Ota Ken Live At Motion Blue
2005年5月1日【太田剣ライヴ】
5人組。
縁あって、人気サックス奏者、太田剣率いるグループ「ニュー・ファイヴ」のライヴを見た。モーションブルーでの2デイズ。この日と次の日ではメンバーが違う。今日は5人。スロー、アップテンポ、ファンキーな作品とヴァリエーションに富んだ音楽性を聴かせる。
入れ替えなし。観客は6:4で女性のほうが多い。さすがファン層が若い。
ピアノの海野(うんの)は、80年8月生まれということで、まだ24歳。その若さにちょっと驚いた。太田が司会で、僕より10歳年下で、と紹介したのでうおおと思った。
サックスとトランペット(山口友也)との2管によるかけあいなどもおもしろい。また、曲によっての各人のソロ・パートもなかなか聴き応えがある。ドラムスもかなりシュアな感じで気持ちいい。最近はやりのエイメリーの「ワン・シング」のような固い音に近いかなとも、ふと思った。
スティーヴィーの「クリーピン」などもいい感じ。セカンドセットのオープニングはいきなりスティングの「イングリッシュマン・イン・ニューヨーク」で、徐々に盛り上げていった。
+++++
「太田 剣 ニュー・ファイヴ」
メンバー
太田 剣(sax)、山口友也(tp)、海野雅威(うんの・ただたか)(p)、安東 昇(b)、小松伸之(ds)
http://www.kenota.net/
(2005年4月28日木曜、横浜モーションブルー=太田剣ニューファイヴ・ライヴ)
5人組。
縁あって、人気サックス奏者、太田剣率いるグループ「ニュー・ファイヴ」のライヴを見た。モーションブルーでの2デイズ。この日と次の日ではメンバーが違う。今日は5人。スロー、アップテンポ、ファンキーな作品とヴァリエーションに富んだ音楽性を聴かせる。
入れ替えなし。観客は6:4で女性のほうが多い。さすがファン層が若い。
ピアノの海野(うんの)は、80年8月生まれということで、まだ24歳。その若さにちょっと驚いた。太田が司会で、僕より10歳年下で、と紹介したのでうおおと思った。
サックスとトランペット(山口友也)との2管によるかけあいなどもおもしろい。また、曲によっての各人のソロ・パートもなかなか聴き応えがある。ドラムスもかなりシュアな感じで気持ちいい。最近はやりのエイメリーの「ワン・シング」のような固い音に近いかなとも、ふと思った。
スティーヴィーの「クリーピン」などもいい感じ。セカンドセットのオープニングはいきなりスティングの「イングリッシュマン・イン・ニューヨーク」で、徐々に盛り上げていった。
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「太田 剣 ニュー・ファイヴ」
メンバー
太田 剣(sax)、山口友也(tp)、海野雅威(うんの・ただたか)(p)、安東 昇(b)、小松伸之(ds)
http://www.kenota.net/
(2005年4月28日木曜、横浜モーションブルー=太田剣ニューファイヴ・ライヴ)
【揚琴(ようきん)・悠久の調べ〜金亜軍さん】
悠久。
「今日は後でゲストがあります。中国の楽器、揚琴(ようきん)をプレイする金(きん)さんという方をご紹介します」 深町さんが、途中でそう言った。ピアノの深町純・月例会も数えること第52回。毎回ではないが、時々、様々なゲストが登場し、普段お目にかかれないようなアーティストに遭遇するチャンスがあって興味深い。
セカンドセットが始まる前、その金さんが揚琴という楽器をピアノの前にセットしていた。けっこう大きい。ちょっと持ち運びは気軽にはできない。横1メートル、縦50センチ、高さ1メートル弱くらいの箱に何十本(実際は150本以上)ものスチール製の弦が張られている。そして、それをバチというかスティックのようなもので、軽く叩いて音を出す。そのバチは、竹でできているそうで、ちょっと振るだけで、うまくしなる。ジャンルで言うと、打弦楽器(だげん・がっき)というそうだ。つまり、弦を叩いて音を出す楽器。
金さん(男性)は「私は、深町さんのピアノに恋してます」と告白し、少し楽器の説明をしてから、演奏を始めた。彼が叩いた瞬間、その音色に恋した。(笑) いやあ、これはいい音だ。虜になった。なんとも文字にしにくい美しい調べである。一番近いのは琴だろうか。あるいは、チェンバロあたりか。演奏方法は鉄琴・木琴を叩くようにして行うので、不思議な感じ。低音の部分の響きはギターのような、ベースのような、時に三味線のような音にも聴こえる。
1曲ソロの曲を演奏し、次に深町ピアノとデュエットを聴かせた。これは、タイトルは「薔薇の花のみっつの願い」。深町さんが、曲について説明してもらいましょう、というと、金さん、いきなり北京語でしゃべり始めた。ひとしきり終えると、拍手がきて、日本語での解説が。
「薔薇には、みっつの願いがあります、という曲です。ひとつは、時々、この美しい薔薇を見に来てください。ふたつ、これを摘まないでください。みっつ、これを忘れないでください」 ほ〜〜。見に来て、摘まないで、忘れないで・・・。これがみっつの願いか。その解説を聞いただけで、期待に胸が膨らむ。
ピアノのイントロから始まったこの曲は、ゆったりとした「悠久(ゆうきゅう)」という言葉がぴったりの美しい曲だ。すばらしい。これは、黄自(ワン・ツゥー=聞き書きのため、ひょっとしたら違っているかもしれません)という近代中国音楽の作曲家の作品で、彼は40代で他界したが、様々な美しい作品を多数残した。1900年代の人だという。「薔薇の花のみっつの願い」は、まさにイースト・ミーツ・ウェストという感じだった。3曲目は「彩雲追月」(これも聞き書きなので、まちがってるかもしれません。確認するのを忘れました)という曲で、途中ちょっとテンポが早くなり、リズミックになった。
演奏が終った後、金さんに話を聞いた。それによると、この楽器は約400年前にヨーロッパから中国に伝わったが、今では中国ではかなりポピュラーな楽器になっている。弦の数は150以上で、音階はピアノが88だとすると50以上の音がでる。これに、チューニングによって半音の上下があるので、かなりの音の数がでる。いくつかの奏法があるが、基本的には叩けば音がでるので、簡単ですよ、とのこと。
ところが、弦のところには、何も印がないから、どこが「ド」の音かまったくわからない。「試しに、ドレミファソラシド〜って叩いてもらえますか」 「それが一番難しいですが・・・(笑)」といいつつも、さらっとやってくれた。回りにいた人たちから「おおおおっ」の歓声。楽譜は、普通の五線譜のものでいいという。中国音楽の5音階以外の音がはいってもぜんぜんいいそうだ。
では、「さくらさくら」のさわりでもできますか、と言ったら、さらっとやってくれた。回りから拍手。これはしかし、いい音。
この楽器、ヤマハでそれほど高くなく売り出すそうだ。金さんは、この楽器の弾き方も教えるという。
彼に揚琴で「ジョージア・オン・マイ・マインド」を弾いてもらったら、どうなるのだろう。
+++++
金亜軍さんのウェッブ(揚琴についての簡単な説明などもあります)
http://www.youkin.com/~kin/
+++++
(2005年4月30日土曜・恵比寿アートカフェ=深町純・ライヴ第52回、金亜軍・ライヴ=飛び入り)
悠久。
「今日は後でゲストがあります。中国の楽器、揚琴(ようきん)をプレイする金(きん)さんという方をご紹介します」 深町さんが、途中でそう言った。ピアノの深町純・月例会も数えること第52回。毎回ではないが、時々、様々なゲストが登場し、普段お目にかかれないようなアーティストに遭遇するチャンスがあって興味深い。
セカンドセットが始まる前、その金さんが揚琴という楽器をピアノの前にセットしていた。けっこう大きい。ちょっと持ち運びは気軽にはできない。横1メートル、縦50センチ、高さ1メートル弱くらいの箱に何十本(実際は150本以上)ものスチール製の弦が張られている。そして、それをバチというかスティックのようなもので、軽く叩いて音を出す。そのバチは、竹でできているそうで、ちょっと振るだけで、うまくしなる。ジャンルで言うと、打弦楽器(だげん・がっき)というそうだ。つまり、弦を叩いて音を出す楽器。
金さん(男性)は「私は、深町さんのピアノに恋してます」と告白し、少し楽器の説明をしてから、演奏を始めた。彼が叩いた瞬間、その音色に恋した。(笑) いやあ、これはいい音だ。虜になった。なんとも文字にしにくい美しい調べである。一番近いのは琴だろうか。あるいは、チェンバロあたりか。演奏方法は鉄琴・木琴を叩くようにして行うので、不思議な感じ。低音の部分の響きはギターのような、ベースのような、時に三味線のような音にも聴こえる。
1曲ソロの曲を演奏し、次に深町ピアノとデュエットを聴かせた。これは、タイトルは「薔薇の花のみっつの願い」。深町さんが、曲について説明してもらいましょう、というと、金さん、いきなり北京語でしゃべり始めた。ひとしきり終えると、拍手がきて、日本語での解説が。
「薔薇には、みっつの願いがあります、という曲です。ひとつは、時々、この美しい薔薇を見に来てください。ふたつ、これを摘まないでください。みっつ、これを忘れないでください」 ほ〜〜。見に来て、摘まないで、忘れないで・・・。これがみっつの願いか。その解説を聞いただけで、期待に胸が膨らむ。
ピアノのイントロから始まったこの曲は、ゆったりとした「悠久(ゆうきゅう)」という言葉がぴったりの美しい曲だ。すばらしい。これは、黄自(ワン・ツゥー=聞き書きのため、ひょっとしたら違っているかもしれません)という近代中国音楽の作曲家の作品で、彼は40代で他界したが、様々な美しい作品を多数残した。1900年代の人だという。「薔薇の花のみっつの願い」は、まさにイースト・ミーツ・ウェストという感じだった。3曲目は「彩雲追月」(これも聞き書きなので、まちがってるかもしれません。確認するのを忘れました)という曲で、途中ちょっとテンポが早くなり、リズミックになった。
演奏が終った後、金さんに話を聞いた。それによると、この楽器は約400年前にヨーロッパから中国に伝わったが、今では中国ではかなりポピュラーな楽器になっている。弦の数は150以上で、音階はピアノが88だとすると50以上の音がでる。これに、チューニングによって半音の上下があるので、かなりの音の数がでる。いくつかの奏法があるが、基本的には叩けば音がでるので、簡単ですよ、とのこと。
ところが、弦のところには、何も印がないから、どこが「ド」の音かまったくわからない。「試しに、ドレミファソラシド〜って叩いてもらえますか」 「それが一番難しいですが・・・(笑)」といいつつも、さらっとやってくれた。回りにいた人たちから「おおおおっ」の歓声。楽譜は、普通の五線譜のものでいいという。中国音楽の5音階以外の音がはいってもぜんぜんいいそうだ。
では、「さくらさくら」のさわりでもできますか、と言ったら、さらっとやってくれた。回りから拍手。これはしかし、いい音。
この楽器、ヤマハでそれほど高くなく売り出すそうだ。金さんは、この楽器の弾き方も教えるという。
彼に揚琴で「ジョージア・オン・マイ・マインド」を弾いてもらったら、どうなるのだろう。
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金亜軍さんのウェッブ(揚琴についての簡単な説明などもあります)
http://www.youkin.com/~kin/
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(2005年4月30日土曜・恵比寿アートカフェ=深町純・ライヴ第52回、金亜軍・ライヴ=飛び入り)
【『ソウル・ブレンズ』イヴェント開催】
イヴェント。
インターFM日曜午後の定番『ソウル・ブレンズ』(76.1mhz=毎週日曜午後2時から5時まで)の4周年を記念したクラヴ・イヴェントが、来る5月26日(木曜)西麻布のクラブ・クロスで開催される。『ソウル・ブレンズ』の出演者、スタッフ総出のほか、スペシャル・ゲストでダンスマンのライヴ・パフォーマンスも行われる。
お時間のある方、ぜひどうぞ。
+++++
Inter FM "Soul Blends" 4th Anniversary Event At Club Xross
Inter FM "SOUL BLENDS"主催 クラブイヴェント第1弾!
■日時: 2005年5月26日(木) 19時OPEN〜MIDNIGHT
■料金: 男性¥3000/2ドリンク 女性¥2000/2ドリンク
■スペシャルライヴ: ダンス☆マン
■DJ’s
DJ OSSHY、DJ NAMI、DJ YAMAKI and more GUEST DJs
■スペシャルゲスト
DJ MARVIN DANGERFIELD、DJ CHISATO、
吉岡正晴(SOUL SEARCHIN’) and more BIG SURPRISE GUEST!!!
■info CLUB Xross
東京都港区西麻布3-13-3 ネクストフォルム西麻布1F、B1
http://www.club-xross.com/ TEL.03-5413-8600
ENT>MUSIC>EVENT>Soul Blends
ENT>RADIO>Soul Blends
イヴェント。
インターFM日曜午後の定番『ソウル・ブレンズ』(76.1mhz=毎週日曜午後2時から5時まで)の4周年を記念したクラヴ・イヴェントが、来る5月26日(木曜)西麻布のクラブ・クロスで開催される。『ソウル・ブレンズ』の出演者、スタッフ総出のほか、スペシャル・ゲストでダンスマンのライヴ・パフォーマンスも行われる。
お時間のある方、ぜひどうぞ。
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Inter FM "Soul Blends" 4th Anniversary Event At Club Xross
Inter FM "SOUL BLENDS"主催 クラブイヴェント第1弾!
■日時: 2005年5月26日(木) 19時OPEN〜MIDNIGHT
■料金: 男性¥3000/2ドリンク 女性¥2000/2ドリンク
■スペシャルライヴ: ダンス☆マン
■DJ’s
DJ OSSHY、DJ NAMI、DJ YAMAKI and more GUEST DJs
■スペシャルゲスト
DJ MARVIN DANGERFIELD、DJ CHISATO、
吉岡正晴(SOUL SEARCHIN’) and more BIG SURPRISE GUEST!!!
■info CLUB Xross
東京都港区西麻布3-13-3 ネクストフォルム西麻布1F、B1
http://www.club-xross.com/ TEL.03-5413-8600
ENT>MUSIC>EVENT>Soul Blends
ENT>RADIO>Soul Blends
【人生の最終章で歌い続けるジミー・スコット】
最終章。
結論から言えば、この日、ここにジミー・スコットのライヴを見に来れてものすごくよかった。この瞬間に立ち会えてよかった、という気持ちである。ジミー・スコットは、数年前、中野サンプラザで見た。その時と比べて、なんと弱々しくなったことか。ひじょうに複雑な気持ちが芽生えた。
ドラムス、ピアノ、ベース、サックス&フルート(同じ人)の4人編成にジミーが歌う。
現在79歳、今年80歳になるジミー翁は、すでに車椅子に乗ってステージ横まで移動、そこから杖が必要と思われるほどふらふらしながらステージ中央に進んだ。しばし、立ったまま歌っていたが、すぐに椅子に座る。しかし、歌声は枯れ、メロディーの音階もおぼつかない。歌っているというよりは、かろうじて、単語を発音しているといったほうがいい。こんなぎりぎりまで、彼は歌うのか、なぜ? まずそこに僕は痛々しさを感じた。もう充分歌った、ハッピーに引退してもいいのではないか。そんな風に思ってしまったのである。
彼のCDは、どれもすばらしい。しかし、彼のキャリアは不遇の連続だった。彼にスポットライトが当たるのは晩年になってからのこと。おそらく、今以上に声がでて歌声が素晴らしかった頃には、観客もまばらだっただろう。しかし、彼の声も枯れきっている今、会場は満員になり、多くの人がスタンディング・オヴェーションを送る。なんという皮肉だろうか。
それは、その瞬間のパフォーマンスへの拍手ではなく、彼の79年間の紆余曲折の人生すべてに対して送られているような気がしてならない。これまで、拍手をもらうべき時にはもらえず、しかし、その分を取り返すかのように、今万雷の拍手をもらう。
4曲歌って、1曲休み、あと最後の力を振り絞って2曲歌った。
なんともいえないが、途中から、彼のライヴ・パフォーマンスを見るのは、これが最期になるのではないかという気持ちになってきた。あの声の弱々しさ、あの体力のぎりぎりのところ。レイ・チャールズを2000年に見た時(死去4年前)でさえ、そこまでは感じなかった。あと、ジミー・スコットは何回ステージに立つのだろうか。
しかし、人生は最終的にはほぼプラス・マイナス・ゼロである。人生の初期にマイナス分があれば、後期にプラスが訪れる。ジミーの人生の後期は間違いなくプラスだ。
ライフ・オン・ザ・ロード、ライフ・オン・ザ・ステージ・・・。一旅芸人シンガー。ステージの上で旅立つことを目論んでいるのだろうか。
間違いなく、人生の最終章を歩んでいる彼の、貴重なライヴを共有できた、その点だけで、来た甲斐があった。また来年、来日するなら、足を運ぼう。
ブルーノート・ウェッブ
http://www.bluenote.co.jp/art/20050502.html
Setlist 2nd set
Show started 21:12
1. (Inst)(Band)
2. All Of Me
3. But Beautiful
4. I Got It Bad & That Ain’t Good
5. Pennies From Heaven
6. (Inst)(Band)(Octopus?)
