★○オーティス・レディング生誕70周年イヴェントにブレンダ・ヴォーン参加

【Brenda Vaughn Joins Otis Redding 70th Anniversary Event】

オーティス。

伝説のソウル・シンガー、オーティス・レディングが誕生して今年で70周年を迎える。オーティス生誕70年を記念して、オーティスの故郷ジョージア州メイコンで、今年の誕生日にオーティスのための記念イヴェントが3日にわたって行われ、日本からブレンダ・ヴォーンが参加する。

オーティス・レディングの誕生日は、1941年9月9日、命日は1967年12月10日。わずか26歳で飛行機事故で亡くなった。オーティスが活動した期間は実質的にはほんの数年程度だが、その間に残した作品の多くが現在でもソウル・クラシックとして高い評価を得ている。いずれの作品も20代前半の録音だが、その深みのあるヴォーカルは、とても20代とは思えぬ成熟ぶりを聴かせる。声、歌唱、表現力、楽曲の解釈力はどれをとっても天性のもので、オーティスが天才ソウル・シンガーと呼ばれるゆえんだ。メイコン市は、オーティスの誕生日9月9日を市として「オーティス・レディング・デイ」と制定した。

イヴェントは、オーティス生誕の地、メイコンで9月9日から3日にわたって行われる。

ライヴが行われるのは2日目の10日と11日。10日はここにオーティスの二人の息子、デクスター・レディングとオーティス・レディング3世、ティモシー・ブルーム&V.ボーズマン、ブレンダ・ヴォーンらが参加。オーティスの楽曲を歌う。デクスターとオーティス3世は、かつて、もうひとりとレディングスというトリオで活躍し、アルバムも出した。

11日は、「ゴスペル・トリビュートによるオーティス」と題し、ゴスペル界の雄、カーク・ウェイラムがリーダーとなってライヴを行う。

詳細はこちら。(英語)
http://otisredding.com/70intro/intro.html

September 9th. 2011:
The City of Macon and the County of Bibb officially declare September 9th as
“Otis Redding Day”
Music, Food and giveaways will highlight the public event sponsored by Publix Supermarkets and NewTown Macon
Location: Third Street Park from Noon to 4pm
.
September 10th, 2011:
“An Evening of Respect” a fundraiser and musical tribute honoring the life and legacy of Otis Redding. We will honor the Atlantic/Stax Family and many others who have continued to work and maintain the legacy of the “King of Soul”
featuring:
Dexter Redding, Otis Redding III, Timothy Bloom & V. Bozeman, Electric Violinist Ken Ford, Jimmy Hall, International Recording Vocalist Brenda Vaughn and More
Location: Macon City Auditorium from 7:30pm-11pm
.
September 11th, 2011:
A gospel tribute to Otis Redding “According to Kirk Whalum”- a gospel concert featuring the Grammy award winning performer and local youth and church choirs
Location: The Grand Opera House 3pm-5pm
.
Other coordinating events include:
- The unveiling of the installation of continuous play music performed by Otis Redding at the 7 ft. bronze statue in Gateway Park, Macon, GA
- 70 years of Otis Redding display/ exhibition unveiling at the Rock and Roll Hall of Fame and the Stax Museum of American Soul Music

More events to be announced.
Tickets:
On Sell August 1
online: www.thegrandmacon.com
By Phone: (478)301-5470 or (478) 742-5737
Or In Person:
Mercer Ticket Sales Box Office
400 Poplar St, Macon, GA 31201
Poplar Street, Macon 31201.

Hotel info:
Macon Marriott City Center
478-621-5300
240 Coliseum Drive
Macon, GA
Promo Code: OTIS
The Historic 1842 Bread & Breakfast Inn
877-452-6599
353 College Street
Macon, GA
Promo Code: OTIS

++++

○レディングス、ツアーの話も

【Reddings To Be On Tour? 】

計画。

まだはっきり確定していないが、デクスター、オーティス3世とブレンダらで、レディングスを再結成し、ミニ・ツアーをする計画が持ち上がっている。この9月のライヴが好評を博し、ツアー要請が盛り上がれば、全米各地を回るツアーの可能性もある、という。

++++

★オーティス楽曲をサンプリングしたカニエ・ウエストとジェイZ

【Kanye West & Jay Z Sampling Otis’s “Try A Little Tenderness” 】

フィーチャリング。

8月1日にデジタル配信、5日にCDが発売されるカニエとジェイZのコラボレーション・アルバム『ウォッチ・ザ・スローン』からのシングル「オーティス」は、オーティス・レディングの「トライ・ア・リトル・テンダーネス」を大幅にサンプリング、フィーチャーしている。最終的には、アーティスト・クレジットに「フィーチャリング・オーティス・レディング」というクレジットが入ったが、これはオーティス側がリクエストしたもので、カニエ/ジェイZ側も同意した。

オーティス楽曲に関しては、いまでも多くのサンプリングのリクエストが来ているが、それらを一手に仕切っているのが、オーティスの娘カーラ・レディング・アンドリュースと母ズレマ・レディングが運営する「ビッグ・オー・ユース教育の夢基金(Big "O" Youth Educational Dream Foundation)」という基金。

今回の話は、6月末にレコード会社経由で持ち込まれ、許可した、という。

音源
Otis feat. Otis Redding by watchthethrone

同リンク
http://soundcloud.com/watchthethrone/otis-feat-otis-redding

++++

ENT>ARTIST>Redding, Otis

●ユージーン・マクダニエルズ、76歳で死去~反骨のソングライター

【Eugene McDaniels Dies At 76】

訃報。

ブラックのシンガー・ソングライター、ユージーン(ジーン)・マクダニエルズが2011年7月29日(金)、アメリカ東海岸メイン州の自宅で静かに息を引き取った。76歳だった。前日まで普通に過ごしており、当日朝起きずに、家人が起こしにいくとそのまま冷たくなっていたという。就寝中に亡くなった模様。

ジーン・マクダニエルズは、ロバータ・フラックやマリーナ・ショーで大ヒットした「フィール・ライク・メイキング・ラヴ」の作者として有名だが、1960年代から活躍してきたシンガー・ソングライターで自身でも、「ワン・ハンドレッド・パウンズ・オブ・クレイ」「コンペアード・トゥ・ホワット」などの作品がよく知られている。また、60年代からは、社会的なメッセージ色の強い作品も多く出している。「コンペアード・トゥ・ホワット」は、最近、ジョン・レジェンドが『ウェイク・アップ』のアルバムでカヴァーして、新しいファンにも知られるようになっている。政治色の強い作品ゆえに、反体制の立場だった彼は、一時期、当時の政府からにらまれ、音楽活動が自由にできなかったこともある。まさに反骨のソングライターだ。

ビル・ウィザース、ギル・スコット・ヒーロンなどと並ぶブラックの知性派シンガー・ソングライターと言える。

近年は、メイン州の自宅で、自ら世捨て人(Hermit)と言うように仙人のようにひっそりと暮らしていたが、シンガー・ソングライターとしては、精力的に曲作りをしていた。最近では、マイルス・デイヴィスの作品に自ら詞をつけて歌う作品を作ろうかと考えていたようだ。

評伝。

ユージーン・マクダニエルズは、1935年2月12日、ミズーリ州カンサスシティー生まれ。ネブラスカ州オマハ育ち。牧師の息子。幼少の頃は、親の影響もあり、スワン・シルヴァートーンズ、ソウル・スターラーズなどのゴスペル音楽に親しんだ。十代でサックス、トランペットも吹くようになったが、4オクターヴも出る歌を歌うようになっていた。

11歳のとき(1946年)、初めてのゴスペル・グループを結成。当初はゴスペルだったが、徐々に方向性をポップにしていく。参加するバンドでは、歌だけでなく、サックスも演奏していたようだ。西海岸、ロスアンジェルスにツアーで出たときにジャズ・クラブで盟友となるレス・マッキャンと出会い、音楽活動を共にし始めた。そんなロスでメジャーのリバティー・レコードがマクダニエルズと契約。ポップなプロデューサー、スナッフ・ギャレットと組ませ、いくつかのポップな作品を送り出し、ヒットさせた。それらが、「ア・ハンドレッズ・パウンド・オブ・クレイ」(1961年、ポップで3位、R&Bで11位)、「タワー・オブ・ストレンス」(1961年ポップで5位、R&Bで5位)、『チップ・チップ』(1962年、ポップで10位)、「ポイント・オブ・ノー・リターンン」(
(1962年、ポップで21位、R&Bで31位)などだ。いずれも、ブラック・ラジオよりポップ・ラジオ、トップ40での支持が高いところが、ひじょうにユニークだ。

モータウン、スタックス全盛のR&Bの世界で、マクダニエルズの作品は声、歌唱もシャウト系ではなく、洗練されたポップ・ソウル的な位置づけだった。

また、60年代にリバティーで出たアルバムでは、他の職業作家の作品(バート・バカラックなど)を歌ったりしていたが、一方で自身の作品がエルヴィスやペリー・コモに取り上げられたりもしていた。

1968年4月4日、マーティン・ルーサー・キング牧師の暗殺に衝撃を受け、しばらくアメリカを離れ、デンマーク、スゥエーデンなどに移住していた。1971年、アメリカに戻り、楽曲提供をするようになる。マクダニエルズが1968年に書いた「コンパード・トゥ・ホワット」は1969年、ロバータ・フラックによって、また1970年にレス・マッキャン&エディー・ハリスで、レコーディングされたり、ロバータ・フラックが「フィール・ライク・メイキング・ラヴ」を録音、それぞれヒットさせ、ソングライターとしての知名度を業界内であげた。前者はその後映画『アイスストームIcestorm』、『カシーノCasino』などのほか計8本の映画に使われた。また、本人も1962年の映画『It’s Trad, Dad!(米国での公開タイトルは "Ring-A-Ding Rhythm")、”The Young Swingers’ (1963) と"Uptown Saturday Night" (1974)などに出演している。最近でもショート・フィルムの制作、出演、声の出演などもこなしている。

「コンペアード・トゥ・ホワット」は、マクダニエルズによれば、レス・マッキャンからジョン・レジェンドまで270以上のヴァージョンがあるという。(ただし、同じアーティストのものが、違うコンピレーションに入った場合でも、別カウントされるため、そういう数字になるものと思われる) そして、ロード・フィネスの「セイヴ・ザット・シット」、サイプレス・ヒルの「ブレイク・イット・アップ」などにサンプリングされている。「本物で行きたい、だが、本物って何と比べて本物って言える?」というタイトルで、当時の世相を描いている。

これをジョン・レジェンドともにカヴァーしたクエスト・ラヴによれば、「マクダニエルズは、公民権運動時代のもっとも過激なソングライターの一人。リチャード・ニクソン大統領時の副大統領アグニューが、アトランティックにプレッシャーをかけジーンとの契約を切らせたほど。その直後、業界追放にもなった。彼はそれくらい政府にとって危険な存在だった」という。

マクダニエルズはリバティー、アトランティック、オード・レコードなどでアルバムをリリースしている。特にアトランティックでの2枚は評価が高い。

ユージーン・マクダニエルズ自身が2010年10月、メイン州自宅近くの海沿いでプロモーション用ビデオを制作、これを自身でアップしていた。ピアノの弾き語りによる「スイート・フォーエヴァー」で、なかなか味わいのある素晴らしい楽曲だ。

■ユージーン・マクダニエルズ「スイート・フォーエヴァー」



http://youtu.be/hdh4fpekmok

そして、彼自身の主張を込めた「コンペアード・トゥ・ホワット」は、インタヴューの中で、「そもそも時代が右傾化し、すべてが地球規模化、民営化、個人のものになっていくことに対して感じたことを曲にした。(当時は)この曲に誰かが関心を持つだろうなんて思わなかったけど、別に気にしなかった。この曲を書いたときは、レス・マッキャンがレコーディングすることを考えて書いていた」などと語っている。

レスとユージーンは、60年代初期に一緒に仕事をしたが、しばらく口を聞いていなかった。しかし、謝罪をして、この曲を録音するよう頼み込んだ。そして、しばらくしてから電話が鳴った。「君の曲がジャズ・チャートで1位になってるぞ」という知らせだった。それ以来、彼の人生は素晴らしいものになった。この曲の印税があるから、生活でき、曲を書き続けられるようになったからだ。

ご冥福をお祈りしたい。

■「コンペアード・トゥ・ホワット」

Youtube: Compared To What
http://youtu.be/MzvlivbptXk
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B000JJS4F0/soulsearchiho-22/ref=nosim/" name=

■インタヴュー



http://youtu.be/GC6LdIcmDQs

■ジョン・レジェンド
2010年10月09日(土)
ジョン・レジェンド新作『ウェイク・アップ』は彼の最高傑作 (パート3)
http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-10666815380.html#main

■ジーン・マクダニエルズ・オフィシャル・ウェッブ(英語)
http://genemcdaniels.com/

■死去を伝える記事
http://cashboxcanada.ca/2017/gene-macdaniels-passes-away

http://thecahokian.blogspot.com/2011/07/left-rev-mc-d-eugene-mcdaniels-rip.html

■「コンペアード・トゥ・ホワット」収録~ジョン・レジェンド

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B003WMI5VO/soulsearchiho-22/ref=nosim/
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OBITUARY>MacDaniels, Gene, Feb 12, 1935 – July 29, 2011, 76year old

◎ソウル・パワー・サミット2011~セットリスト完全版~最終日はオリト・トリビュート

【Soul Power Summit 2011】

終了。

今年で6回目となった「ソウル・パワー・サミット」が28日、無事終了した。今年は、大阪公演が復活。最終日は大阪ということもあり、今は亡き日本人ソウル・シンガー、オリトへのトリビュートが歌われた。ゴスペラーズの村上を中心にジェイ公山、中澤信栄、ぺぺ、メメなどが参加、アルバム『ORITO TRIBUTE』を制作、7月にリリースされた。そこで、この日は大阪でのライヴということで、オリトのもち歌「感謝の歌」がジェイ公山らも参加して歌われ、感動を巻き起こした。

