★【シュガー・シャック、川崎で復活へ~ソウル・サーチャー月曜夜TBSラジオにゲスト】
リターン。
2008年1月、惜しまれながら17年余の歴史に幕を閉じた横浜のソウル・バー、「シュガー・シャック」が復活することになった。「シュガー・シャック」オーナー、石川さんによると、現在川崎駅東口から約5分のところに物件を確保し、4月中オープンの予定で準備を進めているという。
石川さんは昨年の閉店以来、FM横浜のラジオ番組などで選曲をしたり、川崎のソウル・バーなどでDJをしたりしてきたが、ここにきて再び自身でソウル・バーをやりたくなったようで、しばらく前から準備を進めてきた。
多くのシュガー・シャック時代の仲間たちと手作りで準備をしているそうだ。新店にはアナログ、CD、またパソコンなども導入するようで、充実のライブラリーが揃いそうだ。
正式なオープン日、また場所などは追ってお知らせする予定。
シュガー・シャックは1990年8月オープン。2008年1月閉店。店名のシュガー・シャックは、マーヴィン・ゲイのヒット・アルバム『アイ・ウォント・ユー』のジャケットを飾った画家アーニー・バーンズが描いた作品から取っている。マーヴィンの自宅には、このオリジナルが飾られていた。
■ 過去関連記事
January 15, 2008
Yokohama’s Number One Soul Bar, Sugar Shack Closed After 18 Years
【横浜のソウル・バー「シュガー・シャック」閉店】
http://blog.soulsearchin.com/archives/2008_01_15.html
January 24, 2008
Sugar Shack Is Forever
http://blog.soulsearchin.com/archives/2008_01_24.html
+++++
月曜(4月6日)夜TBSラジオ『カキーン』にゲスト
月曜。
来る2009年4月6日(月曜)、ソウル・サーチャー吉岡正晴が、夜6時からのTBSラジオ(AM954khz)の番組『カキーン(Kakiiin)』(毎週月曜午後6時~9時=DJ駒田健吾TBSアナウンサー)にゲスト出演する。モータウン50周年に関連して、モータウンの曲を3曲ほどかけて話をする。出演は7時以降のどこからか20分程度の予定。この番組は、過去2年野球シーズンのオフから始まった番組で大人が本当に音楽を楽しめる3時間の生放送の音楽番組「Kakiiin」とのこと。
番組ウェッブ↓
http://www.tbsradio.jp/kakiiin/
リターン。
2008年1月、惜しまれながら17年余の歴史に幕を閉じた横浜のソウル・バー、「シュガー・シャック」が復活することになった。「シュガー・シャック」オーナー、石川さんによると、現在川崎駅東口から約5分のところに物件を確保し、4月中オープンの予定で準備を進めているという。
石川さんは昨年の閉店以来、FM横浜のラジオ番組などで選曲をしたり、川崎のソウル・バーなどでDJをしたりしてきたが、ここにきて再び自身でソウル・バーをやりたくなったようで、しばらく前から準備を進めてきた。
多くのシュガー・シャック時代の仲間たちと手作りで準備をしているそうだ。新店にはアナログ、CD、またパソコンなども導入するようで、充実のライブラリーが揃いそうだ。
正式なオープン日、また場所などは追ってお知らせする予定。
シュガー・シャックは1990年8月オープン。2008年1月閉店。店名のシュガー・シャックは、マーヴィン・ゲイのヒット・アルバム『アイ・ウォント・ユー』のジャケットを飾った画家アーニー・バーンズが描いた作品から取っている。マーヴィンの自宅には、このオリジナルが飾られていた。
■ 過去関連記事
January 15, 2008
Yokohama’s Number One Soul Bar, Sugar Shack Closed After 18 Years
【横浜のソウル・バー「シュガー・シャック」閉店】
http://blog.soulsearchin.com/archives/2008_01_15.html
January 24, 2008
Sugar Shack Is Forever
http://blog.soulsearchin.com/archives/2008_01_24.html
+++++
月曜(4月6日)夜TBSラジオ『カキーン』にゲスト
月曜。
来る2009年4月6日(月曜)、ソウル・サーチャー吉岡正晴が、夜6時からのTBSラジオ(AM954khz)の番組『カキーン(Kakiiin)』(毎週月曜午後6時~9時=DJ駒田健吾TBSアナウンサー)にゲスト出演する。モータウン50周年に関連して、モータウンの曲を3曲ほどかけて話をする。出演は7時以降のどこからか20分程度の予定。この番組は、過去2年野球シーズンのオフから始まった番組で大人が本当に音楽を楽しめる3時間の生放送の音楽番組「Kakiiin」とのこと。
番組ウェッブ↓
http://www.tbsradio.jp/kakiiin/
▲【ナチュラリー7、2年ぶりのライヴ~究極のエア・インスト軍団】
重厚。
MCの紹介でメンバーがステージにあがる。7つの椅子が普通に置かれ、その横にマイク。いきなり、低音炸裂のバス・ドラムの音から強烈なグルーヴあふれるビートが流れ出す。そして、ベース、ギター、ホーン・セクション、そして、歌が始まる。これらの音がすべて人間の声が作り出していることが脅威だ。2004年5月の日本デビュー、同年6月のショーケース初ライヴ以後、コンスタントに人気を集め、2007年5月以来およそ2年ぶり5回目の来日。7人組アカペラ・グループのライヴは、もし目を閉じて聴けばそこに大所帯のバンドがいるものと誰もが思うだろう。他に類をみないワン・アンド・オンリーのアカペラ・グループだ。
ツイン・ギターのひとりがカッティング・ギターを刻むがそのかっこいいこと。そして、もちろん、チョッパー・ベースもルイス・ジョンソンばり。鳥もどこかへ飛んでいく。自分がその場でやったことを録音し、すぐにループで再生し、さらにそのループの上に新しい音を重ね、それを何度もやる。見事に音のつづれおりがその場でできあがっていく。なによりラップも乗せる抜群のストリート感覚があふれているところがR&Bぽい。彼らは絶対にCDよりもライヴでの魅力が爆発する連中だ。
ドラマーは椅子に座り、エア・ドラムを叩く。ベースは立ってエア・ベース、ギターもエア・ギター。究極のエアー・インストゥルメンタル軍団だ。何度見ても飽きない。
途中でマイケル・ジャクソン曲をちょろっとやったが、「ウォーキン・デイ&ナイト」や、「オフ・ザ・ウォール」のフル・サイズを聴いてみたいと思った。「サイモン&ガーファンクル・メドレー」よりも、「マイケル・ジャクソン・メドレー」も彼らにはあってるのではないか。
今回、「楽器演奏」、特にギターが前よりうまくなったのではないかと思った。あのカッティングとひずみのかかったワウワウ・ギター、それにときおり聴かれるロック風ギターは強烈。
一人ずつねじを止めると、彼らの動きと歌が止まってしまうという演出もおもしろい。見せて魅せて聞かせて楽しませる。これだけの技量がありながら、なんでテイク6ほどの人気を得ないのだろうか。若干空席が寂しい。エンタテインメントとしても、観客の絡ませ方なども、もうライヴたたき上げだけに見事。それこそテレビの音楽番組にでもブッキングすれば次回のライヴ動員にいい影響を与えるはず。
ライヴ終了後はしっかりサイン会。全員登場です。
(ライヴは2009年4月4日=土曜まで、丸の内コットン・クラブで。当日券も可)
http://www.cottonclubjapan.co.jp/jp/reservation/
■ナチュラリー・7 最新作(イギリス盤)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B001M9IJAQ/soulsearchiho-22/ref=nosim/
■過去関連記事
May 22, 2007
Naturally 7: Magnificent 7’s Vocal Play
http://blog.soulsearchin.com/archives/2007_05_22.html
前回来日時↑
2004/06/05 (Sat)
Naturally 7: The Magnificent 7 Proved The Theory Of Evolution, Naturally
http://www.soulsearchin.com//entertainment/music/live/diary20040605-1.html
2004/06/06 (Sun)
Naturally 7 Talk: They Could Sing Anywhere, Anytime
http://www.soulsearchin.com//entertainment/music/interview/diary20040606.html
2004/10/07 (Thu)
Naturally 7 Will Hit First Japan Tour
http://www.soulsearchin.com//soul-diary/archive/200410/diary20041007.html
2004/12/07 (Tue)
Naturally 7: Live At AX: It’s The Art
http://www.soulsearchin.com//soul-diary/archive/200412/diary20041207.html
2004/12/08 (Wed)
More Naturally 7: They Bless This House
http://www.soulsearchin.com//soul-diary/archive/200412/diary20041208.html
July 09, 2006
Naturally 7 Live: All Sounds Made By Human Voice
http://www.soulsearchin.com/soul-diary/archive/200607/2006_07_09.html
■メンバー
ナチュラリー 7 Naturally 7
Dwight Stewart (trombone, lead vocal), Garfield Buckley (harmonica, flute, vo), Jamal Reed (guitar, vo), Roger Thomas (vo), Warren Thomas (drums,vo), Rod Eldridge (DJ, vo), Armand Hutton (bass, vo)
(楽器名を書いてありますが、あくまで口で出す音の楽器の種類です)
■セットリスト ナチュラリー7 コットン・クラブ
Setlist (Incomplete): Naturally 7 @ Cotton Club, April 2, 2009
show started 21:32
01. Fly Baby
02. Can You Feel It
03. Broken Wings
04. Open Your Eyes
05. Improvisation by roop pedal.~
06. Mr. Pedal (??) ~
07. Wall Of A Sound (new) including a riff of "Shake Your Body", "Off The Wall"
08. Drum Solo
09. Say You Love Me
10. (New) Don’t Shoot (??)
11. Bass Solo ~ a riff of "Billie Jean"
12. Say Yes (Breeze, In, Out, Haha)
13. DJ Scratch ~ a riff of "Come Together"
14. Simon & Garfunkel Medley: Sound Of Silence ~ Scarborough Fair ~ April Come She Will
15. Let It Rain
16. Feel It (In The Air Tonight)
Enc. Ready Or Not
show ended 22:46
(2009年4月2日木曜、丸の内コットン・クラブ=ナチュラリー7ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>Naturally 7
2009-22
重厚。
MCの紹介でメンバーがステージにあがる。7つの椅子が普通に置かれ、その横にマイク。いきなり、低音炸裂のバス・ドラムの音から強烈なグルーヴあふれるビートが流れ出す。そして、ベース、ギター、ホーン・セクション、そして、歌が始まる。これらの音がすべて人間の声が作り出していることが脅威だ。2004年5月の日本デビュー、同年6月のショーケース初ライヴ以後、コンスタントに人気を集め、2007年5月以来およそ2年ぶり5回目の来日。7人組アカペラ・グループのライヴは、もし目を閉じて聴けばそこに大所帯のバンドがいるものと誰もが思うだろう。他に類をみないワン・アンド・オンリーのアカペラ・グループだ。
ツイン・ギターのひとりがカッティング・ギターを刻むがそのかっこいいこと。そして、もちろん、チョッパー・ベースもルイス・ジョンソンばり。鳥もどこかへ飛んでいく。自分がその場でやったことを録音し、すぐにループで再生し、さらにそのループの上に新しい音を重ね、それを何度もやる。見事に音のつづれおりがその場でできあがっていく。なによりラップも乗せる抜群のストリート感覚があふれているところがR&Bぽい。彼らは絶対にCDよりもライヴでの魅力が爆発する連中だ。
ドラマーは椅子に座り、エア・ドラムを叩く。ベースは立ってエア・ベース、ギターもエア・ギター。究極のエアー・インストゥルメンタル軍団だ。何度見ても飽きない。
途中でマイケル・ジャクソン曲をちょろっとやったが、「ウォーキン・デイ&ナイト」や、「オフ・ザ・ウォール」のフル・サイズを聴いてみたいと思った。「サイモン&ガーファンクル・メドレー」よりも、「マイケル・ジャクソン・メドレー」も彼らにはあってるのではないか。
今回、「楽器演奏」、特にギターが前よりうまくなったのではないかと思った。あのカッティングとひずみのかかったワウワウ・ギター、それにときおり聴かれるロック風ギターは強烈。
一人ずつねじを止めると、彼らの動きと歌が止まってしまうという演出もおもしろい。見せて魅せて聞かせて楽しませる。これだけの技量がありながら、なんでテイク6ほどの人気を得ないのだろうか。若干空席が寂しい。エンタテインメントとしても、観客の絡ませ方なども、もうライヴたたき上げだけに見事。それこそテレビの音楽番組にでもブッキングすれば次回のライヴ動員にいい影響を与えるはず。
ライヴ終了後はしっかりサイン会。全員登場です。
(ライヴは2009年4月4日=土曜まで、丸の内コットン・クラブで。当日券も可)
http://www.cottonclubjapan.co.jp/jp/reservation/
■ナチュラリー・7 最新作(イギリス盤)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B001M9IJAQ/soulsearchiho-22/ref=nosim/
■過去関連記事
May 22, 2007
Naturally 7: Magnificent 7’s Vocal Play
http://blog.soulsearchin.com/archives/2007_05_22.html
前回来日時↑
2004/06/05 (Sat)
Naturally 7: The Magnificent 7 Proved The Theory Of Evolution, Naturally
http://www.soulsearchin.com//entertainment/music/live/diary20040605-1.html
2004/06/06 (Sun)
Naturally 7 Talk: They Could Sing Anywhere, Anytime
http://www.soulsearchin.com//entertainment/music/interview/diary20040606.html
2004/10/07 (Thu)
Naturally 7 Will Hit First Japan Tour
http://www.soulsearchin.com//soul-diary/archive/200410/diary20041007.html
2004/12/07 (Tue)
Naturally 7: Live At AX: It’s The Art
http://www.soulsearchin.com//soul-diary/archive/200412/diary20041207.html
2004/12/08 (Wed)
More Naturally 7: They Bless This House
http://www.soulsearchin.com//soul-diary/archive/200412/diary20041208.html
July 09, 2006
Naturally 7 Live: All Sounds Made By Human Voice
http://www.soulsearchin.com/soul-diary/archive/200607/2006_07_09.html
■メンバー
ナチュラリー 7 Naturally 7
Dwight Stewart (trombone, lead vocal), Garfield Buckley (harmonica, flute, vo), Jamal Reed (guitar, vo), Roger Thomas (vo), Warren Thomas (drums,vo), Rod Eldridge (DJ, vo), Armand Hutton (bass, vo)
(楽器名を書いてありますが、あくまで口で出す音の楽器の種類です)
■セットリスト ナチュラリー7 コットン・クラブ
Setlist (Incomplete): Naturally 7 @ Cotton Club, April 2, 2009
show started 21:32
01. Fly Baby
02. Can You Feel It
03. Broken Wings
04. Open Your Eyes
05. Improvisation by roop pedal.~
06. Mr. Pedal (??) ~
07. Wall Of A Sound (new) including a riff of "Shake Your Body", "Off The Wall"
08. Drum Solo
09. Say You Love Me
10. (New) Don’t Shoot (??)
