○マリー・トラヴァース(ピーター・ポール&マリー)死去
2009年9月18日 音楽【Mary Travers Dies At 72】
訃報。
1960年代に多くのヒットを放ったフォーク・トリオ、ピーター・ポール&マリーの紅一点、マリー・トラヴァースが2009年9月16日(水)、コネチカット州のダンブリー病院で死去した。72歳だった。白血病を患っていた。
仲間のピーター・ヤロウ、ポール・ストゥーキーとともにピーター・ポール&マリーを結成、きれいなスリー・パート・ハーモニーを聴かせ1960年代に「レモン・トゥリー」「イフ・アイ・ハド・ア・ハンマー」、「パフ」など多数のヒットを放った。ボブ・ディラン作の「ブロウイン・イン・ザ・ウィンド(風に吹かれて)」はボブのヴァージョンとは違った耳当たりのいい洗練されたヴァージョンにしてヒットさせた。
メリー・アリン・トラヴァースは1936年11月9日ケンタッキー州ルイヴィル生まれ。2歳のときに両親とともにニューヨークに移り住んだ。後にボブ・ディランをマネージするアルバート・グロスマンという人物が、当時無名だったピーター・ヤロウのマネージメントをしており、キングストン・トリオのような女性を含めたフォーク・トリオのイメージを思いつき、カフェの壁に貼ってあったメリーの写真を見て、連絡を取り、グループを結成した。3人目のポールはマリーの友人だった。
1962年、「レモン・トゥリー」が全米で初ヒット。当時の彼らのあこがれでもあったピート・シガーの作品「イフ・アイ・ハド・ア・ハンマー」を同年にカヴァーし、これがポップでトップ10入りを果たすヒットとなり、注目のトリオとなった。その後「パフ・ザ・マジック・ドラゴン」、「風に吹かれて」など多数のヒットを生み出し、フォーク・ブームの牽引車となった。また政治的発言なども多く、当時の時代の空気を反映したグループとなった。
■死去を伝えるニューヨーク・タイムス紙の記事
http://www.nytimes.com/2009/09/17/arts/music/17travers.html
+++++
ピーター・ポール&マリーは、僕が、それこそ洋楽を聴き始めた頃にすでに大人気だったグループだった。深夜放送やFENでよくかかっていて耳なじんだ。何よりも、中学時代の同級生がギターを弾きながら、「パフ」やら「風に吹かれて」をコピーしていたのを、耳たこで聴かされたことをよく覚えている。「パフ」なんかは、ギターの入門曲で、ギターを買った者はみなこのあたりから覚えたのだ。その同級生は北海道大学で医学部の教授になっている。
■ ベスト・オブ
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B000002KHJ/soulsearchiho-22/ref=nosim/
ENT>OBITUARY>Travers, Mary November 9th, 1936 - September 16, 2009, 72 year old
訃報。
1960年代に多くのヒットを放ったフォーク・トリオ、ピーター・ポール&マリーの紅一点、マリー・トラヴァースが2009年9月16日(水)、コネチカット州のダンブリー病院で死去した。72歳だった。白血病を患っていた。
仲間のピーター・ヤロウ、ポール・ストゥーキーとともにピーター・ポール&マリーを結成、きれいなスリー・パート・ハーモニーを聴かせ1960年代に「レモン・トゥリー」「イフ・アイ・ハド・ア・ハンマー」、「パフ」など多数のヒットを放った。ボブ・ディラン作の「ブロウイン・イン・ザ・ウィンド(風に吹かれて)」はボブのヴァージョンとは違った耳当たりのいい洗練されたヴァージョンにしてヒットさせた。
メリー・アリン・トラヴァースは1936年11月9日ケンタッキー州ルイヴィル生まれ。2歳のときに両親とともにニューヨークに移り住んだ。後にボブ・ディランをマネージするアルバート・グロスマンという人物が、当時無名だったピーター・ヤロウのマネージメントをしており、キングストン・トリオのような女性を含めたフォーク・トリオのイメージを思いつき、カフェの壁に貼ってあったメリーの写真を見て、連絡を取り、グループを結成した。3人目のポールはマリーの友人だった。
1962年、「レモン・トゥリー」が全米で初ヒット。当時の彼らのあこがれでもあったピート・シガーの作品「イフ・アイ・ハド・ア・ハンマー」を同年にカヴァーし、これがポップでトップ10入りを果たすヒットとなり、注目のトリオとなった。その後「パフ・ザ・マジック・ドラゴン」、「風に吹かれて」など多数のヒットを生み出し、フォーク・ブームの牽引車となった。また政治的発言なども多く、当時の時代の空気を反映したグループとなった。
■死去を伝えるニューヨーク・タイムス紙の記事
http://www.nytimes.com/2009/09/17/arts/music/17travers.html
+++++
ピーター・ポール&マリーは、僕が、それこそ洋楽を聴き始めた頃にすでに大人気だったグループだった。深夜放送やFENでよくかかっていて耳なじんだ。何よりも、中学時代の同級生がギターを弾きながら、「パフ」やら「風に吹かれて」をコピーしていたのを、耳たこで聴かされたことをよく覚えている。「パフ」なんかは、ギターの入門曲で、ギターを買った者はみなこのあたりから覚えたのだ。その同級生は北海道大学で医学部の教授になっている。
■ ベスト・オブ
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B000002KHJ/soulsearchiho-22/ref=nosim/
ENT>OBITUARY>Travers, Mary November 9th, 1936 - September 16, 2009, 72 year old
◆テリー・キャリア・ライヴ~時は静かにゆったり流れながらも、空気を支配…
2009年9月17日 音楽【Chicago’s Own Terry Callier: Time Flows Slowly But Dominate The Air】
フォーク。
シカゴの吟遊詩人、テリー・キャリアの久しぶりのライヴ。観客はけっこう若い人たちが多い。やはりクラブ・シーンで人気ということもあるのだろう。僕自身が彼のライヴを見るのは5年ぶり。
カーティス・メイフィールドと仲がよかったとのことだが、確かに、カーティスや、あとビル・ウィザースなどのシンガー・ソングライターと同じ香りを感じる。カーティス、ビルより、一層フォーク・シンガー寄りな感触だ。ドラムス、ベース、キーボード3人、サックス、そしてテリー(ギターとヴォーカル)という編成。驚いたことに今回のバックバンド全員が白人だった。
ピアニストひとりをバックにした曲から始まり、空気を支配すると、ゆったりと最新作『ヒドゥン・コンバセーション』からの作品を中心に74分。ファースト・セットと半分くらいは違う曲をやっているようだ。9月15日のファースト・セットのセットリストが公開されていたが、それとのかぶりは半分程度。また、その場で曲チェンジも自由自在。セットリストも手書きで、びしっときっちり決めているわけではない。
まさに吟遊詩人らしく、途中、ラップのようなモノローグも入る。そして、サックス奏者の入り具合もいかにも1960年代のモッズ風、あるいはニューヨークのヴィレッジあたりにあるカフェ・ライヴハウス的な匂いだ。まったりした感じでゆっくり時間が流れるが、拍手はけっこう熱い。
ところで、前回ライヴ評でテリーの生年を1941年としているが、彼自身のマイスペースなどでは1945年生まれ、としている。1945年でも64歳。枯れたソングライターの魅力が暖かい声援を得ていた。
■過去記事
2004/04/20 (Tue)
Terry Callier: A Troubadour
http://www.soulsearchin.com/soul-diary/archive/200404/diary20040420.html
(2004年来日時のライヴ評)
■ 最新作『ヒドゥン・コンバセーション』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B001Q6IHBQ/soulsearchiho-22/ref=nosim/
■ メンバー
テリー・キャリア Terry Callier(vo,g)
ゲイリー・プラムリー Gary Plumley(sax,fl)
クリス・キブル Chris Kibble(key)
マイキー・ベン Mikey Benn(key)
デイヴ・バーナード Dave Barnard(b)
ニック・フランス Nic France(ds)
ボスコー・ディ・オリヴィエーラ Bosco De Oliveira(per)
■ セットリスト テリー・キャリア @ 丸の内コットンクラブ 2009年9月16日
Setlist : Terry Callier @ Cotton Club, September 16, 2009
[+=denotes the song from new album "Hidden Conversations"]
show started 21:30
01. Spartacus
02. What About Me (What You Gonna Do About Me)
03. John Lee Hooker +
04. Live With Me +
05. Midnite Mile
06. Wings +
07. Rice & Beans +
08. Fool Me Fool You (Fool ’Em I) +
09. Sunset Boulevard +
10. Nobody But Yourself To Blame
Enc. When My Lady Danced (For Me)
Enc. Ordinary Joe
show ended 22:54
(2009年 9月16日水曜、丸の内コットンクラブ=テリー・キャリア・ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>Callier, Terry
2009-108
フォーク。
シカゴの吟遊詩人、テリー・キャリアの久しぶりのライヴ。観客はけっこう若い人たちが多い。やはりクラブ・シーンで人気ということもあるのだろう。僕自身が彼のライヴを見るのは5年ぶり。
カーティス・メイフィールドと仲がよかったとのことだが、確かに、カーティスや、あとビル・ウィザースなどのシンガー・ソングライターと同じ香りを感じる。カーティス、ビルより、一層フォーク・シンガー寄りな感触だ。ドラムス、ベース、キーボード3人、サックス、そしてテリー(ギターとヴォーカル)という編成。驚いたことに今回のバックバンド全員が白人だった。
ピアニストひとりをバックにした曲から始まり、空気を支配すると、ゆったりと最新作『ヒドゥン・コンバセーション』からの作品を中心に74分。ファースト・セットと半分くらいは違う曲をやっているようだ。9月15日のファースト・セットのセットリストが公開されていたが、それとのかぶりは半分程度。また、その場で曲チェンジも自由自在。セットリストも手書きで、びしっときっちり決めているわけではない。
まさに吟遊詩人らしく、途中、ラップのようなモノローグも入る。そして、サックス奏者の入り具合もいかにも1960年代のモッズ風、あるいはニューヨークのヴィレッジあたりにあるカフェ・ライヴハウス的な匂いだ。まったりした感じでゆっくり時間が流れるが、拍手はけっこう熱い。
ところで、前回ライヴ評でテリーの生年を1941年としているが、彼自身のマイスペースなどでは1945年生まれ、としている。1945年でも64歳。枯れたソングライターの魅力が暖かい声援を得ていた。
■過去記事
2004/04/20 (Tue)
Terry Callier: A Troubadour
http://www.soulsearchin.com/soul-diary/archive/200404/diary20040420.html
(2004年来日時のライヴ評)
■ 最新作『ヒドゥン・コンバセーション』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B001Q6IHBQ/soulsearchiho-22/ref=nosim/
■ メンバー
テリー・キャリア Terry Callier(vo,g)
ゲイリー・プラムリー Gary Plumley(sax,fl)
クリス・キブル Chris Kibble(key)
マイキー・ベン Mikey Benn(key)
デイヴ・バーナード Dave Barnard(b)
ニック・フランス Nic France(ds)
ボスコー・ディ・オリヴィエーラ Bosco De Oliveira(per)
■ セットリスト テリー・キャリア @ 丸の内コットンクラブ 2009年9月16日
Setlist : Terry Callier @ Cotton Club, September 16, 2009
[+=denotes the song from new album "Hidden Conversations"]
show started 21:30
01. Spartacus
02. What About Me (What You Gonna Do About Me)
03. John Lee Hooker +
04. Live With Me +
05. Midnite Mile
06. Wings +
07. Rice & Beans +
08. Fool Me Fool You (Fool ’Em I) +
09. Sunset Boulevard +
10. Nobody But Yourself To Blame
Enc. When My Lady Danced (For Me)
Enc. Ordinary Joe
show ended 22:54
(2009年 9月16日水曜、丸の内コットンクラブ=テリー・キャリア・ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>Callier, Terry
2009-108
★マーカス・ミラー、マイルスに捧げる
2009年9月16日 音楽(ライヴの内容が出ます。これからごらんになる方はご注意ください)
【Marcus Miller Tribute To Miles Davis】
ノスタルジー。
人気ベース奏者、マーカス・ミラーが新ユニットを組み、マイルス・デイヴィス作品(アルバム『トゥトゥ』)を演奏するという試みをしている。そのバンドでの初ライヴ。ライヴのタイトルは、『マーカス・ミラー:トゥトゥ・リヴィジテッド』。なんとビルボードに来る前に、仙台ゼップ(9月9日)、札幌ゼップ(9月11日)の公演があり、ビルボード東京の後にビルボード大阪がある。全国ツアーだ。
編成はドラムス(1985年前後の生まれ)、キーボード、トランペット、サックス、そして、マーカスのベースという5人。マイルス・デイヴィス役(トランペット)を新進気鋭のクリスチャン・スコット(2004年バークリー音楽院卒業。1983年前後の生まれか)が演じる。サックスはこれも新人、まだ21歳という驚異のアレックス・ハン(1988年前後の生まれ。2009年8月、予定より1年早くバークリー音楽院を卒業)。3曲目のサックス・ソロの炸裂は印象的だった。マーカスのベースはいつ聴いてもバチバチごきげん。彼のようにベースで主役を張れるというところが本当にすごい。それにしてもマーカスのボトムの効いたベース・サウンドは、僕が座った会場の5階までずしりと響く。
演目は、マイルス・デイヴィスの1986年のアルバム『トゥトゥ』から6曲、ほかに、マーカスの「ジャン・ピエール」、マイルスもカヴァーしたマイケル・ジャクソンの「ヒューマン・ネイチャー」など。
ただこの日は最初からギターの音が聴こえてきたが、ギタリストはなし。キーボードが鍵盤でギターの音を出していた。マーカスに話を聞くと、「いやあ、実はソロがしっかりとれるどんぴしゃなギタープレイヤーがまだいなくてね。中途半端なソロをやるくらいだったら、いないほうがいいだろう」とのことでまだギタリストが探しきれていない様子。では、誰か心当たりはと尋ねると「ジェフ・リー・ジョンソンというギタリストがいて、彼なんかだったらいいなと思ってる。しばらく話してないんだけどね」と候補はいる様子。
そしてこれまでのライヴ評を振り返ってみていたら、マーカスは自身のバンドのとき、ほとんどいつもギタリストを連れてきていないことを発見した。
このバンドになって約2週間。リハーサルを4回ほどやり、しっかり固めた。「初日の仙台はひじょうに興味深い出来だった。(笑)だけど、日に日によくなっている。タイトになっているよ」 このユニットで日本の後、ヨーロッパにツアーに出るという。また、今日のセットリスト9曲のほかに、「ハンニバル」「アマンドラ」「ミスター・パストリアス」などもレパートリーになっているようだ。おそらくアンコールなどは、その日の気分で曲を入れ替えるのだろう。
マーカスはマイルスに認められ、この世界での名前を確固たるものにした。マイルス学校で学んだものは計り知れない。マイルスの曲をやるというのはどんな気持ちかと聞くと「ノスタルジックな感じだよ。ときにマイルスが上から降りてくるような気にもなってくるなあ」と答えた。
マーカスがこうした20歳も年が離れた若手と演奏していると、彼ら若手にとってマーカスが、マイルスのように思えるに違いない。こうして次々と「マイルス・チルドレン」が増えていく。
■ マイルス・デイヴィスの名盤『トゥトゥ』 マーカスもプレイし、曲を提供
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00005HG4J/soulsearchiho-22/ref=nosim/
マーカス・ミラーの現在までのところ最新作『フリー』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B000RG14NO/soulsearchiho-22/ref=nosim/
■ 過去関連記事
September 13, 2008 04:36:29
3人のスター・ベース・プレイヤーが集結
http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-10138630308.html
December 18, 2007
Marcus Miller Live : His New Album Is “Free”, But It’s Not Free
マーカス・ミラー・ライヴ
http://ameblo.jp/soulsearchin/day-20071218.html
(ここに過去関連記事一覧)
■メンバー
マーカス・ミラー/Marcus Miller(bass)
クリスチャン・スコット/Christian Scott(trumpet)
フェデリコ・ゴンザレス・ペナ/Federico Gonzalez Pena(keyboards)
ロナルド・ブルーナー/Ronald Bruner(drums)
アレックス・ハン/Alex Han(saxophone)
■セットリスト マーカス・ミラー
Setlist : Marcus Miller @ Billboard Live, September 15, 2009
[+ indicate songs from the album "Tutu"]
show started 19:03
01. Tomaas +
02. Backyard Ritual +
03. Splatch +
04. Prtia +
05. Marcus Solo - including a riff of Miss You
06. Human Nature
07. Jean Pierre
08. Tutu +
Enc. Full Nelson +
show ended 20:20
(2009年9月15日火曜、ビルボード・ライヴ東京=マーカス・ミラー・ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>Miller, Marcus
2009-107
【Marcus Miller Tribute To Miles Davis】
ノスタルジー。
人気ベース奏者、マーカス・ミラーが新ユニットを組み、マイルス・デイヴィス作品(アルバム『トゥトゥ』)を演奏するという試みをしている。そのバンドでの初ライヴ。ライヴのタイトルは、『マーカス・ミラー:トゥトゥ・リヴィジテッド』。なんとビルボードに来る前に、仙台ゼップ(9月9日)、札幌ゼップ(9月11日)の公演があり、ビルボード東京の後にビルボード大阪がある。全国ツアーだ。
編成はドラムス(1985年前後の生まれ)、キーボード、トランペット、サックス、そして、マーカスのベースという5人。マイルス・デイヴィス役(トランペット)を新進気鋭のクリスチャン・スコット(2004年バークリー音楽院卒業。1983年前後の生まれか)が演じる。サックスはこれも新人、まだ21歳という驚異のアレックス・ハン(1988年前後の生まれ。2009年8月、予定より1年早くバークリー音楽院を卒業)。3曲目のサックス・ソロの炸裂は印象的だった。マーカスのベースはいつ聴いてもバチバチごきげん。彼のようにベースで主役を張れるというところが本当にすごい。それにしてもマーカスのボトムの効いたベース・サウンドは、僕が座った会場の5階までずしりと響く。
演目は、マイルス・デイヴィスの1986年のアルバム『トゥトゥ』から6曲、ほかに、マーカスの「ジャン・ピエール」、マイルスもカヴァーしたマイケル・ジャクソンの「ヒューマン・ネイチャー」など。
ただこの日は最初からギターの音が聴こえてきたが、ギタリストはなし。キーボードが鍵盤でギターの音を出していた。マーカスに話を聞くと、「いやあ、実はソロがしっかりとれるどんぴしゃなギタープレイヤーがまだいなくてね。中途半端なソロをやるくらいだったら、いないほうがいいだろう」とのことでまだギタリストが探しきれていない様子。では、誰か心当たりはと尋ねると「ジェフ・リー・ジョンソンというギタリストがいて、彼なんかだったらいいなと思ってる。しばらく話してないんだけどね」と候補はいる様子。
そしてこれまでのライヴ評を振り返ってみていたら、マーカスは自身のバンドのとき、ほとんどいつもギタリストを連れてきていないことを発見した。
このバンドになって約2週間。リハーサルを4回ほどやり、しっかり固めた。「初日の仙台はひじょうに興味深い出来だった。(笑)だけど、日に日によくなっている。タイトになっているよ」 このユニットで日本の後、ヨーロッパにツアーに出るという。また、今日のセットリスト9曲のほかに、「ハンニバル」「アマンドラ」「ミスター・パストリアス」などもレパートリーになっているようだ。おそらくアンコールなどは、その日の気分で曲を入れ替えるのだろう。
マーカスはマイルスに認められ、この世界での名前を確固たるものにした。マイルス学校で学んだものは計り知れない。マイルスの曲をやるというのはどんな気持ちかと聞くと「ノスタルジックな感じだよ。ときにマイルスが上から降りてくるような気にもなってくるなあ」と答えた。
マーカスがこうした20歳も年が離れた若手と演奏していると、彼ら若手にとってマーカスが、マイルスのように思えるに違いない。こうして次々と「マイルス・チルドレン」が増えていく。
■ マイルス・デイヴィスの名盤『トゥトゥ』 マーカスもプレイし、曲を提供
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00005HG4J/soulsearchiho-22/ref=nosim/
マーカス・ミラーの現在までのところ最新作『フリー』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B000RG14NO/soulsearchiho-22/ref=nosim/
■ 過去関連記事
September 13, 2008 04:36:29
3人のスター・ベース・プレイヤーが集結
http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-10138630308.html
December 18, 2007
Marcus Miller Live : His New Album Is “Free”, But It’s Not Free
マーカス・ミラー・ライヴ
http://ameblo.jp/soulsearchin/day-20071218.html
(ここに過去関連記事一覧)
■メンバー
マーカス・ミラー/Marcus Miller(bass)
クリスチャン・スコット/Christian Scott(trumpet)
フェデリコ・ゴンザレス・ペナ/Federico Gonzalez Pena(keyboards)
ロナルド・ブルーナー/Ronald Bruner(drums)
アレックス・ハン/Alex Han(saxophone)
■セットリスト マーカス・ミラー
Setlist : Marcus Miller @ Billboard Live, September 15, 2009
[+ indicate songs from the album "Tutu"]
show started 19:03
01. Tomaas +
02. Backyard Ritual +
03. Splatch +
04. Prtia +
05. Marcus Solo - including a riff of Miss You
06. Human Nature
07. Jean Pierre