今回「ソウル・パワー」にブラザー・コーンのメンバーとして参加した、コーラスのぺぺ、メメが、この『オリト・トリビュート』に参加していることから、この「感謝の歌」でもステージにあがった。

「ソウル・パワー2011」東京2回、大阪2回のセットリストは、次の通り。

■オリト・トリビュート

ORITO TRIBUTE ~また、君に感謝しなくちゃね。~posted with amazlet at 11.07.30V.A. (ORITO、村上てつや、CHAKA、中澤信栄、JAYE公山ほか) ウ゛ィウ゛ィト゛・サウント゛ (2011-07-13)売り上げランキング: 5221Amazon.co.jp で詳細を見る

■オリト過去関連記事

2011年04月07日(木)
オリト・トリビュート・ライヴ~オリトのもとに一致団結
http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-10853821715.html

2008年02月27日(水)
オリト死去
http://ameblo.jp/soulsearchin/day-20080227.html

2008年07月16日(水)
オリト・トリビュート・ライヴ
http://ameblo.jp/soulsearchin/day-20080716.html

March 13, 2006
OA Farewell Party
http://www.soulsearchin.com//soul-diary/archive/200603/2006_03_13.html

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■メンバー

鈴木雅之
ゴスペラーズ (村上てつや、黒沢薫、酒井雄二、北山陽一、安岡優)
スクープ・オン・サムバディー (タケ、コーイチロー)
佐藤善雄
ブラザー・コーン
大澤誉志幸
ダンスマン
ザ・ファンクス
ジェイ公山(7月27日、28日)
クリスタル・ケイ
さかいゆう (7月16日、27日)
ジェイド (7月17日、28日)
多和田えみ (7月16日、17日)

■ミュージシャン

松本圭司 キーボード
佐藤雄大 キーボード
フユ ドラムス
後藤克臣 ベース
武藤良明 ギター
スパム春日井 パーカッション、キーボード・プラグラミング
サスケ トロンボーン
佐久間勲 トランペット
竹野昌邦 サックス

メメ コーラス (ブラザー・コーン・チーム)
ペコ コーラス (ブラザー・コーン・チーム)
ダンサー コイ(Koi), カエ(Kae), エイスケ(17日、18日)、セイジ(17日)、マル(18日) (ブラザー・コーン・チーム)

OL コーラス (ダンスマン)
アニー コーラス (ダンスマン)

■セットリスト

SOUL POWER TOKYO SUMMIT 2011<day 1>
2011年7月16日(土)
国際フォーラム ホールA

show started 17:30
DANCE☆MAN
① DANCE☆MANのテーマ
② 寝たのね
 
THE☆FUNKS
① THE☆FUNKSのテーマ
② 月刊☆星ガール.net

さかいゆう
①ソングライダー
②ロック・ウィズ・ユー

Skoop On Somebody
① ソウル・リヴァイバー
② バラ色
③ Celebration
④ ANOTHER LIFE
⑤ My Life
⑥ Lovely Day (+多和田えみ)

Crystal Kay
① Thank You For Talkin’ To Me Africa
② Boyfriend -part Ⅱ-
③今夜は NO.1

Bro.KONE
① オエオエオ!! (+メメ、ペコ、ダンサーズ)
② MORNIN’
③ IT’S A MIRACLE CHANCE

ゴスペラーズ
① NEVER STOP
② SAYONARA
③ 見つめられない
④ なんどでも
⑤ Lean On Me (+多和田えみ、さかいゆう、クリスタル・ケイ)
⑥ 熱帯夜
⑦ Real tight

鈴木 雅之
① LOVE
② ルビーの指輪
③ 愛し君へ
④ そして僕は途方に暮れる (+大澤誉志幸)
⑤ Just Feelin’ Groove (+大澤誉志幸)
⑥ ガラス越しに消えた夏

ENCORE
① 武田と哲也 ゴーゴーヘブン (+大澤誉志幸)
② WON’T BE LONG (全員)
③WE GOT SOUL POWER (全員)

Show ended 21:17



SOUL POWER TOKYO SUMMIT 2011<day 2>
2011年7月17日(日)
東京国際フォーラム・フォーラムA

show started 17:30
DANCE☆MAN
① DANCE☆MANのテーマ
② 寝たのね
 
THE☆FUNKS
① THE☆FUNKSのテーマ
② 月刊☆星ガール.net
 
JAY’DE
① Lifetime
② Everybody

Skoop On Somebody
① ソウル・リヴァイバー
② バラ色
③ Celebration
④ ANOTHER LIFE
⑤ My Life 〜風に吹かれて
⑥ Lovely Day

Crystal Kay
① Thank You For Talkin’ To Me Africa
② Boyfriend -part Ⅱ-
③ 今夜は NO.1

Bro.KONE
① オエオエオ!!
② MORNIN’
③ IT’S A MIRACLE CHANCE

ゴスペラーズ
① NEVER STOP
② SAYONARA
③ 見つめられない
④なんどでも
⑤Lean On Me (+多和田えみ、Jay’ed、クリスタル・ケイ)
⑥ 熱帯夜
⑦ Real tight

鈴木 雅之
① LOVE
② ルビーの指輪
③ 愛し君へ
④ そして僕は途方に暮れる (+大澤誉志幸)
⑤ Just Feelin’ Groove (+大澤誉志幸)
⑥ ガラス越しに消えた夏

ENCORE
① 武田と哲也~ゴーゴーヘブン (+大澤誉志幸)
② WON’T BE LONG (全員)
③ WE GOT SOUL POWER (全員)
show ended 20:24


SOUL POWER なにわ SUMMIT 2011<day1>
2011年7月27日(水)
グランキューブ大阪

DANCE☆MAN
① DANCE☆MANのテーマ
② 寝たのね
 
THE☆FUNKS
① THE☆FUNKSのテーマ
② 月刊☆星ガール.net
 
さかいゆう
① ソングライダー
② ROCK WITH YOU

Skoop On Somebody
① ソウル・リヴァイバー
② バラ色
③ Celebration
④ ANOTHER LIFE feat. KUREI (from キマグレン)
⑤ My Life 〜風に吹かれて
⑥ Me & Mrs.Jones (+ジェイ公山)

Crystal Kay
① Thank You For Talkin’ To Me Africa
② Boyfriend -part Ⅱ-
③ 今夜は NO.1

Bro.KONE
① オエオエオ~!!
② MORNIN’
③ It’s a MIRACLE CHANCE

ゴスペラーズ
① NEVER STOP
② SAYONARA / Reflections
③ 見つめられない
④ なんどでも
⑤ Lean On Me (+ジェイ公山、さかいゆう、クリスタル・ケイ)
⑥ 熱帯夜
⑦ Real tight

鈴木 雅之
① LOVE
② ルビーの指輪
③ 愛し君へ
④ そして僕は途方に暮れる   (+大澤誉志幸)
⑤ Just Feelin’ Groove  (+大澤誉志幸)
⑥ ガラス越しに消えた夏

ENCORE
① 武田と哲也~ゴーゴーヘブン (+大澤誉志幸)
② WON’T BE LONG (全員)
③ WE GOT SOUL POWER (全員)


SOUL POWER なにわ SUMMIT 2011<day2>
2011年7月28日(木)
グランキューブ大阪

DANCE☆MAN
① DANCE☆MANのテーマ
② 寝たのね
 
THE☆FUNKS
① THE☆FUNKSのテーマ
② 月刊☆星ガール.net
 
JAY’DE
① Lifetime
② Everybody

Skoop On Somebody
① ソウル・リヴァイバー
② バラ色
③ Celebration
④ ANOTHER LIFE feat. KUREI (from キマグレン)
⑤ My Life 〜風に吹かれて
⑥ Me & Mrs.Jones (+ジェイ公山)

Crystal Kay
① Thank You For Talkin’ To Me Africa
② Boyfriend -part Ⅱ-
③ 今夜は NO.1

Bro.KONE
① オエオエオ!!
② MORNIN’
③ IT’S A MIRACLE CHANCE

ゴスペラーズ
① NEVER STOP
② SAYONARA / Reflections
③ 見つめられない
④ なんどでも
⑤ 感謝の歌 (+ジェイ公山、ジェイド、タケ、メメ、ペコ)
⑥ 熱帯夜
⑦ Real tight

鈴木 雅之
① LOVE
② ルビーの指輪
③ 愛し君へ
④ そして僕は途方に暮れる (+大澤誉志幸)
⑤ Just Feelin’ Groove (+大澤誉志幸)
⑥ ガラス越しに消えた夏

ENCORE
① 武田と哲也~ゴーゴーヘブン (+大澤誉志幸)
② WON’T BE LONG (全員)
③ WE GOT SOUL POWER (全員)

(2011年7月16日、17日、国際フォーラム・ホールA、7月27日、28日、グランキューブ大阪メインホール)
ENT>MUSIC>LIVE>Soul Power Summit 2011

◎サム・ムーア (パート2)~観客をも取り込む名人芸

【Virtuoso Of Soul: Sam Moore】

手練手管。

ギター、ドラムス、ベース、キーボード、コーラス4人、ホーン4人という12人編成バンド。インストゥルメンタルに続いてアレサの「ロック・ステディー」で観客を十分に暖めてから、サム・ムーア御大の登場だ。

ブルーノート・セカンドも超満員。カウンター前に補助席も出ている。この日、僕は「スタックス」のTシャツを着て、会場にやってきた。ステージに向かう通路で僕を見つけたサムは、そのTシャツをまじまじと眺めて、にやっとした。サムもTシャツにジャケットだ。

それにしても、「ホールド・オン、アイム・カミング」のホーンのリフや、「ソウル・マン」のギター・リフは、本当にそれが聞こえてきた瞬間から、上がる。そして、これらの作品はもう40年以上も前にこの世に生まれた楽曲だ。ソウル・クラシックと呼ぶにふさわしい。そういうソウル・クラシックを何曲も持ち、何十年後も海外でさえもライヴが出来るというのは、実に素晴らしい。

サムは1935年(昭和10年)10月12日生まれの現在75歳。イノシシ年。現役バリバリだ。声の張りもつやも遜色ない。サム&デイヴとしてのヒットや、昔の60年代のソウル・ヒットを次々と矢次早に歌う。

この日は、トウキョウ・レディー・ソウル・ナンバー・ワンことブレンダ・ヴォーンがコーラスの一角に参加。レイ・チャールズの「ナイト・タイム…」などで、サムとのかけあいを見せた。

ライヴ・ステージに生きるサム・ムーア。そのすごさを垣間見たのが、「アイ・キャント・スタンド・ザ・レイン」のところ。ギター、ベースのイントロが続き、その間、フリートークが入るが、それが長くなれば、バンドは延々とそのイントロを繰り返す。観客とおもしろいやりとりがあれば、サムはいくらでも観客をいじる。そして、気が向くと、いきなり I can’t stand the rain と歌に入るのだ。その歌声が入った瞬間から、バンドがフォローして曲の中にはいっていく。サムはどこでも、いつでも、曲に入れる。あのあたりは、ライヴ百戦錬磨(ひゃくせんれんま)のヴェテランならではの手練手管(てれんてくだ)だ。

この日セカンドでは、「ホエン・サムシングス・イズ・ロング…」が歌われ、「ユー・アー・ソー・ビューティフル」はファースト最後だけ。セカンドの最後は、ジャッキー・ウィルソンの「ハイアー&ハイアー」。イントロはコーラス隊のアカペラから入るというなかなかのアレンジだった。このイントロ・アカペラのアイデアは、サムのアイデアだという。

27日は、翌日28日がコーラスの一人、キャラウェイが誕生日ということで、サプライズでバースデイ・ケーキが途中でプレゼントされ、キャラウェイは感激。

「ファンキー・ブロードウェイ」「アイ・サンキュー」(観客に「アイ・サンキュー」と歌わせる)「ソウル・マン」の流れるような流れは、もう鉄板、完璧だ。サムは、実に役者。歌、パフォーマンス、語り、すべてがソウルの名人芸を体言している。こういうものは、これからなかなか見られないから、本当に貴重だ。

■メンバー

Sam Moore(vo),

Ivan Bodley(b),
Omar Martinez(ds,per,vo)
James Dower(key),
Mark Newman(g,vo),

Callaway(vo),
Naomi Margolin(vo),
Tabitha Fair(vo)
Brenda Vaughn (vo)

Larry Etkin(tp),
William Harris(sax),
Kiyoshi Ohno(sax),
Taisei Aoki(tb)

■セットリスト
Setlist: Blue Note Tokyo, July 27, 2011 First set

Show started

01.Peter Gun Theme (Instrumental) (Henry Mancini)
02.Rock Steady (Aretha Franklin) (Tabitha)
03.Hold On, I’m Coming (Sam & Dave)
04.Let The Good Times Roll (Louis Jordan)
05.Knock On Wood (Eddie Floyd)
06.I Can’t Stand The Rain (Ann Peebles, Sam Moore)  (Tabitha)
07.Don’t Play That Song (Ben E King) (Callaway)
08.Get Out My Life, Woman (Lee Dorsey / Allen Tousaint)
09.Night Time Is The Right Time (Ray Charles) (Brenda)
10.That Lucky Old Sun (Frankie Laine / Ray Charles)
11.I’ve Got News For You (Ray Charles)
12.I Can’t Stand Up For Falling Down (Sam & Dave, Elvis Costello)
13.Funky Broadway (Wilson Pickett)
14.I Thank You (Sam & Dave)
15.Soul Man – Dance To The Music – A riff of Shaft –A riff of Mustang Sally (Sam & Dave)(Sly & Family Stone)
16.You Are So Beautiful (Billy Preston, Sam Moore)