11. Bass Solo ~ a riff of "Billie Jean"
12. Say Yes (Breeze, In, Out, Haha)
13. DJ Scratch ~ a riff of "Come Together"
14. Simon & Garfunkel Medley: Sound Of Silence ~ Scarborough Fair ~ April Come She Will
15. Let It Rain
16. Feel It (In The Air Tonight)
Enc. Ready Or Not
show ended 22:46
(2009年4月2日木曜、丸の内コットン・クラブ=ナチュラリー7ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>Naturally 7
2009-22
■【マンハッタンズ~直角のお辞儀に見るソウル・エンタテインメントの真髄】
直角。
初校の校正が夕方の7時くらいに終わったので、急遽マンハッタンズに行くことに。今回はいけないかなと思っていたのでラッキー。
マンハッタンズは東海岸、ニュー・ジャージーのドゥー・ワップ系R&Bヴォーカル・グループ。まさにR&Bコーラスの王道を行くグループだ。その安定したステージ裁きは、ソウル=R&Bの究極の形式美。2006年1月、2008年6月以来ほぼ10ヶ月ぶりの来日。初来日は1981年3月。28年前だ。
メンバーはバンドともに昨年と変わらず、最初のイントロ2曲目まで同じだったので、そのまま同じかと思いきや、ちょっと変えていた。
ほとんど全曲メドレーで曲間に無駄な余白がなく、次々と曲が歌われるので、本当に飽きない。しかもしゃべりがあっても、イントロに乗せてDJの如く低音のウィンフレッド・ブルーが紹介する。曲紹介なくメドレーで行くと、曲を知らなければ、どこでどう曲が変わったかわからないかもしれない。
リードのジェラルドが右側で歌うとき、3人が輪になってコーラスをつけるところなどは、ドゥー・ワップ系のなごりか。けっこう通してみていると、いろんな曲に振り付けがついているんだなあと感心する。リードのジェラルドは、サム・クックの影響を強く受けたシンガーで、サム・クック節が随所に聴かれ、ときにサムが光臨してきてるのではないかと思わせられることもある。
そういうサム関連で見ると、下記セットリスト17でボビー・ウーマックの「イフ・ユー・シンク・ユーアー・ロンリー・ナウ」を挟み込むが、サム愛弟子のボビーの曲をジェラルドが歌うところがいい。
前々回見たときのリーダー格ベース・ヴォーカル、ウィンフレッド・ブルーが椅子に座って歌っていたが、それが今回は杖もなく、けっこう張り切って振り付けを踊っていた。ずいぶんよくなったんだなと思い嬉しくなった。
そして再び感心したのが、彼らのお辞儀の深さ。4人が腰を直角に折り、しかも何秒かそのまま下を向いたまま。まさにお客様は神様ですのソウル・エンタテインメントの真髄だ。そして、ライヴ終了後も例によってサイン会をこなしていた。
■過去関連記事
June 02, 2008
Manhattans Live : Traditional Heritage Of Great Vocal Group
【伝統的R&Bヴォーカル・グループの真髄~マンハッタンズ・ライヴ】
http://blog.soulsearchin.com/archives/002551.html
January 08, 2006
Manhattans: Brings The Legacy Of Sam Cook, Ray Charles
【ソウルのレガシーを蘇らせるマンハッタンズ】
http://www.soulsearchin.com/soul-diary/archive/200601/2006_01_08.html
■ マンハッタンズ『涙の口づけ』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B000091L72/soulsearchiho-22/ref=nosim/
■ メンバー
(マンハッタンズ)
ジェラルド・アルストン/Gerald Alston(Lead Vocals)
ブルー・ ラヴェット/Winfred Blue Lovett(Vocals(Bass))
トロイ・メイ/Troy May(Vocals(Bariton & Tenor))
デイヴィッド・タイソン/David Tyson(Vocals(1st Tenor)
(イースト・コースト・コネクション)
ジャスティス・バトラー/Justice Butler("Drums/ Musical Director")
コルト・ヤンガー/Colt Younger("Keyboards/co-Musical Director")
ハーウィ・ロビンス/Howie Robbins(Keyboards)
マーク・バウワーズ/Mark Bowers(Guitar)
ジェイソン・シモンズ/Jason Simons(Bass)
■ セットリスト マンハッタンズ
Setlist : Manhattans @ Billboard Live, April 1st, 2009
[ ] indicates original artist or artist made the song hit
show started 21:32
01. Intro
02. Ain’t No Stoppin’ Us Now
03. I’ll Never Find Another (Find Another Like You)
04. (Medley #4 to #8) Tomorrow
05. Forever By Your Side
06. The Way We Were
07. Am I Losing You (A Riff of " Neither One Of Us (Wants To Be The First To Say Goodbye))
08. Can I Kiss My Bride
09. (Medley #9 to #15) Crazy
10. There’s No Me Without You
11. We Never Danced To A Love Song
12. Wish That You Were Mine
13. Hurt
14. It Feels So Good To Be Loved So Bad
15. There’s No Good In Goodbye
16. (Medley #16 to #22) Don’t Take Your Love From Me
17. If You Think You’re Lonely Now ~ Don’t Take Your Love From Me
18. Hold On (Everything’s Gonna Be Alright)
19. Men Cry Too (New)
20. Introducing Members: On "For The Love Of Money"
21. Shining Star
22. Kiss And Say Goodbye
Enc. Georgia On My Mind
show ended 22:57
(2009年4月1日水曜、ビルボード・ライヴ東京=マンハッタンズ・ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>Manhattans
2009-21
直角。
初校の校正が夕方の7時くらいに終わったので、急遽マンハッタンズに行くことに。今回はいけないかなと思っていたのでラッキー。
マンハッタンズは東海岸、ニュー・ジャージーのドゥー・ワップ系R&Bヴォーカル・グループ。まさにR&Bコーラスの王道を行くグループだ。その安定したステージ裁きは、ソウル=R&Bの究極の形式美。2006年1月、2008年6月以来ほぼ10ヶ月ぶりの来日。初来日は1981年3月。28年前だ。
メンバーはバンドともに昨年と変わらず、最初のイントロ2曲目まで同じだったので、そのまま同じかと思いきや、ちょっと変えていた。
ほとんど全曲メドレーで曲間に無駄な余白がなく、次々と曲が歌われるので、本当に飽きない。しかもしゃべりがあっても、イントロに乗せてDJの如く低音のウィンフレッド・ブルーが紹介する。曲紹介なくメドレーで行くと、曲を知らなければ、どこでどう曲が変わったかわからないかもしれない。
リードのジェラルドが右側で歌うとき、3人が輪になってコーラスをつけるところなどは、ドゥー・ワップ系のなごりか。けっこう通してみていると、いろんな曲に振り付けがついているんだなあと感心する。リードのジェラルドは、サム・クックの影響を強く受けたシンガーで、サム・クック節が随所に聴かれ、ときにサムが光臨してきてるのではないかと思わせられることもある。
そういうサム関連で見ると、下記セットリスト17でボビー・ウーマックの「イフ・ユー・シンク・ユーアー・ロンリー・ナウ」を挟み込むが、サム愛弟子のボビーの曲をジェラルドが歌うところがいい。
前々回見たときのリーダー格ベース・ヴォーカル、ウィンフレッド・ブルーが椅子に座って歌っていたが、それが今回は杖もなく、けっこう張り切って振り付けを踊っていた。ずいぶんよくなったんだなと思い嬉しくなった。
そして再び感心したのが、彼らのお辞儀の深さ。4人が腰を直角に折り、しかも何秒かそのまま下を向いたまま。まさにお客様は神様ですのソウル・エンタテインメントの真髄だ。そして、ライヴ終了後も例によってサイン会をこなしていた。
■過去関連記事
June 02, 2008
Manhattans Live : Traditional Heritage Of Great Vocal Group
【伝統的R&Bヴォーカル・グループの真髄~マンハッタンズ・ライヴ】
http://blog.soulsearchin.com/archives/002551.html
January 08, 2006
Manhattans: Brings The Legacy Of Sam Cook, Ray Charles
【ソウルのレガシーを蘇らせるマンハッタンズ】
http://www.soulsearchin.com/soul-diary/archive/200601/2006_01_08.html
■ マンハッタンズ『涙の口づけ』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B000091L72/soulsearchiho-22/ref=nosim/
■ メンバー
(マンハッタンズ)
ジェラルド・アルストン/Gerald Alston(Lead Vocals)
ブルー・ ラヴェット/Winfred Blue Lovett(Vocals(Bass))
トロイ・メイ/Troy May(Vocals(Bariton & Tenor))
デイヴィッド・タイソン/David Tyson(Vocals(1st Tenor)
(イースト・コースト・コネクション)
ジャスティス・バトラー/Justice Butler("Drums/ Musical Director")
コルト・ヤンガー/Colt Younger("Keyboards/co-Musical Director")
ハーウィ・ロビンス/Howie Robbins(Keyboards)
マーク・バウワーズ/Mark Bowers(Guitar)
ジェイソン・シモンズ/Jason Simons(Bass)
■ セットリスト マンハッタンズ
Setlist : Manhattans @ Billboard Live, April 1st, 2009
[ ] indicates original artist or artist made the song hit
show started 21:32
01. Intro
02. Ain’t No Stoppin’ Us Now
03. I’ll Never Find Another (Find Another Like You)
04. (Medley #4 to #8) Tomorrow
05. Forever By Your Side
06. The Way We Were
07. Am I Losing You (A Riff of " Neither One Of Us (Wants To Be The First To Say Goodbye))
08. Can I Kiss My Bride
09. (Medley #9 to #15) Crazy
10. There’s No Me Without You
11. We Never Danced To A Love Song
12. Wish That You Were Mine
13. Hurt
14. It Feels So Good To Be Loved So Bad
15. There’s No Good In Goodbye
16. (Medley #16 to #22) Don’t Take Your Love From Me
17. If You Think You’re Lonely Now ~ Don’t Take Your Love From Me
18. Hold On (Everything’s Gonna Be Alright)
19. Men Cry Too (New)
20. Introducing Members: On "For The Love Of Money"
21. Shining Star
22. Kiss And Say Goodbye
Enc. Georgia On My Mind
show ended 22:57
(2009年4月1日水曜、ビルボード・ライヴ東京=マンハッタンズ・ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>Manhattans
2009-21
●【マーヴィン・ゲイ、1984年4月1日、ロス・アンジェルス】
エイプリル・フール。
今からちょうど25年前、1984年4月1日は日曜日だった。
「1984年4月1日、ロス・アンジェルス。ごく普通の日曜の朝だった。天気は暖かく、市内で目覚めた人は、新鮮な空気を吸いにビーチにでも行こうかと思っただろう。父ゲイは、息子がすでに6カ月も同じ家に暮らしていることに苛立ちを募らせていた。彼らの関係は、まるで古傷が化膿したかさぶたのように悪化していた。お互いの感情は一触即発の様相を呈していた。
マーヴィンにしてみれば、自分がもう随分前に家長になっていたはずだった。父ではなく、自分が母を養っている。しかし、父ゲイはその事実を絶対に認めようとしなかった。以前も、今も、そして特にこの数カ月間も。
父ゲイには(保険の)書類が必要だった。
我慢できなくなった彼は妻に向かって叫び、その声は大きな家の2階まで響き渡った。マーヴィンはそのとき栗色のローブを着てベッドに横たわっていた。母が脇に寄り添い、互いに囁くような声で話をしていた。71歳のとても信心深い女性であるアルバータ・ゲイは、息子の病んだ精神を和らげるためによく聖書を読み聞かせ、彼女なりに勇気と希望を与えようとしていた。しかし、最近では、彼女もすっかり力を使い果たしていた。
階下からの父の叫び声はマーヴィンをナイフのように突き刺した。彼は下に向かって怒鳴り返した。何か母に言うことがあれば、面と向かって言え、と。
書類を見つけられずに苛立っていた父親は、怒り狂って階段を上がって来た。彼は息子の部屋に入ると、妻を怒鳴りつけた。マーヴィンは母親を守ろうと飛び起き、父に部屋を出るように命じた。父親は一歩も引かなかった。失望し怒りがこみ上げ半狂乱になった息子は父親を部屋から廊下に突き飛ばした。
ゲイ夫人は言った。「マーヴィンは父を殴ったわ。やめて、と叫んだけれど、彼は構わなかった。夫に強烈なパンチを何発か見舞ってたの」
ジニー・ゲイは説明した。「以前、父ははっきりと言っていたわ。もしマーヴィンが自分を殴ったら、彼を殺すって。父は何度もそう公言していたわ」
最終的にゲイ夫人がふたりを引き離し、息子に部屋に戻るよう言いつけた。
数分後、父がドアに再び現れた。彼は落ち着いて見えた。しかし、38口径のリヴォルヴァーがその手に握られていた」
~『マーヴィン・ゲイ物語~引き裂かれたソウル』デイヴィッド・リッツ著(ブルース・インターアクションズ刊)(一部抜粋)
なぜ、こうなったのか。そして、この後どうなるのか。抜群の筆致で著者デイヴィッド・リッツはこのシンガー、マーヴィン・ゲイの生涯を追います。この続きはぜひハードカヴァーの書籍でごらんください。2009年5月20日リリース。体のいい予告編です。(笑)
ENT>BOOK>Gaye, Marvin
エイプリル・フール。
今からちょうど25年前、1984年4月1日は日曜日だった。
「1984年4月1日、ロス・アンジェルス。ごく普通の日曜の朝だった。天気は暖かく、市内で目覚めた人は、新鮮な空気を吸いにビーチにでも行こうかと思っただろう。父ゲイは、息子がすでに6カ月も同じ家に暮らしていることに苛立ちを募らせていた。彼らの関係は、まるで古傷が化膿したかさぶたのように悪化していた。お互いの感情は一触即発の様相を呈していた。
マーヴィンにしてみれば、自分がもう随分前に家長になっていたはずだった。父ではなく、自分が母を養っている。しかし、父ゲイはその事実を絶対に認めようとしなかった。以前も、今も、そして特にこの数カ月間も。
父ゲイには(保険の)書類が必要だった。
我慢できなくなった彼は妻に向かって叫び、その声は大きな家の2階まで響き渡った。マーヴィンはそのとき栗色のローブを着てベッドに横たわっていた。母が脇に寄り添い、互いに囁くような声で話をしていた。71歳のとても信心深い女性であるアルバータ・ゲイは、息子の病んだ精神を和らげるためによく聖書を読み聞かせ、彼女なりに勇気と希望を与えようとしていた。しかし、最近では、彼女もすっかり力を使い果たしていた。
階下からの父の叫び声はマーヴィンをナイフのように突き刺した。彼は下に向かって怒鳴り返した。何か母に言うことがあれば、面と向かって言え、と。
書類を見つけられずに苛立っていた父親は、怒り狂って階段を上がって来た。彼は息子の部屋に入ると、妻を怒鳴りつけた。マーヴィンは母親を守ろうと飛び起き、父に部屋を出るように命じた。父親は一歩も引かなかった。失望し怒りがこみ上げ半狂乱になった息子は父親を部屋から廊下に突き飛ばした。
ゲイ夫人は言った。「マーヴィンは父を殴ったわ。やめて、と叫んだけれど、彼は構わなかった。夫に強烈なパンチを何発か見舞ってたの」
ジニー・ゲイは説明した。「以前、父ははっきりと言っていたわ。もしマーヴィンが自分を殴ったら、彼を殺すって。父は何度もそう公言していたわ」
最終的にゲイ夫人がふたりを引き離し、息子に部屋に戻るよう言いつけた。
数分後、父がドアに再び現れた。彼は落ち着いて見えた。しかし、38口径のリヴォルヴァーがその手に握られていた」
~『マーヴィン・ゲイ物語~引き裂かれたソウル』デイヴィッド・リッツ著(ブルース・インターアクションズ刊)(一部抜粋)
なぜ、こうなったのか。そして、この後どうなるのか。抜群の筆致で著者デイヴィッド・リッツはこのシンガー、マーヴィン・ゲイの生涯を追います。この続きはぜひハードカヴァーの書籍でごらんください。2009年5月20日リリース。体のいい予告編です。(笑)
ENT>BOOK>Gaye, Marvin
⊿【『マーヴィン・ゲイ物語~引き裂かれたソウル』発売日、正式タイトル決定】
初校。
昨日のブログの続きで、ギャヴィン・クリストファーの話を書く予定だったが、ちょっとまとめるのに時間がかかりそうだったので、軽く、マーヴィン・ネタを。
現在初校がでて、その校正を急ピッチでやっているところ。ざっくりいって半分くらいまで目を通し、紙に赤入れをする作業が続いている。木曜朝までに戻すことになっている。これがすめば、文字データを本の形に流し込んで、最終校正。そうするとページが決まるので、索引作り。同時にあとがき、登場人物一覧作り、ディスコグラフィー作り、それから90年に刊行されたヴァージョンについている前書き(初版にはないもの)(2ページ)の翻訳、写真のキャプションなどの作業にかかる。う~~ん、こうやってリストアップすると、まだまだ山頂が見えないなあ。
とはいうものの、半分は終わっている感じはある。(笑)ところで、出版の正式な邦題と正式な発売日が決まった。
『マーヴィン・ゲイ物語~引き裂かれたソウル』、2009年5月20日(水)発売。ブルース・インターアクションズから。いわゆる書籍の奥付の日にちはもう少し遅くなり、一方、実際書店に並ぶ日にちは、5月20日より前になる。
カヴァーはまだ最終決定ではないのだがマーヴィン・ゲイの『ホワッツ・ゴーイング・オン』の頃の顔写真が使われることになりそうだ。
さあ、もう後には引けない。(笑) 不退転の決意で臨みます。
+++++
今後のネタとしては、ギャヴィン・クリストファーの話し、ブレンダが話してくれたオバマ就任式に参加したときの話し、彼女のこれまでの軌跡、ハリー・ワインガーの話し、4月1日(命日)、2日(誕生日)のマーヴィン・ネタなどなどです。あと、しばらく前の「Old Tape Was Found(Part 1)」(2008年12月16日付)の続きも書かないと…。今週はマンハッタンズ、ナチュラリー・セヴン、週末からはもうナイル・ロジャースが来てしまう…。さてどこまで行けるか。
初校。
昨日のブログの続きで、ギャヴィン・クリストファーの話を書く予定だったが、ちょっとまとめるのに時間がかかりそうだったので、軽く、マーヴィン・ネタを。
現在初校がでて、その校正を急ピッチでやっているところ。ざっくりいって半分くらいまで目を通し、紙に赤入れをする作業が続いている。木曜朝までに戻すことになっている。これがすめば、文字データを本の形に流し込んで、最終校正。そうするとページが決まるので、索引作り。同時にあとがき、登場人物一覧作り、ディスコグラフィー作り、それから90年に刊行されたヴァージョンについている前書き(初版にはないもの)(2ページ)の翻訳、写真のキャプションなどの作業にかかる。う~~ん、こうやってリストアップすると、まだまだ山頂が見えないなあ。
とはいうものの、半分は終わっている感じはある。(笑)ところで、出版の正式な邦題と正式な発売日が決まった。
『マーヴィン・ゲイ物語~引き裂かれたソウル』、2009年5月20日(水)発売。ブルース・インターアクションズから。いわゆる書籍の奥付の日にちはもう少し遅くなり、一方、実際書店に並ぶ日にちは、5月20日より前になる。
カヴァーはまだ最終決定ではないのだがマーヴィン・ゲイの『ホワッツ・ゴーイング・オン』の頃の顔写真が使われることになりそうだ。
さあ、もう後には引けない。(笑) 不退転の決意で臨みます。
+++++
今後のネタとしては、ギャヴィン・クリストファーの話し、ブレンダが話してくれたオバマ就任式に参加したときの話し、彼女のこれまでの軌跡、ハリー・ワインガーの話し、4月1日(命日)、2日(誕生日)のマーヴィン・ネタなどなどです。あと、しばらく前の「Old Tape Was Found(Part 1)」(2008年12月16日付)の続きも書かないと…。今週はマンハッタンズ、ナチュラリー・セヴン、週末からはもうナイル・ロジャースが来てしまう…。さてどこまで行けるか。
△【ジェーン・Z(ズィー)・ショーケース】
上陸。
中国では大人気のシンガー、ジェーン・Z(ジェーン・ジー、ジェーン・ズィー)が日本にお披露目するために業界関係者らを呼んでショーケース・ライヴをした。観客の中には中国の人たちもけっこういた。
アーティスト表記は、張靚穎(ジェーン・チャン、簡体字: 张靓颖ジャン・リャンイン、英語表記Jane Zhang)となるようで、英語表記がJane Zhangから日本ではJane Zとするという。これまでは、カタカナではジェーン・チャン、ジャン・リャンインなどと表記されていたようだ。
なんでその場に僕が行ったかというと、このバックバンドに、ベースにボビー・ワトソン、コーラスのひとりにギャヴィン・クリストファーがいたからだ。中国ではスタジアム・クラス(数万人規模)のところでライヴをするというから大変な人気シンガーだが、このほど日本進出を狙って、日本のレコード会社などに売り込みをかけようとショーケースが行われた。
さすがに中国語で歌われると、皆目見当がつかないのだが(笑)、英語の歌、下記セットリストでミニー・リパートンの「ラヴィン・ユー」とか、マライア、ジャクソン・ファイヴでおなじみの「アイル・ビー・ゼア」(ギャヴィンとのデュエット)などを聴くと、けっこううまいかもしれないと思う。前者の一番最後、もっとも高い音を歌うところなど、なかなかいい感じ。英語曲だけを聴いていると、中国のマライア風のイメージもなくはない。比較的話し声が低く、逆に低い声が魅力的に感じられる。
ただし12曲目の日本語の歌は、ちょっと厳しい。もっと日本語の発音をコーチかなにかに教わったほうがいい。だが、なによりも彼女がとてもかわいくてチャーミングなので、そのヴィジュアル面でアピールできれば話題になるかもしれない。どのようなコンセプトで売り出すか、そのあたりの戦略がしっかり必要だろう。
それにしてもバックバンドがタイトで驚いた。ドラムス、ギター、ベース、キーボード、サックス、コーラス(女性3、男性1)。中国で売れているだけに、日本のショーケースにもけっこうお金をかけている。ギターは中国の人だが、かなりファンキーなカッティングを聴かせる。ジェームス・ブラウンなどが好きらしい。ドラムは、ジョディー・ワトリー、ルーファス(トニー・メイデンのほう)などでおなじみのドネル・スペンサー、そして、ベースがルーファスのボビー・ワトソン、そして、コーラスが中国人女性2人にギャヴィン、キーボードは北京に住むオランダ人、サックスはギャヴィンの友人で現在大阪在住のアメリカ黒人トニーという、人種メルティング・ポットのバンドだ。これだけソウルフルなバンドを従えれば、バックは堅い。
