▽【ディー・ディー・ブリッジウォーター、TOKU、トミーが飛び入り】
スキンヘッド。
通路脇を歩いてステージに上がったディー・ディー。なんとスキンヘッドだった。銀色のラメの光物のワンピース風で派手派手に登場。
ジャズ、ソウル、ミュージカル、ブルーズ、ブラジルとあらゆる音楽を自由自在、縦横無尽に歌うディーヴァ、ディー・ディー・ブリッジウォーターの2007年8月以来のライヴ。前回のライヴ評がないと思ったら3日間しかなく、ちょうど品川教会のリハがあって行けなかったので、僕としては2005年5月以来のライヴ観戦。
毎回アルバムを出すと、その新作に沿ったライヴをやり、ほとんど同じセットはないディー・ディーのライヴだが、今回は昨年の新作『レッド・アース』がある。ユーモアを交えたトークとシリアスな歌唱。編成はドラムス、パーカッション、アコースティック・ベース、ピアノというシンプルなアコースティックなバンドだがかなりグルーヴ感がある。必要最低限の編成で十分にグルーヴとソウルを生み出せるというわけだ。
スローからミディアム・テンポまで満遍なくしっかりとしたパフォーマンスを見せるが、特に圧巻だったのがニーナ・シモン作「フォー・ウーメン」とジーン・マクダニエルスが40年前に書いた曲「コンペアード・トゥ・ホワット」(レス・マッキャン&エディー・ハリスで1970年にヒット)だった。両者ともとても歌詞が印象的。後者は2008年の今でも通用するような歌詞だ。曰く「大統領が戦争を始めた。みんなは何が起こっているか知らない。誰も(戦争を始めた)理由を教えてくれない…。本物で行こう。でも、何と比べて?」 「本物とは、何と比べて、本物なんだ」というメッセージだと思うが、これなんかかなりファンキーな曲で、彼女のソウル・シンガー的な側面を見た思いだ。またニーナ・シモンの曲は、調べてみると、1966年の『ワイルド・イズ・ウィンド』というアルバムに収録されている。これもディープだ。
アンコールで、なんとドラムに東京在住トミー・キャンベルが登場、ガーシュインの「ラヴ・フォー・セール」を。すると、途中から、我らがTOKUがトランペットを持って登場。ジャム・セッションを繰り広げた。トミーもTOKUも何度もディー・ディーとは会っていて、TOKUはニューヨークでも飛び入りしたことがあった、という。ディー・ディーとTOKU、堂々とインタープレイのやりとり。
さまざまなジャンルの音楽を俯瞰して捉え、それをすべて自分のものにしてしまう力量を持つディー・ディー。たとえば、彼女だったら自分の90分のショーでブラック・ミュージック・ヒストリーなんていうのをできるのではないだろうか。スピリチュアル、ゴスペル、ブルーズ、リズム&ブルーズ、ソウル、ジャズ、ファンク、ラテン、ブラジル、そしてフレンチまで。何でもできる才人だ。20分におよぶフリー・セッションの「ラヴ・フォー・セール」が終わると、ディー・ディーはアカペラで「パーティー・イズ・オーヴァー」とメロディーをつけて歌って、ステージを降りた。拍手が続き、ファンが帰り際通路を通る彼女の頭にハンカチをのせ、汗を拭いた。
■過去記事
May 17, 2005
Share The Love: Declares Dee Dee Bridgewater
http://blog.soulsearchin.com/archives/000267.html
2003/02/27 (Thu)
Saga of Dee Dee Bridgewater continues
http://www.soulsearchin.com/soul-diary/archive/200302/diary20030227.html
■ メンバー
ディー・ディー・ブリッジウォーター(ヴォーカル)Dee Dee Bridgewater(vo)
エドセル・ゴメス(ピアノ)Edsel Gomez(p)
アイラ・コールマン(ベース)Ira Coleman(b)
ミニノ・ガレイ(ドラムス、カホン、パーカッション)Gabriel "Minino" Garay(ds,cajon,per)
パーネル・サトゥルニーノ(パーカッション)Pernell Saturnino(per)
■ セットリスト
Setlist : Dee Dee Bridgewater, Blue Note Tokyo, December 7th, 2008
show started 19:09
01. This Is New [From "This Is New" album-2002]
02. Speak Low [From "This Is New" album-2002]
03. Obsession (Pedro Hores)
04. Wave (Antonio Carlos Jobim)
05. (Rap Improvisation)(Acapella)
06. Afro Blue (Mongo Santamaria) [From "Afro Blue" - 1974, From "Red Earth" album-2006]
07. Four Women (Nina Simone) [From "Red Earth" album]
08. Compared To What (Eddie Harris& Les McCann, Gene McDaniels) [From "Red Earth" album]
Enc. Love For Sale (Tommy Campbell on drums, Toku on trumpet) ["Live At Yoshi’s"-2000]
Enc. "Party Is Over"(improvisation acapella)
performance ended 21:01
show ended 21:06
(2008年12月7日日曜、東京ブルーノート、ディー・ディー・ブリッジウォーター・ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>Bridgewater, Dee Dee
2008-200
☆【デニスのテンプテーションズ、ホテル・オークラでショー&ディナー】
クリスマス。
昨年(2007年)来日し、ソウルファンに大きな話題を提供したテンプテーションズ・レヴュー・フィーチャリング・デニス・エドワーズが、12月24日のクリスマス・イヴに東京・港区虎ノ門のホテル・オークラで「ショー&ディナー」を行う。これはホテル内9つのレストランでゆっくり食事をしてから、ライヴ会場に移動し、ライヴはライヴで楽しむという企画。従来の「ディナー・ショー」は食事をしながらライヴを見たりを同じ会場内で行うが、これは別会場(平安の間)にしているところがポイント。
通常は、日本人アーティストの出演が多いが、今回アメリカ・ソウル界の大御所、テンプテーションズ・レヴューのライヴを行うことで新しいファン層の獲得を目指す。ここでは約90分程度のものになる予定。
このテンプテーションズ・レヴューはテンプテーションズの歴代リード・シンガーが3人いる強力なグループ。その3人とは、初代リードのデイヴィッド・ラッフィンから引き継いだ二代目デニス・エドワーズ、さらにそのデニスから引き継いだ実質的な三代目アリ・オリ・ウッドソン、そして、1980年代、アリ・オリがグループを脱退するときに、テンプスからその後釜に請われたもののスケジュールの関係などでそれを辞退し「テンプスのリード・シンガーの座を蹴った男」と話題になったデイヴィッド・シーだ。奇しくも、このリード・シンガーのスリー・トップが一堂に会するということでも大きな話題のグループだ。
テンプテーションズは、ビルボード誌ブラックチャートの歴代トップ・アーティスト・ランクで、ジェームス・ブラウン、アレサ・フランクリンについで堂々3位。男性の1位がジェームス・ブラウン、女性の1位がアレサ、そして、グループの1位がテンプスというまさにソウル界トップに君臨するグループだ。
なお、この後、テンプスは丸の内コットンクラブでも12月26日から31日までライヴを行う。
クリスマス・ショー&ディナー・イヴェント詳細は次の通り。
■ホテル・オークラ「ショー&ディナー」「テンプテーションズ・レヴュー・フィーチャリング・デニス・エドワーズ」
場所 ホテル・オークラ東京 〒105-0001東京都港区虎ノ門2-10-4 電話(03)3582-0111 (大代表)
開催日 2008年12月24日(水)ディナータイム:17:00~19:00 (場所:ホテル・オークラ東京内9つのレストラン)
ショータイム:19:30~ (場所:本館1階平安の間)
料金 35.000~43,000 円(レストランによって、値段が変わります。料金には、ショー、お料理、お飲物、サーヴィス料を含む)
◎ メンバー
「ザ・テンプテーションズ・レヴュー・フィーチャリング・デニス・エドワーズ 」
Dennis Edwards(vo), Ali Ollie Woodson(vo), David Sea(vo), Mike Pattillo(vo), Chris Arnold(vo), John Taylor(Director of Horns), Earl Turhan Turrell(key), Mike Price(tp), 川村裕司(sax), Ric Archer(g), James McKay(b), Llewellyn Dunn(ds)
レストランは次の中から選べます。
ラ・ベル・エポック(フランス料理) \43,000
バロン オークラ(ワインダイニング&シガーバー) \43,000
桃花林(中国料理) \43,000
さざんか(鉄板焼) \39,000
山里(和食) \39,000
オーキッドルーム(欧風料理) \39,000
チャイニーズテーブル スターライト(中国料理) \35,000
テラスレストラン(西洋料理) \35,000
ダイニングカフェ カメリア(西洋料理) \35,000
◎ 公式ウェッブ(ホテル・オークラ)
http://www.hotelokura.co.jp/tokyo/event/showdinner/index.html
(各レストランのメニューなど)
◎ 問い合わせ・予約: ホテル・オークラ東京 イヴェント予約係 03-3224-7688 月~土(祝日を除く)受付時間10:00~18:00
■テンプテーションズ前回来日時ライヴ・レヴュー
November 26, 2007
It’s The Temptations’ Week With The Temptation Walk (Part 1)
http://blog.soulsearchin.com/archives/002162.html
【歴代ナンバー・ワンR&Bヴォーカル・グループ、テンプテーションズ・ライヴ】
November 27, 2007
It’s The Temptations’ Week With The Temptation Walk (Part 2)
【デニスとアリ・オリ、『ソウル・ブレンズ』にやってきた】
http://blog.soulsearchin.com/archives/002163.html
November 28, 2007
It’s The Temptations’ Week (Part 3) : Treat Them Like A Legend
【レジェンドとしてのテンプス】
http://blog.soulsearchin.com/archives/002164.html
November 29, 2007
It’s The Temptations Week (Part 4) : Ali Ollie At Ali Ollie & Miracle
http://blog.soulsearchin.com/archives/002172.html
【アリ・オリ・アリ・オリに登場】
December 03, 2007
It’s The Temptations Week (Part 5) : Temps Bring A Guy Who Loved Temps Back In The Days To Cotton Club
【テンプス好きの人が初めてコットン・クラブにやってきた理由】
http://blog.soulsearchin.com/archives/002180.html
ENT>ANNOUNCEMENT>Temptations Review
クリスマス。
昨年(2007年)来日し、ソウルファンに大きな話題を提供したテンプテーションズ・レヴュー・フィーチャリング・デニス・エドワーズが、12月24日のクリスマス・イヴに東京・港区虎ノ門のホテル・オークラで「ショー&ディナー」を行う。これはホテル内9つのレストランでゆっくり食事をしてから、ライヴ会場に移動し、ライヴはライヴで楽しむという企画。従来の「ディナー・ショー」は食事をしながらライヴを見たりを同じ会場内で行うが、これは別会場(平安の間)にしているところがポイント。
通常は、日本人アーティストの出演が多いが、今回アメリカ・ソウル界の大御所、テンプテーションズ・レヴューのライヴを行うことで新しいファン層の獲得を目指す。ここでは約90分程度のものになる予定。
このテンプテーションズ・レヴューはテンプテーションズの歴代リード・シンガーが3人いる強力なグループ。その3人とは、初代リードのデイヴィッド・ラッフィンから引き継いだ二代目デニス・エドワーズ、さらにそのデニスから引き継いだ実質的な三代目アリ・オリ・ウッドソン、そして、1980年代、アリ・オリがグループを脱退するときに、テンプスからその後釜に請われたもののスケジュールの関係などでそれを辞退し「テンプスのリード・シンガーの座を蹴った男」と話題になったデイヴィッド・シーだ。奇しくも、このリード・シンガーのスリー・トップが一堂に会するということでも大きな話題のグループだ。
テンプテーションズは、ビルボード誌ブラックチャートの歴代トップ・アーティスト・ランクで、ジェームス・ブラウン、アレサ・フランクリンについで堂々3位。男性の1位がジェームス・ブラウン、女性の1位がアレサ、そして、グループの1位がテンプスというまさにソウル界トップに君臨するグループだ。
なお、この後、テンプスは丸の内コットンクラブでも12月26日から31日までライヴを行う。
クリスマス・ショー&ディナー・イヴェント詳細は次の通り。
■ホテル・オークラ「ショー&ディナー」「テンプテーションズ・レヴュー・フィーチャリング・デニス・エドワーズ」
場所 ホテル・オークラ東京 〒105-0001東京都港区虎ノ門2-10-4 電話(03)3582-0111 (大代表)
開催日 2008年12月24日(水)ディナータイム:17:00~19:00 (場所:ホテル・オークラ東京内9つのレストラン)
ショータイム:19:30~ (場所:本館1階平安の間)
料金 35.000~43,000 円(レストランによって、値段が変わります。料金には、ショー、お料理、お飲物、サーヴィス料を含む)
◎ メンバー
「ザ・テンプテーションズ・レヴュー・フィーチャリング・デニス・エドワーズ 」
Dennis Edwards(vo), Ali Ollie Woodson(vo), David Sea(vo), Mike Pattillo(vo), Chris Arnold(vo), John Taylor(Director of Horns), Earl Turhan Turrell(key), Mike Price(tp), 川村裕司(sax), Ric Archer(g), James McKay(b), Llewellyn Dunn(ds)
レストランは次の中から選べます。
ラ・ベル・エポック(フランス料理) \43,000
バロン オークラ(ワインダイニング&シガーバー) \43,000
桃花林(中国料理) \43,000
さざんか(鉄板焼) \39,000
山里(和食) \39,000
オーキッドルーム(欧風料理) \39,000
チャイニーズテーブル スターライト(中国料理) \35,000
テラスレストラン(西洋料理) \35,000
ダイニングカフェ カメリア(西洋料理) \35,000
◎ 公式ウェッブ(ホテル・オークラ)
http://www.hotelokura.co.jp/tokyo/event/showdinner/index.html
(各レストランのメニューなど)
◎ 問い合わせ・予約: ホテル・オークラ東京 イヴェント予約係 03-3224-7688 月~土(祝日を除く)受付時間10:00~18:00
■テンプテーションズ前回来日時ライヴ・レヴュー
November 26, 2007
It’s The Temptations’ Week With The Temptation Walk (Part 1)
http://blog.soulsearchin.com/archives/002162.html
【歴代ナンバー・ワンR&Bヴォーカル・グループ、テンプテーションズ・ライヴ】
November 27, 2007
It’s The Temptations’ Week With The Temptation Walk (Part 2)
【デニスとアリ・オリ、『ソウル・ブレンズ』にやってきた】
http://blog.soulsearchin.com/archives/002163.html
November 28, 2007
It’s The Temptations’ Week (Part 3) : Treat Them Like A Legend
【レジェンドとしてのテンプス】
http://blog.soulsearchin.com/archives/002164.html
November 29, 2007
It’s The Temptations Week (Part 4) : Ali Ollie At Ali Ollie & Miracle
http://blog.soulsearchin.com/archives/002172.html
【アリ・オリ・アリ・オリに登場】
December 03, 2007
It’s The Temptations Week (Part 5) : Temps Bring A Guy Who Loved Temps Back In The Days To Cotton Club
【テンプス好きの人が初めてコットン・クラブにやってきた理由】
http://blog.soulsearchin.com/archives/002180.html
ENT>ANNOUNCEMENT>Temptations Review
◎【木下航志ライヴ@ブルース・アレイ】
ソウル。
ソウルフルな平成生まれのシンガー・ソングライター、木下航志がこのところ目黒ブルース・アレイで約3ヶ月に1回定期的にライヴを行うようになっている。タイトルは『ドゥ・ザ・ソウル』で今回はその第3回。バックバンド・メンバーはほぼ前回と同じだが、ドラムスがJRに、またコーラスにニューヨークからソニヤが参加。今回は、なんと席が満員で立ち見もでるほどの盛況ぶり。人気の裾野が広がっているようだ。
航志の声が「ソウル向き」であることはまちがいないが、19歳でミュージシャンを率いてこれだけの2時間以上のライヴが出来てしまうところがやはりすごい。彼がキーボードを弾いて、歌を歌っていると、まさに「アイ・ビリーヴ・トゥ・マイ・ソウル(僕は自分のソウルを信じてる)」という言葉が彼の体のあちこちから放射線状に飛び散る感じだ。今回初お目見え曲も多く、かなり楽しめた。
それにしても、毎回確実に力をつけている木下航志というのが第一印象。テーマはソウルを歌うというもので、ほぼソウル・カヴァー曲で、バックのフィリップを始め強力なメンバーがソウルフルな航志をサポートする。ファーストの圧巻はスティーヴィーの「ユー・アンド・アイ」のほぼ弾き語り。声の伸びがすばらしい。この曲は彼の18番になるほどあっている。声が上に上がり、ぐーんと力強く伸びるところなんか、ちょっと言い過ぎだが、スティーヴィーを彷彿とさせる。ラジオなどにゲストで行った場合、キーボードひとつでできるので、今後も歌う機会が増えそうだ。
そして、飛び入りでシャンティが入り、ダニー&ロバータの「ホエア・イズ・ラヴ」を航志とデュオで披露した。しばらく前に、鹿児島でのシャンティのライヴに航志が飛び入りで歌ったので、今回はデュエットをしてみたという。二人のデュエットはなかなか相性がいいみたいだ。シャンティはこんど日本語の曲でデュエットしてみたい、という。
またあいかわらず、とぼけた自然体のMCがおもしろい。セカンド2曲目山下達郎さん楽曲を終えたところでこんなことを。「今日から山下達郎さんも、ツアーを始めたみたいで、会場は違いますが、同じ日にこのようにライヴが出来て幸せです(笑)」 今日(12月5日)からツアーが始まること、さすがご存知。毎回必ず達郎曲をカヴァーしているが、今回は「レッツ・キス・ザ・サン」をカヴァー。これを聴いてて、シャンティの「ウェイク・アップ・トゥ・ザ・サン」とメドレーにして歌ったらいいのではないかとも思った。
フィリップがMD(音楽監督=バンドマスター)だけに、存分に各ミュージシャンにソロ・スペースを与える。これがなかなかいい感じでバンドとしてもまとまっている。ソロのインタープレイでは、「ア・ソング・フォー・ユー」で、フィリップが思いつきでメロディーを弾くとそれを聴いてすぐに航志くんが同じ音を弾きなおすというゲームをやるのだが、これがかなりおもしろい。航志くんはよく聴いた音をすぐに再生できるものだ。そしてこの曲の最後のヴォーカル部分も圧巻。曲が終わっても拍手が鳴り止まない。
またサム・クックの「ユー・センド・ミー」では、ブレンダ、ピエール、ソニヤなどのソロ・シンガーにヴォーカルを回し、これもおもしろかった。ブレンダはもちろんいつもの通りの大迫力だが、ライヴでは初めて聴いたソニアというシンガーも相当すごかった。第一部と第二部をあわせると2時間20分。たっぷりたっぷり。アンコール最後に「サイレント・ナイト」を歌ったが、最初英語で、途中から日本語になり、やはりこういう曲だと航志君の日本語の持つパワーが倍化する。今まで3回で一番よかった。これからもどんどん成長、進化していくだろう。
以前書いたと思うが、航志くんのピアノのプレイ・スタイルがフィリップの影響を受けている。またヴォーカルのうなり、こぶしが利いてきた。何をやっても音楽の申し子だ。ステージの上で本当に楽しいのだろう。
この日はグレイ(GLAY)のギタリスト、たくろう(TAKURO)さんが観戦。彼はふだん何万人も集める幕張などでライヴをやるが、「大きいところでやっても、こういう小さいところでもちゃんと出来ないとだめですねえ、と強く感じました。ギミックなんか何もないストレートなライヴいいなあ、とすごく感激しました」と興奮気味に話してくれた。
■ 木下航志『Do The Soul』次回は、2009年3月7日(土曜)ブルース・アレイで。
■ 木下航志 最近の過去記事
September 12, 2008
Kishita Kohshi Live At Blues Alley: Started With "Sun Goddess" With Sunglass
http://blog.soulsearchin.com/archives/002669.html
June 09, 2008
Kishita Koushi First Live At Blues Alley
http://blog.soulsearchin.com/archives/002562.html
(ここに過去記事一覧リンクがあります)
July 18, 2008
Kishita Koushi & Les Freres Live
http://blog.soulsearchin.com/archives/002611.html
■ メンバー
木下航志 『Do The Soul!! vol.3』 @BAJ on 5th December 2008
(Vo/Pf/Rhodes)木下航志 (HAMMOND A-100)Phlip Woo (B)Takeshi Namura (G)Masa Kohama (Ds) J.R.Robinson (Vo)Brenda Vaughn (Vo/Sax) Pierre Andre (Vo) Sonya
(Jump in) Shanti (Vocal)
■セットリスト 木下航志 ブルース・アレイ
Setlist : Kishita Koushi @ Blues Alley Japan, December 5, 2008
[ ] indicates original artists
1st set
show started 19:44
01. Chameleon [Herbie Hancock]
02. Gimme Some Lovin’ [Spencer Davis Group]
03. I Believe To My Soul [Ray Charles]
04. You & I [Stevie Wonder]
05. Where Is The Love [Roberta Flack & Donny Hathaway](with Shanti)
06. Love, Love, Love [J.R.Bailey, Donny Hathaway]
07. Knocking On Heavens Door [Bob Dylan]
08. We Got Rhythm [Original]
show ended 20:45
2nd set
show started 21:18
01. Soulful Strut [Young-Holt Unlimited]
02. Let’s Kiss The Sun [Yamashita Tatsuro]
03. A Song For You [Leon Russell, Donny Hathaway, Christina Aguilera]
04. Mess Around [Ray Charles]
05. Ain’t Nothing Like The Real Thing [Marvin Gaye & Tammi Terrell] (with Brenda Vaughn)
06. Love Is Everywhere [Original]
07. You Send Me [Sam Cooke]
08. Another Star [Stevie Wonder]
Enc. You’ve Got A Fried [Carol King, James Taylor, Donny Hathaway] (with Brenda & Pierre)
Enc. This Christmas [Donny Hathaway]
Enc. Silent Night (Kohshi & Philip only)
show ended 22:38
(2008年12月5日・金、目黒ブルース・アレイ、木下航志ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>Kishita, Kohshi
2008-199
ソウル。
ソウルフルな平成生まれのシンガー・ソングライター、木下航志がこのところ目黒ブルース・アレイで約3ヶ月に1回定期的にライヴを行うようになっている。タイトルは『ドゥ・ザ・ソウル』で今回はその第3回。バックバンド・メンバーはほぼ前回と同じだが、ドラムスがJRに、またコーラスにニューヨークからソニヤが参加。今回は、なんと席が満員で立ち見もでるほどの盛況ぶり。人気の裾野が広がっているようだ。
航志の声が「ソウル向き」であることはまちがいないが、19歳でミュージシャンを率いてこれだけの2時間以上のライヴが出来てしまうところがやはりすごい。彼がキーボードを弾いて、歌を歌っていると、まさに「アイ・ビリーヴ・トゥ・マイ・ソウル(僕は自分のソウルを信じてる)」という言葉が彼の体のあちこちから放射線状に飛び散る感じだ。今回初お目見え曲も多く、かなり楽しめた。
それにしても、毎回確実に力をつけている木下航志というのが第一印象。テーマはソウルを歌うというもので、ほぼソウル・カヴァー曲で、バックのフィリップを始め強力なメンバーがソウルフルな航志をサポートする。ファーストの圧巻はスティーヴィーの「ユー・アンド・アイ」のほぼ弾き語り。声の伸びがすばらしい。この曲は彼の18番になるほどあっている。声が上に上がり、ぐーんと力強く伸びるところなんか、ちょっと言い過ぎだが、スティーヴィーを彷彿とさせる。ラジオなどにゲストで行った場合、キーボードひとつでできるので、今後も歌う機会が増えそうだ。
そして、飛び入りでシャンティが入り、ダニー&ロバータの「ホエア・イズ・ラヴ」を航志とデュオで披露した。しばらく前に、鹿児島でのシャンティのライヴに航志が飛び入りで歌ったので、今回はデュエットをしてみたという。二人のデュエットはなかなか相性がいいみたいだ。シャンティはこんど日本語の曲でデュエットしてみたい、という。
またあいかわらず、とぼけた自然体のMCがおもしろい。セカンド2曲目山下達郎さん楽曲を終えたところでこんなことを。「今日から山下達郎さんも、ツアーを始めたみたいで、会場は違いますが、同じ日にこのようにライヴが出来て幸せです(笑)」 今日(12月5日)からツアーが始まること、さすがご存知。毎回必ず達郎曲をカヴァーしているが、今回は「レッツ・キス・ザ・サン」をカヴァー。これを聴いてて、シャンティの「ウェイク・アップ・トゥ・ザ・サン」とメドレーにして歌ったらいいのではないかとも思った。
フィリップがMD(音楽監督=バンドマスター)だけに、存分に各ミュージシャンにソロ・スペースを与える。これがなかなかいい感じでバンドとしてもまとまっている。ソロのインタープレイでは、「ア・ソング・フォー・ユー」で、フィリップが思いつきでメロディーを弾くとそれを聴いてすぐに航志くんが同じ音を弾きなおすというゲームをやるのだが、これがかなりおもしろい。航志くんはよく聴いた音をすぐに再生できるものだ。そしてこの曲の最後のヴォーカル部分も圧巻。曲が終わっても拍手が鳴り止まない。
またサム・クックの「ユー・センド・ミー」では、ブレンダ、ピエール、ソニヤなどのソロ・シンガーにヴォーカルを回し、これもおもしろかった。ブレンダはもちろんいつもの通りの大迫力だが、ライヴでは初めて聴いたソニアというシンガーも相当すごかった。第一部と第二部をあわせると2時間20分。たっぷりたっぷり。アンコール最後に「サイレント・ナイト」を歌ったが、最初英語で、途中から日本語になり、やはりこういう曲だと航志君の日本語の持つパワーが倍化する。今まで3回で一番よかった。これからもどんどん成長、進化していくだろう。
以前書いたと思うが、航志くんのピアノのプレイ・スタイルがフィリップの影響を受けている。またヴォーカルのうなり、こぶしが利いてきた。何をやっても音楽の申し子だ。ステージの上で本当に楽しいのだろう。
この日はグレイ(GLAY)のギタリスト、たくろう(TAKURO)さんが観戦。彼はふだん何万人も集める幕張などでライヴをやるが、「大きいところでやっても、こういう小さいところでもちゃんと出来ないとだめですねえ、と強く感じました。ギミックなんか何もないストレートなライヴいいなあ、とすごく感激しました」と興奮気味に話してくれた。
■ 木下航志『Do The Soul』次回は、2009年3月7日(土曜)ブルース・アレイで。
■ 木下航志 最近の過去記事
September 12, 2008
Kishita Kohshi Live At Blues Alley: Started With "Sun Goddess" With Sunglass
http://blog.soulsearchin.com/archives/002669.html
June 09, 2008
Kishita Koushi First Live At Blues Alley
http://blog.soulsearchin.com/archives/002562.html
(ここに過去記事一覧リンクがあります)
July 18, 2008
Kishita Koushi & Les Freres Live
http://blog.soulsearchin.com/archives/002611.html
■ メンバー
木下航志 『Do The Soul!! vol.3』 @BAJ on 5th December 2008
(Vo/Pf/Rhodes)木下航志 (HAMMOND A-100)Phlip Woo (B)Takeshi Namura (G)Masa Kohama (Ds) J.R.Robinson (Vo)Brenda Vaughn (Vo/Sax) Pierre Andre (Vo) Sonya
(Jump in) Shanti (Vocal)
■セットリスト 木下航志 ブルース・アレイ
Setlist : Kishita Koushi @ Blues Alley Japan, December 5, 2008
[ ] indicates original artists
1st set
show started 19:44
01. Chameleon [Herbie Hancock]
02. Gimme Some Lovin’ [Spencer Davis Group]
03. I Believe To My Soul [Ray Charles]
04. You & I [Stevie Wonder]
05. Where Is The Love [Roberta Flack & Donny Hathaway](with Shanti)
06. Love, Love, Love [J.R.Bailey, Donny Hathaway]
07. Knocking On Heavens Door [Bob Dylan]
08. We Got Rhythm [Original]
show ended 20:45
2nd set
show started 21:18
01. Soulful Strut [Young-Holt Unlimited]
02. Let’s Kiss The Sun [Yamashita Tatsuro]
03. A Song For You [Leon Russell, Donny Hathaway, Christina Aguilera]
04. Mess Around [Ray Charles]
05. Ain’t Nothing Like The Real Thing [Marvin Gaye & Tammi Terrell] (with Brenda Vaughn)
06. Love Is Everywhere [Original]
07. You Send Me [Sam Cooke]
08. Another Star [Stevie Wonder]
Enc. You’ve Got A Fried [Carol King, James Taylor, Donny Hathaway] (with Brenda & Pierre)
Enc. This Christmas [Donny Hathaway]
Enc. Silent Night (Kohshi & Philip only)
show ended 22:38
(2008年12月5日・金、目黒ブルース・アレイ、木下航志ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>Kishita, Kohshi
2008-199
●51st Grammy Nominations Announced
2008年12月5日 音楽●【第51回グラミー賞ノミネート発表】
候補。
第51回グラミー賞のノミネートが発表された。全部で110部門。2007年10月1日から2008年9月30日までに全米でリリースされた作品がノミネート対象となっている。発表は2009年2月8日、ロスアンジェルスのステイプルズ・センターで行われる。中継はCBS。12月17日までに投票権のある会員に投票用紙が郵送され、会員は1月14日までに返送する。その後集計され、2月8日に発表される。
今年の最多はリル・ウェインの「アルバム」を含む8部門、コールドプレイが7部門、さらに、カニエ・ウェスト、ジェイZ、ニーヨが6部門でノミネートされている。
このところ、コラボレーションが多数でているが、ポップ部門でも多くの候補がコラボレーションになっている。アリシア・キーズとジョン・メイヤー、マドンナとジャスティン・ティンバーブレイクなど。
グラミー賞は今年から、ノミネーションの発表自体もテレビ中継を行った。また、2008年12月6日、ロスアンジェルスのダウンタウンに「グラミー博物館」がオープンしている。
「ソウル・サーチン・ブログ」でも1月末までに、恒例のグラミー予想を行う予定。主なノミネートは次の通り。
完全なリストは、グラミーの公式ページに。(英語)
http://content.grammy.com/grammy_awards/51st_show/list.aspx
■ 51回グラミー賞ノミネート
General Field
Category 1
Record Of The Year
(Award to the Artist and to the Producer(s), Recording Engineer(s) and/or Mixer(s), if other than the artist.)