■セットリスト
Setlist: Blue Note Tokyo, July 27, 2011 Second set

Show started 21:43
01.Peter Gun Theme (Instrumental) (Henry Mancini)
02.Rock Steady (Aretha Franklin)
03.Hold On, I’m Coming (Sam & Dave)
04.Let The Good Times Roll (Louis Jordan)
05.Knock On Wood (Eddie Floyd)
06.I Can’t Stand The Rain (Ann Peebles, Sam Moore)
07.Don’t Play That Song (Ben E King)
08.Get Out My Life, Woman (Lee Dorsey / Allen Tousaint)
09.Night Time Is The Right Time (Ray Charles)
10.That Lucky Old Sun (Frankie Laine / Ray Charles)
11.Come On, Come Over (Jaco Pastourius)
11.When Something Is Wrong With My Baby (Sam& Moore)
12.Funky Broadway (Wilson Pickett)
13.I Thank You (Sam & Dave)
14.Soul Man – Dance To The Music – A riff of Shaft –A riff of Mustang Sally (Sam & Dave)(Sly & Family Stone)
15.Higher & Higher (Jackie Wilson)
Show ended 23:05

(2011年7月27日水曜、ブルーノート東京、サム・ムーア・ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>Moore, Sam
2011-

◎サム・ムーア~半年で再来日~夏フェス2本に登場 (パート1)

【One & Only Sam Moore】

野外フェス。

「ワン&オンリー・ソウルマン、サム・ムーア!」 マネジャーであり、奥さんであるジョイスさんが、サム・ムーアを紹介する。まさにその通り、1935年10月生まれの現在75歳。好々爺(こうこうや)とは、実にこのサムのためにあるような言葉ではないか。コットンはワンショーということもあってか超満員。

2006年11月に24年ぶりに来日してからは、ほぼ毎年のようにやってきているソウルマン、サム・ムーアが、前回2010年12月からおよそ半年しかあけずに再来日。今回は北海道・岩見沢での「ジョイン・アライヴ」(7月24日)と「フジロック」(7月29日)という二つの野外フェスへの出演がメインで、その合間を縫って、コットンクラブとブルーノートでのライヴが行われた。フジロックは7月29日金曜・オレンジ・コートで19時半から90分。北海道は50分程度。今回のコットンは84分ほどだった。(ブルーノートは今回は一日2ショーなので、1ショーは70~80分弱)

半年前との違いは、ドラマーが変わったことだが、とはいえ、その新ドラマーは前回パーカッションで来ていた人物ですっかりおなじみ。コーラスは全員同じ。バンドのタイトさは以前にも増して強力だ。たぶん、このメンバーでも何度もやってきているからだろう。

サムのエンタテイナーとしてのステージ・マナー、そして歌声は、実に素晴らしい。何度見ても、こういう徹底したライヴは楽しめる。いいものは何度見てもいい。それに尽きる。それにしても、声の張りの良さ、よく声がでている。実に気持ちいい。

いくつか前回ライヴでプレイされなかった曲があった。ライヴ後、音楽ディレクターのアイヴァン・ボドリーに少し話をきいた。

「下記セットリストの9-10-13あたりは、あまりやってない。レイ・チャールズの曲は自分がこのバンドに入ってからも、ほとんど初めて。

13は、元々サム&デイヴが録音していて、それを後にエルヴィス・コステロがカヴァーした。それで知られているかもしれない。オバマ大統領就任式がワシントンDCで行われたとき、そのパーティーでサムのバンドが演奏し始め、エルヴィス・コステロが歌い、彼が終えて、はけてから、今度はサムが歌った、そんなこともあった」

「曲はショーごとに、サムが入れ替えてる。僕たちはレパートリーの楽譜があるので、それで演奏する。何でもできるよ」

アイヴァンは、金曜のフジロックを終えた後、土曜日に日本を経ちニューヨークに午後4時過ぎに戻るが、その土曜日夜(時差の関係で、同じ日に到着)にギグがある、という。

そして、サムに表敬訪問。すっかり日本びいきだ。北海道の野外フェスについて「2万5000人も人が集まったんだ。素晴らしかった」と嬉しそうに話してくれた。ちなみに、ブレンダ・ヴォーンと一緒にライヴを見たが、彼女は翌日のブルーノートでバックコーラスに入るかもしれないという。

サム・ムーア、まさにソウル人間国宝だ。

(この項、つづく)

■メットポッドでサム・ムーア・インタヴュー(2011年7月23日付け)

http://metropolis.co.jp/podcast/2011/07/23/tokyo-metpod-sam-moore-mini-special-with-special-guest-aureana/

(5分40秒あたりから)

■サム・ムーア 過去関連記事

2010年12月16日(木)
サム・ムーア、清志郎ファミリーに捧げる
http://ameblo.jp/soulsearchin/day-20101216.html

2008年09月02日(火)
東京ジャズのサム・ムーア
http://ameblo.jp/soulsearchin/day-20080902.html

2008年09月04日(木)
サム・ムーア・ライヴ~昨年よりも強力に
http://ameblo.jp/soulsearchin/day-20080904.html

2008年09月05日(金)
サム・ムーア:「ザ・ソウル・ショウ」@ブルーノート
http://ameblo.jp/soulsearchin/day-20080905.html

2008年09月06日(土)
サム・ムーア・ライヴの秘密
http://ameblo.jp/soulsearchin/day-20080906.html

2008年09月07日(日)
アップタウン・ホーンズとは何者?
http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-10136308886.html

November 02, 2007
Everybody Loves Sam Moore: A Night Of Soul Explosion (Part 1)
http://ameblo.jp/soulsearchin/day-20071102.html

November 03, 2007
More Sam Moore: A Night Of Soul Explosion (Part 2)
http://ameblo.jp/soulsearchin/day-20071103.html

November 15, 2006
We Want More Moore, Not Some Moore
http://blog.soulsearchin.com/archives/2006_11_15.html

November 18, 2006
Sam Moore With Surprising Finale: Sam, You Are So Beautiful
http://blog.soulsearchin.com/archives/2006_11_18.html

October 21, 2006
Sam Moore Suddenly Will Coming To Japan
http://blog.soulsearchin.com/archives/001341.html

August 23, 2006
Sam Moore’s First Solo Album In 34 Years
サム・ムーアの新作について
http://blog.soulsearchin.com/archives/001216.html

2004/02/17 (Tue)
Only The Strong Survive: The Soul Movie
映画『オンリー・ザ・ストロング・サヴァイヴ』内容紹介と映画評。
http://www.soulsearchin.com/soul-diary/archive/200402/diary20040217.html

2004/06/24 (Thu)
Talk About "Only The Strong Survive" At Relocated Soul Bar Sugar Hill
同映画日本での公開決まる。
http://www.soulsearchin.com//entertainment/soulbars/diary20040624.html

2004/11/07 (Sun)
"Only The Strong Survive": Some Questions & Answers
イヴェントでの質疑応答。
http://www.soulsearchin.com/soul-diary/archive/200411/diary20041107.html

July 18, 2006
Two Interesting Compilation Album Has Released: "Atlantic Unearthed: Soul Brothers" & "Atlantic Unearthed: Soul Sisters"
サム&デイヴ時代の曲を含むアルバム
http://blog.soulsearchin.com/archives/001146.html

■サム・ムーア、現在までのところ最新作

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B0011EULXK/soulsearchiho-22/ref=nosim/

■「ソウル・マン」などのヒット曲集

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00005HDOA/soulsearchiho-22/ref=nosim/

■メンバー

Sam Moore(vo),

Ivan Bodley(b),
Omar Martinez(ds,per,vo)
James Dower(key),
Mark Newman(g,vo),

Callaway(vo),
Naomi Margolin(vo),
Tabitha Fair(vo)

Larry Etkin(tp),
William Harris(sax),
Kiyoshi Ohno(sax),
Taisei Aoki(tb)

■セットリスト
Setlist: Cotton Club, July 26, 2011

Show started 19:30
01.Back At The Chicken Shack (Instrumental)(Jimmy Smith)
02.Peter Gun Theme (Instrumental)(Henry Mancini)
03.Hold On, I’m Coming (Sam & Dave)
04.Let The Good Times Roll (Louis Jordan)
05.Knock On Wood (Eddie Floyd)
06.I Can’t Stand The Rain (Ann Peebles, Sam Moore)
07.Don’t Play That Song (Ben E King)
08.Get Out My Life, Woman (Lee Dorsey / Allen Tousaint)
09.That Lucky Old Sun (Frankie Laine / Ray Charles)
10.I’ve Got News For You (Ray Charles)
11.Come On, Come Over (Jaco Pastorius)
12.Together We Are Strong (Sam Moore)
13.I Can’t Stand Up For Falling Down (Sam & Dave, Elvis Costello)
14.Funky Broadway (Wilson Pickett)
15.I Thank You (Sam & Dave)
16.Soul Man – Dance To The Music – A riff of Shaft –A riff of Mustang Sally (Sam & Dave)(Sly & Family Stone)
17.You Are So Beautiful (Billy Preston, Sam Moore)
Show ended 20:54

(2011年7月26日火曜、丸の内コットンクラブ、サム・ムーア・ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>Moore, Sam
2011-

☆マイケル・ジャクソン・トリビュート・コンサート10月に英ウェールズで~ジャーメインとランディー

【Michael Jackson Tribute Concert Due In October In Wales】

トリビュート。

マイケル・ジャクソンの兄弟たちが、マイケルのトリビュート・コンサートを来る2011年10月8日(金)、イギリス・ウェールズのカーディフで行うことを7月25日、母キャサリンらが発表した。主催者は、イギリスのグローヴァル・ライヴ・イヴェントで、7万5000人収容の大きなミレニアム・スタジアムで約4時間にわたって繰り広げられ、世界30カ国に一部3D方式で生中継されるという。詳細な出演者は8月3日に発表され、チケットは8月4日から発売。ジャクソン家からは、ジャッキー、ティト、マーロンとラトーヤが出演する。ジャーメインとランディーは、マイケルの死から時期尚早ということで、参加しない。(ちなみに、シルクド・ソレイユの『マイケル・ジャクソン・ジ・イモータル・ワールド・ツアー』は、10月2日土曜、カナダ・ケベック州モントリオールからスタートしている)

■シルクド・ソレイユ詳細・ソウルサーチン・ブログ

2010年11月08日(月)
マイケル・ジャクソンの「シルクド・ソレイユ」2011年10月から
http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-10700035851.html

ジャーメインとランディー・ジャクソンは、今回発表されたイギリスでのイヴェントに反対している。というのも、この時期に、マイケルが死去したときにそばにいたコンラッド・マレー医師の裁判が続いているためだ。同裁判は9月8日から始まることになっており、4~6週間続くものとみられている。

ジャーメインとランディーの声明では、「いずれマイケルをトリビュートする場所と時が訪れる。今は、正義を求めるときだ」と述べている。母は、裁判にもでるが、このイヴェントもサポートしている。

ジャーメインは、ツイッターで、今回の件に関して「actually, we were offered good money to participate in tribute concert. we declined. it’s not about the money」(実際出演のため、いいギャラを提示されたが、断った。金の問題ではない)などと書いている。

2011年7月25日に発表された声明文全文は次の通り。ジャーメインとランディーの連名。

STATEMENT FROM JERMAINE & RANDY JACKSON
RE THE MICHAEL JACKSON TRIBUTE CONCERT

July 25, 2011

Today’s press conference in Los Angeles announced a tribute concert to Michael to be attended and supported by the Jackson Family. However, we want to make clear that this does not reflect the position of the entire family.

While we wholeheartedly support the spirit of a tribute that honors our brother, we find it impossible to support an event that is due to take place during the criminal trial surrounding Michael’s death. As everyone knows, those proceedings commence September 20th, and this "Michael Forever" concert takes place in Cardiff, Wales, UK,on October 8th. In light of this, we feel it is inappropriate to be involved with such an ill-timed event and its promoter, Global Live.

Furthermore, the decision to proceed with this concert disrespects opinions and wishes expressed in the strongest terms to Global Live during conversations in April when this event was presented to the majority of the family as an idea already in its advanced stages.

There will come a time and place for an amazing and deserving tribute to Michael. But we feel that the most important tribute we can give to our brother at this time is to seek justice in his name.

JERMAINE JACKSON & RANDY JACKSON

ちなみに、ジャクソン・ファイヴの「アイ・ウォント・ユー・バック」がモータウンからリリースされたのは、1969年10月7日とされている。(当時は、シングルの正確なリリース日が今のようにきっちり決まっておらず、プレスして出荷できたところからどんどん出荷していたために、リリース日はある意味、かなりアバウトだ) いずれにせよ、モータウン・デビューからちょうど42年後の記念月にスペシャル・イヴェントが行われることになる。

MICHAEL JACKSON>Tribute Live>Wales, England

★プリンス~ツアー続く オスロ・ライヴは延期~プリパ8月17日新宿で

【Prince Tour Continues: Oslo Dates Push Back To August】

プリンス。

先日(2011年7月22日)ノルウェイ・オスロとウトヤ島で起こった連続テロ事件のその日、プリンスはオスロにいた。翌日(23日)からのライヴのためだ。しかし、このテロのため、同公演は8月2日、3日に延期された。プリンス危機一髪か。バンドメンバー、プリンスともに、全員無事とのこと。

また、日本のプリンス・ファン有志によるプリンスのファン・イヴェント「プリンス・パーティー」(通称・プリパ)が、来る2011年8月17日水曜、新宿ビー・ウェイヴで行われる。(詳細は下記)

プリンスについては、前回6月9日付けでヨーロッパ・ツアーの記事を書いた。

■前回・前々回のプリンス関連記事。

2011年04月23日(土)
プリンス、「ウェルカム・トゥ・アメリカ・ツアー」続行中
http://ameblo.jp/soulsearchin/day-20110423.html

2011年06月09日(木)
プリンス、ヨーロッパ・ツアーへ ~ 「キス」誕生秘話
http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-10916685583.html

8月のプリンスのツアー予定は次の通り。

2011-08-02 Oslo, Norway
2011-08-03 Oslo, Norway
2011-08-06 Copenhagen
2011-08-07 Copenhagen
2011-08-09 Budapest
2011-08-12 Gothenburg
2011-08-17 Zurich
2011-08-27 Rio