聞けば、彼女は中国でこうしたソウルっぽい、R&Bぽい歌手としてやって成功した初めてのシンガーだという。なるほど。それでこういう黒いバンドを使うわけだ。全然関係ないが、この日のMCの子(日本人)の「ジェーン・ジー」の発音が何度も「ジェイ・ジー」に聴こえて、ラップ界の帝王Jay Zを思い浮かべた。(笑)
彼女が衣装チェンジの間、バンドをバックにギャヴィンがソロで1曲歌ったが、これが彼の盟友ハービー・ハンコックと一緒に作ったという「スターズ・イン・ユア・アイズ」。いきなり雰囲気がソウルフルになり、シカゴ・ソウルの空気感が漂った。彼の声はどこかボビー・ウーマック風でなかなかよかった。
そして、ライヴ後ゆっくりとギャヴィンと話をすることになった。彼と会うのは22年ぶりである。
(ギャヴィンについて、この項つづく)
■ セットリスト
Setlist: Jane Z @ Duo, Shibuya, March 29, 2009
show started 18:18
MC
01. Celebrate 我的音乐让我说
02. Ruguo Ai Xiaqu 如果愛下去
03. Loving You [Minnie Riperton]
04. To Be Loved
05. Weinan为难
06. I’ll Be There [Jackson Five, Mariah Carey] (duet with Gavin Christopher)
Talk
07. Stars In Your Eyes [Herbie Hancock] (Gavin Christopher and band)
08. Haizide Yanjing 孩子的眼睛
09. Na Buhui Shi Ai Ba 那不会是愛吧
10. Below My Radar [Beverly Knight]
11. What’s Up
12. Heiyelide Guang 黒夜里的光 (日本語も)
Enc. Simply The Best [Tina Turner]
Enc. 独上西楼 (Climbing Up To The West Tower Alone) [Teresa Teng] (Acapella)
show ended 19:41
(2009年3月29日日曜、渋谷デュオ=ジェーン・Z・ショーケース・ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>Jane Z
2009-20
上陸。
中国では大人気のシンガー、ジェーン・Z(ジェーン・ジー、ジェーン・ズィー)が日本にお披露目するために業界関係者らを呼んでショーケース・ライヴをした。観客の中には中国の人たちもけっこういた。
アーティスト表記は、張靚穎(ジェーン・チャン、簡体字: 张靓颖ジャン・リャンイン、英語表記Jane Zhang)となるようで、英語表記がJane Zhangから日本ではJane Zとするという。これまでは、カタカナではジェーン・チャン、ジャン・リャンインなどと表記されていたようだ。
なんでその場に僕が行ったかというと、このバックバンドに、ベースにボビー・ワトソン、コーラスのひとりにギャヴィン・クリストファーがいたからだ。中国ではスタジアム・クラス(数万人規模)のところでライヴをするというから大変な人気シンガーだが、このほど日本進出を狙って、日本のレコード会社などに売り込みをかけようとショーケースが行われた。
さすがに中国語で歌われると、皆目見当がつかないのだが(笑)、英語の歌、下記セットリストでミニー・リパートンの「ラヴィン・ユー」とか、マライア、ジャクソン・ファイヴでおなじみの「アイル・ビー・ゼア」(ギャヴィンとのデュエット)などを聴くと、けっこううまいかもしれないと思う。前者の一番最後、もっとも高い音を歌うところなど、なかなかいい感じ。英語曲だけを聴いていると、中国のマライア風のイメージもなくはない。比較的話し声が低く、逆に低い声が魅力的に感じられる。
ただし12曲目の日本語の歌は、ちょっと厳しい。もっと日本語の発音をコーチかなにかに教わったほうがいい。だが、なによりも彼女がとてもかわいくてチャーミングなので、そのヴィジュアル面でアピールできれば話題になるかもしれない。どのようなコンセプトで売り出すか、そのあたりの戦略がしっかり必要だろう。
それにしてもバックバンドがタイトで驚いた。ドラムス、ギター、ベース、キーボード、サックス、コーラス(女性3、男性1)。中国で売れているだけに、日本のショーケースにもけっこうお金をかけている。ギターは中国の人だが、かなりファンキーなカッティングを聴かせる。ジェームス・ブラウンなどが好きらしい。ドラムは、ジョディー・ワトリー、ルーファス(トニー・メイデンのほう)などでおなじみのドネル・スペンサー、そして、ベースがルーファスのボビー・ワトソン、そして、コーラスが中国人女性2人にギャヴィン、キーボードは北京に住むオランダ人、サックスはギャヴィンの友人で現在大阪在住のアメリカ黒人トニーという、人種メルティング・ポットのバンドだ。これだけソウルフルなバンドを従えれば、バックは堅い。
聞けば、彼女は中国でこうしたソウルっぽい、R&Bぽい歌手としてやって成功した初めてのシンガーだという。なるほど。それでこういう黒いバンドを使うわけだ。全然関係ないが、この日のMCの子(日本人)の「ジェーン・ジー」の発音が何度も「ジェイ・ジー」に聴こえて、ラップ界の帝王Jay Zを思い浮かべた。(笑)
彼女が衣装チェンジの間、バンドをバックにギャヴィンがソロで1曲歌ったが、これが彼の盟友ハービー・ハンコックと一緒に作ったという「スターズ・イン・ユア・アイズ」。いきなり雰囲気がソウルフルになり、シカゴ・ソウルの空気感が漂った。彼の声はどこかボビー・ウーマック風でなかなかよかった。
そして、ライヴ後ゆっくりとギャヴィンと話をすることになった。彼と会うのは22年ぶりである。
(ギャヴィンについて、この項つづく)
■ セットリスト
Setlist: Jane Z @ Duo, Shibuya, March 29, 2009
show started 18:18
MC
01. Celebrate 我的音乐让我说
02. Ruguo Ai Xiaqu 如果愛下去
03. Loving You [Minnie Riperton]
04. To Be Loved
05. Weinan为难
06. I’ll Be There [Jackson Five, Mariah Carey] (duet with Gavin Christopher)
Talk
07. Stars In Your Eyes [Herbie Hancock] (Gavin Christopher and band)
08. Haizide Yanjing 孩子的眼睛
09. Na Buhui Shi Ai Ba 那不会是愛吧
10. Below My Radar [Beverly Knight]
11. What’s Up
12. Heiyelide Guang 黒夜里的光 (日本語も)
Enc. Simply The Best [Tina Turner]
Enc. 独上西楼 (Climbing Up To The West Tower Alone) [Teresa Teng] (Acapella)
show ended 19:41
(2009年3月29日日曜、渋谷デュオ=ジェーン・Z・ショーケース・ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>Jane Z
2009-20
☆Brenda Vaughn Rocks The House @ Nirvana
2009年3月29日 音楽☆【ブレンダ・ヴォーン、「ナバーナ」で大爆発】
炸裂。
「東京レディー・ソウル・ナンバー・ワン」ブレンダ・ヴォーンが、六本木ディスコ「ナバーナ」のイヴェント・パーティーでソウルフルな歌声を聴かせ、超満員の観客を躍らせた。この日はあいにくサッカーのワールドカップ予選と重なったが、試合が終わったあとからのライヴとなったため、いつもの土曜日より多くのお客さんが集まったという。
ブレンダはサウンドチェックで会場に着くなり、「ディスコなら、ディスコっぽい曲を歌いましょう」と事前のリストを変更。驚いたのが、3曲目の「どうにも止まらない」。なんでこんな曲を知ってるんだろう。(笑) 山本リンダのヒットを英語と日本語をまぜて歌ったが、「どうにも止まらない…」の部分をみんなに歌わせたりして、盛り上げた。選曲はどれもディスコの定番だけに、ブレンダは客あしらい、盛り上げ方がさすがにうまい。
最初にラインアップされていた曲は、ブレンダによれば、「結婚式用の曲」が多かったとのこと。いわゆるカラオケ(トラック)でのショーなのだが、そんなことを思わせないほどの存在感を見せる。このあたりシンガーとしての底力だろう。
音あわせ、サウンドチェックをした後、本番まで楽屋となった場所でゆっくり話をしたが、彼女の生い立ちなどをいろいろ聞いたり、1月のオバマの就任式パーティーでのライヴの話しなど、トークも炸裂でおもしろかった。このあたりの話も近いうちにまとめよう。
■メンバー
Brenda Vaughn (Vocal)
■セットリスト ブレンダ・ヴォーン、ナバーナ六本木
Setlist : Brenda Vaughn @ Nirvana, March 28, 2009
show started 21:46
01. Amazing Grace
02. Boogie Oogie Oogie [A Taste Of Honey]
03. Donimo Tomaranai [Yamamoto Linda]
04. Hey Mr. DJ [Zhane]
05. Got To Be Real [Cheryl Lynn]
06. Can’t Take My Eyes Off Of You [Boys Town Gang, Four Seasons]
Enc. September [Earth Wind & Fire]
show ended 22:17
(2009年3月28日土曜、六本木ナバーナ=ブレンダ・ヴォーン・ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>Vaughn, Brenda
2009-19
炸裂。
「東京レディー・ソウル・ナンバー・ワン」ブレンダ・ヴォーンが、六本木ディスコ「ナバーナ」のイヴェント・パーティーでソウルフルな歌声を聴かせ、超満員の観客を躍らせた。この日はあいにくサッカーのワールドカップ予選と重なったが、試合が終わったあとからのライヴとなったため、いつもの土曜日より多くのお客さんが集まったという。
ブレンダはサウンドチェックで会場に着くなり、「ディスコなら、ディスコっぽい曲を歌いましょう」と事前のリストを変更。驚いたのが、3曲目の「どうにも止まらない」。なんでこんな曲を知ってるんだろう。(笑) 山本リンダのヒットを英語と日本語をまぜて歌ったが、「どうにも止まらない…」の部分をみんなに歌わせたりして、盛り上げた。選曲はどれもディスコの定番だけに、ブレンダは客あしらい、盛り上げ方がさすがにうまい。
最初にラインアップされていた曲は、ブレンダによれば、「結婚式用の曲」が多かったとのこと。いわゆるカラオケ(トラック)でのショーなのだが、そんなことを思わせないほどの存在感を見せる。このあたりシンガーとしての底力だろう。
音あわせ、サウンドチェックをした後、本番まで楽屋となった場所でゆっくり話をしたが、彼女の生い立ちなどをいろいろ聞いたり、1月のオバマの就任式パーティーでのライヴの話しなど、トークも炸裂でおもしろかった。このあたりの話も近いうちにまとめよう。
■メンバー
Brenda Vaughn (Vocal)
■セットリスト ブレンダ・ヴォーン、ナバーナ六本木
Setlist : Brenda Vaughn @ Nirvana, March 28, 2009
show started 21:46
01. Amazing Grace
02. Boogie Oogie Oogie [A Taste Of Honey]
03. Donimo Tomaranai [Yamamoto Linda]
04. Hey Mr. DJ [Zhane]
05. Got To Be Real [Cheryl Lynn]
06. Can’t Take My Eyes Off Of You [Boys Town Gang, Four Seasons]
Enc. September [Earth Wind & Fire]
show ended 22:17
(2009年3月28日土曜、六本木ナバーナ=ブレンダ・ヴォーン・ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>Vaughn, Brenda
2009-19
◎【ルーシー・フォスター・ライヴ@カイ】
メルティング・ポット。
まさに1人のミュージシャンの中にさまざまな音楽がごった煮のごとくはいっていた。音楽のメルティング・ポットとはこのことだろう。テキサス出身のルーシー・フォスターの初来日ライヴ。前日横浜でライヴをやってこの日は東京。ルーシーがギター(エレキとアコースティック)を持ち替えながら歌い、他にベースとドラムス(ともにブラック女性)のトリオで実にファンキーな味わいのある音を聞かせた。
「サム・クックとオーティス・レディングの間に私(ルーシー・フォスター)がいるような感じの曲です」と言ってルーシーが紹介した2曲目「アナザー・レイン・ソング」は、確かにサム・クックが歌いそうな曲だった。歌を張り上げる時に彼女が体を後ろにのけぞらせるのが印象的だ。全体的にソウル調の曲にはこのあたりにルーツを持つ色香が漂う。
ゴスペル、ブルーズ、ソウル、そして、カントリー、さらにレゲエ、そうした要素を自由自在に取り入れ、自分のポットの中にいれて十分に煮込む。ソリッドなリズム隊が安定してボトムを支え、それにのるルーシーの声がソウルフルに響く。おそらくニューヨーク出身では出てこない、まさにテキサス出身だから出せるブルージーな南部フィーリング満載のサウンドだ。ちょっとトレイシー・チャップマンをより泥臭くした印象を持った。それはさておき、ゴスペル風、ブルーズ風の声が印象的。どの曲もはっきりしたディクションがいい。
カイで通常のライヴを見るのはいつぶりか。この日は席を作りほぼ満席だが、なぜか外人率、喫煙率高し。会場に入ると、ライター佐藤英輔氏に遭遇。彼はライナーを書いていた。それからすぐに元祖ソウルマン安井さんが登場。「意外と3枚のアルバム、ヘヴィーローテーションで聴いてるんだよね」とのコメントにびっくり。ニューオーリンズで見たという守島さんによると、アメリカでは4人(キーボードを含め)でやっているそうだが、日本はおそらく予算の関係で3人のエコノミカル・ヴァージョンになったのではないかとのこと。それでも3人でこのしっかりしたサウンドはたいしたもの。おそらくCDよりはるかにライヴのほうが客を掴むのではないだろうか。そんなタイプのアーティストに思えた。
本編はほぼCDやオリジナルだったが、アンコールで2曲有名曲をカヴァー。最初がスピナーズの「アイル・ビー・アラウンド」、次がボブ・マーリー「ノー・ウーマン、ノー・クライ」。スピナーズには驚いた。1972年のヒット。ライヴ後3人が客席に出て軽くサイン会をしていたので、なぜこのスピナーズを、と尋ねると、「なぜって、別に理由はないけど。ちょっとみんなに踊ってもらおうと思って。グルーヴのある曲をやりたかったの。子供の頃よく聴いていて、この曲が好きだからよ。懐かしいでしょう」とのこと。
地味ながらしっかり地に足をつけて音楽をやっているところがとてもいい。こういうアーティストにグラミーの光が当たってもいいと思う。
ライヴ始まる前に今回の招聘の仕切りなどをやり、CDも出しているダグラスさんにごあいさつし、「セットリストありますか」と尋ねたら、「終わったら用意できると思います」との返事。するとそれを横で聞いていた佐藤氏、「ブログ書く気満々だな」と。(笑) だがライヴ後に会ったマネージャーによれば、事前にはセットリストを決めておらず、その場ののりで次の曲を決めているという。ライヴ終了後に僕のメモと照らし合わせて正しい曲名を聞いた。ということは日によってセットリストは変わりそう。あ、そういえば、OVライトの「ニックル&ネイル」が聴きたかったなあ。またぜひ来日してください。今度はキーボードも連れて。
■ 過去記事
March 09, 2009
Ruthie Foster; Coming To Japan For Tour
http://blog.soulsearchin.com/archives/002853.html
■ ルーシー・フォスター『ザ・トゥルース』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B001NHZ2KC/soulsearchiho-22/ref=nosim/
■ルーシー・フォスター・オフィシャル(英語)
http://www.ruthiefoster.com/
■ ルーシー・フォスター「ザ・トゥルース」ジャパン・ツアー
2009年3月26日(木)横浜サムズアップ 045-314-8705
3月27日(金)東京・青山カイ(Cay) 03-314-8705
3月28日(土)京都・磔磔(たくた)075-351-1321
3月30日(月)名古屋トクゾー(Tokuzo) 052-733-3709
問い合わせ先=バッファロー・レコード0467-61-1398 あるいは各店に。
バッファロー・レコードのサイト↓
http://www.buffalo-records.com/special.asp?id=547&category=1
■ メンバー
Ruthie Foster (Vocal / Guitar)
Samantha Banks (Drums)
Tanya Richardson (Bass)
■ セットリスト ルーシー・フォスター
Setlist : Rothie Foster@ Aoyama, Cay, 3/27/2009
show started 19:46
01. Up Above My Head (I Hear Music In The Air)
02. Another Rain Song
03. Runaway Soul
04. Stone Love
05. Fruits Of My Labor
06. Smalltown Blues
07. Real Love
08. When It Don’t Come Easy
09. Richland Women’s Blues
10. Hole In My Pocket
11. Stayed On Freedom
12. People Grinnin’ In Your Face
13. Truth
14. Travelling Shoes
15. Walk On
Enc. I’ll Be Around [Spinners]
Enc. No Woman, No Cry [Bob Marley]
show ended 21:30
(2009年3月27日金曜、青山カイCAY=ルーシー・フォスター・ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>Foster, Ruthie
2009-18
メルティング・ポット。
まさに1人のミュージシャンの中にさまざまな音楽がごった煮のごとくはいっていた。音楽のメルティング・ポットとはこのことだろう。テキサス出身のルーシー・フォスターの初来日ライヴ。前日横浜でライヴをやってこの日は東京。ルーシーがギター(エレキとアコースティック)を持ち替えながら歌い、他にベースとドラムス(ともにブラック女性)のトリオで実にファンキーな味わいのある音を聞かせた。
「サム・クックとオーティス・レディングの間に私(ルーシー・フォスター)がいるような感じの曲です」と言ってルーシーが紹介した2曲目「アナザー・レイン・ソング」は、確かにサム・クックが歌いそうな曲だった。歌を張り上げる時に彼女が体を後ろにのけぞらせるのが印象的だ。全体的にソウル調の曲にはこのあたりにルーツを持つ色香が漂う。
ゴスペル、ブルーズ、ソウル、そして、カントリー、さらにレゲエ、そうした要素を自由自在に取り入れ、自分のポットの中にいれて十分に煮込む。ソリッドなリズム隊が安定してボトムを支え、それにのるルーシーの声がソウルフルに響く。おそらくニューヨーク出身では出てこない、まさにテキサス出身だから出せるブルージーな南部フィーリング満載のサウンドだ。ちょっとトレイシー・チャップマンをより泥臭くした印象を持った。それはさておき、ゴスペル風、ブルーズ風の声が印象的。どの曲もはっきりしたディクションがいい。
カイで通常のライヴを見るのはいつぶりか。この日は席を作りほぼ満席だが、なぜか外人率、喫煙率高し。会場に入ると、ライター佐藤英輔氏に遭遇。彼はライナーを書いていた。それからすぐに元祖ソウルマン安井さんが登場。「意外と3枚のアルバム、ヘヴィーローテーションで聴いてるんだよね」とのコメントにびっくり。ニューオーリンズで見たという守島さんによると、アメリカでは4人(キーボードを含め)でやっているそうだが、日本はおそらく予算の関係で3人のエコノミカル・ヴァージョンになったのではないかとのこと。それでも3人でこのしっかりしたサウンドはたいしたもの。おそらくCDよりはるかにライヴのほうが客を掴むのではないだろうか。そんなタイプのアーティストに思えた。
本編はほぼCDやオリジナルだったが、アンコールで2曲有名曲をカヴァー。最初がスピナーズの「アイル・ビー・アラウンド」、次がボブ・マーリー「ノー・ウーマン、ノー・クライ」。スピナーズには驚いた。1972年のヒット。ライヴ後3人が客席に出て軽くサイン会をしていたので、なぜこのスピナーズを、と尋ねると、「なぜって、別に理由はないけど。ちょっとみんなに踊ってもらおうと思って。グルーヴのある曲をやりたかったの。子供の頃よく聴いていて、この曲が好きだからよ。懐かしいでしょう」とのこと。
地味ながらしっかり地に足をつけて音楽をやっているところがとてもいい。こういうアーティストにグラミーの光が当たってもいいと思う。
ライヴ始まる前に今回の招聘の仕切りなどをやり、CDも出しているダグラスさんにごあいさつし、「セットリストありますか」と尋ねたら、「終わったら用意できると思います」との返事。するとそれを横で聞いていた佐藤氏、「ブログ書く気満々だな」と。(笑) だがライヴ後に会ったマネージャーによれば、事前にはセットリストを決めておらず、その場ののりで次の曲を決めているという。ライヴ終了後に僕のメモと照らし合わせて正しい曲名を聞いた。ということは日によってセットリストは変わりそう。あ、そういえば、OVライトの「ニックル&ネイル」が聴きたかったなあ。またぜひ来日してください。今度はキーボードも連れて。
■ 過去記事
March 09, 2009
Ruthie Foster; Coming To Japan For Tour
http://blog.soulsearchin.com/archives/002853.html
■ ルーシー・フォスター『ザ・トゥルース』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B001NHZ2KC/soulsearchiho-22/ref=nosim/
■ルーシー・フォスター・オフィシャル(英語)
http://www.ruthiefoster.com/
■ ルーシー・フォスター「ザ・トゥルース」ジャパン・ツアー
2009年3月26日(木)横浜サムズアップ 045-314-8705
3月27日(金)東京・青山カイ(Cay) 03-314-8705
3月28日(土)京都・磔磔(たくた)075-351-1321
3月30日(月)名古屋トクゾー(Tokuzo) 052-733-3709
問い合わせ先=バッファロー・レコード0467-61-1398 あるいは各店に。
バッファロー・レコードのサイト↓
http://www.buffalo-records.com/special.asp?id=547&category=1
■ メンバー
Ruthie Foster (Vocal / Guitar)
Samantha Banks (Drums)
Tanya Richardson (Bass)
■ セットリスト ルーシー・フォスター
Setlist : Rothie Foster@ Aoyama, Cay, 3/27/2009
show started 19:46
01. Up Above My Head (I Hear Music In The Air)
02. Another Rain Song
03. Runaway Soul
04. Stone Love
05. Fruits Of My Labor
06. Smalltown Blues
07. Real Love
08. When It Don’t Come Easy
09. Richland Women’s Blues
10. Hole In My Pocket
11. Stayed On Freedom
12. People Grinnin’ In Your Face
13. Truth
