○ ノラ・ジョーンズ最新作『ザ・フォール』~「海賊を追いかけて」の意味
2009年11月16日 音楽【What Is Metaphor Of "Chasing Pirates"?】
海賊。
ノラ・ジョーンズが通算4作目の新作『ザ・フォール』を出した。昨日(2009年11月15日)の「山野ミュージック・ジャム」(インターFM76.1mhz東京地区)でもご紹介したが、ノラは山野楽器でも特別売れるアーティストだ。FMでのこのコーナーが始まったのが2002年4月だが、その第2回目にちょうどリリースされたばかりの彼女のデビュー作『カム・ゴー・ウィズ・ミー』を紹介した。以来彼女のアルバムはリリースされるとすべて紹介、また彼女主演の映画『マイ・ブルーベリー・ナイツ』も紹介している。
僕は個人的にはやはりファースト・アルバムがベストだと感じてはいるが、それでもノラのアーティストとの発展性、伸びているところに注目している。何よりも、僕は彼女の声が好きなので、新譜は必ず聴く。彼女がロック寄り、あるいは、カントリー寄りになると、僕のテイストからははずれるが、さて、今回はどんな感じになるだろうか、と期待に胸を弾ませる。
アルバムのトップは、「チェイシング・パイレーツ(海賊を追いかけて)」だ。そして、この曲の英詞と訳詞を読んだ。…のだが、意味がよくわからない。英語のマーヴィン先生に尋ねたところ、彼も英語詞を読んでもこの言葉が意味するメタファーがわからなかった。
Chasing Pirates (Written by Norah Jones)
In your message you said, you were going to bed,
but I’m not done with the night.
So I stayed up and read
But your words in my head,
got me mixed up so I turned out the light.
And I don’t know how to slow it down.
My mind’s racing from chasing pirates.
Now an ambulance screams. While the silliest things
are flopping around in my brain.
And I try not dream Up impossible schemes,
that swim around, wanna drown me insane.
And I don’t know how to slow it down.
Oh my mind’s racing from chasing pirates. (2x)
My mind’s racing from chasing pirates. (2x)
++mind is racing
《one’s ~》~のことで頭の中をいろいろな思いが駆け巡る、~のことをあれこれ考える
+++++
ライナーについていた訳詞はこうだ。
「チェイシング・パイレーツ」ライナーの訳詞
メッセージの中のあなた
もう寝るよって言っていたけど私の夜はまだ終わらない
寝ないで本を読んでみたけど
あなたの言葉のせいで頭がゴチョゴチャ
たから明かりを消してしまったの
どうしたらペースを落とせるのかしら
海賊を追いかけて思いは駆けめぐる
救急車が叫び声をあげて
頭の中を馬鹿な考えが
バタバタ飛び回る
泳げるようになろうという
無茶なたくらみは考えないわ
溺れて正気をなくしてしまいたい
どうしたらペースを落とせるのかしら
海賊を追いかけて思いは駆けめぐる
(対訳:メディア総合研究所)
+++++
どうにもこれだとストーリーがわからない。
主人公の彼女に誰か好きな男がいる。それがパイレーツ(海賊)なら、なぜ複数なのか。海賊はいつも複数で動くから、そもそも複数形なのかな。プロモ・ビデオを見ると、ノラが船長で、海賊をマンハッタンで追いかけている風になっている。彼女はまだその彼に片想いなのか。で、pirateのイディオムをいろいろ調べてみた。
要は海賊行為をするのがパイレーツ、あるいは、財宝を盗むのがパイレーツということで、少しそれが転じて、心を盗む、ことを意味し、やはり、その好きな男のことをパイレーツと比喩しているのかもしれない。
冒頭のメッセージは、携帯の留守電か、携帯のメールのどちらかだろう。ひょっとしたら、主人公の彼女は、彼は寝ると言ったが、彼が他の女性といるのではないか、と心配になって気を揉んでいるのかもしれない。たとえば、いつもだったら、深夜に寝る前には電話で話していた二人が、この日に限って、電話で話せない。そこで、彼女は心配になり目が冴えて寝られなくなった。
みたいなことをいろいろと考えているうちに、試しにこんな風に訳してみた。これであってるんだろうか。マーヴィンとは、「ま、じゃあ、ノラに会ったときに聞こう」ということになったんだが。(笑)
+++++
「チェイシング・パイレーツ」 (仮訳)
留守電に残された「もう寝るよ」の一言
(あるいは、(携帯の)メールに残された「もう寝るよ」の一言)
でも、(とてもじゃないけど)私の夜はまだ終わらない (でも、私はまだ寝られない)
だから私は起きて読書をしていたけれど、
あなたの一言が頭から離れない
(その言葉に)混乱してしまったので、明かりを消した
この気持ちをどう抑えればいいのか、わからない
私の気持ちを盗んだハート泥棒(パイレーツ)を追いかける思いで頭がいっぱい
バカな考えが頭を駆け巡る中、街には救急車のサイレンが響く
不可能な計画を夢見ようとは思わない
(その不可能な計画とは)彼の愛の中に苦しいほど溺れるなんてこと(は、夢見ない)
この気持ちをどう抑えればいいのか、わからない
私の気持ちを盗んだハート泥棒(パイレーツ)を追いかける思いで頭がいっぱい
(訳:ソウル・サーチャー[吉岡正晴])
確かにこう訳してみると、なんとなくわかったような気もする。う~む。100パーセント・クリアになったわけではないんですが。(笑)
+++++
【ノラ・ジョーンズ関連記事】
2003/02/26 (Wed)
Experience you’ll never go through again
http://www.soulsearchin.com/soul-diary/archive/200302/diary20030226.html
2002年4月初来日時のショーケース・ライヴの模様を回想。
2004/01/20 (Tue)
Unchangeable Universality: Norah Jones Live @ Spiral Hall
http://www.soulsearchin.com/soul-diary/archive/200401/diary20040120.html
2004年1月のショーケース・ライヴの模様。
April 19, 2005
All That Simplicity Is Gold: Norah Jones
http://blog.soulsearchin.com/archives/000049.html
March 24, 2007
Norah Jones: Show Case Live At Ebisu
http://blog.soulsearchin.com/archives/001668.html
March 11, 2008
映画『マイ・ブルーベリー・ナイツ』
http://ameblo.jp/soulsearchin/day-20080311.html
ノラ・ジョーンズ・ライヴ『ヴェイカントな夜』(2002年9月7日)
http://www.soulsearchin.com/entertainment/music/live/jones20020907.html
2002年の正式な日本初ライヴにインスパイアーされたショートストーリー。
■ 4作目『ザ・フォール』(国内盤)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B002P5XPFA/soulsearchiho-22/ref=nosim/
輸入盤
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B002NWRMVS/soulsearchiho-22/ref=nosim/
2002年デビュー作『カム・アウェイ・ウィズ・ミー』(やはり最高傑作です)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B0000635NG/soulsearchiho-22/ref=nosim/
ENT>ARTIST>Jones, Norah
海賊。
ノラ・ジョーンズが通算4作目の新作『ザ・フォール』を出した。昨日(2009年11月15日)の「山野ミュージック・ジャム」(インターFM76.1mhz東京地区)でもご紹介したが、ノラは山野楽器でも特別売れるアーティストだ。FMでのこのコーナーが始まったのが2002年4月だが、その第2回目にちょうどリリースされたばかりの彼女のデビュー作『カム・ゴー・ウィズ・ミー』を紹介した。以来彼女のアルバムはリリースされるとすべて紹介、また彼女主演の映画『マイ・ブルーベリー・ナイツ』も紹介している。
僕は個人的にはやはりファースト・アルバムがベストだと感じてはいるが、それでもノラのアーティストとの発展性、伸びているところに注目している。何よりも、僕は彼女の声が好きなので、新譜は必ず聴く。彼女がロック寄り、あるいは、カントリー寄りになると、僕のテイストからははずれるが、さて、今回はどんな感じになるだろうか、と期待に胸を弾ませる。
アルバムのトップは、「チェイシング・パイレーツ(海賊を追いかけて)」だ。そして、この曲の英詞と訳詞を読んだ。…のだが、意味がよくわからない。英語のマーヴィン先生に尋ねたところ、彼も英語詞を読んでもこの言葉が意味するメタファーがわからなかった。
Chasing Pirates (Written by Norah Jones)
In your message you said, you were going to bed,
but I’m not done with the night.
So I stayed up and read
But your words in my head,
got me mixed up so I turned out the light.
And I don’t know how to slow it down.
My mind’s racing from chasing pirates.
Now an ambulance screams. While the silliest things
are flopping around in my brain.
And I try not dream Up impossible schemes,
that swim around, wanna drown me insane.
And I don’t know how to slow it down.
Oh my mind’s racing from chasing pirates. (2x)
My mind’s racing from chasing pirates. (2x)
++mind is racing
《one’s ~》~のことで頭の中をいろいろな思いが駆け巡る、~のことをあれこれ考える
+++++
ライナーについていた訳詞はこうだ。
「チェイシング・パイレーツ」ライナーの訳詞
メッセージの中のあなた
もう寝るよって言っていたけど私の夜はまだ終わらない
寝ないで本を読んでみたけど
あなたの言葉のせいで頭がゴチョゴチャ
たから明かりを消してしまったの
どうしたらペースを落とせるのかしら
海賊を追いかけて思いは駆けめぐる
救急車が叫び声をあげて
頭の中を馬鹿な考えが
バタバタ飛び回る
泳げるようになろうという
無茶なたくらみは考えないわ
溺れて正気をなくしてしまいたい
どうしたらペースを落とせるのかしら
海賊を追いかけて思いは駆けめぐる
(対訳:メディア総合研究所)
+++++
どうにもこれだとストーリーがわからない。
主人公の彼女に誰か好きな男がいる。それがパイレーツ(海賊)なら、なぜ複数なのか。海賊はいつも複数で動くから、そもそも複数形なのかな。プロモ・ビデオを見ると、ノラが船長で、海賊をマンハッタンで追いかけている風になっている。彼女はまだその彼に片想いなのか。で、pirateのイディオムをいろいろ調べてみた。
要は海賊行為をするのがパイレーツ、あるいは、財宝を盗むのがパイレーツということで、少しそれが転じて、心を盗む、ことを意味し、やはり、その好きな男のことをパイレーツと比喩しているのかもしれない。
冒頭のメッセージは、携帯の留守電か、携帯のメールのどちらかだろう。ひょっとしたら、主人公の彼女は、彼は寝ると言ったが、彼が他の女性といるのではないか、と心配になって気を揉んでいるのかもしれない。たとえば、いつもだったら、深夜に寝る前には電話で話していた二人が、この日に限って、電話で話せない。そこで、彼女は心配になり目が冴えて寝られなくなった。
みたいなことをいろいろと考えているうちに、試しにこんな風に訳してみた。これであってるんだろうか。マーヴィンとは、「ま、じゃあ、ノラに会ったときに聞こう」ということになったんだが。(笑)
+++++
「チェイシング・パイレーツ」 (仮訳)
留守電に残された「もう寝るよ」の一言
(あるいは、(携帯の)メールに残された「もう寝るよ」の一言)
でも、(とてもじゃないけど)私の夜はまだ終わらない (でも、私はまだ寝られない)
だから私は起きて読書をしていたけれど、
あなたの一言が頭から離れない
(その言葉に)混乱してしまったので、明かりを消した
この気持ちをどう抑えればいいのか、わからない
私の気持ちを盗んだハート泥棒(パイレーツ)を追いかける思いで頭がいっぱい
バカな考えが頭を駆け巡る中、街には救急車のサイレンが響く
不可能な計画を夢見ようとは思わない
(その不可能な計画とは)彼の愛の中に苦しいほど溺れるなんてこと(は、夢見ない)
この気持ちをどう抑えればいいのか、わからない
私の気持ちを盗んだハート泥棒(パイレーツ)を追いかける思いで頭がいっぱい
(訳:ソウル・サーチャー[吉岡正晴])
確かにこう訳してみると、なんとなくわかったような気もする。う~む。100パーセント・クリアになったわけではないんですが。(笑)
+++++
【ノラ・ジョーンズ関連記事】
2003/02/26 (Wed)
Experience you’ll never go through again
http://www.soulsearchin.com/soul-diary/archive/200302/diary20030226.html
2002年4月初来日時のショーケース・ライヴの模様を回想。
2004/01/20 (Tue)
Unchangeable Universality: Norah Jones Live @ Spiral Hall
http://www.soulsearchin.com/soul-diary/archive/200401/diary20040120.html
2004年1月のショーケース・ライヴの模様。
April 19, 2005
All That Simplicity Is Gold: Norah Jones
http://blog.soulsearchin.com/archives/000049.html
March 24, 2007
Norah Jones: Show Case Live At Ebisu
http://blog.soulsearchin.com/archives/001668.html
March 11, 2008
映画『マイ・ブルーベリー・ナイツ』
http://ameblo.jp/soulsearchin/day-20080311.html
ノラ・ジョーンズ・ライヴ『ヴェイカントな夜』(2002年9月7日)
http://www.soulsearchin.com/entertainment/music/live/jones20020907.html
2002年の正式な日本初ライヴにインスパイアーされたショートストーリー。
■ 4作目『ザ・フォール』(国内盤)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B002P5XPFA/soulsearchiho-22/ref=nosim/
輸入盤
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B002NWRMVS/soulsearchiho-22/ref=nosim/
2002年デビュー作『カム・アウェイ・ウィズ・ミー』(やはり最高傑作です)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B0000635NG/soulsearchiho-22/ref=nosim/
ENT>ARTIST>Jones, Norah
◆オバマ大統領と抹茶アイス
2009年11月15日 音楽【Obama Focused On Matcha Icecream Than Buddah】
抹茶。
2009年11月13日、アメリカのオバマ氏が、アメリカ大統領として初来日。14日朝、港区のサントリー・ホールで演説を行った。NHKで生中継された。
なんと、我らがブレンダ・ヴォーンがこれに招かれ、朝8時のドア・オープンから並んだそうだ。しかも、前から6列目でオバマの演説を聴いたという。
10時過ぎから始まった演説。さすがに、オバマ大統領、つかみがうまい。いきなり、「子供のころ、母に鎌倉に連れてかれ、大仏を見たが、そのときは、抹茶アイスクリームのほうが気になっていた」と言って笑いを誘う。そして、昨日(前日)の夕食の席で鳩山首相とアイスクリームの思い出を話せてよかった、とも付け加える。まるで今朝書いたような(実際この朝に付け加えたのだろう)ライヴ感たっぷりの数行だ。
実はブレンダから8時ごろに着信履歴があり、僕は寝ていたのだが、終わった後、ブレンダにかけなおした。すると大使館関係から招待状が来て驚いたがこんなチャンスはないので、喜んで行ったという。「次の機会には、彼の前で歌いたいわね。あ、そうそう、演歌歌手のジェロがいたわよ」とのこと。「オバマに直接会えたか」と尋ねたら、さすがにそれはまったく無理だったそうだ。でも、前から6列目はすごいな。
話は変わるが、僕はひょんなことからオバマTシャツを数枚手に入れ、マーヴィン・デンジャーフィールド(大のオバマ好き)や、松尾さん、マーチン、ハセヤンにプレゼントした。
話は最初にもどるが、考えてみると、これから鎌倉の大仏の売店では、抹茶アイスが飛ぶように売れるんだろうなあ…。
■ ソウル・サーチンのオバマ関連記事
November 08, 2008
「チェンジ・イズ・ゴナ・カム」から「チェンジ・ハズ・カム」へ~オバマ氏勝利演説
http://ameblo.jp/soulsearchin/day-20081108.html
オバマ演説の中で、このシカゴでの「ヴィクトリー・スピーチ」は最高峰、白眉の出来だ。歴代大統領の演説の中でも名演説と言える。
January 19, 2009
磁力持つオバマのソウル・スピーチ
http://ameblo.jp/soulsearchin/day-20090119.html
January 20, 2009
オバマ就任イヴェント、多数のアーティストが参加
http://ameblo.jp/soulsearchin/day-20090120.html
January 21, 2009
オバマ大統領誕生~アレサの歌が祝福
http://ameblo.jp/soulsearchin/day-20090121.html
January 22, 2009
オバマに望む3つの奇跡~就任演説を聴いて
http://ameblo.jp/soulsearchin/day-20090122.html
January 25, 2009
オバマ大統領就任演説の同時通訳
http://ameblo.jp/soulsearchin/day-20090125.html
■ オバマ演説集 (収録演説リストを見ると、この2枚組はコストパーフォーマンスがよいです。僕は最初に1枚ものを買ってしまいましたが…(笑) 買いなおそうかなあ…)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4902091658/soulsearchiho-22/ref=nosim/
+++++
なお、11月14日(土)にサントリー・ホールで行われたオバマ大統領の東京演説の全文は、英語も日本語訳もすでにあちこちに出ている。(下記は朝日新聞のサイトより。将来リンクが切れる可能性もあります)
+++++
(資料)
Obama Tokyo Speech 2009.11.14
http://www.asahi.com/international/update/1114/TKY200911140237.html
どうもありがとう。(日本語で)「アリガトウ」。どうもありがとう。おはよう。米大統領になって初のアジア訪問の最初の目的地として東京に来られたのは大変名誉なことだ。ありがとう。こんなに多くの人たち、日本人、そしてここに何人か米国人の姿も見えるが、長年の友人ジョン・ルース新大使を含め、日米のきずなを強化するため連日働いている人たちに囲まれてうれしい。
日本にまた来られたのはすばらしいことだ。知っている人もいるかもしれないが、少年時代、母に連れられて鎌倉を訪れ、平和や静けさをたたえた大仏を見上げた。子供の私は抹茶アイスクリームにより魅せられた。昨夜の夕食会で、その思い出を紹介しながらアイスクリームを食べられたことを、鳩山首相に感謝したい。どうもありがとう。日本の人たちが当時米国の少年に示してくれた温かみやもてなしは、忘れたことはなかった。
今回の訪問でも、鳩山首相の歓迎や、即位20年の天皇・皇后両陛下とお会いするという栄誉、そして日本の人たちによるもてなしを通じて、同じ精神を感じている。そしてもちろん、日本の(福井県)小浜市民へのあいさつや感謝の念を示さずには、ここに来るわけにいかなかった。
私が今回の歴訪を日本から始めた理由は簡単だ。就任以来、米国のリーダーシップを刷新し、互いの利益と尊重に基づいて世界と関与する新たな時代を追い求めてきた。アジア太平洋での我々の取り組みは、揺るぎなくかつ活性化した日米同盟を通して大いに定着していくことだろう。
就任直後から、両国の関係強化に努めてきた。ホワイトハウスに私が出迎えた最初の外国指導者は日本の首相だ。ヒラリー・クリントン米国務長官の最初の外国訪問は日本から始まるアジアだったが、これも約50年ぶりだった。
2カ月後に日米同盟は50周年を迎える。当時のアイゼンハワー米大統領が、日本の首相の隣に立ち、両国は「対等と相互理解」に基づく「不滅の関係」を作ると発言した日だ。
この半世紀、日米同盟は安全保障と繁栄の基盤であり続けてきた。この同盟は、両国が世界の2大経済大国となり、日本が米国にとって北米以外で2番目の貿易相手国となるのに資してきた。同盟関係の進展につれ、日本は世界の舞台でより大きな役割を演じるようになり、世界各地の安定のため重要な貢献をするようにもなった。イラク再建から、ソマリア沖の海賊対処、アフガニスタンやパキスタンへの支援に至る貢献だ。最近では、両国における国際的開発努力に追加支援の約束をするという注目すべきリーダーシップを示した。
日米同盟が長続きしてきたのは、何よりもそれが我々の共通の価値――指導者を自ら選び、夢を実現しようとする自由な人々の民主主義の権利への信念――を反映してきたからだ。そうした信念が、変化を約束した鳩山首相や私自身の選出を可能にした。我々は国民や日米同盟のため新世代のリーダーシップをもたらすことを約束する。
だからこそ、我々は歴史的に重要なこの時に、双方が日米同盟を再確認するのみならず、深化することで一致した。両国政府が達した沖縄駐留米軍の再編合意の履行のため、合同の作業部会を通じて迅速に進むことを合意した。日米同盟が未来に向け進化・発展していくにつれ、アイゼンハワー元大統領がずっと前に表現した精神に立ち、我々は対等で相互の尊重に基づく関係に向けて常に努力していく。
アジア太平洋地域への関与は日本で始まるが、日本で終わるわけではない。合衆国の建国は大西洋沿いの港や街から始まったが、我々はすでに何世代にもわたり、太平洋国家でもあった。アジアと米国は太平洋で隔てられているのではなく、つながっている。太平洋をはさみ、我々は歴史――米国建設を助けたアジア系移民や、この地域の安全や自由の維持のため身をささげてきた何世代もの米軍人――や共通の繁栄――何百万もの雇用や家族が頼みとする貿易や商取引――、また我々の国民――米国の生活を豊かにしてくれるアジア系米国人や、様々に入り交じったすべての人々――などでつながっている。
私自身の人生がその物語の一部だ。私は米国の大統領だが、ハワイで生まれ、インドネシアで少年期を過ごした。妹のマヤはジャカルタ生まれで、中国系カナダ人と結婚した。母は東南アジアの村でほぼ10年近くを過ごし、女性がミシンを買ったり、教育を受けたりすることで、世界経済の中での足場ができるように支援した。だから、環太平洋地域は私の世界の見方を形づくった。
おそらくその頃と比べ、この地域ほど急速かつ劇的に変化したところはない。統制経済は市場経済となった。独裁制は民主主義に変わった。貧困からの迅速な脱却で生活水準は上がった。こうした変化すべてを通じて、米国やアジア太平洋地域の豊かさは以前にも増して密接につながった。
アジア太平洋地域の未来と我々は関係があることを、どの人にも、どの米国人にも知ってほしい。ここで起きることは我々の国内での生活に直接影響を与えるからだ。我々はここで多くの商取引に携わり、多くの産品を買っている。輸出の拡大で雇用を創出することもできる。ここでの核軍拡競争の脅威が、その他の地域の安全保障も脅かしかねない。偉大な宗教をけがすような過激派が我々双方の国土に対する攻撃を計画している。アジア太平洋の台頭する力と発展する国々なしでは、エネルギー安全保障や気候変動の課題は解決できない。
共通の課題に対処するため、米国はこの地域の国々と旧来の同盟関係を強め、新しい協力関係を築こうとしている。このため、我々は日本や韓国、豪州、タイ、フィリピンとの条約に基づいた同盟関係に目を向けている。これらの同盟は過去からの歴史的文書ではなく、我々が共有する安全保障に不可欠な、互いを結びつける約束だ。
これらの同盟関係は安全保障や安定の基盤をもたらし続け、この地域の国々や人々が好機や繁栄を追い求めることを可能にしている。私が子供の時に日本に来た時には、想像できなかったことだ。米軍が世界で二つの戦争に従事していても、日本やアジアの安全保障への我々の関与は揺るぎない。それはこの地域に、とりわけ米国の若い男女の軍人たちが駐留していることからもわかる。私は彼らをとても誇りに思っている。
我々は今、より大きな役割を担う用意があるアジア太平洋やその他の地域の新興国に注目している。例えば、民主主義を取り入れて経済を発展させ、国民の可能性を引き出してきたインドネシアやマレーシアだ。
我々は台頭する国々に、21世紀において一国の安全保障や経済成長は、他国の犠牲によって成り立つ必要はない、という観点から着目している。中国の台頭を米国がどう見るか尋ねる人が多くいる。しかしこれまで言ってきたように、この相互に関連づけされた世界では、勢力はゼロサムゲームになる必要はないし、国家は他国の成功を恐れる必要もない。勢力圏づくりを競うのではなく、協力圏づくりを深めることで、アジア太平洋は前進していくだろう。
他国と同様に、米国が中国に接する際には自らの利害に焦点をあてる。だからこそ、相互に関心を持つ課題について、米国が中国と実務的な協力関係を作ることが重要だ。どの国も21世紀に直面する課題は一国だけで解決することはできず、米国も中国も共同して課題に対処できた時の方がうまくいくからだ。従って、我々は中国が経済成長とともに増す責任に合わせ、国際的な舞台でより大きな役割を果たすことを歓迎する。中国との協力関係は、我々が経済を再活性化させようとする努力において極めて重要だ。中国はアフガニスタンとパキスタンの安全と安定を促進してきた。そして現在は、世界の不拡散体制に寄与し、朝鮮半島の非核化という目標も支持している。
米国は中国を封じ込めるつもりはないし、米中関係の深化は(他国との)二国間同盟を弱めるものでもない。むしろ反対に、強固で、繁栄した中国の台頭は、複数の諸国からなる共同体を強化する源になる。北京やほかの場所で、我々は戦略・経済的な対話を深め、軍同士の意思疎通を改善したい。もちろん、すべての課題について同意はできないだろう。米国は、すべての人の信教と文化の尊重を含め、我々が重視する基本的な価値を主張する際に揺らぐことはないからだ。人権と人間の尊厳を支えることは米国に刻み込まれた伝統なのだ。しかし、敵意ではなく協調の精神でこれらの議論を前に進めたい。
二国間関係に加え、多国間機構の成長がこの地域での安全と繁栄を進めると我々は確信している。米国は近年、これらの機構の多くと疎遠になっていたことは知っている。だが、それは過去のことだと明言したい。アジア太平洋国家として、米国は地域の未来を形作る議論に関与し、こうした機構が創設され発展していくに際して、ふさわしい機構に本格的に参加したい。
これこそがまさに今回の旅で私が始める作業だ。
アジア太平洋経済協力会議(APEC)という場は、今後も地域の通商と繁栄を促進し続けるだろう。今夜、このフォーラムに参加することを楽しみにしている。東南アジア諸国連合(ASEAN)は、東南アジアの対話と協調、安全の触媒であり続ける。米国大統領として初めて加盟全10カ国の首脳と会う機会を楽しみにしている。直面する課題に対応する役割を担うため、米国は東アジアサミットにも、いっそう正式な形で関与していくことができればと待ち望んでいる。
我々はこうした深く広い関与を追求する。我々の集団的な未来はそこにかかっていると知っているからだ。そこで私は、未来がどんなものか、我々の繁栄と安全、普遍的な価値や望みを促進する上で、何をなすべきかについて、少し触れたい。
第一に、経済回復を強化し、均衡がとれた持続的な成長を目指さねばならない。
アジア太平洋の国々やほかの諸国が取った迅速で前例のない協調的な対応は経済の壊滅を防ぎ、過去何世代もの中で最悪の景気後退から脱却し始めることを助けた。我々は国際経済の枠組みの刷新に歴史的な一歩を踏み出し、G20は今や国際的な経済協調の主要な討論の場となった。
国際金融に関する諸機構でアジア各国に与えられたより大きな発言権とともに、G20への移行は、米国が21世紀に追求する、より広く、より多くの国の参加を求めるような関与のあり方を明らかに示している。そして日本はG8の主要メンバーとして、将来の国際金融の枠組みを形作る上で指導的で不可欠な役割を今後も果たし続けるだろう。
我々は経済回復の間際にあるが、それを持続的なものにしないといけない。世界的な景気後退を導いた、にわか景気に続く崩壊というサイクルに戻るわけにはいかない。不均衡な成長につながる政策を再びとることはできない。今回の景気後退が我々に教えた重要な教訓の一つは、経済成長を米国の消費者と、アジアの輸出だけに頼ることの限界だ。米国人があまりに巨額の借金に気づき、失業して雇用がみつからない時に、アジア製品への需要は急減したからだ。需要が急落した時、この地域からの輸出も急落した。アジア地域の経済は輸出に依存しすぎているため、成長が止まった。そして世界の景気後退がますます深まった。
我々は今、歴史上まれな分岐点にたどり着き、異なる道を選ぶ機会を有している。まずは、均衡ある経済成長に向けた新戦略を追求するという、ピッツバーグのG20(サミット)での約束から始めねばならない。
シンガポールで詳しく述べることになるが、米国において、この新戦略は、貯蓄を増やし、支出を減らし、金融制度を改革し、長期的な赤字と借り入れを減らすことを意味する。それはまた、我々が建設し、生産し、そして世界中に売り出すという輸出に重点を置くことも意味する。これは米国にとっては雇用戦略だ。今、米国の輸出は、何百万もの、良い賃金を得られる仕事を支えている。そうした輸出を少し増やすだけで、さらに何百万もの雇用を生む可能性を秘めている。これらの雇用創出は、風力発電の風車や太陽光発電パネルから、あなた方が日常的に使う技術までに及んでいる。
アジアにとっては、よりよい均衡を達成することで、並外れた生産性の向上で可能になったような、より高い生活水準を労働者と消費者が享受する機会を提供することになる。また住宅や社会基盤、サービス業への投資を高めることになる。より均衡のとれた世界経済は、より深く、広い範囲の人々が利益を受けるような繁栄につながる。
何十年もの間、米国は世界で最も開かれた市場のひとつであり、過去1世紀において、その開放性はアジアとその他の地域の多くの国の成功を支えてきた。新しい時代において、世界中の他の国の市場開放は、米国だけでなく、世界の繁栄に極めて重要だ。
新戦略で不可欠なのは、野心的で均衡のとれた多角的貿易交渉(ドーハ・ラウンド)妥結に向けた努力だ。どんな合意でもいいというわけではなく、世界中の市場を開放し、輸出を増やすという合意だ。我々は時期を逃さずその目標を達成できるかどうかについて、アジアのパートナーと協力する用意がある。米州地域の貿易相手国も協議のテーブルに招待する。
この地域の持続的な経済統合が、すべての国の労働者や消費者、企業の利益になるとも信じる。韓国との間では、貿易協定の進展に向けて必要な課題について話し合うだろう。米国はまた「環太平洋パートナーシップ」諸国とも、21世紀の貿易協定にふさわしい、広範な参加国と高い水準を備えた地域的合意を作るという目的で関与していくだろう。