また、プリンスは、先日亡くなったエイミー・ワインハウスの「Love Is a Losing Game」をカヴァーしている。

■7月21日、ヘルシンキ・ライヴ・セットリスト

セットリスト。

7月21日フィンランド・ヘルシンキ、ハートウォール・アリーナで行われたプリンスのライヴ、セットリストは次の通り。これを見ると、タイムのカヴァーなどもけっこうやっていて、プリンス・ファミリーのヒットがいろいろでてくる。途中、マイケル・ジャクソンもやっている。しかも、アンコール4回! トータル何時間くらいなのでしょうね。本編と同じほどの曲数がアンコールで歌われる。セットリストを見てるだけでも、興奮してきます。

Prince:
Hartwall Arena. Helsinki, Finland -- 21st July, 2011

01. 1999
02. D.M.S.R.
03. Pop Life
04. Stratus (Billy Cobham cover)
05. Shhh
06. Mountains
07. Alphabet St.
08. Everyday People (Sly & The Family Stone cover)
09. Cream
10. Cool (The Time cover)
11. Let’s Work
12. Don’t Stop ’Til You Get Enough (Michael Jackson cover)
13. U Got The Look
Encore 1.
01. Make You Feel My Love (Bob Dylan cover)
02. Purple Rain
Encore 2:
01. Take Me With U
02. Raspberry Beret
03. Kiss
Encore 3:
01. Nothing Compares 2 U
02. Dance (Disco Heat) (Sylvester cover)
03. Baby I’m a Star
04. If I Was Your Girlfriend
Encore 4:
01. The Bird (The Time cover)
02. Jungle Love (The Time cover)
03.A Love Bizarre (Sheila E. cover)

(2011年7月21日、ハートフォール・アリーナ、フィンランド・ヘルシンキ、プリンス・ライヴ)

■プリンス・ファン・イヴェント8月17日に新宿で開催

プリンス・フリーク、ツナさん、イヴェント・プロデューサー、テリー・ウエダさんらが主催するプリンス・ファン・イヴェントが、来る2011年8月17日(水)、新宿で行われる。入場料は無料、ただしワンドリンクのオーダーが必要。

タイトル: プリンス・ナイト・ラウンジ
日時 :2011年08月17日 18:30~ 23:30
定員 :50 人
入場料:無料(1階バーカウンターでドリンクのワンオーダー必要になります)
会場 :ビー・ウェイヴ BE-WAVE 東京都新宿区歌舞伎町1-15-9
03(5292)0853
店舗ウェッブ(地図など)http://be-wave.co.jp/shinjyuku/cafe/index.html
イヴェント告知用ウェッブ http://atnd.org/events/17374
DJ テリー・ウエダ、ツナ

ツナさんらが主催し、14年ほど続いているプリンス・パーティー(通称・プリパ)のラウンジ形式のもの。

(もろもろの情報は、プリンス・フリーク、ツナさんからのものを元にしています。いつも、ツナさん、ありがとうございます)

ENT>MUSIC>LIVE>Prince
ENT>ARTIST>Prince



●エイミー・ワインハウス死去・続報~2000万ツイートが流れる

【More Amy Winehouse News Continues】

訃報。

グラミー賞受賞シンガー、エイミー・ワインハウスが7月23日(土)突然27歳で死去し、世界中に衝撃が走ったが、その後もニュースが駆け巡っている。今年死去したアーティストの中で最大級のインパクトを与えている。

まず、死因はまだ発表されていないが、一部の報道で、エクスタシーというドラッグとお酒を飲んでいたという証言がある。当初、検視は日曜に行われる予定だったが、週明けにずれこんでいる。

エイミーの死去前の様子が少しずつ判明している。

死去の前日、7月22日(金)、かかりつけの医師が夕方までに定期的にエイミーを訪問。このときの健康状態は特に問題は見られず、医師もその様子を喜んでいた、という。医師は金曜夜には、エイミーの自宅を後にした。この時点で、セキュリティー・ガード、アンドリュー・モリスが残った。

最後に言葉を交わしたのは、このアンドリューで、23日(土)午前10時ごろのこと。エイミーが「疲れたので少し寝る」と言いベッドルームに入った。その後、アンドリューが午後4時前後に起こしに行ったところ、エイミーが息をしておらず、救急車を呼び、救急隊が来たときには、すでにエイミーの死亡が確認された。エイミーが息を引き取ったとき、ベッドには他にだれもおらず、一人だった模様だ。

エイミーは水曜日(7月20日)彼女が面倒をみていた15歳のシンガー、ディンヌ・ブルームフィールドのキャムデンのライヴ・ハウス「ラウンドハウス」で行われたライヴにサプライズで登場していたが、これが公衆の面前に出た最後の姿となった。

エイミーのロンドン・キャムデンの自宅には、多くのファンが集まり、花束などを手向けている。

シンガー、M.I.Aは、死去から48時間以内に、エイミーへ捧げる「27」という楽曲をリリース、配信で発表する。

Is this a bit too soon? M.I.A releases unfinished demo called ’27’ in tribute to Amy Winehouse
Last updated at 1:57 PM on 25th July 2011
http://www.dailymail.co.uk/tvshowbiz/article-2018542/M-I-A-releases-unfinished-demo-called-27-tribute-Amy-Winehouse.html?ito=feeds-newsxml

エイミーの死去が報じられた23日(土)ロンドン時刻で午後4時過ぎ(日本時間24日日曜午前0時過ぎ)以降、2億人のユーザーがいるとされるツイッターでは、そのツイートの10%までがエイミーの死去に関するものとなった、という。およそ、2000万のエイミー死去のツイートが流れたことになる。

Amy Winehouse death gets 20 million Twitter mentions
Lucy Carne From: The Sunday Telegraph July 24, 2011 1:34PM
http://www.dailytelegraph.com.au/news/amy-winehouse-death-gets-20-million-twitter-mentions/story-e6freuy9-1226100725781

ツイッターでは、さまざまなアーティストたちが、追悼のツイートをしている。

Celebrities React To Amy Winehouse’s Death On Twitter
Written by Sharde Gilliam on July 23, 2011 8:30 pm
http://hellobeautiful.com/breaking-news/shardegilliam/celebrities-react-to-amy-winehouses-death-on-twitter/

セレブのエイミーに対するツイートのいくつか。

Kelly Osbourne, “I can’t even breath right now I’m crying so hard I just lost 1 of my best friends. I love you forever Amy and will never forget the real you!”

Eve: my condolences to Amy Winehouse’s family and friends RIP so sad

Rihanna: Dear God have mercy!!! I am SICK about this right now! #DearAmy

Jessica Alba: So sad about Amy Winehouse -she was so talented. Really tragic.

Demi Moore: Truly sad news about Amy Winehouse. My heart goes out to her family. May her troubled soul find peace.

Ricky Martin: i just found out. I feel pain. I feel anger. Rest beautiful girl rest. You are free! #RIPAMY

Anderson Cooper: Just heard a report amy winehouse has died. If true, such a waste of a great talent

Big Boi: “Kurt Cobain, Janis Joplin, Jim Morrison, Jimi Hendrix and now Amy Winehouse. All died aged 27. RIP to you all.”

Nicki Minaj: “Please tell me Amy Winehouse didn’t die. Is this some sick joke?”

Angela Simmons: “Prayers go out to Amy Winehouse family. #RIP”

Lauren London: “My heart and prayers to Amy Winehouse and her family. We felt your soul in your music. May you rest in peace. #RIPamywinehouse”

Dawn Richard: “RIP Amy Winehouse .. I am in shock. So young”

エイミー・ワインハウスのベストセラーになった2枚目のアルバム『バック・トゥ・ブラック』(2006年全英リリース、2007年全米リリース)のセールスが死後、急上昇している。

トニー・ベネットがエイミーとデュエットを録音しており、それが秋までにリリースされるが、ベネットがコメントを発表。

“When we recorded together, she gave a soulful and extraordinary performance. I was honored to have the opportunity to sing with her.

“It had been my sincere hope that she would be able to overcome the issues she was battling and I send my deepest sympathy to her father Mitchell, her entire family and all of those who loved her,” (Tony Bennett)

エイミー・ワインハウスは、27歳で死去したが、これまでに27歳で逝去しているアーティストたち、ロバート・ジョンソン、ジャニス・ジョプリン、ブライアン・ジョーンズ、ジミ・ヘンドリックス、カート・コバーンなどの「クラブ27」入りを、図らずも果たした。

■再びチャート急上昇中『バック・トゥ・ブラック』~グラミー賞5部門獲得作品~「リハブ」収録

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B000J3FC0Q/soulsearchiho-22/ref=nosim/

OBITUARY>Winehouse, Amy


●エイミー・ワインハウス27歳で死去~クラブ27に

【Amy Winehouse Dies At 27: Now in Club 27】

訃報。

2007年、「リハブ」の大ヒットで一躍世界的スターになったイギリスのシンガー、エイミー・ワインハウスが2011年7月23日(土)、イギリス・ロンドン・キャムデンの自宅で死去しているのが発見された。同日午後、自宅に救急車が呼ばれ隊員が入ったところ、すでに死亡していた、という。27歳だった。死因は発表されていない。

エイミーは先月ヨーロッパツアーを開始したが、セルビアで行われた初日のライヴで、歌詞を忘れ、泥酔していた様子で、観客から大きなブーイングを受け、以後のツアーをすべてキャンセルし、自宅療養していた。

エイミーは、2006年10月にイギリスで発表した2枚目のアルバム『バック・トゥ・ブラック』が翌年アメリカなど全世界でリリースされ、ここからのシングル「リハブ」が大ヒット。翌年グラミー賞で「ソング」「アルバム」「新人」など5部門を獲得。世界的スーパースターとなった。

評伝。

エイミー・ワインハウスは、1983年9月14日イギリス・ロンドンの北部、サウスゲートにユダヤ系両親の元に生まれた。13歳の頃から兄のギターで遊ぶようになり、曲を書き始めた。

2002年、イギリスの有力なプロダクション、サイモン・フラーの「19マネージメント」と契約、秘密裏にデビューが計画された。ソングライターとしては、EMI音楽出版と契約、シンガーとしてはアイランド/ユニバーサルと契約。ある種両者を競わせて売り出した。2003年デビュー作『フランク』で満を持してデビュー。

ジャズ、ソウルの影響を受けたデビュー作は、そこそこのヒットとなったが、2006年10月にリリースされた2作目『バック・トゥ・ブラック』はイギリスで1位に。ここから、「リハブ」が大ヒット。これが、翌年アメリカでリリースされヒットすると、その人気は一挙に世界的なものになった。エイミーは、1960年代のブラック・ミュージックなどが好きということで、特にその頃のガール・グループの影響が強く、ヘアスタイル、メイクアップ、ファッションなども60年代ガール・グループを意識したものになっている。60年代に人気を博したガール・グループ、ロネッツはエイミーのプロトタイプとなった。

1作目も2作目もプロデュースは新進気鋭のサラーム・レミとマーク・ロンソン。

2008年2月のグラミー賞で、エイミーは「ソング」「レコード」「新人」など5部門を獲得。授賞式では、ロンドンから生中継映像で登場した。

こうした成功とは裏腹に、私生活ではアルコール中毒、ドラッグ中毒にさいなまれ、何度もリハビリ・センターに入院するなどしていた。また、そうした中毒ゆえにライヴでも歌詞を忘れたり、泥酔したままステージに上がるなど、浮き沈みの激しいキャラクターをそのまま反映していた。

2010年11月にリリースされたクインシー・ジョーンズの『Qソウル・ボサ・ノーストラ』では、レスリー・ゴーアのヒット「イッツ・マイ・パーティー」をマーク・ロンソン・プロデュースで録音している。

また、次作のためにすでに録音しているものがいくつかあり、そのうちのひとつはヴェテラン・シンガー、トニー・ベネットとのデュエットで、トニー・ベネットのデュエットアルバム『デュエット2』に収録される。これは、2011年9月20日にリリースされる。

エイミーの成功があったおかげで、後のイギリスのアデル、ダフィーなどが脚光を浴びたということもいえる。

2011年6月18日、ヨーロッパ12都市を回るツアーに出たが、初日のセルビア共和国のベオグラードでのライヴで醜態をみせ、その後のツアーをすべてキャンセルしていた。

日本にはプロモーションを含めて一度も来日していない。

■ 今日(7月25日・月曜)のフジテレビ系『とくダネ』でデイブ・スペクターさんが、エイミーについて情報を紹介します。8時から9時の間、突発事件などがなければ、だいたい8時20分前後とのこと。

■過去関連記事

2007年09月09日(日)
【エイミー・ワインハウスは、リハブに入ったらダニー・ハザウェイやレイ・チャールズから学べなくなるから、入りたくないと言う】
http://ameblo.jp/soulsearchin/day-20070909.html

2008年02月12日(火)
第50回グラミー賞、15の瞬間
http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-10072037974.html

February 11, 2008
50th Grammy Winners: Final
http://ameblo.jp/soulsearchin/day-20080211.html


■音楽評論家内本順一さんが2007年インタヴューしたときの様子(2011年7月24日付け)

2011年07月24日(日)
エイミー・ワインハウス、逝く。
http://ameblo.jp/junjunpa/day-20110724.html

+++++

「27クラブ」。

エイミーは27歳で急死したが、音楽業界では27歳で亡くなったアーティストが何人かおり、そうした人たちをまとめて「27クラブ」と称するようになった。

27歳で死去したアーティストには、ブルーズのロバート・ジョンソン、ローリング・ストーンズのブライアン・ジョーンズ、ジミ・ヘンドリックス、ジャニス・ジョプリン、ドアーズのジム・モリソン、ニルヴァーナのカート・コバーンなどがいる。

他に、R&Bシンガー、ジェシー・ベルヴィン、ダイク&ザ・ブレイザーズのダイク、ニュージャージーのソウル・ディーヴァ、リンダ・ジョーンズ、バッドフィンガーのピート・ラムなどがいる。