14. Travelling Shoes
15. Walk On
Enc. I’ll Be Around [Spinners]
Enc. No Woman, No Cry [Bob Marley]
show ended 21:30
(2009年3月27日金曜、青山カイCAY=ルーシー・フォスター・ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>Foster, Ruthie
2009-18
○【モータウン・サウンドのドラマー、ユーリエル・ジョーンズ死去】
訃報。
1960年代に多くのヒットを放ったモータウン・サウンドの要であるドラムスを担当していたひとりであり、ファンク・ブラザースのメンバー、ユーリエル・ジョーンズ(ウリエルなどの表記も見られるが、ユーリエルが正しい発音。ユーレルのように聴こえることもある)2009年3月24日(火曜)、デトロイト郊外ディアボーンのオウクウッド・ホスピタル&メディカル・センターで死去した。74歳だった。2002年公開の映画『スタンディング・イン・ザ・シャドウズ・オブ・モータウン(邦題、永遠のモータウン)』撮影時にすでに心臓に病気があり、バイパス手術を受けていたがそれを隠していた。2009年2月に心臓発作を起こし入院。一時期快方に向かったが、24日容態が変わり死去した。
ユーリエル・ジョーンズは、1934年6月13日生まれ。1950年代からドラムスをプレイしだしたが、マーヴィン・ゲイのツアー・バンドのドラマーになったことから、1963年頃にモータウンのスタッフ・ドラマーとなる。それまでモータウンではベニー・ベンジャミンがメインのドラマーだったが、彼がドラッグ中毒でレコーディングにしばしば穴を開けたりするようになり、徐々にユーリエルの仕事が増えていった。モータウンにはもうひとり強力なドラマー、リチャード・ピストル・アレンがおり、ユーリエルとピストル・アレンが両巨頭となった。
ユーリエルの代表作は多数あるが、マーヴィン・ゲイ&タミー・テレルの「エイント・ノー・マウンテン・ハイ・イナフ」、ダイアナ・ロスの同曲のカヴァー、マーヴィンの「エイント・ザット・ペキュリアー」、「アイ・ハード・イット・スルー・ザ・グレイプヴァイン(悲しいうわさ)」、テンプテーションズの「クラウド・ナイン」「アイ・キャント・ゲット・ネクスト・トゥ・ユー」「エイント・トゥー・プラウド・トゥ・ベッグ」、ミラクルズの「アイ・セカンド・ザット・エモーション」、「トラックス・オブ・マイ・ティアーズ」、スティーヴィー・ワンダーの「フォー・ワンス・イン・マイ・ライフ」など。
また、彼はモータウンが1972年に本拠をロス・アンジェルスに移動しても、デトロイトに残り地元でミュージシャンとして活動していた。デトロイトの他のレーベル、ウェストバウンドやその他のインディ・レーベルでの録音も多数ある。モータウン時代の盟友でもあるギタリスト、デニス・コフィーのヒット「スコーピオ」のドラムもユーリエルだ。また、パーラメンツの「アイ・ウォナ・テスティファイ」のドラムスもユーリエルだという。
デニス・コフィーによれば「ユーリエルにとってモータウンは彼の人生だった。最終的に(映画の成功によって)多くの人に認められたことを彼は誇りに思っていた」という。またアレンジャーで多くの仕事をともにしたポール・ライザーは「ユーリエルのドラム・サウンドは3人のドラマーの中で(他にベニー、ピストル)もっともオープンでレイドバックしたものだった。そして、3人の中でもっともファンキーだった。同時にさまざまなタイプの音も作り出せた」と語る。
ユーリエルを始めとするファンク・ブラザースは2002年秋、映画『スタンディング・イン・ザ・シャドウズ・オブ・モータウン(邦題、永遠のモータウン)』でフィーチャーされ、一躍脚光を浴びた。その勇姿やインタヴューが同映画で見られる。
ジョーンズは、彼の妻ジューンと3人の子供たちによって送られるが、葬儀は3月31日火曜にグレイター・グレイス・テンプルで行われる予定。
■ ファンク・ブラザース関連記事。
ファンク・ブラザースの快進撃は2002年秋、アメリカで映画が公開されたニュースから始まった。
1) 2002年12月2日付け日記。全米で映画『スタンディング・イン・ザ・シャドウズ・オブ・モータウン』が公開されたというニュース。ファンク・ブラザースに関する第一報。もう4年も前のことになる。
http://www.soulsearchin.com/soul-diary/archive/200212/diary20021202.html
2) 2003年4月29日付け日記。ファンク・ブラザース・ライヴ評。そのファンク・ブラザースがニューヨークで行ったライヴのライヴ評。
http://www.soulsearchin.com/soul-diary/archive/200304/diary20030429.html
3) 2003年10月24日付け日記。日本でも映画の公開が決まり、『永遠のモータウン』の字幕付き試写を見ての映画評。
"Standing In The Shadows Of Motown": Motown’s Sparkle & Shadow
「モータウンの光と影」
http://www.soulsearchin.com/soul-diary/archive/200310/diary20031024.html
4) 2004年3月28日付け日記。ファンク・ブラザースの音源をCD化。
The Funk Brothers’ Album Released
http://www.soulsearchin.com/soul-diary/archive/200403/diary20040328.html
5) 2004年3月29日付け日記。『ソウルブレンズ』でモータウン特集。
http://www.soulsearchin.com/soul-diary/archive/200403/diary20040329.html
6) 2004年5月6日付け日記。モータウン・ニュースいろいろ。
Motown, Motown, Motown: "To Be Loved" Would Be TV Mini-Series
http://www.soulsearchin.com/soul-diary/archive/200405/diary20040506.html
7) 2004/05/08 (Sat)
"Standing In The Shadows Of Motown" : Story Of Unsung Heroes
映画『永遠のモータウン』関連記事・特集
http://www.soulsearchin.com//soul-diary/archive/200405/diary20040508.html
8)ベリー・ゴーディー自伝 『モータウン、わが愛と夢』 (原題 To Be Loved)(東京FM出版より発売中)
モータウンレコード創始者、ベリー・ゴーディーの唯一の自伝。ゴーディーがいかにしてモータウンを設立し、これを世界的な大レーベルにしたか。ダイアナ・ロス、スティーヴィー、マーヴィン、スモーキーらとの知られざるエピソード満載。映画に感動したら、この本でさらに感動を増幅させてお楽しみください。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/492488068X/soulsearchiho-22/ref=nosim
9) その書籍『モータウン、わが愛と夢~ベリー・ゴーディー・トリビュート 』のサウンドトラック
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00005FMTW/soulsearchiho-22/ref%3Dnosim/249-2275356-8019517
10) 2004/11/28 (Sun)
DVD "Standing In The Shadows Of Motown" On "Soul Blends": The Brothers Are Family
国内盤DVD発売。特典映像の紹介。
http://www.soulsearchin.com//soul-diary/archive/200411/diary20041128.html
11) April 11, 2006
The Funk Brothers Live: Don’t Forget To Bring Lyrics Of "My Girl" ファンク・ブラザース初来日。そして、そのライヴ評。
http://blog.soulsearchin.com/archives/2006_04_11.html
12) April 16, 2006
The Funk Brothers Again: Standing In The Light Of Motown
ファンク・ブラザース:モータウンの栄光に立って
http://blog.soulsearchin.com/archives/2006_04_16.html
13)April 17, 2006
The Funk Brothers: Larry Johnson Story
http://www.soulsearchin.com/soul-diary/archive/200604/2006_04_17.html
14)February 04, 2007
Funk Brother Joe Hunter Dies Quietly At 79
【ファンク・ブラザー、ジョー・ハンター死去】
http://blog.soulsearchin.com/archives/001561.html
■ 新聞記事
Joe Hunter: 1927-2007
Motown’s first Funk Brother dies at age 79
http://www.detnews.com/apps/pbcs.dll/article?AID=2007702020459
Motown drummer Uriel Jones dies in Michigan
Wed Mar 25, 2009 1:12am
http://www.reuters.com/article/entertainmentNews/idUSTRE52O0Q520090325?feedType=RSS&feedName=entertainmentNews&rpc=22&sp=true
■ DVD 永遠のモータウン
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00062RJ9C/soulsearchiho-22/ref=nosim/
ENT>MUSIC>OBITUARY>Jones, Uriel June 13,1934 - March 24, 2009, 74
訃報。
1960年代に多くのヒットを放ったモータウン・サウンドの要であるドラムスを担当していたひとりであり、ファンク・ブラザースのメンバー、ユーリエル・ジョーンズ(ウリエルなどの表記も見られるが、ユーリエルが正しい発音。ユーレルのように聴こえることもある)2009年3月24日(火曜)、デトロイト郊外ディアボーンのオウクウッド・ホスピタル&メディカル・センターで死去した。74歳だった。2002年公開の映画『スタンディング・イン・ザ・シャドウズ・オブ・モータウン(邦題、永遠のモータウン)』撮影時にすでに心臓に病気があり、バイパス手術を受けていたがそれを隠していた。2009年2月に心臓発作を起こし入院。一時期快方に向かったが、24日容態が変わり死去した。
ユーリエル・ジョーンズは、1934年6月13日生まれ。1950年代からドラムスをプレイしだしたが、マーヴィン・ゲイのツアー・バンドのドラマーになったことから、1963年頃にモータウンのスタッフ・ドラマーとなる。それまでモータウンではベニー・ベンジャミンがメインのドラマーだったが、彼がドラッグ中毒でレコーディングにしばしば穴を開けたりするようになり、徐々にユーリエルの仕事が増えていった。モータウンにはもうひとり強力なドラマー、リチャード・ピストル・アレンがおり、ユーリエルとピストル・アレンが両巨頭となった。
ユーリエルの代表作は多数あるが、マーヴィン・ゲイ&タミー・テレルの「エイント・ノー・マウンテン・ハイ・イナフ」、ダイアナ・ロスの同曲のカヴァー、マーヴィンの「エイント・ザット・ペキュリアー」、「アイ・ハード・イット・スルー・ザ・グレイプヴァイン(悲しいうわさ)」、テンプテーションズの「クラウド・ナイン」「アイ・キャント・ゲット・ネクスト・トゥ・ユー」「エイント・トゥー・プラウド・トゥ・ベッグ」、ミラクルズの「アイ・セカンド・ザット・エモーション」、「トラックス・オブ・マイ・ティアーズ」、スティーヴィー・ワンダーの「フォー・ワンス・イン・マイ・ライフ」など。
また、彼はモータウンが1972年に本拠をロス・アンジェルスに移動しても、デトロイトに残り地元でミュージシャンとして活動していた。デトロイトの他のレーベル、ウェストバウンドやその他のインディ・レーベルでの録音も多数ある。モータウン時代の盟友でもあるギタリスト、デニス・コフィーのヒット「スコーピオ」のドラムもユーリエルだ。また、パーラメンツの「アイ・ウォナ・テスティファイ」のドラムスもユーリエルだという。
デニス・コフィーによれば「ユーリエルにとってモータウンは彼の人生だった。最終的に(映画の成功によって)多くの人に認められたことを彼は誇りに思っていた」という。またアレンジャーで多くの仕事をともにしたポール・ライザーは「ユーリエルのドラム・サウンドは3人のドラマーの中で(他にベニー、ピストル)もっともオープンでレイドバックしたものだった。そして、3人の中でもっともファンキーだった。同時にさまざまなタイプの音も作り出せた」と語る。
ユーリエルを始めとするファンク・ブラザースは2002年秋、映画『スタンディング・イン・ザ・シャドウズ・オブ・モータウン(邦題、永遠のモータウン)』でフィーチャーされ、一躍脚光を浴びた。その勇姿やインタヴューが同映画で見られる。
ジョーンズは、彼の妻ジューンと3人の子供たちによって送られるが、葬儀は3月31日火曜にグレイター・グレイス・テンプルで行われる予定。
■ ファンク・ブラザース関連記事。
ファンク・ブラザースの快進撃は2002年秋、アメリカで映画が公開されたニュースから始まった。
1) 2002年12月2日付け日記。全米で映画『スタンディング・イン・ザ・シャドウズ・オブ・モータウン』が公開されたというニュース。ファンク・ブラザースに関する第一報。もう4年も前のことになる。
http://www.soulsearchin.com/soul-diary/archive/200212/diary20021202.html
2) 2003年4月29日付け日記。ファンク・ブラザース・ライヴ評。そのファンク・ブラザースがニューヨークで行ったライヴのライヴ評。
http://www.soulsearchin.com/soul-diary/archive/200304/diary20030429.html
3) 2003年10月24日付け日記。日本でも映画の公開が決まり、『永遠のモータウン』の字幕付き試写を見ての映画評。
"Standing In The Shadows Of Motown": Motown’s Sparkle & Shadow
「モータウンの光と影」
http://www.soulsearchin.com/soul-diary/archive/200310/diary20031024.html
4) 2004年3月28日付け日記。ファンク・ブラザースの音源をCD化。
The Funk Brothers’ Album Released
http://www.soulsearchin.com/soul-diary/archive/200403/diary20040328.html
5) 2004年3月29日付け日記。『ソウルブレンズ』でモータウン特集。
http://www.soulsearchin.com/soul-diary/archive/200403/diary20040329.html
6) 2004年5月6日付け日記。モータウン・ニュースいろいろ。
Motown, Motown, Motown: "To Be Loved" Would Be TV Mini-Series
http://www.soulsearchin.com/soul-diary/archive/200405/diary20040506.html
7) 2004/05/08 (Sat)
"Standing In The Shadows Of Motown" : Story Of Unsung Heroes
映画『永遠のモータウン』関連記事・特集
http://www.soulsearchin.com//soul-diary/archive/200405/diary20040508.html
8)ベリー・ゴーディー自伝 『モータウン、わが愛と夢』 (原題 To Be Loved)(東京FM出版より発売中)
モータウンレコード創始者、ベリー・ゴーディーの唯一の自伝。ゴーディーがいかにしてモータウンを設立し、これを世界的な大レーベルにしたか。ダイアナ・ロス、スティーヴィー、マーヴィン、スモーキーらとの知られざるエピソード満載。映画に感動したら、この本でさらに感動を増幅させてお楽しみください。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/492488068X/soulsearchiho-22/ref=nosim
9) その書籍『モータウン、わが愛と夢~ベリー・ゴーディー・トリビュート 』のサウンドトラック
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00005FMTW/soulsearchiho-22/ref%3Dnosim/249-2275356-8019517
10) 2004/11/28 (Sun)
DVD "Standing In The Shadows Of Motown" On "Soul Blends": The Brothers Are Family
国内盤DVD発売。特典映像の紹介。
http://www.soulsearchin.com//soul-diary/archive/200411/diary20041128.html
11) April 11, 2006
The Funk Brothers Live: Don’t Forget To Bring Lyrics Of "My Girl" ファンク・ブラザース初来日。そして、そのライヴ評。
http://blog.soulsearchin.com/archives/2006_04_11.html
12) April 16, 2006
The Funk Brothers Again: Standing In The Light Of Motown
ファンク・ブラザース:モータウンの栄光に立って
http://blog.soulsearchin.com/archives/2006_04_16.html
13)April 17, 2006
The Funk Brothers: Larry Johnson Story
http://www.soulsearchin.com/soul-diary/archive/200604/2006_04_17.html
14)February 04, 2007
Funk Brother Joe Hunter Dies Quietly At 79
【ファンク・ブラザー、ジョー・ハンター死去】
http://blog.soulsearchin.com/archives/001561.html
■ 新聞記事
Joe Hunter: 1927-2007
Motown’s first Funk Brother dies at age 79
http://www.detnews.com/apps/pbcs.dll/article?AID=2007702020459
Motown drummer Uriel Jones dies in Michigan
Wed Mar 25, 2009 1:12am
http://www.reuters.com/article/entertainmentNews/idUSTRE52O0Q520090325?feedType=RSS&feedName=entertainmentNews&rpc=22&sp=true
■ DVD 永遠のモータウン
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00062RJ9C/soulsearchiho-22/ref=nosim/
ENT>MUSIC>OBITUARY>Jones, Uriel June 13,1934 - March 24, 2009, 74
◆【ジーノ・ジャム・ライヴ・アット・ブルース・アレイ】
家。
炸裂のベース・プレイヤー、日野賢二(ジーノ)のジーノ・ジャムのライヴが目黒のブルース・アレイで行われ、久々にセカンドだけ見に行った。この日はマルがゲスト・ヴォーカルで、マルのヴォーカルを見るのもかなり久しぶり。メンバーも気心知れた仲間たちで、ゆったりした中にもタイトな演奏が繰り広げられる。
フユのドラムス、ジーノ・ベース、そして、マサ小浜ギター、さらにふたりのK(ノブKとペニーK)のキーボードというリズム隊は相当強力で、世界のどこにもっていっても問題ない感じだ。
最初がジーノとマサの2人でジーノが歌う。2曲目3曲目でバンド・インスト、そして4曲目からマルが参加。あいかわらずいい喉を聴かせる。マルはやせたようで、さらに魅力が増していた。
ジーノが「イエー!(Yeah!)」というときに二本の腕で三角形の家の形を作る。それが「イエー」と「家」のジョークだということをジーノのMC説明で理解した。相変わらずオヤジギャグ炸裂中だ。ジーノはなんでも炸裂するのが好き。
なんとアンコールでピアノの国府弘子さんとリリコ改め露崎春女さんが登場して、シャカ・カーンなどでおなじみの「チュニジアの夜」をその場でみんなでやった。何も練習なしでさくっと出来てしまうところが、すごい。マルとリリコによるヴォーカルかけあいも大炸裂。いいものを見せてもらった。
ジーノ、露崎春女さん、国府弘子さんらは来る4月13日と14日、ブルース・アレイでジーノ・セッションとしてライヴを行う。
◎ JINO SESSION featuring 国府弘子スペシャルゲスト 露崎春女
日時 2009年4月13日(月)、4月14日(火)19時半~
場所 ブルース・アレイ 03-5740-6041・03-5496-4381
メンバー (B)日野JINO賢二 (Pf)国府弘子 (Ds)FUYU ★Special Guest (Vo)露崎春女
前売券 テーブル席(指定)5,500 立見(自由)5,000当日券は各料金500UP (各税込)
■ メンバー
(B)日野“JINO”賢二 (Key)NOBU-K、Penny-K (Ds)FUYU (G)マサ小浜(Sax)Andy Wulf (Vo)MARU
■ セットリスト
Setlist : Jino Jam @ Blues Alley, 2009/03/25
show started 21:35
01. While My Bass (Guitar) Gently Weep [Beatles] (Jino & Masa only)
02. Why Don’t You Call Me [Macy Gray]
03. Driving Force [Jino & Masa’s original]
maru joined
04. Tyron [Jino]
05. If I Ain’t Got You [Alicia Keys]
06. Rock Steady [Aretha Franklin]
Enc. A Night In Tunisia (And The Melody Still Lingers On) (+Kokubu Hiroko on keyboards, Tsuyuzaki Harumi on vocal)
show ended 22:58
(2009年3月25日水曜、目黒ブルース・アレイ=ジーノ・ジャム・ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>Jino Jam
2009-17
家。
炸裂のベース・プレイヤー、日野賢二(ジーノ)のジーノ・ジャムのライヴが目黒のブルース・アレイで行われ、久々にセカンドだけ見に行った。この日はマルがゲスト・ヴォーカルで、マルのヴォーカルを見るのもかなり久しぶり。メンバーも気心知れた仲間たちで、ゆったりした中にもタイトな演奏が繰り広げられる。
フユのドラムス、ジーノ・ベース、そして、マサ小浜ギター、さらにふたりのK(ノブKとペニーK)のキーボードというリズム隊は相当強力で、世界のどこにもっていっても問題ない感じだ。
最初がジーノとマサの2人でジーノが歌う。2曲目3曲目でバンド・インスト、そして4曲目からマルが参加。あいかわらずいい喉を聴かせる。マルはやせたようで、さらに魅力が増していた。
ジーノが「イエー!(Yeah!)」というときに二本の腕で三角形の家の形を作る。それが「イエー」と「家」のジョークだということをジーノのMC説明で理解した。相変わらずオヤジギャグ炸裂中だ。ジーノはなんでも炸裂するのが好き。
なんとアンコールでピアノの国府弘子さんとリリコ改め露崎春女さんが登場して、シャカ・カーンなどでおなじみの「チュニジアの夜」をその場でみんなでやった。何も練習なしでさくっと出来てしまうところが、すごい。マルとリリコによるヴォーカルかけあいも大炸裂。いいものを見せてもらった。
