターであるケイリブ・ジェームスがロック色の強い実験的なサウンドに挑戦しているグループがフェイト。ソウル・サーチャーズがソウル、ニューヨーク・ミニットがファンク、ブラコン、R&Bを軸にするのに対して、フェイトはブラック・ロック的ナアプローチが特徴。

PHATE: Live at Crocodile, November 3rd, 2011

2011年11月3日(木・祝日) 19時半~
クロコダイル・渋谷
http://crocodile-live.jp/
〒150-0001 渋谷区神宮前6-18-8 ニュー関口ビルB1
Tel: 03-3499-5205 Fax: 03-3499-5206
Advance ¥3,000- Door ¥3,500

Phate (pronounced, ’fate’), a multi-cultural unit based in Japan consisting of some of the finest live and session players on the Tokyo music scene.
Phate’s members:

メンバー=
Kaleb James (Keys/Vocals),
Dickey Fukuda (Guitar),
Armin Linzbichler (Drums),
Cliff Archer (Bass)
Shinichi Kusama (Keys)

...fuse vintage funk/soul and psychedelic rock into a hip-hop/alternative vibe. A unique sound that transcends age, culture and genre.

○ 関連過去記事

July 23, 2005
Phate: New Acts of R&A, Stands For Rhythm & Alternative
http://www.soulsearchin.com//soul-diary/archive/200507/2005_07_23.html

September 17, 2005
Kaleb James’s Own Group Phate
http://www.soulsearchin.com//soul-diary/archive/200509/2005_09_17.html

June 22, 2006
Phate Live At Thumbs Up: Love Them or Like Them?
http://blog.soulsearchin.com/archives/2006_06_22.html

ANNOUNCEMENT>

◆第7回白川会・雨の下北沢

【#7th Shirakawa-Kai】

談義。

ソウル好き住職白川さん主催の通称・白川会が2011年10月21日(金)下北沢・しずおか屋で行われた。前回が6月なので、約4ヶ月ぶり。

ちょっと遅れていったら、もう大半のメンバーは着席し、おでんなどを食べていた。

ちょうど佐藤善雄さんの前があいていたので、そこに座ると、佐藤さんも前日のデイヴィッド・フォスターのコンサートを国際フォーラムで見ていて、その話になった。「いや、すごかったけど、音、めちゃくちゃよくなかったですか?」と興奮気味。そうそう、ライヴの話はブログに書いたが、そこに音の良さについては書いてなかった。

「いやあ、確かに音、すごくよかったですよね。やっぱりシークエンス(打ち込み)が多いからかもしれませんね」と僕。「打ち込みが多いからかもしれないけど、(ヴォーカルやメンバーの)出音(でおと=外に出ている音)もすごくクリアでよかった。あれは、ミキサーがいいからなんですかね」と善雄さん。

さらに「それからシンガーたちがみんなマイクをこれくらい(といって、マイクと口の距離を手振りで示す)離してても、声がちゃんと通るでしょう。フィリップ・ベイリーはちょっと辛そうだったけど、他の人はみんなすごく声、よく出てた」とも。

「そうなんですよねえ。シンガーたち、みんな声、よく出てる」と、前日のデイヴィッド・フォスター談義でしばし盛り上がる。

この日はもっぱら、フェースブックなどの話題、小西さんが翌日からニューヨーク行くという話しなど。小野さんが、カレスの7インチを2万円超出して買って、それで7インチ買うのはやめたという話なども。

+++++

第6回。

ところで、前回(2011年6月)の白川会レポートを下書きしていたのだが、アップできずにいたので、ここでそのまとまりのないレポートをちょっとだけ。

この日は鈴木啓志巨匠も登場で、鈴木さんとの会話がおもしろすぎた。

何年もこういう仕事をしていると鈴木さんも、僕も、書籍、紙資料、レコード、CDの類がハンパなく増える。なんと鈴木さんも最近積極的に捨てているそうだ。しかも、捨て方が律儀だ。

①CDはプラスチックケースと②CDと③ライナー部分を3つに分けてそれぞれに捨てる。新聞、紙資料は普通に捨てるが、雑誌はホッチキスの針をはずして、紙は紙、ホッチキスはホッチキスと分ける。