協力して取り組むということこそが、この回復を維持し、共通の繁栄を進められる方法だ。バランスの取れた成長を追求するだけでは不十分で、地球と、ここに住むことになる未来の世代にとって、持続可能な成長であることが必要だ。
米国はすでにこの10カ月で気候変動と戦うために、これまで取ってきたよりも多い措置をとった。最新科学を取り入れ、新エネルギーに投資し、効率基準を上げ、新たなパートナーシップを構築し、気候をめぐる国際交渉に取り組んだ。端的に言えば、米国にはまだやることがあるが、責任を果たし、これからも果たし続ける。
その中には(国連気候変動枠組み条約締約国会議が開かれる)コペンハーゲンでの成功への努力も含まれる。私はそれが簡単だとの幻想は持っていない。しかし、前進への道のりは明らかだ。すべての国が責任を果たさなければならない。私の国もそうだが、排出の多い国々は明確な削減目標を持たなければならない。途上国は、資金と技術の援助を得た上で、排出を抑える中身のある行動をとる必要がある。そして、行動には透明性と説明責任も必要だ。
私たち一人一人が、地球を傷つけずに経済を成長させるため、できることをしなければならない――しかも、我々はそれを一緒にやらなければならない。良い知らせは、正しいルールと動機付けをすれば、最高の科学者たち、技術者たち、起業家たちが創造する力が解き放たれる、ということだ。それは、新たな雇用、新たな事業、そしてまったく新しい産業にもつながる。日本はこの点において先頭に立ってきた。我々は、この重要な地球的目標を達成するうえで、日本の重要なパートナーとなることを楽しみにしている。
とはいえ、我々は21世紀のこうした課題に直面すると同時に、20世紀の遺物である、我々の安全への脅威、つまり核兵器の危険に対応するための努力も、倍増させなければならない。
(チェコの首都)プラハでは、私は世界から核兵器をなくすことへの米国の決意を再確認し、その目標を追求するための包括的な課題を示した。日本がこの努力に加わったことを喜ばしく思う。なぜなら、地球上でこの2カ国以上に、この兵器が何をもたらしうるかを知っている国はなく、そうした兵器のない未来を共に目指さなければならないからだ。これは、我々が共有する安全の根本であり、共有する人道性にとっての大きな試練だ。私たちの未来自体が左右されるのだ。
明確にしたいことがある。これらの兵器が存在する限りは、米国は、韓国や日本を含む、同盟国の防衛を保障するため、強力で効果的な核抑止力を維持する。
しかし、この地域での核軍拡競争の加速は、この何十年間の成長と繁栄を損ないかねない。だから、私たちには、核不拡散条約(NPT)の基本的な仕組みを守るよう求められている。つまり、すべての国に原子力の平和利用の権利があり、核兵器保有国には核軍縮へ行動する義務が、核保有国は核兵器を断念する責任があるという仕組みだ。
実際、日本は、この仕組みに従えば真の平和と影響力を獲得できると、世界に示した例だ。何十年にもわたって原子力エネルギーの平和利用の利益を享受する一方で、核兵器開発を拒否してきた。そのことはあらゆる基準からみて、日本の安全保障を高め、立場を強くしてきた。
我々の責任を果たすため、そしてプラハで示した課題を前に進めるために、我々は日本の助けも得て、この国際的な努力を支持する国連安保理決議を全会一致で可決した。ロシアとは、保有する核の削減の新たな合意を目指している。包括的核実験禁止条約を批准し、その発効にも取り組む。来年の核安全保障サミットでは、世界中の脆弱(ぜいじゃく)な核物質を4年以内に管理下に置くという目標を前に進める。
以前にも述べたように、国際的な核不拡散体制の強化は、特定の国を名指しすることではない。すべての国がそれぞれの責任を果たすということだ。それにはイランと北朝鮮も含まれる。
何十年にわたって、北朝鮮は、核兵器開発の追求も含む、対決と挑発の道を選んだ。この道がどこにつながるかは明白であるべきだ。我々は平壌(北朝鮮)への制裁を強化した。彼らの大量破壊兵器を制限する、今までで最も広範な国連安保理決議も通した。脅しに屈しない。言葉だけではなく、行動を通じて明確なメッセージを伝え続ける。北朝鮮が国際的な義務の履行を拒否することは、同国の安全を低下させるだけで、より安全にはならない。
ただ、ここには別の道がある。我々のパートナーと歩調を合わせ、直接外交に支えられながら、米国は北朝鮮に違う将来を提示する用意がある。自国民をぞっとするような抑圧の下に置く孤立ではなく、北朝鮮には国際社会に統合していく未来もありえる。貧困のままではなく、貿易や投資や観光が北朝鮮国民により良い生活への機会を与えるという経済的機会のある未来も持てる。不安定さを増すのではなく、安全と尊敬の未来もだ。この尊敬は、好戦的な態度を通じては獲得できない。完全に国際的な義務を果たすことで国際社会の中に地位を占める国にしか与えられないのだ。
こうした未来を実現するために北朝鮮が取るべき道は明確だ。6者協議へ復帰し、これまでの合意を守り、NPTへ復帰、朝鮮半島の完全かつ検証可能な非核化を行うことだ。そして、日本人の家族に対し、拉致された人たちの行方を完全に明らかにしなければ、近隣諸国との完全な関係正常化もない。これらは、もし自国民の生活を改善し、国際社会に参加することに関心があるならば北朝鮮政府がとることができる行動だ。
この課題に注意深く対応する一方、アジアのすべてのパートナー諸国と協力し、国境を越えた21世紀の脅威と闘う。罪のない人々を殺戮(さつりく)する過激派を根絶やしにし、シーレーンを脅かす海賊行為を止める。感染症を阻止する努力を強化し、我々の世代で極端な貧困を終わらせる努力をする。女性、子供、移民を搾取する人身売買をやめさせ、この、現代の奴隷制という災厄に終止符を打つ。
実際、我々が協力して取り組まなければならない最後の分野というのは、すべての人の基本的人権と尊厳を守ることだ。
アジア太平洋地域は、多くの文化に恵まれている。素晴らしい伝統と、力強い各国の歴史に彩られている。何度も何度も、この地域の人々が、人類の進歩のために示してきためざましい才能と熱意を見てきた。そして、明確なのは、伝統的文化や経済成長は、人権の尊重によって損なわれるのではなく、逆に強化されてきたということだ。人権を支持することは、他の手段では得ることができない、継続的な安全をもたらす。米国の民主主義と同様に、日本の民主主義で見られる話だ。
自由と尊厳を求めることは、すべての諸国民に共通する物語の一部だ。なぜなら、ある種類の望みは、人間が共通して持つものだからだ。思うことを話し、指導者を選ぶ自由や、情報に接することができ、自分の好きな信仰をもてること、法の支配や、司法の平等な適用への信頼。こういったものは、安定を妨げるのではなく、その礎石である。そして、我々は常にこのような権利を求める人たちの味方だ。
この真実は、ビルマ(ミャンマー)に対する我々の新たな対応の指針になる。長年の善意にもかかわらず、米国による制裁も、他の国による関与も、ビルマ国民の生活の改善に成功しなかった。
従って我々は今、指導者たちと直接に接触し、民主的改革に向けた具体的手段が講じられない限り、現在の制裁は継続するということを明確に伝えている。我々は、統一され、平和的で、繁栄し、民主的なビルマを支持する。ビルマがその方向に向かうなら、米国との関係改善が可能だ。
取られなければならない明確な措置がある。アウン・サン・スー・チーさんを含むすべての政治犯の無条件釈放、少数民族との紛争の終結、そして将来についての共通の展望に基づく、政府、民主派、少数民族の間での、真摯(しんし)な対話だ。これが、ビルマの政府が国民の需要に応えることができる方法だ。これが、ビルマに真の安全と繁栄をもたらす道だ。
以上が、米国がアジア太平洋地域においていっそうの繁栄、安全、人間の尊厳をもたらすために取る手段だ。その際には、親しい友人である日本を通じて行う。日本は常に、この地域での米国の努力における中心的存在だ。我々は、太平洋国家として、地球上のこの地域で人格の一部が形成された大統領のもとで、そうした努力を行う。またその努力は、約50年にわたり米国と日本国民とのきずなを導いてきたのと同じ目的意識をもって行う。
このきずながどのように築かれたか、話は、前世紀の半ば、太平洋での戦火が収まってしばらくした頃にさかのぼる。その際に、米国が日本の安全と安定を約束したことが、日本国民の復興精神と勤勉さとともに、「日本の奇跡」とよばれるものにつながった。つまり、世界が長い間見たことのなかったような急速で力強い経済成長の期間だ。
それからの数十年、その奇跡はこの地域に広がり、わずか一世代で、何百万人もの人々の生活と運命が、良い方に変化した。これは、苦労して勝ち取った平和に支えられ、広大で雑多な地域に散らばる諸国を結びつける、相互理解という新しい架け橋によって強化された進歩だ。
我々には、まだやらなければならない仕事がある。科学技術での新たな進歩が太平洋の両岸での雇用につながり、また地球温暖化からの安全につながるようにする。危険な兵器の拡散を巻き戻し、分断された(朝鮮)半島において、南の住民が恐怖から解放されると同時に、北の住民が欠乏から解放されて生きられるようにする。若い少女が、その体でなく心で価値を判断され、若者たちが、どこにいようと、自分の能力、熱意、そして選択が許す限り、どこまででも進んでいけるようにする。
これらはどれも簡単に実現しないし、後退や苦闘なしにも実現しないだろう。しかし、この変革の時期に、この奇跡の国において、歴史はそれが可能であることを示している。これは米国自身の課題だ。それが我々の日本との協力関係、そしてこの地域の他の国や国民との協力関係の目的である。米国初の「太平洋系大統領」として明確にしたい。この太平洋国家(米国)は、世界で死活的に重要な同地域での指導力を強化し、維持することを約束する。
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ESSAY>Obama
OBAMA>Tokyo Speech
抹茶。
2009年11月13日、アメリカのオバマ氏が、アメリカ大統領として初来日。14日朝、港区のサントリー・ホールで演説を行った。NHKで生中継された。
なんと、我らがブレンダ・ヴォーンがこれに招かれ、朝8時のドア・オープンから並んだそうだ。しかも、前から6列目でオバマの演説を聴いたという。
10時過ぎから始まった演説。さすがに、オバマ大統領、つかみがうまい。いきなり、「子供のころ、母に鎌倉に連れてかれ、大仏を見たが、そのときは、抹茶アイスクリームのほうが気になっていた」と言って笑いを誘う。そして、昨日(前日)の夕食の席で鳩山首相とアイスクリームの思い出を話せてよかった、とも付け加える。まるで今朝書いたような(実際この朝に付け加えたのだろう)ライヴ感たっぷりの数行だ。
実はブレンダから8時ごろに着信履歴があり、僕は寝ていたのだが、終わった後、ブレンダにかけなおした。すると大使館関係から招待状が来て驚いたがこんなチャンスはないので、喜んで行ったという。「次の機会には、彼の前で歌いたいわね。あ、そうそう、演歌歌手のジェロがいたわよ」とのこと。「オバマに直接会えたか」と尋ねたら、さすがにそれはまったく無理だったそうだ。でも、前から6列目はすごいな。
話は変わるが、僕はひょんなことからオバマTシャツを数枚手に入れ、マーヴィン・デンジャーフィールド(大のオバマ好き)や、松尾さん、マーチン、ハセヤンにプレゼントした。
話は最初にもどるが、考えてみると、これから鎌倉の大仏の売店では、抹茶アイスが飛ぶように売れるんだろうなあ…。
■ ソウル・サーチンのオバマ関連記事
November 08, 2008
「チェンジ・イズ・ゴナ・カム」から「チェンジ・ハズ・カム」へ~オバマ氏勝利演説
http://ameblo.jp/soulsearchin/day-20081108.html
オバマ演説の中で、このシカゴでの「ヴィクトリー・スピーチ」は最高峰、白眉の出来だ。歴代大統領の演説の中でも名演説と言える。
January 19, 2009
磁力持つオバマのソウル・スピーチ
http://ameblo.jp/soulsearchin/day-20090119.html
January 20, 2009
オバマ就任イヴェント、多数のアーティストが参加
http://ameblo.jp/soulsearchin/day-20090120.html
January 21, 2009
オバマ大統領誕生~アレサの歌が祝福
http://ameblo.jp/soulsearchin/day-20090121.html
January 22, 2009
オバマに望む3つの奇跡~就任演説を聴いて
http://ameblo.jp/soulsearchin/day-20090122.html
January 25, 2009
オバマ大統領就任演説の同時通訳
http://ameblo.jp/soulsearchin/day-20090125.html
■ オバマ演説集 (収録演説リストを見ると、この2枚組はコストパーフォーマンスがよいです。僕は最初に1枚ものを買ってしまいましたが…(笑) 買いなおそうかなあ…)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4902091658/soulsearchiho-22/ref=nosim/
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なお、11月14日(土)にサントリー・ホールで行われたオバマ大統領の東京演説の全文は、英語も日本語訳もすでにあちこちに出ている。(下記は朝日新聞のサイトより。将来リンクが切れる可能性もあります)
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(資料)
Obama Tokyo Speech 2009.11.14
http://www.asahi.com/international/update/1114/TKY200911140237.html
どうもありがとう。(日本語で)「アリガトウ」。どうもありがとう。おはよう。米大統領になって初のアジア訪問の最初の目的地として東京に来られたのは大変名誉なことだ。ありがとう。こんなに多くの人たち、日本人、そしてここに何人か米国人の姿も見えるが、長年の友人ジョン・ルース新大使を含め、日米のきずなを強化するため連日働いている人たちに囲まれてうれしい。
日本にまた来られたのはすばらしいことだ。知っている人もいるかもしれないが、少年時代、母に連れられて鎌倉を訪れ、平和や静けさをたたえた大仏を見上げた。子供の私は抹茶アイスクリームにより魅せられた。昨夜の夕食会で、その思い出を紹介しながらアイスクリームを食べられたことを、鳩山首相に感謝したい。どうもありがとう。日本の人たちが当時米国の少年に示してくれた温かみやもてなしは、忘れたことはなかった。
今回の訪問でも、鳩山首相の歓迎や、即位20年の天皇・皇后両陛下とお会いするという栄誉、そして日本の人たちによるもてなしを通じて、同じ精神を感じている。そしてもちろん、日本の(福井県)小浜市民へのあいさつや感謝の念を示さずには、ここに来るわけにいかなかった。
私が今回の歴訪を日本から始めた理由は簡単だ。就任以来、米国のリーダーシップを刷新し、互いの利益と尊重に基づいて世界と関与する新たな時代を追い求めてきた。アジア太平洋での我々の取り組みは、揺るぎなくかつ活性化した日米同盟を通して大いに定着していくことだろう。
就任直後から、両国の関係強化に努めてきた。ホワイトハウスに私が出迎えた最初の外国指導者は日本の首相だ。ヒラリー・クリントン米国務長官の最初の外国訪問は日本から始まるアジアだったが、これも約50年ぶりだった。
2カ月後に日米同盟は50周年を迎える。当時のアイゼンハワー米大統領が、日本の首相の隣に立ち、両国は「対等と相互理解」に基づく「不滅の関係」を作ると発言した日だ。
この半世紀、日米同盟は安全保障と繁栄の基盤であり続けてきた。この同盟は、両国が世界の2大経済大国となり、日本が米国にとって北米以外で2番目の貿易相手国となるのに資してきた。同盟関係の進展につれ、日本は世界の舞台でより大きな役割を演じるようになり、世界各地の安定のため重要な貢献をするようにもなった。イラク再建から、ソマリア沖の海賊対処、アフガニスタンやパキスタンへの支援に至る貢献だ。最近では、両国における国際的開発努力に追加支援の約束をするという注目すべきリーダーシップを示した。
日米同盟が長続きしてきたのは、何よりもそれが我々の共通の価値――指導者を自ら選び、夢を実現しようとする自由な人々の民主主義の権利への信念――を反映してきたからだ。そうした信念が、変化を約束した鳩山首相や私自身の選出を可能にした。我々は国民や日米同盟のため新世代のリーダーシップをもたらすことを約束する。
だからこそ、我々は歴史的に重要なこの時に、双方が日米同盟を再確認するのみならず、深化することで一致した。両国政府が達した沖縄駐留米軍の再編合意の履行のため、合同の作業部会を通じて迅速に進むことを合意した。日米同盟が未来に向け進化・発展していくにつれ、アイゼンハワー元大統領がずっと前に表現した精神に立ち、我々は対等で相互の尊重に基づく関係に向けて常に努力していく。
アジア太平洋地域への関与は日本で始まるが、日本で終わるわけではない。合衆国の建国は大西洋沿いの港や街から始まったが、我々はすでに何世代にもわたり、太平洋国家でもあった。アジアと米国は太平洋で隔てられているのではなく、つながっている。太平洋をはさみ、我々は歴史――米国建設を助けたアジア系移民や、この地域の安全や自由の維持のため身をささげてきた何世代もの米軍人――や共通の繁栄――何百万もの雇用や家族が頼みとする貿易や商取引――、また我々の国民――米国の生活を豊かにしてくれるアジア系米国人や、様々に入り交じったすべての人々――などでつながっている。
私自身の人生がその物語の一部だ。私は米国の大統領だが、ハワイで生まれ、インドネシアで少年期を過ごした。妹のマヤはジャカルタ生まれで、中国系カナダ人と結婚した。母は東南アジアの村でほぼ10年近くを過ごし、女性がミシンを買ったり、教育を受けたりすることで、世界経済の中での足場ができるように支援した。だから、環太平洋地域は私の世界の見方を形づくった。
おそらくその頃と比べ、この地域ほど急速かつ劇的に変化したところはない。統制経済は市場経済となった。独裁制は民主主義に変わった。貧困からの迅速な脱却で生活水準は上がった。こうした変化すべてを通じて、米国やアジア太平洋地域の豊かさは以前にも増して密接につながった。
アジア太平洋地域の未来と我々は関係があることを、どの人にも、どの米国人にも知ってほしい。ここで起きることは我々の国内での生活に直接影響を与えるからだ。我々はここで多くの商取引に携わり、多くの産品を買っている。輸出の拡大で雇用を創出することもできる。ここでの核軍拡競争の脅威が、その他の地域の安全保障も脅かしかねない。偉大な宗教をけがすような過激派が我々双方の国土に対する攻撃を計画している。アジア太平洋の台頭する力と発展する国々なしでは、エネルギー安全保障や気候変動の課題は解決できない。
共通の課題に対処するため、米国はこの地域の国々と旧来の同盟関係を強め、新しい協力関係を築こうとしている。このため、我々は日本や韓国、豪州、タイ、フィリピンとの条約に基づいた同盟関係に目を向けている。これらの同盟は過去からの歴史的文書ではなく、我々が共有する安全保障に不可欠な、互いを結びつける約束だ。
これらの同盟関係は安全保障や安定の基盤をもたらし続け、この地域の国々や人々が好機や繁栄を追い求めることを可能にしている。私が子供の時に日本に来た時には、想像できなかったことだ。米軍が世界で二つの戦争に従事していても、日本やアジアの安全保障への我々の関与は揺るぎない。それはこの地域に、とりわけ米国の若い男女の軍人たちが駐留していることからもわかる。私は彼らをとても誇りに思っている。
我々は今、より大きな役割を担う用意があるアジア太平洋やその他の地域の新興国に注目している。例えば、民主主義を取り入れて経済を発展させ、国民の可能性を引き出してきたインドネシアやマレーシアだ。
我々は台頭する国々に、21世紀において一国の安全保障や経済成長は、他国の犠牲によって成り立つ必要はない、という観点から着目している。中国の台頭を米国がどう見るか尋ねる人が多くいる。しかしこれまで言ってきたように、この相互に関連づけされた世界では、勢力はゼロサムゲームになる必要はないし、国家は他国の成功を恐れる必要もない。勢力圏づくりを競うのではなく、協力圏づくりを深めることで、アジア太平洋は前進していくだろう。
他国と同様に、米国が中国に接する際には自らの利害に焦点をあてる。だからこそ、相互に関心を持つ課題について、米国が中国と実務的な協力関係を作ることが重要だ。どの国も21世紀に直面する課題は一国だけで解決することはできず、米国も中国も共同して課題に対処できた時の方がうまくいくからだ。従って、我々は中国が経済成長とともに増す責任に合わせ、国際的な舞台でより大きな役割を果たすことを歓迎する。中国との協力関係は、我々が経済を再活性化させようとする努力において極めて重要だ。中国はアフガニスタンとパキスタンの安全と安定を促進してきた。そして現在は、世界の不拡散体制に寄与し、朝鮮半島の非核化という目標も支持している。
米国は中国を封じ込めるつもりはないし、米中関係の深化は(他国との)二国間同盟を弱めるものでもない。むしろ反対に、強固で、繁栄した中国の台頭は、複数の諸国からなる共同体を強化する源になる。北京やほかの場所で、我々は戦略・経済的な対話を深め、軍同士の意思疎通を改善したい。もちろん、すべての課題について同意はできないだろう。米国は、すべての人の信教と文化の尊重を含め、我々が重視する基本的な価値を主張する際に揺らぐことはないからだ。人権と人間の尊厳を支えることは米国に刻み込まれた伝統なのだ。しかし、敵意ではなく協調の精神でこれらの議論を前に進めたい。
二国間関係に加え、多国間機構の成長がこの地域での安全と繁栄を進めると我々は確信している。米国は近年、これらの機構の多くと疎遠になっていたことは知っている。だが、それは過去のことだと明言したい。アジア太平洋国家として、米国は地域の未来を形作る議論に関与し、こうした機構が創設され発展していくに際して、ふさわしい機構に本格的に参加したい。
これこそがまさに今回の旅で私が始める作業だ。
アジア太平洋経済協力会議(APEC)という場は、今後も地域の通商と繁栄を促進し続けるだろう。今夜、このフォーラムに参加することを楽しみにしている。東南アジア諸国連合(ASEAN)は、東南アジアの対話と協調、安全の触媒であり続ける。米国大統領として初めて加盟全10カ国の首脳と会う機会を楽しみにしている。直面する課題に対応する役割を担うため、米国は東アジアサミットにも、いっそう正式な形で関与していくことができればと待ち望んでいる。
我々はこうした深く広い関与を追求する。我々の集団的な未来はそこにかかっていると知っているからだ。そこで私は、未来がどんなものか、我々の繁栄と安全、普遍的な価値や望みを促進する上で、何をなすべきかについて、少し触れたい。
第一に、経済回復を強化し、均衡がとれた持続的な成長を目指さねばならない。
アジア太平洋の国々やほかの諸国が取った迅速で前例のない協調的な対応は経済の壊滅を防ぎ、過去何世代もの中で最悪の景気後退から脱却し始めることを助けた。我々は国際経済の枠組みの刷新に歴史的な一歩を踏み出し、G20は今や国際的な経済協調の主要な討論の場となった。
国際金融に関する諸機構でアジア各国に与えられたより大きな発言権とともに、G20への移行は、米国が21世紀に追求する、より広く、より多くの国の参加を求めるような関与のあり方を明らかに示している。そして日本はG8の主要メンバーとして、将来の国際金融の枠組みを形作る上で指導的で不可欠な役割を今後も果たし続けるだろう。
我々は経済回復の間際にあるが、それを持続的なものにしないといけない。世界的な景気後退を導いた、にわか景気に続く崩壊というサイクルに戻るわけにはいかない。不均衡な成長につながる政策を再びとることはできない。今回の景気後退が我々に教えた重要な教訓の一つは、経済成長を米国の消費者と、アジアの輸出だけに頼ることの限界だ。米国人があまりに巨額の借金に気づき、失業して雇用がみつからない時に、アジア製品への需要は急減したからだ。需要が急落した時、この地域からの輸出も急落した。アジア地域の経済は輸出に依存しすぎているため、成長が止まった。そして世界の景気後退がますます深まった。
我々は今、歴史上まれな分岐点にたどり着き、異なる道を選ぶ機会を有している。まずは、均衡ある経済成長に向けた新戦略を追求するという、ピッツバーグのG20(サミット)での約束から始めねばならない。
シンガポールで詳しく述べることになるが、米国において、この新戦略は、貯蓄を増やし、支出を減らし、金融制度を改革し、長期的な赤字と借り入れを減らすことを意味する。それはまた、我々が建設し、生産し、そして世界中に売り出すという輸出に重点を置くことも意味する。これは米国にとっては雇用戦略だ。今、米国の輸出は、何百万もの、良い賃金を得られる仕事を支えている。そうした輸出を少し増やすだけで、さらに何百万もの雇用を生む可能性を秘めている。これらの雇用創出は、風力発電の風車や太陽光発電パネルから、あなた方が日常的に使う技術までに及んでいる。
アジアにとっては、よりよい均衡を達成することで、並外れた生産性の向上で可能になったような、より高い生活水準を労働者と消費者が享受する機会を提供することになる。また住宅や社会基盤、サービス業への投資を高めることになる。より均衡のとれた世界経済は、より深く、広い範囲の人々が利益を受けるような繁栄につながる。
何十年もの間、米国は世界で最も開かれた市場のひとつであり、過去1世紀において、その開放性はアジアとその他の地域の多くの国の成功を支えてきた。新しい時代において、世界中の他の国の市場開放は、米国だけでなく、世界の繁栄に極めて重要だ。
新戦略で不可欠なのは、野心的で均衡のとれた多角的貿易交渉(ドーハ・ラウンド)妥結に向けた努力だ。どんな合意でもいいというわけではなく、世界中の市場を開放し、輸出を増やすという合意だ。我々は時期を逃さずその目標を達成できるかどうかについて、アジアのパートナーと協力する用意がある。米州地域の貿易相手国も協議のテーブルに招待する。
この地域の持続的な経済統合が、すべての国の労働者や消費者、企業の利益になるとも信じる。韓国との間では、貿易協定の進展に向けて必要な課題について話し合うだろう。米国はまた「環太平洋パートナーシップ」諸国とも、21世紀の貿易協定にふさわしい、広範な参加国と高い水準を備えた地域的合意を作るという目的で関与していくだろう。
協力して取り組むということこそが、この回復を維持し、共通の繁栄を進められる方法だ。バランスの取れた成長を追求するだけでは不十分で、地球と、ここに住むことになる未来の世代にとって、持続可能な成長であることが必要だ。
米国はすでにこの10カ月で気候変動と戦うために、これまで取ってきたよりも多い措置をとった。最新科学を取り入れ、新エネルギーに投資し、効率基準を上げ、新たなパートナーシップを構築し、気候をめぐる国際交渉に取り組んだ。端的に言えば、米国にはまだやることがあるが、責任を果たし、これからも果たし続ける。
その中には(国連気候変動枠組み条約締約国会議が開かれる)コペンハーゲンでの成功への努力も含まれる。私はそれが簡単だとの幻想は持っていない。しかし、前進への道のりは明らかだ。すべての国が責任を果たさなければならない。私の国もそうだが、排出の多い国々は明確な削減目標を持たなければならない。途上国は、資金と技術の援助を得た上で、排出を抑える中身のある行動をとる必要がある。そして、行動には透明性と説明責任も必要だ。
私たち一人一人が、地球を傷つけずに経済を成長させるため、できることをしなければならない――しかも、我々はそれを一緒にやらなければならない。良い知らせは、正しいルールと動機付けをすれば、最高の科学者たち、技術者たち、起業家たちが創造する力が解き放たれる、ということだ。それは、新たな雇用、新たな事業、そしてまったく新しい産業にもつながる。日本はこの点において先頭に立ってきた。我々は、この重要な地球的目標を達成するうえで、日本の重要なパートナーとなることを楽しみにしている。
とはいえ、我々は21世紀のこうした課題に直面すると同時に、20世紀の遺物である、我々の安全への脅威、つまり核兵器の危険に対応するための努力も、倍増させなければならない。
(チェコの首都)プラハでは、私は世界から核兵器をなくすことへの米国の決意を再確認し、その目標を追求するための包括的な課題を示した。日本がこの努力に加わったことを喜ばしく思う。なぜなら、地球上でこの2カ国以上に、この兵器が何をもたらしうるかを知っている国はなく、そうした兵器のない未来を共に目指さなければならないからだ。これは、我々が共有する安全の根本であり、共有する人道性にとっての大きな試練だ。私たちの未来自体が左右されるのだ。
明確にしたいことがある。これらの兵器が存在する限りは、米国は、韓国や日本を含む、同盟国の防衛を保障するため、強力で効果的な核抑止力を維持する。
しかし、この地域での核軍拡競争の加速は、この何十年間の成長と繁栄を損ないかねない。だから、私たちには、核不拡散条約(NPT)の基本的な仕組みを守るよう求められている。つまり、すべての国に原子力の平和利用の権利があり、核兵器保有国には核軍縮へ行動する義務が、核保有国は核兵器を断念する責任があるという仕組みだ。
実際、日本は、この仕組みに従えば真の平和と影響力を獲得できると、世界に示した例だ。何十年にもわたって原子力エネルギーの平和利用の利益を享受する一方で、核兵器開発を拒否してきた。そのことはあらゆる基準からみて、日本の安全保障を高め、立場を強くしてきた。
我々の責任を果たすため、そしてプラハで示した課題を前に進めるために、我々は日本の助けも得て、この国際的な努力を支持する国連安保理決議を全会一致で可決した。ロシアとは、保有する核の削減の新たな合意を目指している。包括的核実験禁止条約を批准し、その発効にも取り組む。来年の核安全保障サミットでは、世界中の脆弱(ぜいじゃく)な核物質を4年以内に管理下に置くという目標を前に進める。
以前にも述べたように、国際的な核不拡散体制の強化は、特定の国を名指しすることではない。すべての国がそれぞれの責任を果たすということだ。それにはイランと北朝鮮も含まれる。
何十年にわたって、北朝鮮は、核兵器開発の追求も含む、対決と挑発の道を選んだ。この道がどこにつながるかは明白であるべきだ。我々は平壌(北朝鮮)への制裁を強化した。彼らの大量破壊兵器を制限する、今までで最も広範な国連安保理決議も通した。脅しに屈しない。言葉だけではなく、行動を通じて明確なメッセージを伝え続ける。北朝鮮が国際的な義務の履行を拒否することは、同国の安全を低下させるだけで、より安全にはならない。
ただ、ここには別の道がある。我々のパートナーと歩調を合わせ、直接外交に支えられながら、米国は北朝鮮に違う将来を提示する用意がある。自国民をぞっとするような抑圧の下に置く孤立ではなく、北朝鮮には国際社会に統合していく未来もありえる。貧困のままではなく、貿易や投資や観光が北朝鮮国民により良い生活への機会を与えるという経済的機会のある未来も持てる。不安定さを増すのではなく、安全と尊敬の未来もだ。この尊敬は、好戦的な態度を通じては獲得できない。完全に国際的な義務を果たすことで国際社会の中に地位を占める国にしか与えられないのだ。
こうした未来を実現するために北朝鮮が取るべき道は明確だ。6者協議へ復帰し、これまでの合意を守り、NPTへ復帰、朝鮮半島の完全かつ検証可能な非核化を行うことだ。そして、日本人の家族に対し、拉致された人たちの行方を完全に明らかにしなければ、近隣諸国との完全な関係正常化もない。これらは、もし自国民の生活を改善し、国際社会に参加することに関心があるならば北朝鮮政府がとることができる行動だ。
この課題に注意深く対応する一方、アジアのすべてのパートナー諸国と協力し、国境を越えた21世紀の脅威と闘う。罪のない人々を殺戮(さつりく)する過激派を根絶やしにし、シーレーンを脅かす海賊行為を止める。感染症を阻止する努力を強化し、我々の世代で極端な貧困を終わらせる努力をする。女性、子供、移民を搾取する人身売買をやめさせ、この、現代の奴隷制という災厄に終止符を打つ。
実際、我々が協力して取り組まなければならない最後の分野というのは、すべての人の基本的人権と尊厳を守ることだ。
アジア太平洋地域は、多くの文化に恵まれている。素晴らしい伝統と、力強い各国の歴史に彩られている。何度も何度も、この地域の人々が、人類の進歩のために示してきためざましい才能と熱意を見てきた。そして、明確なのは、伝統的文化や経済成長は、人権の尊重によって損なわれるのではなく、逆に強化されてきたということだ。人権を支持することは、他の手段では得ることができない、継続的な安全をもたらす。米国の民主主義と同様に、日本の民主主義で見られる話だ。
自由と尊厳を求めることは、すべての諸国民に共通する物語の一部だ。なぜなら、ある種類の望みは、人間が共通して持つものだからだ。思うことを話し、指導者を選ぶ自由や、情報に接することができ、自分の好きな信仰をもてること、法の支配や、司法の平等な適用への信頼。こういったものは、安定を妨げるのではなく、その礎石である。そして、我々は常にこのような権利を求める人たちの味方だ。
