▲『キャプテンEO』と『マイケル・ジャクソン死の謎』
2010年7月3日 音楽▲『キャプテンEO』と『マイケル・ジャクソン死の謎』
【”Captain EO” & TV Programme】
マイケル。
再開された『キャプテンEO』は、東京ディズニーランドではとりあえず1年間限定だが、人気が続けば延長もありそうだ。
これがアメリカのディズニーで公開された1986年9月という時期は、マイケルの『スリラー』が出て、さらに1984年7月からの『ヴィクトリー・ツアー』も敢行、終了、『スリラー』に続くアルバムがまだかまだかと待たれていた時期だ。
少しちょっと昨日勘違いしたかもしれないので訂正を。オリジナル上映時には、レーザーとスモークが劇場効果としてあったと資料にあるが、それは今回はなかった。正確にそのあたりの記憶が定かではない。その代わり、水の演出、椅子が動く効果が今回はあり、これは今回からのものらしい。昔も劇場効果があったと思ったが、『キャプテンEO』の後、これに準じたいろいろなアトラクションが出てきた。たとえば、「スターツアーズ」や、「スプラッシュ・マウンテン」などのライド系では、椅子が動いたり、水がかかったりするが、そのあたりと混同したかもしれない。1986年当時の自分の原稿をいろいろ調べてみたのだが、『EO』について記述したものが見当たらなかった。その頃ブログがあれば、事細かに書いていただろう。(笑)
ここに登場するキャラクターは、象の鼻を持つようなフーター、頭が二つあるギークス(アイディーとオーディー)、マイケルの肩にのる鳥ファズボール、ロボットのようなメージャードーモとその背中にばちっとはまるマイナードーモなど。前記3つのぬいぐるみが、当時アメリカで売られていたので、それを買った。ずっとトランクルームにしまいこんでいたものを引っ張り出した。ただ、これが東京ディズニーランドで売られていたか、どうも記憶が定かではない。改めて24年の年月の重みを感じる。
今回の『キャプテンEO』では、いわゆる「ファスト・パス」が発行される。これを入手すれば、指定された時刻に行けば、待たずに見ることができる。
+++++
テレビ番組。
昨日(7月2日)、フジテレビで『マイケル・ジャクソン死の謎』(7月2日、午前2時10分~4時10分)という2時間の番組が放送されていた。ぼくはこれについてまったく知らなかったのだが、ツイッターで知り、すぐ見た。ちょっと頭が欠けてしまったが、9割ぐらいは見られた。
正直に言うと、ドキュメンタリーというには、テーマのフォーカスが甘く、ちょっと内容が貧弱な感じだった。たとえばアメリカCBSの『60ミニッツ』をドキュメンタリーと言うなら、これなど関係者の証言を集めて編集したただの「関係者の証言集」というもので、その足元にも及ばない。インタヴューしている人があまり、ジョー・ジャクソンやジャクソンズ、マイケル周辺のことをよく知らないせいか、つっこみが甘く、本来だったら聞きだせる話も聞き出せていない。それでもジョー・ジャクソンがかなりしゃべっているところは一次情報として参考にはなる。
よく事情は知らないのだが、ひょっとするとジョー・ジャクソンの著作が出るので、そのプロモーションの一環として、この番組ができたのかもしれない。まあ、本のプロモーション番組ということであれば、言い分がほとんどジョー・サイドのものになっているのも納得で、そういう意識で見ればいい。逆にこういう番組を見るときに、どのような立ち位置で番組が製作されたのかをしっかり見極めないと、物事の本質を見誤ることになる。だから『ジョー・ジャクソン語る』あるいは『ジョー・ジャクソン~息子マイケルを語る』といったタイトルだったら、よかったのではないだろうか。
また、マイケル・ジャクソンが陰謀によって殺されたかどうかは、さすがに我々にはわからない。もっと取材が必要だ。この番組の取材レヴェルではまだオンエアするレヴェルではないと思う。オンエアするにはもっと取材を深めて、さら素材を集めて、それらの事実を精査し、煮詰めてからではないだろうかと感じた。
■ 今日、大阪でトーク・ショー
今日(2010年7月3日土曜)、大阪で西寺郷太さんとトーク・ショーを行います。ただし、会場が小さいため前売り券がソールドアウトになっています。
●「マイケル・ジャクソン L.O.V.E ナイト in 大阪」
場所: 大阪サウンド・チャンネル
住所: 〒542-0086 大阪府大阪市中央区西心斎橋2-8-21 やすらぎビルB1
電話: 06-6212-5552
ウェッブ: http://www.sound-channel.jp/
日時: 2010年07月03日(土曜) 開場18時、開演18時半~21時半
サイン会: 21時半~22時
入場料: 3,000円 (限定80名) 当日別途ドリンク代500円
(前売り売り切れ)
出演: 西寺郷太(ノーナリーヴス) 吉岡正晴(音楽評論家)
「新しい『マイケル・ジャクソン』の教科書」著者である西寺郷太と、「マイケル・ジャクソン全記録1958 - 2009」の翻訳・監修者の吉岡正晴による伝説のトークイヴェント「マイケル・ジャクソン L.O.V.E ナイト」が大阪で開催!!
■ 過去関連記事
2009年11月18日(水)
キャプテンEO、2010年1月米ディズニーで再公開へ
http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-10390896932.html
2010年04月28日(水)
3D映画『キャプテンEO』、東京ディズニーランドで7月1日から再公開
http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-10519548213.html
ENT>MICHAEL JACKSON
【”Captain EO” & TV Programme】
マイケル。
再開された『キャプテンEO』は、東京ディズニーランドではとりあえず1年間限定だが、人気が続けば延長もありそうだ。
これがアメリカのディズニーで公開された1986年9月という時期は、マイケルの『スリラー』が出て、さらに1984年7月からの『ヴィクトリー・ツアー』も敢行、終了、『スリラー』に続くアルバムがまだかまだかと待たれていた時期だ。
少しちょっと昨日勘違いしたかもしれないので訂正を。オリジナル上映時には、レーザーとスモークが劇場効果としてあったと資料にあるが、それは今回はなかった。正確にそのあたりの記憶が定かではない。その代わり、水の演出、椅子が動く効果が今回はあり、これは今回からのものらしい。昔も劇場効果があったと思ったが、『キャプテンEO』の後、これに準じたいろいろなアトラクションが出てきた。たとえば、「スターツアーズ」や、「スプラッシュ・マウンテン」などのライド系では、椅子が動いたり、水がかかったりするが、そのあたりと混同したかもしれない。1986年当時の自分の原稿をいろいろ調べてみたのだが、『EO』について記述したものが見当たらなかった。その頃ブログがあれば、事細かに書いていただろう。(笑)
ここに登場するキャラクターは、象の鼻を持つようなフーター、頭が二つあるギークス(アイディーとオーディー)、マイケルの肩にのる鳥ファズボール、ロボットのようなメージャードーモとその背中にばちっとはまるマイナードーモなど。前記3つのぬいぐるみが、当時アメリカで売られていたので、それを買った。ずっとトランクルームにしまいこんでいたものを引っ張り出した。ただ、これが東京ディズニーランドで売られていたか、どうも記憶が定かではない。改めて24年の年月の重みを感じる。
今回の『キャプテンEO』では、いわゆる「ファスト・パス」が発行される。これを入手すれば、指定された時刻に行けば、待たずに見ることができる。
+++++
テレビ番組。
昨日(7月2日)、フジテレビで『マイケル・ジャクソン死の謎』(7月2日、午前2時10分~4時10分)という2時間の番組が放送されていた。ぼくはこれについてまったく知らなかったのだが、ツイッターで知り、すぐ見た。ちょっと頭が欠けてしまったが、9割ぐらいは見られた。
正直に言うと、ドキュメンタリーというには、テーマのフォーカスが甘く、ちょっと内容が貧弱な感じだった。たとえばアメリカCBSの『60ミニッツ』をドキュメンタリーと言うなら、これなど関係者の証言を集めて編集したただの「関係者の証言集」というもので、その足元にも及ばない。インタヴューしている人があまり、ジョー・ジャクソンやジャクソンズ、マイケル周辺のことをよく知らないせいか、つっこみが甘く、本来だったら聞きだせる話も聞き出せていない。それでもジョー・ジャクソンがかなりしゃべっているところは一次情報として参考にはなる。
よく事情は知らないのだが、ひょっとするとジョー・ジャクソンの著作が出るので、そのプロモーションの一環として、この番組ができたのかもしれない。まあ、本のプロモーション番組ということであれば、言い分がほとんどジョー・サイドのものになっているのも納得で、そういう意識で見ればいい。逆にこういう番組を見るときに、どのような立ち位置で番組が製作されたのかをしっかり見極めないと、物事の本質を見誤ることになる。だから『ジョー・ジャクソン語る』あるいは『ジョー・ジャクソン~息子マイケルを語る』といったタイトルだったら、よかったのではないだろうか。
また、マイケル・ジャクソンが陰謀によって殺されたかどうかは、さすがに我々にはわからない。もっと取材が必要だ。この番組の取材レヴェルではまだオンエアするレヴェルではないと思う。オンエアするにはもっと取材を深めて、さら素材を集めて、それらの事実を精査し、煮詰めてからではないだろうかと感じた。
■ 今日、大阪でトーク・ショー
今日(2010年7月3日土曜)、大阪で西寺郷太さんとトーク・ショーを行います。ただし、会場が小さいため前売り券がソールドアウトになっています。
●「マイケル・ジャクソン L.O.V.E ナイト in 大阪」
場所: 大阪サウンド・チャンネル
住所: 〒542-0086 大阪府大阪市中央区西心斎橋2-8-21 やすらぎビルB1
電話: 06-6212-5552
ウェッブ: http://www.sound-channel.jp/
日時: 2010年07月03日(土曜) 開場18時、開演18時半~21時半
サイン会: 21時半~22時
入場料: 3,000円 (限定80名) 当日別途ドリンク代500円
(前売り売り切れ)
出演: 西寺郷太(ノーナリーヴス) 吉岡正晴(音楽評論家)
「新しい『マイケル・ジャクソン』の教科書」著者である西寺郷太と、「マイケル・ジャクソン全記録1958 - 2009」の翻訳・監修者の吉岡正晴による伝説のトークイヴェント「マイケル・ジャクソン L.O.V.E ナイト」が大阪で開催!!
■ 過去関連記事
2009年11月18日(水)
キャプテンEO、2010年1月米ディズニーで再公開へ
http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-10390896932.html
2010年04月28日(水)
3D映画『キャプテンEO』、東京ディズニーランドで7月1日から再公開
http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-10519548213.html
ENT>MICHAEL JACKSON
■ 『キャプテンEO』ついに再開~驚異の4Dエクスペリエンス
2010年7月2日 音楽■ 『キャプテンEO』ついに再開~驚異の4Dエクスペリエンス
【Captain EO Reopened: It’s 4D Experience】
エクスペリエンス。
1986年9月にディズニーランドで公開されたマイケル・ジャクソンの本格的3D映画『キャプテンEO(イーオー)』が、2010年7月1日から、東京ディズニーランドでも再度公開が始まった。『キャプテンEO』は、東京ディズニーランドでは1996年9月1日に終了していたので、約14年ぶりの再開となる。
ディズニーといえば、最近ディズニーのソウル・コンピレーション『メロー・ディズニー』をプロデュースした松尾潔さんのおさそいで、6月30日に一足先に再開された『キャプテンEO』を見た。松尾さん、ありがとうございます。
僕自身、この『キャプテンEO』は、1986年秋にロスアンジェルスのディズニーランドで何度も並んで見て、その後東京でも何回か見て以来なので、おそらく20年余ぶりの再会となった。それにしても、まさかこういう形で再見できるとは思ってもいなかった。
すでにこの約17分におよぶ映像、ストーリーや内容・キャラクターなどは、10年以上公開されていたこと、またユーチューブなどにも平面映像が出ていたり、ここで流れる2曲はCDにもなっているので多くの人が知っているものとみられる。しかし、昨年のマイケル死後ファンになった人にとっては実際の3Dは初めて見る機会となる。
改めて感じたのが、やはりこの『キャプテンEO』のような3D映像はこの劇場で経験・体験しないとその魅力を100%理解できないということだ。3D映像だけではない。これは、座席が動き、光が後方から差し、様々な体験ができる、まさに「アトラクション」。3D映像にさらに劇場内効果を伴うため、3Dより一歩上の4D作品と呼ばれる。CDやネットなどで、文字情報・音情報は誰でも世界中から、ほぼ無料でアクセスできる。だが、この『キャプテンEO』を経験、体験するのは、ここに来ないとできない。これだけは、どれだけデジタル情報が、光速で流れても、アナログに実体験するしかない。逆に、そうした他では味わえない体験(エクスペリエンス)をアトラクションとして昇華しているところがマイケルのクリエイティヴ・アーティストとしてのすごさだ。
本作初公開時28歳だったマイケル・ジャクソンというアーティストは、本当に、その時点で誰もが考えつかないような、最高級のエンタテインメントを全知全能を傾けて作っているのだということを再確認する。それだけ完成度の高いものを作っておけば、たとえ、四半世紀というときが流れても、その本質的な魅力は衰えることなく、依然魅力あふれる作品として残っているということになる。まさか、1986年公開時に、24年後もまた狂喜乱舞してこれを見ることになるなど夢にも思わなかった。本人さえ思わなかっただろう。
「これからみなさんをアドヴェンチャーにお連れしよう」というメイキングのナレーションから、すでにこのわくわくするようなアトラクションは始まっている。
なお、以降は若干ネタばれになるので、これから初めてごらんになる方は、ご注意ください。
事前の情報では、今回の再公開では、椅子がぶるぶる動いたり、細かいネタ(後方からの照明、水の噴射)などがないとのことだったが、それは事実ではなく、全部以前の通り、あった。
マイケルがすぐ目の前まで登場したり、マイケルの肩に乗る「ファズボール」が、手の届くところまで近づいたり(みなつかもうと手を伸ばす)、象のような鼻をもつ「フーター」が、鼻を鳴らすときに水を吹きかけたり、宇宙船が激しく進行し、不時着するところでがくんがくん椅子から衝撃を受けたり、また、悪の女王(アンジェリカ・ヒューストン)のシザーハンズのような指とつめが目前に迫ってくるところなど、現場での臨場感こそが、このアトラクションの大きな魅力だ。10年も同じことが繰り返されるということは、それだけ完成度が高いということに他ならない。
熱狂的ファンは、本編が始まる前の、メイキングの映像から歓声をあげる。そして、本編では、マイケルの足が映し出されただけで、大歓声が会場を覆いつくす。最後はスタンディング・オヴェーションだ。
今から思えば、何かのきっかけで悪の仮面を被ってしまった女王も、マイケルの音楽の力で、本当は美しい女性に戻れる、変化をさせることができる、という「ウィ・アー・ヒアー・トゥ・チェンジ・ザ・ワールド」や、もうひとつの顔を持つという「アナザー・パート・オブ・ミー」に込められたメッセージは、「マン・イン・ザ・ミラー」や「ヒール・ザ・ワールド」にも通じるものだ。
3D映画としては、最近の『アヴァター』の超強力なスケール感とは、ひとまわり違うが、『アヴァター』から23年も前にこれほどの3D映画ができていたこと自体に驚きを隠せない。『アヴァター』は3D、この『キャプテンEO』は4D。『アヴァター』も『キャプテンEO』があったからこそ、完成が可能になったと言ってもいいだろう。
この不景気の時代CDは売れないが、ライヴのチケットは売れる。それは、みな「体験(エクスペリエンス)」を求めているからだ。この『キャプテンEO』ももちろん体験してこそ魅力が味わえるアトラクションだ。エンタテインメントとしてこの「エクスペリエンス」を売りにするところが、まさにすべてがデジタルになっていながら、人々が結局求めるものが、アナログの実体験に戻っているという点がきわめて21世紀的だ。
マイケル・ジャクソンは、2009年6月25日、星のかなたに飛んでいった。本編最後、キャプテンEOも、星のかなたに飛んでいった。
■ 『キャプテンEO』いくつかのデータ
製作総指揮:ジョージ・ルーカス
製作: ラスティー・レモランド
監督:フランシス・フォード・コッポラ
脚本:レモランド、ルーカス、コッポラ
音楽:ジェームス・ホーナー
楽曲:「ウイ・アー・ヒア・トゥ・チェンジ・ザ・ワールド」、「アナザー・パート・オブ・ミー」、ともにマイケル・ジャクソン作品
出演: マイケル・ジャクソン(EO)、アンジェリカ・ヒューストン(スプリーム・リーダー)ほか
総予算:3000万ドル(当時のレート1ドル165円で約49億5千万円。当時1分あたりでもっと多くのお金がかかった映像といわれた)
EOの意味は、ギリシア語で「夜明け」。
LAのディズニーランドで2010年2月23日から再開。当初は1986年9月18日~1997年4月7日の公開。
ディズニー・パリで2010年6月12日から再開。当初は1992年4月12日~1998年8月17日の公開。
フロリダ・ディズニーワールドで2010年7月2日から再開。当初は1986年9月12日~1994年7月6日の公開。
東京ディズニーランドで2010年7月1日から再開。当初は1987年3月20日~1996年9月1日の公開。
(『キャプテンEO』については、続く)
■過去関連記事
2009年11月18日(水)
キャプテンEO、2010年1月米ディズニーで再公開へ
http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-10390896932.html
2010年04月28日(水)
3D映画『キャプテンEO』、東京ディズニーランドで7月1日から再公開
http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-10519548213.html
■メロー・ディズニー
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B002QYZFSA/soulsearchiho-22/ref=nosim/
■ マイケル・ジャクソン『アルティメート』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B0002XH9Z4/soulsearchiho-22/ref=nosim/
ENT>MICHAEL JACKSON
【Captain EO Reopened: It’s 4D Experience】
エクスペリエンス。
1986年9月にディズニーランドで公開されたマイケル・ジャクソンの本格的3D映画『キャプテンEO(イーオー)』が、2010年7月1日から、東京ディズニーランドでも再度公開が始まった。『キャプテンEO』は、東京ディズニーランドでは1996年9月1日に終了していたので、約14年ぶりの再開となる。
ディズニーといえば、最近ディズニーのソウル・コンピレーション『メロー・ディズニー』をプロデュースした松尾潔さんのおさそいで、6月30日に一足先に再開された『キャプテンEO』を見た。松尾さん、ありがとうございます。
僕自身、この『キャプテンEO』は、1986年秋にロスアンジェルスのディズニーランドで何度も並んで見て、その後東京でも何回か見て以来なので、おそらく20年余ぶりの再会となった。それにしても、まさかこういう形で再見できるとは思ってもいなかった。
すでにこの約17分におよぶ映像、ストーリーや内容・キャラクターなどは、10年以上公開されていたこと、またユーチューブなどにも平面映像が出ていたり、ここで流れる2曲はCDにもなっているので多くの人が知っているものとみられる。しかし、昨年のマイケル死後ファンになった人にとっては実際の3Dは初めて見る機会となる。
改めて感じたのが、やはりこの『キャプテンEO』のような3D映像はこの劇場で経験・体験しないとその魅力を100%理解できないということだ。3D映像だけではない。これは、座席が動き、光が後方から差し、様々な体験ができる、まさに「アトラクション」。3D映像にさらに劇場内効果を伴うため、3Dより一歩上の4D作品と呼ばれる。CDやネットなどで、文字情報・音情報は誰でも世界中から、ほぼ無料でアクセスできる。だが、この『キャプテンEO』を経験、体験するのは、ここに来ないとできない。これだけは、どれだけデジタル情報が、光速で流れても、アナログに実体験するしかない。逆に、そうした他では味わえない体験(エクスペリエンス)をアトラクションとして昇華しているところがマイケルのクリエイティヴ・アーティストとしてのすごさだ。
本作初公開時28歳だったマイケル・ジャクソンというアーティストは、本当に、その時点で誰もが考えつかないような、最高級のエンタテインメントを全知全能を傾けて作っているのだということを再確認する。それだけ完成度の高いものを作っておけば、たとえ、四半世紀というときが流れても、その本質的な魅力は衰えることなく、依然魅力あふれる作品として残っているということになる。まさか、1986年公開時に、24年後もまた狂喜乱舞してこれを見ることになるなど夢にも思わなかった。本人さえ思わなかっただろう。
「これからみなさんをアドヴェンチャーにお連れしよう」というメイキングのナレーションから、すでにこのわくわくするようなアトラクションは始まっている。
なお、以降は若干ネタばれになるので、これから初めてごらんになる方は、ご注意ください。
事前の情報では、今回の再公開では、椅子がぶるぶる動いたり、細かいネタ(後方からの照明、水の噴射)などがないとのことだったが、それは事実ではなく、全部以前の通り、あった。
マイケルがすぐ目の前まで登場したり、マイケルの肩に乗る「ファズボール」が、手の届くところまで近づいたり(みなつかもうと手を伸ばす)、象のような鼻をもつ「フーター」が、鼻を鳴らすときに水を吹きかけたり、宇宙船が激しく進行し、不時着するところでがくんがくん椅子から衝撃を受けたり、また、悪の女王(アンジェリカ・ヒューストン)のシザーハンズのような指とつめが目前に迫ってくるところなど、現場での臨場感こそが、このアトラクションの大きな魅力だ。10年も同じことが繰り返されるということは、それだけ完成度が高いということに他ならない。
熱狂的ファンは、本編が始まる前の、メイキングの映像から歓声をあげる。そして、本編では、マイケルの足が映し出されただけで、大歓声が会場を覆いつくす。最後はスタンディング・オヴェーションだ。
今から思えば、何かのきっかけで悪の仮面を被ってしまった女王も、マイケルの音楽の力で、本当は美しい女性に戻れる、変化をさせることができる、という「ウィ・アー・ヒアー・トゥ・チェンジ・ザ・ワールド」や、もうひとつの顔を持つという「アナザー・パート・オブ・ミー」に込められたメッセージは、「マン・イン・ザ・ミラー」や「ヒール・ザ・ワールド」にも通じるものだ。
3D映画としては、最近の『アヴァター』の超強力なスケール感とは、ひとまわり違うが、『アヴァター』から23年も前にこれほどの3D映画ができていたこと自体に驚きを隠せない。『アヴァター』は3D、この『キャプテンEO』は4D。『アヴァター』も『キャプテンEO』があったからこそ、完成が可能になったと言ってもいいだろう。
この不景気の時代CDは売れないが、ライヴのチケットは売れる。それは、みな「体験(エクスペリエンス)」を求めているからだ。この『キャプテンEO』ももちろん体験してこそ魅力が味わえるアトラクションだ。エンタテインメントとしてこの「エクスペリエンス」を売りにするところが、まさにすべてがデジタルになっていながら、人々が結局求めるものが、アナログの実体験に戻っているという点がきわめて21世紀的だ。
マイケル・ジャクソンは、2009年6月25日、星のかなたに飛んでいった。本編最後、キャプテンEOも、星のかなたに飛んでいった。
■ 『キャプテンEO』いくつかのデータ
製作総指揮:ジョージ・ルーカス
製作: ラスティー・レモランド
監督:フランシス・フォード・コッポラ
脚本:レモランド、ルーカス、コッポラ
音楽:ジェームス・ホーナー
楽曲:「ウイ・アー・ヒア・トゥ・チェンジ・ザ・ワールド」、「アナザー・パート・オブ・ミー」、ともにマイケル・ジャクソン作品
出演: マイケル・ジャクソン(EO)、アンジェリカ・ヒューストン(スプリーム・リーダー)ほか
総予算:3000万ドル(当時のレート1ドル165円で約49億5千万円。当時1分あたりでもっと多くのお金がかかった映像といわれた)
EOの意味は、ギリシア語で「夜明け」。
LAのディズニーランドで2010年2月23日から再開。当初は1986年9月18日~1997年4月7日の公開。
ディズニー・パリで2010年6月12日から再開。当初は1992年4月12日~1998年8月17日の公開。
フロリダ・ディズニーワールドで2010年7月2日から再開。当初は1986年9月12日~1994年7月6日の公開。
東京ディズニーランドで2010年7月1日から再開。当初は1987年3月20日~1996年9月1日の公開。
(『キャプテンEO』については、続く)
■過去関連記事
2009年11月18日(水)
キャプテンEO、2010年1月米ディズニーで再公開へ
http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-10390896932.html
2010年04月28日(水)
3D映画『キャプテンEO』、東京ディズニーランドで7月1日から再公開
http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-10519548213.html
■メロー・ディズニー
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B002QYZFSA/soulsearchiho-22/ref=nosim/
■ マイケル・ジャクソン『アルティメート』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B0002XH9Z4/soulsearchiho-22/ref=nosim/
ENT>MICHAEL JACKSON
●リーラ・ジェームス、4年ぶりの来日ライヴ~炸裂するソウル・エクスペリエンス
2010年7月1日 音楽●リーラ・ジェームス、4年ぶりの来日ライヴ~炸裂するソウル・エクスペリエンス
【It’s Her Soul Experience: Leela James Live】
ディープ。
炸裂するソウルフルな声。ほとばしる汗。天井を突き抜ける言霊。ゴスペル、ソウル、ブルーズ、ファンクまでもその要素に含める、いい意味での完全なオールド・スクール・ソウル・シンガー、リーラ・ジェームスの4年2ヶ月ぶり2度目の来日公演。今回は1日2ステージということで1回のショーは短くなったが、その短い時間に熱心な観客を虜にした。
まず、ステージに登場して、その大きなアフロヘアに度肝を抜かれる。CDジャケットそのものだ。バンドは、ドラムス、ギター、ベース、キーボードにコーラス1人の5人。
いきなりジャンプ・ナンバーで観客を総立ちにさせるかと思えば、下記セットリスト7「ドント・スピーク」では、観客席を練り歩きながら歌い、リーラ・ファンの花田さんにおもいきり絡んで歌った。「今日は本当は仕事で来られなかったんですが、リーラだったら、仕事を押してでも来ないとねと思って。それで無理にやりくりして、(仕事場で)早く帰ります、って言って、ここに来たんです。自分に歌ってもらえて仕事早くあげてやってきた甲斐がありました」と大喜びの花田さん。彼に限らず、ファンとシンガー、アーティストたちには、熱い一体感が感じられた。
バック・コーラスのグローリア・ライアンも、なかなか素晴らしい声を聞かせてくれたが、彼女がリーラのバックを歌いだしたのはここ1年とのこと。前回の来日には来ていなかった。
リーラのライヴ、シンガーとしての素晴らしさについては、いま4年ぶりに読み返した前回ライヴ評でほとんどすべて書いた感じがした。(下記参照)
ところで、前回ライヴ評で彼女の年齢を推測しているのだが、最近ウイッキペディアや、その他のインタヴュー記事で1983年6月2日生まれと書かれたものがある。さすがに、それはないだろう、と思う。だいたい、5月22日と本人が言っていたので、信憑性が微妙だ。別に年齢など基本的にはただ聞く分にはたいした意味はないのだが、彼女の音楽性を本格的に理解しようとすると、重要な属性情報になる。デビューまでに時間がかかった、ということから、やはり30代後半から40代ではないだろうか。もし本当に27歳であるなら、いかにしてこんなオールド・スクールのソウルマナーを体に染み付けることができたのか尋ねたい。(バイオなどには、父親のソウルのレコードのコレクションから、とは書いてあるのだが・・・)