そんなこと、やってるんですか。鈴木さん。えらい、すごい、尊敬する。

鈴木節、もう絶好調。ほんと、あの独壇場、ユーストリームでもしたいと思いました。(笑)

「雑誌とか紙は、燃やすよりも、再生してほしいんだよね。いろいろ捨てたいんだけど」(鈴木談)

絶好調ぶりは続く。「タワーとかに置いてあるフリーペーパーの類。それから、捨てたいのはアドリブ。自分が書いたところだけ切り抜いてとっておこうと思うんだけど、切り抜くのだけでもめんどうくさい。アドリブなんてもう10円でも売れないよ。今、古本屋っていうのは、昔の文化を受け継ぐべきものだと思ってたけど、本を回収してあげるから、お金は払えませんよみたいな『回収業者』に成り下がっちゃったんだよね~。ブックオフもだめだよ。だから、たくさん重い思いして持ってっても、交通費にもならないよ。もったいないよな」

本とか雑誌って、巨匠がおっしゃるとおり、「文化を受け継ぐもの」。その通りですね。

ちなみにこの日は映画『あぜ道のダンディ』が公開された光石研さんも出席。映画を見て買っておいたパンフレットを持参し、サインをしていただいた。そうだった、このときはこの映画の話などもした。

■過去の白川会

第0回 2008年10月09日(木)、白川・佐藤・松尾・吉岡4人 @モリゲン
第1回以降は、すべて下北沢しずおか屋。

第1回 2008年12月2日(火)
第2回 2009年5月22日(金)
第3回 2009年12月17日(木)
第4回 2010年09月10日(金)
第5回 2010年12月07日(火)(スペシャル・ゲスト・光石研さん、女優峯村リエさん、俳優DJ村上淳さんら)
第6回 2011年06月24日(金)(白川、光石、吉岡、古明地、山田英未、小野(一ノ瀬)信子、チャップ夫妻、鈴木啓志、マイク関根、小林、ロージー、小西、北畠、カズコ15名)
スペシャル 2011年9月30日(金)「浅草・ウナギの会・色川」(白川・佐藤・関根・小林・吉岡)
第7回 2011年10月21日(金) (白川、佐藤、進藤、吉岡、古明地、小野、山田、堀内かおる、北畠、小西、ロージー、小林、チャップ13名) 

(もし名前落ちてる人がいたらすいません。お知らせください。修正します)

■過去の白川会および「しずおか屋」関連記事↓

2010年12月09日(木)
白川会第5回~ヴォーカル・グループ好きの光石研さん登場
http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-10731151666.html

2010年09月12日(日)
下北沢ソウル・サミット~第4回白川会
http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-10645525057.html

2009年12月18日(金)
白川会@しずおか屋~ソウル談義の夜は更けて(第3回)
http://ameblo.jp/soulsearchin/day-20091218.html

November 04, 2009
しずおか屋35周年パーティー、開かれる
http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-10380305472.html

May 25, 2009
レコード地獄に足を一歩踏み入れた新人19歳とどっぷり頭までつかった61歳の邂逅(第2回)
http://ameblo.jp/soulsearchin/day-20090525.html

December 03, 2008
Another Soul Summit At Shizuoka-Ya
【もうひとつのソウル・サミット~鈴木啓志氏パソコン始める】
http://ameblo.jp/soulsearchin/day-20081203.html
(第1回)

December 12, 2008
俳優・光石研さんはソウル・ミュージック好きらしい
http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-10176903406.html

2008年12月13日(土)
光石研さんとしずおかや
http://ameblo.jp/soulsearchin/day-20081213.html

January 26, 2006
Excello/Shizuoka Ya @ Shimokitazawa: Soul Oden Restaurant
【しずおか屋~下北沢のソウル・おでん屋】 
http://blog.soulsearchin.com/archives/000795.html

2003/04/03 (Thu)
As the boy, so the man
http://www.soulsearchin.com/soul-diary/archive/200304/diary20030403-1.html

2003/12/19 (Fri)
Synchronicity @ Shizuoka-Ya & Little Soul Cafe
http://www.soulsearchin.com/entertainment/soulbars/diary20031219.html

■EXCELLO しずおかや (エクセロ しずおかや)
住所: 東京都世田谷区北沢2-6-6 澤田ビル202
電話: 03-3465-6154
営業時間: 18:00~24:00
定休日: 日曜 (祭日は営業)
行きかた: 下北沢駅南口より徒歩約3分
(現在の場所には2005年4月移転。)