7. Sometimes I Feel Like Motherless Child
8. I Cried For You
Show ended 22:30
(2005年5月3日火曜セカンド、東京ブルーノート=ジミー・スコット・ライヴ)
最終章。
結論から言えば、この日、ここにジミー・スコットのライヴを見に来れてものすごくよかった。この瞬間に立ち会えてよかった、という気持ちである。ジミー・スコットは、数年前、中野サンプラザで見た。その時と比べて、なんと弱々しくなったことか。ひじょうに複雑な気持ちが芽生えた。
ドラムス、ピアノ、ベース、サックス&フルート(同じ人)の4人編成にジミーが歌う。
現在79歳、今年80歳になるジミー翁は、すでに車椅子に乗ってステージ横まで移動、そこから杖が必要と思われるほどふらふらしながらステージ中央に進んだ。しばし、立ったまま歌っていたが、すぐに椅子に座る。しかし、歌声は枯れ、メロディーの音階もおぼつかない。歌っているというよりは、かろうじて、単語を発音しているといったほうがいい。こんなぎりぎりまで、彼は歌うのか、なぜ? まずそこに僕は痛々しさを感じた。もう充分歌った、ハッピーに引退してもいいのではないか。そんな風に思ってしまったのである。
彼のCDは、どれもすばらしい。しかし、彼のキャリアは不遇の連続だった。彼にスポットライトが当たるのは晩年になってからのこと。おそらく、今以上に声がでて歌声が素晴らしかった頃には、観客もまばらだっただろう。しかし、彼の声も枯れきっている今、会場は満員になり、多くの人がスタンディング・オヴェーションを送る。なんという皮肉だろうか。
それは、その瞬間のパフォーマンスへの拍手ではなく、彼の79年間の紆余曲折の人生すべてに対して送られているような気がしてならない。これまで、拍手をもらうべき時にはもらえず、しかし、その分を取り返すかのように、今万雷の拍手をもらう。
4曲歌って、1曲休み、あと最後の力を振り絞って2曲歌った。
なんともいえないが、途中から、彼のライヴ・パフォーマンスを見るのは、これが最期になるのではないかという気持ちになってきた。あの声の弱々しさ、あの体力のぎりぎりのところ。レイ・チャールズを2000年に見た時(死去4年前)でさえ、そこまでは感じなかった。あと、ジミー・スコットは何回ステージに立つのだろうか。
しかし、人生は最終的にはほぼプラス・マイナス・ゼロである。人生の初期にマイナス分があれば、後期にプラスが訪れる。ジミーの人生の後期は間違いなくプラスだ。
ライフ・オン・ザ・ロード、ライフ・オン・ザ・ステージ・・・。一旅芸人シンガー。ステージの上で旅立つことを目論んでいるのだろうか。
間違いなく、人生の最終章を歩んでいる彼の、貴重なライヴを共有できた、その点だけで、来た甲斐があった。また来年、来日するなら、足を運ぼう。
ブルーノート・ウェッブ
http://www.bluenote.co.jp/art/20050502.html
Setlist 2nd set
Show started 21:12
1. (Inst)(Band)
2. All Of Me
3. But Beautiful
4. I Got It Bad & That Ain’t Good
5. Pennies From Heaven
6. (Inst)(Band)(Octopus?)
7. Sometimes I Feel Like Motherless Child
8. I Cried For You
Show ended 22:30
(2005年5月3日火曜セカンド、東京ブルーノート=ジミー・スコット・ライヴ)
【プリンス・トーク・イヴェント6月22日に】
イヴェント。
プリンスのトーク・イヴェントが来る6月22日(水)に新宿のロフトのイヴェント・スペース、ネイキッド・ロフトで行われる。プリンスの熱心なファンが主催するもので、プリンスの秘蔵映像などをふんだんにご紹介する。僕も後半、少しおじゃまして何かしゃべります。
******
Talk about PRINCE vol.1 〜birthday&Grammy awards celebration〜
殿堂入りを果たし来日公演が切望される殿下ことプリンス。
デビュー当時のテレビ初ライブ映像から、80年代全盛期、
90年代、そして2005年最新ライブ映像まで一挙大公開!!
ビギナーの殿下ファンはもちろん、ミネアポリスにまで行ってしまう
famsまで必見映像多数上映。お祝いをall famsで!!
時代は、今もプリンス。
host:テリー植田(the digital garden) TUNA(the digital garden)
guest:吉岡正晴(writer/soul searchin’)
日時 2005年6月22日(水)
open 18:00 start 19:00 close 22:30
料金 1000円(当日券のみ)
場所 naked LOFT
http://www.loft-prj.co.jp/naked/
東京都新宿区百人町1-5-1百人町ビル1階
(西武新宿駅北口1分/JR新宿東口10分)
TEL 03-3205-1556
the digital garden web
http://thedigitalgarden.gooside.com/
吉岡正晴web
http://www.soulsearchin.com/
テリー植田web
http://terryueda.jugem.jp/
+++++
イヴェント。
プリンスのトーク・イヴェントが来る6月22日(水)に新宿のロフトのイヴェント・スペース、ネイキッド・ロフトで行われる。プリンスの熱心なファンが主催するもので、プリンスの秘蔵映像などをふんだんにご紹介する。僕も後半、少しおじゃまして何かしゃべります。
******
Talk about PRINCE vol.1 〜birthday&Grammy awards celebration〜
殿堂入りを果たし来日公演が切望される殿下ことプリンス。
デビュー当時のテレビ初ライブ映像から、80年代全盛期、
90年代、そして2005年最新ライブ映像まで一挙大公開!!
ビギナーの殿下ファンはもちろん、ミネアポリスにまで行ってしまう
famsまで必見映像多数上映。お祝いをall famsで!!
時代は、今もプリンス。
host:テリー植田(the digital garden) TUNA(the digital garden)
guest:吉岡正晴(writer/soul searchin’)
日時 2005年6月22日(水)
open 18:00 start 19:00 close 22:30
料金 1000円(当日券のみ)
場所 naked LOFT
http://www.loft-prj.co.jp/naked/
東京都新宿区百人町1-5-1百人町ビル1階
(西武新宿駅北口1分/JR新宿東口10分)
TEL 03-3205-1556
the digital garden web
http://thedigitalgarden.gooside.com/
吉岡正晴web
http://www.soulsearchin.com/
テリー植田web
http://terryueda.jugem.jp/
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【「魂のバーガー」〜フランクリン・アヴェニューのハンバーガー】
魂。
「世界でベスト5に入るミュージシャンでさえも、最後まで自分が満足できる演奏を求め続けるでしょう。(料理人も)それと同じですよ」 島津山フランクリン・アヴェニューのオウナー兼シェフの松本幸三さんはそう言う。 思わず料理人とミュージシャンを並列で語られて納得した。
リアルなハンバーガーを提供して今ではすっかり人気となったフランクリンだが、お店がオープンしたのは1990年9月25日のこと。はや15年だ。僕はたまたま家が近所ということで、開店当初からおじゃましているが、最初の頃はいついってもお客さんはまばらだった。今のように入るのに並んでいるなどというのはとても考えられなかった。開店から3年間はずっと赤字だったという。それも納得。なにしろ、普通の住宅街の一軒家でやっているため、そこを通る人など地元の人以外ほとんどいない。徐々にメディアに登場して、少しずつあちこちから人が集まり始めるようになった。おいしいバーガーだから最終的には客が集まるのも納得。
しかし、そのハンバーガーに賭ける意気込みはすごい。例えば、この店でもっとも人気のあるバーガーのひとつ、マッシュルーム・バーガーのマッシュルームも福島で生産されているものをわざわざ取り寄せている。4-5個でスーパーで3−400円くらいするものを10個くらい使っているというから、異様な原価率になる。生のマッシュルームをひとつ試しに食べさせてもらったが、これが実においしい。「これは、2日に一度そこから入荷します」という。「レストランは、個別の利益率とか考えたらだめです。これ単体だったら、うちもだめですが、みなさん、飲み物とかとってもらえるでしょう。だから、年間通してみれば何とかなるんです」 お客側からすれば超納得。
様々な種類のバーガーの中でもこのマッシュルーム・バーガーは自分で90点をつけてもいい作品だという。僕はこのマッシュルームもいいが、アヴォガド・バーガーとかテリヤキ・バーガーなども食べる。アヴォガドあたりは、幸三さんの採点だと「まあ、55点くらいかなあ(笑)」。「つまり、例えば、カリフォルニア産の取り立てのアヴォガドを使ったら、もっとおいしくなりますよ」というのだ。仮にカリフォルニア産のアヴォガドを一日おきでも飛行機で取り寄せていたら、一体コストはどうなることやら。でも、それも食べてみたい。かりにそれが1500円になっても納得だ。
彼にとって素晴らしい食材探しは、永遠のテーマだ。試して何かよいものを見つけたら、それでいく。そうして、現在は50以上のところから食材を仕入れる。「自分で作ってて、時に『これだ! うまい!』って思うことがあります」 そうやって日々、味を切磋琢磨している。よって、このお店のバーガーは開店15年を経ても味が落ちない。納得。
今この店に「修行」に来ている人物がいる、という。3年前に大阪でたまたまこのフランクリンの記事を雑誌で見て、修行させてください、とやってきた若者だ。だが幸三さんは、「修行には10年かかる」といい、結局、「少なくとも5年やれ」ということで、5年間の修行中だ。「いやあ、2-3年でね、ハンバーガーだけなら作れるようになるんですよ。でも、それだけでは足りない。もし今彼が店を出したら、必ずつぶれる。我々はもし修行させるのだったら、その修行した者が店を出すだけでなく、出して成功しなければならない。店を一軒出すとなったら、最低2-3000万円の資金がかかる。借金してやって、もし失敗したら、一生かかっても返せませんよ。だから、そこまでの責任があるんですよ」 おっしゃる通り。納得。
「つまり、ハンバーガーをただ作るのではなく、その物事の本質、哲学、魂といったものを学ばないと結局はだめなんです。うちは秘密とか秘伝とかそういうものは何もありません。(修行に来た人には)すべて教えます。秘伝とかあっちゃいけないんです。レストランというのは、おいしいものをおいしく、楽しく食べて、新しい生きる活力みたいなものが生まれればいいんです。そこに秘密は必要ない。だから、僕がレシピを教えるときも、ちゃんと相手にメモをとらせます。でもね、同じレシピで同じ材料で作っても、同じ味がでるかというと、それはまた別です。例えば、ドラムもそうでしょ。同じドラムという楽器を叩いても、名人が叩くのと、素人が叩くのではでてくる音が違う。それと同じですよ。例えば、「研修」に一月ほど来る人たちには、ただ見てろ、って言うんです。一月じゃ何も教えられないし、逆に見て、(バーガーが焼ける)音を聴いたりして、勉強していったほうが、まだ手っ取り早いんですよ」 魂のバーガーに納得。
幸三さん、話は変わるが、3月に放映されたテレビ番組『魂のワンスプーン』にでて見事勝利を収めた。それをその放映前にうかがった時に、「ちょっととにかく食べてみてくださいよ」と言われて食す機会があった。とろけた。
この店のメニューは90年のオープンから値段が変わっていないという。しかし、食材に関しては常にいいものがあれば変えている。「そりゃあ、絶対ね、100パーセントというのはあり得ない・・・」 そして、冒頭の発言へ。
5月から6月にかけて、あふれる緑から放出されるマイナスイオンたっぷりのテラス席は、絶好の季節である。僕もこの季節は必ずテラス席にて魂のバーガーを食す。
+++++
フランクリン・アヴェニューには公式のホームページはありません。ただネットで検索するといろいろと出てきます。
例えば東京レストラン・ガイドには100近くのレヴューが載っています。
http://www.asku.com/cgi-bin/jrg/osform/JRGRead?osform_template=Restaurant.oft&" target=_blank>http://www.asku.com/cgi-bin/jrg/osform/JRGRead?osform_template=Restaurant.oft&;adbid=0&anewdbid=0&pRestId=4167
【フランクリン・アヴェニュー】
正式には「7025 フランクリン アヴェニュー」
7025 Franklin Ave.
東京都品川区東五反田3-15-18
電話 03-3441-5028
営業時間 11時から21時 (日曜は19時半まで)(途中休みなし)
定休日 なし
ハンバーガー 950円〜
予算 1人2-3000円
予約不可、カード使用不可
DINING>RESTAURANTS>ESSAY>7025 Franklin Avenue
魂。
「世界でベスト5に入るミュージシャンでさえも、最後まで自分が満足できる演奏を求め続けるでしょう。(料理人も)それと同じですよ」 島津山フランクリン・アヴェニューのオウナー兼シェフの松本幸三さんはそう言う。 思わず料理人とミュージシャンを並列で語られて納得した。
リアルなハンバーガーを提供して今ではすっかり人気となったフランクリンだが、お店がオープンしたのは1990年9月25日のこと。はや15年だ。僕はたまたま家が近所ということで、開店当初からおじゃましているが、最初の頃はいついってもお客さんはまばらだった。今のように入るのに並んでいるなどというのはとても考えられなかった。開店から3年間はずっと赤字だったという。それも納得。なにしろ、普通の住宅街の一軒家でやっているため、そこを通る人など地元の人以外ほとんどいない。徐々にメディアに登場して、少しずつあちこちから人が集まり始めるようになった。おいしいバーガーだから最終的には客が集まるのも納得。
しかし、そのハンバーガーに賭ける意気込みはすごい。例えば、この店でもっとも人気のあるバーガーのひとつ、マッシュルーム・バーガーのマッシュルームも福島で生産されているものをわざわざ取り寄せている。4-5個でスーパーで3−400円くらいするものを10個くらい使っているというから、異様な原価率になる。生のマッシュルームをひとつ試しに食べさせてもらったが、これが実においしい。「これは、2日に一度そこから入荷します」という。「レストランは、個別の利益率とか考えたらだめです。これ単体だったら、うちもだめですが、みなさん、飲み物とかとってもらえるでしょう。だから、年間通してみれば何とかなるんです」 お客側からすれば超納得。
様々な種類のバーガーの中でもこのマッシュルーム・バーガーは自分で90点をつけてもいい作品だという。僕はこのマッシュルームもいいが、アヴォガド・バーガーとかテリヤキ・バーガーなども食べる。アヴォガドあたりは、幸三さんの採点だと「まあ、55点くらいかなあ(笑)」。「つまり、例えば、カリフォルニア産の取り立てのアヴォガドを使ったら、もっとおいしくなりますよ」というのだ。仮にカリフォルニア産のアヴォガドを一日おきでも飛行機で取り寄せていたら、一体コストはどうなることやら。でも、それも食べてみたい。かりにそれが1500円になっても納得だ。
彼にとって素晴らしい食材探しは、永遠のテーマだ。試して何かよいものを見つけたら、それでいく。そうして、現在は50以上のところから食材を仕入れる。「自分で作ってて、時に『これだ! うまい!』って思うことがあります」 そうやって日々、味を切磋琢磨している。よって、このお店のバーガーは開店15年を経ても味が落ちない。納得。
今この店に「修行」に来ている人物がいる、という。3年前に大阪でたまたまこのフランクリンの記事を雑誌で見て、修行させてください、とやってきた若者だ。だが幸三さんは、「修行には10年かかる」といい、結局、「少なくとも5年やれ」ということで、5年間の修行中だ。「いやあ、2-3年でね、ハンバーガーだけなら作れるようになるんですよ。でも、それだけでは足りない。もし今彼が店を出したら、必ずつぶれる。我々はもし修行させるのだったら、その修行した者が店を出すだけでなく、出して成功しなければならない。店を一軒出すとなったら、最低2-3000万円の資金がかかる。借金してやって、もし失敗したら、一生かかっても返せませんよ。だから、そこまでの責任があるんですよ」 おっしゃる通り。納得。
「つまり、ハンバーガーをただ作るのではなく、その物事の本質、哲学、魂といったものを学ばないと結局はだめなんです。うちは秘密とか秘伝とかそういうものは何もありません。(修行に来た人には)すべて教えます。秘伝とかあっちゃいけないんです。レストランというのは、おいしいものをおいしく、楽しく食べて、新しい生きる活力みたいなものが生まれればいいんです。そこに秘密は必要ない。だから、僕がレシピを教えるときも、ちゃんと相手にメモをとらせます。でもね、同じレシピで同じ材料で作っても、同じ味がでるかというと、それはまた別です。例えば、ドラムもそうでしょ。同じドラムという楽器を叩いても、名人が叩くのと、素人が叩くのではでてくる音が違う。それと同じですよ。例えば、「研修」に一月ほど来る人たちには、ただ見てろ、って言うんです。一月じゃ何も教えられないし、逆に見て、(バーガーが焼ける)音を聴いたりして、勉強していったほうが、まだ手っ取り早いんですよ」 魂のバーガーに納得。
幸三さん、話は変わるが、3月に放映されたテレビ番組『魂のワンスプーン』にでて見事勝利を収めた。それをその放映前にうかがった時に、「ちょっととにかく食べてみてくださいよ」と言われて食す機会があった。とろけた。
この店のメニューは90年のオープンから値段が変わっていないという。しかし、食材に関しては常にいいものがあれば変えている。「そりゃあ、絶対ね、100パーセントというのはあり得ない・・・」 そして、冒頭の発言へ。
5月から6月にかけて、あふれる緑から放出されるマイナスイオンたっぷりのテラス席は、絶好の季節である。僕もこの季節は必ずテラス席にて魂のバーガーを食す。
+++++
フランクリン・アヴェニューには公式のホームページはありません。ただネットで検索するといろいろと出てきます。
例えば東京レストラン・ガイドには100近くのレヴューが載っています。
http://www.asku.com/cgi-bin/jrg/osform/JRGRead?osform_template=Restaurant.oft&" target=_blank>http://www.asku.com/cgi-bin/jrg/osform/JRGRead?osform_template=Restaurant.oft&;adbid=0&anewdbid=0&pRestId=4167