最新アルバムはソウルの名門、スタックスからのリリース。それについて彼女は次のように述べている。
"To be on the premier soul label is a validation of what I’ve accomplished with my music and what I stand for," she says. "I’ve always been a champion for this music. This album is my version of soul. It’s my experience of soul. It’s what soul means to me, and I want to share it with you."(一流のソウル・レーベルの所属になることは、私がこれまでに成し遂げてきたこと、私の立ち位置が認められたことです。私はずっとこのタイプの音楽のチャンピオンでした。このアルバムは、私が考えるソウルを表現したものです。私が経験したソウルです。私にとってソウルが意味するものがそこに込められています。それをみなさんと共有したいと思っています)
リーラのライヴも実に濃いソウル・エクスペリエンスであった。
■前回ライヴ評
April 15, 2006
Leela James: Goddaughter Of Soul Is Here To Stay
http://www.soulsearchin.com/soul-diary/archive/200604/2006_04_15.html
■強烈なデビュー・アルバム : "ア・チェンジ・イズ・ゴナ・カム"
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B0009XE9OG/soulsearchiho-22/ref=nosim/
■カヴァー・アルバム"Let’s Do It Again" (ソウルの名曲を堂々とカヴァー)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B003FM8KXE/soulsearchiho-22/ref=nosim/
■最新作3作目『マイ・ソウル』。名門スタックス・レコードより
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B0034BW938/soulsearchiho-22/ref=nosim/
■メンバー
リーラ・ジェイムス / Leela James(Vocals)
グローリア・ライアン / Gloria Ryann(Background Vocals)
マイケル・フォークナー / Michael Faulkner(Keyboards)
ブレイク・リー / Blake Lee(Guitar)
クリストファー・サブ / Christopher Sabb(Bass)
スティーヴン・ホワイト / Steven White(Drums)
■セットリスト リーラ・ジェームス@ビルボードライブ東京
Setlist: Leela James @ Billboard Live Tokyo, June 29, 2010
Show started 21:33
01.Intro
02.Long Time Coming
03.Good Time
04.We Are Gonna Have A Good Time (As known as “Doing It To Death”)
05.Give It To Me
06.Soul Food
07.Don’t Speak
08.My Joy
09.It’s Alright
10.Introducing members
11.Music – I Love Music
12.Miss You – I Love Music
Enc. Tell Me You Love Me
Show ended 22:40
(2010年6月29日火曜、ビルボードライブ東京=リーラ・ジェームス・ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>James, Leela
2010-
【It’s Her Soul Experience: Leela James Live】
ディープ。
炸裂するソウルフルな声。ほとばしる汗。天井を突き抜ける言霊。ゴスペル、ソウル、ブルーズ、ファンクまでもその要素に含める、いい意味での完全なオールド・スクール・ソウル・シンガー、リーラ・ジェームスの4年2ヶ月ぶり2度目の来日公演。今回は1日2ステージということで1回のショーは短くなったが、その短い時間に熱心な観客を虜にした。
まず、ステージに登場して、その大きなアフロヘアに度肝を抜かれる。CDジャケットそのものだ。バンドは、ドラムス、ギター、ベース、キーボードにコーラス1人の5人。
いきなりジャンプ・ナンバーで観客を総立ちにさせるかと思えば、下記セットリスト7「ドント・スピーク」では、観客席を練り歩きながら歌い、リーラ・ファンの花田さんにおもいきり絡んで歌った。「今日は本当は仕事で来られなかったんですが、リーラだったら、仕事を押してでも来ないとねと思って。それで無理にやりくりして、(仕事場で)早く帰ります、って言って、ここに来たんです。自分に歌ってもらえて仕事早くあげてやってきた甲斐がありました」と大喜びの花田さん。彼に限らず、ファンとシンガー、アーティストたちには、熱い一体感が感じられた。
バック・コーラスのグローリア・ライアンも、なかなか素晴らしい声を聞かせてくれたが、彼女がリーラのバックを歌いだしたのはここ1年とのこと。前回の来日には来ていなかった。
リーラのライヴ、シンガーとしての素晴らしさについては、いま4年ぶりに読み返した前回ライヴ評でほとんどすべて書いた感じがした。(下記参照)
ところで、前回ライヴ評で彼女の年齢を推測しているのだが、最近ウイッキペディアや、その他のインタヴュー記事で1983年6月2日生まれと書かれたものがある。さすがに、それはないだろう、と思う。だいたい、5月22日と本人が言っていたので、信憑性が微妙だ。別に年齢など基本的にはただ聞く分にはたいした意味はないのだが、彼女の音楽性を本格的に理解しようとすると、重要な属性情報になる。デビューまでに時間がかかった、ということから、やはり30代後半から40代ではないだろうか。もし本当に27歳であるなら、いかにしてこんなオールド・スクールのソウルマナーを体に染み付けることができたのか尋ねたい。(バイオなどには、父親のソウルのレコードのコレクションから、とは書いてあるのだが・・・)
最新アルバムはソウルの名門、スタックスからのリリース。それについて彼女は次のように述べている。
"To be on the premier soul label is a validation of what I’ve accomplished with my music and what I stand for," she says. "I’ve always been a champion for this music. This album is my version of soul. It’s my experience of soul. It’s what soul means to me, and I want to share it with you."(一流のソウル・レーベルの所属になることは、私がこれまでに成し遂げてきたこと、私の立ち位置が認められたことです。私はずっとこのタイプの音楽のチャンピオンでした。このアルバムは、私が考えるソウルを表現したものです。私が経験したソウルです。私にとってソウルが意味するものがそこに込められています。それをみなさんと共有したいと思っています)
リーラのライヴも実に濃いソウル・エクスペリエンスであった。
■前回ライヴ評
April 15, 2006
Leela James: Goddaughter Of Soul Is Here To Stay
http://www.soulsearchin.com/soul-diary/archive/200604/2006_04_15.html
■強烈なデビュー・アルバム : "ア・チェンジ・イズ・ゴナ・カム"
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B0009XE9OG/soulsearchiho-22/ref=nosim/
■カヴァー・アルバム"Let’s Do It Again" (ソウルの名曲を堂々とカヴァー)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B003FM8KXE/soulsearchiho-22/ref=nosim/
■最新作3作目『マイ・ソウル』。名門スタックス・レコードより
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B0034BW938/soulsearchiho-22/ref=nosim/
■メンバー
リーラ・ジェイムス / Leela James(Vocals)
グローリア・ライアン / Gloria Ryann(Background Vocals)
マイケル・フォークナー / Michael Faulkner(Keyboards)
ブレイク・リー / Blake Lee(Guitar)
クリストファー・サブ / Christopher Sabb(Bass)
スティーヴン・ホワイト / Steven White(Drums)
■セットリスト リーラ・ジェームス@ビルボードライブ東京
Setlist: Leela James @ Billboard Live Tokyo, June 29, 2010
Show started 21:33
01.Intro
02.Long Time Coming
03.Good Time
04.We Are Gonna Have A Good Time (As known as “Doing It To Death”)
05.Give It To Me
06.Soul Food
07.Don’t Speak
08.My Joy
09.It’s Alright
10.Introducing members
11.Music – I Love Music
12.Miss You – I Love Music
Enc. Tell Me You Love Me
Show ended 22:40
(2010年6月29日火曜、ビルボードライブ東京=リーラ・ジェームス・ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>James, Leela
2010-
⊿プリンス最新情報~新作『20Ten』は7月リリースの予定
2010年6月30日 音楽⊿プリンス最新情報~新作『20Ten』は7月リリースの予定
【Prince Information Update: Courtesy Of Tuna】
最新情報。
プリンス作品は、日本では2007年の『プラネット・アース』以来メジャーレコード会社からリリースされていない。そのため、ニュースの入り方も途絶えがちだが、プリンス本人は精力的に、新作発表、ライヴなどを行っている。7月には新作『20Ten』(トゥエンティーテン)がアメリカ、ヨーロッパの一部でリリースされる予定。ただこれが日本でどのような形でリリースされるかは未定。
(6月30日午後1時半追記)
イギリスのインディペンデント誌電子版が、この新作について、イギリスの新聞「デイリー・ミラー」、スコットランドの「デイリー・レコード」がそれぞれ7月10日付けの新聞にCDを添付する、また、7月22日発行のドイツの「ローリング・ストーン誌」にも添付すると伝えた。
http://www.independent.co.uk/arts-entertainment/music/prince-to-release-27th-studio-album-via-european-newspapers-2013972.html
(↑追記ここまで)
今年(2010年)に入ってからのプリンスの最新情報を、日本一のプリンス・フォロワー、ツナさんがまとめてくれた。力作なので、了承をとってほぼそのまま掲載する。主な活動は次の通り。
2010年情報
1月17日
地元のアメリカン・フットボールチーム「ミネソタ・ヴァイキングス」がダラス・カウボーイズを迎えての試合を、ラリー・グラハム夫妻とブリア・ヴァレンティ(昨年の3枚組みアルバム『Lotus Flow3r』収録の「エリクシール(Elixir)」を歌っている女性)と一緒に観戦。ちなみに、彼女が着ていたジャージは背番号28番のランニング・バック、エイドリアン・ピーターソン。
1月21日
新曲、「パープル・アンド・ゴールド(Purple and Gold)」を発表。紫と金はプリンスの色ではなく、彼の地元のアメリカン・フットボールチーム「ミネソタ・ヴァイキングス」のチームカラー。(一応、チームの応援歌だが、その直後チームはスーパーボウルをかけたチャンピオンシップゲームで負けた)(下記リンク先にて試聴できる)
http://www.vikings.com/media-vault/videos/Princes-Vikings-Song---Purple-and-Gold/e48c43f8-27e8-4ff4-a367-1d36975dd042
ちなみに、それに対抗してか、シーラEがこんなことしている。
http://www.youtube.com/watch?v=qKmHGPs6-dQ&feature=player_embedded
対戦相手の「ニューオーリンズ・セインツ」の応援だが、プリンスの物まねをして見事スーパーボウルを勝利に導いた。
2月26日
新曲、「コーズ・アンド・エフェクト(Cause and Effect)」をミネソタのラジオ局、89.3 The Currentにて発表。
(下記リンク先にて試聴できる)
http://minnesota.publicradio.org/collections/special/columns/music_blog/archive/2010/02/prince-cause-and-effect.shtml
6月7日
52歳の誕生日。この日にもミネソタのラジオ局、89.3 The Currentにて新曲「ホット・サマー(Hot Summer)」を発表。(下記リンク先にて試聴できる)
http://www.antiquiet.com/news/2010/06/prince-hot-summer-mp3/
6月15日
雑誌、エボニー(Ebony)発売。表紙とインタヴュー掲載
http://www.ebonyjet.com/ebony/
内容はエホバのことについてなど。
その他、ジェット誌やローリングストーン誌ドイツ版、ブリッツ(BLITZ)マガジンなどにも表紙や記事が掲載予定。
6月16日
ニューヨークのライヴハウス「BBキング・ブルーズ・クラブ・アンド・グリル(B.B. King Blues Club & Grill)」にて行われたラリー・グラハム率いるグラハム・セントラル・ステーションのライヴに飛び入りしてスライ&ファミリー・ストーンの「サンキュー」を演奏。(下記リンク先にて視聴できる)
http://www.youtube.com/watch?v=XxnmmhQlGoY&feature=player_embedded
6月27日
BET(ブラック・エンタテインメント・テレビ)の生涯功労賞(Lifetime Achievement Award)を受賞。パフォーマンスはない予定
http://betawards.bet.com/honorees/prince
また、これらの一連の動きにともない先週(6月22日)、以前所属していたワーナーとコンタクトを取った。
http://www.drfunkenberry.com/2010/06/23/prince-meets-with-warner-bros-records/
2010年7月以降、ライヴがヨーロッパで開催される。
7/4 デンマーク
7/5 ドイツ、ベルリン
7/9 フランス、アラス
7/10 ベルギー
7/12 スイス
7/13 オーストリア
7/18 ポルトガル
また、新作については下記のような情報がある。
プリンスの新作CD『20Ten』(仮称=トゥエンティーテン=2010)は、ベルギーの新聞の付録として7月10日にリリースされる予定。 新作リリースにあわせて、新聞に同時に掲載されるインタヴューも行われた。 他の新聞も目下交渉中とのことで、同じく付録としてのリリースが実現する可能性がある。 ワーナーブラザーズは、新作のリリースに関して、ベルギー以外の国でのリリースは新聞の付録という形にはならないだろうと述べている。 これは、以前にプリンスが同様のリリースをした際(アルバム『プラネット・アース(Planet Earth)』)に、米国はその対象ではなかったことから、今回も米国内での新聞への添付販売はないということのようだ。プリンスは 6月22日、ワーナーブラザーズと接触しており、 ワーナーからの新作リリースの準備は完了しているようだ。判明したところによると、対話の内容は契約に関する内容であったとのことだが、 しかしこの新しいCDのことではないらしい。 つまり、ワーナーとの契約によってリリースされるのは全く別の作品となる可能性もある。
火曜日(6月22日)の夜に、プリンスはハリウッドでカサンドラ・ウィルソンのショーを観覧した。
新作アルバム『20Ten』の予定トラックリストは下記リンク先に掲載。(既発曲やタイトルトラックがない)
http://www.moquake.com/forum/viewtopic.php?f=2&t=371&sid=9f48d6f4268d845e488cd76caf064e85
1. Compassion
2. Beginning Endlessly
3. Future Love Song
4. Sticky Like Glue
5. Lavau%
6. Act Of God
7. Walk In Sand
8. Sea Of Everything
9. Everybody Loves Me
その他のソースでのトラックリスト
1.Eye Came 2 Get funky
2.Hot Summer
3.SometimesNever
4.Play The Game
5.Fight 4 Ur Love
6.Alicia
7.Footprints
8.If Eye Could...
9.Cold
10.20Ten
■ プリンス『ロータスフラワー(Lotusflow3r)』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B001TI3IB0/soulsearchiho-22/ref=nosim/
ENT>ARTIST>Prince
【Prince Information Update: Courtesy Of Tuna】
最新情報。
プリンス作品は、日本では2007年の『プラネット・アース』以来メジャーレコード会社からリリースされていない。そのため、ニュースの入り方も途絶えがちだが、プリンス本人は精力的に、新作発表、ライヴなどを行っている。7月には新作『20Ten』(トゥエンティーテン)がアメリカ、ヨーロッパの一部でリリースされる予定。ただこれが日本でどのような形でリリースされるかは未定。
(6月30日午後1時半追記)
イギリスのインディペンデント誌電子版が、この新作について、イギリスの新聞「デイリー・ミラー」、スコットランドの「デイリー・レコード」がそれぞれ7月10日付けの新聞にCDを添付する、また、7月22日発行のドイツの「ローリング・ストーン誌」にも添付すると伝えた。
http://www.independent.co.uk/arts-entertainment/music/prince-to-release-27th-studio-album-via-european-newspapers-2013972.html
(↑追記ここまで)
今年(2010年)に入ってからのプリンスの最新情報を、日本一のプリンス・フォロワー、ツナさんがまとめてくれた。力作なので、了承をとってほぼそのまま掲載する。主な活動は次の通り。
2010年情報
1月17日
地元のアメリカン・フットボールチーム「ミネソタ・ヴァイキングス」がダラス・カウボーイズを迎えての試合を、ラリー・グラハム夫妻とブリア・ヴァレンティ(昨年の3枚組みアルバム『Lotus Flow3r』収録の「エリクシール(Elixir)」を歌っている女性)と一緒に観戦。ちなみに、彼女が着ていたジャージは背番号28番のランニング・バック、エイドリアン・ピーターソン。
1月21日
新曲、「パープル・アンド・ゴールド(Purple and Gold)」を発表。紫と金はプリンスの色ではなく、彼の地元のアメリカン・フットボールチーム「ミネソタ・ヴァイキングス」のチームカラー。(一応、チームの応援歌だが、その直後チームはスーパーボウルをかけたチャンピオンシップゲームで負けた)(下記リンク先にて試聴できる)
http://www.vikings.com/media-vault/videos/Princes-Vikings-Song---Purple-and-Gold/e48c43f8-27e8-4ff4-a367-1d36975dd042
ちなみに、それに対抗してか、シーラEがこんなことしている。
http://www.youtube.com/watch?v=qKmHGPs6-dQ&feature=player_embedded
対戦相手の「ニューオーリンズ・セインツ」の応援だが、プリンスの物まねをして見事スーパーボウルを勝利に導いた。
2月26日
新曲、「コーズ・アンド・エフェクト(Cause and Effect)」をミネソタのラジオ局、89.3 The Currentにて発表。
(下記リンク先にて試聴できる)
http://minnesota.publicradio.org/collections/special/columns/music_blog/archive/2010/02/prince-cause-and-effect.shtml
6月7日
52歳の誕生日。この日にもミネソタのラジオ局、89.3 The Currentにて新曲「ホット・サマー(Hot Summer)」を発表。(下記リンク先にて試聴できる)
http://www.antiquiet.com/news/2010/06/prince-hot-summer-mp3/
6月15日
雑誌、エボニー(Ebony)発売。表紙とインタヴュー掲載
http://www.ebonyjet.com/ebony/
内容はエホバのことについてなど。
その他、ジェット誌やローリングストーン誌ドイツ版、ブリッツ(BLITZ)マガジンなどにも表紙や記事が掲載予定。
6月16日
ニューヨークのライヴハウス「BBキング・ブルーズ・クラブ・アンド・グリル(B.B. King Blues Club & Grill)」にて行われたラリー・グラハム率いるグラハム・セントラル・ステーションのライヴに飛び入りしてスライ&ファミリー・ストーンの「サンキュー」を演奏。(下記リンク先にて視聴できる)
http://www.youtube.com/watch?v=XxnmmhQlGoY&feature=player_embedded
6月27日
BET(ブラック・エンタテインメント・テレビ)の生涯功労賞(Lifetime Achievement Award)を受賞。パフォーマンスはない予定
http://betawards.bet.com/honorees/prince
また、これらの一連の動きにともない先週(6月22日)、以前所属していたワーナーとコンタクトを取った。
http://www.drfunkenberry.com/2010/06/23/prince-meets-with-warner-bros-records/
2010年7月以降、ライヴがヨーロッパで開催される。
7/4 デンマーク
7/5 ドイツ、ベルリン
7/9 フランス、アラス
7/10 ベルギー
7/12 スイス
7/13 オーストリア
7/18 ポルトガル
また、新作については下記のような情報がある。
プリンスの新作CD『20Ten』(仮称=トゥエンティーテン=2010)は、ベルギーの新聞の付録として7月10日にリリースされる予定。 新作リリースにあわせて、新聞に同時に掲載されるインタヴューも行われた。 他の新聞も目下交渉中とのことで、同じく付録としてのリリースが実現する可能性がある。 ワーナーブラザーズは、新作のリリースに関して、ベルギー以外の国でのリリースは新聞の付録という形にはならないだろうと述べている。 これは、以前にプリンスが同様のリリースをした際(アルバム『プラネット・アース(Planet Earth)』)に、米国はその対象ではなかったことから、今回も米国内での新聞への添付販売はないということのようだ。プリンスは 6月22日、ワーナーブラザーズと接触しており、 ワーナーからの新作リリースの準備は完了しているようだ。判明したところによると、対話の内容は契約に関する内容であったとのことだが、 しかしこの新しいCDのことではないらしい。 つまり、ワーナーとの契約によってリリースされるのは全く別の作品となる可能性もある。
火曜日(6月22日)の夜に、プリンスはハリウッドでカサンドラ・ウィルソンのショーを観覧した。
新作アルバム『20Ten』の予定トラックリストは下記リンク先に掲載。(既発曲やタイトルトラックがない)
http://www.moquake.com/forum/viewtopic.php?f=2&t=371&sid=9f48d6f4268d845e488cd76caf064e85
1. Compassion
2. Beginning Endlessly
3. Future Love Song
4. Sticky Like Glue
5. Lavau%
6. Act Of God
7. Walk In Sand
8. Sea Of Everything
9. Everybody Loves Me
その他のソースでのトラックリスト
1.Eye Came 2 Get funky
2.Hot Summer
3.SometimesNever
4.Play The Game
5.Fight 4 Ur Love
6.Alicia
7.Footprints
8.If Eye Could...
9.Cold
10.20Ten
■ プリンス『ロータスフラワー(Lotusflow3r)』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B001TI3IB0/soulsearchiho-22/ref=nosim/
ENT>ARTIST>Prince
△イントロ・ドンの正解っぷりにびっくり
2010年6月29日 音楽△イントロ・ドンの正解っぷりにびっくり
【Name The Song In A Split Second: How Does Listener Knows Answer】
瞬時。
先日の日曜(6月27日)放送の『ソウル・ブレンズ』内で、いわゆる「イントロ・ドン」みたいな、曲のイントロを一瞬だけ流して、その曲名を当ててもらうというクイズをやった。
いやあ、これ、おもしろかった。っていうか、リスナーのみなさん、すごいです。すぐに正解が出るんでびっくりしました。僕なんか6曲中、2曲だけだもんね。(失笑)
今回のイントロ・ドンは、プロデューサーのオッシーが、いつも使っているセラート・スクラッチにあらかじめ出題する6曲をいれておいて、それをスイッチングで、瞬間、どあたまだけ出すようにしていた。通常のCDプレイヤーだと、頭だしはできるものの、瞬時に止めるのがなかなか難しい。このセラートを使うと、触った瞬間だけ音が出る。長く触れば、長く出る。正解が出たら、押していれば、そのまま曲が流れるから、とてもうまく進行する。
しかし、瞬時のイントロだとどれくらいなのだろう。10分の1秒くらいか、もっと短いのか。なかなかわからない。あとは、わかっても、「ああ、あれあれ、あれあれあれだよ」っていう感じで正確な曲名がでてこなかったりする。
驚いたのは、「スムース・クリミナル」。ほんの一瞬のイントロで、15歳のリスナーの女の子が見事に当てた。
逆に、なぜか難しかったのが、ジャクソン・ファイヴの「アイ・ウォント・ユー・バック」。これは4-5人、不正解で、再度、少し長めにイントロを出したところ、一挙に電話が鳴り出して、正解となった。スタジオの電話は、10本まで同時に受けられ、それが赤ランプの点滅でボードに表示される。2度目に長くイントロを流したら、いっせいにボードの赤ランプが点滅した。
今回は、マイケルとプリンス楽曲のみだったが、これが制限なかったら、けっこう難しいと思う。だけど、かなりおもしろいと思う。
「正解の人に何かあげようよ」と言ったら、マーヴィンが、「ジョージのステッカーでもあげるか」(前の番組、ジョージ・カックルさんの番組ステッカー)と、何枚も持っていたステッカーを両手に広げていた。なんで、そんなに持ってるんだ? (笑) 『ソウル・ブレンズ』の「イントロ・ドン」に正解すると、ジョージの番組ステッカーがもらえる。そんなことになったらおもしろいな。受ける。これぞ、本当の二番組コラボレーション!