08. Tutu +
Enc. Full Nelson +
show ended 20:20
(2009年9月15日火曜、ビルボード・ライヴ東京=マーカス・ミラー・ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>Miller, Marcus
2009-107
▲ホイットニー・ヒューストン、オプラで赤裸々告白~7年ぶり新作、アルバム1位初登場
2009年9月15日 音楽【Opra’s Whitney Interview : No Topic Is Off Limits】
復活。
ホイットニー・ヒューストンの新録オリジナル・スタジオ・アルバムとしては7年ぶりとなる新作『アイ・ルック・トゥ・ユー』が2009年9月19日付けビルボード・アルバム・チャートで1位初登場という快挙をなしとげた。また、ホイットニーは、9月14日(月=現地時間)、アメリカの人気トーク番組『オプラ・ウィンフリー・ショウ』に出演、過去7年の人生を語る。『オプラ・ウィンフリー・ショウ』は、14日と15日の2日にわたってホイットニーのインタヴューを放送する異例の扱い。『オプラ・ウィンフリー・ショウ』は9月から新シリーズ(1986年から始まり24年目)が始まり、そのキックオフ・ショーとして大々的にこのホイットニーとのインタヴューを宣伝している。
ホイットニーが大きなテレビ・インタヴューに答えるのは2002年の『ダイアン・ソウヤー』以来。このテレビ番組では、「たくさんお金を稼いだので、クラックをやったことはあるけど、クラックは最悪だわ」と言い、中毒になっていることなどは否定していた。その後、ホイットニーはドラッグのリハビリ、夫のボビー・ブラウンと離婚、娘クリスティーナの親権獲得、父親との裁判など激動の人生を過ごした。
2日にわたって放送されるインタヴューでは、そうした過去をホイットニーが包み隠さず、オプラに話している、という。質問の制限などは一切なく(No topic is off limits)、オプラはホイットニーに真実を話して欲しいと願った。
その中の一部が予告編として紹介されているが、そこではホイットニーの母、シシー・ヒューストンが武器を持った警察官を伴い、ホイットニー家を訪れ、ボビー・ブラウンがいる前で、ホイットニーをリハビリ・センターへ行かせる為に強引に連れ出すシーンが語られる。シシーは強い調子で「私はあなたを失うわけにはいかない。ここに命令書があるわ。私の言うことを聞きなさい。強制的にあなたを連れ出すのは本意ではない。そんなことになれば、私たちはテレビ沙汰になって、あなたもリタイア、ばかばかしいでしょ」と言い、ボビーに対して「私は、(私の)娘を返して欲しいの。動くと、彼ら(シェリフたち)があなたを押さえつけるわよ。さあ、彼らにそんなことをさせないでね」と言い放ち、ボビーは凍りついたという。そしてそのおかげでホイットニーはドラッグから抜け出すことが出来、大変母親に感謝している。ドラッグ付けになった一時期は、7ヶ月もずっとパジャマ姿で過ごしていた。ちょうど、1992年暮れから『ボディーがード』が大ヒットした後のことだという。彼女がリハブに入ったのは1994年のことだそうだ。
オプラは切り込む。「いつドラッグを始めたの?」「最終的に離婚を決意することになったきっかけは?」「声を失うことは恐かった?」
2006年以降、所属レコード会社の社長、クライヴ・デイヴィスが躍起になって彼女のカンバックに動いた。何度もくじけそうになるホイットニーを励まし、アルバムを作り、何度も発売は遅れ、ついに完成して2009年8月末の発売にこぎつけた。8月中の発売は、来年のグラミー賞ノミネートの資格を得る締め切りが8月末日だからだ。来年のグラミーにおけるノミネートが期待される。
ホイットニーは、デビュー作から7枚連続でアルバムがマルチ・ミリオンセラーになった初のアーティストとなっている。これはビートルズをしのぐ記録だという。
オプラは、このインタヴューを自分がてがけた数多くのインタヴューの中でベストのものだったと言う。また、インタヴューするにあたり、「何か見出しになるようなセンセーショナルなことを言わせようなどとはせずに、一人の人間同士として正直な会話ができるように心がけた」と言っている。
番組は2009年9月14日(月曜)夕方4時(=ニューヨークでの放送時間。日本時間15日午前5時。なお、全米各地で放送時間が異なる。)から第一部が放送される。
■ オプラ・ウィンフリー・ショウの予告編
http://www.oprah.com/media/20090831-tows-whitney-houston-sheriff#up
■ ホイットニー・ヒューストン 7年ぶりの新作『アイ・ルック・トゥ・ユー』~全米1位初登場
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B002EEKYGU/soulsearchiho-22/ref=nosim/
■ ホイットニー・ヒューストン自伝 (わかりやすく、そこそこよく書かれた本です)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4924880906/soulsearchiho-22/ref=nosim/
■ ホイットニーといえば『ボディガード』(1992年作品)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00005EFWQ/soulsearchiho-22/ref=nosim/
■ 次回『ソウル・ブレンズ』内「山野ミュージック・ジャム」(2009年9月20日日曜午後4時30分~4時50分、インターFM76.1mhz東京地区)でホイットニーの新作をご紹介します)
ENT>ARTIST>Houston, Whitney
復活。
ホイットニー・ヒューストンの新録オリジナル・スタジオ・アルバムとしては7年ぶりとなる新作『アイ・ルック・トゥ・ユー』が2009年9月19日付けビルボード・アルバム・チャートで1位初登場という快挙をなしとげた。また、ホイットニーは、9月14日(月=現地時間)、アメリカの人気トーク番組『オプラ・ウィンフリー・ショウ』に出演、過去7年の人生を語る。『オプラ・ウィンフリー・ショウ』は、14日と15日の2日にわたってホイットニーのインタヴューを放送する異例の扱い。『オプラ・ウィンフリー・ショウ』は9月から新シリーズ(1986年から始まり24年目)が始まり、そのキックオフ・ショーとして大々的にこのホイットニーとのインタヴューを宣伝している。
ホイットニーが大きなテレビ・インタヴューに答えるのは2002年の『ダイアン・ソウヤー』以来。このテレビ番組では、「たくさんお金を稼いだので、クラックをやったことはあるけど、クラックは最悪だわ」と言い、中毒になっていることなどは否定していた。その後、ホイットニーはドラッグのリハビリ、夫のボビー・ブラウンと離婚、娘クリスティーナの親権獲得、父親との裁判など激動の人生を過ごした。
2日にわたって放送されるインタヴューでは、そうした過去をホイットニーが包み隠さず、オプラに話している、という。質問の制限などは一切なく(No topic is off limits)、オプラはホイットニーに真実を話して欲しいと願った。
その中の一部が予告編として紹介されているが、そこではホイットニーの母、シシー・ヒューストンが武器を持った警察官を伴い、ホイットニー家を訪れ、ボビー・ブラウンがいる前で、ホイットニーをリハビリ・センターへ行かせる為に強引に連れ出すシーンが語られる。シシーは強い調子で「私はあなたを失うわけにはいかない。ここに命令書があるわ。私の言うことを聞きなさい。強制的にあなたを連れ出すのは本意ではない。そんなことになれば、私たちはテレビ沙汰になって、あなたもリタイア、ばかばかしいでしょ」と言い、ボビーに対して「私は、(私の)娘を返して欲しいの。動くと、彼ら(シェリフたち)があなたを押さえつけるわよ。さあ、彼らにそんなことをさせないでね」と言い放ち、ボビーは凍りついたという。そしてそのおかげでホイットニーはドラッグから抜け出すことが出来、大変母親に感謝している。ドラッグ付けになった一時期は、7ヶ月もずっとパジャマ姿で過ごしていた。ちょうど、1992年暮れから『ボディーがード』が大ヒットした後のことだという。彼女がリハブに入ったのは1994年のことだそうだ。
オプラは切り込む。「いつドラッグを始めたの?」「最終的に離婚を決意することになったきっかけは?」「声を失うことは恐かった?」
2006年以降、所属レコード会社の社長、クライヴ・デイヴィスが躍起になって彼女のカンバックに動いた。何度もくじけそうになるホイットニーを励まし、アルバムを作り、何度も発売は遅れ、ついに完成して2009年8月末の発売にこぎつけた。8月中の発売は、来年のグラミー賞ノミネートの資格を得る締め切りが8月末日だからだ。来年のグラミーにおけるノミネートが期待される。
ホイットニーは、デビュー作から7枚連続でアルバムがマルチ・ミリオンセラーになった初のアーティストとなっている。これはビートルズをしのぐ記録だという。
オプラは、このインタヴューを自分がてがけた数多くのインタヴューの中でベストのものだったと言う。また、インタヴューするにあたり、「何か見出しになるようなセンセーショナルなことを言わせようなどとはせずに、一人の人間同士として正直な会話ができるように心がけた」と言っている。
番組は2009年9月14日(月曜)夕方4時(=ニューヨークでの放送時間。日本時間15日午前5時。なお、全米各地で放送時間が異なる。)から第一部が放送される。
■ オプラ・ウィンフリー・ショウの予告編
http://www.oprah.com/media/20090831-tows-whitney-houston-sheriff#up
■ ホイットニー・ヒューストン 7年ぶりの新作『アイ・ルック・トゥ・ユー』~全米1位初登場
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B002EEKYGU/soulsearchiho-22/ref=nosim/
■ ホイットニー・ヒューストン自伝 (わかりやすく、そこそこよく書かれた本です)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4924880906/soulsearchiho-22/ref=nosim/
■ ホイットニーといえば『ボディガード』(1992年作品)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00005EFWQ/soulsearchiho-22/ref=nosim/
■ 次回『ソウル・ブレンズ』内「山野ミュージック・ジャム」(2009年9月20日日曜午後4時30分~4時50分、インターFM76.1mhz東京地区)でホイットニーの新作をご紹介します)
ENT>ARTIST>Houston, Whitney
■中澤信栄(のぶよし)ライヴ@モーション・ブルー
2009年9月14日 音楽【Nakazawa Nobuyoshi Live At Motion Blue】
ガッツ通。
ガッツ改め中澤信栄のモーション・ブルーでのオリジナル・セット。入れ替え制のコンパクトにまとめた9曲約75分。いつもながら、元気よく、そしてうまい喉をたっぷり聴かせる。ライヴとしての完成度はひじょうに高い。アップテンポの曲、スロー・バラード、日本語のオリジナル曲で、ポップな曲調を繰り出す。ホーン・セクションをいれたバンド・サウンドは、ソウルフル。
ちょっとプリンスの「パープル・レイン」のイントロを思わせる「ビー・ウィズ・ユー」、すっかりおなじみ「地球に抱かれている」「ロング・ヴァケーション」などなど。ニューオーリンズのいわゆる「セカンド・ライン」のリズムでアレンジされた「地球に抱かれてる」などは、いかにも中澤らしい。
ガッツいや中澤の曲はどれもいいのだが、曲名とサビの部分がちょっと一致しないものがある。そのあたりをほんのちょっと微調整すればさらに楽曲がキャッチーになるような気がする。
アンコールに登場したのは、2009年11月4日に現在のレーベルからの第二弾シングルとなる「涙雨」。本邦初披露の新曲だ。前作は自主流通、ライヴなどでの手売りが中心だったが、こんどの新曲は一般のCDショップでも買えるようになるそうだ。
奇しくも入口でさかいゆうさん、スガシカオさんと遭遇し、一緒にライヴを見た。さかいさんは、以前ガッツのところに一時期居候していたこともあるという。彼は最近スガさんと同じ事務所に入って、秋には移籍新曲が出るそうだ。これも楽しみ。この日のベース奏者坂本竜太さんはスガさんが13年くらい前に初めてバンドを作ったときの最初のベース奏者だそう。みんなつながっている。
さかいさんに「今日のコーラスの人は、初めてだよねえ…」というと、「おおっ、ガッツ通ですねえ…」と返された。(笑) 略して「ガッツー」か。
◎中澤信栄 次回ライヴは2009年10月29日(木)、目黒・ブルース・アレイで。
■ 夢物語
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B001RO90BS/soulsearchiho-22/ref=nosim/
■ ガッツ改め中澤信栄・過去関連記事
May 22, 2009
http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-10265588486.html
(前回ライヴ評)
October 24, 2008
Gatz Live At Blues Alley
【ガッツ・ライヴ~雨にも負けず…】
http://ameblo.jp/soulsearchin/day-20081024.html
(ここからさらに過去記事を辿れます)(うまくリンクがつながらないときは、コピー&ペーストしてみてください)
September 14, 2008
Sakai Yu Live
http://ameblo.jp/soulsearchin/day-20080914.html
(さかいゆうライヴ)
■ メンバー 中澤信栄「NEW A.O.R NIGHT 」
中澤信栄(vo,g)、西脇辰弥(key,hca,arr)、坂本竜太(b)、高田 真(ds)、本間将人(sax)、川上鉄平(tp)、石戸谷 斉(tb)、坂井 “Lambsy” 秀彰(per)、高橋あずみ(cho)、渕上祥人(cho)
■ セットリスト:中澤信栄 @モーション・ブルー横浜
Setlist: Nakazawa Nobuyoshi
show started 20:30
01. 心配ないよ
02. Be With You
03. 交差点
04. Fly High
05. 地球に抱かれてる
06. Stay
07. ロング・ヴァケーション
08. 夢物語
Enc. 涙雨
show ended 21:46
(2009年9月13日日曜、横浜モーション・ブルー=中澤信栄ライヴ)
ENT>LIVE>Nakazawa, Nobuyoshi
2009-106
ガッツ通。
ガッツ改め中澤信栄のモーション・ブルーでのオリジナル・セット。入れ替え制のコンパクトにまとめた9曲約75分。いつもながら、元気よく、そしてうまい喉をたっぷり聴かせる。ライヴとしての完成度はひじょうに高い。アップテンポの曲、スロー・バラード、日本語のオリジナル曲で、ポップな曲調を繰り出す。ホーン・セクションをいれたバンド・サウンドは、ソウルフル。
ちょっとプリンスの「パープル・レイン」のイントロを思わせる「ビー・ウィズ・ユー」、すっかりおなじみ「地球に抱かれている」「ロング・ヴァケーション」などなど。ニューオーリンズのいわゆる「セカンド・ライン」のリズムでアレンジされた「地球に抱かれてる」などは、いかにも中澤らしい。
ガッツいや中澤の曲はどれもいいのだが、曲名とサビの部分がちょっと一致しないものがある。そのあたりをほんのちょっと微調整すればさらに楽曲がキャッチーになるような気がする。
アンコールに登場したのは、2009年11月4日に現在のレーベルからの第二弾シングルとなる「涙雨」。本邦初披露の新曲だ。前作は自主流通、ライヴなどでの手売りが中心だったが、こんどの新曲は一般のCDショップでも買えるようになるそうだ。
奇しくも入口でさかいゆうさん、スガシカオさんと遭遇し、一緒にライヴを見た。さかいさんは、以前ガッツのところに一時期居候していたこともあるという。彼は最近スガさんと同じ事務所に入って、秋には移籍新曲が出るそうだ。これも楽しみ。この日のベース奏者坂本竜太さんはスガさんが13年くらい前に初めてバンドを作ったときの最初のベース奏者だそう。みんなつながっている。
さかいさんに「今日のコーラスの人は、初めてだよねえ…」というと、「おおっ、ガッツ通ですねえ…」と返された。(笑) 略して「ガッツー」か。
◎中澤信栄 次回ライヴは2009年10月29日(木)、目黒・ブルース・アレイで。
■ 夢物語
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B001RO90BS/soulsearchiho-22/ref=nosim/
■ ガッツ改め中澤信栄・過去関連記事
May 22, 2009
http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-10265588486.html
(前回ライヴ評)
October 24, 2008
Gatz Live At Blues Alley
【ガッツ・ライヴ~雨にも負けず…】
http://ameblo.jp/soulsearchin/day-20081024.html
(ここからさらに過去記事を辿れます)(うまくリンクがつながらないときは、コピー&ペーストしてみてください)
September 14, 2008
Sakai Yu Live
http://ameblo.jp/soulsearchin/day-20080914.html
(さかいゆうライヴ)
■ メンバー 中澤信栄「NEW A.O.R NIGHT 」
中澤信栄(vo,g)、西脇辰弥(key,hca,arr)、坂本竜太(b)、高田 真(ds)、本間将人(sax)、川上鉄平(tp)、石戸谷 斉(tb)、坂井 “Lambsy” 秀彰(per)、高橋あずみ(cho)、渕上祥人(cho)
■ セットリスト:中澤信栄 @モーション・ブルー横浜
Setlist: Nakazawa Nobuyoshi
show started 20:30
01. 心配ないよ
02. Be With You
03. 交差点
04. Fly High
05. 地球に抱かれてる
06. Stay
07. ロング・ヴァケーション
08. 夢物語
Enc. 涙雨
show ended 21:46
(2009年9月13日日曜、横浜モーション・ブルー=中澤信栄ライヴ)
ENT>LIVE>Nakazawa, Nobuyoshi
2009-106
●『新しい「マイケル・ジャクソン」の教科書』出版イヴェント開催決定
2009年9月13日 音楽【Talk Event With Author Nishidera Gota】
告知。
2009年9月12日に発売された西寺郷太著『新しい「マイケル・ジャクソン」の教科書』(ビジネス社)の出版を記念して、9月20日(日)午後、渋谷のCDショップ、HMVでトーク&サイン会が開催される。著者西寺さんのトーク・ゲストで吉岡正晴が登場する。
+++++
西寺郷太さんのブログで、西寺さんが僕との出会いについて書いてくれています。
http://www.nonareeves.com/life/gotama/2009/09/post-1162.html
「正確さ」「わかりやすさ」を褒めていただき、嬉しいですね。
郷太さんは、7月と8月、1日17時間、45日間缶詰になって書いたそうです。ものすごい集中力。僕もそれぐらい集中できたら、マーヴィン物語、もう少し早く出たかな。(笑)
■本の内容について
http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-10336074792.html
■ 西寺郷太著『新しい「マイケル・ジャクソン」の教科書
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4828415297/soulsearchiho-22/ref=nosim/
■イヴェント概要
『新しい「マイケル・ジャクソン」の教科書』出版記念トーク&サイン会
日時:2009年09月20日(日)14時スタート (トークは14時45分ごろまで。その後サイン会)
場所:HMV渋谷/3Fイヴェント・スペース
出演: 西寺郷太
ゲスト出演 : 吉岡正晴
参加料 無料
お問い合わせ HMV渋谷 03-5458-3411
http://www.business-sha.co.jp/content/news_114.html
http://www.hmv.co.jp/news/article/301180026/
■参加方法
HMV渋谷にて9月12日発売のイヴェント対象商品『新しい「マイケル・ジャクソン」の教科書』をご予約、又はご購入頂いたお客様に先着でイヴェント参加券をお渡し致します。
※イヴェント当日、イヴェント参加券をお持ちのお客様はイヴェントスペースへの優先入場の他、サイン会にもご参加頂けます。
※イヴェント当日、サインはご購入頂いたイヴェント対象商品にお入れしますので、お忘れなくご持参下さい。
■注意事項
*イヴェント対象商品をご予約頂いたお客様にも、イヴェント参加券はイヴェント対象商品をご購入時にお渡し致します。
*イヴェント参加券1枚で1名様のみ、上記イヴェントにご参加頂けます。
*イヴェント参加券は、イヴェント当日のみ有効となります。
*イヴェント当日は、イヴェント開始の30分前迄に会場にお集まり頂き、その後整理番号順によるご入場となります。
*イヴェントには必ずイヴェント参加券をご持参下さい。なお、紛失等によるイヴェント参加券の再発行は一切致しません。
*トラブルやアーティストの都合により、予告無くイヴェントが中止となる場合がございます。
*イヴェント会場での録音、録画、及び写真撮影は、一切禁止とさせて頂きます。
* イヴェント終了後は、規制退場となります。
■ 西寺郷太は、ノーナ・リーヴスのリード・シンガー、ソングライター、プロデューサー ベスト・アルバムをご紹介
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B000JGCM7Y/soulsearchiho-22/ref=nosim/
EVENT>ANNOUNCEMENT>Michael Jackson Book
告知。
2009年9月12日に発売された西寺郷太著『新しい「マイケル・ジャクソン」の教科書』(ビジネス社)の出版を記念して、9月20日(日)午後、渋谷のCDショップ、HMVでトーク&サイン会が開催される。著者西寺さんのトーク・ゲストで吉岡正晴が登場する。
+++++
西寺郷太さんのブログで、西寺さんが僕との出会いについて書いてくれています。
http://www.nonareeves.com/life/gotama/2009/09/post-1162.html
「正確さ」「わかりやすさ」を褒めていただき、嬉しいですね。
郷太さんは、7月と8月、1日17時間、45日間缶詰になって書いたそうです。ものすごい集中力。僕もそれぐらい集中できたら、マーヴィン物語、もう少し早く出たかな。(笑)
■本の内容について
http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-10336074792.html
■ 西寺郷太著『新しい「マイケル・ジャクソン」の教科書
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4828415297/soulsearchiho-22/ref=nosim/
■イヴェント概要
『新しい「マイケル・ジャクソン」の教科書』出版記念トーク&サイン会
日時:2009年09月20日(日)14時スタート (トークは14時45分ごろまで。その後サイン会)
場所:HMV渋谷/3Fイヴェント・スペース
出演: 西寺郷太
ゲスト出演 : 吉岡正晴
参加料 無料
お問い合わせ HMV渋谷 03-5458-3411
http://www.business-sha.co.jp/content/news_114.html
http://www.hmv.co.jp/news/article/301180026/
■参加方法
HMV渋谷にて9月12日発売のイヴェント対象商品『新しい「マイケル・ジャクソン」の教科書』をご予約、又はご購入頂いたお客様に先着でイヴェント参加券をお渡し致します。
※イヴェント当日、イヴェント参加券をお持ちのお客様はイヴェントスペースへの優先入場の他、サイン会にもご参加頂けます。
※イヴェント当日、サインはご購入頂いたイヴェント対象商品にお入れしますので、お忘れなくご持参下さい。
■注意事項
*イヴェント対象商品をご予約頂いたお客様にも、イヴェント参加券はイヴェント対象商品をご購入時にお渡し致します。
*イヴェント参加券1枚で1名様のみ、上記イヴェントにご参加頂けます。
*イヴェント参加券は、イヴェント当日のみ有効となります。
*イヴェント当日は、イヴェント開始の30分前迄に会場にお集まり頂き、その後整理番号順によるご入場となります。
*イヴェントには必ずイヴェント参加券をご持参下さい。なお、紛失等によるイヴェント参加券の再発行は一切致しません。
*トラブルやアーティストの都合により、予告無くイヴェントが中止となる場合がございます。