この真実は、ビルマ(ミャンマー)に対する我々の新たな対応の指針になる。長年の善意にもかかわらず、米国による制裁も、他の国による関与も、ビルマ国民の生活の改善に成功しなかった。
従って我々は今、指導者たちと直接に接触し、民主的改革に向けた具体的手段が講じられない限り、現在の制裁は継続するということを明確に伝えている。我々は、統一され、平和的で、繁栄し、民主的なビルマを支持する。ビルマがその方向に向かうなら、米国との関係改善が可能だ。
取られなければならない明確な措置がある。アウン・サン・スー・チーさんを含むすべての政治犯の無条件釈放、少数民族との紛争の終結、そして将来についての共通の展望に基づく、政府、民主派、少数民族の間での、真摯(しんし)な対話だ。これが、ビルマの政府が国民の需要に応えることができる方法だ。これが、ビルマに真の安全と繁栄をもたらす道だ。
以上が、米国がアジア太平洋地域においていっそうの繁栄、安全、人間の尊厳をもたらすために取る手段だ。その際には、親しい友人である日本を通じて行う。日本は常に、この地域での米国の努力における中心的存在だ。我々は、太平洋国家として、地球上のこの地域で人格の一部が形成された大統領のもとで、そうした努力を行う。またその努力は、約50年にわたり米国と日本国民とのきずなを導いてきたのと同じ目的意識をもって行う。
このきずながどのように築かれたか、話は、前世紀の半ば、太平洋での戦火が収まってしばらくした頃にさかのぼる。その際に、米国が日本の安全と安定を約束したことが、日本国民の復興精神と勤勉さとともに、「日本の奇跡」とよばれるものにつながった。つまり、世界が長い間見たことのなかったような急速で力強い経済成長の期間だ。
それからの数十年、その奇跡はこの地域に広がり、わずか一世代で、何百万人もの人々の生活と運命が、良い方に変化した。これは、苦労して勝ち取った平和に支えられ、広大で雑多な地域に散らばる諸国を結びつける、相互理解という新しい架け橋によって強化された進歩だ。
我々には、まだやらなければならない仕事がある。科学技術での新たな進歩が太平洋の両岸での雇用につながり、また地球温暖化からの安全につながるようにする。危険な兵器の拡散を巻き戻し、分断された(朝鮮)半島において、南の住民が恐怖から解放されると同時に、北の住民が欠乏から解放されて生きられるようにする。若い少女が、その体でなく心で価値を判断され、若者たちが、どこにいようと、自分の能力、熱意、そして選択が許す限り、どこまででも進んでいけるようにする。
これらはどれも簡単に実現しないし、後退や苦闘なしにも実現しないだろう。しかし、この変革の時期に、この奇跡の国において、歴史はそれが可能であることを示している。これは米国自身の課題だ。それが我々の日本との協力関係、そしてこの地域の他の国や国民との協力関係の目的である。米国初の「太平洋系大統領」として明確にしたい。この太平洋国家(米国)は、世界で死活的に重要な同地域での指導力を強化し、維持することを約束する。
++++
ESSAY>Obama
OBAMA>Tokyo Speech
★フェイス・エヴァンス・ライヴ
2009年11月14日 音楽【Faith Evans Live】
クラブ。
Pディディーの秘蔵っ子としてデビュー、アルバム5枚(うち1枚はクリスマス・アルバム)で瞬く間にアメリカR&B業界でのスターになったフェイス・エヴァンスのライヴ。4枚のアルバムはいずれもプラチナム(100万枚以上)のセールスを記録しているので、圧倒的な人気を獲得している。かつて来日が決定したがキャンセルされたため、今回が待望の初来日。
バンド編成は、ドラムス、ギター、キーボード2人にDJという5人。多くの音はキーボードからシークエンスで出ているようだ。女性コーラスなども事前録音。全体的には、クラブなどで行われるショーという感じだが、フェイスの歌声はひじょうに魅力的。なによりも、その声の良さと歌のうまさが、ヒップホップ系ではずばぬけている。
会場の1階は、ほぼ最初からスタンディングで、フェイスに熱狂的に反応。曲も、踊れるミディアムからアップテンポの曲が多かったので、のりのりになった。所々聞かれるバラードでの歌唱は抜群だ。ただこの日は喉の調子が悪いとかで、ショーが途中のDJプレイを含めても正味62分。次回はなによりあの素晴らしい声と歌を、フル・バンドでのフル・ショーを見てみたい。
■フェイス・エヴァンス過去4枚のアルバムはいずれもプラチナ・アルバムに
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B0000039Q1/soulsearchiho-22/ref=nosim/
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00000DF6M/soulsearchiho-22/ref=nosim/
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00005OMGF/soulsearchiho-22/ref=nosim/
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B0007INZX4/soulsearchiho-22/ref=nosim/
■メンバー
フェイス・エヴァンス / Faith Evans(Vocals)
ギル・スミス / Gil Smith(Keyboards/MD)
チャーリー・ビリーアル / Charlie Bereal(Guitar)
エリック・イングラム / Eric Ingram(Bass)
ベン・ブリッグス / Ben Briggs(Drums)
DJ ハリケーン / DJ Hurricane(DJ)
■セットリスト フェイス・エヴァンス ビルボードライブ東京
Setlist : Faith Evans
show started 21:00
01. Intro
02. You Gets No Love
03. Love Like This (sampling Chic "Chic Cheer")
04. Goin’ Out
05. You Used To Love Me
06. Come Over
07. Soon As I Get Home
08. Tru Love
09. DJ Hurricane section
10. I Don’t Need It (sampling of Jones Girls’ "Nights Over Egypt")
11. Burnin’ Up
12. All Night Long
13. Never Gonna Let You Go
14. Mesmerized (sampling of George Benson’s "Footin It")
Enc. Again
show ended 22:02
(2009年11月8日日曜、ビルボードライブ東京=フェイス・エヴァンス・ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>Evans, Faith
136
クラブ。
Pディディーの秘蔵っ子としてデビュー、アルバム5枚(うち1枚はクリスマス・アルバム)で瞬く間にアメリカR&B業界でのスターになったフェイス・エヴァンスのライヴ。4枚のアルバムはいずれもプラチナム(100万枚以上)のセールスを記録しているので、圧倒的な人気を獲得している。かつて来日が決定したがキャンセルされたため、今回が待望の初来日。
バンド編成は、ドラムス、ギター、キーボード2人にDJという5人。多くの音はキーボードからシークエンスで出ているようだ。女性コーラスなども事前録音。全体的には、クラブなどで行われるショーという感じだが、フェイスの歌声はひじょうに魅力的。なによりも、その声の良さと歌のうまさが、ヒップホップ系ではずばぬけている。
会場の1階は、ほぼ最初からスタンディングで、フェイスに熱狂的に反応。曲も、踊れるミディアムからアップテンポの曲が多かったので、のりのりになった。所々聞かれるバラードでの歌唱は抜群だ。ただこの日は喉の調子が悪いとかで、ショーが途中のDJプレイを含めても正味62分。次回はなによりあの素晴らしい声と歌を、フル・バンドでのフル・ショーを見てみたい。
■フェイス・エヴァンス過去4枚のアルバムはいずれもプラチナ・アルバムに
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B0000039Q1/soulsearchiho-22/ref=nosim/
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00000DF6M/soulsearchiho-22/ref=nosim/
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00005OMGF/soulsearchiho-22/ref=nosim/
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B0007INZX4/soulsearchiho-22/ref=nosim/
■メンバー
フェイス・エヴァンス / Faith Evans(Vocals)
ギル・スミス / Gil Smith(Keyboards/MD)
チャーリー・ビリーアル / Charlie Bereal(Guitar)
エリック・イングラム / Eric Ingram(Bass)
ベン・ブリッグス / Ben Briggs(Drums)
DJ ハリケーン / DJ Hurricane(DJ)
■セットリスト フェイス・エヴァンス ビルボードライブ東京
Setlist : Faith Evans
show started 21:00
01. Intro
02. You Gets No Love
03. Love Like This (sampling Chic "Chic Cheer")
04. Goin’ Out
05. You Used To Love Me
06. Come Over
07. Soon As I Get Home
08. Tru Love
09. DJ Hurricane section
10. I Don’t Need It (sampling of Jones Girls’ "Nights Over Egypt")
11. Burnin’ Up
12. All Night Long
13. Never Gonna Let You Go
14. Mesmerized (sampling of George Benson’s "Footin It")
Enc. Again
show ended 22:02
(2009年11月8日日曜、ビルボードライブ東京=フェイス・エヴァンス・ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>Evans, Faith
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▲『マイケル・ジャクソン全記録 1958-2009』発売プロモーション開始
2009年11月13日 音楽【Michael Jackson Visual Documentary; Promotion Just Begun】
宣伝。
マイケル・ジャクソンが、何年何月何日、どこで何をしたか、どのように。そうした事実だけを忠実に記録し、それらを集大成した著作『マイケル・ジャクソン全記録 1958-2009』(エイドリアン・グラント著、吉岡正晴翻訳監修)が2009年11月10日リリースされた。少しずつプロモーションを開始した。
やはり、この本の素晴らしいところは、「ゴシップはいらない。事実の積み重ねだけで、マイケルの足跡を振り返る」というコンセプトだ。イチローがよく言う。「ヒットの1本1本の積み重ねが、偉大な記録を作る」 まさにその通りで、この本で記録されているひとつひとつの積み重ねがマイケル・ジャクソンを偉大なスーパースターにしているのだ。そういう意味では、マイケル・ジャクソンというスーパースターのDNAをひとつひとつ解剖しているかのような書と言ってもいいかもしれない。
昨日(11月12日)は、午後ずっとメールの返事やら、電話やらで忙殺され、夕方、幕張のベイFMへ。一度今年の5月にマーヴィン・ゲイ本の宣伝に行き、道も覚えていた。道は混んでいなかったので、40分程度で到着。5時過ぎに着くと、あたりはもう真っ暗。前回来た時は、時間が早かったせいもあるが、まだまだ明るかった。この日は暗くて、どのビルだったかが、わからなかった。でも、ツインタワーを見つけて、駐車場に。
DJ伊津野さんは、おそらく1970年代後期、あるいは1980年代初期か、ディスコ協会の勝本さんを通して知り合って以来だと思うので、30年近い付き合いか。正確に何年何月何日に初めて会ったのかがわからない。読者のみなさんも、『自分全記録19xx--』というのを、『マイケル・ジャクソン全記録 1958-2009』の余白に書き込んでください。(渡辺祐氏アイデアより)
つくづく日記というのは、書いておくものだなあ、と思う。文章にしなくても、誰と会ったとか、どこ行ったとか、何を食べたかだけでもいいかも。
6時の時報から、あっという間の30分。2曲(「アース・ソング」と「マン・イン・ザ・ミラー」)をかけるつもりだったが、例によって話が長くなり、後者はかからず。番組終わるのを待ち、軽く挨拶をして、ベイを後に。
半蔵門に向かい、8時半、TFMのスタジオへ。JFN用の番組のコメントを録り、その後10時からの『大西貴文のザ・ナイト』へ。前半と後半で2曲ずつ計4曲選んでおいてください、というので、選んだのは、「スムース・クリミナル」、「ビリー・ジーン」、「マン・イン・ザ・ミラー」、「ヒール・ザ・ワールド」。
結局かかったのは、前半で「スムクリ」、途中で「ビリー・ジーン」、さよならのご挨拶で「ヒール・ザ・ワールド」、実質3曲。
本の話しとしては、この翻訳本が誕生した経緯、追加分が200ページ近くなっていること、個人的にはリサ・マリーの追悼文、エイドリアン・グラントのあとがき、そして、マイケル・ジャクソン発言集がひじょうに感動的だ、というようなことを話した。
マイケル本どれを買えばいいか、と問われれば、究極的に言えば、マイケル・ジャクソン本人が書いた『ムーンウォーク』(田中康夫翻訳)、西寺郷太著『新しい「マイケル・ジャクソン」の教科書』、そして、この『マイケル・ジャクソン全記録 1958-2009』(エイドリアン・グラント著)と言える。(若干手前味噌で申し訳ないが・・・) そして、それ以上にもちろんのことだがCDとDVDで、マイケルを知るのが一番いい。
アマゾンにおいて、 本 > エンターテイメント > 音楽 > 海外のロック・ポップス のジャンルで、おかげさまでずっと1位になっています。ありがとうございます。引き続きよろしくお願いします。
■ マイケル本、買うならこの3冊
『マイケル・ジャクソン全記録 1958-2009』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4904422066/soulsearchiho-22/ref=nosim/
■ 新しい「マイケル・ジャクソン」の教科書
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4828415297/soulsearchiho-22/ref=nosim/
■ ムーンウォーク~マイケル・ジャクソン自伝
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4309271553/soulsearchiho-22/ref=nosim/
ENT>MUSIC>ARTIST>Jackson, Michael
ENT>BOOK>Jackson, Michael
宣伝。
マイケル・ジャクソンが、何年何月何日、どこで何をしたか、どのように。そうした事実だけを忠実に記録し、それらを集大成した著作『マイケル・ジャクソン全記録 1958-2009』(エイドリアン・グラント著、吉岡正晴翻訳監修)が2009年11月10日リリースされた。少しずつプロモーションを開始した。
やはり、この本の素晴らしいところは、「ゴシップはいらない。事実の積み重ねだけで、マイケルの足跡を振り返る」というコンセプトだ。イチローがよく言う。「ヒットの1本1本の積み重ねが、偉大な記録を作る」 まさにその通りで、この本で記録されているひとつひとつの積み重ねがマイケル・ジャクソンを偉大なスーパースターにしているのだ。そういう意味では、マイケル・ジャクソンというスーパースターのDNAをひとつひとつ解剖しているかのような書と言ってもいいかもしれない。
昨日(11月12日)は、午後ずっとメールの返事やら、電話やらで忙殺され、夕方、幕張のベイFMへ。一度今年の5月にマーヴィン・ゲイ本の宣伝に行き、道も覚えていた。道は混んでいなかったので、40分程度で到着。5時過ぎに着くと、あたりはもう真っ暗。前回来た時は、時間が早かったせいもあるが、まだまだ明るかった。この日は暗くて、どのビルだったかが、わからなかった。でも、ツインタワーを見つけて、駐車場に。
DJ伊津野さんは、おそらく1970年代後期、あるいは1980年代初期か、ディスコ協会の勝本さんを通して知り合って以来だと思うので、30年近い付き合いか。正確に何年何月何日に初めて会ったのかがわからない。読者のみなさんも、『自分全記録19xx--』というのを、『マイケル・ジャクソン全記録 1958-2009』の余白に書き込んでください。(渡辺祐氏アイデアより)
つくづく日記というのは、書いておくものだなあ、と思う。文章にしなくても、誰と会ったとか、どこ行ったとか、何を食べたかだけでもいいかも。
6時の時報から、あっという間の30分。2曲(「アース・ソング」と「マン・イン・ザ・ミラー」)をかけるつもりだったが、例によって話が長くなり、後者はかからず。番組終わるのを待ち、軽く挨拶をして、ベイを後に。
半蔵門に向かい、8時半、TFMのスタジオへ。JFN用の番組のコメントを録り、その後10時からの『大西貴文のザ・ナイト』へ。前半と後半で2曲ずつ計4曲選んでおいてください、というので、選んだのは、「スムース・クリミナル」、「ビリー・ジーン」、「マン・イン・ザ・ミラー」、「ヒール・ザ・ワールド」。
結局かかったのは、前半で「スムクリ」、途中で「ビリー・ジーン」、さよならのご挨拶で「ヒール・ザ・ワールド」、実質3曲。
本の話しとしては、この翻訳本が誕生した経緯、追加分が200ページ近くなっていること、個人的にはリサ・マリーの追悼文、エイドリアン・グラントのあとがき、そして、マイケル・ジャクソン発言集がひじょうに感動的だ、というようなことを話した。
マイケル本どれを買えばいいか、と問われれば、究極的に言えば、マイケル・ジャクソン本人が書いた『ムーンウォーク』(田中康夫翻訳)、西寺郷太著『新しい「マイケル・ジャクソン」の教科書』、そして、この『マイケル・ジャクソン全記録 1958-2009』(エイドリアン・グラント著)と言える。(若干手前味噌で申し訳ないが・・・) そして、それ以上にもちろんのことだがCDとDVDで、マイケルを知るのが一番いい。
アマゾンにおいて、 本 > エンターテイメント > 音楽 > 海外のロック・ポップス のジャンルで、おかげさまでずっと1位になっています。ありがとうございます。引き続きよろしくお願いします。
■ マイケル本、買うならこの3冊
『マイケル・ジャクソン全記録 1958-2009』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4904422066/soulsearchiho-22/ref=nosim/
■ 新しい「マイケル・ジャクソン」の教科書
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4828415297/soulsearchiho-22/ref=nosim/
■ ムーンウォーク~マイケル・ジャクソン自伝
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4309271553/soulsearchiho-22/ref=nosim/
ENT>MUSIC>ARTIST>Jackson, Michael
ENT>BOOK>Jackson, Michael
■『ディス・イズ・イット』IMAXシアターで見る
2009年11月12日 音楽 コメント (1)【This Is It at IMAX Theater】
IMAX。
『ディス・イズ・イット』をIMAX(アイマックス)シアターで見た。今回、アイマックスで見るというので、どこへ行けばいいのか、いろいろ調べたら、以前品川プリンスにあったアイマックスも、新宿の高島屋にあったアイマックスも、どちらもつぶれてなくなっていた。というわけではるばる川崎まで雨の中出向く。
以前のアイマックスのスクリーンというと、それこそビル3階建て分くらいの高さがあったような気がしたが、今回は普通サイズみたいな感じ。
確かに、音も大迫力、そして、360度回る感じで、映像は特に最初の部分がクリアで素晴らしい。よく綺麗に見えるのだが、高性能のカメラで撮影していない部分の画像との格差が意外と目だってしまう。普通の映画館で見れば、その差はそれほどないように見えるのだが、ここだと綺麗なところがひじょうに綺麗に見えるので、そうでないところが逆に目だってしまう。皮肉なものだ。
だが、そんなことは些細なことで、いつでもこちらはマイケルのパフォーマンスに没頭する。
今回は、なぜかマイケルが歌うジャクソン5メドレーの特に「アイル・ビー・ゼア」で胸が一杯になった。子供時代のスチール写真をインサートするのは、ずるい。(笑)
「アイル・ビー・ゼア」の部分で、マイケルは兄弟の名前と両親の名を呼ぶ。しかし、なぜ姉妹たち(リビー、ラトーヤ、ジャネット)の名前を呼ばないのか、という質問を複数の方からもらった。(みな、疑問を持つところは同じようだ)
僕は、それはここは、やはりジャクソン5のトリビュート部分だからだと思う。あくまで、マイケルのすべてのルーツ、歴史の出発点となったのが、ジャクソン5であり、彼ら兄弟なしには、自分はなかった。そして両親なしに自分も生まれることはなかった、ということだ。そういう意味でジャクソン5(そして、ランディーも)のメンバーと両親へのシャウトアウトなのだろう。エンタテインメントの世界では、特にスタート地点では姉妹はマイケルとは直接関係はなかった。
さて、今回の発見は、「アース・ソング」はCD音源、もしくは既存音源を使ってるのではないか、と思ったのだが確証が持てないので、次こそ耳をそばだててみることにする。(笑)
僕はこの映画で「アース・ソング」、「マン・イン・ザ・ミラー」、「ヒール・ザ・ワールド」の3曲がもっともマイケルが訴えたいメッセージを込めた歌だと思う。『ディス・イズ・イット』のハイライト3部作だ。
「アース・ソング」の映像では、ジャングルで眠りについている少女が突然の伐採機の音に目を覚ます。そして、小さな苗を土から堀り起こし、伐採機の伐採から守る。それは、(地球も)ギリギリのところで助かった、ということを暗示しているのかもしれない。マイケルは歌う。
「地球は泣いている、われわれはこの世界に何をしてしまったのか
我々がやってしまったことを見よう。
自分の息子だけに誓った平和とやらは、どうなった
花が咲き誇る畑はどうなった…」
地球は、人間の力によって、大きく傷ついている。温暖化が起こり、異常気象が発生している。これを今こそ止めなければならない。もう時間はない。そうマイケル・ジャクソンは世界に発信している。
「アース・ソング」で今の地球の問題を提起し、それへの心構えを「マン・イン・ザ・ミラー」(誰かがやるのではなく、自分からやろう、チェンジを起こそう)で歌い、そして、最後に「ヒール・ザ・ワールド」(地球を癒そう、治そう)でその意識を観客、地球人と共有するという3段ロケットだ。僕はこれは、「癒そう」では少し日本語が弱いような気がする。地球を治療しよう、直そう、もっと地球に優しく触れよう、といったニュアンスではないだろうか。
おそらくマイケルは「マン・イン・ザ・ミラー」で本編を終え、アンコール部分で「ヒール・ザ・ワールド」というのが、大まかな流れだったのではないかと思う。ただそこまでリハーサルが進まず、「ヒール・ザ・ワールド」のリハ映像は残らなかった。だから、後からここで見られるような映像を作ったというわけだ。
そうそう、これも想像だが、マイケル・ジャクソンは絶対に『プラネット・アース』もしくは『アース』の番組(日本ではNHKで放映、イギリスではBBCで放映。DVDもある)を見ていて、気に入っていると思う。
■ アース
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00165SD9I/soulsearchiho-22/ref=nosim/
■ プラネット・アース 1~4
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B000FVR9VC/soulsearchiho-22/ref=nosim/
ところで、このアイマックスに、今日は母親を連れて行ったのだが、見ての感想は、「ほんとに歌が上手で、踊りがすごいのね…。これは生で見たかったわねえ」というものだった。
■ 今日の吉岡正晴・ゲスト出演。
今日、11月12日=木曜午後6時すぎから、ベイFM(78.0mhz)で30分ほどマイケルについて語ります。番組は『ベイライン・ゴーゴー』。また、夜10時から11時頃まで、FMバードおよび全国のコミュニティーFMをネットして放送している『大西貴文のザ・ナイト』でもマイケル特集でお話します。
『ベイライン・ゴーゴー』へのメールは gogo@bayfm.co.jp まで。
『大西貴文のザ・ナイト』へのメールは・a href=mailto:Anite@musicbird.co.jp>Anite@musicbird.co.jp までどうぞ。
『ザ・ナイト』のネット局一覧は、11月11日付けブログをご覧ください。
http://ameblo.jp/soulsearchin/day-20091111.html
+++++
ENT>ARTIST>Jackson, Michael
ENT>MOVIE>This Is It
IMAX。
『ディス・イズ・イット』をIMAX(アイマックス)シアターで見た。今回、アイマックスで見るというので、どこへ行けばいいのか、いろいろ調べたら、以前品川プリンスにあったアイマックスも、新宿の高島屋にあったアイマックスも、どちらもつぶれてなくなっていた。というわけではるばる川崎まで雨の中出向く。
以前のアイマックスのスクリーンというと、それこそビル3階建て分くらいの高さがあったような気がしたが、今回は普通サイズみたいな感じ。
確かに、音も大迫力、そして、360度回る感じで、映像は特に最初の部分がクリアで素晴らしい。よく綺麗に見えるのだが、高性能のカメラで撮影していない部分の画像との格差が意外と目だってしまう。普通の映画館で見れば、その差はそれほどないように見えるのだが、ここだと綺麗なところがひじょうに綺麗に見えるので、そうでないところが逆に目だってしまう。皮肉なものだ。
だが、そんなことは些細なことで、いつでもこちらはマイケルのパフォーマンスに没頭する。
今回は、なぜかマイケルが歌うジャクソン5メドレーの特に「アイル・ビー・ゼア」で胸が一杯になった。子供時代のスチール写真をインサートするのは、ずるい。(笑)
「アイル・ビー・ゼア」の部分で、マイケルは兄弟の名前と両親の名を呼ぶ。しかし、なぜ姉妹たち(リビー、ラトーヤ、ジャネット)の名前を呼ばないのか、という質問を複数の方からもらった。(みな、疑問を持つところは同じようだ)
僕は、それはここは、やはりジャクソン5のトリビュート部分だからだと思う。あくまで、マイケルのすべてのルーツ、歴史の出発点となったのが、ジャクソン5であり、彼ら兄弟なしには、自分はなかった。そして両親なしに自分も生まれることはなかった、ということだ。そういう意味でジャクソン5(そして、ランディーも)のメンバーと両親へのシャウトアウトなのだろう。エンタテインメントの世界では、特にスタート地点では姉妹はマイケルとは直接関係はなかった。
さて、今回の発見は、「アース・ソング」はCD音源、もしくは既存音源を使ってるのではないか、と思ったのだが確証が持てないので、次こそ耳をそばだててみることにする。(笑)
僕はこの映画で「アース・ソング」、「マン・イン・ザ・ミラー」、「ヒール・ザ・ワールド」の3曲がもっともマイケルが訴えたいメッセージを込めた歌だと思う。『ディス・イズ・イット』のハイライト3部作だ。
「アース・ソング」の映像では、ジャングルで眠りについている少女が突然の伐採機の音に目を覚ます。そして、小さな苗を土から堀り起こし、伐採機の伐採から守る。それは、(地球も)ギリギリのところで助かった、ということを暗示しているのかもしれない。マイケルは歌う。
「地球は泣いている、われわれはこの世界に何をしてしまったのか
我々がやってしまったことを見よう。
自分の息子だけに誓った平和とやらは、どうなった
花が咲き誇る畑はどうなった…」
地球は、人間の力によって、大きく傷ついている。温暖化が起こり、異常気象が発生している。これを今こそ止めなければならない。もう時間はない。そうマイケル・ジャクソンは世界に発信している。
「アース・ソング」で今の地球の問題を提起し、それへの心構えを「マン・イン・ザ・ミラー」(誰かがやるのではなく、自分からやろう、チェンジを起こそう)で歌い、そして、最後に「ヒール・ザ・ワールド」(地球を癒そう、治そう)でその意識を観客、地球人と共有するという3段ロケットだ。僕はこれは、「癒そう」では少し日本語が弱いような気がする。地球を治療しよう、直そう、もっと地球に優しく触れよう、といったニュアンスではないだろうか。
おそらくマイケルは「マン・イン・ザ・ミラー」で本編を終え、アンコール部分で「ヒール・ザ・ワールド」というのが、大まかな流れだったのではないかと思う。ただそこまでリハーサルが進まず、「ヒール・ザ・ワールド」のリハ映像は残らなかった。だから、後からここで見られるような映像を作ったというわけだ。
そうそう、これも想像だが、マイケル・ジャクソンは絶対に『プラネット・アース』もしくは『アース』の番組(日本ではNHKで放映、イギリスではBBCで放映。DVDもある)を見ていて、気に入っていると思う。
■ アース
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00165SD9I/soulsearchiho-22/ref=nosim/
■ プラネット・アース 1~4
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B000FVR9VC/soulsearchiho-22/ref=nosim/
ところで、このアイマックスに、今日は母親を連れて行ったのだが、見ての感想は、「ほんとに歌が上手で、踊りがすごいのね…。これは生で見たかったわねえ」というものだった。
■ 今日の吉岡正晴・ゲスト出演。
今日、11月12日=木曜午後6時すぎから、ベイFM(78.0mhz)で30分ほどマイケルについて語ります。番組は『ベイライン・ゴーゴー』。また、夜10時から11時頃まで、FMバードおよび全国のコミュニティーFMをネットして放送している『大西貴文のザ・ナイト』でもマイケル特集でお話します。
『ベイライン・ゴーゴー』へのメールは gogo@bayfm.co.jp まで。
『大西貴文のザ・ナイト』へのメールは・a href=mailto:Anite@musicbird.co.jp>Anite@musicbird.co.jp までどうぞ。
『ザ・ナイト』のネット局一覧は、11月11日付けブログをご覧ください。
http://ameblo.jp/soulsearchin/day-20091111.html
+++++
ENT>ARTIST>Jackson, Michael
ENT>MOVIE>This Is It
【Talk Event Will Be Held At Tower Records Nov. 23rd】
タワーレコード・イヴェント。
『マイケル・ジャクソン全記録 1958-2009』発売に関連して、来る2009年11月23日(月曜日=祝日)16時から約1時間、タワーレコード渋谷店7階タワーブックスでトーク・イヴェントを行う。出演は、同翻訳書の監修・翻訳をてがけた吉岡正晴、ゲストに『新しい「マイケル・ジャクソン」の教科書』著者、西寺郷太氏。
タワーレコード7階のタワーブックスでは、定期的に文学、アート、音楽、映画などについてのトーク・ショーを行っており、今回は第6回。
概要
「本を読むだけでは飽き足らない。文学、アート、映画、音楽、ストリート・カルチャー他、タワーレコードならではの分野のスペシャリストをお招きしてお贈りする定例イベントがいいよタワーブックスで始動! 教養は大人の嗜み(たしなみ)、生の言葉の価値を一緒に感じてみませんか?」
第6回タイトル
「マイケル・ジャクソン 『ディス・イズ・イット』で残した遺言」
~『マイケル・ジャクソン全記録 1958-2009』番外編~
現在公開中の大ヒット映画「Michael Jackson’s "This Is It"」で才能が再評価されているマイケル・ジャクソン。そんな中、マイケルの50年の歴史を完全に網羅した絶対的なバイブルがついに刊行されました! そして、この本の監修/訳を担当され、マイケルへのインタヴュー経験もある吉岡正晴さんが、ノーナ・リーヴスの西寺郷太さんとともにタワーブックスに登場!