■ スムース・クリミナルは、BADに収録
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B003IGMIYY/soulsearchiho-22/ref=nosim/
■なぜか、むずかしかった「アイ・ウォント・ユー・バック」
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B002GKRTHY/soulsearchiho-22/ref=nosim/
■プリンスの1999も、すぐに正解がでました
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B000803CU2/soulsearchiho-22/ref=nosim/
■ キスも、すぐに正解がでました
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B000002L9B/soulsearchiho-22/ref=nosim/
ENT>RADIO>Soul Blends
【Name The Song In A Split Second: How Does Listener Knows Answer】
瞬時。
先日の日曜(6月27日)放送の『ソウル・ブレンズ』内で、いわゆる「イントロ・ドン」みたいな、曲のイントロを一瞬だけ流して、その曲名を当ててもらうというクイズをやった。
いやあ、これ、おもしろかった。っていうか、リスナーのみなさん、すごいです。すぐに正解が出るんでびっくりしました。僕なんか6曲中、2曲だけだもんね。(失笑)
今回のイントロ・ドンは、プロデューサーのオッシーが、いつも使っているセラート・スクラッチにあらかじめ出題する6曲をいれておいて、それをスイッチングで、瞬間、どあたまだけ出すようにしていた。通常のCDプレイヤーだと、頭だしはできるものの、瞬時に止めるのがなかなか難しい。このセラートを使うと、触った瞬間だけ音が出る。長く触れば、長く出る。正解が出たら、押していれば、そのまま曲が流れるから、とてもうまく進行する。
しかし、瞬時のイントロだとどれくらいなのだろう。10分の1秒くらいか、もっと短いのか。なかなかわからない。あとは、わかっても、「ああ、あれあれ、あれあれあれだよ」っていう感じで正確な曲名がでてこなかったりする。
驚いたのは、「スムース・クリミナル」。ほんの一瞬のイントロで、15歳のリスナーの女の子が見事に当てた。
逆に、なぜか難しかったのが、ジャクソン・ファイヴの「アイ・ウォント・ユー・バック」。これは4-5人、不正解で、再度、少し長めにイントロを出したところ、一挙に電話が鳴り出して、正解となった。スタジオの電話は、10本まで同時に受けられ、それが赤ランプの点滅でボードに表示される。2度目に長くイントロを流したら、いっせいにボードの赤ランプが点滅した。
今回は、マイケルとプリンス楽曲のみだったが、これが制限なかったら、けっこう難しいと思う。だけど、かなりおもしろいと思う。
「正解の人に何かあげようよ」と言ったら、マーヴィンが、「ジョージのステッカーでもあげるか」(前の番組、ジョージ・カックルさんの番組ステッカー)と、何枚も持っていたステッカーを両手に広げていた。なんで、そんなに持ってるんだ? (笑) 『ソウル・ブレンズ』の「イントロ・ドン」に正解すると、ジョージの番組ステッカーがもらえる。そんなことになったらおもしろいな。受ける。これぞ、本当の二番組コラボレーション!
■ スムース・クリミナルは、BADに収録
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B003IGMIYY/soulsearchiho-22/ref=nosim/
■なぜか、むずかしかった「アイ・ウォント・ユー・バック」
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B002GKRTHY/soulsearchiho-22/ref=nosim/
■プリンスの1999も、すぐに正解がでました
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B000803CU2/soulsearchiho-22/ref=nosim/
■ キスも、すぐに正解がでました
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B000002L9B/soulsearchiho-22/ref=nosim/
ENT>RADIO>Soul Blends
☆久保田利伸『タイムレス・フライ』ツアー
2010年6月28日 音楽☆久保田利伸『タイムレス・フライ』ツアー
【Kubota Toshinobu’s Timeless Fly Tour】
4年ぶり。
久保田利伸が今年は新作アルバム『タイムレス・フライ(Timeless Fly)』を出し、4年ぶりの同名ツアーに出た。2010年6月20日(日)座間のハーモニーホール座間から始まり、8月22日(日)新潟県民会館まで22本続くいわゆる「ホール・ツアー」。前回が大きなアリーナを周ったのに比べて、今回は小さなホールで、ファンとより近くでグルーヴを堪能する。
集まった観客層は実に広い。40代はもちろん50代後半から、下は20代前半まで、全体的には女性が多く7-3くらいの比率か。超満員、NHKホールに続く公園通りでは、「チケット譲ってください」の紙を手に持っているファンもいたという。収容人数的に、今回のホール・ツアーでは、カヴァーしきれないので、買えないファンが多いのだろう。来年(2011年)は、彼がデビューしてちょうど25周年になる。ファンも年輪を重ねているわけだ。
ライヴ前には、DJがメイズ(いつも久保田バンドでキーボードを担当するフィリップ・ウーが以前参加していたファンク・バンド)の作品を流し、徐々に久保田ズ・ソウルワールドを演出している。
全体的なメイン・コンセプトは、ファンクでグルーヴィーに、ミュージシャンも観客も一緒に楽しもう、我々はみなパーティー・ピーポー(party people)というもの。そして、バンドがタイトにグルーヴを刻み、それを久保田は一曲一曲、実直にこなしていく。バンドは前回同様、強力。ラルフのドラムス(ところどころひょうきんなMCもまたよし)、フィリップ、柿崎のキーボード、カルロスのベースなど、まちがいない。
2曲目ではダンサー2人と久保田とでユニゾンのダンスを見せるが、モリス・デイのタイムの雰囲気を思い起こさせた。途中2回あるMC(話)の部分では、かなりおもしろいフリートークを聞かせるが、あちこちにライヴに来てくれる観客への感謝の言葉が繰り返されたのが印象的だった。
中盤、久保田が着替えるためにコーラス隊がマイケル曲「ヒューマン・ネイチャー」をSWVヴァージョン(「ライト・ヒア/ヒューマン・ネイチャー」)で披露するが、ずっと久保田ツアーに帯同しているユリ(『ソウル・サーチン:ザ・セッション』でもおなじみ)と今回初登場の、日本の音楽シーンでは中堅となっているオリヴィア・バレルが圧巻だった。
「ここに来ている観客のみなさんは本当に素晴らしい。スローの曲はハートで聴き、ゆったりしたグルーヴの曲は腰で聴き、踊れる曲は踊りながら聴く」とステージから言う。
本編が終わり、アンコールも終えると、久保田は最後に「全国ツアー、イッテキマース」と言って舞台を去っていった。そして、その後マーヴィン・ゲイの「アフター・ザ・ダンス」が静かに会場に流れた。メイズに始まり、久保田ワールドを展開し、そして、マーヴィン・ゲイで〆る。久保田ならではのソウル・ワールドの完結だ。
(この日のセットリストは、ツアー終了後にアップします)
■久保田利伸 関連記事
July 30, 2006
Kubota Toshinobu Shouted "You Are My Soul" At The Center Of The Stage
http://www.soulsearchin.com/soul-diary/archive/200607/2006_07_30.html
August 07, 2006
Groovy Performance For Groovy People: Kubota Toshinobu Live
http://blog.soulsearchin.com/archives/2006_08_07.html
March 09, 2007
Kubota Toshinobu: MTV Icon TV Shooting Live
http://blog.soulsearchin.com/archives/001633.html
2010年03月01日(月)
久保田利伸さん、『ソウル・ブレンズ』を1時間ジャック
http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-10470448295.html
December 25, 2006
After Johnny Gill; Japanese Soul Men Summit
http://blog.soulsearchin.com/archives/001478.html
■オリヴィア・バレル関連記事
2007年09月18日(火)
http://ameblo.jp/soulsearchin/day-20070918.html
■ユリ関連記事
2008年08月05日(火)
ユリ、ブルース・アレイ単独ソロ名義で初登場
http://ameblo.jp/soulsearchin/day-20080805.html
2009年10月15日(木)
シンガー、ユリ@ブルース・アレイ
http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-10364864050.html
2010年04月01日(木)
スティーヴィー・ワンダー・トリビュート(2日目)
http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-10496445532.html
■久保田利伸 オフィシャル・ホームページ(ツアー予定なども)
http://www.funkyjam.com/artist/kubota/
■久保田利伸 最新アルバム『タイムレス・フライ』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B0031B66XU/soulsearchiho-22/ref=nosim/
■ 久保田利伸 最新シングル『ラヴ・レイン~恋の雨』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B003IYH5A8/soulsearchiho-22/ref=nosim/
■ メンバー
Kubota Toshinobu (Vocal)
Kakizaki Yoichiro (Keyboards)
Ralph Rolle (Drums)
Philip Woo (Keyboards)
Carlos Henderson (Bass)
Ohnishi Yusuke (Guitar)
DJ Mass (DJ)
Yuri (Background Vocal)
Olivia Burrell (Background Vocal)
Yoshida Hiroshi (Background Vocal)
Masako (Dancer)
Nao (Dancer)
■ セットリスト
Setlist : Kubota Toshinobu “Timeless Fly” Tour, June 26, 2010
(セットリストは、8月22日ツアー終了後にアップします)
CD Maze
show started 18:09
01.
Enc
Show ended 20:38
CD Marvin Gaye: After The Dance
(2010年6月26日土曜、NHKホール=久保田利伸ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>Kubota, Toshinobu
2010-94
【Kubota Toshinobu’s Timeless Fly Tour】
4年ぶり。
久保田利伸が今年は新作アルバム『タイムレス・フライ(Timeless Fly)』を出し、4年ぶりの同名ツアーに出た。2010年6月20日(日)座間のハーモニーホール座間から始まり、8月22日(日)新潟県民会館まで22本続くいわゆる「ホール・ツアー」。前回が大きなアリーナを周ったのに比べて、今回は小さなホールで、ファンとより近くでグルーヴを堪能する。
集まった観客層は実に広い。40代はもちろん50代後半から、下は20代前半まで、全体的には女性が多く7-3くらいの比率か。超満員、NHKホールに続く公園通りでは、「チケット譲ってください」の紙を手に持っているファンもいたという。収容人数的に、今回のホール・ツアーでは、カヴァーしきれないので、買えないファンが多いのだろう。来年(2011年)は、彼がデビューしてちょうど25周年になる。ファンも年輪を重ねているわけだ。
ライヴ前には、DJがメイズ(いつも久保田バンドでキーボードを担当するフィリップ・ウーが以前参加していたファンク・バンド)の作品を流し、徐々に久保田ズ・ソウルワールドを演出している。
全体的なメイン・コンセプトは、ファンクでグルーヴィーに、ミュージシャンも観客も一緒に楽しもう、我々はみなパーティー・ピーポー(party people)というもの。そして、バンドがタイトにグルーヴを刻み、それを久保田は一曲一曲、実直にこなしていく。バンドは前回同様、強力。ラルフのドラムス(ところどころひょうきんなMCもまたよし)、フィリップ、柿崎のキーボード、カルロスのベースなど、まちがいない。
2曲目ではダンサー2人と久保田とでユニゾンのダンスを見せるが、モリス・デイのタイムの雰囲気を思い起こさせた。途中2回あるMC(話)の部分では、かなりおもしろいフリートークを聞かせるが、あちこちにライヴに来てくれる観客への感謝の言葉が繰り返されたのが印象的だった。
中盤、久保田が着替えるためにコーラス隊がマイケル曲「ヒューマン・ネイチャー」をSWVヴァージョン(「ライト・ヒア/ヒューマン・ネイチャー」)で披露するが、ずっと久保田ツアーに帯同しているユリ(『ソウル・サーチン:ザ・セッション』でもおなじみ)と今回初登場の、日本の音楽シーンでは中堅となっているオリヴィア・バレルが圧巻だった。
「ここに来ている観客のみなさんは本当に素晴らしい。スローの曲はハートで聴き、ゆったりしたグルーヴの曲は腰で聴き、踊れる曲は踊りながら聴く」とステージから言う。
本編が終わり、アンコールも終えると、久保田は最後に「全国ツアー、イッテキマース」と言って舞台を去っていった。そして、その後マーヴィン・ゲイの「アフター・ザ・ダンス」が静かに会場に流れた。メイズに始まり、久保田ワールドを展開し、そして、マーヴィン・ゲイで〆る。久保田ならではのソウル・ワールドの完結だ。
(この日のセットリストは、ツアー終了後にアップします)
■久保田利伸 関連記事
July 30, 2006
Kubota Toshinobu Shouted "You Are My Soul" At The Center Of The Stage
http://www.soulsearchin.com/soul-diary/archive/200607/2006_07_30.html
August 07, 2006
Groovy Performance For Groovy People: Kubota Toshinobu Live
http://blog.soulsearchin.com/archives/2006_08_07.html
March 09, 2007
Kubota Toshinobu: MTV Icon TV Shooting Live
http://blog.soulsearchin.com/archives/001633.html
2010年03月01日(月)
久保田利伸さん、『ソウル・ブレンズ』を1時間ジャック
http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-10470448295.html
December 25, 2006
After Johnny Gill; Japanese Soul Men Summit
http://blog.soulsearchin.com/archives/001478.html
■オリヴィア・バレル関連記事
2007年09月18日(火)
http://ameblo.jp/soulsearchin/day-20070918.html
■ユリ関連記事
2008年08月05日(火)
ユリ、ブルース・アレイ単独ソロ名義で初登場
http://ameblo.jp/soulsearchin/day-20080805.html
2009年10月15日(木)
シンガー、ユリ@ブルース・アレイ
http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-10364864050.html
2010年04月01日(木)
スティーヴィー・ワンダー・トリビュート(2日目)
http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-10496445532.html
■久保田利伸 オフィシャル・ホームページ(ツアー予定なども)
http://www.funkyjam.com/artist/kubota/
■久保田利伸 最新アルバム『タイムレス・フライ』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B0031B66XU/soulsearchiho-22/ref=nosim/
■ 久保田利伸 最新シングル『ラヴ・レイン~恋の雨』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B003IYH5A8/soulsearchiho-22/ref=nosim/
■ メンバー
Kubota Toshinobu (Vocal)
Kakizaki Yoichiro (Keyboards)
Ralph Rolle (Drums)
Philip Woo (Keyboards)
Carlos Henderson (Bass)
Ohnishi Yusuke (Guitar)
DJ Mass (DJ)
Yuri (Background Vocal)
Olivia Burrell (Background Vocal)
Yoshida Hiroshi (Background Vocal)
Masako (Dancer)
Nao (Dancer)
■ セットリスト
Setlist : Kubota Toshinobu “Timeless Fly” Tour, June 26, 2010
(セットリストは、8月22日ツアー終了後にアップします)
CD Maze
show started 18:09
01.
Enc
Show ended 20:38
CD Marvin Gaye: After The Dance
(2010年6月26日土曜、NHKホール=久保田利伸ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>Kubota, Toshinobu
2010-94
◎マイケル・ジャクソン・トーク・イヴェント@イレヴン西麻布
2010年6月27日 音楽◎マイケル・ジャクソン・トーク・イヴェント@イレヴン西麻布
【Michael Jackson Talk Event @ Eleven, Nishiazabu】
話題。
西麻布のクラブ、前イエロー、現イレヴン(eleven)で、6月25日(金)DJスピナのマイケル・ジャクソン・ナイトがあり、その前に、西寺郷太さんと小1時間のトーク・ショーを行った。お集まりいただいたみなさまありがとうございます。さすがに、クラブ・イレヴンだと午後10時スタートというのは、クラブには早すぎ、トーク・イヴェントには遅すぎ(too early for club, too late for talk event)のためか、最初はお客さんの入りもぼちぼちだったが、始まる頃には用意された席はほぼ満員になった。
トークネタは、最近のマイケル・ジャクソン・ネタ。最初にえらく盛り上がったのが、ブランドン・ハワードの話。ちょうど、当日(25日)、郷太さんも本人に会っており、僕は前日会っていたことから、その印象などについて。やはり、彼も、ブランドンはマイケルに雰囲気が似ていること、しゃべり方が似ていることを感じた。ブランドンはJウェイヴのDJタローさんの番組にゲスト出演し、収録があったが、その模様がUストリームで中継され、80人くらいの人が見ていた。たまたま僕もその様子を見ていたのだが、そこに郷太さんもいたという。
「大体、(マイケル・ネタを)東スポに売るのは、レコード会社か、ジャーメインってことになっている」(会場爆笑) 「だから、僕もね、昨日レコード会社の担当に聞いたら、あれ、勝手に書かれちゃったんですよ、うちじゃないです、って言っていたよ」というと、「じゃあ、犯人はジャーメインだ!」(さらに爆笑)
ちなみに、東スポ。
http://matome.naver.jp/odai/2127615170306812101/2127615211106834702
東スポは、信じてはいけません。(笑)
そして、若干、2人で監修した対訳の話。具体的にしようかと打ち合わせしていたが、話がどこからかそれてしまった。(笑)
もうひとつ、大盛り上がりになったのが、この日公開された映画『マイケル・ジャクソン キング・オブ・ポップの素顔』の件。「この映画、すでに見た方は?」と尋ねると、4-5人の方がすでに見ていた。当日、ツイッターで僕と郷太さんと和田唱さんのやりとりを書いていたが、要するにこの映画は、「映画」というものではなく、ホームビデオで撮影したものを無理やり2時間に引き伸ばしたもの。「そう、ほんと、無理やりなんすよね」と郷太さん。で、その無理やり感を、いくつか身振り手振りで説明し、それがめちゃくちゃおもしろくて、受けた。逆に、この説明見たら、怖いもの見たさに、見に行きたくなるだろう。(笑)
「デパート(ショッピングセンターか)の店員が、マイケルにサングラスあげるんだけど、上げたことで、超まいあがって喜んでるシーン。マイケル、別にそんなもんもらったって嬉しくないよ」(笑) 「一般の人がマイケルについて、言ってるんだけど、おんなじ人が何度もでてくる」(笑) 「ほんと、どうでもいい、普通だったらボツになるシーンが多いんですよ」(笑) 「リムジンの中のなんでもないシーンがやたら長い」(笑) 「まあ、ここだけの話、映画館で見るようなものじゃないですねえ。テレビのワイドショー・レベル」(笑) 「ビデオかDVDで十分」(笑)
このほかに、郷太さんがすでに読んだという父ジョー・ジャクソンの自伝『息子 マイケル・ジャクソンへ ~天国への遺言状~』の話をちらっと。僕はまだ読んでないので、さっそくアマゾンに注文。その中に、家系の話があって、父ジョーにはインディアン(ネイティヴ・アメリカン)の血がけっこう混ざっている、という話を紹介してくれた。それを受けて僕が、「血が混ざるということは、強いもの、美しいものが生まれる可能性がとても高い。ジェームス・ブラウンもかつて自分の血には、インディアンや日本人の血が混ざっているんだと話してくれた。マイケルの『ブラック・オア・ホワイト』も、人種は関係ないというメッセージを強くだしているが、そういうところからも来ているのかもしれない」といったことを話した。
ジョーの話の中で、郷太さんが、「ジョーが好きなマイケル曲は、『アース・ソング』だって書いてた」というので、僕が「うっそー!」とダウトしてしまった。一番、ジョーと対極にあるような気がしたからだ。「ジョーはたぶん自分では実際に書いてないでしょう。聞き書きなんじゃないかな。それとライター、あるいは編集者がいて、そういうのを勝手に付け加えたりした可能性あるんじゃないかな(笑)」 いや、確かに本当にジョーが好きな可能性はあるが。(笑)
このほかに、25日午後7時から日テレで放送された特番と、スカパー内M-ONTVで放送された『AI miss Michael Jackson』という2時間の番組の話。前者はまだ見ていないが、後者はスカパーの基本パックにはいっていると見ることができ、郷太さんはすでに見ていた。僕は25日のお台場の上映イヴェントでこれを見たが、とてもいい内容で感心した。特に元マネージャーで最後マイケルが死去するときにもマネージャーだったフランク・ディレオの話はすごくよかった。といった話をした。この番組については改めて書く。
次回、郷太さんとのトーク・ショーは大阪で2010年7月3日(土)。また、違うネタでしゃべり倒せるような気がします。(笑)
その後、郷太さんと近くの五行でラーメン。そこでブランドン話をひとしきり。ここだけの話ですが…。「いやあ、ブランドンという名前から、(マイケルとの関連が)ひっかかってたんですよ」と郷太さん。ファンの方はご存知だと思うが、マーロンの双子のもうひとりがブランドンで、生まれてまもなく亡くなっている。「マイケルの子というのは、マイケルとミキ・ハワードがなにかあって、ということでしょ。どうも、それが結びつかない」と僕。「でも、ジョー(父親)とミキということはあるかも」と新説勃発。「おおっ、ジョーの子だったら、マイケルの弟だ。それはありえるかも」 なにも根拠はありません。ここだけの話にしといてください。(笑)
最後に、アメリカ・ワシントンDC在住の翻訳家押野素子(マイケル・ジャクソン裁判を訳された方)さんにご紹介された米ヴァイブ誌のサイトにでているマイケル・ジャクソン追悼コメント特集のページ。(英語です)
http://www.vibe.com/content/what-michael-jackson-meant-me?utm_source=twitterfeed&utm_medium=twitter
■ ジョセフ・ジャクソン自伝『息子 マイケル・ジャクソンへ ~天国への遺言状~』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4062163403/soulsearchiho-22/ref=nosim/
ENT>MICHAEL JACKSON
【Michael Jackson Talk Event @ Eleven, Nishiazabu】
話題。
西麻布のクラブ、前イエロー、現イレヴン(eleven)で、6月25日(金)DJスピナのマイケル・ジャクソン・ナイトがあり、その前に、西寺郷太さんと小1時間のトーク・ショーを行った。お集まりいただいたみなさまありがとうございます。さすがに、クラブ・イレヴンだと午後10時スタートというのは、クラブには早すぎ、トーク・イヴェントには遅すぎ(too early for club, too late for talk event)のためか、最初はお客さんの入りもぼちぼちだったが、始まる頃には用意された席はほぼ満員になった。
トークネタは、最近のマイケル・ジャクソン・ネタ。最初にえらく盛り上がったのが、ブランドン・ハワードの話。ちょうど、当日(25日)、郷太さんも本人に会っており、僕は前日会っていたことから、その印象などについて。やはり、彼も、ブランドンはマイケルに雰囲気が似ていること、しゃべり方が似ていることを感じた。ブランドンはJウェイヴのDJタローさんの番組にゲスト出演し、収録があったが、その模様がUストリームで中継され、80人くらいの人が見ていた。たまたま僕もその様子を見ていたのだが、そこに郷太さんもいたという。
「大体、(マイケル・ネタを)東スポに売るのは、レコード会社か、ジャーメインってことになっている」(会場爆笑) 「だから、僕もね、昨日レコード会社の担当に聞いたら、あれ、勝手に書かれちゃったんですよ、うちじゃないです、って言っていたよ」というと、「じゃあ、犯人はジャーメインだ!」(さらに爆笑)