Chasing Pavements: Adele
Viva La Vida: Coldplay
Bleeding Love:Leona Lewis
Paper Planes:M.I.A
Please Read The Letter: Robert Plant & Alison Krauss
Category 2
Album Of The Year
(Award to the Artist(s) and to the Album Producer(s), Recording Engineer(s)/Mixer(s) & Mastering Engineer(s), if other than the artist.)
Viva La Vida Or Death And All His Friends : Coldplay
Tha Carter III: Lil Wayne
Year Of The Gentleman: Ne-Yo
Raising Sand : Robert Plant & Alison Krauss
In Rainbows: Radiohead
Category 3
Song Of The Year
(A Songwriter(s) Award. A song is eligible if it was first released or if it first achieved prominence during the Eligibility Year. (Artist names appear in parentheses.) Singles or Tracks only.)
American Boy: William Adams, Keith Harris, Josh Lopez, Caleb Speir, John Stephens, Estelle Swaray & Kanye West, songwriters (Estelle Featuring Kanye West)
Chasing Pavements: Adele Adkins & Eg White, songwriters (Adele)
I’m Yours:Jason Mraz, songwriter (Jason Mraz)
Love Song:Sara Bareilles, songwriter (Sara Bareilles)
Viva La Vida: Guy Berryman, Jonny Buckland, Will Champion & Chris Martin, songwriters (Coldplay)
Category 4
Best New Artist
(For a new artist who releases, during the Eligibility Year, the first recording which establishes the public identity of that artist.)
Adele
Duffy
Jonas Brothers
Lady Antebellum
Jazmine Sullivan
Field 1 — Pop
Category 5
Best Female Pop Vocal Performance
(For a solo vocal performance. Singles or Tracks only.)
Chasing Pavements: Adele
Love Song:Sara Bareilles
Mercy:Duffy
Bleeding Love:Leona Lewis
I Kissed A Girl:Katy Perry
So What:Pink
Category 6
Best Male Pop Vocal Performance
(For a solo vocal performance. Singles or Tracks only.)
All Summer Long:Kid Rock
Say:John Mayer
That Was Me:Paul McCartney
I’m Yours:Jason Mraz
Closer:Ne-Yo
Wichita Lineman:James Taylor
Category 7
Best Pop Performance By A Duo Or Group With Vocals
(For established duos or groups, with vocals. Singles or Tracks only.)
Viva La Vida:Coldplay
Waiting In The Weeds:Eagles
Going On:Gnarls Barkley
Won’t Go Home Without You:Maroon 5
Apologize:OneRepublic
Category 8
Best Pop Collaboration With Vocals
(For a collaborative performance, with vocals, by artists who do not normally perform together. Singles or Tracks only.)
Lesson Learned:Alicia Keys & John Mayer
4 Minutes:Madonna, Justin Timberlake & Timbaland
Rich Woman:Robert Plant & Alison Krauss
If I Never See Your Face Again:Rihanna & Maroon 5
No Air:Jordin Sparks & Chris Brown
Category 9
Best Pop Instrumental Performance
(For solo, duo, group or collaborative performances, without vocals. Singles or Tracks only.)
Love Appetite:Steve Cropper & Felix Cavaliere
I Dreamed There Was No War:Eagles
Fortune Teller:Fourplay
Steppin’ Out:Stanley Jordan
Blast!:Marcus Miller
Category 10
Best Pop Instrumental Album
(For albums containing 51% or more playing time of INSTRUMENTAL tracks.)
Sax For Stax:Gerald Albright
Greatest Hits Rerecorded Volume One:Larry Carlton
Jingle All The Way:Béla Fleck & The Flecktones
The Spice Of Life:Earl Klugh
A Night Before Christmas:Spyro Gyra
Category 11
Best Pop Vocal Album
(For albums containing 51% or more playing time of VOCAL tracks.)
Detours:Sheryl Crow
Rockferry:Duffy
Long Road Out Of Eden:Eagles
Spirit:Leona Lewis Covers
James Taylor
Field 3 — Traditional Pop
Category 14
Best Traditional Pop Vocal Album
(For albums containing 51% or more playing time of VOCAL tracks.)
Still Unforgettable:Natalie Cole
The Sinatra Project:Michael Feinstein
Noël:Josh Groban
In The Swing Of Christmas:Barry Manilow
Rufus Does Judy At Carnegie Hall:Rufus Wainwright
Field 4 — Rock
Category 15
Best Solo Rock Vocal Performance
(For a solo vocal performance. Singles or Tracks only.)
Gravity:John Mayer
I Saw Her Standing There:Paul McCartney
Girls In Their Summer Clothes:Bruce Springsteen
Rise:Eddie Vedder
No Hidden Path:Neil Young
Field 6 — R&B
Category 23
Best Female R&B Vocal Performance
(For a solo vocal performance. Singles or Tracks only.)
Me, Myself And I:Beyoncé
Heaven Sent:Keyshia Cole
Spotlight:Jennifer Hudson
Superwoman: Alicia Keys
Need U Bad:Jazmine Sullivan
Category 24
Best Male R&B Vocal Performance
(For a solo vocal performance. Singles or Tracks only.)
You’re The Only One:Eric Benét
Take You Down:Chris Brown
Miss Independent:Ne-Yo
Can’t Help But Wait:Trey Songz
Here I Stand:Usher
Category 25
Best R&B Performance By A Duo Or Group With Vocals
(For duo, group or collaborative performances, with vocals. Singles or Tracks only.)
Ribbon In The Sky:Boyz II Men
Words:Anthony David Featuring India.Arie
Stay With Me (By The Sea):Al Green Featuring John Legend
I’m His Only Woman:Jennifer Hudson Featuring Fantasia
Never Give You Up:Raphael Saadiq Featuring Stevie Wonder & CJ Hilton
Category 26
Best Traditional R&B Vocal Performance
(For solo, duo, group or collaborative performances, with vocals. Singles or Tracks only.)
A Change Is Gonna Come: Wayne Brady
You’ve Got The Love I Need:Al Green Featuring Anthony Hamilton
Baby I Know:(Linda Jones) With Helen Bruner & Terry Jones
Love That Girl:Raphael Saadiq
In Love With Another Man: Jazmine Sullivan
Category 27
Best Urban/Alternative Performance
(For solo, duo, group or collaborative performances, with vocals. Singles or Tracks only.)
Say Goodbye To Love: Kenna
Wanna Be: Maiysha
Be OK: Chrisette Michele Featuring will.i.am
Many Moons: Janelle Monae
Lovin You (Music): Wayna Featuring Kokayi
Category 28
Best R&B Song
(A Songwriter(s) Award. For Song Eligibility Guidelines see Category #3. (Artist names appear in parentheses.) Singles or Tracks only.)
Bust Your Windows: Salaam Remi & Jazmine Sullivan, songwriters (Deandre Way, songwriter) (Jazmine Sullivan)
Customer: I. Barias, Raheem DeVaughn, C. Haggins, K. Oliver & J. Smith, songwriters (Raheem DeVaughn)
Heaven Sent: Keyshia Cole, Jason Farmer & Alex Francis, songwriters (Keyshia Cole)
Miss Independent: M.S. Eriksen, T.E. Hermansen & S. Smith, songwriters (Ne-Yo)
Spotlight: Mikkel S. Eriksen, Tor Erik Hermansen & Shaffer Smith, songwriters (Jennifer Hudson)
Category 29
Best R&B Album
(For albums containing 51% or more playing time of VOCAL tracks.)
Love & Life: Eric Benét
Motown: A Journey Through Hitsville USA: Boyz II Men
Lay It Down: Al Green
Jennifer Hudson: Jennifer Hudson
The Way I See It: Raphael Saadiq
Category 30
Best Contemporary R&B Album
(For albums containing 51% or more playing time of VOCAL tracks.)
Growing Pains: Mary J. Blige
Back Of My Lac’: J. Holiday
First Love : Karina
Year Of The Gentleman: Ne-Yo
Fearless: Jazmine Sullivan
Field 7 — Rap
Category 31
Best Rap Solo Performance
(For a solo Rap performance. Singles or Tracks only.)
Roc Boys (And The Winner Is)...Jay-Z
A Milli: Lil Wayne
Paris, Tokyo: Lupe Fiasco
N.i.*.*.e.r. (The Slave And The Master): Nas
Sexual Eruption: Snoop Dogg
Category 32
Best Rap Performance By A Duo Or Group
(For duo, group or collaborative performances of Rap only. Singles or Tracks only.)
Royal Flush: Big Boi Featuring Raekwon And Andre 3000
Swagga Like Us : Jay-Z & T.I. Featuring Kanye West & Lil Wayne
Mr. Carter: Lil Wayne Featuring Jay-Z
Wish You Would: Ludacris Featuring T.I.
Put On: Young Jeezy Featuring Kanye West
Category 33
Best Rap/Sung Collaboration
(For a Rap/Sung collaborative performance by artists who do not normally perform together. Singles or Tracks only.)
American Boy: Estelle Featuring Kanye West
Low: Flo Rida Featuring T-Pain
Green Light: John Legend & Andre 3000
Got Money: Lil Wayne Featuring T-Pain
Superstar:Lupe Fiasco Featuring Matthew Santos
Category 34
Best Rap Song
(A Songwriter(s) Award. For Song Eligibility Guidelines see Category #3. (Artist names appear in parentheses.) Singles or Tracks only.)
Lollipop:D. Carter, S. Garrett, D. Harrison, J. Scheffer & R. Zamor, songwriters (Lil Wayne Featuring Static Major)
LowT :. Dillard, M. Humphrey & T-Pain, songwriters (Flo Rida Featuring T-Pain)
Sexual Eruption: Calvin Broadus, S. Lovejoy & D. Stewart, songwriters (Snoop Dogg)
Superstar: Lupe Fiasco & Soundtrakk, songwriters (Lupe Fiasco Featuring Matthew Santos)
Swagga Like Us: D. Carter, S. Carter, Clifford Harris & Kanye West, songwriters (M. Arulpragasam, N. Headon, M. Jones, J. Mellor, T. Pentz & P. Simonon, songwriters) (Jay-Z & T.I. Featuring Kanye West & Lil Wayne)
Category 35
Best Rap Album
(For albums containing 51% or more playing time of VOCAL tracks.)
American Gangster: Jay-Z
Tha Carter III: Lil Wayne
The Cool: Lupe Fiasco
Nas: Nas
Paper Trail: T.I.
Category 90
Best Album Notes
Art Of Field Recording Volume I: Fifty Years Of Traditional American Music Documented By Art Rosenbaum
Art Rosenbaum, album notes writer (Various Artists)
[Dust-To-Digital]
Debate ’08: Taft And Bryan Campaign On The Edison Phonograph
Patrick Feaster & David Giovannoni, album notes writers (William Jennings Bryan & William Howard Taft)
[Archeophone Records]
Kind Of Blue: 50th Anniversary Collector’s Edition
Francis Davis, album notes writer (Miles Davis)
[Columbia/Legacy Recordings]
Rare & Unreleased Recordings From The Golden Reign Of The Queen Of Soul
David Ritz & Jerry Wexler, album notes writers (Aretha Franklin)
[Rhino/Atlantic]
The Unsung Father Of Country Music: 1925-1934
Henry "Hank" Sapoznik, album notes writer (Ernest V. Stoneman)
[5-String Productions]
Category 93
Producer Of The Year, Non-Classical
(A Producer’s Award. (Artists names appear in parentheses.))
Danger Mouse
Attack & Release (The Black Keys) (A)
Modern Guilt (Beck) (A)
The Odd Couple (Gnarls Barkley) (A)
Nigel Godrich
In Rainbows (Radiohead) (A)
Johnny Karkazis (Johnny K)
Big Bad World (Plain White T’s) (A)
The Illusion Of Progress (Staind) (A)
Light From Above (Black Tide) (A)
3 Doors Down (3 Doors Down) (A)
Rick Rubin
Death Magnetic (Metallica) (A)
Home Before Dark (Neil Diamond) (A)
Mercy (Dancing For The Death Of An Imaginary Enemy) (Ours) (A)
Seeing Things (Jakob Dylan) (A)
Weezer (Red Album) (Weezer) (A)
will.i.am
American Boy (Estelle Featuring Kanye West) (T)
Encanto (Sergio Mendes) (A)
Funky Bahia (Sergio Mendes Featuring will.i.am & Siedah Garrett) (T)
In The Ayer (Flo Rida Featuring will.i.am) (T)
Pick It Up (Fergie) (T)
Picture Perfect (Chris Brown Featuring will.i.am) (T)
What’s Your Name (Usher Featuring will.i.am) (T)
++++++++++++++++++++
ENT>AWARD>GRAMMY>51st, Nomination
候補。
第51回グラミー賞のノミネートが発表された。全部で110部門。2007年10月1日から2008年9月30日までに全米でリリースされた作品がノミネート対象となっている。発表は2009年2月8日、ロスアンジェルスのステイプルズ・センターで行われる。中継はCBS。12月17日までに投票権のある会員に投票用紙が郵送され、会員は1月14日までに返送する。その後集計され、2月8日に発表される。
今年の最多はリル・ウェインの「アルバム」を含む8部門、コールドプレイが7部門、さらに、カニエ・ウェスト、ジェイZ、ニーヨが6部門でノミネートされている。
このところ、コラボレーションが多数でているが、ポップ部門でも多くの候補がコラボレーションになっている。アリシア・キーズとジョン・メイヤー、マドンナとジャスティン・ティンバーブレイクなど。
グラミー賞は今年から、ノミネーションの発表自体もテレビ中継を行った。また、2008年12月6日、ロスアンジェルスのダウンタウンに「グラミー博物館」がオープンしている。
「ソウル・サーチン・ブログ」でも1月末までに、恒例のグラミー予想を行う予定。主なノミネートは次の通り。
完全なリストは、グラミーの公式ページに。(英語)
http://content.grammy.com/grammy_awards/51st_show/list.aspx
■ 51回グラミー賞ノミネート
General Field
Category 1
Record Of The Year
(Award to the Artist and to the Producer(s), Recording Engineer(s) and/or Mixer(s), if other than the artist.)
Chasing Pavements: Adele
Viva La Vida: Coldplay
Bleeding Love:Leona Lewis
Paper Planes:M.I.A
Please Read The Letter: Robert Plant & Alison Krauss
Category 2
Album Of The Year
(Award to the Artist(s) and to the Album Producer(s), Recording Engineer(s)/Mixer(s) & Mastering Engineer(s), if other than the artist.)
Viva La Vida Or Death And All His Friends : Coldplay
Tha Carter III: Lil Wayne
Year Of The Gentleman: Ne-Yo
Raising Sand : Robert Plant & Alison Krauss
In Rainbows: Radiohead
Category 3
Song Of The Year
(A Songwriter(s) Award. A song is eligible if it was first released or if it first achieved prominence during the Eligibility Year. (Artist names appear in parentheses.) Singles or Tracks only.)
American Boy: William Adams, Keith Harris, Josh Lopez, Caleb Speir, John Stephens, Estelle Swaray & Kanye West, songwriters (Estelle Featuring Kanye West)
Chasing Pavements: Adele Adkins & Eg White, songwriters (Adele)
I’m Yours:Jason Mraz, songwriter (Jason Mraz)
Love Song:Sara Bareilles, songwriter (Sara Bareilles)
Viva La Vida: Guy Berryman, Jonny Buckland, Will Champion & Chris Martin, songwriters (Coldplay)
Category 4
Best New Artist
(For a new artist who releases, during the Eligibility Year, the first recording which establishes the public identity of that artist.)
Adele
Duffy
Jonas Brothers
Lady Antebellum
Jazmine Sullivan
Field 1 — Pop
Category 5
Best Female Pop Vocal Performance
(For a solo vocal performance. Singles or Tracks only.)
Chasing Pavements: Adele
Love Song:Sara Bareilles
Mercy:Duffy
Bleeding Love:Leona Lewis
I Kissed A Girl:Katy Perry
So What:Pink
Category 6
Best Male Pop Vocal Performance
(For a solo vocal performance. Singles or Tracks only.)
All Summer Long:Kid Rock
Say:John Mayer
That Was Me:Paul McCartney
I’m Yours:Jason Mraz
Closer:Ne-Yo
Wichita Lineman:James Taylor
Category 7
Best Pop Performance By A Duo Or Group With Vocals
(For established duos or groups, with vocals. Singles or Tracks only.)
Viva La Vida:Coldplay
Waiting In The Weeds:Eagles
Going On:Gnarls Barkley
Won’t Go Home Without You:Maroon 5
Apologize:OneRepublic
Category 8
Best Pop Collaboration With Vocals
(For a collaborative performance, with vocals, by artists who do not normally perform together. Singles or Tracks only.)
Lesson Learned:Alicia Keys & John Mayer
4 Minutes:Madonna, Justin Timberlake & Timbaland
Rich Woman:Robert Plant & Alison Krauss
If I Never See Your Face Again:Rihanna & Maroon 5
No Air:Jordin Sparks & Chris Brown
Category 9
Best Pop Instrumental Performance
(For solo, duo, group or collaborative performances, without vocals. Singles or Tracks only.)