【フランクリン・アヴェニュー】
正式には「7025 フランクリン アヴェニュー」
7025 Franklin Ave.
東京都品川区東五反田3-15-18
電話 03-3441-5028
営業時間 11時から21時 (日曜は19時半まで)(途中休みなし)
定休日 なし
ハンバーガー 950円〜
予算 1人2-3000円
予約不可、カード使用不可
DINING>RESTAURANTS>ESSAY>7025 Franklin Avenue
"Superfly" On "Midnight Love"
2005年5月7日【低予算から来るざらざら感のブラック・ムーヴィー】
続編。
昨日はマーチンさんの『ミッドナイト・ラヴ』の収録だった。毎月第三土曜日にFM横浜(84.7mhz)で深夜1時半から3時半まで放送されている番組だ。昨年4月からスタートしてこの5月21日放送分で14回目。
冒頭の特集のところでは、鈴木雅之・最新作『エボニー&アイヴォリー』と、これまでの四半世紀の音源の中から秘蔵物をご紹介。元町のソウル売り、魔黒ブラウンは、今回はアル・グリーンの新作。また、ソウル・ムーヴィーでは、このほどDVD化された『スーパーフライ』(1972年)とその続編『リターン・オブ・ザ・スーパーフライ』(1990年)をまとめて紹介する。
そこで、この『スーパーフライ』2本をを久々にビデオで借りて見た。とはいうものの、『リターン・・・』のほうは、見始めても見覚えがなかったので、おそらく初めて見たのだろう。
72年の『スーパーフライ』では、麻薬密売人の主人公プリーストが、生涯最後の大取引を成功させて大金を手にし、引退するところまでを描いたが、続編ではそのプリーストは、10年以上パリでかたぎの商売をしている。ところが、昔の密売人の相棒エディーが殺されてしまい、その葬式に出るためにニューヨークに戻るところから始まる。ニューヨークの空港に着いたプリーストは別室に呼び出され、麻薬密売団を壊滅させるために協力しろと脅される。
2本を続けてみると、ほんとに最初のはチープな感じの、あまり予算がかかっていない映画だなあ、ということがわかる。しかし、続編はさすがに予算があって、リッチなつくりだ。映画というのは、予算のあるなしが、画面にすぐでてしまうからおもしろい。ただ、予算が少ないからつまらない映画などということは必ずしも言えない。膨大な予算をつぎこんでも、つまらない映画はつまらないし、低予算ものでもおもしろいものはおもしろい。『スーパーフライ』は出演者、スタッフなどほとんどノー・ギャラでやっていたらしい。ブラック・ムーヴィーが脚光を浴びるのは、この『スーパーフライ』と『シャフト』が当たってからだから、しょうがないといえばしょうがない。
前作の音楽的ハイライトは、なんといってもカーティス・メイフィールドだが、続編でも彼の音楽が流れる。この頃の映画のリアル感というのかな、なんかざらざらした感触は、今となるととてもたまらなくいい。それは低予算のためかもしれないし、フィルムの質感ということもあるのだろう。1990年の『リターン・・・』には、そうしたざらざら感はない。シャビーな70年代のブラック・ムーヴィーを可能な限り制覇してみたい。
ENT>MOVIE>Superfly
ENT>RADIO>PROGRAMME>Midnight Love
続編。
昨日はマーチンさんの『ミッドナイト・ラヴ』の収録だった。毎月第三土曜日にFM横浜(84.7mhz)で深夜1時半から3時半まで放送されている番組だ。昨年4月からスタートしてこの5月21日放送分で14回目。
冒頭の特集のところでは、鈴木雅之・最新作『エボニー&アイヴォリー』と、これまでの四半世紀の音源の中から秘蔵物をご紹介。元町のソウル売り、魔黒ブラウンは、今回はアル・グリーンの新作。また、ソウル・ムーヴィーでは、このほどDVD化された『スーパーフライ』(1972年)とその続編『リターン・オブ・ザ・スーパーフライ』(1990年)をまとめて紹介する。
そこで、この『スーパーフライ』2本をを久々にビデオで借りて見た。とはいうものの、『リターン・・・』のほうは、見始めても見覚えがなかったので、おそらく初めて見たのだろう。
72年の『スーパーフライ』では、麻薬密売人の主人公プリーストが、生涯最後の大取引を成功させて大金を手にし、引退するところまでを描いたが、続編ではそのプリーストは、10年以上パリでかたぎの商売をしている。ところが、昔の密売人の相棒エディーが殺されてしまい、その葬式に出るためにニューヨークに戻るところから始まる。ニューヨークの空港に着いたプリーストは別室に呼び出され、麻薬密売団を壊滅させるために協力しろと脅される。
2本を続けてみると、ほんとに最初のはチープな感じの、あまり予算がかかっていない映画だなあ、ということがわかる。しかし、続編はさすがに予算があって、リッチなつくりだ。映画というのは、予算のあるなしが、画面にすぐでてしまうからおもしろい。ただ、予算が少ないからつまらない映画などということは必ずしも言えない。膨大な予算をつぎこんでも、つまらない映画はつまらないし、低予算ものでもおもしろいものはおもしろい。『スーパーフライ』は出演者、スタッフなどほとんどノー・ギャラでやっていたらしい。ブラック・ムーヴィーが脚光を浴びるのは、この『スーパーフライ』と『シャフト』が当たってからだから、しょうがないといえばしょうがない。
前作の音楽的ハイライトは、なんといってもカーティス・メイフィールドだが、続編でも彼の音楽が流れる。この頃の映画のリアル感というのかな、なんかざらざらした感触は、今となるととてもたまらなくいい。それは低予算のためかもしれないし、フィルムの質感ということもあるのだろう。1990年の『リターン・・・』には、そうしたざらざら感はない。シャビーな70年代のブラック・ムーヴィーを可能な限り制覇してみたい。
ENT>MOVIE>Superfly
ENT>RADIO>PROGRAMME>Midnight Love
【ジョン・レジェンド、アイ・ライヴ】
野外。
朝まで雨。午後から晴れるという天気予報だったが、果たして、夕方までには雨はあがった。日比谷の野外音楽堂での「アーバン・グルーヴ」というイヴェント。客入りは半分くらいか。出演アーティストは、順にノーバディーノウズ(Nobodyknows)、ピート・ロック、デフジャムのアイ(Ai)、そして、ジョン・レジェンドの4組だ。きっと、長く外にいたら寒いと思い、そこそこ暖かくしていったが、やはり正解だった。
アイは、今回はアコースティック・セット。パーカッション、キーボード、ギター、そしてヴァイオリンの4人にアイが歌う。8曲のセット、約52分。最後にやった曲で、今回初めて人前で披露するというゴスペル調の曲「アナザー・デイ」というのが、かなりよかった。これには、なんと11人の黒人シンガーをバックに従えて、アイが歌う。完全にゴスペルだ。これはインパクトがある。すでにシングルとしてリリースされた2曲と7月にリリース予定の新作アルバムに収録される2曲の計4曲を披露した。
そして、セット・チェンジを経て、ジョン・レジェンド。バンドメンバーに呼ばれてでてきたレジェンドは、ジーパンにシャツというかなりラフな服装。普通の人だった。
ドラムス、ギター、ベース、キーボード、DJ、そしてコーラスが二人、これにジョン・レジェンド本人がキーボードを弾きながら歌う。レジェンドが登場してしばらく、相当音響が悪かった。特にベースの音とおそらくドラムスのバスドラの音がわんわんこもってしまい、かなり厳しい。途中、レジェンドのソロ部分などはまったく問題なかったので、ミキサーの問題だろう。それと、ドラムスはかなりいい。音がこもっていたせいか、ベースがどうも今ひとつに聞こえた。
そんなサウンドの悪さも、レジェンドの声の前にはひれ伏しそうだ。特にキーボード1本で弾き語る「オーディナリー・ピープル」はなかなかのもの。彼の歌声に時折、サム・クック的なものを感じてしまうが、そんな雰囲気がこの曲では醸し出されていた。後半ベースとドラムスが入ってきたが、最後までキーボード1本のほうがよかったように思う。やはり彼はしっかり歌を聴かせる作品が抜群にいい。ストーリーテラーとしての魅力が大きいのだろう。
「アイ・キャン・チェンジ」に続いてのヒット・シングル「ユースド・タ・ラヴ・ユー」のドラミングは最高にかっこいい。
アンコールなしの53分。あっけなく終ったが、まあ、フル・ショウは明日に期待しますか。昨日は野外だが、今日はもっと狭い室内に舞台は移る。
+++++
下記セットリストの「セルフィッシュ」はジョン・レジェンドのアルバム『ゲット・リフテッド』に入っていませんが、彼のオフィシャル・ホームページで聴くことができます。ここのpiano room というところへ。彼のピアノの弾き語りが聴けます。
http://www.johnlegend.com/index1.html
ジョン・レジェンドに関する記事
2005/03/18 (Fri)
John Legend: New Legend Of R&B
http://www.soulsearchin.com/soul-diary/archive/200503/diary20050318.html
+++++
Ai Setlist
show started 19:04
01. Listen 2 Da Music
02. E.O.
03. Summer Breeze (new)
04. My Friend
05. Passion (new)
06. Life
07. Story (new)
08. Another Day (new)
show ended 19:55
+++++
John Legend Setlist
show started 20:10
01. Prelude
02. Let’s Get Lifted
03. Alright
04. She Don’t Have To Know
05. Number One
06. Let’s Do It Again
07. Selfish
08. I Can Change
09. Used To Love U
10. Ordinary People
11. So High
12. Live It Up
show ended 21:03
(2005年5月7日土曜・日比谷野外音楽堂=「アーバン・グルーヴ」=アイ・ライヴ、ジョン・レジェンド・ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>AI
ENT>MUSIC>LIVE>Legend, John
野外。
朝まで雨。午後から晴れるという天気予報だったが、果たして、夕方までには雨はあがった。日比谷の野外音楽堂での「アーバン・グルーヴ」というイヴェント。客入りは半分くらいか。出演アーティストは、順にノーバディーノウズ(Nobodyknows)、ピート・ロック、デフジャムのアイ(Ai)、そして、ジョン・レジェンドの4組だ。きっと、長く外にいたら寒いと思い、そこそこ暖かくしていったが、やはり正解だった。
アイは、今回はアコースティック・セット。パーカッション、キーボード、ギター、そしてヴァイオリンの4人にアイが歌う。8曲のセット、約52分。最後にやった曲で、今回初めて人前で披露するというゴスペル調の曲「アナザー・デイ」というのが、かなりよかった。これには、なんと11人の黒人シンガーをバックに従えて、アイが歌う。完全にゴスペルだ。これはインパクトがある。すでにシングルとしてリリースされた2曲と7月にリリース予定の新作アルバムに収録される2曲の計4曲を披露した。
そして、セット・チェンジを経て、ジョン・レジェンド。バンドメンバーに呼ばれてでてきたレジェンドは、ジーパンにシャツというかなりラフな服装。普通の人だった。
ドラムス、ギター、ベース、キーボード、DJ、そしてコーラスが二人、これにジョン・レジェンド本人がキーボードを弾きながら歌う。レジェンドが登場してしばらく、相当音響が悪かった。特にベースの音とおそらくドラムスのバスドラの音がわんわんこもってしまい、かなり厳しい。途中、レジェンドのソロ部分などはまったく問題なかったので、ミキサーの問題だろう。それと、ドラムスはかなりいい。音がこもっていたせいか、ベースがどうも今ひとつに聞こえた。
そんなサウンドの悪さも、レジェンドの声の前にはひれ伏しそうだ。特にキーボード1本で弾き語る「オーディナリー・ピープル」はなかなかのもの。彼の歌声に時折、サム・クック的なものを感じてしまうが、そんな雰囲気がこの曲では醸し出されていた。後半ベースとドラムスが入ってきたが、最後までキーボード1本のほうがよかったように思う。やはり彼はしっかり歌を聴かせる作品が抜群にいい。ストーリーテラーとしての魅力が大きいのだろう。
「アイ・キャン・チェンジ」に続いてのヒット・シングル「ユースド・タ・ラヴ・ユー」のドラミングは最高にかっこいい。
アンコールなしの53分。あっけなく終ったが、まあ、フル・ショウは明日に期待しますか。昨日は野外だが、今日はもっと狭い室内に舞台は移る。
+++++
下記セットリストの「セルフィッシュ」はジョン・レジェンドのアルバム『ゲット・リフテッド』に入っていませんが、彼のオフィシャル・ホームページで聴くことができます。ここのpiano room というところへ。彼のピアノの弾き語りが聴けます。
http://www.johnlegend.com/index1.html
ジョン・レジェンドに関する記事
2005/03/18 (Fri)