*イヴェント会場での録音、録画、及び写真撮影は、一切禁止とさせて頂きます。
* イヴェント終了後は、規制退場となります。
■ 西寺郷太は、ノーナ・リーヴスのリード・シンガー、ソングライター、プロデューサー ベスト・アルバムをご紹介
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B000JGCM7Y/soulsearchiho-22/ref=nosim/
EVENT>ANNOUNCEMENT>Michael Jackson Book
⊿フィリップ・ウー・ライヴ: フィリップとブレンダのマイケル
2009年9月12日 音楽【One Of A Kind Keyboard Player Philip Woo Live】
ファンキー。
「フィリップ、いいですよねえ」とブルース・アレイの高橋さんが声をかけてきた。ちょうどセカンド2曲目のジョー・サンプルの作品をプレイ中のことだった。「そうなんですよ、フィリップはアコースティックのピアノも、ハモンドもどっちもいいんですよねえ。この2つを両方うまく弾けるっていうところがすごい」と僕。日本最強のキーボード奏者フィリップ・ウーのソウル・セッション・ライヴ。
けっこう、この日、フィリップはよくしゃべった。2曲目の前に、こう話した。「最近、僕はけっこう若いアーティストに(ピアノを)教えることが多い。若くない人にも教えますが。グルーヴを教えたりするんだけど、これが僕の専門なんでね。(笑) 木下航志は、そんな生徒のひとりです。僕のところに来るミュージシャンはみんなグッド・ミュージシャンです。でも、僕はそうした人たちのレヴェルをもう一歩高いところに上げてあげたい。グレイト・ミュージシャンにしたい。若い人には、たとえば、スティーヴィーやダニー、ハービー・ハンコック、そういった人たちのキーボード・プレイを教えたりします。僕も若かった頃は、そうした人たちから多くを学びました」
「そして僕は若いときにロイ・エヤーズに教わりました。僕が19か18くらいのとき、ロイが僕をステージに上げてくれ、『さあ、弾いてみろ』とチャンスを与えてくれたんです。そのステージには本当に素晴らしいミュージシャンがいて、一緒にプレイできて感激しました。以来、僕はプロになってこうして演奏しています。だから、僕も何かそのお返しをしたい。新しく、若いミュージシャンがプレイしたいと思えば、ぜひそんなチャンスを与えたいと思っています。ということで、みなさんに、若く新しいサックス奏者アユミ海野(ウンノ)をご紹介しましょう」
3曲目の「シャム・タイム」は、オルガン・ジャズの逸品。クラレンス・ウィーラー&エンフォーサーズがやっているものをカヴァーした。クラレンス・ウィーラーはシカゴを本拠とするサックス奏者で1960年代からこの自らのバンドで活躍していた。そしてこのバンドにいたのが、ソニー・バークというキーボード、オルガン奏者。フィリップはこのソニーのパフォーマンスが好きだそうだ。彼は後にモータウンでアレンジャーとなり、スモーキー・ロビンソンなどの作品やツアーをてがける。この曲自体はエディー・ハリスが書いたもの。フィリップのこういう選曲は実に勉強になる。調べたらこれは1970年にリリースされたアルバム『Doin’ What We Wanna』(Atlantic)からの曲だった。コーラスにはジュディ・クレイも入っているとある。これは、アトランティックから出たが、2006年に日本のインディから再発されている。 いやあ、いつもながらこのバンドは最高にかっこよかった。
この日は最初モーションにいたので、フィリップ・ライヴはセカンドからの観戦。マイケル・ジャクソンのトリビュートで「アイ・キャント・ヘルプ・イット」をブレンダが歌う。フィリップが言う。「もちろん、彼は僕たちみんなの心の中にいます。初めて『アイル・ビー・ゼア』を聴いたときの日のことをよく覚えています。小さなハンバーガーショップのジュークボックスでした。たぶん15歳くらいの小さな子が、こんなに大きなアフロヘアをして(手でジェスチャー)、その曲を歌っていたんです。初めて聴いたときのあの光景は決して忘れられません。それから、キャンプに行ったときのことも覚えています。みんな小さなテープレコーダーを持ってきていて、それがみんなジャクソン・ファイヴのテープをいれてかけていたんです。一日中昼も夜も、ジャクソン・ファイヴ、ジャクソン・ファイヴでした。マイケルは僕たちの心の中にいます。そして彼は僕たちの音楽にも宿っています。(ブレンダから『イエー』の掛け声) 僕たちは彼のことを愛しています、そして、I miss him、彼に捧げたいと思います」(拍手)
ブレンダはブレンダで、ティーンの頃、マイケルのような踊りをしようと真似したことを、実際にやってみて、おもしろおかしく話してくれた。アメリカのミュージシャンは、マイケルについては誰でもいくらでも話ができるようだ。
この日一番よかったのは、ブレンダが歌った「アット・ラスト」。圧巻だ。「みんな、『キャデラック・レコード』は見た? ビヨンセは、マイケル亡き後、もっとも素晴らしいエンタテイナーになっていると思うわ。映画の中で、ビヨンセは素晴らしい仕事をしました。その1曲『アット・ラスト』をお送りします」こうして歌われた「アット・ラスト」。歌に情感がこもり、見事な歌唱になった。
最後ジェームス・ブラウンの「スーパー・バッド」のギターの繰り返しをファンキーに決めたハンコ屋さんは、「腕が腱鞘炎になりそう」と笑いながらこぼした。
(セットリストは一番下にあります)
■「シャム・タイム」収録のクラレンス・ウィーラー&エンフォーサーズのアルバム
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B000K2QLJC/soulsearchiho-22/ref=nosim/
■ ジョー・サンプル『虹の楽園Rainbow Seeker』(3曲目がフィリップが好きでよくプレイする「There’s A Many...」)(通常盤) (ジョーの最高傑作の呼び声も高い名盤)(1653円)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00008KKTX/soulsearchiho-22/ref=nosim/
■ 同アルバムのSHM-CD盤 (2800円)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B001QDMRYC/soulsearchiho-22/ref=nosim/
■ ジョー・サンプル再び来日決定
2009年10月29日(木)~30日(金) コットン・クラブ
http://www.cottonclubjapan.co.jp/jp/index.html
2009年11月1日(日曜)~11月5日(木) ブルーノート東京
http://www.bluenote.co.jp/jp/index.html
■ エタ・ジェームスのベスト (ブレンダが熱唱した「アット・ラスト」は1曲目に収録)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B002EEKYCO/soulsearchiho-22/ref=nosim/
■ ブレンダ・ヴォーンは、2009年9月19日の『マイケル・ジャクソン・トリビュート』(@ブルース・アレイ)にも参加。
We Love “Michael Jackson” 『A Tribute to M.J.』
出演 (Pf/Key)秋谷えりこ (Key/Vo)Kaleb James (B/Vo)日野JINO賢二
(Ds)Jay Stixx (Sax/Vo)ピエール・アンドレ (G)マサ小浜 (Vo)Brenda Vaughn、David king and more
会場 目黒ブルース・アレイ
http://www.bluesalley.co.jp/index.html
■ フィリップ・ウーは、2009年9月22日からのメイズ・ライヴ@コットン・クラブに参加。
http://www.cottonclubjapan.co.jp/jp/index.html
■ 過去記事・フィリップ・ウー関連 (『ソウル・サーチン』は、日本で一番フィリップ・ウーの記事が読めるウェッブサイトです)
May 02, 2009
フィリップ・ウー・ライヴ(パート1)~東京1ソウルなバンド
http://ameblo.jp/soulsearchin/day-20090502.html
(前回ブルース・アレイ・ライヴ評)
May 05, 2009
フィリップはハモンド・オルガンが大好き
http://ameblo.jp/soulsearchin/day-20090505.html
(前回ブルース・アレイ・ライヴ評)
(2008年)
March 07, 2008 03:40:06
フィリップ・ウー・ライヴ
http://ameblo.jp/soulsearchin/day-20080307.html
March 29, 2008 04:33:18
フィリップ・ウー&ブレンダ・ヴォーン@コットン・クラブ
テーマ:ブログ
http://ameblo.jp/soulsearchin/day-20080329.html
October 11, 2008
フィリップ・ウー・セッション
http://ameblo.jp/soulsearchin/day-20081011.html
(2007年以前)
November 10, 2007
Philip Woo With Maxyan: Philip Dedicates Show To His Father
http://blog.soulsearchin.com/archives/002140.html
October 02, 2007
Philip Woo Live At Blues Alley
【フィリップ・ウー・ライヴ】
http://blog.soulsearchin.com/archives/2007_10_02.html
June 06, 2007
Philip Woo: A Tribute To Billy Preston Live
【フィリップ・ウー、ビリー・プレストンへ捧げる】
http://blog.soulsearchin.com/archives/001815.html
June 04, 2007
Philip Woo Promotes His Own Gig
http://blog.soulsearchin.com/archives/2007_06_04.html
May 24, 2007
Philip Woo’s Billy Preston Tribute Again; Jino’s Funky Gig Will Be On Next Week
http://blog.soulsearchin.com/archives/2007_05_24.html
May 23, 2007
Philip & Hank, Yuri Kamino : Mind To Mind Communication
http://blog.soulsearchin.com/archives/001786.html
April 04, 2007
Philip Woo: Tribute To Billy Preston (Part 1)
http://blog.soulsearchin.com/archives/2007_04_04.html
April 05, 2007
Philip Woo: Tribute To Billy Preston (Part 2)
http://blog.soulsearchin.com/archives/2007_04_05.html
February 16, 2007
Philip Woo & Friends @ Cha Cha House
http://blog.soulsearchin.com/archives/2007_02_16.html
(ここにフィリップ関連過去記事一覧があります)
■ メンバー
Philip Woo Band presents ~“Indian Summer” Soul Session~ 残暑Live!
(HAMMOND B-3 & Leslie122 / N.Y. STEINWAY/ Fender Rhodes1970 / Harp) Philip Woo (Vo)Brenda Vaughn (B)Cliff Archer (G)Hank Nishiyama (Ds)Jay Stixx (Sax)Ayumi Unno 海野あゆみ
Guest (Vo)Miz
■ セットリスト フィリップ・ウー・ライヴ@ブルース・アレイ 2009年9月10日
Setlist : Philip Woo
1st set
01. Solo Piano (Improvisation)
02. Black Frost
03. Freedom Jazz Dance
04. Come To Mama
05. Muddy Water
06. Rainy Night In Georgia
07. Holding back the Years
2nd set
show started 21:15
01. In The Highest Place (Brenda & Philip)
02. There Are Many Stops Along The Way [Joe Sample]
03. Sham Time [Clarence Wheeler & The Enforcers, Eddie Harris song]
04. I Can’t Help It (Brenda) [Michael Jackson]
05. At Last (Brenda) [Etta James, Beyonce]
06. Will You Still Love Me Tomorrow (Miz) [Carol King, Roberta Flack]
07. Clean Up Woman (Brenda) [Betty Wright]
08. Super Bad (Brenda) [James Brown]
Enc. Them Changes (Brenda) [Buddy Miles]
show ended 22:54
(2009年9月10日木曜、目黒ブルース・アレイ=フィリップ・ウー・ライヴ)
ENT>LIVE>Woo, Philip
2009-105
ファンキー。
「フィリップ、いいですよねえ」とブルース・アレイの高橋さんが声をかけてきた。ちょうどセカンド2曲目のジョー・サンプルの作品をプレイ中のことだった。「そうなんですよ、フィリップはアコースティックのピアノも、ハモンドもどっちもいいんですよねえ。この2つを両方うまく弾けるっていうところがすごい」と僕。日本最強のキーボード奏者フィリップ・ウーのソウル・セッション・ライヴ。
けっこう、この日、フィリップはよくしゃべった。2曲目の前に、こう話した。「最近、僕はけっこう若いアーティストに(ピアノを)教えることが多い。若くない人にも教えますが。グルーヴを教えたりするんだけど、これが僕の専門なんでね。(笑) 木下航志は、そんな生徒のひとりです。僕のところに来るミュージシャンはみんなグッド・ミュージシャンです。でも、僕はそうした人たちのレヴェルをもう一歩高いところに上げてあげたい。グレイト・ミュージシャンにしたい。若い人には、たとえば、スティーヴィーやダニー、ハービー・ハンコック、そういった人たちのキーボード・プレイを教えたりします。僕も若かった頃は、そうした人たちから多くを学びました」
「そして僕は若いときにロイ・エヤーズに教わりました。僕が19か18くらいのとき、ロイが僕をステージに上げてくれ、『さあ、弾いてみろ』とチャンスを与えてくれたんです。そのステージには本当に素晴らしいミュージシャンがいて、一緒にプレイできて感激しました。以来、僕はプロになってこうして演奏しています。だから、僕も何かそのお返しをしたい。新しく、若いミュージシャンがプレイしたいと思えば、ぜひそんなチャンスを与えたいと思っています。ということで、みなさんに、若く新しいサックス奏者アユミ海野(ウンノ)をご紹介しましょう」
3曲目の「シャム・タイム」は、オルガン・ジャズの逸品。クラレンス・ウィーラー&エンフォーサーズがやっているものをカヴァーした。クラレンス・ウィーラーはシカゴを本拠とするサックス奏者で1960年代からこの自らのバンドで活躍していた。そしてこのバンドにいたのが、ソニー・バークというキーボード、オルガン奏者。フィリップはこのソニーのパフォーマンスが好きだそうだ。彼は後にモータウンでアレンジャーとなり、スモーキー・ロビンソンなどの作品やツアーをてがける。この曲自体はエディー・ハリスが書いたもの。フィリップのこういう選曲は実に勉強になる。調べたらこれは1970年にリリースされたアルバム『Doin’ What We Wanna』(Atlantic)からの曲だった。コーラスにはジュディ・クレイも入っているとある。これは、アトランティックから出たが、2006年に日本のインディから再発されている。 いやあ、いつもながらこのバンドは最高にかっこよかった。
この日は最初モーションにいたので、フィリップ・ライヴはセカンドからの観戦。マイケル・ジャクソンのトリビュートで「アイ・キャント・ヘルプ・イット」をブレンダが歌う。フィリップが言う。「もちろん、彼は僕たちみんなの心の中にいます。初めて『アイル・ビー・ゼア』を聴いたときの日のことをよく覚えています。小さなハンバーガーショップのジュークボックスでした。たぶん15歳くらいの小さな子が、こんなに大きなアフロヘアをして(手でジェスチャー)、その曲を歌っていたんです。初めて聴いたときのあの光景は決して忘れられません。それから、キャンプに行ったときのことも覚えています。みんな小さなテープレコーダーを持ってきていて、それがみんなジャクソン・ファイヴのテープをいれてかけていたんです。一日中昼も夜も、ジャクソン・ファイヴ、ジャクソン・ファイヴでした。マイケルは僕たちの心の中にいます。そして彼は僕たちの音楽にも宿っています。(ブレンダから『イエー』の掛け声) 僕たちは彼のことを愛しています、そして、I miss him、彼に捧げたいと思います」(拍手)
ブレンダはブレンダで、ティーンの頃、マイケルのような踊りをしようと真似したことを、実際にやってみて、おもしろおかしく話してくれた。アメリカのミュージシャンは、マイケルについては誰でもいくらでも話ができるようだ。
この日一番よかったのは、ブレンダが歌った「アット・ラスト」。圧巻だ。「みんな、『キャデラック・レコード』は見た? ビヨンセは、マイケル亡き後、もっとも素晴らしいエンタテイナーになっていると思うわ。映画の中で、ビヨンセは素晴らしい仕事をしました。その1曲『アット・ラスト』をお送りします」こうして歌われた「アット・ラスト」。歌に情感がこもり、見事な歌唱になった。
最後ジェームス・ブラウンの「スーパー・バッド」のギターの繰り返しをファンキーに決めたハンコ屋さんは、「腕が腱鞘炎になりそう」と笑いながらこぼした。
(セットリストは一番下にあります)
■「シャム・タイム」収録のクラレンス・ウィーラー&エンフォーサーズのアルバム
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B000K2QLJC/soulsearchiho-22/ref=nosim/
■ ジョー・サンプル『虹の楽園Rainbow Seeker』(3曲目がフィリップが好きでよくプレイする「There’s A Many...」)(通常盤) (ジョーの最高傑作の呼び声も高い名盤)(1653円)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00008KKTX/soulsearchiho-22/ref=nosim/
■ 同アルバムのSHM-CD盤 (2800円)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B001QDMRYC/soulsearchiho-22/ref=nosim/
■ ジョー・サンプル再び来日決定
2009年10月29日(木)~30日(金) コットン・クラブ
http://www.cottonclubjapan.co.jp/jp/index.html
2009年11月1日(日曜)~11月5日(木) ブルーノート東京
http://www.bluenote.co.jp/jp/index.html
■ エタ・ジェームスのベスト (ブレンダが熱唱した「アット・ラスト」は1曲目に収録)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B002EEKYCO/soulsearchiho-22/ref=nosim/
■ ブレンダ・ヴォーンは、2009年9月19日の『マイケル・ジャクソン・トリビュート』(@ブルース・アレイ)にも参加。
We Love “Michael Jackson” 『A Tribute to M.J.』
出演 (Pf/Key)秋谷えりこ (Key/Vo)Kaleb James (B/Vo)日野JINO賢二
(Ds)Jay Stixx (Sax/Vo)ピエール・アンドレ (G)マサ小浜 (Vo)Brenda Vaughn、David king and more
会場 目黒ブルース・アレイ
http://www.bluesalley.co.jp/index.html
■ フィリップ・ウーは、2009年9月22日からのメイズ・ライヴ@コットン・クラブに参加。
http://www.cottonclubjapan.co.jp/jp/index.html
■ 過去記事・フィリップ・ウー関連 (『ソウル・サーチン』は、日本で一番フィリップ・ウーの記事が読めるウェッブサイトです)
May 02, 2009
フィリップ・ウー・ライヴ(パート1)~東京1ソウルなバンド
http://ameblo.jp/soulsearchin/day-20090502.html
(前回ブルース・アレイ・ライヴ評)
May 05, 2009
フィリップはハモンド・オルガンが大好き
http://ameblo.jp/soulsearchin/day-20090505.html
(前回ブルース・アレイ・ライヴ評)
(2008年)
March 07, 2008 03:40:06
フィリップ・ウー・ライヴ
http://ameblo.jp/soulsearchin/day-20080307.html
March 29, 2008 04:33:18
フィリップ・ウー&ブレンダ・ヴォーン@コットン・クラブ
テーマ:ブログ
http://ameblo.jp/soulsearchin/day-20080329.html
October 11, 2008
フィリップ・ウー・セッション
http://ameblo.jp/soulsearchin/day-20081011.html
(2007年以前)
November 10, 2007
Philip Woo With Maxyan: Philip Dedicates Show To His Father
http://blog.soulsearchin.com/archives/002140.html
October 02, 2007
Philip Woo Live At Blues Alley
【フィリップ・ウー・ライヴ】
http://blog.soulsearchin.com/archives/2007_10_02.html
June 06, 2007
Philip Woo: A Tribute To Billy Preston Live
【フィリップ・ウー、ビリー・プレストンへ捧げる】
http://blog.soulsearchin.com/archives/001815.html
June 04, 2007
Philip Woo Promotes His Own Gig
http://blog.soulsearchin.com/archives/2007_06_04.html
May 24, 2007
Philip Woo’s Billy Preston Tribute Again; Jino’s Funky Gig Will Be On Next Week
http://blog.soulsearchin.com/archives/2007_05_24.html
May 23, 2007
Philip & Hank, Yuri Kamino : Mind To Mind Communication
http://blog.soulsearchin.com/archives/001786.html
April 04, 2007
Philip Woo: Tribute To Billy Preston (Part 1)
http://blog.soulsearchin.com/archives/2007_04_04.html
April 05, 2007
Philip Woo: Tribute To Billy Preston (Part 2)
http://blog.soulsearchin.com/archives/2007_04_05.html
February 16, 2007
Philip Woo & Friends @ Cha Cha House
http://blog.soulsearchin.com/archives/2007_02_16.html
(ここにフィリップ関連過去記事一覧があります)
■ メンバー
Philip Woo Band presents ~“Indian Summer” Soul Session~ 残暑Live!