Love Appetite:Steve Cropper & Felix Cavaliere
I Dreamed There Was No War:Eagles
Fortune Teller:Fourplay
Steppin’ Out:Stanley Jordan
Blast!:Marcus Miller
Category 10
Best Pop Instrumental Album
(For albums containing 51% or more playing time of INSTRUMENTAL tracks.)
Sax For Stax:Gerald Albright
Greatest Hits Rerecorded Volume One:Larry Carlton
Jingle All The Way:Béla Fleck & The Flecktones
The Spice Of Life:Earl Klugh
A Night Before Christmas:Spyro Gyra
Category 11
Best Pop Vocal Album
(For albums containing 51% or more playing time of VOCAL tracks.)
Detours:Sheryl Crow
Rockferry:Duffy
Long Road Out Of Eden:Eagles
Spirit:Leona Lewis Covers
James Taylor
Field 3 — Traditional Pop
Category 14
Best Traditional Pop Vocal Album
(For albums containing 51% or more playing time of VOCAL tracks.)
Still Unforgettable:Natalie Cole
The Sinatra Project:Michael Feinstein
Noël:Josh Groban
In The Swing Of Christmas:Barry Manilow
Rufus Does Judy At Carnegie Hall:Rufus Wainwright
Field 4 — Rock
Category 15
Best Solo Rock Vocal Performance
(For a solo vocal performance. Singles or Tracks only.)
Gravity:John Mayer
I Saw Her Standing There:Paul McCartney
Girls In Their Summer Clothes:Bruce Springsteen
Rise:Eddie Vedder
No Hidden Path:Neil Young
Field 6 — R&B
Category 23
Best Female R&B Vocal Performance
(For a solo vocal performance. Singles or Tracks only.)
Me, Myself And I:Beyoncé
Heaven Sent:Keyshia Cole
Spotlight:Jennifer Hudson
Superwoman: Alicia Keys
Need U Bad:Jazmine Sullivan
Category 24
Best Male R&B Vocal Performance
(For a solo vocal performance. Singles or Tracks only.)
You’re The Only One:Eric Benét
Take You Down:Chris Brown
Miss Independent:Ne-Yo
Can’t Help But Wait:Trey Songz
Here I Stand:Usher
Category 25
Best R&B Performance By A Duo Or Group With Vocals
(For duo, group or collaborative performances, with vocals. Singles or Tracks only.)
Ribbon In The Sky:Boyz II Men
Words:Anthony David Featuring India.Arie
Stay With Me (By The Sea):Al Green Featuring John Legend
I’m His Only Woman:Jennifer Hudson Featuring Fantasia
Never Give You Up:Raphael Saadiq Featuring Stevie Wonder & CJ Hilton
Category 26
Best Traditional R&B Vocal Performance
(For solo, duo, group or collaborative performances, with vocals. Singles or Tracks only.)
A Change Is Gonna Come: Wayne Brady
You’ve Got The Love I Need:Al Green Featuring Anthony Hamilton
Baby I Know:(Linda Jones) With Helen Bruner & Terry Jones
Love That Girl:Raphael Saadiq
In Love With Another Man: Jazmine Sullivan
Category 27
Best Urban/Alternative Performance
(For solo, duo, group or collaborative performances, with vocals. Singles or Tracks only.)
Say Goodbye To Love: Kenna
Wanna Be: Maiysha
Be OK: Chrisette Michele Featuring will.i.am
Many Moons: Janelle Monae
Lovin You (Music): Wayna Featuring Kokayi
Category 28
Best R&B Song
(A Songwriter(s) Award. For Song Eligibility Guidelines see Category #3. (Artist names appear in parentheses.) Singles or Tracks only.)
Bust Your Windows: Salaam Remi & Jazmine Sullivan, songwriters (Deandre Way, songwriter) (Jazmine Sullivan)
Customer: I. Barias, Raheem DeVaughn, C. Haggins, K. Oliver & J. Smith, songwriters (Raheem DeVaughn)
Heaven Sent: Keyshia Cole, Jason Farmer & Alex Francis, songwriters (Keyshia Cole)
Miss Independent: M.S. Eriksen, T.E. Hermansen & S. Smith, songwriters (Ne-Yo)
Spotlight: Mikkel S. Eriksen, Tor Erik Hermansen & Shaffer Smith, songwriters (Jennifer Hudson)
Category 29
Best R&B Album
(For albums containing 51% or more playing time of VOCAL tracks.)
Love & Life: Eric Benét
Motown: A Journey Through Hitsville USA: Boyz II Men
Lay It Down: Al Green
Jennifer Hudson: Jennifer Hudson
The Way I See It: Raphael Saadiq
Category 30
Best Contemporary R&B Album
(For albums containing 51% or more playing time of VOCAL tracks.)
Growing Pains: Mary J. Blige
Back Of My Lac’: J. Holiday
First Love : Karina
Year Of The Gentleman: Ne-Yo
Fearless: Jazmine Sullivan
Field 7 — Rap
Category 31
Best Rap Solo Performance
(For a solo Rap performance. Singles or Tracks only.)
Roc Boys (And The Winner Is)...Jay-Z
A Milli: Lil Wayne
Paris, Tokyo: Lupe Fiasco
N.i.*.*.e.r. (The Slave And The Master): Nas
Sexual Eruption: Snoop Dogg
Category 32
Best Rap Performance By A Duo Or Group
(For duo, group or collaborative performances of Rap only. Singles or Tracks only.)
Royal Flush: Big Boi Featuring Raekwon And Andre 3000
Swagga Like Us : Jay-Z & T.I. Featuring Kanye West & Lil Wayne
Mr. Carter: Lil Wayne Featuring Jay-Z
Wish You Would: Ludacris Featuring T.I.
Put On: Young Jeezy Featuring Kanye West
Category 33
Best Rap/Sung Collaboration
(For a Rap/Sung collaborative performance by artists who do not normally perform together. Singles or Tracks only.)
American Boy: Estelle Featuring Kanye West
Low: Flo Rida Featuring T-Pain
Green Light: John Legend & Andre 3000
Got Money: Lil Wayne Featuring T-Pain
Superstar:Lupe Fiasco Featuring Matthew Santos
Category 34
Best Rap Song
(A Songwriter(s) Award. For Song Eligibility Guidelines see Category #3. (Artist names appear in parentheses.) Singles or Tracks only.)
Lollipop:D. Carter, S. Garrett, D. Harrison, J. Scheffer & R. Zamor, songwriters (Lil Wayne Featuring Static Major)
LowT :. Dillard, M. Humphrey & T-Pain, songwriters (Flo Rida Featuring T-Pain)
Sexual Eruption: Calvin Broadus, S. Lovejoy & D. Stewart, songwriters (Snoop Dogg)
Superstar: Lupe Fiasco & Soundtrakk, songwriters (Lupe Fiasco Featuring Matthew Santos)
Swagga Like Us: D. Carter, S. Carter, Clifford Harris & Kanye West, songwriters (M. Arulpragasam, N. Headon, M. Jones, J. Mellor, T. Pentz & P. Simonon, songwriters) (Jay-Z & T.I. Featuring Kanye West & Lil Wayne)
Category 35
Best Rap Album
(For albums containing 51% or more playing time of VOCAL tracks.)
American Gangster: Jay-Z
Tha Carter III: Lil Wayne
The Cool: Lupe Fiasco
Nas: Nas
Paper Trail: T.I.
Category 90
Best Album Notes
Art Of Field Recording Volume I: Fifty Years Of Traditional American Music Documented By Art Rosenbaum
Art Rosenbaum, album notes writer (Various Artists)
[Dust-To-Digital]
Debate ’08: Taft And Bryan Campaign On The Edison Phonograph
Patrick Feaster & David Giovannoni, album notes writers (William Jennings Bryan & William Howard Taft)
[Archeophone Records]
Kind Of Blue: 50th Anniversary Collector’s Edition
Francis Davis, album notes writer (Miles Davis)
[Columbia/Legacy Recordings]
Rare & Unreleased Recordings From The Golden Reign Of The Queen Of Soul
David Ritz & Jerry Wexler, album notes writers (Aretha Franklin)
[Rhino/Atlantic]
The Unsung Father Of Country Music: 1925-1934
Henry "Hank" Sapoznik, album notes writer (Ernest V. Stoneman)
[5-String Productions]
Category 93
Producer Of The Year, Non-Classical
(A Producer’s Award. (Artists names appear in parentheses.))
Danger Mouse
Attack & Release (The Black Keys) (A)
Modern Guilt (Beck) (A)
The Odd Couple (Gnarls Barkley) (A)
Nigel Godrich
In Rainbows (Radiohead) (A)
Johnny Karkazis (Johnny K)
Big Bad World (Plain White T’s) (A)
The Illusion Of Progress (Staind) (A)
Light From Above (Black Tide) (A)
3 Doors Down (3 Doors Down) (A)
Rick Rubin
Death Magnetic (Metallica) (A)
Home Before Dark (Neil Diamond) (A)
Mercy (Dancing For The Death Of An Imaginary Enemy) (Ours) (A)
Seeing Things (Jakob Dylan) (A)
Weezer (Red Album) (Weezer) (A)
will.i.am
American Boy (Estelle Featuring Kanye West) (T)
Encanto (Sergio Mendes) (A)
Funky Bahia (Sergio Mendes Featuring will.i.am & Siedah Garrett) (T)
In The Ayer (Flo Rida Featuring will.i.am) (T)
Pick It Up (Fergie) (T)
Picture Perfect (Chris Brown Featuring will.i.am) (T)
What’s Your Name (Usher Featuring will.i.am) (T)
++++++++++++++++++++
ENT>AWARD>GRAMMY>51st, Nomination
⊿ Kunimoto Takeharu : The Chushingura
2008年12月4日 音楽⊿【国本武春・大忠臣蔵@朝日ホール】
名調子。
待ってました。うなる浪曲師、日本一のエンタテインメント浪曲、三味線とうなりたっぷりの名調子国本武春さんの単独ライヴ。年末恒例『忠臣蔵』で有楽町・マリオン11階由緒正しい朝日ホール。
初めて彼のことを知ったのは2005年12月のこと。今回はフルショウを拝見させていただいた。さすがに観客の年齢層は高い。ほとんど50代より上かと思えるが、いや、40代もいるか。男女比は7:3くらいか。いや、意外と女性が多いので6:4くらいかな。落語よりもう少し若い感じはする。
第一部も第二部も『忠臣蔵』を中心にした演目。第一部は、例によって「三味線」エンタテインメントの正しい聴き方、いや、参加の仕方をレクチャーしつつ、三味線をバックに何曲か歌う。ハイヴォイスの歌になるあたりなんか、けっこううまい。三味線をギター同様に扱い、さらにリズムマシンの打ち込みも併用して、なんともいえぬ独特の世界を醸し出す。
これはお客参加型のエンタテインメントで、客はまず演者が登場すると、「待ってました」と声をかける。次に三味線が3回鳴ったら、「名調子!」と声をいれ、さらに一段落したら「日本一(にっぽんいち)!」と声をかける。まさにここらあたりは、演者と観客の「コール&レスポンス」だ。おもしろい。
浅野内匠頭(あさの・たくみのかみ)が大名吉良上野介(きら・こうずのすけ)を切りつけるシーンを、国本さんが熱演。その一部をみなさんもやってみましょう、と教える。徐々に観客も慣れてきて、いくつかの振りを覚えるのだが、まあ、これがおもしろい。浅野が吉良に切りかかろうとすると、部下が「殿中でござる、殿中でござる」と言って、止める。
日本の話芸の素晴らしいことのひとつは、首を左右に動かすだけで、登場人物を変えられるとのこと。
有名なストーリーに独自の楽曲をつけて、ロック調、バラード調で歌を聴かせる。67分で第一部終了。
約20分の休憩を挟んで、古典浪曲を三味線沢村豊子さんと国本さんのうなり。このタイトルは、「徳利(とくり)の別れ」というもの。これは、吉良に復讐を誓う赤穂四十七士のひとり赤埴重賢(あかばね・しげかた=通称・源蔵=げんぞう)が、討ち入りの前に兄のところに行き、最後の酒を交わそうとするが、たまたま兄はいなかった。そこで、その酒の入った徳利の半分を自分が飲み、半分を帰った兄に飲んでもらい交わしたことにしよう、というもの。これをよどみなく、噛むこともなく、本当に名調子で立て板に水でやる。約30分。まさに「芸」だ。すばらしい。
終わって、トイレに寄って外に出たら、もう国本さん、サイン会を始めていた。はや。「いよっっ、にっっっっっぽんいち!」
■ 過去記事
January 11, 2006
Kunimoto Takeharu (Part 1): Live At Ne Quittez Pas
http://blog.soulsearchin.com/archives/000765.html
January 12, 2006
Kunimoto Takeharu (Part 2): New Wave Of Roukyoku: Trying To Find Soul Of Shamisen
http://blog.soulsearchin.com/archives/000766.html
■ 近く今後のライヴ
2008年12/07(日)岐阜市民会館 14:00~「国本武春浪曲公演」
12/10(水)札幌・道新ホール18:30~「国本武春の大忠臣蔵」
12/14(日)東京・カメリアH14:30~「国本武春の大忠臣蔵」古典
12/14(日)東京・カメリアH18:30~「国本武春の大忠臣蔵」 弾き語り
■ オフィシャルウェッブ
http://takeharudo.music.coocan.jp/
■ メンバー
国本武春 (弾き語り)
沢村豊子 (三味線=第二部)
■ セットリスト 国本武春 @ 朝日ホール
Setlist : Kunimoto Takeharu @ Asahi Hall, December 3, 2008
1st set
show started 19:01
01. 「待ってました」「名調子」「日本一」のレクチャー
02. 堪忍ブギ
03. 殿中人情 (with track)
04. ザ・忠臣蔵 殿中、刃傷~田村邸の別れ (with track)
show ended 20:07
2nd set
show started
01. 忠臣蔵~赤垣源蔵 徳利の別れ
show ended 20:59
(2008年12月3日水曜、有楽町・朝日ホール=国本武春ライヴ)
ENT>ROUKYOKU>Kunimoto, Takeharu
2008-198
名調子。
待ってました。うなる浪曲師、日本一のエンタテインメント浪曲、三味線とうなりたっぷりの名調子国本武春さんの単独ライヴ。年末恒例『忠臣蔵』で有楽町・マリオン11階由緒正しい朝日ホール。
初めて彼のことを知ったのは2005年12月のこと。今回はフルショウを拝見させていただいた。さすがに観客の年齢層は高い。ほとんど50代より上かと思えるが、いや、40代もいるか。男女比は7:3くらいか。いや、意外と女性が多いので6:4くらいかな。落語よりもう少し若い感じはする。
第一部も第二部も『忠臣蔵』を中心にした演目。第一部は、例によって「三味線」エンタテインメントの正しい聴き方、いや、参加の仕方をレクチャーしつつ、三味線をバックに何曲か歌う。ハイヴォイスの歌になるあたりなんか、けっこううまい。三味線をギター同様に扱い、さらにリズムマシンの打ち込みも併用して、なんともいえぬ独特の世界を醸し出す。
これはお客参加型のエンタテインメントで、客はまず演者が登場すると、「待ってました」と声をかける。次に三味線が3回鳴ったら、「名調子!」と声をいれ、さらに一段落したら「日本一(にっぽんいち)!」と声をかける。まさにここらあたりは、演者と観客の「コール&レスポンス」だ。おもしろい。
浅野内匠頭(あさの・たくみのかみ)が大名吉良上野介(きら・こうずのすけ)を切りつけるシーンを、国本さんが熱演。その一部をみなさんもやってみましょう、と教える。徐々に観客も慣れてきて、いくつかの振りを覚えるのだが、まあ、これがおもしろい。浅野が吉良に切りかかろうとすると、部下が「殿中でござる、殿中でござる」と言って、止める。
日本の話芸の素晴らしいことのひとつは、首を左右に動かすだけで、登場人物を変えられるとのこと。
有名なストーリーに独自の楽曲をつけて、ロック調、バラード調で歌を聴かせる。67分で第一部終了。
約20分の休憩を挟んで、古典浪曲を三味線沢村豊子さんと国本さんのうなり。このタイトルは、「徳利(とくり)の別れ」というもの。これは、吉良に復讐を誓う赤穂四十七士のひとり赤埴重賢(あかばね・しげかた=通称・源蔵=げんぞう)が、討ち入りの前に兄のところに行き、最後の酒を交わそうとするが、たまたま兄はいなかった。そこで、その酒の入った徳利の半分を自分が飲み、半分を帰った兄に飲んでもらい交わしたことにしよう、というもの。これをよどみなく、噛むこともなく、本当に名調子で立て板に水でやる。約30分。まさに「芸」だ。すばらしい。
終わって、トイレに寄って外に出たら、もう国本さん、サイン会を始めていた。はや。「いよっっ、にっっっっっぽんいち!」
■ 過去記事
January 11, 2006
Kunimoto Takeharu (Part 1): Live At Ne Quittez Pas
http://blog.soulsearchin.com/archives/000765.html
January 12, 2006
Kunimoto Takeharu (Part 2): New Wave Of Roukyoku: Trying To Find Soul Of Shamisen
http://blog.soulsearchin.com/archives/000766.html
■ 近く今後のライヴ
2008年12/07(日)岐阜市民会館 14:00~「国本武春浪曲公演」
12/10(水)札幌・道新ホール18:30~「国本武春の大忠臣蔵」
12/14(日)東京・カメリアH14:30~「国本武春の大忠臣蔵」古典
12/14(日)東京・カメリアH18:30~「国本武春の大忠臣蔵」 弾き語り
■ オフィシャルウェッブ
http://takeharudo.music.coocan.jp/
■ メンバー
国本武春 (弾き語り)
沢村豊子 (三味線=第二部)
■ セットリスト 国本武春 @ 朝日ホール
Setlist : Kunimoto Takeharu @ Asahi Hall, December 3, 2008
1st set
show started 19:01
01. 「待ってました」「名調子」「日本一」のレクチャー
02. 堪忍ブギ
03. 殿中人情 (with track)
04. ザ・忠臣蔵 殿中、刃傷~田村邸の別れ (with track)
show ended 20:07
2nd set
show started
01. 忠臣蔵~赤垣源蔵 徳利の別れ
show ended 20:59
(2008年12月3日水曜、有楽町・朝日ホール=国本武春ライヴ)
ENT>ROUKYOKU>Kunimoto, Takeharu
2008-198
△Another Soul Summit At Shizuoka-Ya
2008年12月3日 音楽△【もうひとつのソウル・サミット~鈴木啓志氏パソコン始める】
ネット。