出演 吉岡正晴 (音楽評論家/ザ・ソウル・サーチャー)
スペシャル・ゲスト 西寺郷太 (ノーナ・リーヴス)
日時 2009年11月23日(月曜、祝日) 16時~
場所 タワーレコード渋谷店 7階 タワーブックス
〒150-0041 東京都渋谷区神南1-22-14
観覧無料
問い合わせ 03-3496-3661
*店内オープンスペースでの開催の為、立見でのご観覧も可能ですが、スペースには限りがございます。予めご了承下さい。また開場時刻よりも前に来てスペース確保することはできません。開場時刻はまだ決まっていませんが、通常は開演の約30分前から1時間前です。
詳細など
http://towergoto.towerrecords.jp/blog/2009/11/tower.html
■マイケル・ジャクソン全記録 1958-2009
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4904422066/soulsearchiho-22/ref=nosim/
■ 『ムーンウォーク』~マイケル唯一の本人による自伝もいよいよ再発売
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4309271553/soulsearchiho-22/ref=nosim/
+++++
◎11月12日木曜夜『ザ・ナイト』にゲスト出演
今週木曜日(2009年11月12日)夜、FMバードと全国のコミュニティーFM66局をネットする『大西貴文のザ・ナイト』(DJ大西貴文=月曜~金曜21時~24時)に吉岡正晴がゲスト出演が決まった。出演は22時(午後10時)頃から約1時間程度。同番組は、FMバードで放送されるが、全国66局のコミュニティーFMにもネット中継される。一覧は次の通り。
『大西貴文のザ・ナイト』 DJ大西貴文
FMバードおよびコミュニティーFM全国66局ネット 月~金21時~24時
放送日 2009年11月12日(木)出演22時~23時くらいの間 (生放送)
(コミュニティーのネット局一覧=下記参照)
DJ大西貴文ブログ http://blog.livedoor.jp/tkcompany/
メールのあて先 nite@musicbird.co.jp
『大西貴文のザ・ナイト』 DJ大西貴文
FMバードおよびコミュニティーFM全国66局ネット一覧です。コミュニティー・ラジオの周波数などは、各地の新聞・ウェッブなどをごらんください。
〔北海道〕エフエムわっぴー FMおたる FMアップル FMねむろ FMいるか FMパンプキン
〔青森〕FMジャイゴウェーブ FMいわぬま
〔秋田〕FMゆーとぴあ Radio A
〔福島〕FMきたかた
〔岩手〕奥州FM
〔新潟〕Radio CHAT FMピッカラ FMゆきぐに FM-J エフエムとおかまち ラジオアガット
〔群馬〕FM OZE ラジオななみ
〔茨城〕FMパルルン FMかしま
〔千葉〕木更津エフエム
〔埼玉〕エフエム茶笛
〔東京〕調布エフエム FM844(立川)
〔神奈川〕レディオ湘南 エフエム戸塚
〔山梨〕FM-KOFU Radio VILLA
〔静岡〕FM マリンパル FMボイスキュー FMチャオ G-sky765
〔長野〕FMさくだいら FM軽井沢 エルシーブイFM769 エフエムとなみ
〔福井〕ラジオあいらんど
〔愛知〕FMやしのみ(豊橋)FMおかざき MID FM(名古屋)ラジオラヴィート FM PIPI
〔京都〕FMいかる FMキャッスル
〔奈良〕FMハイホー
〔大阪〕FM HANAKO エフエム貝塚 千里ニュータウンFM
〔兵庫〕エフエムみっきぃ FMジャングル エフエム宝塚
〔岡山〕エフエムゆめウェーブ
〔広島〕FM尾道
〔山口〕しゅうなんFM カモンエフエム
〔島根〕エフエムいずも
〔香川〕エフエム サン FM まんでがん815
〔徳島〕B-FM791
〔愛媛〕エフエム ラジオバリバリ
〔福岡〕スターコーンFM
〔熊本〕熊本CITY FM 791 KAPPA FM
〔宮崎〕サンシャインFM
◎ 11月24日(火曜)湘南ビーチFM(78.9mhz)の『STARLIGHT CRUISIN’』(DJ人見欣幸・ひとみよしゆき)。午後7時半から9時まで生放送。
11月24日(火曜)、湘南ビーチFMの『STARLIGHT CRUISIN’』(DJ人見欣幸・ひとみよしゆき=午後7時半から9時まで生放送) にゲスト出演。この番組は、全編音楽も含めてインターネットで聴くことができるので、全国のみなさん、PCの前でお聴きください。
http://www.simulradio.jp/asx/shonanbeachfma.asx
番組へのメールのあて先・a href=mailto:Bletter@beachfm.co.jp>Bletter@beachfm.co.jp
(@を半角にしてください)
+++++
『マイケル・ジャクソン全記録 1958-2009』関連露出一覧
1)2009年11月12日(木)ベイFM(千葉=78.0mhz) 夕方の帯番組『ベイ・ライン・ゴー・ゴー』(16時~19時)。生放送。この中で、18時頃から約30分出演。DJは伊津野亮、岡部玲子。
2)2009年11月12日(木)FMバード、ほかコミュニティーFM66局 『大西貴文のザ・ナイト』(21時~24時)。生放送。22時くらいから約1時間出演。DJは大西貴文。
3)2009年11月16日(月)深夜(正確には17日午前0時すぎ)FM横浜(神奈川県=84.7mhz) 『ダンシング・グルーヴ』(0時~4時)。生放送。この中で、0時半ごろから30分出演の予定。DJは、鈴木しょう治。
4)2009年11月23日(月=祝日)16時~ トーク・イヴェント 『マイケル・ジャクソン、ディス・イズ・イットで残した遺言』 渋谷タワーレコード7階タワーブックス。観覧無料。
5)2009年11月24日(火曜)湘南ビーチFM(78.9mhz)の『STARLIGHT CRUISIN’』(DJ人見欣幸・ひとみよしゆき)。午後7時半から9時まで生放送。ゲスト出演。インターネットで全編聞くことができます。
http://www.simulradio.jp/asx/shonanbeachfma.asx
6)2009年12月23日(水=祝日)17時~21時 トーク・イヴェント 「西寺郷太と吉岡正晴の"マイケル・ジャクソン・ L.O.V.E(ラヴ)・ナイト"」東京カルチャーカルチャー TOKYO CULTURE CULTURE 前売券3,000円・当日券3,500円(飲食代別途必要・ビール590円など)
前売券はイープラスにて2009年11月13日より発売
ANNOUNCEMENT>
タワーレコード・イヴェント。
『マイケル・ジャクソン全記録 1958-2009』発売に関連して、来る2009年11月23日(月曜日=祝日)16時から約1時間、タワーレコード渋谷店7階タワーブックスでトーク・イヴェントを行う。出演は、同翻訳書の監修・翻訳をてがけた吉岡正晴、ゲストに『新しい「マイケル・ジャクソン」の教科書』著者、西寺郷太氏。
タワーレコード7階のタワーブックスでは、定期的に文学、アート、音楽、映画などについてのトーク・ショーを行っており、今回は第6回。
概要
「本を読むだけでは飽き足らない。文学、アート、映画、音楽、ストリート・カルチャー他、タワーレコードならではの分野のスペシャリストをお招きしてお贈りする定例イベントがいいよタワーブックスで始動! 教養は大人の嗜み(たしなみ)、生の言葉の価値を一緒に感じてみませんか?」
第6回タイトル
「マイケル・ジャクソン 『ディス・イズ・イット』で残した遺言」
~『マイケル・ジャクソン全記録 1958-2009』番外編~
現在公開中の大ヒット映画「Michael Jackson’s "This Is It"」で才能が再評価されているマイケル・ジャクソン。そんな中、マイケルの50年の歴史を完全に網羅した絶対的なバイブルがついに刊行されました! そして、この本の監修/訳を担当され、マイケルへのインタヴュー経験もある吉岡正晴さんが、ノーナ・リーヴスの西寺郷太さんとともにタワーブックスに登場!
出演 吉岡正晴 (音楽評論家/ザ・ソウル・サーチャー)
スペシャル・ゲスト 西寺郷太 (ノーナ・リーヴス)
日時 2009年11月23日(月曜、祝日) 16時~
場所 タワーレコード渋谷店 7階 タワーブックス
〒150-0041 東京都渋谷区神南1-22-14
観覧無料
問い合わせ 03-3496-3661
*店内オープンスペースでの開催の為、立見でのご観覧も可能ですが、スペースには限りがございます。予めご了承下さい。また開場時刻よりも前に来てスペース確保することはできません。開場時刻はまだ決まっていませんが、通常は開演の約30分前から1時間前です。
詳細など
http://towergoto.towerrecords.jp/blog/2009/11/tower.html
■マイケル・ジャクソン全記録 1958-2009
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4904422066/soulsearchiho-22/ref=nosim/
■ 『ムーンウォーク』~マイケル唯一の本人による自伝もいよいよ再発売
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4309271553/soulsearchiho-22/ref=nosim/
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◎11月12日木曜夜『ザ・ナイト』にゲスト出演
今週木曜日(2009年11月12日)夜、FMバードと全国のコミュニティーFM66局をネットする『大西貴文のザ・ナイト』(DJ大西貴文=月曜~金曜21時~24時)に吉岡正晴がゲスト出演が決まった。出演は22時(午後10時)頃から約1時間程度。同番組は、FMバードで放送されるが、全国66局のコミュニティーFMにもネット中継される。一覧は次の通り。
『大西貴文のザ・ナイト』 DJ大西貴文
FMバードおよびコミュニティーFM全国66局ネット 月~金21時~24時
放送日 2009年11月12日(木)出演22時~23時くらいの間 (生放送)
(コミュニティーのネット局一覧=下記参照)
DJ大西貴文ブログ http://blog.livedoor.jp/tkcompany/
メールのあて先 nite@musicbird.co.jp
『大西貴文のザ・ナイト』 DJ大西貴文
FMバードおよびコミュニティーFM全国66局ネット一覧です。コミュニティー・ラジオの周波数などは、各地の新聞・ウェッブなどをごらんください。
〔北海道〕エフエムわっぴー FMおたる FMアップル FMねむろ FMいるか FMパンプキン
〔青森〕FMジャイゴウェーブ FMいわぬま
〔秋田〕FMゆーとぴあ Radio A
〔福島〕FMきたかた
〔岩手〕奥州FM
〔新潟〕Radio CHAT FMピッカラ FMゆきぐに FM-J エフエムとおかまち ラジオアガット
〔群馬〕FM OZE ラジオななみ
〔茨城〕FMパルルン FMかしま
〔千葉〕木更津エフエム
〔埼玉〕エフエム茶笛
〔東京〕調布エフエム FM844(立川)
〔神奈川〕レディオ湘南 エフエム戸塚
〔山梨〕FM-KOFU Radio VILLA
〔静岡〕FM マリンパル FMボイスキュー FMチャオ G-sky765
〔長野〕FMさくだいら FM軽井沢 エルシーブイFM769 エフエムとなみ
〔福井〕ラジオあいらんど
〔愛知〕FMやしのみ(豊橋)FMおかざき MID FM(名古屋)ラジオラヴィート FM PIPI
〔京都〕FMいかる FMキャッスル
〔奈良〕FMハイホー
〔大阪〕FM HANAKO エフエム貝塚 千里ニュータウンFM
〔兵庫〕エフエムみっきぃ FMジャングル エフエム宝塚
〔岡山〕エフエムゆめウェーブ
〔広島〕FM尾道
〔山口〕しゅうなんFM カモンエフエム
〔島根〕エフエムいずも
〔香川〕エフエム サン FM まんでがん815
〔徳島〕B-FM791
〔愛媛〕エフエム ラジオバリバリ
〔福岡〕スターコーンFM
〔熊本〕熊本CITY FM 791 KAPPA FM
〔宮崎〕サンシャインFM
◎ 11月24日(火曜)湘南ビーチFM(78.9mhz)の『STARLIGHT CRUISIN’』(DJ人見欣幸・ひとみよしゆき)。午後7時半から9時まで生放送。
11月24日(火曜)、湘南ビーチFMの『STARLIGHT CRUISIN’』(DJ人見欣幸・ひとみよしゆき=午後7時半から9時まで生放送) にゲスト出演。この番組は、全編音楽も含めてインターネットで聴くことができるので、全国のみなさん、PCの前でお聴きください。
http://www.simulradio.jp/asx/shonanbeachfma.asx
番組へのメールのあて先・a href=mailto:Bletter@beachfm.co.jp>Bletter@beachfm.co.jp
(@を半角にしてください)
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『マイケル・ジャクソン全記録 1958-2009』関連露出一覧
1)2009年11月12日(木)ベイFM(千葉=78.0mhz) 夕方の帯番組『ベイ・ライン・ゴー・ゴー』(16時~19時)。生放送。この中で、18時頃から約30分出演。DJは伊津野亮、岡部玲子。
2)2009年11月12日(木)FMバード、ほかコミュニティーFM66局 『大西貴文のザ・ナイト』(21時~24時)。生放送。22時くらいから約1時間出演。DJは大西貴文。
3)2009年11月16日(月)深夜(正確には17日午前0時すぎ)FM横浜(神奈川県=84.7mhz) 『ダンシング・グルーヴ』(0時~4時)。生放送。この中で、0時半ごろから30分出演の予定。DJは、鈴木しょう治。
4)2009年11月23日(月=祝日)16時~ トーク・イヴェント 『マイケル・ジャクソン、ディス・イズ・イットで残した遺言』 渋谷タワーレコード7階タワーブックス。観覧無料。
5)2009年11月24日(火曜)湘南ビーチFM(78.9mhz)の『STARLIGHT CRUISIN’』(DJ人見欣幸・ひとみよしゆき)。午後7時半から9時まで生放送。ゲスト出演。インターネットで全編聞くことができます。
http://www.simulradio.jp/asx/shonanbeachfma.asx
6)2009年12月23日(水=祝日)17時~21時 トーク・イヴェント 「西寺郷太と吉岡正晴の"マイケル・ジャクソン・ L.O.V.E(ラヴ)・ナイト"」東京カルチャーカルチャー TOKYO CULTURE CULTURE 前売券3,000円・当日券3,500円(飲食代別途必要・ビール590円など)
前売券はイープラスにて2009年11月13日より発売
ANNOUNCEMENT>
⊿シャカ・カーン(チャカ・カーン)、鳥のように自由に歌う
2009年11月10日 音楽【Chaka Khan Sings Free As Bird】
鳥。
シャカ・カーンの2008年6月、2009年1月に続く10ヶ月ぶりライヴ。すっかり安定した人気公演となり、初日もほぼ満席。
この日、シャカはよくしゃべった。「私の人生の中で、とてもたくさんの素晴らしい才能の持ち主に出会ってきました。マーヴィン・ゲイ、彼と一緒に仕事ができなかったことは本当に悔いに残ることね。ルーサー・ヴァンドロス、彼とは仕事をした。マイルス・デイヴィスも逝ってしまった。アリフ・マーディンも。そしてもうひとり私の人生に大きく触れた人がいました。マイケル・ジャクソンです。今日は、私のバックコーラス隊、シャカレッツにマイケルの曲を歌ってもらいましょう」 そういって、コーラス3人がそれぞれマイケル楽曲を歌った。最後の「アイル・ビー・ゼア」で、シャカがかぶさるように登場。そういえば、シャカは自身でマイケルの大ヒット「ガット・トゥ・ビー・ゼア」をカヴァーしている。この「アイル・ビー・ゼア」の後に「ガット・トゥ・ビー・ゼア」を歌えばどうだろう? シャカレッツ? そんな名前付けたんだ。知らなかった。
このところ、シャカはすっかり精神的にも安定し、真摯に人生を生きているようだ。ステージのMCで言う。「私は、前はものすごくバッド・ガールだった。いつでもハイでね。子供が2人、夜中に『ママ、ママ』と泣いても、仕事に行ってしまったり。でも、あるとき、神様が私に語りかけてくれた。ありがとう、神様。私も、人生いろいろあって、たくさんのアップス&ダウンを経験してきた。そんな中で書いた曲。『エンジェル』。これは、あなたがエンジェルだという歌。神は、エンジェルであるあなたを愛しているんです」
下記セットリスト自作の「エンジェル」から傑作「スルー・ザ・ファイアー」の流れは、完璧に最近のシャカのハイライトになっている。特に後者はかなりゴスペル・フレーヴァーが濃くなり、味わいも深い。おそらく人生の年輪を重ね、この楽曲の年輪も深まっているということなのだろう。ライヴの中でも最大の聴き所。見事だ。
シャカはまるで自由な鳥のように歌う。ハスキーな声、低い声、キンキンする高い声、あらゆる声(Voice)を自由自在に操り、観客を虜にする。この日は、初日だというのにかなりのっていたようだ。ごきげんもよく、気持ちよさそうに歌っていた。
◎ シャカ・カーン公演は土曜日までビルボード東京で。
http://www.billboard-live.com/pg/shop/index.php?mode=top&shop=1
■チャカ・カーン 「エンジェル」収録の最新作
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B000TP5ST4/soulsearchiho-22/ref=nosim/
◎ 主なベストヒットを収録 「スルー・ザ・ファイアー」も。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B001QTMT9E/soulsearchiho-22/ref=nosim/
■ 過去記事
January 10, 2009
シャカ・カーン(チャカ・カーン)・ライヴ
http://ameblo.jp/soulsearchin/day-20090110.html
(前回来日ライヴ評)
June 03, 2008
Chaka Khan Live @ Hi Energy Performance
【シャカ・カーン初日から全開】(前々回セットリスト)
http://ameblo.jp/soulsearchin/day-20080603.html
June 07, 2008
“Through The Fire” Is Chaka Khan’s Soul Searchin’ Song
【シャカ・カーン(チャカ・カーン)、多くの修羅場をくぐりぬけて】「スルー・ザ・ファイアー」について
http://ameblo.jp/soulsearchin/day-20080607.html
June 08, 2008
More Chaka Khan At Billboard
【シャカ・カーン旋風、東京を席巻】
http://ameblo.jp/soulsearchin/day-20080608.html
June 10, 2008
Chaka Khan (Part 4) : Yuri On The Chaka Khan’s Stage
【シャカ(チャカ)・カーンのステージにあがったユリさん】
http://ameblo.jp/soulsearchin/day-20080610.html
June 12, 2008
Chaka Khan’s Record Of Visit To Japan (Part 1)
【シャカ(チャカ)・カーン来日履歴・調査中】
http://ameblo.jp/soulsearchin/day-20080612.html
シャカ・カーン、前々回来日一連の記事、5部作。
2003/10/11 (Sat)
Chaka Khan Live @ Budoukan: One & Only Voice Still Shines
http://www.soulsearchin.com/entertainment/music/live/diary20031011.html
(2003年来日ライヴ評)
■ メンバー
チャカ・カーン / Chaka Khan(Vocals)
アンドリュー・グーシェー/ Andrew Gouche(Bass/Music Director)
ジャヴァード・デイ / Javad Day(Keyboards)
ジョージ・ジョンソン / George Johnson(Drums)
エリック・ブライス / Eric Brice(Guitar)
マヴゥート・カーペンター / Mabvuto Carpenter(Background Vocals)
シャレッタ・モーガン / Sharetta Morgan(Background Vocals)
ティファニー・スミス / Tiffany Smith(Background Vocals)
■セットリスト シャカ・カーン(チャカ・カーン)
Setlist : Chaka Khan @ Billboard, November 09, 2009
Show started 21:36
01. Intro : Once You Get Started / Stay
02. I Feel For You
03. Ain’t Nobody
04. Everlasting Love
05. Pack My Bags
06. Whatcha Gonna Do For Me
07. Friend Of Mine
08. Hollywood
09. Michael Jackson Medley(9-11): Rock With You (Mabvuto)
10. I Want You Back (Sharetta)
11. I’ll Be There (Tiffany)
12. Angel
13. Through The Fire
14. You Got The Love
15. Tell Me Something Good
16. Sweet Thing (including solo play by guitar, keyboards,drums, bass,)
Enc. I’m Every Woman
Show ended 23:12
(2009年11月9日月曜、ビルボードライブ東京=シャカ・カーン・ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>Khan, Chaka
2009-
鳥。
シャカ・カーンの2008年6月、2009年1月に続く10ヶ月ぶりライヴ。すっかり安定した人気公演となり、初日もほぼ満席。
この日、シャカはよくしゃべった。「私の人生の中で、とてもたくさんの素晴らしい才能の持ち主に出会ってきました。マーヴィン・ゲイ、彼と一緒に仕事ができなかったことは本当に悔いに残ることね。ルーサー・ヴァンドロス、彼とは仕事をした。マイルス・デイヴィスも逝ってしまった。アリフ・マーディンも。そしてもうひとり私の人生に大きく触れた人がいました。マイケル・ジャクソンです。今日は、私のバックコーラス隊、シャカレッツにマイケルの曲を歌ってもらいましょう」 そういって、コーラス3人がそれぞれマイケル楽曲を歌った。最後の「アイル・ビー・ゼア」で、シャカがかぶさるように登場。そういえば、シャカは自身でマイケルの大ヒット「ガット・トゥ・ビー・ゼア」をカヴァーしている。この「アイル・ビー・ゼア」の後に「ガット・トゥ・ビー・ゼア」を歌えばどうだろう? シャカレッツ? そんな名前付けたんだ。知らなかった。
このところ、シャカはすっかり精神的にも安定し、真摯に人生を生きているようだ。ステージのMCで言う。「私は、前はものすごくバッド・ガールだった。いつでもハイでね。子供が2人、夜中に『ママ、ママ』と泣いても、仕事に行ってしまったり。でも、あるとき、神様が私に語りかけてくれた。ありがとう、神様。私も、人生いろいろあって、たくさんのアップス&ダウンを経験してきた。そんな中で書いた曲。『エンジェル』。これは、あなたがエンジェルだという歌。神は、エンジェルであるあなたを愛しているんです」
下記セットリスト自作の「エンジェル」から傑作「スルー・ザ・ファイアー」の流れは、完璧に最近のシャカのハイライトになっている。特に後者はかなりゴスペル・フレーヴァーが濃くなり、味わいも深い。おそらく人生の年輪を重ね、この楽曲の年輪も深まっているということなのだろう。ライヴの中でも最大の聴き所。見事だ。
シャカはまるで自由な鳥のように歌う。ハスキーな声、低い声、キンキンする高い声、あらゆる声(Voice)を自由自在に操り、観客を虜にする。この日は、初日だというのにかなりのっていたようだ。ごきげんもよく、気持ちよさそうに歌っていた。
◎ シャカ・カーン公演は土曜日までビルボード東京で。
http://www.billboard-live.com/pg/shop/index.php?mode=top&shop=1
■チャカ・カーン 「エンジェル」収録の最新作
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B000TP5ST4/soulsearchiho-22/ref=nosim/
◎ 主なベストヒットを収録 「スルー・ザ・ファイアー」も。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B001QTMT9E/soulsearchiho-22/ref=nosim/
■ 過去記事
January 10, 2009
シャカ・カーン(チャカ・カーン)・ライヴ
http://ameblo.jp/soulsearchin/day-20090110.html
(前回来日ライヴ評)
June 03, 2008
Chaka Khan Live @ Hi Energy Performance
【シャカ・カーン初日から全開】(前々回セットリスト)
http://ameblo.jp/soulsearchin/day-20080603.html
June 07, 2008
“Through The Fire” Is Chaka Khan’s Soul Searchin’ Song
【シャカ・カーン(チャカ・カーン)、多くの修羅場をくぐりぬけて】「スルー・ザ・ファイアー」について
http://ameblo.jp/soulsearchin/day-20080607.html
June 08, 2008
More Chaka Khan At Billboard
【シャカ・カーン旋風、東京を席巻】
http://ameblo.jp/soulsearchin/day-20080608.html
June 10, 2008
Chaka Khan (Part 4) : Yuri On The Chaka Khan’s Stage
【シャカ(チャカ)・カーンのステージにあがったユリさん】
http://ameblo.jp/soulsearchin/day-20080610.html
June 12, 2008
Chaka Khan’s Record Of Visit To Japan (Part 1)
【シャカ(チャカ)・カーン来日履歴・調査中】
http://ameblo.jp/soulsearchin/day-20080612.html
シャカ・カーン、前々回来日一連の記事、5部作。
2003/10/11 (Sat)
Chaka Khan Live @ Budoukan: One & Only Voice Still Shines
http://www.soulsearchin.com/entertainment/music/live/diary20031011.html
(2003年来日ライヴ評)
■ メンバー
チャカ・カーン / Chaka Khan(Vocals)
アンドリュー・グーシェー/ Andrew Gouche(Bass/Music Director)
ジャヴァード・デイ / Javad Day(Keyboards)
ジョージ・ジョンソン / George Johnson(Drums)
エリック・ブライス / Eric Brice(Guitar)
マヴゥート・カーペンター / Mabvuto Carpenter(Background Vocals)
シャレッタ・モーガン / Sharetta Morgan(Background Vocals)
ティファニー・スミス / Tiffany Smith(Background Vocals)
■セットリスト シャカ・カーン(チャカ・カーン)
Setlist : Chaka Khan @ Billboard, November 09, 2009
Show started 21:36
01. Intro : Once You Get Started / Stay
02. I Feel For You
03. Ain’t Nobody
04. Everlasting Love
05. Pack My Bags
06. Whatcha Gonna Do For Me
07. Friend Of Mine
08. Hollywood
09. Michael Jackson Medley(9-11): Rock With You (Mabvuto)
10. I Want You Back (Sharetta)
11. I’ll Be There (Tiffany)
12. Angel
13. Through The Fire
14. You Got The Love
15. Tell Me Something Good
16. Sweet Thing (including solo play by guitar, keyboards,drums, bass,)
Enc. I’m Every Woman
Show ended 23:12
(2009年11月9日月曜、ビルボードライブ東京=シャカ・カーン・ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>Khan, Chaka
2009-
△告知 今後の吉岡正晴ラジオ・ゲスト出演の予定
2009年11月9日 音楽【Yoshioka Masaharu Will Be On Radio Programmes】
ゲスト。
『マイケル・ジャクソン全記録 1958-2009』が2009年11月10日に発売されるのに伴い、監修・翻訳をてがけた吉岡正晴が、ラジオ・ゲスト出演して、マイケル・ジャクソンについて語る。
第一弾は、11月12日(木)ベイFM(千葉=78.0mhz)の夕方の帯番組『ベイ・ライン・ゴー・ゴー』(16時~19時)。この中で、18時頃から約30分出演する。DJは伊津野亮、岡部玲子。
第二弾は、11月16日(月)深夜(正確には17日午前0時すぎ)FM横浜(神奈川県=84.7mhz)の『ダンシング・グルーヴ』(0時~4時)。この中で、0時半ごろから30分出演の予定。DJは、鈴木しょう治。
今後いくつか増える予定。また、12月23日のトーク・イヴェント(2009年11月8日付ブログで発表)以外にも、小規模なものが企画中。決定次第、本ブログなどで発表する。
++++
プロンプター。
先週、映画『ディス・イズ・イット』を新宿のバルト7という映画館で見てきた。館内は超満員、マイケル風のファンも何人かいて、マイケルの映画を見るには絶好の環境だ。さまざまな人たちが、それぞれの地元で見ている感想を聞いたりするが、いつしか僕はそういう人たちに「拍手、起こった?」と必ず聞くようになってしまった。映画館によってかなり温度差があるようだ。ちなみに新宿のバルトでは、終わった後、拍手が起こった。
3回目にして初めての発見。なんと、マイケル、「ウォナ・ビー・スターティン・サムシン」を歌っているとき、いわゆる「プロンプター」を使っていたこと。プロンプターとは、歌詞カードを曲の流れとともに、モニターに映し出すもの。カラオケの文字がメロディーとともに流れるものと同じだ。
舞台、マイケル側から客席に向かって、右側の端にそれがほんの少しだが映し出されていた。ちょっと衝撃だ。リハだからプロンプターを動かしていたのか。まさか本番では使わないとは思うのだが。確かに、曲によっては歌詞も全部が全部をきっちりと歌っていたわけではなかったが。まさに、それも含めて、改めて我々がここで見ている映像は、リハーサルなのだ、ということを感じた。
しかし、これを見たら誰だって本番を見たくなる。本番への、これほど素晴らしいプロモーション・ツールはない。こんな映像を見せられたら、最低でも10回くらいは本番は見たい。ひょっとして来年の7月から、本当はこのツアーがあって、それへのプロモーションではないか、などとも思ってしまう。
最近、『ディス・イズ・イット』を3回見て、この映画の意義、マイケルの死の意味をよく考えるようになっている。たとえば、「フェイドアウトの死」ではなく、オマー・エドワーズが語っていた「カットアウトのような死」のこと、ゴシップの意味、「Gossip Killed Radio Star」ということ、あるいは、死がもたらす大きな影響力、といったこと。ライヴはせいぜい100万にしか見ることができない「クローズド」なものだが、映画という媒体によって、何千万人、何億人という人がマイケルのメッセージを受け取ることができる。この運命的必然のこと。いろいろ頭を巡るので近いうちに考えをまとめて、文章にしてみたい。
++++
発売。
2009年11月10日発売の『マイケル・ジャクソン全記録 1958-2009』、アマゾンで予約された方には、すでに昨日あたりから届き始めているようだ。アマゾンのページにもすでに感想が書き込まれ始めている。感謝。
引き続き、よろしくお願いいたします。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4904422066/soulsearchiho-22/ref=nosim/
++++
ENT>ARTIST>Jackson, Michael
ゲスト。
『マイケル・ジャクソン全記録 1958-2009』が2009年11月10日に発売されるのに伴い、監修・翻訳をてがけた吉岡正晴が、ラジオ・ゲスト出演して、マイケル・ジャクソンについて語る。
第一弾は、11月12日(木)ベイFM(千葉=78.0mhz)の夕方の帯番組『ベイ・ライン・ゴー・ゴー』(16時~19時)。この中で、18時頃から約30分出演する。DJは伊津野亮、岡部玲子。
第二弾は、11月16日(月)深夜(正確には17日午前0時すぎ)FM横浜(神奈川県=84.7mhz)の『ダンシング・グルーヴ』(0時~4時)。この中で、0時半ごろから30分出演の予定。DJは、鈴木しょう治。
今後いくつか増える予定。また、12月23日のトーク・イヴェント(2009年11月8日付ブログで発表)以外にも、小規模なものが企画中。決定次第、本ブログなどで発表する。
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プロンプター。
先週、映画『ディス・イズ・イット』を新宿のバルト7という映画館で見てきた。館内は超満員、マイケル風のファンも何人かいて、マイケルの映画を見るには絶好の環境だ。さまざまな人たちが、それぞれの地元で見ている感想を聞いたりするが、いつしか僕はそういう人たちに「拍手、起こった?」と必ず聞くようになってしまった。映画館によってかなり温度差があるようだ。ちなみに新宿のバルトでは、終わった後、拍手が起こった。
3回目にして初めての発見。なんと、マイケル、「ウォナ・ビー・スターティン・サムシン」を歌っているとき、いわゆる「プロンプター」を使っていたこと。プロンプターとは、歌詞カードを曲の流れとともに、モニターに映し出すもの。カラオケの文字がメロディーとともに流れるものと同じだ。
舞台、マイケル側から客席に向かって、右側の端にそれがほんの少しだが映し出されていた。ちょっと衝撃だ。リハだからプロンプターを動かしていたのか。まさか本番では使わないとは思うのだが。確かに、曲によっては歌詞も全部が全部をきっちりと歌っていたわけではなかったが。まさに、それも含めて、改めて我々がここで見ている映像は、リハーサルなのだ、ということを感じた。
しかし、これを見たら誰だって本番を見たくなる。本番への、これほど素晴らしいプロモーション・ツールはない。こんな映像を見せられたら、最低でも10回くらいは本番は見たい。ひょっとして来年の7月から、本当はこのツアーがあって、それへのプロモーションではないか、などとも思ってしまう。
最近、『ディス・イズ・イット』を3回見て、この映画の意義、マイケルの死の意味をよく考えるようになっている。たとえば、「フェイドアウトの死」ではなく、オマー・エドワーズが語っていた「カットアウトのような死」のこと、ゴシップの意味、「Gossip Killed Radio Star」ということ、あるいは、死がもたらす大きな影響力、といったこと。ライヴはせいぜい100万にしか見ることができない「クローズド」なものだが、映画という媒体によって、何千万人、何億人という人がマイケルのメッセージを受け取ることができる。この運命的必然のこと。いろいろ頭を巡るので近いうちに考えをまとめて、文章にしてみたい。
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発売。
2009年11月10日発売の『マイケル・ジャクソン全記録 1958-2009』、アマゾンで予約された方には、すでに昨日あたりから届き始めているようだ。アマゾンのページにもすでに感想が書き込まれ始めている。感謝。
引き続き、よろしくお願いいたします。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4904422066/soulsearchiho-22/ref=nosim/
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ENT>ARTIST>Jackson, Michael
☆発表! 『マイケル・ジャクソン・ラヴ・ナイト』12月23日に開催
2009年11月8日 音楽【Michael Jackson L.O.V.E.Night @ Culture, Culture, Odaiba】
愛。
来る2009年12月23日(水曜=祝日)、西寺郷太さんと吉岡正晴で『マイケル・ジャクソン・ラヴ・ナイト』というトーク・イヴェントを行います。会場はお台場の「カルチャーカルチャー」というお店。お台場ゼップの2階にある飲食もできるお店です。
トークはおよそ4時間。さまざまなテーマを2人でもちより、それについて語ります。最初の2時間は、インターネットでの中継もしますので、チケットが入手できなかった方は、ネットでお楽しみください。
マイケル・ジャクソンのメッセージを正しく理解し、正しく伝えることが出来るように4時間を構成します。きっとマイケルの愛のメッセージの一部でもお伝えすることができるのではないかと思います。
ただ会場の収容人数が少なく、120席ほどしかありません。早目のご予約をお勧めします。
なお当日、ご希望の方には、2人が著作にサインをいたします。
+++++
イヴェント概要
【イヴェント・タイトル】
「西寺郷太と吉岡正晴の"マイケル・ジャクソン・ L.O.V.E(ラヴ)・ナイト"」
【イヴェント内容】
「新しい『マイケル・ジャクソン』の教科書」著者である西寺郷太と、「マイケル・ジャクソン全記録1958 - 2009」の翻訳・監修者の吉岡正晴が、激動の今年を締めくくりマイケルを追悼するクリスマス・スペシャル・イヴェント。語りだすと止まらないこの日本のマイケル・マニアを代表するふたりが、膨大な情報と沢山の素敵なエピソード満載で思いっきり「愛=L.O.V.E(ラヴ)」をこめてお送りする、幾多のマイケル・ジャクソン・ナイトの頂点に位置する4時間!! 最初の2時間はインターネットで生中継予定あり!!」
『マイケル・ジャクソンの新しい教科書』、『マイケル・ジャクソン全記録1958-2009』の販売、サイン会もあります。(すでに他でお買い求めの本でもかまいません)
【インターネット配信】
イヴェントの最初の2時間をインターネットで有料で生中継する予定です。アクセス方法など詳細は、後日お知らせします。
【出演】
西寺郷太(ノーナリーヴス)、吉岡正晴(音楽評論家)他、飛び入りゲストありかも!?