John Legend: New Legend Of R&B
http://www.soulsearchin.com/soul-diary/archive/200503/diary20050318.html
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Ai Setlist
show started 19:04
01. Listen 2 Da Music
02. E.O.
03. Summer Breeze (new)
04. My Friend
05. Passion (new)
06. Life
07. Story (new)
08. Another Day (new)
show ended 19:55
+++++
John Legend Setlist
show started 20:10
01. Prelude
02. Let’s Get Lifted
03. Alright
04. She Don’t Have To Know
05. Number One
06. Let’s Do It Again
07. Selfish
08. I Can Change
09. Used To Love U
10. Ordinary People
11. So High
12. Live It Up
show ended 21:03
(2005年5月7日土曜・日比谷野外音楽堂=「アーバン・グルーヴ」=アイ・ライヴ、ジョン・レジェンド・ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>AI
ENT>MUSIC>LIVE>Legend, John
【ジョン・レジェンド・ライヴ、ソウルの伝道師が光をあてる道】
伝道師。
会場は超満員で熱気むんむん。前日の開放感とは180度違った密室感のある空間でのライヴ。野音は3000人超、ここデュオは300人弱。収容人数が圧倒的に違うこともあるが、ジョン・レジェンドのようなアーティストはこれくらいのライヴハウスで見ると良さも格別だ。
前日より4曲、時間にして約25分ほど増えた勘定になる。
この日は、しっかりとスーツを着ておでまし。前日より気が入っているのか。(笑) また、キーボードがアコースティックのグランドピアノになっている。僕は個人的には、やはりジョンがアコースティック・ピアノで弾き語りしているところが好きだ。これを聴くと、アーティストとして底力のある人だなということがよくわかる。
下記セットリスト7の「ジョンズ・メドレー」は、自分がこれまで手がけた曲をピアノの弾き語りでほんの数フレーズだけ歌うというもの。順にジェイZ、カニエ・ウェスト、ディレイテッド・ピープル、アリシアの作品。(この数フレーズの作品については、ソウル・ブレンズ・チームの多大なる協力を得て判明しました。多謝) きっと、これはその日の気分でいくらでも自由に曲が変わるのだろう。
また「サン・カムズ・アップ」は、ジョンのインディ時代のライヴ・アルバムに収録されている作品。
驚いたのはアンコール1曲目の「ヴィジョンズ」。最初、ピアノの弾き語りっぽく始まってスティーヴィーっぽいなあ、なんて思っていたら、なんとスティーヴィー・ワンダーの作品だ。スティーヴィーの傑作『インナーヴィジョンズ』収録の1曲である。スティーヴィーは生ギターで歌ったが、ジョンはキーボードをバックに歌う。自作曲でさえ、大々的にアレンジしてしまうジョン。彼のアレンジ力はずばぬけている。こうした作品は特に彼にぴったりだ。なによりも、声が素晴らしく、その声からして説得力を持つ。
ところで、DJオッシー曰く「あのDJは、いらないな。あてぶりだし」 僕曰く「あのベース奏者はだめだな。マーカス・ミラーに代えてくれ」 DJナミ曰く「私は、(ジョンを)見られるだけで幸せです」
ちなみに、この日も音が悪かった。ベースの音がよくないので、おそらく、ミキサーとベース奏者の両方が悪いのだろう。前座のほうが音がくっきりしていたくらいだ。ベースとミキサーは他の人を探したほうがいい。
それにしても、何度聴いても「オーディナリー・ピープル」のアコースティック・ヴァージョンはいい。サム・クック、マーヴィン・ゲイ、ダニー・ハザウェイ、そして、スティーヴィー・ワンダーといった先達の記した道筋を、このジョン・レジェンドという男はしっかりと地に足をつけて、寄り道をせずに歩んでいる。その点で、ニュースクールのソウルの伝道師といえるかもしれない。彼自身がその道筋に光を当てて、輝かしい物にしている。
John Legend Setlist
〔(*) indicate the songs he didn’t play previous day.〕
show started 18.55
01. Prelude
02. Let’s Get Lifted
03. Alright
04. She Don’t Have To Know
05. Number One
06. Let’s Do It Again (Staple Singers)
07. John’s Medley: Encore/Never Let Me Down
/This Way/You Don’t Know My Name (*)
08. Selfish
09. I Can Change
10. Used To Love U
11. Ordinary People
12. Sun Comes Up (*)
13. So High
14. Live It Up
Encore 1. Visions (*) (Stevie Wonder)
Encore 2. Refuge (*)
show ended 20:13
(2005年5月8日日曜・渋谷デュオ=ジョン・レジェンド・ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>Legend, John
伝道師。
会場は超満員で熱気むんむん。前日の開放感とは180度違った密室感のある空間でのライヴ。野音は3000人超、ここデュオは300人弱。収容人数が圧倒的に違うこともあるが、ジョン・レジェンドのようなアーティストはこれくらいのライヴハウスで見ると良さも格別だ。
前日より4曲、時間にして約25分ほど増えた勘定になる。
この日は、しっかりとスーツを着ておでまし。前日より気が入っているのか。(笑) また、キーボードがアコースティックのグランドピアノになっている。僕は個人的には、やはりジョンがアコースティック・ピアノで弾き語りしているところが好きだ。これを聴くと、アーティストとして底力のある人だなということがよくわかる。
下記セットリスト7の「ジョンズ・メドレー」は、自分がこれまで手がけた曲をピアノの弾き語りでほんの数フレーズだけ歌うというもの。順にジェイZ、カニエ・ウェスト、ディレイテッド・ピープル、アリシアの作品。(この数フレーズの作品については、ソウル・ブレンズ・チームの多大なる協力を得て判明しました。多謝) きっと、これはその日の気分でいくらでも自由に曲が変わるのだろう。
また「サン・カムズ・アップ」は、ジョンのインディ時代のライヴ・アルバムに収録されている作品。
驚いたのはアンコール1曲目の「ヴィジョンズ」。最初、ピアノの弾き語りっぽく始まってスティーヴィーっぽいなあ、なんて思っていたら、なんとスティーヴィー・ワンダーの作品だ。スティーヴィーの傑作『インナーヴィジョンズ』収録の1曲である。スティーヴィーは生ギターで歌ったが、ジョンはキーボードをバックに歌う。自作曲でさえ、大々的にアレンジしてしまうジョン。彼のアレンジ力はずばぬけている。こうした作品は特に彼にぴったりだ。なによりも、声が素晴らしく、その声からして説得力を持つ。
ところで、DJオッシー曰く「あのDJは、いらないな。あてぶりだし」 僕曰く「あのベース奏者はだめだな。マーカス・ミラーに代えてくれ」 DJナミ曰く「私は、(ジョンを)見られるだけで幸せです」
ちなみに、この日も音が悪かった。ベースの音がよくないので、おそらく、ミキサーとベース奏者の両方が悪いのだろう。前座のほうが音がくっきりしていたくらいだ。ベースとミキサーは他の人を探したほうがいい。
それにしても、何度聴いても「オーディナリー・ピープル」のアコースティック・ヴァージョンはいい。サム・クック、マーヴィン・ゲイ、ダニー・ハザウェイ、そして、スティーヴィー・ワンダーといった先達の記した道筋を、このジョン・レジェンドという男はしっかりと地に足をつけて、寄り道をせずに歩んでいる。その点で、ニュースクールのソウルの伝道師といえるかもしれない。彼自身がその道筋に光を当てて、輝かしい物にしている。
John Legend Setlist
〔(*) indicate the songs he didn’t play previous day.〕
show started 18.55
01. Prelude
02. Let’s Get Lifted
03. Alright
04. She Don’t Have To Know
05. Number One
06. Let’s Do It Again (Staple Singers)
07. John’s Medley: Encore/Never Let Me Down
/This Way/You Don’t Know My Name (*)
08. Selfish
09. I Can Change
10. Used To Love U
11. Ordinary People
12. Sun Comes Up (*)
13. So High
14. Live It Up
Encore 1. Visions (*) (Stevie Wonder)
Encore 2. Refuge (*)
show ended 20:13
(2005年5月8日日曜・渋谷デュオ=ジョン・レジェンド・ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>Legend, John
Circle Of Conversation: Between KC & Osshy
2005年5月10日【循環会話】
ループ。
ジョン・レジェンドのライヴを見るために渋谷デュオに入ろうとすると後ろから、なんとあのプロデューサー松尾潔氏が。「久しぶり・・・」といいつつ、一緒にレジェンドを鑑賞することに。入るなり音がでてきたので、もう開始かと思ったら、オープニング・アクト。中はものすごい人、身動きするのも、飲み物を取りにいくのも一苦労で、とりあえず、場所を確保することになった。
「吉岡さん、今日来るって(日記に)書いてたから来ましたよ」と松尾氏。いやいやいや、さすがです。そのトークが、あらゆるアーティストの心をわしづかみか。前々から一度松尾さんのウェッブページをご紹介しようと思っていて、なかなかタイミングがなかったのですが、ここで一挙にご紹介しましょう。
彼の公式のホームページができています。フラッシュなども使いかなりおしゃれな感じ。友人のウェッブデザイナーが作っているそうですが、彼のコラムは自分ではアップしていなくて、やはりメールを送ってアップしてもらうそうです。
アドレスは次の通り。
http://www.nevertoomuch.jp/
松尾氏の現在のプロデュース作品、これまでの作品などのリストが徐々にできあがっていくという。彼のコラムは、週一の予定ですが、多忙の時は微妙に遅れます。(笑) レイ・チャールズの本の紹介をしてくれた時に案内をもらって、この日記でも紹介しようと思っていつつ、なんとなくできてませんでした。すいません。
この前は、NHKで見た阿川さんの「流行言葉を使った文章はすぐ死ぬ」(2005年4月27日付け日記)http://blog.soulsearchin.com/archives/cat_essaywriting.htmlに同感だというメールをいただきました。
立ち話ではいろいろ出たんですが、7月の『エッセンス・ミュージック・フェスティヴァル』について。松尾さんはこれまでに7回くらい行ってるそうで。今年は7月1日から3日まで、ニューオーリンズのドームで7〜8万人を集めて行われます。ブラックの雑誌「エッセンス」が主宰して毎年やっているもので、これねえ、一度は行きたいですねえ。
ただいい席のチケットなどは、やはり半年位前から売り出されているので、なかなか入手は難しいのでは、とのこと。
そんな雑談をしているうちに、オッシー登場。「おおおっ、松尾さ〜〜ん。全然連絡とれないんですよ〜〜」と相変わらずの調子。「またまた、そんな〜〜。いつでも連絡取れますよ」と松尾氏。この会話のやりとり、前にも聞いたことがあるぞ。これぞ、会話のループだ。別名・循環会話とも言う。ま、そういうのって、最近、よくあります。年のせいなんでしょうか、それとも、みんな忙しすぎるんでしょうか。
ESSAY>
ループ。
ジョン・レジェンドのライヴを見るために渋谷デュオに入ろうとすると後ろから、なんとあのプロデューサー松尾潔氏が。「久しぶり・・・」といいつつ、一緒にレジェンドを鑑賞することに。入るなり音がでてきたので、もう開始かと思ったら、オープニング・アクト。中はものすごい人、身動きするのも、飲み物を取りにいくのも一苦労で、とりあえず、場所を確保することになった。
「吉岡さん、今日来るって(日記に)書いてたから来ましたよ」と松尾氏。いやいやいや、さすがです。そのトークが、あらゆるアーティストの心をわしづかみか。前々から一度松尾さんのウェッブページをご紹介しようと思っていて、なかなかタイミングがなかったのですが、ここで一挙にご紹介しましょう。
彼の公式のホームページができています。フラッシュなども使いかなりおしゃれな感じ。友人のウェッブデザイナーが作っているそうですが、彼のコラムは自分ではアップしていなくて、やはりメールを送ってアップしてもらうそうです。
アドレスは次の通り。
http://www.nevertoomuch.jp/
松尾氏の現在のプロデュース作品、これまでの作品などのリストが徐々にできあがっていくという。彼のコラムは、週一の予定ですが、多忙の時は微妙に遅れます。(笑) レイ・チャールズの本の紹介をしてくれた時に案内をもらって、この日記でも紹介しようと思っていつつ、なんとなくできてませんでした。すいません。
この前は、NHKで見た阿川さんの「流行言葉を使った文章はすぐ死ぬ」(2005年4月27日付け日記)http://blog.soulsearchin.com/archives/cat_essaywriting.htmlに同感だというメールをいただきました。
立ち話ではいろいろ出たんですが、7月の『エッセンス・ミュージック・フェスティヴァル』について。松尾さんはこれまでに7回くらい行ってるそうで。今年は7月1日から3日まで、ニューオーリンズのドームで7〜8万人を集めて行われます。ブラックの雑誌「エッセンス」が主宰して毎年やっているもので、これねえ、一度は行きたいですねえ。
ただいい席のチケットなどは、やはり半年位前から売り出されているので、なかなか入手は難しいのでは、とのこと。
そんな雑談をしているうちに、オッシー登場。「おおおっ、松尾さ〜〜ん。全然連絡とれないんですよ〜〜」と相変わらずの調子。「またまた、そんな〜〜。いつでも連絡取れますよ」と松尾氏。この会話のやりとり、前にも聞いたことがあるぞ。これぞ、会話のループだ。別名・循環会話とも言う。ま、そういうのって、最近、よくあります。年のせいなんでしょうか、それとも、みんな忙しすぎるんでしょうか。
ESSAY>
Booklet For Martin’s Tour
2005年5月11日【鈴木雅之ツアー・パンフは、キャリアの集大成】
集大成。
このゴールデン・ウィークから、僕は来る6月8日から始まるマーチン(鈴木雅之)さんのツアー・パンフの原稿書きに明け暮れている。すでに彼自身があちこちで語っているように、今年は鈴木雅之、シャネルズ・デビュー25周年で「ニコニコ・プロジェクト」としてさまざまな企画を打ち出していて、ツアーも、いつになく凝りに凝った豪華版になる。
そして、その25周年記念パンフレットということで、かなりの内容のものが作られることになったのだ。大きな柱としては、マーチンのこれまでの歩みの資料的なものを大々的に集めるというもの。そのために、年表を作っているのだが、これが大変。鈴木雅之の歴史を集大成しようという試みだ。
僕も、それこそスティーヴィーの年表、ジェームス・ブラウンの年表、レイ・チャールズの年表など、さまざまなアーティストの年表を作ってきて、「年表男」(笑)などと呼ばれたりすることもあるが、今度のマーチンさんのはいつになく大変な仕事になった。