ソウルを聴いて半世紀「ファンキー坊主」こと白川さんがゆっくりソウル・バーで飲みましょう、ということで佐藤善雄さん、松尾潔さん、鈴木啓志さんらが下北沢の「しずおか屋」に集合した。僕も末席に。タイトル「もうひとつのソウル・サミット」。前回小規模に一度行ったものに今回は鈴木さんをスペシャル・ゲストでフィーチャー。鈴木さん絶好調であった。
今回の一面トップの大ニュースは、「鈴木啓志ネット始める! Emailも」といった見出しだろうか。ソウル界大御所の評論家である鈴木さんは、インターネット、パソコンなどまったくわからずということで、これまでに全然手をつけてこなかった。前回鈴木さんに会ったのがいつだったか正確におぼえてないのだが、そのときは少なくともパソコンはやっていなかった。
そうしたら、なんとこの日、鈴木さんが「自分用のパソコンを持ち、ネットを見ている」ということが発覚したのだ。「吉岡くんのページも見てるよ!」 が~~ん。「鈴木さん、それ息子さんのパソコンじゃないですよね、自分のですよね」「ああそうだよ」「鈴木さん、じゃあ、Eメールは?? アドレス教えてくださいよ!」「あるんだけど、わかんないだよ。メールは見れるけど、送れない…。それにアドレス教えると、いろんなところから、変なメールがたくさん来るんでしょ」 間髪いれず横から白川さん。「うん、うん、僕がたくさんエロ画像送りますよ、なんでも送りますよ」
どうやら鈴木さん、海外とのやりとりでさすがに最近ではメールが必須になったので導入したらしい。「向こうから来る資料とかが、ファックスとかじゃなくて、最近はみんなメールで送りたいって言うようになってきた」と鈴木さん。で、時々音声ファイルなども来て、「(送られてきた)音は聴けるんだけど、自分でまだ送れない…。ぜんぜんわかんないんだよ」「で、原稿もついにワープロになったんですか」「いや、手書き!」「パソコンはいつからですか」「3ヶ月くらい前から…」
そうですよねえ、オークションとか海外からレコード買うんだったら、パソコン必須ですからねえ。しかし、かたくなにパソコン導入を渋っていた鈴木さんがパソコンをいれたということで、これは21世紀最大のソウル界のニュースだ。
でも、いまだに携帯電話は持っていない。さすがだ…。
佐藤さんと白川さんは、佐藤さんの親戚が白川さんの檀家ということで、その法事で知り合い最近急速に接近。そんなことが起こるんですかねえ、東京ナイト。(笑)
佐藤さん、この「ソウル・サーチン」で江守藹さんの本を見てすぐアマゾンで購入されたという。「すごくおもしろかった。自分と接点があるものもあったんで。で、アマゾンだと同じ著者のその他の本って(画面に)出るでしょう。だから、一緒に江守さんの『アメリカ南部を聴く』も買っちゃいました」 まさにアマゾンの(思う)ツボだ。「江守さんが、なぜあれだけテンプスなのか、すごくよくわかって感動しましたよ。(エディー・ケンドリックスの)お葬式にまで行ってね。あの本で出てた『踊り場』ね、『ディスコ』じゃなくて。僕たちも高校で行き始めた頃、やっぱり『踊り場』だった。いやあ、ほんと、おもしろかった。僕らは、勝本さんとかニックさんは、後から知ったんで、彼らのことがよくわかってよかったですよ」
■ 黒く踊れ
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4877770925/soulsearchiho-22/ref=nosim/
■ アメリカ南部を聴く―ソウルフル・トリップ
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4636209346/soulsearchiho-22/ref=nosim/
ワン・ウェイ。
その他、マニアックなシングル盤の話などなどがありつつ、そうこうしているうちに、下北沢から三軒茶屋のソウル・バーへ移動ということになる。まず、「マジック・ソウル」、そして、「ベイビー・ベイビー・ベイビー」だ。白川さんの携帯を借りた鈴木さん、電話をかけに。なんと、ここに鈴木さんの1人息子一路(かずみち)くんがアルバイトを終えて、ジョインするという。なんか、一路くん、イグザイルのファンとのことで、鈴木さんが松尾さんに会わせたいとのこと。
鈴木パパ、ジュニアを三茶の駅までお迎え。松尾さんは、彼が2歳くらいのときに(1991年か92年)、鈴木宅でだっこしたことがあるという。何分か経って登場した一路くん、なんとジャニーズ系とも思えるかわいいルックス・ナイスな姿で登場。一同「鈴木さんに似てな~~い」と声をあげる。1989年11月11日(つまり平成元年だ)生まれという、すべて1並び! うそか本当か、午後1時11分生まれだそうだ。そして、「一」をどこかにいれたいと思ったパパは、自分が好きだったデトロイトのグループ、ワン・ウェイ(一路)を思い、その子に名付けたのであった。
ということを本人は知っているのか、と松尾さんが本人に尋ねると「さあ、知らない」とのこと。松尾さん懇切丁寧にワン・ウェイの解説をし、一路くん「そうだったんですか」と感慨深そう。しかし彼は「お父さんのレコードはほとんど聴かない、お父さんが書いたものは読んだことがない」そうだ。
横から白川さん、「こんど何枚か抜いて、僕に持ってきて」。まだ彼は将来どんな道に進むかは決めていないそうだ。いずれにせよ、ワン・ウェイで突き進むのではないか。そんなことも起こる、三茶ナイト。
■ ワン・ウェイ
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B0019N1Q2S/soulsearchiho-22/ref=nosim/
ESSAY>Another Soul Summit
ネット。
ソウルを聴いて半世紀「ファンキー坊主」こと白川さんがゆっくりソウル・バーで飲みましょう、ということで佐藤善雄さん、松尾潔さん、鈴木啓志さんらが下北沢の「しずおか屋」に集合した。僕も末席に。タイトル「もうひとつのソウル・サミット」。前回小規模に一度行ったものに今回は鈴木さんをスペシャル・ゲストでフィーチャー。鈴木さん絶好調であった。
今回の一面トップの大ニュースは、「鈴木啓志ネット始める! Emailも」といった見出しだろうか。ソウル界大御所の評論家である鈴木さんは、インターネット、パソコンなどまったくわからずということで、これまでに全然手をつけてこなかった。前回鈴木さんに会ったのがいつだったか正確におぼえてないのだが、そのときは少なくともパソコンはやっていなかった。
そうしたら、なんとこの日、鈴木さんが「自分用のパソコンを持ち、ネットを見ている」ということが発覚したのだ。「吉岡くんのページも見てるよ!」 が~~ん。「鈴木さん、それ息子さんのパソコンじゃないですよね、自分のですよね」「ああそうだよ」「鈴木さん、じゃあ、Eメールは?? アドレス教えてくださいよ!」「あるんだけど、わかんないだよ。メールは見れるけど、送れない…。それにアドレス教えると、いろんなところから、変なメールがたくさん来るんでしょ」 間髪いれず横から白川さん。「うん、うん、僕がたくさんエロ画像送りますよ、なんでも送りますよ」
どうやら鈴木さん、海外とのやりとりでさすがに最近ではメールが必須になったので導入したらしい。「向こうから来る資料とかが、ファックスとかじゃなくて、最近はみんなメールで送りたいって言うようになってきた」と鈴木さん。で、時々音声ファイルなども来て、「(送られてきた)音は聴けるんだけど、自分でまだ送れない…。ぜんぜんわかんないんだよ」「で、原稿もついにワープロになったんですか」「いや、手書き!」「パソコンはいつからですか」「3ヶ月くらい前から…」
そうですよねえ、オークションとか海外からレコード買うんだったら、パソコン必須ですからねえ。しかし、かたくなにパソコン導入を渋っていた鈴木さんがパソコンをいれたということで、これは21世紀最大のソウル界のニュースだ。
でも、いまだに携帯電話は持っていない。さすがだ…。
佐藤さんと白川さんは、佐藤さんの親戚が白川さんの檀家ということで、その法事で知り合い最近急速に接近。そんなことが起こるんですかねえ、東京ナイト。(笑)
佐藤さん、この「ソウル・サーチン」で江守藹さんの本を見てすぐアマゾンで購入されたという。「すごくおもしろかった。自分と接点があるものもあったんで。で、アマゾンだと同じ著者のその他の本って(画面に)出るでしょう。だから、一緒に江守さんの『アメリカ南部を聴く』も買っちゃいました」 まさにアマゾンの(思う)ツボだ。「江守さんが、なぜあれだけテンプスなのか、すごくよくわかって感動しましたよ。(エディー・ケンドリックスの)お葬式にまで行ってね。あの本で出てた『踊り場』ね、『ディスコ』じゃなくて。僕たちも高校で行き始めた頃、やっぱり『踊り場』だった。いやあ、ほんと、おもしろかった。僕らは、勝本さんとかニックさんは、後から知ったんで、彼らのことがよくわかってよかったですよ」
■ 黒く踊れ
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4877770925/soulsearchiho-22/ref=nosim/
■ アメリカ南部を聴く―ソウルフル・トリップ
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4636209346/soulsearchiho-22/ref=nosim/
ワン・ウェイ。
その他、マニアックなシングル盤の話などなどがありつつ、そうこうしているうちに、下北沢から三軒茶屋のソウル・バーへ移動ということになる。まず、「マジック・ソウル」、そして、「ベイビー・ベイビー・ベイビー」だ。白川さんの携帯を借りた鈴木さん、電話をかけに。なんと、ここに鈴木さんの1人息子一路(かずみち)くんがアルバイトを終えて、ジョインするという。なんか、一路くん、イグザイルのファンとのことで、鈴木さんが松尾さんに会わせたいとのこと。
鈴木パパ、ジュニアを三茶の駅までお迎え。松尾さんは、彼が2歳くらいのときに(1991年か92年)、鈴木宅でだっこしたことがあるという。何分か経って登場した一路くん、なんとジャニーズ系とも思えるかわいいルックス・ナイスな姿で登場。一同「鈴木さんに似てな~~い」と声をあげる。1989年11月11日(つまり平成元年だ)生まれという、すべて1並び! うそか本当か、午後1時11分生まれだそうだ。そして、「一」をどこかにいれたいと思ったパパは、自分が好きだったデトロイトのグループ、ワン・ウェイ(一路)を思い、その子に名付けたのであった。
ということを本人は知っているのか、と松尾さんが本人に尋ねると「さあ、知らない」とのこと。松尾さん懇切丁寧にワン・ウェイの解説をし、一路くん「そうだったんですか」と感慨深そう。しかし彼は「お父さんのレコードはほとんど聴かない、お父さんが書いたものは読んだことがない」そうだ。
横から白川さん、「こんど何枚か抜いて、僕に持ってきて」。まだ彼は将来どんな道に進むかは決めていないそうだ。いずれにせよ、ワン・ウェイで突き進むのではないか。そんなことも起こる、三茶ナイト。
■ ワン・ウェイ
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B0019N1Q2S/soulsearchiho-22/ref=nosim/
ESSAY>Another Soul Summit
▽【押阪忍氏アナウンサー生活50周年記念感謝の集い】
錚々。
まさにテレビ、アナウンサー業界の超ヴェテラン、押阪忍さんのアナウンサー生活50周年を祝う感謝の集いが2008年12月1日、新宿の京王プラザホテルで行われた。元々現在のテレビ朝日の局アナから独立。民放からのフリーアナへの第一号となり、以後在京各局で多数のレギュラー番組の司会を担当してきた。
さすがにマイクを握って50年だと集まられる方々が錚々たるメンバーばかりだ。途中で後輩、先輩らのアナウンサーが17人ほどステージに上ったが、これは圧巻。これほどのアナウンサーが一堂に会することなどめったにないだろう。壇上には左から五十音順でアナウンサーが並んだ。朝岡聡さん、生島ヒロシさん、大沢悠里さん、小倉智昭さん、梶原しげるさん、岸ユキさん、草野仁さん、佐々木信也さん、東海林のり子さん、鈴木史朗さん、鈴木治彦さん、鈴木文弥さん、高嶋秀武さん、露木茂さん、徳光和夫さん、福留功男さん、南美希子さん。そして古館さんは最初の挨拶だけで帰られたが、アナウンサー・フーズフーの様相を呈していた。みなさんお話が上手で、しかも、それぞれが押阪さんとの直接の思い出を語られるから、すぐに時が過ぎ、気がつけば、予定の進行からあっという間の30分押し。
途中で、押阪さんが登場したテレビ番組のアーカイブがスクリーンに映し出されたが、これがみなよく残っているというくらいのお宝映像が次々と出てくる。この中には1976年に押阪夫妻とそのお子さん二人(つまり、オッシーと智彦さんだ!)が登場するものや、NHKの『お笑いオンステージ』(1972年4月から1982年4月まで放送)の「減点パパ(減点ファミリー)」のコーナーなどじっくり見てみたいものが多数あった。
進行役、司会の大役はオッシーが満を持して臨んだ。ひょっとしてここ数日緊張で、胃にアナでもあいたんじゃないだろうか。心配だ。宴会場は、時間が経つにつれ超満員。人であふれた。
+++++
種。
お土産の袋の中に、押阪さんが書かれた最新の本『身につけたい美しさ~ことばしぐさ』(KKロングセラーズ)が入っていた。その中で印象に残った話があった。押阪さんはTBS系お昼のクイズ番組『ベルトクイズQ&Q』(1969年6月から1980年2月まで放送)を長く担当していたが、そこで年3回「子供大会」をやっていた。子供たちは、賞品の天体望遠鏡や自転車、テレビ、ラジカセなどを獲得するために一生懸命クイズに答える。番組が終わるとみんなで記念写真を撮り、それを出演者全員に送るというのが慣わしだった。
それから約20年後、押阪さんが講演で地方都市に行ったとき、口ひげを生やした30歳代の男の人が楽屋を訪ねてきた。するとその彼は天体望遠鏡を持った子供が写っている写真を取り出し押阪さんに見せた。「子供のころ、この番組に出たくて出たくて…、この写真は僕の最高の思い出なんです」と言ったそうだ。
テレビなどの仕事を長くされていると、本人が意識しないところで、多くの視聴者にたくさんの思い出を残しているものだ。言ってみれば知らず知らずのうちに「種を蒔き」、そうした「蒔かれた種は思い出の花を咲かせている」のだ。それはラジオでも同じだろうし、また本なども同じ。人に何かを発信するということは、常に何がしかの種を蒔いているということ。この著作を拝見し、それを50年にわたってされ続けている押阪さんは、きっとまだ本人さえ知らないたくさんの思い出の花を咲かせているに違いないと思った。
押阪さん、奥様・栗原さん、ご夫妻でこんごのさらなるご活躍をお祈りしています。
PARTY>Oshizaka, Shinobu
錚々。
まさにテレビ、アナウンサー業界の超ヴェテラン、押阪忍さんのアナウンサー生活50周年を祝う感謝の集いが2008年12月1日、新宿の京王プラザホテルで行われた。元々現在のテレビ朝日の局アナから独立。民放からのフリーアナへの第一号となり、以後在京各局で多数のレギュラー番組の司会を担当してきた。
さすがにマイクを握って50年だと集まられる方々が錚々たるメンバーばかりだ。途中で後輩、先輩らのアナウンサーが17人ほどステージに上ったが、これは圧巻。これほどのアナウンサーが一堂に会することなどめったにないだろう。壇上には左から五十音順でアナウンサーが並んだ。朝岡聡さん、生島ヒロシさん、大沢悠里さん、小倉智昭さん、梶原しげるさん、岸ユキさん、草野仁さん、佐々木信也さん、東海林のり子さん、鈴木史朗さん、鈴木治彦さん、鈴木文弥さん、高嶋秀武さん、露木茂さん、徳光和夫さん、福留功男さん、南美希子さん。そして古館さんは最初の挨拶だけで帰られたが、アナウンサー・フーズフーの様相を呈していた。みなさんお話が上手で、しかも、それぞれが押阪さんとの直接の思い出を語られるから、すぐに時が過ぎ、気がつけば、予定の進行からあっという間の30分押し。
途中で、押阪さんが登場したテレビ番組のアーカイブがスクリーンに映し出されたが、これがみなよく残っているというくらいのお宝映像が次々と出てくる。この中には1976年に押阪夫妻とそのお子さん二人(つまり、オッシーと智彦さんだ!)が登場するものや、NHKの『お笑いオンステージ』(1972年4月から1982年4月まで放送)の「減点パパ(減点ファミリー)」のコーナーなどじっくり見てみたいものが多数あった。
進行役、司会の大役はオッシーが満を持して臨んだ。ひょっとしてここ数日緊張で、胃にアナでもあいたんじゃないだろうか。心配だ。宴会場は、時間が経つにつれ超満員。人であふれた。
+++++
種。
お土産の袋の中に、押阪さんが書かれた最新の本『身につけたい美しさ~ことばしぐさ』(KKロングセラーズ)が入っていた。その中で印象に残った話があった。押阪さんはTBS系お昼のクイズ番組『ベルトクイズQ&Q』(1969年6月から1980年2月まで放送)を長く担当していたが、そこで年3回「子供大会」をやっていた。子供たちは、賞品の天体望遠鏡や自転車、テレビ、ラジカセなどを獲得するために一生懸命クイズに答える。番組が終わるとみんなで記念写真を撮り、それを出演者全員に送るというのが慣わしだった。
それから約20年後、押阪さんが講演で地方都市に行ったとき、口ひげを生やした30歳代の男の人が楽屋を訪ねてきた。するとその彼は天体望遠鏡を持った子供が写っている写真を取り出し押阪さんに見せた。「子供のころ、この番組に出たくて出たくて…、この写真は僕の最高の思い出なんです」と言ったそうだ。
テレビなどの仕事を長くされていると、本人が意識しないところで、多くの視聴者にたくさんの思い出を残しているものだ。言ってみれば知らず知らずのうちに「種を蒔き」、そうした「蒔かれた種は思い出の花を咲かせている」のだ。それはラジオでも同じだろうし、また本なども同じ。人に何かを発信するということは、常に何がしかの種を蒔いているということ。この著作を拝見し、それを50年にわたってされ続けている押阪さんは、きっとまだ本人さえ知らないたくさんの思い出の花を咲かせているに違いないと思った。
押阪さん、奥様・栗原さん、ご夫妻でこんごのさらなるご活躍をお祈りしています。
PARTY>Oshizaka, Shinobu
☆【トク、ニュー・アルバム『ラヴ・アゲイン』】
勝負作。
『ソウル・ブレンズ』に、トク(TOKU)が新作『ラヴ・アゲイン』のプロモーションでやってきた。彼がライヴ告知で7月にやってきたときに、このアルバムのちょうどマスタリング前くらいの音を全曲聴かせてくれて、それがかなりよかったので印象に残っていて、何人かにその話をしたのだが、今日は晴れてアルバムもリリースされての登場になった。
今回の大きなポイントは、アトランタでレコーディングしている点、そして、ゲストにイグザイル(Exile)のヴォーカル、アツシが1曲でゲストで入っている点、また、CMで使われた「シー」が入っている点などだ。2007年から2度にわたってアトランタにわたりレコーディングしてきたというので、1年半、まあ、準備から考えると2年以上かけたアルバムとなっている。ある意味、トクにとっての勝負作のようだ。
アトランタは一度そこに行って、現地の空気、雰囲気、ミュージシャンたちのヴァイヴがものすごくよかったので、ぜひここでアルバムを作りたいと思ったので今回のレコーディングにつながったそうだ。
2曲目に入っていたのが、「ロック・ウィズ・ユー」のおしゃれなジャズ・ヴァージョン。そう、あのマイケル・ジャクソンの大ヒットだ。途中で彼のフルーゲルホーン・ソロも入り、実に聴き易いサウンドに仕上がっている。
そしてもう1曲印象に残ったのが、アツシとの男デュエット曲「アゲイン」。二人の声質が違うので、おもしろい出来になった。曲がいい。これなんか、シングル・カットすればいいのにと思うが、ジャズ系のアーティストの作品はあまりシングル・カットという考え方がないそうだ。歌詞はシャンティが書いている。アメリカのスムース・ジャズ・ステーションなんかでかかったら人気になりそうだ。トクがこの曲はライヴですでに歌っていて、ここ1年くらい知り合って仲良くしているアツシがこの曲を気に入り、デュエットすることになったという。
このアルバム自体をアメリカのジャズとか、スムース・ジャズ局に持っていけば、けっこういいところまで行くのではないだろうか。
■ TOKUオフィシャル
http://www.toku-jazz.com/index-j.html
■新作『ラヴ・アゲイン』(2008年11月26日発売)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B001HBQLDG/soulsearchiho-22/ref=nosim/
ENT>ARTIST>Toku
勝負作。
『ソウル・ブレンズ』に、トク(TOKU)が新作『ラヴ・アゲイン』のプロモーションでやってきた。彼がライヴ告知で7月にやってきたときに、このアルバムのちょうどマスタリング前くらいの音を全曲聴かせてくれて、それがかなりよかったので印象に残っていて、何人かにその話をしたのだが、今日は晴れてアルバムもリリースされての登場になった。
今回の大きなポイントは、アトランタでレコーディングしている点、そして、ゲストにイグザイル(Exile)のヴォーカル、アツシが1曲でゲストで入っている点、また、CMで使われた「シー」が入っている点などだ。2007年から2度にわたってアトランタにわたりレコーディングしてきたというので、1年半、まあ、準備から考えると2年以上かけたアルバムとなっている。ある意味、トクにとっての勝負作のようだ。
アトランタは一度そこに行って、現地の空気、雰囲気、ミュージシャンたちのヴァイヴがものすごくよかったので、ぜひここでアルバムを作りたいと思ったので今回のレコーディングにつながったそうだ。
2曲目に入っていたのが、「ロック・ウィズ・ユー」のおしゃれなジャズ・ヴァージョン。そう、あのマイケル・ジャクソンの大ヒットだ。途中で彼のフルーゲルホーン・ソロも入り、実に聴き易いサウンドに仕上がっている。
そしてもう1曲印象に残ったのが、アツシとの男デュエット曲「アゲイン」。二人の声質が違うので、おもしろい出来になった。曲がいい。これなんか、シングル・カットすればいいのにと思うが、ジャズ系のアーティストの作品はあまりシングル・カットという考え方がないそうだ。歌詞はシャンティが書いている。アメリカのスムース・ジャズ・ステーションなんかでかかったら人気になりそうだ。トクがこの曲はライヴですでに歌っていて、ここ1年くらい知り合って仲良くしているアツシがこの曲を気に入り、デュエットすることになったという。
このアルバム自体をアメリカのジャズとか、スムース・ジャズ局に持っていけば、けっこういいところまで行くのではないだろうか。
■ TOKUオフィシャル
http://www.toku-jazz.com/index-j.html
■新作『ラヴ・アゲイン』(2008年11月26日発売)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B001HBQLDG/soulsearchiho-22/ref=nosim/
ENT>ARTIST>Toku
◎【マイケル・ジャクソン「バッド・ツアー」再現】
完コピ。
今年(2008年)3月、約60分のショーを見たマイケル・ジャクソンの完全コピー・ユニット、「MJスピリット」の単独公演(!)が六本木モーフ(Morph)で行われた。今回は2時間近い「バッド・ツアー」の完全再現だ。
6時過ぎにモーフの前を駐車場に向かって車を走らせているとなんと、行列ができていた。すごい。この日はモーフも立ち見でほぼ満杯。観客が圧倒的に若い。おそらく、1987年に日本で行われた「バッド・ツアー」の時点でまだ生まれてない人さえいるのではないかと思われるほど。これだけ若いファンがいるということに驚く。つまり、彼らはなんらかのきっかけでマイケルを知り、しかし生のマイケルを見る機会はなく、こうしてMJスピリットにやってくるらしい。
前振りがあって、「マイケル・マイケル」の掛け声からビデオ、そして「スタート・サムシン」へ。照明から小物、衣装まで実に細かく再現。もちろん、踊りと振りは完璧だ。「スムース・クリミナル」なんてちゃんとダンサーがみんな斜めに倒れる。「シーズ・アウト・オブ・マイ・ライフ」では、観客席から女の子を1人ステージに上げてマイケルがその彼女のために歌う。もちろん「ビート・イット」「ビリー・ジーン」もハイライトだ。帽子の投げ、ムーンウォーク、「ビート・イット」のカメラ目線、「ダーティー・ダイアナ」のときの下からの扇風機、幕を使ったステージ奥からのシルエット、「アイ・ジャスト・キャント・ストップ・ラヴィン・ユー」ではシェリル・クロウが、「ザ・ウェイ・ユー・メイク・ミー・フィール」では、モデルのイマニが登場する。「ビート・イット」他でスラッシュも出てくる。おまけに、「電話して呼んだ」というスティーヴィーまで出てきたのは愛嬌か。このスティーヴィー、本物より痩せてて、目が見えてるみたいに動いていた。(笑)
このマイケルを見ていると、まるで21年前に見た「バッド・ツアー」を再度見ているかのような気になってくる。時は流れ、残念なことに今はマイケルのこうした勇姿は見られない。曲が流れ、こうしたさまざまな演出がそのまま再現されると僕などは当時がフラッシュバックする。1987年、マイケルは29歳。このブルー・トゥリーは今、31歳。まさに油が乗り切っている時期なのだ。しかし、よく研究してるなあ。バックダンサー5人、コーラス4人に、ギターとベース、そして、マイケル・ジャクソンという12人がオンステージだ。
この日は僕はブルー・トゥリーに頼まれて数台あるカメラの一台で撮影を担当した。舞台左下で撮影したのだが、まあ、とにかく動きが速くて何度もカメラのパンのタイミングが遅れたものだ。ファインダー越しにこのマイケルを見ていると、本当にマイケルのパフォーマンスを撮影しているような錯覚に陥った。そして、口パクなのに、本当にその歌を聴いているかのようにさえ思った。たぶん彼は歌詞を覚え、それを歌っているのだろう。
ライヴ後、全員がファンと写真撮影会などもやった。その前後で彼がスタッフを紹介する中で、ビデオ撮影者として僕のことを紹介した。そうしたら、後で以前からマイケル・ファンという方々からお声かけいただいた。もちろん、彼女たちは「バッド・ツアー」から追いかけてきた方たちだが、「私たちの世代はあんまりネットやらないんですよ。たまたま私たち(3人)はやるんで、知り合ったんですけどね」と笑う。なるほど、確かにそうなのかな。隔世の感がある。彼女たちの話によると、「たとえ虐待なんかの報道でも、マイケルが踊っているところのシーンが少しでもでると、それを見て若い人たちが反応してファンになるんですよ」ということらしい。スキャンダルの報道でも、ちゃんとライヴ映像なんかが出ていれば、ポジティヴに捉えられるんだ。そこまで考え、及ばなかった。本当に、しかしここまで徹底してやれれば、お見事だ。
■MJ-スピリット過去記事
March 22, 2008
MJ-Spirit Live: Michael Is Here
http://blog.soulsearchin.com/archives/002404.html
April 07, 2008
Talk About MJ With Nishidera Gota, MJ-Spirit
http://blog.soulsearchin.com/archives/002437.html