【日時】
2009年12月23日(水・祝)
開場16時・開演17時・終了21時予定
前売券\3,000・当日券\3,500(飲食代別途必要・ビール¥590など)
前売券はイープラスにて2009年11月13日より発売
【会場】
東京カルチャーカルチャー TOKYO CULTURE CULTURE
住所:東京都江東区青海1丁目パレットタウン Zepp Tokyo2F
電話番号: 03-3599-2390
(観覧車横、ゼップ東京2階)
http://tcc.nifty.com/
【交通アクセス】
ゆりかもめ 「青海駅」前
りんかい線 「東京テレポート駅」より徒歩5分
【チケット発売】
○一般発売: 2009年11月13日(金)からイープラスで発売
http://eplus.jp/
○先行発売: ノーナ・リーヴス・ファンクラブ「NRTS」会員の方
2009年11月10日(火)10時~(1人2枚購入可能でどちらかお1人のみ会員でも入場可)
NRTS先行前売券購入URL:http://eplus.jp/mjln/
(NRTS会員の方は上記URLにアクセスしご購入下さい。但し枚数限定ですので無くなり次第終了とさせて頂きますので御了承下さい。誰でも買える一般前売券は11月13日に発売されます。ご購入なさった方は当日会員確認をさせて頂くので必ず会員証を持参頂き入場時にご提示下さい。1人2枚購入可能でどちらかお1人のみ会員であればもう1人の方は会員でなくてもご同伴できます。お連れの方が一緒に御入場出来ない場合は当日受付でお申し付け頂ければ大丈夫です)
【イヴェントに関してのお問い合わせ】
東京カルチャーカルチャー:電話03ー3599ー2390
【関連ウェッブ】
ノーナリーヴス:西寺郷太のブログ「LIFE」
http://www.nonareeves.com/life/gotama/
吉岡正晴の「ソウル・サーチン」
http://www.soulsearchin.com/
「ソウル・サーチン・ブログ」
http://ameblo.jp/soulsearchin/
ENT>EVENT>ANNOUNCEMENT>Jackson, Michael
愛。
来る2009年12月23日(水曜=祝日)、西寺郷太さんと吉岡正晴で『マイケル・ジャクソン・ラヴ・ナイト』というトーク・イヴェントを行います。会場はお台場の「カルチャーカルチャー」というお店。お台場ゼップの2階にある飲食もできるお店です。
トークはおよそ4時間。さまざまなテーマを2人でもちより、それについて語ります。最初の2時間は、インターネットでの中継もしますので、チケットが入手できなかった方は、ネットでお楽しみください。
マイケル・ジャクソンのメッセージを正しく理解し、正しく伝えることが出来るように4時間を構成します。きっとマイケルの愛のメッセージの一部でもお伝えすることができるのではないかと思います。
ただ会場の収容人数が少なく、120席ほどしかありません。早目のご予約をお勧めします。
なお当日、ご希望の方には、2人が著作にサインをいたします。
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イヴェント概要
【イヴェント・タイトル】
「西寺郷太と吉岡正晴の"マイケル・ジャクソン・ L.O.V.E(ラヴ)・ナイト"」
【イヴェント内容】
「新しい『マイケル・ジャクソン』の教科書」著者である西寺郷太と、「マイケル・ジャクソン全記録1958 - 2009」の翻訳・監修者の吉岡正晴が、激動の今年を締めくくりマイケルを追悼するクリスマス・スペシャル・イヴェント。語りだすと止まらないこの日本のマイケル・マニアを代表するふたりが、膨大な情報と沢山の素敵なエピソード満載で思いっきり「愛=L.O.V.E(ラヴ)」をこめてお送りする、幾多のマイケル・ジャクソン・ナイトの頂点に位置する4時間!! 最初の2時間はインターネットで生中継予定あり!!」
『マイケル・ジャクソンの新しい教科書』、『マイケル・ジャクソン全記録1958-2009』の販売、サイン会もあります。(すでに他でお買い求めの本でもかまいません)
【インターネット配信】
イヴェントの最初の2時間をインターネットで有料で生中継する予定です。アクセス方法など詳細は、後日お知らせします。
【出演】
西寺郷太(ノーナリーヴス)、吉岡正晴(音楽評論家)他、飛び入りゲストありかも!?
【日時】
2009年12月23日(水・祝)
開場16時・開演17時・終了21時予定
前売券\3,000・当日券\3,500(飲食代別途必要・ビール¥590など)
前売券はイープラスにて2009年11月13日より発売
【会場】
東京カルチャーカルチャー TOKYO CULTURE CULTURE
住所:東京都江東区青海1丁目パレットタウン Zepp Tokyo2F
電話番号: 03-3599-2390
(観覧車横、ゼップ東京2階)
http://tcc.nifty.com/
【交通アクセス】
ゆりかもめ 「青海駅」前
りんかい線 「東京テレポート駅」より徒歩5分
【チケット発売】
○一般発売: 2009年11月13日(金)からイープラスで発売
http://eplus.jp/
○先行発売: ノーナ・リーヴス・ファンクラブ「NRTS」会員の方
2009年11月10日(火)10時~(1人2枚購入可能でどちらかお1人のみ会員でも入場可)
NRTS先行前売券購入URL:http://eplus.jp/mjln/
(NRTS会員の方は上記URLにアクセスしご購入下さい。但し枚数限定ですので無くなり次第終了とさせて頂きますので御了承下さい。誰でも買える一般前売券は11月13日に発売されます。ご購入なさった方は当日会員確認をさせて頂くので必ず会員証を持参頂き入場時にご提示下さい。1人2枚購入可能でどちらかお1人のみ会員であればもう1人の方は会員でなくてもご同伴できます。お連れの方が一緒に御入場出来ない場合は当日受付でお申し付け頂ければ大丈夫です)
【イヴェントに関してのお問い合わせ】
東京カルチャーカルチャー:電話03ー3599ー2390
【関連ウェッブ】
ノーナリーヴス:西寺郷太のブログ「LIFE」
http://www.nonareeves.com/life/gotama/
吉岡正晴の「ソウル・サーチン」
http://www.soulsearchin.com/
「ソウル・サーチン・ブログ」
http://ameblo.jp/soulsearchin/
ENT>EVENT>ANNOUNCEMENT>Jackson, Michael
◎テンプテーションズ~ポール・ウィリアムス・ジュニアをフィーチャー
2009年11月7日 音楽(テンプテーションズ・レヴューのライヴ評です。これからご覧になる方で事前に内容を知りたくない方はご注意ください)
【Dennis’ Temps Including Paul Williams Jr.】
父息子。
「今夜は特別な夜なんだ」 リーダーのデニス・エドワーズがマイクを持って語る。「40年前(1969年)、僕はテンプテーションズに入った。そのとき、いろいろなことを教えてくれた人物がいた。歌、踊り、すべてだ。それがポール・ウィリアムスだった。今夜、光栄なことに、その息子が僕と一緒にステージにいます。ご紹介しましょう。みなさん、盛大な拍手を! ポール・ウィリアムス・ジュニアー!!」
そして、父親によく似たポール・ウィリアムス・ジュニアがリードを取って、「ドント・ルック・バック」を歌い始めた。1965年、父親ポール・ウィリアムスがリードを取ったスモーキー・ロビンソン&ロニー・ホワイト作品だ。父から学んだデニスが、今、その息子に多くを教えようとしている。ソウルのバトン・タッチだ。
今回の来日で3年連続となる「テンプテーションズ・レヴュー・フィーチャリング・デニス・エドワーズ」。2007年は、アリ・オリをフィーチャリング、2008年は、GCキャメロン、そして、今年はポール・ウィリアムス・ジュニアだ。
歌と踊りは、いつも通り、ばっちり決まって、アップ・テンポ、スロー・バラードと観客を完璧に巻き込む。メンバー全員がそれぞれ、舞台一番右端のマイクにやってきて、リードを歌う。曲間の変わり身がすばやく楽しい。
アンコールで、まず、アカペラで「オール・マン・リヴァー」を披露。さらに、これが終わると「あの」ベース・ラインが響き渡った。驚いたことにデニス・エドワーズのソロとしての最大のヒット曲「ドント・ルック・エニー・ファーザー」を歌ってくれたのだ。これは嬉しい選曲だった。僕はこのベース・ラインが大好き。1984年初頭に全米で大ヒットしたが、これを書いていたのは、デニス・ランバート&ブライアン・ポッター。
レコードでは、デニスとサイーダ・ギャレットとのデュエットだった。この曲は1983年暮れくらいから、音楽出版社の間に出回っており、ほぼ同じ時期アリスタ・レコードのA&Rが、この曲に目を付け、彼が育てようとしていた新人に歌わせることにした。だがデニスが録音してシングルにしたのを知り、泣く泣くその新人はこの曲を諦めた。それがホイットニー・ヒューストンだ。その担当は、ホイットニーとジャーメイン・ジャクソンのデュエットを考えていた。
デニスを始め、メンバー5人はこの日は白地に黒の太線のゼブラ模様のジャケットで登場。途中それぞれに見せ場を作り82分を駆け抜けた。
◎ テンプス、ライヴはあと7日(土曜)と8日(日曜)。コットンクラブにて各日2ステージ。
詳細は、コットンクラブへ。
http://www.cottonclubjapan.co.jp/jp/reservation/
■ベスト・オブ・テンプテーションズ
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B001HXY8XY/soulsearchiho-22/ref=nosim/
■過去関連記事~テンプテーションズ
December 25, 2008
テンプテーションズ&G.C.キャメロン
http://ameblo.jp/soulsearchin/day-20081225.html
December 27, 2008
テンプテーションズ・レヴュー・フィーチャリング・デニス・エドワーズ
http://ameblo.jp/soulsearchin/day-20081227.html
November 26, 2007
歴史
http://ameblo.jp/soulsearchin/day-20071126.html
November 27, 2007
【デニスとアリ・オリ、『ソウル・ブレンズ』にやってきた】
http://ameblo.jp/soulsearchin/day-20071127.html
November 28, 2007
【レジェンドとしてのテンプス】
http://ameblo.jp/soulsearchin/day-20071128.html
November 29, 2007
【アリ・オリ・アリ・オリに登場】
http://ameblo.jp/soulsearchin/day-20071129.html
■ メンバー
Dennis Edwards(vo), Paul Williams Jr.(vo), David Sea(vo), Mike Pattillo(vo),Chris Arnold(vo),
森口ノリオ(sax), Kenneth Robinson(tp), Raymond Harris(tb),Greg Dokes(key), David Camon(key), Ric Archer(g), James McKay(b), Llewellyn Dunn(ds)
■セットリスト
Setlist : The Temptations Review Featuring Dennis Edwards @ Cotton Club, November 06,2009
[ ] indicates first lead vocalist
Show started 21:30
01. Intro
02. Standing On The Top [Dennis]
03. Get Ready [Chris]
04. Ain’t Too Proud To Beg [David]
05. Lady Soul [David]
06. Papa Was A Rolling Stone [David - Chris]
07. Rainy Night In Georgia [Mike]
08. Don’t Look Back [Paul]
09. Beauty Is Only Skin Deep [David]
10. The Way You Do The Things You Do [Chris]
11. I Wish It Would Rain [David]
12. Treat Her Like A Lady [Dennis]
Enc.1. Ol’ Man River [Mike]
Enc.2. Don’t Look Any Further [Dennis]
Enc.3. My Girl [Dennis &David] ~ Just My Imagination [Chris] ~ Stay Till The Morning[Paul] ~My Girl [Dennis &David]
Show ended 22:52
(2008年11月06日・金曜、丸の内コットンクラブ=テンプテーションズ・レヴュー・フィーチャリング・デニス・エドワーズ・ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>Temptations Review Featuring Dennis Edwards
2009-135
【Dennis’ Temps Including Paul Williams Jr.】
父息子。
「今夜は特別な夜なんだ」 リーダーのデニス・エドワーズがマイクを持って語る。「40年前(1969年)、僕はテンプテーションズに入った。そのとき、いろいろなことを教えてくれた人物がいた。歌、踊り、すべてだ。それがポール・ウィリアムスだった。今夜、光栄なことに、その息子が僕と一緒にステージにいます。ご紹介しましょう。みなさん、盛大な拍手を! ポール・ウィリアムス・ジュニアー!!」
そして、父親によく似たポール・ウィリアムス・ジュニアがリードを取って、「ドント・ルック・バック」を歌い始めた。1965年、父親ポール・ウィリアムスがリードを取ったスモーキー・ロビンソン&ロニー・ホワイト作品だ。父から学んだデニスが、今、その息子に多くを教えようとしている。ソウルのバトン・タッチだ。
今回の来日で3年連続となる「テンプテーションズ・レヴュー・フィーチャリング・デニス・エドワーズ」。2007年は、アリ・オリをフィーチャリング、2008年は、GCキャメロン、そして、今年はポール・ウィリアムス・ジュニアだ。
歌と踊りは、いつも通り、ばっちり決まって、アップ・テンポ、スロー・バラードと観客を完璧に巻き込む。メンバー全員がそれぞれ、舞台一番右端のマイクにやってきて、リードを歌う。曲間の変わり身がすばやく楽しい。
アンコールで、まず、アカペラで「オール・マン・リヴァー」を披露。さらに、これが終わると「あの」ベース・ラインが響き渡った。驚いたことにデニス・エドワーズのソロとしての最大のヒット曲「ドント・ルック・エニー・ファーザー」を歌ってくれたのだ。これは嬉しい選曲だった。僕はこのベース・ラインが大好き。1984年初頭に全米で大ヒットしたが、これを書いていたのは、デニス・ランバート&ブライアン・ポッター。
レコードでは、デニスとサイーダ・ギャレットとのデュエットだった。この曲は1983年暮れくらいから、音楽出版社の間に出回っており、ほぼ同じ時期アリスタ・レコードのA&Rが、この曲に目を付け、彼が育てようとしていた新人に歌わせることにした。だがデニスが録音してシングルにしたのを知り、泣く泣くその新人はこの曲を諦めた。それがホイットニー・ヒューストンだ。その担当は、ホイットニーとジャーメイン・ジャクソンのデュエットを考えていた。
デニスを始め、メンバー5人はこの日は白地に黒の太線のゼブラ模様のジャケットで登場。途中それぞれに見せ場を作り82分を駆け抜けた。
◎ テンプス、ライヴはあと7日(土曜)と8日(日曜)。コットンクラブにて各日2ステージ。
詳細は、コットンクラブへ。
http://www.cottonclubjapan.co.jp/jp/reservation/
■ベスト・オブ・テンプテーションズ
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B001HXY8XY/soulsearchiho-22/ref=nosim/
■過去関連記事~テンプテーションズ
December 25, 2008
テンプテーションズ&G.C.キャメロン
http://ameblo.jp/soulsearchin/day-20081225.html
December 27, 2008
テンプテーションズ・レヴュー・フィーチャリング・デニス・エドワーズ
http://ameblo.jp/soulsearchin/day-20081227.html
November 26, 2007
歴史
http://ameblo.jp/soulsearchin/day-20071126.html
November 27, 2007
【デニスとアリ・オリ、『ソウル・ブレンズ』にやってきた】
http://ameblo.jp/soulsearchin/day-20071127.html
November 28, 2007
【レジェンドとしてのテンプス】
http://ameblo.jp/soulsearchin/day-20071128.html
November 29, 2007
【アリ・オリ・アリ・オリに登場】
http://ameblo.jp/soulsearchin/day-20071129.html
■ メンバー
Dennis Edwards(vo), Paul Williams Jr.(vo), David Sea(vo), Mike Pattillo(vo),Chris Arnold(vo),
森口ノリオ(sax), Kenneth Robinson(tp), Raymond Harris(tb),Greg Dokes(key), David Camon(key), Ric Archer(g), James McKay(b), Llewellyn Dunn(ds)
■セットリスト
Setlist : The Temptations Review Featuring Dennis Edwards @ Cotton Club, November 06,2009
[ ] indicates first lead vocalist
Show started 21:30
01. Intro
02. Standing On The Top [Dennis]
03. Get Ready [Chris]
04. Ain’t Too Proud To Beg [David]
05. Lady Soul [David]
06. Papa Was A Rolling Stone [David - Chris]
07. Rainy Night In Georgia [Mike]
08. Don’t Look Back [Paul]
09. Beauty Is Only Skin Deep [David]
10. The Way You Do The Things You Do [Chris]
11. I Wish It Would Rain [David]
12. Treat Her Like A Lady [Dennis]
Enc.1. Ol’ Man River [Mike]
Enc.2. Don’t Look Any Further [Dennis]
Enc.3. My Girl [Dennis &David] ~ Just My Imagination [Chris] ~ Stay Till The Morning[Paul] ~My Girl [Dennis &David]
Show ended 22:52
(2008年11月06日・金曜、丸の内コットンクラブ=テンプテーションズ・レヴュー・フィーチャリング・デニス・エドワーズ・ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>Temptations Review Featuring Dennis Edwards
2009-135
○『アイ・ウォント・ユー・バック』のイントロ・ピアノは、ジョー・サンプルだった
2009年11月6日 音楽【Intro of "I Want You Back" Is Joe Sample】
ワンテイク。
ジョー・サンプルが参加したウィリー・ネルソンのアルバム『アメリカン・クラシック』が流れている。
「お、ウィリーだな、ヨランダ、このCDまだ来てないよね」とジョーが言う。 「そうね、まだ送ってもらってないわね。ファイナル・トラックのCDRしか聴いてないわ」 ヨランダはジョーの奥さんだ。
ジョーにモノクロのジャケットを見せた。ジョー夫妻の元には、まだ完成したジャケット付きのパッケージが届いていなかった。「ウィリーのマネージャーに言わないと(笑)」
ジョーによれば、このアルバムのレコーディングはニューヨークで昨年12月に行われた。つい最近、シカゴでPBS(公共放送)でのライヴの話があったが、どうやらキャンセルされたらしい。レコーディングではほとんどの曲を、バンド・メンバーがワンテイク(一度の録音)で仕上げている、という。すでにアレンジが譜面に起こされていて、スタジオに入り、ウィリーとともに「せいの」で始めて、1曲終わると、それで終わりだ。
「レコーディングは早いよ。1日4-5曲(録音)できる。ま、ただ曲によって、ギターが弾きすぎたりしたのはあって、それはやり直したのがある。ギターのアンソニー(・ウィルソン)は、ものすごくいいギタリストだが、時に(ウィリーの歌を)聴かないことがある。たとえば、ウィリーがもっとゆっくりのテンポじゃないと歌えない、といってもおかまいなしにガンガン弾いてしまったりね」とジョー。
ジョー、ヨランダと島津山の「フランクリン・アヴェニュー」にランチをしにやってきた。
ヨランダは、シェフお勧めのマッシュルーム・バーガーを食べている。ジョーはチリ・バーガーだ。
イントロ。
「ちょうど、この前、マイケル・ジャクソンの映画『ディス・イズ・イット』を見たんです。見ましたか?」と僕が聞くと、「いや、まだだ。見に行こうか」とジョーがヨランダに言う。「リハーサルの模様、どのようにステージを作っていくか、ダンサーやシンガー、ミュージシャンたちへの指示の出し方など、とても興味深く勉強になりました」と僕が説明した。
「今まで、マイケルの曲をやったことある?」と僕は尋ねた。それは、マイケル楽曲をジョー風にカヴァーしてやったことがあるか、という意味での質問だった。彼から返ってきたのは、「ああ、たしか、『アイ・ウォント・ユー・バック』と『ABC』かな」という答え。「トリオとかで、あるいはバンドで?」 「いや、ジャクソン5のレコードで弾いてるんだよ」 「えええええっっっ!!!???」
モータウンのレコードは1973-4年くらいまで、ほとんどミュージシャンのクレジットを載せていない。マーヴィン・ゲイの『ホワッツ・ゴーイング・オン』(1971年)はマーヴィンのたっての願いでミュージシャン・クレジットを載せた。だが他のセッションはそれほどミュージシャンの名前が出ていない。
自宅に戻り、ジャクソン5のいろいろなCDなどをチェックするが、やはりミュージシャン・クレジットは一切でていない。
「『アイ・ウォント・ユー・バック』のイントロのタララララというピアノ、あれ、僕だと思うよ。もう1曲くらいやっていたかな。40年くらい前だろう。あんまり覚えてないんだ。(笑) あと、たぶん『ABC』も」
彼はしばらくすっかりそのことを忘れていたという。だが、それらの楽曲が映画などで使われると、使用料がジョーの元に来るようになって、それらの曲で自分がプレイをしていたことを知った、いや、思い出した、というのだ。
ジョーはチリ&チーズのハンバーガーをナイフとフォークを上手に使いながら、実にうまく食べる。「これは、ものすごくおいしいなあ」と言ってシェフの幸三さんに向かって親指を上げる。「さて、モータウンにスージーという女性がいて、彼女があらゆるデータを集めて、(楽曲のクレジットを)整理してるんだ。誰がどの楽器をどの曲でプレイしているかを、事細かに調べていてね。映画で使われると、ミュージシャンにちゃんとお金がわたるようにしているんだよ」
しかし、ジョーはクインシーがてがけた『オフ・ザ・ウォール』を含め、それ以降のクインシー・セッションではほとんどピアノは弾いていない。グレッグ・フィリンゲインズがてがけている。なので、他のマイケル楽曲では彼のプレイは聴けない。
ジョーは1958年にテキサスからロスアンジェルスに出てきて、1999年にテキサスに戻るまで41年ロスに住んでいた。ちょうど彼が住んでいた家は、フランクリン・アヴェニューから1本入った道にあったという。今はその家は息子のニックが住んでいる。
彼がロスにいた41年間、それこそ星の数ほどのレコーディング・セッションに参加している。彼のひょんなところから出てくる昔話には引きこまれずにはいられない。
■ ジャクソン5『帰ってほしいの/ABC』(2イン1)紙ジャケット。(しかし、「帰ってほしいの」のイントロのあのピアノがジョー・サンプルとは…)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B002GKRTHY/soulsearchiho-22/ref=nosim/
■ ジョー・サンプルが参加した最新作。ウィリー・ネルソンの『アメリカン・クラシック』(来年のグラミー、少なくともノミネートはまちがいありません。ジョーのピアノが冴えわたります)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B002HJ5X0O/soulsearchiho-22/ref=nosim/
ENT>ARTIST>Sample, Joe
ワンテイク。
ジョー・サンプルが参加したウィリー・ネルソンのアルバム『アメリカン・クラシック』が流れている。
「お、ウィリーだな、ヨランダ、このCDまだ来てないよね」とジョーが言う。 「そうね、まだ送ってもらってないわね。ファイナル・トラックのCDRしか聴いてないわ」 ヨランダはジョーの奥さんだ。
ジョーにモノクロのジャケットを見せた。ジョー夫妻の元には、まだ完成したジャケット付きのパッケージが届いていなかった。「ウィリーのマネージャーに言わないと(笑)」
ジョーによれば、このアルバムのレコーディングはニューヨークで昨年12月に行われた。つい最近、シカゴでPBS(公共放送)でのライヴの話があったが、どうやらキャンセルされたらしい。レコーディングではほとんどの曲を、バンド・メンバーがワンテイク(一度の録音)で仕上げている、という。すでにアレンジが譜面に起こされていて、スタジオに入り、ウィリーとともに「せいの」で始めて、1曲終わると、それで終わりだ。
「レコーディングは早いよ。1日4-5曲(録音)できる。ま、ただ曲によって、ギターが弾きすぎたりしたのはあって、それはやり直したのがある。ギターのアンソニー(・ウィルソン)は、ものすごくいいギタリストだが、時に(ウィリーの歌を)聴かないことがある。たとえば、ウィリーがもっとゆっくりのテンポじゃないと歌えない、といってもおかまいなしにガンガン弾いてしまったりね」とジョー。
ジョー、ヨランダと島津山の「フランクリン・アヴェニュー」にランチをしにやってきた。
ヨランダは、シェフお勧めのマッシュルーム・バーガーを食べている。ジョーはチリ・バーガーだ。
イントロ。
「ちょうど、この前、マイケル・ジャクソンの映画『ディス・イズ・イット』を見たんです。見ましたか?」と僕が聞くと、「いや、まだだ。見に行こうか」とジョーがヨランダに言う。「リハーサルの模様、どのようにステージを作っていくか、ダンサーやシンガー、ミュージシャンたちへの指示の出し方など、とても興味深く勉強になりました」と僕が説明した。
「今まで、マイケルの曲をやったことある?」と僕は尋ねた。それは、マイケル楽曲をジョー風にカヴァーしてやったことがあるか、という意味での質問だった。彼から返ってきたのは、「ああ、たしか、『アイ・ウォント・ユー・バック』と『ABC』かな」という答え。「トリオとかで、あるいはバンドで?」 「いや、ジャクソン5のレコードで弾いてるんだよ」 「えええええっっっ!!!???」
モータウンのレコードは1973-4年くらいまで、ほとんどミュージシャンのクレジットを載せていない。マーヴィン・ゲイの『ホワッツ・ゴーイング・オン』(1971年)はマーヴィンのたっての願いでミュージシャン・クレジットを載せた。だが他のセッションはそれほどミュージシャンの名前が出ていない。
自宅に戻り、ジャクソン5のいろいろなCDなどをチェックするが、やはりミュージシャン・クレジットは一切でていない。
「『アイ・ウォント・ユー・バック』のイントロのタララララというピアノ、あれ、僕だと思うよ。もう1曲くらいやっていたかな。40年くらい前だろう。あんまり覚えてないんだ。(笑) あと、たぶん『ABC』も」
彼はしばらくすっかりそのことを忘れていたという。だが、それらの楽曲が映画などで使われると、使用料がジョーの元に来るようになって、それらの曲で自分がプレイをしていたことを知った、いや、思い出した、というのだ。
ジョーはチリ&チーズのハンバーガーをナイフとフォークを上手に使いながら、実にうまく食べる。「これは、ものすごくおいしいなあ」と言ってシェフの幸三さんに向かって親指を上げる。「さて、モータウンにスージーという女性がいて、彼女があらゆるデータを集めて、(楽曲のクレジットを)整理してるんだ。誰がどの楽器をどの曲でプレイしているかを、事細かに調べていてね。映画で使われると、ミュージシャンにちゃんとお金がわたるようにしているんだよ」
しかし、ジョーはクインシーがてがけた『オフ・ザ・ウォール』を含め、それ以降のクインシー・セッションではほとんどピアノは弾いていない。グレッグ・フィリンゲインズがてがけている。なので、他のマイケル楽曲では彼のプレイは聴けない。
ジョーは1958年にテキサスからロスアンジェルスに出てきて、1999年にテキサスに戻るまで41年ロスに住んでいた。ちょうど彼が住んでいた家は、フランクリン・アヴェニューから1本入った道にあったという。今はその家は息子のニックが住んでいる。
彼がロスにいた41年間、それこそ星の数ほどのレコーディング・セッションに参加している。彼のひょんなところから出てくる昔話には引きこまれずにはいられない。
■ ジャクソン5『帰ってほしいの/ABC』(2イン1)紙ジャケット。(しかし、「帰ってほしいの」のイントロのあのピアノがジョー・サンプルとは…)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B002GKRTHY/soulsearchiho-22/ref=nosim/
■ ジョー・サンプルが参加した最新作。ウィリー・ネルソンの『アメリカン・クラシック』(来年のグラミー、少なくともノミネートはまちがいありません。ジョーのピアノが冴えわたります)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B002HJ5X0O/soulsearchiho-22/ref=nosim/
ENT>ARTIST>Sample, Joe
◆エクセロ・しずおか屋35周年記念パーティー (パート2)
2009年11月5日 音楽【Excello 35th Anniversary】
ご縁。
「ふだん滅多にこんなに一緒になったりすることがない、ラッツのメンバーを集めてしまう冨田さんは、すごい」(田代さん)
方南町、下北沢、環七沿い、下北沢(本多劇場前)と、何度か店の場所は変えながらも、1974年10月オープン以来、ずっと続くソウル・バー、ソウルおでんや「エクセロ・しずおか屋」。ラッツのメンバーは、方南町時代からのちょっとした常連だった。
そして、現在の「エクセロ・しずおか屋」の店のロゴの書は、俳優、光石研さん。
光石さんに聞くと、彼は緒形拳さんと同じ事務所に所属していたが、その緒形さんが書を楽しむのを見て、自分も「書(しょ)とまでは言えないが見よう見まねで始めた」という。滅多に字を書いてくれとは言われないが、一度友人が九州でイタリアン・レストランを開いたときにその店の名前を書いたことがあるそうだ。でも、その店は今ではつぶれてなくなってしまったので、光石さんの文字が店名として見られるのは、下北沢のしずおか屋だけということになる。
シャネルズのメンバーがエクセロのことを知ったのが、雑誌『ソウル・オン』に出ていた小さな広告を見てから。その『ソウル・オン』を都内のソウル・バーなどにせっせと配本していたひとりが僕。光石さんがエクセロに行き始めたのは、シャネルズがどこかの雑誌でエクセロのことを書いていたのを読んだのがきっかけだという。光石さんは方南町時代は知らずに、下北沢になってから。
この日は、光石さんの音楽的ルーツでもあるそのシャネルズの面々がたくさん来ているというので、ステージにあがる際も大変な緊張ぶり。しかも、「後でぜひ一緒に写真を撮らせていただきたいと思っています」とファンぶりを見せていた。そんな光石さんが彼にとって大あこがれのシャネルズとある意味同じステージに立ったというのも、エクセロ・しずおか屋というお店があったからこそ。これも、ソウルがつなぐご縁だ。
すべての点と点が、35年という歳月を経て、冨田夫妻のマジックによって、見事につながった夜となった。
さて、この35周年パーティーは11月3日に行われたが、その前日にしずおか屋ではテレビのロケが行われていた。テレビ朝日系列で放送されている「スマステ」の収録だ。街のB級グルメを探るということで、しずおか屋のほか2軒周ってロケを敢行するらしい。
香取慎吾、YOU、そしてテレ朝の大下容子アナが登場し、ここしずおか屋のおでん15種類以上のものから人気ベスト3を当てるという企画。いろいろみんなおいしいと言って食べていたが、「しのだまき」というのがえらく受けていた。ベスト3が何かは、今週土曜日(2009年11月7日)午後11時からテレビ朝日をどうぞ。これでテレビに出ちゃうと、またしばらく行列が出来てしまうだろうなあ。
収録後、香取さんに『マイケル・ジャクソン全記録 1958-2009』と『マーヴィン・ゲイ物語』を直接手渡すことができた。マイケル本は、軽く本の内容を説明をしたところ「すごーい」と喜んでいただいたようで、翌日からの海外ロケで読みます、とのこと。ひじょうに嬉しい言葉だった。
■ マイケル・ジャクソン全記録1958-2009 2009年11月10日発売
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4904422066/soulsearchiho-22/ref=nosim/
■マーヴィン・ゲイ物語 引き裂かれたソウル
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4860203186/soulsearchiho-22/ref=nosim/
ENT>SOUL BAR>Excello, Shizuokaya
ご縁。
「ふだん滅多にこんなに一緒になったりすることがない、ラッツのメンバーを集めてしまう冨田さんは、すごい」(田代さん)
方南町、下北沢、環七沿い、下北沢(本多劇場前)と、何度か店の場所は変えながらも、1974年10月オープン以来、ずっと続くソウル・バー、ソウルおでんや「エクセロ・しずおか屋」。ラッツのメンバーは、方南町時代からのちょっとした常連だった。
そして、現在の「エクセロ・しずおか屋」の店のロゴの書は、俳優、光石研さん。
光石さんに聞くと、彼は緒形拳さんと同じ事務所に所属していたが、その緒形さんが書を楽しむのを見て、自分も「書(しょ)とまでは言えないが見よう見まねで始めた」という。滅多に字を書いてくれとは言われないが、一度友人が九州でイタリアン・レストランを開いたときにその店の名前を書いたことがあるそうだ。でも、その店は今ではつぶれてなくなってしまったので、光石さんの文字が店名として見られるのは、下北沢のしずおか屋だけということになる。
シャネルズのメンバーがエクセロのことを知ったのが、雑誌『ソウル・オン』に出ていた小さな広告を見てから。その『ソウル・オン』を都内のソウル・バーなどにせっせと配本していたひとりが僕。光石さんがエクセロに行き始めたのは、シャネルズがどこかの雑誌でエクセロのことを書いていたのを読んだのがきっかけだという。光石さんは方南町時代は知らずに、下北沢になってから。
この日は、光石さんの音楽的ルーツでもあるそのシャネルズの面々がたくさん来ているというので、ステージにあがる際も大変な緊張ぶり。しかも、「後でぜひ一緒に写真を撮らせていただきたいと思っています」とファンぶりを見せていた。そんな光石さんが彼にとって大あこがれのシャネルズとある意味同じステージに立ったというのも、エクセロ・しずおか屋というお店があったからこそ。これも、ソウルがつなぐご縁だ。
すべての点と点が、35年という歳月を経て、冨田夫妻のマジックによって、見事につながった夜となった。
さて、この35周年パーティーは11月3日に行われたが、その前日にしずおか屋ではテレビのロケが行われていた。テレビ朝日系列で放送されている「スマステ」の収録だ。街のB級グルメを探るということで、しずおか屋のほか2軒周ってロケを敢行するらしい。
香取慎吾、YOU、そしてテレ朝の大下容子アナが登場し、ここしずおか屋のおでん15種類以上のものから人気ベスト3を当てるという企画。いろいろみんなおいしいと言って食べていたが、「しのだまき」というのがえらく受けていた。ベスト3が何かは、今週土曜日(2009年11月7日)午後11時からテレビ朝日をどうぞ。これでテレビに出ちゃうと、またしばらく行列が出来てしまうだろうなあ。
収録後、香取さんに『マイケル・ジャクソン全記録 1958-2009』と『マーヴィン・ゲイ物語』を直接手渡すことができた。マイケル本は、軽く本の内容を説明をしたところ「すごーい」と喜んでいただいたようで、翌日からの海外ロケで読みます、とのこと。ひじょうに嬉しい言葉だった。
■ マイケル・ジャクソン全記録1958-2009 2009年11月10日発売
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4904422066/soulsearchiho-22/ref=nosim/
■マーヴィン・ゲイ物語 引き裂かれたソウル
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4860203186/soulsearchiho-22/ref=nosim/
ENT>SOUL BAR>Excello, Shizuokaya
★しずおか屋35周年パーティー、開かれる
2009年11月4日 音楽【Excello/Shizuokaya 35th Anniversary Party】
35周年。
ソウル・バーの老舗「エクセロ/しずおか屋」の35周年記念パーティーが、2009年11月3日(火曜=祝日)、下北沢のライヴハウス「440(フォーフォーティー)」で行われた。オウナーである冨田さんらの仲間のバンド演奏、エクセロの常連などとのトークがにぎやかに行われ大パーティーとなった。