特にシャネルズ結成当初の頃(75年)からラッツ時代までが、資料が散在していて集めるのが難しい。これは正式にマーチンのファンクラブ、ラヴァーズで募集をかけるが、どなたか「シャネルズ時代のファンクラブの会報」「ラッツ&スターのファンクラブの会報」をお持ちの方がいらっしゃったら、コピーを取らせていただけないだろうか。事務所にも残るには残っているのだが、かなり穴があいている状態だ。91年以降のラヴァーズになってからは、すべて揃っている。
とは言うものの、マーチン自身が「自分コレクター」で、かなりの自分関係のものを持っていて、それを丹念に組み合わせていくと、いろいろなことがわかってくる。それはジグゾー・パズルを組み合わせていくようなものだ。僕もどちらかというと、調べて書く、ということが好きで、そういう細かい作業が苦にはならないのだが、、微妙に不明のところが別の資料からわかったりすると、かなり嬉しくなるものだ。
また、この年表以外で、大きな読み物が2本ある。ひとつは、シャネルズの核とも言うべき桑野さん、佐藤さんとマーチンのトライアングル対談、もうひとつは、あの日本ポップス史の歴史の生き証人、大瀧詠一さんとマーチンのビッグ対談である。特に大瀧さんとの対談は7時間以上におよぶものになり、とても全部は収録しきれない。
大瀧さんの話は、とにかく脱線する。しかし、その脱線がいちいち面白い物だから、僕もマーチンさんも「ふむふむ、それで?」と聞き入ってしまう。ので、なかなか話が進まない。2時間録音できるカセットを3本用意していたが(それでも2時間くらいで終るのではないかと想定していた)、足りなくなって、急遽コンビニでカセットテープを買い足したほどだ。
その中で、マーチンさんがいかに大瀧さんに対して熱い思いを持っていたか、そして、二人の絆が徐々に強まっていくか、どのように物語が展開していくのか、それが明らかにされ実に劇的であった。
このあたりのこぼれ話は、またおいおいこの日記でも紹介できるかもしれない。
パンフレットは6月8日のコンサート初日には会場に並ぶ予定である。マーチン・ファン、シャネルズ、ラッツ・ファン、そして、大瀧詠一ファンは要チェックだ。
ENT>MUSIC>ESSAY
集大成。
このゴールデン・ウィークから、僕は来る6月8日から始まるマーチン(鈴木雅之)さんのツアー・パンフの原稿書きに明け暮れている。すでに彼自身があちこちで語っているように、今年は鈴木雅之、シャネルズ・デビュー25周年で「ニコニコ・プロジェクト」としてさまざまな企画を打ち出していて、ツアーも、いつになく凝りに凝った豪華版になる。
そして、その25周年記念パンフレットということで、かなりの内容のものが作られることになったのだ。大きな柱としては、マーチンのこれまでの歩みの資料的なものを大々的に集めるというもの。そのために、年表を作っているのだが、これが大変。鈴木雅之の歴史を集大成しようという試みだ。
僕も、それこそスティーヴィーの年表、ジェームス・ブラウンの年表、レイ・チャールズの年表など、さまざまなアーティストの年表を作ってきて、「年表男」(笑)などと呼ばれたりすることもあるが、今度のマーチンさんのはいつになく大変な仕事になった。
特にシャネルズ結成当初の頃(75年)からラッツ時代までが、資料が散在していて集めるのが難しい。これは正式にマーチンのファンクラブ、ラヴァーズで募集をかけるが、どなたか「シャネルズ時代のファンクラブの会報」「ラッツ&スターのファンクラブの会報」をお持ちの方がいらっしゃったら、コピーを取らせていただけないだろうか。事務所にも残るには残っているのだが、かなり穴があいている状態だ。91年以降のラヴァーズになってからは、すべて揃っている。
とは言うものの、マーチン自身が「自分コレクター」で、かなりの自分関係のものを持っていて、それを丹念に組み合わせていくと、いろいろなことがわかってくる。それはジグゾー・パズルを組み合わせていくようなものだ。僕もどちらかというと、調べて書く、ということが好きで、そういう細かい作業が苦にはならないのだが、、微妙に不明のところが別の資料からわかったりすると、かなり嬉しくなるものだ。
また、この年表以外で、大きな読み物が2本ある。ひとつは、シャネルズの核とも言うべき桑野さん、佐藤さんとマーチンのトライアングル対談、もうひとつは、あの日本ポップス史の歴史の生き証人、大瀧詠一さんとマーチンのビッグ対談である。特に大瀧さんとの対談は7時間以上におよぶものになり、とても全部は収録しきれない。
大瀧さんの話は、とにかく脱線する。しかし、その脱線がいちいち面白い物だから、僕もマーチンさんも「ふむふむ、それで?」と聞き入ってしまう。ので、なかなか話が進まない。2時間録音できるカセットを3本用意していたが(それでも2時間くらいで終るのではないかと想定していた)、足りなくなって、急遽コンビニでカセットテープを買い足したほどだ。
その中で、マーチンさんがいかに大瀧さんに対して熱い思いを持っていたか、そして、二人の絆が徐々に強まっていくか、どのように物語が展開していくのか、それが明らかにされ実に劇的であった。
このあたりのこぼれ話は、またおいおいこの日記でも紹介できるかもしれない。
パンフレットは6月8日のコンサート初日には会場に並ぶ予定である。マーチン・ファン、シャネルズ、ラッツ・ファン、そして、大瀧詠一ファンは要チェックだ。
ENT>MUSIC>ESSAY
【スティーヴィー最新情報】
18曲入り。
お待たせしました。4月18日付け日記以来のスティーヴィー・ワンダー情報、アップデイト。
アルバム『タイム・トゥ・ラヴ』からの最初のシングル「ソー・ホワット・ザ・ファス」のヴィデオが、日本のレコード会社ユニバーサルのホームページで、12日(木曜)正午から見られることになる。
http://www.universal-music.co.jp/u-pop/artist/stevie_wonder/
すでに海外のサイトなどでは見られるが、日本での公式サイトでの解禁は12日から。
アルバム発売について、スティーヴィー・ワンダーは、去る5月9日、ロス・アンジェルスで記者会見を行い、ここで、全米での発売を6月14日と発表した。この席上で明らかになった点は次の通り。
1) アルバム『タイム・トゥ・ラヴ』は全米で6月14日発売の予定。日本盤はアメリカがこの発売日にリリースされるのであれば、それより若干早くリリースしたい意向。
2) 収録曲数は、アメリカ盤は16曲、海外盤には2曲のボーナス・トラックを含む。収録曲数18曲は、彼の最大のアルバム『キー・オブ・ライフ』の収録曲数21曲に3曲足りないだけで、同アルバムに次ぐ収録曲数の多い作品になる。
3) 「ソー・ホワット・ザ・ファス」のヴィデオには、目の不自由な人のために映像を解説するナレーションが収録されている。このナレーションは、ラッパーのバスタ・ライムスが担当している。第2弾シングルは何になるかアメリカでは未定だが、そのシングルのヴィデオも映像解説ナレーションが入る。
4) これまでに収録が見込まれる作品群のほかに新たに、病床に伏しているルーサー・ヴァンドロスへ捧げた「マイ・ラヴ・イズ・オン・ファイアー」が収録されることを明らかにした。なお、ルーサー所属のジェイ・レコード社長クライヴ・デイヴィスがルーサー・トリビュートのアルバムを様々なアーティストを集めて企画中だという。そして、この「マイ・ラヴ・・・」はそのアルバムにも収録される。
5) この夏にスティーヴィーのライヴ・コンサートがニューヨークで行われるのではないかという噂について、スティーヴィー自身は、「すべてアルバムがリリースされ、子供が生まれてからのこと」と述べた。この子供は当初は5月2日前後に誕生の予定だったが、現在は5月13日前後に誕生が見込まれている。13日に生まれるとスティーヴィー本人の誕生日と同じになる。明日13日は、スティーヴィーの55回目の誕生日。
収録が見込まれる曲、候補曲、5月12日付け。(+)は収録がかなり有力視される作品。
1. So,What The Fuss(+)(Guitar by Prince)(日本で演奏)
2. How Will I Know(+)(Duet With Aisha Wonder)
3. True Love(+)(日本で演奏)
4. If Your Love Cannot Be Moved (Alicia Keys)(+)
5. Moon Blue (+)(日本で演奏)
6. I Can’t Imagine Love Without You (+) (日本で演奏)
7. From The Bottom of My Heart(+)
8. Shelter in the Rain (for Syreeta and was written before she died)(+)
9. Keep Fooling Yourself
10. A Time 2 Love(+)(Duet with India. Arie)
11. If the Creek Don’t Rise
12. Positivity(+)
13. Sweet Somebody I Know(+)
14. Please Don’t Hurt My Baby (+)
15. My Love Is On Fire(+)(Tribute To Luther)
16. Waiting For Eternity
17. The Well
18. Tears
19. Fear Can’t Put Dreams To Sleep
20. Passionate Raindrops
21. One Thing (Nigerian talking drum)
また、日本のレコード会社に、「スイーテスト・サムバディー・アイ・ノウ」「ムーン・ブルー」「トゥルー・ラヴ」の3曲の歌詞が届いた。しかし、まだマスターは到着していない。
ベイビーは、もう生まれそうだが、果たしてアルバムはこの世にまもなく生れ落ちてくるか。
一ヶ月以内の発売確率は、前回93%だったので、今回は2%上がって95%に。(発売確率は、今回から、向こう一ヶ月以内に発売される確率について予報することにしました。例えばここで90%と言ってもそれが1年後にでるのでは予報として意味はないのではないか、と思ったからです(笑))
+++++
スティーヴィー新作関連記事
April 18, 2005
Stevie’s Album Info Update:
http://blog.soulsearchin.com/archives/2005_04_18.html
2005/03/24 (Thu)
Stevie’s New Album’s Track Listing Is Leaked?
http://www.soulsearchin.com/soul-diary/archive/200503/diary20050324.html
2005/03/17 (Thu)
Predictions For "A Time To Love"
http://www.soulsearchin.com/soul-diary/archive/200503/diary20050317.html
+++++
ENT>MUSIC>ALBUM>Wonder, Stevie
18曲入り。
お待たせしました。4月18日付け日記以来のスティーヴィー・ワンダー情報、アップデイト。
アルバム『タイム・トゥ・ラヴ』からの最初のシングル「ソー・ホワット・ザ・ファス」のヴィデオが、日本のレコード会社ユニバーサルのホームページで、12日(木曜)正午から見られることになる。
http://www.universal-music.co.jp/u-pop/artist/stevie_wonder/
すでに海外のサイトなどでは見られるが、日本での公式サイトでの解禁は12日から。
アルバム発売について、スティーヴィー・ワンダーは、去る5月9日、ロス・アンジェルスで記者会見を行い、ここで、全米での発売を6月14日と発表した。この席上で明らかになった点は次の通り。
1) アルバム『タイム・トゥ・ラヴ』は全米で6月14日発売の予定。日本盤はアメリカがこの発売日にリリースされるのであれば、それより若干早くリリースしたい意向。
2) 収録曲数は、アメリカ盤は16曲、海外盤には2曲のボーナス・トラックを含む。収録曲数18曲は、彼の最大のアルバム『キー・オブ・ライフ』の収録曲数21曲に3曲足りないだけで、同アルバムに次ぐ収録曲数の多い作品になる。
3) 「ソー・ホワット・ザ・ファス」のヴィデオには、目の不自由な人のために映像を解説するナレーションが収録されている。このナレーションは、ラッパーのバスタ・ライムスが担当している。第2弾シングルは何になるかアメリカでは未定だが、そのシングルのヴィデオも映像解説ナレーションが入る。
4) これまでに収録が見込まれる作品群のほかに新たに、病床に伏しているルーサー・ヴァンドロスへ捧げた「マイ・ラヴ・イズ・オン・ファイアー」が収録されることを明らかにした。なお、ルーサー所属のジェイ・レコード社長クライヴ・デイヴィスがルーサー・トリビュートのアルバムを様々なアーティストを集めて企画中だという。そして、この「マイ・ラヴ・・・」はそのアルバムにも収録される。
5) この夏にスティーヴィーのライヴ・コンサートがニューヨークで行われるのではないかという噂について、スティーヴィー自身は、「すべてアルバムがリリースされ、子供が生まれてからのこと」と述べた。この子供は当初は5月2日前後に誕生の予定だったが、現在は5月13日前後に誕生が見込まれている。13日に生まれるとスティーヴィー本人の誕生日と同じになる。明日13日は、スティーヴィーの55回目の誕生日。
収録が見込まれる曲、候補曲、5月12日付け。(+)は収録がかなり有力視される作品。
1. So,What The Fuss(+)(Guitar by Prince)(日本で演奏)
2. How Will I Know(+)(Duet With Aisha Wonder)
3. True Love(+)(日本で演奏)
4. If Your Love Cannot Be Moved (Alicia Keys)(+)
5. Moon Blue (+)(日本で演奏)
6. I Can’t Imagine Love Without You (+) (日本で演奏)
7. From The Bottom of My Heart(+)
8. Shelter in the Rain (for Syreeta and was written before she died)(+)
9. Keep Fooling Yourself
10. A Time 2 Love(+)(Duet with India. Arie)
11. If the Creek Don’t Rise
12. Positivity(+)
13. Sweet Somebody I Know(+)
14. Please Don’t Hurt My Baby (+)
15. My Love Is On Fire(+)(Tribute To Luther)
16. Waiting For Eternity
17. The Well
18. Tears
19. Fear Can’t Put Dreams To Sleep
20. Passionate Raindrops
21. One Thing (Nigerian talking drum)
また、日本のレコード会社に、「スイーテスト・サムバディー・アイ・ノウ」「ムーン・ブルー」「トゥルー・ラヴ」の3曲の歌詞が届いた。しかし、まだマスターは到着していない。
ベイビーは、もう生まれそうだが、果たしてアルバムはこの世にまもなく生れ落ちてくるか。
一ヶ月以内の発売確率は、前回93%だったので、今回は2%上がって95%に。(発売確率は、今回から、向こう一ヶ月以内に発売される確率について予報することにしました。例えばここで90%と言ってもそれが1年後にでるのでは予報として意味はないのではないか、と思ったからです(笑))
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スティーヴィー新作関連記事
April 18, 2005
Stevie’s Album Info Update:
http://blog.soulsearchin.com/archives/2005_04_18.html
2005/03/24 (Thu)
Stevie’s New Album’s Track Listing Is Leaked?