ジーノ、露崎春女さん、国府弘子さんらは来る4月13日と14日、ブルース・アレイでジーノ・セッションとしてライヴを行う。
◎ JINO SESSION featuring 国府弘子スペシャルゲスト 露崎春女
日時 2009年4月13日(月)、4月14日(火)19時半~
場所 ブルース・アレイ 03-5740-6041・03-5496-4381
メンバー (B)日野JINO賢二 (Pf)国府弘子 (Ds)FUYU ★Special Guest (Vo)露崎春女
前売券 テーブル席(指定)5,500 立見(自由)5,000当日券は各料金500UP (各税込)
■ メンバー
(B)日野“JINO”賢二 (Key)NOBU-K、Penny-K (Ds)FUYU (G)マサ小浜(Sax)Andy Wulf (Vo)MARU
■ セットリスト
Setlist : Jino Jam @ Blues Alley, 2009/03/25
show started 21:35
01. While My Bass (Guitar) Gently Weep [Beatles] (Jino & Masa only)
02. Why Don’t You Call Me [Macy Gray]
03. Driving Force [Jino & Masa’s original]
maru joined
04. Tyron [Jino]
05. If I Ain’t Got You [Alicia Keys]
06. Rock Steady [Aretha Franklin]
Enc. A Night In Tunisia (And The Melody Still Lingers On) (+Kokubu Hiroko on keyboards, Tsuyuzaki Harumi on vocal)
show ended 22:58
(2009年3月25日水曜、目黒ブルース・アレイ=ジーノ・ジャム・ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>Jino Jam
2009-17
★"Soul Galaxy : In The Magic Of Motown": Another Standing In The Shadows Of Motown Story
2009年3月25日 音楽★【『ソウル・ギャラクシー~モータウン編』~モータウン栄光の陰に隠れた男たちの物語】
陰。
昨日ご紹介した4月にリリースされるレア・シングル盤コレクション『ソウル・ギャラクシー』のモータウンものだが、このライナーがまたまた難航した。(笑) ほとんどのアーティストがシングルのみしかないということで、苦労しているが、ポリグラム・ニューヨークで多くのコンピレーションをてがけているハリー・ワインガーに助けを求めると、いくつかの曲の詳細貴重情報を教えてくれた。そのあたりは、すべてライナーに書き込むが、ハリーはさすがである。昨日書いたミラクルズのサンプルのみの「アイ・ケア・アバウト・デトロイト」については彼が教えてくれたもの。
たとえば、今回シングルのみアーティストのスタイリスツ(18曲目=セットリストは昨日のブログをご参照ください)とナチュラルズ(9曲目)は、実は同じグループだったそうだ。スタイリスツは、その名前からわかるように、ちょうど同じ頃、フィラデルフィアからスタイリスティックスというグループが登場し、大ブレイクしたので、とてもじゃないがこんな名前ではできないと、グループ名を変更せざるを得なかったらしい。
今回のコンピにはファンタスティック・フォーの曲が4曲収録されているが、どれもグループものとしてはいい楽曲。彼らは元々デトロイトのリック・ティックというマイナー・レーベルにいてそこそこヒットを放っていた。ところが、このレーベルが資金繰りがうまくいかなくなり、レーベル自体をベリー・ゴーディーに売却する。より大きなモータウン入りを彼らが喜ぶかと思いきや、実際はそうではなかった、などということがメンバーのインタヴューで明らかにされる。彼らによれば、モータウンにはそれこそテンプス、フォー・トップス、ミラクルズ、コントゥアーズなど多くの男性ヴォーカル・グループがいたので、とても彼らまでプッシュしてくれず、結局、埋もれてしまったというわけだ。彼はそこに大変不満を持ち、モータウンとの契約が切れると、また別のデトロイトのレーベル、イーストバウンド=ウエストバウンドに移籍する。
21曲目に入っている「ブラックメール」という曲は、ボビー・テイラーが歌っているが、これはもともとスティーヴィー・ワンダーを想定して作られたという。ところがスティーヴィーは録音せず、ボビーが録音、しかしこのヴァージョンもなかなかリリースされず、これと同じカラオケ(トラック)を使って、デイヴィッド・ラッフィンが録音した。
1960年代のモータウン作品にはR&B、ソウルを彷彿とさせていてすばらしいものが多数ある。モータウンとは、シュープリームス、テンプテーションズ、フォー・トップス、マーヴィン・ゲイなどのスーパースターだけではない。実は、無数の無名の埋もれたアーティストの上に、そうしたスーパースターが存在しているということを痛切に感じさせられる。そして、そうしたアーティストも、ほんのちょっとしたきっかけでスーパースターになるチャンスがあったのだ。だが、スーパースターになれるアーティストの枠は限られている。たまたま彼らはその枠の中に入り込むことができなかっただけなのである。これをご縁がなかった、というか、運命のいたずらだったというか。スターになる者はそういう星の下にいたのだ。
まさにもうひとつのStanding In The Shadows Of Motown(モータウンの栄光の陰に立ったアーティストたち)の物語がここにある。ひょっとしてファンク・ブラザースの次に注目すべきはこうしたシングルだけで日の目を浴びなかった現在行方の知れないアーティストたちかもしれない。
■ソウル・ギャラクシー~イン・ザ・マジック・オブ・モータウン
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B001RRX2ZK/soulsearchiho-22/ref=nosim/
ENT>ALBUM>Soul Galaxy Motown
陰。
昨日ご紹介した4月にリリースされるレア・シングル盤コレクション『ソウル・ギャラクシー』のモータウンものだが、このライナーがまたまた難航した。(笑) ほとんどのアーティストがシングルのみしかないということで、苦労しているが、ポリグラム・ニューヨークで多くのコンピレーションをてがけているハリー・ワインガーに助けを求めると、いくつかの曲の詳細貴重情報を教えてくれた。そのあたりは、すべてライナーに書き込むが、ハリーはさすがである。昨日書いたミラクルズのサンプルのみの「アイ・ケア・アバウト・デトロイト」については彼が教えてくれたもの。
たとえば、今回シングルのみアーティストのスタイリスツ(18曲目=セットリストは昨日のブログをご参照ください)とナチュラルズ(9曲目)は、実は同じグループだったそうだ。スタイリスツは、その名前からわかるように、ちょうど同じ頃、フィラデルフィアからスタイリスティックスというグループが登場し、大ブレイクしたので、とてもじゃないがこんな名前ではできないと、グループ名を変更せざるを得なかったらしい。
今回のコンピにはファンタスティック・フォーの曲が4曲収録されているが、どれもグループものとしてはいい楽曲。彼らは元々デトロイトのリック・ティックというマイナー・レーベルにいてそこそこヒットを放っていた。ところが、このレーベルが資金繰りがうまくいかなくなり、レーベル自体をベリー・ゴーディーに売却する。より大きなモータウン入りを彼らが喜ぶかと思いきや、実際はそうではなかった、などということがメンバーのインタヴューで明らかにされる。彼らによれば、モータウンにはそれこそテンプス、フォー・トップス、ミラクルズ、コントゥアーズなど多くの男性ヴォーカル・グループがいたので、とても彼らまでプッシュしてくれず、結局、埋もれてしまったというわけだ。彼はそこに大変不満を持ち、モータウンとの契約が切れると、また別のデトロイトのレーベル、イーストバウンド=ウエストバウンドに移籍する。
21曲目に入っている「ブラックメール」という曲は、ボビー・テイラーが歌っているが、これはもともとスティーヴィー・ワンダーを想定して作られたという。ところがスティーヴィーは録音せず、ボビーが録音、しかしこのヴァージョンもなかなかリリースされず、これと同じカラオケ(トラック)を使って、デイヴィッド・ラッフィンが録音した。
1960年代のモータウン作品にはR&B、ソウルを彷彿とさせていてすばらしいものが多数ある。モータウンとは、シュープリームス、テンプテーションズ、フォー・トップス、マーヴィン・ゲイなどのスーパースターだけではない。実は、無数の無名の埋もれたアーティストの上に、そうしたスーパースターが存在しているということを痛切に感じさせられる。そして、そうしたアーティストも、ほんのちょっとしたきっかけでスーパースターになるチャンスがあったのだ。だが、スーパースターになれるアーティストの枠は限られている。たまたま彼らはその枠の中に入り込むことができなかっただけなのである。これをご縁がなかった、というか、運命のいたずらだったというか。スターになる者はそういう星の下にいたのだ。
まさにもうひとつのStanding In The Shadows Of Motown(モータウンの栄光の陰に立ったアーティストたち)の物語がここにある。ひょっとしてファンク・ブラザースの次に注目すべきはこうしたシングルだけで日の目を浴びなかった現在行方の知れないアーティストたちかもしれない。
■ソウル・ギャラクシー~イン・ザ・マジック・オブ・モータウン
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B001RRX2ZK/soulsearchiho-22/ref=nosim/
ENT>ALBUM>Soul Galaxy Motown
▲【『ソウル・ギャラクシー』第二弾はモータウン・レア・シングル集】
入魂。
昨年秋にリリースされ大好評を得たレア・ソウル・シングルのコンピレーション『ソウル・ギャラクシー』の第二弾が4月に出ることになった。今回は、モータウン・レーベルからのレア・シングルを中心に集めたもの。
今回も例によってソウル・バー業界今年で30周年を迎える川畑満男氏選曲で、5-60曲の候補から最終的に23曲が選ばれた。当初収録予定だったものが権利関係がクリアできずにボツになったものがあり、下記23曲が最終的なラインアップとなった。(一部のネットCDショップなどに公開されている選曲リストは権利などがクリアになる前のもので、その後変更され下記23曲が確定曲です)
いずれもほぼシングル盤からの収録だが、モータウンからシングル盤が一般リリースされなかったプロモーション用シングルのみのリリースなども入っている。それが、下記リスト3のスモーキー・ロビンソン&ミラクルズの1968年の作品。
この「アイ・ケア・アバウト・デトロイト」は、1968年6月26日に録音され、7月10日にオーヴァーダビングされ、同月にラジオ局に対してプロモーション用シングルのみでリリースされた。B面はなくこの1曲だけ。これは前年に起こった暴動で破壊されたデトロイトを復興しようという目的で録音された作品。ちょうどマーティン・ルーサー・キング牧師の暗殺(1968年4月)からわずか3ヶ月というタイミングでリリースされた。
これを書いたジミー・ソウル・クラークは社会的な出来事を多く書くソングライターで、他にブレンダ・ハロウェイの「プレイ・イット・クール、ステイ・イン・スクール」(これもプロモ・オンリー)などを書いている。共作者のジャック・コムはデトロイトの広告代理店に勤めていた人物。
この曲は、その後、1971年『スターリング・ボール・ベネフィット』というパーティー参加者だけに配られたアルバムにステレオ・ヴァージョンが収録されたがこれも非売品。さらにその後、同ヴァージョンはミラクルズの35周年記念でリリースされたボックス・セットに収録され、ようやく一般発売となった。今回はこれがこのCDに収められる。
といった曰く因縁つきのレア曲満載の『ソウル・ギャラクシー』、選曲も入魂なら、ライナーも入魂執筆しています。お楽しみに。
曲目リストは次の通り。
『ソウル・ギャラクシー イン・ザ・マジック・オブ・モータウン』
01. The Contours / It’s So Hard Being Loser
02. The Contours / It’s Growing
03. Smokey Robinson & The Miracles / I Care About Detroit
04. The Fantastic Four / I Love You Madly
05. The Fantastic Four / On The Brighter Side Of A Blue World
06. The Monitors / Step By Step
07. Eric & The Vikings / I’m Truly Yours
08. Bottom & Company / Spread The News
09. The Naturals / The Good Things
10. The Sisters Love / My Love’s Yours (Till The End Of Time)
11. The Different Shades Of Brown / When The Hurt Is Put Back On You
12. Edwin Starr / There You Go
13. Bottom & Company / Gonna Find A True Love
14. G.C.Cameron / Don’t Wanna Play Pajama Games
15. Eric & The Vikings / It’s Too Much For Man To Take Too Long
16. Art & Honey / The Best Years Of My Life
17. The Fantastic Four / Just Another Lonely Night
18. The Stylists / What Is Love
19. The Courtship / It’s The Same Old Love
20. G.C.Cameron / Act Like A Shotgun
21. Bobby Taylor / Blackmail
22. The Fantastic Four / I’m Gonna Carry On
23. Third Creation / Rolling Down A Mountainside
24. The Temptations / Take Me Away
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B001RRX2ZK/soulsearchiho-22/ref=nosim/
ENT>ALBUM>Soul Galaxy Motown
入魂。
昨年秋にリリースされ大好評を得たレア・ソウル・シングルのコンピレーション『ソウル・ギャラクシー』の第二弾が4月に出ることになった。今回は、モータウン・レーベルからのレア・シングルを中心に集めたもの。
今回も例によってソウル・バー業界今年で30周年を迎える川畑満男氏選曲で、5-60曲の候補から最終的に23曲が選ばれた。当初収録予定だったものが権利関係がクリアできずにボツになったものがあり、下記23曲が最終的なラインアップとなった。(一部のネットCDショップなどに公開されている選曲リストは権利などがクリアになる前のもので、その後変更され下記23曲が確定曲です)
いずれもほぼシングル盤からの収録だが、モータウンからシングル盤が一般リリースされなかったプロモーション用シングルのみのリリースなども入っている。それが、下記リスト3のスモーキー・ロビンソン&ミラクルズの1968年の作品。
この「アイ・ケア・アバウト・デトロイト」は、1968年6月26日に録音され、7月10日にオーヴァーダビングされ、同月にラジオ局に対してプロモーション用シングルのみでリリースされた。B面はなくこの1曲だけ。これは前年に起こった暴動で破壊されたデトロイトを復興しようという目的で録音された作品。ちょうどマーティン・ルーサー・キング牧師の暗殺(1968年4月)からわずか3ヶ月というタイミングでリリースされた。
これを書いたジミー・ソウル・クラークは社会的な出来事を多く書くソングライターで、他にブレンダ・ハロウェイの「プレイ・イット・クール、ステイ・イン・スクール」(これもプロモ・オンリー)などを書いている。共作者のジャック・コムはデトロイトの広告代理店に勤めていた人物。
この曲は、その後、1971年『スターリング・ボール・ベネフィット』というパーティー参加者だけに配られたアルバムにステレオ・ヴァージョンが収録されたがこれも非売品。さらにその後、同ヴァージョンはミラクルズの35周年記念でリリースされたボックス・セットに収録され、ようやく一般発売となった。今回はこれがこのCDに収められる。
といった曰く因縁つきのレア曲満載の『ソウル・ギャラクシー』、選曲も入魂なら、ライナーも入魂執筆しています。お楽しみに。
曲目リストは次の通り。
『ソウル・ギャラクシー イン・ザ・マジック・オブ・モータウン』
01. The Contours / It’s So Hard Being Loser
02. The Contours / It’s Growing
03. Smokey Robinson & The Miracles / I Care About Detroit
04. The Fantastic Four / I Love You Madly
05. The Fantastic Four / On The Brighter Side Of A Blue World
06. The Monitors / Step By Step
07. Eric & The Vikings / I’m Truly Yours
08. Bottom & Company / Spread The News
09. The Naturals / The Good Things
10. The Sisters Love / My Love’s Yours (Till The End Of Time)
11. The Different Shades Of Brown / When The Hurt Is Put Back On You
12. Edwin Starr / There You Go
13. Bottom & Company / Gonna Find A True Love
14. G.C.Cameron / Don’t Wanna Play Pajama Games
15. Eric & The Vikings / It’s Too Much For Man To Take Too Long
16. Art & Honey / The Best Years Of My Life
17. The Fantastic Four / Just Another Lonely Night
18. The Stylists / What Is Love
19. The Courtship / It’s The Same Old Love
20. G.C.Cameron / Act Like A Shotgun
21. Bobby Taylor / Blackmail
22. The Fantastic Four / I’m Gonna Carry On
23. Third Creation / Rolling Down A Mountainside
24. The Temptations / Take Me Away
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B001RRX2ZK/soulsearchiho-22/ref=nosim/
ENT>ALBUM>Soul Galaxy Motown
■【無声映画『メトロポリス』に日野皓正、オマー・エドワーズの即興ライヴ】
圧巻。
1926年(昭和元年)に当時としては破格の予算で製作された無声映画『メトロポリス』は、SF映画の原点、傑作として映画関係者の間で高く評価されてきたが、その映像に、ジャズ界のカリスマ日野皓正と魂のタップ・ダンサー、オマー・エドワーズの即興的ライヴ演奏を共演させるという前代未聞のイヴェントが2009年3月20日から22日まで3日間、横浜のランドマーク・ホールで行われた。
この案内をもらってすぐに本ブログでもご紹介したが(2009年1月28日付け)、3日間全部見たいと思ったほど。なによりもオマーがこういう映像をバックに何をやるのか、そして、日野さんがどんな演奏を聴かせるのか、毎日、そのパフォーマンスは違うのか、などあらゆる点で興味をそそられたからだ。
始まる20分くらいまえに着いて楽屋に行くと、なんとまだオマーは来ていなかった。すると、奥にプロデューサーの立川直樹さんがいらっしゃったので話を聞いた。こんなことどうやって思いついたんですか。「いやあ、なんか思いついちゃったんだよ。以前ね、日野さんでチャップリンの映画のバックをやってもらったことがあって、あれはあれでまあ、よかったんだけど」というと、横の日野さんが「ちょっと甘かったけどね…。でも、これ(今回のもの)はいい」と。立川さん。「それでこのランドマークのプロデューサーに何かコラボレーションはできないかと相談されたときに、映画と日野さんとオマーを結びつけることを思いついたんだ」 このフィルムはかなりきれいになってるんですか。「なってる、劇場にかけても問題ないよ。デジタル処理されてるんだ。で、かなり復元されてきれいになったものを借りてきてね。これをドイツとかヨーロッパにもってきたいね」
僕はもちろんこの映画は見たことがない。ミュンヘンのジョルジオがこの映画のマニアでフィルムを集め、サントラ風のものを作ったのはおぼろげに知っていたが、実際のものは知らなかった。今回使用したものは2002年にデジタル編集されたものだそうだ。
舞台左に日野皓正クインテット、正面と舞台右に一段高くなってタップ台。正面にスクリーン。6分ほど押して暗転。日野皓正クインテットの演奏が始まると、スクリーンにフィルム上映。フィルムにはドイツ語の文字が出て、その日本語訳字幕が出る。最初の説明があり、本編にはいると、そのモノクロの映像の前にオマー・エドワーズがおもむろに登場。オマー用、バンドメンバー用にも映像が見えるようモニターが置いてある。オマーは、大きなスクリーンを見ながらタップを踏むが、これが見事。ちょうど何十人という工場労働者風の人たちが列を成して歩いていくシーンがあるのだが、そこにオマーが効果音を重ねるがごとくタップを踏む。もうこれは無声映画ではない。有声映画、有音映画といっていい。映像もクリーン。イメージが膨らむ映像だ。しかし、こんな未来を描いた映像が83年も前に製作されていたなんて、『2001年宇宙の旅』も真っ青だ。
冒頭の5分を見ただけでやられた。映像に音が生で演奏され、タップが生でやられ、一体どこにフォーカスしてみればいいのだろう。こっちも見たい、あっちも見たい。目が三つ欲しい。かつて無声映画にはその語り部たる弁士がいた。いま、この21世紀、日野皓正とオマー・エドワーズは見事にこの『メトロポリス』の弁士になっている。三位一体とはまさにこのこと。
これを見ていて思ったのは、日野皓正とオマーのコラボレーションだけでも十分おもしろいということだ。この『メトロポリス』があると、どうしても演奏もタップもある程度の枠組みができてしまい、自由度に限界がでてしまう。だが、もし映像がなく日野皓正の演奏とオマーのタップだけだったら、ジャズのアドリブのような完璧なインプロヴィゼーションができると思う。日野オマーのコール&レスポンスも、なんでもありだ。このセットだったら、たとえば90分程度のものにして、5曲くらいセットリストをつくっておいて、オマーの演目に日野さんがアドリブで演奏をつけるもの、逆に日野さんの演奏曲にオマーがアドリブで演奏をつけるものなどをやればとてもスリリングなものになると思う。
オマーがスクリーンを見ながらタップをするところなど、本当に圧巻だ。10分もしないうちに、彼の背中の半分くらいに汗がにじみ出ていた。
日野さんは、「これは一ヶ月くらいやってみたい」と言っていたそうだが、なるほど、ぜひお願いしたい。それにしても3日間、キャパ400席(しっかり映像が見えるように階段状の座席を組んである)完売というからランドマーク・ホール、すごい集客力。一月くらいはできそうな感じがした。
ただ一点戸惑ったのが、途中ですばらしい演奏やパフォーマンスがあっても、どうやって拍手すればいいのかわからなかった。なかなかできない…。(笑)これが日野&オマー・即興ライヴだったら、途中でいくらでも歓声やら拍手が巻き起こるのだろうが。
再演強く希望です。
■ オマー、日野皓正、過去関連記事
August 18, 2006
Hino Terumasa Talks: Hino Legend Is Here To Stay
【日野伝説かくありき】
http://blog.soulsearchin.com/archives/001208.html
↑これは、おもしろいです!