トーク・ゲストでは、常連のネイル界の第一人者、仲宗根幸子さん、俳優、光石研さん、ラッツ&スターのメンバーのみなさん(田代さん、佐藤善雄さん、もちろん、マーチン鈴木雅之さん、神保さん、山崎さん、高橋さん)らも登場、昔話に花が咲いた。また、マーヴィン・ゲイが使用していたニット帽を持っているというブルームーン(越智正志)さんが、そのニット帽についてのトークを繰り広げた。
ステージにラッツのメンバーが所狭しと上がると、多くの観客がデジカメで撮影、フラッシュの嵐となった。すると、マーチン横にいた田代さん、「写真、撮ってもいいですけど、くれぐれも盗撮だけはやめてください」といって爆笑を誘う。いきなり、マーチンと2人の独演漫談のような形に。
マーチンが、初めて1977年ごろ、方南町のエクセロを訪れたときのことをおもしろおかしく話してくれた。「(ソウル・ミュージックのマニア向け雑誌『ソウル・オン』に載ってた広告を見て、田代と『ここに行こうぜ』と行ったんです。2人で車連ねてね」 田代「おまえ、シャコタンのセリカだったな」 マーチン「おまえ、サニーだったな。で、怪しげな階段、急な階段を昇って行くと、ぶっきらぼうな(笑)マスターがいてね」 田代「よく覚えてるのが、マスターに『どんなのやってんの』と聞かれて、『リトル・ダーリン』なんかです、って言うと『だれの?』と言われ、『ダイアモンズです』って答えたら、フンって鼻で笑われてね。で、『これは、黒人のグラジオラスっていうのが最初にやってるんだよ』って教えられて」 マーチン「それで、その(グラジオラスのレコードが出た)レーベルが、エクセロって言うんだ、と教わるわけですよ」
マーチン「マスターからあるときね、ワンダラーズの『ア・リトル・トゥー・ロング』って曲を聴かされてね、すごく気に入ったら、マスターがカセット・テープにいれてくれたんです。で、それがすごくよくて、何度もカセット聴いて、それを元に作ったのが『夢見る16歳』なんです」 田代「じゃあ、パクリかよ」 マーチン「…」
絶妙の間の、超絶つっこみ。この2人のトークは最高だ。
個人的には、僕は田代さんに会うのは初めてだったが、早くオフィシャルなステージに上がって欲しいと思った。また、昨年ブログに書いた光石さんとゆっくりお話することができ、嬉しかった。
ソウル関係者がたくさん集まるということで、僕はマーヴィン・ゲイの本を即売、マイケル本も販売したかったのだが、残念ながらまだ販売分を用意できず、サンプルだけを見せるのみにとどまった。
(この項、続く予定)
● 告知
今週土曜日(2009年11月7日)テレビ朝日系列『スマステ』にしずおか屋が登場します。11月2日に香取慎吾、You、大下容子アナがしずおか屋に来て、名物しずおかおでんを大量に食して行きました。その模様が放送されます。
■シャネルズ
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00005G4MG/soulsearchiho-22/ref=nosim/
■メンバー
越智正志 (ヴォーカル)
梅沢健 (ヴォーカル)
チャーリー深見 (ヴォーカル)
高柳卓 (ヴォーカル)
立山モリオ (ヴォーカル)
冨田秀行 (ベース)
川上純一 (ギター)
大平幹久 (ドラムス)
サングスミレ (キーボード)
MC 吉岡正晴
ゲスト
仲宗根幸子
光石研
ラッツ&スター (鈴木雅之、田代まさし、佐藤善雄、新保清孝、山崎廣明、高橋進)
◎ セットリスト 下北沢440、2009年11月3日
Setlist:
1st
show started 19:30
01. Cissy Strut [Meters]
02. Happy Anniversary [Ray Goodman & Brown]
03. Dream A Dream [Marvin Sims]
04. Teenage Sonata [Sam Cooke]
05. Turn Back The Hands Of Time [Tyron Davis]
show ended 19:54
2nd
Talk session:
started 20:15
Nakasone Sachiko
Mitsuishi Ken
Rats & Star
ended 21:11
show started 21:22
01. Green Onions [Booker T & The MG’s]
> Talk About Marvin’s Knit Cap
02. Let Them Talk [Z. Z. Hill, Ronnie McDowell]
03. Young Boy Blues [Ben E. King, Eddie Buster Version]
04. Hang On In There Baby [Johnny Bristol]
Encore. Stand By Me [Ben E. King, Ruffin Brothers Version]
show ended 22:05
■エクセロ・しずおか屋に関する過去記事
December 12, 2008
俳優・光石研さんはソウル・ミュージック好きらしい
http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-10176903406.html
December 13, 2008
光石研さんとしずおか屋
http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-10177338572.html#main
January 26, 2006
Excello/Shizuoka Ya @ Shimokitazawa: Soul Oden Restaurant
【しずおか屋~下北沢のソウル・おでん屋】
http://blog.soulsearchin.com/archives/000795.html
2003/04/03 (Thu)
As the boy, so the man
http://www.soulsearchin.com/soul-diary/archive/200304/diary20030403-1.html
2003/12/19 (Fri)
Synchronicity @ Shizuoka-Ya & Little Soul Cafe
http://www.soulsearchin.com/entertainment/soulbars/diary20031219.html
■EXCELLO しずおか屋 (エクセロ しずおかや)
住所: 東京都世田谷区北沢2-6-6 澤田ビル202
電話: 03-3465-6154
営業時間: 18:00~24:00
定休日: 日曜 (祭日は営業)
行きかた: 下北沢駅南口より徒歩約3分
(現在の場所には2005年4月移転。)
ENT>MUSIC>LIVE>Excello
ENT>MUSIC>EVENT>Excello
SOUL BAR>Excello/Shizuokaya
2009-
35周年。
ソウル・バーの老舗「エクセロ/しずおか屋」の35周年記念パーティーが、2009年11月3日(火曜=祝日)、下北沢のライヴハウス「440(フォーフォーティー)」で行われた。オウナーである冨田さんらの仲間のバンド演奏、エクセロの常連などとのトークがにぎやかに行われ大パーティーとなった。
トーク・ゲストでは、常連のネイル界の第一人者、仲宗根幸子さん、俳優、光石研さん、ラッツ&スターのメンバーのみなさん(田代さん、佐藤善雄さん、もちろん、マーチン鈴木雅之さん、神保さん、山崎さん、高橋さん)らも登場、昔話に花が咲いた。また、マーヴィン・ゲイが使用していたニット帽を持っているというブルームーン(越智正志)さんが、そのニット帽についてのトークを繰り広げた。
ステージにラッツのメンバーが所狭しと上がると、多くの観客がデジカメで撮影、フラッシュの嵐となった。すると、マーチン横にいた田代さん、「写真、撮ってもいいですけど、くれぐれも盗撮だけはやめてください」といって爆笑を誘う。いきなり、マーチンと2人の独演漫談のような形に。
マーチンが、初めて1977年ごろ、方南町のエクセロを訪れたときのことをおもしろおかしく話してくれた。「(ソウル・ミュージックのマニア向け雑誌『ソウル・オン』に載ってた広告を見て、田代と『ここに行こうぜ』と行ったんです。2人で車連ねてね」 田代「おまえ、シャコタンのセリカだったな」 マーチン「おまえ、サニーだったな。で、怪しげな階段、急な階段を昇って行くと、ぶっきらぼうな(笑)マスターがいてね」 田代「よく覚えてるのが、マスターに『どんなのやってんの』と聞かれて、『リトル・ダーリン』なんかです、って言うと『だれの?』と言われ、『ダイアモンズです』って答えたら、フンって鼻で笑われてね。で、『これは、黒人のグラジオラスっていうのが最初にやってるんだよ』って教えられて」 マーチン「それで、その(グラジオラスのレコードが出た)レーベルが、エクセロって言うんだ、と教わるわけですよ」
マーチン「マスターからあるときね、ワンダラーズの『ア・リトル・トゥー・ロング』って曲を聴かされてね、すごく気に入ったら、マスターがカセット・テープにいれてくれたんです。で、それがすごくよくて、何度もカセット聴いて、それを元に作ったのが『夢見る16歳』なんです」 田代「じゃあ、パクリかよ」 マーチン「…」
絶妙の間の、超絶つっこみ。この2人のトークは最高だ。
個人的には、僕は田代さんに会うのは初めてだったが、早くオフィシャルなステージに上がって欲しいと思った。また、昨年ブログに書いた光石さんとゆっくりお話することができ、嬉しかった。
ソウル関係者がたくさん集まるということで、僕はマーヴィン・ゲイの本を即売、マイケル本も販売したかったのだが、残念ながらまだ販売分を用意できず、サンプルだけを見せるのみにとどまった。
(この項、続く予定)
● 告知
今週土曜日(2009年11月7日)テレビ朝日系列『スマステ』にしずおか屋が登場します。11月2日に香取慎吾、You、大下容子アナがしずおか屋に来て、名物しずおかおでんを大量に食して行きました。その模様が放送されます。
■シャネルズ
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00005G4MG/soulsearchiho-22/ref=nosim/
■メンバー
越智正志 (ヴォーカル)
梅沢健 (ヴォーカル)
チャーリー深見 (ヴォーカル)
高柳卓 (ヴォーカル)
立山モリオ (ヴォーカル)
冨田秀行 (ベース)
川上純一 (ギター)
大平幹久 (ドラムス)
サングスミレ (キーボード)
MC 吉岡正晴
ゲスト
仲宗根幸子
光石研
ラッツ&スター (鈴木雅之、田代まさし、佐藤善雄、新保清孝、山崎廣明、高橋進)
◎ セットリスト 下北沢440、2009年11月3日
Setlist:
1st
show started 19:30
01. Cissy Strut [Meters]
02. Happy Anniversary [Ray Goodman & Brown]
03. Dream A Dream [Marvin Sims]
04. Teenage Sonata [Sam Cooke]
05. Turn Back The Hands Of Time [Tyron Davis]
show ended 19:54
2nd
Talk session:
started 20:15
Nakasone Sachiko
Mitsuishi Ken
Rats & Star
ended 21:11
show started 21:22
01. Green Onions [Booker T & The MG’s]
> Talk About Marvin’s Knit Cap
02. Let Them Talk [Z. Z. Hill, Ronnie McDowell]
03. Young Boy Blues [Ben E. King, Eddie Buster Version]
04. Hang On In There Baby [Johnny Bristol]
Encore. Stand By Me [Ben E. King, Ruffin Brothers Version]
show ended 22:05
■エクセロ・しずおか屋に関する過去記事
December 12, 2008
俳優・光石研さんはソウル・ミュージック好きらしい
http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-10176903406.html
December 13, 2008
光石研さんとしずおか屋
http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-10177338572.html#main
January 26, 2006
Excello/Shizuoka Ya @ Shimokitazawa: Soul Oden Restaurant
【しずおか屋~下北沢のソウル・おでん屋】
http://blog.soulsearchin.com/archives/000795.html
2003/04/03 (Thu)
As the boy, so the man
http://www.soulsearchin.com/soul-diary/archive/200304/diary20030403-1.html
2003/12/19 (Fri)
Synchronicity @ Shizuoka-Ya & Little Soul Cafe
http://www.soulsearchin.com/entertainment/soulbars/diary20031219.html
■EXCELLO しずおか屋 (エクセロ しずおかや)
住所: 東京都世田谷区北沢2-6-6 澤田ビル202
電話: 03-3465-6154
営業時間: 18:00~24:00
定休日: 日曜 (祭日は営業)
行きかた: 下北沢駅南口より徒歩約3分
(現在の場所には2005年4月移転。)
ENT>MUSIC>LIVE>Excello
ENT>MUSIC>EVENT>Excello
SOUL BAR>Excello/Shizuokaya
2009-
▲デイヴ・コーズ&ジョナサン・バトラー・ライヴ
2009年11月3日 音楽【Dave Koz & Jonathan Butler Live At Blue Note】
シチュー。
稀代のエンタテインメント系サックス奏者、デイヴ・コーズと、南アフリカ出身のギタリスト、ジョナサン・バトラーのジョイント・ライヴ。ジョナサンは1980年代によくCDを聴き、インタヴューもし、原稿も書いた好きなギタリストだけに、この組み合わせはなかなかおもしろいと期待して出向いた。
案内が始まると、ジョナサンとデイヴが通路後ろ側、左右に分かれて立ってあいさつをしてから、ステージに上がる。
ライヴはこれまた想像以上の楽しさだった。デイヴを従え、ジョナサンが歌ったり、ギターを弾いたり、ステージは渋く、華やか。デイヴのコミカルな動きや、MCに勝るとも劣らないのがジョナサンのキャラクター。なかなかいいコンビだ。
今回はドラムスとベースが、ジョナサンのバンドから、ギターとキーボードがデイヴのバンドからの集合部隊。デイヴによれば、「2つのバンドをシチューのように煮込んだバンドだよ」とのこと。デイヴのバンド曲での、動きのある振り付けがついているのはいつ見ても楽しい。
ジョナサンもまた左利き、この日はベース奏者も左利きだったので、2人のレフティーが並んだ。久々に聴くジョナサンも、新鮮で素晴らしかった。
デイヴのMCもかなりおもしろい。「先日、僕はハリウッドのウォーク・オブ・フェイム(有名人歩道)に名前が刻まれたんだ。その連絡が来たときには、意味がわからなくてね。なんで僕なんだって感じで。で、その式典に出た。歩道に被さられていた幕を取ると、なんと僕の名前のスペルが間違っていたんだ。僕は確かにちょっとスペルの難しいファミリー・ネームを持っている。コーズね。だが、そこではデイヴの方のスペルが間違っていたんだよ。(笑)DAV、ダヴ・コーズだ。もし、ハリウッドに来たらぜひよってみてくれ。丸い有名なキャピトル・タワーの前あたりだ。ヴァイン・ストリートとハリウッド・ブルヴァードの角あたり。そこに来てくれたら、僕に会える。僕は毎日そこにいて、その歩道を磨いているんだ。(笑) 誰にも汚されたくないからね」
■ジョナサン・バトラー、ベスト (「ライズ」と「サラ・サラ」、収録)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B0000004U6/soulsearchiho-22/ref=nosim/
■日本人なら誰でも知ってる映画音楽を集めたアルバム。ここからデイヴは、「ムーンリヴァー」「オーヴァー・ザ・レインボウ」などをプレイ
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B000JJ4P9O/soulsearchiho-22/ref=nosim/
■ メンバー
デイヴ・コーズ(サックス)Dave Koz(sax)
ジョナサン・バトラー(ギター、ヴォーカル)Jonathan Butler(g,vo)
ブライアン・シンプソン(キーボード、ミュージカル・ディレクター)Brian Simpson(key) choi-waru-oyaji
ランディ・ジェイコブズ(ギター)Randy Jacobs(g)
スタン・サージェント(ベース)Stan Sargeant(b)
J.ウィリアムズ(ドラムス)J.Williams(ds)
■セットリスト :デイヴ・コーズ&ジョナサン・バトラー 2009年10月29日(木)ブルーノート東京
Setlist:
show started 21:30
>Dave & Jonathan on stage
01. Just The Two Of Us (Jonathan on vocal)
02. Dancing On The Shore (Jonathan)
03. Honey-Dipped (Dave)
04. Sarah Sarah (Jonathan on vocal)
>Jonathan off stage
05. Let It Free (Dave)
06. Silverlining (Dave)
07. Moon River (Dave)
>Jonathan joined again
08. Make Room For Me (Jonathan)
>Dave off stage
09. No Woman, No Cry (Jonathan)
10. Lies (Jonathan)
>Dave joined again
11. Aka Tonbo (Dave)
Enc. You Make Me Smile (Jonathan)
show ended 22:57
(2009年10月30日木曜、ブルーノート東京=デイヴ・コーズ、ジョナサン・バトラー・ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>Koz, Jonathan & Butler, Jonathan
2009-
シチュー。
稀代のエンタテインメント系サックス奏者、デイヴ・コーズと、南アフリカ出身のギタリスト、ジョナサン・バトラーのジョイント・ライヴ。ジョナサンは1980年代によくCDを聴き、インタヴューもし、原稿も書いた好きなギタリストだけに、この組み合わせはなかなかおもしろいと期待して出向いた。
案内が始まると、ジョナサンとデイヴが通路後ろ側、左右に分かれて立ってあいさつをしてから、ステージに上がる。
ライヴはこれまた想像以上の楽しさだった。デイヴを従え、ジョナサンが歌ったり、ギターを弾いたり、ステージは渋く、華やか。デイヴのコミカルな動きや、MCに勝るとも劣らないのがジョナサンのキャラクター。なかなかいいコンビだ。
今回はドラムスとベースが、ジョナサンのバンドから、ギターとキーボードがデイヴのバンドからの集合部隊。デイヴによれば、「2つのバンドをシチューのように煮込んだバンドだよ」とのこと。デイヴのバンド曲での、動きのある振り付けがついているのはいつ見ても楽しい。
ジョナサンもまた左利き、この日はベース奏者も左利きだったので、2人のレフティーが並んだ。久々に聴くジョナサンも、新鮮で素晴らしかった。
デイヴのMCもかなりおもしろい。「先日、僕はハリウッドのウォーク・オブ・フェイム(有名人歩道)に名前が刻まれたんだ。その連絡が来たときには、意味がわからなくてね。なんで僕なんだって感じで。で、その式典に出た。歩道に被さられていた幕を取ると、なんと僕の名前のスペルが間違っていたんだ。僕は確かにちょっとスペルの難しいファミリー・ネームを持っている。コーズね。だが、そこではデイヴの方のスペルが間違っていたんだよ。(笑)DAV、ダヴ・コーズだ。もし、ハリウッドに来たらぜひよってみてくれ。丸い有名なキャピトル・タワーの前あたりだ。ヴァイン・ストリートとハリウッド・ブルヴァードの角あたり。そこに来てくれたら、僕に会える。僕は毎日そこにいて、その歩道を磨いているんだ。(笑) 誰にも汚されたくないからね」
■ジョナサン・バトラー、ベスト (「ライズ」と「サラ・サラ」、収録)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B0000004U6/soulsearchiho-22/ref=nosim/
■日本人なら誰でも知ってる映画音楽を集めたアルバム。ここからデイヴは、「ムーンリヴァー」「オーヴァー・ザ・レインボウ」などをプレイ
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B000JJ4P9O/soulsearchiho-22/ref=nosim/
■ メンバー
デイヴ・コーズ(サックス)Dave Koz(sax)
ジョナサン・バトラー(ギター、ヴォーカル)Jonathan Butler(g,vo)
ブライアン・シンプソン(キーボード、ミュージカル・ディレクター)Brian Simpson(key) choi-waru-oyaji
ランディ・ジェイコブズ(ギター)Randy Jacobs(g)
スタン・サージェント(ベース)Stan Sargeant(b)
J.ウィリアムズ(ドラムス)J.Williams(ds)
■セットリスト :デイヴ・コーズ&ジョナサン・バトラー 2009年10月29日(木)ブルーノート東京
Setlist:
show started 21:30
>Dave & Jonathan on stage
01. Just The Two Of Us (Jonathan on vocal)
02. Dancing On The Shore (Jonathan)
03. Honey-Dipped (Dave)
04. Sarah Sarah (Jonathan on vocal)
>Jonathan off stage
05. Let It Free (Dave)
06. Silverlining (Dave)
07. Moon River (Dave)
>Jonathan joined again
08. Make Room For Me (Jonathan)
>Dave off stage
09. No Woman, No Cry (Jonathan)
10. Lies (Jonathan)
>Dave joined again
11. Aka Tonbo (Dave)
Enc. You Make Me Smile (Jonathan)
show ended 22:57
(2009年10月30日木曜、ブルーノート東京=デイヴ・コーズ、ジョナサン・バトラー・ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>Koz, Jonathan & Butler, Jonathan
2009-
■『ディス・イズ・イット』映画、CDともに大ヒットへ~映画公開2週間延長決定
2009年11月2日 音楽【"This Is It" Screening Will Be Extended 2 Weeks】
未曾有。
マイケル・ジャクソンの映画『ディス・イズ・イット』が大ヒット、その同名タイトルのCDが空前の売れ行きを見せている。映画は、日本でも初日だけで1億円以上の興行収入をみせ、10月31日までの4日間で売り上げ6億5000万円超、動員も約51万人を記録。アメリカでも初日だけで2億円以上。全世界では、初日だけで18億円を超え、2週間でトータル500億円くらいになるのではないか、という見方も出ている。
こうした大ヒットを受け、映画『ディス・イズ・イット』は、日本では2週間公開延長が正式に決まり、ソニー・ピクチャーズから発表された。現在上映している324館のうちおよそ7割の劇場が2週間延長し、11月27日(金)まで公開する。現在、時間帯によっては満席になっている映画館も、これによって、若干余裕が生まれるかもしれない。
同名タイトルのCDは、次号ビルボード誌アルバム・チャート(11月5日発表の11月14日付け)で1位初登場することが確定した。初回出荷がおよそ140万枚とされ、1週間弱で30万枚から35万枚程度が実際に売れたものと見られる。最近のアルバム1位の1週間の売り上げは10万枚から14万枚程度なので、通常の売れ行きの倍の勢いだ。
日本では2パターンCDが出ている。通常の1枚ものと、デラックス・エディションという2枚組み。デラックスにつく2枚目のCDには、未発表音源3曲(「シーズ・アウト・オブ・マイ・ライフ」、「ウォナ・ビー・スターティン・サムシン」、「ビート・イット」のデモ・テープ音源)と「プラネット・アース」という詩の朗読ヴァージョン。
●最新アルバム 『マイケル・ジャクソン THIS IS IT』
【デラックス・エディション】3780円
新曲「THIS IS IT」と未発表音源を収録した2枚組
■DISC1:映画本編に登場する順で、ヒット曲・代表曲(スタジオ音源)収録
新曲「THIS IS IT」(ジャクソンズがコーラス参加)収録
■DISC2:未発表3音源と、マイケル本人の朗読音源を収録
■ハードカバー・デジブック仕様
■豪華36頁ブックレットには幻のロンドン公演リハーサルの未発表ショットを使用
CD 2枚組 スペシャル・パッケージ初回生産限定盤
EICP1301-1302 定価¥3,780(税抜¥3,600)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B002QH0QAO/soulsearchiho-22/ref=nosim/
●デラックス・エディションの輸入盤。2250円と格安。ただし湯川れい子先生の解説などはありません。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B002Q4U9YU/soulsearchiho-22/ref=nosim/
● 通常盤(DISC1のみ)も同時発売。既存音源14曲と「ディス・イズ・イット」2ヴァージョンの計16トラック。2520円。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B002MHA3TM/soulsearchiho-22/ref=nosim/
ここまで売れると、このアルバムが今年1番売れたアルバムとなることも十分あり得るが、この作品、グラミーではどういう位置づけになるのだろうか。通常ベスト盤などはグラミーの対象にならないが、新曲「ディス・イズ・イット」だけ、個別の楽曲でノミネートを得られるかもしれない。もっともよく考えてみると、グラミーの締め切りは8月31日だから、来年のグラミーには入らないことになる。
とはいえ、まさに、未曾有の大ヒットになっている。
また、映画『ディス・イズ・イット』のDVDは、全米では2010年4月の発売が予定されている。すでにアメリカのアマゾンなどでは、予約を受付けており、映画を見た人たちの書き込みが多数見られる。日本でも発売は全米発売に準ずるものと見られる。
ENT>MUSIC>CD>Jackson, Michael
ENT>ARTIST>Jackson, Michael
ENT>MOVIE>This Is It
未曾有。
マイケル・ジャクソンの映画『ディス・イズ・イット』が大ヒット、その同名タイトルのCDが空前の売れ行きを見せている。映画は、日本でも初日だけで1億円以上の興行収入をみせ、10月31日までの4日間で売り上げ6億5000万円超、動員も約51万人を記録。アメリカでも初日だけで2億円以上。全世界では、初日だけで18億円を超え、2週間でトータル500億円くらいになるのではないか、という見方も出ている。
こうした大ヒットを受け、映画『ディス・イズ・イット』は、日本では2週間公開延長が正式に決まり、ソニー・ピクチャーズから発表された。現在上映している324館のうちおよそ7割の劇場が2週間延長し、11月27日(金)まで公開する。現在、時間帯によっては満席になっている映画館も、これによって、若干余裕が生まれるかもしれない。
同名タイトルのCDは、次号ビルボード誌アルバム・チャート(11月5日発表の11月14日付け)で1位初登場することが確定した。初回出荷がおよそ140万枚とされ、1週間弱で30万枚から35万枚程度が実際に売れたものと見られる。最近のアルバム1位の1週間の売り上げは10万枚から14万枚程度なので、通常の売れ行きの倍の勢いだ。
日本では2パターンCDが出ている。通常の1枚ものと、デラックス・エディションという2枚組み。デラックスにつく2枚目のCDには、未発表音源3曲(「シーズ・アウト・オブ・マイ・ライフ」、「ウォナ・ビー・スターティン・サムシン」、「ビート・イット」のデモ・テープ音源)と「プラネット・アース」という詩の朗読ヴァージョン。
●最新アルバム 『マイケル・ジャクソン THIS IS IT』
【デラックス・エディション】3780円
新曲「THIS IS IT」と未発表音源を収録した2枚組
■DISC1:映画本編に登場する順で、ヒット曲・代表曲(スタジオ音源)収録
新曲「THIS IS IT」(ジャクソンズがコーラス参加)収録
■DISC2:未発表3音源と、マイケル本人の朗読音源を収録
■ハードカバー・デジブック仕様
■豪華36頁ブックレットには幻のロンドン公演リハーサルの未発表ショットを使用
CD 2枚組 スペシャル・パッケージ初回生産限定盤
EICP1301-1302 定価¥3,780(税抜¥3,600)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B002QH0QAO/soulsearchiho-22/ref=nosim/
●デラックス・エディションの輸入盤。2250円と格安。ただし湯川れい子先生の解説などはありません。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B002Q4U9YU/soulsearchiho-22/ref=nosim/
● 通常盤(DISC1のみ)も同時発売。既存音源14曲と「ディス・イズ・イット」2ヴァージョンの計16トラック。2520円。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B002MHA3TM/soulsearchiho-22/ref=nosim/
ここまで売れると、このアルバムが今年1番売れたアルバムとなることも十分あり得るが、この作品、グラミーではどういう位置づけになるのだろうか。通常ベスト盤などはグラミーの対象にならないが、新曲「ディス・イズ・イット」だけ、個別の楽曲でノミネートを得られるかもしれない。もっともよく考えてみると、グラミーの締め切りは8月31日だから、来年のグラミーには入らないことになる。
とはいえ、まさに、未曾有の大ヒットになっている。
また、映画『ディス・イズ・イット』のDVDは、全米では2010年4月の発売が予定されている。すでにアメリカのアマゾンなどでは、予約を受付けており、映画を見た人たちの書き込みが多数見られる。日本でも発売は全米発売に準ずるものと見られる。
ENT>MUSIC>CD>Jackson, Michael
ENT>ARTIST>Jackson, Michael
ENT>MOVIE>This Is It
●ジョー・サンプル・ライヴ、解説付きで音楽を楽しむ
2009年11月1日 音楽【Joe Sample Performs With Lecture Of History】
解説。
今年(2009年)3月にやってきたばかりのジョー・サンプルがまたまたトリオで来日。今回は、コットンクラブとブルーノート。
もちろん、ワン&オンリーなジョーのプレイを堪能するのは当然として、もうひとつのジョー・ライヴの楽しみに、彼の楽曲解説がある。ちょこっと次にやる曲の解説をしたり、エピソードを披露したりするのがなかなかおもしろい。
「次の曲は、『チェイン・リアクション』、クルセイダーズの曲ですが、トリオでめったにやりません。今日はトリオでやってみましょう」
それが終わったところで、「このピアノ、なかなか言うこときかない」と言って何度か腕を振るしぐさをみせたジョー。冗談で、「このピアノはスポーツジムみたいだ。こいつに殺されちゃうよ(笑)」とおどける。
「次の曲『ストーミー・ウェザー』は、1941年ごろの映画の曲。オール・キャストがニグロ(黒人)だったんです。黒人だけの映画としては初めてのものでした。僕は2歳ということになりますが、きっと何年後かに、何度も何度も見たのでしょう」
ちょっと調べてみた。映画『ストーミー・ウェザー』は、1943年に公開され、リナ・ホーン、キャブ・キャロウェイらが出演。ハリウッドのメジャーで製作された映画で、これともう1本『キャビン・イン・ザ・スカイ』という作品とともに出演者がほぼ全員黒人という初めての映画だという。
映画のタイトルは、1933年の同名の曲から取っている。映画は、1930年代に活躍したダンサー、ビル・ボージャングルス・ロビンソンの生涯をベースにした物語だ。この映画からは、他に「エイント・ミスビヘーヴィン」などのスタンダード・ヒットが生まれている。ジョーが、ピアノを弾きながら、ところどころ口でメロディーらしきものを歌うのが漏れ聴こえてくる。
■ 輸入盤DVDがありました。ただしリージョン1と表記なので、オール・リージョン再生機が必要かもしれません。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00005JNFU/soulsearchiho-22/ref=nosim/
ジョーの語り口は、大学の教授みたい。
「1961年に、僕たちがジャズ・クルセイダーズだった頃、レコーディングした曲をやります。あの頃、僕らはラスヴェガスに行って、ショーバンドとしての仕事をこなしていました。あのキラキラのラス・ヴェガスは大嫌いなんだけどね。(笑) ジャズ・レーベルのオーディションを受けて、当時、僕たちはパシフィック・ジャズというレコード会社の人間と知り合い、そこからレコードを出すようになります。最初はリハーサルのようなものばっかりだったんですが、2ヶ月くらいひたすらやって、そこのボスに『さあ、君たちはレコーディング・アーティストになった』と言われて、レコーディングしたのが僕が書いたこの曲です。『フリーダム・サウンド』。ちょうど公民権運動が盛り上がっていて、そこでこういうタイトルにしたんです」
でも、教授はこんな話はしないか。(笑)メモ帳がどんどん汚い字で埋まっていく。
「フリーダム・サウンド」からはノンストップで、おなじみの「スペルバウンド」へ。何度聴いてもいい曲。
■ 『スペルバウンド』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B000002LFG/soulsearchiho-22/ref=nosim/
またマイクを握る。
「僕はいつも素晴らしいメロディーに魅了されています。1940年代だったか、ラフマニノフのメロディーをベースにした楽曲、『フル・ムーン・アンド・エンプティー・アームス』を聴いて、どうやったらあんなメロディーを書けるんだろうと思っていました。でも、曲というのは、『書く』んじゃないんですね。僕はただの媒介、道具(tool)で、(メロディーは)天国からの贈り物なんです。たとえば、僕自身がいいメロディーが書けたと思っても、それは(僕が)書いたんじゃない。(そう言いながら、『メロディーズ・オブ・ラヴ』のフレーズを1本指で弾く) 感じたものが降りてくる、そういうことなんです。ギフトなのです。ある夜メロディーが浮かんで、すぐにテープレコーダーに録音しました。アルバム『カーメル』から、『モア・ビューティフル・イーチ・デイ』をお送りしましょう」
++註 ラフマニノフ:満月と淋しい私(原曲:ピアノ協奏曲第2番ハ短調op.18~第3楽章)(FULL MOON AND EMPTY ARMS)
日によって、セットリストはちょこちょこ違っているようだ。
これでジョー・サンプル教授のレクチャーはおしまい。いかがでしたか。今日、日曜(11月1日)から木曜(11月5日)まで青山ブルーノートで引き続き、ライヴあります。
■ ジョー・サンプル傑作盤『カーメル』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B000003N57/soulsearchiho-22/ref=nosim/
■ 過去ジョー・サンプル関連記事
March 21, 2009
ジョー・サンプル&ランディー・クロフォード・ライヴ~スペースがある音楽
http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-10227876837.html#main
前回来日時ライヴ評
March 22, 2009
ジョー・サンプル、サイン会で1時間以上サインを続ける
http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-10228466253.html#main
October 03, 2008
Joe Sample Talks (Part 1) : No Regrets Is Second Piece Of Potato Chips
http://ameblo.jp/soulsearchin/day-20081003.html
ジョー、最新作『ノー・リグレッツ』についてのインタヴュー
October 04, 2008
Joe Sample Talks (Part 2): Dave Koz Live: The Most Choreographed Sax Player In The Jazz
http://ameblo.jp/soulsearchin/day-20081004.html
October 05, 2008
Joe Sample Talks (Part 3) : Historian Joe Lectured Us
http://ameblo.jp/soulsearchin/day-20081005.html
(ここに膨大な量のジョー関連過去記事一覧)
October 06, 2008
Joe Sample (Part 4) : Sample At Le Sample
http://ameblo.jp/soulsearchin/day-20081006.html
September 22, 2007
Tokyo Jazz 2007: Joe Sample & Randy Crawford, Candy, Etc.