http://www.soulsearchin.com/soul-diary/archive/200503/diary20050324.html
2005/03/17 (Thu)
Predictions For "A Time To Love"
http://www.soulsearchin.com/soul-diary/archive/200503/diary20050317.html
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ENT>MUSIC>ALBUM>Wonder, Stevie
【新作アルバムの曲順を大胆予想】
曲順。
ハッピー・バースデイ、スティーヴィー・ワンダー。今日5月13日はスティーヴィー・ワンダーの55回目の誕生日。アルバムは、出るのか出ないのか。本当に気が気でない今日この頃ですが。
たしかに18曲入りだと1曲平均4分でも72分。最近のCDはぎりぎり79分くらい入るとはいえ、相当なヴォリュームになりますね。今日は切り口を変えて、曲順大胆予想なんてどうでしょう。(かなり無理な企画ですが)
とりあえず、予想の元になるのは、昨日付けの候補曲リスト。聴いてないのに、予想はできるか。(笑)
まず1曲目は、「ソー・ホワット・ザ・ファス」でしょう。最初のシングルだし、ミディアム調だし、トップには、まあまあってところでしょうか。アルバム『キャラクター』の時の「ユー・ウィル・ノウ」的なニュアンスです。
次にアルバム・タイトル曲「タイム・トゥ・ラヴ」は、一番最後の16曲目かな。2曲のボーナスはこの後にくるということにして。「カンヴァセーション・ピース」も一番最後でした。
2曲目は、次のシングル視されている「フロム・ザ・ボトム・オブ・マイ・ハート」。
アルバムを仮にA面B面と考えると9曲目がB面のトップになります。アルバムのハーフウェイ。やはり、ここはアルバムの個人的思い入れ曲が来るのでは。となると、娘とのデュエット「ハウ・ウィル・アイ・ノウ」か、シリータへのトリビュート「シェルター・・・」のどちらか。「イズント・シー・ラヴリー」は2枚組み3面の1曲目でした。半分のトップという位置付け。アイシャとのデュエットが9曲目に来れば、子供つながりで子供の誕生に捧げる「プリーズ・ドント・ハート・マイ・ベイビー」が続く。もし、シリータが9曲目に来れば、ルーサー・トリビュートとセットで9−10になるのでは。また、シリータとのからみでいけば、「アイ・キャント・リヴ・ウィズアウト・ユア・ラヴ」はやはりセットか。下記でいえば、13−14−15が流れとしてワンセット。
アリシアとの曲を聴いたことがないので、どこに来るか皆目わからないのですが、4−5−6−7の流れはミディアム〜スロー(レイトリー風)〜スロー(それより少しテンポはあるしっとり風)〜ミディアム(軽い感じ)という感じにしてみました。8はきっとのりのりの曲でしょう。
8から「ハウ・ウィル・アイ・ノウ」の流れはいい感じになるはず。
一方、11、12はまったく見当つきません。他にいれるところがないので、ここにしてみました。ボーナス候補と入れ替えになるかもしれません。
"A Time To Love" Songs Order Speculated By Yoshioka Masaharu
(+)は、アルバム収録が有力視されている楽曲
1. So,What The Fuss(+)(Guitar by Prince)(日本で演奏)
2. From The Bottom of My Heart(+)
3. If Your Love Cannot Be Moved (Alicia Keys)(+)
4. Positivity(+)
5. True Love(+)(日本で演奏)
6. Moon Blue (+)(日本で演奏)
7. Sweet Somebody I Know(+)
8. One Thing (Nigerian talking drum)
9. How Will I Know(+)(Duet With Aisha Wonder)
10. Please Don’t Hurt My Baby (+)
11. Keep Fooling Yourself
12. If the Creek Don’t Rise
13. I Can’t Imagine Love Without You (+) (日本で演奏)
14. Shelter in the Rain (for Syreeta and was written before she died)(+)
15. My Love Is On Fire(+)(Tribute To Luther)
16. A Time 2 Love(+)(Duet with India. Arie)
17. Bonus Passionate Raindrops
18. Bonus Tears
しかし、こうやって並べてみるとまんざらでもない。(笑) っていうか、やはりすごくいい曲ばかり入ってるようなアルバムみたいに思えてきますね。確かにみなさんおっしゃるように、次は10年後かもしれません。となると、2015年かあ。スティーヴィー、65歳だあ・・・。
ENT>MUSIC>ALBUM>Wonder, Stevie
曲順。
ハッピー・バースデイ、スティーヴィー・ワンダー。今日5月13日はスティーヴィー・ワンダーの55回目の誕生日。アルバムは、出るのか出ないのか。本当に気が気でない今日この頃ですが。
たしかに18曲入りだと1曲平均4分でも72分。最近のCDはぎりぎり79分くらい入るとはいえ、相当なヴォリュームになりますね。今日は切り口を変えて、曲順大胆予想なんてどうでしょう。(かなり無理な企画ですが)
とりあえず、予想の元になるのは、昨日付けの候補曲リスト。聴いてないのに、予想はできるか。(笑)
まず1曲目は、「ソー・ホワット・ザ・ファス」でしょう。最初のシングルだし、ミディアム調だし、トップには、まあまあってところでしょうか。アルバム『キャラクター』の時の「ユー・ウィル・ノウ」的なニュアンスです。
次にアルバム・タイトル曲「タイム・トゥ・ラヴ」は、一番最後の16曲目かな。2曲のボーナスはこの後にくるということにして。「カンヴァセーション・ピース」も一番最後でした。
2曲目は、次のシングル視されている「フロム・ザ・ボトム・オブ・マイ・ハート」。
アルバムを仮にA面B面と考えると9曲目がB面のトップになります。アルバムのハーフウェイ。やはり、ここはアルバムの個人的思い入れ曲が来るのでは。となると、娘とのデュエット「ハウ・ウィル・アイ・ノウ」か、シリータへのトリビュート「シェルター・・・」のどちらか。「イズント・シー・ラヴリー」は2枚組み3面の1曲目でした。半分のトップという位置付け。アイシャとのデュエットが9曲目に来れば、子供つながりで子供の誕生に捧げる「プリーズ・ドント・ハート・マイ・ベイビー」が続く。もし、シリータが9曲目に来れば、ルーサー・トリビュートとセットで9−10になるのでは。また、シリータとのからみでいけば、「アイ・キャント・リヴ・ウィズアウト・ユア・ラヴ」はやはりセットか。下記でいえば、13−14−15が流れとしてワンセット。
アリシアとの曲を聴いたことがないので、どこに来るか皆目わからないのですが、4−5−6−7の流れはミディアム〜スロー(レイトリー風)〜スロー(それより少しテンポはあるしっとり風)〜ミディアム(軽い感じ)という感じにしてみました。8はきっとのりのりの曲でしょう。
8から「ハウ・ウィル・アイ・ノウ」の流れはいい感じになるはず。
一方、11、12はまったく見当つきません。他にいれるところがないので、ここにしてみました。ボーナス候補と入れ替えになるかもしれません。
"A Time To Love" Songs Order Speculated By Yoshioka Masaharu
(+)は、アルバム収録が有力視されている楽曲
1. So,What The Fuss(+)(Guitar by Prince)(日本で演奏)
2. From The Bottom of My Heart(+)
3. If Your Love Cannot Be Moved (Alicia Keys)(+)
4. Positivity(+)
5. True Love(+)(日本で演奏)
6. Moon Blue (+)(日本で演奏)
7. Sweet Somebody I Know(+)
8. One Thing (Nigerian talking drum)
9. How Will I Know(+)(Duet With Aisha Wonder)
10. Please Don’t Hurt My Baby (+)
11. Keep Fooling Yourself
12. If the Creek Don’t Rise
13. I Can’t Imagine Love Without You (+) (日本で演奏)
14. Shelter in the Rain (for Syreeta and was written before she died)(+)
15. My Love Is On Fire(+)(Tribute To Luther)
16. A Time 2 Love(+)(Duet with India. Arie)
17. Bonus Passionate Raindrops
18. Bonus Tears
しかし、こうやって並べてみるとまんざらでもない。(笑) っていうか、やはりすごくいい曲ばかり入ってるようなアルバムみたいに思えてきますね。確かにみなさんおっしゃるように、次は10年後かもしれません。となると、2015年かあ。スティーヴィー、65歳だあ・・・。
ENT>MUSIC>ALBUM>Wonder, Stevie
【TKYライヴ・アット・クアトロ〜浮かび上がる輪郭】
洪水。
既に1曲目から山火事だ。それも大火事。トク(T=ヴォーカル、トランペット、フルーゲルホーン)、日野賢二(K=ベース)、小沼ようすけ(Y=ギター)、それに秋田慎治(ピアノ、ローズ・キーボード)、大槻カルタ英宣(おおつき・ひでのぶ=ドラムス)の5人組。活動は今年限定の、超強力ジャズ、ファンク・ユニット、その名もフロント3人の名前からとってTKYだ。それぞれがソロ名義のアルバムをだし、さらにライヴ・シーンでも超売れっ子の2人を加えた言わばスーパー・ミュージシャンたちの集合体。
ファンも多数いるミュージシャンとしては名うての連中が集まっているユニットで、少し大げさに言えば、スーパー・ミュージシャンたちが集まったスーパー・グループ。その意味で「日本のウェザー・リポート」だ。(ちょっと誉めすぎ? (笑))
前回のライヴ(2月=モーション・ブルー、4月=スイートベイジル)を見損ねていたので、昨年9月のライヴを見て以来になるが、なんとユニットとして固まったことか。ものすごくタイトになっていた。ドラムス、ベース、ギター、トランペット、キーボードが一体となり、音楽的ヴェクトルが一方向に集中している。20本近くのライヴをやって、研ぎ澄まされているのだろう。単なるセッション・ミュージシャンの集いというレヴェルをはるかに超えている。音楽意識、イメージの共有が出来上がっている。
このライヴを見ていて、ニューヨークのボトムラインとか、ブルーノートとか、そういったライヴハウスに彼らを持っていきたいと思った。これは受ける。
ヴァリエーションのあるサウンドの中で、もっとも黒さ、グルーヴを演出するのは、なんといってもベースのジーノこと日野賢二。このファンク・ベースは日本一だ。そして、それに引きづられる形でドラムスが黒くなっていく。大槻のドラムスは、最近エイメリーの「ワン・シング」などでおなじみのプロデューサー、リッチ・ハリソン系のいかにも今風のドラム・サウンド。これはかっこいい。
時にロックあり、ラテンぽいものあり、アップ・テンポのファンク・ナンバーあり、バラード系ありと硬軟取り揃えている。ジーノと小沼が客席に下りて歌まで聴かせる「パープル・ヘイズ」。
今年限定とはもったいない。例えば、ビエンナーレっぽく、2年に一度、半年くらい集まってアルバムを作り、ライヴを10本くらいやるっていうのはどうなんでしょう。トリエンナーレ(3年に一度)でも。4年に一度は少ないな。あるいは、毎年桜が咲く季節だけ一月だけやるとか。桜前線とともに、ツアーをやるとかね。
これだけ強力なバンドのパフォーマンスは、なかなかない。ぜひライヴ・アルバムの録音をお願いしたい。とは言うものの、ライヴ・アルバムよりも、実際のライヴのほうがもっともっと素晴らしいが。たまたまスピーカーの前で見ていたので、そのすさまじい低音が身体を直撃してきた。爆音の洪水は歓喜の調べになる。次回のライヴが待ちきれない。
まだアルバムをレコーディングしていなかった昨年のライヴから約8ヶ月。形が見えなかったバンド・サウンドの輪郭がくっきりと浮かび上がっている。あまりに鮮烈に、確固たるスタイルを持って。
+++++
TKY2004年9月のライヴ評
2004/09/22 (Wed)
TKY Live At Sweet Basil: Fire On The Scene
http://www.soulsearchin.com//entertainment/music/live/diary20040922.html
TKYのCD
TKY 『TKY』(ソニーSICP10013)
TKYのオフィシャル・ホームページ
http://www.sonymusic.co.jp/Music/Jazz/Artist/TKY/
+++++
Setlist
show started 19:05
1. TKY
2. Snarl
3. Reminiscence
4. As Allure
5. Just For Fun! ("Purple Haze")
6. Talking Low (Vocal)(Each members’ solo: "Fly Me To The Moon")
Enc. 1. Actual Proof
Enc. 2. Paster "T"
show ended 21:07
(2005年5月13日金、渋谷・クラブ・クアトロ=TKYライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>TKY
洪水。
既に1曲目から山火事だ。それも大火事。トク(T=ヴォーカル、トランペット、フルーゲルホーン)、日野賢二(K=ベース)、小沼ようすけ(Y=ギター)、それに秋田慎治(ピアノ、ローズ・キーボード)、大槻カルタ英宣(おおつき・ひでのぶ=ドラムス)の5人組。活動は今年限定の、超強力ジャズ、ファンク・ユニット、その名もフロント3人の名前からとってTKYだ。それぞれがソロ名義のアルバムをだし、さらにライヴ・シーンでも超売れっ子の2人を加えた言わばスーパー・ミュージシャンたちの集合体。
ファンも多数いるミュージシャンとしては名うての連中が集まっているユニットで、少し大げさに言えば、スーパー・ミュージシャンたちが集まったスーパー・グループ。その意味で「日本のウェザー・リポート」だ。(ちょっと誉めすぎ? (笑))
前回のライヴ(2月=モーション・ブルー、4月=スイートベイジル)を見損ねていたので、昨年9月のライヴを見て以来になるが、なんとユニットとして固まったことか。ものすごくタイトになっていた。ドラムス、ベース、ギター、トランペット、キーボードが一体となり、音楽的ヴェクトルが一方向に集中している。20本近くのライヴをやって、研ぎ澄まされているのだろう。単なるセッション・ミュージシャンの集いというレヴェルをはるかに超えている。音楽意識、イメージの共有が出来上がっている。
このライヴを見ていて、ニューヨークのボトムラインとか、ブルーノートとか、そういったライヴハウスに彼らを持っていきたいと思った。これは受ける。
ヴァリエーションのあるサウンドの中で、もっとも黒さ、グルーヴを演出するのは、なんといってもベースのジーノこと日野賢二。このファンク・ベースは日本一だ。そして、それに引きづられる形でドラムスが黒くなっていく。大槻のドラムスは、最近エイメリーの「ワン・シング」などでおなじみのプロデューサー、リッチ・ハリソン系のいかにも今風のドラム・サウンド。これはかっこいい。
時にロックあり、ラテンぽいものあり、アップ・テンポのファンク・ナンバーあり、バラード系ありと硬軟取り揃えている。ジーノと小沼が客席に下りて歌まで聴かせる「パープル・ヘイズ」。
今年限定とはもったいない。例えば、ビエンナーレっぽく、2年に一度、半年くらい集まってアルバムを作り、ライヴを10本くらいやるっていうのはどうなんでしょう。トリエンナーレ(3年に一度)でも。4年に一度は少ないな。あるいは、毎年桜が咲く季節だけ一月だけやるとか。桜前線とともに、ツアーをやるとかね。
これだけ強力なバンドのパフォーマンスは、なかなかない。ぜひライヴ・アルバムの録音をお願いしたい。とは言うものの、ライヴ・アルバムよりも、実際のライヴのほうがもっともっと素晴らしいが。たまたまスピーカーの前で見ていたので、そのすさまじい低音が身体を直撃してきた。爆音の洪水は歓喜の調べになる。次回のライヴが待ちきれない。
まだアルバムをレコーディングしていなかった昨年のライヴから約8ヶ月。形が見えなかったバンド・サウンドの輪郭がくっきりと浮かび上がっている。あまりに鮮烈に、確固たるスタイルを持って。
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TKY2004年9月のライヴ評
2004/09/22 (Wed)
TKY Live At Sweet Basil: Fire On The Scene
http://www.soulsearchin.com//entertainment/music/live/diary20040922.html
TKYのCD
TKY 『TKY』(ソニーSICP10013)
TKYのオフィシャル・ホームページ
http://www.sonymusic.co.jp/Music/Jazz/Artist/TKY/
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Setlist
show started 19:05
1. TKY
2. Snarl
3. Reminiscence
4. As Allure
5. Just For Fun! ("Purple Haze")
6. Talking Low (Vocal)(Each members’ solo: "Fly Me To The Moon")
Enc. 1. Actual Proof
Enc. 2. Paster "T"
show ended 21:07
(2005年5月13日金、渋谷・クラブ・クアトロ=TKYライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>TKY
Chat With "S" & "H"; After TKY Live
2005年5月15日【ライヴ後雑談】
チャット。
昨日のTKYは、渋谷のクアトロだったのだが、入口に着いてびっくり。なんとDJオッシーがでっかい花を贈ってるではないか。思わず写真撮影。彼はしばし遅れてやってきたが、途中で「いやあ、これ、この前のジョン・レジェンドの上、行ってます」と興奮気味にささやいた。(笑)
ちょうどステージ向かって左のスピーカーの前で、ボディーソニックみたいに低音がずしんずしん来ていたので、空腹のままこの衝撃を受けていると気持ち悪くなってしまうと思い、手持ちのホールズをなめながらみていた。
ライヴが終ってから、しばらくしてメンバーがでてきた。TKYの3人はすでに何度も会ってるのだが、ピアノの秋田さんとドラムスの大槻さんは話したことがなかったので、軽く挨拶。
秋田さん(名前の頭文字はS)、ちょこっとハービー・ハンコックはいってましたが、影響を受けたというか、好きなピアノはどちらかというとヨーロッパ系とのこと。ハービーのほかに、ミッシェル・ペトリチアーニを挙げていた。ヨーロッパ系ということでなんとなく納得した。確かにそういう空気を持っている。今度舞浜のイクスピアリで自身のグループの演奏があるそうだ。