■ メンバー
マイケル・ジャクソン blue tree
バックダンサー rei, kei, taka, shunsuke, yuta
コーラス&ダンサー airi, peter, kimukimu, gollira
ギター toshi
ベースギター don
■セットリスト MJスピリット@モーフ六本木
Setlist: MJ-Spirit @ Morph, November 29, 2008
event started 18:44
show started 19:12
01. Wanna Be Startin’ Something
02. Things I Do For You
03. Heartbreak Hotel
04. Another Part Of Me
05. Human Nature
06. Smooth Criminal
07. Dirty Diana
08. I Just Can’t Stop Loving You
09. She’s Out Of My Life
10. Motown Medley: I Want You Back / The Love You Save / I’ll Be There
11. Rock With You
12. Off The Wall
13. Lovely One
14. Working Day And Night
15. Beat It
16. Billie Jean
17. Shake Your Body (Down To The Ground)
18. Thriller
19. Just Good Friend (With Special Guest Stevie Wonder)
20. Bad
21. The Way You Make Me Feel
22. Man In The Mirror
show ended 21:10
(2008年11月29日土曜、六本木モーフ=マイケル・ジャクソン、MJスピリット・ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>MJ-Spirit
2008-197
完コピ。
今年(2008年)3月、約60分のショーを見たマイケル・ジャクソンの完全コピー・ユニット、「MJスピリット」の単独公演(!)が六本木モーフ(Morph)で行われた。今回は2時間近い「バッド・ツアー」の完全再現だ。
6時過ぎにモーフの前を駐車場に向かって車を走らせているとなんと、行列ができていた。すごい。この日はモーフも立ち見でほぼ満杯。観客が圧倒的に若い。おそらく、1987年に日本で行われた「バッド・ツアー」の時点でまだ生まれてない人さえいるのではないかと思われるほど。これだけ若いファンがいるということに驚く。つまり、彼らはなんらかのきっかけでマイケルを知り、しかし生のマイケルを見る機会はなく、こうしてMJスピリットにやってくるらしい。
前振りがあって、「マイケル・マイケル」の掛け声からビデオ、そして「スタート・サムシン」へ。照明から小物、衣装まで実に細かく再現。もちろん、踊りと振りは完璧だ。「スムース・クリミナル」なんてちゃんとダンサーがみんな斜めに倒れる。「シーズ・アウト・オブ・マイ・ライフ」では、観客席から女の子を1人ステージに上げてマイケルがその彼女のために歌う。もちろん「ビート・イット」「ビリー・ジーン」もハイライトだ。帽子の投げ、ムーンウォーク、「ビート・イット」のカメラ目線、「ダーティー・ダイアナ」のときの下からの扇風機、幕を使ったステージ奥からのシルエット、「アイ・ジャスト・キャント・ストップ・ラヴィン・ユー」ではシェリル・クロウが、「ザ・ウェイ・ユー・メイク・ミー・フィール」では、モデルのイマニが登場する。「ビート・イット」他でスラッシュも出てくる。おまけに、「電話して呼んだ」というスティーヴィーまで出てきたのは愛嬌か。このスティーヴィー、本物より痩せてて、目が見えてるみたいに動いていた。(笑)
このマイケルを見ていると、まるで21年前に見た「バッド・ツアー」を再度見ているかのような気になってくる。時は流れ、残念なことに今はマイケルのこうした勇姿は見られない。曲が流れ、こうしたさまざまな演出がそのまま再現されると僕などは当時がフラッシュバックする。1987年、マイケルは29歳。このブルー・トゥリーは今、31歳。まさに油が乗り切っている時期なのだ。しかし、よく研究してるなあ。バックダンサー5人、コーラス4人に、ギターとベース、そして、マイケル・ジャクソンという12人がオンステージだ。
この日は僕はブルー・トゥリーに頼まれて数台あるカメラの一台で撮影を担当した。舞台左下で撮影したのだが、まあ、とにかく動きが速くて何度もカメラのパンのタイミングが遅れたものだ。ファインダー越しにこのマイケルを見ていると、本当にマイケルのパフォーマンスを撮影しているような錯覚に陥った。そして、口パクなのに、本当にその歌を聴いているかのようにさえ思った。たぶん彼は歌詞を覚え、それを歌っているのだろう。
ライヴ後、全員がファンと写真撮影会などもやった。その前後で彼がスタッフを紹介する中で、ビデオ撮影者として僕のことを紹介した。そうしたら、後で以前からマイケル・ファンという方々からお声かけいただいた。もちろん、彼女たちは「バッド・ツアー」から追いかけてきた方たちだが、「私たちの世代はあんまりネットやらないんですよ。たまたま私たち(3人)はやるんで、知り合ったんですけどね」と笑う。なるほど、確かにそうなのかな。隔世の感がある。彼女たちの話によると、「たとえ虐待なんかの報道でも、マイケルが踊っているところのシーンが少しでもでると、それを見て若い人たちが反応してファンになるんですよ」ということらしい。スキャンダルの報道でも、ちゃんとライヴ映像なんかが出ていれば、ポジティヴに捉えられるんだ。そこまで考え、及ばなかった。本当に、しかしここまで徹底してやれれば、お見事だ。
■MJ-スピリット過去記事
March 22, 2008
MJ-Spirit Live: Michael Is Here
http://blog.soulsearchin.com/archives/002404.html
April 07, 2008
Talk About MJ With Nishidera Gota, MJ-Spirit
http://blog.soulsearchin.com/archives/002437.html
■ メンバー
マイケル・ジャクソン blue tree
バックダンサー rei, kei, taka, shunsuke, yuta
コーラス&ダンサー airi, peter, kimukimu, gollira
ギター toshi
ベースギター don
■セットリスト MJスピリット@モーフ六本木
Setlist: MJ-Spirit @ Morph, November 29, 2008
event started 18:44
show started 19:12
01. Wanna Be Startin’ Something
02. Things I Do For You
03. Heartbreak Hotel
04. Another Part Of Me
05. Human Nature
06. Smooth Criminal
07. Dirty Diana
08. I Just Can’t Stop Loving You
09. She’s Out Of My Life
10. Motown Medley: I Want You Back / The Love You Save / I’ll Be There
11. Rock With You
12. Off The Wall
13. Lovely One
14. Working Day And Night
15. Beat It
16. Billie Jean
17. Shake Your Body (Down To The Ground)
18. Thriller
19. Just Good Friend (With Special Guest Stevie Wonder)
20. Bad
21. The Way You Make Me Feel
22. Man In The Mirror
show ended 21:10
(2008年11月29日土曜、六本木モーフ=マイケル・ジャクソン、MJスピリット・ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>MJ-Spirit
2008-197
○Bits & Pieces: Books And Magazines
2008年11月29日 音楽○【本とか雑誌とか】
雑誌。
先日、渋谷に出むいたときいくつか本などを見ていて、DJ高橋透さんが書いた本を入手した。『DJバカ一代』というもの。これは彼が六本木の「エンバシー」「アフロレイキ」から新宿のディスコ、さらに、ニューヨークの「セイント」「パラダイス・ガレージ」、そして、日本に戻り「ゴールド」などいくつものディスコでDJとして活躍してきた半生を書いているもの。
1970年代初期、彼が最初は「エンバシー」に客で来ていたことを知った。最初からDJだったような記憶があったからだ。多分彼が正式にDJというか、当時は従業員になったのは、僕が出入りするようになってからまもなくだと思うが、勝本さんの写真などもこの本にはでてくる。「ゴールド」の終焉までを描く。
この本にせよ、先日ご紹介した江守藹さんの『黒く踊れ』にせよ、1970年代から1980年代にかけての、日本におけるソウル・ミュージック・シーンあるいはダンス・ミュージック・シーンのことを書いた本がぼちぼち出始めたのはとてもいいことだ。数えればもう40年近くの歴史があるわけだから、やはりまとめる作業は必要だ。
さて、テレビか何かでオバマ氏のCD付き演説集が出て瞬く間に売り切れたとか言っていた。アマゾンで見たら12月3日入荷だって。
■オバマ演説集
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/425500451X/soulsearchiho-22/ref=nosim/
ということで、高橋透著『DJバカ一代』はこちら。↓
■DJバカ一代 高橋透著
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4845614219/soulsearchiho-22/ref=nosim/
ここ数日、これも先日創刊号が出たニューヨークの雑誌「ワックスポエティックス」第二号の翻訳などをちょこちょこやっている。第二号は12月26日発売。今回はアイザック・ヘイズの訃報記事を担当した。このほかにおもしろい記事として、12インチ・シングル・レヴュー、「カットアウト盤研究」などがある。「カットアウト盤研究」は、実におもしろい記事だ。レコードにいわゆる「カット」(切り込みや穴あけ)をして、定価より安価に放出するもの。レコードの不良在庫などを処分するときにレコード会社が、定価盤と区別つけるために、ジャケットなどに「カット」するものだ。この「カット」にもいろいろありそれを紹介するという、まあ、実にマニアックな話だ。
■ ワックスポエティックス第一号
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4861134145/soulsearchiho-22/ref=nosim/
BOOKS & MAGAZINES>
雑誌。
先日、渋谷に出むいたときいくつか本などを見ていて、DJ高橋透さんが書いた本を入手した。『DJバカ一代』というもの。これは彼が六本木の「エンバシー」「アフロレイキ」から新宿のディスコ、さらに、ニューヨークの「セイント」「パラダイス・ガレージ」、そして、日本に戻り「ゴールド」などいくつものディスコでDJとして活躍してきた半生を書いているもの。
1970年代初期、彼が最初は「エンバシー」に客で来ていたことを知った。最初からDJだったような記憶があったからだ。多分彼が正式にDJというか、当時は従業員になったのは、僕が出入りするようになってからまもなくだと思うが、勝本さんの写真などもこの本にはでてくる。「ゴールド」の終焉までを描く。
この本にせよ、先日ご紹介した江守藹さんの『黒く踊れ』にせよ、1970年代から1980年代にかけての、日本におけるソウル・ミュージック・シーンあるいはダンス・ミュージック・シーンのことを書いた本がぼちぼち出始めたのはとてもいいことだ。数えればもう40年近くの歴史があるわけだから、やはりまとめる作業は必要だ。
さて、テレビか何かでオバマ氏のCD付き演説集が出て瞬く間に売り切れたとか言っていた。アマゾンで見たら12月3日入荷だって。
■オバマ演説集
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/425500451X/soulsearchiho-22/ref=nosim/
ということで、高橋透著『DJバカ一代』はこちら。↓
■DJバカ一代 高橋透著
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4845614219/soulsearchiho-22/ref=nosim/
ここ数日、これも先日創刊号が出たニューヨークの雑誌「ワックスポエティックス」第二号の翻訳などをちょこちょこやっている。第二号は12月26日発売。今回はアイザック・ヘイズの訃報記事を担当した。このほかにおもしろい記事として、12インチ・シングル・レヴュー、「カットアウト盤研究」などがある。「カットアウト盤研究」は、実におもしろい記事だ。レコードにいわゆる「カット」(切り込みや穴あけ)をして、定価より安価に放出するもの。レコードの不良在庫などを処分するときにレコード会社が、定価盤と区別つけるために、ジャケットなどに「カット」するものだ。この「カット」にもいろいろありそれを紹介するという、まあ、実にマニアックな話だ。
■ ワックスポエティックス第一号
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4861134145/soulsearchiho-22/ref=nosim/
BOOKS & MAGAZINES>
◆【ピカロ・タロー展:真鍋太郎ネコを描く~ネコと本と川の風~】
ネコ。
イラスト、本の装丁などさまざまなテーマで作品を作る現代アートの真鍋太郎(ピカロ・タロー)さんが、約1年ぶりに中央区茅場町の「森岡書店」で個展を開いている。(2008年11月17日日曜から11月29日土曜まで)このソウル・サーチン・ウェッブでは、「車窓を奏でるメロディー」のイラストでお世話になっている。
ちょうど昨年は、僕は『フィリー・ソウル・イン・ギンザ』の準備などで忙しかったので拝見できなかったが、なんとソウルメイト松尾潔さんが真鍋さんと親しく、真鍋さん個展の後に『フィリー・ソウル』にいらしていただいた。そこで今年は一緒に行きましょう、ということにあいなった。
この会場となっている「森岡書店」の入っているビルは、昭和2年築というからもう81年の歴史を持つ建物。なんとここにはコミュニティーFMの「中央FM」のスタジオが入っていて、随分前に何かでこのビルに来たことがあった。本当に「昭和の建物」で風情がある。窓を開けると川が流れている。
昨年のテーマは「犬」だったが、今回のテーマは「ネコ」。約30点が額装されて展示されている。再び、洋雑誌を切り抜いて、そこに自由自在にネコをリキテックスというアクリル絵の具を使いいろいろな色で描く。ネコの中には、笑っているネコ、怒っているネコ、のんびりリラックスしているネコなどいろいろいる。太郎さんの描く絵はどこをとってもすぐに太郎さんとわかる個性的なもの。
昨年(2007年)は多くの犬の中に一匹だけネコを描いた絵が紛れ込んでいた、という。今年は、一匹だけミッキー・マウスのようなネズミが紛れ込んでいた。ひょっとして来年は、ネズミがテーマか? (笑)
(興味ある方は、今日、明日まで。オリジナルも販売しています。またオリジナルをスキャンした複製も30部限定ナンバー付きで販売しています)
■ 開催場所ウェッブ
http://www.moriokashoten.com/?pid=10598080
http://www.moriokashoten.com/?mode=f4
住所 〒103-0025東京都中央区日本橋茅場町2-17-13第2井上ビル305号 森岡書店
電話 03-3249-3456 営業時間: 月-土 13:00-20:00 入場無料
アクセス 地下鉄東西線、日比谷線茅場町駅下車3番出口。3番出口でてスターバックスを通り過ぎ、永代通りを霊岸橋の手前を右へ、すぐの左側にある古い戦前のビル3階
■真鍋太郎さんプロフィール
http://www.soulsearchin.com/event/manabe/index.html
■車窓を奏でるメロディー
http://www.soulsearchin.com/periodical/l&g/index.html
(1999年4月号から2000年10月号まで連載。イラスト=真鍋太郎)
■『夜の凹み本~366のココロの風船』(藤原ようこ著=大和書房=2008年1月15日初版発行=571円+税)。
January 13, 2008
The Book For The Night Feel Down
http://blog.soulsearchin.com/archives/002258.html
ENT>ART>EXHIBITION>Manabe, Picaro, Taro
ネコ。
イラスト、本の装丁などさまざまなテーマで作品を作る現代アートの真鍋太郎(ピカロ・タロー)さんが、約1年ぶりに中央区茅場町の「森岡書店」で個展を開いている。(2008年11月17日日曜から11月29日土曜まで)このソウル・サーチン・ウェッブでは、「車窓を奏でるメロディー」のイラストでお世話になっている。
ちょうど昨年は、僕は『フィリー・ソウル・イン・ギンザ』の準備などで忙しかったので拝見できなかったが、なんとソウルメイト松尾潔さんが真鍋さんと親しく、真鍋さん個展の後に『フィリー・ソウル』にいらしていただいた。そこで今年は一緒に行きましょう、ということにあいなった。
この会場となっている「森岡書店」の入っているビルは、昭和2年築というからもう81年の歴史を持つ建物。なんとここにはコミュニティーFMの「中央FM」のスタジオが入っていて、随分前に何かでこのビルに来たことがあった。本当に「昭和の建物」で風情がある。窓を開けると川が流れている。
昨年のテーマは「犬」だったが、今回のテーマは「ネコ」。約30点が額装されて展示されている。再び、洋雑誌を切り抜いて、そこに自由自在にネコをリキテックスというアクリル絵の具を使いいろいろな色で描く。ネコの中には、笑っているネコ、怒っているネコ、のんびりリラックスしているネコなどいろいろいる。太郎さんの描く絵はどこをとってもすぐに太郎さんとわかる個性的なもの。
昨年(2007年)は多くの犬の中に一匹だけネコを描いた絵が紛れ込んでいた、という。今年は、一匹だけミッキー・マウスのようなネズミが紛れ込んでいた。ひょっとして来年は、ネズミがテーマか? (笑)
(興味ある方は、今日、明日まで。オリジナルも販売しています。またオリジナルをスキャンした複製も30部限定ナンバー付きで販売しています)
■ 開催場所ウェッブ
http://www.moriokashoten.com/?pid=10598080
http://www.moriokashoten.com/?mode=f4
住所 〒103-0025東京都中央区日本橋茅場町2-17-13第2井上ビル305号 森岡書店
電話 03-3249-3456 営業時間: 月-土 13:00-20:00 入場無料
アクセス 地下鉄東西線、日比谷線茅場町駅下車3番出口。3番出口でてスターバックスを通り過ぎ、永代通りを霊岸橋の手前を右へ、すぐの左側にある古い戦前のビル3階
■真鍋太郎さんプロフィール
http://www.soulsearchin.com/event/manabe/index.html
■車窓を奏でるメロディー
http://www.soulsearchin.com/periodical/l&g/index.html
(1999年4月号から2000年10月号まで連載。イラスト=真鍋太郎)
■『夜の凹み本~366のココロの風船』(藤原ようこ著=大和書房=2008年1月15日初版発行=571円+税)。
January 13, 2008
The Book For The Night Feel Down
http://blog.soulsearchin.com/archives/002258.html
ENT>ART>EXHIBITION>Manabe, Picaro, Taro
★80’s Disco Nirvarna Will Open November 28th
2008年11月27日 音楽
★【80年代サーファー・ディスコの「ナバーナ」明日オープン】
伝説。
1980年代初期に、いわゆる「サーファー・ディスコ」として六本木で話題を集めたディスコ「ナバーナ」が、約25年ぶりに当時とまったく同じ場所に明日、2008年11月28日(金)オープンする。26日に内覧会がありのぞいた。
この「ナバーナ」は、1979年5月から1980年8月までオープンし衝撃的な店となったサーファー・ディスコ「キサナドゥー」の跡地に,1980年8月に出来たディスコ。「キサナドゥー」は、当時のソウル、ブラコン、ディスコだけでなくAOR、ロックなどもかけていた。その後を受けての「ナバーナ」も、ほぼ同路線で当時の六本木のディスコ・シーンでも大いに話題を集めた。「サーファー・ディスコ」とは、当時流行だったサーファーをする若者、サーファー・ファッションでいかにもサーファー風に見える若者などが多く来たディスコという感じ。
今回の「ナバーナ」では、もちろん当時「ナバーナ」に通っていた現在40歳代後半の人たちを軸に、新しい若いファンも獲得しつつ、「大人のディスコ」を再現するようだ。「ナバーナ」では23歳未満の入店を断るという。内装は落ち着いた雰囲気で、黒と赤が基調。DJブースの前にダンスフロアがあるところは、ちょっと「キサナドゥー」を思わせる。
入り口のところには、ソウル・イラストレーターとして数多くのレコード・ジャケットを描いてきた第一人者、江守藹氏の1.6メートルx7.0メートルの壁画が描かれた。これは鉄板にペンキで描かれたもので、江守氏が下絵を描いて、約7日かけて作製した力作。
DJは、Chu-sha, Masako, Akira, Kawabata, Kiyomi, Katsumi, Osshy, Atom, Kounoらが日替わりで参加。当時のダンス・ヒット(1980年代のヒット)を中心にかける。
Nirvanaという英語のスペルだと、最近はロック・グループのニルヴァーナと読む人も多いかもしれない。英語の発音は別にして、「世俗の脱却の境地、極楽. 仏教用語で涅槃(ねはん).」の意味。
■オフィシャル・ウェッブ
http://www.nirvana08.net/index.html
(ここにシステム、DJ予定表なども)
■ディスコ・ナバーナ Disco Nirvana
郵便番号106-0032 東京都港区六本木3-13-12 B1 電話番号03-5771-2760
六本木交差点から東京タワー方向へ向かい、二つ目、佐世保バーガーの角を左折。突き当たりの右手地下。
入場料金は、月曜から木曜と土曜が女性1500円、男性2500円、金曜と祝日前日が女性2500円、男性3500円。18時~25時の営業。
2008年11月28日(金)19時オープン。
ENT>DISCO>Nirvana
伝説。
1980年代初期に、いわゆる「サーファー・ディスコ」として六本木で話題を集めたディスコ「ナバーナ」が、約25年ぶりに当時とまったく同じ場所に明日、2008年11月28日(金)オープンする。26日に内覧会がありのぞいた。
この「ナバーナ」は、1979年5月から1980年8月までオープンし衝撃的な店となったサーファー・ディスコ「キサナドゥー」の跡地に,1980年8月に出来たディスコ。「キサナドゥー」は、当時のソウル、ブラコン、ディスコだけでなくAOR、ロックなどもかけていた。その後を受けての「ナバーナ」も、ほぼ同路線で当時の六本木のディスコ・シーンでも大いに話題を集めた。「サーファー・ディスコ」とは、当時流行だったサーファーをする若者、サーファー・ファッションでいかにもサーファー風に見える若者などが多く来たディスコという感じ。
今回の「ナバーナ」では、もちろん当時「ナバーナ」に通っていた現在40歳代後半の人たちを軸に、新しい若いファンも獲得しつつ、「大人のディスコ」を再現するようだ。「ナバーナ」では23歳未満の入店を断るという。内装は落ち着いた雰囲気で、黒と赤が基調。DJブースの前にダンスフロアがあるところは、ちょっと「キサナドゥー」を思わせる。
入り口のところには、ソウル・イラストレーターとして数多くのレコード・ジャケットを描いてきた第一人者、江守藹氏の1.6メートルx7.0メートルの壁画が描かれた。これは鉄板にペンキで描かれたもので、江守氏が下絵を描いて、約7日かけて作製した力作。
DJは、Chu-sha, Masako, Akira, Kawabata, Kiyomi, Katsumi, Osshy, Atom, Kounoらが日替わりで参加。当時のダンス・ヒット(1980年代のヒット)を中心にかける。
Nirvanaという英語のスペルだと、最近はロック・グループのニルヴァーナと読む人も多いかもしれない。英語の発音は別にして、「世俗の脱却の境地、極楽. 仏教用語で涅槃(ねはん).」の意味。
■オフィシャル・ウェッブ
http://www.nirvana08.net/index.html
(ここにシステム、DJ予定表なども)
■ディスコ・ナバーナ Disco Nirvana
郵便番号106-0032 東京都港区六本木3-13-12 B1 電話番号03-5771-2760
六本木交差点から東京タワー方向へ向かい、二つ目、佐世保バーガーの角を左折。突き当たりの右手地下。
入場料金は、月曜から木曜と土曜が女性1500円、男性2500円、金曜と祝日前日が女性2500円、男性3500円。18時~25時の営業。
2008年11月28日(金)19時オープン。
ENT>DISCO>Nirvana
▲Emori Ai’s Street Dance Lectures
2008年11月26日 音楽▲【江守藹の『ストリートダンス講座』】
講座。
ソウル・イラストレーターで最近『黒く踊れ!』を出版した江守藹さんが講師となって、「ストリートダンス」とその周辺の事柄や歴史を教える特別講座その名も「ストリートダンス講座」が、目黒のダンス・スタジオ「スタジオ・ハーツ」で毎月開催されている。江守さんにお願いしてその第2回を見学させてもらった。
これは江守さんがスタジオと話をして、同じダンスを踊るのでも、その誕生の背景、それに関する歴史を知って踊るのと知らないで踊るのでは全然違うからそういうことを教える講座があってもいいのではないか、という話になり、昨年から始まったもの。基本は月1回で1時間半の講義、休憩を挟んで1時間半が踊りの実技だ。現在10月からシーズン2(セカンド・シーズン)が始まり、OHJI / EIJI(オージ、エイジ)のダンスのカリスマが実技を指導する。