ちなみに、東スポ。
http://matome.naver.jp/odai/2127615170306812101/2127615211106834702
東スポは、信じてはいけません。(笑)
そして、若干、2人で監修した対訳の話。具体的にしようかと打ち合わせしていたが、話がどこからかそれてしまった。(笑)
もうひとつ、大盛り上がりになったのが、この日公開された映画『マイケル・ジャクソン キング・オブ・ポップの素顔』の件。「この映画、すでに見た方は?」と尋ねると、4-5人の方がすでに見ていた。当日、ツイッターで僕と郷太さんと和田唱さんのやりとりを書いていたが、要するにこの映画は、「映画」というものではなく、ホームビデオで撮影したものを無理やり2時間に引き伸ばしたもの。「そう、ほんと、無理やりなんすよね」と郷太さん。で、その無理やり感を、いくつか身振り手振りで説明し、それがめちゃくちゃおもしろくて、受けた。逆に、この説明見たら、怖いもの見たさに、見に行きたくなるだろう。(笑)
「デパート(ショッピングセンターか)の店員が、マイケルにサングラスあげるんだけど、上げたことで、超まいあがって喜んでるシーン。マイケル、別にそんなもんもらったって嬉しくないよ」(笑) 「一般の人がマイケルについて、言ってるんだけど、おんなじ人が何度もでてくる」(笑) 「ほんと、どうでもいい、普通だったらボツになるシーンが多いんですよ」(笑) 「リムジンの中のなんでもないシーンがやたら長い」(笑) 「まあ、ここだけの話、映画館で見るようなものじゃないですねえ。テレビのワイドショー・レベル」(笑) 「ビデオかDVDで十分」(笑)
このほかに、郷太さんがすでに読んだという父ジョー・ジャクソンの自伝『息子 マイケル・ジャクソンへ ~天国への遺言状~』の話をちらっと。僕はまだ読んでないので、さっそくアマゾンに注文。その中に、家系の話があって、父ジョーにはインディアン(ネイティヴ・アメリカン)の血がけっこう混ざっている、という話を紹介してくれた。それを受けて僕が、「血が混ざるということは、強いもの、美しいものが生まれる可能性がとても高い。ジェームス・ブラウンもかつて自分の血には、インディアンや日本人の血が混ざっているんだと話してくれた。マイケルの『ブラック・オア・ホワイト』も、人種は関係ないというメッセージを強くだしているが、そういうところからも来ているのかもしれない」といったことを話した。
ジョーの話の中で、郷太さんが、「ジョーが好きなマイケル曲は、『アース・ソング』だって書いてた」というので、僕が「うっそー!」とダウトしてしまった。一番、ジョーと対極にあるような気がしたからだ。「ジョーはたぶん自分では実際に書いてないでしょう。聞き書きなんじゃないかな。それとライター、あるいは編集者がいて、そういうのを勝手に付け加えたりした可能性あるんじゃないかな(笑)」 いや、確かに本当にジョーが好きな可能性はあるが。(笑)
このほかに、25日午後7時から日テレで放送された特番と、スカパー内M-ONTVで放送された『AI miss Michael Jackson』という2時間の番組の話。前者はまだ見ていないが、後者はスカパーの基本パックにはいっていると見ることができ、郷太さんはすでに見ていた。僕は25日のお台場の上映イヴェントでこれを見たが、とてもいい内容で感心した。特に元マネージャーで最後マイケルが死去するときにもマネージャーだったフランク・ディレオの話はすごくよかった。といった話をした。この番組については改めて書く。
次回、郷太さんとのトーク・ショーは大阪で2010年7月3日(土)。また、違うネタでしゃべり倒せるような気がします。(笑)
その後、郷太さんと近くの五行でラーメン。そこでブランドン話をひとしきり。ここだけの話ですが…。「いやあ、ブランドンという名前から、(マイケルとの関連が)ひっかかってたんですよ」と郷太さん。ファンの方はご存知だと思うが、マーロンの双子のもうひとりがブランドンで、生まれてまもなく亡くなっている。「マイケルの子というのは、マイケルとミキ・ハワードがなにかあって、ということでしょ。どうも、それが結びつかない」と僕。「でも、ジョー(父親)とミキということはあるかも」と新説勃発。「おおっ、ジョーの子だったら、マイケルの弟だ。それはありえるかも」 なにも根拠はありません。ここだけの話にしといてください。(笑)
最後に、アメリカ・ワシントンDC在住の翻訳家押野素子(マイケル・ジャクソン裁判を訳された方)さんにご紹介された米ヴァイブ誌のサイトにでているマイケル・ジャクソン追悼コメント特集のページ。(英語です)
http://www.vibe.com/content/what-michael-jackson-meant-me?utm_source=twitterfeed&utm_medium=twitter
■ ジョセフ・ジャクソン自伝『息子 マイケル・ジャクソンへ ~天国への遺言状~』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4062163403/soulsearchiho-22/ref=nosim/
ENT>MICHAEL JACKSON
○B(ブランドン)ハワード、ショーケース・ライヴ
2010年6月26日 音楽○B(ブランドン)ハワード、ショーケース・ライヴ
【Brandon Howard Showcase Live】
ソフト。
東スポでも話題になった(笑)新人R&Bシンガー、Bハワード(ブライアン・ハワード)。昔からのソウルファンにとっては、あのミキ・ハワードの息子ということでも注目の新人。ミキ・ハワードはファンク・グループ、サイド・エフェクトのリードシンガーだ。ここ数年、ニーヨ、ジェニュイン、マーカス・ヒューストンなど若手R&Bシンガーたちに楽曲提供したりして、アメリカR&B業界ではちょっとした話題を集めているシンガー・ソングライターだ。その彼が満を持して、デビュー作『ジェネシス』をこの2010年7月7日に日本でリリースする。
日本ではデビューにあたり、アーティスト名をBハワードにしたが、その彼がプロモーションで来日、ショーケースを2010年6月24日日比谷のクラブ、ディアナ(Diana)で行った。
黒のかっこいいスーツのような衣装に身を包み、ダンサーを従え、きりりとしたパフォーマンス。2曲目は本人によると人前では初めてというピアノの弾き語り。そして、3曲はアルバムの中でもひときわキャッチャーに「スーパーモデル」をダンサーらと。最後に質疑応答。
話し方、踊り方などは、確かにマイケル・ジャクソンを彷彿とさせるものがあるが、1980年代半ば生まれの世代のブラック、R&Bミュージシャンであれば、多かれ少なかれ、マイケルの影響は強いだろう。
デビュー・アルバム『ジェネシス』の内容がかなりいいので、これから大いに話題になるにちがいない。ニーヨ的なメロディアスな部分と甘い声が、日本人受けしそう。しかも、彼の誰にでも好かれるキャラがいい感じだ。
マイケルやジャクソン家とは、幼い頃から親しくしている。ショーケース後、ほんの少しだけだったが、あいさつして、ミキ・ハワードらと一緒に写っている写真を手渡した。これから夏にかけて大いにブレイクするであろうアーティストだ。
■ 関連記事
2008年07月10日(木)
松尾氏ミキ・ハワードと旧交を温めるの巻
http://ameblo.jp/soulsearchin/day-20080710.html
(ブランドン・ハワードが以前母親と来たときのブログ)
■ Bハワード デビュー作『ジェネシス』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B003EW4K1Q/soulsearchiho-22/ref=nosim/
■ セットリスト @日比谷Diana June 24, 2010
(演奏はトラック)
01. Dancefloor
02. Crush (piano version)(弾き語り)
03. Super Model
質疑応答
(2010年6月24日木曜、日比谷ディアナDiana=Bハワード・ショーケース・ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>Howard, Brandon
【Brandon Howard Showcase Live】
ソフト。
東スポでも話題になった(笑)新人R&Bシンガー、Bハワード(ブライアン・ハワード)。昔からのソウルファンにとっては、あのミキ・ハワードの息子ということでも注目の新人。ミキ・ハワードはファンク・グループ、サイド・エフェクトのリードシンガーだ。ここ数年、ニーヨ、ジェニュイン、マーカス・ヒューストンなど若手R&Bシンガーたちに楽曲提供したりして、アメリカR&B業界ではちょっとした話題を集めているシンガー・ソングライターだ。その彼が満を持して、デビュー作『ジェネシス』をこの2010年7月7日に日本でリリースする。
日本ではデビューにあたり、アーティスト名をBハワードにしたが、その彼がプロモーションで来日、ショーケースを2010年6月24日日比谷のクラブ、ディアナ(Diana)で行った。
黒のかっこいいスーツのような衣装に身を包み、ダンサーを従え、きりりとしたパフォーマンス。2曲目は本人によると人前では初めてというピアノの弾き語り。そして、3曲はアルバムの中でもひときわキャッチャーに「スーパーモデル」をダンサーらと。最後に質疑応答。
話し方、踊り方などは、確かにマイケル・ジャクソンを彷彿とさせるものがあるが、1980年代半ば生まれの世代のブラック、R&Bミュージシャンであれば、多かれ少なかれ、マイケルの影響は強いだろう。
デビュー・アルバム『ジェネシス』の内容がかなりいいので、これから大いに話題になるにちがいない。ニーヨ的なメロディアスな部分と甘い声が、日本人受けしそう。しかも、彼の誰にでも好かれるキャラがいい感じだ。
マイケルやジャクソン家とは、幼い頃から親しくしている。ショーケース後、ほんの少しだけだったが、あいさつして、ミキ・ハワードらと一緒に写っている写真を手渡した。これから夏にかけて大いにブレイクするであろうアーティストだ。
■ 関連記事
2008年07月10日(木)
松尾氏ミキ・ハワードと旧交を温めるの巻
http://ameblo.jp/soulsearchin/day-20080710.html
(ブランドン・ハワードが以前母親と来たときのブログ)
■ Bハワード デビュー作『ジェネシス』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B003EW4K1Q/soulsearchiho-22/ref=nosim/
■ セットリスト @日比谷Diana June 24, 2010
(演奏はトラック)
01. Dancefloor
02. Crush (piano version)(弾き語り)
03. Super Model
質疑応答
(2010年6月24日木曜、日比谷ディアナDiana=Bハワード・ショーケース・ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>Howard, Brandon
◆マイケル・ジャクソン一周忌
2010年6月25日 音楽◆マイケル・ジャクソン一周忌
【Michael Jackson : June 25, Memorial Day】
命日。
マイケル・ジャクソンが2009年6月25日に急死して、1年。各地でさまざまなイヴェントが行われる。
■ お台場ゼップで上映会
お台場ゼップでM-ONテレビ主催のテレビ番組『AI miss MICHAEL JACKSON ~KING OF POPの奇跡~』の上映会が、25日(金)午後7時からお台場ゼップ東京で行われる。ここにはAIも登場する。これは、6月28日に大阪梅田ブルク7、同日名古屋伏見ミリオン座でも同様の上映会が行われる。
■西麻布イレヴンでイヴェント
西麻布イレヴンでは、25日DJスピナを招きマイケル・ジャクソン・トリビュート・ナイト。DJスピナは、以前、マイケルとプリンスの楽曲だけのDJをやっていた。25日は、西寺郷太・吉岡正晴のトークショーも行われる。これは10時から11時まで。
http://go-to-eleven.com/schedule/detail/65/2010/6
■東京タワーでイヴェント
現在マイケル・ジャクソン展が行われている東京タワーでは、6月25日から27日まで、マイケルへの献花を受け付ける。また25日には現在の展覧会の入場口、ネヴァーランド・ゲートの下でキャンドルサーヴィスを実施。また25日夜から26日朝にかけて、「ワン・ナイト・ウィズ・マイケル」と題したイヴェントを行う。これは選ばれたゲストが、この展覧会会場で寝袋持参で一晩を過ごすというもの。また26日はケント・モリが3回にわたってスペシャル・パフォーマンスを見せる。27日にはユーコ・スミダ・ジャクソンがワークショップを開催。
【イヴェント概要】
日時:2010年6月25 日(金)9:00AM ~ 6 月27 日(日)8:00AM
場所:東京タワー1F
献花受付宛先:〒105-0011 東京都港区芝公園4-2-8 東京タワー1F
マイケル・ジャクソン公式展 ネバーランド・コレクション宛
問合せ先 03-3578-5119
■ 日本テレビでマイケル追悼番組
日本テレビ系全国29局ネットで『独占! 仰天スクープ マイケル・ジャクソン最後の真実』を2010年6月25日(19時00分~20時54分)を放送。ドキュメントと再現ドラマで知られざるマイケルの真実に迫る。
また、6月28日(月)朝の『ズームイン・スーパー』(日本テレビ系列)でも、25日のマイケル追悼イヴェントの模様などを取材し、特集を組む。
■ マイケル・ジャクソン/ジャクソンズ・アルバム新装発売
マイケル・ジャクソンのエピック時代のソロ・アルバム6枚とジャクソンズのアルバム7枚に『エッセンシャル・ジャクソンズ』計14枚が、2010年6月23日新装発売となる。ライナーノーツは、全アルバムを通して西寺郷太が書き下ろし。訳詞もいくつか新ヴァージョンが収録されている。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B003IGMIYO/soulsearchiho-22/ref=nosim/
■マイケル周辺の書籍も大量にリリースされる。
まず、これは父親が書いたもの。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4062163403/soulsearchiho-22/ref=nosim/
ケント・モリ著
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4594062393/soulsearchiho-22/ref=nosim/
マイケルと仕事をしたことがある著者の作品。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/459111810X/soulsearchiho-22/ref=nosim/
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4904422066/soulsearchiho-22/ref=nosim/
西寺郷太著:講談社新書
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4062880458/soulsearchiho-22/ref=nosim/
ENT>Michael Jackson
【Michael Jackson : June 25, Memorial Day】
命日。
マイケル・ジャクソンが2009年6月25日に急死して、1年。各地でさまざまなイヴェントが行われる。
■ お台場ゼップで上映会
お台場ゼップでM-ONテレビ主催のテレビ番組『AI miss MICHAEL JACKSON ~KING OF POPの奇跡~』の上映会が、25日(金)午後7時からお台場ゼップ東京で行われる。ここにはAIも登場する。これは、6月28日に大阪梅田ブルク7、同日名古屋伏見ミリオン座でも同様の上映会が行われる。
■西麻布イレヴンでイヴェント
西麻布イレヴンでは、25日DJスピナを招きマイケル・ジャクソン・トリビュート・ナイト。DJスピナは、以前、マイケルとプリンスの楽曲だけのDJをやっていた。25日は、西寺郷太・吉岡正晴のトークショーも行われる。これは10時から11時まで。
http://go-to-eleven.com/schedule/detail/65/2010/6
■東京タワーでイヴェント
現在マイケル・ジャクソン展が行われている東京タワーでは、6月25日から27日まで、マイケルへの献花を受け付ける。また25日には現在の展覧会の入場口、ネヴァーランド・ゲートの下でキャンドルサーヴィスを実施。また25日夜から26日朝にかけて、「ワン・ナイト・ウィズ・マイケル」と題したイヴェントを行う。これは選ばれたゲストが、この展覧会会場で寝袋持参で一晩を過ごすというもの。また26日はケント・モリが3回にわたってスペシャル・パフォーマンスを見せる。27日にはユーコ・スミダ・ジャクソンがワークショップを開催。
【イヴェント概要】
日時:2010年6月25 日(金)9:00AM ~ 6 月27 日(日)8:00AM
場所:東京タワー1F
献花受付宛先:〒105-0011 東京都港区芝公園4-2-8 東京タワー1F
マイケル・ジャクソン公式展 ネバーランド・コレクション宛
問合せ先 03-3578-5119
■ 日本テレビでマイケル追悼番組
日本テレビ系全国29局ネットで『独占! 仰天スクープ マイケル・ジャクソン最後の真実』を2010年6月25日(19時00分~20時54分)を放送。ドキュメントと再現ドラマで知られざるマイケルの真実に迫る。
また、6月28日(月)朝の『ズームイン・スーパー』(日本テレビ系列)でも、25日のマイケル追悼イヴェントの模様などを取材し、特集を組む。
■ マイケル・ジャクソン/ジャクソンズ・アルバム新装発売
マイケル・ジャクソンのエピック時代のソロ・アルバム6枚とジャクソンズのアルバム7枚に『エッセンシャル・ジャクソンズ』計14枚が、2010年6月23日新装発売となる。ライナーノーツは、全アルバムを通して西寺郷太が書き下ろし。訳詞もいくつか新ヴァージョンが収録されている。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B003IGMIYO/soulsearchiho-22/ref=nosim/
■マイケル周辺の書籍も大量にリリースされる。
まず、これは父親が書いたもの。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4062163403/soulsearchiho-22/ref=nosim/
ケント・モリ著
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4594062393/soulsearchiho-22/ref=nosim/
マイケルと仕事をしたことがある著者の作品。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/459111810X/soulsearchiho-22/ref=nosim/
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4904422066/soulsearchiho-22/ref=nosim/
西寺郷太著:講談社新書
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4062880458/soulsearchiho-22/ref=nosim/
ENT>Michael Jackson
◆シェリル・リン・ライヴ@ビルボードライブ~ハッピー・ミュージック
2010年6月24日 音楽◆シェリル・リン・ライヴ@ビルボードライブ~ハッピー・ミュージック
【Cheryl Lynn Live: It’s Happy Music、Happy Time】
ハッピー。
3年連続で来日しているディスコの歌姫シェリル・リンのライヴ。毎回バンドメンバーが変わるようだが、今回はMD(音楽ディレクター)がドン・ワイアット。あのルーファスや、レイ・パーカーなどでも来日している腕利きキーボード奏者。彼の仕切りのせいか、バンドがけっこうタイトになった印象があった。客席はほぼ満員、毎年安定してこれだけ満席にできるというのは、本当にすごい。リアル・タイムでシェリル・リンを体験しているファンのほかに、もっと若いファンも、また、男性・女性ほぼ同じ比率くらいではいっている。
ドラム、ギター、ベース、キーボード2人にコーラス4人という計9人の大所帯バックにシェリルが歌う。女性3人男性1人の計4人のコーラス隊は比較的同じメンバーだが、これが実にいいコーラスをつけていることに気づいた。シェリルの歌にかぶさるバックコーラスが、とてもいい感じにきまる。そして、なによりシェリルの声が、実にパワフルでよく通る。さすがにゴスペルで鍛えただけのことはある。ポップな楽曲もとてもソウルフルになり、ソウルフルな楽曲がポップになる。このあたりが、人気の秘密だ。しかも観客を巻き込んでのコール&レスポンスもお手の物。
「ジョージー・ポージー」は最初、男性コーラス、ドン・ミッチェルに歌わせ、途中からデュエットに。「パーティー、こっちでやってるよThere’s a party over here」というと、コーラスが「Shake it up, shake it up」と応える。そして、「シェイク・イット・アップ」へなだれ込む。そして、冒頭をアカペラで歌い、あのイントロのフレーズが流れると観客はいっせいに歓声をあげる。「ガット・トゥ・ビー・リアル」だ。1978年のヒット。32年前の堂々たる大ヒットだ。こうやって迫力いっぱいのライヴで聴いていると、まるで昨日のヒットのように思えてくる。超スーパー・リアル・ダンス・クラシックだ。
観客がみんな楽しそうに体を揺らし、笑顔になっていたのがとても印象的だった。シェリル・リンの音楽は文句なくリアルにハッピー・ミュージックだ。彼女の明るいキャラがそのまま音楽に反映しているといってもいい。
ライヴ後、楽屋に行き表敬訪問。何度かインタヴューしているが、どうやら顔を覚えていてくれたようで、「I remember you」との言葉。こんどシェリル・リンのアルバムがいくつか紙ジャケットになり、そのうちのファースト・アルバムのライナーを書くことになっているので、それについて1-2質問したら、矢継ぎ早に答えてくれた。ライヴ後でハッピーなせいか、とてもフレンドリーだった。
レイ・パーカー、デイヴィッド・ペイチ、ジェームス・ギャドソンら、彼女にとってはスーパースターのようなミュージシャンたちと一緒にレコーディングできて夢のようでとても嬉しかった、という。また、ほとんどの楽曲が、ミュージシャンと同時にヴォーカルも録音し、それもワンテイクでOKになったと彼女が話すと、そこにいたMDのドンも本当か、とリアルにびっくりしていた。詳細はライナーで。
■ シェリル・リン・ライヴ
2010年6月24日はオフで、25日(金)、26日(土)ビルボートライブ東京。6月28日(月)から30日(水)まで3日間ビルボードライブ大阪。
http://www.billboard-live.com/
■シェリル・リン過去関連記事
2009年03月20日(金)
シェリル・リン・ライヴ@ビルボードライブ東京
http://ameblo.jp/soulsearchin/day-20090320.html
2008年03月20日(木)
シェリル・リン・ライヴ
http://ameblo.jp/soulsearchin/day-20080320.html
■ シェリル・リン 『ガット・トゥ・ビー・リアル』が入ったデビュー・アルバム
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B003DII8EG/soulsearchiho-22/ref=nosim/
■ ベストアルバム
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B000197L16/soulsearchiho-22/ref=nosim/
■ メンバー
シェリル・リン / Cheryl Lynn(Vocals)
ドン・ワイアット / Donn Wyatt(Keyboards/Music Director)
ドナルド・ミッチェル / Donald Mitchell(Background Vocals)
シャロン・ウォレス / Sharon Wallace(Background Vocals)
ティア・ウォレス / Tia Wallace(Background Vocals)
ヴィアライン・ベアード / Vearline Beard(Background Vocals)
ジョージ・エバンス / George Evans(Guitar)
ティモシー・ウィリアムズ / Timothy Williams (Bass)
ケネス・ナイト / Kenneth Knight(Keyboards)
ジョン・ホリフィールド / John Holifield(Drums)
■ セットリスト シェリル・リン ビルボードライブ
Setlist: Cheryl Lynn, Billboard Live Tokyo, June 23, 2010
show started 18:32
00. Intro
01. All My Lovin’
02. Encore
03. Keep It Hot
04. Georgie Porgie
05. Fantasy
06. Star Love (Slow)
07. Star Love (Fast)
08. Shake It Up Tonight
09. Got To Be Real
Enc. In The Night
Show ended 19:49
(2010年6月23日水曜、ビルボードライブ東京=シェリル・リン・ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>Lynn, Cheryl
2010-92
【Cheryl Lynn Live: It’s Happy Music、Happy Time】
ハッピー。
3年連続で来日しているディスコの歌姫シェリル・リンのライヴ。毎回バンドメンバーが変わるようだが、今回はMD(音楽ディレクター)がドン・ワイアット。あのルーファスや、レイ・パーカーなどでも来日している腕利きキーボード奏者。彼の仕切りのせいか、バンドがけっこうタイトになった印象があった。客席はほぼ満員、毎年安定してこれだけ満席にできるというのは、本当にすごい。リアル・タイムでシェリル・リンを体験しているファンのほかに、もっと若いファンも、また、男性・女性ほぼ同じ比率くらいではいっている。
ドラム、ギター、ベース、キーボード2人にコーラス4人という計9人の大所帯バックにシェリルが歌う。女性3人男性1人の計4人のコーラス隊は比較的同じメンバーだが、これが実にいいコーラスをつけていることに気づいた。シェリルの歌にかぶさるバックコーラスが、とてもいい感じにきまる。そして、なによりシェリルの声が、実にパワフルでよく通る。さすがにゴスペルで鍛えただけのことはある。ポップな楽曲もとてもソウルフルになり、ソウルフルな楽曲がポップになる。このあたりが、人気の秘密だ。しかも観客を巻き込んでのコール&レスポンスもお手の物。
「ジョージー・ポージー」は最初、男性コーラス、ドン・ミッチェルに歌わせ、途中からデュエットに。「パーティー、こっちでやってるよThere’s a party over here」というと、コーラスが「Shake it up, shake it up」と応える。そして、「シェイク・イット・アップ」へなだれ込む。そして、冒頭をアカペラで歌い、あのイントロのフレーズが流れると観客はいっせいに歓声をあげる。「ガット・トゥ・ビー・リアル」だ。1978年のヒット。32年前の堂々たる大ヒットだ。こうやって迫力いっぱいのライヴで聴いていると、まるで昨日のヒットのように思えてくる。超スーパー・リアル・ダンス・クラシックだ。