■CHAPS (チャップス) ソウルバー
〒155-0031東京都世田谷区北沢2-17-10 第2滝本ビル3F
電話: 03-3424-2545
営業時間: 20:00~5:00くらい(不定休)
開店: 2009年2月17日
ホームページ
http://www3.ocn.ne.jp/~chaps/

ENT>ESSAY>
ENT>EVENT>Shirakawa-kai, Shimokitazawa Soul Summit
SOUL BARS>Excello/Shizuokaya, Chaps

◎デイヴィッド・フォスター&フレンズ(Day Two):シンガーの良さを弾き出すその才能

【David Foster : Master Of Picking Up Greatest Parts Of Singers】

引き出し。

デイヴィッド・フォスター2日目は、オーディションを通過した日本人シンガー2名がステージに登場。堂々とした歌唱を聞かせた。それも一人は19歳、もう一人は11歳。ジャッキーも11歳だから、この日は「11歳祭り」だ。(笑) どちらもしっかりした歌を聴かせていて、日本にもちゃんとしたシンガーが育ち始めていることに驚いた。デイヴィッドはこれから周るアジア各国で一人か二人ずつ選んで、その最終コンテストをラスヴェガスで行うという。日本代表の彼女たちも行けるといいと思う。改めて、ちゃんと探せば、そうした才能はいるんだなあ、と強く思った。

オーディションを通過した2人は、どちらもデイヴィッドの英語がわからなかったようで、そのやりとりが逆にコメディーみたいで面白かった。

この日は、オーディション通過の二人の歌もあり、さらに観客席から歌いたい人を選んで歌わせることを、前日に続いてやっていたので、ショー自体の時間が長くなった。だが、ヴァラエティーに富んでいて、楽しかった。

客席から登場したオオタ・ヒロコさんをステージに上げ、「アイ・ビリーヴ・アイ・キャン・フライ」(曲は彼女が最初にアカペラで歌った)を一度歌わせたあと、マイクをオフにし彼女だけに、エンディングはこう歌うとみんなの拍手を得られる、というアドヴァイスをしたのだが、それが見事だった。そのアドヴァイスを聞いてもう一度やり直すと、会場から万雷の拍手が。デイヴィッド本人も自分でも言っているがプロデューサーの仕事をした瞬間だった。できれば、あのオフにしたところも、会場のみんなに聞かせてあげても、よかったかもしれない。歌手志望の人には何よりも参考になっただろう。デイヴィッド・フォスターというプロデューサーは、本当に本格的なシンガーの良さを引き出すのがずば抜けてうまいと思う。

さて、ジャッキーは、登場するタイミングを間違えたようで、両手を広げて、「あら、タイヘンっ」といったしぐさをして、一度舞台袖に引っ込んだ。それが、まあ、11歳らしくかわいらしかった。彼女はアンコールにも登場しないのだが、出番が終わると、帰って就寝するらしい。

彼女のCD『ドリーム・ウィズ・ミー』が届いてさっそく聴いているが、全編デイヴィッド・フォスター・プロデュース作品で、ここにバーブラ・ストライサンドの「サムホエア」が入っていたので驚いた。しかも、デュエットだ。デイヴィッドも、ジャッキーの中にきっとバーブラの面影を見たのだろう。ジャッキーはこれから10年、いや20年、30年と付き合っていけるシンガーになるだろう。10年経ってもまだ21歳だ。初日に最初のジャッキーの声を聴いたとき、これはネクスト・バーブラだと僕も感じたのだ。

僕はふだんレコードやCDを聴くとき、別に年齢などは気にしないのだが、さすがに11歳と言われると、ちょっと意識してしまう。

デイヴィッドはアンコール1曲目が終わった後、再度、万雷の拍手に応えて登場。ピアノに向かって、「~な曲を歌おうか、やろうかと思ったが、僕が歌うとだめなので~~」といって、次々と作品メドレーを繰り広げ、これはこれで楽しかった。そして、「ピアノ作品をやります」と言って演奏曲を弾いた。

それにしても、次々登場するこの「歌い上げ系」は圧巻だが、確かに歌を徹底的に聞かせるだけに、かなり満腹になる。そんな中で、デイヴィッドとはあまり関係ないアシャンティが、清涼剤的存在になったのでは? 