大槻さん(H)は、噂では聞いていたが、確かにかなりグルーヴ感がある。好きなドラマーは、の問いに、「ひとりだけ好きとか、この人にめちゃくちゃ影響を受けたというのはいないんですが、まあ、いろんな人を平均的に好きなんです」との答え。「もし3人挙げれば、ジャック・デジョネット、スティーヴ・ガッド、ピーター・アースキンかな」。僕が「けっこうグルーヴして、黒っぽいですよね」と言うと、「賢二がしつこくそういうからね(笑)」と。日野賢二のベースの黒さ、というか、彼の持つ黒さというのが、各ミュージシャンに伝染していってるのだろう。
大槻さん、うちから半径3キロ以内の近さということが判明。「あそこのソウル・バーとソウル喫茶店、知ってます?」といったら、行ったことはないけど、ずっと気になっていた、とのこと。ローカルネタで妙に盛り上がった。(笑)
その後、空腹にて三宿ソウルナッツへ。オッシーがチャーハンを食べたいというので、マイケルに頼んで「高菜チャーハン」(大盛り)をオーダー。メニューにない裏メニューってところでしょうか。(笑) 帰りがけ、一階のモカンバを外から覗くと、オッシーが「あれえ? あれ、Mさんじゃない?」 さすが、視力2.0前世アフリカ人の視力の持ち主だけある。あんな暗いところでよくわかったものだ。ちょっとだけ中にはいり、某レコード会社のM氏にセイハロー、さらにその横に某広告代理店C氏まで。挨拶だけして、解散。
(2005年5月13日金、渋谷・クラブ・クアトロ=TKYライヴ)
チャット。
昨日のTKYは、渋谷のクアトロだったのだが、入口に着いてびっくり。なんとDJオッシーがでっかい花を贈ってるではないか。思わず写真撮影。彼はしばし遅れてやってきたが、途中で「いやあ、これ、この前のジョン・レジェンドの上、行ってます」と興奮気味にささやいた。(笑)
ちょうどステージ向かって左のスピーカーの前で、ボディーソニックみたいに低音がずしんずしん来ていたので、空腹のままこの衝撃を受けていると気持ち悪くなってしまうと思い、手持ちのホールズをなめながらみていた。
ライヴが終ってから、しばらくしてメンバーがでてきた。TKYの3人はすでに何度も会ってるのだが、ピアノの秋田さんとドラムスの大槻さんは話したことがなかったので、軽く挨拶。
秋田さん(名前の頭文字はS)、ちょこっとハービー・ハンコックはいってましたが、影響を受けたというか、好きなピアノはどちらかというとヨーロッパ系とのこと。ハービーのほかに、ミッシェル・ペトリチアーニを挙げていた。ヨーロッパ系ということでなんとなく納得した。確かにそういう空気を持っている。今度舞浜のイクスピアリで自身のグループの演奏があるそうだ。
大槻さん(H)は、噂では聞いていたが、確かにかなりグルーヴ感がある。好きなドラマーは、の問いに、「ひとりだけ好きとか、この人にめちゃくちゃ影響を受けたというのはいないんですが、まあ、いろんな人を平均的に好きなんです」との答え。「もし3人挙げれば、ジャック・デジョネット、スティーヴ・ガッド、ピーター・アースキンかな」。僕が「けっこうグルーヴして、黒っぽいですよね」と言うと、「賢二がしつこくそういうからね(笑)」と。日野賢二のベースの黒さ、というか、彼の持つ黒さというのが、各ミュージシャンに伝染していってるのだろう。
大槻さん、うちから半径3キロ以内の近さということが判明。「あそこのソウル・バーとソウル喫茶店、知ってます?」といったら、行ったことはないけど、ずっと気になっていた、とのこと。ローカルネタで妙に盛り上がった。(笑)
その後、空腹にて三宿ソウルナッツへ。オッシーがチャーハンを食べたいというので、マイケルに頼んで「高菜チャーハン」(大盛り)をオーダー。メニューにない裏メニューってところでしょうか。(笑) 帰りがけ、一階のモカンバを外から覗くと、オッシーが「あれえ? あれ、Mさんじゃない?」 さすが、視力2.0前世アフリカ人の視力の持ち主だけある。あんな暗いところでよくわかったものだ。ちょっとだけ中にはいり、某レコード会社のM氏にセイハロー、さらにその横に某広告代理店C氏まで。挨拶だけして、解散。
(2005年5月13日金、渋谷・クラブ・クアトロ=TKYライヴ)
【スティーヴィー、誕生日にベイビー誕生】
誕生。
スティーヴィー・ワンダーと妻のカイ・ミラの間に、去る5月13日(金)午後10時22分(太平洋時間)7ポンド(3080グラム)の男子が誕生した。スティーヴィーは、ニューヨークで行われていたスティーヴィー・ワンダー・トリビュートのイヴェントに出席していた娘のアイシャにこの知らせを伝えた。スティーヴィーは、アイシャの携帯電話に電話したが、その声が会場の観客にスピーカーを通して流れ、拍手喝采を集めた。
このベイビーにまだ名前はないが、2005年5月13日生まれ。ご存知の通り、スティーヴィー・ワンダーも1950年5月13日生まれということで、親子で同じ誕生日となり二重の喜びになった。
スティーヴィーにはこれまでに7人の子供と1人の孫がいると言われているので、このベイビーは8人目の子供ということになる。もちろん第一子は75年4月生まれのアイシャで、そのアイシャにすでに子供がいる。なお、アイシャの母親は最初に結婚したシリータではなく、ヨランダ・シモンズ(ヨランダなので愛称・ロンディー=「イズント・シー・ラヴリー」の中で、ロンディーへの感謝が歌われる)である。
まさにイッツ・タイム・トゥ・ラヴ。これで、アルバム発売へ万全だ。ニュー・アルバム発売への各種状況は、特に進展はないのだが・・・。
一月以内にアルバムが発売される確率は、前回と変わらず95%。
誕生。
スティーヴィー・ワンダーと妻のカイ・ミラの間に、去る5月13日(金)午後10時22分(太平洋時間)7ポンド(3080グラム)の男子が誕生した。スティーヴィーは、ニューヨークで行われていたスティーヴィー・ワンダー・トリビュートのイヴェントに出席していた娘のアイシャにこの知らせを伝えた。スティーヴィーは、アイシャの携帯電話に電話したが、その声が会場の観客にスピーカーを通して流れ、拍手喝采を集めた。
このベイビーにまだ名前はないが、2005年5月13日生まれ。ご存知の通り、スティーヴィー・ワンダーも1950年5月13日生まれということで、親子で同じ誕生日となり二重の喜びになった。
スティーヴィーにはこれまでに7人の子供と1人の孫がいると言われているので、このベイビーは8人目の子供ということになる。もちろん第一子は75年4月生まれのアイシャで、そのアイシャにすでに子供がいる。なお、アイシャの母親は最初に結婚したシリータではなく、ヨランダ・シモンズ(ヨランダなので愛称・ロンディー=「イズント・シー・ラヴリー」の中で、ロンディーへの感謝が歌われる)である。
まさにイッツ・タイム・トゥ・ラヴ。これで、アルバム発売へ万全だ。ニュー・アルバム発売への各種状況は、特に進展はないのだが・・・。
一月以内にアルバムが発売される確率は、前回と変わらず95%。
【総合エンタテイナー、ディー・ディー・ブリッジウォーター】
文化融合。
アメリカに生まれ、育ち、その後パリに渡り成功を収めたブラック・シンガー。そういう道筋を歩んだシンガーに、ジョセフィン・ベイカーがいた。今、ジョセフィンと同じ道を歩んでいるかのように思えるのが、ジャズ・ディーヴァ、ディー・ディー・ブリッジウォーターだ。ジャズからスタートし、ソウル、R&B、少しディスコっぽい作品などを経て、ミュージカル、そして、ジャズに戻ったディー・ディー。ミュージカルで鍛えたトータル・エンタテイナーとしてのサーヴィス精神の多さは見事だ。
ドラムス、ギター、ベース、そして、アコーディオンの4人をバックにしたシンプルな編成ながら、そこで見せられるエンタテインメント・ショウは、観客をまったく飽きさせない。ひじょうによく練られた密度の濃いショウだ。
ディー・ディーの素晴らしさは、毎回、アルバムを出し、そのアルバムのコンセプトにそったライヴをしっかりと見せるという点。したがって、来日ごとに彼女のステージを見ても、二つとして同じ出し物がない。
今回は、つい先ごろリリースしたアルバム『ジェ・デ・ザムール(J’ai Deux Amours)(邦題、フランスへのオマージュ)』収録の作品ばかりを80分ほどにわたって披露した。アルバムを予習しておけば、充分に楽しめるだろうし、仮にしてこなくとも、かなり有名な曲が多いので、ディー・ディーが歌うシャンソン、フレンチ・ポップスということでも楽しめるだろう。
僕は、彼女のようなゴスペルをベースに、さらに、ジャズ、ポップ、ソウル、R&Bとすべてを歌える実力派のアフリカン・アメリカンの歌手が、こうしてフランスのポップスを歌うという点に感心する。まさにカルチャー横断、文化融合だ。これぞ本物のクロスオーヴァー、フュージョンということになる。
彼女の手の動かし方、顔の表情、声色の使い方、発声、体の動かし方まで、すべてがエンタテイナーの基本中の基本という感じがする。歌手を目指す人がいるなら、彼女のステージから無限大のものを学ぶことができるだろう。そしてこうした基本ができているからこそ、そこから自らのオリジナリティーを発展させることが出来、それがまた素晴らしいものになっていくのだと思う。
彼女は、アンコールを含め8曲を歌ったが、ほとんどすべての曲にちょっとした解説を施した。こうした司会ぶりもまた、音楽への理解を深める。ただ音楽をやるだけでなく、それを理解する手助けをしっかりする。音楽家としても素晴らしい姿勢である。
ミュージシャンがソロをとる時、ディー・ディーは赤いセンスを手にもち、扇いでいた。そして、最後に「忘れないでね、愛を分かちあいましょう!(share the love)」と叫んで、拍手喝采を浴びた。
+++++
ディー・ディーのライヴ評(2003年2月)
2003/02/27 (Thu)
Saga of Dee Dee Bridgewater continues
http://www.soulsearchin.com/soul-diary/archive/200302/diary20030227.html
ディー・ディー・ブリッジウォーター・ブルーノート・ウェッブ
http://www.bluenote.co.jp/art/20050516.html
+++++
Setlist 1st set@Blue Note
show started 19:07
1. J’ai Deux Amours
2. La Mer (Beyond The Sea) (ラ・メール)
3. Ne Me Quitte Pas (If You Go Away)
4. Mon Homme (My Man)
5. La Belle Vie
6. Dansez Sur Moi (Girl Talk)
7. La Vie En Rose (バラ色の人生)
Enc. Autumn Leaves (French) (枯葉)
show ended 20:30
+++++
(2005年5月16日月曜ファースト、ディー・ディー・ブリッジウォーター・ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>Bridgewater, Dee Dee
文化融合。
アメリカに生まれ、育ち、その後パリに渡り成功を収めたブラック・シンガー。そういう道筋を歩んだシンガーに、ジョセフィン・ベイカーがいた。今、ジョセフィンと同じ道を歩んでいるかのように思えるのが、ジャズ・ディーヴァ、ディー・ディー・ブリッジウォーターだ。ジャズからスタートし、ソウル、R&B、少しディスコっぽい作品などを経て、ミュージカル、そして、ジャズに戻ったディー・ディー。ミュージカルで鍛えたトータル・エンタテイナーとしてのサーヴィス精神の多さは見事だ。
ドラムス、ギター、ベース、そして、アコーディオンの4人をバックにしたシンプルな編成ながら、そこで見せられるエンタテインメント・ショウは、観客をまったく飽きさせない。ひじょうによく練られた密度の濃いショウだ。
ディー・ディーの素晴らしさは、毎回、アルバムを出し、そのアルバムのコンセプトにそったライヴをしっかりと見せるという点。したがって、来日ごとに彼女のステージを見ても、二つとして同じ出し物がない。
今回は、つい先ごろリリースしたアルバム『ジェ・デ・ザムール(J’ai Deux Amours)(邦題、フランスへのオマージュ)』収録の作品ばかりを80分ほどにわたって披露した。アルバムを予習しておけば、充分に楽しめるだろうし、仮にしてこなくとも、かなり有名な曲が多いので、ディー・ディーが歌うシャンソン、フレンチ・ポップスということでも楽しめるだろう。
僕は、彼女のようなゴスペルをベースに、さらに、ジャズ、ポップ、ソウル、R&Bとすべてを歌える実力派のアフリカン・アメリカンの歌手が、こうしてフランスのポップスを歌うという点に感心する。まさにカルチャー横断、文化融合だ。これぞ本物のクロスオーヴァー、フュージョンということになる。
彼女の手の動かし方、顔の表情、声色の使い方、発声、体の動かし方まで、すべてがエンタテイナーの基本中の基本という感じがする。歌手を目指す人がいるなら、彼女のステージから無限大のものを学ぶことができるだろう。そしてこうした基本ができているからこそ、そこから自らのオリジナリティーを発展させることが出来、それがまた素晴らしいものになっていくのだと思う。
彼女は、アンコールを含め8曲を歌ったが、ほとんどすべての曲にちょっとした解説を施した。こうした司会ぶりもまた、音楽への理解を深める。ただ音楽をやるだけでなく、それを理解する手助けをしっかりする。音楽家としても素晴らしい姿勢である。
ミュージシャンがソロをとる時、ディー・ディーは赤いセンスを手にもち、扇いでいた。そして、最後に「忘れないでね、愛を分かちあいましょう!(share the love)」と叫んで、拍手喝采を浴びた。
+++++
ディー・ディーのライヴ評(2003年2月)
2003/02/27 (Thu)
Saga of Dee Dee Bridgewater continues
http://www.soulsearchin.com/soul-diary/archive/200302/diary20030227.html
ディー・ディー・ブリッジウォーター・ブルーノート・ウェッブ
http://www.bluenote.co.jp/art/20050516.html
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Setlist 1st set@Blue Note
show started 19:07
1. J’ai Deux Amours
2. La Mer (Beyond The Sea) (ラ・メール)
3. Ne Me Quitte Pas (If You Go Away)
4. Mon Homme (My Man)
5. La Belle Vie
6. Dansez Sur Moi (Girl Talk)
7. La Vie En Rose (バラ色の人生)
Enc. Autumn Leaves (French) (枯葉)
show ended 20:30
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(2005年5月16日月曜ファースト、ディー・ディー・ブリッジウォーター・ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>Bridgewater, Dee Dee
Norah Jones Sings "Wild Horses"
2005年5月18日【ノラ・ジョーンズ、「ワイルド・ホーセス」を歌う】
ワンテイク。
このところよくCDプレイヤーに入るのが、ティム・リースというアーティストの『ザ・ローリング・ストーンズ・プロジェクト』というアルバムである。1991年にローリング・ストーンズのツアーで、サックス、キーボード奏者として参加した元々ジャズ・アーティストでもあったティム・リースがその音楽仲間となったストーンズの面面と、ストーンズの作品群をレコーディングしたアルバムである。
ストーンズの作品が全12曲。ストーンズでおなじみの作品群がジャジーに生まれ変わり、なかなかいい感じだ。この12曲の中でいま、一番気に入っているのが、5曲目の「ワイルド・ホーセス」。71年6月からヒットし、ポップ・チャートで28位を記録した作品。ストーンズのヒットしてはそれほどの大ヒットではないが、なんと、これを歌っているのが今をときめくノラ・ジョーンズである。
最初何もクレジットなどを見ずにかけていて、このヴォーカルが入ってきた瞬間、ジャケットを見直した。まさに、一瞬にしてノラとわかる声。ノラ・ジョーンズの新曲と言ってもおかしくないほど、彼女っぽい作品になっている。これはさすがにシングル・カットはされないかもしれないが、アルバム・カットで隠れた人気になるのではないだろうか。本当にこういう曲調、スローでゆったりした作品に、ノラの歌声があっている。というより、もうすでにノラの楽曲にしきっている。このアレンジ力というか、解釈力は一体なんなのだろう。すごい。
そして、もう1曲リサ・フィッシャーの歌う「ホンキー・トンク・ウーメン」も、実にいい感じ。リサは、ストーンズのツアー・メンバーでもあるが、かつて自己名義のソウル・アルバムも出している。この曲など、ドラムスにチャーリー・ワッツ、ギターにキース・リチャーズなのだから、まあ、なんと言ったらいいのだろうか。(笑)
ティム本人が書いたライナーノーツによると、これらの作品群はほとんどすべてワンテイクで録音されたという。
+++++
ザ・ローリング・ストーンズ・プロジェクト
1 サティスファクション
2 ホンキー・トンク・ウイメン(オルガン・トリオ)
3 スリッピング・アウェイ
4 ストリート・ファイティング・マン
5 ワイルド・ホース
6 友を待つ
7 黒くぬれ!
8 アズ・ティアーズ・ゴー・バイ(涙あふれて)
9 ホンキー・トンク・ウイメン(キース・ヴァージョン)
10 ルビー・チューズデイ
11 ギミー・シェルター
12 ベレーリ
発売元:ヴィレッジ・レコード / 発売日: 2005年5月18日 / 盤種:ハイブリッドCD / レコードNo: VRCL-12001 / 価格(税込): 2625円
アーティスト:ティム・リース
ENT>MUSIC>ALBUM>Ries, Tom
ワンテイク。
このところよくCDプレイヤーに入るのが、ティム・リースというアーティストの『ザ・ローリング・ストーンズ・プロジェクト』というアルバムである。1991年にローリング・ストーンズのツアーで、サックス、キーボード奏者として参加した元々ジャズ・アーティストでもあったティム・リースがその音楽仲間となったストーンズの面面と、ストーンズの作品群をレコーディングしたアルバムである。
ストーンズの作品が全12曲。ストーンズでおなじみの作品群がジャジーに生まれ変わり、なかなかいい感じだ。この12曲の中でいま、一番気に入っているのが、5曲目の「ワイルド・ホーセス」。71年6月からヒットし、ポップ・チャートで28位を記録した作品。ストーンズのヒットしてはそれほどの大ヒットではないが、なんと、これを歌っているのが今をときめくノラ・ジョーンズである。
最初何もクレジットなどを見ずにかけていて、このヴォーカルが入ってきた瞬間、ジャケットを見直した。まさに、一瞬にしてノラとわかる声。ノラ・ジョーンズの新曲と言ってもおかしくないほど、彼女っぽい作品になっている。これはさすがにシングル・カットはされないかもしれないが、アルバム・カットで隠れた人気になるのではないだろうか。本当にこういう曲調、スローでゆったりした作品に、ノラの歌声があっている。というより、もうすでにノラの楽曲にしきっている。このアレンジ力というか、解釈力は一体なんなのだろう。すごい。
そして、もう1曲リサ・フィッシャーの歌う「ホンキー・トンク・ウーメン」も、実にいい感じ。リサは、ストーンズのツアー・メンバーでもあるが、かつて自己名義のソウル・アルバムも出している。この曲など、ドラムスにチャーリー・ワッツ、ギターにキース・リチャーズなのだから、まあ、なんと言ったらいいのだろうか。(笑)
ティム本人が書いたライナーノーツによると、これらの作品群はほとんどすべてワンテイクで録音されたという。
+++++
ザ・ローリング・ストーンズ・プロジェクト
1 サティスファクション
2 ホンキー・トンク・ウイメン(オルガン・トリオ)
3 スリッピング・アウェイ
4 ストリート・ファイティング・マン
5 ワイルド・ホース
6 友を待つ
7 黒くぬれ!