はからずもエイミーもこの「27クラブ」の一員になってしまった。

現在、1983年7月26日生まれから1984年7月25日生まれが27歳だ。

「27クラブ」の提唱は、2008年10月に発表された書籍『ザ・27ス:ザ・グレイテスト・マイス・オブ・ロックン&ロール』(著者エリック・セガルスタッド=サマディー・クリエーションズ(アメリカ)出版)からされた。この書籍では、34人の27歳で死去したアーティストについてドキュメントしている。

■大ブレイクした『バック・トゥ・ブラック』

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B000J3FC0Q/soulsearchiho-22/ref=nosim/

■DVD

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B001F1XEH4/soulsearchiho-22/ref=nosim/

■デビュー作『フランク』

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B001P9KUN2/soulsearchiho-22/ref=nosim/

■書籍

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4860202953/soulsearchiho-22/ref=nosim/"


OBITUARY>Winehouse, Amy, September14, 1983 – July 23, 2011, 27 year-old)



◎フィール・ザ・フロー~上條頌・滝元堅志らのバンド、ブルース・アレイに初登場

【Feel The Flow Debut At Blues Alley】

初。

日本の若手ミュージシャンとしてこのところ活躍目覚しいギタリスト、上條頌、ベースの滝元堅志らが組んだユニット「フィール・ザ・フロー(Feel The Flow)」が7月19日(火)目黒のブルース・アレイに初登場した。

このバンドは、ここ4年くらい上條・滝元コンビが友人たちと何か今風のR&Bぽいかっこいいサウンドをやろうということで結成したユニット。基本的には、上條・滝元に藤川学史(ふじかわ・がくし)が中心メンバーとなり、その他の楽器をそのときに応じて編成する。サックス本間は、ほぼ毎回参加で後見人のような存在か(笑)。

上條は、1985年6月27日愛知県生まれ。2004年の終わりにロスにわたり、ギタリスト、ドック・パウェルに師事し、みっちり修行を積んだ。その後、2007年に日本に戻り、東京をベースに活動を始めた。滝元は上條の7歳くらい年上のいとこ。滝元も時期は違うが、ロスアンジェルスで修行を積んでいた。

「フィール・ザ・フロー」は、この3人がやっているユニットで、普段毎月1回渋谷のアンダー・ディア・ラウンジでフリー・ライヴをやってきていた。今回、形を整え、ブルース・アレイ初お披露目。基本的にはみなゴスペル育ちなので、ゴスペル色の強いサウンド、最近のR&B風サウンドに。

バンドとして「オレがオレが」的に前面に出るのではなく、シンガーのサポートに徹してかっこいいバンドを目指すという。今回のフィーチャー・シンガーは高橋あずみ。

ちなみに、上條さんはメイJ、マイラ、エグザイルなどのレコーディングなどに参加、ガクシは、三浦大知、ダブル、倖田來未(こうだくみ)、東方神起、ボアなどに参加、滝元もメイJ、ボアなどに参加している。今回ドラムスを担当するのは、さまざまなスタジオ・シーンや、「ソウル・サーチン」でもプレイしているジェイ・スティックス。ということで、大知くんも観戦に来ていた。

「バンドがタイトだと、歌の輝き具合もこんなに違うのか」ということをアピールしたいと上條は言っている。

ドラムス、ギター、ベース、キーボードのリズムの土台がしっかりしているので、安心して聞いていられる。各メンバーのパフォーマンスもあちこちでそれぞれ聞いていたので、まとまってなるほどと納得する出来。

高橋あずみが歌った「オープン・マイ・ハート」などは、ちょっとミニー・リパートンを彷彿とさせる雰囲気でなかなかいい感じ。また、このところすっかり人気のメイJは、この週デビュー5周年を迎えたということで、5周年のハッピーバースデイ・ケーキをサプライズで贈られ、感激していた。メイ.Jは『ソウル・パワー・サミット2008』にマーチンと出演していて、そのときにインタヴューしたり、ライヴを見たりしていたが、もうそれからも3年経っている。

メイ.Jがアンコールで歌ったシャカ・カーンの「スルー・ザ・ファイアー」は、この日初めて歌ったということだが、堂々とした歌唱を見せた。英語ネイティヴはやはり強い。

このフィール・ザ・フローで12月に再びブルース・アレイでライヴがある。

■メンバー

Feel The Flow meets Friend Vol.1 featuring May J.

(G)上條頌 (B)滝元堅志 (Key)Gakushi (Sax)本間将人 (Ds)Jay Stixx (Vo)高橋あず美
★Special Guest (Vo)May J. , m.c.A.T

■セットリスト
setlist: Feel The Flow

1st set
01.Never Too Much
02.It Ain’t Over BWB (Norman Brown, Kirk Whalum, Rick Braun)
03.I Wanna Know (Azumi)
04.All I Do (Azumi)
05.You Make Me Feel
06.Feelin’ Good (m.c.A・T)
07.Brand New Day

2nd set
show started 21:10
01.Let’s Go Together
02.Love U Love U
03.I Said I Love You
04.Open My Heart (Azumi) [Yolanda Adams]
>May J.on the stage
05.Here We Go
06.Dear
07.My Girls (sampling “Got To Be Real”)
>May J out
08.Feel The Flow
Enc. Through The Fire (May J) [Chaka Khan]
Show ended 22:40

(2011年7月19日火曜、目黒ブルース・アレイ、フィール・ザ・フロー・ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>Feel The Flow
2011-

●音楽評論家・中村とうようさん死去~ぴあ最終号発行の日

【Nakamura Toyo Dies At 79】

訃報。

音楽評論家であり、音楽雑誌『ミュージック・マガジン』(旧ニューミュージック・マガジン)を創刊した中村とうよう氏が2011年7月21日、79歳で死去した。立川市の自宅マンション8階から飛び降り自殺したと報じられた。20日に投函した手紙が複数の友人の元に21日到着し、自殺を示唆していた、という。

1932年(昭和7年)7月17日京都生まれ。ミュージックライフ誌、スイング・ジャーナル誌などへの寄稿を経て、音楽評論家へ。1969年、ニューミュージック・マガジン社を設立、同名誌を創刊した。世界各国の音楽を幅広く日本に紹介し、音楽評論家としてのひとつのスタイルを確立し、日本の後進の音楽評論家に多大な影響を与えた。

2006年、自身のレコード、楽器など膨大なコレクションを武蔵野美術大学に寄贈した。現在、同大学でそのコレクション展を開催中だった。

ミュージック・マガジンで複数の評者がひとつのアルバムを論評し10点満点の点をつける「クロスレヴュー」で、10点もつけるが、0点もつけたりしていて話題を集めた。

「中村とうよう0点の歴史」(2010年9月13日付け「フェルマータ」のブログエントリー)
http://gyogyo.seesaa.net/article/162564024.html
「中村とうよう10点の歴史」(2011年7月21日付け「フルマータ」のブログ)
http://gyogyo.seesaa.net/article/215984890.html

また、「ミュージック・マガジン」次号(8月20日発売予定)で、中村とうよう氏の最後の原稿「とうようズトーク」が掲載される。

ツイッターなどでも、多くの人たちが死に関して多くのことをツイートしている。

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△ぴあ、廃刊~最終号7月21日発売

ぴあ。

音楽・映画・アートなどの総合エンタテインメント情報誌、「ぴあ」が廃刊を決め、その最終号(2011年8月4日~18日号)が、7月21日に発売された。1972年に創刊されて以来39年にわたり多くの情報を伝えてきた。「ぴあ」は、今後はインターネットでの情報提供、チケット販売などにシフトしていく。

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■中村とうよう・武蔵野美術大学でコレクション展開催中

中村とうようコレクション展~楽器とレコードを中心に
開催日程:2011年07月04日(月)~2011年09月24日(土)10:00~18:00 *土曜日・特別開館日は17:00閉館/7月18日は特別開館日/8月7日ー9月4日は休館期間
http://www.musabi.ac.jp/topics/exhibition/20110706_bijutu_02.html
http://mauml.musabi.ac.jp/museum/archives/205

■中村とうよう氏の本

中村とうようの収集百珍 (ミュージック・マガジンの本)posted with amazlet at 11.07.22中村 とうよう
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名著『大衆音楽の真実』(1985年刊)

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■自殺を伝えるサンケイ新聞のウェッブ記事

http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/110721/crm11072118040019-n1.htm
音楽評論家の中村とうようさん、飛び降り自殺か
2011.7.21 18:01

 21日午前10時15分ごろ、東京都立川市柴崎町のマンション敷地内で、マンション8階に住む音楽評論家の中村とうよう(本名・中村東洋)さん(79)が頭から血を流して倒れているのを通行人の女性が見つけ、119番通報した。中村さんは頭を強く打っており、搬送先の病院で死亡が確認された。警視庁立川署は、中村さんが8階の自室から飛び降り自殺を図ったとみて調べている。

 同署によると、女性が「ドン」という音を聞き、敷地内を見ると、中村さんがあおむけに倒れていたという。中村さんはこの部屋に1人暮らしで、部屋から自殺をほのめかすメモが見つかった。

 中村さんは京都府出身。京都大学経済学部を卒業後、日本信託銀行員を経て音楽評論家となり、昭和44年に音楽雑誌「ニューミュージック・マガジン」(現・「ミュージック・マガジン」)を創刊。平成元年まで編集長を務めた。20年からは武蔵野美術大で客員研究員だった。

OBITUARY>Nakamura, Toyo (July 17, 1932 – July 21, 2011, 79 year old)

◎シェリル・リン・ライヴ~毎年違うセットリスト:「ソウル・サーチン」でライヴ音源放送

【Cheryl Lynn Declared Japan As Second Home】

毎年。

このところ2008年以来毎年来日して今年で4年連続ライヴをやっているすっかり親日家のシェリル・リンの2011年のライヴ。2年ぶりにレイ・パーカーがギターで参加。2009年はレイにグレッグ・フィリンゲインズという豪華版だった。そして、過去のライヴのセットリストをじっくりと見比べて驚いた。毎年曲をきっちり変えてきているのだ。アーティストによっては、前年とまったく同じセットリストを披露するアーティストもいるのだが、シェリルはアンコール3曲程度を除いて、曲が違う。毎年見て、セットリストを保存しておくことで、初めてわかった。

いつもながらに、シェリルの声はよく通る。よく声がでている。そして、これが大変重要なのだが、ライヴなのに、まったくピッチがずれない。これは本当にすごいこと。ライヴでピッチがずれないのはマイケル・ジャクソンと同じだ。

ほぼ満員の客席は年齢層がけっこう高く、当時のリアルタイムでシェリル・リンのヒットを楽しんだ人たちが多そう。そして、ほぼ途中から立ち上がり、踊りだす。

ドラムス、ギター、ベース、キーボード2人、コーラス4人という大きな編成。このあたりのバックバンドにも手を抜かないところも素晴らしい。そして、キーボードは、昨年同様名手ドン・ワイアットがMD(音楽ディレクター)、ギターにわれらがレイ・パーカー。ピアス、ステージ・ガウンの背中にはピース・マーク。

今年の3月11日の震災にふれ、シェリルは「日本は私の第二のホーム。日本の人たちの冷静でおちついた対応に感激しています。いつでもあなたたちのためにここにいます」と宣言した。

ルーサーと歌った「イフ・ディス・ワールド・ワー・マイン」は、バックコーラスの男性と一緒に歌う。そして、レイ・パーカーが「ゴーストバスターズ」をちゃんと歌い、一粒で二度美味しいライヴだ。アンコールを含めた3曲は、もう定番中の定番で、もう盛り上がりっ放しだ。

■『ソウル・サーチン』でライヴ音源オンエアー

2011年7月24日日曜の『ソウルブレンズ』(インターFM、76.1mhz毎週日曜午後1時~3時)内「ソウル・サーチン」(午後2時30分~50分)で、シェリルのビルボードライブ東京でのライヴ音源を独占オンエアー、ライヴ内容などをご紹介します。関東地区ではパソコンでラジコ経由で無料で聴けます。
http://radiko.jp/player/player.html#INT
今回特別にライヴ音源をビルボードライブ東京からお借りし、オンエアーいたします。こうご期待。

■東京今日・明日、来週大阪ブルーノートでもライヴ

2011年7月22日(金)、23日(土)ビルボードライブ東京。
http://www.billboard-live.com/pg/shop/show/index.php?mode=calendar&shop=1
2011年7月25日(月)、26日(火)ビルボードライブ大阪。
http://www.billboard-live.com/pg/shop/show/index.php?mode=calendar&shop=2

■過去記事

2010年06月24日(木)
シェリル・リン・ライヴ@ビルボードライブ~ハッピー・ミュージック
http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-10571650716.html

2009年03月20日(金)
シェリル・リン・ライヴ@ビルボードライブ東京
http://ameblo.jp/soulsearchin/day-20090320.html

2008年03月20日(木)
シェリル・リン・ライヴ
http://ameblo.jp/soulsearchin/day-20080320.html"

■シェリル・リン最高傑作デビューアルバム『ガット・トゥ・ビー・リアル』

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B003T2VCJE/soulsearchiho-22/ref=nosim/
(ライナーノーツ:吉岡正晴)

■メンバー

シェリル・リン/Cheryl Lynn(Vocals)
レイ・パーカー・ジュニア/Ray Parker Jr.(Guitar)
ドン・ワイアット/Donn Wyatt(Keyboards)
ジェローン・ハワード/Jerone Howard(Keyboards)
アル・ターナー/Al Turner(Bass)
ロン・オーティス Ron Otis(Drums)
ドナルド・ミッチェル/Donald Mitchell(Background Vocals)
シャロン・ウォレス/Sharon Wallace(Background Vocals)
ティア・ウォレス/Tia Wallace(Background Vocals)
ヴィアライン・ベアード/Vearline Beard(Background Vocals)

■セットリスト シェリル・リン、ビルボードライブ東京、2011年7月20日(水)
Setlist : Cheryl Lynn @ Billboard Live Tokyo, July 20, 2011

Show started 21:43
01.Intro
02.All My Lovin’
03.Look Before You Leap
04.Fade To Black
05.Medley: Good Time / Faith / Say You’ll Be Mine
06.If This World Were Mine
07.Ghostbusters
08.You saved My Day
09.Shake It Up Tonight
10.In The Night
Enc. Got To Be Real
Show ended 23:05