歌い上げ系の歌を志す人は、一度このデイヴィッド・フォスターのコンサートは見ると、いろいろと勉強になると思う。来年もぜひ来てください。

(ジョン・ロビンソンと話をしたので、そのあたりも含めて、この項、続く予定です)

■過去関連記事・ライヴ評

2011年10月21日(金)
デイヴィッド・フォスター・ライヴ~素晴らしいシンガーを紹介する良質の音楽番組
http://ameblo.jp/soulsearchin/day-20111021.html

2010年10月21日(木)
デイヴィッド・フォスター&フレンズ~シャリースがすべてを持っていった夜
http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-10682471281.html#main

2010年10月22日(金)
デイヴィッド・フォスター・ライヴ~時代の変遷によって入れ替わるスター
http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-10683847162.html#main

2010年10月24日(日)
シャリースの未来~若年層向けヒットと「ビッグ・ソング」での大ヒット
http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-10685418833.html#main

■各アーティストのCD

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B0057SDNKE/soulsearchiho-22/ref=nosim/

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B005GHZT0S/soulsearchiho-22/ref=nosim/

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B0052VI2PC/soulsearchiho-22/ref=nosim/"

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B001J8NR84/soulsearchiho-22/ref=nosim/

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B004Q84YL8/soulsearchiho-22/ref=nosim/

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B005E35L2K/soulsearchiho-22/ref=nosim/"

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00005G8XJ/soulsearchiho-22/ref=nosim/

■メンバー

David Foster (Piano, Conduct, Musical Director)
John Robinson (drums)
Mo Pleasure (keyboards)
Boh Cooper (keyboards)
Jeff Pevar (guitar)
Ian Martin (bass)

Jackie Evancho
Charice
Russell Watson
Ashanti
Philip Bailey
Michael Bolton

■セットリスト
Setlist: David Foster & Friends, October 20,2011

show started 19:09
00.Video: Flash Hits of David Foster
01.Theme From St. Elmo’s Fire
---Jackie Evancho ↓
02.Lovers
03.Mio Bambino
---Charice ↓
04.Louder
05.Stand Up For Love [Destiny’s Child]
06.Unbreak My Heart [Toni Braxton]
07.Power Of Love [Celine Dion]
---BTS Audition Winners
08.Fumika 19 years old: All By Myself
09.Arai Lily 11 year old: Listen
---Russel Watson ↓
10.Because We Believe
11.Volare (ヴォラーレ)
12.Nessun Dorma (プッチーニ、「誰も寝てはならぬ」) [Luciano Pavarotti]
---Ashanti ↓
13.Ashanti Medley: Rock Wit U ~ What’s Luv ~ Always On Time ~ Foolish ~ The Way That I Love You
14.Bodyguard Medley: I Have Nothing ~ I’ll Always Love You [Whitney Houston]
15.Audience: Ms. Hiroko Ohta sings a chorus of “I Believe I Can Fly”
---Philip Bailey ↓
16.In The Stone [Earth Wind & Fire]
17.Fantasy [Earth Wind & Fire]
18.After The Love Has Gone [Earth Wind & Fire]
19.September [Earth Wind & Fire]
---Michael Bolton ↓
20.When A Man Loves A Woman [Percy Sledge]
21.To Love Somebody
22.Georgia On My Mind [Ray Charles]
23.The Prayer (with Charice)
24.Earth Song [Michael Jackson] (All)
25.September (Outro)
Enc. Winter Games (with band)
Enc. Solo A Riff of: It’s So Hard To Say Goodbye ~ You’re The Inspiration ~ Glory Of Love ~ Through The Fire ~ Look What You’ve Done To Me ~ To Love You More
Enc. Water Fountain ( Love Theme From ’Secret Of My Success’ ) (David +Boh only)
Show ended 21:44

(2011年10月20日木曜、東京国際フォーラム、フォーラムA、デイヴィッド・フォスター&フレンズ・ライヴ)
ENT>LIVE>Foster, David & Friends
2011-

◎デイヴィッド・フォスター・ライヴ~素晴らしいシンガーを紹介する良質の音楽番組

【David Foster Day One: Great Music Program Featuring All The Big Singers】

毎年。

スーパー・プロデューサー、デイヴィッド・フォスターの約1年ぶりのコンサート。デイヴィッド・フォスター&フレンズ名義で、デイヴィッドが数人のフレンズをゲストに迎えて、デイヴィッド関連の曲を歌う。