たまたま先日江守さんと話をしている中で、最近はこんなことやっていると教わり、そこで見学したいということで行くことになった。僕はただ生徒と一緒に座ろうと思ったら、江守さんから「吉岡もこっちに座れよ」と言われ、オージさん、江守さんと並んで講師側に座ることになった。
毎回8~10ページくらいのペーパー資料を作って、生徒に配布し、それに基づいて話を進める。パソコンを使い、必要な場合曲も聴かせ、こういう曲だから、こういう踊りができてきたんだ、ということを立体的に教える。これはありそうでなかった講座だ。第2回の今回は「ブラック・ヒストリー&カルチャー」と題して、黒人の歴史とそのカルチャーにスポットをあてて話をした。
江守さんやオージさんがアメリカに行って実際に感じたこと、知ったことなども交えながら、いろいろな話をするが、生徒のみんなが、海外に行き黒人と友達になったとき、こうした「基礎教養」を知っていると、お互いの理解がより深まるということを教える。
そして、後半はオージさんがリーダーとなり、生徒にいかにかっこいいステップ、振り付けができるか、などを教える。江守さん曰く「ただのハウ・ツーはやらない」そうだ。いかにグルーヴ感を出せるか、そうしたものを教えたいという。生徒も、すでに自身で生徒を持って教えている人や、セミプロのダンサーとして活躍している人などもおり、ダンスに関して言えば初心者ではなく、上級を相手にしているような感じがした。
興味がある方は、ぜひ一度見学でも。
月1回、次回は2008年12月23日(火・祝)講義13:30~ 講師:江守、実技15:00~ 講師:江守、OHJI
その次は、2009年1月12日(月・祝)講義12:30~ 講師:江守、実技14:00~ 講師:江守、EIJI。
詳細、問い合わせはスタジオ・ハーツへ。電話03-5423-4980.目黒駅徒歩1分。
スタジオ・ハーツのウェッブ
http://www.s-hearts.com/school/index.html
ストリートダンス講座のブログ
http://ameblo.jp/st-hearts/
ENT>ANNOUNCEMENT>Street Dance, Lectures
講座。
ソウル・イラストレーターで最近『黒く踊れ!』を出版した江守藹さんが講師となって、「ストリートダンス」とその周辺の事柄や歴史を教える特別講座その名も「ストリートダンス講座」が、目黒のダンス・スタジオ「スタジオ・ハーツ」で毎月開催されている。江守さんにお願いしてその第2回を見学させてもらった。
これは江守さんがスタジオと話をして、同じダンスを踊るのでも、その誕生の背景、それに関する歴史を知って踊るのと知らないで踊るのでは全然違うからそういうことを教える講座があってもいいのではないか、という話になり、昨年から始まったもの。基本は月1回で1時間半の講義、休憩を挟んで1時間半が踊りの実技だ。現在10月からシーズン2(セカンド・シーズン)が始まり、OHJI / EIJI(オージ、エイジ)のダンスのカリスマが実技を指導する。
たまたま先日江守さんと話をしている中で、最近はこんなことやっていると教わり、そこで見学したいということで行くことになった。僕はただ生徒と一緒に座ろうと思ったら、江守さんから「吉岡もこっちに座れよ」と言われ、オージさん、江守さんと並んで講師側に座ることになった。
毎回8~10ページくらいのペーパー資料を作って、生徒に配布し、それに基づいて話を進める。パソコンを使い、必要な場合曲も聴かせ、こういう曲だから、こういう踊りができてきたんだ、ということを立体的に教える。これはありそうでなかった講座だ。第2回の今回は「ブラック・ヒストリー&カルチャー」と題して、黒人の歴史とそのカルチャーにスポットをあてて話をした。
江守さんやオージさんがアメリカに行って実際に感じたこと、知ったことなども交えながら、いろいろな話をするが、生徒のみんなが、海外に行き黒人と友達になったとき、こうした「基礎教養」を知っていると、お互いの理解がより深まるということを教える。
そして、後半はオージさんがリーダーとなり、生徒にいかにかっこいいステップ、振り付けができるか、などを教える。江守さん曰く「ただのハウ・ツーはやらない」そうだ。いかにグルーヴ感を出せるか、そうしたものを教えたいという。生徒も、すでに自身で生徒を持って教えている人や、セミプロのダンサーとして活躍している人などもおり、ダンスに関して言えば初心者ではなく、上級を相手にしているような感じがした。
興味がある方は、ぜひ一度見学でも。
月1回、次回は2008年12月23日(火・祝)講義13:30~ 講師:江守、実技15:00~ 講師:江守、OHJI
その次は、2009年1月12日(月・祝)講義12:30~ 講師:江守、実技14:00~ 講師:江守、EIJI。
詳細、問い合わせはスタジオ・ハーツへ。電話03-5423-4980.目黒駅徒歩1分。
スタジオ・ハーツのウェッブ
http://www.s-hearts.com/school/index.html
ストリートダンス講座のブログ
http://ameblo.jp/st-hearts/
ENT>ANNOUNCEMENT>Street Dance, Lectures
■Ryan Shaw : Too Short To Be Excited
2008年11月25日 音楽■【ライアン・ショウ・ライヴ@AX】
落ち着き。
ライアン・ショウの衝撃のデビュー・ライヴは、2008年3月。まだ8ヶ月前だ。随分前のような気がする。時が流れるのは早い。いやあ、前回コットン・クラブはほんとすごかった。今回はぐっと大きな渋谷AX(アックス)。1階は座席を作っていたが、始まるとみんな立っていた。しかも観客が圧倒的に若い。クラブ系、アパレル系が多いように思えた。オープニング・アーティストを二組従えてのライヴだ。
バンドは、ドラムス、ギター、ベースの3人。編成は同じだが、ギターが変わっていた。オープニングは3人のジャム、そして、彼はジミー・クリフの「メニー・リヴァース・トゥ・クロス」から始まった。続く、ボビー・ウーマックの「ルッキン・フォー・ア・ラヴ」はなんとなく前回よりテンポが遅く、ゆったり聴かせる。ふ~~ん。
全体的に、踊る音楽ではなく、完全に聴くための音楽になっていた。ゆったり、じっくりという感じだ。なので、前回と比べると「落ち着いたなあ」という印象が強い。また、音楽的にはソウルというより、ロック系シンガーという感じがした。バンドのせいか。ちょうどベン・ハーパーとか、ロックのジョン・メレンキャプとかの路線を思わせた。あるいはちょっとどこかイギリスのシンガーのような空気もあった。なぜだろう。しかし、もちろん、鉄の喉は相変わらず強力で魅力的だ。もちろん、歌もうまいし、見せるのだが。
どうも物足りないなと思っていろいろ考えるとわかった。前回のセットリストと比較するとソウル曲が減った今回のセットリストだからだ。いまだったら、オバマも大統領になったのだから、「ア・チェンジ・イズ・ゴナ・カム」から始まって欲しかった。最初のインスト曲もいらない。また、オーティス、ウィルソン・ピケット、アーマ・フランクリンなどがセットリストから落ちているからソウル度は大幅に減って物足りない。しかも、パフォーマンス時間も3組でたために、ライアンはコットンでの87分から今回63分に短くなっていた。これじゃ、物足りなく感じてもしょうがない。会場も大きいのかもしれない。やはりイヴェント的に複数アーティストのライヴにしないと集客できないのかな。
ライアンのアンコールが終わると、DJがマーヴィン・ゲイの「ホワッツ・ゴーイング・オン」をかけた。ナイスな選曲で印象に残った。
盛り上がるには短すぎた。
■前回来日ライヴ評
March 02, 2008
Ryan Shaw: The Great Real Soul Man
http://blog.soulsearchin.com/archives/002363.html
March 03, 2008
Sensational Ryan Shaw Talks About His Secrets Of Strong Voice
http://blog.soulsearchin.com/archives/002364.html
■ デビューアルバム 『ライアン・ショウ・ディス・イズ・ライアン・ショウ』(ビクター、2008年4月23日発売)
ディス・イズ・ライアン・ショウ
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B0014GUA7M/soulsearchiho-22/ref=nosim/
ライアン・ショウ
ビクターエンタテインメント (2008/04/23)
■メンバー
Ryan Shaw(vo), Michael Lindsey(b), Keith McCray(ds), Johnny Ashton??(g),
(オープニング・アクト=多和田えみ、リッキーG)
■セットリスト ライアン・ショウ
Setlist : Ryan Shaw @ Shibuya AX, November 24, 2008
show started 20:06
01. Real Band Jam (Instrumental)
02. Many Rivers To Cross[Jimmy Cliff]
03. Looking For A Love [Bobby Womack]
04. Nobody
05. I Am Your Man [Bobby Taylor & The Vancouvers]
06. Working’ On A Building Of Love
07. Redemption Song [Bob Marley]
08. Chosin [To be included upcoming second album]
09. We Got Love
Enc.1. Let It Be [Beatles] (with Tawata Emi, Ricky G)
Enc.2. Do The 45
Show ended 21:09
(2008年11月24日月曜、渋谷AX=ライアン・ショウ・ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>Shaw, Ryan
2008-196
落ち着き。
ライアン・ショウの衝撃のデビュー・ライヴは、2008年3月。まだ8ヶ月前だ。随分前のような気がする。時が流れるのは早い。いやあ、前回コットン・クラブはほんとすごかった。今回はぐっと大きな渋谷AX(アックス)。1階は座席を作っていたが、始まるとみんな立っていた。しかも観客が圧倒的に若い。クラブ系、アパレル系が多いように思えた。オープニング・アーティストを二組従えてのライヴだ。
バンドは、ドラムス、ギター、ベースの3人。編成は同じだが、ギターが変わっていた。オープニングは3人のジャム、そして、彼はジミー・クリフの「メニー・リヴァース・トゥ・クロス」から始まった。続く、ボビー・ウーマックの「ルッキン・フォー・ア・ラヴ」はなんとなく前回よりテンポが遅く、ゆったり聴かせる。ふ~~ん。
全体的に、踊る音楽ではなく、完全に聴くための音楽になっていた。ゆったり、じっくりという感じだ。なので、前回と比べると「落ち着いたなあ」という印象が強い。また、音楽的にはソウルというより、ロック系シンガーという感じがした。バンドのせいか。ちょうどベン・ハーパーとか、ロックのジョン・メレンキャプとかの路線を思わせた。あるいはちょっとどこかイギリスのシンガーのような空気もあった。なぜだろう。しかし、もちろん、鉄の喉は相変わらず強力で魅力的だ。もちろん、歌もうまいし、見せるのだが。
どうも物足りないなと思っていろいろ考えるとわかった。前回のセットリストと比較するとソウル曲が減った今回のセットリストだからだ。いまだったら、オバマも大統領になったのだから、「ア・チェンジ・イズ・ゴナ・カム」から始まって欲しかった。最初のインスト曲もいらない。また、オーティス、ウィルソン・ピケット、アーマ・フランクリンなどがセットリストから落ちているからソウル度は大幅に減って物足りない。しかも、パフォーマンス時間も3組でたために、ライアンはコットンでの87分から今回63分に短くなっていた。これじゃ、物足りなく感じてもしょうがない。会場も大きいのかもしれない。やはりイヴェント的に複数アーティストのライヴにしないと集客できないのかな。
ライアンのアンコールが終わると、DJがマーヴィン・ゲイの「ホワッツ・ゴーイング・オン」をかけた。ナイスな選曲で印象に残った。
盛り上がるには短すぎた。
■前回来日ライヴ評
March 02, 2008
Ryan Shaw: The Great Real Soul Man
http://blog.soulsearchin.com/archives/002363.html
March 03, 2008
Sensational Ryan Shaw Talks About His Secrets Of Strong Voice
http://blog.soulsearchin.com/archives/002364.html
■ デビューアルバム 『ライアン・ショウ・ディス・イズ・ライアン・ショウ』(ビクター、2008年4月23日発売)
ディス・イズ・ライアン・ショウ
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B0014GUA7M/soulsearchiho-22/ref=nosim/
ライアン・ショウ
ビクターエンタテインメント (2008/04/23)
■メンバー
Ryan Shaw(vo), Michael Lindsey(b), Keith McCray(ds), Johnny Ashton??(g),
(オープニング・アクト=多和田えみ、リッキーG)
■セットリスト ライアン・ショウ
Setlist : Ryan Shaw @ Shibuya AX, November 24, 2008
show started 20:06
01. Real Band Jam (Instrumental)
02. Many Rivers To Cross[Jimmy Cliff]
03. Looking For A Love [Bobby Womack]
04. Nobody
05. I Am Your Man [Bobby Taylor & The Vancouvers]
06. Working’ On A Building Of Love
07. Redemption Song [Bob Marley]
08. Chosin [To be included upcoming second album]
09. We Got Love
Enc.1. Let It Be [Beatles] (with Tawata Emi, Ricky G)
Enc.2. Do The 45
Show ended 21:09
(2008年11月24日月曜、渋谷AX=ライアン・ショウ・ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>Shaw, Ryan
2008-196
●【忌野清志郎、MGズに3度目の登場】
ガットガット。
木曜日の初日がかなりよかったので、日曜日、再度、ブッカーTに挑戦。金・土とデイヴィッドTだったので、BTがDTをはさんだ形。日曜夕方、『ソウル・ブレンズ』終わりに銀座の山野楽器へ直行し、ブッカーTの2枚組みベストCD(全30曲入り)を入手。スタックスのボックスやヒット集などでバラバラになっているのがめんどうなので、ベストをドライヴのお供にした。『ソウル・ブレンズ』では赤坂・ミラクル、川畑さんご登場。ありがとうございます。
さて、日曜のセカンドというとそれほど満席になったりしないことが多いのだが、この日はかなりぎっちり。時間ぎりぎりに行ったら整理番号110まで来ていた。開演も10分押しとのこと。すごいな。中に入るとかなり若いファンが増えていて、一体どうしたのだろうと思った。忌野清志郎さんが、初日の木曜と金曜にも飛び入りしており、その情報でも流れて、清志郎効果なのか。ひょっとして今日もという淡い期待感があるのか。満席でしかも観客が熱い。ブッカーTたちってこんなに人気あったのか。認識不足だった…。(3連休中日で翌日も休みということもあったかもしれない)
それにしても、スティーヴ・クロッパーのギターのカッティングといったら、実に軽快かつかっこいい。そして、ブッカーTのファンキーなオルガン。彼の後ろの扇風機がくるくる回る。今回のお気に入りは、「ソウル・ドレッシング」や「ハング・エム・ハイ」。このビートにこのオルガン。もうたまらない。このインスト・バンドは最高だ。
イントロが流れ一番「ウォーッ」と来るのが、やはり最大のヒット「グリーン・オニオン」。さて、「ハング・エム・ハイ」(邦題、『奴らを高く吊るせ!』クリント・イーストウッド主演=1968年)が終わると、ブッカーTが言った。「スティーヴ、今日は、キヨシロウは見かけたかい? もし見かけたら、ステージに引っ張り出そう。日本のファイネスト、キヨシロウ・イマワノ!」
「うぉおおおおっ」観客から一斉に歓声が上がり、みんなが座席から立ち上がる。しばし大拍手が続く。忌野清志郎、最初から「今日は出て歌うぞ」のオーラがでているではないか。(笑) 「やる気満々」だ。「イン・ザ・ミッドナイト・アワー」で幕開け。木曜より、より歌い慣れた感じで、しかも、当たり前にこなす。
あっという間の「イン・ザ・ミッドナイト・アワー」。再び大歓声。スティーヴ・クロッパーのギターが、有無を言わさず「ソウル・マン」のイントロを弾きだす。清志郎、叫ぶ!「ごきげんだぜ~」「最高だぜ、ブルーノート! アイム・ソウル・マン」
メロディーに乗せてキヨシロウが歌う。「ブッカーT! &MGズ! 一緒に、やってる。おとといも、初日も、ここで、歌ったんだ~ ソウル・マン」 見事にリズムに乗って、ス・バ・ラ・シ・イ。「イエス、スティーヴ」の掛け声とともにスティーヴのギター・ソロへ。
曲のエンディング、「イエーッ 最高だぜ」 観客の熱狂が爆発する。清志郎がシャウトする。「ブッカーT&ザ・MGズ! どうもありがと、ガット、ガット!!」 「ガット、ガット!!」オーティス・レディングばりの「ガット、ガット」だ。最高だぜ。すると、それを聴いてスティーヴがいきなり、オーティスの「アイ・キャント・ターン・ユー・ルーズ」のイントロのギターリフをやりバンドがついてくる。おおっ、3曲、歌うか。と思いきや、清志郎さん、舞台袖にはけてしまった。すると、ギターリフ見事に、ぴたり、あたかも清志郎のエンディング・テーマのように、決めて終わった。見事だなあ。こんなにちょいとやって、びしっと終われるなんて。
そのまま、「アイ・キャント…」とほぼ同じような「タイム・イズ・タイト」へ。これは、そのオーティスの勢いを受けてか、いつもよりテンポが速くなって演奏された。清志郎効果で熱くなったミュージシャンたちが、勢いづいた結果だ。まさに、これは「ブッカーT&ザ・MGズ・フィーチャリング・忌野清志郎」と銘打ってもいいのではないかと思われるほどの出方のショーだ。
音楽は人を癒す。彼がMGズをバックに楽しそうに歌っているのを見ると、彼の病をMGズの音楽や、サム・ムーア、あるいは、ブルース・ブラザースの音楽が治療薬になっているのではないかと強く思わされる。Music heals Kiyoshiro. 彼にとっての復活の特効薬、それはメンフィス・ソウルだ。ガット、ガット!!
■ 過去関連記事
November 15, 2006
We Want More Moore, Not Some Moore
http://blog.soulsearchin.com/archives/2006_11_15.html
(サム・ムーア2006年来日ライヴ評) (ここに過去記事一覧も)
November 18, 2006
Sam Moore With Surprising Finale: Sam, You Are So Beautiful
http://blog.soulsearchin.com/archives/2006_11_18.html
(同ライヴ評=忌野清志郎、飛び入り)
April 03, 2007
Blues Brothers Rock The House: Happy Birthday Kiyoshiro
http://blog.soulsearchin.com/archives/001689.html
(忌野清志郎、飛び入り)
November 02, 2007
Everybody Loves Sam Moore: A Night Of Soul Explosion (Part 1)
http://blog.soulsearchin.com/archives/002119.html
(忌野清志郎、飛び入り)
November 03, 2007
More Sam Moore: A Night Of Soul Explosion (Part 2)
http://blog.soulsearchin.com/archives/002120.html
November 21, 2008
Booker T & The MG’s: Kiyoshiro Is Good To Go
http://blog.soulsearchin.com/archives/002741.html
(忌野清志郎、飛び入り)
■ メンバー
ブッカー・T・ジョーンズ(オルガン)Booker T. Jones(org)
スティーヴ・クロッパー(ギター) Steve Cropper(g)
ドナルド・‘ダック’・ダン(ベース) Donald ‘Duck’ Dunn(b)
スティーヴ・ポッツ(ドラムス) Steve Potts(ds)
■セットリスト ブッカーT&ザ・MGズ @ブルーノート東京
Setlist : Booker T & The MG’s @ Blue Note Tokyo, November 23, 2008
show started 21:12
01. Mo Greens
02. Gotta Serve Somebody
03. Melting Pot
04. Booker Loo
05. Soul Dressing
06. Soul Limbo
07. Summertime
08. Hip Hug-Her
09. Green Onion
10. Hang ’Em High
11. In The Midnight Hour (with Imawano Kiyoshiro on vocal)
12. Soul Man (with Imawano Kiyoshiro on vocal)
00. Intro of "I Can’t Turn You Loose"
13. Time Is Tight
Enc. Groovin’
Enc. Double Or Nothing
show ended 22:41
(2008年11月23日日曜、東京ブルーノート=ブッカーT&ザ・MGズ・ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>Booker T & The MGs
2008-195
ガットガット。
木曜日の初日がかなりよかったので、日曜日、再度、ブッカーTに挑戦。金・土とデイヴィッドTだったので、BTがDTをはさんだ形。日曜夕方、『ソウル・ブレンズ』終わりに銀座の山野楽器へ直行し、ブッカーTの2枚組みベストCD(全30曲入り)を入手。スタックスのボックスやヒット集などでバラバラになっているのがめんどうなので、ベストをドライヴのお供にした。『ソウル・ブレンズ』では赤坂・ミラクル、川畑さんご登場。ありがとうございます。
さて、日曜のセカンドというとそれほど満席になったりしないことが多いのだが、この日はかなりぎっちり。時間ぎりぎりに行ったら整理番号110まで来ていた。開演も10分押しとのこと。すごいな。中に入るとかなり若いファンが増えていて、一体どうしたのだろうと思った。忌野清志郎さんが、初日の木曜と金曜にも飛び入りしており、その情報でも流れて、清志郎効果なのか。ひょっとして今日もという淡い期待感があるのか。満席でしかも観客が熱い。ブッカーTたちってこんなに人気あったのか。認識不足だった…。(3連休中日で翌日も休みということもあったかもしれない)
それにしても、スティーヴ・クロッパーのギターのカッティングといったら、実に軽快かつかっこいい。そして、ブッカーTのファンキーなオルガン。彼の後ろの扇風機がくるくる回る。今回のお気に入りは、「ソウル・ドレッシング」や「ハング・エム・ハイ」。このビートにこのオルガン。もうたまらない。このインスト・バンドは最高だ。
イントロが流れ一番「ウォーッ」と来るのが、やはり最大のヒット「グリーン・オニオン」。さて、「ハング・エム・ハイ」(邦題、『奴らを高く吊るせ!』クリント・イーストウッド主演=1968年)が終わると、ブッカーTが言った。「スティーヴ、今日は、キヨシロウは見かけたかい? もし見かけたら、ステージに引っ張り出そう。日本のファイネスト、キヨシロウ・イマワノ!」
「うぉおおおおっ」観客から一斉に歓声が上がり、みんなが座席から立ち上がる。しばし大拍手が続く。忌野清志郎、最初から「今日は出て歌うぞ」のオーラがでているではないか。(笑) 「やる気満々」だ。「イン・ザ・ミッドナイト・アワー」で幕開け。木曜より、より歌い慣れた感じで、しかも、当たり前にこなす。
あっという間の「イン・ザ・ミッドナイト・アワー」。再び大歓声。スティーヴ・クロッパーのギターが、有無を言わさず「ソウル・マン」のイントロを弾きだす。清志郎、叫ぶ!「ごきげんだぜ~」「最高だぜ、ブルーノート! アイム・ソウル・マン」
メロディーに乗せてキヨシロウが歌う。「ブッカーT! &MGズ! 一緒に、やってる。おとといも、初日も、ここで、歌ったんだ~ ソウル・マン」 見事にリズムに乗って、ス・バ・ラ・シ・イ。「イエス、スティーヴ」の掛け声とともにスティーヴのギター・ソロへ。
曲のエンディング、「イエーッ 最高だぜ」 観客の熱狂が爆発する。清志郎がシャウトする。「ブッカーT&ザ・MGズ! どうもありがと、ガット、ガット!!」 「ガット、ガット!!」オーティス・レディングばりの「ガット、ガット」だ。最高だぜ。すると、それを聴いてスティーヴがいきなり、オーティスの「アイ・キャント・ターン・ユー・ルーズ」のイントロのギターリフをやりバンドがついてくる。おおっ、3曲、歌うか。と思いきや、清志郎さん、舞台袖にはけてしまった。すると、ギターリフ見事に、ぴたり、あたかも清志郎のエンディング・テーマのように、決めて終わった。見事だなあ。こんなにちょいとやって、びしっと終われるなんて。
そのまま、「アイ・キャント…」とほぼ同じような「タイム・イズ・タイト」へ。これは、そのオーティスの勢いを受けてか、いつもよりテンポが速くなって演奏された。清志郎効果で熱くなったミュージシャンたちが、勢いづいた結果だ。まさに、これは「ブッカーT&ザ・MGズ・フィーチャリング・忌野清志郎」と銘打ってもいいのではないかと思われるほどの出方のショーだ。
音楽は人を癒す。彼がMGズをバックに楽しそうに歌っているのを見ると、彼の病をMGズの音楽や、サム・ムーア、あるいは、ブルース・ブラザースの音楽が治療薬になっているのではないかと強く思わされる。Music heals Kiyoshiro. 彼にとっての復活の特効薬、それはメンフィス・ソウルだ。ガット、ガット!!