http://ameblo.jp/soulsearchin/day-20070922.html
■ メンバー
Joe Sample(p),
Nick Sample(b),
Johnny Vidacovich(ds)
■セットリスト ジョー・サンプル・トリオ@コットンクラブ
Setlist : Joe Sample Trio @ Cotton Club, October 30, 2009
show started 21:30
01. Rainbow Seeker
02. Chain Reaction
03. Stormy Weather
04. Freedom Sound
05. Spellbound
06. More Beautiful Each Day
07. X Marks The Spot
Enc. Street Life
show ended 22:37
(2009年10月30日金曜、丸の内コットンクラブ=ジョー・サンプル・ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>Sample, Joe
2009-129
解説。
今年(2009年)3月にやってきたばかりのジョー・サンプルがまたまたトリオで来日。今回は、コットンクラブとブルーノート。
もちろん、ワン&オンリーなジョーのプレイを堪能するのは当然として、もうひとつのジョー・ライヴの楽しみに、彼の楽曲解説がある。ちょこっと次にやる曲の解説をしたり、エピソードを披露したりするのがなかなかおもしろい。
「次の曲は、『チェイン・リアクション』、クルセイダーズの曲ですが、トリオでめったにやりません。今日はトリオでやってみましょう」
それが終わったところで、「このピアノ、なかなか言うこときかない」と言って何度か腕を振るしぐさをみせたジョー。冗談で、「このピアノはスポーツジムみたいだ。こいつに殺されちゃうよ(笑)」とおどける。
「次の曲『ストーミー・ウェザー』は、1941年ごろの映画の曲。オール・キャストがニグロ(黒人)だったんです。黒人だけの映画としては初めてのものでした。僕は2歳ということになりますが、きっと何年後かに、何度も何度も見たのでしょう」
ちょっと調べてみた。映画『ストーミー・ウェザー』は、1943年に公開され、リナ・ホーン、キャブ・キャロウェイらが出演。ハリウッドのメジャーで製作された映画で、これともう1本『キャビン・イン・ザ・スカイ』という作品とともに出演者がほぼ全員黒人という初めての映画だという。
映画のタイトルは、1933年の同名の曲から取っている。映画は、1930年代に活躍したダンサー、ビル・ボージャングルス・ロビンソンの生涯をベースにした物語だ。この映画からは、他に「エイント・ミスビヘーヴィン」などのスタンダード・ヒットが生まれている。ジョーが、ピアノを弾きながら、ところどころ口でメロディーらしきものを歌うのが漏れ聴こえてくる。
■ 輸入盤DVDがありました。ただしリージョン1と表記なので、オール・リージョン再生機が必要かもしれません。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00005JNFU/soulsearchiho-22/ref=nosim/
ジョーの語り口は、大学の教授みたい。
「1961年に、僕たちがジャズ・クルセイダーズだった頃、レコーディングした曲をやります。あの頃、僕らはラスヴェガスに行って、ショーバンドとしての仕事をこなしていました。あのキラキラのラス・ヴェガスは大嫌いなんだけどね。(笑) ジャズ・レーベルのオーディションを受けて、当時、僕たちはパシフィック・ジャズというレコード会社の人間と知り合い、そこからレコードを出すようになります。最初はリハーサルのようなものばっかりだったんですが、2ヶ月くらいひたすらやって、そこのボスに『さあ、君たちはレコーディング・アーティストになった』と言われて、レコーディングしたのが僕が書いたこの曲です。『フリーダム・サウンド』。ちょうど公民権運動が盛り上がっていて、そこでこういうタイトルにしたんです」
でも、教授はこんな話はしないか。(笑)メモ帳がどんどん汚い字で埋まっていく。
「フリーダム・サウンド」からはノンストップで、おなじみの「スペルバウンド」へ。何度聴いてもいい曲。
■ 『スペルバウンド』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B000002LFG/soulsearchiho-22/ref=nosim/
またマイクを握る。
「僕はいつも素晴らしいメロディーに魅了されています。1940年代だったか、ラフマニノフのメロディーをベースにした楽曲、『フル・ムーン・アンド・エンプティー・アームス』を聴いて、どうやったらあんなメロディーを書けるんだろうと思っていました。でも、曲というのは、『書く』んじゃないんですね。僕はただの媒介、道具(tool)で、(メロディーは)天国からの贈り物なんです。たとえば、僕自身がいいメロディーが書けたと思っても、それは(僕が)書いたんじゃない。(そう言いながら、『メロディーズ・オブ・ラヴ』のフレーズを1本指で弾く) 感じたものが降りてくる、そういうことなんです。ギフトなのです。ある夜メロディーが浮かんで、すぐにテープレコーダーに録音しました。アルバム『カーメル』から、『モア・ビューティフル・イーチ・デイ』をお送りしましょう」
++註 ラフマニノフ:満月と淋しい私(原曲:ピアノ協奏曲第2番ハ短調op.18~第3楽章)(FULL MOON AND EMPTY ARMS)
日によって、セットリストはちょこちょこ違っているようだ。
これでジョー・サンプル教授のレクチャーはおしまい。いかがでしたか。今日、日曜(11月1日)から木曜(11月5日)まで青山ブルーノートで引き続き、ライヴあります。
■ ジョー・サンプル傑作盤『カーメル』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B000003N57/soulsearchiho-22/ref=nosim/
■ 過去ジョー・サンプル関連記事
March 21, 2009
ジョー・サンプル&ランディー・クロフォード・ライヴ~スペースがある音楽
http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-10227876837.html#main
前回来日時ライヴ評
March 22, 2009
ジョー・サンプル、サイン会で1時間以上サインを続ける
http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-10228466253.html#main
October 03, 2008
Joe Sample Talks (Part 1) : No Regrets Is Second Piece Of Potato Chips
http://ameblo.jp/soulsearchin/day-20081003.html
ジョー、最新作『ノー・リグレッツ』についてのインタヴュー
October 04, 2008
Joe Sample Talks (Part 2): Dave Koz Live: The Most Choreographed Sax Player In The Jazz
http://ameblo.jp/soulsearchin/day-20081004.html
October 05, 2008
Joe Sample Talks (Part 3) : Historian Joe Lectured Us
http://ameblo.jp/soulsearchin/day-20081005.html
(ここに膨大な量のジョー関連過去記事一覧)
October 06, 2008
Joe Sample (Part 4) : Sample At Le Sample
http://ameblo.jp/soulsearchin/day-20081006.html
September 22, 2007
Tokyo Jazz 2007: Joe Sample & Randy Crawford, Candy, Etc.
http://ameblo.jp/soulsearchin/day-20070922.html
■ メンバー
Joe Sample(p),
Nick Sample(b),
Johnny Vidacovich(ds)
■セットリスト ジョー・サンプル・トリオ@コットンクラブ
Setlist : Joe Sample Trio @ Cotton Club, October 30, 2009
show started 21:30
01. Rainbow Seeker
02. Chain Reaction
03. Stormy Weather
04. Freedom Sound
05. Spellbound
06. More Beautiful Each Day
07. X Marks The Spot
Enc. Street Life
show ended 22:37
(2009年10月30日金曜、丸の内コットンクラブ=ジョー・サンプル・ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>Sample, Joe
2009-129
⊿マイケル・ジャクソン、物故者長者番付で3位初登場
2009年10月31日 音楽【Top Dead Celebrities 2009:】
4ヶ月。
毎年10月末にアメリカの雑誌フォーブスが発表する物故者長者番付(トップ・アーニング・デッド・セレブリティーズ 2009)が、今年も発表された。物故者の過去1年の収入を集計し、ランク付けしている。2001年から同誌が発表、当初5年連続1位になったのは、エルヴィス、2006年だけカート・コベインが1位になり、2007年、2008年と再びエルヴィスが首位を奪回した。
フォーブスによると、今年の1位は、ファッション・デザイナーのイヴ・サン・ローランでおよそ3500万ドル(1ドル100円として350億円)の収入があった。2008年6月1日に死去したサン・ローランは、持っていた資産をオークション会社などで売却。その売り上げが高収入につながった。
それまでの1位は大体年収500万ドル(50億円)前後だったので、桁外れの金額だ。また第2位には、たくさんのスタンダードを書いた作曲家チーム、ロジャース&ハマーステインが2350万ドル(235億円)でランクイン。ロジャース&ハマーステインは、ミュージカル『シンデレラ』、『南太平洋』、『サウンド・オブ・ミュージック』などを生み出した作曲家チーム。そして第3位に今年の6月25日に死去したマイケル・ジャクソンが実質4ヶ月の集計だけで9000万ドル(90億円)を得てランクインした。例年の水準だったら、堂々の1位初登場だった。マイケルはおそらく来年1位になるものと見られる。
エルヴィスは、今年4位に落ちたが、毎年の収入は着実に伸びているところがすごい。しかも、この金額には1963年までに彼がレコーディングした原盤権などは入っていないという。すでにそれらの権利は売却されているから、そこから生み出される印税などはエルヴィスに入ってこないらしい。主としてグレイスランドの入場料、物販などでこの金額になる。
最近ではこの死んだセレブを、デッド・セレブ、略してデレブというそうだ。
フォーブス誌記事↓
http://www.forbes.com/2009/10/27/top-earning-dead-celebrities-list-dead-celebs-09-business-entertainment-intro.html
今年のランキングは次の通り。
Top Earning Dead Celebrities: 2009 (1ドル=100円で換算)
01. Yves Saint Laurent $350 million (3億5000万ドル=350億円)(2008年6月1日死去、72歳)
02. Rodgers & Hammerstein $235 million
03. Michael Jackson $90 million
04. Elvis Presley $55 million
05. J.R.R. Tolkien $50 million
06. Charles Schulz $35 million
07. John Lennon $15 million
08. Dr. Seuss $15 million
09. Albert Einstein $10 million
10. Michael Crichton $9 million
11. Aaron Spelling $8 million
12. Jimi Hendrix $8 million
13. Andy Warhol $6 million
過去2008年から2001年までのランキング。
Top-Earning Dead Celebrities: Forbe’s Magazine, (October 27th, 2008)
The Lucky 13
01. Elvis Presley (52 million)
02. Charles M. Schulz
03. (new) Heath Ledger (Australian actor, 28) (20 million) (2008/1/22)
04. Albert Einstein
05. Aaron Spelling
06. Dr. Seuss (Theodor Geisel)
07. John Lennon
08. Andy Warhol
09. Marilyn Monroe (6 million)
10. Steve McQueen
11. (new) Paul Newman (died in September, 83) (5 million) (2008/9/26)
12. James Dean (5 million)
13. (new) Marvin Gaye (3.5 million)
The Lucky 13 : 2007 (今年の順位の横に前年の順位。――は前年ランクなし。収入、命日、享年)
01. 02. Elvis Presley 4900万ドル (歌手)1977/8/16, 42
02. 04. John Lennon 4400万ドル (歌手) 1980/12/8, 40
03. 03. Charles Schulz 3500万ドル (漫画家) 2000/2/12, 77
04. 12. George Harrison 2200万ドル (歌手)2001/11/29, 58
05. 05. Albert Einstein 1800万ドル (科学者) 1955/4/18, 76
06. 06. Andy Warhol 1500万ドル (画家・アーティスト)1987/2/22, 58
07. 07. Dr. Seuss (Theodor Geisel) (児童本作家)1300万ドル 1991/9/24, 87
08. --. Tupac Shakur 900万ドル (ラッパー)1996/9/13, 25
09. 09. Marilyn Monroe (女優)700万ドル 1962/8/5, 36
10. --. Steve McQueen 600万ドル (俳優)1980/11/30, 50
11. --. James Brown 500万ドル (歌手)2006/12/25, 73
12. 13. Bob Marley 400万ドル (歌手)1981/5/11, 36
13. --. James Dean 350万ドル (俳優)1955/9/30, 24
2006.
01. Kurt Cobain
02. Elvis Presley
03. Charles M. Schulz
04. John Lennon
05. Albert Einstein
06. Andy Warhol
07. Dr. Seuss (Theodor Geisel)
08. Ray Charles
09. Marilyn Monroe
10. Johnny Cash
11. J.R.R. Tolkien
12. George Harrison
13. Bob Marley
The Lucky 13 2005
01. Elvis Presley
02. Charles M. Schulz
03. John Lennon
04. Andy Warhol
05. Theodore "Dr. Seuss" Geisel
06. Marlon Brando
07. Marilyn Monroe
08. J.R.R. Tolkien
09. George Harrison
10. Johnny Cash
11. Irving Berlin
12. Bob Marley
13. Ray Charles
The Top Ten2004
01. Elvis Presley
02. Charles M. Schulz
03. J.R.R. Tolkien
04. John Lennon
05. Theodor "Dr. Seuss" Geisel
06. Marilyn Monroe
07. George Harrison
08. Irving Berlin
09. Bob Marley
10. Richard Rodgers
The Top Ten 2003
1. Elvis
2. Charles Schulz
3. J.R.R. Tolkien
4. John Lennon
5. George Harrison
6. Dr. Seuss
7. Dale Earnhardt
8. Tupac Shakur
9. Bob Marley
10. Marilyn Monroe
Forbes Richest Deceased Celebrities 2002
Rank Name Earnings ($mil)
1 Elvis Presley $37
2 Charles Schulz 28
3 John Lennon 20
4 Dale Earnhardt 20
5 Theodor "Dr. Seuss" Geisel 19
6 George Harrison 17
7 J.R.R. Tolkien 12
8 Bob Marley 10
9 Jimi Hendrix 8
10 Tupac Shakur 7
11 Marilyn Monroe 7
12 Jerry Garcia 5
13 Robert Ludlum 5
Forbes Richest Deceased Celebrities
Rank Name 2001
1 Elvis Presley $35 million
2 Charles Schulz $20 million plus
3 John Lennon $20 million
4 Theodor "Dr. Seuss" Geisel $17 million
5 Jimi Hendrix $10 million plus
6 Bob Marley $10 million
7 Andy Warhol $8 million
8 J.R.R. Tolkien $7 million
9 Frank Sinatra $6 million
10 Jerry Garcia $5 million
11 Keith Haring $4 million plus
12 Marilyn Monroe $4 million
13 James Dean $3 million
■過去記事
April 08, 2009
Marvin Gaye Entered #13 On Top-Earning Dead Celebrities
【マーヴィン2008物故者高額所得番付に13位で初登場】
http://blog.soulsearchin.com/archives/002883.html
January 07, 2008
Top-Earning Dead Celebrities: Elvis Number One Again
【2007物故者セレブ長者番付】
http://blog.soulsearchin.com/archives/002247.html
◎フォーブス誌2007年度分物故者セレブ長者番付
http://www.forbes.com/business/2007/10/29/dead-celebrity-earning-biz-media-deadcelebs07_cz_lg_1029celeb_land.html
■ イヴ・サン・ローラン 自伝 (中古のみ)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4891981075/soulsearchiho-22/ref=nosim/
■ サウンド・オブ・ミュージック
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B0014B8AGK/soulsearchiho-22/ref=nosim/
ロジャース&ハマーステイン作品集
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B0000565J7/soulsearchiho-22/ref=nosim/
+++++
ENT>NEWS>
4ヶ月。
毎年10月末にアメリカの雑誌フォーブスが発表する物故者長者番付(トップ・アーニング・デッド・セレブリティーズ 2009)が、今年も発表された。物故者の過去1年の収入を集計し、ランク付けしている。2001年から同誌が発表、当初5年連続1位になったのは、エルヴィス、2006年だけカート・コベインが1位になり、2007年、2008年と再びエルヴィスが首位を奪回した。
フォーブスによると、今年の1位は、ファッション・デザイナーのイヴ・サン・ローランでおよそ3500万ドル(1ドル100円として350億円)の収入があった。2008年6月1日に死去したサン・ローランは、持っていた資産をオークション会社などで売却。その売り上げが高収入につながった。
それまでの1位は大体年収500万ドル(50億円)前後だったので、桁外れの金額だ。また第2位には、たくさんのスタンダードを書いた作曲家チーム、ロジャース&ハマーステインが2350万ドル(235億円)でランクイン。ロジャース&ハマーステインは、ミュージカル『シンデレラ』、『南太平洋』、『サウンド・オブ・ミュージック』などを生み出した作曲家チーム。そして第3位に今年の6月25日に死去したマイケル・ジャクソンが実質4ヶ月の集計だけで9000万ドル(90億円)を得てランクインした。例年の水準だったら、堂々の1位初登場だった。マイケルはおそらく来年1位になるものと見られる。
エルヴィスは、今年4位に落ちたが、毎年の収入は着実に伸びているところがすごい。しかも、この金額には1963年までに彼がレコーディングした原盤権などは入っていないという。すでにそれらの権利は売却されているから、そこから生み出される印税などはエルヴィスに入ってこないらしい。主としてグレイスランドの入場料、物販などでこの金額になる。
最近ではこの死んだセレブを、デッド・セレブ、略してデレブというそうだ。
フォーブス誌記事↓
http://www.forbes.com/2009/10/27/top-earning-dead-celebrities-list-dead-celebs-09-business-entertainment-intro.html
今年のランキングは次の通り。
Top Earning Dead Celebrities: 2009 (1ドル=100円で換算)
01. Yves Saint Laurent $350 million (3億5000万ドル=350億円)(2008年6月1日死去、72歳)
02. Rodgers & Hammerstein $235 million
03. Michael Jackson $90 million
04. Elvis Presley $55 million
05. J.R.R. Tolkien $50 million
06. Charles Schulz $35 million
07. John Lennon $15 million
08. Dr. Seuss $15 million
09. Albert Einstein $10 million
10. Michael Crichton $9 million
11. Aaron Spelling $8 million
12. Jimi Hendrix $8 million
13. Andy Warhol $6 million
過去2008年から2001年までのランキング。
Top-Earning Dead Celebrities: Forbe’s Magazine, (October 27th, 2008)
The Lucky 13
01. Elvis Presley (52 million)
02. Charles M. Schulz
03. (new) Heath Ledger (Australian actor, 28) (20 million) (2008/1/22)
04. Albert Einstein
05. Aaron Spelling
06. Dr. Seuss (Theodor Geisel)
07. John Lennon
08. Andy Warhol
09. Marilyn Monroe (6 million)
10. Steve McQueen
11. (new) Paul Newman (died in September, 83) (5 million) (2008/9/26)
12. James Dean (5 million)
13. (new) Marvin Gaye (3.5 million)
The Lucky 13 : 2007 (今年の順位の横に前年の順位。――は前年ランクなし。収入、命日、享年)
01. 02. Elvis Presley 4900万ドル (歌手)1977/8/16, 42
02. 04. John Lennon 4400万ドル (歌手) 1980/12/8, 40
03. 03. Charles Schulz 3500万ドル (漫画家) 2000/2/12, 77
04. 12. George Harrison 2200万ドル (歌手)2001/11/29, 58
05. 05. Albert Einstein 1800万ドル (科学者) 1955/4/18, 76
06. 06. Andy Warhol 1500万ドル (画家・アーティスト)1987/2/22, 58
07. 07. Dr. Seuss (Theodor Geisel) (児童本作家)1300万ドル 1991/9/24, 87
08. --. Tupac Shakur 900万ドル (ラッパー)1996/9/13, 25
09. 09. Marilyn Monroe (女優)700万ドル 1962/8/5, 36
10. --. Steve McQueen 600万ドル (俳優)1980/11/30, 50
11. --. James Brown 500万ドル (歌手)2006/12/25, 73
12. 13. Bob Marley 400万ドル (歌手)1981/5/11, 36
13. --. James Dean 350万ドル (俳優)1955/9/30, 24
2006.
01. Kurt Cobain
02. Elvis Presley
03. Charles M. Schulz
04. John Lennon
05. Albert Einstein
06. Andy Warhol
07. Dr. Seuss (Theodor Geisel)
08. Ray Charles
09. Marilyn Monroe
10. Johnny Cash
11. J.R.R. Tolkien
12. George Harrison
13. Bob Marley
The Lucky 13 2005
01. Elvis Presley
02. Charles M. Schulz
03. John Lennon
04. Andy Warhol
05. Theodore "Dr. Seuss" Geisel
06. Marlon Brando
07. Marilyn Monroe
08. J.R.R. Tolkien
09. George Harrison
10. Johnny Cash
11. Irving Berlin
12. Bob Marley
13. Ray Charles
The Top Ten2004
01. Elvis Presley
02. Charles M. Schulz
03. J.R.R. Tolkien
04. John Lennon
05. Theodor "Dr. Seuss" Geisel
06. Marilyn Monroe
07. George Harrison
08. Irving Berlin
09. Bob Marley
10. Richard Rodgers
The Top Ten 2003
1. Elvis
2. Charles Schulz
3. J.R.R. Tolkien
4. John Lennon
5. George Harrison
6. Dr. Seuss
7. Dale Earnhardt
8. Tupac Shakur
9. Bob Marley
10. Marilyn Monroe
Forbes Richest Deceased Celebrities 2002
Rank Name Earnings ($mil)
1 Elvis Presley $37
2 Charles Schulz 28
3 John Lennon 20
4 Dale Earnhardt 20
5 Theodor "Dr. Seuss" Geisel 19
6 George Harrison 17
7 J.R.R. Tolkien 12
8 Bob Marley 10
9 Jimi Hendrix 8
10 Tupac Shakur 7
11 Marilyn Monroe 7
12 Jerry Garcia 5
13 Robert Ludlum 5
Forbes Richest Deceased Celebrities
Rank Name 2001
1 Elvis Presley $35 million
2 Charles Schulz $20 million plus
3 John Lennon $20 million
4 Theodor "Dr. Seuss" Geisel $17 million
5 Jimi Hendrix $10 million plus
6 Bob Marley $10 million
7 Andy Warhol $8 million
8 J.R.R. Tolkien $7 million
9 Frank Sinatra $6 million
10 Jerry Garcia $5 million
11 Keith Haring $4 million plus
12 Marilyn Monroe $4 million
13 James Dean $3 million
■過去記事
April 08, 2009
Marvin Gaye Entered #13 On Top-Earning Dead Celebrities
【マーヴィン2008物故者高額所得番付に13位で初登場】
http://blog.soulsearchin.com/archives/002883.html
January 07, 2008
Top-Earning Dead Celebrities: Elvis Number One Again
【2007物故者セレブ長者番付】
http://blog.soulsearchin.com/archives/002247.html
◎フォーブス誌2007年度分物故者セレブ長者番付
http://www.forbes.com/business/2007/10/29/dead-celebrity-earning-biz-media-deadcelebs07_cz_lg_1029celeb_land.html
■ イヴ・サン・ローラン 自伝 (中古のみ)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4891981075/soulsearchiho-22/ref=nosim/
■ サウンド・オブ・ミュージック
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B0014B8AGK/soulsearchiho-22/ref=nosim/
ロジャース&ハマーステイン作品集
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B0000565J7/soulsearchiho-22/ref=nosim/
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ENT>NEWS>
【Michael Jackson Day: "This Is It" Setlist】
デイ。
まさにマイケル・ジャクソン・デイだった。10月28日は日本時間の朝から、ロス・アンジェルスのノキア・シアターで行われていた「ワールド・プレミア」の様子をインターネットなどで見る。ロスでは10月27日の午後7時(日本時間28日午前11時)からプレミア公開されていた。日本より1日早い。東京では、1時と4時の回、六本木ヒルズで5時からのレッドカーペットがあったが、4時の有楽町試写に臨んだ。
マリオンでは1時の回はかなり超満員になったようだが、4時の回は比較的落ち着いていた。並ぶ覚悟で3時15分くらいに行ったら、まだ全然楽勝で拍子抜け。レコード会社の関係者としばし談笑後、本編へ。西寺郷太さんと、松尾潔さん、急遽参加の今回の『マイケル・ジャクソン全記録』の発行人、編集者である熊澤さんと一緒に鑑賞。
松尾さん、いきなり、これ着て見て欲しいんだよね、と言って、「I・ラヴ・MJ」(ラヴはハートマーク)と書かれたTシャツを僕と、郷太くんにプレゼント。ちょっときつかったが、着て鑑賞させていただきました。(笑)
6時頃、本編終了。「いやあ、すごかったねえ」の感想しきり。外に出ると、7時からの回を見る人たちが並び始めていた。そこで、サイト「ムーンウォーカー」を運営しているトヨさんを、西寺さんから紹介される。
次の六本木ヒルズでの回が9時からなので、西寺さんと軽く何か食べに行くことにする。松尾さんはスタジオ仕事があるために、解散。熊澤さんは見本を取りに社に戻る。こちらは、六本木方面に向かい、西寺さんが前日もらったばかりという『ディス・イズ・イット』のサントラ見本盤を車のCDプレイヤーにいれる。「どうせなら、『スピーチレス』とか、ここにいれればいいのにね」と郷太さん。「ウォナ・ビー・スターティン・サムシング」のデモ・ヴァージョンなどを聴く。
その後、7時過ぎに『マイケル・ジャクソン全記録』の見本が少量できてくるので、出版社近くにある六本木の「佐世保バーガー」へ。ちょうど食べ終わる頃、熊澤さんから電話。出来上がったので、西寺さんのも含めて持って行きます、とのこと。
ほどなく熊澤さん、到着。本を見た2人の第一声。「おおっ、ブアツ(ぶ厚い)」
パラパラめくりながら、マイケル談義、ひとしきり。おそらく11月4日か5日には大量に印刷が仕上がり、配本され、早いところでは8日か9日には店頭に出るのではないかとのこと。いちおうオフィシャルの発売は11月10日だが、一部店頭、アマゾンなどでは早くなるかもしれない。郷太さんは、すぐに写メを撮り、モヴァ・ツイッターにアップ。普通のツイッターとモヴァ・ツイッターの違いがよくわからない。(笑)
だらだら話をしていたら、まもなく9時になるので、あわてて六本木ヒルズに移動。
六ヒルのスクリーンにぎりぎりに入ったら、一番前まで超満員。もう予告編が始まっていた。ところどころ、曲終わりで拍手が巻き起こる。試写のときは、ちょっと抑えていたもののここでは拍手ができた。(笑)
映画が終わると、西寺さんはノーナ・ファンに囲まれている。彼はもういちど見るので、28日だけで3回見ることになる。別れ際、「もう1・2度来ましょうか」と西寺さん。
本編で歌われなかった曲について。「ユー・アー・ノット・アローン」、「ヒール・ザ・ワールド」「デンジャラス」「ユー・ロック・マイ・ワールド」「ウィル・ユー・ビー・ゼア」「ダーティー・ダイアナ」「リメンバー・ザ・タイム」などが出てこなかった。「ヒール・ザ・ワールド」はエンドロールででたが。
これらの曲はリハはしていたが、それを撮影した素材がなかったのか、あるいは元々セットリストに入っていなかったのかもしれない。撮影しても使えるクオリティーのものがなかったのか。いずれにせよ、より精査して、「ディス・イズ・イット~コンプリート・ヴァージョン」みたいなものが出てほしいと思った。
しかし、映画とは言え、2本ライヴを集中して見た感じで、さすがにぐったりになったが、ヘロヘロながらも感想文をアップした。マイケル映画『ディス・イズ・イット』鑑賞、そして、『マイケル・ジャクソン全記録』の完成、まさにマイケル三昧の1日だった。
+++++
以下セットリストを、「ムーンウォーカー」のトヨさんのご協力を得て作ってみました。下記リストのほかに「ゴースト」が前半のどこかに入っているようです。また、曲のカウントの仕方が、まだ迷い中です。「02」の「スピーチレス」を1曲とするか、「スターティン・サムシン」の中の挿入とするか、そのあたりはあと何度か見て煮詰めてみます。
■ セットリスト(未完): 映画『ディス・イズ・イット』
Setlist : This Is It: Movie (not complited)
01. "Wanna Be Startin’ Somethin’"
02. "Speechless" ~"Wanna Be Startin’ Somethin’"
03. "Bad" ~ ("Mind Is The Magic)?