観客がみんな楽しそうに体を揺らし、笑顔になっていたのがとても印象的だった。シェリル・リンの音楽は文句なくリアルにハッピー・ミュージックだ。彼女の明るいキャラがそのまま音楽に反映しているといってもいい。
ライヴ後、楽屋に行き表敬訪問。何度かインタヴューしているが、どうやら顔を覚えていてくれたようで、「I remember you」との言葉。こんどシェリル・リンのアルバムがいくつか紙ジャケットになり、そのうちのファースト・アルバムのライナーを書くことになっているので、それについて1-2質問したら、矢継ぎ早に答えてくれた。ライヴ後でハッピーなせいか、とてもフレンドリーだった。
レイ・パーカー、デイヴィッド・ペイチ、ジェームス・ギャドソンら、彼女にとってはスーパースターのようなミュージシャンたちと一緒にレコーディングできて夢のようでとても嬉しかった、という。また、ほとんどの楽曲が、ミュージシャンと同時にヴォーカルも録音し、それもワンテイクでOKになったと彼女が話すと、そこにいたMDのドンも本当か、とリアルにびっくりしていた。詳細はライナーで。
■ シェリル・リン・ライヴ
2010年6月24日はオフで、25日(金)、26日(土)ビルボートライブ東京。6月28日(月)から30日(水)まで3日間ビルボードライブ大阪。
http://www.billboard-live.com/
■シェリル・リン過去関連記事
2009年03月20日(金)
シェリル・リン・ライヴ@ビルボードライブ東京
http://ameblo.jp/soulsearchin/day-20090320.html
2008年03月20日(木)
シェリル・リン・ライヴ
http://ameblo.jp/soulsearchin/day-20080320.html
■ シェリル・リン 『ガット・トゥ・ビー・リアル』が入ったデビュー・アルバム
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B003DII8EG/soulsearchiho-22/ref=nosim/
■ ベストアルバム
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B000197L16/soulsearchiho-22/ref=nosim/
■ メンバー
シェリル・リン / Cheryl Lynn(Vocals)
ドン・ワイアット / Donn Wyatt(Keyboards/Music Director)
ドナルド・ミッチェル / Donald Mitchell(Background Vocals)
シャロン・ウォレス / Sharon Wallace(Background Vocals)
ティア・ウォレス / Tia Wallace(Background Vocals)
ヴィアライン・ベアード / Vearline Beard(Background Vocals)
ジョージ・エバンス / George Evans(Guitar)
ティモシー・ウィリアムズ / Timothy Williams (Bass)
ケネス・ナイト / Kenneth Knight(Keyboards)
ジョン・ホリフィールド / John Holifield(Drums)
■ セットリスト シェリル・リン ビルボードライブ
Setlist: Cheryl Lynn, Billboard Live Tokyo, June 23, 2010
show started 18:32
00. Intro
01. All My Lovin’
02. Encore
03. Keep It Hot
04. Georgie Porgie
05. Fantasy
06. Star Love (Slow)
07. Star Love (Fast)
08. Shake It Up Tonight
09. Got To Be Real
Enc. In The Night
Show ended 19:49
(2010年6月23日水曜、ビルボードライブ東京=シェリル・リン・ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>Lynn, Cheryl
2010-92
★ケント・モリ『ドリーム&ラヴ』~マイケルとマドンナが奪い合ったダンサーの物語
2010年6月23日 音楽★ケント・モリ『ドリーム&ラヴ』~マイケルとマドンナが奪い合ったダンサーの物語
【”Dream & Love” by Kent Mori: A Dancer Who Was Loved By Michael And Madonna】
夢。
マイケルとマドンナとおじいちゃん。そのトライアングルの中で、主人公ケント・モリは翻弄される運命の道を歩んでいく。子供のころにみたマイケル・ジャクソンのビデオに衝撃を受け、いつしかマイケルとともに踊るという夢をみるようになったケント・モリ。アメリカにわたり、ダンサーとしての腕を上げ、マドンナのツアー・ダンサーになり、自信をつけた彼はついにはマイケル・ジャクソンのオーディションにも合格。しかし、マドンナとの契約が残っていたために、マイケル・ツアーは泣く泣く断念。しかし、運命の女神は彼にまったく予期せぬ展開を与えた。
マドンナとマイケルに愛された日本人ダンサー、ケント・モリが過去4年ほどに起こった出来事を凝縮して書いた、彼の2010年までの自伝、それが『ドリーム&ラヴ(Dream & Love)』(ケント・モリ著=扶桑社、2010年6月25日発売)だ。ひじょうに読みやすい文章で、しかも行間の余白も多く、瞬く間に読み込める。
夢に向かってひた走るその姿。そして、そこに横たわる運命的な挫折。それぞれの事件が、それぞれに理由を持ち、その時点ではわからない未来の出来事へと導かれていく。本人さえその行く末のわからない運命の道を全力で歩んでいくケント・モリの姿は、潔く、感動的だ。
1985年3月生まれのケント・モリは、まだ25歳。しかし、彼は25歳ながら、過去4年で普通の人間が一生かかっても経験できないであろう密度の濃い人生を歩んだ。夢にかける情熱。その情熱と熱き思いが、道を作る。道の向こうに夢のかけらが現れる。そして、さらにつき進み続けるといつしかその夢を掴むことができる。それがこの300ページの中に淡々と、しかし熱いソウルを持って語られている。
今年の初め、この本の出版が決まっていないとき、彼は僕に「自分のこれまでのことを本に書いて出したいんです。それで200万部売りたいんです」と目を輝かせて熱く語った。そのときは、こんな出版不況でミリオン(100万部)売れる本なんていまどき出ないよ、と思った。しかし、一方で彼がそれまでの、特に過去4年ほどの人生の話をきいたとき、「こんな熱く夢に向かってつき進む男がいまでもいるのか」と感銘した。
そして、本を読み終えた今、「めざせ、ミリオン。ケント・モリに不可能という道はない」という思いを強くした。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4594062393/soulsearchiho-22/ref=nosim/
■ ケント・モリ・サイン会
2010年6月24日(木)19時~
渋谷タワーレコードB1
上記著作をタワーレコードでお買い上げの方にイヴェント入場券を配ります。予約は店頭でのみ。電話では受けつけません。問い合わせ先 03-3496-3661
ENT>BOOK>Jackson, Michael
ENT>Michael Jackson
【”Dream & Love” by Kent Mori: A Dancer Who Was Loved By Michael And Madonna】
夢。
マイケルとマドンナとおじいちゃん。そのトライアングルの中で、主人公ケント・モリは翻弄される運命の道を歩んでいく。子供のころにみたマイケル・ジャクソンのビデオに衝撃を受け、いつしかマイケルとともに踊るという夢をみるようになったケント・モリ。アメリカにわたり、ダンサーとしての腕を上げ、マドンナのツアー・ダンサーになり、自信をつけた彼はついにはマイケル・ジャクソンのオーディションにも合格。しかし、マドンナとの契約が残っていたために、マイケル・ツアーは泣く泣く断念。しかし、運命の女神は彼にまったく予期せぬ展開を与えた。
マドンナとマイケルに愛された日本人ダンサー、ケント・モリが過去4年ほどに起こった出来事を凝縮して書いた、彼の2010年までの自伝、それが『ドリーム&ラヴ(Dream & Love)』(ケント・モリ著=扶桑社、2010年6月25日発売)だ。ひじょうに読みやすい文章で、しかも行間の余白も多く、瞬く間に読み込める。
夢に向かってひた走るその姿。そして、そこに横たわる運命的な挫折。それぞれの事件が、それぞれに理由を持ち、その時点ではわからない未来の出来事へと導かれていく。本人さえその行く末のわからない運命の道を全力で歩んでいくケント・モリの姿は、潔く、感動的だ。
1985年3月生まれのケント・モリは、まだ25歳。しかし、彼は25歳ながら、過去4年で普通の人間が一生かかっても経験できないであろう密度の濃い人生を歩んだ。夢にかける情熱。その情熱と熱き思いが、道を作る。道の向こうに夢のかけらが現れる。そして、さらにつき進み続けるといつしかその夢を掴むことができる。それがこの300ページの中に淡々と、しかし熱いソウルを持って語られている。
今年の初め、この本の出版が決まっていないとき、彼は僕に「自分のこれまでのことを本に書いて出したいんです。それで200万部売りたいんです」と目を輝かせて熱く語った。そのときは、こんな出版不況でミリオン(100万部)売れる本なんていまどき出ないよ、と思った。しかし、一方で彼がそれまでの、特に過去4年ほどの人生の話をきいたとき、「こんな熱く夢に向かってつき進む男がいまでもいるのか」と感銘した。
そして、本を読み終えた今、「めざせ、ミリオン。ケント・モリに不可能という道はない」という思いを強くした。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4594062393/soulsearchiho-22/ref=nosim/
■ ケント・モリ・サイン会
2010年6月24日(木)19時~
渋谷タワーレコードB1
上記著作をタワーレコードでお買い上げの方にイヴェント入場券を配ります。予約は店頭でのみ。電話では受けつけません。問い合わせ先 03-3496-3661
ENT>BOOK>Jackson, Michael
ENT>Michael Jackson
▲トク、デビュー10周年~9年ぶりのブルーノート単独公演
2010年6月22日 音楽▲トク、デビュー10周年~9年ぶりのブルーノート単独公演
【TOKU Live: First In 9 Years At Blue Note】
フォーマル。
2000年1月にアルバム『エヴリシング・シー・セッド』でデビューしてはや10年。今年はフルーゲルホーン奏者ヴォーカリスト、トク(TOKU)にとって10周年、11年目に入る年。そこで、ブルーノート東京に2日間登場。ブルーノートに登場するのは、デビュー年2000年8月15日、2001年9月13日~15日以来約9年ぶりのこと。本人もステージで言っていたが、このときは、予定されていたアメリカのミュージシャンが、例の911テロ(2001年9月11日)のために来日不可能となり、急遽日本のミュージシャンでバンドをまとめた、という。
9年ぶりのブルーノートといっても、本人はいろいろな海外アーティストや他の日本人アーティストにゲストや飛び入りでステージにあがっているので、それほど久々感はないらしい。4回のステージがすべて超満員。圧倒的に女性ファンが多い。
ふだん、トクズ・ラウンジなどで見ているせいか、このようなかしこまったブルーノートのステージで、しかもドン小西さんデザインのおしゃれな衣装に身を包んで登場すると、「オフィシャル感」というか、「フォーマル感」が存分に漂う。いきなり、カルテットのしっとりとしたバラード「ムーンライト・セレナーデ」でステージは始まった。甘くけだるいトク・ワールド全開だ。そしてギターとサックスが加わり、さらに次の曲ではストリングスが4人はいり、フルバンドに。これだけ大所帯のバンドだとやはり「フォーマル感」たっぷりだ。
歌、トランペット、フルーゲルホーン自由自在。おもしろいのは、ベースの佐藤“ハチ”恭彦(さとう・はち・やすひこ)さんとの変幻自在な2人での「フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン」。トクの歌と、佐藤さんのベースがかけあう。これは、トクがジャズをやり始めたごく初期に覚えて以来ずっと歌っている曲で特に思い入れがあるという。
この日は、翌日から「マンハッタン・ジャズ・クインテット」の一員としてブルーノートに登場するトランペッター、ルー・ソロフがアンコールの「アワ・ラヴ・ストーリー」で飛び入り。マウスピースだけで音を出したり、トクとトランペットのバトルをしたりと、とても楽しいパフォーマンスを見せてくれた。なんと、ルーとトクは、誕生日が2月20日で同じだそうだ。
トクは2010年9月22日と23日(水・木)、トクひとりだけのライヴというのを初台のオペラシティー3階にある近江楽堂で敢行すると発表した。これは2010年3月に同じ場所で実験的に行ったものの再演。もちろん、曲などは前回とは変わるかもしれない。この告知のときに、トクは「ひとり演奏会には、ゴスペラーズの北山陽一がものすごくアイデアをくれました。どこにいるかな。(北山氏が手を上げ、スポットライトが当たる) 感謝です」といって、客席内にいた彼を紹介した。初台でやったときは、会場がとてもよく響くので、ノー・マイク、ノー・アンプですべてをやった。北山さんによると、「アーティストと観客の緊張感がものすごいんですよ、絶対見たほうがいいですよ」という。俳優の究極は、「一人芝居を完成させること」だという。その伝でいけば、ミュージシャンの究極も「一人パフォーマンスを完成させること」になるのかもしれない。まさに僕もよく書く「レス・イズ・モア(less is more)」になるのだろう。
それにしても、これだけお客さんがはいるのであれば、9年ぶりということではなく、年1-2回くらい定期的にできるのではないだろうか。
■ トク・ライヴ過去関連記事
2004/11/10 (Wed)
Toku Live At Alfie: Only Two Men On The Stage
http://www.soulsearchin.com/soul-diary/archive/200411/diary20041110.html
2004/04/28 (Wed)
Toku Hangover: Live At Sweet Basil
http://www.soulsearchin.com/entertainment/music/live/diary20040428.html
February 21, 2006
TOKU: Birthday Live At Body & Soul
http://blog.soulsearchin.com/archives/000849.html
2009年12月26日(土)
フランク・マッコム・ライヴ@モーション・ブルー
http://ameblo.jp/soulsearchin/day-20091226.html
2010年04月29日(木)
トクズ・ラウンジ~真夜中のセッションのダイアログ
http://ameblo.jp/soulsearchin/day-20100429.html
■ トク最新作
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B001HBQLDG/soulsearchiho-22/ref=nosim/
■ メンバー
TOKU(ヴォーカル、フリューゲルホーン、トランペット)TOKU(vo,flh,tp)
ユキ・アリマサ(ピアノ)Yuki Arimasa(p)
荻原 亮(ギター)Ryo Ogihara(g)
佐藤“ハチ”恭彦(ベース)Yasuhiko"Hachi"Sato(b)
二本松 義史(ドラムス)Yoshifumi Nihonmatsu(ds)
鈴木 央紹(サックス)Hisatsugu Suzuki(sax)
里見 紀子(ヴァイオリン)Noriko Satomi(vln)
佐藤 桃子(ヴァイオリン)Momoko Sato(vln)
真部 裕(ヴィオラ)Yu Manabe(viola)
橋本 歩(チェロ)Ayumi Hashimoto(cello)
(飛び入り)ルー・ソロフ Lew Soloff (trumpet)
■トク・オフィシャル・ホームページ
http://www.toku-jazz.com
■ セットリスト
Setlist : TOKU, June 20, 2010 @ Blue Note Tokyo
show started 19:02
01. Moonlight Serenade
02. Mr. Sandman, Bring Me A Dream
03. Fotografia
04. She
05. Fly Me To The Moon
06. Again
07. Nostalgikos
08. Kiss Of Life
Enc. Deeper (Acapella)
Enc. Our Love Story (+Lew Soloff)
Show ended 20:37
(2010年6月20日日曜、ブルーノート東京=トクTOKUライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>TOKU
2010-91
【TOKU Live: First In 9 Years At Blue Note】
フォーマル。
2000年1月にアルバム『エヴリシング・シー・セッド』でデビューしてはや10年。今年はフルーゲルホーン奏者ヴォーカリスト、トク(TOKU)にとって10周年、11年目に入る年。そこで、ブルーノート東京に2日間登場。ブルーノートに登場するのは、デビュー年2000年8月15日、2001年9月13日~15日以来約9年ぶりのこと。本人もステージで言っていたが、このときは、予定されていたアメリカのミュージシャンが、例の911テロ(2001年9月11日)のために来日不可能となり、急遽日本のミュージシャンでバンドをまとめた、という。
9年ぶりのブルーノートといっても、本人はいろいろな海外アーティストや他の日本人アーティストにゲストや飛び入りでステージにあがっているので、それほど久々感はないらしい。4回のステージがすべて超満員。圧倒的に女性ファンが多い。
ふだん、トクズ・ラウンジなどで見ているせいか、このようなかしこまったブルーノートのステージで、しかもドン小西さんデザインのおしゃれな衣装に身を包んで登場すると、「オフィシャル感」というか、「フォーマル感」が存分に漂う。いきなり、カルテットのしっとりとしたバラード「ムーンライト・セレナーデ」でステージは始まった。甘くけだるいトク・ワールド全開だ。そしてギターとサックスが加わり、さらに次の曲ではストリングスが4人はいり、フルバンドに。これだけ大所帯のバンドだとやはり「フォーマル感」たっぷりだ。
歌、トランペット、フルーゲルホーン自由自在。おもしろいのは、ベースの佐藤“ハチ”恭彦(さとう・はち・やすひこ)さんとの変幻自在な2人での「フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン」。トクの歌と、佐藤さんのベースがかけあう。これは、トクがジャズをやり始めたごく初期に覚えて以来ずっと歌っている曲で特に思い入れがあるという。
この日は、翌日から「マンハッタン・ジャズ・クインテット」の一員としてブルーノートに登場するトランペッター、ルー・ソロフがアンコールの「アワ・ラヴ・ストーリー」で飛び入り。マウスピースだけで音を出したり、トクとトランペットのバトルをしたりと、とても楽しいパフォーマンスを見せてくれた。なんと、ルーとトクは、誕生日が2月20日で同じだそうだ。
トクは2010年9月22日と23日(水・木)、トクひとりだけのライヴというのを初台のオペラシティー3階にある近江楽堂で敢行すると発表した。これは2010年3月に同じ場所で実験的に行ったものの再演。もちろん、曲などは前回とは変わるかもしれない。この告知のときに、トクは「ひとり演奏会には、ゴスペラーズの北山陽一がものすごくアイデアをくれました。どこにいるかな。(北山氏が手を上げ、スポットライトが当たる) 感謝です」といって、客席内にいた彼を紹介した。初台でやったときは、会場がとてもよく響くので、ノー・マイク、ノー・アンプですべてをやった。北山さんによると、「アーティストと観客の緊張感がものすごいんですよ、絶対見たほうがいいですよ」という。俳優の究極は、「一人芝居を完成させること」だという。その伝でいけば、ミュージシャンの究極も「一人パフォーマンスを完成させること」になるのかもしれない。まさに僕もよく書く「レス・イズ・モア(less is more)」になるのだろう。
それにしても、これだけお客さんがはいるのであれば、9年ぶりということではなく、年1-2回くらい定期的にできるのではないだろうか。
■ トク・ライヴ過去関連記事
2004/11/10 (Wed)
Toku Live At Alfie: Only Two Men On The Stage
http://www.soulsearchin.com/soul-diary/archive/200411/diary20041110.html
2004/04/28 (Wed)
Toku Hangover: Live At Sweet Basil
http://www.soulsearchin.com/entertainment/music/live/diary20040428.html
February 21, 2006
TOKU: Birthday Live At Body & Soul
http://blog.soulsearchin.com/archives/000849.html
2009年12月26日(土)
フランク・マッコム・ライヴ@モーション・ブルー
http://ameblo.jp/soulsearchin/day-20091226.html
2010年04月29日(木)
トクズ・ラウンジ~真夜中のセッションのダイアログ
http://ameblo.jp/soulsearchin/day-20100429.html
■ トク最新作
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B001HBQLDG/soulsearchiho-22/ref=nosim/
■ メンバー
TOKU(ヴォーカル、フリューゲルホーン、トランペット)TOKU(vo,flh,tp)
ユキ・アリマサ(ピアノ)Yuki Arimasa(p)
荻原 亮(ギター)Ryo Ogihara(g)
佐藤“ハチ”恭彦(ベース)Yasuhiko"Hachi"Sato(b)
二本松 義史(ドラムス)Yoshifumi Nihonmatsu(ds)
鈴木 央紹(サックス)Hisatsugu Suzuki(sax)
里見 紀子(ヴァイオリン)Noriko Satomi(vln)
佐藤 桃子(ヴァイオリン)Momoko Sato(vln)
真部 裕(ヴィオラ)Yu Manabe(viola)
橋本 歩(チェロ)Ayumi Hashimoto(cello)
(飛び入り)ルー・ソロフ Lew Soloff (trumpet)
■トク・オフィシャル・ホームページ
http://www.toku-jazz.com
■ セットリスト
Setlist : TOKU, June 20, 2010 @ Blue Note Tokyo
show started 19:02
01. Moonlight Serenade
02. Mr. Sandman, Bring Me A Dream
03. Fotografia
04. She
05. Fly Me To The Moon
06. Again
07. Nostalgikos
08. Kiss Of Life
Enc. Deeper (Acapella)
Enc. Our Love Story (+Lew Soloff)
Show ended 20:37
(2010年6月20日日曜、ブルーノート東京=トクTOKUライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>TOKU
2010-91
■スティーヴィー・ワンダー・トリビュート~ワールドカップの夜に
2010年6月21日 音楽■スティーヴィー・ワンダー・トリビュート~ワールドカップの夜に
【Stevie Wonder Tribute Live】
トリビュート。
今年の3月にブルースアレイで行われたケイリブ・ジェームス、秋谷えりこさんのスティーヴィー・ワンダー・トリビュート。好評につきその第二弾。
基本は3月のラインアップだが、シンガーのひとり、ユリさんが久保田利伸さんのツアーで参加できず。ところが、スペシャル・シークレット・ゲストが登場した。なんとゴスペラーズの北山陽一さんだ。北山さんは、ファーストで2曲、セカンドで2曲(下記セットリスト参照)、リードを取った。
「スティーヴィーの曲に関しては、うちのグループ(ゴスペラーズ)では、黒沢薫さんが主に歌うので、僕はあまり超有名曲を人前で歌うことはなかったのですが、今回こういう機会をもらえてとても嬉しいです。今回誘ってくれたケイリブとは、僕たちがデビューする前に、ケイリブとメロディー・セクストンの2人にコーラスを歌ってもらったことがあって、その曲は結局世にはでなかったんですが、そのとき、ケイリブとメロディーの歌がものすごくて、こんなすごいシンガーがいるなら、僕は辞めると思ったほどだったんです。(笑) すごくショックで。でも、(そんなことで辞めるのは)それは『逃げだ』って周りから言われて(笑)、結局、辞めることなく、今日があるんですが、そんなケイリブと一緒に今日、歌えて光栄です」といった説明をして、2曲を披露した。
最初の「ユー・アー・ザ・サンシャイン・オブ・マイ・ライフ」は、とてもおもしろいリズムのアレンジで、歌った。そして、「オーヴァージョイド」では、北山さんの綺麗な透明感のある高音がのびのびと聞かれた。これは、セカンドで歌われたバラードの「リボン・イン・ザ・スカイ」も「レイトリー」も同様。ちなみに、「レイトリー」は、北山さんとケイリブのデュエットという一風変わった趣向。
サユリーはステージに上がる前までマスクをしていたが、なんと水曜日にかぜをひいてしまったそうで、若干調子悪そうだった。
それにしても、スティーヴィーの楽曲は、どれも本当に名曲が多い。まさに捨て曲がない。
この19日夜というのは、世間ではワールドカップ「日本対オランダ」戦が行われている真っ只中。もちろん、ミュージシャンのトークの中にも一言もそんな話は出ず、来ている人たちもそれほど気にしている風でもなかった。ちょうど観客席にカマサミ・コングさんと友人が来ていたので、「ワールドカップは見ないの?」と尋ねたら、瞬時に「ノー、見ないよ!」と。受けた。
■前回ライヴ評
http://ameblo.jp/soulsearchin/day-20100331.html
■ ベストアルバム
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B000CBNZOK/soulsearchiho-22/ref=nosim/
■ メンバー
WE Love Stevie Wonder
(Vo/Key)Kaleb James (Pf/Key)秋谷えりこ (Ds)JAY Stixx (B)滝元堅志