■ 過去関連記事
November 15, 2006
We Want More Moore, Not Some Moore
http://blog.soulsearchin.com/archives/2006_11_15.html
(サム・ムーア2006年来日ライヴ評) (ここに過去記事一覧も)
November 18, 2006
Sam Moore With Surprising Finale: Sam, You Are So Beautiful
http://blog.soulsearchin.com/archives/2006_11_18.html
(同ライヴ評=忌野清志郎、飛び入り)
April 03, 2007
Blues Brothers Rock The House: Happy Birthday Kiyoshiro
http://blog.soulsearchin.com/archives/001689.html
(忌野清志郎、飛び入り)
November 02, 2007
Everybody Loves Sam Moore: A Night Of Soul Explosion (Part 1)
http://blog.soulsearchin.com/archives/002119.html
(忌野清志郎、飛び入り)
November 03, 2007
More Sam Moore: A Night Of Soul Explosion (Part 2)
http://blog.soulsearchin.com/archives/002120.html
November 21, 2008
Booker T & The MG’s: Kiyoshiro Is Good To Go
http://blog.soulsearchin.com/archives/002741.html
(忌野清志郎、飛び入り)
■ メンバー
ブッカー・T・ジョーンズ(オルガン)Booker T. Jones(org)
スティーヴ・クロッパー(ギター) Steve Cropper(g)
ドナルド・‘ダック’・ダン(ベース) Donald ‘Duck’ Dunn(b)
スティーヴ・ポッツ(ドラムス) Steve Potts(ds)
■セットリスト ブッカーT&ザ・MGズ @ブルーノート東京
Setlist : Booker T & The MG’s @ Blue Note Tokyo, November 23, 2008
show started 21:12
01. Mo Greens
02. Gotta Serve Somebody
03. Melting Pot
04. Booker Loo
05. Soul Dressing
06. Soul Limbo
07. Summertime
08. Hip Hug-Her
09. Green Onion
10. Hang ’Em High
11. In The Midnight Hour (with Imawano Kiyoshiro on vocal)
12. Soul Man (with Imawano Kiyoshiro on vocal)
00. Intro of "I Can’t Turn You Loose"
13. Time Is Tight
Enc. Groovin’
Enc. Double Or Nothing
show ended 22:41
(2008年11月23日日曜、東京ブルーノート=ブッカーT&ザ・MGズ・ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>Booker T & The MGs
2008-195
⊿ Gospellers Live @ Theater Apple
2008年11月23日 音楽⊿【ゴスペラーズ@シアター・アプル】
座長。
彼らのルーツであるアカペラと芝居を融合させたゴスペラーズの劇場公演「アカペラ・シリーズ」。これまでに、1997年「アカペラっぽいの好き」、1999年「アカペラ人」、2000年「アカペラ門」、2001年「アカペラ街」、2004年「アカペラ港」の5本を新宿のシアター・アプルにかけてきた。新宿歌舞伎町の再開発の波を受け、このシアター・アプルが今年(2008年)12月で取り壊しとなり、ここでの「アカペラ・シリーズ」は最終回となる。取り壊された後に同じような劇場ができるかどうかも未確定だそうだ。
今回は彼らにとって初めてという「一部・二部」制。途中で15分の休憩をはさむ。特に他意はなく、このシアター・アプル、あるいは隣のコマ劇場という場所がらを考えて、試しにやってみたそうだ。休憩のアナウンスがあったら、観客席から驚きの歓声があがった。
一部は全曲5人のみのアカペラと俳優柏原直人の語り。ゴスペル曲「ノア」を独自に日本語に直したヴァージョンが、日本語のゴスペルということで印象に残る。これに限らず、アカペラだと北山さんのベース・ヴォーカルが実に効果的。やはりゴスペラーズにはアカペラが似合う。
第二部は3人のバンド・メンバーが彼らをサポート。サックスのナオのサポートをしたり最近よく見る上條くんがギターにいたので驚いた。それはさておき、この日一番観客を持っていったのは酒井さん。村上さんから「座長」の名称をもらい、次々とアドリブで小芝居、小ネタを披露。それがどれもバカ受けした。思い切りはじけまくりで実におもしろかった。呆れた村上さん、「あんまり素質出すなよ」と一言。それがまた受けた。
基本的には、MC部分は最初の語りだしと締めの部分だけを決めておいて、中はすべてフリーだそうだ。酒井・安岡・黒沢の悪人・役人・町の小娘のアドリブ小芝居、めちゃおもしろかったなあ。よくあんなのその場の思いつきでできるねえ。(笑) 酒井座長公演になると、コマ劇場正面に酒井さんの大きな絵の看板が出ることになる、なんて話もしていた。
シアター・アプルがなくなった後は、今後こういうのはどこでやるのだろうか。やはり1000人弱の会場でやらないと難しいだろう。ぜひとも続けていただきたい。「座長公演」も見てみたいな。(笑)
■メンバー
ゴスペラーズ
柏原直人
(第二部サポート・ミュージシャン)
本間将人 (キーボード)
上條頌 (ギター)
坂東慧 (ドラムス)
■ セットリスト ゴスペラーズ・コンサート2008、2008年11月19日@シアターアプル
Setlist :
(第一部)
show started 18:35
01. When You Were Sweet Sixteen
02. 賛歌
03. 或る晴れた日に (旧題・アカペラっぽいの好き)
00. ~「思い出してごらん」~「セプテンバー」のリフ=アドリブ
04. Noah
05. One More Day
06. ひとり
07. Moon Glows (On You)
08. 金色の翼
09. 星屑の街
10. 星空の5人~We Have To Be A Star~
show ended 19:49
休憩
(第二部)
show started 20:11
11. 青い鳥
12. It Should ’ve Been Me (That I Love You)
13. うつぼかずら
14. セプテノーヴァ
15. 永遠に~Unplugged Version
Enc. Sky High
Enc. カーテンコール
show ended 21:18
(2008年11月19日水曜、新宿シアター・アプル=ゴスペラーズ・ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>Gospellers
2008-189
座長。
彼らのルーツであるアカペラと芝居を融合させたゴスペラーズの劇場公演「アカペラ・シリーズ」。これまでに、1997年「アカペラっぽいの好き」、1999年「アカペラ人」、2000年「アカペラ門」、2001年「アカペラ街」、2004年「アカペラ港」の5本を新宿のシアター・アプルにかけてきた。新宿歌舞伎町の再開発の波を受け、このシアター・アプルが今年(2008年)12月で取り壊しとなり、ここでの「アカペラ・シリーズ」は最終回となる。取り壊された後に同じような劇場ができるかどうかも未確定だそうだ。
今回は彼らにとって初めてという「一部・二部」制。途中で15分の休憩をはさむ。特に他意はなく、このシアター・アプル、あるいは隣のコマ劇場という場所がらを考えて、試しにやってみたそうだ。休憩のアナウンスがあったら、観客席から驚きの歓声があがった。
一部は全曲5人のみのアカペラと俳優柏原直人の語り。ゴスペル曲「ノア」を独自に日本語に直したヴァージョンが、日本語のゴスペルということで印象に残る。これに限らず、アカペラだと北山さんのベース・ヴォーカルが実に効果的。やはりゴスペラーズにはアカペラが似合う。
第二部は3人のバンド・メンバーが彼らをサポート。サックスのナオのサポートをしたり最近よく見る上條くんがギターにいたので驚いた。それはさておき、この日一番観客を持っていったのは酒井さん。村上さんから「座長」の名称をもらい、次々とアドリブで小芝居、小ネタを披露。それがどれもバカ受けした。思い切りはじけまくりで実におもしろかった。呆れた村上さん、「あんまり素質出すなよ」と一言。それがまた受けた。
基本的には、MC部分は最初の語りだしと締めの部分だけを決めておいて、中はすべてフリーだそうだ。酒井・安岡・黒沢の悪人・役人・町の小娘のアドリブ小芝居、めちゃおもしろかったなあ。よくあんなのその場の思いつきでできるねえ。(笑) 酒井座長公演になると、コマ劇場正面に酒井さんの大きな絵の看板が出ることになる、なんて話もしていた。
シアター・アプルがなくなった後は、今後こういうのはどこでやるのだろうか。やはり1000人弱の会場でやらないと難しいだろう。ぜひとも続けていただきたい。「座長公演」も見てみたいな。(笑)
■メンバー
ゴスペラーズ
柏原直人
(第二部サポート・ミュージシャン)
本間将人 (キーボード)
上條頌 (ギター)
坂東慧 (ドラムス)
■ セットリスト ゴスペラーズ・コンサート2008、2008年11月19日@シアターアプル
Setlist :
(第一部)
show started 18:35
01. When You Were Sweet Sixteen
02. 賛歌
03. 或る晴れた日に (旧題・アカペラっぽいの好き)
00. ~「思い出してごらん」~「セプテンバー」のリフ=アドリブ
04. Noah
05. One More Day
06. ひとり
07. Moon Glows (On You)
08. 金色の翼
09. 星屑の街
10. 星空の5人~We Have To Be A Star~
show ended 19:49
休憩
(第二部)
show started 20:11
11. 青い鳥
12. It Should ’ve Been Me (That I Love You)
13. うつぼかずら
14. セプテノーヴァ
15. 永遠に~Unplugged Version
Enc. Sky High
Enc. カーテンコール
show ended 21:18
(2008年11月19日水曜、新宿シアター・アプル=ゴスペラーズ・ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>Gospellers
2008-189
△【デイヴィッド・T・ウォーカー、ビルボード・ライヴ】
紳士。
ギターの吟遊詩人。ギターのストーリーテラー。ギターの魔術師。デイヴィッド・Tのことをそう呼びたい。ライヴの感想は過去記事に多数書いているので、そちらをごらんいただくとして。メンフィス・ソウルのブッカーTに続いては、フュージョン・ソウルとも言えるデイヴィッドT、Tつながりだ。
ここ1年ほどですっかり日本でも一般的人気を獲得したギタリスト、デイヴィッド・T・ウォーカー。13年ぶりという新録アルバム『ソーツ』を出し、またまたドリカム・ライヴのサポートで来日し、そのドリカムのスケジュールをぬってビルボード・ライヴ各地でライヴを行っている。メンバーは前回と一緒。
東京初日セカンドに出向いた。彼のライヴは約11ヶ月ぶり。2007年5月、12月、2008年11月とこの1年半で3回の来日はかなり多いと言えば多い。
今回のセットリストは全12曲中7曲までが11月にでたばかりの新作からの作品。(下記セットリストで*印をつけた) とは言うものの多くのソウル・カヴァーが収録されているだけに、同アルバムを聴いていなくても、曲は知っているという方も多いだろう。
定刻からステージにあがり、打ち合わせでもしているのだろうか。しばし間があって、「ザ・リアル・T」からスタート。デイヴィッドはずっと座っている。デイヴィッドがどれだけ集中して、のりにのっているかを知るバロメーターをソウル・サーチャーは、演奏中、彼が椅子から何回立ち上がるかを数えることによって計ることにした。
さてこの日は~。「ゴーイング・アップ」の後、少ししゃべるために立ち上がったが、この日は演奏中の立ち上がりは、4回であった。1回目は「ラヴィン・ユー」の途中。2回目はほんの一瞬「ストリート・ライフ」で、そして、「ホワッツ・ゴーイング・オン」で、3回目、4回目と立ち上がった。やはり、彼が立ち上がると、ぐぐっと演奏自体が盛り上がる。
あの静かな紳士のデイヴィッドが立ち上がるというのはよほどのことなのだ。(笑) ずっと彼を凝視していると、立ち上がりそうで立ち上がらない「フェイク立ち上がり」が何度もある。
この日僕は会場一番上の5層目からちょうど舞台向かって右手のジェリー・ピーターズの上から見ていたが、オペラグラスを使うと(準備周到)、ジェリーがキーボードの上に置いてあった楽譜がよく見えた。すると、どの曲も頭の部分が白いことに気づいた。何を意味するかというと、最初の何小節か、ここはデイヴィッドのフリーのアドリブなのだ。たぶん、好きにデイヴィッドが弾いて、キューを出し、本編の曲に入っていく。同じことをピアニストのジョー・サンプルがよくやっていた。だからこのイントロ部分は、おそらく毎日、毎回、違うものになっているのだと思う。
前回も思ったが、ミディアムテンポ以上の曲で、若干、ドラムスのレオン・チャンスラーが出すぎる嫌いがある。いわゆる「俺が、俺が」になってしまう。それを長老デイヴィッドが「まあ、お前まだ若いな…」という風に暖かく見守っているようにも見えるが。
デイヴィッドのギターの音色を聴いていると、本当に癒される感じがする。癒し効果満点。Healing guitarか。
ライヴ終了後、サイン会をするというアナウンスがあるとたちまち長い行列ができた。ざっとみて70名くらいが列を作った。よってこの日は一緒の写真撮影はなかったが、メンバー全員が丁寧にサインをしていた。デイヴィッドも、メンバーもいつでも紳士である。
■ 最新作
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B001G6RBB8/soulsearchiho-22/ref=nosim/
■過去関連記事
May 11, 2007
David T Walker Live: Real T Sings, Crying, And Talks
http://www.soulsearchin.com/soul-diary/archive/200705/2007_05_11.html
(前々回のデイヴィッド来日ライヴ評)
May 12, 2007
David T’s Fingers Are So Sexy: DVD Shooting Will Be Held On Saturday
http://blog.soulsearchin.com/archives/2007_05_12.html
May 13, 2007
The Night Of David T. Continues:
http://blog.soulsearchin.com/archives/2007_05_13.html
May 14, 2007
David T. Walker: "Live Audience Temperature"
http://blog.soulsearchin.com/archives/2007_05_14.html
December 17, 2007
David T Walker Stood Up 8 Times While His Performance
http://blog.soulsearchin.com/archives/002213.html
(前回来日時ライヴ評)
December 19, 2007
Distinctive Fingers, David T. Walker Says “Guitar Is My Voice”
http://blog.soulsearchin.com/archives/002215.html
December 23, 2007
David “God’s Hand” T. Walker: There’s Movement In Stillness
http://blog.soulsearchin.com/archives/002219.html
December 25, 2007
Photographers & Musicians: What Will Photographer Capture Of Musician?
http://blog.soulsearchin.com/archives/002221.html
■メンバー
David T. Walker (guitar)
Byron Miller (bass)
Leon Ndugu Chancler (drums)
Clarence McDonald (Keyboards)
Jerry Peters (Keyboards)
■ セットリスト
Setlist : David T. Walker @ Billboard Live, November 21, 2008
(*denotes songs from new album "Thoughts")
[ ] denotes original artist
show started 21:34
01. The Real T
02. Plumb Happy
03. Thoughts *
04. Global Mindfulness *
05. Going Up (including a riff of Shadow Of Your Smile, Eleanor Rigby)
06. You’ll Never Find Another Love Like Mine * [Lou Rawls]
07. Love’s Theme * [Love Unlimited Orchestra]
08. You Make Me Feel Brand New * [Stylistics]
09. Lovin’ You [Minnie Riperton]
10. Street Life * [Crusaders]
11. What’s Going On [Marvin Gaye]
Enc. I Want You * [Marvin Gaye]
show ended 22:54
(2008年11月21日金曜、ビルボード・ライヴ東京=デイヴィッド・T・ウォーカー・ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>Walker, David T.
2008-
David T. Walker の表記はデビッド・T、デイビッド・T、デヴィッド・T、デイヴィッド・Tなどいろいろあります。ソウル・サーチンでは、「デイヴィッド・T・ウォーカー」を使用します。
紳士。
ギターの吟遊詩人。ギターのストーリーテラー。ギターの魔術師。デイヴィッド・Tのことをそう呼びたい。ライヴの感想は過去記事に多数書いているので、そちらをごらんいただくとして。メンフィス・ソウルのブッカーTに続いては、フュージョン・ソウルとも言えるデイヴィッドT、Tつながりだ。
ここ1年ほどですっかり日本でも一般的人気を獲得したギタリスト、デイヴィッド・T・ウォーカー。13年ぶりという新録アルバム『ソーツ』を出し、またまたドリカム・ライヴのサポートで来日し、そのドリカムのスケジュールをぬってビルボード・ライヴ各地でライヴを行っている。メンバーは前回と一緒。
東京初日セカンドに出向いた。彼のライヴは約11ヶ月ぶり。2007年5月、12月、2008年11月とこの1年半で3回の来日はかなり多いと言えば多い。
今回のセットリストは全12曲中7曲までが11月にでたばかりの新作からの作品。(下記セットリストで*印をつけた) とは言うものの多くのソウル・カヴァーが収録されているだけに、同アルバムを聴いていなくても、曲は知っているという方も多いだろう。
定刻からステージにあがり、打ち合わせでもしているのだろうか。しばし間があって、「ザ・リアル・T」からスタート。デイヴィッドはずっと座っている。デイヴィッドがどれだけ集中して、のりにのっているかを知るバロメーターをソウル・サーチャーは、演奏中、彼が椅子から何回立ち上がるかを数えることによって計ることにした。
さてこの日は~。「ゴーイング・アップ」の後、少ししゃべるために立ち上がったが、この日は演奏中の立ち上がりは、4回であった。1回目は「ラヴィン・ユー」の途中。2回目はほんの一瞬「ストリート・ライフ」で、そして、「ホワッツ・ゴーイング・オン」で、3回目、4回目と立ち上がった。やはり、彼が立ち上がると、ぐぐっと演奏自体が盛り上がる。
あの静かな紳士のデイヴィッドが立ち上がるというのはよほどのことなのだ。(笑) ずっと彼を凝視していると、立ち上がりそうで立ち上がらない「フェイク立ち上がり」が何度もある。
この日僕は会場一番上の5層目からちょうど舞台向かって右手のジェリー・ピーターズの上から見ていたが、オペラグラスを使うと(準備周到)、ジェリーがキーボードの上に置いてあった楽譜がよく見えた。すると、どの曲も頭の部分が白いことに気づいた。何を意味するかというと、最初の何小節か、ここはデイヴィッドのフリーのアドリブなのだ。たぶん、好きにデイヴィッドが弾いて、キューを出し、本編の曲に入っていく。同じことをピアニストのジョー・サンプルがよくやっていた。だからこのイントロ部分は、おそらく毎日、毎回、違うものになっているのだと思う。
前回も思ったが、ミディアムテンポ以上の曲で、若干、ドラムスのレオン・チャンスラーが出すぎる嫌いがある。いわゆる「俺が、俺が」になってしまう。それを長老デイヴィッドが「まあ、お前まだ若いな…」という風に暖かく見守っているようにも見えるが。
デイヴィッドのギターの音色を聴いていると、本当に癒される感じがする。癒し効果満点。Healing guitarか。
ライヴ終了後、サイン会をするというアナウンスがあるとたちまち長い行列ができた。ざっとみて70名くらいが列を作った。よってこの日は一緒の写真撮影はなかったが、メンバー全員が丁寧にサインをしていた。デイヴィッドも、メンバーもいつでも紳士である。
■ 最新作
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B001G6RBB8/soulsearchiho-22/ref=nosim/
■過去関連記事
May 11, 2007
David T Walker Live: Real T Sings, Crying, And Talks
http://www.soulsearchin.com/soul-diary/archive/200705/2007_05_11.html
(前々回のデイヴィッド来日ライヴ評)
May 12, 2007
David T’s Fingers Are So Sexy: DVD Shooting Will Be Held On Saturday
http://blog.soulsearchin.com/archives/2007_05_12.html
May 13, 2007
The Night Of David T. Continues:
http://blog.soulsearchin.com/archives/2007_05_13.html
May 14, 2007
David T. Walker: "Live Audience Temperature"
http://blog.soulsearchin.com/archives/2007_05_14.html
December 17, 2007
David T Walker Stood Up 8 Times While His Performance
http://blog.soulsearchin.com/archives/002213.html
(前回来日時ライヴ評)
December 19, 2007
Distinctive Fingers, David T. Walker Says “Guitar Is My Voice”
http://blog.soulsearchin.com/archives/002215.html
December 23, 2007
David “God’s Hand” T. Walker: There’s Movement In Stillness
http://blog.soulsearchin.com/archives/002219.html
December 25, 2007
Photographers & Musicians: What Will Photographer Capture Of Musician?
http://blog.soulsearchin.com/archives/002221.html
■メンバー
David T. Walker (guitar)
Byron Miller (bass)
Leon Ndugu Chancler (drums)
Clarence McDonald (Keyboards)
Jerry Peters (Keyboards)
■ セットリスト
Setlist : David T. Walker @ Billboard Live, November 21, 2008
(*denotes songs from new album "Thoughts")
[ ] denotes original artist
show started 21:34
01. The Real T
02. Plumb Happy
03. Thoughts *
04. Global Mindfulness *
05. Going Up (including a riff of Shadow Of Your Smile, Eleanor Rigby)
06. You’ll Never Find Another Love Like Mine * [Lou Rawls]
07. Love’s Theme * [Love Unlimited Orchestra]
08. You Make Me Feel Brand New * [Stylistics]
09. Lovin’ You [Minnie Riperton]
10. Street Life * [Crusaders]
11. What’s Going On [Marvin Gaye]
Enc. I Want You * [Marvin Gaye]
show ended 22:54
(2008年11月21日金曜、ビルボード・ライヴ東京=デイヴィッド・T・ウォーカー・ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>Walker, David T.