「日本のみなさんは、レコードを聞くだけでなく、そこに書かれているプロデューサーはだれだれ、ソングライターはだれそれ、ミュージシャンはだれだれといった情報を読む。そうして音楽に親しむ。そのおかげで僕がこうやってコンサートを開けるんだ。そんな日本のオーディエンスに感謝したい」とデイヴィッドは、ライヴの最後に語った。そう、まさにデイヴィッドはヒット曲を裏で支える文字通り裏方さんなのだが、そのヒットの多さからスーパー・プロデューサーとして認知され、彼名義のライヴができるわけだ。

昨年に続いてのものだったが、同じアーティストは19歳のシャリースのみ。その他は、すべて入れ替わり、楽曲もかなり昨年とは違っている。この密度の濃さからいったら、お客さんが入れば、1週間でもやれるのではないか。

ほぼ満員の観客。年齢層も十代、二十代から50代、60代まで、男女とも実に幅広い。ドラムス、ギター、ベース、キーボード2台、そして、デイヴィッドのピアノというバンド編成。多くの曲がシークエンスで音源の一部が出ているが、ミュージシャンは実際にプレイし、シンガーはもちろんすべて生で歌う。

次から次へとヒット曲が歌われ、曲と曲の間のトークがまたおもしろい。デイヴィッドは、本当に名司会者で、シンガーとの軽いやりとりも実にうまい。まるで良質の音楽番組を、生で見せてもらっているようだ。

それにしても、デイヴィッドがてがけるシンガーの素晴らしいことったらない。いわゆる英語でいうところの「ビッグ・シンガー」、しっかりと歌を歌う実力派のシンガーばかりをてがける。とにかくみな声が良く、歌がうまく、しかも力強い。上手な歌が好きな音楽ファンは次々とノックアウトさせられる。

まず登場したのが今年11歳という2000年生まれのジャッキー・エヴァンコ。日本でいえば小学校5年生ということか。ちっちゃな子供が出てきたと思ったら、ものすごい歌唱を聴かされ、本当に度肝を抜かれた。堂々とした歌唱、ニュアンス。目をつぶって聴いたら、とても11歳なんて想像だにできない。20歳、30歳いや、もっと熟練のヴェテランのように聴こえる。このあまりの成熟振りに、彼女は将来「第二のバーブラ・ストライサンド」になるのではないかと思った。バーブラも子供の頃からすごいものがあったようだが、このジャッキーにもそうした匂いが感じられる。まさに、今年のセンセーションだ。しかし、歌が終わり、デイヴィッドとの会話になると、やはり11歳の子供らしいやりとりになってじつに子供らしい可愛さがでていた。しかしこの11歳の子供と熟練の歌唱のギャップには驚く。早くフル・ショーが見てみたい。

それにしても、去年のシャリースといい、今年のエヴァンコといい、十代でこれだけの力を見せるシンガーたちの層って本当にすごい。そして、デイヴィッドの慧眼もすばらしい。世界にはいくらでも才能が眠っているんだなあと強く痛感させられる。

そして、それに続いて「昨年のセンセーション」、シャリースの登場。ジャッキーを見た後だと、まるで、シャリースがヴェテラン・シンガーのようにさえ思えた。もちろん、彼女の力強い歌唱は昨年以上のものとなり、ますます強力になっている。今回でプロモーションなどを含めて8回目の来日だそうで、来年3月に自身のソロ・コンサート再来日が決まっている、という。ちょうど二作目のアルバムも出したところ。

続いて、体調を崩したところから見事奇跡の復活を果たしたクラシック畑のラッセル・ワトソン。こうしたクラシック調のシンガーとデイヴィッドの相性がまたいいというところが興味深い。プッチーニの曲など、国際フォーラムがサントリー・ホールになったかのようだ。

そして、R&B界のディーヴァ、はちきれんばかりの元気よさで登場したのが、何度か来日しているアシャンティ。メドレーで自身のヒット、そして、ホイットニーの『ボディー・ガード』メドレー。