(HAMMOND B-3 & Leslie122 / N.Y. STEINWAY/ Fender Rhodes1970 / Harp) Philip Woo (Vo)Brenda Vaughn (B)Cliff Archer (G)Hank Nishiyama (Ds)Jay Stixx (Sax)Ayumi Unno 海野あゆみ
Guest (Vo)Miz
■ セットリスト フィリップ・ウー・ライヴ@ブルース・アレイ 2009年9月10日
Setlist : Philip Woo
1st set
01. Solo Piano (Improvisation)
02. Black Frost
03. Freedom Jazz Dance
04. Come To Mama
05. Muddy Water
06. Rainy Night In Georgia
07. Holding back the Years
2nd set
show started 21:15
01. In The Highest Place (Brenda & Philip)
02. There Are Many Stops Along The Way [Joe Sample]
03. Sham Time [Clarence Wheeler & The Enforcers, Eddie Harris song]
04. I Can’t Help It (Brenda) [Michael Jackson]
05. At Last (Brenda) [Etta James, Beyonce]
06. Will You Still Love Me Tomorrow (Miz) [Carol King, Roberta Flack]
07. Clean Up Woman (Brenda) [Betty Wright]
08. Super Bad (Brenda) [James Brown]
Enc. Them Changes (Brenda) [Buddy Miles]
show ended 22:54
(2009年9月10日木曜、目黒ブルース・アレイ=フィリップ・ウー・ライヴ)
ENT>LIVE>Woo, Philip
2009-105
△北山陽一初ライヴ『9月入学』@モーション・ブルー
2009年9月11日 音楽【Kitayama Youichi Very First Solo Live】
初。
ゴスペラーズの北山陽一さんが、初めてのソロ・ライヴを横浜・モーション・ブルーで行った。この日は2セット入れ替え制。女性のファンで埋め尽くされ立ち見もでる超満員。
バンドはドラムス、キーボード、ピアノ、ギター、ベースの5人。北山さんはゴスペラーズでは低音担当だが、実は、高音部の綺麗な声を出す。この初ライヴでは、彼の高音の地声をたっぷり聞かせてくれた。シンガーは、本人さえ気づかないほど声のヴァリエーションを持っているものだ。ましてやCDでの決まった楽曲でしかその歌声を聴いていないと、そのシンガーがどれほどの声域を持ち、どのような種類の声を出せるかなど知る由もない。そういう意味で、こうしたソロ・ライヴをやることで自分の可能性を探し出すということはとても意義深い。
北山さんはステージで「このライヴを考えた時は、どうなるかと思ったが、やり始めたら楽しくてしょうがなくなった」と言った。ライヴ後ちょっと挨拶に行ったときに、「なんでまたソロを?」と尋ねてみると「修行です。自分にとっての」ときっぱり。「グループでやっていると、5分の1なので、どうしても自分に甘えが出てくる。ソロをやってみることで自分にとって修行になるとおもって。ほんとに初めてのソロでしたが、いろんなことが勉強になった」とも。
今回のためにわざわざオリジナルも作る力の入れよう。しかもステージでは、「僕の妄想は(この日は『妄想』という言葉が、えらく観客から受けていた)このメンバーで旅に出ることです」と言っていた。
前半は圧倒的にスロー・バラードでまとめたライヴにファンはうっとり。個人的には、一度彼の歌で別の場所のところで聴いていたマイケル・ジャクソンの「ゴーン・トゥ・スーン」が彼の声にはとてもあってるような気がしたので、それを再確認、ひじょうに印象に残った。
しいて言えば、北山ベースたる低い声のものを1曲くらい聴きたかった。すると、「高い声で歌っていると、なかなか低い声が出せなくなってしまうんです」だそうだ。
さて、次は酒井さん、安岡さん、どちらが先にソロ、やるのだろう? その前に、黒沢薫さんが9月21日(月)、福岡でソロ・ライヴを行う。
■黒沢 薫LIVE 2009 "Feel’n Masala Soul"
日時 2009年9月21日(月・祝)、ファースト16時30分~、セカンド19時30分~ (入れ替え)
場所 福岡県福岡市・Gate’s7
料金 5000円(税込み) ドリンク代(500円)別
メンバー 黒沢薫 松本圭司(Key) 石成正人(G)
(世間的にはいわゆる5連休の真っ只中。ホテルも飛行機も取れないっすよ >黒沢さん)
■ 『星屑の街』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00006K0IR/soulsearchiho-22/ref=nosim/
ゴスペラーズ 坂ツアー2005DVD
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B0009VNEA8/soulsearchiho-22/ref=nosim/
■ メンバー 北山陽一 『9月入学』
北山陽一(vo)、柴田敏弥(p)、伊原 “aniki” 広志(g)、波田野哲也(ds)、鈴木 渉(b)、宮崎裕介(key)
■ セットリスト 北山陽一 @ モーション・ブルー 2009年9月10日
Setlist
show started 18:30
00. Intro
01. Remember
02. 永遠を誓った君
03. ゴスペラーズ・メドレー: あたらしい世界~月光~五時までに~星屑の街
04. Gone Too Soon
05. 洋楽メドレー: Closer~Going Down Into You~As If You Read My Mind~Closer
Enc1. Angel
Enc2. エンドロール
show ended 19:29
(2009年9月10日木曜、横浜モーション・ブルー=北山陽一ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>Kitayama, Youichi
2009-104
初。
ゴスペラーズの北山陽一さんが、初めてのソロ・ライヴを横浜・モーション・ブルーで行った。この日は2セット入れ替え制。女性のファンで埋め尽くされ立ち見もでる超満員。
バンドはドラムス、キーボード、ピアノ、ギター、ベースの5人。北山さんはゴスペラーズでは低音担当だが、実は、高音部の綺麗な声を出す。この初ライヴでは、彼の高音の地声をたっぷり聞かせてくれた。シンガーは、本人さえ気づかないほど声のヴァリエーションを持っているものだ。ましてやCDでの決まった楽曲でしかその歌声を聴いていないと、そのシンガーがどれほどの声域を持ち、どのような種類の声を出せるかなど知る由もない。そういう意味で、こうしたソロ・ライヴをやることで自分の可能性を探し出すということはとても意義深い。
北山さんはステージで「このライヴを考えた時は、どうなるかと思ったが、やり始めたら楽しくてしょうがなくなった」と言った。ライヴ後ちょっと挨拶に行ったときに、「なんでまたソロを?」と尋ねてみると「修行です。自分にとっての」ときっぱり。「グループでやっていると、5分の1なので、どうしても自分に甘えが出てくる。ソロをやってみることで自分にとって修行になるとおもって。ほんとに初めてのソロでしたが、いろんなことが勉強になった」とも。
今回のためにわざわざオリジナルも作る力の入れよう。しかもステージでは、「僕の妄想は(この日は『妄想』という言葉が、えらく観客から受けていた)このメンバーで旅に出ることです」と言っていた。
前半は圧倒的にスロー・バラードでまとめたライヴにファンはうっとり。個人的には、一度彼の歌で別の場所のところで聴いていたマイケル・ジャクソンの「ゴーン・トゥ・スーン」が彼の声にはとてもあってるような気がしたので、それを再確認、ひじょうに印象に残った。
しいて言えば、北山ベースたる低い声のものを1曲くらい聴きたかった。すると、「高い声で歌っていると、なかなか低い声が出せなくなってしまうんです」だそうだ。
さて、次は酒井さん、安岡さん、どちらが先にソロ、やるのだろう? その前に、黒沢薫さんが9月21日(月)、福岡でソロ・ライヴを行う。
■黒沢 薫LIVE 2009 "Feel’n Masala Soul"
日時 2009年9月21日(月・祝)、ファースト16時30分~、セカンド19時30分~ (入れ替え)
場所 福岡県福岡市・Gate’s7
料金 5000円(税込み) ドリンク代(500円)別
メンバー 黒沢薫 松本圭司(Key) 石成正人(G)
(世間的にはいわゆる5連休の真っ只中。ホテルも飛行機も取れないっすよ >黒沢さん)
■ 『星屑の街』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00006K0IR/soulsearchiho-22/ref=nosim/
ゴスペラーズ 坂ツアー2005DVD
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B0009VNEA8/soulsearchiho-22/ref=nosim/
■ メンバー 北山陽一 『9月入学』
北山陽一(vo)、柴田敏弥(p)、伊原 “aniki” 広志(g)、波田野哲也(ds)、鈴木 渉(b)、宮崎裕介(key)
■ セットリスト 北山陽一 @ モーション・ブルー 2009年9月10日
Setlist
show started 18:30
00. Intro
01. Remember
02. 永遠を誓った君
03. ゴスペラーズ・メドレー: あたらしい世界~月光~五時までに~星屑の街
04. Gone Too Soon
05. 洋楽メドレー: Closer~Going Down Into You~As If You Read My Mind~Closer
Enc1. Angel
Enc2. エンドロール
show ended 19:29
(2009年9月10日木曜、横浜モーション・ブルー=北山陽一ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>Kitayama, Youichi
2009-104
☆スライ・ストーン今年も来日していた 衝撃情報
2009年9月10日 音楽【Sly Stone Was In Town With George Clinton】
衝撃。
ソウル・サーチャーが得た信頼出来る筋からの情報によると、なんと、昨年(2008年)東京ジャズで初来日していたもうひとりのキング・オブ・ファンク、スライ・ストーンが今年の東京ジャズにあわせて密かに来日していたという。しかも、本当はジョージ・クリントンのステージにサプライズで登場する話まであったとか。衝撃情報だ。もし、ジョージ・クリントンのステージにスライが飛び入りで出てきたら、それはファンは狂喜乱舞、大変なことになっていただろう。
しかし、スライ・ストーンはクリントン・ライヴの行われた土曜日(9月5日)昼、結局ホテルの部屋から出ることなく、クリントンのステージに登場することもなかった。その理由はわからない。もちろん、ジョージとスライは旧知の仲であることはまちがいない。
そして、日曜日(9月6日)午後、ジョージ・クリントンとともにホテルをチェックアウトするところを複数のファンに目撃され、サインや写真などにも応じていた。しかも、さらに衝撃な事実がジョージ・クリントンもスライ・ストーンもチェックアウト時には両者とも車椅子に乗っていたという。ジョージはステージでは、もちろん、普通に歩いていた。
ジョージ・クリントンたちは9月7日(月曜)アメリカ国内(シカゴ)でライヴの仕事が入っていた。6日に日本出発、時差の関係で同日アメリカ着。翌日夜、仕事、というハード・スケジュールだ。
車椅子で思い出されるのが、2006年3月、ジェームス・ブラウンの結果的に最後となった来日時。ステージでは普通に飛び跳ねていたが、移動には車椅子を使っていた。そして、その年(2006年)の12月25日に亡くなった。
また、Pファンク・メンバーのうちの何人かはそれぞれ、ライヴ後の土曜日夜、赤坂「ミラクル」、また大森「イン・ザ・グルーヴ」に出向いたという。
あるファンは、ジョージとスライが車椅子に乗っている間で3ショットの写真を撮ったという。これも強烈だ。
ところで、知らなかったのだが、ジョージ・クリントン、Pファンクのライヴは海外では録音自由とのこと。ロック・グループ、グレイトフル・デッドと同じ趣旨で、その録音を商売にしない限り、個人使用なら録音してもいいそうだ。ただしビデオ撮影はだめ。また、それぞれの会場が録音を禁止しているところでは一応だめらしい。録音可の会場では、録音用にスペースを作っているという。
+++++
スライのドキュメンタリー映画『カミン・バック・フォー・モア』
困窮。
スライ・ストーンに関しては、スライを追ったドキュメンタリー映画「Coming Back For More」(監督ウィレム・アルキーマ=オランダ人)が完成、ヨーロッパで9月に公開される。スライのインタヴューらしいインタヴューが出てくるのは20年ぶりとのこと。この中でスライは現状について説明している。スライは自身の楽曲の著作権を元マネージャーのジェリー・ゴールドステインに、毎月一定額の小遣いをもらうことを条件に渡してしまった。だがジェリーが経済的に行き詰まり、毎月の小遣いがストップ、それに伴いスライの生活も困窮。社会保障でほそぼそと生きている、という。
映画の日本での公開予定は今のところないようだ。
■ スライ&ファミリー・ストーン 『エッセンシャル』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00007DXRJ/soulsearchiho-22/ref=nosim/
ENT>ARTIST>Clinton, George / Stone, Sly
衝撃。
ソウル・サーチャーが得た信頼出来る筋からの情報によると、なんと、昨年(2008年)東京ジャズで初来日していたもうひとりのキング・オブ・ファンク、スライ・ストーンが今年の東京ジャズにあわせて密かに来日していたという。しかも、本当はジョージ・クリントンのステージにサプライズで登場する話まであったとか。衝撃情報だ。もし、ジョージ・クリントンのステージにスライが飛び入りで出てきたら、それはファンは狂喜乱舞、大変なことになっていただろう。
しかし、スライ・ストーンはクリントン・ライヴの行われた土曜日(9月5日)昼、結局ホテルの部屋から出ることなく、クリントンのステージに登場することもなかった。その理由はわからない。もちろん、ジョージとスライは旧知の仲であることはまちがいない。
そして、日曜日(9月6日)午後、ジョージ・クリントンとともにホテルをチェックアウトするところを複数のファンに目撃され、サインや写真などにも応じていた。しかも、さらに衝撃な事実がジョージ・クリントンもスライ・ストーンもチェックアウト時には両者とも車椅子に乗っていたという。ジョージはステージでは、もちろん、普通に歩いていた。
ジョージ・クリントンたちは9月7日(月曜)アメリカ国内(シカゴ)でライヴの仕事が入っていた。6日に日本出発、時差の関係で同日アメリカ着。翌日夜、仕事、というハード・スケジュールだ。
車椅子で思い出されるのが、2006年3月、ジェームス・ブラウンの結果的に最後となった来日時。ステージでは普通に飛び跳ねていたが、移動には車椅子を使っていた。そして、その年(2006年)の12月25日に亡くなった。
また、Pファンク・メンバーのうちの何人かはそれぞれ、ライヴ後の土曜日夜、赤坂「ミラクル」、また大森「イン・ザ・グルーヴ」に出向いたという。
あるファンは、ジョージとスライが車椅子に乗っている間で3ショットの写真を撮ったという。これも強烈だ。
ところで、知らなかったのだが、ジョージ・クリントン、Pファンクのライヴは海外では録音自由とのこと。ロック・グループ、グレイトフル・デッドと同じ趣旨で、その録音を商売にしない限り、個人使用なら録音してもいいそうだ。ただしビデオ撮影はだめ。また、それぞれの会場が録音を禁止しているところでは一応だめらしい。録音可の会場では、録音用にスペースを作っているという。
+++++
スライのドキュメンタリー映画『カミン・バック・フォー・モア』
困窮。
スライ・ストーンに関しては、スライを追ったドキュメンタリー映画「Coming Back For More」(監督ウィレム・アルキーマ=オランダ人)が完成、ヨーロッパで9月に公開される。スライのインタヴューらしいインタヴューが出てくるのは20年ぶりとのこと。この中でスライは現状について説明している。スライは自身の楽曲の著作権を元マネージャーのジェリー・ゴールドステインに、毎月一定額の小遣いをもらうことを条件に渡してしまった。だがジェリーが経済的に行き詰まり、毎月の小遣いがストップ、それに伴いスライの生活も困窮。社会保障でほそぼそと生きている、という。
映画の日本での公開予定は今のところないようだ。
■ スライ&ファミリー・ストーン 『エッセンシャル』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00007DXRJ/soulsearchiho-22/ref=nosim/
ENT>ARTIST>Clinton, George / Stone, Sly
◎フランキー・ビヴァリー、来日直前インタヴュー
2009年9月9日 音楽【Frankie Beverly Talks About Up Coming Japan Tour】
抱負。
フランキー・ビヴァリー&メイズの来日(2009年9月22日~26日)が迫ってきた。ソウル・サーチンでは、来日直前の彼に電話でインタヴューを敢行。来日への抱負、意気込みを聞いた。
メイズの来日は、1989年11月、青山スパイラル・ホール、1994年9月、横浜カフェ・デ・ラ・ソウルにおけるライヴ以来ちょうど15年ぶり。メイズはもともとアメリカでの爆発的人気(リリース・アルバムがほぼすべてゴールド・ディスク=50万枚以上のセールス=)と日本での一般的人気度の落差が激しく、なかなかギャラの関係で招聘できないアーティストの一組だった。
ここ数年、メイズはニューオーリンズで毎年行われるブラック・ミュージックの大祭典『エッセンス・ミュージック・フェスティヴァル』で最終日の大トリを取ることで知られる。メイン会場は7万人、ここを満杯にし観客を熱狂させる。ふだんでも3000人から7~8000人クラスの会場でライヴを行っているので、今回のキャパシティー約200人という小さなライヴ・ハウスでのライヴはほとんど奇跡だ。
今回招聘のコットンクラブも、お店始まって以来初の1セットのみで営業する。通常、7時と9時半、2セット入れ替えだが、今回は1セットのみで、1セットを通常より長くプレイしてもらう。
さて、僕は電話の向こうのフランキーには、1989年の来日時にインタヴューしている。
来日へ向けてまずこう切りだした。「実は僕は日本の食べ物が大好きなんだ。スシ、ウナギ。サンフランシスコではよく日本レストランに行ってるんだ。だからものすごく楽しみにしているよ」
今回は、元メイズのメンバーで、現在日本在住のフィリップ・ウーがキーボードで参加する。フィリップについてこう絶賛。「彼が日本に移住するためにメイズを辞めたのは本当に痛手だった。彼のようなキーボード奏者はなかなかいない。彼はone of a kind (ユニークな、比類のない)だ。彼は確か1994年にメイズで日本に行ったときに日本が気に入って、それ以来(日本に)いついてしまった。今度一緒に彼とプレイ出来るのが待ちきれない」
メイズは30曲近いヒットを持っているが、これだけヒットがあるとヒット・メドレーのような形もあるのだろうか。「いや、実は僕はヒット曲を少しずつやるメドレーはあんまり好きじゃないんだ。(笑) 自分が観客になったとき、その好きなグループの好きな曲が短くメドレーにされると、不満だからね。(笑) やるなら、(その曲を)フルサイズでやるよ」と頼もしい答え。
ところで、最近はメイズのような大型ソウル・バンドが音楽業界ではかなり生き延びるのが難しくなっているが、メイズは生き延びている。「たぶん、いろいろな機械(マシーン)ができて、ミュージシャンに取って代わっているのが大きな要因じゃないかな。ドラムマシーン、シークエンス、シンセサイザー。打ち込みですべて出来てしまい、リアル・ミュージシャンのバンドが必要とされなくなった。そうしたことがバンドをスポイルし、バンドの維持が難しくなった。僕らが、維持できているのはとてもレアで幸せなことだ」
「僕らくらいの古いバンドのメンバーの何人かでさえ、シークエンス(打ち込み)を使うようになっている。ソウル・ミュージックはブルーズから発展している。それをマシーンにやらせるわけにはいかない」
近々出る作品についても語ってくれた。「昨年10月、テキサス州ダラスでやったライヴのDVDが来年出るよ。これはすごいんだ。(かつての名盤)『ライヴ・イン・ニューオーリーンズ』みたいな感じ。5-6曲、新曲も入っている。タイトルは『アンティシペーション』だ。ツアーで忙しくてなかなか編集が出来ないんだが、時間が空けば、その作業を出来るだけ早いうちにすませたい」
「また、それとは別件で、僕の息子の嫁が、『メイズ・トリビュート・アルバム』を作っている。メアリー・J・ブライジが「ビフォー・アイ・レット・ゴー」を歌い、ジョーが「キャント・ゲット・オーヴァー・ユー」、キムが「ゴールデン・タイム・オブ・デイ」などを歌っている。『シルキー・ソウル・トリビュート・トゥ・メイズ』というタイトルだ」
そして、彼とゆかりの深いマーヴィン・ゲイについて。マーヴィンは、メイズのことを無名時代に発見し、育てた恩人だ。彼についてになるとフランキーは少し熱く語り始めた。
「1日たりとも彼のことを考えなかった日はない。あの頃、僕たちはメンバー全員がひとつの家に住んでいて、必死に生きていたバンドだった。74年か、75年かのある夜、サンフランシスコのクラブでプレイしていたとき、彼が観客の中にいたんだ。ライヴ後、彼と話をすると、彼は僕のバンドを気にいってくれ、僕も彼のことが大好きになった。彼はいくつかの機材を買ってくれ、レコード契約を取ってくれた。今、こうしていられるのも彼のおかげだ。当時は自分たちはまだ『ロウ・ソウル』と名乗っていた。だが、彼はその名前が気に入らなかった。「ひどい名前だから変えてくれ」とマーヴィンが言って、(メンバーの)ロームが「メイズ」という名前を出してきた。今度はマーヴィンはその名前を気に入ってくれ、その後は、ご存知の通りだ。彼は僕にとってのビッグ・ブラザー。僕がやるショー、どこでもすべてで彼の名前を出すんだ。自分がしゃべるところでは、どうやってマーヴィンに会ったか、彼が僕たちにとってどれほど大きな意味があるか、彼は僕の心に永遠にいる、といったことを話すんだ」
長年、メイズにいたフィリップは言う。「このバンドは素晴らしい。曲目さえわかっていれば、リハーサルなんてしなくても出来る。実際、アメリカではリハはもとより、サウンド・チェックさえなくても本番ができるほどなんだよ」
フィリップによれば、すでに演奏予定の曲目(セットリスト)は来ているという。あとは、各自がそれを練習して、本番に臨めばそれでいいだけだ。
マーヴィンへのトリビュート、そして、四半世紀以上継続しているリアルなライヴバンドとしてのプライドが楽しめる一夜になるだろう。
■名盤『ライヴ・イン・ニュー・オーリンズ』のDVD
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00005MAG5/soulsearchiho-22/ref=nosim/
■2009年10月5日発売予定 メイズ・トリビュート・アルバム 『アン・オール・スター・トリビュート・トゥ・メイズ』(輸入盤)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B002FUIJG0/soulsearchiho-22/ref=nosim/
■ 毎日新聞・楽庫にもインタヴュー記事が出ています
http://mainichi.jp/enta/music/interview/news/20090903dde012070071000c.html
(2009年9月3日付け夕刊)
■ コットンクラブ
https://reserve.cottonclubjapan.co.jp/ccj-reserve/reserve2/BC0100_zaseki.jsp?event_id=411
ENT>INTERVIEW>Beverly, Frankie
抱負。
フランキー・ビヴァリー&メイズの来日(2009年9月22日~26日)が迫ってきた。ソウル・サーチンでは、来日直前の彼に電話でインタヴューを敢行。来日への抱負、意気込みを聞いた。
メイズの来日は、1989年11月、青山スパイラル・ホール、1994年9月、横浜カフェ・デ・ラ・ソウルにおけるライヴ以来ちょうど15年ぶり。メイズはもともとアメリカでの爆発的人気(リリース・アルバムがほぼすべてゴールド・ディスク=50万枚以上のセールス=)と日本での一般的人気度の落差が激しく、なかなかギャラの関係で招聘できないアーティストの一組だった。
ここ数年、メイズはニューオーリンズで毎年行われるブラック・ミュージックの大祭典『エッセンス・ミュージック・フェスティヴァル』で最終日の大トリを取ることで知られる。メイン会場は7万人、ここを満杯にし観客を熱狂させる。ふだんでも3000人から7~8000人クラスの会場でライヴを行っているので、今回のキャパシティー約200人という小さなライヴ・ハウスでのライヴはほとんど奇跡だ。
今回招聘のコットンクラブも、お店始まって以来初の1セットのみで営業する。通常、7時と9時半、2セット入れ替えだが、今回は1セットのみで、1セットを通常より長くプレイしてもらう。
さて、僕は電話の向こうのフランキーには、1989年の来日時にインタヴューしている。
来日へ向けてまずこう切りだした。「実は僕は日本の食べ物が大好きなんだ。スシ、ウナギ。サンフランシスコではよく日本レストランに行ってるんだ。だからものすごく楽しみにしているよ」