(2011年7月20日水曜、ビルボードライブ東京、シェリル・リン・ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>Lynn, Cheryl
2011-

◎ティト・タイム! 再び

【Tito Time! Again】

パパT。

ティトの最終日、西寺郷太さんとブルーノートに足を運んだ。そうしたら、なんとケント・モリさんが前日来日したとかで、遭遇。翌日から日本全国回るそう。

この日は最終日とあってか、観客も最初から異様に盛り上がっていて、1曲目「キャン・ユー・フィール・イット」のイントロからいっせいに立ち上がった。バンドの演奏も初日よりかなりタイトになっていてうまくなっていた。

ブルーズの「Tボーン・シャッフル」では、ティトがギター・ソロをステージ右に左に動きながら、キャーキャー言いながら立ち上がった女性ファンに大サーヴィス。あれは一度やったらやめられないだろうなあ、と遠めに見ていて思った。

「ハートブレイク・ホテル」を聞きながら、郷太くんが「こんな曲、よく書けますよね。すごい」と言ってきた。確かにこの曲はよく出来ていて「クイーンの影響みたいのもあるんですかね」と言う。「ああ、それもあるかもね」と僕。一方、前々からこのスイート(組曲)的な作りを、たとえば、ちょうど1976年~79年くらいまでのディスコ大全盛のときに大いに人気を博したドナ・サマーのレコード、たとえば「ホット・スタッフ」や「マッカーサー・パーク・スイート」などあたりの影響かなと思っていたので、そういう話をした。「それと、ギャンブル&ハフの影響もあるんじゃないかなあ。モータウン、ギャンブル&ハフ、クインシー(での曲作りから学んだこと)なんかがすべて土台になって、この曲(「ハートブレイク・ホテル」)につながってるんじゃないかなあ」とも付け加えた。

ティトがバックコーラスの子たちに声をかけると、3人揃って、「Yes, Papa T」と応えるのが実にかわいらしい。

アンコール、コットンではブルーズ曲だったが、この日はバンドのドラマー、レイモンド・カフーンの作品で、ギャップ・バンドの大ヒット曲「アウトスタンディング」を披露、なかなかポップでファンキーなノリでよかった。レイモンドは、ギャップのツアーメンバーの一人でもあり、ギャップたちと一緒に曲を書いている。ダズ・バンドのライヴなどでも来日している。

ライヴ後、別の席で見ていたケント・モリさんと再会。しばらくしてからティトも出てきて、記念撮影した。


左から吉岡・西寺郷太・ティト・ケントモリ

ティトは、兄弟の中でも一番フレンドリーな感じで、すぐにだれとでも友達になれるタイプの人物。それを今回、強く感じた。ちょうど、楽屋で僕がティト仕様の黒いキャップを被って一緒に写真を撮ろうと言ったら、「君もこれを被れ」と言って、もうひとつアフロヘアのかつらを取り出してきた。


Back to 1969

ティトのニュー・アルバムは、『So Far, So Good(ソー・ファー、ソー・グッド)』という。今のところ11曲ほぼ完成させており、年内にリリース予定だ。このうちのリード・オフ・シングルが、ステージでも披露した「ウィ・メイド・イット」。また、同じくステージで披露したカントリー調の「シーズ・ガッタ・ゴー」もニュー・アルバムからの1曲となる。これについて、ティトは「僕の母は、元々カントリーを歌っていたからね」と言う。

「兄弟の中で、一番最後にソロ・アルバムを出すのが僕だよ。息子たちよりも、後にデビューだからね」とティトは笑った。

ティトは12月頃、再び来日する予定だ。

■過去関連記事

2011年07月15日(金)
ティト・ジャクソン来日ライヴ・スタート~カマサミ・コング氏がインタヴュー
http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-10953806871.html

2011年07月17日(日)
ティト・ジャクソン・ライヴ&インタヴュー~『ディス・イズ・イット』は見ない
http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-10954941744.html

2010年07月18日(日)
ティト・ジャクソン・ライヴ~父のレガシーを受け継いで
http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-10593211243.html
(前回ライヴ評)

■メンバー

ティト・ジャクソン(ヴォーカル、ギター)Tito Jackson(vo,g)
アレックス・ネスタ―(ヴォーカル)Alex Nester(vo)
ラ・ニース・マッケイ(ヴォーカル)La Niece Mckay(vo)
ナディーン・ラフィーア・フォード(ヴォーカル)Nadine “Raffia” Ford(vo)
ローマン・ジョンソン(キーボード)Roman Johnson(key)
マイケル・ノーフリート(キーボード)Michael Norfleet(key)
アンジェロ・アール(ギター)Angelo Earl(g)
モリス・レンティ(ベース)Morris Rentie(b)
レイモンド・カルホーン(ドラムス)Raymond Calhoun(ds)

■セットリスト:ティト・ジャクソン
Setlist: Tito Jackson

Show started 21:32
01.Can You Feel It (Intro)
02.We Made It (New)
03.Steppin’ Out
04.Rockin’ Robin
05.T Bone Shuffle
06.She’s Gotta Go (New)
07.Home (Reggae)
08.Dawwg (Dog)
09.Jackson Five Medley: I Want You Back(La Niece) – ABC (Nadine+Alex) – The Love You Save (Alex) – I’ll Be There (La Niece)
10.Heartbreak Hotel (Nadine)
11.Shake Your Body (Down To The Ground) (Nadine)
12.Dancing Machine (Alex)
Enc.  Outstanding [Gap Band]
Show ended 22:43

(2011年7月15日金曜、コットンクラブ、ティト・ジャクソン・ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>Jackson, Tito
2011-
◆祝なでしこジャパン

【Congratulations Nadeshiko Japan】

世界一。

23敗3分、相手は世界一位。二度も相手に点を取られ、二度追いつき、ペナルティー・キックで勝利へ。小説でも書けないあまりの劇的勝利。事実は小説より奇なりをそのまま描いたようなストーリー展開だ。

僕は、アメリカに一点入れられたところでダウン、もう起きていられず寝てしまった。起きてツイッターをチェックしていたら、どうやら日本が勝ったらしいことがわかった。なので、じゃあ、あれから2点取って2-1で逆転したんだろう、と思った。そうしたら、2点目を取られ、追いつき、PKで勝ったというんだから、超びっくりした。そんな劇的なことが起こるとは。

これが行われたのは日本時間2011年7月18日(月)祝日の未明。17日(日)に「ソウルパワー」を国際フォーラムを見終わっての深夜だ。未明のニューズだから朝刊には間に合わないが、18日は祝日なので、夕刊がなく、「なでしこ世界一」の見出しが大きく踊った新聞は19日の朝刊だった。

澤穂希(さわ・ほまれ)は1995年、16歳のときワールドカップ第二回から出場し、今回で5回目の出場。そして、優勝だ。1978年9月6日生まれの32歳。ちなみに、9月6日生まれというと、メイシー・グレイや氷川きよしと同じ誕生日。

本当に「ネヴァー・ギヴ・アップ」のあの姿は、感動的。文句なく今年一番の明るいニューズだ。

返すがえすも、寝ないでがんばっておけばよかった。(笑)

当日アメリカの友人からも、Congratulations on your women’s soccer team World Cup victory. After all your country has been through it certainly could use a little reason to celebrate! というメールが来た。

そこでWe were 2-2 on the game, that means USA and Japan are both winners. USA could proud of that. Penalty kick is just like a coin toss. と返事を送った。アメリカからサッカーネタでメールが来るなんて初めてのこと。

とは言っても、PKでも勝ちは勝ち。優勝、世界一はそれ以上に誇りだ。

東北をはじめ、日本全国にものすごい勇気と力を与えたことは間違いない。

ESSAY>Nadeshiko

◎「ソウル・パワー2011」~深まる兄弟の絆

【Soul Power 2011】

あれこれ。

「ソウル・パワー」今年も東京二日顔を出した。

ちょっとしたコネタ集。

ダンスマンは、楽屋入りするときは、地球人を装っている。そして、最初の出番が終わった後、次の出番は最後なので、けっこう時間が空くために、途中は地球人に変装しているらしい。なにしろ、ダンスマンのステージ衣装は、厚く重く、超暑いからだ。

そのダンスマンとタッグを組むドリー・ファンク・ジュニアも根っからの汗っかき。そのステージ衣装は、合繊のようなもので出来ているために、「言ってみれば、サランラップ巻いて踊るようなもの」と、ほとんどサウナ状態になっているらしい。

ゴスペラーズ、今回は7曲。黒沢氏曰く「ふだんの(ゴスの)ツアー・ライヴと同じくらい消耗しました。なにしろ、張り上げ系の曲が多かったので。(笑) あ、8月16日、ソロ・ライヴ@モーション・ブルーよろしく」。

スクープ、タケはスクープの一員としてと、最後に武田とてつやで再度登場。そのときは、黒のソウル・パワーTシャツを着て、てつやが青のTシャツを着て登場した。初日、それまでは、黒のほうが売れ行きがよかったが、それを初日のステージで話したところ、なんとその後青の売れ行きが伸び、逆転。しかも、2日終わって、大阪での販売予定分まで完売してしまった。主催者側は、なんとか緊急に大阪の日にちまでに業者に増産させます、と言っている。「しかし、9月と7月だと(暑さが違うので)こんなにも売れ行きが違うとは思わなかった」とのこと。大阪にいらっしゃる方、間に合うといいですね。

マーチンのトップ曲、「ラヴ」。ナタリー・コールのお父さん、ナット・キング・コールの大ヒット曲。ナット・キング・コールもこの「ラヴ」の日本語版を歌っている。マーチンは、1960年代初期のこうした海外アーティストの日本語によるカヴァー、あるいは、日本人歌手が洋楽ヒットを日本語にして歌う作品群を子供の頃から聞いていて、普通に親しんでいた。そして、今回日本語でメッセージを届けたいと思い、日本語のカヴァー・アルバムを作ることにした、と語った。

ナット・キング・コールのラヴ「日本語版」について
April 11, 2005

Nat King Cole Sings "Love" In Japanese In A Beautiful Way
http://blog.soulsearchin.com/archives/000030.html

マーチンは、初日大澤誉志幸を紹介するとき、調子に乗ってしゃべりすぎ、出足のところを間違えた。2日目は、それを意識しあまりしゃべらないようにしたら、イントロの尺が少し余ってしまった。だが、間違えなかった。

ブラザー。

村上てつやは、後半のあいさつのところでメンバー紹介をするときに、「ソウル・パワー」を振り返り、「まさに、奇跡の出会いの連鎖の6年間でした」と述べた。

25年前にマーチンとブラザー・コーンと大澤誉志幸らが今となっては伝説となったソウル・イヴェント「グラマラス・ナイト」を共にてがけた。彼らは、仲間であり、同士であり、盟友だ。それをソウルの世界では、俺たちはブラザーだと言う。黒人たちが、自分のファミリー、仲間、同士を、たとえ血がつながっていなくても、「マイ・ブラザー」あるいは「マイ・シスター」とお互い呼ぶのと同じだ。

「ソウル・パワー」は、年々そのブラザー、そして、ときにシスター同士の絆を深めていくイヴェントだ。

彼らがアンコールを終え、ミュージシャン、出演者が全員ステージにずらりと並ぶときは、まさに壮観だ。

ひとつのイヴェントが、毎年次々と奇跡の出会いを現実のものとし、6年間を経過した。おそらく、来年までに、また新たなる奇跡の出会いが訪れるだろう。それは、マーチンを始め出演者、スタッフ全員の熱い願いとして、これから10年に向かって突き進んでいくことだろう。

ソウル・パワーの大阪は、7月27日(水)、28日(木)大阪国際会議場メインホール。

(ソウル・パワーのセットリストなどは、大阪公演終了後に掲載します)

■ メンバー

鈴木雅之
ゴスペラーズ (村上てつや、黒沢薫、酒井雄二、北山陽一、安岡優)
スクープ・オン・サムバディー (タケ、コーイチロー)
佐藤善雄
ブラザー・コーン
大澤誉志幸
ダンスマン
ザ・ファンクス
ジェイ公山(7月27日、28日)
クリスタル・ケイ
さかいゆう (7月16日、27日)
ジェイド (7月17日、28日)
多和田えみ (7月16日、17日)

■ ミュージシャン

松本圭司 キーボード
佐藤雄大 キーボード
フユ ドラムス
後藤克臣 ベース
武藤良明 ギター
スパム春日井 パーカッション、キーボード・プログラミング
サスケ トロンボーン
佐久間勲 トランペット
竹野昌邦 サックス

メメ コーラス (ブラザー・コーン・チーム)
ペコ コーラス (ブラザー・コーン・チーム)
ダンサー コイ(Koi), カエ(Kae), エイスケ(17日、18日)、セイジ(17日)、マル(18日) (ブラザー・コーン・チーム)

OL コーラス (ダンスマン)
アニー コーラス (ダンスマン)

■ セットリスト
Setlist : Soul Power 2011, July 16, 2011 @ Kokusai Forum A

(セットリストは、大阪での28日のライヴが終了後、ご紹介します)

Show started 17:30


Show ended 21:17


(2011年7月17日、日曜、有楽町・国際フォーラム、フォーラムA、ソウル・パワー2011ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>Soul Power 2011
2011-

◎ソウル・パワー・サミット2011

【Soul Power 2011】

6年目。

2006年夏に始まったソウル好きのアーティストが集結して行っているイヴェント「ソウル・パワー」。その2011年版が、今年は国際フォーラムからスタート。初日(7月16日・土曜)、2日目(17日)と超満員・満員札止め、当日券なしという状況で行われた。

今回も、女性ファンが8割以上。ほぼ1曲目から総立ちで、3時間半にわたってノンストップで各アーティストのライヴを楽しんだ。

メインの鈴木雅之、ゴスペラーズ、スクープ・オン・サムバディーに加え、6年連続出演のダンスマン、毎回ユニークな出方をするブラザー・コーン、そのほかに、ゲストでクリスタル・ケイ、今年初のさかいゆう、2度目の多和田えみらがそれぞれ歌声を聴かせた。