(G)マサ小浜 (Sax/Fl)Andy Wulf (Vo)Sayulee、Gary Scott
Special Guest: Kitayama Youichi (Vo)
■セットリスト
Setlist: We Love Stevie Wonder
show started 19:40
01. High Ground (Instrumental)
02. Boogie On Reggae Woman (Instrumental)
03. As [Kaleb]
04. Send One Your Love [Sayulee]
05. You Are The Sunshine Of My Life [Kitayama Youichi]
06. Overjoyed [Kitayama Youichi]
07. Isn’t She Lovely [Gary]
08. Superwoman [Kaleb]
Performance ended 20:50
Performance started 21:26
09. Contusion (Instrumental)
10. Another Star (Instrumental)
11. Medley: Singed, Sealed, Delivered I’m Yours – Until You Come Back To Me – It’s A Shame – If You really Love Me – Betcha Wouldn’t Hurt Me – All I Do [Sayulee, Kaleb]
12. Ribbon In The Sky [Kitayama Youichi]
13. Lately [Kitayama Youichi]
14. If It’s Magic
15. Living For The City
Enc. Superstition
Enc. I Wish
Show ended
(2010年6月19日土曜、目黒ブルースアレイ=スティーヴィー・ワンダー・トリビュート・ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>Wonder, Stevie Tribute
【Stevie Wonder Tribute Live】
トリビュート。
今年の3月にブルースアレイで行われたケイリブ・ジェームス、秋谷えりこさんのスティーヴィー・ワンダー・トリビュート。好評につきその第二弾。
基本は3月のラインアップだが、シンガーのひとり、ユリさんが久保田利伸さんのツアーで参加できず。ところが、スペシャル・シークレット・ゲストが登場した。なんとゴスペラーズの北山陽一さんだ。北山さんは、ファーストで2曲、セカンドで2曲(下記セットリスト参照)、リードを取った。
「スティーヴィーの曲に関しては、うちのグループ(ゴスペラーズ)では、黒沢薫さんが主に歌うので、僕はあまり超有名曲を人前で歌うことはなかったのですが、今回こういう機会をもらえてとても嬉しいです。今回誘ってくれたケイリブとは、僕たちがデビューする前に、ケイリブとメロディー・セクストンの2人にコーラスを歌ってもらったことがあって、その曲は結局世にはでなかったんですが、そのとき、ケイリブとメロディーの歌がものすごくて、こんなすごいシンガーがいるなら、僕は辞めると思ったほどだったんです。(笑) すごくショックで。でも、(そんなことで辞めるのは)それは『逃げだ』って周りから言われて(笑)、結局、辞めることなく、今日があるんですが、そんなケイリブと一緒に今日、歌えて光栄です」といった説明をして、2曲を披露した。
最初の「ユー・アー・ザ・サンシャイン・オブ・マイ・ライフ」は、とてもおもしろいリズムのアレンジで、歌った。そして、「オーヴァージョイド」では、北山さんの綺麗な透明感のある高音がのびのびと聞かれた。これは、セカンドで歌われたバラードの「リボン・イン・ザ・スカイ」も「レイトリー」も同様。ちなみに、「レイトリー」は、北山さんとケイリブのデュエットという一風変わった趣向。
サユリーはステージに上がる前までマスクをしていたが、なんと水曜日にかぜをひいてしまったそうで、若干調子悪そうだった。
それにしても、スティーヴィーの楽曲は、どれも本当に名曲が多い。まさに捨て曲がない。
この19日夜というのは、世間ではワールドカップ「日本対オランダ」戦が行われている真っ只中。もちろん、ミュージシャンのトークの中にも一言もそんな話は出ず、来ている人たちもそれほど気にしている風でもなかった。ちょうど観客席にカマサミ・コングさんと友人が来ていたので、「ワールドカップは見ないの?」と尋ねたら、瞬時に「ノー、見ないよ!」と。受けた。
■前回ライヴ評
http://ameblo.jp/soulsearchin/day-20100331.html
■ ベストアルバム
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B000CBNZOK/soulsearchiho-22/ref=nosim/
■ メンバー
WE Love Stevie Wonder
(Vo/Key)Kaleb James (Pf/Key)秋谷えりこ (Ds)JAY Stixx (B)滝元堅志
(G)マサ小浜 (Sax/Fl)Andy Wulf (Vo)Sayulee、Gary Scott
Special Guest: Kitayama Youichi (Vo)
■セットリスト
Setlist: We Love Stevie Wonder
show started 19:40
01. High Ground (Instrumental)
02. Boogie On Reggae Woman (Instrumental)
03. As [Kaleb]
04. Send One Your Love [Sayulee]
05. You Are The Sunshine Of My Life [Kitayama Youichi]
06. Overjoyed [Kitayama Youichi]
07. Isn’t She Lovely [Gary]
08. Superwoman [Kaleb]
Performance ended 20:50
Performance started 21:26
09. Contusion (Instrumental)
10. Another Star (Instrumental)
11. Medley: Singed, Sealed, Delivered I’m Yours – Until You Come Back To Me – It’s A Shame – If You really Love Me – Betcha Wouldn’t Hurt Me – All I Do [Sayulee, Kaleb]
12. Ribbon In The Sky [Kitayama Youichi]
13. Lately [Kitayama Youichi]
14. If It’s Magic
15. Living For The City
Enc. Superstition
Enc. I Wish
Show ended
(2010年6月19日土曜、目黒ブルースアレイ=スティーヴィー・ワンダー・トリビュート・ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>Wonder, Stevie Tribute
●マイケル・ジャクソン一周忌近づく~トレインチャ~マイケル・ジャクソンを歌う
2010年6月20日 音楽●マイケル・ジャクソン一周忌近づく~トレインチャ~マイケル・ジャクソンを歌う
【Traincha Sings Michael Jackson Songs】
マイケル。
6月25日のマイケル・ジャクソン一周忌を迎え、今週から来週あたりにかけてマイケル・ジャクソン関連の記事がぐっと増えると思う。東京タワーのマイケル展(すでに見ました。まだブログにアップしてなくて…)、25日公開の映画(見てみないとわからない…)、25日の西麻布イレヴンでのイヴェント(西寺郷太さんとのトークイヴェント)、25日のあちこちで行われるマイケル関連イヴェント、ケント・モリくんの著作『ドリーム&ラヴ』(献本到着感謝、はやく読まないと…)、ソニーから一挙に再発売されるマイケル・ソロ・アルバム、ジャクソンズ・アルバム(西寺郷太渾身ライナー)などについても、早急に書きます。その第一弾といってはなんですが、まずは今週見たトレインチャ・ライヴ評。
アコースティック。
オランダ出身のヴェテラン女性シンガー、トレインチャがマイケル・ジャクソン死後、マイケルの作品ばかりを歌った企画アルバム『ネヴァー・キャン・セイ・グッドバイ』をリリースしてのライヴ。当初は4月に来日予定だったが、アイスランドの火山噴火のために来日ができなくなり、その振り替え公演。そのアルバムからの楽曲ばかり、つまり、マイケル楽曲だけを歌った。
コットンクラブは、ほぼ満員。マイケル・ファンがけっこう来ているのかと思いきや、仕事帰りのスーツ姿の人が目立つ。マイケル・ファンというより、むしろバート・バカラック・ファンのような、あるいは、コットンクラブのファン、そしてトレインチャのファンのような人たちがつめかけていた。
ギタリスト1名が唯一のミュージシャンで、女性コーラス3人とトレインチャ本人、ステージには計5人。コーラスの1人が若干の打楽器(カウベルなど)を叩く。シンプルに、アコースティックにマイケル楽曲を1曲1曲歌う。アコースティックだけに、グルーヴのあるダンスナンバーにはならないが、それでも「ドント・ストップ」からのメドレーではトレインチャ本人が観客に「立って、立って」と言うこともあり、観客は立ち上がった。このあたりのアップテンポの楽曲では、コーラスの誰かがヴォイス・パーカッションなどいれるともっとよくなるだろう。ナチュラリー7がそれをいれるような感じにしたらおもしろいかもしれない。また、コーラスが一本調子なので、ジャクソン・ファイヴ楽曲だったら、5人のコーラス・グループ風のコーラス・アレンジなどが聴かれるともう少し雰囲気がでるだろう。
いずれにせよ、マイケルの曲は本当に難しい。マイケルが歌うから成立する、ということを改めて感じる。つまり、マイケルという天才シンガーがその楽曲に「輝き」を与え、その結果ヒットになっているのだろう。どうしても、聞く側も、マイケルの歌と比べてしまうから、ここは、そうじゃない、そこはそうじゃないなどと細かいつっこみをいれてしまう。それは、しばらく前のケイリブらのマイケル・トリビュートを見ても感じたこと。ちなみに、トレインチャはマイケルのようなダンスは一切しないので「ムーンウォーク」はない。(笑) トレインチャは幼い頃からマイケルが好きで、彼のアムステルダム公演にも出演したこともあるらしい。
ところでデュエットではなく、ソロで歌った「アイ・ジャスト・キャント・ストップ・ラヴィン・ユー」(レコードではサイーダ・ギャレット、映画『ディス・イズ・イット』ではジュディス・ヒルとデュエット)は、トレインチャは床に置いてある歌詞カードを見ていた。一方、コーラスの一人で、「アイル・ビー・ゼア」を歌った黒人のバーケット・ルイスはなかなか太い声で迫力があり印象に残った。オリジナルでは、マイケルとジャーメイン・ジャクソンが歌うところだ。トレインチャとは12歳のときからの友人同士だとか。CDと違ってると思ったら、CDではキース・ジョン(スティーヴィー・ワンダーのコーラス)と歌っていた。トレインチャがはいっていたトータル・タッチというグループにも一緒にいたそうだ。
アンコールの2曲目は、マイケルが特別にサミー・デイヴィスのために書いたという「ユー・ワー・ゼア」を披露。
もちろん、マイケルのオリジナル楽曲を知ることなく、初めてこれらの曲を聴いたとしたら、ギターとシンガーのアコースティックな弾き語りというコンセプトで気軽におしゃれな感じで聴けるかもしれない。
トレインチャは、1973年2月5日オランダのアムステルダム生まれ。37歳。1990年に兄弟とトータル・タッチというグループを結成。その後ソロとしても活動。1994年には同じくオランダ出身のキャンディ・ダルファーとツアーにでたこともある。ソロとして7枚アルバムを出している。2008年2月、バート・バカラックのコンサートで来日、ライヴ中2曲歌っていた。
■バカラック・ライヴ評
2008年02月17日(日)
バート・バカラック・コンサート
http://ameblo.jp/soulsearchin/day-20080217.html
■ トレインチャ ネヴァー・キャン・セイ・グッドバイ (マイケル楽曲ばかりをアコースティックにカヴァーした作品)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B0030JYVYY/soulsearchiho-22/ref=nosim/
■メンバー
トレインチャ(ヴォーカル)Traincha(vo)
バーゲット・ルイス(バック・ヴォーカル)Berget Lewis(back vo)
パティ・ガダム(バック・ヴォーカル)Patty Gaddum(back vo)
ミシェル・アウデマン(バック・ヴォーカル)Michelle Oudeman(back vo)
レオナルド・アムエド(ギター)Leonardo Amuedo(g)
■セットリスト トレインチャ
Setlist : Traincha, @Cotton Club June 14, 2010
Show started 19:03
01. Music And Me
02. Rock With You
03. Never Can Say Goodbye
04. I Want You Back
05. One Day In Your Life
06. Heartbreak Hotel
07. I Just Can’t Stop Loving You
08. Human Nature
09. I’ll Be There
10. Who’s Lovin’ You (Acapella)
11. Don’t Stop Till You Get Enough – Working Day And Night – Wanna Be Starting Something
Enc. Baby Be Mine
Enc. You Were There
Show ended 20:11
(2010年6月14日月曜、丸の内コットンクラブ=トレインチャ・ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>Traincha
2010-86
【Traincha Sings Michael Jackson Songs】
マイケル。
6月25日のマイケル・ジャクソン一周忌を迎え、今週から来週あたりにかけてマイケル・ジャクソン関連の記事がぐっと増えると思う。東京タワーのマイケル展(すでに見ました。まだブログにアップしてなくて…)、25日公開の映画(見てみないとわからない…)、25日の西麻布イレヴンでのイヴェント(西寺郷太さんとのトークイヴェント)、25日のあちこちで行われるマイケル関連イヴェント、ケント・モリくんの著作『ドリーム&ラヴ』(献本到着感謝、はやく読まないと…)、ソニーから一挙に再発売されるマイケル・ソロ・アルバム、ジャクソンズ・アルバム(西寺郷太渾身ライナー)などについても、早急に書きます。その第一弾といってはなんですが、まずは今週見たトレインチャ・ライヴ評。
アコースティック。
オランダ出身のヴェテラン女性シンガー、トレインチャがマイケル・ジャクソン死後、マイケルの作品ばかりを歌った企画アルバム『ネヴァー・キャン・セイ・グッドバイ』をリリースしてのライヴ。当初は4月に来日予定だったが、アイスランドの火山噴火のために来日ができなくなり、その振り替え公演。そのアルバムからの楽曲ばかり、つまり、マイケル楽曲だけを歌った。
コットンクラブは、ほぼ満員。マイケル・ファンがけっこう来ているのかと思いきや、仕事帰りのスーツ姿の人が目立つ。マイケル・ファンというより、むしろバート・バカラック・ファンのような、あるいは、コットンクラブのファン、そしてトレインチャのファンのような人たちがつめかけていた。
ギタリスト1名が唯一のミュージシャンで、女性コーラス3人とトレインチャ本人、ステージには計5人。コーラスの1人が若干の打楽器(カウベルなど)を叩く。シンプルに、アコースティックにマイケル楽曲を1曲1曲歌う。アコースティックだけに、グルーヴのあるダンスナンバーにはならないが、それでも「ドント・ストップ」からのメドレーではトレインチャ本人が観客に「立って、立って」と言うこともあり、観客は立ち上がった。このあたりのアップテンポの楽曲では、コーラスの誰かがヴォイス・パーカッションなどいれるともっとよくなるだろう。ナチュラリー7がそれをいれるような感じにしたらおもしろいかもしれない。また、コーラスが一本調子なので、ジャクソン・ファイヴ楽曲だったら、5人のコーラス・グループ風のコーラス・アレンジなどが聴かれるともう少し雰囲気がでるだろう。
いずれにせよ、マイケルの曲は本当に難しい。マイケルが歌うから成立する、ということを改めて感じる。つまり、マイケルという天才シンガーがその楽曲に「輝き」を与え、その結果ヒットになっているのだろう。どうしても、聞く側も、マイケルの歌と比べてしまうから、ここは、そうじゃない、そこはそうじゃないなどと細かいつっこみをいれてしまう。それは、しばらく前のケイリブらのマイケル・トリビュートを見ても感じたこと。ちなみに、トレインチャはマイケルのようなダンスは一切しないので「ムーンウォーク」はない。(笑) トレインチャは幼い頃からマイケルが好きで、彼のアムステルダム公演にも出演したこともあるらしい。
ところでデュエットではなく、ソロで歌った「アイ・ジャスト・キャント・ストップ・ラヴィン・ユー」(レコードではサイーダ・ギャレット、映画『ディス・イズ・イット』ではジュディス・ヒルとデュエット)は、トレインチャは床に置いてある歌詞カードを見ていた。一方、コーラスの一人で、「アイル・ビー・ゼア」を歌った黒人のバーケット・ルイスはなかなか太い声で迫力があり印象に残った。オリジナルでは、マイケルとジャーメイン・ジャクソンが歌うところだ。トレインチャとは12歳のときからの友人同士だとか。CDと違ってると思ったら、CDではキース・ジョン(スティーヴィー・ワンダーのコーラス)と歌っていた。トレインチャがはいっていたトータル・タッチというグループにも一緒にいたそうだ。
アンコールの2曲目は、マイケルが特別にサミー・デイヴィスのために書いたという「ユー・ワー・ゼア」を披露。
もちろん、マイケルのオリジナル楽曲を知ることなく、初めてこれらの曲を聴いたとしたら、ギターとシンガーのアコースティックな弾き語りというコンセプトで気軽におしゃれな感じで聴けるかもしれない。
トレインチャは、1973年2月5日オランダのアムステルダム生まれ。37歳。1990年に兄弟とトータル・タッチというグループを結成。その後ソロとしても活動。1994年には同じくオランダ出身のキャンディ・ダルファーとツアーにでたこともある。ソロとして7枚アルバムを出している。2008年2月、バート・バカラックのコンサートで来日、ライヴ中2曲歌っていた。
■バカラック・ライヴ評
2008年02月17日(日)
バート・バカラック・コンサート
http://ameblo.jp/soulsearchin/day-20080217.html
■ トレインチャ ネヴァー・キャン・セイ・グッドバイ (マイケル楽曲ばかりをアコースティックにカヴァーした作品)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B0030JYVYY/soulsearchiho-22/ref=nosim/
■メンバー
トレインチャ(ヴォーカル)Traincha(vo)
バーゲット・ルイス(バック・ヴォーカル)Berget Lewis(back vo)
パティ・ガダム(バック・ヴォーカル)Patty Gaddum(back vo)
ミシェル・アウデマン(バック・ヴォーカル)Michelle Oudeman(back vo)
レオナルド・アムエド(ギター)Leonardo Amuedo(g)
■セットリスト トレインチャ
Setlist : Traincha, @Cotton Club June 14, 2010
Show started 19:03
01. Music And Me
02. Rock With You
03. Never Can Say Goodbye
04. I Want You Back
05. One Day In Your Life
06. Heartbreak Hotel
07. I Just Can’t Stop Loving You
08. Human Nature
09. I’ll Be There
10. Who’s Lovin’ You (Acapella)
11. Don’t Stop Till You Get Enough – Working Day And Night – Wanna Be Starting Something
Enc. Baby Be Mine
Enc. You Were There
Show ended 20:11
(2010年6月14日月曜、丸の内コットンクラブ=トレインチャ・ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>Traincha
2010-86
★ライアン・ショウ&ジェイソン・マイルス・ライヴ
2010年6月19日 音楽★ライアン・ショウ&ジェイソン・マイルス・ライヴ
【Jason Miles & The New York Funky Soul Collective Featuring Ryan Shaw 】
ファンキー。
月曜日(6月14日)まで「グローヴァー・ワシントン・トリビュート」を演奏していた7人の侍のうち5人が残り、そこにヴォーカリストとしてライアン・ショウが入ってのライヴ。バンド名は、「ザ・ニューヨーク・ファンキー・ソウル・コレクティヴ・フィーチャリング・ライアン・ショウ」。今回ブルーノートのライヴのために結成された。このうちのアンディー・スニッツァーは来週もマンハッタン・ジャズ・クインテットの一員として日本に残る。
サウンドのコンセプトは、スムース・ジャズを一歩ファンク寄りにしたサウンド。バンド・リーダーのジェイソン・マイルスは、けっこうファンキーなサウンドが好きなニューヨーカーだ。冒頭3曲、バンドのみのインストゥルメンタルで、それからライアンのヴォーカル曲4曲、最後に1曲インストをやって、アンコールでライアンが再登場という構成。
バンドはひじょうにうまく、タイトで、ファンキー。ライアン・ショウが登場しての1曲目は「イット・ゲッツ・ベター」、これに続いて、マーヴィン・ゲイの「イナー・シティー・ブルース」を。そして、ジェイソンが次にやる曲の説明をした。「先週、グローヴァー・ワシントンのトリビュートで多くの人からなぜこの曲をやらないのかと言われ続けたのですが、それはヴォーカリストがいなかったためです。今日は、ライアンというヴォーカリストがいます。おおくりしましょう。『ジャスト・ザ・トゥー・オブ・アス』」観客からいっせいに歓声が。そして、カーティス・メイフィールドの名曲「ピープル・ゲット・レディー」。
最後のアンコールでは、ライアンの大ヒット「ドゥ・ザ・45」。これはさすがにのりのりになった。
このバンドでライアンが歌うのはもちろん初めてだが、メンバーは個々に知っていたというので、気心は知れていたらしい。ただやはり、ライアンもバンド(みな凄腕の先輩たち)にちょっと遠慮しているところもあり、ライアン主役のライヴというより、ジェイソン・マイルスのバンドのライヴに、ちょっとゲスト的にライアンが入ったという感じが強かった。ライアンが歌うときは、もっと張り上げてほしいのだが、曲のせいもあってかそうはいかなかった。ライアン目当てだと若干消化不良。バンド目当てならいいのだが。こういう組み合わせって、やってみないとわからないものだ。
ライヴ後は、ミュージシャンたちがみなでてきて、売るCDがある者はサイン会。ライアンに前回のブログで問題になった誕生日を聞いた。これは、やはり12月25日(1980年)だとのこと。「なぜか、26日って間違って印刷されていてね。驚いている。誕生日は12月25日だよ」。やっぱり、25日であってたんだ。(笑)
そして、ジェイソン・マイルスもバディー・ウィリアムスも気軽にファンと話していた。ジェイソンは今回が初来日。ものすごく日本のことが気に入ったよう。「日本人はみんなやさしく、相手のことを考え、とても気持ちいい。アメリカではどこへ行っても、めちゃくちゃだよ」と苦笑する。すしが大好きで、あちこち食べに行っているそうだ。「チュウトロ! おおっ、イエー。オオトロ、エクスペンシヴ(高い)」
バディーは低いよく通る声で「日本に何回来たかなんて、とても勘定はできないよ。だって初めて来たのは僕が16歳のとき。そのときはハービー・マンと来たんだから。僕は今58だよ。何年前だ? 僕は計算が苦手だから、君が計算しろよ。たぶん、まだジミ・ヘンドリックスが生きてた頃だと思うよ(笑)。ジミが死んだのは何年だ?」「1969年か1970年かな(正しくは1970年9月18日でした)」「ほら、そうだろ(笑)」と早口でまくしたてる。ルーサーからロバータ・フラック、ありとあらゆるアーティストのバックを務めてきたヴェテランだ。
■ライアン・ショウのデビュー作
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B0014GUA7M/soulsearchiho-22/ref=nosim/
■ メンバー
ザ・ニューヨーク・ファンキー・ソウル・コレクティヴ・ウィズ・スペシャル・ゲスト・ライアン・ショウTHE NEW YORK FUNKY SOUL COLLECTIVE with special guest RYAN SHAW
ライアン・ショウ(ヴォーカル)Ryan Shaw(vo)
ジェイソン・マイルス(キーボード)Jason Miles(key)
アンディ・スニッツァー(サックス)Andy Snitzer(sax)
ニック・モロク(ギター)Nick Moroch(g)
ジェラルド・ヴィーズリー(ベース)Gerald Veasley(b)
バディー・ウィリアムス(ドラムス)Buddy Williams(ds)
■セットリスト; ザ・ニューヨーク・ファンキー・ソウル・コレクティヴ
ウィズ・スペシャル・ゲスト・ライアン・ショウ
THE NEW YORK FUNKY SOUL COLLECTIVE with special guest RYAN SHAW
show started 21:31
01. Street Vibe
02. Jean Pierre
03. Cactus
>Ryan Shaw came on the stage
04. It Gets Better
05. Inner City Blues (Make Me Wanna Holler)
06. Just The Two Of Us
07. People Get Ready
>Ryan off the stage
08. Let It Flow
Enc. Do The 45 (Ryan on the stage)
Show ended 22:48
(2010年6月17日木曜、ブルーノート東京=ザ・ニューヨーク・ファンキー・ソウル・コレクティヴ・ウィズ・スペシャル・ゲスト・ライアン・ショウ・ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>The New York Soul Collective With Special Guest Ryan Shaw
【Jason Miles & The New York Funky Soul Collective Featuring Ryan Shaw 】
ファンキー。