今回は、元メイズのメンバーで、現在日本在住のフィリップ・ウーがキーボードで参加する。フィリップについてこう絶賛。「彼が日本に移住するためにメイズを辞めたのは本当に痛手だった。彼のようなキーボード奏者はなかなかいない。彼はone of a kind (ユニークな、比類のない)だ。彼は確か1994年にメイズで日本に行ったときに日本が気に入って、それ以来(日本に)いついてしまった。今度一緒に彼とプレイ出来るのが待ちきれない」
メイズは30曲近いヒットを持っているが、これだけヒットがあるとヒット・メドレーのような形もあるのだろうか。「いや、実は僕はヒット曲を少しずつやるメドレーはあんまり好きじゃないんだ。(笑) 自分が観客になったとき、その好きなグループの好きな曲が短くメドレーにされると、不満だからね。(笑) やるなら、(その曲を)フルサイズでやるよ」と頼もしい答え。
ところで、最近はメイズのような大型ソウル・バンドが音楽業界ではかなり生き延びるのが難しくなっているが、メイズは生き延びている。「たぶん、いろいろな機械(マシーン)ができて、ミュージシャンに取って代わっているのが大きな要因じゃないかな。ドラムマシーン、シークエンス、シンセサイザー。打ち込みですべて出来てしまい、リアル・ミュージシャンのバンドが必要とされなくなった。そうしたことがバンドをスポイルし、バンドの維持が難しくなった。僕らが、維持できているのはとてもレアで幸せなことだ」
「僕らくらいの古いバンドのメンバーの何人かでさえ、シークエンス(打ち込み)を使うようになっている。ソウル・ミュージックはブルーズから発展している。それをマシーンにやらせるわけにはいかない」
近々出る作品についても語ってくれた。「昨年10月、テキサス州ダラスでやったライヴのDVDが来年出るよ。これはすごいんだ。(かつての名盤)『ライヴ・イン・ニューオーリーンズ』みたいな感じ。5-6曲、新曲も入っている。タイトルは『アンティシペーション』だ。ツアーで忙しくてなかなか編集が出来ないんだが、時間が空けば、その作業を出来るだけ早いうちにすませたい」
「また、それとは別件で、僕の息子の嫁が、『メイズ・トリビュート・アルバム』を作っている。メアリー・J・ブライジが「ビフォー・アイ・レット・ゴー」を歌い、ジョーが「キャント・ゲット・オーヴァー・ユー」、キムが「ゴールデン・タイム・オブ・デイ」などを歌っている。『シルキー・ソウル・トリビュート・トゥ・メイズ』というタイトルだ」
そして、彼とゆかりの深いマーヴィン・ゲイについて。マーヴィンは、メイズのことを無名時代に発見し、育てた恩人だ。彼についてになるとフランキーは少し熱く語り始めた。
「1日たりとも彼のことを考えなかった日はない。あの頃、僕たちはメンバー全員がひとつの家に住んでいて、必死に生きていたバンドだった。74年か、75年かのある夜、サンフランシスコのクラブでプレイしていたとき、彼が観客の中にいたんだ。ライヴ後、彼と話をすると、彼は僕のバンドを気にいってくれ、僕も彼のことが大好きになった。彼はいくつかの機材を買ってくれ、レコード契約を取ってくれた。今、こうしていられるのも彼のおかげだ。当時は自分たちはまだ『ロウ・ソウル』と名乗っていた。だが、彼はその名前が気に入らなかった。「ひどい名前だから変えてくれ」とマーヴィンが言って、(メンバーの)ロームが「メイズ」という名前を出してきた。今度はマーヴィンはその名前を気に入ってくれ、その後は、ご存知の通りだ。彼は僕にとってのビッグ・ブラザー。僕がやるショー、どこでもすべてで彼の名前を出すんだ。自分がしゃべるところでは、どうやってマーヴィンに会ったか、彼が僕たちにとってどれほど大きな意味があるか、彼は僕の心に永遠にいる、といったことを話すんだ」
長年、メイズにいたフィリップは言う。「このバンドは素晴らしい。曲目さえわかっていれば、リハーサルなんてしなくても出来る。実際、アメリカではリハはもとより、サウンド・チェックさえなくても本番ができるほどなんだよ」
フィリップによれば、すでに演奏予定の曲目(セットリスト)は来ているという。あとは、各自がそれを練習して、本番に臨めばそれでいいだけだ。
マーヴィンへのトリビュート、そして、四半世紀以上継続しているリアルなライヴバンドとしてのプライドが楽しめる一夜になるだろう。
■名盤『ライヴ・イン・ニュー・オーリンズ』のDVD
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00005MAG5/soulsearchiho-22/ref=nosim/
■2009年10月5日発売予定 メイズ・トリビュート・アルバム 『アン・オール・スター・トリビュート・トゥ・メイズ』(輸入盤)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B002FUIJG0/soulsearchiho-22/ref=nosim/
■ 毎日新聞・楽庫にもインタヴュー記事が出ています
http://mainichi.jp/enta/music/interview/news/20090903dde012070071000c.html
(2009年9月3日付け夕刊)
■ コットンクラブ
https://reserve.cottonclubjapan.co.jp/ccj-reserve/reserve2/BC0100_zaseki.jsp?event_id=411
ENT>INTERVIEW>Beverly, Frankie
○ジョージ・クリントン&パーラメント、ファンカデリック・ライヴ
2009年9月8日 音楽 コメント (2)【George Clinton Is Still Funk Master】
教祖。
昨年はスライ・ストーンをブッキングしたNHK主催の音楽イヴェント「東京ジャズ」。ソウル・サーチャー的な今年の目玉は、ジョージ・クリントン。土曜昼の4組目。最初の3組は家で仕事をしながら、FMの生放送を聴いた。ジョージ・クリントンは4時過ぎの出演と思われるので、それを目指して国際フォーラムへ。
会場にあったタイムテーブルでは4時20分からがジョージ・クリントンだった。NHKの発表では、18人がオンステージにいたというファンクの総帥ジョージ・クリントンのPファンク・オールスターズのライヴはおよそ7年ぶり8度目の来日とのこと。予定より5分遅れの4時25分からスタートした。いきなりぞろぞろとメンバーがステージに出てきて、イントロ曲をかまし始めた。そして、1曲目途中からおもむろに、超もったいぶって御大登場。ファンキーなジョージ健在だ。この存在感のすごさは、東京ジャズだろうが、国際フォーラムだろうが、場所、TPO、まったく関係ない。クリントンが登場したところが、クリントン・フォーラム、クリントン・ジャズの瞬間だ。
その姿はまさに新興宗教の教祖様が壇上に上がったような熱狂ぶり。かなり久々感があったが、これをファンクの儀式と言わずして何と言おう。
それにしてもいつものように大軍団でぐちゃぐちゃになりながらも、ファンクという一本線を通すというか。ずいぶんとロックっぽいところもあるが。いつもどおりオムツ姿(ゲイリー・シャイダー)、ウエディング・スタイル(アンドレ・フォックス)などステージ上は妙なコスプレ。儀式なのだから、音楽的にどうのこうのと細かいことは関係ない。
ホーン・セクションがなかったのが若干物足りなかったが、驚くことなかれ、66分でステージを去り、アンコールなし。ジョージ・クリントンがこんなに短いステージで終わるとは、そんなことは関係ない。
それにしても、この土曜の午後の部は4組のアーティストが出たが、最初の3組のアーティストのファンと、ジョージ・クリントンのファンはほとんどかぶらないのではないだろうか。このあたりのブッキングの難しさがこうしたフェスティヴァルの悩みの種だろう。3組見て帰った人、逆に4組目から来た人などもいるのではないか。
生年。
ところで、ファンカデリックの『ハードコア・ジョリーズ』などが1993年に今はなきアルファ・レコードからCD化されたとき、4枚のアルバムにわたって詳細なライナーノーツを書いた。(いずれソウル・サーチン・ホームページのライナーノーツのコーナーにアップする予定) そこには「僕が4回にわたってインタヴューした材料を元に詳細なストーリーを書いた」とある。4回もインタヴューしていたことに驚いた。(忘れてるところが情けない=(笑)) で、このライナーではクリントンの生年を「1941年が有力だが、1940年説」と唱えている。たぶん僕のことだから相当いろいろ調べて、総合的に1940年ではないかとしたのだと思うが、最近のウィキなどでは1941年と書いてあるものもある。一方オール・ミュージック・ガイドほかいくつかの資料は1940年なので、ちょっと再確認が必要かもしれない。(なお現在は、そのアルファ盤は廃盤だが、同じ作品はビクターからリリースされている。ただしビクター盤には僕のライナーは入っていない)
◎ ファンカデリック『ワン・ネイション・アンダー・ア・グルーヴ』名盤(ビクターからの紙ジャケット)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B001Q6II42/soulsearchiho-22/ref=nosim/
◎ ベスト
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B000001EE1/soulsearchiho-22/ref=nosim/
東京ジャズでのNHKの発表によるメンバーは次の通り。
■メンバー
George Clinton -Lead Vocal,
Garry "Starchild" Shider - Rhythm Guitar, vocals
Lige Curry - Bass, Vocals
William "Clip" Payne
Ricardo Rouse - Guitar,
Frankie "Kash" Waddy - Drums
Rico Lewis - Drums
Joseph "Foley" McCreary - Drums
Danny Bedrosian - Keyboards
Steve Boyd - Vocals
Belita Woods - Vocals
Robert "P-Nut" Johnson - Vocals
Patricia Walker- Vocals
Paul Hill - Vocals
Shaunna Hall - Guitar
Andre Foxx -Guitar
Carlos "Sir Nose"McMurray - Dancer
Gene "Poo Poo Man" Anderson - Vocals
○『東京JAZZ 2009』3日間のハイライト、テレビ放映予定
NHK-BS hi 2009年9月28日(月)~10月1日(木) 後11:00~前0:30
NHK-BS 2 2009年10月6日(火)~9日(金) 前0:40~2:10
■ セットリスト (今回はさすがに自信がありません。間違い、あるいは、他に挿入されていた曲などがありましたら、お知らせください)
Setlist:
show started 16:25
01. Intro
02. Cosmic Slop
03. Red Hot Mama
04. Give Up For The Funk
05. Up For The Down Stroke~a riff of Payback
06. The Motor Booty Affair
07. P.Funk
08. Flashlight
09. Atomic Dog
show ended 17:31
(2009年9月5日土曜、国際フォーラム・フォーラムA=ジョージ・クリントン パーラメント/ファンカデリック・ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>Clinton, George / P Funk
2009-101
教祖。
昨年はスライ・ストーンをブッキングしたNHK主催の音楽イヴェント「東京ジャズ」。ソウル・サーチャー的な今年の目玉は、ジョージ・クリントン。土曜昼の4組目。最初の3組は家で仕事をしながら、FMの生放送を聴いた。ジョージ・クリントンは4時過ぎの出演と思われるので、それを目指して国際フォーラムへ。
会場にあったタイムテーブルでは4時20分からがジョージ・クリントンだった。NHKの発表では、18人がオンステージにいたというファンクの総帥ジョージ・クリントンのPファンク・オールスターズのライヴはおよそ7年ぶり8度目の来日とのこと。予定より5分遅れの4時25分からスタートした。いきなりぞろぞろとメンバーがステージに出てきて、イントロ曲をかまし始めた。そして、1曲目途中からおもむろに、超もったいぶって御大登場。ファンキーなジョージ健在だ。この存在感のすごさは、東京ジャズだろうが、国際フォーラムだろうが、場所、TPO、まったく関係ない。クリントンが登場したところが、クリントン・フォーラム、クリントン・ジャズの瞬間だ。
その姿はまさに新興宗教の教祖様が壇上に上がったような熱狂ぶり。かなり久々感があったが、これをファンクの儀式と言わずして何と言おう。
それにしてもいつものように大軍団でぐちゃぐちゃになりながらも、ファンクという一本線を通すというか。ずいぶんとロックっぽいところもあるが。いつもどおりオムツ姿(ゲイリー・シャイダー)、ウエディング・スタイル(アンドレ・フォックス)などステージ上は妙なコスプレ。儀式なのだから、音楽的にどうのこうのと細かいことは関係ない。
ホーン・セクションがなかったのが若干物足りなかったが、驚くことなかれ、66分でステージを去り、アンコールなし。ジョージ・クリントンがこんなに短いステージで終わるとは、そんなことは関係ない。
それにしても、この土曜の午後の部は4組のアーティストが出たが、最初の3組のアーティストのファンと、ジョージ・クリントンのファンはほとんどかぶらないのではないだろうか。このあたりのブッキングの難しさがこうしたフェスティヴァルの悩みの種だろう。3組見て帰った人、逆に4組目から来た人などもいるのではないか。
生年。
ところで、ファンカデリックの『ハードコア・ジョリーズ』などが1993年に今はなきアルファ・レコードからCD化されたとき、4枚のアルバムにわたって詳細なライナーノーツを書いた。(いずれソウル・サーチン・ホームページのライナーノーツのコーナーにアップする予定) そこには「僕が4回にわたってインタヴューした材料を元に詳細なストーリーを書いた」とある。4回もインタヴューしていたことに驚いた。(忘れてるところが情けない=(笑)) で、このライナーではクリントンの生年を「1941年が有力だが、1940年説」と唱えている。たぶん僕のことだから相当いろいろ調べて、総合的に1940年ではないかとしたのだと思うが、最近のウィキなどでは1941年と書いてあるものもある。一方オール・ミュージック・ガイドほかいくつかの資料は1940年なので、ちょっと再確認が必要かもしれない。(なお現在は、そのアルファ盤は廃盤だが、同じ作品はビクターからリリースされている。ただしビクター盤には僕のライナーは入っていない)
◎ ファンカデリック『ワン・ネイション・アンダー・ア・グルーヴ』名盤(ビクターからの紙ジャケット)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B001Q6II42/soulsearchiho-22/ref=nosim/
◎ ベスト
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B000001EE1/soulsearchiho-22/ref=nosim/
東京ジャズでのNHKの発表によるメンバーは次の通り。
■メンバー
George Clinton -Lead Vocal,
Garry "Starchild" Shider - Rhythm Guitar, vocals
Lige Curry - Bass, Vocals
William "Clip" Payne
Ricardo Rouse - Guitar,
Frankie "Kash" Waddy - Drums
Rico Lewis - Drums
Joseph "Foley" McCreary - Drums
Danny Bedrosian - Keyboards
Steve Boyd - Vocals
Belita Woods - Vocals
Robert "P-Nut" Johnson - Vocals
Patricia Walker- Vocals
Paul Hill - Vocals
Shaunna Hall - Guitar
Andre Foxx -Guitar
Carlos "Sir Nose"McMurray - Dancer
Gene "Poo Poo Man" Anderson - Vocals
○『東京JAZZ 2009』3日間のハイライト、テレビ放映予定
NHK-BS hi 2009年9月28日(月)~10月1日(木) 後11:00~前0:30
NHK-BS 2 2009年10月6日(火)~9日(金) 前0:40~2:10
■ セットリスト (今回はさすがに自信がありません。間違い、あるいは、他に挿入されていた曲などがありましたら、お知らせください)
Setlist:
show started 16:25
01. Intro
02. Cosmic Slop
03. Red Hot Mama
04. Give Up For The Funk
05. Up For The Down Stroke~a riff of Payback
06. The Motor Booty Affair
07. P.Funk
08. Flashlight
09. Atomic Dog
show ended 17:31
(2009年9月5日土曜、国際フォーラム・フォーラムA=ジョージ・クリントン パーラメント/ファンカデリック・ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>Clinton, George / P Funk
2009-101
◆木下航志『ドゥ・ザ・ソウルVol.6』ライヴ
2009年9月7日 音楽【Do The Soul Vol.6】
スマイル。
2008年6月以来2~3ヶ月に一度目黒ブルース・アレイで行われる木下航志の『ドゥ・ザ・ソウル』も早くも6回目。前回が5月9日だったのでおよそ4ヶ月ぶり。ブログにアップするのが1日遅れですいません。(笑)
毎回、新しいレパートリーを増やす航志くんは今回もいろいろ新曲を歌ってくれた。キーボード(フィリップ・ウー)、ギター、ベース、ドラムス、パーカッション&サックス、コーラスに航志くんという編成。ステージ中央に座り、しっかりとバンドを引っ張る。しかも、1曲1曲ごとにひょうきんなMCを交え、ライヴを進める。しかし1曲ごとにMCいれなくてもいいんじゃないか。(笑)おもしろいが。このゆるい雰囲気が次第にフィリップのライヴみたいになってるという指摘もあった…。(笑) 今回は、前半にずいぶんとギター・ソロのフィーチャーが多く、マサ小浜大活躍だ。
最近航志くんは、映画『キャデラック・レコード』を見たそうで、そこからビヨンセが歌った「アイド・ラザー・ゴー・ブラインド」を披露。この曲が終わったあと、総選挙の話しをして、「麻生総理は漢字を読めませんが、僕も読めません」というギャグをかました。(笑)
一点、アドヴァイス。このビヨンセのヴァージョンは女性が歌う歌詞になっている。まずビヨンセ・ヴァージョン。
Something told me it was over
When I saw you and HER talkin’
Something deep down in my soul said, ’Cry, GIRL’
When I saw you and that GIRL walkin’ around
Whoo, I would rather, I would rather go blind, boy
(訳)
どうやら、その恋は終わったみたいね…
あなた(彼氏)と彼女が話しているのを見たとき、
私(女)の心の奥底のソウルが叫んだ。『思い切り泣きなさい、ガール』
あなたとその娘が一緒に歩いているのを見たとき
私は、もう盲目になったほうがマシだと思ったわ
ところが男性のシンガーが歌う場合は、「性別の一致」をしないといけない。よってこうなる。クラレンス・カーターが歌ったり、ロッド・スチュワートもカヴァーしているが、下記歌詞はロッドのヴァージョン。
Something told me it was over
When I saw you and HIM talking
Something deep down in my soul said cry BOY
When I saw you and HIM out walking
I would rather, I would rather go blind girl
どうやら、その恋は終わったみたいだ…
君(彼女)と彼が話しているのを見たとき、
僕(男)の心の奥底のソウルが叫んだ。『思い切り泣けよ、ボーイ』
君とその彼が一緒に歩いているのを見たとき
僕は、もう盲目になったほうがマシだと思った
つまり、歌の主人公が男の場合、去られる恋人は当然女性ということになる。自分が好きな女性が別の男と話しているところを見て、そんな状況を目撃するくらいなら、盲目になった方がいい、と歌うわけだ。男が男の恋人を想定して歌うとゲイの歌になってしまう。(笑) 英語歌詞の場合、こうした「性別の一致」が必ずなされるので、要注意。ソウル・サーチャーのワンポイント・アドヴァイスでした。
さて、航志くん曰く今回の中で一番難しかったのが、アースのヒット「リーズンズ」だそうだ。全編、航志くんはファルセットで歌った。航志君は、前回あたり、しっかりとしたこぶしを利かせる歌唱もあり、これにファルセット、地声などからませると、かなり歌の幅がでてきている。あとは英語などの発音をどこまできっちりとできるかという感じか。
セカンドセット本編最後では、マイケル関連曲を3曲。やはり「ワンダフル・ワールド」、「スマイル」やアンコールのゴスペル曲「ヒズ・アイズ・・・」などの比較的アコースティックでやって歌声を前面に聴かせる曲になると、ぐっと聴かせる度合いが高まる。今回はバック・シンガーとのデュエットが最後のアンコールくらいしかなかったが、もうちょっとタイニースの歌を聴いてみたかった。
途中観客に歌詞の一部を歌わせたりして、コール&レスポンスなども手馴れたもの。それにしてもMCで思い切り笑わせ、歌で感動させ、20歳にして、2時間ほどのライヴをしっかりとこなしてしまうのだからたいしたものだ。よく歌詞をこんなに覚えられるなあ。(笑)
■ 「アイド・ラザー・ゴー・ブラインド」(ビヨンセ)が入っている『キャデラック・レコード』のサントラ
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B001HBVECO/soulsearchiho-22/ref=nosim/
■メンバー
(Vo/Fender Rhodes1970)木下航志 (HAMMOND A-100/1964)PHILIP WOO
(B)名村武 (Ds)マイケル河合 (G)マサ小浜 (Sax,Percusion)Pierre Andre (Chorus) Tynice Hinton
■セットリスト
Setlist : Kishita Kohshi @ Blues Alley, September 5, 2009
show started 19:40
01. Aka Tonbo / Oye Como Va [Santana] / Aka Tonbo
02. This Old Heart Of Mine [Isley Brothers]
03. I’d Rather Go Blind [Etta James, Clarence Carter, Beyonce]
04. Soshu Yakyoku 蘇州夜曲 [Hattori Ryoichi, 李香蘭(山口淑子)]
05. Southern Nights [Allen Toussaint, Glen Campbell]
06. What A Wonderful World [Louis Armstrong]
07. Until You Come Back To Me [Aretha Franklin, Stevie Wonder]
08. We Got Rhythm [Kishita Kohshi]
show ended 20:36
second set
show started 21:07
01. Green Onion [Instrumental][Booker T & The MG’s]
02. Hallelujah, I Love Her So [Ray Charles]
03. Reasons [Earth Wind & Fire]
04. Sayonara Natsu No Hi さよなら夏の日[Yamashita Tatsuro]
05. Whiter Shade Of Pale [Procol Harum]
06. I Feel The Earth Move [Carol King]
07. Smile [Chaplin, Michael Jackson]
08. I’ll Be There [Jackson Five]
09. Rock With You [Michael Jackson]
Enc. I Wish [Stevie Wonder]
Enc. His Eye Is On The Sparrow (With Tynice Hinton)
show ended 22:19
(2009年9月5日土曜日、目黒ブルース・アレイ=木下航志・ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>Kishita, Kohshi
2009-103
スマイル。
2008年6月以来2~3ヶ月に一度目黒ブルース・アレイで行われる木下航志の『ドゥ・ザ・ソウル』も早くも6回目。前回が5月9日だったのでおよそ4ヶ月ぶり。ブログにアップするのが1日遅れですいません。(笑)
毎回、新しいレパートリーを増やす航志くんは今回もいろいろ新曲を歌ってくれた。キーボード(フィリップ・ウー)、ギター、ベース、ドラムス、パーカッション&サックス、コーラスに航志くんという編成。ステージ中央に座り、しっかりとバンドを引っ張る。しかも、1曲1曲ごとにひょうきんなMCを交え、ライヴを進める。しかし1曲ごとにMCいれなくてもいいんじゃないか。(笑)おもしろいが。このゆるい雰囲気が次第にフィリップのライヴみたいになってるという指摘もあった…。(笑) 今回は、前半にずいぶんとギター・ソロのフィーチャーが多く、マサ小浜大活躍だ。