October 23, 2008
Omar Is Rhythm, Omar Is Music, Omar Is Singer: We Hear Omar’s Songs
【オマーのタップからオマーの歌が聴こえてくる】
http://blog.soulsearchin.com/archives/2008_10_23.html
October 25, 2008
Omar Edwards Talks (Part 2) : After The Dance
【オマー、電撃的タップ・ダンスの後に語る】
http://blog.soulsearchin.com/archives/2008_10_25.html
October 26, 2008
Omar Edwards (Part 3) : Talks About His Life: I Am Soul Dancer
【オマー(パート3)、人生を語る】
http://blog.soulsearchin.com/archives/2008_10_26.html
これは4パートの中でも、特にいいストーリーだ。
October 27, 2008
Omar (Part 4): I Am Singing, Space Is Most Important Thing
【オマー・エドワーズ(パート4)~足と体で歌うオマー】
http://blog.soulsearchin.com/archives/2008_10_27.html
タップ・ダンサー、オマー・エドワーズ一連の4部作。読み応えたっぷり。
January 28, 2009
Omar Will Be Coming To Japan March To Collaborate With Hino Terumasa
http://blog.soulsearchin.com/archives/2009_01_28.html
■ メンバー
日野皓正(トランペット)、多田誠司(サックス)、石井彰(ピアノ)、金沢英明(ベース)、和丸(ドラムス)、オマー・エドワーズ(タップ)
(2009年22日日曜、横浜ランドマーク・ホール=日野皓正、オマー・エドワーズ、映画『メトロポリス』ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>Hino, Terumasa / Edwards, Omar
ENT>MOVIE>Metropoli
2009-16
圧巻。
1926年(昭和元年)に当時としては破格の予算で製作された無声映画『メトロポリス』は、SF映画の原点、傑作として映画関係者の間で高く評価されてきたが、その映像に、ジャズ界のカリスマ日野皓正と魂のタップ・ダンサー、オマー・エドワーズの即興的ライヴ演奏を共演させるという前代未聞のイヴェントが2009年3月20日から22日まで3日間、横浜のランドマーク・ホールで行われた。
この案内をもらってすぐに本ブログでもご紹介したが(2009年1月28日付け)、3日間全部見たいと思ったほど。なによりもオマーがこういう映像をバックに何をやるのか、そして、日野さんがどんな演奏を聴かせるのか、毎日、そのパフォーマンスは違うのか、などあらゆる点で興味をそそられたからだ。
始まる20分くらいまえに着いて楽屋に行くと、なんとまだオマーは来ていなかった。すると、奥にプロデューサーの立川直樹さんがいらっしゃったので話を聞いた。こんなことどうやって思いついたんですか。「いやあ、なんか思いついちゃったんだよ。以前ね、日野さんでチャップリンの映画のバックをやってもらったことがあって、あれはあれでまあ、よかったんだけど」というと、横の日野さんが「ちょっと甘かったけどね…。でも、これ(今回のもの)はいい」と。立川さん。「それでこのランドマークのプロデューサーに何かコラボレーションはできないかと相談されたときに、映画と日野さんとオマーを結びつけることを思いついたんだ」 このフィルムはかなりきれいになってるんですか。「なってる、劇場にかけても問題ないよ。デジタル処理されてるんだ。で、かなり復元されてきれいになったものを借りてきてね。これをドイツとかヨーロッパにもってきたいね」
僕はもちろんこの映画は見たことがない。ミュンヘンのジョルジオがこの映画のマニアでフィルムを集め、サントラ風のものを作ったのはおぼろげに知っていたが、実際のものは知らなかった。今回使用したものは2002年にデジタル編集されたものだそうだ。
舞台左に日野皓正クインテット、正面と舞台右に一段高くなってタップ台。正面にスクリーン。6分ほど押して暗転。日野皓正クインテットの演奏が始まると、スクリーンにフィルム上映。フィルムにはドイツ語の文字が出て、その日本語訳字幕が出る。最初の説明があり、本編にはいると、そのモノクロの映像の前にオマー・エドワーズがおもむろに登場。オマー用、バンドメンバー用にも映像が見えるようモニターが置いてある。オマーは、大きなスクリーンを見ながらタップを踏むが、これが見事。ちょうど何十人という工場労働者風の人たちが列を成して歩いていくシーンがあるのだが、そこにオマーが効果音を重ねるがごとくタップを踏む。もうこれは無声映画ではない。有声映画、有音映画といっていい。映像もクリーン。イメージが膨らむ映像だ。しかし、こんな未来を描いた映像が83年も前に製作されていたなんて、『2001年宇宙の旅』も真っ青だ。
冒頭の5分を見ただけでやられた。映像に音が生で演奏され、タップが生でやられ、一体どこにフォーカスしてみればいいのだろう。こっちも見たい、あっちも見たい。目が三つ欲しい。かつて無声映画にはその語り部たる弁士がいた。いま、この21世紀、日野皓正とオマー・エドワーズは見事にこの『メトロポリス』の弁士になっている。三位一体とはまさにこのこと。
これを見ていて思ったのは、日野皓正とオマーのコラボレーションだけでも十分おもしろいということだ。この『メトロポリス』があると、どうしても演奏もタップもある程度の枠組みができてしまい、自由度に限界がでてしまう。だが、もし映像がなく日野皓正の演奏とオマーのタップだけだったら、ジャズのアドリブのような完璧なインプロヴィゼーションができると思う。日野オマーのコール&レスポンスも、なんでもありだ。このセットだったら、たとえば90分程度のものにして、5曲くらいセットリストをつくっておいて、オマーの演目に日野さんがアドリブで演奏をつけるもの、逆に日野さんの演奏曲にオマーがアドリブで演奏をつけるものなどをやればとてもスリリングなものになると思う。
オマーがスクリーンを見ながらタップをするところなど、本当に圧巻だ。10分もしないうちに、彼の背中の半分くらいに汗がにじみ出ていた。
日野さんは、「これは一ヶ月くらいやってみたい」と言っていたそうだが、なるほど、ぜひお願いしたい。それにしても3日間、キャパ400席(しっかり映像が見えるように階段状の座席を組んである)完売というからランドマーク・ホール、すごい集客力。一月くらいはできそうな感じがした。
ただ一点戸惑ったのが、途中ですばらしい演奏やパフォーマンスがあっても、どうやって拍手すればいいのかわからなかった。なかなかできない…。(笑)これが日野&オマー・即興ライヴだったら、途中でいくらでも歓声やら拍手が巻き起こるのだろうが。
再演強く希望です。
■ オマー、日野皓正、過去関連記事
August 18, 2006
Hino Terumasa Talks: Hino Legend Is Here To Stay
【日野伝説かくありき】
http://blog.soulsearchin.com/archives/001208.html
↑これは、おもしろいです!
October 23, 2008
Omar Is Rhythm, Omar Is Music, Omar Is Singer: We Hear Omar’s Songs
【オマーのタップからオマーの歌が聴こえてくる】
http://blog.soulsearchin.com/archives/2008_10_23.html
October 25, 2008
Omar Edwards Talks (Part 2) : After The Dance
【オマー、電撃的タップ・ダンスの後に語る】
http://blog.soulsearchin.com/archives/2008_10_25.html
October 26, 2008
Omar Edwards (Part 3) : Talks About His Life: I Am Soul Dancer
【オマー(パート3)、人生を語る】
http://blog.soulsearchin.com/archives/2008_10_26.html
これは4パートの中でも、特にいいストーリーだ。
October 27, 2008
Omar (Part 4): I Am Singing, Space Is Most Important Thing
【オマー・エドワーズ(パート4)~足と体で歌うオマー】
http://blog.soulsearchin.com/archives/2008_10_27.html
タップ・ダンサー、オマー・エドワーズ一連の4部作。読み応えたっぷり。
January 28, 2009
Omar Will Be Coming To Japan March To Collaborate With Hino Terumasa
http://blog.soulsearchin.com/archives/2009_01_28.html
■ メンバー
日野皓正(トランペット)、多田誠司(サックス)、石井彰(ピアノ)、金沢英明(ベース)、和丸(ドラムス)、オマー・エドワーズ(タップ)
(2009年22日日曜、横浜ランドマーク・ホール=日野皓正、オマー・エドワーズ、映画『メトロポリス』ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>Hino, Terumasa / Edwards, Omar
ENT>MOVIE>Metropoli
2009-16
(前日からのつづき。ライヴの内容に触れます。これからごらんになる方で事前に情報を知りたくない方はご注意ください)
●【ジョー・サンプル、サイン会で1時間以上サインを続ける】
集中。
何か前日よりはるかに集中してしまった。あっという間に終わった感じがした。ライヴは生もの、まったく同じことは2度とないことは百も承知なのだが、それでも、たとえば観客ののり、ミュージシャンの気持ち、テンション、自身がうまくいいパフォーマンスをできているかどうかなど、さまざまな要素によって、その日の出来も、また感じ方も千差万別だ。
ジョーのピアノを見ていると、この70歳のピアニストには定年などまるでないかのようだ。そして、彼の端々に感じられる謙虚さが美しい。ジョーのピアノは、最初のメロディーが叩かれた瞬間からやられる。そして、10本の指から奏でられるメロディーは愛にあふれる。Melodies Of Love...
そして、ランディーの歌は曲の最初の歌詞の、最初の一語、その最初の一文字が発声された瞬間、やられる。ステージのバックは無地の何も描かれていない単なるバックドロップだが、そこにジョーとランディーが自由自在に絵を描いていくようだ。彼らが作る音が、聴く者にあたかもバックドロップに映像があるかのように思わせる。彼らは、ドラムスの名手スティーヴ・ガッド、ベースのニック・サンプルのサポートを得て、白いキャンヴァスに絵を描くアーティストのようだ。
この日は前日のピアノと別のものに入れ替え、ジョーはかなりご機嫌になっていた。「こっちのほうがマッチ・ベターだ!」 終わった後のスタンディング・オヴェーションは大変なものだった。ピアノを変えたためもあるのだろう。1階のほとんどの人が立ち上がっていたのではないだろうか。
ライヴ後、前日も行ったサイン会。この日も行われたが、もともと色紙に何枚かサインして抽選でファンにあげようかという話しだったのが、「それならサイン会やるよ、そうすればCDも売れるんだろ」ということで急遽決まったらしい。オーチャードのキャパからすると、大変な人数が並ぶ。150人以上の人たちが並んだらしい。それぞれに名前を丁寧に書くので、かなり時間がかかる。この日も1時間10分以上かかっていた。マネージャーのパット氏が「あそこが、列の最後だ(That’s the end of line)」と言った。End Of The Line...
ジョー・サンプル、定年なきピアニスト。生涯ピアニスト。
(この項続くかも)
■ ジョー・サンプル&ランディー・クロフォード・ライヴ今日最終日
2009年3月22日(日) Bunkamura オーチャード・ホール
開場3:30pm/開演4:00pm 全席指定¥6,825(税込) 当日券7500円
(当日券、あります)
企画・招聘・制作/総合お問合せ:JECインターナショナル TEL:03-5474-5944 URL: http://www.jec-international.co.jp
■ メンバー
ジョー・サンプル Joe Sample (Piano)
ランディー・クロフォード Randy Crawford (Vocal)
スティーヴ・ガッド Steve Gadd (Drums)
ニック・サンプル Nick Sample (Bass)
■セットリスト ジョー・サンプル&ランディー・クロフォード
Setlist : Joe Sample & Randy Crawford At Orchard Hall, March 21, 2009
show started 17:06
(Joe with Nick & Steve)
01. Hipping The Hop [George Benson CD "Absolute Benson", 2000]
02. Spellbound [From Joe’s CD "Spellbound", 1989]
03. Memories [From Joe’s CD "Pecan Tree", 2002]
04. Souly Creole [From Joe’s CD "Old Places, Old Faces", 1995]
05. Melodies Of Love (Solo) [From Joe’s "Rainbow Seeker", 1978]
06. Gee Baby, Ain’t I Good To You [Nat King Cole, Nancy Wilson, Ray Charles, etc.]
----(Randy joined)
07. But Beautiful [From "Feeling Good" CD, 2006]
08. Rio De Janeiro Blue [From "Feeling Good" CD]
09. Everybody’s Talking [From "Feeling Good" CD]
10. This Better Earth [From "No Regrets" CD, 2008]
11. Respect Yourself [From "No Regrets" CD]
12. No Regrets [From "No Regrets" CD]
13. Me, Myself & I [From "No Regrets" CD]
14. Feeling Good [From "Feeling Good" CD]
15. Tell Me More And More And Then Some [From "Feeling Good" CD]
16. End Of The Line [From "Feeling Good" CD]
17. One Day I’ll Fly Away [From "Now We May Begin", 1980]
18. Street Life [From "Street Life", 1979]
Enc. Almaz [From "Abstract Emotions", 1986]
Enc. Last Night At The Danceland [From "Feeling Good" CD, "Now We May Begin", 1980]
show ended 18:52
(2009年3月21日土曜、渋谷文化村オーチャード・ホール=ジョー・サンプル、ランディー・クロフォード・ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>Sample, Joe & Crawford, Randy
2009-15
●【ジョー・サンプル、サイン会で1時間以上サインを続ける】
集中。
何か前日よりはるかに集中してしまった。あっという間に終わった感じがした。ライヴは生もの、まったく同じことは2度とないことは百も承知なのだが、それでも、たとえば観客ののり、ミュージシャンの気持ち、テンション、自身がうまくいいパフォーマンスをできているかどうかなど、さまざまな要素によって、その日の出来も、また感じ方も千差万別だ。
ジョーのピアノを見ていると、この70歳のピアニストには定年などまるでないかのようだ。そして、彼の端々に感じられる謙虚さが美しい。ジョーのピアノは、最初のメロディーが叩かれた瞬間からやられる。そして、10本の指から奏でられるメロディーは愛にあふれる。Melodies Of Love...
そして、ランディーの歌は曲の最初の歌詞の、最初の一語、その最初の一文字が発声された瞬間、やられる。ステージのバックは無地の何も描かれていない単なるバックドロップだが、そこにジョーとランディーが自由自在に絵を描いていくようだ。彼らが作る音が、聴く者にあたかもバックドロップに映像があるかのように思わせる。彼らは、ドラムスの名手スティーヴ・ガッド、ベースのニック・サンプルのサポートを得て、白いキャンヴァスに絵を描くアーティストのようだ。
この日は前日のピアノと別のものに入れ替え、ジョーはかなりご機嫌になっていた。「こっちのほうがマッチ・ベターだ!」 終わった後のスタンディング・オヴェーションは大変なものだった。ピアノを変えたためもあるのだろう。1階のほとんどの人が立ち上がっていたのではないだろうか。
ライヴ後、前日も行ったサイン会。この日も行われたが、もともと色紙に何枚かサインして抽選でファンにあげようかという話しだったのが、「それならサイン会やるよ、そうすればCDも売れるんだろ」ということで急遽決まったらしい。オーチャードのキャパからすると、大変な人数が並ぶ。150人以上の人たちが並んだらしい。それぞれに名前を丁寧に書くので、かなり時間がかかる。この日も1時間10分以上かかっていた。マネージャーのパット氏が「あそこが、列の最後だ(That’s the end of line)」と言った。End Of The Line...
ジョー・サンプル、定年なきピアニスト。生涯ピアニスト。
(この項続くかも)
■ ジョー・サンプル&ランディー・クロフォード・ライヴ今日最終日
2009年3月22日(日) Bunkamura オーチャード・ホール
開場3:30pm/開演4:00pm 全席指定¥6,825(税込) 当日券7500円
(当日券、あります)
企画・招聘・制作/総合お問合せ:JECインターナショナル TEL:03-5474-5944 URL: http://www.jec-international.co.jp
■ メンバー
ジョー・サンプル Joe Sample (Piano)
ランディー・クロフォード Randy Crawford (Vocal)
スティーヴ・ガッド Steve Gadd (Drums)
ニック・サンプル Nick Sample (Bass)
■セットリスト ジョー・サンプル&ランディー・クロフォード
Setlist : Joe Sample & Randy Crawford At Orchard Hall, March 21, 2009
show started 17:06
(Joe with Nick & Steve)
01. Hipping The Hop [George Benson CD "Absolute Benson", 2000]
02. Spellbound [From Joe’s CD "Spellbound", 1989]
03. Memories [From Joe’s CD "Pecan Tree", 2002]
04. Souly Creole [From Joe’s CD "Old Places, Old Faces", 1995]
05. Melodies Of Love (Solo) [From Joe’s "Rainbow Seeker", 1978]
06. Gee Baby, Ain’t I Good To You [Nat King Cole, Nancy Wilson, Ray Charles, etc.]
----(Randy joined)
07. But Beautiful [From "Feeling Good" CD, 2006]
08. Rio De Janeiro Blue [From "Feeling Good" CD]
09. Everybody’s Talking [From "Feeling Good" CD]
10. This Better Earth [From "No Regrets" CD, 2008]
11. Respect Yourself [From "No Regrets" CD]
12. No Regrets [From "No Regrets" CD]
13. Me, Myself & I [From "No Regrets" CD]
14. Feeling Good [From "Feeling Good" CD]
15. Tell Me More And More And Then Some [From "Feeling Good" CD]
16. End Of The Line [From "Feeling Good" CD]
17. One Day I’ll Fly Away [From "Now We May Begin", 1980]
18. Street Life [From "Street Life", 1979]
Enc. Almaz [From "Abstract Emotions", 1986]
Enc. Last Night At The Danceland [From "Feeling Good" CD, "Now We May Begin", 1980]
show ended 18:52
(2009年3月21日土曜、渋谷文化村オーチャード・ホール=ジョー・サンプル、ランディー・クロフォード・ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>Sample, Joe & Crawford, Randy
2009-15
(ライヴの内容に触れます。これからごらんになる方で事前に情報を知りたくない方はご注意ください)
⊿【ジョー・サンプル&ランディー・クロフォード・ライヴ~スペースがある音楽】
天衣無縫。
すでに2枚のアルバムを出した名匠ジョー・サンプルとディーヴァ、ランディー・クロフォードのライヴ、これに巨匠スティーヴ・ガッドとジョーの息子ニック・サンプルが加わり、珠玉の休日を演出してくれた。ジョー&ランディーとしては2007年9月の東京ジャズ以来約1年半ぶりのもの。前回はトータルで1時間程度だったが今回は1時間40分ほどのフル・ショーだ。
この大きなホール(収容約2150)がほぼ満員。年齢層もかなり高く、また、ピアノをやっています風のひとたちも多く見受けられた。前半6曲ほどをトリオで(1曲だけ純粋ソロで「メロディーズ・オブ・ラヴ」!)、そして、ランディーを招いてのショー。
前半でジョーの解説の中で、「この曲をライヴで初めてやったのは、札幌だった。お聴きになればわかると思います」と言って「メロディーズ・オブ・ラヴ」を始めたのには驚いた。なるほど、そう言われると本編に入る前のイントロのいつもアドリブをやる部分は、粉雪でも降ってきそうな雰囲気を醸し出す。
ジョーのパフォーマンスは、いつでも「スペース」があるところが実に気持ちいい。それは聴く者にイマジネーションを与えるスペースと言ってもいい。聴く側が自由にそのジョーの音と戯れることができるのだ。
そしてランディーが登場。あの震えるような声が天井の高いオーチャード・ホールに響き渡る。それにしても、音が小さい。ふだん、ビルボードやブルーノートなどの小さい会場で聴くのに慣れてしまったせいか、音圧感がなく、まるでレコード(CD)を聴いているかのよう。名匠スティーヴ・ガッドが恐ろしく、抑えたトーンでプレイする。
天衣無縫、天真爛漫、自由奔放…。ランディーはまさにそんな風に形容できる。ランディーは、ジョーとの最近作2枚からの曲を中心に歌う。「エンド・オブ・ザ・ライン」では、ステージを右に左に動き、ラインの最後(端)で歌う。ときおり、マイクを口元から離し、生声で歌ったりもする。ランディーの歌声は歌心があり、そして暖かい。彼女の歌声にもスペースがある。それは宇宙と言い換えてもいいかもしれない。
ひときわ大歓声があがったのが、ジョーがピアノを最初の数音を弾きランディーが「I still hang around…」と歌いだした瞬間。「ストリート・ライフ」のイントロ、1979年、ちょうど30年前のヒットだ。
映画は2時間かけて人々を感動させるが、音楽というものは1曲だけでも、人を感動させられる。その曲に何か思い入れでもあれば、3分で泣かせられるのが音楽だ。ジョーやランディーの音楽にはそうした要素がふんだんにある。
ライヴ後、CD即売会、そしてなんとサイン会が行われた。ライヴ後一瞬だけ会い、ジョーに「ものすごい人たちが並んでますよ」と言うと、「サイン会はクルセイダーズ時代にはいつもやってたことだよ」とこともなげに言った。彼がかつて言っていた「お客さんを絶対に見下ろしてはいけない」という言葉を思い出した。
(この項続くかも)
■ ジョー・サンプル&ランディー・クロフォード・ライヴあと今日と明日
2009年3月21日(土) Bunkamura オーチャード・ホール
開場4:30pm/開演5:00pm 全席指定¥6,825(税込)
3月22日(日) Bunkamura オーチャード・ホール
開場3:30pm/開演4:00pm 全席指定¥6,825(税込)
(どちらも当日券、あります)
企画・招聘・制作/総合お問合せ:JECインターナショナル TEL:03-5474-5944 URL: http://www.jec-international.co.jp
■ ジョー・サンプル、ランディー・クロフォード、クルセイダーズ過去関連記事
October 03, 2008
Joe Sample Talks (Part 1) : No Regrets Is Second Piece Of Potato Chips
http://blog.soulsearchin.com/archives/2008_10_03.html
『ノー・リグレッツ』についてのインタヴュー
October 04, 2008
Joe Sample Talks (Part 2): Dave Koz Live: The Most Choreographed Sax Player In The Jazz
http://blog.soulsearchin.com/archives/2008_10_04.html
October 05, 2008
Joe Sample Talks (Part 3) : Historian Joe Lectured Us
http://blog.soulsearchin.com/archives/2008_10_05.html
(ここに膨大な量のジョー関連過去記事一覧)
October 06, 2008
Joe Sample (Part 4) : Sample At Le Sample
http://blog.soulsearchin.com/archives/2008_10_06.html
September 22, 2007
Tokyo Jazz 2007: Joe Sample & Randy Crawford, Candy, Etc.