今回のサプライズ的なゲストは、大澤誉志幸。マーチンの特別ゲストとして最後のほうに登場。大澤が書いた「そして僕は途方に暮れる」「ガラス越しに消えた夏」を歌う。

先に配信でリリースしたソウル・パワー・オールスターが集まって録音した「ウィ・ガット・ソウル・パワー」がアンコールで登場、暑い夏を熱く盛り上げた。これは、簡単な振りも付き、シンプルなだけに、実にキャッチー。会場とのコール&レスポンスもいきなり形となり、まさにこのイヴェントのテーマ曲となったようだ。

マーチンは「始めたときには、3年できればいいね、と思っていたけど、5年目あたりから、だんだん欲がでてきて、10年はやりたいと思うようになった」という。

ソウル・パワーの大阪は、7月27日(水)、28日(木)大阪国際会議場メインホール。
[ソウルパワーについては明日以降詳しく書きます]
■ メンバー

鈴木雅之
ゴスペラーズ (村上てつや、黒沢薫、酒井雄二、北山陽一、安岡優)
スクープ・オン・サムバディー (タケ、コーイチロー)
佐藤善雄
ブラザー・コーン
大澤誉志幸
ダンスマン
ザ・ファンクス
ジェイ公山(7月27日、28日)
クリスタル・ケイ
さかいゆう (7月16日、27日)
ジェイド (7月17日、28日)
多和田えみ (7月16日、17日)

■ ミュージシャン

松本圭司 キーボード
佐藤雄大 キーボード
フユ ドラムス
後藤克臣 ベース
武藤良明 ギター
スパム春日井 パーカッション、キーボード・プラグラミング
サスケ トロンボーン
佐久間勲 トランペット
竹野昌邦 サックス

メメ コーラス (ブラザー・コーン・チーム)
ペコ コーラス (ブラザー・コーン・チーム)
ダンサー4人 (ブラザー・コーン・チーム)

■ セットリスト
Setlist : Soul Power 2011, July 16, 2011 @ Kokusai Forum A

(セットリストは、大阪での28日のライヴが終了後、ご紹介します)

Show started 17:30


Show ended 21:17


(2011年7月16日、土曜、有楽町・国際フォーラム、フォーラムA、ソウル・パワー2011ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>Soul Power 2011/07/17
2011-
◎ティト・ジャクソン・ライヴ&インタヴュー~『ディス・イズ・イット』は見ない

【Tito Jackson Live & Interview】

初ソロ。

昨年に引き続きティト・ジャクソンが来日、名古屋、丸の内コットン、東京ブルーノートとライヴをして回る。

今回の最大のハイライトは、なんとキャリア40年超にして、初のソロシングルをレコーディング、それをひっさげての来日だ。タイトルは、「ウィ・メイド・イット」。ミディアム超のポップな楽曲。今回もさっそく、イントロの「キャン・ユー・フィール・イット」に続いて早々とステージで披露された。

元々父親譲りのR&B、ブルーズ好きから始まり、ジャクソン・ファイヴの一員となったティトは、ギターを弾きながら歌う。昨年同様、前半半分がブルーズを中心にした選曲、そして、後半からジャクソン・ファイヴ・メドレーなどで一気にファンを総立ちにさせる。

女性コーラス3人、ドラムス、ギター2人(うち一人はティト)、ベース、キーボード2人という編成。女性コーラスの振り付けがなかなかエンタテインメントしてておもしろい。聞けばこの振り付けはほぼ自分たちでやっている、という。

ライヴ後、ティトに「ソウル・サーチン」用にインタヴューした。2日ほど前に電話インタヴューをしていたカマサミ・コングと一緒に楽屋で30分ほど話を聞いた。

詳細は、また後日お送りするが、ポイントは、今回披露した新曲を含め11曲入りのアルバムを年内に出す。アルバムのタイトルは、『ソー・ファー・ソー・グッド』。自分が書いたり息子のT3が曲を書いたり、一緒にプロデュースしている。「40年以上のキャリアで初めてのシングル、初めてのアルバムだよ。ジャクソン家から出す最後のソロ・アーティストさ」と笑う。なぜ今まで出さなかったのかと問うと、「僕は18歳で結婚して子育てに忙しく、しかも、ジャクソン・ファイヴとしても忙しかった。とてもソロを作る時間はなかった。だけど、最近では子供も育っていって、自分の時間が取れるようになったので、作ることにした」という。


カマサミ(アフロヘア)&ティト、ギターを奪い合う

ティトのライヴを見て、僕は大変父親の影響を受けていると感じた。そこで、父親のライヴをよく見たのか、その影響はあるかを尋ねた。「いやあ、まだ僕は子供だったからほとんど見てないよ。でも、父親の好きな音楽はよく知っている。うちでも聞いていたしね。確かに、僕のライヴが父親のライヴみたいだとよく言われる。知らず知らずのうちに影響を受けているのだろう。父と叔父さんたちがギターを弾いていたのは覚えているよ。それが元で僕はブルーズを弾くようになったんだ。キング兄弟、リトル・ミルトン、みんな大好きだ。僕の生涯の夢のひとつは、いつかBBキングと一緒にレコーディングすることなんだよ。たった一回、1曲でいいから、一緒にやってみたい。連絡先は知ってるんだ。でも、彼をうっとうしがらせてもわるいんで、連絡してない(笑)」

昨年ティトは、まだ映画「ディス・イズ・イット」は見ていないと言っていた。以後見ただろうかと聞くと、「見ていない。これからも見ない」。なぜ? 「弟の最後の姿、動いている姿、生きている姿を見ることはできない」

この質問に答えるときは、それまで雄弁に語っていたティトが無口になった。

パブリシストとして一緒に来ていたスティーヴ・マニングという人物、名前がどこかで聞いたことがあるな、見たことがある、と思ったら、かつて購読していたブラック雑誌「ライト・オン」などに寄稿していたライターだった。その話でひとしきり盛り上がった。


左からティト、吉岡、スティーヴ・マニング、カマサミ・コング

(この項つづく)

■ティト・ジャクソン・インタヴュー、「ソウル・サーチン」でご紹介

2011年7月17日(日)、「ソウル・ブレンズ」(インターFM、76.1mhz、日曜午後1時~3時)内「ソウル・サーチン」(午後2時半~)で、ティト・ジャクソンの15日に行われたライヴ音源、および、インタヴューをご紹介します。関東エリアの方は、パソコンでラジコを通じてお聴きいただけます。
http://radiko.jp/player/player.html#INT

■ブルーノート・ライヴ

2011年7月17(日)~19日(火)
17日、18日午後6時、8時45分、19日午後7時、9時半
東京ブルーノート 03-5485-0088
http://www.bluenote.co.jp/jp/schedule/

■過去関連記事

2011年07月15日(金)
ティト・ジャクソン来日ライヴ・スタート~カマサミ・コング氏がインタヴュー
http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-10953806871.html

2010年07月18日(日)
ティト・ジャクソン・ライヴ~父のレガシーを受け継いで
http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-10593211243.html
(前回ライヴ評)

■メンバー

ティト・ジャクソン(ヴォーカル、ギター)Tito Jackson(vo,g)
アレックス・ネスタ―(ヴォーカル)Alex Nester(vo)
ラ・ニース・マッケイ(ヴォーカル)La Niece Mckay(vo)
ナディーン・フォード(ヴォーカル)Nadine Ford(vo)
ローマン・ジョンソン(キーボード)Roman Johnson(key)
マイケル・ノーフリート(キーボード)Michael Norfleet(key)
アンジェロ・アール(ギター)Angelo Earl(g)
モリス・レンティ(ベース)Morris Rentie(b)
レイモンド・カルホーン(ドラムス)Raymond Calhoun(ds)

■セットリスト:ティト・ジャクソン
Setlist: Tito Jackson

Show started 21:32
01.Can You Feel It
02.We Made It (New)
03.Steppin’ Out
04.Rockin’ Robin
05.T Bone Shuffle
06.Gotta Go
07.Home (Reggae)
08.Dawwg (Dog)
09.Jackson Five Medley: I Want You Back – ABC – The Love You Save – I’ll Be There
10.Heartbreak Hotel
11.Shake Your Body (Down To The Ground)
12.Dancing Machine
Enc. Hoochie Coochie Man
Show ended 22:43

(2011年7月15日金曜、コットンクラブ、ティト・ジャクソン・ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>Jackson, Tito
2011-
◎ジャズ・ファンク・アフリカ・ライヴ

【Jazz Funk Africa】

アフリカ。

アフリカの音楽や文化を日本に広めようという趣旨のライヴ・イヴェント「ジャズ・ファンク・アフリカ」が、去る2011年7月9日(土)、横浜赤レンガ倉庫一号館のイヴェント・スペースで行われた。当日は、在日アフリカ系ミュージシャンらが多数集まり、ライヴを見せたり、カリンバ、コラなどのアフリカの楽器のワークショップや販売、アフリカ関連のグッズ販売、フードなどが供され、アフリカンなイヴェントになった。

セットリストも当初の予定のものからどんどん変わってしまったが、イヴェント・プロデューサーの平山さんから解説付きの詳細なセットリストをいただいたので、そのままご紹介したい。

カリンバやコラの楽器の弾き方を教えるコーナーなどは、熱心な人が実際に教わり、音を出していた。

■関連記事
2011年07月03日(日)
アース・トリビュート~アフリカン・リズムの輝き
http://ameblo.jp/soulsearchin/day-20110703.html
このイヴェントの前夜祭的色彩のライヴ。目黒・ブルースアレイで。

2011年07月05日(火)
カリンバ奏者、ケヴィン・スピアーズ語る
http://ameblo.jp/soulsearchin/day-20110705.html

ジャズ・ファンク・アフリカのサイト
http://www.jfafesta.com/

■セットリストと解説(平山みどりさんによる)

Jazz Funk Africa! 2011
Performance in Yokohama

@Yokohama Red Brick Warehouse
(赤レンガ倉庫1号館3F)
Saturday, July 9th, 2011
Open-15:00
1st set - 16:00-17:30
2nd set - 18:30-20:00
Close -21:00
【shows】 90min x 2 sets

Produced by Midori Hirayama of “World Note Music”

Artists:

B.B.Mo-franck (key, perc, vo) from RDCongo
Tabu Ngongo (as, perc, vo) from RDCongo
Jean Paul Sensey (gt, perc, vo) from RDCongo
Mamadou Doumbia (kora) from Mali
Abdou Bayefall (perc, dance) from Senegal
Mamadou Lo (perc, vo) from Senegal
LaouLaou Bangoura (perc) from Guinea
Tony Guppy (steel pan) from Trinidad and Tobago
JunJun. (ds) from Japan
Kevin Spears (kalimba, vo) from U.S.A.
Epizo Bangoura (kora, vo, etc.) from Guinea



【1st set 】

show started 16:01

(1) KkwanzAA! section( 5min )

 Tabu Ngongo (conga, vo)
 Mamadou Lo (sabar, djembe, other perc., vo)
 Jean Paul (gt, vo)

(「クワンザ」とはスワヒリ語で初収穫を意味し、アフリカ大陸南東部で広く行われていた収穫祭です。アメリカで黒人自由化運動が盛んだった1966年、カリフォルニア州立大学マウラナ・カレンガ(Maulana Karenga)教授の呼びかけで文化イヴェントとして始められました。クワンザ最大の目的の一つは、子孫にアフリカの歴史や文化を伝えることです。アフリカ大陸から伝わる7つの原則「民族同一」「アイデンティティ」「集団活動と責任」「協調経済」「目的」「創造」「信仰」を期間中の1日1日のテーマとして家族はこれに沿って話します。アメリカに暮らすアフリカン-アメリカンが、遠い祖国アフリカの文化や伝統を祝うと共に、自らの誇りや、アメリカでの未来を切り拓くための礎を確認するためのイヴェントです。)

 (songs)
---Bambala(コンゴのバンバラという部族の伝統曲。マリにも「バンバラ」という名前の部族がいますが、こちらは”Bambara”で、全く違う部族です。)

(2) Kora (Mamadou Doumbia) solo ( 10min )

Mamadou Doumbia (kora, vo)

(songs)
---Koulandian(マンディンカ族(マリ・セネガル・ギニア・ガンビア等々西アフリカに広く住んでいる部族)のハンターを讃える曲。)
---Taama(ママドゥのオリジナル曲のひとつ。「旅・移住」を意味する。この曲にはヴァリエーションがあり、彼が祖国マリを出てフランス、日本と見知らぬ社会を訪れた時から歩んできた道のりを描いている。アフリカの音楽というジャンルで括ることのできない、ママドゥの音楽家としてのレジュメでもある)

(3)Western African section( 20min )

Mamadou Lo(perc, vo)
Abdou Bayefall(perc, Dance)
LaouLaou Bangoura (perc)
Tony Guppy (steel pan)
Kevin Spears (kalimba, vo)

(songs)
---Welcome to Afrcica
---Peace & Love
(上記2曲はほぼジャム)

(4)Congolese section( 20min )

B.B.Mo-franck (key, perc, vo)
Tabu Ngongo (sax, perc, vo)
Jean Paul Sensey (gt, vo)
Yosikuni Toda (ba)
Tony Guppy (steel pan)
Mamadou Lo (perc)

(songs)
---Ushiku Ina fika(「夜が来た」という意味)
---Bango Wana(「みんな用意はいい?さあ歌おう!踊ろう!」というような意味)
---Mabina (only percussion + vo)(「ダンス」という意味)
---Sesse Sengola(「土を掘る」という意味。農耕や井戸掘りなど、生きていく為に必要な作業の象徴として「掘る」ことは彼らの大事な作業であった。サントリーNCAAのCMソング。1989年にモフランのバンドVUNDUMUNAとして東京ドームでレゲェバンドASWADと一緒に演奏した曲。)
---Mame(「母」という意味。いつも忙しく家族の面倒を見ている母を讃える歌。)

(5)Kevin Spears solo( 10min )