最近航志くんは、映画『キャデラック・レコード』を見たそうで、そこからビヨンセが歌った「アイド・ラザー・ゴー・ブラインド」を披露。この曲が終わったあと、総選挙の話しをして、「麻生総理は漢字を読めませんが、僕も読めません」というギャグをかました。(笑)
一点、アドヴァイス。このビヨンセのヴァージョンは女性が歌う歌詞になっている。まずビヨンセ・ヴァージョン。
Something told me it was over
When I saw you and HER talkin’
Something deep down in my soul said, ’Cry, GIRL’
When I saw you and that GIRL walkin’ around
Whoo, I would rather, I would rather go blind, boy
(訳)
どうやら、その恋は終わったみたいね…
あなた(彼氏)と彼女が話しているのを見たとき、
私(女)の心の奥底のソウルが叫んだ。『思い切り泣きなさい、ガール』
あなたとその娘が一緒に歩いているのを見たとき
私は、もう盲目になったほうがマシだと思ったわ
ところが男性のシンガーが歌う場合は、「性別の一致」をしないといけない。よってこうなる。クラレンス・カーターが歌ったり、ロッド・スチュワートもカヴァーしているが、下記歌詞はロッドのヴァージョン。
Something told me it was over
When I saw you and HIM talking
Something deep down in my soul said cry BOY
When I saw you and HIM out walking
I would rather, I would rather go blind girl
どうやら、その恋は終わったみたいだ…
君(彼女)と彼が話しているのを見たとき、
僕(男)の心の奥底のソウルが叫んだ。『思い切り泣けよ、ボーイ』
君とその彼が一緒に歩いているのを見たとき
僕は、もう盲目になったほうがマシだと思った
つまり、歌の主人公が男の場合、去られる恋人は当然女性ということになる。自分が好きな女性が別の男と話しているところを見て、そんな状況を目撃するくらいなら、盲目になった方がいい、と歌うわけだ。男が男の恋人を想定して歌うとゲイの歌になってしまう。(笑) 英語歌詞の場合、こうした「性別の一致」が必ずなされるので、要注意。ソウル・サーチャーのワンポイント・アドヴァイスでした。
さて、航志くん曰く今回の中で一番難しかったのが、アースのヒット「リーズンズ」だそうだ。全編、航志くんはファルセットで歌った。航志君は、前回あたり、しっかりとしたこぶしを利かせる歌唱もあり、これにファルセット、地声などからませると、かなり歌の幅がでてきている。あとは英語などの発音をどこまできっちりとできるかという感じか。
セカンドセット本編最後では、マイケル関連曲を3曲。やはり「ワンダフル・ワールド」、「スマイル」やアンコールのゴスペル曲「ヒズ・アイズ・・・」などの比較的アコースティックでやって歌声を前面に聴かせる曲になると、ぐっと聴かせる度合いが高まる。今回はバック・シンガーとのデュエットが最後のアンコールくらいしかなかったが、もうちょっとタイニースの歌を聴いてみたかった。
途中観客に歌詞の一部を歌わせたりして、コール&レスポンスなども手馴れたもの。それにしてもMCで思い切り笑わせ、歌で感動させ、20歳にして、2時間ほどのライヴをしっかりとこなしてしまうのだからたいしたものだ。よく歌詞をこんなに覚えられるなあ。(笑)
■ 「アイド・ラザー・ゴー・ブラインド」(ビヨンセ)が入っている『キャデラック・レコード』のサントラ
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B001HBVECO/soulsearchiho-22/ref=nosim/
■メンバー
(Vo/Fender Rhodes1970)木下航志 (HAMMOND A-100/1964)PHILIP WOO
(B)名村武 (Ds)マイケル河合 (G)マサ小浜 (Sax,Percusion)Pierre Andre (Chorus) Tynice Hinton
■セットリスト
Setlist : Kishita Kohshi @ Blues Alley, September 5, 2009
show started 19:40
01. Aka Tonbo / Oye Como Va [Santana] / Aka Tonbo
02. This Old Heart Of Mine [Isley Brothers]
03. I’d Rather Go Blind [Etta James, Clarence Carter, Beyonce]
04. Soshu Yakyoku 蘇州夜曲 [Hattori Ryoichi, 李香蘭(山口淑子)]
05. Southern Nights [Allen Toussaint, Glen Campbell]
06. What A Wonderful World [Louis Armstrong]
07. Until You Come Back To Me [Aretha Franklin, Stevie Wonder]
08. We Got Rhythm [Kishita Kohshi]
show ended 20:36
second set
show started 21:07
01. Green Onion [Instrumental][Booker T & The MG’s]
02. Hallelujah, I Love Her So [Ray Charles]
03. Reasons [Earth Wind & Fire]
04. Sayonara Natsu No Hi さよなら夏の日[Yamashita Tatsuro]
05. Whiter Shade Of Pale [Procol Harum]
06. I Feel The Earth Move [Carol King]
07. Smile [Chaplin, Michael Jackson]
08. I’ll Be There [Jackson Five]
09. Rock With You [Michael Jackson]
Enc. I Wish [Stevie Wonder]
Enc. His Eye Is On The Sparrow (With Tynice Hinton)
show ended 22:19
(2009年9月5日土曜日、目黒ブルース・アレイ=木下航志・ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>Kishita, Kohshi
2009-103
■西寺郷太・著『新しいマイケル・ジャクソンの教科書』、いよいよ発売
2009年9月6日 音楽 コメント (2)【Nishidera Gota’s Michael Jackson Book Will Be Released September 10】
渾身。
音楽業界屈指のマイケル・ジャクソン情報通であるミュージシャンであり、グループ、「ノーナ・リーヴス」のリード・シンガーの西寺郷太さんが書き下ろしたマイケル・ブック『新しい「マイケル・ジャクソン」の教科書』(ビジネス社=1900円+税)が2009年9月10日発売される。
昨日、本人と会い、一足先にその渾身の著作をいただいた。しかも、ご本人の「ヴィクトリーからすべてが始まりました」というサイン付きで。ありがとうございます。まだ全部は読めていないが、さっそく感想を。
版型はいわゆる四六版(約130mmx188mm)で写真を除いて320ページ。『マイケル・ジャクソン観察日誌』(小学館)と同じ。しかも、よく見たら、ページ数までちょうど320ページで同じだ。(笑)
マイケル・ジャクソンの生涯を6章に分けて、詳細な信頼できる一次情報を元に丹念に描いている。ひじょうに安心して読めるマイケル・ジャクソン物語だ。
第一章は1958年から1968年までのモータウン・デビュー前まで。第二章は1969年から1975年までのモータウン時代、すなわちジャクソン・ファイヴ時代、第三章は1976年から1981年までのエピック時代、ジャクソンズ時代から『スリラー』前夜まで。第四章が1982年から1984年まで、まさに『スリラー』時代、第五章が1985年から1992年まで「キング・オブ・ポップ」の時代、第六章が1993年から2009年までの間、という章立て。およそ26万字におよぶ超力作だ。
いずれの章も豊富な文献にあたり、ひとつの事実を多方面から確認している。しかも文章もとても読みやすい。もちろん、基本的にジャクソン・ファイヴ、ジャクソンズ、マイケルの作品にも精通している。彼自身もこれでも全部は書ききれなかった、という。もちろん、そうだろう。西寺郷太の視点がしっかりあるマイケル・ジャクソン物語であり、しかもひじょうにあらゆる点でバランスのとれたマイケル・ジャクソン物語になっている。特に、マイケルがスキャンダルにまみれた時代の第六章の冷静な筆致は見事。彼がこれだけの多くの文献につぶさにあたっているところが素晴らしい。多くの駄文を出すメディアの書き手に見習って欲しいところだ。
視点。
個人的に興味深かったのは、269ページのマイケルの『ヒストリー』のアルバムをジョン・レノンの『ジョンの魂』、マーヴィン・ゲイの『離婚伝説』と同じ視点で語られるべきだと思う、というところ。僕も『デンジャラス』以降のマイケル作品に、マーヴィンの『離婚伝説』的な匂いをものすごく感じていたので共感した。さらに、西寺さんはマーヴィン・ゲイの『ホワッツ・ゴーイング・オン』とマイケルの『スリラー』、マーヴィンの『レッツ・ゲット・イット・オン』とマイケルの『バッド』、マーヴィンの『アイ・ウォント・ユー』と『デンジャラス』、そして、『離婚伝説』と『ヒストリー』を比較して並べる。なるほど、ひじょうにおもしろい見方だ。2人の共通点は、どちらのアーティスト(マーヴィンもマイケル)も、そのときの心模様をこれでもかというほど赤裸々に作品に投影している点だ。周囲の人間に翻弄(ほんろう)されるところも、またさまざまな点で傷ついている点、完璧主義なところもものすごくよく似ている。
タップ・ダンサーのオマー・エドワーズが言ったように、「マーヴィンもマイケルもキリストも、みな苦労を背負って死んでいった」。
マーヴィンの自伝『マーヴィン・ゲイ物語 引き裂かれたソウル』では、マイケルが登場してきたときのマーヴィンの焦りを描いている。マーヴィンにとっては、またまた強敵なライヴァルがでてきた、この若い奴は本当に自分を脅かす、とその心の内を吐露している。
西寺さんがこの本を書くに至る、熱心なマイケル・ファンになったきっかけが僕が1984年に書いたアルバム『ヴィクトリー』のライナーノーツだったということも、感無量だ。(このアルバムは2009年7月に紙ジャケットで発売され、その当時のライナーがそのまま封入されている)
そして、最近、マーヴィンとマイケルのことをじっくり考えるとき、彼らの父は、何人もいる自分の息子たちの中で、なぜ一番才能のある息子に、一番厳しく辛く当たったのだろうか、という疑問が浮かんでいる。それは単なる嫉妬なのか、極めてひねくれた愛情の裏返しなのか。心理学の専門家にでも一度ゆっくり話を聞いてみたい。そこにフォーカスした視点でのストーリーを一度書いてみたいものだ。
西寺郷太著のこの著作は、マイケル・ファンにはまちがいなくお勧めの一冊だ。
■過去関連記事
April 07, 2008
マイケル研究家・郷太観
http://ameblo.jp/soulsearchin/day-20080407.html
(さすがにこの小沢一郎説はこの著作の中には入らなかったが、独自の視点を持っているところがおもしろい)
■『新しい「マイケル・ジャクソン」の教科書』西寺郷太著(ビジネス社)2009年9月10日発売 (9月10日にはアマゾン、書店などに入荷するそうです、アマゾンに注文をいれておけば早ければ11日ごろには届くかもしれません)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4828415297/soulsearchiho-22/ref=nosim/
お勧め度=★★★★★
お勧め度を5段階で評価。
★★★★★=お勧め。大変よい。
★★★★=買って損なし。お勧め。
★★★=まあまあ。値段による。
★★=う~~ん、微妙。
★ =マイケルものを全部集める人だけ買えばよろしい。
☆=おまけ
■ 『マーヴィン・ゲイ物語 引き裂かれたソウル』(デイヴィッド・リッツ著、ブルース・インターアクションズ) マイケル・ジャクソンの生涯も引き裂かれたソウルでした。マイケルに興味を持った10人のうち1人でもマーヴィンに興味を持ってくれたら嬉しい
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4860203186/soulsearchiho-22/ref=nosim/
ENT>MICHAEL JACKSON>Books & Magazines
渾身。
音楽業界屈指のマイケル・ジャクソン情報通であるミュージシャンであり、グループ、「ノーナ・リーヴス」のリード・シンガーの西寺郷太さんが書き下ろしたマイケル・ブック『新しい「マイケル・ジャクソン」の教科書』(ビジネス社=1900円+税)が2009年9月10日発売される。
昨日、本人と会い、一足先にその渾身の著作をいただいた。しかも、ご本人の「ヴィクトリーからすべてが始まりました」というサイン付きで。ありがとうございます。まだ全部は読めていないが、さっそく感想を。
版型はいわゆる四六版(約130mmx188mm)で写真を除いて320ページ。『マイケル・ジャクソン観察日誌』(小学館)と同じ。しかも、よく見たら、ページ数までちょうど320ページで同じだ。(笑)
マイケル・ジャクソンの生涯を6章に分けて、詳細な信頼できる一次情報を元に丹念に描いている。ひじょうに安心して読めるマイケル・ジャクソン物語だ。
第一章は1958年から1968年までのモータウン・デビュー前まで。第二章は1969年から1975年までのモータウン時代、すなわちジャクソン・ファイヴ時代、第三章は1976年から1981年までのエピック時代、ジャクソンズ時代から『スリラー』前夜まで。第四章が1982年から1984年まで、まさに『スリラー』時代、第五章が1985年から1992年まで「キング・オブ・ポップ」の時代、第六章が1993年から2009年までの間、という章立て。およそ26万字におよぶ超力作だ。
いずれの章も豊富な文献にあたり、ひとつの事実を多方面から確認している。しかも文章もとても読みやすい。もちろん、基本的にジャクソン・ファイヴ、ジャクソンズ、マイケルの作品にも精通している。彼自身もこれでも全部は書ききれなかった、という。もちろん、そうだろう。西寺郷太の視点がしっかりあるマイケル・ジャクソン物語であり、しかもひじょうにあらゆる点でバランスのとれたマイケル・ジャクソン物語になっている。特に、マイケルがスキャンダルにまみれた時代の第六章の冷静な筆致は見事。彼がこれだけの多くの文献につぶさにあたっているところが素晴らしい。多くの駄文を出すメディアの書き手に見習って欲しいところだ。
視点。
個人的に興味深かったのは、269ページのマイケルの『ヒストリー』のアルバムをジョン・レノンの『ジョンの魂』、マーヴィン・ゲイの『離婚伝説』と同じ視点で語られるべきだと思う、というところ。僕も『デンジャラス』以降のマイケル作品に、マーヴィンの『離婚伝説』的な匂いをものすごく感じていたので共感した。さらに、西寺さんはマーヴィン・ゲイの『ホワッツ・ゴーイング・オン』とマイケルの『スリラー』、マーヴィンの『レッツ・ゲット・イット・オン』とマイケルの『バッド』、マーヴィンの『アイ・ウォント・ユー』と『デンジャラス』、そして、『離婚伝説』と『ヒストリー』を比較して並べる。なるほど、ひじょうにおもしろい見方だ。2人の共通点は、どちらのアーティスト(マーヴィンもマイケル)も、そのときの心模様をこれでもかというほど赤裸々に作品に投影している点だ。周囲の人間に翻弄(ほんろう)されるところも、またさまざまな点で傷ついている点、完璧主義なところもものすごくよく似ている。
タップ・ダンサーのオマー・エドワーズが言ったように、「マーヴィンもマイケルもキリストも、みな苦労を背負って死んでいった」。
マーヴィンの自伝『マーヴィン・ゲイ物語 引き裂かれたソウル』では、マイケルが登場してきたときのマーヴィンの焦りを描いている。マーヴィンにとっては、またまた強敵なライヴァルがでてきた、この若い奴は本当に自分を脅かす、とその心の内を吐露している。
西寺さんがこの本を書くに至る、熱心なマイケル・ファンになったきっかけが僕が1984年に書いたアルバム『ヴィクトリー』のライナーノーツだったということも、感無量だ。(このアルバムは2009年7月に紙ジャケットで発売され、その当時のライナーがそのまま封入されている)
そして、最近、マーヴィンとマイケルのことをじっくり考えるとき、彼らの父は、何人もいる自分の息子たちの中で、なぜ一番才能のある息子に、一番厳しく辛く当たったのだろうか、という疑問が浮かんでいる。それは単なる嫉妬なのか、極めてひねくれた愛情の裏返しなのか。心理学の専門家にでも一度ゆっくり話を聞いてみたい。そこにフォーカスした視点でのストーリーを一度書いてみたいものだ。
西寺郷太著のこの著作は、マイケル・ファンにはまちがいなくお勧めの一冊だ。
■過去関連記事
April 07, 2008
マイケル研究家・郷太観
http://ameblo.jp/soulsearchin/day-20080407.html
(さすがにこの小沢一郎説はこの著作の中には入らなかったが、独自の視点を持っているところがおもしろい)
■『新しい「マイケル・ジャクソン」の教科書』西寺郷太著(ビジネス社)2009年9月10日発売 (9月10日にはアマゾン、書店などに入荷するそうです、アマゾンに注文をいれておけば早ければ11日ごろには届くかもしれません)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4828415297/soulsearchiho-22/ref=nosim/
お勧め度=★★★★★
お勧め度を5段階で評価。
★★★★★=お勧め。大変よい。
★★★★=買って損なし。お勧め。
★★★=まあまあ。値段による。
★★=う~~ん、微妙。
★ =マイケルものを全部集める人だけ買えばよろしい。
☆=おまけ
■ 『マーヴィン・ゲイ物語 引き裂かれたソウル』(デイヴィッド・リッツ著、ブルース・インターアクションズ) マイケル・ジャクソンの生涯も引き裂かれたソウルでした。マイケルに興味を持った10人のうち1人でもマーヴィンに興味を持ってくれたら嬉しい
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4860203186/soulsearchiho-22/ref=nosim/
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●NHK-FM 『ザ・ソウル・ミュージック』500回を迎える
2009年9月5日 音楽【Ten Years To Reach #500 With "The Soul Music"】
500回。
1999年4月の放送開始から10年5ヶ月、NHK-FMで毎週木曜夜11時から放送されているラジオ番組『ザ・ソウル・ミュージック』が次週2009年9月10日放送分で記念すべき500回目を迎える。光栄にもその500回目のゲストに呼んでいただいた。週1の番組で500回は、文句なしの長寿番組。しかも全国ネット。本当におめでとうございます。また続く10年ぜひがんばってください。
しばらく前に、4曲選んでくださいとプロデューサーから連絡をもらった。ふだん、4曲くらい難なく選べるのに、さすがにお祝いの1曲などは実に頭を悩まし、珍しく3日3晩考えた。
そのあたりのトークと曲は、9月10日午後11時にNHK-FMの放送を聴いていただくとして、やはり、10年もこの番組が続いている、ということに諸手を上げて拍手だ。ラジオは本や活字と違って、音そのものが聴こえるから、その影響力は計り知れない。
尾臺さんが言っていたのだが、つい先日、「番組のオープニングでテーマのようにかかっている曲はなんと言う曲ですか」というお便りが来たという。それはマーヴィン・ゲイの「ホワッツ・ゴーイング・オン」だった。ソウル・ファンだったら誰もが知っている曲でも、まだまだ知らない人は多い。そして、そういうその曲について予備知識がまったくない人でも、一度聴いていいと思うというところに、「音自体を聴かせること」「どんなに有名な曲でも何度でも聴かせること」の最大の意義がある。
送り手はともすれば、「ホワッツ・ゴーイング・オン」のような超有名曲を「またか」「飽きるほどかけた」と言って粗末にすることがある。だがこうしたFMなどの大きな媒体では、それでもまだ知らない人がいるということを肝に銘じなければならない。「ホワッツ・ゴーイング・オン」を初めて聴いて、それがいいと思い、CDを買おうとするのであれば、何百万回かけたとしても、そしてかける側がかけることに飽きていたとしても、その曲をかける意義はある。
番組では、マーヴィンの話し、マイケルの話しなどをしたが、もちろん、時間はあっという間にすぎた。(笑) それにしても、尾臺さんは収録前の打ち合わせ中も、収録中の曲がかかっている間も、そして、収録が終わってからも、ずっとしゃべっている。すごい…。
雑談の中で、尾臺さんが今、CDとアナログを整理中だという話しになった。もう彼女も収拾がつかないらしい。お互いその苦労は同じだ…。(苦笑)
■ このアルバムから1曲お祝い曲を選びます。ダニー・ハサウェイの名盤『愛と自由を求めて(Extension Of A Man)』(1973年作品)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B001C0U63I/soulsearchiho-22/ref=nosim/
ENT>RADIO>The Soul Music
500回。
1999年4月の放送開始から10年5ヶ月、NHK-FMで毎週木曜夜11時から放送されているラジオ番組『ザ・ソウル・ミュージック』が次週2009年9月10日放送分で記念すべき500回目を迎える。光栄にもその500回目のゲストに呼んでいただいた。週1の番組で500回は、文句なしの長寿番組。しかも全国ネット。本当におめでとうございます。また続く10年ぜひがんばってください。
しばらく前に、4曲選んでくださいとプロデューサーから連絡をもらった。ふだん、4曲くらい難なく選べるのに、さすがにお祝いの1曲などは実に頭を悩まし、珍しく3日3晩考えた。
そのあたりのトークと曲は、9月10日午後11時にNHK-FMの放送を聴いていただくとして、やはり、10年もこの番組が続いている、ということに諸手を上げて拍手だ。ラジオは本や活字と違って、音そのものが聴こえるから、その影響力は計り知れない。
尾臺さんが言っていたのだが、つい先日、「番組のオープニングでテーマのようにかかっている曲はなんと言う曲ですか」というお便りが来たという。それはマーヴィン・ゲイの「ホワッツ・ゴーイング・オン」だった。ソウル・ファンだったら誰もが知っている曲でも、まだまだ知らない人は多い。そして、そういうその曲について予備知識がまったくない人でも、一度聴いていいと思うというところに、「音自体を聴かせること」「どんなに有名な曲でも何度でも聴かせること」の最大の意義がある。
送り手はともすれば、「ホワッツ・ゴーイング・オン」のような超有名曲を「またか」「飽きるほどかけた」と言って粗末にすることがある。だがこうしたFMなどの大きな媒体では、それでもまだ知らない人がいるということを肝に銘じなければならない。「ホワッツ・ゴーイング・オン」を初めて聴いて、それがいいと思い、CDを買おうとするのであれば、何百万回かけたとしても、そしてかける側がかけることに飽きていたとしても、その曲をかける意義はある。
番組では、マーヴィンの話し、マイケルの話しなどをしたが、もちろん、時間はあっという間にすぎた。(笑) それにしても、尾臺さんは収録前の打ち合わせ中も、収録中の曲がかかっている間も、そして、収録が終わってからも、ずっとしゃべっている。すごい…。
雑談の中で、尾臺さんが今、CDとアナログを整理中だという話しになった。もう彼女も収拾がつかないらしい。お互いその苦労は同じだ…。(苦笑)
■ このアルバムから1曲お祝い曲を選びます。ダニー・ハサウェイの名盤『愛と自由を求めて(Extension Of A Man)』(1973年作品)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B001C0U63I/soulsearchiho-22/ref=nosim/
ENT>RADIO>The Soul Music
【Takeda & Tetsuya’s Soulful Night】
悩殺。
スクープ・オン・サムバディーのリード・シンガー、タケ(TAKE)とゴスペラーズのリード・シンガーのひとり、村上哲てつやによる2人のユニット「武田と哲也」の東京地区での初ライヴ。これまで葉山のオトダマでのライヴや、地方でのライヴはあったが、東京地区は初ということで、会場の六本木スイートベイジルは、2日4回公演が超満員。しかも99%ファンは女性。ざっとみたところ、男子はスタッフなどを除いて数人しかいなかった。うちひとりは赤坂・ミラクルの川畑さん。(目立ちます=(笑))
さて、いきなりラップ風のソウル曲からスタート。そして、アイズレイの「ビトウィーン・ザ・シーツ」、ジョデシーと濃厚な悩殺ソウルで観客を秒殺。そうかあ、「本人たちがもっとも楽しみすぎている」と言っていた意味が、このライヴを見てよーくわかった。これはソウル好きだったら絶対楽しい。こんなこと去年からやってたんですか。う~む、うらやまし。(笑) 前半が基本ソウルのヒット・カヴァー、しかもどれもテンポを落とした歌。哲也曰く、「タケはなんでも、CDよりもテンポを落としてライヴでやってしまうんです。BPM50以下は、タケダ・テンポと言われます」という説明があるように、スローでこれでもかこれでもかと迫ってくる。それにしても、たとえば「キャント・ハイド・ラヴ」をここまでテンポを落としてやってくるのはすごい。