2008-
David T. Walker の表記はデビッド・T、デイビッド・T、デヴィッド・T、デイヴィッド・Tなどいろいろあります。ソウル・サーチンでは、「デイヴィッド・T・ウォーカー」を使用します。
▽Booker T & The MG’s: Kiyoshiro Is Good To Go
2008年11月21日 音楽▽【忌野清志郎、ブッカーT&ザ・MGズライヴにまたまた飛び入り】
飛び入り。
メンフィスの名門ソウル・レーベル、スタックス・レコードのハウス・バンドとして幾多のヒット曲でプレイしてきたブッカーT率いるMGズのライヴ。MGズからブッカーT(1944年11月12日メンフィス生まれ)、スティーヴ・クロッパー(1941年10月21日=9歳ごろからメンフィス在住)、ドナルド・ダック・ダン(1964年ごろから参加=1941年11月24日メンフィス生まれ)とほぼオリジナル3人に、オリジナル・ドラマー、アル・ジャクソン(1935年11月27日~1975年10月1日)が死去しているために、スティーヴ・ポッツというドラマーで、メンフィス・ソウルをこれでもかと披露する。スティーヴはアル・ジャクソンのいとこという。
グループが結成された1962年、そのとき、ブッカーTは17歳、スティーヴとドナルドはブッカーTより3歳年上。スティーヴは「彼と知り合ったとき、ブッカーTはまだ16歳かそこらだった」とステージでも言っていた。休止時期もあったが、もう46年もこのグループをやっていることになる。
ブルーノート、ほぼ満員で、しかも、客層はクラブなどで遊んでる風若いファンからミュージシャン志望系、昔聴いていた風の年配者、さらに外国人の人々など、まさに人種のメルティング・ポット(るつぼ)だ。しかも、みなこのグループの音楽を聴きに来ている感じで、初日にもかかわらず、観客の温度が高い。
個々のメンバーは何度も来ているが、ブッカーT&ザ・MGズとしては僕は初めて見る。MGズ名義での公演は日本初だそうだ。たった4人(ドラムス、ギター、ベース、オルガン)で繰り出す音楽が、表現が当たり前すぎるが実にファンキーで、グルーヴィー。全体的なサウンドがさすがに1960年代風で、どこかブラック・エクスプロイテーション映画のサントラにでもなりそうな実にいい雰囲気。メンフィスのジューク・ジョイントあたりで聴いたら、もっと気分が高揚するだろう。やはり、ブッカーTのオルガンが出ると、ファンキー度がぐっと高まる。もちろん、これにギター・ソロ、ベース・ソロ、ドラム・ソロもふんだんにバランスよく組み込まれる。ブッカーTはなんでこんなにオルガンがかっこよく弾けるのだろう。実質的な名義とは別に、グループのリーダー格というかボスは年上のスティーヴ・クロッパーなのかな。インストでこれだけ聴くものを飽きさせないというのはさすがだ。
さて、一番の大ヒット「グリーン・オニオン」が大受けしたところで、ブッカーTがアナウンスした。なんとまたまた忌野清志郎さん、登場だ。さらに熱狂の渦。お客さんは清志郎さんの登場を知っていたのだろうか。スタッフによれば、ファーストで1曲歌って帰ったと言っていたので、セカンドには出ないのかと思ったら、セカンドもいたのだ。清志郎さんは、サム・ムーアで2度、ブルース・ブラザースで1度飛び入りを見ているからこれで4度目。
秋色のジャケットにストールを巻いて、帽子はかぶらず、髪の毛もしっかりあって、顔色もよく何よりひじょうに元気そうだ。彼の登場とともに客席は一斉に立ち上がり、いきなり温度が急上昇。ウィルソン・ピケットでおなじみの「イン・ザ・ミッドナイト・アワー」を熱唱。熱いなあ。サム・ムーアのときも熱かったがこれも素晴らしい。ブルーノートがいきなりソウル・ハウスになる。1曲だけかと思ったら、曲終わりと同時にMGズが「ソウル・マン」のイントロを弾き出す。うおおおおっ。それまでのMGズのクールな演奏が、一気にホットなものになる。
清志郎さんは「ミッドナイト・アワー」の途中で「ブッカーTと一緒にやるのは16年ぶりです。(メンバーを見て)元気そうでよかった。何も変わってない。ゴキゲンダゼ!!」と言った。それは清志郎さんを見ているこちらも同じだ。メロディーに載せて「俺はソウル・マン、君はソウル・マン、君は少年…」 彼は自由自在に「ソウル・マン」を操る。さらに言った。「暗い道を今夜ここまでやってきた。MGズと一緒にやってるんだ」これぞ日本語のソウルだ。「ソウル・マン」を終えて、彼は一言言った。「何とかできた!」お見事、拍手。
もちろん、彼らをバックにレコーディングもライヴもしている仲だから、息もぴったりだ。2曲を歌った後も観客は総立ちのまま。バンドはそのまま大歓声の中「タイム・イズ・タイト」、さらにアンコールへなだれ込んだ。やはり歌があると、強烈に印象が残る。
清志郎さん、見事なカンバックおめでとうございます。しかし、この日来ていた観客は、清志郎さんの飛び入りを知っていたのだろうか。どこかで情報でもでていたのかな。
ところで、MGズっていうのは、何の略かご存知だろうか。メンフィス・グループの略だ。まんまです。
(ブッカーT&ザ・MGズは、11月24日(月曜)まで東京ブルーノートで)
■ メンバー
ブッカー・T・ジョーンズ(オルガン)Booker T. Jones(org)
スティーヴ・クロッパー(ギター) Steve Cropper(g)
ドナルド・‘ダック’・ダン(ベース) Donald ‘Duck’ Dunn(b)
スティーヴ・ポッツ(ドラムス) Steve Potts(ds)
■セットリスト ブッカーT&ザ・MGズ @ブルーノート東京
Setlist : Booker T & The MG’s @ Blue Note Tokyo, November 20, 2008
show started 21:32
01. Mo Greens
02. Melting Pot
03. Booker Loo
04. Soul Dressing
05. Soul Limbo
06. Summertime
07. Hip Hug-Her
08. Green Onion
09. Hang ’Em High
10. In The Midnight Hour (with Imawano Kiyoshiro on vocal)
11. Soul Man (with Imawano Kiyoshiro on vocal)
12. Time Is Tight
Enc. Double Or Nothing
show ended 22:52
(2008年11月20日木曜、東京ブルーノート=ブッカーT&ザ・MGズ・ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>Booker T & The MGs
2008-190
飛び入り。
メンフィスの名門ソウル・レーベル、スタックス・レコードのハウス・バンドとして幾多のヒット曲でプレイしてきたブッカーT率いるMGズのライヴ。MGズからブッカーT(1944年11月12日メンフィス生まれ)、スティーヴ・クロッパー(1941年10月21日=9歳ごろからメンフィス在住)、ドナルド・ダック・ダン(1964年ごろから参加=1941年11月24日メンフィス生まれ)とほぼオリジナル3人に、オリジナル・ドラマー、アル・ジャクソン(1935年11月27日~1975年10月1日)が死去しているために、スティーヴ・ポッツというドラマーで、メンフィス・ソウルをこれでもかと披露する。スティーヴはアル・ジャクソンのいとこという。
グループが結成された1962年、そのとき、ブッカーTは17歳、スティーヴとドナルドはブッカーTより3歳年上。スティーヴは「彼と知り合ったとき、ブッカーTはまだ16歳かそこらだった」とステージでも言っていた。休止時期もあったが、もう46年もこのグループをやっていることになる。
ブルーノート、ほぼ満員で、しかも、客層はクラブなどで遊んでる風若いファンからミュージシャン志望系、昔聴いていた風の年配者、さらに外国人の人々など、まさに人種のメルティング・ポット(るつぼ)だ。しかも、みなこのグループの音楽を聴きに来ている感じで、初日にもかかわらず、観客の温度が高い。
個々のメンバーは何度も来ているが、ブッカーT&ザ・MGズとしては僕は初めて見る。MGズ名義での公演は日本初だそうだ。たった4人(ドラムス、ギター、ベース、オルガン)で繰り出す音楽が、表現が当たり前すぎるが実にファンキーで、グルーヴィー。全体的なサウンドがさすがに1960年代風で、どこかブラック・エクスプロイテーション映画のサントラにでもなりそうな実にいい雰囲気。メンフィスのジューク・ジョイントあたりで聴いたら、もっと気分が高揚するだろう。やはり、ブッカーTのオルガンが出ると、ファンキー度がぐっと高まる。もちろん、これにギター・ソロ、ベース・ソロ、ドラム・ソロもふんだんにバランスよく組み込まれる。ブッカーTはなんでこんなにオルガンがかっこよく弾けるのだろう。実質的な名義とは別に、グループのリーダー格というかボスは年上のスティーヴ・クロッパーなのかな。インストでこれだけ聴くものを飽きさせないというのはさすがだ。
さて、一番の大ヒット「グリーン・オニオン」が大受けしたところで、ブッカーTがアナウンスした。なんとまたまた忌野清志郎さん、登場だ。さらに熱狂の渦。お客さんは清志郎さんの登場を知っていたのだろうか。スタッフによれば、ファーストで1曲歌って帰ったと言っていたので、セカンドには出ないのかと思ったら、セカンドもいたのだ。清志郎さんは、サム・ムーアで2度、ブルース・ブラザースで1度飛び入りを見ているからこれで4度目。
秋色のジャケットにストールを巻いて、帽子はかぶらず、髪の毛もしっかりあって、顔色もよく何よりひじょうに元気そうだ。彼の登場とともに客席は一斉に立ち上がり、いきなり温度が急上昇。ウィルソン・ピケットでおなじみの「イン・ザ・ミッドナイト・アワー」を熱唱。熱いなあ。サム・ムーアのときも熱かったがこれも素晴らしい。ブルーノートがいきなりソウル・ハウスになる。1曲だけかと思ったら、曲終わりと同時にMGズが「ソウル・マン」のイントロを弾き出す。うおおおおっ。それまでのMGズのクールな演奏が、一気にホットなものになる。
清志郎さんは「ミッドナイト・アワー」の途中で「ブッカーTと一緒にやるのは16年ぶりです。(メンバーを見て)元気そうでよかった。何も変わってない。ゴキゲンダゼ!!」と言った。それは清志郎さんを見ているこちらも同じだ。メロディーに載せて「俺はソウル・マン、君はソウル・マン、君は少年…」 彼は自由自在に「ソウル・マン」を操る。さらに言った。「暗い道を今夜ここまでやってきた。MGズと一緒にやってるんだ」これぞ日本語のソウルだ。「ソウル・マン」を終えて、彼は一言言った。「何とかできた!」お見事、拍手。
もちろん、彼らをバックにレコーディングもライヴもしている仲だから、息もぴったりだ。2曲を歌った後も観客は総立ちのまま。バンドはそのまま大歓声の中「タイム・イズ・タイト」、さらにアンコールへなだれ込んだ。やはり歌があると、強烈に印象が残る。
清志郎さん、見事なカンバックおめでとうございます。しかし、この日来ていた観客は、清志郎さんの飛び入りを知っていたのだろうか。どこかで情報でもでていたのかな。
ところで、MGズっていうのは、何の略かご存知だろうか。メンフィス・グループの略だ。まんまです。
(ブッカーT&ザ・MGズは、11月24日(月曜)まで東京ブルーノートで)
■ メンバー
ブッカー・T・ジョーンズ(オルガン)Booker T. Jones(org)
スティーヴ・クロッパー(ギター) Steve Cropper(g)
ドナルド・‘ダック’・ダン(ベース) Donald ‘Duck’ Dunn(b)
スティーヴ・ポッツ(ドラムス) Steve Potts(ds)
■セットリスト ブッカーT&ザ・MGズ @ブルーノート東京
Setlist : Booker T & The MG’s @ Blue Note Tokyo, November 20, 2008
show started 21:32
01. Mo Greens
02. Melting Pot
03. Booker Loo
04. Soul Dressing
05. Soul Limbo
06. Summertime
07. Hip Hug-Her
08. Green Onion
09. Hang ’Em High
10. In The Midnight Hour (with Imawano Kiyoshiro on vocal)
11. Soul Man (with Imawano Kiyoshiro on vocal)
12. Time Is Tight
Enc. Double Or Nothing
show ended 22:52
(2008年11月20日木曜、東京ブルーノート=ブッカーT&ザ・MGズ・ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>Booker T & The MGs
2008-190
☆【ジャネット・ジャクソン7年ぶりの日本ツアー】
7年ぶり。
R&Bの女王の貫禄さえでてきたジャネット・ジャクソンの来日が決まった。2009年2月14日(土)から2月22日(日)まで、全国4都市5公演を行う。ジャネットの初来日公演は1990年5月。以来、1990年11月、1994年、1999年、2002年1月と来て7年1ヶ月ぶり6回目の来日公演となる。(プロモーション来日は除く)
ツアー名は次の通り。
1990年5月、11月、リズム・ネーション・ツアー
1994年3月 ジャネット・ツアー
1999年1月 ヴェルヴェット・ロープ・ツアー
2002年1月 オール・フォー・ユー・ツアー
2009年2月 ディシプリン・ツアー
ジャネット・ジャクソンは1966年5月16日、インディアナ州ゲイリー生まれ。兄たちは、ジャクソン・ファイヴから名前が変わったジャクソンズ。マイケル・ジャクソン、ジャーメイン・ジャクソンらは兄。
子供時代からテレビなどに出て人気があったが、1982年、16歳でレコード・デビュー。2枚のアルバムを出すもののそれほどのヒットには至らなかったが、3作目のアルバム『コントロール』をミネアポリスのジミー・ジャム&テリー・ルイスのコンビのプロデュースで作り、これが1986年に世界的大ヒット。以後、『リズム・ネーション』『ジャネット』『ヴェルヴェット・ロープ』などヒット作を送り出している。日本ではJALのCMにも登場し注目を集めた。強烈なリズムと兄マイケル譲りの激しく切れのいいダンスで人気を集めている。最新作は2008年の『ディシプリン』。今回のツアーはすでに全米を回っているもの。かなり作りこまれているショーになりそうだ。
【公演概要】
■ 開催日/会場
2009年 2月14日(土)18:00開演 さいたまスーパーアリーナ
2009年2月15日(日)16:00開演 さいたまスーパーアリーナ
2009年2月17日(火) 大阪城ホール(大阪府大阪市)
2009年2月19日(木) 日本ガイシホール(愛知県名古屋市)
2009年2月22日(日) マリンメッセ福岡(福岡県福岡市)
■チケット料金 プレミアムシート¥22,000/S席¥9,800(全席指定・税込)※3歳以上有料
■ チケット発売 2008年12月14日(日)から
■ チケットのお問い合わせ先 株式会社キョードー横浜 TEL: 045-671-9911
神奈川県横浜市中区本町4-40 横浜第一ビル9階
http://www.kyodoyokohama.com/
+++++
Jamie Aaron Kelly Will Be At Yakult Hall On 12/12
【ジェイミー・ケリー、クリスマス・ショー】
エルヴィス。
エルヴィス・プレスリーの物真似で全米でも人気のジェイミー・ケリーが今年5月に続いてクリスマス・ショーを行う。来日ショーは4回目になる。
2008年12月4日(木)北海道ホテル
2008年12月8日(月)JZブラット(渋谷セルリアン・タワー東急ホテル2階)
2008年12月12日(金)新橋ヤクルトホール 18時30分開演
全席指定: VIP席 10,500円 / S席 9,500円
ライヴ後サイン会
■ 新橋ヤクルトホール分 チケット販売
● える:電話 03-5798-4640 / 090-2452-4963
● 電子チケットぴあ: 電話 0570-02-9999 / オンライン http://pia.jp/t/
<Pコード 299-833>
全国の「ファミリーマート」「サークルK・サンクス」でも取り扱い。
問合せ先 有限会社える 03-5798-4640 中島
■ 過去記事
May 30, 2008
Jamie Aaron Kelley: Tokyo Tour 2008, Less Elvis More Rock ‘N Roll
http://blog.soulsearchin.com/archives/002548.html
November 11, 2007
Jamie Aaron Kelley: The Legacy Of Elvis Is Here To Stay
http://blog.soulsearchin.com/archives/002141.html
+++++
ENT>ANNOUNCEMENT>Jackson, Janet
7年ぶり。
R&Bの女王の貫禄さえでてきたジャネット・ジャクソンの来日が決まった。2009年2月14日(土)から2月22日(日)まで、全国4都市5公演を行う。ジャネットの初来日公演は1990年5月。以来、1990年11月、1994年、1999年、2002年1月と来て7年1ヶ月ぶり6回目の来日公演となる。(プロモーション来日は除く)
ツアー名は次の通り。
1990年5月、11月、リズム・ネーション・ツアー
1994年3月 ジャネット・ツアー
1999年1月 ヴェルヴェット・ロープ・ツアー
2002年1月 オール・フォー・ユー・ツアー
2009年2月 ディシプリン・ツアー
ジャネット・ジャクソンは1966年5月16日、インディアナ州ゲイリー生まれ。兄たちは、ジャクソン・ファイヴから名前が変わったジャクソンズ。マイケル・ジャクソン、ジャーメイン・ジャクソンらは兄。
子供時代からテレビなどに出て人気があったが、1982年、16歳でレコード・デビュー。2枚のアルバムを出すもののそれほどのヒットには至らなかったが、3作目のアルバム『コントロール』をミネアポリスのジミー・ジャム&テリー・ルイスのコンビのプロデュースで作り、これが1986年に世界的大ヒット。以後、『リズム・ネーション』『ジャネット』『ヴェルヴェット・ロープ』などヒット作を送り出している。日本ではJALのCMにも登場し注目を集めた。強烈なリズムと兄マイケル譲りの激しく切れのいいダンスで人気を集めている。最新作は2008年の『ディシプリン』。今回のツアーはすでに全米を回っているもの。かなり作りこまれているショーになりそうだ。
【公演概要】
■ 開催日/会場
2009年 2月14日(土)18:00開演 さいたまスーパーアリーナ
2009年2月15日(日)16:00開演 さいたまスーパーアリーナ
2009年2月17日(火) 大阪城ホール(大阪府大阪市)
2009年2月19日(木) 日本ガイシホール(愛知県名古屋市)
2009年2月22日(日) マリンメッセ福岡(福岡県福岡市)
■チケット料金 プレミアムシート¥22,000/S席¥9,800(全席指定・税込)※3歳以上有料
■ チケット発売 2008年12月14日(日)から
■ チケットのお問い合わせ先 株式会社キョードー横浜 TEL: 045-671-9911
神奈川県横浜市中区本町4-40 横浜第一ビル9階
http://www.kyodoyokohama.com/
+++++
Jamie Aaron Kelly Will Be At Yakult Hall On 12/12
【ジェイミー・ケリー、クリスマス・ショー】
エルヴィス。
エルヴィス・プレスリーの物真似で全米でも人気のジェイミー・ケリーが今年5月に続いてクリスマス・ショーを行う。来日ショーは4回目になる。
2008年12月4日(木)北海道ホテル
2008年12月8日(月)JZブラット(渋谷セルリアン・タワー東急ホテル2階)
2008年12月12日(金)新橋ヤクルトホール 18時30分開演
全席指定: VIP席 10,500円 / S席 9,500円
ライヴ後サイン会
■ 新橋ヤクルトホール分 チケット販売
● える:電話 03-5798-4640 / 090-2452-4963
● 電子チケットぴあ: 電話 0570-02-9999 / オンライン http://pia.jp/t/
<Pコード 299-833>
全国の「ファミリーマート」「サークルK・サンクス」でも取り扱い。
問合せ先 有限会社える 03-5798-4640 中島
■ 過去記事
May 30, 2008
Jamie Aaron Kelley: Tokyo Tour 2008, Less Elvis More Rock ‘N Roll
http://blog.soulsearchin.com/archives/002548.html
November 11, 2007
Jamie Aaron Kelley: The Legacy Of Elvis Is Here To Stay
http://blog.soulsearchin.com/archives/002141.html
+++++
ENT>ANNOUNCEMENT>Jackson, Janet
◎【「アフター・ザ・ダンス」終了~バブルガム新曲PV】
撤収。
月曜日(11月17日)夕方、ゴスの村上さんが『アフター・ザ・ダンス』をごらんになるというので、岡さんとともに向かえるために新宿ビームス・ギャラリーへ。しばし、作品群を見ていただいた。いろいろソウル談義に花も咲いたが、この日はちょうど新宿で、火曜から始まる新宿シアター・アップルでのライヴのリハーサルだそうで。今回は曲の間に、けっこうセリフがあって、小芝居がかっているらしい。
そのフットペインティング展も昨日(11月18日・火曜)で終了。展示をごらんいただいた方、みなさんありがとうございます。18日午後8時から撤収作業。カメラマン木下(きのした)さん、美術品運搬のプロ富田さん、そして、ビームス・ギャラリー藤木さん、そして、岡さん、おつかれさまでした。そして撤収作業、ご苦労様でした。
さて、このところ仕事が渋滞気味で少しライヴ行く本数を減らそうという感じで、月曜日は本当だったらほいほい行ってるフランク・マッコムを泣く泣く断念。集中し、缶詰仕事をしようと意を決していた。ビームスだけは行って、翌日の撤収打ち合わせと、村上さんと久々に話をして、戻ろうと思い、岡さんとコーヒーのみながら別件打ち合わせしていると、木下航志(きした・こうし)君からメール。「今日は何してるんですか。ライヴかソウルバーに行ってみたいんですが」と。
デビュー。
これは、思わぬ展開。そこで、三宿のソウルバー「ソウル・ナッツ」に出向くことに。あららら。航志君ソウルバー初体験ということで、ソウル・バー・デビューを飾った。ここは、すでにご存知だと思うが、「ファンキー居酒屋」というキャッチの元、いろいろとゴハン系も食べられる。崎陽軒のシュウマイ、ファンキー・チキンなどなど。もちろんかかっているのは、アナログ中心にした70年代が多いソウル。カーティス、ダニー、ボビー、ウィンディ・シティー、マージー・ジョセフ(永島さんのリクエスト)、スティーヴィー…。航志君はファンキー・チキンが気に入ったみたい。
PV。
しばらくすると、テレビ・モニターから、なんとバブルガム・ブラザースの新曲のプロモーション・ビデオが! はやい。タイトルは「ダディーズ・パーティー・ナイトDaddy’s Party Night(懲りないオヤジの応援歌)」。これが、実にぜいたくなPVになっていた。冒頭出てくるのは、この「ソウル・ナッツ」の主人マイケル鶴岡さん。用務員風にモップで床を拭いている。そして、コーンとトムの二人がファンキーに登場。しかもほんのワンシーンだけでもでてくるゲストが超豪華。鈴木雅之、久保田利伸、江守藹、木梨憲武、ダンテリのユキなどなど、ソウル界、ヒップホップ界のオールスターが勢ぞろい。ちょっと瞬きでもしようものなら、見逃してしまう。一度しか見てないので、全部を覚え切れなかった。これは、すごいPVだ。(笑)
そして、このPVは、このシングル(12月3日発売)のスペシャル・エディションに、マイケル先生のステップ講座とともに収録される。講座を見ると、バブルガムの二人が踊るステップを覚えられるというもの。
そうこうしているうちに、今度は聴きなれたギターの響きが。おっと、これはまちがいなくデイヴィッドT! ジャケットを見れば、こんどユニバーサル・ドリカムのレーベルから出た新作だ。今週・金・土ビルボードだ。
デイヴィッドTの新作を聴きたい、バブルのプロモ・ビデオを見たい人は、ソウル・ナッツに直行だ。(笑) あ、デイヴィッドTのCDはもうリリースされてます。
■ デイヴィッド・T・ウォーカー ソーツ(Thoughts) 新作
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B001G6RBB8/soulsearchiho-22/ref=nosim/
ENT>MUSIC>ARTIST>Bubblegum Brothers
ENT>MUSIC>ARTIST>Walker, David T
撤収。
月曜日(11月17日)夕方、ゴスの村上さんが『アフター・ザ・ダンス』をごらんになるというので、岡さんとともに向かえるために新宿ビームス・ギャラリーへ。しばし、作品群を見ていただいた。いろいろソウル談義に花も咲いたが、この日はちょうど新宿で、火曜から始まる新宿シアター・アップルでのライヴのリハーサルだそうで。今回は曲の間に、けっこうセリフがあって、小芝居がかっているらしい。
そのフットペインティング展も昨日(11月18日・火曜)で終了。展示をごらんいただいた方、みなさんありがとうございます。18日午後8時から撤収作業。カメラマン木下(きのした)さん、美術品運搬のプロ富田さん、そして、ビームス・ギャラリー藤木さん、そして、岡さん、おつかれさまでした。そして撤収作業、ご苦労様でした。
さて、このところ仕事が渋滞気味で少しライヴ行く本数を減らそうという感じで、月曜日は本当だったらほいほい行ってるフランク・マッコムを泣く泣く断念。集中し、缶詰仕事をしようと意を決していた。ビームスだけは行って、翌日の撤収打ち合わせと、村上さんと久々に話をして、戻ろうと思い、岡さんとコーヒーのみながら別件打ち合わせしていると、木下航志(きした・こうし)君からメール。「今日は何してるんですか。ライヴかソウルバーに行ってみたいんですが」と。
デビュー。
これは、思わぬ展開。そこで、三宿のソウルバー「ソウル・ナッツ」に出向くことに。あららら。航志君ソウルバー初体験ということで、ソウル・バー・デビューを飾った。ここは、すでにご存知だと思うが、「ファンキー居酒屋」というキャッチの元、いろいろとゴハン系も食べられる。崎陽軒のシュウマイ、ファンキー・チキンなどなど。もちろんかかっているのは、アナログ中心にした70年代が多いソウル。カーティス、ダニー、ボビー、ウィンディ・シティー、マージー・ジョセフ(永島さんのリクエスト)、スティーヴィー…。航志君はファンキー・チキンが気に入ったみたい。
PV。
しばらくすると、テレビ・モニターから、なんとバブルガム・ブラザースの新曲のプロモーション・ビデオが! はやい。タイトルは「ダディーズ・パーティー・ナイトDaddy’s Party Night(懲りないオヤジの応援歌)」。これが、実にぜいたくなPVになっていた。冒頭出てくるのは、この「ソウル・ナッツ」の主人マイケル鶴岡さん。用務員風にモップで床を拭いている。そして、コーンとトムの二人がファンキーに登場。しかもほんのワンシーンだけでもでてくるゲストが超豪華。鈴木雅之、久保田利伸、江守藹、木梨憲武、ダンテリのユキなどなど、ソウル界、ヒップホップ界のオールスターが勢ぞろい。ちょっと瞬きでもしようものなら、見逃してしまう。一度しか見てないので、全部を覚え切れなかった。これは、すごいPVだ。(笑)
そして、このPVは、このシングル(12月3日発売)のスペシャル・エディションに、マイケル先生のステップ講座とともに収録される。講座を見ると、バブルガムの二人が踊るステップを覚えられるというもの。
そうこうしているうちに、今度は聴きなれたギターの響きが。おっと、これはまちがいなくデイヴィッドT! ジャケットを見れば、こんどユニバーサル・ドリカムのレーベルから出た新作だ。今週・金・土ビルボードだ。
デイヴィッドTの新作を聴きたい、バブルのプロモ・ビデオを見たい人は、ソウル・ナッツに直行だ。(笑) あ、デイヴィッドTのCDはもうリリースされてます。
■ デイヴィッド・T・ウォーカー ソーツ(Thoughts) 新作
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B001G6RBB8/soulsearchiho-22/ref=nosim/
ENT>MUSIC>ARTIST>Bubblegum Brothers
ENT>MUSIC>ARTIST>Walker, David T