http://blog.soulsearchin.com/archives/002038.html
■ ジョー&ランディー最新作『ノー・リグレッツ』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B001D08OXQ/soulsearchiho-22/ref=nosim/"
◎フィーリング・グッド
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B000FTW8YC/soulsearchiho-22/ref=nosim/
■ メンバー
ジョー・サンプル Joe Sample (Piano)
ランディー・クロフォード Randy Crawford (Vocal)
スティーヴ・ガッド Steve Gadd (Drums)
ニック・サンプル Nick Sample (Bass)
■セットリスト ジョー・サンプル&ランディー・クロフォード
Setlist : Joe Sample & Randy Crawford At Orchard Hall, March 20, 2009
show started 17:05
(Joe with Nick & Steve)
01. Hipping The Hop (with Nick & Steve)[George Benson CD "Absolute Benson"]
02. Spellbound [From Joe’s CD "Spellbound", 1989]
03. Memories [From Joe’s CD "Pecan Tree", 2002]
04. Souly Creole [From Joe’s CD "Old Places, Old Faces", 1995]
05. Melodies Of Love (Solo) [From Joe’s "Rainbow Seeker", 1978]
06. Gee Baby, Ain’t I Good To You [Nat King Cole, Nancy Wilson, Ray Charles, etc.]
----(Randy joined)
07. But Beautiful [From "Feeling Good" CD]
08. Rio De Janeiro Blue [From "Feeling Good" CD]
09. Everybody’s Talking [From "Feeling Good" CD]
10. This Better Earth [From "No Regrets" CD]
11. Respect Yourself [From "No Regrets" CD]
12. No Regrets [From "No Regrets" CD]
13. Me, Myself & I [From "No Regrets" CD]
14. Feeling Good [From "Feeling Good" CD]
15. Tell Me More And More And Then Some [From "Feeling Good" CD]
16. End Of The Line [From "Feeling Good" CD]
17. One Day I’ll Fly Away [From "Now We May Begin"]
18. Street Life [From "Street Life"]
Enc. Almaz [From "Abstract Emotions"]
Enc. Happiness Is A Thing Called Joe [Ella, Judy, Woody Herman, etc]
show ended 18:45
(2009年3月20日金曜、渋谷文化村オーチャード・ホール=ジョー・サンプル、ランディー・クロフォード・ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>Sample, Joe & Crawford, Randy
2009-14
⊿【ジョー・サンプル&ランディー・クロフォード・ライヴ~スペースがある音楽】
天衣無縫。
すでに2枚のアルバムを出した名匠ジョー・サンプルとディーヴァ、ランディー・クロフォードのライヴ、これに巨匠スティーヴ・ガッドとジョーの息子ニック・サンプルが加わり、珠玉の休日を演出してくれた。ジョー&ランディーとしては2007年9月の東京ジャズ以来約1年半ぶりのもの。前回はトータルで1時間程度だったが今回は1時間40分ほどのフル・ショーだ。
この大きなホール(収容約2150)がほぼ満員。年齢層もかなり高く、また、ピアノをやっています風のひとたちも多く見受けられた。前半6曲ほどをトリオで(1曲だけ純粋ソロで「メロディーズ・オブ・ラヴ」!)、そして、ランディーを招いてのショー。
前半でジョーの解説の中で、「この曲をライヴで初めてやったのは、札幌だった。お聴きになればわかると思います」と言って「メロディーズ・オブ・ラヴ」を始めたのには驚いた。なるほど、そう言われると本編に入る前のイントロのいつもアドリブをやる部分は、粉雪でも降ってきそうな雰囲気を醸し出す。
ジョーのパフォーマンスは、いつでも「スペース」があるところが実に気持ちいい。それは聴く者にイマジネーションを与えるスペースと言ってもいい。聴く側が自由にそのジョーの音と戯れることができるのだ。
そしてランディーが登場。あの震えるような声が天井の高いオーチャード・ホールに響き渡る。それにしても、音が小さい。ふだん、ビルボードやブルーノートなどの小さい会場で聴くのに慣れてしまったせいか、音圧感がなく、まるでレコード(CD)を聴いているかのよう。名匠スティーヴ・ガッドが恐ろしく、抑えたトーンでプレイする。
天衣無縫、天真爛漫、自由奔放…。ランディーはまさにそんな風に形容できる。ランディーは、ジョーとの最近作2枚からの曲を中心に歌う。「エンド・オブ・ザ・ライン」では、ステージを右に左に動き、ラインの最後(端)で歌う。ときおり、マイクを口元から離し、生声で歌ったりもする。ランディーの歌声は歌心があり、そして暖かい。彼女の歌声にもスペースがある。それは宇宙と言い換えてもいいかもしれない。
ひときわ大歓声があがったのが、ジョーがピアノを最初の数音を弾きランディーが「I still hang around…」と歌いだした瞬間。「ストリート・ライフ」のイントロ、1979年、ちょうど30年前のヒットだ。
映画は2時間かけて人々を感動させるが、音楽というものは1曲だけでも、人を感動させられる。その曲に何か思い入れでもあれば、3分で泣かせられるのが音楽だ。ジョーやランディーの音楽にはそうした要素がふんだんにある。
ライヴ後、CD即売会、そしてなんとサイン会が行われた。ライヴ後一瞬だけ会い、ジョーに「ものすごい人たちが並んでますよ」と言うと、「サイン会はクルセイダーズ時代にはいつもやってたことだよ」とこともなげに言った。彼がかつて言っていた「お客さんを絶対に見下ろしてはいけない」という言葉を思い出した。
(この項続くかも)
■ ジョー・サンプル&ランディー・クロフォード・ライヴあと今日と明日
2009年3月21日(土) Bunkamura オーチャード・ホール
開場4:30pm/開演5:00pm 全席指定¥6,825(税込)
3月22日(日) Bunkamura オーチャード・ホール
開場3:30pm/開演4:00pm 全席指定¥6,825(税込)
(どちらも当日券、あります)
企画・招聘・制作/総合お問合せ:JECインターナショナル TEL:03-5474-5944 URL: http://www.jec-international.co.jp
■ ジョー・サンプル、ランディー・クロフォード、クルセイダーズ過去関連記事
October 03, 2008
Joe Sample Talks (Part 1) : No Regrets Is Second Piece Of Potato Chips
http://blog.soulsearchin.com/archives/2008_10_03.html
『ノー・リグレッツ』についてのインタヴュー
October 04, 2008
Joe Sample Talks (Part 2): Dave Koz Live: The Most Choreographed Sax Player In The Jazz
http://blog.soulsearchin.com/archives/2008_10_04.html
October 05, 2008
Joe Sample Talks (Part 3) : Historian Joe Lectured Us
http://blog.soulsearchin.com/archives/2008_10_05.html
(ここに膨大な量のジョー関連過去記事一覧)
October 06, 2008
Joe Sample (Part 4) : Sample At Le Sample
http://blog.soulsearchin.com/archives/2008_10_06.html
September 22, 2007
Tokyo Jazz 2007: Joe Sample & Randy Crawford, Candy, Etc.
http://blog.soulsearchin.com/archives/002038.html
■ ジョー&ランディー最新作『ノー・リグレッツ』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B001D08OXQ/soulsearchiho-22/ref=nosim/"
◎フィーリング・グッド
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B000FTW8YC/soulsearchiho-22/ref=nosim/
■ メンバー
ジョー・サンプル Joe Sample (Piano)
ランディー・クロフォード Randy Crawford (Vocal)
スティーヴ・ガッド Steve Gadd (Drums)
ニック・サンプル Nick Sample (Bass)
■セットリスト ジョー・サンプル&ランディー・クロフォード
Setlist : Joe Sample & Randy Crawford At Orchard Hall, March 20, 2009
show started 17:05
(Joe with Nick & Steve)
01. Hipping The Hop (with Nick & Steve)[George Benson CD "Absolute Benson"]
02. Spellbound [From Joe’s CD "Spellbound", 1989]
03. Memories [From Joe’s CD "Pecan Tree", 2002]
04. Souly Creole [From Joe’s CD "Old Places, Old Faces", 1995]
05. Melodies Of Love (Solo) [From Joe’s "Rainbow Seeker", 1978]
06. Gee Baby, Ain’t I Good To You [Nat King Cole, Nancy Wilson, Ray Charles, etc.]
----(Randy joined)
07. But Beautiful [From "Feeling Good" CD]
08. Rio De Janeiro Blue [From "Feeling Good" CD]
09. Everybody’s Talking [From "Feeling Good" CD]
10. This Better Earth [From "No Regrets" CD]
11. Respect Yourself [From "No Regrets" CD]
12. No Regrets [From "No Regrets" CD]
13. Me, Myself & I [From "No Regrets" CD]
14. Feeling Good [From "Feeling Good" CD]
15. Tell Me More And More And Then Some [From "Feeling Good" CD]
16. End Of The Line [From "Feeling Good" CD]
17. One Day I’ll Fly Away [From "Now We May Begin"]
18. Street Life [From "Street Life"]
Enc. Almaz [From "Abstract Emotions"]
Enc. Happiness Is A Thing Called Joe [Ella, Judy, Woody Herman, etc]
show ended 18:45
(2009年3月20日金曜、渋谷文化村オーチャード・ホール=ジョー・サンプル、ランディー・クロフォード・ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>Sample, Joe & Crawford, Randy
2009-14
△【シェリル・リン・ライヴ】
入稿。
とりあえず、昨日の朝、マーヴィン自伝『引き裂かれたソウル~マーヴィン・ゲイ物語』の原書本文340ページまでの第一稿を完成させ、出版社に送った。この後は2回の校正、索引、あとがき、キャプションなどの作業だが、とりあえず、一段落。ということで、プチ解放感で急遽ビルボードにシェリル・リンを見に。
シェリル・リンは、1977年、テレビの『ゴング・ショー』というシロウト参加番組で優勝しレコード契約をものにした。デビュー作「ガット・トゥ・ビー・リアル」が1978年に大ヒットし一躍スターダムにのし上がった。日本では「ガット・トゥ・ビー・リアル」「イン・ザ・ナイト」などがディスコを中心に大ヒットし、大変根強い人気がある。ポップな歌唱が魅力のシンガーだ。その後、この「ガット・トゥ・ビー・リアル」のリズム・パターンは多くのアーティストに影響を与え、似たような作品やサンプリングされたものも登場し、ダンス・クラシックとして今日まで人気を持っている。
ちょうど前回見たのが2008年の3月18日、ほぼ1年前。今回の大きな目玉は、ギターにレイ・パーカー、さらに昨年飛び入りで入ったキーボードのグレッグ・フィリンゲインズが正式に参加しているところ。レイ・パーカーは途中で「ジョージー・ポージー」を歌ったり、あちこちでかっこいいギター・ソロを聴かせた。
レイは、シェリルの「イン・ザ・ナイト」「シェイク・イット・アップ・トゥナイト」をプロデュースしているので、その本人をバックにシェリルが歌うという姿はなかなかぜいたくな感じ。また、バックコーラスのひとり、ドナルド・ミッチェルは、レコードではルーサーとデュエットしていた「イフ・ディス・ワールド・ワー・マイン」をシェリルと熱々でデュエット。あそこまでいちゃいちゃしてくれると、こういうラヴ・ソングがほんとにいいエンタテインメントになる。
レイ・パーカーは、メンバー紹介のところでシェリルに紹介されると、すかさず「ゴーストバスターズ」のリフを。観客層は圧倒的に当時ディスコでシェリル・リンで踊った風の年代が多く、途中から立ち上がって踊っていた。
■ ベスト・オブ・シェリル・リン
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00004VP1T/soulsearchiho-22/ref=nosim/
■ 過去関連記事
March 20, 2008
Cheryl Lynn : Keep Her Hot: ”Encore” Wasn’t Played
【シェリル・リン・ライヴ】
http://blog.soulsearchin.com/archives/2008_03_20.html
■ メンバー
シェリル・リン/Cheryl Lynn(Artist
レイ・パーカー Jr./Ray Parker Jr.(Guitar
グレッグ・フィリンゲインズ/Greg Phillinganes(Keyboards)
ドナルド・ミッチェル/Donald Mitchell(Background Vocals)
ヴァーライン・ベアード/Verline Beard(Background Vocals)
シャロン・ウォレス/Sharon Wallace(Background Vocals)
ティア・ウォレス/Tia Wallace(Background Vocals)
ロイド・トルバート/Lloyd Tolbert(Keyboards)
アル・ターナー/Al Turner(Bass)
ロン・オーティス/Ron Otis(Drums)
■セットリスト シェリル・リン
Setlist : Cheryl Lynn @ Billboard Live Tokyo, March 19,2009
Show started 21:34
01. Intro –
02. Say You’ll Be Mine
03. Good Times
04. If This World Were Mine
05. I’m Thinking About Tonight (New Song)
06. Georgy Porgy (Featuring Ray Parker)
07. Shake It Up Tonight ~ Introducing members ~ including a riff of "Ghostbusters"
08. Got To Be Real
Enc. In The Night
show ended 22:46
(2009年3月19日木曜、ビルボード・ライヴ・東京=シェリル・リン・ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>Lynn, Cheryl
2009-13
入稿。
とりあえず、昨日の朝、マーヴィン自伝『引き裂かれたソウル~マーヴィン・ゲイ物語』の原書本文340ページまでの第一稿を完成させ、出版社に送った。この後は2回の校正、索引、あとがき、キャプションなどの作業だが、とりあえず、一段落。ということで、プチ解放感で急遽ビルボードにシェリル・リンを見に。
シェリル・リンは、1977年、テレビの『ゴング・ショー』というシロウト参加番組で優勝しレコード契約をものにした。デビュー作「ガット・トゥ・ビー・リアル」が1978年に大ヒットし一躍スターダムにのし上がった。日本では「ガット・トゥ・ビー・リアル」「イン・ザ・ナイト」などがディスコを中心に大ヒットし、大変根強い人気がある。ポップな歌唱が魅力のシンガーだ。その後、この「ガット・トゥ・ビー・リアル」のリズム・パターンは多くのアーティストに影響を与え、似たような作品やサンプリングされたものも登場し、ダンス・クラシックとして今日まで人気を持っている。
ちょうど前回見たのが2008年の3月18日、ほぼ1年前。今回の大きな目玉は、ギターにレイ・パーカー、さらに昨年飛び入りで入ったキーボードのグレッグ・フィリンゲインズが正式に参加しているところ。レイ・パーカーは途中で「ジョージー・ポージー」を歌ったり、あちこちでかっこいいギター・ソロを聴かせた。
レイは、シェリルの「イン・ザ・ナイト」「シェイク・イット・アップ・トゥナイト」をプロデュースしているので、その本人をバックにシェリルが歌うという姿はなかなかぜいたくな感じ。また、バックコーラスのひとり、ドナルド・ミッチェルは、レコードではルーサーとデュエットしていた「イフ・ディス・ワールド・ワー・マイン」をシェリルと熱々でデュエット。あそこまでいちゃいちゃしてくれると、こういうラヴ・ソングがほんとにいいエンタテインメントになる。
レイ・パーカーは、メンバー紹介のところでシェリルに紹介されると、すかさず「ゴーストバスターズ」のリフを。観客層は圧倒的に当時ディスコでシェリル・リンで踊った風の年代が多く、途中から立ち上がって踊っていた。
■ ベスト・オブ・シェリル・リン
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00004VP1T/soulsearchiho-22/ref=nosim/
■ 過去関連記事
March 20, 2008
Cheryl Lynn : Keep Her Hot: ”Encore” Wasn’t Played
【シェリル・リン・ライヴ】
http://blog.soulsearchin.com/archives/2008_03_20.html
■ メンバー
シェリル・リン/Cheryl Lynn(Artist
レイ・パーカー Jr./Ray Parker Jr.(Guitar
グレッグ・フィリンゲインズ/Greg Phillinganes(Keyboards)
ドナルド・ミッチェル/Donald Mitchell(Background Vocals)
ヴァーライン・ベアード/Verline Beard(Background Vocals)
シャロン・ウォレス/Sharon Wallace(Background Vocals)
ティア・ウォレス/Tia Wallace(Background Vocals)
ロイド・トルバート/Lloyd Tolbert(Keyboards)
アル・ターナー/Al Turner(Bass)
ロン・オーティス/Ron Otis(Drums)
■セットリスト シェリル・リン
Setlist : Cheryl Lynn @ Billboard Live Tokyo, March 19,2009
Show started 21:34
01. Intro –
02. Say You’ll Be Mine
03. Good Times
04. If This World Were Mine
05. I’m Thinking About Tonight (New Song)
06. Georgy Porgy (Featuring Ray Parker)
07. Shake It Up Tonight ~ Introducing members ~ including a riff of "Ghostbusters"
08. Got To Be Real
Enc. In The Night
show ended 22:46
(2009年3月19日木曜、ビルボード・ライヴ・東京=シェリル・リン・ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>Lynn, Cheryl
2009-13
☆Curtis Mayfield: People Never Give Up
2009年3月19日 音楽☆【カーティス・メイフィールド『ピープル・ネヴァー・ギヴ・アップ』】
中毒。
昨日カーティスの紙ジャケの話を軽く書いた。そのとき思ったのだが、ライナーノーツがだいたい昔出たものの二次使用で、10年くらい前に書かれたのがそのまま使われているのが残念。カーティス自身は亡くなっているので彼の言葉は新しくでてこないかもしれないのだが、やはり10年もあると、新事実が意外とでてくるもの。一番大きかったのが、2003年に出版された『カーティス・メイフィールド~ピープル・ネヴァー・ギヴ・アップ』(ピーター・バーンズ著=サンクチュアリー出版・イギリス)という自伝。予算がなくて、書き下ろしライナーが使えないという事情もわからなくはないのだが、やはりファンとして新しく、より正確な情報は知りたいところ。
そこで、この『カーティス・メイフィールド~ピープル・ネヴァー・ギヴ・アップ』と題された本を軽くご紹介。これは日本語版はなく、このイギリス版だけ。著者のピーター・バーンズは1960年代後期からイギリスで「イアーショット(Earshot)」というソウル・ミュージックのファンジン(マニア向けの同人誌)を出し始めた人物。で、その取材過程でカーティスにも1971年から1996年まで4回ほどインタヴューしている。この96年のインタヴューは、カーティスが『ニュー・ワールド・オーダー』を出したときのもの。
それだけでなく、30年以上にわたってカーティス周辺、シカゴ・ソウル周辺のアーティスト、プロデューサーに多数インタヴューし、それらをまとめて一冊にした。そこで本編は270ページほどなのだが、そうした関連アーティスト関係者をABC順に簡単に紹介するページが50ページもある。ジョン・アビー、ギル・アスキー、ケニー・バーク、ダニー・ハザウェイなどなど、その取材ぶりはかなりのもの。
ただし、全体的なトーンは徹底してレコード・レヴューを中心にしたもので、カーティスの生き様、プライヴェート、どのようにしてこの社会派シンガー・ソングライターが生まれ、成長したかはそれほど詳しくない。たぶん、カーティスにもさまざまな心の暗部、葛藤があったはずなのだが、そのあたりをじっくりと読んでみたい。たとえば、カーティスは70年代後期、1979年からカートム・レコードの配給を、ワーナーからRSOに変更する。RSOはもちろん、『サタデイ・ナイト・フィーヴァー』で当てたレーベルだ。そして、カーティス作品も徐々にディスコに軸足を置くようになる。あれだけ社会派のカーティスがなぜディスコに。そのあたりの真相は聞いてみたかった。今年はカーティスが1999年12月26日に亡くなってはや10周年。時が流れるのは早い。
ところで、著者ピーター・バーンズは、この書籍で書ききれなかったものをウェッブサイトに公開している。
http://www.soulmusichq.com/index.htm
そして、このサイトを見に行ったら、バーンズはヴォーカル・グループ、ドリフターズの本も書いていた。これも読みたし、時間は足りなし。あ~~悲し。しかし、カーティス作品を聴きながら、こうやって原稿を書いていると、カーティスの声っていうのは、本当に中毒になりますねえ…。そか、ジョン・アビーに一度カーティスの話をじっくり聞く手があるな…。
■ カーティス・メイフィールド『ピープル・ネヴァー・ギヴ・アップ』~ピーター・バーンズ著
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/1860744575/soulsearchiho-22/ref=nosim/
■ カーティス・メイフィールド 『ゼアズ・ノー・プレイス・ライク・アメリカ・トゥデイ』(紙ジャケ)
(やはり、この中では「ソー・イン・ラヴ」でしょうか。カーティスの「ムーヴ・オン・アップ」(上昇志向)から「ハング・オン」(現状にしがみつけ、がんばれ)がコンセプトのアルバム)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B001Q6II1K/soulsearchiho-22/ref=nosim/
ENT>MUSIC>ARTIST>Mayfield, Curtis
中毒。