下記セットリスト7から日本語曲になり、お客さん的にはよりなじめる感じだろうか。途中のMCは、悩殺セクシー・ソウルとは真逆で、やはり2人のキャラがよく出ておもしろく笑った。
まさに9月末の『ソウル・パワー』の前哨戦だ。
■メンバー
武田と哲也 (ヴォーカル)
本間将人(キーボード、サックス、ミュージカル・ディレクター)
坂東慧(ドラムス)
上條頌(ギター)
後藤克臣(ベース)
佐藤雄大(キーボード)
■セットリスト 武田と哲也
Setlist: Takeda to Tetsuya, September 2, 2009 @ Sweet Basil 139
[ ] indicates original artists
show started 18:30
01. Soul Wrappin’
02. Between The Sheets [Isley Brothers]
03. Come & Talk To Me [Jodeci]
―. a riff of ルビーの指輪、a riff of Stand By Me~贈る言葉
04. Feel Like Makin’ Love [Roberta Flack, D’angelo]
05. Can’t Hide Love [Earth Wind & Fire]
06. Let’s Stay Together [Al Green, Roberta Flack]
07. さよならいとしのBaby Blues [Suzuki Masayuki]
08. Slow Dance
09. Nice ’n Slow [Skoop On Somebody]
10. 永遠の翼 [Kubota Toshinobu]
Enc. You Are So Beautiful [Billy Preston, Sam Moore]
show ended 19:52
ENT>LIVE>Takeda to Tetsuya
悩殺。
スクープ・オン・サムバディーのリード・シンガー、タケ(TAKE)とゴスペラーズのリード・シンガーのひとり、村上哲てつやによる2人のユニット「武田と哲也」の東京地区での初ライヴ。これまで葉山のオトダマでのライヴや、地方でのライヴはあったが、東京地区は初ということで、会場の六本木スイートベイジルは、2日4回公演が超満員。しかも99%ファンは女性。ざっとみたところ、男子はスタッフなどを除いて数人しかいなかった。うちひとりは赤坂・ミラクルの川畑さん。(目立ちます=(笑))
さて、いきなりラップ風のソウル曲からスタート。そして、アイズレイの「ビトウィーン・ザ・シーツ」、ジョデシーと濃厚な悩殺ソウルで観客を秒殺。そうかあ、「本人たちがもっとも楽しみすぎている」と言っていた意味が、このライヴを見てよーくわかった。これはソウル好きだったら絶対楽しい。こんなこと去年からやってたんですか。う~む、うらやまし。(笑) 前半が基本ソウルのヒット・カヴァー、しかもどれもテンポを落とした歌。哲也曰く、「タケはなんでも、CDよりもテンポを落としてライヴでやってしまうんです。BPM50以下は、タケダ・テンポと言われます」という説明があるように、スローでこれでもかこれでもかと迫ってくる。それにしても、たとえば「キャント・ハイド・ラヴ」をここまでテンポを落としてやってくるのはすごい。
下記セットリスト7から日本語曲になり、お客さん的にはよりなじめる感じだろうか。途中のMCは、悩殺セクシー・ソウルとは真逆で、やはり2人のキャラがよく出ておもしろく笑った。
まさに9月末の『ソウル・パワー』の前哨戦だ。
■メンバー
武田と哲也 (ヴォーカル)
本間将人(キーボード、サックス、ミュージカル・ディレクター)
坂東慧(ドラムス)
上條頌(ギター)
後藤克臣(ベース)
佐藤雄大(キーボード)
■セットリスト 武田と哲也
Setlist: Takeda to Tetsuya, September 2, 2009 @ Sweet Basil 139
[ ] indicates original artists
show started 18:30
01. Soul Wrappin’
02. Between The Sheets [Isley Brothers]
03. Come & Talk To Me [Jodeci]
―. a riff of ルビーの指輪、a riff of Stand By Me~贈る言葉
04. Feel Like Makin’ Love [Roberta Flack, D’angelo]
05. Can’t Hide Love [Earth Wind & Fire]
06. Let’s Stay Together [Al Green, Roberta Flack]
07. さよならいとしのBaby Blues [Suzuki Masayuki]
08. Slow Dance
09. Nice ’n Slow [Skoop On Somebody]
10. 永遠の翼 [Kubota Toshinobu]
Enc. You Are So Beautiful [Billy Preston, Sam Moore]
show ended 19:52
ENT>LIVE>Takeda to Tetsuya
△マイケル・ジャクソン関連イヴェント
2009年9月3日 音楽【Michael Jackson Related Events】
イヴェント。
衝撃の逝去から約2ヶ月。マイケル・ジャクソン関連イヴェントが多数あるが、ここでは4本をご紹介。
1)「マイケル・ジャクソン・コンヴェンション」
東京・お台場のヴィーナス・フォートで行われる展示会。写真展などをおこなっている。また、マイケル・ジャクソンのツアーを完全コピーするパフォーマンスを見せるグループ、MJ-SPIRITが、2009年9月21日(月曜日)にパフォーマンスを見せる。時刻は14時と16時ごろから50~60分程度。詳細はヴィーナス・フォートへ。
(開催概要)
期間:2009年8月27日(木)~9月23日(水)
場所:ヴィーナス・フォート2F 教会広場
時間:11:00~21:00
料金:無料
内容:
A)マイケル・ジャクソン ヒストリー報道写真展
ジャクソン5時代から、貴重な写真によるマイケルの歴史を見ることができる報道写真をパネル展示。 特に生前数日前の最後のリハーサルとなった「ラスト・リハーサル」における写真が、日本初として公開。
(写真提供:ユニフォトプレス、Kevin Mazur/ゲッティ イメージズ)
B)マイケル・ジャクソン オフィシャルグッズ販売
特設コーナーにて、7月のロンドン公演(UKツアー)で販売予定だったマイケル・ジャクソン公式グッズ(Tシャツ、マグカップ、バッグ、アクセサリーなど)や、その他にもCD、DVD、書籍、ポスターなどを特別販売。
C)秘蔵映像なども放映
MTV JAPANより、日本に来日した際の秘蔵映像を公開する予定。その他にも過去のPVも放映予定。
D)MJ-SPIRIT ライヴ・パフォーマンス
日時: 2009年9月21日(月曜)14時~、16時~ (50~60分程度)
詳細↓
http://www.venusfort.co.jp/event.html#event_michael01
ヴィーナス・フォートへのアクセス↓
http://www.venusfort.co.jp/access/index.html
2)マイケル・ジャクソン・ファンの集い(宮崎・ハウステンボス)
長崎県のハウステンボスで、「マイケル・ジャクソン・ファンの集い」という1泊2日のイヴェントが行われる。1日目の夜、ディナー、プロデューサーのサエキけんぞうさん、マイケル・ジャクソンのファンサイト「ムーンウォーカー」を運営しているトヨさんのトーク・ショー、DJタイム、MJ-SPIRITの約45分のライヴ・パフォーマンスなどがある。2日目は、マイケルが訪ねたハウス・テンボスを散策。
(開催概要)
アミューズメント施設「クリスタル・ドーム」の期間限定公開。ディナー&トーク・ショー。MJ-SPIRIT ライヴ・パフォーマンス。ハウス・テンボス内ツアー。
日時A: 2009年9月11日(金)~12日(土) 1泊2日
日時B: 2009年9月12日(土)~13日(日) 1泊2日
両日とも限定300名・先着予約順
料金:大人12,000円 中高生6,000円 4歳以上~小学生4,000円(「ディナー&トークショー」「CLUB MJ」「MJ エピソードツアー」の料金。ハウステンボス入場料(一般3200円など)、宿泊料金は含まない)
備考: 2日間の催しのため、同時に専用のご宿泊プランを申し込む。小学生以下のCLUB MJへの参加はできない。
詳細↓
http://www.huistenbosch.co.jp/event/michael/
http://www.huistenbosch.co.jp/event/michael/fan.html
3) 『ウィ・ラヴ・マイケル・ジャクソン~ア・トリビュート・トゥ・MJ』
ピアニストの秋谷えりこさんが音頭を取り、日本在住の実力派ソウル・ミュージシャンたち、ケイリブ・ジェームス、ブレンダ・ヴォーンらとともにマイケル・ジャクソン曲をライヴでカヴァー。ジャクソン・ファイヴ時代のヒットから、マイケル・ソロまで、ソウルフルにマイケルの魅力を強力ライヴ・バンドで浮き上がらせる。
日時: 2009年9月19日(土曜)19時30分~、21時15分~
会場: 目黒・ブルース・アレイ 153-0063 東京都目黒区目黒1-3-14 ホテル・ウィング・インターナショナル目黒B1F 電話 03-5496-4381
出演: (Pf/Key)秋谷えりこ (Key/Vo)Kaleb James (B/Vo)日野JINO賢二 (Ds)Jay Stixx (Sax/Vo)ピエール・アンドレ (G)マサ小浜 (Vo)Brenda Vaughn、David King and more
料金: 前売りテーブル席(指定)5,000 立見(自由)5,000当日券は各料金500UP (各税込)
4)MJ-SPIRIT 完全ワンマンライヴ
マイケル・ジャクソンのライヴを約2時間近くほぼ完全にコピーするMJ-SPIRITの待望のフル・ショーのライヴ。
日時: 2009年9月22日(火:祝)
昼の部 13:30開場 14:00~
夜の部 19:30開場 20:00~ (昼の部と夜の部で一部構成は異なります)
各公演後、グリーティングタイム(写真撮影等)あり
出演: mj-spirit(with DISCYU)
会場: 「morph-tokyo」(モーフ・東京) 〒106-0032 東京都港区六本木4-11-11 六本木GMビル B1F 電話03-5414-2683
アクセス: 地下鉄 ★日比谷線「六本木駅」4a/6/3番出口 ★大江戸線「六本木駅」7番出口
http://www.morph-tokyo.com/live_schedule/2009-09/22.html
定員: 昼の部、夜の部共に150人限定 (前売り枠120人、当日枠30人)(すでに前売りは昼・夜ともに売り切れ) (当日券各30枚=昼・夜とも午前11時から販売開始)
料金: 前売り:3000 当日:3500
詳細 http://www.morph-tokyo.com/live_schedule/2009-09/22.html
詳細 http://mj-spirit.com/dvd.html
■ 前回ライヴ評
November 30, 2008
MJ-Spirit : Full "Bad Tour" Performance : Michael’s Spirit Is Here
【マイケル・ジャクソン「バッド・ツアー」再現】
http://blog.soulsearchin.com/archives/002751.html
■ DVDライヴ・イン・ブカレスト ライヴDVDのベストセラー
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B000BNM8AG/soulsearchiho-22/ref=nosim/
ENT>ANNOUNCEMENT>EVENT>Jackson, Michael
イヴェント。
衝撃の逝去から約2ヶ月。マイケル・ジャクソン関連イヴェントが多数あるが、ここでは4本をご紹介。
1)「マイケル・ジャクソン・コンヴェンション」
東京・お台場のヴィーナス・フォートで行われる展示会。写真展などをおこなっている。また、マイケル・ジャクソンのツアーを完全コピーするパフォーマンスを見せるグループ、MJ-SPIRITが、2009年9月21日(月曜日)にパフォーマンスを見せる。時刻は14時と16時ごろから50~60分程度。詳細はヴィーナス・フォートへ。
(開催概要)
期間:2009年8月27日(木)~9月23日(水)
場所:ヴィーナス・フォート2F 教会広場
時間:11:00~21:00
料金:無料
内容:
A)マイケル・ジャクソン ヒストリー報道写真展
ジャクソン5時代から、貴重な写真によるマイケルの歴史を見ることができる報道写真をパネル展示。 特に生前数日前の最後のリハーサルとなった「ラスト・リハーサル」における写真が、日本初として公開。
(写真提供:ユニフォトプレス、Kevin Mazur/ゲッティ イメージズ)
B)マイケル・ジャクソン オフィシャルグッズ販売
特設コーナーにて、7月のロンドン公演(UKツアー)で販売予定だったマイケル・ジャクソン公式グッズ(Tシャツ、マグカップ、バッグ、アクセサリーなど)や、その他にもCD、DVD、書籍、ポスターなどを特別販売。
C)秘蔵映像なども放映
MTV JAPANより、日本に来日した際の秘蔵映像を公開する予定。その他にも過去のPVも放映予定。
D)MJ-SPIRIT ライヴ・パフォーマンス
日時: 2009年9月21日(月曜)14時~、16時~ (50~60分程度)
詳細↓
http://www.venusfort.co.jp/event.html#event_michael01
ヴィーナス・フォートへのアクセス↓
http://www.venusfort.co.jp/access/index.html
2)マイケル・ジャクソン・ファンの集い(宮崎・ハウステンボス)
長崎県のハウステンボスで、「マイケル・ジャクソン・ファンの集い」という1泊2日のイヴェントが行われる。1日目の夜、ディナー、プロデューサーのサエキけんぞうさん、マイケル・ジャクソンのファンサイト「ムーンウォーカー」を運営しているトヨさんのトーク・ショー、DJタイム、MJ-SPIRITの約45分のライヴ・パフォーマンスなどがある。2日目は、マイケルが訪ねたハウス・テンボスを散策。
(開催概要)
アミューズメント施設「クリスタル・ドーム」の期間限定公開。ディナー&トーク・ショー。MJ-SPIRIT ライヴ・パフォーマンス。ハウス・テンボス内ツアー。
日時A: 2009年9月11日(金)~12日(土) 1泊2日
日時B: 2009年9月12日(土)~13日(日) 1泊2日
両日とも限定300名・先着予約順
料金:大人12,000円 中高生6,000円 4歳以上~小学生4,000円(「ディナー&トークショー」「CLUB MJ」「MJ エピソードツアー」の料金。ハウステンボス入場料(一般3200円など)、宿泊料金は含まない)
備考: 2日間の催しのため、同時に専用のご宿泊プランを申し込む。小学生以下のCLUB MJへの参加はできない。
詳細↓
http://www.huistenbosch.co.jp/event/michael/
http://www.huistenbosch.co.jp/event/michael/fan.html
3) 『ウィ・ラヴ・マイケル・ジャクソン~ア・トリビュート・トゥ・MJ』
ピアニストの秋谷えりこさんが音頭を取り、日本在住の実力派ソウル・ミュージシャンたち、ケイリブ・ジェームス、ブレンダ・ヴォーンらとともにマイケル・ジャクソン曲をライヴでカヴァー。ジャクソン・ファイヴ時代のヒットから、マイケル・ソロまで、ソウルフルにマイケルの魅力を強力ライヴ・バンドで浮き上がらせる。
日時: 2009年9月19日(土曜)19時30分~、21時15分~
会場: 目黒・ブルース・アレイ 153-0063 東京都目黒区目黒1-3-14 ホテル・ウィング・インターナショナル目黒B1F 電話 03-5496-4381
出演: (Pf/Key)秋谷えりこ (Key/Vo)Kaleb James (B/Vo)日野JINO賢二 (Ds)Jay Stixx (Sax/Vo)ピエール・アンドレ (G)マサ小浜 (Vo)Brenda Vaughn、David King and more
料金: 前売りテーブル席(指定)5,000 立見(自由)5,000当日券は各料金500UP (各税込)
4)MJ-SPIRIT 完全ワンマンライヴ
マイケル・ジャクソンのライヴを約2時間近くほぼ完全にコピーするMJ-SPIRITの待望のフル・ショーのライヴ。
日時: 2009年9月22日(火:祝)
昼の部 13:30開場 14:00~
夜の部 19:30開場 20:00~ (昼の部と夜の部で一部構成は異なります)
各公演後、グリーティングタイム(写真撮影等)あり
出演: mj-spirit(with DISCYU)
会場: 「morph-tokyo」(モーフ・東京) 〒106-0032 東京都港区六本木4-11-11 六本木GMビル B1F 電話03-5414-2683
アクセス: 地下鉄 ★日比谷線「六本木駅」4a/6/3番出口 ★大江戸線「六本木駅」7番出口
http://www.morph-tokyo.com/live_schedule/2009-09/22.html
定員: 昼の部、夜の部共に150人限定 (前売り枠120人、当日枠30人)(すでに前売りは昼・夜ともに売り切れ) (当日券各30枚=昼・夜とも午前11時から販売開始)
料金: 前売り:3000 当日:3500
詳細 http://www.morph-tokyo.com/live_schedule/2009-09/22.html
詳細 http://mj-spirit.com/dvd.html
■ 前回ライヴ評
November 30, 2008
MJ-Spirit : Full "Bad Tour" Performance : Michael’s Spirit Is Here
【マイケル・ジャクソン「バッド・ツアー」再現】
http://blog.soulsearchin.com/archives/002751.html
■ DVDライヴ・イン・ブカレスト ライヴDVDのベストセラー
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B000BNM8AG/soulsearchiho-22/ref=nosim/
ENT>ANNOUNCEMENT>EVENT>Jackson, Michael
☆マイケル・ジャクソン『オフ・ザ・ウォール』(リマスター盤)の謎
2009年9月2日 音楽【Remaster Version Of "Off The Wall"】
謎。
2009年7月8日にマイケル・ジャクソン関連の作品が7月から始まるロンドン公演に向けて紙ジャケットで一挙にリリースされたのはご存知の通り。これはマイケル逝去と関係なく準備されていたのだが、『オフ・ザ・ウォール』も2001年リマスター盤が紙ジャケット(ボーナス・トラック付き)でリリースされた。
さて、昨日、ソウルメイトDJオッシーより電話。「今、V社のソウルマニア、加藤さんと一緒にいるんですけど、加藤さんが最近、2001年リマスターの『オフ・ザ・ウォール』(紙ジャケ)を買って聞いてたら、『ゲット・オン・ザ・フロア』の左チャンネルから、聴きなれないギターの音が聴こえてる、っていうんですよ。その話し、知ってます?」という。加藤さんは2001年リマスター紙ジャケと前から持っていたCDを聴き比べ、やはり前のにはそんなギターの音が入っていないことを確認した。
そこで早速僕も2001年リマスター紙ジャケと1988年にCD化されたときのCDを2組のステレオで聴き比べてみた。リマスターだけに低音もぐっと上がって迫力のある音に変身していた。そして、「ゲット・オン・ザ・フロア」に。すると、確かにリマスター盤には冒頭から左チャンネルにギターのカッティングのような音が入っているではないか! なんだこれは。
リマスター時にある特定の周波数を持ち上げたり、下げたりすることによって、今まで聴こえにくかったものがはっきり聴こえるようになったりすることは、確かにある。だが、この「ゲット・オン・ザ・フロア」は明らかに前のヴァージョンにはないギターの音が入っている。
では、なぜこういうことが起こったのか。考えられるのは、1)リマスターを作るときに、もともとのマスターを取り違えた、2)リマスターを作るときにミックスを変えたものを作った、などだ。
ということで、早速オッシーに折り返し電話。「これは、事件です! 明らかにギターの音が入ってます。これ、明日のブログ・ネタにします!」
『オフ・ザ・ウォール』のクレジットによるとギターはワウ・ワウ・ワトソン。別のマスターから作ったのだろうか。謎だ。それにしても、よくこんな音の違い気がついたもんです、加藤さん、すごい。
そういえば、昨年10月、ボビー・ウーマックのベスト盤のリマスターでも「アクロース・110ス・ストリート」でギターの音が持ち上がっていたことを書いた。リマスターすると、聴こえていなかったギターの音が持ち上がるのだろうか。
http://blog.soulsearchin.com/archives/002696.html
この『オフ・ザ・ウォール』が出たのは1979年8月。あの頃は出たときに、本当によくかけた。ちょうど今から30年前。30年後に、このアルバムのネタで盛り上がるなんて夢にも思わなかった。
さてさて、僕がこのブログ記事を書いていると、オッシーからメール。なんと「ブログアップしました」。先を越された。(笑) やること、はや。↓
http://ameblo.jp/osshy/day-20090901.html
■ 『オフ・ザ・ウォール』(2001年リマスター盤、紙ジャケット)(「ゲット・オン・ザ・フロア」に謎のギターの音収録)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00273D3YS/soulsearchiho-22/ref=nosim/
■ 『オフ・ザ・ウォール』(1999年のCD)(謎のギター音は、なし)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B0000259IH/soulsearchiho-22/ref=nosim/
ENT>MUSIC>ARTIST>Jackson, Michael
ENT>MUSIC>ALBUM>Off The Wall
謎。
2009年7月8日にマイケル・ジャクソン関連の作品が7月から始まるロンドン公演に向けて紙ジャケットで一挙にリリースされたのはご存知の通り。これはマイケル逝去と関係なく準備されていたのだが、『オフ・ザ・ウォール』も2001年リマスター盤が紙ジャケット(ボーナス・トラック付き)でリリースされた。
さて、昨日、ソウルメイトDJオッシーより電話。「今、V社のソウルマニア、加藤さんと一緒にいるんですけど、加藤さんが最近、2001年リマスターの『オフ・ザ・ウォール』(紙ジャケ)を買って聞いてたら、『ゲット・オン・ザ・フロア』の左チャンネルから、聴きなれないギターの音が聴こえてる、っていうんですよ。その話し、知ってます?」という。加藤さんは2001年リマスター紙ジャケと前から持っていたCDを聴き比べ、やはり前のにはそんなギターの音が入っていないことを確認した。
そこで早速僕も2001年リマスター紙ジャケと1988年にCD化されたときのCDを2組のステレオで聴き比べてみた。リマスターだけに低音もぐっと上がって迫力のある音に変身していた。そして、「ゲット・オン・ザ・フロア」に。すると、確かにリマスター盤には冒頭から左チャンネルにギターのカッティングのような音が入っているではないか! なんだこれは。
リマスター時にある特定の周波数を持ち上げたり、下げたりすることによって、今まで聴こえにくかったものがはっきり聴こえるようになったりすることは、確かにある。だが、この「ゲット・オン・ザ・フロア」は明らかに前のヴァージョンにはないギターの音が入っている。
では、なぜこういうことが起こったのか。考えられるのは、1)リマスターを作るときに、もともとのマスターを取り違えた、2)リマスターを作るときにミックスを変えたものを作った、などだ。
ということで、早速オッシーに折り返し電話。「これは、事件です! 明らかにギターの音が入ってます。これ、明日のブログ・ネタにします!」
『オフ・ザ・ウォール』のクレジットによるとギターはワウ・ワウ・ワトソン。別のマスターから作ったのだろうか。謎だ。それにしても、よくこんな音の違い気がついたもんです、加藤さん、すごい。
そういえば、昨年10月、ボビー・ウーマックのベスト盤のリマスターでも「アクロース・110ス・ストリート」でギターの音が持ち上がっていたことを書いた。リマスターすると、聴こえていなかったギターの音が持ち上がるのだろうか。
http://blog.soulsearchin.com/archives/002696.html
この『オフ・ザ・ウォール』が出たのは1979年8月。あの頃は出たときに、本当によくかけた。ちょうど今から30年前。30年後に、このアルバムのネタで盛り上がるなんて夢にも思わなかった。
さてさて、僕がこのブログ記事を書いていると、オッシーからメール。なんと「ブログアップしました」。先を越された。(笑) やること、はや。↓
http://ameblo.jp/osshy/day-20090901.html
■ 『オフ・ザ・ウォール』(2001年リマスター盤、紙ジャケット)(「ゲット・オン・ザ・フロア」に謎のギターの音収録)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00273D3YS/soulsearchiho-22/ref=nosim/
■ 『オフ・ザ・ウォール』(1999年のCD)(謎のギター音は、なし)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B0000259IH/soulsearchiho-22/ref=nosim/