月曜日(6月14日)まで「グローヴァー・ワシントン・トリビュート」を演奏していた7人の侍のうち5人が残り、そこにヴォーカリストとしてライアン・ショウが入ってのライヴ。バンド名は、「ザ・ニューヨーク・ファンキー・ソウル・コレクティヴ・フィーチャリング・ライアン・ショウ」。今回ブルーノートのライヴのために結成された。このうちのアンディー・スニッツァーは来週もマンハッタン・ジャズ・クインテットの一員として日本に残る。
サウンドのコンセプトは、スムース・ジャズを一歩ファンク寄りにしたサウンド。バンド・リーダーのジェイソン・マイルスは、けっこうファンキーなサウンドが好きなニューヨーカーだ。冒頭3曲、バンドのみのインストゥルメンタルで、それからライアンのヴォーカル曲4曲、最後に1曲インストをやって、アンコールでライアンが再登場という構成。
バンドはひじょうにうまく、タイトで、ファンキー。ライアン・ショウが登場しての1曲目は「イット・ゲッツ・ベター」、これに続いて、マーヴィン・ゲイの「イナー・シティー・ブルース」を。そして、ジェイソンが次にやる曲の説明をした。「先週、グローヴァー・ワシントンのトリビュートで多くの人からなぜこの曲をやらないのかと言われ続けたのですが、それはヴォーカリストがいなかったためです。今日は、ライアンというヴォーカリストがいます。おおくりしましょう。『ジャスト・ザ・トゥー・オブ・アス』」観客からいっせいに歓声が。そして、カーティス・メイフィールドの名曲「ピープル・ゲット・レディー」。
最後のアンコールでは、ライアンの大ヒット「ドゥ・ザ・45」。これはさすがにのりのりになった。
このバンドでライアンが歌うのはもちろん初めてだが、メンバーは個々に知っていたというので、気心は知れていたらしい。ただやはり、ライアンもバンド(みな凄腕の先輩たち)にちょっと遠慮しているところもあり、ライアン主役のライヴというより、ジェイソン・マイルスのバンドのライヴに、ちょっとゲスト的にライアンが入ったという感じが強かった。ライアンが歌うときは、もっと張り上げてほしいのだが、曲のせいもあってかそうはいかなかった。ライアン目当てだと若干消化不良。バンド目当てならいいのだが。こういう組み合わせって、やってみないとわからないものだ。
ライヴ後は、ミュージシャンたちがみなでてきて、売るCDがある者はサイン会。ライアンに前回のブログで問題になった誕生日を聞いた。これは、やはり12月25日(1980年)だとのこと。「なぜか、26日って間違って印刷されていてね。驚いている。誕生日は12月25日だよ」。やっぱり、25日であってたんだ。(笑)
そして、ジェイソン・マイルスもバディー・ウィリアムスも気軽にファンと話していた。ジェイソンは今回が初来日。ものすごく日本のことが気に入ったよう。「日本人はみんなやさしく、相手のことを考え、とても気持ちいい。アメリカではどこへ行っても、めちゃくちゃだよ」と苦笑する。すしが大好きで、あちこち食べに行っているそうだ。「チュウトロ! おおっ、イエー。オオトロ、エクスペンシヴ(高い)」
バディーは低いよく通る声で「日本に何回来たかなんて、とても勘定はできないよ。だって初めて来たのは僕が16歳のとき。そのときはハービー・マンと来たんだから。僕は今58だよ。何年前だ? 僕は計算が苦手だから、君が計算しろよ。たぶん、まだジミ・ヘンドリックスが生きてた頃だと思うよ(笑)。ジミが死んだのは何年だ?」「1969年か1970年かな(正しくは1970年9月18日でした)」「ほら、そうだろ(笑)」と早口でまくしたてる。ルーサーからロバータ・フラック、ありとあらゆるアーティストのバックを務めてきたヴェテランだ。
■ライアン・ショウのデビュー作
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B0014GUA7M/soulsearchiho-22/ref=nosim/
■ メンバー
ザ・ニューヨーク・ファンキー・ソウル・コレクティヴ・ウィズ・スペシャル・ゲスト・ライアン・ショウTHE NEW YORK FUNKY SOUL COLLECTIVE with special guest RYAN SHAW
ライアン・ショウ(ヴォーカル)Ryan Shaw(vo)
ジェイソン・マイルス(キーボード)Jason Miles(key)
アンディ・スニッツァー(サックス)Andy Snitzer(sax)
ニック・モロク(ギター)Nick Moroch(g)
ジェラルド・ヴィーズリー(ベース)Gerald Veasley(b)
バディー・ウィリアムス(ドラムス)Buddy Williams(ds)
■セットリスト; ザ・ニューヨーク・ファンキー・ソウル・コレクティヴ
ウィズ・スペシャル・ゲスト・ライアン・ショウ
THE NEW YORK FUNKY SOUL COLLECTIVE with special guest RYAN SHAW
show started 21:31
01. Street Vibe
02. Jean Pierre
03. Cactus
>Ryan Shaw came on the stage
04. It Gets Better
05. Inner City Blues (Make Me Wanna Holler)
06. Just The Two Of Us
07. People Get Ready
>Ryan off the stage
08. Let It Flow
Enc. Do The 45 (Ryan on the stage)
Show ended 22:48
(2010年6月17日木曜、ブルーノート東京=ザ・ニューヨーク・ファンキー・ソウル・コレクティヴ・ウィズ・スペシャル・ゲスト・ライアン・ショウ・ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>The New York Soul Collective With Special Guest Ryan Shaw
▲ゲイリー・シャイダー(Pファンク)56歳で死去
2010年6月18日 音楽▲ゲイリー・シャイダー(Pファンク)56歳で死去
【Garry Shider Dies At 56: Star Child Become Star Child】
訃報。
ジョージ・クリントンのPファンク軍団、パーラメント/ファンカデリックのギタリストで、ヴォーカリスト、ソングライターでもあるゲイリー・シャイダーが2010年6月16日死去した。56歳。肺と脳に癌があった。過去数ヶ月、入退院を繰り返し放射線治療などもしていた。3月末には心臓発作でワシントンDCの病院に入院、この頃、友人たちがゲイリーの診療費を集めるためのファンドを設立。また、1週間ほど前にも入院し、ICUに入っていた。ゲイリーはステージでは、「おむつ(Diaper)」をはいっていたことで、ひじょうにインパクトを与えていた。ギター、ヴォーカルだけでなく、Pファンク軍団(パーラメント/ファンカデリック)の音楽的リーダーとして、その総帥ジョージ・クリントンの参謀的位置にいた。
ゲイリー・シャイダーは1953年7月24日、ニュージャージー州プレインフィールド生まれ。ゲイリーは父の影響もあり当初は地元でゴスペル・アーティストのバックで歌ったりしていた。バックをつけたゴスペル・アーティストとしては、シャーリー・シーザー、マイティー・クラウズ・オブ・ジョイなど錚々たるメンバーがいる。十代の頃、地元のバーバーショップで、後にPファンクの総帥となるジョージ・クリントンと出会い、クリントンのグループ、パーラメンツに誘われる。16歳の頃、地元から逃避する意味でカナダに移り住むが、その頃仲間と「ユナイテッド・ソウル」というファンク・バンドを結成。当時トロントに住んでいたクリントンがこのバンドのうわさを聞きつけ、そこにゲイリーがいることを知り、このバンドをプロデュース。その後、ここからゲイリーとコーデル・モッソンを自らのグループ、ファンカデリックに引き入れる。クリントンはファンカデリックとほぼ同じメンバーでパーラメントを結成。このグループは、徐々に人気を獲得。1970年代には大ヒットを次々と出し、ブレイクを果たす。
パーラメント/ファンカデリックは、宇宙とファンクをコネクトした壮大なコンセプトを持ち、彼らのファンク母船は「マザーシップ」、そして、ゲイリーはドクター・ファンケンシュタインのクローン、すなわち「スター・チャイルド(星の子)」でもあった。そうしたコンセプトは、Pファンク軍団の総帥ジョージ・クリントンが音頭をとって生み出していた。
簡単にこの「マザーシップ・ウォーズ」を説明しよう。
登場人物は、まずドクター・ファンケンシュタイン(ファンクの救世主)、それに敵対するサー・ノーズ・デヴォイド・ファンク、そして、ドクター・ファンケンシュタインの意志を継ぐクローン、スター・チャイルドの3人。
ドクター・ファンケンシュタインは、いい音楽、ファンクを作ろうとしている。彼は「クール」こそがファンクになると考える。彼はファンクを広める伝道者。一方、サー・ノーズは、スーツを着て、汗もかかず、メイクラヴもせず、踊りもしないという人物。彼はその名の通りファンク否定論者。ドクターは、サー・ノーズに宣戦布告し、二者の間で戦争が始まる。ドクターは、自身のクローン、スター・チャイルドを作り、彼にバップ・ガンとフラッシュライトという武器を渡す。これらの武器を相手に当てると、その相手を傷つけることなく、躍らせることができるという武器だ。スター・チャイルドの使命は、サー・ノーズを躍らせ、真のファンクを理解させることだった。こうして彼らの戦いが始まった。
一方、サー・ノーズもスヌーズ・ガンという武器を開発。これを当てると人々のファンク感覚を麻痺させることができる。そうなると、人はプレイシボシンドロームという「ファンク感覚麻痺症候群」になってしまう。これらの戦いがアルバムごとに『スター・ウォーズ』よろしく続くのだ。
ゲイリー・シャイダーは、このスター・チャイルド役であり、クリントンの一番弟子、右腕ということでもあった。
ゲイリーは、この時期のヒット「ボップ・ガン」「ナッピー・ダグアウト」「ワン・ネーション・アンダー・ザ・グルーヴ」など多数の作品に共作者として名を連ねている。「ワン・ネーション・アンダー・ザ・グルーヴ(グルーヴの元には国はひとつ)」「コスミック・スロップ」など彼のリード・ヴォーカル。
クリントンがその後、ソロ名義で活動するようになってからも、右腕としてプロジェクトに参加、「アトミック・ドッグ」なども共作している。
ゲイリーはステージにおむつをはいて登場していたことから、「おむつ男」として有名になる一方、多くのパーラメント/ファンカデリック作品にソングライターとして参加。パーラメント/ファンカデリック作品は、後に多くのヒップホップ系アーティストたちからサンプリングされ、1990年代にさらに再評価されることになった。
1997年にはパーラメント/ファンカデリックの一員として「ロック殿堂」入り。
日本には昨年9月、東京ジャズでジョージ・クリントン・バンドの一員として来日。これが日本では最後の姿となった。
(そのときのライヴ評)
http://ameblo.jp/soulsearchin/day-20090908.html
シャイダーの病気については本人も明かしており、来る2010年7月10日には有志が集まり、シャイダーのためのベネフィット・コンサートを地元ブルームフィールドでおこなうことになっていた。
シャイダーには32年連れ添った妻リンダ、2人の子供がおり、彼らによって送られる。
ゲイリー・シャイダー、スター・チャイルド、2010年6月16日、文字通り、スター・チャイルドに転じた。ご冥福をお祈りします。
■ パーラメント 『マザーシップ・コネクション』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00008RV1A/soulsearchiho-22/ref=nosim/
■ ファンカデリック 『ワン・ネイション・アンダー・ア・グルーヴ』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B001Q6II42/soulsearchiho-22/ref=nosim/
OBITUARY>Shider, Gary (July24, 1953 – June 16, 2010, 56 years-old)
【Garry Shider Dies At 56: Star Child Become Star Child】
訃報。
ジョージ・クリントンのPファンク軍団、パーラメント/ファンカデリックのギタリストで、ヴォーカリスト、ソングライターでもあるゲイリー・シャイダーが2010年6月16日死去した。56歳。肺と脳に癌があった。過去数ヶ月、入退院を繰り返し放射線治療などもしていた。3月末には心臓発作でワシントンDCの病院に入院、この頃、友人たちがゲイリーの診療費を集めるためのファンドを設立。また、1週間ほど前にも入院し、ICUに入っていた。ゲイリーはステージでは、「おむつ(Diaper)」をはいっていたことで、ひじょうにインパクトを与えていた。ギター、ヴォーカルだけでなく、Pファンク軍団(パーラメント/ファンカデリック)の音楽的リーダーとして、その総帥ジョージ・クリントンの参謀的位置にいた。
ゲイリー・シャイダーは1953年7月24日、ニュージャージー州プレインフィールド生まれ。ゲイリーは父の影響もあり当初は地元でゴスペル・アーティストのバックで歌ったりしていた。バックをつけたゴスペル・アーティストとしては、シャーリー・シーザー、マイティー・クラウズ・オブ・ジョイなど錚々たるメンバーがいる。十代の頃、地元のバーバーショップで、後にPファンクの総帥となるジョージ・クリントンと出会い、クリントンのグループ、パーラメンツに誘われる。16歳の頃、地元から逃避する意味でカナダに移り住むが、その頃仲間と「ユナイテッド・ソウル」というファンク・バンドを結成。当時トロントに住んでいたクリントンがこのバンドのうわさを聞きつけ、そこにゲイリーがいることを知り、このバンドをプロデュース。その後、ここからゲイリーとコーデル・モッソンを自らのグループ、ファンカデリックに引き入れる。クリントンはファンカデリックとほぼ同じメンバーでパーラメントを結成。このグループは、徐々に人気を獲得。1970年代には大ヒットを次々と出し、ブレイクを果たす。
パーラメント/ファンカデリックは、宇宙とファンクをコネクトした壮大なコンセプトを持ち、彼らのファンク母船は「マザーシップ」、そして、ゲイリーはドクター・ファンケンシュタインのクローン、すなわち「スター・チャイルド(星の子)」でもあった。そうしたコンセプトは、Pファンク軍団の総帥ジョージ・クリントンが音頭をとって生み出していた。
簡単にこの「マザーシップ・ウォーズ」を説明しよう。
登場人物は、まずドクター・ファンケンシュタイン(ファンクの救世主)、それに敵対するサー・ノーズ・デヴォイド・ファンク、そして、ドクター・ファンケンシュタインの意志を継ぐクローン、スター・チャイルドの3人。
ドクター・ファンケンシュタインは、いい音楽、ファンクを作ろうとしている。彼は「クール」こそがファンクになると考える。彼はファンクを広める伝道者。一方、サー・ノーズは、スーツを着て、汗もかかず、メイクラヴもせず、踊りもしないという人物。彼はその名の通りファンク否定論者。ドクターは、サー・ノーズに宣戦布告し、二者の間で戦争が始まる。ドクターは、自身のクローン、スター・チャイルドを作り、彼にバップ・ガンとフラッシュライトという武器を渡す。これらの武器を相手に当てると、その相手を傷つけることなく、躍らせることができるという武器だ。スター・チャイルドの使命は、サー・ノーズを躍らせ、真のファンクを理解させることだった。こうして彼らの戦いが始まった。
一方、サー・ノーズもスヌーズ・ガンという武器を開発。これを当てると人々のファンク感覚を麻痺させることができる。そうなると、人はプレイシボシンドロームという「ファンク感覚麻痺症候群」になってしまう。これらの戦いがアルバムごとに『スター・ウォーズ』よろしく続くのだ。
ゲイリー・シャイダーは、このスター・チャイルド役であり、クリントンの一番弟子、右腕ということでもあった。
ゲイリーは、この時期のヒット「ボップ・ガン」「ナッピー・ダグアウト」「ワン・ネーション・アンダー・ザ・グルーヴ」など多数の作品に共作者として名を連ねている。「ワン・ネーション・アンダー・ザ・グルーヴ(グルーヴの元には国はひとつ)」「コスミック・スロップ」など彼のリード・ヴォーカル。
クリントンがその後、ソロ名義で活動するようになってからも、右腕としてプロジェクトに参加、「アトミック・ドッグ」なども共作している。
ゲイリーはステージにおむつをはいて登場していたことから、「おむつ男」として有名になる一方、多くのパーラメント/ファンカデリック作品にソングライターとして参加。パーラメント/ファンカデリック作品は、後に多くのヒップホップ系アーティストたちからサンプリングされ、1990年代にさらに再評価されることになった。
1997年にはパーラメント/ファンカデリックの一員として「ロック殿堂」入り。
日本には昨年9月、東京ジャズでジョージ・クリントン・バンドの一員として来日。これが日本では最後の姿となった。
(そのときのライヴ評)
http://ameblo.jp/soulsearchin/day-20090908.html
シャイダーの病気については本人も明かしており、来る2010年7月10日には有志が集まり、シャイダーのためのベネフィット・コンサートを地元ブルームフィールドでおこなうことになっていた。
シャイダーには32年連れ添った妻リンダ、2人の子供がおり、彼らによって送られる。
ゲイリー・シャイダー、スター・チャイルド、2010年6月16日、文字通り、スター・チャイルドに転じた。ご冥福をお祈りします。
■ パーラメント 『マザーシップ・コネクション』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00008RV1A/soulsearchiho-22/ref=nosim/
■ ファンカデリック 『ワン・ネイション・アンダー・ア・グルーヴ』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B001Q6II42/soulsearchiho-22/ref=nosim/
OBITUARY>Shider, Gary (July24, 1953 – June 16, 2010, 56 years-old)
■ラスカルズ(フェリックス・キャヴァリエ)初来日決定
2010年6月17日 音楽■ラスカルズ(フェリックス・キャヴァリエ)初来日決定
【Felix Cavaliere’s Rascals Will Coming To Japan For The First Time】
初来日。
ブルー・アイド・ソウル・グループとして1960年代に多くのヒットを放ったラスカルズのリード・ヴォーカルでもあるフェリックス・キャヴァリエが、「フェリックス・キャヴァリエズ・ラスカルズ」として初来日する。2010年9月7日(火)丸の内コットンクラブ、9月9日(木)から11日(土)東京ブルーノート、9月12日(日)名古屋ブルーノートでライヴを行う。
ラスカルズは、1964年にニュージャージー州でフェリックス・キャヴァリエ、エディー・ブリガッティー、ジーン・コーニッシュ、ディノ・ダネルによって結成されたグループで、ソウルフルな歌声でいわゆるブルー・アイド・ソウルのグループとして人気を博した。アトランティック・レコードからデビューした当初は、彼らの写真などを出さずにプロモーションした。彼らが白人であることがわかると、ソウル・ステーションやブラックの間での人気が下がるものとみられたからだ。それほど、黒っぽいサウンドでヒットを出した。主な大ヒットには、1967年の全米ナンバーワン「グルーヴィン」(山下達郎『サンデイ・ソングブック』の後テーマ。山下氏がカヴァーしている)、「グッド・ラヴィン」「ピープル・ガット・トゥ・ビー・フリー」など。当初はヤング・ラスカルズと名乗っていたが、途中からシンプルにラスカルズとなった。
現在は、当時のヴォーカル、ブリガッティーとキャヴァリエがわかれているために、基本的には2人が同一のグループで歌うことがない。(1997年5月、ロック殿堂のステージで4人が再会。その後2010年4月、癌関係のチャリティー・イヴェントで再会の2例のみ) エディーは実質的に活動をしておらず、現在はキャヴァリエのラスカルズと、残るメンバー、コーニッシュとダネルが作った「ニュー・ラスカルズ」のふたつが存在する。今回来日するのは、そのキャヴァリエのラスカルズ。キャヴァリエは、「グッド・ラヴィン」など多くのヒットでリードを取っているので、ラスカルズの雰囲気を十分醸し出すことになるだろう。
フェリックスは、1970年代以降、ソロ活動を続けており、2008年に出したアルバム"Nudge It Up A Notch"(ナッジ・イット・アップ・ア・ナッチ)では、メンフィスのスティーヴ・クロッパー(スタックスの魂)と手を組んでアルバムを作っている。
なお、最近、イギリス出身のバンドでスペルも同じラスカルズというグループがいるが、こちらは若いバンドで、往年のラスカルズとはまったく関係ない。また、フェリックス・キャヴァリエ自身は、1995年、リンゴ・スターが世界ツアーをしたときのコーラスのメンバーとして来日。このときはステージで「ピープル・ガット・トゥ・ビー・フリー」と「グルーヴィン」を歌った。また、同時期、別のときに企業のパーティーで来日している、という。今回が、ラスカルズとしては、初来日となる。
■ライヴ概要
フェリックス・キャヴァリエズ・ラスカルズ
2010年9月7日(火) 丸の内コットンクラブ
9月9日(木)~11日(土) ブルーノート東京
9月12日(日) 名古屋ブルーノート
ブルーノート東京の発売日=2010年7月7日。ジャム・セッション会員予約受付開始日=6月22日火曜から。詳細はブルーノート・ホームページ。
http://www.bluenote.co.jp/jp/index.html
フェリックス・キャヴァリエの公式サイト
http://www.felixcavaliere.com/
■ ラスカルズ ヴェリー・ベスト・オブ
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00000331T/soulsearchiho-22/ref=nosim/
ENT>ANNOUNCEMENT>Rascals
【Felix Cavaliere’s Rascals Will Coming To Japan For The First Time】
初来日。
ブルー・アイド・ソウル・グループとして1960年代に多くのヒットを放ったラスカルズのリード・ヴォーカルでもあるフェリックス・キャヴァリエが、「フェリックス・キャヴァリエズ・ラスカルズ」として初来日する。2010年9月7日(火)丸の内コットンクラブ、9月9日(木)から11日(土)東京ブルーノート、9月12日(日)名古屋ブルーノートでライヴを行う。
ラスカルズは、1964年にニュージャージー州でフェリックス・キャヴァリエ、エディー・ブリガッティー、ジーン・コーニッシュ、ディノ・ダネルによって結成されたグループで、ソウルフルな歌声でいわゆるブルー・アイド・ソウルのグループとして人気を博した。アトランティック・レコードからデビューした当初は、彼らの写真などを出さずにプロモーションした。彼らが白人であることがわかると、ソウル・ステーションやブラックの間での人気が下がるものとみられたからだ。それほど、黒っぽいサウンドでヒットを出した。主な大ヒットには、1967年の全米ナンバーワン「グルーヴィン」(山下達郎『サンデイ・ソングブック』の後テーマ。山下氏がカヴァーしている)、「グッド・ラヴィン」「ピープル・ガット・トゥ・ビー・フリー」など。当初はヤング・ラスカルズと名乗っていたが、途中からシンプルにラスカルズとなった。
現在は、当時のヴォーカル、ブリガッティーとキャヴァリエがわかれているために、基本的には2人が同一のグループで歌うことがない。(1997年5月、ロック殿堂のステージで4人が再会。その後2010年4月、癌関係のチャリティー・イヴェントで再会の2例のみ) エディーは実質的に活動をしておらず、現在はキャヴァリエのラスカルズと、残るメンバー、コーニッシュとダネルが作った「ニュー・ラスカルズ」のふたつが存在する。今回来日するのは、そのキャヴァリエのラスカルズ。キャヴァリエは、「グッド・ラヴィン」など多くのヒットでリードを取っているので、ラスカルズの雰囲気を十分醸し出すことになるだろう。
フェリックスは、1970年代以降、ソロ活動を続けており、2008年に出したアルバム"Nudge It Up A Notch"(ナッジ・イット・アップ・ア・ナッチ)では、メンフィスのスティーヴ・クロッパー(スタックスの魂)と手を組んでアルバムを作っている。
なお、最近、イギリス出身のバンドでスペルも同じラスカルズというグループがいるが、こちらは若いバンドで、往年のラスカルズとはまったく関係ない。また、フェリックス・キャヴァリエ自身は、1995年、リンゴ・スターが世界ツアーをしたときのコーラスのメンバーとして来日。このときはステージで「ピープル・ガット・トゥ・ビー・フリー」と「グルーヴィン」を歌った。また、同時期、別のときに企業のパーティーで来日している、という。今回が、ラスカルズとしては、初来日となる。
■ライヴ概要
フェリックス・キャヴァリエズ・ラスカルズ
2010年9月7日(火) 丸の内コットンクラブ
9月9日(木)~11日(土) ブルーノート東京
9月12日(日) 名古屋ブルーノート
ブルーノート東京の発売日=2010年7月7日。ジャム・セッション会員予約受付開始日=6月22日火曜から。詳細はブルーノート・ホームページ。
http://www.bluenote.co.jp/jp/index.html
フェリックス・キャヴァリエの公式サイト
http://www.felixcavaliere.com/
■ ラスカルズ ヴェリー・ベスト・オブ
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00000331T/soulsearchiho-22/ref=nosim/
ENT>ANNOUNCEMENT>Rascals
●グローヴァー・ワシントン・トリビュート・ライヴ~グルーヴでグローヴァー
2010年6月16日 音楽●グローヴァー・ワシントン・トリビュート・ライヴ~グルーヴでグローヴァー
【Groove With Grover: A Tribute To Grover Washington Jr. 】
グルーヴ。
今は亡き名サックス奏者、グローヴァー・ワシントン・ジュニア(1943年~1999年)へのトリビュート・ライヴ。ヴェテラン・キーボード奏者、ジェイソン・マイルスがリーダーとなってニューヨークの腕利きミュージシャンたちを集めて結成したバンド。いやあ、これは強力なバンドだった。前日、ブレンダ・ヴォーン&まみ先生コンビから電話があって、「これ、絶対見たほうがいいわよ」と言われ、急遽見に来た。
キーボードのジェイソンはリーダーで、MCも担当。1曲目グローヴァーの大ヒット作『ワインライト』のタイトル曲を終えると、「マンデイ・レイトナイト・ショーにようこそ」と言いながら、すぐにメンバー紹介。ジェイソンの英語ははっきりしていて、比較的ゆっくり話してくれるのでとてもわかりやすい。
「これまでにここブルーノートでも36回くらい演奏していて、今日で40回目のステージ?(笑) ありとあらゆるアーティストのレコーディングに参加しています。デイヴィッド・サンボーンを始め、(プロデューサー)アリフ・マーディンのファーストコール・ギタリスト、ニック・モロック」
「彼はもう説明する必要もないでしょう。僕と彼は10年以上プレイしています。エリック・ダリウス、オン・サックス! エリックも新作アルバム出してます。注目しててください」(宣伝告知も抜かりない!)