続いてアースのリード・ヴォーカルのひとり、フィリップ・ベイリー。ファルセットが若干出にくくなっているが、それでもヒット曲がこの日の中で一番受けていた。デイヴィッドが書いた「アフター・ザ・ラヴ・ハズ・ゴーン」ももちろん、うわっときたが、「セプテンバー」では客席総立ちに。

フィリップが舞台を去って、デイヴィッドが次を紹介すると、その人物、マイケル・ボルトンは、なんと客席の通路にいた。僕の席からも近い、ほんの1メートルほどのところにスポットライトが当たって、彼が歌い始めた。彼も力強い声の持ち主。かつて代々木体育館で見たことがあったが、こんなに近くで見るのは初めて。

そして、本編最後はマイケル・ジャクソンの「アース・ソング」。デイヴィッドは日本を襲った311の悲劇について話した後、マイケルの話をして、「彼は、とても頭のよい人物でした。次の曲はじっくり歌詞を聞いてください。そうすれば、この曲はマイケルが日本のことを思って書いた曲だということがわかるでしょう」と述べた。

東京から始まって計8本のアジア・ツアー。最後にまた東京に戻ってきてくれればいいのに、と思った。来年もぜひ、お願いしたい。

なお、二日目はオーディションを通過した日本人シンガーが登場する。

■昨年ライヴ評

2010年10月21日(木)
デイヴィッド・フォスター&フレンズ~シャリースがすべてを持っていった夜
http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-10682471281.html#main

2010年10月22日(金)
デイヴィッド・フォスター・ライヴ~時代の変遷によって入れ替わるスター
http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-10683847162.html#main

2010年10月24日(日)
シャリースの未来~若年層向けヒットと「ビッグ・ソング」での大ヒット
http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-10685418833.html#main

■各アーティストのCD

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B0057SDNKE/soulsearchiho-22/ref=nosim/

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B005GHZT0S/soulsearchiho-22/ref=nosim/

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B0052VI2PC/soulsearchiho-22/ref=nosim/"

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B001J8NR84/soulsearchiho-22/ref=nosim/

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B004Q84YL8/soulsearchiho-22/ref=nosim/

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B005E35L2K/soulsearchiho-22/ref=nosim/"

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00005G8XJ/soulsearchiho-22/ref=nosim/

■メンバー

David Foster (Piano, Conduct, Musical Director)
John Robinson (drums)
Mo Pleasure (keyboards)
Boh Cooper (keyboards)
Jeff Pevar (guitar)
Ian Martin (bass)

Jackie Evancho
Charice
Russell Watson
Ashanti
Philip Bailey
Michael Bolton

■セットリスト
Setlist: David Foster & Friends, October 19,2011

show started 19:21
00.Video: Flash Hits of David Foster
01.Theme From St. Elmo’s Fire
---Jackie Evancho ↓
02.Lovers
03.Mio Bambino
---Charice ↓
04.Louder
05.Stand Up For Love [Destiny’s Child]
06.Unbreak My Heart [Toni Braxton]
07.Power Of Love [Celine Dion]
---Russel Watson ↓
08.Because We Believe
09.Volare (ヴォラーレ)
10.Nessun Dorma (プッチーニ、「誰も寝てはならぬ」) [Luciano Pavarotti]
---Ashanti ↓
11.Ashanti Medley: Rock Wit U ~ What’s Luv ~ Always On Time ~ Foolish ~ The Way That I Love You
12.Bodyguard Medley: I Have Nothing ~ I’ll Always Love You [Whitney Houston]
13.Audience: Mr. Chihiro sings a chorus of “You Raise Me Up”
---Philip Bailey ↓
14.In The Stone [Earth Wind & Fire]
15.Fantasy [Earth Wind & Fire]
16.After The Love Has Gone [Earth Wind & Fire]
17.September [Earth Wind & Fire]
---Michael Bolton ↓
18.When A Man Loves A Woman [Percy Sledge]
19.To Love Somebody
20.Time Love And Tenderness
21.The Prayer (with Charice)
22.Earth Song [Michael Jackson] (All)
23.September (Outro)
Enc. Water Fountain ( Love Theme From ’Secret Of My Success’ ) (David +Mo only)
Show ended 21:40

(2011年10月19日水曜、東京国際フォーラム、フォーラムA、デイヴィッド・フォスター&フレンズ・ライヴ)
ENT>LIVE>Foster, David & Friends
2011-


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