ENT>MUSIC>ARTIST>Jackson, Michael
ENT>MUSIC>ALBUM>Off The Wall
◎マイケル追悼本~どれがお勧め?(パート9)
2009年9月1日 音楽◎マイケル追悼本~どれがお勧め?(パート9)
【Michael Jackson Books & Magazines】
GQ。
アメリカの月刊誌GQの2009年9月号。表紙がマイケル。写真と記事で約10ページ。
GQ2009年9月号1733円、660グラム "Back In The Day" by John Jeremiah Sullivan
(一言評) ケンタッキー出身、1974年生まれの白人ライターがマイケルのキャリアに関する書籍、雑誌などの資料を読み込んで書いた記事。サリヴァンはいわゆる一般ネタを書くライターで、音楽の専門家ではない。もちろん、一般ライターとしてそれなりの視点、フォーカスが、独自の切り口などがあれば、よい記事にはなるが。
10ページの記事に洋書で1700円超だとちょっと一般的にはお勧めできない。最近、こうやってマイケル関連の記事を読んでいると、いかにその記事にマイケル本人の言葉が入っているか、マイケルに近い人間の生の声が入っているかが重要なポイントになってくる。もちろんマイケルの言葉は、すでに出ているインタヴューからでもいいのだが…。それとその書き手が、どれだけマイケルの音楽を聴き、ライヴを見ているか、そしてそれから何を感じたか、そうしたものが表出していない記事というのはやはりつまらない。
このライターは確かによく資料を読み込んでいるのだが、やはりある一線から先、読者を説得できないような気がする。それはこの書き手が本質的にマイケルの音楽をジャクソン・ファイヴの時代からマイケル・ソロ時代まで、追ってきていないからなのだろう。資料を集めて書いた論文のような感じだ。そしてそのフォーカスが定まらず、何が言いたいのか、マイケルのどこを浮かび上がらせたいのかがよくわからない。雑誌が660グラムもあるので、寝転んで気軽に読めない…。(笑) (重いなあと思ったので、計った)
皮肉にもこの記事の中で一番僕が印象を受けたのは、見開き2ページの2枚のGQらしいかっこいい写真の横に小さくでていたキャプションだ。これは正確にはこの写真の説明ではないのかもしれないが、LAリードが語ったコメントだ。「ジャクソン・ファイヴで育った自分たちにとって、『オフ・ザ・ウォール』の直前というのは、ジャクソンズが少し低迷していた時期だった。クール(かっこいい)ではなかった。『ウィズ』はよかった。自分たちにとってはオハイオ・プレイヤーズや、Pファンク、ギャップ・バンドなんかがかっこよかった時代だ。そんなとき、とても尊敬する人物からこれを聞いてみろ、と渡されたのが『オフ・ザ・ウォール』だった。だが、自分はもうジャクソンズは終わったと思っていたので、聴かなかった。それからインディアナのディスコに行ったとき、そこで大音量で『オフ・ザ・ウォール』、『ロック・ウィズ・ユー』なんかがかかった。それを聴いたときやられた! 俺のほうがクールじゃないんじゃないかって思った。自分はスライ、アースにやられてきた。世界は前進していたんだ。マイケルは(自分より)一歩進んでいた」
理屈じゃない。リアルな体験がいい。そういうのが読みたいのだ。
お勧め度=★
お勧め度を5段階で評価。
★★★★★=お勧め。大変よい。
★★★★=買って損なし。お勧め。
★★★=まあまあ。値段による。
★★=う~~ん、微妙。
★ =マイケルものを全部集める人だけ買えばよろしい。
☆=おまけ
ENT>MICHAEL JACKSON>Books & Magazines
【Michael Jackson Books & Magazines】
GQ。
アメリカの月刊誌GQの2009年9月号。表紙がマイケル。写真と記事で約10ページ。
GQ2009年9月号1733円、660グラム "Back In The Day" by John Jeremiah Sullivan
(一言評) ケンタッキー出身、1974年生まれの白人ライターがマイケルのキャリアに関する書籍、雑誌などの資料を読み込んで書いた記事。サリヴァンはいわゆる一般ネタを書くライターで、音楽の専門家ではない。もちろん、一般ライターとしてそれなりの視点、フォーカスが、独自の切り口などがあれば、よい記事にはなるが。
10ページの記事に洋書で1700円超だとちょっと一般的にはお勧めできない。最近、こうやってマイケル関連の記事を読んでいると、いかにその記事にマイケル本人の言葉が入っているか、マイケルに近い人間の生の声が入っているかが重要なポイントになってくる。もちろんマイケルの言葉は、すでに出ているインタヴューからでもいいのだが…。それとその書き手が、どれだけマイケルの音楽を聴き、ライヴを見ているか、そしてそれから何を感じたか、そうしたものが表出していない記事というのはやはりつまらない。
このライターは確かによく資料を読み込んでいるのだが、やはりある一線から先、読者を説得できないような気がする。それはこの書き手が本質的にマイケルの音楽をジャクソン・ファイヴの時代からマイケル・ソロ時代まで、追ってきていないからなのだろう。資料を集めて書いた論文のような感じだ。そしてそのフォーカスが定まらず、何が言いたいのか、マイケルのどこを浮かび上がらせたいのかがよくわからない。雑誌が660グラムもあるので、寝転んで気軽に読めない…。(笑) (重いなあと思ったので、計った)
皮肉にもこの記事の中で一番僕が印象を受けたのは、見開き2ページの2枚のGQらしいかっこいい写真の横に小さくでていたキャプションだ。これは正確にはこの写真の説明ではないのかもしれないが、LAリードが語ったコメントだ。「ジャクソン・ファイヴで育った自分たちにとって、『オフ・ザ・ウォール』の直前というのは、ジャクソンズが少し低迷していた時期だった。クール(かっこいい)ではなかった。『ウィズ』はよかった。自分たちにとってはオハイオ・プレイヤーズや、Pファンク、ギャップ・バンドなんかがかっこよかった時代だ。そんなとき、とても尊敬する人物からこれを聞いてみろ、と渡されたのが『オフ・ザ・ウォール』だった。だが、自分はもうジャクソンズは終わったと思っていたので、聴かなかった。それからインディアナのディスコに行ったとき、そこで大音量で『オフ・ザ・ウォール』、『ロック・ウィズ・ユー』なんかがかかった。それを聴いたときやられた! 俺のほうがクールじゃないんじゃないかって思った。自分はスライ、アースにやられてきた。世界は前進していたんだ。マイケルは(自分より)一歩進んでいた」
理屈じゃない。リアルな体験がいい。そういうのが読みたいのだ。
お勧め度=★
お勧め度を5段階で評価。
★★★★★=お勧め。大変よい。
★★★★=買って損なし。お勧め。
★★★=まあまあ。値段による。
★★=う~~ん、微妙。
★ =マイケルものを全部集める人だけ買えばよろしい。
☆=おまけ
ENT>MICHAEL JACKSON>Books & Magazines
○マイケル追悼本~どれがお勧め?(パート8)
2009年8月31日 音楽
【Which Books About Michael You Should Read (Part 8)】
お勧め。
マイケル関連本、そのパート8。とても追いつかないのが現状だが、まずはお勧めの一冊。アメリカの黒人雑誌エボニー誌のスペシャル・トリビュート。下のアマゾンのリンクと表紙がちょっと違うのだが、黒バックの表紙のもの。
100ページの本。さすがにエボニーだけあって過去記事、また、今回の逝去後の原稿など充実。まずはアル・シャープトン師、モータウンとの契約をベリー・ゴーディーに強く勧めたベリーの右腕スザンヌ・ドゥ・パースの思い出話し、ベリーの思いで話し、アリサ・フランクリンのコメント、そして、クインシー・ジョーンズのコメント、スモーキー・ロビンソンのコメント、ニーヨのコメント、ジェシー・ジャクソンの寄稿がそれぞれ1ページずつ。このあたりのコメントの人選は実に的確でみんな読ませる。すばらしい。たくさんのモノクロの写真…。エボニー誌1984年12月号の再掲、1992年5月号の再掲、2007年12月号の再掲(これは最後のインタヴューと題され、写真を含め本人の語りで16ページ。これだけでも価値がある)。
各コメントの中でもニーヨの原稿などはおもしろかった。
あるとき、ニーヨのプライヴェートの携帯にマイケルと名乗る人物から電話があった。ニーヨはそんなわけはない、いたずらだと思い、すぐに切る。だがまたかかってきて、別の人物が「ミスター・ジャクソンがあなたとお話したがっています」といって本人につないだ。ニーヨは腰を抜かすほど驚いた。マイケルはニーヨと一緒に曲作りをしたいと申し出て、二人は秘密裏に会って、曲作りを始める。ニーヨは月に2度ほど、それぞれ3-4曲をマイケルに送り、それを聴いたマイケルと電話でやり取りをするようになった。「ナンバー5の曲がよかったが、フックはナンバー3のほうが強いんじゃないか」などとマイケルが意見を言ってくれたりした。これが彼が亡くなるまで続いていたという。
ニーヨは、歌い始めたとき、自分の声が嫌いだった。彼は、自分がテディー・ペンダグラスやマーヴィン・ゲイ、オージェイズのエディー・リヴァートのような声でないことに悩んでいた。高い女性のような声をしていたからだ。そんな頃、母親がマイケルの『オフ・ザ・ウォール』とスティーヴィーの『ホッター・ザン・ジュライ』をくれて「これらのアルバムを聴いて、彼らが自分の楽器(声)をどう使っているか勉強してごらんなさい」と言ったという。「マイケルは今、悩みや苦悩を越えたところにいる。もう誰も彼を傷つけることはできない。そういう意味でほっとしている」とニーヨは言っている。
マイケル・ニーヨのコラボなどは最高のものになるだろうが、ニーヨのアルバムにでも収録されないのだろうか。
■ EBONY SPECIAL TRIBUTE
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B002K9UEZ0/soulsearchiho-22/ref=nosim/
(一言コメント) さすがエボニー。コメント取りも適材適所。同じ速攻でもこれだけのものが出来るところは底力を感じる。ローリング・ストーン誌も中身は濃かったが、若干、ネガティヴな記事もあったが、ここにはそういうものはない。
お勧め度=★★★★★
お勧め度を5段階で評価。
★★★★★=お勧め。大変よい。
★★★★=買って損なし。お勧め。
★★★=まあまあ。値段による。
★★=う~~ん、微妙。
★=マイケルものを全部集める人だけ買えばよろしい。
■DVDマイケル・ジャクソン ヒストリーDVD BOX (DVD付) 980円
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4796673725/soulsearchiho-22/ref=nosim/
(一言コメント) ツタヤで見つけて「なんだ、これ」と思って早速買ったDVD。1時間余のものだが、どこか海外の制作会社がこれまでに報道で使われた映像と若干のインタヴュー素材を集めてやっつけで作った映像作品。DVDで980円という値段が安かったからまあいいが、中身はない。民放のマイケル特集程度のもの。まず元のナレーション原稿がいまいち。多分オリジナルの英語を訳してかぶせたものだが、内容があやしげ。マイケル・ジャクソン本人の音源、プロモ・ビデオは一切ない。映像とのリンクの権利を取るのはひじょうに難しいからだろう。唯一音源が聴けるのが、テレビなどで流されたステイプルズ・センターでのリハの模様の映像で流れる「ゼイ・ドント・ケア・アバウト・アス」の一部だけ。これは、権利はクリアできたのだろうか。じっくり作る時間などないからしかたないのだろう。本もそうだが、速攻で作って中身がないものを作り、あっという間に売り切るというビジネス・モデルができあがってしまったようだ。
お勧め度=★
お勧め度を5段階で評価。
★★★★★=お勧め。大変よい。
★★★★=買って損なし。お勧め。
★★★=まあまあ。値段による。
★★=う~~ん、微妙。
★ =マイケルものを全部集める人だけ買えばよろしい。
ENT>MICHAEL JACKSON>Book & Magazine
お勧め。
マイケル関連本、そのパート8。とても追いつかないのが現状だが、まずはお勧めの一冊。アメリカの黒人雑誌エボニー誌のスペシャル・トリビュート。下のアマゾンのリンクと表紙がちょっと違うのだが、黒バックの表紙のもの。
100ページの本。さすがにエボニーだけあって過去記事、また、今回の逝去後の原稿など充実。まずはアル・シャープトン師、モータウンとの契約をベリー・ゴーディーに強く勧めたベリーの右腕スザンヌ・ドゥ・パースの思い出話し、ベリーの思いで話し、アリサ・フランクリンのコメント、そして、クインシー・ジョーンズのコメント、スモーキー・ロビンソンのコメント、ニーヨのコメント、ジェシー・ジャクソンの寄稿がそれぞれ1ページずつ。このあたりのコメントの人選は実に的確でみんな読ませる。すばらしい。たくさんのモノクロの写真…。エボニー誌1984年12月号の再掲、1992年5月号の再掲、2007年12月号の再掲(これは最後のインタヴューと題され、写真を含め本人の語りで16ページ。これだけでも価値がある)。
各コメントの中でもニーヨの原稿などはおもしろかった。
あるとき、ニーヨのプライヴェートの携帯にマイケルと名乗る人物から電話があった。ニーヨはそんなわけはない、いたずらだと思い、すぐに切る。だがまたかかってきて、別の人物が「ミスター・ジャクソンがあなたとお話したがっています」といって本人につないだ。ニーヨは腰を抜かすほど驚いた。マイケルはニーヨと一緒に曲作りをしたいと申し出て、二人は秘密裏に会って、曲作りを始める。ニーヨは月に2度ほど、それぞれ3-4曲をマイケルに送り、それを聴いたマイケルと電話でやり取りをするようになった。「ナンバー5の曲がよかったが、フックはナンバー3のほうが強いんじゃないか」などとマイケルが意見を言ってくれたりした。これが彼が亡くなるまで続いていたという。
ニーヨは、歌い始めたとき、自分の声が嫌いだった。彼は、自分がテディー・ペンダグラスやマーヴィン・ゲイ、オージェイズのエディー・リヴァートのような声でないことに悩んでいた。高い女性のような声をしていたからだ。そんな頃、母親がマイケルの『オフ・ザ・ウォール』とスティーヴィーの『ホッター・ザン・ジュライ』をくれて「これらのアルバムを聴いて、彼らが自分の楽器(声)をどう使っているか勉強してごらんなさい」と言ったという。「マイケルは今、悩みや苦悩を越えたところにいる。もう誰も彼を傷つけることはできない。そういう意味でほっとしている」とニーヨは言っている。
マイケル・ニーヨのコラボなどは最高のものになるだろうが、ニーヨのアルバムにでも収録されないのだろうか。
■ EBONY SPECIAL TRIBUTE
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B002K9UEZ0/soulsearchiho-22/ref=nosim/
(一言コメント) さすがエボニー。コメント取りも適材適所。同じ速攻でもこれだけのものが出来るところは底力を感じる。ローリング・ストーン誌も中身は濃かったが、若干、ネガティヴな記事もあったが、ここにはそういうものはない。
お勧め度=★★★★★
お勧め度を5段階で評価。
★★★★★=お勧め。大変よい。
★★★★=買って損なし。お勧め。
★★★=まあまあ。値段による。
★★=う~~ん、微妙。
★=マイケルものを全部集める人だけ買えばよろしい。
■DVDマイケル・ジャクソン ヒストリーDVD BOX (DVD付) 980円
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4796673725/soulsearchiho-22/ref=nosim/
(一言コメント) ツタヤで見つけて「なんだ、これ」と思って早速買ったDVD。1時間余のものだが、どこか海外の制作会社がこれまでに報道で使われた映像と若干のインタヴュー素材を集めてやっつけで作った映像作品。DVDで980円という値段が安かったからまあいいが、中身はない。民放のマイケル特集程度のもの。まず元のナレーション原稿がいまいち。多分オリジナルの英語を訳してかぶせたものだが、内容があやしげ。マイケル・ジャクソン本人の音源、プロモ・ビデオは一切ない。映像とのリンクの権利を取るのはひじょうに難しいからだろう。唯一音源が聴けるのが、テレビなどで流されたステイプルズ・センターでのリハの模様の映像で流れる「ゼイ・ドント・ケア・アバウト・アス」の一部だけ。これは、権利はクリアできたのだろうか。じっくり作る時間などないからしかたないのだろう。本もそうだが、速攻で作って中身がないものを作り、あっという間に売り切るというビジネス・モデルができあがってしまったようだ。
お勧め度=★
お勧め度を5段階で評価。
★★★★★=お勧め。大変よい。
★★★★=買って損なし。お勧め。
★★★=まあまあ。値段による。
★★=う~~ん、微妙。
★ =マイケルものを全部集める人だけ買えばよろしい。
ENT>MICHAEL JACKSON>Book & Magazine
◆ローラ・イジボア・ライヴ:ハッピー・オーラのローラ
2009年8月30日 音楽【Laura Izibor With Happy Aura: Live At Billboard Live Tokyo】
オーラ。
2009年4月アメリカ、5月イギリス、6月日本でデビューしたアイルランド出身のローラ・イジボアの一般向け初来日公演。(媒体向けショーケースは除く) ドラムス、ベース、キーボード、トランペット、コーラス、それにローラ本人の歌とキーボードという編成。ギターがなく、トランペットというところがおもしろい。オープニングやところどころでいい雰囲気をだしていた。
第一印象はアイルランドのアリシア・キーズという感じ。特に正面に置いたキーボードを弾きながら、しっかりした歌を聴かせるところなど、新しい世代のアリシアという印象を持った。(もちろん、アリシアもバリバリの現役ですが…)
半分以上の曲で弾き語りっぽくパフォーマンスを見せ、デビュー作からの10曲すべてと新曲、アルバム未収録曲などを披露。アコースティック・ギターをフィーチャーした新曲「グレイスフリー」、さらに続く「カルーセル」(映画『P.S.アイ・ラヴ・ユー』サントラ)はひじょうに印象に残った。よく通る声、きりりとした可愛いルックス、しっかりしたライヴ・パフォーマンス、スターになる要素は備えている。
アンコールの「シャイン」は、本編でやったヴァージョンとは違いモータウン・サウンド風のリズムを強調したヴァージョン。最後はのりのりで観客も、総立ち。何度も曲間に「ありがとうございます」と日本語でいれる。
ステージ上でのローラは、とてもハッピーな感じで、ハッピー・オーラが醸し出されていた。
ライヴ後、会場ではサイン会。ものすごい列ができていた。かわいくて、歌もうまくて、キャラも明るく、新しいスターだ。
ところで、彼女の誕生日、前回記事を書いたときは1987年5月とまではわかっていたが、日にちがわからなかった。いろいろ調べてみると、どうやら、5月13日ということがわかった。これはびっくり、スティーヴィーと同じだ。
■ 「山野ミュージック・ジャム」(インターFM)2009年8月30日(日)午後4時半から、ローラ・イジボアの最新作をご紹介します。
■ 過去記事
April 22, 2009
★ローラ・イジボア:強烈猛烈な新人女性ソウル・シンガー
http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-10246894692.html
■ ローラ・イジボア・デビュー作
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B001VOD59C/soulsearchiho-22/ref=nosim/
■ メンバー
ローラ・イジボア / Laura Izibor(Vocals)
モーリス・ブラウン / Maurice Brown(Trumpet)
クリス・ロブ / Chris Rob(Keyboards/Background Vocals)
ソロモン・ドーシー / Solomon Dorsey(Bass/Background Vocals)
ジョー・ブラックス / Joe Blaxx(Drums)
メラニー・チャールズ / Melanie Charles(Background Vocals)
■ セットリスト : ローラ・イジボア @ビルボード・ライヴ東京
Setlist: Laura Izibor @ Billboard Live Tokyo, August 28, 2009
show started 21:37
01. What Would You Do?
02. I Don’t Want You Back
03. Look At What You Got(Not on first CD)
04. Gracefully (New Song, not yet available on CD)
05. Carousel (From "P.S.I Love You")
06. Perfect World
07. The Worst Is Over
08. If Tonight Is My Last
09. Shine
10. Don’t Stay
11. Can’t Be Love (Not on first CD)
12. Mmm...Mmm
13. From My Heart To Yours
14. Yes (I’ll Be Your Baby)
Encore Shine
show ended 22:51
(2009年8月28日金曜、ビルボード・ライヴ東京=ローラ・イジボア・ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>Izibor, Laura
2009-99
オーラ。
2009年4月アメリカ、5月イギリス、6月日本でデビューしたアイルランド出身のローラ・イジボアの一般向け初来日公演。(媒体向けショーケースは除く) ドラムス、ベース、キーボード、トランペット、コーラス、それにローラ本人の歌とキーボードという編成。ギターがなく、トランペットというところがおもしろい。オープニングやところどころでいい雰囲気をだしていた。
第一印象はアイルランドのアリシア・キーズという感じ。特に正面に置いたキーボードを弾きながら、しっかりした歌を聴かせるところなど、新しい世代のアリシアという印象を持った。(もちろん、アリシアもバリバリの現役ですが…)
半分以上の曲で弾き語りっぽくパフォーマンスを見せ、デビュー作からの10曲すべてと新曲、アルバム未収録曲などを披露。アコースティック・ギターをフィーチャーした新曲「グレイスフリー」、さらに続く「カルーセル」(映画『P.S.アイ・ラヴ・ユー』サントラ)はひじょうに印象に残った。よく通る声、きりりとした可愛いルックス、しっかりしたライヴ・パフォーマンス、スターになる要素は備えている。
アンコールの「シャイン」は、本編でやったヴァージョンとは違いモータウン・サウンド風のリズムを強調したヴァージョン。最後はのりのりで観客も、総立ち。何度も曲間に「ありがとうございます」と日本語でいれる。
ステージ上でのローラは、とてもハッピーな感じで、ハッピー・オーラが醸し出されていた。
ライヴ後、会場ではサイン会。ものすごい列ができていた。かわいくて、歌もうまくて、キャラも明るく、新しいスターだ。
ところで、彼女の誕生日、前回記事を書いたときは1987年5月とまではわかっていたが、日にちがわからなかった。いろいろ調べてみると、どうやら、5月13日ということがわかった。これはびっくり、スティーヴィーと同じだ。
■ 「山野ミュージック・ジャム」(インターFM)2009年8月30日(日)午後4時半から、ローラ・イジボアの最新作をご紹介します。
■ 過去記事
April 22, 2009
★ローラ・イジボア:強烈猛烈な新人女性ソウル・シンガー
http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-10246894692.html
■ ローラ・イジボア・デビュー作
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B001VOD59C/soulsearchiho-22/ref=nosim/
■ メンバー
ローラ・イジボア / Laura Izibor(Vocals)
モーリス・ブラウン / Maurice Brown(Trumpet)
クリス・ロブ / Chris Rob(Keyboards/Background Vocals)
ソロモン・ドーシー / Solomon Dorsey(Bass/Background Vocals)
ジョー・ブラックス / Joe Blaxx(Drums)
メラニー・チャールズ / Melanie Charles(Background Vocals)
■ セットリスト : ローラ・イジボア @ビルボード・ライヴ東京
Setlist: Laura Izibor @ Billboard Live Tokyo, August 28, 2009
show started 21:37
01. What Would You Do?
02. I Don’t Want You Back
03. Look At What You Got(Not on first CD)
04. Gracefully (New Song, not yet available on CD)
05. Carousel (From "P.S.I Love You")
06. Perfect World
07. The Worst Is Over
08. If Tonight Is My Last
09. Shine
10. Don’t Stay
11. Can’t Be Love (Not on first CD)
12. Mmm...Mmm
13. From My Heart To Yours
14. Yes (I’ll Be Your Baby)
Encore Shine
show ended 22:51
(2009年8月28日金曜、ビルボード・ライヴ東京=ローラ・イジボア・ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>Izibor, Laura
2009-99