「ベースは、ジョー・ザビヌルと7年間プレイ、これは彼にとってのまさに勉強の期間でした。そして、グローヴァーともプレイしています。ジェラルド・ヴィーズリー」
「今回の話があって、彼を誘ったところこのミッションに参加してくれました。30年以上の知り合いです。彼は、『サタデイ・ナイト・ライヴ』、アレサ・フランクリン、ルーサー・ヴァンドロス、ロバータ・フラックなどあらゆる人とプレイしています。すばらしいドラマー、バディー・ウィリアムス」
「ジャズ、R&Bが現在の形になっていく中で、すべての基礎を作りあげた人物、『ミスター・マジック』『ジャスト・ザ・トゥ・オブ・アス』などを書きあげてきた人物、そして、グローヴァーやロバータ・フラックをプロデュースしてきた人物、何百枚ものアルバムに参加しています。パーカッション、ラルフ・マクドナルド」
「ローリング・ストーンズ、ポール・サイモンなどとも一緒にやっていて、自らのアルバムも出しています。来週は、マンハッタン・ジャズ・クインテットでのライヴもあります。サックス、アンディ・スニッツアー」
そして、ジェイソンは、何十年もニューヨークでミュージシャンとしてやってきていて、一時はマイルス・デイヴィスに誘われたこともあった。日本ツアーにも誘われたが、スタジオの仕事が立て込んでいて、泣く泣く断念したそう。
こんなきっちりしたメンバー紹介されたら、「このメンツは、そんなにすごいんだ」って思わせられてしまい、聞く側も正座して聴かねばなるまい。(笑)
バンドは、ひじょうにタイトでグルーヴ感たっぷり。2人のサックス奏者(エリック=黒人)とアンディー(白人)のサックス・バトルも見ごたえがある。そして軸がまったくぶれないドラマー、バディー・ウィリアムスのドラムス。彼は超一流、スーパー・ドラマーだ。曲によって、それぞれのソロ・スペースが与えられ、各人がその場になると縦横無尽にソロを展開し、思い切り輝く。アンコールとなった「ミスター・マジック」での全員に1小節だけ、それぞれの楽器をやらせるソロ回しも実に楽しい。こういうのはまさにライヴならでは。
それにしてもアンコールで演奏された「ミスター・マジック」での2人のサックス・バトルは圧巻。そして、このベースラインは、いつ聴いても何度聴いても最高にかっこいい。これだけBPMが低いのに腰が動く、踊りたくなるというのは、どういうことなのだろう。グローヴァーのグルーヴのマジック。まさに、ミスター・マジックだ。
ライヴ終了後は、それぞれが各人のCDを売りながら、サイン会。
なお、このメンバーのうち、ジェイソン、アンディー、ニック、ジェラルド、バディーの5人は日本に残り、木曜と金曜(6月17日、18日)に、R&Bシンガー、ライアン・ショウのバックをつけてライヴを行います。
■ ライアン・ショウ過去ライヴ評
2008年03月02日(日)
今年No.1新人ライアン・ショウ
http://ameblo.jp/soulsearchin/day-20080302.html
2008年03月03日(月)
ライアン・ショウ喉の秘密語る
http://ameblo.jp/soulsearchin/day-20080303.html
2008年11月25日(火)
ライアン・ショウ・ライヴ@AX
http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-10169326157.html
予約など、詳しくはブルーノートのサイトへ。
http://www.bluenote.co.jp/jp/
>出演アーティスト関連アルバム
■ジェイソン・マイルス 『グローヴァー・ワシントン・トリビュート』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B001DETGHK/soulsearchiho-22/ref=nosim/
■ ジェイソン・マイルス 『ホワッツ・ゴーイング・オン』(実は2006年にライナーを書いていました)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B000EMH9YY/soulsearchiho-22/ref=nosim/
■グローヴァー・ワシントン・ジュニア 傑作『ワインライト』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00129Q1Y2/soulsearchiho-22/ref=nosim/
■グローヴァー・ワシントン 超傑作『ミスター・マジック』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B000AU1MAC/soulsearchiho-22/ref=nosim/
■アンディー・スニッツァー 『クール・ストラッティン』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B0010OH7M4/soulsearchiho-22/ref=nosim/
■メンバー
Celebrating The Music of Grover Washington Jr. "To Grover with Love" starring Jason Miles, Andy Snitzer, Eric Darius, Nick Moroch, Gerald Veasley & Buddy Williams with special guest Ralph MacDonald
ジェイソン・マイルス(キーボード)Jason Miles(key)
アンディー・スニッツァー(サックス)Andy Snitzer(sax)
エリック・ダリウス(サックス)Eric Darius(sax)
ニック・モロク(ギター)Nick Moroch(g)
ジェラルド・ヴィーズリー(ベース)Gerald Veasley(b)
バディー・ウィリアムス(ドラムス)Buddy Williams(ds)
ラルフ・マクドナルド(パーカッション)Ralph MacDonald(per)
■ セットリスト グローヴァー・ワシントン・トリビュート
Setlist : Celebrating The Music of Grover Washington Jr. June 14, 2010 @ Bluenote Tokyo
show started 21:31
01. Wine Light
02. Sassy Stew
03. Strawberry Moon
04. Loran’s Dance
05. Take Me There
06. Let It Flow
07. Inner City Blues
Enc. Mr. Magic
Show ended 22:46
(2010年6月14日・月曜、青山・ブルーノート東京=グローヴァー・ワシントン・トリビュート・ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>Washington, Groover, Tribute Live>Miles, Jason
2010-87
【Groove With Grover: A Tribute To Grover Washington Jr. 】
グルーヴ。
今は亡き名サックス奏者、グローヴァー・ワシントン・ジュニア(1943年~1999年)へのトリビュート・ライヴ。ヴェテラン・キーボード奏者、ジェイソン・マイルスがリーダーとなってニューヨークの腕利きミュージシャンたちを集めて結成したバンド。いやあ、これは強力なバンドだった。前日、ブレンダ・ヴォーン&まみ先生コンビから電話があって、「これ、絶対見たほうがいいわよ」と言われ、急遽見に来た。
キーボードのジェイソンはリーダーで、MCも担当。1曲目グローヴァーの大ヒット作『ワインライト』のタイトル曲を終えると、「マンデイ・レイトナイト・ショーにようこそ」と言いながら、すぐにメンバー紹介。ジェイソンの英語ははっきりしていて、比較的ゆっくり話してくれるのでとてもわかりやすい。
「これまでにここブルーノートでも36回くらい演奏していて、今日で40回目のステージ?(笑) ありとあらゆるアーティストのレコーディングに参加しています。デイヴィッド・サンボーンを始め、(プロデューサー)アリフ・マーディンのファーストコール・ギタリスト、ニック・モロック」
「彼はもう説明する必要もないでしょう。僕と彼は10年以上プレイしています。エリック・ダリウス、オン・サックス! エリックも新作アルバム出してます。注目しててください」(宣伝告知も抜かりない!)
「ベースは、ジョー・ザビヌルと7年間プレイ、これは彼にとってのまさに勉強の期間でした。そして、グローヴァーともプレイしています。ジェラルド・ヴィーズリー」
「今回の話があって、彼を誘ったところこのミッションに参加してくれました。30年以上の知り合いです。彼は、『サタデイ・ナイト・ライヴ』、アレサ・フランクリン、ルーサー・ヴァンドロス、ロバータ・フラックなどあらゆる人とプレイしています。すばらしいドラマー、バディー・ウィリアムス」
「ジャズ、R&Bが現在の形になっていく中で、すべての基礎を作りあげた人物、『ミスター・マジック』『ジャスト・ザ・トゥ・オブ・アス』などを書きあげてきた人物、そして、グローヴァーやロバータ・フラックをプロデュースしてきた人物、何百枚ものアルバムに参加しています。パーカッション、ラルフ・マクドナルド」
「ローリング・ストーンズ、ポール・サイモンなどとも一緒にやっていて、自らのアルバムも出しています。来週は、マンハッタン・ジャズ・クインテットでのライヴもあります。サックス、アンディ・スニッツアー」
そして、ジェイソンは、何十年もニューヨークでミュージシャンとしてやってきていて、一時はマイルス・デイヴィスに誘われたこともあった。日本ツアーにも誘われたが、スタジオの仕事が立て込んでいて、泣く泣く断念したそう。
こんなきっちりしたメンバー紹介されたら、「このメンツは、そんなにすごいんだ」って思わせられてしまい、聞く側も正座して聴かねばなるまい。(笑)
バンドは、ひじょうにタイトでグルーヴ感たっぷり。2人のサックス奏者(エリック=黒人)とアンディー(白人)のサックス・バトルも見ごたえがある。そして軸がまったくぶれないドラマー、バディー・ウィリアムスのドラムス。彼は超一流、スーパー・ドラマーだ。曲によって、それぞれのソロ・スペースが与えられ、各人がその場になると縦横無尽にソロを展開し、思い切り輝く。アンコールとなった「ミスター・マジック」での全員に1小節だけ、それぞれの楽器をやらせるソロ回しも実に楽しい。こういうのはまさにライヴならでは。
それにしてもアンコールで演奏された「ミスター・マジック」での2人のサックス・バトルは圧巻。そして、このベースラインは、いつ聴いても何度聴いても最高にかっこいい。これだけBPMが低いのに腰が動く、踊りたくなるというのは、どういうことなのだろう。グローヴァーのグルーヴのマジック。まさに、ミスター・マジックだ。
ライヴ終了後は、それぞれが各人のCDを売りながら、サイン会。
なお、このメンバーのうち、ジェイソン、アンディー、ニック、ジェラルド、バディーの5人は日本に残り、木曜と金曜(6月17日、18日)に、R&Bシンガー、ライアン・ショウのバックをつけてライヴを行います。
■ ライアン・ショウ過去ライヴ評
2008年03月02日(日)
今年No.1新人ライアン・ショウ
http://ameblo.jp/soulsearchin/day-20080302.html
2008年03月03日(月)
ライアン・ショウ喉の秘密語る
http://ameblo.jp/soulsearchin/day-20080303.html
2008年11月25日(火)
ライアン・ショウ・ライヴ@AX
http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-10169326157.html
予約など、詳しくはブルーノートのサイトへ。
http://www.bluenote.co.jp/jp/
>出演アーティスト関連アルバム
■ジェイソン・マイルス 『グローヴァー・ワシントン・トリビュート』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B001DETGHK/soulsearchiho-22/ref=nosim/
■ ジェイソン・マイルス 『ホワッツ・ゴーイング・オン』(実は2006年にライナーを書いていました)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B000EMH9YY/soulsearchiho-22/ref=nosim/
■グローヴァー・ワシントン・ジュニア 傑作『ワインライト』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00129Q1Y2/soulsearchiho-22/ref=nosim/
■グローヴァー・ワシントン 超傑作『ミスター・マジック』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B000AU1MAC/soulsearchiho-22/ref=nosim/
■アンディー・スニッツァー 『クール・ストラッティン』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B0010OH7M4/soulsearchiho-22/ref=nosim/
■メンバー
Celebrating The Music of Grover Washington Jr. "To Grover with Love" starring Jason Miles, Andy Snitzer, Eric Darius, Nick Moroch, Gerald Veasley & Buddy Williams with special guest Ralph MacDonald
ジェイソン・マイルス(キーボード)Jason Miles(key)
アンディー・スニッツァー(サックス)Andy Snitzer(sax)
エリック・ダリウス(サックス)Eric Darius(sax)
ニック・モロク(ギター)Nick Moroch(g)
ジェラルド・ヴィーズリー(ベース)Gerald Veasley(b)
バディー・ウィリアムス(ドラムス)Buddy Williams(ds)
ラルフ・マクドナルド(パーカッション)Ralph MacDonald(per)
■ セットリスト グローヴァー・ワシントン・トリビュート
Setlist : Celebrating The Music of Grover Washington Jr. June 14, 2010 @ Bluenote Tokyo
show started 21:31
01. Wine Light
02. Sassy Stew
03. Strawberry Moon
04. Loran’s Dance
05. Take Me There
06. Let It Flow
07. Inner City Blues
Enc. Mr. Magic
Show ended 22:46
(2010年6月14日・月曜、青山・ブルーノート東京=グローヴァー・ワシントン・トリビュート・ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>Washington, Groover, Tribute Live>Miles, Jason
2010-87
⊿アリ・オリ・ウッドソン葬儀の報告~アレサの鎮魂歌流れる
2010年6月15日 音楽⊿アリ・オリ・ウッドソン葬儀の報告~アレサの鎮魂歌流れる
【Ali Ollie Woodson’s Funeral】
葬儀。
2010年5月30日、白血病のため58歳で亡くなったソウル・シンガーであり、元テンプテーションズのリード・シンガーの一人でもあったアリ・オリ・ウッドソンの葬儀が6月5日(土)午前、カリフォルニア州ガーデナの「シティー・オブ・リフュジー」教会で行われた。ウッドソンにゆかりのある関係者、ファンなど2000人以上が参列した。ロスアンジェルス在住で、ギタリストとしてアリ・オリと共演したこともある森口哲也さんが葬儀に参列、その模様を報告していただいたのでまとめてご紹介する。森口さん、ありがとうございます。
■アレサ・フランクリンの歌と弔辞
葬儀は2010年6月5日午前9時からカリフォルニア州ガーデナのシティー・オブ・リフュジーという大きな教会で行われました。なんとも美しいセレモニーでした。2-3000人は参列していたと思います。友人でもあるドラマーのジェームス・ギャドソン、ギターのワウワウ・ワトソン、シンガーのフィル・ペリーなども参列していました。また、マジック・ジョンソンも来ていました。マジック・ジョンソンは昨年春に、アリ・オリから直接「自分に何かがあったら、家族を頼む」と言われていたそうです。ハワード・ヒューイットが素晴らしいゴスペルを歌い、参列者の涙を誘っていました。
アリ・オリは、それまでにも葬儀が行われたノエル・ジョーンズ牧師のシティー・オブ・リフュジー教会で何度もゴスペルを歌っていました。アリ・オリの教会でのゴスペル・パフォーマンスは圧巻です。
また、アリ・オリとアレサ・フランクリンはデトロイト時代からの親しい友人同士で、アリ・オリの死後、ジョーンズ牧師がアレサに連絡を取ったところ、彼女はすぐにデトロイトでスタジオに入り、アリ・オリの葬儀用にゴスペルの鎮魂歌をレコーディング。そのゴスペル曲にアレサ本人の送辞をかぶせたものが流されました。そのときには、アレサとアリ・オリの満面の笑みを湛えた写真が映し出され、その瞬間は実に荘厳な言葉にならないほどの空気になりました。その写真は1-2年前にデトロイトのレストランのようなところで、2人が寄り添って談笑している実にいい写真でした。僕はアレサの歌唱を聴くだけで、涙がでてきます。
友人からアリ・オリは白血病だったと聞きました。白血病と診断されてから16ヶ月でした。2008年12月、2009年7月の来日予定が中止になったのは、長時間のフライトで心臓からの血流が不安定になり、呼吸困難になる可能性がありドクターストップがかかったためだそうです。今年(2010年)の1月から新しい抗癌プログラムを始めたところでした。彼はそれでも、長い休みを取らずに仕事を続けていました。彼自身が歌うことが好きであったこと、また家族のために、歌わなければならなかったためです。
昨年(2009年)9月、僕はアリ・オリのバックで初めて演奏したのですが、そのときはものすごく元気でした。いつもの笑顔もとてもよかったのです。ただ、ベースのトニーによると、いいときは調子がいいが、(体力的に)辛いときもかなりあったようです。
それから、(2009年)12月にロス郊外エンシノの「スティーヴィーズ」というケイジャン・ソウル・フードの店で行われたクリスマス・ライヴでギターを弾きました。僕が彼に会ったのはそれが最後になってしまいました。アリ・オリは「トリート・ハー・ライク・ア・レイディ」、「ジャスト・マイ・イマジネーション」、「ネヴァー・トゥ・マッチ」などを歌いました。その夜は、ルーファスのトニー・メイデンが客席に見に来ていて、その姿をアリ・オリが見つけ、すぐにステージに上げたのです。彼はギターを持ってきていなかったので、僕のギターをトニーに渡しました。そのとき、トニーとアリ・オリで、ボビー・ウーマックの大ヒット「ストップ・オン・バイ」をデュエットでやってくれ、それは絶品でした。
葬儀が行われたシティー・オブ・リフュジー教会には、実はアリ・オリがゴスペルを歌っている記録映像が残っており、いつの日にか日本のファンの方にもお見せできるようになることを願ってやみません。
■ アリ・オリ・ウッドソン訃報関連記事
2010年05月31日(月) 16時34分
(速報・訃報) アリ・オリ・ウッドソン(元テンプテーションズ)58歳で死去
http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-10550032952.html
2010年06月01日(火)
アリ・オリ・ウッドソン58歳で死去
http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-10550564987.html
(アリ・オリ関連記事一覧も)
2007年11月29日(木)
やきそば~アリ・オリ、ミラクルでやきそばを食べる
http://ameblo.jp/soulsearchin/day-20071129.html
■ アリ・オリ・ウッドソン
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00005QC4C/soulsearchiho-22/ref=nosim/
OBITUARY>Woodson, Ali Ollie
【Ali Ollie Woodson’s Funeral】
葬儀。
2010年5月30日、白血病のため58歳で亡くなったソウル・シンガーであり、元テンプテーションズのリード・シンガーの一人でもあったアリ・オリ・ウッドソンの葬儀が6月5日(土)午前、カリフォルニア州ガーデナの「シティー・オブ・リフュジー」教会で行われた。ウッドソンにゆかりのある関係者、ファンなど2000人以上が参列した。ロスアンジェルス在住で、ギタリストとしてアリ・オリと共演したこともある森口哲也さんが葬儀に参列、その模様を報告していただいたのでまとめてご紹介する。森口さん、ありがとうございます。
■アレサ・フランクリンの歌と弔辞
葬儀は2010年6月5日午前9時からカリフォルニア州ガーデナのシティー・オブ・リフュジーという大きな教会で行われました。なんとも美しいセレモニーでした。2-3000人は参列していたと思います。友人でもあるドラマーのジェームス・ギャドソン、ギターのワウワウ・ワトソン、シンガーのフィル・ペリーなども参列していました。また、マジック・ジョンソンも来ていました。マジック・ジョンソンは昨年春に、アリ・オリから直接「自分に何かがあったら、家族を頼む」と言われていたそうです。ハワード・ヒューイットが素晴らしいゴスペルを歌い、参列者の涙を誘っていました。
アリ・オリは、それまでにも葬儀が行われたノエル・ジョーンズ牧師のシティー・オブ・リフュジー教会で何度もゴスペルを歌っていました。アリ・オリの教会でのゴスペル・パフォーマンスは圧巻です。
また、アリ・オリとアレサ・フランクリンはデトロイト時代からの親しい友人同士で、アリ・オリの死後、ジョーンズ牧師がアレサに連絡を取ったところ、彼女はすぐにデトロイトでスタジオに入り、アリ・オリの葬儀用にゴスペルの鎮魂歌をレコーディング。そのゴスペル曲にアレサ本人の送辞をかぶせたものが流されました。そのときには、アレサとアリ・オリの満面の笑みを湛えた写真が映し出され、その瞬間は実に荘厳な言葉にならないほどの空気になりました。その写真は1-2年前にデトロイトのレストランのようなところで、2人が寄り添って談笑している実にいい写真でした。僕はアレサの歌唱を聴くだけで、涙がでてきます。
友人からアリ・オリは白血病だったと聞きました。白血病と診断されてから16ヶ月でした。2008年12月、2009年7月の来日予定が中止になったのは、長時間のフライトで心臓からの血流が不安定になり、呼吸困難になる可能性がありドクターストップがかかったためだそうです。今年(2010年)の1月から新しい抗癌プログラムを始めたところでした。彼はそれでも、長い休みを取らずに仕事を続けていました。彼自身が歌うことが好きであったこと、また家族のために、歌わなければならなかったためです。
昨年(2009年)9月、僕はアリ・オリのバックで初めて演奏したのですが、そのときはものすごく元気でした。いつもの笑顔もとてもよかったのです。ただ、ベースのトニーによると、いいときは調子がいいが、(体力的に)辛いときもかなりあったようです。
それから、(2009年)12月にロス郊外エンシノの「スティーヴィーズ」というケイジャン・ソウル・フードの店で行われたクリスマス・ライヴでギターを弾きました。僕が彼に会ったのはそれが最後になってしまいました。アリ・オリは「トリート・ハー・ライク・ア・レイディ」、「ジャスト・マイ・イマジネーション」、「ネヴァー・トゥ・マッチ」などを歌いました。その夜は、ルーファスのトニー・メイデンが客席に見に来ていて、その姿をアリ・オリが見つけ、すぐにステージに上げたのです。彼はギターを持ってきていなかったので、僕のギターをトニーに渡しました。そのとき、トニーとアリ・オリで、ボビー・ウーマックの大ヒット「ストップ・オン・バイ」をデュエットでやってくれ、それは絶品でした。
葬儀が行われたシティー・オブ・リフュジー教会には、実はアリ・オリがゴスペルを歌っている記録映像が残っており、いつの日にか日本のファンの方にもお見せできるようになることを願ってやみません。
■ アリ・オリ・ウッドソン訃報関連記事
2010年05月31日(月) 16時34分
(速報・訃報) アリ・オリ・ウッドソン(元テンプテーションズ)58歳で死去
http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-10550032952.html
2010年06月01日(火)
アリ・オリ・ウッドソン58歳で死去
http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-10550564987.html
(アリ・オリ関連記事一覧も)
2007年11月29日(木)
やきそば~アリ・オリ、ミラクルでやきそばを食べる
http://ameblo.jp/soulsearchin/day-20071129.html
■ アリ・オリ・ウッドソン
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00005QC4C/soulsearchiho-22/ref=nosim/
OBITUARY>Woodson, Ali Ollie
△インターFM『ソウル・ブレンズ・ナイト』2年ぶりに開催決定
2010年6月14日 音楽△インターFM『ソウル・ブレンズ・ナイト』2年ぶりに開催決定
【Soul Blends Night: First In Two Years】
開催。
関東地区のFM局インターFM(76.1mhz)の最長寿番組・日曜午後の定番「ソウル・ブレンズ」のファン感謝イヴェント、「ソウル・ブレンズ・ナイト」が2年ぶりに開催されることになった。来る2010年7月27日(火)麻布十番のディックス・ラウンジで行われる。
「ソウル・ブレンズ」は、2001年4月から始まったソウル専門の番組。現在10年目に突入し、レギュラー番組としてインターFMでの最長寿番組になっている。また、「ソウル・ブレンズ」のオフィシャル番組イヴェントとして「ソウル・ブレンズ・ナイト」は、2005年5月26日(西麻布クロス)、2006年5月26日(青山キサナドゥ)、2006年7月28日(青山キサナドゥ)、2008年8月29日(青山パンテーラ)以来約2年ぶり通算5回目。
ライヴは、リサ(Lisa)、アイス(Iyse)、ゲストDJにヴァーバル(Verbal=m-flo)、DJにDJオッシー、ナガミネ、シンなどが登場。司会に番組出演者のマーヴィン・デンジャーフィールド、ちさと、吉岡正晴。
今回は、リスナープレゼントで完全招待制になる。応募方法は、marvin@interfm.jpに、氏名・年齢・電話番号を明記して送る。締め切りは2010年7月18日(日)。厳正なる抽選を行い、当選者にはメールで連絡する。携帯電話からメールを送られる方は、抽選当選案内が送られますので、ドメイン指定などを解除するか、interfm.jpをご登録ください。詳細は次の通り。
タイトル: InterFM SOUL BLENDS 10th anniversary vol.1 Party supported by CHIVAS
日時: 2010年7月27日(火) 19時~23時
会場: 西麻布ディックス・ラウンジ http://www.dix-lounge.com/
住所: 東京都港区麻布十番1-7-5 フェスタ麻布 地下2階
電話: 03-6438-9969 13:00~
入場: 無料。完全招待制。抽選で100組200名様を招待。
応募方法: メールでmarvin@interfm.jpに、氏名・年齢・電話番号を明記して送る。締め切り7月18日。当選者にはメールで連絡。
ライヴ: リサ(LISA )http://www.avexnet.or.jp/lisa/index.html
アイス(Iyse) http://artimage.co.jp/artists/iyse/
司会: マーヴィン・デンジャーフィールド、吉岡正晴、CHISATO
ゲストDJ:VERBAL(m-flo)http://ameblo.jp/m-flo-verbal/
DJ’s: OSSHY、NAGAMINE、SHIN
主催: SOプロモーション
後援: InterFM
EVENT>ANNOUNCEMENT>Soul Blends
【Soul Blends Night: First In Two Years】
開催。
関東地区のFM局インターFM(76.1mhz)の最長寿番組・日曜午後の定番「ソウル・ブレンズ」のファン感謝イヴェント、「ソウル・ブレンズ・ナイト」が2年ぶりに開催されることになった。来る2010年7月27日(火)麻布十番のディックス・ラウンジで行われる。
「ソウル・ブレンズ」は、2001年4月から始まったソウル専門の番組。現在10年目に突入し、レギュラー番組としてインターFMでの最長寿番組になっている。また、「ソウル・ブレンズ」のオフィシャル番組イヴェントとして「ソウル・ブレンズ・ナイト」は、2005年5月26日(西麻布クロス)、2006年5月26日(青山キサナドゥ)、2006年7月28日(青山キサナドゥ)、2008年8月29日(青山パンテーラ)以来約2年ぶり通算5回目。
ライヴは、リサ(Lisa)、アイス(Iyse)、ゲストDJにヴァーバル(Verbal=m-flo)、DJにDJオッシー、ナガミネ、シンなどが登場。司会に番組出演者のマーヴィン・デンジャーフィールド、ちさと、吉岡正晴。
今回は、リスナープレゼントで完全招待制になる。応募方法は、marvin@interfm.jpに、氏名・年齢・電話番号を明記して送る。締め切りは2010年7月18日(日)。厳正なる抽選を行い、当選者にはメールで連絡する。携帯電話からメールを送られる方は、抽選当選案内が送られますので、ドメイン指定などを解除するか、interfm.jpをご登録ください。詳細は次の通り。
タイトル: InterFM SOUL BLENDS 10th anniversary vol.1 Party supported by CHIVAS
日時: 2010年7月27日(火) 19時~23時
会場: 西麻布ディックス・ラウンジ http://www.dix-lounge.com/
住所: 東京都港区麻布十番1-7-5 フェスタ麻布 地下2階
電話: 03-6438-9969 13:00~
入場: 無料。完全招待制。抽選で100組200名様を招待。
応募方法: メールでmarvin@interfm.jpに、氏名・年齢・電話番号を明記して送る。締め切り7月18日。当選者にはメールで連絡。
ライヴ: リサ(LISA )http://www.avexnet.or.jp/lisa/index.html
アイス(Iyse) http://artimage.co.jp/artists/iyse/
司会: マーヴィン・デンジャーフィールド、吉岡正晴、CHISATO
ゲストDJ:VERBAL(m-flo)http://ameblo.jp/m-flo-verbal/
DJ’s: OSSHY、NAGAMINE、SHIN
主催: SOプロモーション
後援: InterFM
EVENT>ANNOUNCEMENT>Soul Blends