Kevin Spears (kalimba, vo)

(songs)
---Kalimba Story

(6)EWF section( 20min)

Everyone,

(songs)
---Runnin’
---Evil (interlude)
---Would You Mind
---Sing A Song

performance ended 17:47

【 2nd set 】

performance started 18:47

(1)Western Africa section( 20min )

Abdou Bayefall
Mamadou Lo (perc, vo)
LaouLaou Bangoura
Epizo Bangoura
Tabu Ngongo (sax, vo)
Tony Guppy (steel pan, vo)
Jean Paul Sensey (gt, vo)
Yoshikuni Toda (ba)
Kana Yoneyama (dr)
Kevin Spears (kalimba)

(songs)
---Salia 「母」という意味。産んでくれた母を大事にし、尊敬しなければいけない、という歌。
---Fatouyo 女性の名前。最初は誰からも好かれなかったが、子供を生み、育てながら、人間として心のこもった行いをし、最後には皆からrespectされた女性がいた。彼女を讃える歌。
---free jam x 2

(2)Blues, Jazz, Afrobeat section( 20min )

(songs)
---Summer time (B.B.Mo-franck’s original raggae version)

B.B.Mo-franck (key, perc, vo)
Tabu Ngongo (sax, perc, vo)
Tony Guppy (steel pan)
Yoshikuni Toda (ba)
Kevin Spears (kalimba, vo)

---Lady (Afrobeat) by Fela Kuti (黒人解放運動家として、また天才的音楽家として、そして革命家として、Fela KutiはB.B.Mo-franck、Tabu Ngongo等、当時を知っているアフリカ人にとってのヒーロー。彼は1980年代、コンゴがアフリカの音楽の中心として栄えていた時代にマヌ・ディバンゴなどと共にコンゴに来て演奏しており、キンシャサの有名なクラブ「jumbo jumbo」の外でインタヴューを受けているのをモフランが見たとのことです。今回、アフリカの容易ではなかった歴史をひもとく鍵として、以前この曲をやったことがあるというモフランたちにこの曲の演奏をリクエストしました)

Mo-franck (key, perc, vo)
Tabu Ngongo(sax, perc, vo)
Jean Paul Sensey (gt, vo)
Yoshikuni Toda (ba)
Wakako Kodama
Tatsunari Naka

---Hoochie Coochie Man (as Standard) by Muddy Waters, Jimmy Smith(モフランの十八番。今回同じく彼の十八番、Got My Mojo Workin’もする予定でしたが時間が押し割愛)

B.B.Mo-franck(key, perc, vo)
Tabu Ngongo(sax, perc, vo)
Jean Paul Sensey (gt, vo)
Yoshikuni Toda (ba)
Mamadou Lo (perc, vo)
Wakako Kodama
Tatsunari Naka

(3)Kevin Solo section( 10min )

 Kevin Spears (kalimba, vo)

(songs)
---free jam

(4)Kevin Spears, Mamadou Doumbia,Tony Guppy’s session (10min)

Kevin Spears (kalimba, vo)
Mamadou Doumbia (gt, vo)
Tony Guppy (steel pan)

(songs)
---free jam x 2(今回初めての顔合わせ、初共演)

(5)EWF section( 15min )

Everyone

(songs)
---Brazilian Rhyme
---In The Stone
---Let’s Groove

(Encore Song) (5 min)
---September

show ended 20:44

(2011年7月9日土曜、横浜赤レンガ倉庫一号館、ジャズ・ファンク・アフリカ・ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>Jazz Funk Africa
2011-

☆ティト・ジャクソン来日ライヴ・スタート~カマサミ・コング氏がインタヴュー

【Tito Jackson Talks To Kamasami Kong】

インタヴュー。

マイケル・ジャクソンの兄、ティト・ジャクソンが昨年夏に続いて来日。7月14日(木)名古屋ブルーノートからライヴをスタートさせた。その後、15日(金)丸の内コットンクラブ、17日(日)から19日(火)まで東京ブルーノートでライヴを行う。

メットポッドのカマサミ・コングさんが、さっそく昨日(7月14日)の午後、名古屋にいるティトに電話インタヴューを行い、即日ウェッブにアップした。(約24分)

メットポッド・ティト・ジャクソン・インタヴュー(2011年7月14日付け)
http://metropolis.co.jp/podcast/files/2011/07/Tokyo-MetPod-TITO-JACKSON-Mini-Special.mp3

http://metropolis.co.jp/podcast/

この中で、さまざまな質問に答えている。一部をざっくりとした訳だがご紹介しよう。

マイケル・ジャクソンで一番の思い出。「彼自身のありのままのステージの上のこと。ステージでよく兄弟たちをからかった。だが、オーディエンスはまるで、それがショーの一部だと思うようにやっていた。それから、モータウン25もよく覚えている。素晴らしいパフォーマンスで、世界に衝撃を与えた」

ジャクソン5のリユニオン。「ジャクソンズはいつもそのことを考えている。(死後)今まで以上に、それを考えている。彼のことはずっと覚えていて、兄弟たちはいつでも彼に捧げるショーをやりたいと考えている。来年あたりにでもやってみたい。マイケルのパートは、兄弟たちで歌う」

「マイケルがもし生きていたら、今でも世界をツアーしてパフォーマンスをしていただろう。そして、兄弟たちとも一緒にライヴをやっていたに違いない。わからないが、そんな感じがする」

「今回レコーディングした『ウィ・メイド・イット』だが、僕はジャクソン兄弟の中でレコードを出す最後の一人となった」

ティトは今回、前回と違い新曲「ウィ・メイド・イット」をレコーディング、アマゾンなどで配信を開始した。もちろん、今回のステージで初披露となる。下記メットポッドで一部が聞ける。

■ティト・ジャクソン初ソロ作品「ウィ・メイド・イット」

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「他のアーティストが来日をキャンセルする中、来ることは、いろいろ調べたが、気にならなかった」

「マイケルの子供たちは元気にやっている。みな毎日学校に行って、普通にいい子にしていて、人生を送っている」

「『ネヴァーランド』は依然そのまま『ネヴァーランド』だ。ジャクソン・エステートが管理しているが、マイケルのものということに変わりない。マイケルの死後何度か訪れたが、ハッピーな気持ちと悲しい気持ちが混ざり合う。ネヴァーランドを僕の気持ちの中でどのように捉えていいか、まだわからない」

「僕が『ウィ・キャン・チェンジ・ザ・ワールド』(アルバム『ヴィクトリー』1984年7月リリースに収録)を書いた。世界は、まず自分たちが変えられると思わなければ、変えられない、といったことを思ったから、そういうポジティヴなメッセージを送ろうと思って書いた。これが、『ウィ・アー・ザ・ワールド』(1985年1月録音)に影響を与えたかどうかはわからない。あのころは、人々が世界に何をできるか考え始めたころなのだろう」

■「ウィ・キャン・チェンジ・ザ・ワールド」が収録されている『ヴィクトリー』~ジャクソンズ(1984年作品)

ヴィクトリー(紙ジャケット仕様)posted with amazlet at 11.07.14ジャクソンズ SMJ (2009-07-08)売り上げランキング: 119549Amazon.co.jp で詳細を見る

「マイケルがジャクソンズを辞めたとき、どのような気持ちだったか」という質問に対して、ティトはこう答えた。「マイケルはいつも言っていた。自分はジャクソンズを辞めた(quit)わけではなく、自身のソロ活動をしていただけ。そして、それがとても成功した。だから、いつでも彼は戻ってきて、僕たちはジャクソンズとしてやることは出来た。彼は亡くなっても、ジャクソン家の一員であり、ジャクソンズの一員だ」

「インディアナ州ゲイリーに住んでいたころ、父親が隠してたギターをひっぱりだし、弦を切ったことから、ばれてしまったが、ギターを弾いたら父を驚かせたんだ。9歳くらいから、ブルーズを聴いていた」

「好きなブルーズ・アーティストは、BBキング、アルバート・コリンズ、マディー・ワォーターズ、ジミー・リード、アルバート・キングをはじめとするキング兄弟、ロバート・ジョンソン、バディー・ガイ、ジミ・ヘンドリックスも」

今回のライヴショーについて。「たくさんのジャクソンズ曲をやる。『アイ・ウォント・ユー・バック~ABC~アイル・ビー・ゼア』などのメドレーもやる。『キャン・ユー・フィール・イット』、『シェイク・ユア・バディー』などなど。一言で言えば、ハイエナジーなショーだ」

ティト・ジャクソンのライヴについては、昨年のライヴ評をご参照ください。

ティト・ジャクソンは、ソウル・サーチャーも今回インタヴューして、その内容を日曜日の「ソウル・サーチン」のコーナーで紹介する予定です。詳細はのちほどお知らせします。

■ティト・ジャクソン前回ライヴ評

2010年07月18日(日)
ティト・ジャクソン・ライヴ~父のレガシーを受け継いで
http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-10593211243.html

■ティト・ジャクソン・ライヴ

2011年7月15日(金)午後7時、9時半。
コットンクラブ 03-3215-1555
http://www.cottonclubjapan.co.jp/jp/

2011年7月17(日)~19日(水)
17日、18日午後6時、8時45分、19日午後7時、9時半
東京ブルーノート 03-5485-0088
http://www.bluenote.co.jp/jp/schedule/

■メンバー

ティト・ジャクソン
Tito Jackson(vo,g) +
Alex Nester(vo)
La Niece Mckay(vo)
Nadine Ford(vo) +
Roman Johnson(key)
Michael Norfleet(key)
Angelo Earl(g) +
Morris Rentie Jr.(b) +
Raymond Calhoun(ds) +

+denotes who came last year

ENT>MUSIC>ARTIST>Jackson, Tito
MICHAEL JACKSON>Jackson, Tito

☆◆ケイリブの地下鉄での第三種接近遭遇

【Kaleb’s Close Encounters Of The Third Kind】

遭遇。

先日(5日)、ソウル・サーチャーズのケイリブと次回(8月28日、29日)の「ソウル・サーチン~マイケル・ジャクソン・トリビュート」の選曲などの打ち合わせをした。その話はまたするとして、そのとき、彼がこんな話をしてくれたので簡単に紹介しよう。

ケイリブはニューヨーク出身のキーボード奏者、ヴォーカリスト。日本に来てもう20年近くになるが、ニューヨーク時代にもニュー・エディション、レニー・クラヴィッツなどのライヴ・サポートをしていた。1987年の夏の夜、レニー・クラヴィッツのツアー・リハーサルをマンハッタンのスタジオで終えた後、いつものように彼は地下鉄でブルックリンの自宅に戻るところだった。

リハーサルが終わって夜10時すぎのこと。ケイリブはマンハッタンからいつもの地下鉄に乗り、ブルックリンの乗換駅ホイト・スカマーホーン駅で乗り換え自宅に向かう。この駅には地下鉄がAトレイン、Cトレイン、Gトレインと3路線はいっていて、ここには6車線用のプラットホームあるが、実際は4ホームしか使っておらず、残り2ホームが使われていない。

そのために、よく映画のロケーションなどで使われることで有名だ。この2レーンを使えば、電車も走らせることが出来、ホームの一般客の乗り降りもすべてエキストラで撮影でき、しかも、通常の電車を止めることなく撮影ができる。

マンハッタンの公道を借りることもできるが、その場合、一般車両は一時的に通行止めになり、迷惑がかかるわけだが、このホイト・スカマーホーンではその必要はない。

その駅は地下鉄のプラットフォームの階、さらにその次の階、そして、地上といわば3層になっている。使用されていない2レーンの上の部分はいわゆる「デッド・スペース」になっており、ふだん人は立ち入らない。乗り換えのためだけで、出口もないからだ。

その日、ケイリブがその横を通ると、数人の黒人やいろいろな人種の男たちが上の方を皆が見て、何かを待っている様子だった。一人だけ、警官がいてトランシーヴァーを持っていた。そこで彼らの列に割り込み、上に何があるのだろう、と見上げた。だが、何もなかった。しかし、彼らはずっと上の方を見続けていた。すぐ隣の男は派手な服に何かをじゃらじゃらつけたものを着ていたようだが、気にも止めず、それよりも上に一体何があるのかだけが気になった。

するとまもなく、爆音が鳴り出した。音は割れており、しかも地下鉄の駅ということでエコーが反響し、実にノイジー、まさに騒音だった。そして、まもなくトランシーヴァーを持った男が何かを残りの連中に言い、彼らは急に走り出し、上の方に向かった。一体何が起こったのか、ケイリブにはまったくわからなかった。しかし、彼らもいなくなってしまったので、ケイリブはいつもの通りいつもの地下鉄に乗り換え、自宅に帰った。

それから1-2ヶ月して、テレビで今日スペシャルなプロモーション・ビデオが初公開されるとさかんに宣伝していた。そして、そのビデオが流れ、しばらくすると地下鉄の駅がでてきた。その瞬間、ケイリブはあの日のことが蘇った。「おおっ、これを撮影していたんだ」 そのビデオは、マーチン・スコセジーが監督したマイケル・ジャクソンの「バッド」のショートフィルムだった。

ケイリブがあのとき上を見上げていた真横にいたのが、マイケル・ジャクソンその人だったのだ。「おおっ、シッット、あれはマイケルだったのか? あのノイジーな音楽は、バッドだったのか」 しかし、地下鉄で聴いたときは、まったく曲としては認識できないほど、爆音でエコーがかかりただの騒音だった。 

このホイト・スカマーホーンの地下鉄駅は、『ウォーリアーズ』、『カミング・トゥ・アメリカ』『クロコダイル・ダンディー』などの映画にも使われている。

「あの駅ではよくロケがおこなわれているからね。そこにどんな有名人がいても不思議ではない。でも、まさかマイケルとは思わなかったね」 

どこで、だれと出会うかわからないニューヨーク。ケイリブのマイケルとの第三種接近遭遇だった。

■マイケル・ジャクソン BAD

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00273D43S/soulsearchiho-22/ref=nosim/
ENT>Jackson, Michael
MICHAEL JACKSON>Short Film>Bad


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