8 アズ・ティアーズ・ゴー・バイ(涙あふれて)
9 ホンキー・トンク・ウイメン(キース・ヴァージョン)
10 ルビー・チューズデイ
11 ギミー・シェルター
12 ベレーリ
発売元:ヴィレッジ・レコード / 発売日: 2005年5月18日 / 盤種:ハイブリッドCD / レコードNo: VRCL-12001 / 価格(税込): 2625円
アーティスト:ティム・リース
ENT>MUSIC>ALBUM>Ries, Tom
Soul Searchin Talking Vol.4
2005年5月19日『ソウル・サーチン・トーキングVOL.4』〜
『A Tribute To Brother Ray: The Legacy Still Goes On』開催のおしらせ
2005年5月19日
ソウルミュージックの魅力、ソウルミュージックのすばらしさ、ソウルミュージック の力をトークと音楽でご紹介するイヴェント『ソウル・サーチン・トーキング』。2003年11月からスタートし、スティーヴィー・ワンダー、そしてダニー・ハザウェイとこれまでソウル・ミュージック界を代表する素晴らしいミュージシャン達をテーマにお届けしてきました。そして、2005年、第4回目を迎える今回の『ソウル・サーチン・トーキング』は、昨年6月10日惜しくも他界したレイ・チャールズの一周忌を記念して、レイ・チャールズの音楽の魅力に迫ります。今回のタイトルは「A Tribute To Brother Ray: The Legacy Still Goes On」。
歌とピアノ演奏は、毎回熱のこもったソウルを聴かせるケイリブ・ジェームス。今回はサックスの太田剣さんがケイリブとのコラボレーションを聴かせてくれます。さらにサプライズ・ゲストに様々なミュージシャンを予定しています。
映画『Ray』の日本盤DVD発売、そのサントラ第2弾、また自伝、CD、旧作DVDなど様々なレアな映像なども交えてたっぷりお届けいたします。
映画『Ray』、自伝『レイ・チャールズ物語〜わが心のジョージア』でレイ・チャールズの魅力を知った方、これからレイ・チャールズをもう少し知ってみたいという方、ぜひいらしてください。どうぞ心ゆくまでレイのソウルに触れてください。レガシーは続きます。
記
イヴェント名 『ソウル・サーチン・トーキング』
タイトル 『ソウル・サーチン・トーキングVOL.4〜A Tribute To Brother Ray 〜The Legacy Still Goes On』
日時 2005年06月26日(日曜) 開場 18時
セッション 第一部 19時半〜20時半 第二部 21時〜22時 (予定)
(入れ替えではありません。また、一部と二部の内容は異なります。予約をされた方 で19時までにお入りいただければ、座席は確保いたします。以後は当日ご来場の方を ご案内する場合がありますのでご了承ください。座席数は約110です)
会場 目黒・ブルースアレー http://www.bluesalley.co.jp/
住所 〒153-0063 東京都目黒区目黒1-3-14
ホテルウィング・インターナショナル目黒B1F
電話 03−5740-6041(予約専用電話)当日のお店の番号03-5496-4381
行き方 JR山手線・目黒駅西口を降りて、恵比寿方向へ進み目黒通り(一方通行)を左折、100メートル弱・坂を降りた右側。地下一階。駅から徒歩3分。
地図 http://www.bluesalley.co.jp/
料金 3000円(チケット代)+525円(席料)+ドリンクなど、当日チケットは3500円
主催・制作 ソウル・サーチン・トーキング実行委員会
連絡先 soul_searchin_talking@hotmail.com
イヴェント用ウェッブ
http://www.soulsearchin.com/event/talking/talking20050626.html
司会 島田奈央子(DJ&ライター)http://www.flavor.fm/flavor/naoko_net/
出演 吉岡正晴(音楽評論家)http://www.soulsearchin.com/
内田英一(コメンテーター)
ケイリブ・ジェームス(ピアノと歌) http://www.kalebjames.com/
太田剣(サックス)http://kenota.net/
他にスペシャル・ゲスト
内容 島田奈央子、内田英一、吉岡正晴の3人が、レイ・チャールズについて縦横無尽に語り、ケイリブがレイ・チャールズが歌った作品群を自由自在に再現します。
予約 お席は予約された方を優先してご案内しますので、ご予約をお勧め いたします。2005年5月19日より予約を承ります。
予約のしかた: 今回は二通りあります。
(1) 「ソウル・サーチン・ホームページ」へ予約する方法。(従来の方法です)次のメールアドレスに次の事項を明記の上、予約メールをお送りく ださ い。1)お名前と人数、2)メールアドレス(できればいらっしゃる方全員のも のが あれば幸いです)、3)緊急の際の連絡先(グループの場合、代表の方だけでけっこう です)、4)このイヴェントを何でお知りになったか。折り返し確認メールを お送り します。
問い合わせ先・予約受け付けメール soul_searchin_talking@hotmail.com
(2) 直接、ブルースアレーに予約をいれる方法。
予約用ホームページhttp://www.bluesalley.co.jp/reservation/index.html
上記ホームページにアクセスし、必要事項を記入の上、予約をする方法。また、03−5740-6041(予約専用電話)に電話して予約する方法。
当初は、この告知だけですが、1週間程度たちましたら、広く一般にも告知しますの で、ご予約はお早めに。席数は110席ほどで、これに立ち見が可能です。
それでは、6月26日に目黒ブルースアレーでお会いしましょう。
+++「ソウル・サーチン・トーキング」これまでの記録+++
第1回 2003年11月27日(木)スティーヴィー・ワンダー
会場・六本木ブレイブ・バー
第2回 2004年4月22日(木)スティーヴィー・ワンダー
会場・中目黒楽屋
第3回 2004年9月22日(木)ダニー・ハザウェイ
会場・中目黒楽屋
+++++
『A Tribute To Brother Ray: The Legacy Still Goes On』開催のおしらせ
2005年5月19日
ソウルミュージックの魅力、ソウルミュージックのすばらしさ、ソウルミュージック の力をトークと音楽でご紹介するイヴェント『ソウル・サーチン・トーキング』。2003年11月からスタートし、スティーヴィー・ワンダー、そしてダニー・ハザウェイとこれまでソウル・ミュージック界を代表する素晴らしいミュージシャン達をテーマにお届けしてきました。そして、2005年、第4回目を迎える今回の『ソウル・サーチン・トーキング』は、昨年6月10日惜しくも他界したレイ・チャールズの一周忌を記念して、レイ・チャールズの音楽の魅力に迫ります。今回のタイトルは「A Tribute To Brother Ray: The Legacy Still Goes On」。
歌とピアノ演奏は、毎回熱のこもったソウルを聴かせるケイリブ・ジェームス。今回はサックスの太田剣さんがケイリブとのコラボレーションを聴かせてくれます。さらにサプライズ・ゲストに様々なミュージシャンを予定しています。
映画『Ray』の日本盤DVD発売、そのサントラ第2弾、また自伝、CD、旧作DVDなど様々なレアな映像なども交えてたっぷりお届けいたします。
映画『Ray』、自伝『レイ・チャールズ物語〜わが心のジョージア』でレイ・チャールズの魅力を知った方、これからレイ・チャールズをもう少し知ってみたいという方、ぜひいらしてください。どうぞ心ゆくまでレイのソウルに触れてください。レガシーは続きます。
記
イヴェント名 『ソウル・サーチン・トーキング』
タイトル 『ソウル・サーチン・トーキングVOL.4〜A Tribute To Brother Ray 〜The Legacy Still Goes On』
日時 2005年06月26日(日曜) 開場 18時
セッション 第一部 19時半〜20時半 第二部 21時〜22時 (予定)
(入れ替えではありません。また、一部と二部の内容は異なります。予約をされた方 で19時までにお入りいただければ、座席は確保いたします。以後は当日ご来場の方を ご案内する場合がありますのでご了承ください。座席数は約110です)
会場 目黒・ブルースアレー http://www.bluesalley.co.jp/
住所 〒153-0063 東京都目黒区目黒1-3-14
ホテルウィング・インターナショナル目黒B1F
電話 03−5740-6041(予約専用電話)当日のお店の番号03-5496-4381
行き方 JR山手線・目黒駅西口を降りて、恵比寿方向へ進み目黒通り(一方通行)を左折、100メートル弱・坂を降りた右側。地下一階。駅から徒歩3分。
地図 http://www.bluesalley.co.jp/
料金 3000円(チケット代)+525円(席料)+ドリンクなど、当日チケットは3500円
主催・制作 ソウル・サーチン・トーキング実行委員会
連絡先 soul_searchin_talking@hotmail.com
イヴェント用ウェッブ
http://www.soulsearchin.com/event/talking/talking20050626.html
司会 島田奈央子(DJ&ライター)http://www.flavor.fm/flavor/naoko_net/
出演 吉岡正晴(音楽評論家)http://www.soulsearchin.com/
内田英一(コメンテーター)
ケイリブ・ジェームス(ピアノと歌) http://www.kalebjames.com/
太田剣(サックス)http://kenota.net/
他にスペシャル・ゲスト
内容 島田奈央子、内田英一、吉岡正晴の3人が、レイ・チャールズについて縦横無尽に語り、ケイリブがレイ・チャールズが歌った作品群を自由自在に再現します。
予約 お席は予約された方を優先してご案内しますので、ご予約をお勧め いたします。2005年5月19日より予約を承ります。
予約のしかた: 今回は二通りあります。
(1) 「ソウル・サーチン・ホームページ」へ予約する方法。(従来の方法です)次のメールアドレスに次の事項を明記の上、予約メールをお送りく ださ い。1)お名前と人数、2)メールアドレス(できればいらっしゃる方全員のも のが あれば幸いです)、3)緊急の際の連絡先(グループの場合、代表の方だけでけっこう です)、4)このイヴェントを何でお知りになったか。折り返し確認メールを お送り します。
問い合わせ先・予約受け付けメール soul_searchin_talking@hotmail.com
(2) 直接、ブルースアレーに予約をいれる方法。
予約用ホームページhttp://www.bluesalley.co.jp/reservation/index.html
上記ホームページにアクセスし、必要事項を記入の上、予約をする方法。また、03−5740-6041(予約専用電話)に電話して予約する方法。
当初は、この告知だけですが、1週間程度たちましたら、広く一般にも告知しますの で、ご予約はお早めに。席数は110席ほどで、これに立ち見が可能です。
それでは、6月26日に目黒ブルースアレーでお会いしましょう。
+++「ソウル・サーチン・トーキング」これまでの記録+++
第1回 2003年11月27日(木)スティーヴィー・ワンダー
会場・六本木ブレイブ・バー
第2回 2004年4月22日(木)スティーヴィー・ワンダー
会場・中目黒楽屋
第3回 2004年9月22日(木)ダニー・ハザウェイ
会場・中目黒楽屋
+++++
【たくさんのソウルをお持ち帰りいただきます】
乞ご期待。
昨日お知らせした通り、『ソウル・サーチン・トーキング第4回』、遅くなりましたが、やっと開催を発表できました。収容人数の関係でいろいろと会場をさがしていて、本当はレイ・チャールズの命日、つまり6月10日に行いたいと考えていたのですが、なかなか、時期的に無理で、6月26日にずれこみました。今回は収容人数110席、立ち見も可能なので、少し外に宣伝してみます。それでも、命日の月にできれば、まあ、いいかな、と。
しかも、よく考えてみますと、僕がレイ・チャールズに最接近したのは、この目黒のブルース・アレーでした。記者会見でブラザー・レイは手の届くところようなところにいました。BBキングと一緒でしたからおそらく、90年10月のことだと思います。まさかそのレイ・チャールズの自伝本を将来、翻訳することなんか夢にも思いませんでしたねえ。そして、そこでレイ・チャールズに関するトーク・イヴェントをするなんてねえ。(笑) 何かを長くやっていると、こういう巡り会わせっていうのがあるんでしょうね。
今回は、これまで3回のどれよりもイヴェントとして盛りだくさんになると思います。レイの映像は比較的多いので、その紹介もあります。ライヴは、メインでいつものケイリブがサックスの太田剣さんとがんばってくれます。スペシャルゲストもきっと満足いただけると思います。
ただ準備期間(発表から開催日まで)が今回は短くなってしまい、みなさんにご迷惑をおかけしてしまいました。レイ・チャールズの音楽に興味をお持ちの方、あるいはソウル・ミュージックに興味のある方、ぜひお友達お誘いあわせのうえ、おいでください。
一粒ではなく、たくさんのソウルをお持ち帰りいただきます。
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『ソウル・サーチン・トーキングVOL.4〜A Tribute To Brother Ray 〜The Legacy Still Goes On』
日時 2005年06月26日(日曜) 開場 18時
セッション 第一部 19時半〜20時半 第二部 21時〜22時 (予定)
会場 目黒・ブルースアレー http://www.bluesalley.co.jp/
住所 〒153-0063 東京都目黒区目黒1-3-14
ホテルウィング・インターナショナル目黒B1F
電話 03−5740-6041(予約専用電話)当日のお店の番号03-5496-4381
詳細はhttp://www.soulsearchin.com/event/talking/talking20050626.html
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EVENT&ANNOUNCEMENT>Soul Searchin Talking
乞ご期待。
昨日お知らせした通り、『ソウル・サーチン・トーキング第4回』、遅くなりましたが、やっと開催を発表できました。収容人数の関係でいろいろと会場をさがしていて、本当はレイ・チャールズの命日、つまり6月10日に行いたいと考えていたのですが、なかなか、時期的に無理で、6月26日にずれこみました。今回は収容人数110席、立ち見も可能なので、少し外に宣伝してみます。それでも、命日の月にできれば、まあ、いいかな、と。
しかも、よく考えてみますと、僕がレイ・チャールズに最接近したのは、この目黒のブルース・アレーでした。記者会見でブラザー・レイは手の届くところようなところにいました。BBキングと一緒でしたからおそらく、90年10月のことだと思います。まさかそのレイ・チャールズの自伝本を将来、翻訳することなんか夢にも思いませんでしたねえ。そして、そこでレイ・チャールズに関するトーク・イヴェントをするなんてねえ。(笑) 何かを長くやっていると、こういう巡り会わせっていうのがあるんでしょうね。
今回は、これまで3回のどれよりもイヴェントとして盛りだくさんになると思います。レイの映像は比較的多いので、その紹介もあります。ライヴは、メインでいつものケイリブがサックスの太田剣さんとがんばってくれます。スペシャルゲストもきっと満足いただけると思います。
ただ準備期間(発表から開催日まで)が今回は短くなってしまい、みなさんにご迷惑をおかけしてしまいました。レイ・チャールズの音楽に興味をお持ちの方、あるいはソウル・ミュージックに興味のある方、ぜひお友達お誘いあわせのうえ、おいでください。
一粒ではなく、たくさんのソウルをお持ち帰りいただきます。
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『ソウル・サーチン・トーキングVOL.4〜A Tribute To Brother Ray 〜The Legacy Still Goes On』
日時 2005年06月26日(日曜) 開場 18時
セッション 第一部 19時半〜20時半 第二部 21時〜22時 (予定)
会場 目黒・ブルースアレー http://www.bluesalley.co.jp/
住所 〒153-0063 東京都目黒区目黒1-3-14
ホテルウィング・インターナショナル目黒B1F
電話 03−5740-6041(予約専用電話)当日のお店の番号03-5496-4381
詳細はhttp://www.soulsearchin.com/event/talking/talking20050626.html
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