昨日カーティスの紙ジャケの話を軽く書いた。そのとき思ったのだが、ライナーノーツがだいたい昔出たものの二次使用で、10年くらい前に書かれたのがそのまま使われているのが残念。カーティス自身は亡くなっているので彼の言葉は新しくでてこないかもしれないのだが、やはり10年もあると、新事実が意外とでてくるもの。一番大きかったのが、2003年に出版された『カーティス・メイフィールド~ピープル・ネヴァー・ギヴ・アップ』(ピーター・バーンズ著=サンクチュアリー出版・イギリス)という自伝。予算がなくて、書き下ろしライナーが使えないという事情もわからなくはないのだが、やはりファンとして新しく、より正確な情報は知りたいところ。
そこで、この『カーティス・メイフィールド~ピープル・ネヴァー・ギヴ・アップ』と題された本を軽くご紹介。これは日本語版はなく、このイギリス版だけ。著者のピーター・バーンズは1960年代後期からイギリスで「イアーショット(Earshot)」というソウル・ミュージックのファンジン(マニア向けの同人誌)を出し始めた人物。で、その取材過程でカーティスにも1971年から1996年まで4回ほどインタヴューしている。この96年のインタヴューは、カーティスが『ニュー・ワールド・オーダー』を出したときのもの。
それだけでなく、30年以上にわたってカーティス周辺、シカゴ・ソウル周辺のアーティスト、プロデューサーに多数インタヴューし、それらをまとめて一冊にした。そこで本編は270ページほどなのだが、そうした関連アーティスト関係者をABC順に簡単に紹介するページが50ページもある。ジョン・アビー、ギル・アスキー、ケニー・バーク、ダニー・ハザウェイなどなど、その取材ぶりはかなりのもの。
ただし、全体的なトーンは徹底してレコード・レヴューを中心にしたもので、カーティスの生き様、プライヴェート、どのようにしてこの社会派シンガー・ソングライターが生まれ、成長したかはそれほど詳しくない。たぶん、カーティスにもさまざまな心の暗部、葛藤があったはずなのだが、そのあたりをじっくりと読んでみたい。たとえば、カーティスは70年代後期、1979年からカートム・レコードの配給を、ワーナーからRSOに変更する。RSOはもちろん、『サタデイ・ナイト・フィーヴァー』で当てたレーベルだ。そして、カーティス作品も徐々にディスコに軸足を置くようになる。あれだけ社会派のカーティスがなぜディスコに。そのあたりの真相は聞いてみたかった。今年はカーティスが1999年12月26日に亡くなってはや10周年。時が流れるのは早い。
ところで、著者ピーター・バーンズは、この書籍で書ききれなかったものをウェッブサイトに公開している。
http://www.soulmusichq.com/index.htm
そして、このサイトを見に行ったら、バーンズはヴォーカル・グループ、ドリフターズの本も書いていた。これも読みたし、時間は足りなし。あ~~悲し。しかし、カーティス作品を聴きながら、こうやって原稿を書いていると、カーティスの声っていうのは、本当に中毒になりますねえ…。そか、ジョン・アビーに一度カーティスの話をじっくり聞く手があるな…。
■ カーティス・メイフィールド『ピープル・ネヴァー・ギヴ・アップ』~ピーター・バーンズ著
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/1860744575/soulsearchiho-22/ref=nosim/
■ カーティス・メイフィールド 『ゼアズ・ノー・プレイス・ライク・アメリカ・トゥデイ』(紙ジャケ)
(やはり、この中では「ソー・イン・ラヴ」でしょうか。カーティスの「ムーヴ・オン・アップ」(上昇志向)から「ハング・オン」(現状にしがみつけ、がんばれ)がコンセプトのアルバム)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B001Q6II1K/soulsearchiho-22/ref=nosim/
ENT>MUSIC>ARTIST>Mayfield, Curtis
◎【カーティス・メイフィールド作品10作品紙ジャケ、SHMCDでリリース】
カーティス。
奇才カーティス・メイフィールドのカートム・レコードからの作品9枚が紙ジャケット仕様SHM-CDで2009年3月25日発売される。
カーティスは60年代インプレッションズというヴォーカル・グループで活躍した後ソロに転向。1972年、ブラック映画『スーパーフライ』の音楽をてがけたことで一躍知名度を上げた。良質の音楽と独特のファルセット系の声と社会に目を向けた詞で唯一無比の世界を作り上げた。インプレッションズ時代の「ピープル・ゲット・レディー」、1975年のアルバム『ゼアズ・ノー・プレイス・ライク・アメリカ・トゥデイ』など重厚な作品が多い。
+++
個人的にはカーティスといえば、1994年、電話インタヴューしたときのこと、それから1984年3月の来日、渋谷ライヴ・イン82でのライヴが記憶に残る。そして、やはり『スーパーフライ』。正直、今回紙ジャケ化されるアルバムは当時ほとんど輸入盤で買っていたので、真剣に歌詞カードを読んだりすることはなかった。だから、こうして日本盤で歌詞カードなどが、字が小さいながらも入っていると思わず読んでしまう。
■ カーティス・メイフィールド関連記事
カーティス・メイフィールド・インタヴュー『ベッドからの電話』(1994年5月)
http://www.soulsearchin.com/entertainment/music/interview/curtis19940329.html
『車窓を奏でるメロディー』(3)
『その列車は、希望の灯火 その列車の乗車券は、信念』(1999年6月)
http://www.soulsearchin.com/periodical/l&g/l&g03.html
■今回紙ジャケになる9タイトル・リスト
3/25発売 国内盤 カーティス・メイフィールド SHM-CD紙ジャケット・コレクション
○ スーパーフライ +11 (VICP-70093)
○ ゼアズ・ノー・プレイス・ライク・アメリカ・トゥデイ +1 (VICP-70094)
○ ギヴ・ゲット・テイク・アンド・ハヴ +1 (VICP-70095)
○ ネヴァー・セイ・ユー・キャント・サヴァイヴ +1 (VICP-70096)
○ ショート・アイズ +1 (VICP-70097)
○ ドゥ・イット・オール・ナイト +1 (VICP-70098)
○ ハートビート (VICP-70099)
○ サムシング・トゥ・ビリーヴ・イン (VICP-70100)
○ ラヴ・イズ・ザ・プレイス +1 (VICP-70101)
4枚ほどピックアップ。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B001Q6II1A/soulsearchiho-22/ref=nosim/
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B001Q6II38/soulsearchiho-22/ref=nosim/
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B001Q6II2E/soulsearchiho-22/ref=nosim/
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B001Q6II3I/soulsearchiho-22/ref=nosim/
ENT>ALBUM>Mayfield,. Curtis
カーティス。
奇才カーティス・メイフィールドのカートム・レコードからの作品9枚が紙ジャケット仕様SHM-CDで2009年3月25日発売される。
カーティスは60年代インプレッションズというヴォーカル・グループで活躍した後ソロに転向。1972年、ブラック映画『スーパーフライ』の音楽をてがけたことで一躍知名度を上げた。良質の音楽と独特のファルセット系の声と社会に目を向けた詞で唯一無比の世界を作り上げた。インプレッションズ時代の「ピープル・ゲット・レディー」、1975年のアルバム『ゼアズ・ノー・プレイス・ライク・アメリカ・トゥデイ』など重厚な作品が多い。
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個人的にはカーティスといえば、1994年、電話インタヴューしたときのこと、それから1984年3月の来日、渋谷ライヴ・イン82でのライヴが記憶に残る。そして、やはり『スーパーフライ』。正直、今回紙ジャケ化されるアルバムは当時ほとんど輸入盤で買っていたので、真剣に歌詞カードを読んだりすることはなかった。だから、こうして日本盤で歌詞カードなどが、字が小さいながらも入っていると思わず読んでしまう。
■ カーティス・メイフィールド関連記事
カーティス・メイフィールド・インタヴュー『ベッドからの電話』(1994年5月)
http://www.soulsearchin.com/entertainment/music/interview/curtis19940329.html
『車窓を奏でるメロディー』(3)
『その列車は、希望の灯火 その列車の乗車券は、信念』(1999年6月)
http://www.soulsearchin.com/periodical/l&g/l&g03.html
■今回紙ジャケになる9タイトル・リスト
3/25発売 国内盤 カーティス・メイフィールド SHM-CD紙ジャケット・コレクション
○ スーパーフライ +11 (VICP-70093)
○ ゼアズ・ノー・プレイス・ライク・アメリカ・トゥデイ +1 (VICP-70094)
○ ギヴ・ゲット・テイク・アンド・ハヴ +1 (VICP-70095)
○ ネヴァー・セイ・ユー・キャント・サヴァイヴ +1 (VICP-70096)
○ ショート・アイズ +1 (VICP-70097)
○ ドゥ・イット・オール・ナイト +1 (VICP-70098)
○ ハートビート (VICP-70099)
○ サムシング・トゥ・ビリーヴ・イン (VICP-70100)
○ ラヴ・イズ・ザ・プレイス +1 (VICP-70101)
4枚ほどピックアップ。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B001Q6II1A/soulsearchiho-22/ref=nosim/
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B001Q6II38/soulsearchiho-22/ref=nosim/
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B001Q6II2E/soulsearchiho-22/ref=nosim/
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B001Q6II3I/soulsearchiho-22/ref=nosim/
ENT>ALBUM>Mayfield,. Curtis
○"My Brother Marvin" Play
2009年3月17日 音楽○【劇『マイ・ブラザー・マーヴィン』】
演劇。
マーヴィンの自伝『引き裂かれたソウル~マーヴィン・ゲイ物語』は、彼の人生がいよいよあと1年をきったところ。あと15ページ。これを訳すにあたって、いろいろなことを調べることになるが、そんな中で、マーヴィンの妹ジオラ・ゲイ(愛称スイーツィー)が、『マイ・ブラザー・マーヴィン』という本を書き、またプレイ(劇)を公開していることを知った。
最初にデトロイトあたりで2001年ごろ行われたのだろうか、2007年にはニュー・ジャージーで行われている。いくつか、あちこちでやっているのだろう。他にもシカゴ、メンフィスなどでやっている。
そして、なんとこの劇でマーヴィン役を演じているのが、キース・ワシントンだというのだ。「キッシング・ユー」の大ヒットで知られるセクシーなソウル・シンガー。マーヴィンの母アルバータ役は、これまた、なんとアリソン・ウィリアムス! マーヴィンの父親役は映画『レイ』などにもでているクリフトン・パウエル。
また、この『マイ・ブラザー・マーヴィン』をベースにしたドキュメンタリーが2009年3月に公開されるらしい。さらにこのほかに、マーヴィンの姉であるジニー・ゲイもマーヴィンの母の自伝『ザ・ライフ・ストーリー・オブ・アルバータ・ゲイ』を書いたそうで、これもいずれ出るらしい。
ちょっと時系列がはっきりしないのだが、本が出たのは2008年ごろなのか。劇が先なのかもしれない。
いずれにせよ、このプレイは見てみたいところ。
(もう少し詳細を調べて後日報告します)
ENT>MUSIC>ARTIST>Gaye, Marvin
演劇。
マーヴィンの自伝『引き裂かれたソウル~マーヴィン・ゲイ物語』は、彼の人生がいよいよあと1年をきったところ。あと15ページ。これを訳すにあたって、いろいろなことを調べることになるが、そんな中で、マーヴィンの妹ジオラ・ゲイ(愛称スイーツィー)が、『マイ・ブラザー・マーヴィン』という本を書き、またプレイ(劇)を公開していることを知った。
最初にデトロイトあたりで2001年ごろ行われたのだろうか、2007年にはニュー・ジャージーで行われている。いくつか、あちこちでやっているのだろう。他にもシカゴ、メンフィスなどでやっている。
そして、なんとこの劇でマーヴィン役を演じているのが、キース・ワシントンだというのだ。「キッシング・ユー」の大ヒットで知られるセクシーなソウル・シンガー。マーヴィンの母アルバータ役は、これまた、なんとアリソン・ウィリアムス! マーヴィンの父親役は映画『レイ』などにもでているクリフトン・パウエル。
また、この『マイ・ブラザー・マーヴィン』をベースにしたドキュメンタリーが2009年3月に公開されるらしい。さらにこのほかに、マーヴィンの姉であるジニー・ゲイもマーヴィンの母の自伝『ザ・ライフ・ストーリー・オブ・アルバータ・ゲイ』を書いたそうで、これもいずれ出るらしい。
ちょっと時系列がはっきりしないのだが、本が出たのは2008年ごろなのか。劇が先なのかもしれない。
いずれにせよ、このプレイは見てみたいところ。
(もう少し詳細を調べて後日報告します)
ENT>MUSIC>ARTIST>Gaye, Marvin
◆【ワックスポエティックス誌第3号発売】
特化。
クラブ、DJ系、熱いレコード・コレクターズ向け、ワックスポエティックス誌第3号が2009年3月15日発売された。すでに有名CDショップ、レコード店、書店などでも発売中。写真も厳選されていてヴィジュアル的にもグッド。表紙はワッツタックスのバーケイズだ。
今回は目次をご紹介。
Earl Palmer / Norman Whitfield / Alton Ellis / Mulatu Astatke / Re:Generations / Q-Tips / Bill Withers / quasimode / Les McCann / Wattstax / Yuji Ohno / Clyde Stubblefield / MF Doom / Daniele Baldelli / Guillermo Scott Herren / Emi Tawata / King Tubby / 12x12 with Danny Krivit / Steph Pockets / Alf Alpha / How To Clean Dirty Records / On The Blackhand Side~Sidney Poitier / ヴァイナル駅伝(DJ Muro)
どれも重厚な記事で、ここまでマニアックなアーティストに特化した音楽雑誌というのは、日本では今はないと思う。ビル・ウィザースで写真も含めて13ページもの記事なんて、日本の雑誌ではありえない。ワッツタックスも10ページ。この記事はパブリック・エネミーのチャックD、『スタックス物語』を書いたロブ・ボウマン、スタックスのヘッド、アル・ベルらのインタヴューが読める。ジェームス・ブラウンのドラマー、クライド・スタブルフィールドはパート1で最後にシングル盤のレーベルの写真が並んでコレクターズ・マインドをそそる。
上記ダニエル・バルデッリは僕はまったく知らなかったがイタリアのディスコで活躍したDJでそのインタヴュー。これを読むと、イタリアでディスコが流行りだした1970年代の状況など、まるで日本のディスコ事情と同じようなもので、けっこう日本のほうが進んでいたのではないかと思わせられる。ターンテーブルにフエルトを敷いてレコードを滑らせるという方法など、たぶん、これを読むと日本のほうが早かったのでは。
毎号の定期コラム「12x12(トゥエルヴ・バイ・トゥエルヴ)」は、12枚のレコードを選者が選んで、それについてのうんちくや思い出を語るもの。今回はダニー・クリヴィット。トップにジェームス・ブラウンの「ゲット・オン・ザ・グッド・フット」の白盤(テスト盤)が選ばれ、その思い出が書かれている。いい話だ。ジェームス・ブラウン関連だとこういう話が無限にありそう。そういう話ばっかり集めても面白いなあ。たとえば「マイ・メモリーズ・アバウト・ジェームス・ブラウン」とかね。いいな、これ。どこかでやろう。(笑)
もうひとつ定期的なコラムで、レコード盤自体に関するもの。前号(2号)ではカット・アウト盤の話を、これでもかこれでもかと掘り下げていたが、今回のテーマは、「いかに汚いレコードを綺麗にするか」というもの。レコード・コレクターの永遠のテーマである。レコード洗浄液のレシピまで書かれている。(笑)
きっと次のテーマは、反ったレコードの直し方とか、傷がついたレコードの修復の仕方とかだろうなあ。
この内容、立ち読みには適していませんので、ぜひお買い求めの上じっくりお読みください。それから50歳以上の方は、老眼鏡をお手元に~。(とにかく字が小さい) なんでも特化することはよいことです。
■ワックスポエティックス・ジャパン・オフィシャル・ブログ
http://www.waxpoetics.jp/blog/
■同マイ・スペース
http://profile.myspace.com/waxpoeticsjapan
■ワックスポエティックス・ジャパン(第3号)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4861134161/soulsearchiho-22/ref=nosim/
■ワックスポエティックス・ジャパン(第1号)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4861134153/soulsearchiho-22/ref=nosim/
■ワックスポエティックス・ジャパン(第2号)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4861134145/soulsearchiho-22/ref=nosim/
■ワックスポエティックス関連記事
February 12, 2009
Bill Withers & Ohno Yuji Will Be Featuring On Next Waxpoetics Vol.3
【ビル・ウィザース~大野雄二インタヴュー~ワックスポエティックス第3号】
http://blog.soulsearchin.com/archives/002827.html
February 01, 2009
Ohno Yuji Talks To Waxpoetics Vol.3
【大野雄二さん、ワックスポエティックス3号のために語り倒す】
http://blog.soulsearchin.com/archives/002814.html
November 02, 2008
Waxpoetics (Part 2) : Andre Torres, Editor-In-Chief for Waxpoetics, Talks (Part 1)
【ワックスポエティックス誌アンドレ・トレス編集長語る~パート1】
http://blog.soulsearchin.com/archives/002721.html
November 03, 2008
Waxpoetics (Part 3) : Andre Torres, Editor-In-Chief for Waxpoetics, Talks (Part 2)
【ワックスポエティックス誌アンドレ・トレス編集長語る~パート2】
http://blog.soulsearchin.com/archives/002722.html
November 01, 2008
Magazine "Waxpoetics" Japanese Version Just Released (Part 1)
【音楽雑誌・ワックスポエティックス誌日本版登場】
http://blog.soulsearchin.com/archives/002720.html
ENT>MAGAZINES>Waxpoetics
特化。
クラブ、DJ系、熱いレコード・コレクターズ向け、ワックスポエティックス誌第3号が2009年3月15日発売された。すでに有名CDショップ、レコード店、書店などでも発売中。写真も厳選されていてヴィジュアル的にもグッド。表紙はワッツタックスのバーケイズだ。
今回は目次をご紹介。
Earl Palmer / Norman Whitfield / Alton Ellis / Mulatu Astatke / Re:Generations / Q-Tips / Bill Withers / quasimode / Les McCann / Wattstax / Yuji Ohno / Clyde Stubblefield / MF Doom / Daniele Baldelli / Guillermo Scott Herren / Emi Tawata / King Tubby / 12x12 with Danny Krivit / Steph Pockets / Alf Alpha / How To Clean Dirty Records / On The Blackhand Side~Sidney Poitier / ヴァイナル駅伝(DJ Muro)
どれも重厚な記事で、ここまでマニアックなアーティストに特化した音楽雑誌というのは、日本では今はないと思う。ビル・ウィザースで写真も含めて13ページもの記事なんて、日本の雑誌ではありえない。ワッツタックスも10ページ。この記事はパブリック・エネミーのチャックD、『スタックス物語』を書いたロブ・ボウマン、スタックスのヘッド、アル・ベルらのインタヴューが読める。ジェームス・ブラウンのドラマー、クライド・スタブルフィールドはパート1で最後にシングル盤のレーベルの写真が並んでコレクターズ・マインドをそそる。
上記ダニエル・バルデッリは僕はまったく知らなかったがイタリアのディスコで活躍したDJでそのインタヴュー。これを読むと、イタリアでディスコが流行りだした1970年代の状況など、まるで日本のディスコ事情と同じようなもので、けっこう日本のほうが進んでいたのではないかと思わせられる。ターンテーブルにフエルトを敷いてレコードを滑らせるという方法など、たぶん、これを読むと日本のほうが早かったのでは。
毎号の定期コラム「12x12(トゥエルヴ・バイ・トゥエルヴ)」は、12枚のレコードを選者が選んで、それについてのうんちくや思い出を語るもの。今回はダニー・クリヴィット。トップにジェームス・ブラウンの「ゲット・オン・ザ・グッド・フット」の白盤(テスト盤)が選ばれ、その思い出が書かれている。いい話だ。ジェームス・ブラウン関連だとこういう話が無限にありそう。そういう話ばっかり集めても面白いなあ。たとえば「マイ・メモリーズ・アバウト・ジェームス・ブラウン」とかね。いいな、これ。どこかでやろう。(笑)
もうひとつ定期的なコラムで、レコード盤自体に関するもの。前号(2号)ではカット・アウト盤の話を、これでもかこれでもかと掘り下げていたが、今回のテーマは、「いかに汚いレコードを綺麗にするか」というもの。レコード・コレクターの永遠のテーマである。レコード洗浄液のレシピまで書かれている。(笑)
きっと次のテーマは、反ったレコードの直し方とか、傷がついたレコードの修復の仕方とかだろうなあ。
この内容、立ち読みには適していませんので、ぜひお買い求めの上じっくりお読みください。それから50歳以上の方は、老眼鏡をお手元に~。(とにかく字が小さい) なんでも特化することはよいことです。
■ワックスポエティックス・ジャパン・オフィシャル・ブログ
http://www.waxpoetics.jp/blog/
■同マイ・スペース
http://profile.myspace.com/waxpoeticsjapan
■ワックスポエティックス・ジャパン(第3号)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4861134161/soulsearchiho-22/ref=nosim/
■ワックスポエティックス・ジャパン(第1号)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4861134153/soulsearchiho-22/ref=nosim/
■ワックスポエティックス・ジャパン(第2号)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4861134145/soulsearchiho-22/ref=nosim/
■ワックスポエティックス関連記事
February 12, 2009
Bill Withers & Ohno Yuji Will Be Featuring On Next Waxpoetics Vol.3
【ビル・ウィザース~大野雄二インタヴュー~ワックスポエティックス第3号】
http://blog.soulsearchin.com/archives/002827.html
February 01, 2009
Ohno Yuji Talks To Waxpoetics Vol.3
【大野雄二さん、ワックスポエティックス3号のために語り倒す】
http://blog.soulsearchin.com/archives/002814.html
November 02, 2008
Waxpoetics (Part 2) : Andre Torres, Editor-In-Chief for Waxpoetics, Talks (Part 1)
【ワックスポエティックス誌アンドレ・トレス編集長語る~パート1】
http://blog.soulsearchin.com/archives/002721.html
November 03, 2008
Waxpoetics (Part 3) : Andre Torres, Editor-In-Chief for Waxpoetics, Talks (Part 2)
【ワックスポエティックス誌アンドレ・トレス編集長語る~パート2】
http://blog.soulsearchin.com/archives/002722.html
November 01, 2008
Magazine "Waxpoetics" Japanese Version Just Released (Part 1)
【音楽雑誌・ワックスポエティックス誌日本版登場】
http://blog.soulsearchin.com/archives/002720.html
ENT>MAGAZINES>Waxpoetics