04. "Smooth Criminal" (Dancers audition)
05. "Don’t Stop ’til You Get Enough"~"Smooth Criminal" (Dancers audition)
06. "Jam" (including "Another Part Of Me")
07. "2Bad"
08. "They Don’t Care About Us"
09. "HIStory"
10. "Human Nature"
--. "Put The Blame On Mame (Rita Hayworth) (From 1946 Movie "Gilda")
11. "Smooth Criminal"
12. "The Way You Make Me Feel"
13. Motown Medley: (13)-(15)"I Want You Back"
14. "The Love You Save"
15. "I’ll Be There"
16. "Shake Your Body (Down to the Ground)"
17. "I Just Can’t Stop Loving You" (with Judith Hill)
18. "Thriller"
19. "Threatened"
20. "Who Is It"
21. "Beat It"
22. "Black or White"
23. "Earth Song"
24. "Billie Jean"
25. "Man in the Mirror"
End roll
"This Is It"
"Heal The World"
"Human Nature"
■マイケル・ジャクソン、コンプリート・モータウン・ソロ・コレクション。(これは、なかなかいいコンピ。紙ジャケットでまとめられ新発売)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B002GKRTK6/soulsearchiho-22/ref=nosim/
■ワックスポエティックス第6号 マイケル特集14ページ
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4861134196/soulsearchiho-22/ref=nosim/
■ 値段は高いが、充実のコレクション
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/0794829295/soulsearchiho-22/ref=nosim/
ENT>ARTIST>Jackson, Michael
ENT>MOVIE>This Is It
デイ。
まさにマイケル・ジャクソン・デイだった。10月28日は日本時間の朝から、ロス・アンジェルスのノキア・シアターで行われていた「ワールド・プレミア」の様子をインターネットなどで見る。ロスでは10月27日の午後7時(日本時間28日午前11時)からプレミア公開されていた。日本より1日早い。東京では、1時と4時の回、六本木ヒルズで5時からのレッドカーペットがあったが、4時の有楽町試写に臨んだ。
マリオンでは1時の回はかなり超満員になったようだが、4時の回は比較的落ち着いていた。並ぶ覚悟で3時15分くらいに行ったら、まだ全然楽勝で拍子抜け。レコード会社の関係者としばし談笑後、本編へ。西寺郷太さんと、松尾潔さん、急遽参加の今回の『マイケル・ジャクソン全記録』の発行人、編集者である熊澤さんと一緒に鑑賞。
松尾さん、いきなり、これ着て見て欲しいんだよね、と言って、「I・ラヴ・MJ」(ラヴはハートマーク)と書かれたTシャツを僕と、郷太くんにプレゼント。ちょっときつかったが、着て鑑賞させていただきました。(笑)
6時頃、本編終了。「いやあ、すごかったねえ」の感想しきり。外に出ると、7時からの回を見る人たちが並び始めていた。そこで、サイト「ムーンウォーカー」を運営しているトヨさんを、西寺さんから紹介される。
次の六本木ヒルズでの回が9時からなので、西寺さんと軽く何か食べに行くことにする。松尾さんはスタジオ仕事があるために、解散。熊澤さんは見本を取りに社に戻る。こちらは、六本木方面に向かい、西寺さんが前日もらったばかりという『ディス・イズ・イット』のサントラ見本盤を車のCDプレイヤーにいれる。「どうせなら、『スピーチレス』とか、ここにいれればいいのにね」と郷太さん。「ウォナ・ビー・スターティン・サムシング」のデモ・ヴァージョンなどを聴く。
その後、7時過ぎに『マイケル・ジャクソン全記録』の見本が少量できてくるので、出版社近くにある六本木の「佐世保バーガー」へ。ちょうど食べ終わる頃、熊澤さんから電話。出来上がったので、西寺さんのも含めて持って行きます、とのこと。
ほどなく熊澤さん、到着。本を見た2人の第一声。「おおっ、ブアツ(ぶ厚い)」
パラパラめくりながら、マイケル談義、ひとしきり。おそらく11月4日か5日には大量に印刷が仕上がり、配本され、早いところでは8日か9日には店頭に出るのではないかとのこと。いちおうオフィシャルの発売は11月10日だが、一部店頭、アマゾンなどでは早くなるかもしれない。郷太さんは、すぐに写メを撮り、モヴァ・ツイッターにアップ。普通のツイッターとモヴァ・ツイッターの違いがよくわからない。(笑)
だらだら話をしていたら、まもなく9時になるので、あわてて六本木ヒルズに移動。
六ヒルのスクリーンにぎりぎりに入ったら、一番前まで超満員。もう予告編が始まっていた。ところどころ、曲終わりで拍手が巻き起こる。試写のときは、ちょっと抑えていたもののここでは拍手ができた。(笑)
映画が終わると、西寺さんはノーナ・ファンに囲まれている。彼はもういちど見るので、28日だけで3回見ることになる。別れ際、「もう1・2度来ましょうか」と西寺さん。
本編で歌われなかった曲について。「ユー・アー・ノット・アローン」、「ヒール・ザ・ワールド」「デンジャラス」「ユー・ロック・マイ・ワールド」「ウィル・ユー・ビー・ゼア」「ダーティー・ダイアナ」「リメンバー・ザ・タイム」などが出てこなかった。「ヒール・ザ・ワールド」はエンドロールででたが。
これらの曲はリハはしていたが、それを撮影した素材がなかったのか、あるいは元々セットリストに入っていなかったのかもしれない。撮影しても使えるクオリティーのものがなかったのか。いずれにせよ、より精査して、「ディス・イズ・イット~コンプリート・ヴァージョン」みたいなものが出てほしいと思った。
しかし、映画とは言え、2本ライヴを集中して見た感じで、さすがにぐったりになったが、ヘロヘロながらも感想文をアップした。マイケル映画『ディス・イズ・イット』鑑賞、そして、『マイケル・ジャクソン全記録』の完成、まさにマイケル三昧の1日だった。
+++++
以下セットリストを、「ムーンウォーカー」のトヨさんのご協力を得て作ってみました。下記リストのほかに「ゴースト」が前半のどこかに入っているようです。また、曲のカウントの仕方が、まだ迷い中です。「02」の「スピーチレス」を1曲とするか、「スターティン・サムシン」の中の挿入とするか、そのあたりはあと何度か見て煮詰めてみます。
■ セットリスト(未完): 映画『ディス・イズ・イット』
Setlist : This Is It: Movie (not complited)
01. "Wanna Be Startin’ Somethin’"
02. "Speechless" ~"Wanna Be Startin’ Somethin’"
03. "Bad" ~ ("Mind Is The Magic)?
04. "Smooth Criminal" (Dancers audition)
05. "Don’t Stop ’til You Get Enough"~"Smooth Criminal" (Dancers audition)
06. "Jam" (including "Another Part Of Me")
07. "2Bad"
08. "They Don’t Care About Us"
09. "HIStory"
10. "Human Nature"
--. "Put The Blame On Mame (Rita Hayworth) (From 1946 Movie "Gilda")
11. "Smooth Criminal"
12. "The Way You Make Me Feel"
13. Motown Medley: (13)-(15)"I Want You Back"
14. "The Love You Save"
15. "I’ll Be There"
16. "Shake Your Body (Down to the Ground)"
17. "I Just Can’t Stop Loving You" (with Judith Hill)
18. "Thriller"
19. "Threatened"
20. "Who Is It"
21. "Beat It"
22. "Black or White"
23. "Earth Song"
24. "Billie Jean"
25. "Man in the Mirror"
End roll
"This Is It"
"Heal The World"
"Human Nature"
■マイケル・ジャクソン、コンプリート・モータウン・ソロ・コレクション。(これは、なかなかいいコンピ。紙ジャケットでまとめられ新発売)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B002GKRTK6/soulsearchiho-22/ref=nosim/
■ワックスポエティックス第6号 マイケル特集14ページ
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4861134196/soulsearchiho-22/ref=nosim/
■ 値段は高いが、充実のコレクション
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/0794829295/soulsearchiho-22/ref=nosim/
ENT>ARTIST>Jackson, Michael
ENT>MOVIE>This Is It
☆『ディス・イズ・イット』~夢と冒険に溢れる2時間
2009年10月29日 音楽 コメント (5)(映画内容が出ます。これからごらんになる方はご注意ください)
This Is It, This Is It, This Is It
冒険。
夢にあふれるシンガーがいる。夢にかけるミュージシャンがいる。そして、夢を追い続けるダンサーがいる。彼の元に集まるアーティストたちは、みな、大きな夢を持ってオーディションにやってくる。オーストラリアから、オランダから、ヨーロッパから、全米から。冒頭、ダンサーのオーディション・シーンが出てくる。彼らは、マイケル・ジャクソンというアーティストとステージを共にしたいという強烈な夢を胸に秘め、世界から集まってきた。何百人の中から選ばれた十数名の精鋭たち。彼らの目の輝きの素晴らしきこと。
2009年4月から6月にかけて行われた、マイケル・ジャクソンの『ディス・イズ・イット』コンサートのリハーサル模様を編集した音楽映画『ディス・イズ・イット』(監督・ケニー・オルテガ)が2009年10月28日から公開された。ドキュメンタリーではあるが、僕は彼のステージを見ているかのような錯覚に何度も陥った。マイケルのライヴが、スクリーンで繰り広げられている。たまたま実際のステージ(3次元)ではなく、平面(2次元)のステージだが、マイケルのオーラとソウルは、観客に否が応でも飛び出してくる。
第一の感想は、何でこれだけ元気にステージ狭しと動いているこのスーパースターが、6月25日に亡くならなければならないのかという大きな疑問だ。なぜ、一体何が起こったのか。
もうほとんど完成しているではないか。もちろん、リハーサルだから「声をセーヴする」マイケルもいるが、プロダクションは8割方出来上がっていると言える。前半部分は何度もリハを重ね、その記録映像も多くのテイクが残っている。だが、最後の「ビリー・ジーン」や「マン・イン・ザ・ミラー」はほとんど1テイクのみが披露される。おそらくまだ何度も何度もやっていなかったのだろう。「ビリー・ジーン」に限って言えば、まだ6割ぐらいの完成度だが、それでもおもしろい。
曲によって完成度がそれほどでなかったとしても、マイケルはじつにかっこいい。マイケルの踊りの切れもいいし、ダンサーたちも素晴らしい。ミュージシャンも、シンガーも。
マイケルの天才性を垣間見せるシーンが「スムース・クリミナル」であった。マイケルが客席側に向いていて、その後ろのスクリーンにモノクロの映像が流れている。それが終わったところで、歌に入るのだが、そのキュー(きっかけ)が後ろのスクリーンを見ていないとわからないのではないか、とオルテガがマイケルに言う。するとマイケルは、しばし考えて「感じるよ(I’ll feel that)」と言い切った。天才だ。
今回、ライヴに付随して使われる映像がすごい。一番感動したのは、「アース・ソング」の密林と少女の映像。また、「ゼイ・ドント・ケア・アバウト・アス」から「ヒストリー」で使われる11人のダンサーで撮影したものを無限大にコピーした映像。そして、曲ごとの大仕掛けがすごい。映像、仕掛け、ダンス、歌…。すべてがひとつになった瞬間、このライヴ・コンサートは、日常からかけ離れた大冒険になる。これは、マイケルがステージ上で作り上げる2時間のアミューズメント・パークだ。マイケルも全力で夢をファンに与えているのだ。
完成度の高いライヴ・ステージであれば、それは何度でも見たくなる。「いい物は何度見てもいい」ということだ。この映画を見る者は、この本番8掛けのリハから一体どんな完成形が生まれるのか、イマジネーションを広げる。リハでここまでできていたら、本番ではどうなったのだろうか。そら恐ろしい。
マイケルはこのライヴに、「ヒール・ザ・ワールド(世界を癒そう、直そう、治癒しよう)」というメッセージを込めた。地球の温暖化で、地球が傷ついている。早く治療しなければ、だめになってしまう。誰かがやってくれる、ではなく、今、自分たちで始めようというメッセージだ。彼は4年以内にやらなければならないという。なぜ、4年と区切ったのだろうか。
一度4時からの試写を見て、9時から六本木ヒルズの東宝シネマでもう一度見た。ヒルズのスクリーンは満員。何曲か、曲が終わるところで、観客から拍手。映画が終わったところでも拍手が巻き起こった。
この映画は、後にも先にも、おそらく音楽史上唯一のリハーサルだけで一本の映画として完成した作品となる。本番を見せず、リハーサルだけの映像で、これだけの感動を与えられるなんて、宇宙に彼しかいない。
ビルボード誌によれば、アメリカでは好評であれば、2週間限定が延長される可能性がある、という。ぜひそうしてもらいたい。この作品は、人々を何度も映画館に引き寄せる強烈な「カルト・ムーヴィー」になる。
(映画『ディス・イズ・イット』~2009年10月28日から全世界で公開)
+++++
圧倒的な事実の積み重ねの向こうにしか、「本当のマイケル」は見えてこない。
『マイケル・ジャクソン全記録 1958-2009』、アマゾンにアップされました
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4904422066/soulsearchiho-22/ref=nosim/
□ ビデオ
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B000BNM8B0/soulsearchiho-22/ref=nosim/
+++++
ENT>ARTIST>Jackson, Michael
ENT>MOVIE>This Is It
This Is It, This Is It, This Is It
冒険。
夢にあふれるシンガーがいる。夢にかけるミュージシャンがいる。そして、夢を追い続けるダンサーがいる。彼の元に集まるアーティストたちは、みな、大きな夢を持ってオーディションにやってくる。オーストラリアから、オランダから、ヨーロッパから、全米から。冒頭、ダンサーのオーディション・シーンが出てくる。彼らは、マイケル・ジャクソンというアーティストとステージを共にしたいという強烈な夢を胸に秘め、世界から集まってきた。何百人の中から選ばれた十数名の精鋭たち。彼らの目の輝きの素晴らしきこと。
2009年4月から6月にかけて行われた、マイケル・ジャクソンの『ディス・イズ・イット』コンサートのリハーサル模様を編集した音楽映画『ディス・イズ・イット』(監督・ケニー・オルテガ)が2009年10月28日から公開された。ドキュメンタリーではあるが、僕は彼のステージを見ているかのような錯覚に何度も陥った。マイケルのライヴが、スクリーンで繰り広げられている。たまたま実際のステージ(3次元)ではなく、平面(2次元)のステージだが、マイケルのオーラとソウルは、観客に否が応でも飛び出してくる。
第一の感想は、何でこれだけ元気にステージ狭しと動いているこのスーパースターが、6月25日に亡くならなければならないのかという大きな疑問だ。なぜ、一体何が起こったのか。
もうほとんど完成しているではないか。もちろん、リハーサルだから「声をセーヴする」マイケルもいるが、プロダクションは8割方出来上がっていると言える。前半部分は何度もリハを重ね、その記録映像も多くのテイクが残っている。だが、最後の「ビリー・ジーン」や「マン・イン・ザ・ミラー」はほとんど1テイクのみが披露される。おそらくまだ何度も何度もやっていなかったのだろう。「ビリー・ジーン」に限って言えば、まだ6割ぐらいの完成度だが、それでもおもしろい。
曲によって完成度がそれほどでなかったとしても、マイケルはじつにかっこいい。マイケルの踊りの切れもいいし、ダンサーたちも素晴らしい。ミュージシャンも、シンガーも。
マイケルの天才性を垣間見せるシーンが「スムース・クリミナル」であった。マイケルが客席側に向いていて、その後ろのスクリーンにモノクロの映像が流れている。それが終わったところで、歌に入るのだが、そのキュー(きっかけ)が後ろのスクリーンを見ていないとわからないのではないか、とオルテガがマイケルに言う。するとマイケルは、しばし考えて「感じるよ(I’ll feel that)」と言い切った。天才だ。
今回、ライヴに付随して使われる映像がすごい。一番感動したのは、「アース・ソング」の密林と少女の映像。また、「ゼイ・ドント・ケア・アバウト・アス」から「ヒストリー」で使われる11人のダンサーで撮影したものを無限大にコピーした映像。そして、曲ごとの大仕掛けがすごい。映像、仕掛け、ダンス、歌…。すべてがひとつになった瞬間、このライヴ・コンサートは、日常からかけ離れた大冒険になる。これは、マイケルがステージ上で作り上げる2時間のアミューズメント・パークだ。マイケルも全力で夢をファンに与えているのだ。
完成度の高いライヴ・ステージであれば、それは何度でも見たくなる。「いい物は何度見てもいい」ということだ。この映画を見る者は、この本番8掛けのリハから一体どんな完成形が生まれるのか、イマジネーションを広げる。リハでここまでできていたら、本番ではどうなったのだろうか。そら恐ろしい。
マイケルはこのライヴに、「ヒール・ザ・ワールド(世界を癒そう、直そう、治癒しよう)」というメッセージを込めた。地球の温暖化で、地球が傷ついている。早く治療しなければ、だめになってしまう。誰かがやってくれる、ではなく、今、自分たちで始めようというメッセージだ。彼は4年以内にやらなければならないという。なぜ、4年と区切ったのだろうか。
一度4時からの試写を見て、9時から六本木ヒルズの東宝シネマでもう一度見た。ヒルズのスクリーンは満員。何曲か、曲が終わるところで、観客から拍手。映画が終わったところでも拍手が巻き起こった。
この映画は、後にも先にも、おそらく音楽史上唯一のリハーサルだけで一本の映画として完成した作品となる。本番を見せず、リハーサルだけの映像で、これだけの感動を与えられるなんて、宇宙に彼しかいない。
ビルボード誌によれば、アメリカでは好評であれば、2週間限定が延長される可能性がある、という。ぜひそうしてもらいたい。この作品は、人々を何度も映画館に引き寄せる強烈な「カルト・ムーヴィー」になる。
(映画『ディス・イズ・イット』~2009年10月28日から全世界で公開)
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圧倒的な事実の積み重ねの向こうにしか、「本当のマイケル」は見えてこない。
『マイケル・ジャクソン全記録 1958-2009』、アマゾンにアップされました
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4904422066/soulsearchiho-22/ref=nosim/
□ ビデオ
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B000BNM8B0/soulsearchiho-22/ref=nosim/
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ENT>ARTIST>Jackson, Michael
ENT>MOVIE>This Is It
◎『ディス・イズ・イット』全容~『ムーンウォーカー』も11月7日から公開
2009年10月28日 音楽【This Is It, This Is All About】
全容。
いよいよ今日2009年10月28日から公開される『ディス・イズ・イット』だが、総力取材で、その全容を事前に可能な限り解明してみよう。
まず、この映画は、今年のヒット映画の1本になりそうだ。
音楽専門誌「ローリング・ストーン」によると、全米でも3000のスクリーンにかけられ、アメリカ以外での上映スクリーンは19000にものぼるという。すでに配給元のソニー・ピクチャーズは遺族側に6000万ドル(約54億円)を支払っているが、一説では2億5000万ドル(約225億円)の興行収入を得るだろうという。また、アメリカでは、同名タイトルのアルバム『ディス・イズ・イット』の初回出荷は140万枚。リリースと同時にプラチナ・アルバムになる。
+++++
メンバー。
『ディス・イズ・イット』は、同名コンサートのリハーサルの模様を収録している。同コンサートのライヴ・メンバーは次の通り。
Directed by Kenny Ortega
Vocal & dancer: Michael Jackson
Choreographer: Michael Jackson, Travis Payne
Keyboards: Michael Bearden, Morris Pleasure
Lead guitar: Orianthi Panagaris
Rhythm guitar: Thomas Organ
Bass: Alfred Dunbar
Percussion: Roger Bashiri Johnson
Drums: Jonathan Moffett
Background vocalists: Judith Hill, Dorian Holley, Darryl Phinnesse, Ken Stacey
Background dancers: Daniel Yao, Nicholas Bass, Daniel Celebre, Mekia Cox, Christopher Grant, Misha Hamilton, Shannon Holtzapffel, Devin Jamieson, Charles Klapow, Ricardo Reid, Danielle Rueda Watts, Tyne Stecklein, Timor Steffens
この中でキーボードのマイケル・ベアデンがミュージカル・ディレクター。これまでにマドンナ、ライオネル・リッチー、ホイットニー・ヒューストンなどのライヴで演奏してきた。また、ハービー・ハンコック、レイチェル・ファレルなどのジャズ・アーティストとのコラボレーションもある実力派だ。
ギターのオリアンティー・パナガリスは、オーストラリア生まれの女性ギタリスト。2009年2月、グラミー賞授賞式で、カントリー・シンガー、キャリー・アンダーウッドのバックを務めていた。その後、マイケルのこのツアーのオーディションを受け、合格。5月から本格的にリハーサルに入っていた。これまでのギタリスト、ジェニファー・バッテンも女性。派手なパフォーマンスが期待される。まだ24歳か25歳。ツアーへの参加で脚光をあびるが、ちょうど自身のアルバム『ビリーヴ』も全米リリースされる。
振り付けのトラヴィス・ペインは、1996年の『ヒストリー・ツアー』、さらに1997年のショートフィルム『ゴースト』で仕事をしてきた。
このほか、パーカッションのバシリ・ジョンソンはニューヨークをベースにするパーカッションの第一人者。これまでにホイットニー・ヒューストン、スティーヴ・ウインウッドなど多数のライヴ、レコーディングなどに参加。ニューヨークのパーカッション奏者としてはファースト・コールの存在だ。ホイットニーの次のツアーにも参加する予定。
コーラスのドリアン・ホリー、ダリル・フィニシーは、「バッド・ツアー」からのつきあい。マイケルを知り尽くしているバック・ミュージシャンである。ジョナサン・モフィットも売れっ子ドラマーで、ジャクソンズの「デスティニー・ツアー」からのつきあい。
総合演出はケニー・オルテガで、1950年生まれ。映画『ザナドゥー』、1987年の映画『ダーティー・ダンシング』などを手がけたほか、マドンナの「マテリアル・ワールド」の振り付けも担当。マイケルとは1992年の「デンジャラス・ツアー」、続く1996年の「ヒストリー・ツアー」でも総合演出をしている旧知の仲。オルテガは、スーパーボウル、グラミー、アカデミーなどでも演出を担当した経験がある。また映画『ハイ・スクール・ミュージカル』のシリーズもてがけている。2009年7月7日にロスのステイプルズ・センターで行われたメモリアル・サーヴィスの総合演出をしたのもオルテガだった。
◎ 予想セットリスト
サウンドトラックから予想されるセットリストは次の通り。
"Wanna Be Startin’ Somethin’"
"Speechless"
"Bad"
"Smooth Criminal"
"Don’t Stop ’til You Get Enough"
"Jam"
"They Don’t Care About Us"
"HIStory"
"The Way You Make Me Feel"
"Human Nature"
"I Want You Back"
"The Love You Save"
"I’ll Be There"
"Shake Your Body (Down to the Ground)"
"I Just Can’t Stop Loving You"
"Thriller"
"Threatened"
"Who Is It"
"Beat It"
"Black or White"
"Earth Song"
"Billie Jean"
"Man in the Mirror"
"This Is It"
このほかに、「ウィ・アー・ザ・ワールド」もしくは、「ヒール・ザ・ワールド」なども入るかもしれない。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B002Q4U9YU/soulsearchiho-22/ref=nosim/
+++++
『ムーンウォーカー』も11月7日から公開。
再公開。
マイケル・ジャクソンの主演映画『ムーンウォーカー』が2009年11月7日から全国ロードショーとなる。これは、1988年に公開されたもので、マイケルが主演している映画。長く、VHSなども絶版になっていた。
六本木ヒルズにある東宝シネマなどで公開開始。
ENT>MUSIC>Jackson, Michael
全容。
いよいよ今日2009年10月28日から公開される『ディス・イズ・イット』だが、総力取材で、その全容を事前に可能な限り解明してみよう。
まず、この映画は、今年のヒット映画の1本になりそうだ。
音楽専門誌「ローリング・ストーン」によると、全米でも3000のスクリーンにかけられ、アメリカ以外での上映スクリーンは19000にものぼるという。すでに配給元のソニー・ピクチャーズは遺族側に6000万ドル(約54億円)を支払っているが、一説では2億5000万ドル(約225億円)の興行収入を得るだろうという。また、アメリカでは、同名タイトルのアルバム『ディス・イズ・イット』の初回出荷は140万枚。リリースと同時にプラチナ・アルバムになる。
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メンバー。
『ディス・イズ・イット』は、同名コンサートのリハーサルの模様を収録している。同コンサートのライヴ・メンバーは次の通り。
Directed by Kenny Ortega
Vocal & dancer: Michael Jackson
Choreographer: Michael Jackson, Travis Payne
Keyboards: Michael Bearden, Morris Pleasure
Lead guitar: Orianthi Panagaris
Rhythm guitar: Thomas Organ
Bass: Alfred Dunbar
Percussion: Roger Bashiri Johnson
Drums: Jonathan Moffett
Background vocalists: Judith Hill, Dorian Holley, Darryl Phinnesse, Ken Stacey
Background dancers: Daniel Yao, Nicholas Bass, Daniel Celebre, Mekia Cox, Christopher Grant, Misha Hamilton, Shannon Holtzapffel, Devin Jamieson, Charles Klapow, Ricardo Reid, Danielle Rueda Watts, Tyne Stecklein, Timor Steffens
この中でキーボードのマイケル・ベアデンがミュージカル・ディレクター。これまでにマドンナ、ライオネル・リッチー、ホイットニー・ヒューストンなどのライヴで演奏してきた。また、ハービー・ハンコック、レイチェル・ファレルなどのジャズ・アーティストとのコラボレーションもある実力派だ。
ギターのオリアンティー・パナガリスは、オーストラリア生まれの女性ギタリスト。2009年2月、グラミー賞授賞式で、カントリー・シンガー、キャリー・アンダーウッドのバックを務めていた。その後、マイケルのこのツアーのオーディションを受け、合格。5月から本格的にリハーサルに入っていた。これまでのギタリスト、ジェニファー・バッテンも女性。派手なパフォーマンスが期待される。まだ24歳か25歳。ツアーへの参加で脚光をあびるが、ちょうど自身のアルバム『ビリーヴ』も全米リリースされる。
振り付けのトラヴィス・ペインは、1996年の『ヒストリー・ツアー』、さらに1997年のショートフィルム『ゴースト』で仕事をしてきた。
このほか、パーカッションのバシリ・ジョンソンはニューヨークをベースにするパーカッションの第一人者。これまでにホイットニー・ヒューストン、スティーヴ・ウインウッドなど多数のライヴ、レコーディングなどに参加。ニューヨークのパーカッション奏者としてはファースト・コールの存在だ。ホイットニーの次のツアーにも参加する予定。
コーラスのドリアン・ホリー、ダリル・フィニシーは、「バッド・ツアー」からのつきあい。マイケルを知り尽くしているバック・ミュージシャンである。ジョナサン・モフィットも売れっ子ドラマーで、ジャクソンズの「デスティニー・ツアー」からのつきあい。
総合演出はケニー・オルテガで、1950年生まれ。映画『ザナドゥー』、1987年の映画『ダーティー・ダンシング』などを手がけたほか、マドンナの「マテリアル・ワールド」の振り付けも担当。マイケルとは1992年の「デンジャラス・ツアー」、続く1996年の「ヒストリー・ツアー」でも総合演出をしている旧知の仲。オルテガは、スーパーボウル、グラミー、アカデミーなどでも演出を担当した経験がある。また映画『ハイ・スクール・ミュージカル』のシリーズもてがけている。2009年7月7日にロスのステイプルズ・センターで行われたメモリアル・サーヴィスの総合演出をしたのもオルテガだった。
◎ 予想セットリスト
サウンドトラックから予想されるセットリストは次の通り。
"Wanna Be Startin’ Somethin’"
"Speechless"
"Bad"
"Smooth Criminal"
"Don’t Stop ’til You Get Enough"
"Jam"
"They Don’t Care About Us"
"HIStory"
"The Way You Make Me Feel"
"Human Nature"
"I Want You Back"
"The Love You Save"
"I’ll Be There"
"Shake Your Body (Down to the Ground)"
"I Just Can’t Stop Loving You"
"Thriller"
"Threatened"
"Who Is It"
"Beat It"
"Black or White"
"Earth Song"
"Billie Jean"
"Man in the Mirror"
"This Is It"
このほかに、「ウィ・アー・ザ・ワールド」もしくは、「ヒール・ザ・ワールド」なども入るかもしれない。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B002Q4U9YU/soulsearchiho-22/ref=nosim/
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『ムーンウォーカー』も11月7日から公開。
再公開。
マイケル・ジャクソンの主演映画『ムーンウォーカー』が2009年11月7日から全国ロードショーとなる。これは、1988年に公開されたもので、マイケルが主演している映画。長く、VHSなども絶版になっていた。
六本木ヒルズにある東宝シネマなどで公開開始。
ENT>MUSIC>Jackson, Michael